可愛いの魔法 (〆)

 可愛いの魔法 (〆)

匿名さん  2023-03-24 20:11:47 
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お相手様決定済み。




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  • No.2288 by 逆巻 傑  2024-07-14 00:53:58 



( 戻ったビーチマットの上には荷物番を任せた少女と、その隣の砂浜に軽くストレッチをしながら彼女と雑談を交わす小柄な少女。宝探しの成果を見せると共に礼を告げて元の位置に腰を下ろすと、苺と砂糖菓子の貝殻は最上段の真ん中に、マカロンの貝殻は下の二段に散りばめ、グミのシーグラスはその隙間を埋めるように…と、迷いのない手際でそれぞれを配置してゆく。あとは小さな貝殻達を側面の波間に浮かべれば完成なのだが、気付けば周囲には彩りのない頃を知る二人のみならず、グループ全員が大集合して作業を見守っていて。本業のヘアメイクならまだしも、ただの砂遊びをこうも注目された中で進めるのはさすがに気が散って仕方なく、かと言ってアイドル達を追い払うわけにもいかず一心にケーキを飾りつけていた折。ふいに真正面の緑色担当の少女が「おいしそう…ケーキ食べたい」と呟き、休憩時間に食べたスイカの味が忘れられないのか「またスイカでもいい」と付け足せば、それを割った赤色担当が「おいしかったでしょ?わたしの割ったスイカ」とどこかで聞いたような自賛を口にしたのを皮切りに、一言も発さない己を取り巻いてスイカ割りの話題が展開されていって )


  • No.2289 by 永瀬ひな季  2024-07-14 21:16:06 



( 砂のみで作られたケーキが三段ケーキにホイップまでこだわる中々のクオリティーだったために、デコレーション用の貝殻たちを手にした彼は一体どんなケーキを最終的に作り上げるのだろうか。さや姉と二人でその様子をやや前のめりに見守っていれば、いつしか何事かと興味を示した三人も加わってメンバー全員で見守ることとなれば。おとぎちゃんの言葉をきっかけにスイカ割りの話題が膨らみだすと『ねねが割った方が美味しかったかもでしょ』との返しから〝受けた人は味が出る=可愛くなるゲーム(?)〟としてスイカ割り風の遊びが始まり出して。流行の移ろいは早いらしい。ケーキの完成を未だ見守る自分を置いて、ねねぽん、あち、おとぎちゃん、さや姉の順に手刀を喰らっていけば残るは自分だけれどそこにねねぽんの瞳がきらりと光る。『じゃあ次はメイクさんの番ねっ!』と、彼の手首をぱしりと掴んで引き寄せてはスイカ割りのゲームに巻き込むだろうか。そんな強引な、と目の前の光景に双眸をぱちくりと瞬かせながらあたふたするしかなくて )
ねっ、ねねぽん…!?


  • No.2290 by 逆巻 傑  2024-07-14 22:39:27 



……、よし。
( また俄に周囲が騒がしくなり、高校生達が新たな遊びに興じ始めては、それを作業BGMに黙々と手を動かしてゆく。貝殻を配置するだけの飾り付けは土台作りの時のように手を汚すこともなく、程なくして完成形の3段ケーキが眼前に出来上がれば、湧き上がる達成感にやっと表情を晴らして。唯一ポケットのある衣服を着用する自身はそこからスマホを取り出し、記念に写真を一枚。すると見計らったように誰かの腕が此方へと伸び、少女達のゲームの舞台へと連れ出され、ルールもよく把握しないまま参加者に入れられたようで。歓迎する者、慌てる者、気掛かりそうにする者、間延び声で応援する者、異様に前のめりな者。五者五様の反応を前に己は「…俺もやるんすか」「やるんす!」の1ラリーで素直に瞼を下ろし、聞こえてくるはしゃいだ指示を頼りにふらふらと砂浜を彷徨い。やがてストップの声が掛かり、従順に開眼の許しを待ってから瞼を持ち上げると、先程少し遠くの波打ち際で見た顔が予想外に近い位置にあって、微かに睫毛の先を震わせる。しかし心に波紋が生じたのはほんの一瞬で、言われた通りに手刀の形で腕を構えたなら、自重のみで相手の頭上へとそれを落とし。一拍置いて飛び交う可愛くなるだ何だという言葉には、そのために担当ヘアメイクである自分が呼ばれたのかと、決意表明として肯いておいて )
…──俺がいくらでも。


  • No.2291 by 永瀬ひな季  2024-07-15 00:00:14 



今年もまたお話の途中ですが──…

ハッピーバースデー、傑さん!( クラッカーぱーん! / 今年もまた壁にはhappy birthdayのカラフルな風船 / 今回は煌めく月と星の形の風船を添えて )
二人で過ごすお誕生日は2度目ですね…!またお祝いできて、わたしの心もおめでとうな気分です。( 感慨深く胸に両手を添え / じーん… )あれから一年、充実した日々は過ごせましたか?もしまだ充実したりてなくても大丈夫です、これから先の一年…更に素敵な一年にしましょうねっ!( 人差し指を顔の傍に添えながら笑みを煌めかせると / じゃん!とテーブルの上に用意したお誕生日ケーキは紅茶のシフォン / とろりとクリームが垂れ、上や下に苺を散らしたデコレーション )

それから──…お誕生日プレゼントです。二人とも、受け取ってくれますか?( 淡い月色と夕焼け色のアクセサリーポーチ / それらを両手で優しく包みながら差し出して / 双眸をふわり緩め )

*傑さんへ
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( クリスタル/ブラックスピネル/ゴールドルチルクォーツ/ホワイトラブラドライト/ブラックラブラドライト/アクアマリン )

*背後様へ
https://tadaup.jp/34f3f14ea.png
( ホワイトパール/クリスタル/ブラックスターアクアマリン/ゴールドルチルクォーツ/クラック水晶/サンストーン )


  • No.2292 by 逆巻 傑  2024-07-15 01:24:10 



ありがとう、ひな季さん。( 本物の星空を眺めるように飾りを見上げて静かな微笑湛え / それから相手の元まで下ろすと一層表情綻ばせて )
今年は普通に0時待機しちゃってた。風呂入ってたからすぐには返せなかったけど…、こんなに自分の誕生日楽しみにしてたの子どもの頃以来、かも。( ぽつりと正直に告白すると / 照れくさそうに小さくはにかみ )どんな一年になるかは、…ま、もう心配してないす。また一年一緒にいてもらえるみたいなんで。( 当然のように寄り添う祝いの言葉に優しく睫毛伏せ / 行儀悪く立ったままシフォンケーキにフォーク立てては / ひとくち大に切り分けて口に運び、「うま…」と洩らして )

あと、プレゼントもありがとう。…──好き。ひな季さんのセンス。( 早速右手首に通した贈り物見せ / 喜びを隠さず伝えたなら「ブレスレットは自分でもよく見えていいすよね」とそっと指で撫で )大事に毎日着けます、イヤーカフと一緒に。…そのうち俺のアクセ、ひな季さん一色になるかもしれないすね。( ふ、と冗談っぽく笑み / けれど満更でもなさそうに )
…そうだ、壁の人は注文して現物として手元に置いておくらしいすよ。どっちも。( ちらと振り返り / 画面上で石を並べる人の姿 )俺から代わりに、背後の分までありがとうございます。


  • No.2293 by 永瀬ひな季  2024-07-15 10:28:22 



えへへ、こちらこそ…楽しみに待っててくれてたの、すごく嬉しいです。( 綻ぶ表情見てはなんだか達成感と安堵 / にへ、と表情緩ませて )もちろん一緒にいますし、また来年も一番にお祝いさせてくださいねっ!( 両手でぐっと拳を作りながら未来の予約を / ケーキの感想を受けては「よかったあ」と背景にお花を咲かせ / 嬉しそうに見守りつつ「来年はどんなの食べたいですか?」 )

すっごく似合ってま──…っ、あぅ、びっくりした…センスか…。( 早速手首で煌めく天然石の存在に表情綻ばせるも / 〝好き〟の言葉に一瞬で頬に赤みが差せば / 両手で頬を包みながら視線泳がせ )えへへ、アクセだけじゃなくて心もわたし一色にしてみせますからね!( 彼の心臓あたりへ腕を伸ばしては、人差し指でハートを描き / 悪戯げに八重歯覗かせ )…あっ!傑さんのブレスレットはセレナイトも入ってるんでした!こだわって入れたのに表記漏れしてました…悔しい…。

……えぇっ、注文!?現物として!?( 双眸ぱちぱち )嬉しいんですけど、金額気にしないで入れたい石を散りばめたので、あれのまま作っちゃうと結構その、ほんとに結構高いです…。( 人差し指同士をつんつんくっ付けながらあせあせ / ひな季の倍どころじゃない )なのでお気持ちだけで!と背後も慌ててます…!それかお時間いただければちょっと練り直してみますし!


  • No.2294 by 逆巻 傑  2024-07-15 16:06:47 



…ん、じゃあ来年も0時待機しときます。( 此方も当然のように受け入れ、素直に肯き / 髪を梳くようにさらりさらりと優しく頭撫でて / 今度はきちんと席に着けば、来年のリクエストを問われて「…これ、食べ終わるまでには」と思料の時間稼ぐも / 最中はすっかり忘れて堪能している様子で / 「ごちそうさまでした」と手を合わせたなら、一拍置いた後 )…レアチーズケーキ。

…、センスも好き。( 相手の反応見て少し黙ると / 再びブレスレットに視線下ろし、ぽつりと言い改め )──…、…ふ、いま染まりかけたのに。締まらないすね。( 胸元に描かれたハートに僅かに目を見開いたのも束の間 / 突如声を上げた彼女にきょとんと瞬き、徐々に湧き上がる可笑しさについ吹き出して / 心動かされたことは隠さず打ち明けながら、小刻みに肩揺らし )

金額度外視で作られたものだからこそ欲しい、だそうです。…まぁでも、それでもし次があった時に気にさせても本末転倒なんで、ほしいものリストに入ったくらいに思っててもらえれば。( 軽く息吐きつつ両の瞼下ろし / 背後がごめんなさいの念 )…ってことで練り直しは大丈夫なんすけど、よければそれぞれの石の選考理由、聞きたいです。


  • No.2295 by 永瀬ひな季  2024-07-15 20:52:46 



…あ、でもでも眠い時は無理せず寝てくださいね!起きた時に目に飛び込むお祝いメッセージっていうのも、悪くないはずでしょ…?( 薄く頬を染めつつ髪を撫でる手のひらを両手で掴まえては / 自身の頬にぴとりと添えさせながら無理してほしくない一心で告げて / すり… / 完食までの様子を幸せそうに見届けては / 漸く告げられたリクエストに両手をぐっと握りながらやる気を漲らせ )レアチーズケーキですね!今から練習しておこうっと…!

…っ、わたしは傑さんの全部が好き!( 言い改めた言葉に双眸を瞬けば、とすっと心に矢が刺さる音 / きゃ、と両頬包んだまま告白告げ )も、も~っ、傑さん笑いすぎです!なんでいつも決まらないんでしょう、たまにはびしっと決めたいのに…。( 羞恥心で薄く頬を染めつつ / 人差し指を引っ込めて握り拳を作りながら抗議 / でも笑った顔も好きだから口調も表情も怖くなく / はふりと溜息 )

わっわかりました…!でも本当に欲しいと思ってもらえるなんて思わなかったので、背後共々幸せ者ですね、えへへ…っ。( 後頭部に手を遣りながらはにかんで )石の選考理由についてですが…前提としてすごく長くなっちゃったので、次に分けますが、さらっと読み流してくださいね!( 確認に読み返しては文量に自分で引いて / なんだか居た堪れず顔を両手で覆いながら )




  • No.2296 by 永瀬ひな季  2024-07-15 20:54:01 



手始めに二人に入ってるクリスタルとクラック水晶は、いろんな運気を高めてくれるそうです!

*傑さんの
  セレナイト…月の光みたいに綺麗、と思っていたら月のエネルギーを秘めた守護石と出てきたので、絶対に入れたいなあと思って!
 ブラックスピネル…仕事運の他に厄除けもあるみたいで、持ち主を守って良い方向に導いてくれるんだとか。あとはスタイリッシュでかっこよかったので…!
 ゴールドルチルクォーツ…月みたいな綺麗な色合いに惹かれて。やっぱり傑さんといえば月ですから!それから集中力を高めてお仕事での成果を果たすお守りだそうです。お仕事頑張ってる傑さんにぴったりだなあって。
 ホワイトラブラドライト…光を取り込んで月光を放つ輝き、とまた〝月〟のワードに惹かれたわけですが、持ち主のインスピレーションを高めてくれるそうです!
 ブラックラブラドライト…ぱっと見、黒なんですが神秘的な深い青みに惹かれて。クリエイティブなお仕事をしてる人におすすめのお守りらしいですよ!そしてこの二つのラブラドライトは、蟹座の星座石だったので。
 アクアマリン…ゴールドルチルクォーツによく似合う色味にも惹かれたんですが、聡明とか、幸福に満ちるって意味があるそうです。傑さんがずっと幸せでいられますように。

*背後様の
 ホワイトパール…健康と癒しの効果があると聞いて!心身の健康を祈ってます。
 ブラックスターアクアマリン…〝夜の海と星の輝きを宿す〟って書いてあって、綺麗だし深みが素敵だなって思って選びました。傑さんの方に入れることも考えたけれど、パールとすごくマッチしたのと、いつも背後さんに抱いてる印象とぴったりだったので!
 ゴールドルチルクォーツ…傑さんの方にも入れてたんですが、やっぱり綺麗だからこちらの候補にも。お仕事以外にも自分に必要なメッセージだけ送受信できるとか、あと免疫力が上がるらしいです!(また健康)
 サンストーン…折角お部屋バレ()したこともあって印象付けられたので入れたくて選びました。持ち主に自信を与えてくれたり、やりたいことがあるけど自信がない時に一歩踏み出す勇気をくれるそうです。


  • No.2297 by 逆巻 傑  2024-07-15 23:19:40 



それは…そうだけど、俺も一番に見るのはひな季さんからのお祝いじゃないと嫌なんで。多少の無理くらいはさせてください。( 気遣う台詞と愛らしい仕草に自然と眼差し和らげ / 捕らえられた親指ですりと頬撫でながら )

…ちょっと短絡的すぎないすか。( 思い切りの良い告白に失笑 / そこも好きだけど、は心の中だけで )…いいよ。可愛いから、そのままで。びしっと決まってるところならステージ上で見てるし、( 一頻り笑うと目細めたまま抱く印象を率直に告げ / 怒っている風の彼女へ、一応フォローのつもりで緩く顔覗いて目線合わせてみて )

…いや、たくさん想い込めてもらって、こっちの方が背後共々幸せ者です。( 声色に静かな感激滲ませ / より一層大事そうに贈り物抱え )この場では自重するすけど、後で背後から懲りない長文が送られてくると思うんで…そっちこそさらっと読み流してもらえれば。とりあえずアクアマリンが背後の誕生石だったりするんで喜んでた、とだけ。

──改めて、言葉だったりケーキだったりプレゼントだったり、色々な形でのお祝いありがとうございます。1年分のエネルギー補充した感じ…だし、おかげさまで幸福に満ちてます。もうそろそろ7/15も終わるんで、全文返事は任意で。


  • No.2298 by 永瀬ひな季  2024-07-16 02:35:57 



えへへへ…、そうお願いされちゃったら仕方ないですね!( 仕方なさげな口調ながら / 表情は嬉しさいっぱいにまなじりを下げて )!──…傑さんの誕生日なのに、わたしいっぱい嬉しい言葉もらっちゃってる気がします。( さらりと告げられる言葉に、はく、と唇開き / 頬をじんわり染めながら困ったように眉尻を垂らし、視線を彷徨わせ )

ふふっ、長文楽しみにしてますとお伝えくださいっ。というか3月が背後さんのお誕生月だったんですね…!数ヶ月遅れですが、背後さんもおめでとうでした!( クラッカーぱーん! )この石に惹かれたのがなんだか運命的で嬉しいし、二人に喜んでもらえてわたしまで幸せに満ちた一日になりました…ありがとうございます。( ほわほわと温かく柔和な笑み浮かべ )
これからもたくさんの幸せに満ちますように!

