まもの? …!あれ、なに…?? ( 彼の話しぶりからどうも緊急を要していることが分かると、やはり不安な気持ちになり彼にしがみつく手に力を込める。彼の話によると魔物と呼ばれるものが危険らしい。こわい、という感情だけが胸の中に湧き上がる。ふと、どこからか声が聞こえ、はっと顔を上げると視線の奥先から大きな狼型の魔物が現れて。)