スレ主 2023-04-06 01:16:23 ID:896f7f474 |
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【いえいえ私自身もかなりのんびりペースです故、お気になさらず。(一応廃病院の方にも絡みを出して置きます故)】≫アンドルー/ガイスト本体様、聖羅本体様
>35、シャディク、廃屋敷ALL
【廃屋敷/ことも、屍人×2】
コツッコツッコツッコツッ…
??「■■きり■とやえ■れん■ぞ」
目が覚めた彼(シャディク)が誘拐を疑いながら思索を開始した直後、廊下から聞こえてくる硬質な足音――ただ、普通に歩いているにしては妙にテンポが遅く、足を悪くした病人の様なそんな足音だった…そして何より、濁った男の不明瞭な声で意味不明な言葉を唱えている。
??「■■きり■とやえ■れん■ぞ」
――足音は徐々にこの部屋に向かって近付きつつあるらしい。
ドアには内鍵が掛けられるタイプの様だが…
と、
がぱ――
何か外す様な音と共に、部屋の天上の一角が外れて――ひょっこりと顔を出す赤いリボンのついたカチューシャにうさぎのリュックを背負った小さな少女(ことも)
ことも「――かぎをかけて」
と幼い声ながら有無を言わさない様子で小さな手でしっかりと部屋のドアを指差す。
>29
>36 加州清光、ガイスト
【廃病院/『両儀式』】
――
―
院内のリノリウムの床を柔らかく歩む草鞋の軽い足音…ふわり、と何処か場違いな桜の花びら混じりの風が霧を一瞬だけ掻き分ける――
晴れやかな白の着物姿の一人の和装の佳人――しかし不可思議な雰囲気の女性が一人、(人影)に紛れて真っ紅な唐傘を片手に歩んでくる。
何者かは分からないが、唐突に顕れた(人影)とは異なる実体のある存在…だが、その雰囲気は何処か常人とは異なり――怪異塗れのこの状況下に於いても異様なほど浮世離れしている。
黒い墨を落とした様な黒髪は肩口、その細い体躯と輪郭、白磁の様な肌と―魂の奥底を見据えるような玄(くろ)い瞳。
血濡れの神父な彼(ガイスト)と刀の付喪神な青年(加州清光)、そしてそれを追うこの世の者では無いであろう有様の異形の少女――
『両儀式』「あら、また珍しい(招かれ客)という事ね…二人とも其処の部屋へ」
そう呼び掛けると、彼女(『両儀式』)は二人(ガイスト、加州清光)を庇う形で前に出て微笑みながら少女と対峙する。
【南部住宅街】
>38 南部住宅街ALL、????
ホークス・アイ:∑!うわぁっ!!(異形の謎のスプレー攻撃を何とか寸でのところで躱す)
"ジュウウウ…。"
(内心:∑う、嘘でしょ!あんなのまともに喰らったら…!)(アスファルトがまるで酸に溶かされた様に穴が空くのを見て、未だかつてない程の恐怖を覚え顔が蒼白になる)
…とにかく!ここは一旦退くしかありませんね!(そう言うと思い切り駆け出し、元来た道を引き返す)
【廃雑居ビル3F→2F(移動中)】
>38 ニコライ・ジノビエフさん、????
タイガーズ・アイ:ハァ…ハァ…製薬会社の傭兵?そんな会社聞いたことないけど…もしそれが本当ならアンタの会社って、相当ヤバいことやってるのね…。(階段を降りつつ"製薬会社の傭兵"という聞き慣れないワードに嫌なイメージが浮かび、軽口を叩きつつも顔を引き攣らせる)…僕は、タイガーズ・アイ。これでもサーカス団では花形って言われてるのよ。"デッド・ムーンサーカス団"って知ってるかしら?(相手に次いで自身も自己紹介してから、フフンとやや得意気な顔をする)
言われなくても、こんな訳の分からない所に置いていかれるよりはアンタと行動した方がマシよ。(身の保証は出来ないと言われて、溜息をつきながらやや大袈裟に肩を竦める)
∑ひぃっ!また出たぁっ!(先程の得意気な態度とはうって変わり、青ざめた顔で飛び上がり慌てニコライさんの後ろに隠れる)
【廃屋敷】
>42 こともさん、????
