匿名さん 2023-04-02 21:08:26 |
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…(不本意と言われると、嫌われたかもしれないと思い胸が苦しくなりグラスを置くと立ち上がり)…ごめん、ちょっと飲みすぎたから外行くね。待ってて。
…王賁。(目を閉じていると王賁の声がして、自然と暗くなってしまう顔を見られるのは嫌だったので目は合わせないように立ち上がり)…さ、部屋戻ろっか!今日はすぐ寝れそう。
…そうだな、外は冷える。(蒙恬の様子がいつもと違うような気がしたが、この時はまだ確信がなく。体調が優れないのかもしれないと、羽織っていたものを蒙恬にかけて部屋に戻ろうと)
おい蒙恬…本当に大丈夫なのか。(明らかに元気がなく横になってしまった蒙恬を見て本格的に心配し。顔色を確認しつつ頬に触れて)気分が優れぬか。水は飲めるか?
(勝手な解釈で気を落とし挙句の果てには王賁に気を使わせてしまっている、どうしようもない自分に呆れてため息をついて)…俺って本当にめんどくさい。嫌になったらすぐ言ってね、王賁。
嫌になどなるわけがないだろう。急に何を……(心が蒙恬で支配されているというのに嫌いになれるはずがなく、少し熱を入れて否定し。何を言っているのかと言いかけた時、先程のやりとりが頭を過り)…蒙恬、まさかお前、何か誤解してはいないか。
(王賁の真剣な表情や誤解してないかと言われるとハッとして、あの言葉は冗談なんだと思うと、勝手に誤解して落ち込んでいた自分が恥ずかしくなり王賁に背を向けて)…王賁、この先冗談言うの禁止。
まさかお前に限って真に受けるとは思わなかったのだ。ただでさえ俺ばかりがお前に振り回されて…(飄々とした雰囲気で恋愛豊富な蒙恬はやはりいつも余裕があるように見えて。そんな蒙恬の耳が赤く染まっているのに気付くと愛しさに胸が高鳴り、思わずその頬や耳元に唇を落として)…やはりお前は可愛いな、蒙恬。
…俺だって結構振り回されてると思うけど。(頬や耳元に口付けされると再び顔に熱が集中してきたので、王賁に横になるよう声をかけると誤魔化すように王賁の話し方を真似して)…早く寝るぞ、馬鹿者。
そうは見えぬが…そうであって欲しいと思う。(真似をされてふん、と鼻を鳴らすが表情は穏やかで。言われるがまま横になると、後ろから腕を回して蒙恬を緩く抱くような体勢に)…眠るのが惜しい。少しこのままで許せ。
…そうか。(初めてだと聞くと心底嬉しくなり、抱く力を強め、絡められた指も握り)…蒙恬。お前といると心が乱れると言ったが、それほどお前に惚れているからだ。どうしていいかわからなくなるが、俺はお前を手放す気は毛頭ない。
(王賁の言葉を聞くと愛おしくなり、手の甲に口付けて)…俺も冷静に考えられなくなるほど王賁に惚れてるよ。嫌って言っても離してあげない。
…(手の甲に感じる感触に頬を緩め、こちらは首筋に軽く口づけを返して)俺とお前は正反対だ。この先もすれ違いがあるやも知れぬが、俺から離れることは許さん。
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