Diary　（　〆　）　

（　ソファーに腰掛けながら、特に集中するでもなくぼーっとテレビを眺め。先程から彼が買ってきてくれた甘味のことを考えており、近くにいる彼に持ってくるようお願いして。対して自身はスマートフォンを片手に、座ったまま動くつもりはないようで　）愁、さっきのケーキ食いたいんだけど。


（ ／ せっかくなので先程の話題を取り入れてみました。今回は短めになりましたが、長くなると終止や心情も含みます。）

（ 畳んだ洗濯物をしまい終えて部屋に戻るとソファーに腰掛けテレビを見ている相手の姿が目に入り。今日は甘えたい気分なのか甘やかしたい気分なのかどちらでもないのかと相手から声が掛かり。相手のお願いに意識を戻すといつも通りのほわほわした笑みを浮かべて ）ケーキね。分かった、待っててねー。

（／初回ありがとうございます。こちらも長くなると入るかもしれませんが基本はこれくらいの長さでサクサクやり取り出来たらと。機種の問題なのか（）内に空白が入れられませんのでそこはご了承下さい。）

ん、頼む。（ 　わざわざ視線を向けなくとも緩く柔らかな笑みが見えるようで、和やかな気持ちになり。釣られて急かすでもなくやや優しげな口調で答え。依然として手伝う気はないのだが、文句を言わず素直に待つだけでも珍しい。スマートフォンを置くと戻ってくる彼に目を向けて　 ）お前は何にした？


（ ／ 文字数、空白の件共に把握致しました。また何かありましたらお声掛けください。では、背後は一度失礼致します。）

お待たせー、鷹明くんもコーヒーで良かった？（お盆に二人分のケーキとコーヒーを乗せて戻ってくると片方を相手の前にもう片方を自分の前において。確認をする前にコーヒーを持ってきたがこれで良かったのだろうかと相手の反応窺い。勿論、嫌ならすぐに取り替えるつもりで準備はしてあり）俺は定番にショートケーキ、一口食べる？

（／ご理解ありがとうございます。こちらも何かあればそと都度言って下さい。こちらも背後は下がります。）

ああ。さすが、わかってんな。（　言わずとも欲しているものを持ってくる辺り、理解があると満足そうに頷き。コーヒーを一口飲むと、丁度いい味と温度に表情緩ませ。言葉に甘えようと返事をしては、自分の方も彼にあげようと皿を彼の方へと寄せて　）ショートケーキもいいな、食べる。モンブランも一口食ったらどうだ？

旦那様の好みだからねぇ。それは知ってないと。（相手の満足そうな笑顔にこちらも嬉しくなり。コーヒーを一口飲んだところで相手から一口ずつ交換することを快く受けるもこちらに寄せられた皿に思わず小さく笑み溢し。ショートケーキを一口大に切ったかと思えばそれをフォークに差しそのまま相手に差し出し所謂あーんの状態になり）はい、どうぞ？

いや、別に自分で……（　皿から取ってくれればいいと彼の方に寄せたつもりだったが、目の前へと差し出されたフォークに躊躇うような素振りみせ。どうしようかと考えるも好意を無下にするのも、と素直に受け入れ、彼の持つフォークから食べ。少しの照れをかき消すように、一口分のモンブラン掬い取ったフォークを彼の前に差し出して　）自分でやったんだからお前も食え。

いいから、はい。美味しいよ？（相手の反応ににこにこと笑顔を浮かべながら相手がケーキを食べるのを待ち。恥ずかしいのかプライドが許さないのかそれともその両方なのか、なかなか食べない相手に焦れったさを感じるも漸く食べてくれた相手に嬉しそうに微笑み。誰にも見せないであろう表情を自分には見せてくれることに僅かな優越感を感じ。相手から差し出されたモンブランには照れも躊躇もなく口にして）ん、モンブランも美味しいね。

なんでそう余裕なんだよ、なんかムカつく。（　己の性格のせいか、抵抗があった行為を難なくやってのける彼にじとりとした視線向け。しかし甘味の美味しさの前では少しの苛立ちなど溶けていくもので、モンブランを食べ進めるうち無言になり。コーヒーとの相性も抜群で、あっという間に完食し　）美味かった。

んー？別にそんなことないけど…。（相手にはそんなに風に見えていることが意外で。相手の視線にも気付いてないフリをして。相手の性格上、すんなり食べてはくれないだろうがなんだかんだ甘い相手は自分の要求を断ることはなく。手が無言で食べているということは気に入ってくれたのだと解釈して）鷹明くん、コーヒーのおかわりは？