シャディク:ん?何か聞こえるな…何の音だ…?(ベッドから立ち上がると、ドアの前に移動しそっと耳をすませる)
"…きり…とやれ…えんぞ…"
(内心:"きりとやれえんぞ"?何かの暗号か?……!こっちに近付いてくる…!)(聞き慣れない単語に何かの暗号かと訝しげに眉を顰めると、徐々に足音が部屋に近付いてくることに気付き相手の顔をドア隙間から見ようとドアノブに手を伸ばす)
∑!君は……分かった…!(突如天井の穴から現れた少女に一瞬驚き目を見開くが、少女の有無を言わせぬ様子に頷くと言われた通り鍵を掛ける)
(/返信が遅れてすみませんでした。)
【遊園地】
>ALL
太宰「本当に此処どこ…」
(霧の中目覚め、霧をかいくぐって居たらついた遊園地。どこか暗い雰囲気があって、何より人がいないし遊具も動いていない。とりあえず辺りをウロウロし人が居ないか捜索する)
太宰「オダサク、安吾、檀、芥川先生…!どこ…」
(友や尊敬する存在の名を呼びながらも、どこか弱々しくなっているようだ)
(/参加許可頂いたんで絡み文投げさせて頂きます!!スタート地点は遊園地にしました。宜しくお願いします。)
>40
>43
レイチェル・ガードナー、ホークス・アイ、南部住宅地ALL
【南部住宅街/マーフィー・シーカー、ゾンビ×16(増加中)、ライイングフィギア×8(増加中)】
マーフィー「そうか…教えてくれてありがとう。」
思いの外、落ち着いた――というよりやや見た目の歳の割には淡々とし過ぎている様な雰囲気の白金色の髪をした少女(レイチェル)の言葉に内心心配になりながらもニット帽の傭兵の青年は礼を言う。
ばんっばんばんっばんばん(ゾンビがドアを無造作に叩く音)
そうして部隊間無線機を暫く弄り、そもそもの所のHQ(作戦本部)との通信も途絶えたままな上、妙な雑音がずっとザザザと鳴っている始末で役に立たないインカムから諦めた様に意識を外して――ふと彼女(レイチェル)の不自然なほど暗く光の無い視線が自分、正確には自分の腿のホルスターに収めている自動拳銃(SIG Pro)に向けられているのに気付く。
マーフィー「……コレ(拳銃)が気になるのか?」
と何気なく傭兵は相手に尋ねてみる。
ばんっばんばんっばんばん
――――
―
強酸性のガスだか液だかをスプレーの様に吹き掛けて来る異形(ライイングフィギア)の攻撃を躱しつつ、戦慄しながら元きた道を戻る彼(ホークス・アイ)、動きはそれほど早く無いが多少離れても危険な攻撃をしてくる存在故に距離を取るのは賢明な判断だと言えるだろう。
そうして南部住宅街を行く彼に声を掛ける何者か
???「おい、そこの派手なの(ホークス・アイ)、こっちじゃ、早ようせい!」
何だか年のいった老人の様なそんな声が、木造の家宅の半開きになった入口から聴こえてくる。
こっちへ逃げて来い…という事らしい。
【〈遊園地〉-入口付近-〔マホロア〕〔マルク〕】
??>美優、太宰治、遊園地ALL
マホロア「え?ッテコトハ…モシカシテキミも気付いたらココニイタノカイ?」
美優の話を聞いてマホロアが反応する。もしかして、自分達と同じくこの世界に迷い込んだ当事者だろうか。
それはほぼ確実だろう、住人からすればこんなに酷く霧が濃くなっている外にわざわざ出ようとするなんてよほどのことがない限りあり得ないからだ。
視界が悪すぎるのだ。それになんとなく何かが出てきてもおかしくないような、そんな雰囲気さえ感じ取れる。
マルクは一通り貴方の話を聞くと「ふぅん」と興味は無さそうではあったものの、少し考え込んだ後発言をする。
マルク「…迷ったのはボクらだけかと思ったけど、これ絶対他にも同じ状況になっているヤツいるんじゃねーの?」
マホロア「ボクもソウ思ったヨォ。ああ、自己紹介が遅レチャッタ!
ボクは「マホロア」。ボクもこの世界に気付イタライタンダァ!__で、こっちはボクの知り合いで…」
マルク「マルクなのサ。ま、よろしくするのサ。…ん?」
マルクは自身の予想をそう話すとマホロアもそれに頷く。
もしかしたら自分達以外にも迷った人がいるかもしれない。そもそも、この世界の住民が見当たらないのにこの世界じゃない人物が来るなんて…
と、顔を顰めながら少し疑問に思っている。
マホロアはそれについて語ろうと思った所で自分がまだ名を名乗っていない事が分かると笑顔で自己紹介をし、自分も気付いたらここにいたことを話す。
その流れでマルクも自己紹介をし、二人は貴方の反応を待っていたところにマルクがもう一人の人影に気付く。
マルク「…どうやらま~たおでましみたいなのサ。」
マホロア「え、ホントに?」
【〈廃屋敷〉-リビング-〔レティア〕】
>シャディク、ことも、廃屋敷ALL
「…!」
怖い…」
隙をついて隠れたはいいものの、相手はなかなか立ち去ってくれない。
子供には少し怖すぎる目の前の状況に、レティアは少し涙を潤わせているようで。
【〈倉庫地帯〉〔ペルーテ〕】
>倉庫地帯ALL
「っ…!?やはり何かいる…!どうしよう、やはり一度魔法を唱えるべきか…!?」
騒音に気付いて走るスピードを上げていくペルーテだが、自分自身に少々違和感を感じていた。___足が遅い気がする。普段の自分よりもあまり全力を出しきれていないような、微妙な違和感。恐らくはこの世界に来た影響だろうか、そう考えながらも焦りを感じ始める彼。
