匿名さん 2023-04-04 23:32:48 |
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リシュガルド様……。
( 暫く馬車から彼の姿を見ており。先程額が宛てがわれた手の甲をそっと片方の手で撫でれば、彼のことを思い。)
──
( あれから父にお願いをして定期的に見学に行くことが許可された。恐らくリシュガルド将軍の根回しもあるのだろう。今日も予定通り訓練所へ訪れ。)
御機嫌よう。リシュガルド様。
御機嫌よう、シャルロット嬢。
約束通り来てくださいましたか。では、こちらの木陰のあたりでお掛けください。
(約束していた通り貴女が見学へ来ると固い表情が少し和らいで丁寧にお辞儀を返し、前回は急な来訪だったため何もできなかったが木陰でドレスが汚れないよう簡易な布を敷いた上に椅子を乗せて準備しており。貴女が到着と共に鍛錬開始!と副将軍が先だって指示を出し、自分も途中から真剣を取り出しヒュン…シュッと剣を振り下ろし)
前回は木剣での訓練でしたが、本日は真剣での訓練となります。
今は大剣がメインで、この後短剣の訓練もあります。
まぁ、真剣で…。
怪我をされる方も多そうですね。
( 案内された木陰の椅子に腰をかけ。椅子の上には丁寧に布が敷かれていることに気付くと、小さくお礼を伝えて。今日の訓練内容を聞けば、真剣での訓練らしい。きっと真剣とあれば、木剣よりも怪我をする人も多いはず。少しドキドキしながらその訓練を見つめて。)
多少の怪我は仕方ないですが、大怪我をしないために日々の鍛錬を行なっておりますのでご心配なく
(木陰の席へとついた貴女はまるで木漏れ日に当たる少女の絵画のように美しく見え、直視できぬ程に自分の気持ちが昂っているのがわかる。説明を真面目に聞く姿も嬉しく思い、視線をまた剣へと集中させると自身は対人訓練はせず剣技に集中してヒュッシュッと剣を振るうたびに風を切って)
そう、ですか。
( こういったときに日々の鍛錬の成果が出るのだと改めて聞くと、なるほどと納得して。暫く彼の剣さばきに目を奪われていると、しらずしらずのうちに口から「素敵…」と、思ったことが本人も気付かぬうちに零れており。傍から見れば彼にぞっこんなのは誰にでも分かることで。)
(剣に集中していた筈が、貴女の「素敵」と溢した言葉が耳に入ってしまい、手元が狂いそうになるのを堪えて最後まで剣を振り切りゆっくりと腰の鞘へと剣を納め。一礼をし軽く汗を拭ってから見学していた貴女のもとへ歩いていき手を差し出し)
シャルロット嬢、乗馬のご経験はお有りですか?良ければこの後乗馬訓練があるんですがご一緒にいかがでしょう
一応経験はありますわ。
…いいのですか?では、お言葉に甘えて…。
( 訓練の合間に此方に来た彼。汗を拭う姿も様になる、なんてつくづく惚れ惚れと彼を見つめていると差し出された手を見て。乗馬は貴族の嗜みとして幼い頃からある程度は乗れるようになっている。しかし、軍の乗馬と自分のそれとはまた違うだろうと思いつつも彼の手を取って。)
緊張されてますか…?半ば強引にお誘いして申し訳ない。
ドレスが汚れぬよう注意いたしますので、嗜まれているような乗馬は無理と思いますが私に捕まっていただけますか?
