殺人鬼 2023-04-15 18:52:00 |
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実に見事な意思表示ですね…ええ…(今度は少し皮肉っぽく言ってみる。彼に向けた目を昏くしては暫く見つめる。束の間の幸せ。束の間であっても幸せを享受できるのは素晴らしいことでは無いのか。束の間を持続可能なものにしてしまえば問題ない、などと口には出さぬも胸中で幸福論を展開する。彼はきっと罪責に怯える日々が続くと思っているのだろう。自分は殺人で罪悪感を感じたことは殆ど無いので、そんな気持ちこそ理解できない)慣れ親しんだ味ですか。キミにもそういうのはあるのですか?(彼も自分も一切れを食べ終えたので再度サンドイッチを差し出すが、彼は一向に食べようとしない。もう要らないという無言の意思表示を受け取ると、差し出したサンドイッチを自分で食べる。慣れ親しんだ味なんてフレーズが耳に入ると、つい興味本位で尋ねてみる。彼の家庭での食事事情は分からないが、少なくとも痩せ細っている様子はないので、食事は与えられていたのだろう。元より彼に無関心なだけで、肉体的虐待をしていた訳では無いのだろう。それでも家族の一人を空気同然に扱い、一人を寵愛するなど精神的虐待だが)
あんたみたいな好きで人を殺してる人間には理解出来ねーだろうがそれは俺からしても同じだ。(相手が自分の考えを理解出来ていないように言うがそれは逆も同じで。自分も相手の考えは理解できず。殺人が楽しい、なんて自分にとっては未知の感覚な上、今後も得ることがないであろう感情で。自分だって嫌いな人間がいない訳ではないがそれならば関わらなければいいだけのことで。ただこ恐らくこの考え方は家庭環境のせいだろう。妹のほうが好ましいからと自分をいないもののように扱う家族。それなら自分も嫌いな人間はいないものと考え。)…特にはないな。ただ高価なものより庶民的なものが口に合うってだけで。(昔はそれなりに好き嫌いもあった気がするが中学生になる頃には殆んど好き嫌いもなくなり今の環境になってからは作ってもらえるだけマシだと思うしかなかったので選り好みをしている場合ではなく。恐らく今の家族は自分の好きなものも嫌いなものも知らないだろう。相手が無関心だとわかってからは世間話をすることも自分から話しかけることもなく。話すだけ無駄なのならば話さないことを選び。痛みにはある程度慣れているため、暴力で済むならばその方が楽だと思っていた時期もあったが今はもうそんな感覚するなく。)
そうですか。では次の食事からは庶民的なものを選ぶことにしましょう(予想していた通り懐かしい味を聞いても彼は無いと答えた。分かってはいたが少し落胆する。異常者の自分ですら家庭の温かみは知っているのに、健常者であるはずの彼が知らない。何とも皮肉でやりきれなくなる)なるほど。理解できない、ですか。では…キミに見てもらうことにしましょう。私と一緒に来てください(不気味に微笑むと彼を担ぐ。来てくれなんて言葉は柔らかいが、彼の反応を確かめないまま強引に連行する。リビングから車へ移動するとあっという間に彼を助手席に押し込み、車を発進させる。一分と掛からなかった。理解できないというのなら、実際に理解できるようにしてあげなければならない。まだ先の犯行から三日と経っていないが、場所を変えるので大して問題では無いだろう。今日は少し遠出するか。とアクセルを踏み市街地を抜け、郊外に入る)
俺は別にいいけど…食に拘りないって言ってもあんた、庶民的なものとか食ったことあるのか?(食に拘りがないと言っても学生の自分と弁護士の相手では立場が違い。相手はファーストフードやカップ麺等食べたことはあるのかと視線を向け。自分と相手のいう庶民は違う気がしてならず。そう考えてしまうのは常識すら違うからなのか。)見見るって何を…おい、どこ行くんだよ?(急に担ぎ上げられ両手足を拘束されているため、大した抵抗もなく助手席に押し込められ。あれよあれよという間に車に乗り込んだ相手の運転で車は走り出し。どこに行くのか行き先も告げられないまま走る車はどうやら郊外に向かっているようで。時刻はもう夜。こんな時間にこんなところに来てまで相手が自分に見せようとしているものは一体なんなのか。まさかこの先、自分がこんな状況になることになったきっかけの光景をもう一度、見せられることになるなんて思っておらず。)