もしこのまま「怪異」の存在が顔を出そうものなら、と手に魔力を込めている様子で。
(/大変申し訳ありませんでした、諸事情があり中々参加することができませんでした。)
【南部住宅街/レイチェル】
「いいえ、別に...」
(これが気になるのか、と聞く彼にふっと目を逸らしつつそう答える。
ばんばんと扉を叩く激しい音に、そういえば"あの日"も騒がしかったな、なんてことを考えていた。)
「……ねぇ。神様って、殺されることは許してくださるよね?」
(激しく叩く衝撃でドアが時折揺れるのを見ながら、ふとそんなことを呟く。もう自分は、生きていたくないのだ。早くこの世からいなくなりたいとそれだけだった。)
>マーフィー(修正しましたすみません)
【南部住宅街/レイチェル】
「いいえ、別に...」
(これが気になるのか、と聞く彼にふっと目を逸らしつつそう答える。
ばんばんと扉を叩く激しい音に、そういえば"あの日"も騒がしかったな、なんてことを考えていた。)
「……ねぇ。神様って、殺されることは許してくださるよね?」
(激しく叩く衝撃でドアが時折揺れるのを見ながら、ふとそんなことを呟く。もう自分は、生きていたくないのだ。早くこの世からいなくなりたいとそれだけだった。)
【BARアシュリー】
>ダグラス、ジム
「ほんと、不気味な奴らでィ」
(BARに近づいてくるも踵を返し霧の中へと姿を消した怪異達を見て、一言だけ呟く。刀を差し直し、バズーカを背中に担いだ後)
「真選組一番隊隊長、沖田総悟でさ、んで、旦那方は? ______そうですねィ、もしかしたらまたアイツらが来るかもしれねェ」
(胸のポケットから自分の顔写真と “政府特別武装警察 真選組“ と書かれた警察手帳を開いて2人に見せ二人の男にも聞き返す。“バリケードは貼り直した方が良い“という言葉に同意し、
『手伝いまさ、そこにある椅子とか積み上げりゃいいんですかぃ?』
と珍しくやる気を見せればかつては使われていたのであろう古ぼけた椅子を指さし)
【廃病院/加州清光】
>>両儀式、ガイスト
「はっ……?」
(霧を掻き分けるように現れた紅の唐傘を差した和服の女。加州たちを追いかけている怪異でも無ければ、自分達のような迷い人にしては落ち着きすぎている_____そんな不思議な彼女に庇われながら案内されれば声を上げる。こんな不可解な彼女を信じていいのか……と脳内で考えるも、このままではどうにも出来ないことも事実だ)
「…恩に着るよ」
(彼女にそう伝えた後、神父服を着た彼(ガイスト)を手招きし、部屋へと足を踏み入れた)
【遊園地入口/高杉晋助】
>>太宰治、マホロア、マルク、美優
「……チッ」
(かつては動いていたであろうジェットコースターや観覧車……本来ならば楽しいところであるこの場所は、今や深く濃い霧に包まれていた。それだけでなく人を喰らわんと襲ってくる怪物も少なくない数潜んでいるようだ。包帯を巻き女物を思わせるような紫色の着物を着た男……高杉晋助は、先程、”人ならざるもの”の首をはねた時、刀にこびりついた血を見て舌打ちを打つ。
ふと、そう遠くないところから声が聞こえてきた。少し歩いて確認すれば、数人の人影が見えた。)
「――――“まともな“奴らがいるたァ…不幸中の幸いってとこか…………お前らもこの霧に呼ばれたのか?」
(刀を肩に担いだまま、人影の元へ近づきそこにいた人物をじっと見つめた。ローツインテールの髪に小豆色のワンピースを身に纏った少女、前を三編みにした赤い髪に赤い外套を羽織った青年、そしてピエロのような帽子と青色のローブを被ったどちらも一頭身の丸い形をした二人…………暫く黙っていたが敵でないと分かればクツクツと小さく笑みを浮かべながら問い)
【遊園地入口付近】
>美優、マルク、マホロア、高杉晋助
太宰「…!人だあ!!」
(入口付近を通りかかった途端人影(人外含む)を見つけ、ふとそんな声をあげる。先程までの弱々しさは何処へ行ったのやら、人懐っこい犬のように彼らの元へ駆ける)
太宰「やっぱ気がつけば此処にいた感じ?俺はそうなんだけど……あ、俺は小説家の太宰治。まあ宜しく」
(人影を見つけ安堵した故かテンション高めに話すが、そういえば初対面か。と思い外套を翻し自己紹介する)
【墓地/アンドルー】
>エディ、ゾンビ
い、言われなくても逃げる…ひ、!?
(こちらの問いかけに間の抜けた返事を返す彼(エディ)に眉を顰めつつ敵意が無い事を確認し一応警戒を解いた。先程から背筋が震えるような感覚がし早くここから離れた方が良いと感が警鈴を鳴らしている為彼の言葉に頷き一緒に安全な場所に移動しようとした矢先地中から生えた手が見え恐怖で一瞬目を見開いて。とりあえず目の前の相手を助けようと持っていたスコップを足首を掴む腕に向け振り下ろし追い払おうと試みて)
【廃病院/ガイスト】
>加州、両儀式
…!すまない
(迫ってくる異形から逃げる中不自然に開いている扉に気づき迷うように目を伏せた。最悪自分が囮となって彼(加州)を部屋に入るよう促すかと考えながら剣を出そうとしふと霧をかき分けるように現れた人物に剣を出そうとした手を止めた。彼女が只者ではないとなんとなく察しつつ今は逃げる事を優先させ手招きされた方に向かい部屋に入って)
【南部住宅街(移動中)】
>45 南部住宅街ALL、????
