名無しさん 2023-04-30 00:31:09 |
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( せっかく依頼が来たというのに、未だ臍を曲げているらしい相手の態度に少し眉をひそめれば、ゆっくりと相手の方へと近づく。
そして、「 真白 」と声をかけるのと同時に相手の前に立てば、彼が背にしているデスクに片手をついて、覗き込むように顔を近付ける。)
俺に腹を立てるのは良いが、仕事はしろ。
それとも、俺1人に任せてくれるのか?
( そうしたら金は全部貰うぞ、なんて冗談っぽく小さく笑えば、相手の珈琲をひったくって一口のみ、「甘」とだけ残せばそのまま相手の手へカップを返した。)
何やねん、気安く話しかけんな──…
(背後から近づいてくる気配を感じつつも意固地になっては頑なに振り向かず。此方から相手の方を向く事は無いと分かっているのだろう、抑揚のない声で名前を呼びながら真正面に回ってきた相手を仏頂面で睨みつけるも、突然デスクと相手に挟まれるよう距離を詰められれば思わず息を呑み固まり。だが、それも一瞬。笑みを浮かべ珈琲を勝手に飲んでは挑発する相手に煽り耐性のない自分は簡単に煽られると、ああ?と分かりやすく顔を顰め眉間に皺を深く刻み。だが、直ぐにハッと鼻で笑い飛ばせば口角を上げ、そのまま近くにある相手の顔を鋭く睨みつけて。)
お前に一人に任せて解決出来るんやったらええで?出来るもんならやってみろや。
──‥そうか、お前がそう言うなら仕方ない。
それなら、学生は学生らしく勉強に専念してろ。
( 鼻で笑い飛ばされれば、一間相手の顔をじっと見つめ、お手上げだと言うようにデスクに付いていた手を離し両手を上げ降参のポーズを取る。
いつもの事ながら、素直じゃない相棒をやる気にさせるのは難しく、まだまだ自分も術が少ないな、と思う。もっと煽った所で更なる逆鱗に触れても面倒だし、1人の仕事なんて正直いって寂しいしつまらんが、暫く放っておくのも手かもしれない。まぁ、意地でも付いてきてはくれないんだろうな、という諦めの気持ちが既に大半だが。)
明日から早速調査に出る。
暫く、日中は事務所にいないからな、鍵、持っとけよ。
( ちらりと時計に目をやると、本日はもう学校も終わっている時間、調べるならば明日の朝から張り込みした方が良いと判断したのか、とりあえず今日は調査の準備を進めるようで、デスクに仕舞ってあったノートパソコンを手に取ると先程まで座っていたソファーへと移動し起動させた。)
そんなん、言われんでも毎日しとるわ。
(時間で表せば数十秒の睨み合いが続いた中。今回先に根を上げたのは相手の方で、分かった降参だと言わんばかりに両手を挙げ離れていく相手の背中を見つめる。この相手の言葉を直訳すると、これ以上駄々を捏ねるなら勝手にすればいいと言う意味だろう。正直、自分でも子供ぽい意地の貼り方をした自覚はあるが、今更此方から歩み寄ることも出来ない可哀想な性格故にこうなった以上とことん意地張るしか選択肢は無く。そっちがその気ならこっちにだって考えがあると、残りの温くなった珈琲を一気に飲み干すと椅子から腰を上げそのまま相手の近くに置いてあった鞄を手に取れば、相手の横を通り過ぎ事務所を後にしようとし。)
帰る。精々解決出来るようにそのお粗末な脳みそ全部使うて気張るんやな。
なぁ、真白。
お前、俺の事本気で嫌いか?