( 〆 )


  • No.2299 by 永瀬ひな季  2024-07-16 13:31:28 



>>2290

あゎ、……っ。
( だめだよ、なんて静止を求める声を上げようかと思うものの、ゲームの急な招待にも関わらず思いの外すんなり受け入れてしまった彼。それに加えて、ねねぽんがしーっと人差し指を唇へ添えながら〝声出しちゃだめ〟とウィンクをしてきたため、反射的に指先で口元を押さえて声を我慢する。撹乱のために元いた場所から数歩離れた先へ移動させられ、やがて始まったゲームの指示に従って彼がふらり歩き出し始めるも、徐々に詰まりゆく距離に中々ストップの声が掛からずつい後退りをしそうになり踵を半歩下げ。しかしそれ以上の後退をさせないよう暗に命じられていたおとぎちゃんに背中を支えられ、下がることも彼を止めることもできず、腕を縮こめながら両手のひらを向けて無力ながら気持ちだけでもストップを求めた──その時、漸く掛かったストップに彼が双眸を開けたなら、交わる視線にどきりと心臓が揺れ動かされる。じわりと頬に陽射し以外の熱を感じた瞬間、頭上に軽い手刀をくらい、実際大した衝撃でもないけれど、衝撃に備えていたせいか「うっ」と小さく漏らしながら双眸をぎゅむっと閉じて。くらった頭上に手を添えつつ、そっと窺うように開けた双眸が決意表明をする彼を捉えると、『きゃっ』『今のきゅんじゃない!?』と盛り上がる外野の中、頬は思い出したかのようにまた熱を持ち。『はいはいそれじゃあラスト、ひながすいか割りの番ね』場を収めるように、ぽんと背中を叩きつつさや姉に声を掛けられると、こくりと頷きながら大人しく瞼を下げて。さて次はメイクさんの方に…と企むねねぽんが口を開く前に、何の気なしにおとぎちゃんが『今度はメイクさんが誘導したら』と口を挟むだろうか )
う、うん。…──


  • No.2300 by 逆巻 傑  2024-07-16 20:41:16 



>>2298

(/ 背後からも改めまして、逆巻の誕生日のお祝いありがとうございました…!幸せでにこにこが止まらなかったし、ずっとふわふわしてました…きっと数ミリくらい浮いていたはずです。ひな季ちゃん一色、染まりたい…。
また素敵なプレゼントと背後にまでお祝いと、何から何まで感謝しきりです…!背後様のお誕生日もよければお聞かせください* 以下プレゼントへの感想(?)をつらつらと述べておりますが、お伝えしていた通り読み流し推奨ですので、返信のご配慮には及びません。先程仕事が終わったところでして、お返事の方はもう少々お待ちください…!

●逆巻の
白と黒と青、そして淡いゴールドの配色がまさに逆巻!って感じで、ロンデルまでイメージにぴったりで、スタイリッシュでとてもかっこいいです…。オーダーメイドに正解なんてないのは重々承知ですが、一度見るともうこれ以外には考えられないんじゃないかってくらい合ってて、本人が着けてるところが目に浮かぶようです。毎度的確に逆巻を表現できる背後様はさすがすぎるし、ゴールドルチルクォーツは象徴的で映えますね…。
選考理由は月激推しで、やっぱり逆巻は月のイメージなんだなぁとしみじみ。こうやって印象知れるのおもしろいです。仕事運やクリエイティビティに関連するものは逆巻の好きなことを一緒に大事にしてくれている感じがして、守護や幸運を願うものは逆巻自身を大事に思ってもらえている感じがして、ひな季ちゃんからのあたたかな想いがひしひしと伝わってきました。アクアマリンの最後の一言に撃ち抜かれたのは言うまでもなく…。

●背後の
なんかすっごいオシャレ( 語彙力 )自分では絶対に思い付かない配色で、やっぱり背後様にオーダーメイドねだって正解だったなって…。こちらもまたトップのサンストーンが映えてて、落ち着いた色味の中に一つあるだけで印象ががらりと変わりますし、両隣のロンデルがピンクゴールドになってるのも素敵です。これが大人可愛いというやつ…!ブラックスターアクアマリンの色味も初見でめちゃくちゃ綺麗だなって思っていたので、自分の印象と聞いて嬉しいやら恐れ多いやら、やっぱり嬉しいやら、です!
ホワイトパールはお心遣いが有り難くて常時握り締めておきたいですし、サンストーンはちょうどやりたいことに二の足を踏んでいる状態だったので、セレクトしていただいただけでも勇気をもらいました* )


  • No.2301 by 永瀬ひな季  2024-07-16 21:29:11 



( / 幸せいっぱいの感想にこちらも嬉しくなって、更にふわふわ舞い上がるようで多分5ミリくらい浮きました(?)
以前ひな季のお誕生日の際に背後共々プレゼントをいただいてしまったので、ぜひともお返ししたい思いで数ヶ月過ごしていたところに、背後様からオーダーメイドのおねだりを受け〝今でしょ!〟な気持ちで作成しました。ああでもないこうでもないと中々納得いくものができず、それぞれ3回ずつくらい練り直していて本当にぎりぎりまで考えた物だったので、熱量たっぷりの感想をいただいて安心しましたしとっても幸せな気持ちになりました*
逆巻さんを生み出してくださった背後様に、これ以外考えられないと身に余るような言葉をいただいたり、各ロンデルの細かなこだわりに気が付いてくださったり…挙げるとキリがないくらい、もうにこにこてれてれで拝読致しました。こちらこそありがとうございます…!

ちなみに背後の誕生日は今月で、実は七瀬同様に学生だと長期休み真っ只中な期間なのでした…(裏話)
お仕事お疲れ様です。お返事はごゆるりと、お疲れでしょうしもちろん明日でも構いませんので、どうかご無理なさらず* / 蹴り可 )


  • No.2302 by 逆巻 傑  2024-07-16 23:19:32 



>>2299

( 箸が転んでもおかしい年頃というやつだろうか、女子高生の中に混じった成人男性が彼女らに倣ってスイカ割りの真似事をして見せれば、周囲からきゃっきゃと楽しげな声が上がり。はしゃぐ少女達の中央で、役目は果たしたはずが戻るタイミングを計れずにその場に佇むばかりでいた折、愛称に〝姉〟とつくだけあって他の4人より大人びた少女が選手交代を促すと、この機に乗じて戻ろうかとビーチマットへ視線を定めるも帰路は何気ない一言に阻まれて。自分達の役割を入れ替えただけでは大人数の遊びとして成り立たないのでは、という疑義は、きっと平等に機会を与えてくれようとした垂れ目気味の瞳を前に影を潜め、またも早々に順応して目標物を探すため意識は周辺へ。といっても近くにあるのはパラソル下の休憩スペースくらいのもので、さして迷うことなく誘導先は少し前に完成させた砂のケーキに決まり。作り終えたからかもはや未練もなく、むしろ些か注目を集めてしまっただけに人知れず壊すより全員の目の前で壊してもらえるのならば本望。最初に「水瀬さん、」と呼び掛け、反応を待ってからビーチマットと砂のケーキとの間へ辿り着くよう慎重に指示を出し、ストップの合図で瞼を開いた相手へと相棒だった木の枝を拾って渡す。その際景気付けに放った一言にもし躊躇う素振りが見受けられるようなら、隣に立ってひと回り小さな手を上から握り、「…いくよ、せーの」の低い静かな掛け声と共に真ん中へ振り下ろすだろうか )
…どうぞ、ひと思いに。

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(/ たくさんこだわってくださったんですね…!さらっと作れるのもかっこいいけれど、悩みに悩んで作ってくださるのも思いを感じて嬉しいです* 素敵すぎて嬉しすぎて、綴っている間も何度も欲しい…と発作を起こしておりました。ゴールドルチルクォーツでどうせ金運上がるし、もう買ってしまっていいのでは…?( 危険思想 )
背後様も今月お誕生日、しかも夏休み期間ということはまだ迎えられていないでしょうか…?であれば当日はぜったいに教えてくださいね。テレパシー飛ばしてくだされば、こちらもお返しするので…!毎日お部屋ネトストしておきます() ※蹴り可 )


  • No.2303 by 永瀬ひな季  2024-07-17 19:48:56 



へ?──……ええっ、無理です!完成度高すぎるもん!
( 双眸を伏せてからそう時間を置かずに声が掛かると、「はい」と身近な返事とともに顔を上げたならそれを合図に誘導が始まる。目を瞑りながらの少々不安定な砂浜では若干足を取られつつも、彼の慎重な指示の下、自身もまた慎重に足を進めていけばやがて掛かるストップの合図。ずっと対人だったため誰が目の前に立っているのだろうと当然目線の高さに開けた瞳を定めるけれど、視界に広がるのは白い砂浜と青い海、それから促す声とともに渡される木の棒。きょとんと双眸を瞬いて手元から足元へと視線を下ろせば、砂と貝殻たちで作り上げられたデコレーションケーキ。芸術作品が作り上げられていく様子を見守っていただけにこれを割れだなんて無理無理、と棒を持たぬ手のひらを左右に振りながらもちろん拒否を示すものの、徐に棒を持つ手を包むように上から握られ「えっ」とほんのり頬を染め小さく声を上げた瞬間、彼に動かされるままに振りかぶった棒が無情にも、困惑の声も虚しくケーキへざくりと割り入れられてしまい。立派な芸術作品が自分らの手によって儚く散ってしまえば、しょんぼり肩を落としながら崩れたケーキの中から苺のような貝殻を一枚指先でつまみ上げると、ひどく残念そうに言葉を漏らし。しかしその一方で、事を見守っていたメンバーの内ねねぽんとさや姉は密かに〝ケーキ入刀じゃん…〟とざわついただろう )
わ、待っ、…あぁーっ!……──そんなあ。せっかく頑張って作ってたのにもったいない、まだ写真も撮ってなかったのに…。

----

( / 確かに金運上昇の効果はありますが…!けして安くはないお買い物なので、どうか慎重に…!もしも本当に買われるのでしたら、クリスタルもいっぱいですし金運効果が5倍くらいに上がるようお祈りしますね()
相馬くんのネトストが感染してるみたいで笑っちゃいました、了解です* / 蹴り推奨◎ )


  • No.2304 by 逆巻 傑  2024-07-18 12:27:26 



…写真なら後で送るから。
( ケーキ製作に掛かっていたため彼女達が互いを標的として戯れ合っていたとはつゆ知らず、開けた砂浜に唯一の目標物へと誘導し、有無を言わさず共犯に仕立て上げると、少女は自身より余程悲しげに造形物を惜しんで。素材集めを手伝ってもらったこともあってか貝殻を拾う背はやけに哀愁を帯びて見え、記念に撮っておいた写真で溜飲を下げてもらおうと試みるも、果たして効力は如何程か。もしその眉の垂れた顔が貝殻を持って帰りたいと言い出すようであれば、後ほどパラソルを返却する際にでも海の家の主人に許可を得に行くだろう。一方、自らを遊びに引っ張り込んだハーフツインの少女はにこにこと満足げで、「おめでとう!」と掛けられる突然の祝辞に、誘導が成功したことに対してかという解釈のもと「どうも」と礼を返す。そして今度こそビーチマットの上に戻って引き続き監視員兼荷物番の任務に当たる最中、ふいにスマホが震えるのを感知し、取り出した黒い画面の応答ボタンを押して。「…逆巻くん?ごめんなさいね、今終わって。もうすぐ戻るから」マイク部分を耳に当てるなり、聞こえてくるのは本来の保護者役であるマネージャーの声。やや疲れの滲む相手に了承の意を伝え、短い通話を終えようとしたところで、帰りに何か買うものがないか訊いてくれという要望を受けては緩徐に立ち上がって一団の元へと進み。最初の素っ気なさから僅かに打ち解けた口調でアイドル達に会話の内容を伝え、ビデオ通話に切り替えて向けた内カメラの先には、何事もなく海を楽しんだ5人の少女と暮れだした夕日が映るはずで )
みす…牧さん、もう少しで戻るって──、何か欲しい物があれば今のうちに。


  • No.2305 by 永瀬ひな季  2024-07-19 02:20:28 



え、ほんとですかっ!約束ですよ。
( 落ち込む背に言葉を掛けられると、途端にぱあっと表情は希望に満ちたかのように明るくなれば〝約束〟と綻ばせた笑みを向け。けれどまだ作品に未練があるようで、指先につまんだままの貝殻に視線を戻しては「これ記念に持って帰っちゃだめかな…」と呟きを溢しつつ、ひとまずはケーキだった砂の塊にそっと戻しておくことにして。ねねぽんに続き『おめでとう』とさや姉の凜とした眼差しが和らぐと、上手く割れたことに対しての祝福かと自分含め3人も思い至ったのか『おめ~』『お赤飯たべたくなった』「あはは、ありがとう」なんて5人で戯れるなか、牧さんからの連絡を受けた彼からスマホを向けられると。『お赤飯たべたい』『お菓子!』『そこはアイスとか飲み物とかじゃない…?』なんて無邪気に手を挙げながら、好き放題口々にスマホに向かい。『なんでお赤飯…?もう帰るんだからお菓子もお赤飯も買わないけど、コンビニでジュースでも買って帰るわね。逆巻くんは?コーヒー?』とそれぞれの注文を伺えば通話を切り、道中に寄ったコンビニで人数分の飲み物を調達しに行ったなら、入り口から一番近くの目立つ棚に陳列された花火セットを見掛けた彼女は、急な仕事で疲弊した気持ちをぱあっと晴らしたくなったのだろう。メンバーたちが海の家の更衣室を借りて水着から私服へと着替えた頃には、花火セットと飲み物を入れた袋を引っ提げてビーチへ戻ってくるはずで )
──…あ、牧さんおかえりなさーいっ。