ホークス・アイ:ハァ…ハァ…ハァ…!まだ追ってくる…!まったく、しつこい連中ですね!(息を切らしながらただひたすら住宅街の中を疾走しながら時折後ろをちらりと振り返ると、遠くからゆったりとした動きで自身の後を追い掛けてくる異形達に苦々しく呟く)何処か隠れられる場所は……!?(走りつつ隠れられる場所はないかと周りに目を走らせると、ふと前方にある木造住宅から謎の声が聴こえ一瞬立ち止まる)(内心:僕を呼んでいる…?罠か?それとも…。)
"ブシュウウウ…!"
∑ちっ!とにかく今は、飛び込むしかない!(知らない老人の声に一瞬訝しげに眉を顰め何かの罠かと疑うが、異形達の放つスプレー攻撃が自身のすぐ近くまで迫っているという現実に突き動かされ意を決して老人のいる木造住宅の入口に飛び込む)
【商店街】
>ALL
ロウレス「ッ…、どわっ」
リヒト「早く起きろバカネズミ」
ロウレス「だからって蹴らないで欲しいっス!」
(先に目覚めていたリヒトが、目覚めかけたロウレス…現在の本名hyde…の脇腹を蹴って無理矢理覚醒させる。彼らはこの町のある商店街に迷い込んだのだが、辺りはどこか怪しさと禍々しさが空気を満たしているようだった)
リヒト「人間もいないようだな…妙だ」
ロウレス「リヒたーん、俺らどうすれば良いっスかー?」
リヒト「うるさいクズネズミ、俺に付いて来るだけで良い。周りの精霊達に聞いて活路を探す」
ロウレス「わー、天使と精霊ってマジ関係あんのかわかんないっスけどリヒたんマジ大天使!俺はリヒトの肩にいるっスよ~♪」
リヒト「…勝手にしろ」
(ギャーギャー言い合うのは日常茶飯事、リヒトは精霊(?)と通信してるような為耳を澄ましているポーズを取り、ロウレスはハリネズミの姿に変身しリヒトの肩に乗る。やがてリヒトが精霊に聞いた(設定)の方向へ歩き出す)
(/ロル書かせて頂きました、宜しくお願いします)
>43 タイガーズ・アイ、廃雑居ビルALL
【廃雑居ビル/2F→1F/ニコライ・ジノビエフ、屍人×5※怪異発生中】
ニコライ「………………」
(ヤバいことやってる)という言葉に関しても特にそれといった反応は示さない、クライアント(雇い主)の事に関しては(払うモノを払っている)間は別に知った事ではない。割り切ったこの男(ニコライ)の様な傭兵ならばそんなモノでしかない。
彼(タイガーズ・アイ)が得意げに言う"デッド・ムーンサーカス団"に関しても反応は薄い(ある意味本場の国出身の割りに…単純にこの傭兵が愛想が悪いのだろう。)
異様な様相の人影(霧中ではっきり見えない)の様子を他所に、自動拳銃(SIG Pro)を構えソレらを避けながらズンズン霧の中をロシア人の銀髪の傭兵は進んでいく。
??「■あ■あぁ■?■だれ■か■居■るぅ■う■?」
??「■足■音■が■■したぁ■な■ぁ■」
等という声がしてくるが、どうやらそれらの得体の知れないモノ(??※屍人)も霧の中で視界が利かないのは同じらしい。
ニコライ「――」
??「■■!■?」
ずしゅっ
ざしゅっ
ぐきゃっ
1階への階段を降りはじめた際に不意に目の前に出て来た初老の男性事務員らしき格好――血の気の無い白い肌と口や目から血の様な液体を垂れ流す姿をした何か(屍人)を先手を打ってその首元を傭兵は腕でがっちりホールドして組み付き姿勢を崩させると、そのまま引き抜いたコンバットナイフで脚と腕の腱を断って、それから容赦なく喉元を抉る。
ごぼごぼと喉が詰まった様な…水に溺れる様な呻きと共にその場で事務員の(屍人)は蹲る様な姿勢になり動かなくなる。周囲は当然血塗れだ。
スチャッズッ■■■
傭兵自身も返り血を浴びて戦闘服やベストを赤で汚しつつ――蹲る(屍人)に、タクティカルベストのポーチから取り出した怪しげな注射器の様なモノを首元に突き刺すと…サンプルでも採る様にその(血)を試験管一つ分程度吸引した。
それから何事も無かった注射器を仕舞いそのまま1階への階段を静かに降りていく。
>49 沖田 BAR・アシュリー周囲ALL
【BAR・アシュリー(店内)/ダグラス、ジム、ゾンビ×18(増加中)】
ダグラス「ダグラス・カートライト、しがない探偵だ。――どういう訳かこんなコトに巻き込まれちまった…依頼人とも逸れたままでな。やっぱり治安機関の類の人間か…」
壮年の私立探偵はどこか憂鬱な様子でそう自己紹介しつつ窓際から外を伺いながら、得物のポンプアクション式ショットガン(レミントンM31)にショットシェルを慣れた手つきでシュコンシュコンと装填している。
ジム「ジム、ジム・チャップマン――まぁ、好きに呼んでよ。オレの方も色々あってね…もう何がなんだか――あぁ助かる、またこじ開けようとしてくる連中対策に入口の近くに立て掛けて置いてくれるといい。」