(貴女が乗馬に同意すると馬が括り付けてある木のそばまでエスコートし、貴方の様子からドレスにも関わらず強引に誘ってしまったのではと眉を顰め申し訳なさそうにするも、貴女を抱き抱えて一緒に馬に乗れる事への期待感に気持ちが走っており。自分が先に馬に乗り、馬の近くの木箱をひっくり返した足場のところまで来るように今度は両手を差し出して)
いえ…。その、兄や父以外の男性と一緒に乗馬をするなんて初めてなので、緊張してしまって。
( 緊張しているかと問われれば、それは当たり前だというように頷いて。その理由が乗馬への緊張ではなく、彼と密着して馬に乗るということへのそれであり、家族以外の男性と乗馬をするなど生まれて初めての経験だからだ。ドキドキとした鼓動を押さえつけながらそっと足場に乗ると彼の両手に手を伸ばし。)
私が初めてご一緒する騎馬相手で光栄です。
ではちょっと失礼…
…っ…羽根のように軽いですね
私が支えてますから力を抜いてください
(緊張の面持ちの貴女を安心させるように微笑み、貴女が手を伸ばして来ると腰の辺りを掴みヒョイと持ち上げあまりの腰の細さに驚きパッと目が合うとつい赤面してしまい。脚は閉じたまま自分の前に横向きに腰掛けさせてからゆっくり馬を歩かせ初め。ふと疑問が頭を過ぎり個人的な質問をしていいものかと躊躇いながら口を開き)
…シャルロット嬢は、婚約者や許嫁など…決まったお方はいらっしゃるのでしょうか…?
…ひゃっ…。
( 彼の微笑みにまた胸を射抜かれたのも束の間、体がふっと宙に浮く感覚に思わず声を漏らし。気付けば至近距離の彼と視線が絡みあい、うるさいくらいに胸の鼓動が耳に響く。このままでは彼に聞こえてしまうと思いながらも、大人しく彼へと体を預け。ふと彼の質問には、少し困ったように笑って。つい先日まで王太子の婚約者候補として名を連ねていたが、今目の前にいる彼一筋。本来ならば有り得ないことだが、婚約者の座を辞退したばかり。彼はどうなのだろうかとおずおずと彼を見上げて。)
…、いえ。いませんわ。
その…、リシュガルド様は…?
…ッ…このくらいのペースでしばらく行きましょう
(力を抜くよう伝えたのは自分だが、貴女が体をあす預けてくるとこちらの心音が聞こえてしまわないかと思うほど緊張感が増し、フゥッと一息吐いてから近くの林道をパカパカと馬をゆっくり歩かせて)
…答え難い質問をしてしまいましたかね。私も一応貴族出身ではありますが、端くれ程度の貴族ですし親も婚姻などの話はそこまで厳しくはなく…ただ母が亡くなってからは父親も丸くなってしまったので跡継ぎの安心をさせてやりたい気持ちはあります。
(自分の質問に対し、特定の相手がいない事には嬉しく思うが苦笑いの理由はわからず深くは聞くまいと次に自分の身の上話を始める。母親の形見のペンダントを服の上からキュッと握り締め遠くを見つめ、母親に貴女を妻として紹介できればどんなにいいだろうかと心の中で強く思い)
そうだったのですね。
…実は一時期王太子殿下の婚約者に、と推薦いただいたことがありまして。家としてはそれは名誉なことなのですけれど、やはり憧れとしましては本当に好きな殿方と一緒になりたいという思いがあって。ついこの前、辞退をしたばかりなんです。両親は私の好きなように、と言ってくださいましたけれど、周囲からの非難な声はそれなりにあって…。
( 彼が身の上の話を自分に語ってくれたのに、自分が話を誤魔化すわけにはいかないと、婚約についての話を語り始め。話終えると、ちらりと彼の方を見上げて、変な令嬢だと思われてしまっただろうかと不安気な表情を浮かべて)
王太子殿下のご婚約の話は耳にしましたが…そうですか……私も詳しい所までは無頓着なもので…
婚約の話を断られて間もなくとも私は気にしないが、世間体も有るでしょうし大変…でしたね。
…シャルロット嬢は今好きなお相手はいらっしゃるのだろうか?