  • No.2306 by 逆巻 傑  2024-07-19 16:17:52 



…フルーツティーで。
( ぽんぽんと思いつくまま奔放に発されるアイドル達の注文へ、さすが普段から相手し慣れているだけあって惑わされることのない的確なジャッジが下された後。自身の分を問う音声に正直な要望を告げては、通話の終了から程なくして、遊び尽くした満足感からか帰り支度の使命感からか水着姿の一団はぞろぞろと着替えへと向かって。その間荷物番の己は凪いだ海をぼうっと眺めていたのだけれど、ふと思い立って腰を上げると、導かれるような足取りで真正面の波打ち際まで進み出る。初めて水に入る猫の如く爪先で海面をつつき、泡立つ緩い波を掻き分けて、サンダルを履いたままの両足は浅瀬の中へ。「…うわ、砂入った…」早速足の裏を何かが転がる感覚に、小さく呟いてサンダルのインソールを浚うように膝から下を揺らすも、暫く此処に身を置いたおかげか以前より抵抗感は薄れているように感じられ。砂を綺麗に洗い出して須臾の水遊びを終え、戻る道中にもヤドカリが堂々と目の前を横断してゆくハプニングと遭遇しつつ、信号待ちさながらに見守ってから漸くビーチマットへ帰還。そうこうしているうちに私服姿に装いを変えた5人組と仕事を終えたマネージャーがそれぞれ集合し、飲み物を受け取る頃には日も落ちかけで。水分補給の傍ら、彼女達のためにそんなものまで買ってきたのかと花火セットの入った袋へと視線を遣っていれば、どうやら持ち帰った本人も遊ぶつもりらしく、屈託なくその輪に誘われるものの。写真一枚で笑みを広げた少女のことを思い返してかぶりを振ったなら、スマホ片手に瞑色の中にはじける火花と楽しげな顔を記録し始めようか )
…や、俺は──…写真係やってます。


  • No.2307 by 永瀬ひな季  2024-07-19 22:04:51 



( 撮影時そのままのラフに結われたハーフアップのまま、私服であるサックスカラーのショート丈のブラウスの下に白の膝丈キャミワンピを合わせた私服姿を潮風に靡かせつつ、リクエストしたサイダーを受け取ってはしゅわしゅわと口内で弾ける泡にきゅうと双眸を瞑りつつ喉を潤せば。手持ち花火だっていつぶりだろうか、消化用の水の入ったバケツを海の家から借り、きゃっきゃと花火の準備をしだす女性陣の傍らで写真係に徹しようとする彼が気がかりながら、あちに手を引かれ始まった小規模の花火大会は刻々と藍色へ変わりゆく空の下、弾ける火花がメンバーやマネージャーの愉しげな表情を照らし、はしゃぐ声に混じり穏やかな波音が静かに揺らぐ。それも佳境を迎え手持ち花火の残り半分を過ぎた頃、彼が本当に写真係に徹するあまり微塵も参加しないことが気がかりで。折角海に来たし彼も立派な関係者なのだから、一緒に楽しみたいのに──。少なくなってきたな、と紙板ばかりが目立つようになった花火セットを名残惜しそうに指先でなぞっては、誰もが終盤まで取っておくだろう線香花火にいきつく。「─…こういうの、好きそうだなあ」誰に語りかけるでもなくぽつりと静かに呟いたなら、やっぱり一緒に花火を楽しみたい、なんて思いに突き動かされ、2本分そこから引き抜いてはそれを後ろ手に持ち砂浜を歩き彼の元へ。ねえ、と小首を傾げつつ呼び掛けた後、前方へ線香花火を突き出しながら無邪気な笑みで提案し )
──…ね、傑さんっ。線香花火、どっちのが長く残るか勝負しませんか?


  • No.2308 by 逆巻 傑  2024-07-20 11:46:23 



( 液晶に映し出され切り取られる夏の一幕は、すぐ近くで繰り広げられているにも関わらず、本当に画面の向こうの出来事のようで。成り行きで今この場にいるけれど、本来の立ち位置はここだよな、と派手に散る火花に隠れた安堵と寂寥を抱えて影のように撮影係に徹していれば、次の花火を決めかねているものと思っていた少女がいつの間にか傍へとやって来ていて。私服もまた夏らしい爽やかさを纏った彼女は片側に集めたハーフアップの毛先を軽やかに揺らし、頼りないほど細い紙縒り状の線香花火を此方へと差し出す。一度カメラの先を見遣り、何か変わり種の登場する気配もなく記録も充分だろうと判断しては、スマホをポケットに仕舞い込んでから突きつけられた一本へと手を伸ばして )
──…賞品は?


  • No.2309 by 永瀬ひな季  2024-07-20 13:37:20 



しょ、賞品ですか?
( 反芻しながら、ぱち、と双眸を瞬かせる。確かに勝負事とあって賞品は必要なのだろうけれど、一緒に花火で遊びたいがために切り出した提案ゆえに、賞品について何も考えてなかったことが露呈するように視線をふよよと彷徨わせ。仕事のためにビーチに来たのだから当然賞品と呼べる物品なんて用意しておらず。双眸を悩ましげに横線に瞑りながら、うんん…と小さく悩みつつ電球マークを灯らせ思い付いたのはこの身を差し出すことで。結露した炭酸飲料のペットボトルを互いの間の砂浜に一旦差し込むと、彼の隣に膝折りしゃがみながら、小首を傾げつつほんのり染まる頬で問い掛けて )
えっと、んんと、…──わたしとか、どうですか。


  • No.2310 by 逆巻 傑  2024-07-20 14:48:54 



…急に大勝負すね。
( 何気なく投げ掛けた問いがただ線香花火をしたかっただけの少女を悩ませ、やがてその頬を色付けさせると、気軽な勝負の内容に対して過剰な賞品に物申さずにはいられず。しかし己がスイカ割りの真似事の際に砂のケーキしか目標物を見つけられなかったのと同じく、彼女も咄嗟に自分自身しか賞品となるものを見つけられなかったのだろう。倣ってその場にしゃがみ、「遠慮なくこき使うけど、それでもいいなら」と心にもない宣言で甘くなりかける雰囲気を吹き飛ばしたなら、反対に負けた時はこの身を差し出すことになるのだろうかとの思考が過りながらも、相手がそれに気が付くまでは触れぬまま通そうと静かに開始のタイミングを待って )


  • No.2311 by 永瀬ひな季  2024-07-20 17:42:46 



う。……いいですよ、賞品だもん…。
( 所謂パシリとされるだろう賞品の使い道に少し躊躇を示す声を短く漏らすものの、自ら申し出たことを今更やっぱり取り下げることには更に躊躇われると素直にそれを飲み込んで。パシリでも、一緒にいれることには違いないはずと自身に言い聞かせつつ、片手を挙げて「牧さーん、火くださいっ」と火元を求めては、海の家から借りてきただろう着火器具を持った物理的な火付役の彼女に同時に横から火をつけてもらうと。じゅんわりと、まあるい火の玉が形成されたのちにばちばちと四方へ派手に火花が弾けだすけれど、着火から数十秒も立つ頃には火花は落ち着き始め。──そういえば、自分が勝った時の賞品、決めてなかった。はっと気が付くも線香花火の命は短く、じっと静かに灯火が耐え堪えているも今にも落ちてしまいそうで── )

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( / お正月のように、この投稿時間が奇数ならひな季の勝ち、偶数なら逆巻さんの勝ち、0なら同率と考えましたが、やりたい展開がございましたらそちらをご優先ください◎ / 蹴り推奨 )


  • No.2312 by 逆巻 傑  2024-07-20 19:55:20 



……あ、
( 線香花火の最中というのは何故だか自然と黙ってしまうもので、両者口を閉ざしたまま懸命に命を燃やす小さな火の玉にしばらく見入る。彼女の見立て通りこの繊細な火花の散り方が好きな己は二つ並んでちりちりと爆ぜる紙縒りの先を倦むことなく眺め続け、静謐な時間に勝負のことなど忘れようかという頃、相手側の橙色が雫のように地に落ちては小さく声を上げ。それからすぐ後を追うように此方の雫も持ち手から離れるけれど、僅差とはいえ勝ちは勝ち。「…──勝った」僅かに目を細めた隣への勝利宣言は賞品云々よりも単純に遊びを楽しんだ証で、どうしても一顧客と線を引ききれない親しみを瞳の奥に滲ませていて。間を置かずに膝を伸ばし、早速得た〝わたし〟を一度くらいは活用しておくべきだろうと役目を終えたビーチパラソルの方を向くと、少女は本体、自身はパラソルベースを持って海の家へと歩きだすだろうか )
…じゃあ、負けた人はこっち。ビーチパラソル返しに行くの手伝って。

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(/ ひな季ちゃんのになるのも逆巻のになってもらうのもおいしくて、結果ご提案に乗っからせていただきました…!負けて「でもでもわたしは元から傑さんのですからねっ…」のパターンもありでしたが、常用してアプローチの武器に加えるなら「傑さんはわたしのですからね!」より「わたしは傑さんのですからね!」の方がひな季ちゃんらしくて丁度良いところに落ち着いたのでは、と思っております。もし結果改変したければ仰ってくださいね…!※蹴り可 )


  • No.2313 by 永瀬ひな季  2024-07-21 00:42:16 



負けちゃいました。
( 火の玉が持ち手から離れて落下した瞬間に「あ、」と小さく声が漏れ出たのは同時のこと。負けた…と残念そうに唇を僅かに尖らせつつちらりと隣を見遣れば、少し楽しげに表情和らげる彼が瞳に映りきゅんと胸が高鳴って、負けて良かったなんて気持ちにさえなるから不思議。ふふ、と笑って負けを認め「はあい」とどことなくご機嫌な声音で立ち上がって線香花火の残骸を受け取り回収すると、消火用バケツに放りに行くついでに牧さんへビーチパラソルの返却しに行くことを伝えては、彼の傍へ戻ると傘の閉じた本体を両手で抱きかかえ海の家へと向かい。「おじさん、ビーチパラソルありがとうございました!」と海の家の入り口付近から中へと声を掛け、ビールパラソルを壁に立てかけるようにして腕の中から下ろせば、ふう…とひと仕事を終えたように海の方を振り返ると。周りに何の障害物もない夜空にはいつの間にか無数の星が広がり、そこへ横断してミルクを垂らしたように淡く広がる天の川が見受けられては、高揚した瞳に煌めきを映しながら夜空を指差し )
わあ…!ねえねえ傑さん、あれもしかして天の川じゃないですかっ?


  • No.2314 by 逆巻 傑  2024-07-21 01:59:24 



──……、…めちゃくちゃ星、あるんだな…。
( それなりに重量のあるパラソルベースを運ぶのも然る事ながら、できるだけ大きな音を立てないように下ろすのにもまた腕の力を消費し、手が空いた時分には思わず気の抜けたような息が洩れて。ついでに貝殻の持ち帰りについても確認したくてそっと中を窺うけれどそこに主人の姿は見えず、次善の策として彼女達のマネージャーに確認するか自力で調べるか、と頭を切り替えたところで少女に呼ばれて振り返ると、上空に煌めく満天の星々に思考も言葉も瞬きさえ一時忘れ。都会では見ることのできない神秘的な光景に、ようやく口から零したのは改めての感動。それから再び黙って数秒夜空を仰いだ後、淡く発光する天の川に向かってほぼ無意識に呟いた「…ホワイトパール」は、もしかすると傍の相手くらいには聞こえてしまったかもしれない )


  • No.2315 by 永瀬ひな季  2024-07-21 03:17:53 



綺麗ですね…──、
( そういえば七夕は織姫と彦星が逢瀬できる唯一の日だっただろうか。大好きな人に年に一度しか会えないなんて、自分なら身を焦がしてしまいそうで。無事逢えているといいなあ、なんて星空を眺めていれば隣からふと呟かれた言葉に「ホワイトパール?」と見上げていた視線を彼の横顔まで下ろし、小首を傾げながら反芻していると。海の家の裏手の方から、笹を担いだ店主が「あれ、気が付かずすみません…これを車まで取りに行ってたもので」と呼び掛けから遅れて現れては、笹を入り口の傍の柱へと器用に括り付け始めるだろうか。家族にでも書いてもらったのだろう、既に何枚か吊るされた短冊のうち一枚には店主が書いたとされる〝商売繁盛!〟と大きく書かれたものも見えるはずで )


  • No.2316 by 逆巻 傑  2024-07-21 04:54:23 



…じゃないすか?あの光り方は。
( 白く架かる無数の星がアイシャドウに見え始めてやっと写真を撮っていないことに思い至ると、続行しているつもりの写真係として、それ以前に個人用の記録として、天上に広がる天の川をスマホのカメラに収め。彼女と同じ場所から星を眺めるのはこれで三度目になるだろうか。もっとも最初の心霊スポットロケの際は夜空など見上げている余裕もなかっただろうが──などと頭の片隅で考える傍ら、疑問符付きで返ってきた呟きに対して無駄に真面目くさった顔で同意を求めていては、がさがさと何かが揺れて擦れる音に遅れて所在不明だった海の家の主人がひょっこりと顔を出し。担いだ笹には短冊と折り紙で作られた七夕飾りが吊るされていて、特別な七月七日の夜の雰囲気を盛り立てているが、貸し切りのせいで家族分ほどしかなさそうな願いの数には多少申し訳なさを覚えないわけでもなく。そういうわけで良ければ書いて行かないかと差し出された短冊を是非という返答と共に受け取り、文字を書く程度なら充分な星明かりのもとテーブルに向かっている今現在。自身の願い事を探るうち蘇ってきた過去の思い出を締まりきっていない蛇口の水のようにぽつりぽつりと零したなら、少し思案して書きだした短冊には〝来年も天の川が見られますように〟という幼稚園児以上に単純思考の願いが記されることとなって )
…俺、小さい頃──本当に幼稚園児くらいの時なんすけど、宇宙飛行士になりたくて。七夕の短冊に書いたの、今ふと思い出しました。


  • No.2317 by 永瀬ひな季  2024-07-21 13:43:04 



確かに!きれー……あっ、それも後でわたしに送ってください、欲しいです…!
( 夜空にきらきらと輝く淡く白い光は、アイシャドウの上に広がるラメみたい。こく、と笑みを広げながら同意しては自分を写真をと思いポケットの中を探そうと衣服の上から手のひらを押さえるけれど、スマホは荷物の中に入れっぱなしで。荷物の元に戻ってからでも構わないのだけど、どうせなら彼の瞳から見える星空を知りたくて、砂のケーキや花火写真のついでに求めては。良かったら短冊をとの誘いに二人乗っかりテーブルに向かう現在、〝好きな人と付き合えますように、振り向いてもらえますように、メンバーと武道館に行けますように〟なんてお願いごとは浮かぶものの、この短冊の少なさならすぐにばれてしまうだろうか。ペンを握ったまま、うんん…と小さく悩ましげに唸ると、隣からぽつりぽつりと紡ぎ出される言葉に耳を傾け。「宇宙飛行士!へ~っ、かっこいい夢ですね、今だってもちろんかっこいいですけど。わたしはその頃なんて書いてたかな…」脳裏に描くのは、子どもが描く絵柄のそれで煌めく星空を背景に月面着陸する宇宙飛行士の服を着た彼の姿。無邪気にかっこいい!と口にしながら、自身の当時を思い出そうとするけれど、ケーキ屋さんだとかお花屋さんだったかもしれない。確かに言えるのは、いつからか目標とする姿はアイドルだった。それが叶った今、仕事面でも恋愛面でも〝好き〟を追いかけられてとても楽しくて。ややあってペンを走らせ始め〝みんなの願いごとが叶いますように〟の一文の周りには5つの星とお月様の絵を添えると、早速笹へ吊るしに向かって。高いところの方が叶いそうな気がするから、と単純明快な理由で出来得る限り手を伸ばした先の笹へとそれを括り付けるだろうか )
えへへ、叶うといいですね…お願いごと。