カンカンカンとドアのバリケードに釘を打ち付けながら余裕が無さそうな声色で地下鉄スタッフ風の格好のひょろっとした黒人系の青年はそう名乗りつつ手を休めない。そうして手伝いを買って出た彼(沖田)の申し出にその椅子は入口近くに寄せて立て掛けてくれれば良いと応える。
―――
―
バリケード構築が一段落しつつある中――探偵(ダグラス)はショットガンを手にしたまま外から目を離して今度はBAR店内―主にカウンターを中心に物色し漁り始める。本人曰く(使える物)が無いか探すとの事だが…
>49
>51 加州清光、ガイスト
【廃病院/『両儀式』】
――不可思議な事に、『彼女』にとっても“此処”は(二度目)だと言うのに――未だ(糸口)すら見つからない状況だ。
其れ故に余計にこの状況が(おかしい)――そして同時に(愛しく)すら思える。
何せ俯瞰者たる己が、どういう訳か当事者になっているのだから――
■■■■…
対峙するは(なれの果て)めいた無残な有様の一体の少女の姿をしたナニカ、二人(加州、ガイスト)を先に件の部屋へ逃がした後に向かい合った場違い甚だしい晴れ着姿の黒髪の貴人は、暗器やらマジック宜しくスッと一振りの古刀――“二代目 九字兼平”赤漆の鞘に収まったままの其れを片手に示し抜刀して…
声にならぬ奇声とも呪詛とも分からない声を上げながら迫る、首が異様な方向へ曲がった少女(悪霊)
其れと交差する様に流れる様な一閃。
■■■■
『両儀式』「“あなた”の悪夢の終わり――逝き際はせめて安らかに」
血の一滴、苦痛の一つ無く――あらぬ方向に曲がった頭の少女の(悪霊)は唖とした表情を浮かべて――消えていった。
―――
―
『両儀式』「――お待たせしたわ、此方は終わった…あなたたちも怪我は――無さそうね?よかった。」
と古刀を片手に合流する和装の貴人な謎の女(『両儀式』)は、血塗れの神父(ガイスト)と刀の付喪神な青年(加州清光)にそう声を掛ける
【大丈夫ですよ~基本的にのんびり進行ですので(かくいう主も中々素早く動けて無いです故(殴】
≫マルク/マホロア/レティア/ペルーテ本体様
>53 ロウレス&リヒト、商店街ALL
【商店街/クリーパー×多数】
――異なる世界の非日常側の存在もまた睥睨する事無く(飲み込む)異界、当たり前の様に感じ取れていたモノが存在せず当然の権利として享受していた理(ことわり)もまたこの法則も何もかも捻れた領域…(霧と灰の街)では通用しない。
ぁあああああ、ぎゃあああああああ
揉めつつも一先ず行動指針を定めつつ特有の(方法)で進むべき場所を確認して進み始める二人組の青年。
そんな彼ら(ロウレス&リヒト)の耳に飛び込んでくる誰かの断末魔。
それに伴いおぞましいほどガサついた何処か金属質にも感じる様な(蟲)の這い回る音。
見ると――何やら進行方向の商店街の一角に不審な(小山)が在る――それは何やら不自然に揺れて
おり霧で明確に何なのか判別するには近付くしかないが、近付いた場合、彼らは目にするだろう。
べりばきっがじゅごきぱきぱき(蟲の咀嚼音)
その(小山)が人間の顔面サイズの大きな甲虫類…異常に大きなゴキブリの類が何かに大量に群がる事で出来たモノであるという事と、その小山の一角から飛び出している――人間のモノらしき腕を…
ふぁさああああああ
耳障りな羽音と共に、その異様なゴキブリ(クリーパー)が数匹――二人((ロウレス&リヒト)目掛けて飛び掛ってくる。
>48
>52
レイチェル・ガードナー、ホークス・アイ、南部住宅街ALL
【南部住宅街/マーフィー・シーカー、謎の老人、レッドピラミッドシング×1、ゾンビ×16(増加中)、ライイングフィギア×5(増加中)】
マーフィー「…………………」
腿のホルスターに収められた拳銃から目を離して――何やらぼそりと口にする白金髪の少女(レイチェル)…憔悴とも違う、しかし単純な諦観でも無いそんな様子だ。
外性ショックのPTSDめいたモノなのか――或いは身内を失ったりで混乱しているのか…誰に対する問い掛けとも分からない彼女の其れにニット帽の傭兵の青年は口に出す言葉が見当たらず黙っていた。
と…ドアを叩く死人の腕の音に混じり聴こえてくる異音。
何か金属の重量物を引きずる様な音。
ギャリッギャリリリ
その音は、真っ白な霧の中から浮かび上がっては、再びその白の中へと吸い込まれていく。
そして徐々にその音の出所の姿が霧の中から抜け出して来る
遠目には、鳥の横顔のようにも見える、三角形の金属を頭部に持つ、人の巨体をしたもの(レッドピラミッドシング)
在らざるもの、今あり得るはずのないものが、どす黒く汚れた金属の板…およそ広げた両手にも余るかの、尋常ならざる大きさの鉈を引きずりながら、ゆっくりと歩いている。