( 売り言葉に買い言葉とはまさにこの事で、日常茶飯事といえばそうなのだが、カバンを手に取り事務所から出ていこうとする相手の腕を咄嗟に掴んで、その腕を見つめながらぼそりと呟いた。
口では嫌いだの言いつつも、なんだかんだ相手も自分のことを嫌ってはいないと思っているし、こんな事聞いたところで素直な返事が帰ってくる訳でもないはずだが、思わず口をついて言ってしまった。
内心は、本気で相手を怒らせて戻ってこないことを危惧しているのだ。)
ッ…おい、邪魔すんなや──
(じゃあな、ボンクラと。また、可愛げもなく中指一つ立て別れの言葉を残し事務所を後にする筈だった。だが、引き止めるように自分の腕を掴む相手の手に掴まれた阻まれれば、おい一体何のつもりだと振り返り際文句を言おうと口を開くも、相手の口から紡がれた予想外の言葉に言葉が詰まり最後まで言葉にすることが出来ず、ピタッと動きを止めては目を丸くし固まり。何故相手が突然、こんな事を言い出したのかは大方予想がつく。だが、分かっていたとしてもそれを否定することは自分には出来ない。そして、暫しの沈黙後。ポツリ呟くようにして相手の問いに静かに答えると、此方を見ようとしない相手とは真逆な真っ直ぐ相手を見つめ。)
……俺は、誰も好きやない。お前はビジネスパートナーや。それ以下でも無ければそれ以上であらへん。
…そうか。
( 沈黙の後、相手の紡ぐ言葉にちらりと視線を上げると、此方を見つめるその瞳とかち合った。好きでは無い、と言うが、決定的な言葉を言わないあたり、素直では無いがなんだかんだ可愛いやつだと思う。
一言相手の言葉に返せば、今はそれだけ聞けただけでも十分だ、と言わんばかりに小さく笑って、掴んでいた相手の腕を離した。)
ビジネス“パートナー”だと思ってもらえてるなら、俺は嬉しい。
…阿保が。
(自分の言葉に反応するように相手が顔を上げれば目が合う。どう解釈したのか、何だかとても不名誉な捉え方をされた気がするがきっとそれは自分の勘違いでは無くて。それを裏付けるように小さく笑みを溢した相手の表情は何処か柔らかく。冷たく突き放したつもりが嬉しいと口にする相手の含みのある言葉に思わず眉を寄せれば、帰ると背を向けて。)
帰る。お前も早よ帰ってクソして寝ろや。
( 今度こそ帰ると背を向けた相棒に「じゃあな」と一言返せば、事務所を出ていく背中をじっと見つめていた。
そして、事務所の扉が閉まってしまえば、再度手元のノートパソコンに視線を落とし、依頼者に書いてもらった紙やらと交互に覗き、慣れた手つきでキーボードを打つ。
その表情はすっかり仕事モードに入ってしまい、常日頃から愛想のない顔が尚のこと無表情になる。
“津田真斗”が通っているという学校のホームページを早々に見つけ、その視線が忙しなく動く。
先程相棒にも伝えた通り、今日中に準備を済ませ明日からは本格的に調査を始めるつもりのようだ。)
(/ この後の恋の行動について何か流れなどございますか??
たとえば、どこでこんな調査をして、ここで怪我をして欲しい、などなど!
ご指定あればそれに合ったロルをお作り致します!)
(/こんばんは!色々依頼をこなす内に距離が縮まっていけばなとは思っていますが、基本お好きなようにやって貰えればと…!
一先ず黒瀬くんが明日から調査という流れを作ってくれたので、日付け進ませてやってこうかなと思っていたのですがどうでしょう?)
(/ 了解しました。日付進めちゃって大丈夫ですよ!
途中で相談をぶっ込んでしまいまして申し訳ありません。
そして、明日から連休明けまでたまにしか更新出来なくなるかと思われますがすみません!のんびりお待ちいただければ幸いです。)
(相手と別れ帰宅した後、何を考えているのか依頼主の弟が通っている学校を調べては学校へ直接電話を掛け。そして依頼が入った翌日。昨日協力しないと相手き言ったにもかからず、登校してくる生徒が校舎の中に入っていく中、校門前で一人腕を組み立っていて。)
(/了解致しました!私も仕事などでバタバタしてまちまちになるかと思いますので、お気になさらず…!のんびりやりましょう!それでは、また背後は失礼しますね。何かありましたらお声掛けください)
……何やってんだ、お前。
( スーツに身を包み、通学路を歩く学生と数人のサラリーマンに混じって歩いていれば、対象の通う高校へと近づき顔を上げる。
どさくさに紛れて対象の後をつけ様子を観察していたのだが、見覚えのある人物の姿に思わず視線が動いた。
対象が校舎に入っていくのを確認しつつ、周囲へは偶然を装い相棒へ小さく声をかける。
確か調査には協力しないと言っていたはずだが、と首を傾げ、相変わらず無愛想な表情で返事を待つ。)
( / お待たせ致しました!