(まさか王太子婚約破棄した相手が目の前にいる貴女だとはつゆ知らず少し動揺するも、変わっているなどとは微塵も思わず首を振り、その決断も大変だっただろうと同情の色を見せ。これほどまで魅力的で強かな意志を持つ女性は他にいないと確信し、今好きな人がいるか尋ねる。返事を待たないうちに、手綱を引いて馬を止めてから貴女の手を取りまっすぐ強い眼差しで見つめ自分の気持ちを伝え)
いや、好きな人がおられようが関係ない、世間の目が落ち着くまでいくらでも待つので、一度私との交際を考えてはくれないだろうか。前回見学に来られてから貴女の事が頭から離れなくて…お慕いしていますシャルロット嬢…
…私、も。
リシュガルド様を一目見たときから素敵な方だと思っておりました。逞しく厳しい一面とは違い、優しく接してくださる貴方にひどく惹かれています。…好きです。
( 馬が止まりどうしたのかと彼を見上げると、改めて正式な交際申し込みの話をされれば、頬を赤く染め。彼の手の体温、眼差し、全てから自分のことを真剣に思ってくれていることが伝わり心の中は嬉しさでいっぱいに。少し間を空けてから、自分の正直な気持ちを話すことにして。王太子殿下の婚約の話を断ったのも、目の前の彼が好きだから。こちらも真剣に、彼への思いを伝えて。)
本当…ですか!?
言葉がうまく出て来ないが…貴女を守れるようこれからも精進します…シャルロット嬢…シャルロットとお呼びしていいか…?
(自分の気持ちを伝えた後はしばらく待つつもりでいたため、まさか両想いとは思っておらず目を見開き感情が込み上げ言葉がうまく出ないが自分が貴女を守って行きたいという気持ちだけでもと伝え。女性経験はほぼ無いに等しく交際となると嬢呼びだと失礼になるのかと思い、早速呼び捨てでいいかと顔を覗き込んで)
えぇ、私の方こそ。不束者ですが、よろしくお願いします。
…っ、勿論ですわ。私も、ラヴェル様と、お呼びしてもよろしいでしょうか。
( 両想いになれた幸福感にふわふわとした感覚を覚え。幸せをかみ締めていると、不意に呼ばれた名前。自分の名前が特別であるかのように聞こえるその響きに思わずうっとりしてしまう。逆に自分も彼をファミリーネームで呼んでいるのは些かおかしいと思えば、ファーストネームで呼んでもいいだろうかと少し遠慮がちに尋ねてみて。)
こちらこそどうぞよろしくお願いいたします。
ローズベリー家では親しい間柄でも様を付けたりするのだろうか?
私としてはラウェルと呼んでもらって構わない。
(改めてよろしくと言われフワリとした貴女の微笑みにまた見惚れ夢心地で目を閉じ、握っていた手に愛しみを込めて軽く触れるだけの口付けをし。サァッと心地よい風が吹き抜けると少し離れたところから訓練の掛け声が風に乗って聞こえてきて訓練に戻らねばと伝える。貴女との時間をもっとゆっくり過ごしたくて次回食事の誘いをして)
…シャルロットとこの貴重な時間をもっと一緒に過ごしていたいがそろそろ訓練に戻らねばならない…次の休みの日どこか静かな店で食事でもどうだろう。
あ…、そうですね。
ちょっと慣れないというか…。そのうち、できたら…っ。
( 恋人同士なのだから様をつけずに、と言われると頬を真っ赤にして。生まれてこの方、男性を呼び捨てにしたことはなく、染み付いてしまっているものでもあるので、そのうちそんなふうに呼べたらいいなと思う。手に落とされた口付け。その動作ひとつひとつにドキドキとしてしまい。食事の誘いには嬉しそうに頷いて。)
勿論ですわ。楽しみにしています。
すぐに慣れなくても構わない…