それに、何かの意志や目的があるかと言えば、分からない。
ただその顔 ――― 三角形の赤錆びた金属の顔 ――― を正面に向けたまま、確固とした足取りで歩いている。
正確には、疎らなゾンビに囲まれている住宅の中に居る彼女(レイチェル)に向かって
ギャリッ…
マーフィー「…何だ?アレは――」
生ける屍(ゾンビ)とは比べ物にならない異様な気配に傭兵は傷を抑えながらヨロヨロと立ち上がり、構えたライフルのサイト越しに――その異常な風体の三角頭な何か(レッドピラミッドシング)が大きな鉈を引き摺りながらゆっくりと此方へ向かって来ているのを目にして…その悪夢から飛び出して来た様な何かを唖然と見据えて…
マーフィー「レイチェル、逃げるぞ!」
――――――
―――
―
シュウシュウと音を立ててそこいらが黒い強酸で焼き融かされていく中、呼び止める声に気付いて木造住宅に向かう彼(ホークス・アイ)、その入口には年季の入った冬物の服装にコート、更に赤いマフラーまで首には捲いた、一目見ると日本人と言うよりは東南アジア辺りの人種にも見えるもさもさした白髪の老人が早うせんかいと急かしている。
そうして勢いで飛び込んできた彼(ホークス・アイ)が屋内に入ったのを確認すると、そのまま邸宅のドアを閉めて…
???「そこいら中、妙なモノがうろつき回っちょる――うだうだしてると集まってくるようじゃ。…一人でほっつき歩いてる辺り、あんた…(迷い人)じゃな?」
と浮浪者風の老人(???)は一人で勝手に納得している。
>43
>46 シャディク、廃屋敷ALL
【廃屋敷(寝室→屋根裏経由で移動→リビング)/ことも、屍人×2】
―寝室―
がちゃがちゃがちゃがちゃ!!
??「あれぇ■■かぎ■掛かって■た■か■ねぇ■?」
彼(シャディク)が少女(ことも)の忠告通り部屋の内鍵を掛けて直ぐに、がちゃがちゃと忙しなくドアノブを回そうとする何者か(??)――何度か回そうとした後、そのまま踵を返して引き摺るような足音と共に部屋のドアから離れて行った様だ。
ことも「――しばらくはだいじょうぶだとおもう、おにいさん(シャディク)このへやですこしまってて。またもどるから」
屋根裏から息を殺して様子を伺っていた少女(ことも)はそのまま再び頭を引っ込めて真っ暗でカビくさい屋根裏を小柄な身体で素早く移動する…自己紹介も状況の把握も出来ていないままだが、彼女には急ぐ理由があった。尚屋根裏には机などの足場があれば登って行けそうである(狭いので小さい子供以外は半ば這う形になるが)
――――
―
―リビング―
??「いた■■ず■ら■する■子■は■どこ■?」
赤錆の浮いた出刃包丁を手にした家政婦の格好をした――赤い液体を目元や口から流した人の様なナニカ(屍人)が隠れている彼女(レティア)を探している様だ。
其処へ
かららここんっ
リビングの出入り口辺りに何か小石の様なモノが投げ付けられて乾いた音を立てる。
??「■あ■ら■そこ■ね■?」
と、家政婦の人ならざるモノ(屍人)は其方に注意をひかれて歩き出し離れ始める―――薄暗いリビングの中で――涙を滲ませている彼女(レティア)に屋根裏をずらして声を掛ける少女(ことも)
ことも「――いまのうちに、そこのたなからのぼってこっち(屋根裏)にきて…おねえさん(レティア)」
そう赤いリボンのついたカチューシャが特徴的な少女(ことも)は彼女(レティア)を助けようと誘導する…相手(レティア)が厳密には人では無い事は察している様だが――この場で(こまっている)様子で放って置けなかった様だ。
>マーフィー
【南部住宅街/レイチェル】
「………言うことを聞いたら、殺してくれるの?」
(薄らと聞こえた金属を引きずるような音と、二足歩行する三角頭の異形の怪物をぼうっと見つめていると、逃げるぞと叫ぶ彼の焦った声。そんな彼に焦ることもなく、そう聞いて。)
「お願いがあるの。私を___殺して」
(まるで波打たない夜の湖を閉じ込めたような、暗く青い2つの瞳で彼を見上げると、神に祈るように両手を胸の前で組み合わせそう続けて話す。
こんな危ない状況で、何を考えているのだろうと思われるかもしれない。しかしそんなことはどうでもよかった。
早くこの世から消えたい。そう思っていた。)
【商店街】
リヒト「…?」
ロウレス「…悲鳴っスね」
(歩いている最中にふと聞こえる断末魔、更に蟲の這いよる音に二人は反応する。そして霧の中に姿を現す小山…)
ロウレス「ちょっとリヒたーん、本当にこっちであってるんスか?商店街に山とか可笑しいって!」
リヒト「此方で合っている。それに、天使が悲鳴を上げる人間を助けない訳が無いだろう」
ロウレス「ああっちょっとリヒトっ…、」
