スレ主 2023-04-06 01:16:23 ID:896f7f474 |
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【〈廃屋敷〉-リビング-〔レティア〕】
>ことも、屍人、ALL
「…!」
歌の様な詩の様な奇妙な声と口調、引きずる様な足音__
“何か”がこちらへ来ている。
__こんな廃屋敷に?
しかも声からしてまともに通じる話し相手ではなさそうだ。
奥から近づいてくる様だ。
見つかったら…ただでは済まないはず。絶対。
ただならぬ雰囲気を察知したのか、レティアは小声で呪文を唱える。
__ステレスィーナ__
魔法が通じるかどうかはまだ確証が持てない、効かなかったら負けは確実だ。
とりあえず、隠れる_いや、もし隠れることができたとしても殆ど筒抜けな場所が殆どだ。
テーブル、カーテン、棚、キッチン__キッチン?
あそこだ!と大体の居場所を見据えた後「透明化」の魔法を発動しようと念じている様で__
【〈倉庫地帯〉〔ペルーテ〕】
>ALL
「ひぃ…!?主様!?いらっしゃるのですか!?」
からんからんからんと崩れる音を聞き取り、耳がビクッと一瞬立った後歩く足を止める。
視線を感じる__だが、暗過ぎてその視線の正体を掴み取ることができずそのまま辺りを見回す__が、見つからない。
主人が__レティアが居るのか、と僅かな希望を賭けてその場で大声を上げる。
単純に怖いから、というのもそうだが威嚇の役割も大声が果たしている。
何が起きるかわかったもんじゃない__暫く突っ立っていては危ないだろうか?
暫くしたら再び歩き出すが、やや足取りを早くしている様子で。
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