  • No.2318 by 逆巻 傑  2024-07-21 20:18:34 



…ああ、じゃあもう今のうちに。花火の方は後で牧さんから全員に共有してもらってください。
( 線香花火に誘われた場面を再演するかの如くカメラを構えたまま顔だけで振り返れば、上方へと向けていたスマホを操作しやすい位置まで下ろし、忘れないうちにと砂のケーキと天の川の写真をメッセージアプリで送信する。指を動かしながら全員の写る花火シーンは別途という旨を説明しては、海の家の主人から短冊を受け取る際ついでに貝殻を持ち帰る許可も無事に得て。目一杯に手を伸ばして短冊を吊るす少女の横で飾りの密度の低い位置を狙って自身の分を括り付け、一歩引いた場所から見た時に目を引くのはやはり今し方増えた二つの願い。非常に彼女らしい願いに密かに目元を和らげ、「…すね」と夜の海と似た静けさで同意を零すも、変わらぬトーンで続くのは「…──でも、」。最初に定めた望みが叶うことばかりが幸せへの道筋ではない、というのは、大人になった今だからこそ言えることだろうか。少しの沈黙の後にその先を濁して他の話題へとすげ替えると、なかなか戻らない自分達に時折此方を窺っている視線の方へ、相手を促しながら歩きだして )
…いや、願い事って意外と思い付かないすね。…、戻りましょうか。短冊のこと向こうにも知らせないといけないし、貝殻も探さないと。


  • No.2319 by 永瀬ひな季  2024-07-22 00:13:28 



( 手元にスマホがないためすぐに写真の確認はできないものの、期待を寄せた表情を綻ばせつつ謝辞を告げ。互いの短冊が増え潮風でさらさらと靡く笹を見遣りながら満足げに口元に笑みを広げるけれど、〝でも〟と言葉を発して数秒押し黙ってしまった彼を不思議そうに見上げて。しかし濁されてしまえばきょとんと双眸を瞬いて「?──…あっ、そうですね!みんなどんなお願いごと書くのかなあ」短冊や貝殻のことを持ち出されると、はっと思い出し彼の思惑通り意識がそちらに向いては、彼の後に続いてみんなの元へ戻るべく砂浜を歩き出して。鞄の中に閉まったままのスマホには彼から送られてきた写真の他に、線香花火の勝負をしている二人の姿と、夜の砂浜を二人並んで歩く姿を撮らえた写真がねねぽんから送られてきていることに気付くのはもう少し後の話。戻った先でメンバーたちに短冊のことを伝えたなら、砂浜で崩れたままのケーキの元へ歩み寄って屈むと、再び苺に見立てた貝殻を指先でつまみあげては、マカロンに見立てた貝殻などを手のひらに乗せていきつつ当然彼も持って帰るものだろうと思い込んだ言葉を掛け )
ね、傑さんはどれ持ち帰りますか?

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( / お世話になっております、昨晩はまたもや遅くまでありがとうございました…!そろそろ〆の方向で問題ないでしょうか? )


  • No.2320 by 逆巻 傑  2024-07-22 02:14:43 



え?…あ、じゃあ、水瀬さんのいらないやつ。
( 短冊のことを聞いて自分達が砂浜に戻るのと入れ替わりで海の家へと移動し始める待機組を見送り、持ち帰る貝殻の選定を始めた少女を何気なしに傍で見守る。しかしそのせいで混ざりたいのだと勘違いさせてしまったのか、ケーキの飾りが分配される空気になっては、拾った時同様に相手任せでしゃがんだ体の前に手のひらを差し出して。地に散らばった宝探しの収拾品が彼女の手によって選り分けられるのを待つ間、ぼんやりと思料していたのは先程飲み込んだ言葉のことと、遊園地での夜のこと。今の想いにこだわらずともいつか自然と別の誰かを好きになる、人の心なんて自分が思うよりずっと移ろいやすいもの、現実の恋愛は七夕伝説のようにロマンチックじゃない。どれもある程度の恋愛経験を経て大人になれば理解するような事柄だけれど、それは今だからこそ言えることで。無邪気に宇宙を夢見た頃のように、未知の恋や愛に幻想を抱いた頃のように、全身全霊で初めての想いを追い掛ける少女にあの日の言葉はひどく冷たく響いたことだろう。今はその足元付近だろうか、己の名前だけを消し去った相合傘の痕跡に目を落とすと、もう憧れる相手も選んだ方が良いだとか頑張らなくても良いだとかは言えないなと、一種の諦念と共に心にわだかまっていた悔悟を吐露して )
──…水瀬さん。あの時は…遊園地に行った時は、ひどいことを言って、すみませんでした。…ずっと引っ掛かってて、謝っておきたくて。楽しい日の最後に水を差すみたいで申し訳ないすけど。

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(/ こちらこそ、深夜も深夜にお付き合いくださりありがとうございました…!そしてロルの方ですが、もうじき〆の方向で相違ありません。逆巻の懺悔に関してはお説教でも軽めにスルーでもお好きに処理していただいて構いませんので、ラストもよろしくお願い致します…!※蹴り推奨 )


  • No.2321 by 永瀬ひな季  2024-07-22 03:55:11 



えぇ、いらないやつですか…?
( 可愛くて美味しそうと思って集めた貝殻たちだけにいらないものとして選びそれを彼にあげるのも躊躇われると、なんでそんな難しい注文を…とばかりに神妙な面持ちで、砂の上から自身の手のひらにひとまず貝殻を移していく。ふいに、ぽつ、と雨粒がひとつ顔に落ちるような呼び掛けに拾い上げていた手を止め、顔を上げた先の彼に視線を向けたなら、次いで零れ落ちた謝罪の言葉に微かに瞠目し。静かに聞き届けると、ゆるゆる視線を自身の手元へと戻し貝殻拾いを再開したかと思えば「……ふ、」と小さく吹き出したのをきっかけに、くすくすと笑みが溢れだす口元に手の甲を添えながら「ふふ、なあんだ、そんなこと気にしてたんですか。全然いいです、大丈夫です」とあっさり聴許して。言葉を続けながら手中の貝殻からより綺麗なものを選別し、一つ二つではない量の貝殻を彼の手のひらへと移していけば、お互い半量ずつ程になったところで手元から視線を上げ再び瞳を合わせると、ふわり柔和な笑みを浮かべて )
真剣な気持ちを聞いてくれて、わかってくれたんだもん…いらない言葉じゃなかったはずです。──…いらないものなんてなかったです、貝殻も。だからこれは、傑さんに持ってて欲しいからあげるやつです。…今日の思い出、大事にしてくださいね。


  • No.2322 by 逆巻 傑  2024-07-22 14:47:21 



( 重苦しい沈黙で仮借を強要することのないよう努めてフラットに続けた内情も、あの時のことを傷付けられただけの記憶として処理していない相手には不要だったようで。鈴を転がすように笑った可憐な見目とは裏腹に、紡ぎ出される言葉は自身より遥かに達観していて、細められた二つの瞳には逞しさすら感じられ。青白い光に照らされた大人と子どもを行き来する高校三年生の面差しを不思議な心地で捉えると、ふっと睫毛を伏せ、手のひらに乗せられた貝殻達へと視線を移す。別に使い道も元々持ち帰る予定もなかったけれど、彼女の〝持ってて欲しい〟という思いから渡されたそれらは、街明かりのない場所で星が見えやすいように、何もない砂浜で姿を見つけやすいように、成長して己を縛るものが増える中でいつしか見失うようになってしまった無垢に輝く何かを掬って集めたように思われて。途端にとても特別なものを受け取った気になれば、願いに対して静かに肯くと共に手中の物を包むように握り。ケーキを飾ったお菓子達は、きっとその日のうちに瓶に詰められて部屋に飾られることとなるだろう )
──…ん。そう、します。

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(/ これにて逆巻側は〆とさせていただこうと思います。お返事は任意で◎ 仕事中ですのでひとまずお返事のみ置かせていただいて、感想はまた後ほど…!※蹴り可 )


  • No.2323 by 永瀬ひな季  2024-07-22 18:13:28 



…──星も月も、すごく綺麗な夜ですね。
( 手のひらの中へと優しく包まれていく貝殻たちを、きっと彼は大事にしてくれるだろう。にっこりと双眸を三日月の形に細め、自身もまたそっと包み込むように貝殻たちを握っては、背後から短冊を書いてきたメンバーたちと牧さんの『そろそろ帰るわよー』と呼ぶ声がする。「はあい」と膝を伸ばし立ち上がって見た景色はとても綺麗で、星と月が反射し揺らめく波間にほうっと見惚れひとりごちるように呟いては、「帰りましょ、傑さん」と穏やかな笑み浮かべながら彼に手を伸ばして。──帰りの車内では日中の疲れか、5人仲良くすやすやと寝息を立てた。そのぶん夜は少し眠れなくて、自室のテーブルの上に綺麗に洗った貝殻たちを並べた隣には以前彼から貰ったバスドロップ…を使い切った後のキャニスター。なんだか捨てられずお菓子入れにしていたそれの中へ、一つ一つ大切な思い出を入れていこうか )

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( / お仕事お疲れ様です。こちらも〆とさせていただきました、海撮影イベもありがとうございました*
背後様の綴る描写は毎度惚れ惚れして、〆ロルなのにもっと読みたくなってしまいました…素敵な〆ロルありがとうございます。以下あまりにも長い感想ですがさらっとお目通しだけで大丈夫ですので…!

素案の時点ではさらっときゃっきゃ楽しむだけの予定でしたが、気が付けばやりたいこと盛り沢山で、結局いつものように大ボリュームになってるの改めておもしろいです() メンバー情報解禁の甲斐あって、彩りも増したイベントになりました。私はグループ内ならねねぽんが二推しかもしれません、可愛いのと扱いやすいのとで…()

スイカをあーんしてもらえる思わぬご褒美だったり、水着に関するやり取りもどちらのパターンも、いいぞもっとやれ!とによによさせていただいたり、「いいよ、べつに見ても」の台詞には、来るとわかっていてもやっぱりきゅんとしちゃいました…ありがとうございます…!よそ見をして集中砲火をくらうねねぽんも可愛くてくすっとしたのですが、相合傘警察も好きでふふっと笑わせていただきました。砂のケーキ、まさかの3段という本格さにそりゃ驚いて声もれちゃうよね、さや姉…と親心も抱きつつ、5人に囲まれて黙々とケーキのデコレーションをする様子も、光がないと陰ができない構図そのものでおもしろ楽しかったです。ケーキ入刀も本当にごちそうさまでした…(拝み)
メンバーたちが着替え中、気ままに猫一匹が海と戯れる様子もご褒美タイムでした。ヤドカリと密かに遭遇しているのもかわいい…。きっと1分も満たないだろう線香花火の勝負に楽しさを感じてくれる逆巻さんも尊くて、幼い頃の夢を知れて大ボリュームなイベントだったのですが、ここで遊園地での謝罪がくるなんて…!背後は心の中で、いいんだよーってエアよしよししていました(?) 最後の最後まで素敵な展開をありがとうございました……ひな季的にはもう今年の夏に思い残すことはないでしょうが、たくさん楽しんだので心霊ロケ本番頑張ってほしいですね…() )


  • No.2324 by 逆巻 傑  2024-07-22 21:24:49 



(/ こちらこそ素敵な〆ロルをありがとうございます。貝殻だったりバスドロップのキャニスターだったり、何でも一つ一つ思い出として大事にしてくれるひな季ちゃんが本当にひな季ちゃんしてて…!そして皆はどんなお願い事したんだろう…。最後の方はだいぶ個人的な感覚に寄ってしまったので大丈夫かな…とひやひやしておりましたが、お褒めいただいてによによになりました*

七夕のご提案をいただいたところ辺りからあれもこれもと大ボリュームになりましたね…。髪ぴょこぴょこさせながらの呼び出し(かわいい)から始まり、水着姿とタンクトップ姿に対するやりとり、相合傘、ハプニングキス待ち、ケーキ入刀、花火、短冊…とたくさん夢を叶えていただいて、あんなにふわふわだった素案がここまで充実するものかと、改めて背後様とだったら何でもできるような気持ちになった回でした。ねねぽんはメンバーの中でも特に今回活躍してくれて、私も愛着が湧くとともにMVPをあげたい気分です…!

スイカ食べてる最中にわたしが切ったんだよってにこにこ話し掛けてくるの愛おし過ぎたし、胸のサイズ気にして逆巻もきっと大きい方が…って考えてるのも密かにきゅんでした。図星で砂浜に星描きだしたのは思わず笑っちゃいましたし、じっとしてた反動で散歩前のわんこみたいにはしゃいじゃうひな季ちゃんも愛らしさの塊で…、美味しそうな貝殻探しのプロなところもさすがです◎
一方でずっと逆巻を気にかけて遊びに誘いに来てくれたり、適度に話し相手になってくれたり、お願い事は思いやりに溢れていたりとナチュラルいい子の部分もたくさん窺えて心が温かくなりました…が、そんな子を賞品で貰ってしまって良かったのでしょうか…?()
最後のシーンも突発にもかかわらず、上手く対応してくださってありがとうございました。背後様のエアよしよしもひな季ちゃんを通じてしっかり感じておりました…* 開始前の意気込み通り夏のイベントは大方楽しみ尽くしましたが、そうですね次はホラーロケ本番ですね…!今回イベが光の夏風物詩だとすると次回は闇の夏風物詩(?)なのでこちらも楽しみで堪りません。以前に詰めたところ以外でのご相談がなければ、このまま始めてしまっても大丈夫でしょうか…?気付けばまた長文ですが、適宜蹴り・割愛可です! )


  • No.2325 by 永瀬ひな季  2024-07-23 00:11:35 



( / 背後様のロルで〆た方が綺麗かも…と思いつつ、キャニスターの部分は入れたかったのでそう仰っていただけて安心しました…!みんなのお願いごと、何でしょうね…おとぎちゃんはお赤飯食べられなかったので、「お赤飯食べたい」とかかもしれないですね()

私もそのスイカのアピールや、それに対しての「よく割れてるし切れてる」の返し好きですし、星の図を描くところがお気に入りなので挙げていただいて嬉しいです*
勝負に負けたのでぜひ、いえ勝っていてもひな季は逆巻さんのものですのでどうぞご随意に…!撮影後日も暫くは、何かしら自分を使って欲しそうに期待の眼差しを向けていたら可愛いなあと思いました。「ちょっとこのダッカール持ってて」程度に使う日が続き、ロケ本番でもその場面をプロデューサーが見掛けて指示役にとなれば綺麗に繋がる気がします…!