(自身を天使と称する彼は勢い良く走り出し、ハリネズミ姿のロウレスは必死にリヒトの肩にしがみつく。しかしその勢いはすぐに止まるだろう。なにせ、ゴキブリのような謎の生物が大量に群がり、その中から人の腕が伸びている為だ)
リヒト「ちっ、手遅れだったか」
ロウレス「リヒたん危ないっ!」
(咄嗟にロウレスが人間の姿に戻って細剣を作り出すと、リヒトに襲いかかった生き物をぶった斬る。)
リヒト「礼は言わないぞ」
ロウレス「はいはいわかってますよー、てかコイツらどうするんスか?」
リヒト「天使の進む道を塞ぎ、更に人間を殺した悪魔…言われなくともテメェにはわかるだろ弱ハイド」
ロウレス「倒すんスね、りょーかい」
(ロウレスが生き物を斬っていく間にリヒトはリードを起動、彼のブーツが濃い紫に鈍く光る。彼らは襲ってくるクリーパーを次々と倒して行く。)
>美優、マルク、マホロア、高杉晋助、太宰治、遊園地ALL
【遊園地/上空(低空に降下中)/きたかぜゾンビ×2】【ちょっとした襲撃イベントをば】
ドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッ(ローター音)
この寂れ霧に包まれた遊園地に今し方居る面々の耳に不意に入ってくる独特な重量感のある二重ローターが風を引き裂く音と共に、霧の中、空中に見え隠れするシルエット…どうやらヘリコプターらしいが…
立ち込める霧の中から一瞬だけ視えたそのヘリのシルエット―其処に在ったのはコックピット部分が得体の知れない肉塊と霧の中で炯々と赤く妖しく輝く(無数の目)に覆われた―異形の攻撃ヘリの姿だった。
それもローター音の発生源は複数、どうやら二機飛んでいるらしい。
まだ攻撃は仕掛けてこないが明らかに(まとも)ではない攻撃ヘリが中空から――遊園地の面々に狙いを付けているという状況になる。寄生型幻獣種…日本自衛軍の攻撃ヘリに文字通り(寄生)したコックピット部分が得体の知れない肉塊と霧の中で炯々と赤く妖しく輝く(無数の目)に覆われた―異形の攻撃ヘリ
そうして機首部分の20mm機関砲がグロテスクに脈動しながらその砲口…照準を彼ら/彼女らに向けて――
>26
>51 アンドルー、(小竜景光)、墓場ALL
【墓地/エディ・ドンブラウスキー、ゾンビ×11(増加中)】
ガシッ―
彼(アンドルー)が振り下ろしたスコップの一撃が、そもそも埋葬されていたらしき生ける屍(ゾンビ)の腐乱し脆くなった腕部を?ぎ飛ばして掴まれていた足首が自由になって多少パニックが収まったらしき太ったトラッカー帽の青年(エディ)は礼を言いつつ
エディ「あ、ありがとう――ひっ…そこらから来る。」
慌てた様に駆け出し始めた。
霧の立ち込める墓場にゆらゆらと揺れながら緩慢にこちら側へ迫る生ける屍(ゾンビ)の群れ。
墓石の間を進み、妙にぬかるんだ墓土を踏み締め――(追われている)という恐怖感から絶えず後ろを振り返りながら――
エディ「はっ墓場から出られそう――でも、此処からどこへ行けばいいんだろう。」
と、丁度この墓地と境になっている舗装された道路を見て――途方に暮れた様に足を止めている。
>46 ペルーテ、倉庫地帯ALL
【倉庫地帯/???※怪異発生中、???】
“気配”や“物音”から明らかに(良くないモノ)が近付きつつあるのを察したウサギの獣人な彼(ペルーテ)は来るべき時に備えて身構えているが―――其れ(怪異)より先に別の何かが――この倉庫地帯へと高速で接近しつつあった。
――
―
キィイイイイイイイイイン!(レッグローラーの走行音)
シャーリーズ≪無線※オープンチャンネルで呼び掛けています、此方C.M.S.C、第三陸戦ウィッチ中隊、第二小隊C分隊のシャーリーズ、誰か聴こえていたら応答してください。繰り返します。≫
霧に包まれた途切れ途切れの幹線道路を時速50kmほどで駆け抜けながら、装甲機械化歩兵脚(ストライカーユニット)を着装し無線でこの周辺へ必死に呼び掛けている戦闘服姿にブーニーハット、それに何故かネコ科の肉食動物の耳と尻尾を生やした一人の少女、シャーリーズ・フルウールト准尉は奇妙な消耗感とこの得体の知れない土地の不気味さと精神的に戦いながら――
と
埠頭――というか資材を集積する様な倉庫地帯へと差し掛かった際に…(ウィッチ)として感じた(魔力)の気配と――HMD上の表示…熱源探知による索敵で捕捉したシルエット――
シャーリーズ「ウサギの――獣人さん?――あのー!そこの人ー!」
と倉庫側を警戒している彼(ペルーテ)の後方から傭兵ウィッチは大声で彼に声を掛ける。
>57 ロウレス&リヒト、商店街ALL
【商店街/クリーパー×多数、L(エル)、Lダミー×4】
哀れな誰とも知れない犠牲者に貪りついていたゴキブリめいた化け物の群れを“敵”と認識した二人の青年(ロウレス&リヒト)、早速襲い掛かって来た数匹を其々の戦い方で返り討ちにして戦闘状態に突入する。
