佇む人 2023-04-21 16:34:38 |
通報 |
〔Set〕
窓からは、 鮮やかな朝焼けが見える。
その景色は何時までも変わらない‥。
──
白を基調とした、3LDKの間取りの部屋。
玄関、ごく一般的なアパートやマンションで見られる引戸の下駄箱が設置された玄関口。土ぼこりひとつ見当たらず、真白い石畳はひんやりと冷たい。
土間の片隅、木製の下駄箱の裏に隠れるように押し込められた男物の皮靴は長年放置されていたのか色褪せている、また、履かれた痕跡もない。
下駄箱の上には、ガーデニアを差した花瓶が飾られている。
room1、玄関を上がってすぐ、右手にある5、5帖ほどの洋室。金属製のドアノブ式の白い扉は薄っぺらく、部屋に向かって開くようだ。中はまるで誰かのプライベートルームを化したのか、物は少ないが、白い長方形のラジカセや、草花の標本、ハーブサシェの入った箱などがバランス良く配置されている。
一角は本棚があり、天井から床までの高さの本棚が本で埋め尽くされている。まだ糊の匂いが染み付いた本は、誰かの指が触れるのを待ち望みながら、ローテーブルに重なっている。
room2、廊下を挟んでroom1の向かい側にあるこちらも5、5帖ほどの洋室。白いフレームのセミダブルベッド、無垢材のキャビネット、丸椅子に簡単な作業ができるようなデスクテーブル。どうやら寝室らしい。
ベッドとは対称位置にあるクローゼット内は空っぽで、淡い色彩のハンガーが空間を持て余したかのようにぶら下がっている。
トイレ、room2に隣接してある。スイッチを入れれば蛍光灯の濃いオレンジ…ではなく、色が落ちたような象牙色の明かりがあなたを照らすことだろう。ごくごく普通の洋式便器、トイレットペーパーは丁寧に三角折りされている。
シャワールーム、廊下を進んでトイレの向かい側、room1に隣接した位置にある。浴室はシャワーと和式の浴槽があり、入浴に必要なものは一通りそろっている。乾いたタイルには、工事の失敗のあとだろうか?まちまちと小さな傷が。
脱衣場の棚に積まれたタオルは白色ばかりで清潔感が溢れ、洗濯機や洗面台、黴も埃もなく新品同様に見受けられる。
room3、ドアは施錠され、固く閉ざされている。開ける為には鍵が必要みたいだ。
ダイニング・キッチン付きのリビング、部屋の中央を起点とし、床のあちこちには直径30cm程の薄らとした染みがぽつぽつと残り、繊細な模様を作っている。それは、まるで黒いガーデニアの花を敷き詰めた花園のよう。
ダイニングテーブルに椅子が1つ、ここにもやはり見事に咲いたガーデニアがテーブルの上を華やかに演出する。2人掛けのソファベッド、三角のクッション、白のカラーボックス、ハイタイプのテレビボード、そこに収められた何も映さない液晶画面。なぜか時計は見当たらない。
室内プランターがあり、丁寧に育て上げられたのであろう、いくつものガーデニアが瑞々しく花開いている。
キッチンはまるでモデルルームのものをそのまま持って来たかのようだ。調理器具、食器類などはきちんと収納されており、申し訳程度に棚に積まれている保存食は消費期限をとうに過ぎ、ガスコンロのみならず炊飯器、レンジ、トースター、果てには冷蔵庫すら稼働はしているが使用した形跡はない。
カウンターに出されたままのコーヒーメーカーも、セットはされてるが未使用だ。しかし、もしかしたら珈琲の香りが、あなたは甘い方を好むと言うのならば漂うのはココアの甘い香りが漂うかもしれない…予感がする。
バルコニー、窓は解錠されているにも関わらず開かない。どれだけ目を凝らそうが町はおろか、地面すら見えず、ただ白んだ空が広がっていて。空に雲はなく、幸せばかりが塗りたくられたあまりに明るい朝の光が、あなたの目の奥を射すだろう。
https://ameblo.jp/whiteout0456/entry-12800160213.html