いつもながらたくさんの愛がこもった感想をありがとうございます…!にこにこほっこりで読ませていただきました*
闇の夏風物詩始めるの賛成です。こちらから始めた方がご都合がよろしければ準備しますし、その前に展開などのまとめをご所望でしたらご遠慮なくお伝えくださいね。
こちらもお好きに蹴り可です◎ )


  • No.2326 by 逆巻 傑  2024-07-23 14:22:21 



( 速度を落として徐行運転に切り替えたロケバスが、差し込む陽射しにオレンジの混じるなか、とある中学校の門を潜る。休日の遅い時間ということもあり周辺に生徒の姿はなく、窓の外に見えるのは出迎えの教職員数名ばかりで。ホラーの極度に苦手な高校生アイドルのためにセッティングされた今回のロケテーマは〝学校の七不思議ツアー〟。定点カメラのセッティング等のため日の落ちる前に現地入りした構内は何の変哲もない外観だが、夜になると不可解な怪奇現象が起きるとか、起きないとか。この日のために主役の少女とホラー耐性をつける特訓を重ねてきたけれど、七不思議なんて大抵は眉唾物だろうし、前回の心霊スポットロケに比べればスムーズに終わるのではないかという楽観は、カメラだけにしては多すぎる荷物が校舎へと運び込まれてゆくのに勘付いて仄かな警戒へと変じ。しかしそれについて考えている暇もなく、未だ集合時のままの演者を撮影用に仕立てることの方が優先事項で、衣装に着替えた彼女がカーテンの奥から姿を現したなら備え付けの簡易的な鏡台へと案内する。ここ最近、幼子のごとくやけに手伝いをしたがる様子に最初こそ欲しい物でもあるのかと困惑したものの、聞いてみれば律儀に線香花火で勝負した際の〝賞品〟の役割を全うしたいとのことで。そわそわと心情が表出しやすい相手に『動かないでね』と言いつけて、とりあえずの仕事として使い終えたブラシの後処理係を任せるのが近頃のルーティンとなっていたのだけれど、今日に限ってはもう一つ。『ロケの前日はしっかり食べてしっかり寝てきてください。水瀬さん俺のでしょ』とひなちゃん呼びに続いて獲得した専用キラーワードでの約束について、自ら達成状況を報告してくるこないに関わらず、成果の確認するためその顔をそっと覗き込んで )

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(/ おとぎちゃん、ひな季ちゃん以上の食いしん坊キャラで笑っちゃいました。いっばいお食べ…()
可愛らしい且つ綺麗な流れの案、すぐさま取り入れさせていただきつつ、始めさせていただきました!こちらこそいつも蹴るのが惜しい素敵なお言葉の数々とお気遣いをありがとうございます* それではまた長くならないうちに、ホラーロケ本番もよろしくお願いいたします…!※蹴り可 )


  • No.2327 by 永瀬ひな季  2024-07-23 22:17:39 



( 校章の柄入りのゴールドのダブルボタンが付いた、白地にダークネイビーの襟とスカートのセーラー服は両方襟や裾に白のラインが引かれていて可愛らしい。セーラーに身を包むのは中学以来で、懐古半分、新鮮み半分な心地でスカートと同色の紐リボンを胸元に結んでカーテンを開けると、ヘアメイク用の簡易なスペースへと案内される。これがただの撮影やロケなら良いけれど、今回は待ち望んでもいない心霊ロケ。いくら訓練を重ねたとはいえやはり実践形式、廃校ではないものの夜の学校となれば中々雰囲気たっぷりで気が引けてしまい、しっかり食べて、しっかり寝ても表情はどことなく元気を失い顔色は芳しくなく。そっと覗き込む彼の視線が憂鬱な視線と絡むと、眉尻垂らししょぼりとした表情で〝俺の水瀬さん〟へ与えられた指示はこなしたのだと、膝丈のスカートをぎゅうと握りながら訴えて。その手首には牧さんに与えられたお守りブレスレットが静かに光り、隣の座席に置かれたスクバにはトワハトくんのキーホルダーがぶら下がって )
あのね傑さん…こんなでもわたし言いつけを守って、昨日も今朝もちゃんと食べたし、ちゃんと寝たんですよ。

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( / 通学用のバッグの中もお菓子でいっぱいだと可愛いなあと思ってます、超低燃費体質ってなんか可愛くて好きです…が、おとぎちゃんはそんな子じゃない!とかあれば全然ご指摘いただいて大丈夫なので…!
「水瀬さん俺のでしょ」発言とても刺さりました…ひな季共々とろけました。これは暑さのせいだけじゃない…!初回含めありがとうございます* こちらこそホラーロケ本番もよろしくお願い致します! / 蹴り推奨◎ )


  • No.2328 by 逆巻 傑  2024-07-24 13:52:57 



…ん、顔色は良くないけど、状態はほぼいつも通りすね。
( 点検するように目を皿にして顔全体を眺めた後、導き出した結果は彼女の主張を肯定するもので。元から食や睡眠には影響しないタイプなのか約束を守ろうとする意志がそうさせたのかはさておき、これなら中学校という舞台とセーラー服に合わせたナチュラル寄りのメイクに支障はないだろう。土台となる肌の血流を促すため、まず頭皮と首周りのマッサージを施してからブラシを手に取ると、数十分で若さを際立たせたヘルシーなメイクが完成し。もっとも暗中の撮影ではメイクの微細な変化など誰も気が付かないだろうが、そこは単なる自身のこだわり。髪もコンセプトと衣装に合わせてツインの緩い三つ編みにセットし、前髪と顔周りの毛を軽く巻いたなら、ついに主役の外見的な準備は整って。そして最後に既に二つのお守りを持参している少女へ三つ目の守護を授けるべく、予め外しておいた愛用のシルバーネックレスを机の上から拾い上げ、華奢な手のひらの上へと渡す。もし相手が着けてほしいと言うようなら「髪持ち上げてて」という指示と共にそれに応え、スタッフが改めての企画説明に来るまでの間、気を紛らわす程度に傍に並んで一緒にメイクブラシの清掃に勤しむだろうか。丁度己の背が壁となって詳しい状況は窺えないながら、ヘアメイクのアイドルに対する要望として一般的ではない内容とその従順な返事が、一部始終を聞いていたプロデューサーに目を付けられるとも知らずに )
…水瀬さん、次こっちの…チークブラシもお願いします。


  • No.2329 by 永瀬ひな季  2024-07-25 21:10:28 



チークブラシおっけーですっ。
( 浮かない顔色はマッサージやメイクのおかげで随分とマシになり、撮影開始早々に青ざめた少女の幽霊現る──なんてことにはならなさそうで、ほっと安堵すると共に彼の腕前に感心する。三つ目のお守りが手渡されたものの、自分で着けるより彼に着けてもらった方が効力だったりやる気だったりがパワーアップするような気がして、その旨を素直に伝えては指示通り三つ編みの毛先を持ち上げて早速彼に着けてもらって。夜の校舎が怖いことは変わりないけれど、三種の神器の如くお守りが揃えば幾分かやれそうな気がしてくる。ここ最近のルーティンのようにメイクブラシの清掃に掛かれば、撮影が怖くて不安、なんて弱音を漏らすよりかはこうしたやり取りの方がそわついた心は落ち着くもので、清掃を終えたチークブラシを彼へと引き渡しては。ちょうどスタッフが企画説明にやってきて、校内マップや携帯する自撮り用カメラを広げつつそれぞれ説明を行う途中で『このインカムでスタッフから指示を出すので──『あ、それ君に頼みたいんだけど。』』とすかさずプロデューサーが口を挟み、机上のインカムを手に取り〝君に〟とヘアメイク担当の彼の目の前へ差し出せば、きょとんと二人で見合わせるだろうか )
…えっ、傑さんが?

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( / お返事遅くなりすみません…!明日も仕事のため夜のみの返信になるかと思いますが、よろしくお願い致します。 / 蹴り推奨◎ )


  • No.2330 by 逆巻 傑  2024-07-26 12:55:14 



──…え?
( 綺麗に粉の落ちたブラシを受け取って「どうも。手際良くなってきたすね」と相手の働きぶりを評価しては、折良く現れた本業のスタッフにバトンタッチするようにそれきり黙って一人の作業に戻る。撮影に何ら関わりのない己が堂々と横で聞くのも可笑しな話であるため、片付けに手を動かしつつ企画説明を盗み聞いていたのだけれど、最中に少女の口から自身の名が零れたのをきっかけにそろりと顔を上げ。その先にインカムを差し出すプロデューサーの姿を認めて漸く彼の言う〝君〟が誰のことなのかを悟ったのと、つい頓狂な声が洩れたのはほぼ同時。「ずっと聞いてたけど先生と生徒みたいだったじゃない、君達。適任だと思うんだけどなぁ」と癖なのだろう圧のある口調で推薦理由を述べられれば、迫り来る大役の気配に尻込みして「いや、あれは…」と傍の制服姿を見遣るも、まさか成り行きで貰い受けることになったなどとは言えるわけもなく。口ごもる中重ねられる「いや君、声もいいよ!」と分かりやすい神輿の担ぎ方に乗せられたりはしないものの、17歳の新人アイドルにプロデューサーに意見してくれというのも無理な相談。結局押し負けて呼び寄せられるまま離れた席に移動し、指示役の仕事内容と密かな企みを共有されたなら、多少の反発心を覚えて近くを通り過ぎざま演者の彼女に小声で呼び掛け、更衣用スペースに引き込むなり素早くカーテンを引いて )
…水瀬さん、ちょっと。

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(/ 背後様のことですし、お忙しいか何か事情があられるかだと思っておりましたのでお気になさらず◎ それから今回イベ確定ロルが多くてすみません…!看過できない場合はご遠慮なく仰ってくださいませ!※蹴り推奨 )


  • No.2331 by 永瀬ひな季  2024-07-26 21:26:50 



( そんな無茶振りを彼が快く思うわけがないけれど、もしも彼が承諾してくれたなら見知らぬスタッフに誘導されるよりかは心強い。とはいえ自身の都合で彼を巻き込むのも迷惑だろう──と思い憚るものの、立場的に申し出にくく。やがて、より上の立場からの重圧に負けた彼はなぜか別場所へ連れられて、自身は企画説明の続きを受ける。七不思議のはずだけれど六不思議で止められるあたり、全部知ってしまうと何か災いが起こるのではないかと、全面的に七不思議の信憑性が高まり不安に駆られ眉尻を垂らして。ずーん…と気は重くなりロケ本番が近付くと席を立ち、すうはあと気休めの深呼吸をするなか彼に呼び掛けられ素直に後をついていけば──これはどういう状況だろうか。カーテンを閉められた、さして広くもない更衣用スペースの中。どきどきばくばくと、緊張からときめきの鼓動へと転じた胸を押さえながら、チークとはまた違う色味を頬にじんわり浮かべつつ、淡く期待した表情で彼を見上げて )
きゅ…っ急にどうしたんですか、傑さん…!わ、わたしと二人きりになりたかったとか…!?

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( / 寝落ちしちゃったのと仕事で返す時間が取れなかっただけです、すみません…!確定ロルにつきましてはどうかお気になさらないでください。こちらの描写こそなんだか冗長的なような気がしておりまして、もし進めづらければご指摘くださいませ…!特に問題ないようでしたら蹴り推奨です◎ )


  • No.2332 by 逆巻 傑  2024-07-27 12:37:53 



…いや、違──…うこともない、のか…?
( 何の説明もなく連れてきたせいで、閉じ切られた空間の中、少女と向かい合う頃には期待を孕んだ眼差しが此方を見つめていて。人差し指を唇の前に立てて声量を抑えるよう求めつつ、彼女の想像する甘い展開を否定しかけるも、センテンスの意味そのものを切り取ればあながち間違いとも言えずに言葉尻は徐々に頼りない疑問形へ。しかしすぐさま「…とにかく、水瀬さんだけに伝えておきたいことがあって」と切り替えて学校中に散りばめられているという〝番組特製サプライズ〟の件を共有すると、感触を確かめるようにちらりと顔色を窺い。曲がり角の先に設置された謎の仏像やら、床や天井に貼られたホラー画像やら、教室の隅に佇む等身大人形やら、七不思議ツアーには明らかに蛇足である人為的な仕掛け達は演者の恐怖心を煽るべくあのプロデューサーの指示で作られたものらしく、自身はそこに相手を誘導する役目を負っていて。一視聴者としても主役のホラー耐性をよく知る身としても悪手としか思えぬそれに、本人が前向きな姿勢を見せたならそのまま更衣用スペースを出るまでだが、そうでなければ少しでも精神的負担を減らすべく対策の話へと移ろうか )
…そういうわけなんで、仕掛け対策の合図を決めておこうかと思って。インカムで──…そうだな、最初に〝ひなちゃん〟って呼び掛けてから指示出すんで、それに従う時は注意してください。


  • No.2333 by 永瀬ひな季  2024-07-27 22:20:10 



ファンサ…っ!
( しぃ、と唇に人差し指をあてる仕草はさながらアイドルがファンにするそれ。間近で受けては当然心をぎゅっと鷲掴みにされ気持ちが昂らずにはいられないけれど、律儀に口元を覆うように両手を添えながら精一杯の小声に抑える。二人きりになりたかったことをはっきり否定しない彼にどきどきと心臓は期待に高まるものの、番組特製サプライズが待っていることを明かされてはぴかぴかとした表情は見るからに曇り青ざめていき、声量の抑制を意識せずとも「そんなぁ…」と小さく弱々しげな声になり。そこへ対策案が立てられると、水を得た魚の如く瞳に光を取り戻して。内訳としては手助けの喜び半分、〝ひなちゃん〟呼びをしてもらえる喜び半分。仕掛けと分かっていてもきっと多少なり驚いてしまうだろうから、番組への配慮には及ばないだろう。顔の下で両手の指を組み合わせ、けして大袈裟な表現ではなく言葉通り命の恩人として彼を崇めたなら、『あれ、水瀬さん?水瀬さーん。…お手洗いかなあ』収録予定の時間が迫るなか姿の見えない演者を探すスタッフの声がカーテンの向こうから聞こえるだろうか )
い、いいんですか…!すっごく助かります、命の恩人です…!