いる。お前のコーヒーも美味いからな。（　ケーキは食べ終えた後だが、それとは別にコーヒーだけで楽しむのも悪くない。あえて断る必要もないだろうと素直にひとつ頷き、おかわりをお願いし。やらせてばかりでは悪いと少しの良心が働くと、徐に立ち上がり　）皿くらい片付ける。


（ ／ 背後より失礼致します。ロルの中に用いられる「相手」というフレーズが少し多いように感じます。20～30字毎にあると繰り返しでくどくなってしまうので、少しだけ控えて頂けると有り難いです。）

じゃあちょっと待っててねー。淹れてくる。（二人分のコーヒーカップを持ってきた時と同様お盆に乗せてキッチンに移動して。きっと今まで高い茶葉や豆を使った飲み物を飲んできただろうに自分のコーヒーを美味しそうに飲んでくれることについつい頬が緩み。幸い普段から笑顔でいるように努めているために不振には思われてなさそうで安堵し）え、俺がやるのに…。

（／畏まりました。不快なお気持ちにさせて申し訳ございません…！今後、気を付けますがまた何かありましたら遠慮なくご指摘頂けると助かります。）

多少はな。（　カップを持って移動する彼の後ろを、皿とフォークを持って着いていき。さすがに落として割ることもなく、無事に流し台へと置いて。普段やらないからこそ見てみたい気になり、片付けてからもその場に留まり。コーヒーを淹れる彼の後ろから顔を覗かせ　）見てていいか？



（ ／ いえ、此方こそです。受け入れてくださり、ありがとうございます。此方に対しても、また何かありましたら仰ってくださいませ。）

ふふ、ありがとう。鷹明くんは優しいねぇ。（不器用な態度ながらも手伝ってくれる気持ちがあることに嬉しさを感じ。カップを軽く濯ぐとコーヒーを入れる準備を始め。相手が皿とフォークを置いてからも立ち去らないことに不思議そうに首を傾げるも次いで告げられた問いに意外そうな表情浮かべ）え？いいけど…見てても面白いものじゃないよ？

大したことしてないだろ。（　己は優しいと称するには値しない。寧ろそう言ってくれる彼の方が優しいのではないかと、ゆるりと首を振って否定し。彼の驚いたような表情にらしくないことをしたと気恥ずかしくなり、誤魔化すように軽く咳払いをひとつ　）なんとなくだ、なんとなく。

小さなことでも優しいのは優しいんだよー。（否定するのが実に相手らしいと言えばらしく。気持ちを持ってしてくれたことに大小は関係なく。実際に不器用ながらも優しいところは今まで何度も見たことがあり。即席のドリップコーヒーのパックをカップにセットして保温ポットに入っていたお湯を注ぎ）これだけ…なんだけど。

……そうか。（　わざわざ再度否定するのもよくないし無意味であり、ただ頷くだけで話題を終わらせ。確かに作業としては簡単なものだが、それでも他の人が淹れるものより美味しく感じられるのだから不思議であり。リビングに持っていく気はないらしく、ぶっきらぼうに言い放って一足先に戻り　）これで美味しくできるんだから充分凄いだろ。あとは愛情も入れとけ。

うん、そうだよ。俺は幸せ者だよねぇ。（小さく笑いながら雰囲気もほわほわさせ。単純な上に時間も掛からない作業ではあるがつまらなくはなかったかと然り気無く相手を窺い。気を悪くしたり不機嫌な様子はなさそうなことにこっそりと息を吐き胸を撫で下ろし。自分が運ぶのももう慣れ。２人分のコーヒーカップを再度お盆に乗せて運び）愛情はいつも入れてるつもりだけどなぁ。はい、どうぞ。

そんくらいで幸せ感じんのかよ。（　呆れたように溜め息漏らすも、実際は満更でもなく。ふわふわと柔らかな空気を醸し出す彼に癒されつつ、ソファーに座ってのんびりとコーヒーを楽しみ。ふと良い案を思い付くと、彼の方に身体ごと向けて尋ね　）週末、どっか行かね？

鷹明くんと暮らせてるのが既に幸せだけど。（呆れたような態度だが過ごしてる内にそれが心の底からではないことはわかってきて。その事がわかっているからこそどうしても雰囲気が緩むのを抑えきれず。相手に不意に問い掛けられると嬉しそうに表情をぱっと明るくさせ。思わず前のめりになり瞳を輝かせ）行く、行きたい。どこ行こうか？