死体に群がっていたゴキブリめいたナニカ(クリーパー)の群れも、一斉におぞましい羽音を響かせて大量に飛び立ち、彼らの肉にありつかんと食い付いて来る。――しかも良く見るとこれらのゴキブリの化け物(クリーパー)には…何やら人間に酷似した顔の様なモノがあるらしく耳障りな金属を擦るような鳴き声も其処から発している様だ。
――
―
TATATATATATAN!TATATAN!TATAN!TATATATAN!(銃声)
不意に商店街に響く自動小銃の連射音
霧の中で閃く断続的なマズルフラッシュ、甲高い小口径高速弾特有の発砲音。金臭い飛沫を上げてゴキブリめいた化け物が次々と撃ち抜かれて斃れていく。
それらの異形の屍を平然と踏み潰し硝煙と霧に特徴的な変わった橙のヘアピンを着けたアッシュグレーのウェービーヘアをなびかせながら進むタクティコーな特殊作戦要員染みた装備をした剣呑な雰囲気の少女と複数の“その少女と全く同じ姿をした”者達が霧の中から姿を現す。
標準射撃姿勢で構えたタンカラーのベルギー製モジュラーアサルトライフルを時折発砲して周囲に蠢く化け物ゴキブリ(クリーパー)の群れを機械的且つ冷徹なほど効率的に撃ち斃していく。
L「αよりβ、進路上の未確認脅威を排除――引き続き目標地点までの掃討を継続します。」
Lダミー1「任意の自由射撃継続…索敵中」
Lダミー2「後方警戒、接敵無し」
Lダミー3「――前方目標地点にて動態反応検知…」
Lダミー4「直協火力支援待機中、弾種・HE」
L「このまま接近する、各自ウェポンズ・フリーを維持」
口元のボーンマイクにそう抑揚の無い声で通達する同じ姿の少女ら――とある第三次世界大戦後の近未来の世界に於いて大戦による人的資産の希少さから来る人手不足故に代替兵士として運用されるT-Doll、即ち“戦術人形(T-Dolls)”と呼称される一種の民生品転用軍用アンドロイドとそのダミーである。
元来彼女らには現地指揮官が存在している筈だが、その指揮官(アリ)自身は単独で霧の中、別行動を取っているらしく。随時無線通信で指示を出している様だ。
あるPMSCs(民間軍事請負企業)に属する彼女らもこの(霧と灰の街)にとある任務中に紛れ込んでしまったらしい。
そうして現在はある目的でこの霧に包まれた商店街へとやって来た様だが…
【〈遊園地〉-入口付近-〔マホロア〕〔マルク〕】 ??>美優、太宰治、高杉晋助、遊園地ALL
マホロア「ボクらはローアっていう船に乗ってて、気付いたら__!!!」
マルク「どーやら、そんな呑気に話してる暇はないみたいダゼ…お話のオジャマをしにきたヤツらがいるみたいなのサ。」
マホロアは男性(太宰)の話に食いつくように自分の状況を説明しようと話し始める。自分は船に乗ってきて、そして、と口を開こうとした所_
刹那、異様な気配を感じたマホロアはその気配の正体がある場所__上空を見上げる。
その様子を見たマルクも上空のヘリに似たナニカを睨みつけながら「話している暇はなさそうだ」と皆に伝えるように言葉を零す。
相手側はまだ攻撃を仕掛けてくるつもりはないらしいが__
それでも話の通じる相手ではないことを、二人は野生のカンたるものから大体察していた。
マホロア「……アレ、ナニ?ヘリじゃないヨネ?」
マルク「……あー、メンドクセ…おい、オマエラ。戦えるのサ?」
マホロアは明らかにヘリではない「ナニカ」をぼんやりながらも観察して冷や汗を流す。
マルクはイヤそうな顔をしつつも、少し殺気の様な気配を漏らしつつ貴方達に戦えそうかどうかを聞いて__。
【〈廃屋敷〉-リビング-〔レティア〕】
>シャディク、ことも、廃屋敷ALL
「…!…!」コク
自分の口元を手で押さえながら背中の羽根の音を立てないように浮遊し、棚を登っていく__
泣きたい気持ちを必死に堪えながら、音を立てないように、慎重に__ふわふわと、上空を飛んでいっている。
あとちょっとで屋根裏に行けそうだ。手を伸ばせば確実かもしれない、そんな距離間のようで。
【〈倉庫地帯〉〔ペルーテ〕】
>倉庫地帯ALL
「そこか!!お化けは__お化けはボクがやっつける…!!!」
少々涙ぐんでいる様子で既に恐怖心が限界なのか、背後からやってきた貴方が味方だと気付かずに腕を前に出し、魔法陣が目の前に展開される__
「__燃え盛る炎よ、我が心に応え全てを焼き尽くせ__『フォルノ・ヘルナ』!!!」
と、魔法を唱えたのちに野球ボールサイズの炎の球が貴方の方へ飛んでいく__味方だとは気づいていないようで。
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