DV男と付き合いました

(あんまり待たせては怒らせてしまうため、簡単にできるオムライスを作ると相手に声を掛けて)遅くなってごめん、できたよ。

おー！ありがとな。美味そうだ(さっきまでは不機嫌だったのに、出来上がると嬉しそうにして、早速ひと口食べ)
ん、美味い。

(隣に座ると、相手の反応を見て喜び)良かった…！あのさ、僕お昼から仕事なんだけど…。

あー、そうなんだ。じゃあ、これ食い終わって片付けたら帰ればいいじゃん。伶も食うか？(スプーンで一口だいに持ったオムライスを貴方の口許に近付けて)

うん、そうするよ。(今はお腹が空いてなくて、思わず断ってしまい)あんまり、お腹空いてないんだ…。

そっか(なら仕方ないかと自分で食べ食べ終わると伶の頭に手を乗せ)
さっきは?引っ張って悪かったな。まだ痛むか？(打って変わって優しい口調で話し)

(怒られると思っていたので、頭を撫でられると照れて下を向き)全然、大丈夫だよ！もう、痛くない、よ。(優しい口調に安心して少し相手に寄り添い)

なら、良かったぜ(食べ終わると伶を抱き締め)
俺、お前に嫌われたら生きていけない。だから、ずっと俺の側に居てくれ(弱々しく言えば少しだけ抱きしめる手が震えていて)

離れたりしないよ、大丈夫。(相手の弱々しい声と震える手に抱き締める手を強めて)

ありがとう、伶(ゆっくりと離れると、ふと時計をみて)
昼からバイトって言ってたよな？片付けはいいから早く帰った方がいいんじゃねーか？
あ、それと、俺今日は仕事休みなんだよ。だから終わったらまた来いよな

うん！そろそろ行くね！片付け、ごめんね。(離れられると名残惜しさに寂しそうな顔をして)終わったらまた来るね。

あぁ、気をつけてな(手を振り見送り)
おう！待ってる

(仕事の終わり時間になり、相手の家に行くとインターホンを押して)

(ドアを開けて相手を招き入れ、食べ終わったオムライスの片付けはされていないようで)
お、終わったのか？お疲れ

ただいま！(部屋へ入ると、皿等の片付けがされておらず)…リクくん、これ…。

ん？なんだ？(何を言われてるのか分からないと言った様子で)

あ、なんでもない…！(片付けの事を言おうとしたが、怒られると思い言うのをやめて)ごめんね、片付けるよ。

おーありがとな。それより伶。お前ちゃんと飯食べてるのか？最近痩せて来たんじゃねーの？(元からあまり食べる方ではなかったが、最近は食べてる所を見た事がないと思い)
よし！俺がなんかご馳走してやるから食いたい物言え

そんな事ないよ！ちゃんと、食べてるよ！(心配してくれている事に喜ぶが、申し訳ないと思い)僕は大丈夫だから、リクくんが食べたいの食べよ？

んー、俺かぁ
寿司かラーメンがいいな(伶はどっちがいいか聞き)