少しずつ歩み寄れたらと思っている
…では近々便りを送ります。お気をつけて
(自分も手の口付けは不慣れなため少し恥ずかしそうにし、貴女とより親しくなれれば呼び方はゆっくりでいいと静かに頷き伝える。貴女を従者の所へ送ると、軽くお辞儀をしてからまた馬に乗り直し颯爽と軍に戻っていき)
____後日の便り___
『◯日の夕刻、お迎えに上がります。まだ交際の事を周りに公表していないため騒ぎにならぬよう手狭な店を選びました。気軽な軽装でお越しください』
( 軍の訓練に戻っていく彼を見つめながら、口付けられた手をそっともう片方の手で撫でて嬉しそうに。その日は従者と共に帰宅し、暫く1人で幸せに浸っていた。)
───
( 先日彼から招待を受けた内容通り、比較的大人しめの若草色のワンピースに、長い髪は後ろで一つにまとめた格好。普段からドレスを着ることが多いため、メイクもそれなりにしているのだが、今日は薄めのメイクで。彼が迎えに来るのを今か今かと待ち遠しくソワソワしながら待ち。)
(公表前のため初デートがこのようなお忍びになってしまうのは少し心苦しくも、緊張の面持ちでこの日のために新調した深緑色の膝丈までの上着に、襟元は少しボリュームのあるブラウスと淡い緑のベストに金のボタンが光る。髪型はいつもと変わらぬピシッと固めたオールバック。待ち合わせの時間になり迎えのための馬車から降りると、手に持っていた黒いシルクハットを被り、貴女が出てくるのを門の前で心臓が早く脈打ちながらも静かに待ち)
…ラウェル様、御機嫌よう。
( 窓から馬車が見えると、侍従のものと共に玄関へ。お待たせしてしまってはいけないという気持ちに加え、早く彼に会いたいという浮ついた気持ちで駆け足で彼の元へ。少し呼吸を整えてから、ワンピースの裾をかるく持ち上げ挨拶を。いつもは軍服の姿の彼も、今日は私服で。軍服のときもそれは素敵なのだが、私服の姿も神々しく輝いて見える程素敵で、思わずそのまま感想を。)
ラウェル様の私服、初めてお目にかかりますね。
とても素敵ですわ…。
御機嫌よう、シャルロット……
…普段と違って変ではないかと心配していたが…有難うございます…
薄明かりの中でも貴女の輝きは変わらないな…
今日もとても美しい…
(自分が馬車から降り数刻もしないうちにギィと大きな玄関の扉の開く音が聞こえると、駆け足でこちらに向かう貴女の姿が普段より化粧も軽めということもあり無邪気な少女のように可愛らしく見える。貴女の丁寧なお辞儀にこちらもシルクハットを外しながらお辞儀を返し、顔を上げ小さく笑って馬車にエスコートするため手を差し出し)
ふふ…、ありがとうございます。
( 賛辞の言葉には、思わず頬を赤くして嬉しそうに微笑めば。差し出された手に自分の手を重ねて、「今日はよろしくお願いします」と伝えエスコートを受け馬車の中へ。将軍と出かける、そしてお忍びでということで特に侍従は付けることなく、1人で馬車へ。当たり前だが、馬車の中では2人きりなのだと考えるとなんだか緊張してきて。)
こちらこそ
では、行きましょうか
(見送りについてきた侍従に「責任を持ってお送りする」と短く伝えて貴女を馬車に乗せると、自分も後から乗り込み対面に腰掛け。自分もそうだが貴女からも緊張してる様子が伺え、先ほど挨拶の時はゆっくり見れなかったがヒラヒラしたドレスとはまた違う可憐な様子に見惚れていて、馬車がゆっくり走り出すとハッと先ほどの侍従について尋ねてみて)
先ほどの者には…今日のことについてどのように話して来られたんだろうか?
