匿名さん 2023-04-02 21:08:26 |
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(町に来たものの、特にする事もないので帰ろうとすると愛閃がまだ帰りたくないと言うので付き合うことになり、気付けば辺りは暗くなり始めていて帰るのが遅くなり)
(楽華の隊員に蒙恬の行方を聞くと町へ出掛けたとの事。まさか今日は帰って来ないつもりなのでは…と考えると居ても立ってもいられず、町の方へと探しに向かって)
お前が──…、(あまりに遅いからだ、と言おうとしたが、ここまで干渉するのは鬱陶しいだろうと考え。愛閃の手前、負けたくない思いもあるのか顔を背けながら誤魔化して)…少し用事があっただけだ。
(言葉を誤魔化す王賁に首を傾げ、少し浮かない顔をしている王賁の事が気になり、愛閃に先に帰るよう伝えるといつもならすぐ帰る愛閃だが、急に自分の腕を掴むと心配を理由に一緒に帰ると言われ)…今日はどうしたの?いつもと様子が違うぞ。俺は大丈夫だから先に帰って。(そう言うと愛閃に掴まれていた手を離し、王賁の手を取って)…じゃ、行こっか。
(二人のやり取りを見て、愛閃の蒙恬に対する想いを確信し。なおも蒙恬を連れ戻そうとする愛閃を遮るように蒙恬の前に出ると、愛閃に言い放ち)心配するな。蒙恬は俺が責任を持って送り届ける。お前は先に戻るといい。
お前が鈍過ぎるだけだ。(恋愛経験豊富な蒙恬なら愛閃の気持ちに気付くはずで。鈍感なうえに無防備すぎる蒙恬に少々腹が立ち、足早に歩き出し)
…怒ってんの?愛閃との関係は知ってるよね。(まさか愛閃が自分に恋愛感情があるとは思ってないので、王賁が勝手に決めつけていると思い、思わず冷たい口調になってしまい)
……(この言い振りでは蒙恬は愛閃の気持ちは知らないのだろう。言っておいて警戒させるべきか、いや愛閃は蒙恬にとって親しい相手、言ったら蒙恬も変に意識してしまうかもしれない…と悩み出し、無言になってしまい)
(無言の王賁は何を考えているのか全く分からず、もしかして呆れてるんじゃないだろうかとかこういう時に限ってネガティブな考えになる自分にも苛立ち、王賁とは逆方向に向かって歩き出そうとして)…やっぱり、俺も戻るよ。
(あれこれと頭の中でぐるぐると考えを巡らせている仲、帰ると放つ蒙恬の声が聞こえ。ハッとし振り向くと蒙恬が背を向けるところで、ぎゅっと掴まれたように胸が痛くなり。咄嗟に腕を掴んで引き止め)駄目だ、帰さん。
(腕を掴まれると、引き止めてくれたんだと嬉しくなるが、王賁にはまだ背を向けたままで)…例え愛閃が俺の事を好きだろうと、俺は王賁しか好きにならない。
例え、だからね。愛閃が俺の事を好きになるなんてありえないから、気にする事ない。(肩を掴まれると素直に王賁に顔を向けて)…今日は王賁の天幕に行こうかな。
……(やはり気付いていなかった事に加え、このまま帰ればまた愛閃に邪魔をされるだろうという事で焦りが生じ)帰さぬと言っただろう。その辺の宿にでも泊まる。…行くぞ(蒙恬から手を離すと歩き出し)
別に、ふつうだ。(焦っていると思われたくないのか、すました顔で答え。拒否されず素直に着いてくる蒙恬に内心嬉しく思いながらも普段通りの態度で)戦も一段落したし、たまにはのんびりするのも悪くはないだろう。
(どことなく嬉しそうな王賁に自分も嬉しくなり、一歩先を歩く王賁の腕に自分の腕を絡めて)のんびりじゃなくて、イチャイチャの間違いでしょ?
(不意に腕を絡められたことや蒙恬の言葉に驚いたような表情をした後、何処となく照れたように視線を逸し)…馬鹿を言え。せっかく町に来たので、ただ泊まるだけだ。
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