ふふ、もちろんありますよ。特に私は料理が壊滅的ですし、多忙なこともありますからね。インスタント麺に頼ることが多いですよ。(彼の質問に小さく笑う。弁護士といえども毎日豪勢な食事という訳では無い。多忙であれば食事は栄養よりも速さを優先させる。特に自分は料理ができないので、多忙でなくてもファーストフードやインスタント麺を頼る傾向がある)この先に橋があります。そこに行きます(自分が何を見せられるのかを把握できていない彼に場所だけを伝える。敢えて目的を言わなかったのは、彼が気付いた時の反応が見たかったから。そうやって三十分程度車を走らせ、街灯もろくにないような田園風景広がる道を進むと目当ての橋に着いた。橋の手前の道に入り車を停車させ、エンジンを切る。この橋は飛び降り自殺などが発生し、ネットでは心霊スポットととして取り上げられている。故にその手の趣味を持った者が肝試しに訪れる。おまけに監視カメラも、通る車も滅多にいないため、以前から目を付けていた場所だ。人が来るまでの間に、後部座席に移動して準備を進める。帽子を目深に被り毛髪を落とさないようにする。足跡が残るといけないので、足カバーを嵌める。飛沫が検出されないようにマスクをする。これで完璧だ。不意打ちが成功すれば、自分の痕跡は限りなくゼロに近付く)
今は宅配サービスもあるだろ。金は掛かるけど。(コスト面を考えると毎度、宅配や出前を取るのは学生に取っては厳しいが相手は弁護士。そういったコスト面の心配はないだろう。今や料理が苦手な人でもインスタントや冷凍食品等便利なものが多く。流石に壊滅的と言いつつもインスタントすら出来ないということはなさそうで。)橋?見せたいものって橋なのか?橋なんて見ても…。(橋に向かうという相手に頭の上に疑問符を浮かべ。何か特別な橋でそれを見せたいと言うことなのか、それとも違う目的があるのか、と頭を悩ませ。こんな郊外にある橋が特別なものとは思えず。それを見せたいとはどういうことなのか、と考えている内に車は停車して。顔を上げて見れば確かに橋はあるが何の変哲もない普通の橋で。しかし周囲には人気はなく夜と言うこともあり少し不気味には感じ。気づけば相手は運転席を降りて後部座席に移動しており。何をするのかと見ていれば帽子、足カバー、マスクと見ようによっては不審者のような格好をしていて。いや、相手は殺人鬼。とすれば不審者よりずっと質は悪く。不審者も人を殺すことはあるが相手の場合はそれを目的としていて。それならばまだ変質者くらいのほうがマシな気がして。少なくとも変質者相手ならば命の危険は少なく。その代わりと言ってはなんだが精神的に大きなダメージを追うことには違いないが自分にとっては家族程、精神を削られることはなく。)
宅配は苦手です。時間が掛かる場合がありますので。以前一時間以上待った挙句に、届いた料理が無惨な状態になってました(もっと良質な宅配サービスもあるのだろうが、やはり届く時間が安定しないので苦手だ。それにやはり料理はそのお店で楽しみたい。冷凍食品やインスタント麺ならば一定時間待てば、すぐにでも食べることができる。一分一秒でも惜しい程多忙を極めている時は非常に助かる)キミには引き付け役になってもらいます。人が来たら必死で助けを求めて下さい(ナイフをポケットに仕舞うと、助手席の彼を抱き上げて車から降りる。橋の欄干に彼を寄りかからせる。両手足を拘束された少年が橋にいれば、自ずと注意はそこに向かうだろう。彼を救助しようと駆け寄った人間を後ろから殺める。頭の中でシミュレーションをすると、ゾクゾクっと身を震わせる。彼を放置すると、自分は街灯が当たらない所に行き、闇に身を潜める)
頼んでからの調理だろうからある程度待つのは仕方ないけど…中身がぐちゃぐちゃなのは嫌だな。(待つのは出来ないのだから仕方ないという考えで。ファーストフード、特にハンバーガー等ならば早い可能性はあるが。しかしやっと来た商品を食べようと思ったら中身がぐちゃぐちゃでは空腹にも関わらず食欲は失せそうで。飲食店の商品である以上、見た目も損なわず届けてほしいという気持ちはあり。)は?惹き付け…いや、待っ…。(制止も待たず自分を橋に放置して身を潜める相手に困惑して。今は人の気配はないが人が通れば異様な光景に遠巻きなんなり注目を集めるだろう。しかし上手く行けば協力してもらって逃げ出すことも出来そうで。自分に執着しているかと思えば自分を部屋に一人にしたり眠ったりこんなところに放置したりと逃げる可能性があることを簡単に実行して。一体、相手が自分をどうしたいのかわからず。)