食事をしながら軍のことについてお話をしていただけるという風に話してあります。普段から軍の訓練を見学に行っていることは知っていますし、御相手がラウェル様なら、と喜んで送り出してくれましたわ。
( 侍従には、軍のことについてさらに知りたいという自分の願望を将軍閣下自ら教えてくださるという名目での食事会。そんなふうに伝えれば日頃から軍の訓練を見学に行っていることを知っている侍従も疑うことなく送り出してくれた。)
そうでしたか、うまく合わせていただき助かります。気を遣わせて申し訳ない。
では、軍についての話もちゃんとお伝えせねばならないな。こちらとしてはシャルロットと話せるだけで嬉しく思うし、何でも聞いてくれて構わないよ。
(見送りの侍従へもうまく説明し、感謝とともにまだ公表してない関係なだけに気を使わせた事へお詫びし。軍についても機密情報以外は何でも貴方の興味を示す事は話す気満々で、自身の胸にトンと手を置き)
…軍のことは、勿論お伺いしたいのですけれど、
私、ラウェル様のことがもっと知りたいです…。
( こんなただの令嬢に対して優しく何でも教えてくれる彼が本当に素敵で。軍についての話をと侍従に言ったのはあくまで嘘の言い訳、本当は軍のことよりも恋人の、彼についてもっと詳しく知りたい、と思っている。なんて、恥ずかしそうに頬を赤く染めれば、ちらっと相手の反応を伺い。)
わ、私の事ですか…?私もシャルロットのことをもっと知りたいと思うが…そろそろ店に着くのでそこでゆっくり話そうか…
(軍のことよりも自分に興味を示してくれている事と、暗がりの中で窓から差し込む光で照らされ赤く染まった頬の様子にこちらも吊られて恥ずかしくなり。馬車のスピードがゆっくりになった様子からそろそろ到着するとわかると、続きは店でと言い。馬が足を止めると自分が先に降りてエスコートし、数少ない街灯に連なる民家のうちの1つの店構えはただの民家のようで看板も特に無く、中に入ると奥の角の席へ案内され店内は貸切となっており静かにレコードが流れるシンプルな店で)
わぁ…、素敵な場所ですね。
( 馬車に乗りながらどんなお店に連れて行ってくれるのだろうかと楽しみにしていた所、ついたのは民家が並ぶそのひとつ。果たしてお店なのかどうかわからないその入口をくぐれば、落ち着いた空間に目を輝かせ。案内された椅子に腰をおろして、改めて店内を見渡し。)
私の知人が趣味でやってる店なので、あまりお客も来ないとこだから気兼ねなく話せるかと思ってね。今度正式に交際の事を公に出せる時になれば、シャルロットの好きな店に行こう。
嫌いな食べ物とかある…?
(1人だけの店員が椅子を引くとゆっくり腰掛けるとテーブル中央のキャンドルがゆらりと揺れ、この店が知人の店である事を簡単に伝えるとお任せコース料理を頼むにあたり貴女に苦手な食べ物はないかと尋ね)
お気遣いありがとうございます…!とっても素敵なお店ですわ。
ええ、今度は私のお気に入りのお店を紹介させてくださいね。
嫌いなものはありません。なんでも食べられます!
( 公式な関係ではないことを気遣いつつこのような素敵な場所に招待してくれたことが本当に嬉しくて、にこにこと笑い。今度はローズベリー家が贔屓にしている店を紹介しようと意気込んでいると、食べ物の好き嫌いについて聞かれ。首を横に振り、微笑んで。)
あぁ、次回楽しみにしているよ
嫌いな物もなくてよかった
身勝手な想像だが、ご令嬢の方々は偏食が多いイメージだったので意外だった。シャルロットの好きな食べ物や趣味などあれば聞きたい…が、、馬車で質問を受けていたのは私の方だったな。私のどんな事が知りたい…?
(次回の食事の約束ができると此方も微笑み、好き嫌いが無いと聞くと近くで待っていた店員に「シェフのお任せコースで」と注文をし、そこから貴女に聞きたいと思っていた事を溢すが自分が質問されていた事を思い出し片肘をテーブルについて首を傾げて質問の内容は何かと聞き)
ふふ、幼い頃から嫌いなものはそれほどないのです。特別好きなのは甘くて美味しいケーキかしら。
あ、私も。ラウェル様の好きなものが知りたいです。
( 幼い頃から何でも食べれたと言うと、これまた意外だと言われるのだろう。確かにほかの令嬢は、僅かな量しか召し上がらないし、嫌いなものが多い人もいるが。ふと好きな物を聞かれると、大好きな甘いケーキの話を。そういえば、バスで彼についても教えてもらう予定だったと思い出せば反対に尋ねてみて。)
ほぅ、幼い頃からしっかりされていたのだな。やはりシャルロットの意外性は他の令嬢より輝いて見える。ケーキとは可愛らしい……ッンンッ
私は…好き嫌いが多い子供だったので厳しい父親に幼い頃だいぶ矯正されたな…
好きな食べ物は牛肉や馬肉を好んで食べている。体力もつくしな
(幼い頃からしっかりしてる様子にまた意外な魅力的一面に惚れ直し、さらに貴女の好きな食べ物がケーキだと聞くと、また違う可愛らしさに咳払いをし自分の質問に対して昔話を交えながら普段よく食べる肉系が好きだと伝え)
ふふ、そうなのですね。
…やはり身体を作るためにはお肉は必要ですよね。軍の訓練以外でもお体を鍛えられているのですか??