そのようなアパートの一室に、人影が1つ。
──
〔主Profile〕
朝焼けに溶けそうな程、蒼白な男が佇んでいる。
男は背が高く、体格が良い。すんなりした長い手脚を寝巻きのような、薄手のブラウスと長ズボンの袖口から覗かす。伸びやかで、逞しい体つきとは反対に、蝋細工を思わせる肌の色はお世辞にも健康的とは言い難い。
奥二重の目元は、緩やかなカーブを描いて目尻がつり上がっており、透き通るようなすっきりとした印象を与える。鼻筋の通った、彫りの深い顔はどことなく西洋の造形だ。しかし黒と茶の混じる髪色と、瞳は東洋人のそれらしい。
くせ毛の黒髪は生来のもので、耳に掛かるほどの前下がりのセンターパートが、横から見た時など時々目を覆い隠している。襟足は肩までと長く、そのような髪型と言うより、何年も放置していたが為に、すっかり伸びてしまったといった具合だ。少し、江×洋介に雰囲気が似ているかもしれない。
name:yaku
age:nodata( 外見年齢30歳前後 ? )
visual:黒髪middlepart・襟足長め / 鎖骨に黒子 / 白の長袖 / 白のズボン / 180cm以上
character:甘だが無機質 / ぼんやり / スキンシップ好き
──
朝焼けとは縁遠そうで、胡乱な男が佇んでいる。
重たげにまつ毛が生え揃った垂れ目は柔らかい印象だが、落窪んだ目とその下に深く刻まれた隈が、残念ながら相殺してしまっている。顔はマスクに隠され、全てを知る事は叶わないだろう。少し声がかすれていて低く、それは時おり、獣の唸りのようだ。五線譜の底の底をゆく声質はデヴィッド・シル×アンや、ブ×イアン・フェリーなどを彷彿とさせる。
蜂蜜を垂らし、溶いたようなブロンドの髪は眉やまつ毛の黒色と異なるため自前ではなく、染めているのだと分かる。そして、その内側が鮮烈なピンクに輝く、男はインナーカラーを入れているらしい。
喉元に入った青色の毒々しいタトゥーのデザインは………、この距離では見えない。もっと近くに寄る必要がありそうだ。
name:kazasi
age:nodata( 外見年齢20歳 ~ 30歳 ? )
visual:金髪medium・インナー有 / 灰色の柄シャツ / 多箇所にボディピアス・喉仏に入墨 / 170cm代
character:鉄面皮 / 粗雑 / スキンシップ気紛れ
ある一定の条件下でのみ現れる。
──
・当トピックは再建です。
・導入〔初回ロール〕は、自由に描写していただいて構いません。
仕事が終わりようやく帰宅するところなのか、あるいは店で暇を潰そうとしたか、はたまた何処とも知れず迷い込んだか、ともかく〔あなたは扉を開けた〕。扉の向こうには、何時までも朝焼けが続いて変わらないこのサンルームがあった。…と、入室のロールを頂ければ大丈夫です。形式も不問です。
・上記に記載されていない設備・家具などはあなたの望むまま自由に変化いたします、ご自由に思い描きください。
・当トピックは背後会話全般、また相談も基本的になしでお願い致します。
・C作成に関しましても、時代が現代ではない、当トピックの世界観にあまりにもそぐわない(魔法使いなどファンタジー過ぎるもの)、全く意思疎通が出来ない、でなければ自由に作って頂いて構いません。また女々しい、攻撃的、根暗、などの性格のC様も歓迎でごさいます。珍しい職種も現実的であれば問題ありません。
・ここまで一読していただけた証として、必ず1回目の入室時は〔下げ〕で投稿をして下さいませ。
それでは私得なトピックではございますが、素敵なC様の訪れをお待ちしております。この温かさと静けさに満ちた、不思議なサンルームで暫しの休憩をしませんか?
なぜならここは少しばかりの幸せを、あなたへと捧ぐ場。
あなたの人生が多くの幸で溢れるよう、笑顔でいられるようにと作られた場。
そう。あなたが、幸せに。
幸せに。
トピック検索 |