……!(しばらく様子を伺っていると、向こう側から青年が一人で歩いてきた。出で立ちなどを見るにやはり心霊スポットの噂を聞いてやって来たのだろう。周囲は街灯がうっすら点っているとはいえ、手入れが為されていないため、時折点滅する。やはり不気味なことこの上ない。それに心霊スポットとして知られているという事実が、不気味さを加速させる。ゾクゾクとした感覚が背を伝うとポケットからナイフを取り出す。青年は彼に気付くと慌てて駆け寄って何やら会話をしている。何の会話をしているかは興味もないが、恐らく拘束されて放置されている彼が助けを求めようとしているのだろう。拘束を解こうと青年が前屈みになった。今だ。瞬時に判断すると車の影から飛び出し、音を立てないようにゆっくりと青年に近づく。そして後ろから口を塞ぐと、その背中にナイフを突き立てる。深く、鈍い音が心地よく聞こえる。青年のくぐもった叫び声も美しい旋律のように聞こえる。ナイフを抜くと夥しい量の血液が流れる。そのまま青年は彼の足元に倒れる。敢えて心臓の位置は狙わなかったため、青年は絶命できず呻き声を上げながら、這って逃げようとする。その表情や様子を見て胸が高鳴り、息を荒くする)
…!おい、あんた。俺のことはいいから逃げ…!(放置された自分に出来ることはなく。暫くすると足音が聞こえ反射的に顔を上げ。どうやらこちらに向かって歩いてきているのは青年で。通りかがった青年が自分を見付け驚いたように声を掛けてきて。それはそうだろう。自分だって同じ状況ならば声を掛けずに立ち去るなど出来ず。拘束されて橋の上に放置されるなんてどう考えても普通の状況ではなく。だが今の自分はこうして拘束されていても殺されることはない身。しかし目の前の彼は何もしていない、寧ろ自分を助けてくれようとしているのに相手の欲求のために殺されてしまうかも知れず。縄を解いてくれようとした際に相手が近寄ってくるのを見え逃げるように伝えるも既に時遅く。気が付いた時には相手がナイフを突き立てた位置から血が溢れており青年は自分の足元で蹲るように倒れ。止血して病院に連れていけば助かるかも知れない。しかし自分は)拘束されているので青年を介抱することも出来ず。こんな時だというのに刺した本当はこの上なく幸せそうな顔をしていて恐怖と怒りが心の中に込み上げ。しかし青年の呻き声にはっとして。相手はまだ相手を追って殺す気だろう。混乱した顔を見てから殺すのが好きだと言っていたのを思い出し拘束された手足を無理矢理動かし青年を庇うように覆い被さり。これでは青年も動けないが今ここで殺されるよりはマシで。)
(/遅くなり申し訳ありません…!仕事のほうが立て込んでおりまして…!)
(一頻り青年の苦しむ姿を楽しむと、そろそろトドメを刺そうとナイフを振り上げた時だった。彼の身体が急に動き、青年に覆い被さってきた。突然のことに体の動きが止まる。なんだ? この子は何をしている? 常に自分の思う通りの行動を取るにはどうすればいいかを考えて行為に及んでいたが、あまりに想定外のことがあるとどう対処すればいいか分からなくなってしまう)蒼クン…? そこを退いて頂けますか? 私の獲物が刺せないではありませんか(いつもの余裕そうな声色ではなく、困惑と焦りを含んでどこかぎこちなく声で言う。どうしてこの子はこんな行動を取ったのか。一歩間違えれば自分が刺される可能性もあったのに。疑問が奔流のように溢れる。彼にはただ目の前で傍観して欲しかっただけなのに、こんな突拍子もない行動に出るとは思わなかった。早くしなければ青年は出血多量により死亡するだろう。人を殺したという結果には違いないが、この手で直接命を奪いたい。それが自分の幸福に繋がる。だというのに青年を庇った彼に僅かに苛立つ)
(/自分も返信遅いので大丈夫です! 返せる時に返してください!)