  • No.2334 by 逆巻 傑  2024-07-27 23:49:17 



…ほんと、指示出し役が俺に変わって良かったすね。
( 興奮気味に上気した顔は、番組の仕掛けを知ってみるみる生気を失ってゆき、対抗策を得て仄かに希望を取り戻す。特訓に付き合った経験から相手の持ち上げ方が決して大袈裟ではないことを理解していれば、最初は気の進まなかった大役も思わぬ幸運だったと認識を改めて。布一枚を隔てた向こう側から聞こえた声にロケの開始時刻が迫っていることを察しては、ちらりとそちらへ視線を向けた後、予行練習とばかりに早速普段と異なる呼び方で前方に呼び掛け。そして彼女が決め事通りに周囲を警戒しつつ外に出る素振りを見せた折には、その横顔に純粋な応援の言葉をおくるだろうか。いつもなら撮影中は全く気にされない己も今日に限っては捜されるはずだが、一緒に出ては何かしらの方面で怪しまれることから、暫くこの場に留まる心算で )
それじゃあ── 〝ひなちゃん、カーテンを開けて収録に向かってください〟。…特訓の成果、期待してます。頑張って。


  • No.2335 by 永瀬ひな季  2024-07-28 13:02:27 



──…頑張りますっ!
( 呼び掛けにはっとカーテンの外に視線を遣った表情は、早速のひなちゃん呼びでつい抑えきれない嬉しいオーラを周りにふわふわと煌めかせて。緩みそうになる頬をきゅっと唇引き結んで堪えては、ぐっと両手に拳を握りながらきりりと気を引き締めた表情を浮かべると、カーテンを開けて一人先に撮影現場へと向かい。「こんばんはっ!」の挨拶をきっかけに始まる、校舎の生徒玄関入り口でのオープニング収録。セーラー服をお披露目するように、くるりとスカートの裾を翻しつつグループ名と一緒に定番の煌めく自己紹介を終えた後には、今回の企画説明を気の乗らない様子が窺える素直な言葉と共に締め括ると、撮影スタッフに目線カメラの装着をしてもらっては手持ちのライト付きカメラを手に、腰が引けながらも校舎の中へと恐る恐る侵入していく。スクバから取り出した紙に記された七不思議の噂を確かめていくわけだけれど…──

~~七不思議のうわさ~~
壱、トイレの花子さん(※)
弐、表情が変わるベートーベンの肖像画(※)
参、動く人体模型(※)
肆、異世界に繋がる踊り場の大鏡
伍、無人なのに校内放送が流れる
陸、誰もいない体育館でボールが跳ねる音
漆、■■■■■■(塗り潰されている…)
(※)…描写あり

「えっ、7番目のこれなんですか……」壱から早速恐怖しかなく、とりあえずは個人的に恐怖度と現実味の少ない踊り場の大鏡から場所を攻めるべく階段を探すだろうか。仕掛けの合図も何もなく無事辿り着くようなら、踊り場に辿り着いた後は「やっぱり何も起きない!」とひとしおの安堵感と小さな勇気を胸に次なる場所を目指し、地図のないなか廊下を彷徨いだすはずで )
七色の光を閉じ込めた煌めきのひとしずく!白色担当、水瀬ひなです。今回は7にちなんで、噂の絶えないとある学校の七不思議を調査することになってしまいました……。…──では、早速いってみたいと思います…。


  • No.2336 by 逆巻 傑  2024-07-28 17:41:04 



( プロデューサーに呼ばれて確認用モニターの前に腰を下ろすと、その中ではアイドルの顔に切り替わった少女がオープニング映像を撮っているところで。可愛い、とまず何より先に着目したのはヘアメイク目線のカメラ映え。それから及び腰ながらも進み出した果敢な姿に、自身の担う二重の使命を再認識しつつその行き先を見守っては、最初に四番目の噂に挑むつもりらしい彼女は入り口近くの階段を上り始め。西側教室棟の入り口側、普段は立ち入り禁止になっている3階と4階を繋ぐ階段の踊り場にその大鏡はあり、他の学校なら旧校舎と呼ばれてもおかしくないほど歴史ある4階建ての校舎の一角で、誰にも使用されることなく静かに佇んでいるという。安全面を考慮してさすがに階段には〝番組特製サプライズ〟は設置されていないようだけれど、大鏡に至る少し手前、3階のコーナー部分には小型スピーカーが取り付けられていて。手動のため行きは沈黙していたそれが、無事に七不思議を一つ検証して僅かに調子付いた演者を脅かすべく活用される気配を察知すれば、小さな達成に胸を撫で下ろす暇もなくインカムに声を入れ。その指示通りに上履きを履いた爪先が下のフロアに着いたなら、すぐ傍のスピーカーからバラエティでよく聞くような大勢の笑い声の音源が流れるはずで )
…──ひなちゃん、階段を3階まで下りてください。


  • No.2337 by 永瀬ひな季  2024-07-29 01:09:36 



とりあえず一個目クリア…!さすがのわたしでも異世界なんて信じないですよ、だって鏡一枚しかなかったもん…。
( あれが合わせ鏡だったなら映画で観たように本当に異世界に繋がりそうで、怖くて鏡の前になんて立てなかっただろう。特訓の成果か少し誇らしげに無事七不思議のうち一つをクリアしては、〝肆、異世界に繋がる踊り場の大鏡〟のテロップに済マークがペタリと押印されるはずで。さてこのまま4階に進んだ方がいいのか──気が重いながらふと暗闇に続く上への階段を見上げた時、インカムに早速指示が入る。古びた夜の校舎に一人、恐怖と戦う心に訪れたほんの少しの安らぎと、一緒に戦っているかのような頼もしさについインカムへ返事しそうになり「は、──…っくしゅん!んん、ちょっと鼻むずむずしちゃった…一回下りようかなあ」くしゃみのふりで上手く誤魔化せているといいけれど。気を引き締めて階段を下りていき3階の床に爪先を着けた瞬間、見計らったかのようにワッと笑い声が夜の校舎に響き渡り「ひゃわ…っ」と小さく肩を揺らし。どきどきと多少心臓の鼓動が早まったものの、身構えていたから驚きも恐怖心も最小限に抑えられた気がする。とはいえ番組制作者がちょっと恨めしい。そこではっと思い出すのは五番目の噂のこと。機械を通したような音声だったし、ロケを早く終わらせたい気持ちが強いこともあり、五番目ということに仕立て上げる魂胆でこじつけては早くも二つをクリアしたていで次に進み始めようか )
……えっ、今のもしかして伍のやつ…?どうやら噂は本当だったみたいです…、よし、五番目も調査完了っ。


  • No.2338 by 逆巻 傑  2024-07-29 12:46:37 



( スタッフ達は悲鳴が上がったことにしたり顔を、己はそれが最小限に留められたことにひと安心していれば、天然なのか故意なのか番組の用意した仕掛けを七不思議の一つとして処理してしまおうとする少女に、今度は此方側が驚かされてロケバス内ではどよめきが起こり。しかしさすがプロデューサーは泰然自若の態度で、訂正すべきかと指示を求められるも「まーどうせ七不思議なんて起こりっこないんだしいいんじゃない?もし起こったらそっちが本物でした~ってことで!」と平然と言ってのけ。「しかしどう聞いても校内放送じゃないけどねぇ。いやぁ、そういうのも含めてウケるでしょ」独り言にしては大きすぎる声量であっけらかんと言い放った後、わっはっはとバラエティ用音源に負けず劣らずの盛大な笑い声を上げる彼に早くも席を移動したい思いに駆られつつ、インカムをオンにしては次の指示を。教室棟での噂は残り一つであるということと、ちょうど現在地が3階であることからそのまま一番目の〝トイレの花子さん〟の検証へと向かうよう求め、ついでに埃のせいか気温のせいかくしゃみをした彼女へ独断の伝言を挟むと、道中の窓ガラスに左右大量に貼られた蛍光塗料の手形への遠回しな警告も忘れずに )
…──そのまま3階の女子トイレを探してください。それから体調が悪くなったりしたらすぐに連絡を。…あ、ひなちゃん、その廊下、絶対に目を瞑らずに進んでください。


  • No.2339 by 永瀬ひな季  2024-07-29 22:49:13 



えぇ~…──っと、とりあえずこの階を進んでみようかな…?
( 再びインカムから指示が聞こえてくると、非常に気乗りしない様子の悲嘆を小さく漏らし。昔からずうっと語り継がれているトイレの三番目にいるという花子さんの噂は、漏れなく幼い頃の自分にも植え付けられており絶対三番目を利用することはなかったし、噂を忘れて高校生になった今でも無意識に三番目は避けていたことに気付かされる。すぐにでも体調不良を訴えてリタイアしたい気持ちはあれど、ここまで来たし特訓をした日々を思えば、巻き込んでしまった彼への顔が立たない。体調を案じた言葉に何もない暗闇が広がる空間で小さくこくりと頷き返しては、了承の意が目線カメラから伝わるはずで。またもや仕掛けの合図がインカムから聞こえてくると、〝絶対目を瞑らずに〟とのことだからきっと視覚的な何かがあるのだろうと身構えつつ、この階を彷徨ってみる旨を実況し。暗闇の広がる3階の廊下を曲がり角から顔だけ薄目でそっと覗き込んでみれば──おびただしい数の蛍光塗料の手形。仕掛けと知らなければ酷く怯えただろうけれど、ホラー映画で見たよりもなんだかよっぽどチープに感じられては途端に余裕が持てて。双眸をぱちくりと瞬かせた後には、番組側のヤラセと視聴者に分からないよう配慮し、学校側の行事の一部であるように誤魔化しつつ手形に挟まれた廊下を、周りをじっくり見ないように前方へと視線を定めゆっくりと進んでいけば、やがて女子トイレの札が前方上部に見えてくるとそこにライトを向けて )
わっ…すごい、窓にいっぱい手形がついてます!なんだろう、文化祭でお化け屋敷をやる教室でもあるのかな…。あ、でもあんまり見てて窓の外になんか映ったらどうしよ、それは無理…。──…あ、ここ女子トイレ…?


  • No.2340 by 逆巻 傑  2024-07-30 12:49:56 



( 以前の心霊スポットロケの怯えようからリタイアせずに撮影を終えられれば上々だと思っていた中、演者のアイドルは番組の仕掛けへのフォローまでこなす成長ぶりを見せ、思わず感嘆の息が洩れる。渾身のホラー演出が不発に終わって「うーん、手応えないなぁ」と座席に背を沈めながらぼやくプロデューサーを尻目に、さながらホームビデオでも見るような気持ちでモニターに向き直っては、目的地に到着したらしい声と同時にそこへライトが当てられて。七不思議の中で最も知名度があると言っても過言ではない〝トイレの花子さん〟。しかし舞台が女子トイレであることから己にはあまり身近な恐怖には感じられず、せいぜい映画やその他の題材で目にする程度のもの。それよりも男子禁制のその場所へ画面越しに足を踏み入れることの方が誰も居ないと分かっていても仄かな緊張を誘い、僅かに身構える傍ら、もし噂の少女霊が実在したとしたら訴えられはしないだろうかと無用な心配を胸に抱き )


  • No.2341 by 永瀬ひな季  2024-07-30 15:50:05 



は、入りますよ…?
( インカムから指示が聞こえてこないということは、特に仕掛けはないのだろうか。女子トイレの前まで辿り着いては、トイレ入り口の目隠し壁から体半分覗かせるようにしながら、暗い室内へとライトを向ける。確認の問い掛けのあと機材に耳を澄ませ、特に指示がないようならそのままそろりそろりと中へと足を進めていくと、普通は個室の扉が全開になっているところいくつか半開きのような状態になっていて。古い校舎のせいか、最後に使用した生徒の力加減のせいか。どちらにせよ今の自分にとっては目の前の様子が恐怖として映れば、不安げに眉尻を垂らして。仕掛けがないというのも、よくよく考えればシンプルに何か起きた時が一番怖いのでは…なんて考えては、床が廊下の延長からトイレの床に切り替わる位置で立ち竦み。「えぇ、と──…鍵かかってないみたいだし、何もいなかったってことで…」一件落着とさせてもらえるかどうか、機材越しに問うようにダメ元で呟いてみて。今のところ調査らしい調査も特にできていないため、スタッフからちゃんと検証して!との指示があるようなら泣く泣く従うことになるだろうか )


  • No.2342 by 逆巻 傑  2024-07-30 18:50:01 



…──どうぞ。
( 指示を待つようなか細い確認の声へ、一言だけの短い応答で人為的な仕掛けがないことを示す。主題となる七不思議のスポットには手をつけていないことでかろうじて企画が成立しているものの、それだけに演者は合図なく不可解な状況に遭遇した際に一層戦慄してしまうようで。半開きの個室扉に先程とは打って変わって分かりやすく表情を萎えさせた少女は、モニターの向こうでそそくさと敵前逃亡の素振り。しかし勿論そんなことが許されるはずもなく、「いやいやいや!」と勢い良く立ち上がった隣の監督者から「だめだよそんなの!本当に何もいないの?気になるなあって言って!」と制止が入っては「…──本当に何もいないの?気になるなあ」と彼の言葉を一言一句違わずインカムに乗せ。その横から「ちゃんと〝花子さん〟って呼び掛けながらね!」とプロデューサーの圧のある声が割り込んできたなら、相手の心中を察して気休め程度に小声で励まして )
…俺達も一緒に見てるんで…、頑張って。


  • No.2343 by 永瀬ひな季  2024-07-30 21:50:53 



──…って、そんなわけにはいかないですよね?うん、えっとその、…頑張ります!
( あ、これ絶対周りの大人に言わされてるやつだ。インカムから聞こえてくる言葉は到底彼のものとは思えなくて、ふい、と視線を斜め下へと逸らした視線はどこか遠く。機材がオンになっているからかプロデューサーの圧のある声が微かに伝われば、うぐ、と下唇を噛み締めて。きゅ、と肩に掛けているスクバの持ち手の握る力を込めた時、彼の激励が届けば重く沈んでいた気持ちが幾分かふわりと浮かぶようで。鼓膜に直接届くその声は身に付けたお守りよりも効果的な気さえして、頑張る!と威勢よく拳をぐっと握ったならいざ女子トイレの空間内へと足を踏み入れて。一番目、二番目、そして三番目の個室トイレの前まで恐る恐るながら足を進ませては、半開き状態の扉の目の前でドッドッと鼓動を強く鳴らし。扉にライトを当て、──ごく、と緊張の生唾を飲み込んだなら「っ…は、……はーなこさん、遊びましょ…?」と吐息に混じってほんのり声を乗せる程度の小声で呼び掛けてみて。──まあ当然なのだけれど、しん、とした静寂のみで何も聞こえないし動かない。ほっ、と大きく息を吐きつつ額の汗を拭う素振りを見せては、それからきゃあきゃあと安堵のせいだったり自身を奮い立たせるためにだったりで強気な言葉を吐くけれど、やっぱり怖いものは怖い。足早にその場を立ち去っては再び3階廊下へと戻り )
ほ、ほらぁ、やっぱり噂だもん!いるわけないじゃないですか!ねっ、今度こそ調査完了です!はい、つぎっ!2階に降りてみようかな……。


  • No.2344 by 逆巻 傑  2024-07-30 23:20:52 



( 微かに空気を震わせた呼び掛けに対し、何の返答もなく静寂のみが訪れると少女はこれまた分かりやすく胸を撫で下ろし、今度こそそそくさと女子トイレを後にして。残る噂は音楽室や理科室、体育館といった別棟での検証となるためもう教室棟に用は無いのだけれど、当の演者がそれに気付かないようであれば、悪戯小僧のような顔をしたプロデューサーが〝人体模型が彷徨いているかもしれない〟という口実のもと、たっぷり2フロア分自らの準備した仕掛けを味わせるだろうか。もちろんその場合は渡された配置図に沿って黒髪ロング白ワンピースの等身大人形のいる教室や、突然シンバルを持ったサルのおもちゃが動きだすポイントを取り決め通りに伝えるものの、ただ一つ黒板に子どもらしい筆致で書かれた〝ひなちゃんがんばって!〟の文字は配置図にも記載がなく誰のものかも分からないままで。体力と尺の都合、また衛生面を考慮して4階の探索は不要となり、いよいよ他の噂を調べるべく棟を移る指示を伝えては、どちらの行き先を選ぶかは本人の判断に任せ )
…──教室棟の探索は以上です。東側にも教室棟があるみたいなんすけど、今回はなしで…ってことなんで、次は真ん中の特別棟か体育館に向かってください。