( 彼の小さい頃を想像して、思わず微笑んでしまう。身体を作るためにはやはり肉を食べることは必要なのだろうなと思い。それにしても立派な彼の体つき、それは訓練だけではなくきっと日頃から何かしているに違いないと尋ねてみて。)
そうだな、体が資本なので日課として朝と夜に体を鍛えるようにしているよ
その方が疲れてすぐに眠れるのでね
華奢なシャルロットと並ぶと余計に私の体が大きく感じるかもしれないな…ほら、手だけでもこんなに違っている
(普段から日課として筋トレや走り込みなどは行っている事を話していると、最初に貴女が見学に来た時の事を思い出し軍に興味があるからにはある程度鍛えた男性を好むだろうが近くで向かい合うと改めて体格差がある事を実感する。そっとテーブルの上で自分の掌に相手の手を乗せると、包み込んでしまえるほどの大きさの違いにフッと笑い)
なるほど、やはり日頃から努力されているのですね。
素敵です。
華奢だなんて…っ。
( やはりこのように立派な身体を維持するにはそれなりの努力の継続が必要なのだと改めて感じる。そんな相手にまた惚れ惚れしていれば、不意に重なった手に言葉を飲み込み。頬を赤く染めつつも彼の手の大きさと温もりに不思議と落ち着く感じがして。ちらっと彼表情を盗み見て。)
私にとってはただの毎日の日課で他人に評価されるような事ではないが、好きな女性から言われると…嬉しいものだな…
指もとても細く、手入れが行き届いた綺麗な手だ
(優しく微笑み手の温もりに自身も顔が熱くなるのを感じこのままずっと手を握っていたかったが、離れた所で店員の足音が聞こえるとソッと貴女の手を離す。一品目の前菜のスープが運ばれて来ると弛んでいた表情からキュッと軽く眉をひそませ、テーブルに置かれたスプーンに手を伸ばし一口目を口に運び)
…ありがとうございます。
( 手について褒められれば、頬を赤く染めて小さな声でお礼の言葉を。しかし直ぐに離れてしまった彼の手には、少し残念な気持ちになりながらも運ばれてきたスープを見て。美味しそう、と声を漏らすとスプーンを手に取り1口目を口へ。優しい味付けにほっと一息つき。)
美味しい…。
(貴女のやわらかな手の感覚が残る中、まだ緊張感が解けずにいて最初の一口はあまり味がしなかったが、貴女の美味しいという声を聞くと安心し二口目を口に運ぶと少し力が抜け優しい味に顔が綻び。また運ばれてきた焼きたてのパンを一口ちぎって食べ飲み込んだ後、また話の続きをと様子を伺い)
お口に合ったようでよかった…
前回乗馬の際兄上がいらっしゃると聞いたが、他にご兄弟は…?
先日お話していた兄が1人と、少し年の離れた弟がいますわ。
兄は、ラウェル様と同じくらいの年かしら。
( 美味しいその料理に、少しずつ気持ちも和らぐ。ふと聞かれた質問には、そういえば以前乗馬のときに兄の話をしたことを思い出すと、兄弟について話す。弟はまだ10才。兄は27才。兄は伯爵家の後継者としてもう立派に働いているが、身体を鍛えることをしていないので、ひょろひょろだし、もっと食べたり鍛えたりすべきだと思う。)
ラウェル様は?ご兄弟はいますの?
