匿名さん 2023-04-21 18:03:41 |
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鈴木先輩ってば困りますよね
いつもああなんです、人のことをからかって楽しんでる人ですから
(自分の挙動を怪しまれないように口数もかなり増えて。前のショッピングモールでの帰り道と同じように「今日もよろしくお願いします」と頭を下げて助手席へと乗り込んで。園子には多少怒りもあるけど、このような場面に持ち込んでくれた事には感謝していて、あとで何かジュースでも買おうなんて考えながら)
はは、楽しい先輩ですね。
今日行く旅館、鈴木財閥の所有する高級旅館だとか。
赤羽さんは、温泉旅行、行ったことありますか?
( 彼女の零す愚痴にはくすくすと笑い、彼女が座ったのを確認すればドアを閉めて自分も運転席へ。ナビに目的地をセットし、他二台に続き車を走らせ。それにしても鈴木財閥というのはなんでも所有している。と改めてその凄さに驚きを隠せない。ふと気になったことを聞いてみて。 )
いつも強引ですけどね
鈴木財閥って本当になんでもありますよね
温泉旅行は家族とたまに行きます
(園子に対して愚痴なんて言ってるものの、こんな自分に良くしてくれる良い先輩だと尊敬はしていて。いつも園子のおかげでいろんな所へと出向けるのは本当にありがたくて。
前は隣に座るだけで緊張しているだけだったけど、今日こそはいっぱい安室さんと話そう、なんて気を張るが綺麗な横顔で運転する彼を見てパッと顔を逸らしてしまって)
安室さんは、温泉旅行…行ったことあるんですか?
その、女の人と一緒に、とか
そうですか。いいですね。
( 家族旅行と聞けば、きっと仲の良い家庭なのだろうと想像ができ思わず微笑んで。しかしながら、次の質問には少し間を空けた後苦笑混じりに答える。無論自分もいい年だし、学生時代なんかに恋人という存在もいたことはある。それこそ長続きはしなかったが。組織ではベルモットと行動を共にすることも多いし、必要な情報を聞き出すために女性に好意を寄せた振りをして近付くこともあるため、完全に女性関係がないかと言われると答えはNOなのだが、恋人という関係の女性と旅行に出かけたことはないと答えて。)
…旅行は好きですが、そうですね、女性と一緒には行ったことはないです。というか、そういった相手もいないので。
でもやっぱり、友達とか…こ、恋人と行く方が楽しいですけどね
(友達とも何回か旅行に入ったことはある。恋人、という時だけ口ごもってしまって。そんなこと言っているけど、付き合ったことのある人なんて居なくて、自分から初めて恋している状況に戸惑っているのに。安室の心情なんて知らず、安室の返答に分かりやすいくらいに喜んでしまって。)
そうなんですか…!
安室さんカッコイイから、そういった経験いっぱいあるのかと思いました
はは、ほめすぎですよ。
赤羽さんこそ、学校ではモテるでしょう?
恋人はいないんですか?
( かっこいいだなんて言われれば、思わず小さく笑って。そんな相手こそ、制服姿のときも凛とした美しさがあり、私服のときなんてそれはそれはモデルかと思うくらい華がある。周囲の男達は放っておかないだろうと。)
本心です、それとも子供の言うことは信じられませんか?
(明らかにお世辞にしか取られてないと感じて。2人きりだという空間が自分を積極的にさせるのか、前とは大違いに迫る様子を見せて。
はぐらかされるようにモテるでしょうと言われて、何回か瞬きをして安室を見つめる。確かにモテるのは否定しないが大体が同年代か年下で、自分は年上の方が好みなため断ってきた。)
恋人はいませんが、好きな人はいます
最近できたんです
…赤羽さんを子供だと思ったことはないですよ。
( 自分もこの空気を読めない程鈍感ではない。以前より感じてはいたが、おそらく彼女が自分に特別な感情を抱いていると思う。自分の立場と彼女が高校生だということを踏まえると、ここで自分は何も気付かない振りをし続けていくしかないのだと言い聞かせ、後半の話に相槌を打ちつつ話題をそれとなく変え。)
そうなんですね。
…、そういえばずっと言おうと思ってたんですけど、「赤羽さん」って言いづらく感じて、もしよければ「すずさん」と呼んでもいいですか?