(咄嗟に反応してしまった行動に自分も僅かに困惑して。ただ自分がなんとかしなければなんの罪もない相手が死んでしまうということだけは理解して。恐らく時間は稼げたとしてもこの出血では青年は助からないだろう。しかしそもそも自分を助けようとしなければ、もっと早く逃げるように伝えていれば、と後悔の念が押し寄せ。その後悔の罪滅ぼしのつもりなのか、それは自己満足でないのか、と考えるも今の自分にはこれくらいしか出来ず。)…断る。俺が退いたらあんたはこの人を刺すだろ。それをわかって退ける訳ねーだろ。(自分の選択は間違っているのか正解なのか。少なくとも相手の行動を止めることには成功して。このまま我慢が効かず自分を傷付けてまでも青年を殺すのか出血多量で相手が死ぬまでこのままで待つのかは相手次第だが。自分の意思でこの場から動くという気はなく。自分を傷付けないと言っていた相手の言葉が本心なのか気紛れなのかはわからないが自分のせいで無関係の人が死んでしまうくらいなら自分が犠牲になるほうを選び。救うことは出来なかったがせめてこれ以上の痛みは与えたくなく。自分が退くのは相手が青年に何もしないと約束するか青年がこと切れてしまうかのどちらかだと告げ。)
蒼クン。遅かれ早かれその青年は死にます。人間が死亡する程の失血は、意識があるうちは大いなる苦痛を伴います。ですから…トドメを刺してあげた方が彼のためでしょう?(彼を無理やり退かして手に掛けることも一瞬考えたが、彼を傷付けるのは抵抗がある。出来れば傷一つとして付けたくない。だが同時に折角渉猟した獲物をみすみす見殺しにすることもしたくない。自らの手で命を奪ってこそ、幸福感を得られるのだから。失血死に至るまでの時間は失血をしてから20分から30分程度だという。かなり深くまでナイフを刺したので、この場合はもっと短い可能性もある。いつもより早口で、そして苛立ったような声色で彼に言う。お願いだから言うことを聞いて欲しい。ふと殺人鬼相手に迷わず制止に入ったことを考えると、彼は普通の男子高校生とは違うのではないかなどと場違いなことを考える)
…そんな気を遣うくらいなら最初から刺したりしなきゃ良かったんだ…。何で…なんの罪もない人があんたのために殺されなきゃならないんだよ…。(苦しまないためにトドメを。相手の言ってることはわかる。ここがもう少し人通りが多ければ、相手が2人以上できていたなら他の人に救急車を呼んでもらえれば助かったかも知れないと思うとやりきれず。だけど何もわからないまま殺されるのはあまりにも気の毒で。彼が早かれ遅かれ死ぬにしてもこれ以上、青年の体に傷を付けられるのは避けたく。相手の言葉を聞いても青年の上から退く様子は一切なく。相手が痺れを切らせば自分ごと刺される可能性もなくはない。ただ死にたくはないが自分が死んだところで悲しむ人はおらず。青年には悲しむ家族や恋人がいたのかも知れないと思うと更にやるせない。口調は苛立っているものの相手が自分を無理矢理退かそうとする気配はなく。)
何度も言ったでしょう? 私は人を殺すのが好きです。理不尽に命を奪われた表情が好きです。だからこの青年を刺しました(まるでそれが当然であるかのように、何の表情も変えずに言う。今回も今までと同じように殺し、その表情を楽しむつもりだったのに。彼の予想外の行動で全て台無しになってしまった。チラと青年を見ると、もう既に虫の息だった。今刺した所で大して何の反応もせずに絶命するだろう。すっかり興醒めして深くため息を吐くと、血塗れのナイフをポケットへと仕舞う。前に回り込み、青年の表情を伺う。虚ろな目をしていた。自分が望んだ恐怖と困惑に見開かれたこの世で最も美しい表情ではなかった。やはり短い間に殺さねばならないか。再びため息を吐くと、青年の頬に手を添える。耳元に顔を寄せ「痛くしてごめんなさい。来世では幸せになれると良いですね」と呟く。命を奪った相手に謝罪と慰めを贈る。それが殺人をした後に決まってやることだった。自分がやっていることが犯罪であり、許されないものだということは理解している。ただそれは一般論として。自分の中だけの特殊論ではその限りではない。罪悪感はないが、せめて最低限の態度は示すべきだと考えている。傍から見たら掛け値なしの異常者だろうが、主観では自らの良心に従い、幸福を追求しているだけだ)
何度も言ったでしょう? 私は人を殺すのが好きです。理不尽に命を奪われた表情が好きです。だからこの青年を刺しました(まるでそれが当然であるかのように、何の表情も変えずに言う。今回も今までと同じように殺し、その表情を楽しむつもりだったのに。彼の予想外の行動で全て台無しになってしまった。チラと青年を見ると、もう既に虫の息だった。今刺した所で大して何の反応もせずに絶命するだろう。すっかり興醒めして深くため息を吐くと、血塗れのナイフをポケットへと仕舞う。前に回り込み、青年の表情を伺う。虚ろな目をしていた。自分が望んだ恐怖と困惑に見開かれたこの世で最も美しい表情ではなかった。やはり短い間に殺さねばならないか。再びため息を吐くと、青年の頬に手を添える。耳元に顔を寄せ「痛くしてごめんなさい。来世では幸せになれると良いですね」と呟く。命を奪った相手に謝罪と慰めを贈る。それが殺人をした後に決まってやることだった。自分がやっていることが犯罪であり、許されないものだということは理解している。ただそれは一般論として。自分の中だけの特殊論ではその限りではない。罪悪感はないが、せめて最低限の態度は示すべきだと考えている。傍から見たら掛け値なしの異常者だろうが、主観では自らの良心に従い、幸福を追求しているだけだ)
(/背後より失礼します。ちょっと多忙でお返事遅くなりそうです…!早くてもお返事、来週末辺りになりそうですので取り急ぎご報告だけ…。もし長らくお待たせしてしまうことに不満等ございましたらお相手解消して再募集して頂いても大丈夫ですので…!主様にお任せ致します。)
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