そうか、歳が近いならいつかお兄さんと酒を交わしたいものだな
弟もいらっしゃるということは男性の多いご家族なんだな。シャルロットの芯が強いところにも納得がいくな…
(貴女に2人の兄弟がいると聞くと、男家族で育ったからきっと自分の妹同様可愛がられる反面厳しく育ったのだろうとフムと頷き)
私は3つずつ離れた弟が2人と、10離れた妹がいる。三男とシャルロットが同年代くらいか…
そういえばシャルロットの年齢を聞いてなかったな、私は28だが…若いと思うが失礼ながら聞いても?
(自分の兄弟の説明をしているとふと貴女の年齢を聞いていなかった事に気がつき、容姿からして自分よりはだいぶ下なのだろうとは思っているが改めて問いかけてみて)
そうなのですね。
ぜひ妹さんと仲良くなりたいですわ。
あ、私は22歳です。
( 彼の兄妹にもそのうち会って、できることならば妹さんと仲良くなれたらなと嬉しそうに話し。彼の年齢を聞くと、やはり自分の兄と同じ年だと分かり、それでも兄より彼の方がずっとしっかりしている。自分など余程幼く見えているかもしれない。)
ああ、是非妹の話し相手になってやって欲しい。
女性は装いや化粧などで変わるからな、
自分より若いとは思っていたがシャルロットは内面の美しさが磨かれていてとても……ンンッ…すまない、うまく言えないが…年齢の差は気にしないか…?
(妹ともきっと仲良くできるだろうと頷き。貴女の年齢を聞くともう少し成熟されていると思っていたためうっかり22には見えないと言いかけて言葉選びに悩んで咳払いをし、自分と6も離れていることに抵抗がないか心配そうに眉を顰める。静かに店員が食事のタイミングを見てメインに子羊肉のローストが運ばれてきて)
ふふ、全く気にしませんわ。
むしろ、ラウェル様こそ、年下の女性は大丈夫でしょうか?
( 彼の様子には、普段確かにそれなりに着飾って化粧もしているし、実年齢より上に見えていたのだろう。6つというが、自分的には全く年の差など気にしないし、むしろ相手の方が気にされないだろうかと心配そうに尋ねて。)
…それはよかった。
私も何歳であろうと気にしない。
こうしてシャルロットのそばにいれるだけで幸せだからな
(年齢差は気にしないと聞くと安堵し、自分も貴女が何歳であろうと好きになっていただろうと即年齢差については首を横に振る。メインの料理にナイフを入れ一口食べた後、真剣な眼差しで貴女を見つめ今回の食事に誘った1番の理由とも言えるこれからの2人の関係の進め方について確認し)
焦ってるわけではないんだが…私達の関係を公にするタイミングはいつ頃がいいだろうか…?
…私はいつでも大丈夫です。気持ち的には今すぐにでも、と思うのですけれど、ラウェル様はどうでしょう…?
( 食事を少しずつ進めていたところ、真剣な眼差しに気付き手を止めれば、彼を見つめ返す。公の関係にすれば、もっと自由に彼と会うことができる。すぐにでも、と口走ってから相手の都合もあるだろうし、と彼の意見を求めて。)
いいのか!?
婚約の話があった後で慎重にとは思っていたが、シャルロットがいいのなら真剣に結婚を前提に考えているとご両親にお話しても構わないか?
(食事の手を止め自分と同じ気持ちなのが嬉しく顔が綻び、結婚するなら貴女しかいないと思っておりほとんどプロポーズのようになってしまうが真剣に自分の気持ちを伝え2人の関係を親にも承諾を受けてから公表したいと言い)
もちろんです!
私の父と母もきっと喜びますわ。
( 相手の反応が思いのほか嬉しそうだったのでこちらもなんだか嬉しくなり、笑顔を見せて。両親は王家との繋がりに関しては何も気に留めておらず、自分の選んだ人ならば反対はしないと言ってくれる。本当に大好きな両親だ。)
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