お返事遅くなりすみません;;)
遅い。俺を待たせるなや、ボンクラ。
(眉間に皺を寄せ、目の前を次々と通り過ぎて行く生徒達を睨んでると勘違いされても可笑しくない顰めっ面で眺めていると尾行していたのであろう、通勤中のサラリーマンや生徒達と一緒に歩いて来た相手に声を掛けられれば遅いと理不尽に相手を罵っては不機嫌そうに今度こそ睨みつけるも相手の服に目を向ければ満足気に一つ頷き。そして踵を翻し相手に背を向けると、そのまま校舎に向かって歩き出し。)
スーツか、丁度ええな。…時間ないさかい、サッサと行くで。
(/お久しぶりです…!GWは私も忙しかった為お気になさらず、此方も返信しますね。)
…は、そもそも打ち合わせしてな──‥
( 不機嫌そうに此方を睨む相手に言葉を返そうと口を開くが、言い終わる前に相手はさっさと背を向けて歩き出してしまう。
服装を見てなにやら満足していたのをみると、彼の中で何やら作戦があるようで、何だかんだ依頼をこなす気はあるらしい。
此方を気にせず校舎へと足を進める背を眺めれば、1つため息を着く。しかし、彼の仕事ぶりに関しては信頼を置いているため、結局はその背に黙ったままついて行くのだった。)
教員:黒瀬さんと真白さんですね、お待ちしてました。どうぞ、此方へ。
(相手にろくに説明もしないまま行くぞと一言だけ声を掛け、そのまま生徒達の学舎である校舎に向かって迷い無く足を進めていくと、昇降口前にスーツに身を包んだ男性の姿が一つ。そして男性が此方に気付けば軽く会釈した後、校舎の中へ促してからそのまま自分達に背を向け歩き出せば、靴を脱ぎその男に着いて行こうとし。)
ありがとうございます。
( やっとのこと相手の背に追いつけば、昇降口にいる職員と目が合う。相手の会釈に此方も軽く頭を下げると、案内してくれる職員へお礼を一言だけ述べ、促されるがまま校舎の中へ。
自分たちの訪問について事前に連絡でもしていたらしいが、先程偶然自分が通りかからなかったらどうするつもりだったのかと甚だ疑問が残る。
まぁ、その時はその時で頭のキレる相棒のことだしどうにかなっただろうが、未だに読めない相棒を横目でちらりと見やった。)
教員:言われた通りお二人の入学と入職の準備はしておきました。制服は此方に。
(相手からの訝しげな瞳を背中に感じながらも気付かない振りをし歩くこと数分、他の教員が集まる職員室前に辿り着くと教員である男の後に続き自分も中へと入り。そして言われた物とこの学校である制服がだされれば、おききにと制服を受け取っては制服を眺め。)
お前はスーツやから着替え要らへんな。
……、黒瀬恋です。宜しくお願いします。
( 案内をしてくれた教員の言葉に、内心そういう事かと想いつつも表情には一切出ず。他の職員からの拍手が職員室内に響渡れば、自分は詳細は知らないわけで、とりあえず口にするのは最小限に自己紹介と挨拶のみに留めておいた。)
全く、仕事する気になったなら事前に連絡しろよ。
こればかりは偶然に感謝だな。
( 制服を受け取る相手の声を聞けば、此方も上記を返した。
まぁとにかく、スーツできたのは役には立ったようでよかったと言うべきか。)
協力するとは言ってへん。
(挨拶する相手とは違い形だけでも愛想を振り撒くことは無く、ツンとした態度で受け取った制服を相手の横で眺めながらこれまた可愛げ無く素直じゃない言葉を相手に返し。「ホンマはお前に制服着させて冷やかしたろう思ってたんやけど、まあしゃーないわ。」と少し不満げを溢しながらも着替えてくると相手に背を向けては、そのまま相手を残し先に教室を後にして。)
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