  • No.2345 by 永瀬ひな季  2024-07-31 20:51:55 



( / 月末のばたばたでちょっとお返事を練る気力がなく、明日までお返事お待ちいただけますと幸いです…!すみません; )


  • No.2346 by 逆巻 傑  2024-07-31 21:59:14 



(/ どうぞお気になさらず…!いつもお仕事お疲れ様です。気長にお待ちしておりますので、心身共に回復してからお返事くだされば幸いです* ※蹴り推奨 )


  • No.2347 by 永瀬ひな季  2024-08-02 02:14:48 



そっか、あっちにも校舎が…──あっ、渡り廊下がありました。今度はあっちの、真ん中の棟に行ってみたいと思います…。
( それぞれ用途別で棟がわかれていることを知ると、トイレから出た正面の窓ガラス前まで歩み、窓の外を照らすようにライトを当てて3階の窓から校舎を眺めてみる。長い廊下の中心部あたり──自身が立つ場所から斜め下に2階から渡り廊下が伸びているのが見えると、どちらにせよ一度2階へ下りなければならないのだと分かれば、窓から離れて渡り廊下を目指そうか。通った階段とは別の階段がトイレ横にあり、わざわざ来た道を引き返す必要もないためライトで足元を照らしながら階段を進み、今度は無事に2階に降り立つと。どうせまた何か仕掛けられているんだろうとは思いながらも、何事もなく特別棟に辿り着けることを願い「何も起きませんように…」と無意識に溢しつつ、自身の足音のみが響く通路を渡り廊下目指して歩き )

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( / お心遣いありがとうございました。なんだか調子が戻らず遅くなってしまい、大変お待たせしました; 8日頃まで仕事が詰まり気味のため、夜のみのお返事が続くと思われますがご容赦いただけますと幸いです…! / 蹴り可◎ )


  • No.2348 by 逆巻 傑  2024-08-02 13:51:12 



…──ひなちゃん、廊下……は、走らないでください。
( 少女の口から別棟へと至るルートが明言されると、日の目を見ない仕掛けが生まれることを予感したプロデューサーは「マネキン高かったのに…」とぼやきながら徐に手元に用意していた菓子パンを開封しだし。そのままチョコチップの入ったスナックパンを齧る彼が悄然とするのは読みを外したせいだが、もはや指示の必要のない一本道に困ったのは己も同じで。演者の歩く西側教室棟2階廊下の真ん中には天井から落下するトマト風の小道具が仕掛けられており、近付くとべしゃりと音を立てて赤い水性塗料が溢れるのだという。それを伝えるべくひとまずインカムをオンにしてみるものの、上手い誘導が思い浮かばず、苦し紛れに絞り出した一言はさながら風紀委員のような注意となって。その合図が相手に伝わったかどうかはさておき、指示役が周囲の注目を集めたのはほんの一瞬で、モニターの向こうから何かが潰れたような音が聞こえては全員の視線がそちらへ。「予算さえあれば生首にしたのになあ…!」と本気で悔しそうな声が隣で上がった後、生徒達の書道作品が展示される壁に目玉が追尾してくるように見えるトリックアートのホラー画像が紛れ込むシュールな渡り廊下を過ぎたなら、辿り着いた特別棟2階の理科室で人体模型と邂逅するか、3階の音楽室でベートーベンの肖像画と対面することになるだろうか )

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(/ いえいえ、楽しめることが第一ですので、どうかご無理だけはなさらず…!夜のみのお返事になることも把握です◎ お疲れであれば夜もお返事先延ばしにしていただいて大丈夫ですからね。そしてこちらからもご連絡ですが、5日と、もしかすると8日も、業務後の返信が難しくなりそうです。何卒ご承知おきくださいませ…!※蹴り推奨 )


  • No.2349 by 永瀬ひな季  2024-08-02 21:34:07 



( 風紀委員みたいな注意の言葉に、本物に言われてもなんら感じないのに彼に言われると胸がきゅんとときめくから不思議だ。彼がいる学校生活の妄想が一瞬広がりかけるものの、〝ひなちゃん〟呼びからして何か仕掛けがあるのだろうと察するとふわふわ浮かびかけた心がずんと沈む。仕掛けられた物によっては走り出すだろうから「そんなこと言われても…」と小さく呟いたなら、左右や床を機にするあまり頭上に関心を持っていなかったせいか、ポイントを通った瞬間近場でべしゃりと音が立てば、サアッと顔を青冷めさせて。花子さんが追い掛けてした、なんて錯覚を覚えライトで照らし確認する余裕もなく、「ひぇっ…」と肩をびくつかせ小さく弱気な怯えた声を漏らしては、不意の音には弱いようで慌てて逃げるようにたたたっと廊下を走り出し。行く先の足元を照らすばかりで渡り廊下に掛けられたトリックアートには目もくれないけれど、なんとなく視線を感じるような気がするのが怖くて渡り廊下は一気に駆け抜け。特別棟に足を踏み込み曲がり角を曲がった瞬間、へたっ…と四つん這いの如く膝と手のひらを床に付け、息を切らしながら双眸を不等号にしつつぐすぐす弱音を吐き。仕掛けだから!と割り切っていたもののプロデューサーの仕掛けは思いの外じわじわと気持ちを蝕んでいたらしい。けれど折角傑さんに特訓を付き合ってもらったのだから、成長したところを見せたい。一瞬だけリタイアが頭を過ぎるものの頭を振れば、再び立ち上がると勇気を持ってダンジョンの深層に挑むように、3階へ階段を進み上がり )
──~~っ…!!っはあ、はぁ…っ。え、花子さんって追い掛けてくるタイプでしたっけ…!?うう、帰りたい…。──……けど、やっぱり帰らない、頑張る…!

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( / お心遣い痛み入ります…、ご予定につきましても承知致しました◎
展開につきまして音楽室へ向かうこととなりましたが、このまま一人進めていくとやたらと長文と化しそうでしたので一旦描写をこちらで区切りましたが、そちらで繋げにくければそのまま音楽室での描写を進める所存ですのでご遠慮なくお伝えくださいね…! 特に何もなければこちら蹴り推奨です◎ )


  • No.2350 by 逆巻 傑  2024-08-03 13:56:31 



( 脱兎の如く駆け出した演者に大層ご満悦の考案者は意気揚々と次の仕掛けの準備に取り掛かり、ホラーの雰囲気など微塵もない大声でスタッフに指示を出す一方、その餌食となる被験者はさすがに摩耗した様子で床にへたり込み、柔い本音をぽつりと洩らして。特訓時と違って傍にもついていられない上に自由に声も掛けられない状況にもどかしさを覚えつつ、何とかお守りの存在だけでも思い出してもらおうと思考を巡らせる中、しかし彼女が自力で気持ちを奮い立たせて立ち上がると、モニターに映るノンフィクションに再びの感動が押し寄せ。決意の顔で階段を上ってゆく少女を待ち受けるのはすぐ目の前に現れるはずの音楽室で、防音の工夫もない木製の扉を開けば、教室内には脇に寄せられた木琴と鉄琴や、黒板近くのグランドピアノが静かに佇んでいるだろう。そしてピアノの上にわざと置かれたスタッフのスマホがこの後非通知設定で振動する手筈なのだが、隣の彼が未だ発信する素振りを見せない辺り、きっとそれが起こるのは七不思議の検証を終えてからか。皮の厚そうな大きな手が取り落とした本人のスマホがスイッチに当たり、一瞬だけオンになったインカムに迫力のある肖像画に通常運転の反応を示す制服姿へ微かに吹き出した己の息が乗ったなら、相手が指示に従うにしろ従わないにしろ後ずさって偶然そこに辿り着いたにしろ、タイミングを見計らったプロデューサーが容赦なく電話発信のボタンを押すことだけは確約されていて )
…──ひなちゃん、ピアノの方に……。


  • No.2351 by 永瀬ひな季  2024-08-05 01:19:05 



あ、音楽室…確かここの検証もあったような…──やっぱり。嫌だけど行くしかないか、嫌だけど…。
( 階段を上がったすぐ先に音楽室を見つけると、トワハトくんがぶらさがるスクバから七不思議の書かれたミッション用紙を取り出し確認。企画そのものに小さく不満を垂れるように2度繰り返しつつ、行くしかないのだと言い聞かせては木製の扉の取っ手に手を掛け、ガラガラ…と慎重に開けていく。暗がりにライトを向けてみると様々な楽器が並び、それらが勝手に鳴り出したらやだなあなんて不安は口に出すと現実になってしまいそうだからきゅっと唇を引き結んで。肖像画を探すように恐る恐る室内の中心部まで歩みを進め壁へとライトを照らしてみると、何枚か肖像画が並んで飾られているのを見つけるなりキッと睨みを効かせるかのようなベートーヴェンとぱちっと視線が合ってしまった気がして「ひぇっ…」と小さく声を上げ、視線と共にライトを逸らし。「やだ今こっち見てませんでした…?」なんて凝視できなくなれば、ちらちらライトを向けてはまた逸らすせいで恐怖心と相俟って変わって見えると「変わった…?」(※変わってません)「やっぱりちょっと変わってない…?」(※変わってません)というテロップとの応酬があるだろうか。ふいにイヤモニから、笑ったような息の洩れを感じては「……今笑いませんでした?」とやや不満げに双眸をじとり細めると。忠告の声に〝ピアノ?〟とぱっとライトを向けた瞬間──、ヴーっヴーっと振動音と共に鳴り響く、有名な奇妙な呪いの着信音。ドキーン!と心臓が痛いくらいに強く跳ねた勢いで体も驚いて飛び跳ねて、パニックで情けない悲鳴を上げては、これまた脱兎の如く音楽室から飛び出すと何の仕掛けがあるのか分からない3階廊下を駆け抜けて ) 
うひゃあぁっ!?てっ、照らしてごめんなさぁい!!

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( / 昨晩はちゃんと投稿ボタン押せていなかったようで、それに気付かずページを更新してしまい書き直していたらお返事大変遅くなってしまいました…本当にすみません; / 蹴り推奨です )


  • No.2352 by 逆巻 傑  2024-08-05 15:09:48 



まさか。……いや、すみません。
( あれだけ萎縮していたベートーベンに対し、急に強気になったかと思われたそれが此方への咎めだと一拍遅れて気付けば、肖像画の中の人物を真似てすっと表情筋を引き締め誤魔化すも、相手に怪奇現象と捉えられるのも不都合ですぐさま言を翻して白状し。しかし想定外というのは続くもので、何か見つけてはいけないものを見つけてしまったとばかりの勢いで音楽室を出て行く少女の向かう先には番組の仕掛けはないはずだったけれど、やがて目線カメラのモニターに見えてくるのは廊下を塞ぐように設置された黄色のキープアウトテープと、同色の横断旗を下ろした交通安全人形。というのも数日前にやんちゃな生徒達の悪ふざけによる事故で教室の窓ガラスが割れてしまったらしく、破片は片付けたものの割れたままの尖った断面が危険であるため有り物で立ち入り禁止にしたとのこと。その顛末が配置図にも記されず自身にも共有されなかったせいで演者の眼前には合図なしに不穏な光景が広がることと相成り、もし彼女が取り乱すようなら自らも少々混乱しつつ今し方スタッフから知らされた事情を掻い摘んでインカムに乗せ、必死に落ち着かせようと試みるだろうか )
…──水瀬さん、水瀬さん!それ、学校の先生達が生徒達が入らないよう置いたバリケードで、昼間からずっとあるやつなんで…大丈夫です。大丈夫だから。

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(/ それは…お忙しい最中にお疲れ様でした…。操作ミスで練った文章が消えてしまった時の虚無感は異常ですよね…。それからロルの方、ここで七つ目の七不思議を挟もうかとトラップを設置しておりますが、他のタイミングの方がよろしければ適当に処理していただいて構いませんので!※蹴り可 )


  • No.2353 by 永瀬ひな季  2024-08-06 00:43:11 



──…っ、きゃああっ!こ、来ないでっ!
( ライトを片手に駆け抜けていけば廊下の先で何かが光を反射し、何だろうと足取りを緩徐させていけば、行く手を塞ぐように張られた黄色いテープ。遊園地のお化け屋敷の入り口とおんなじタイプのそれは、仕掛け部屋に閉じ込められてしまった事故を彷彿とさせ表情が曇り足を立ち止まらせて。それだけなら良かったのだけれど、暗闇にぼうっと浮かぶ人影に遅れて気が付いてしまえば、肩をびくっと揺らしながら「ひ…っ!」と恐怖に引き攣った声を漏らし。ぞわりと背筋が粟立ち、後退りしようとした足がもつれて尻餅をぺしゃっと付かせては、その弾みで手放してしまったライトがガチャン!と音を立てて落ちると、自重でごろりと揺らいだライトが落とした衝撃でチカチカと光を不規則に点滅し、不運にも人形を斜め下から照らせばいっそう恐怖心を煽るものとなり。ひゅ、と不満足に吸い込んだ息は、次には特別棟に響き渡る悲鳴に変わり、頭を庇うように両腕で得体の知れない恐怖から身を守れば──慌てたようにイヤモニから呼び掛ける声がする。半泣きの上擦った声で「へ…?お、襲ってこない…?」と指示役の彼に確認しつつ恐る恐る両腕を下ろしていき、目の前の物が怪異ではないと知っては、へなへなと脱力したように肩を落とし頭をがっくり垂れて弱った声を漏らし。しかし未だ心臓はばくばくと早く脈打ち、手は震えるようで立ちあがろうとするものの力が入らなくて。こんなところにとどまりたくないものの、動けないなら話にならない。困惑したように頬に冷や汗をたらり流しつつ、休憩の猶予を求めることになるだろうか )
た、ただの人形…なの…?言ってよう…わたし本当に怖かったんだから……──? あ、あれ、待って…腰抜けたかも…。

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( / 本当に、気持ちも書き込み場所も虚無でした() トラップのご配慮ありがとうございます、七つ目として処理させていただきますね!次レスのひな季の発言にて七つ目として触れる予定です◎ )


  • No.2354 by 逆巻 傑  2024-08-06 12:59:25 



…──すみません、俺も今聞かされて。
( 責任の転嫁というよりも彼女の信頼を損ねないために弁明を紡げば、立ち上がれないとの報告に「……え」と声を洩らした後、求められてもいない中断を此方が提案してロケに臨む本人の決意を挫くのも躊躇われ、「トワハトくん…でも、見てますか…?」とその場で最も安心感を覚えるであろうフォルムへと戸惑いがちに誘導を。それから一度インカムをオフにして、腰は抜けているもののひとまずは落ち着いた様子に小さく安堵の息を吐くけれど、己と異なりプロデューサーは予定外の撮れ高を逃したことが気に食わなかったようで、鼻白んだ面持ちで「なんで教えちゃうかなあ、教えないでおけば良かったのに」とたらたら文句を垂れ。「──そこまでする必要ないでしょう」そのとき咄嗟に出た一言は自分が思っていたよりも随分と鋭い語気で、空気が束の間さっと凍っては相手も飼い犬に手を噛まれたかのようにぽかんと口を開けていて。勿論自身もはっとすれど時すでに遅く、取り消しも言い訳のしようもないため逃げるようにモニターに向き直っては、担当ヘアメイクの無用な口答えのせいでタレントに被害が及ばないよう祈りつつ、この短時間に三度目となる〝すみません〟を今度は心の中だけで唱え )