…そうですか、変な事聞いてすみません
(少ししゅんとした様子で謝って。
気づかない振りをしているなんて事には全く気づかないくらいには盲目に恋をしていて。きっと今は私が学生だから相手にしてくれないのだと思っていて、もっと大人にならないといけないのかなと思っては、心が痛くなってしまって。)
…!勿論です、ぜひ呼んでください。
そらなら私も透さんって呼んでいいですか?
いいえ、謝らないでください。気にしていませんから。
( なぜかしゅんとして謝る彼女。むしろ謝らなければならないのは自分の方なのに。そんな彼女の姿を見ると申し訳なく思う。名前の話題ではまさか自分の名前も呼ばれることになるとは思っておらず、断る理由もないので笑ってそう言い。本名でないのもそうだが、透と呼ばれることには慣れておらず。)
もちろんです。
…中々名前で呼ばれることがないので新鮮ですね。
うふふ、透さん
(安室の下の名前である透と呼ぶ度に心が高鳴るのを覚えて、何回も呼んでしまいそうになる。
中々呼ばれることがなく新鮮と言われて、あまり呼ばれたことがないんだと思う反面、嬉しく思って。
するといきなり電話が鳴って、慌ててスマホを手にして)
あっ、すみません。鈴木先輩から電話…出てもいいですか?
(断りを入れて電話を耳に当てると、園子からの上機嫌な声がする。「はぁい調子どう?2人っきりのランデブー」なんて言われて深く咳き込んで)
おや、園子さんからですか。
( 電話に出た彼女の耳元からは馴染みのある声が僅かに聞こえてくる。しかしながら内容までは分からず、自分は運転に集中して。)
……………今、忙しいので切りますよ
(その声に目をじと、とさせて切ろうとすると「ああ待って待って、アンタに教えたいことがあって電話したの」と言われて、ろくでもないなんだろうなと思いながらも「なんですか?」と促すと「今から行く旅館の近くに神社があるのよ、そこって恋愛成就で有名なの、安室さんと二人で行っちゃえば?それじゃ!」と言いたいことだけ言って切る園子にため息をついて。でもその神社のことを聞いて忘れられることなんてなく、また運転する安室の姿を盗み見て)
…あと少しで着くよって話でした
そうですか。確かに目的地に近付いているようですね。
( 通話を終えた彼女から内容を聞くと、おそらくそれ以外にも何か言われていたのだろう、なんて思いながらもそれを聞くのは無粋だと頷き。ナビを見ると確かにもうすぐで目的地に着く案内がでている。)
運転ありがとうございます、疲れてないですか?何か買いますよ
(長い時間運転しており疲れているだろうと考えて、お礼がしたくなりそんなことを言ってみる。
安室の為だったらなんでもしたいという気持ちになり、言われたもの全部買うと言いたげな顔して。)
ありがとうございます。
でも、もう着きますし。また、帰りのときにでもお願いしますね。
( こちらに気をつかってくれている彼女に微笑むと、もうすぐ目的地ということもあり特に飲み物などは必要ないと判断すれば、また帰りのときにでもと伝えて。そうしているうちにあっという間に旅館につき。)
分かりました、なんでも言ってください
(気を使うつもりが、むしろあちらに気を使わせてしまったのでは、なんて考えてしまうが、安室の優しい顔を見ているとそんなのどっかに吹っ飛んでしまって。
到着した旅館に子供っぽくはしゃいでしまう)
凄い…広いですね!
なんか庭までありますよ、ほら!
ほんとだ。
さすが鈴木財閥の所有する旅館ですね。
( 彼女がはしゃぐのも分かるくらい広い庭園を見渡すと、旅館と言えど自分が想像しているものよりも遥かに立派で驚き。はしゃぐ彼女の姿には可愛いな、なんて思いつつ。)
まだ夕食まで時間もありますし、とりあえず一旦部屋にいきましょうか。
(/この後ですけど、例えば夕食のときに間違えてすずちゃんがお酒を飲んでしまうとか、部屋が一緒になってしまうとか何かハプニングがあったら面白いかと思うのですけどいかがでしょう??)
あとで歩いてみたいわ…
写真くらいは撮ってもいいですよね…?
(庭園に見とれてしまったように、窓の外から目を離さずに独り言のように呟いて。
持っているスマホの容量を確認しながらもそんなことを聞いて。
一旦部屋まで行きましょうかという安室の声に、そちらの方へ振り向いて)
あっ、そうですね
夕食もきっと凄いのかしら…
(/お酒飲んでしまうシチュエーションいいですね!
その流れでお願いします!)
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