  • No.2355 by 永瀬ひな季  2024-08-06 20:28:04 



トワハトくん……。
( ──よりも、想いを寄せる彼に触れて直接声を掛けられる方がよっぽど己には効くのだけど。誘導された対象に視線を遣れば、その場に体育座りをしながらスクバに繋がるゆるいフォルムをよしよしと撫でてみたり、ぎゅむぎゅむと解してみたり。単なるキーホルダーだったならきっと効果は薄かっただろうが、白いフォルムに二人の思い出が詰まっているからかそれでも充分効果的だったようで。加えて首に掛けられたネックレスが自身を包み込んでくれているのだ、回復しないわけがない。へたりと座り込んでから数分経った頃、体の前に手を突いてみて立ち上がれそうなことを確認しては「─…よしっ、多分いけます!」と、復活ひた明るく振る舞う声音でそのまますくっと立ち上がってみせ。ふんす、と首元に掛かるネックレスの先を制服越しにぎゅっと握り元気を貰うと、キープアウトテープの先にある割れた窓の現場にライトを向けて。己を奮い立たせつつ、聞いた情報を交えて七不思議のうち塗り潰されていたひとつを作り上げてみせては、努めて明るく健気に検証を続けることを申し出ると、ここが通せんぼならあの音楽室の前まで戻らなくてはいけないのかと気付けば気乗りしない様子で「もしかして、さっきの音楽室のとこまで戻らないとですかね…?」と誰もいない空間へ憂鬱そうに問い掛けて )
よく見たらこの先の窓、なんか割れてるみたいなんですよね。すごくびっくりしたけど、この人形…きっと生徒を夜な夜な危険から守ってくれる、七不思議の七つ目なんですよ!ラッキーセブンだもん、きっとそう!──…ってことは、残ってるのは怖いのしかないとか?そんなの無理すぎる…けど、みんなのために検証続けていきたいと思います…っ!


  • No.2356 by 逆巻 傑  2024-08-07 12:32:34 



…──いやそれ多分、七つ目知ったら……
( 災いが起こる的なやつ、と最後の一つが欠番になっている理由としてありがちな噂を伝えて七不思議の創作を阻止しようとするも、気合十分に立ち上がった彼女の勢いを止めることは叶わず。マイクに全て拾われてしまっては今更警告したとて無駄に怯えさせるだけだろうと半ばで口を噤み、「…それより次、理科室すよね。来た道を戻って2階に下りてください」と不自然な話題の転換を。早速プロデューサーに横から穴の開くほど見つめられるという災いに見舞われながら渋る少女を音楽室の前の階段まで誘導すると、此方に気を取られてか再び鳴らされるはずだったスマホは沈黙したまま。以降も何もなく演者が一つ下のフロアにある理科室へと至ったなら、扉の前まで辿り着いた訪問者の首筋へ夏の生温かい微風を送るべく、物陰に静音のハンディファンが待ち構えているだろうか )
…──ひなちゃん、その教室の近くはゆっくり慎重に進んでください。


  • No.2357 by 永瀬ひな季  2024-08-08 21:27:06 



( 不自然な話題転換にはつい気になり追い掛けたくなるものの、視聴者に指示がバレないようインカムを付けていることや、深追いして墓穴を掘ることを恐れてはそれ以上言及はせず「次は理科室を探したいと思います」と実況しつつ、指示に従ってスムーズに2階の理科室へと足を運ぶ。次に待ち構えているのは人体模型──正直昼間に見るのもあんまり気分が良くないからか、眉尻はずっと垂れたまま。ちらっと人体模型の存在を確認して終わらせちゃおうと考えながら、警告に注意しつつ理科室の扉の前へと近寄っては、生温い風には少し驚いて双眸を開くけれど「!─…どこか戸締まりし忘れてるのかな…?危ないなあ」程度の、天然に変換した呟きで済み。七不思議の検証も残り僅かで早いとこ終わらせたい気持ちを抱え憂いた表情で、人体模型は理科準備室に置いてあるだろうという思い込みからがらりと扉を開けたその瞬間──窓際でごとりと落ちる物音。びく、と肩を揺らし扉の取っ手に手を掛けたまま体が硬直していれば、ごろんごろん、と鈍い音を響かせながら床に照らしたライトの中へ都合よく転がってきたのは──心臓。ひっ、と声にならない声を上げ、だらだらと冷や汗が頬を伝う。色褪せ年季の入った臓器を見るに、お化けでないなら落ちたのは老朽化によるものだろうけれど、流石に拾って嵌めてあげることなんて自分にできなくて。ばっくんばっくんと自身の心臓の音がやけに響く中、そうっと、できるだけ音を立てないようゆっくりと扉を閉めていき、やがて完全に扉を閉めたなら扉の向こうの人体模型に開けられないように念のため閉じる方向へと力を込め暫く取っ手に手を掛けたまま、小声で念じるように呟いて )
っ!?──……ううぅ、なにあれ聞いてないんですけど…っ!七不思議がほんとなら、自分で拾ってください…。

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( / またもやお返事お待たせ致しました…、明日からは通常通りお返事可能な予定ですので! そして大きな地震があったようですが大丈夫でしょうか…?お返事難しそうでしたらいくらでもお待ちしておりますので、どうか安全を第一にご自愛くださいね。引き続き余震にはお気を付けください…! / 特に何もなければ蹴り可です◎ )


  • No.2358 by 逆巻 傑  2024-08-09 22:41:43 



( 巡るべき七不思議は残すところ二つ。そしてそのどちらも遠くから異常がないことを確認するだけで事足りるもので、特段の障害なくロケは終わる──はずだったのだが。運の悪いことに理科室の扉を開けると同時に部品の一つが模型の体内から零れ落ち、心臓らしきそれが床で停止すると、突然の出来事に演者は頭の回転も体の動きも須臾の間止まってしまったようで。いやに丁寧な所作で開けたばかりの扉を閉める様に、初めは一度心を落ち着けようとしているのかと思うものの、その後の呟きによって件の噂を半ば信じて見つからないようにしているのだと察すれば、迂闊に声を掛けることも躊躇われ。もし仮に噂が真実だとして、次に中を覗いた際望み通りに心臓が元の位置に戻っていたなら一層恐怖心が募ることは間違いないだろうが、何よりもまず逃げも進みもできない現状をどうにかしたいという切実な思いはモニター越しにも伝わってきて。しかしこんな都合の良い展開をプロデューサーが見逃すはずもなく、もはや裏切り者に用はないという風に己からマイクを奪い取っては「ひなちゃん!動いてるかもしれないからほら早く確かめないと!」と夜の学校に似つかわしくないふてぶてしい口調でアイドルを煽り。それから〝お前も何か言え〟とばかりに此方へとインカムが向けられれば、もうロケ終了まで指示出しの役目が自身の元に戻ることはないだろうと予感し、現在地から体育館までに仕掛けがないことを確認してから最後の言葉を届けて )
…──ひなちゃん、大丈夫です。プロデューサーに従って。

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(/ こちらこそ大変お待たせ致しました…!地震はビルの13階にいたので免震システムの影響か少し酔いましたが、私も家族も特に被害はありませんでした。ご心配ありがとうございます。本州の方でも大きな地震があったようですが、背後様は大丈夫でしょうか…? )


  • No.2359 by 永瀬ひな季  2024-08-10 17:30:42 



( 取っ手に掛けた指先に幾分かの力を込めたまま、いやに大きく聞こえる自身の心臓。双眸をぎゅむっと瞑りながら〝傑さん助けて〟なんて念じると、インカムから聞こえてきたのは求めていた主とは違うガサツで大きな声で、ぴゃっと驚いて肩をびくつかせては毛先もぴょんと上がり、視聴者には何事かと疑問を持たせるだろうか。確認しろとの指示に「えぇ~…」と泣き出しそうな声音で眉尻垂らしながら漏らすけれど、次に鼓膜に届いたのは優しくも頼もしい声で。牧さんからの〝大丈夫〟も、トワハトくんの〝大丈夫〟もあるけれど、やっぱり彼からの〝大丈夫〟が一番効果的らしい。双眸をそっと伏せ、一度深呼吸をしたなら指先に込めた力をを緩め、次にその瞳を開いた時には覚悟が灯るはずで。「うん…大丈夫、水瀬ひな、いきます…っ!」こくりと頷いてみせては、意を決して扉を開け…はするけれど室内には足を踏み入れずに、人体模型と5秒ほど対峙したのちにピシャリと扉を閉め、「検証結果:人体模型は動かない、でした!それじゃあラスト体育館に急ぎましょう…!22時以降の労働はだめなので!」くるりと振り向いては、これ以上余計な指示や探索を粘られないようプロデューサーにそれとなく釘刺すようにこの場を締め括っては、残る一つの噂を検証するべく体育館へ向かい。そこでも扉を開けて数秒程度の目視での確認にて七不思議の検証を済ませ、オープニング時と同じ生徒玄関前にてエンディングの挨拶をもって収録終了となれば、体力的な疲労より心労のせいか風船が萎んでいくように大きな溜息とともにその場にへにゃへにゃと膝抱えしゃがみこんで )
──…お、おわったあぁ…。

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( / 背後様もご家族様もご無事でなによりです…!暫く気が休まらないかもしれませんが、地震に備えつつ美味しいものでも食べたり好きなことをしてご自身をケアしてあげてくださいね。こちらの住んでる地域は揺れなかったので大丈夫です、こちらのご心配までありがとうございます…!
本編につきましてそろそろ〆の方向に持っていこうと思いますが、何かやり残したことなどあればお気軽にお伝えくださいませ。 )


  • No.2360 by 逆巻 傑  2024-08-10 21:50:19 



( 唯一の連絡手段を断たれ、致し方なしに退いた指示出し役だったけれど、自身の時とは打って変わって後任のプロデューサーを巧みに乗りこなす演者の姿をモニター越しに眺めては、ホラー耐性とはまた違った成長ぶりに小さな感動を覚え。その逞しさのおかげでロケ中胃を痛めるような事態に至ることなく、エンディングまで無事に見届けると、終了の声が掛かってすぐに席を立って。目的に気を取られるあまりそのままロケバスの乗降口まで進みかけ、数歩のところでふと足を止めて振り返り「…迎えに行ってきます、たぶん俺が一番効くと思うんで」とあまりにも自然な自惚れを車内へ向けて一言。前方に顔を戻してからはもう背後へ注意を払うことなく、宣言通りに迷わず生徒玄関へと歩いて行って。そこに蹲る少女はつい先程まで果敢に七不思議へ挑んでいたアイドルと同一人物とは思えぬほど小さく、華奢な双肩に乗せていた荷物をようやっと下ろしたような疲弊具合で、いつもの眩い笑みはどこにも見当たらず。真正面まで静かに進み、同じように膝を折って対峙したなら、手を伸ばそうとして寸刻躊躇いつと空中で停止させるも、結局一度だけ控えめに頭上へと乗せ )
…最後まで頑張れたすね。お疲れ様です、水瀬さん。

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(/ 心の栄養ならひな季ちゃんの存在と背後様のお心遣いからたっぷり補給させていただいております…!いつも癒しとお優しいお言葉を本当にありがとうございます。恵まれているなと折に触れて実感しております…。本編の方は特にやり残したこともありませんので、〆の方向で進めていただけますと幸いです!プロデューサーに口答えしたことによって次は逆巻が下見か何かで心スポに行かされて、なかなか戻ってこないことを心配したひな季ちゃんが決死の覚悟で探しに行く…みたいなイベントを両片想い時期に入れるのもありかなと考えておりますが、もうホラーはお腹いっぱいだ~!という場合は全然なしでも◎ )


  • No.2361 by 永瀬ひな季  2024-08-10 23:03:57 



( ざわ、とロケバスの中では主に女性陣が密かに沸き立ったであろうけれど当人たちは知る由もなく、ロケを終えてスタッフが仕掛けや機材を回収に向かう中、泣くに泣けなくて、眉根を八の字に寄せ双眸を伏せたままきゅ、と下唇を柔く噛み締めていれば。ぽふ、と優しい手のひらが一度だけ頭上に乗っては、ぱっと顔を上げてその手の主──真正面の彼と視線を向ける。ロケ中、何度彼の顔が思い浮かんだか。漸く生身の彼を瞳に捉えたなら、安堵でぶわりと瞳が涙の膜で覆われては今にも溢れんばかりで、一気に想い焦がれた彼がぼやけて見えなくなって。ダムが放流したかの如く、ぴえ、と鳴き出した雛鳥のように泣き喚きながら、肩に掛けていたスクバを脇へ放り出しつつ両腕を広げては目の前の彼へとぎゅうっと抱き着くだろうか )
…──す、ぐる、さ……っこ、怖かったよおぉ~!

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( / わああ、そのように仰っていただけてこちらも更なる養分をいただいた気分です…!!二人の接触って何レスぶりなんでしょう…「たぶん俺が一番効くと思うんで」に沸かずにはいられませんでした。ペンラ…の代わりにメイクブラシを振り回しておけばいいでしょうか?(?) 〆の方向で了解です◎
また、新たなご提案ありがとうございます*
自身の一番苦手とするホラーを前に助けに向かうひな季の図…字面はかっこいいけど多分へっぽこです(確定) そんな姿で逆巻さんの気持ちを揺さぶれるのでしたらぜひ取り入れさせていただたく…! )


  • No.2362 by 逆巻 傑  2024-08-11 09:40:31 



…もう怖くないから。
( まるで迷子の子どもが迎えが来て初めて堪えていた涙を流すように、ロケを成し遂げた少女は己の顔を見るなり瞳を潤ませていき。しがみつくように回された両腕もこの時ばかりは咎めることなく、頭に乗せたのち僅かに浮かせていた手で黒髪を柔く胸の方へ寄せると、呟くように慰めながら相手が落ち着くまでそうしていて。気が済んで彼女が自分から身を離すまで、というのが本当のところだったけれど、収録中に本人からもあったように22時以降の労働は御法度。スタッフが学校に仕掛けたカメラやら脅かしやらを全て運び出したのを見計らってそっと手を退け、結び目が綻ぶようにじんわりと離れて表情を窺えば、指示役の名残か幼気な姿を受けてか下の名前で呼び掛けて。もし彼女がそれに肯いたなら、戻ったバスの車内ではしっかりと此方の名前を把握したらしいプロデューサーが「次は君にも行ってもらうからね、逆巻くん」と子どもじみた仕返しの策と共に待ち構えているだろうか )
…──ひなちゃん、戻れる?

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(/ 少なくとも1ページ分はインカム越しだったのでようやくの再会ですね…記念に私も一緒にメイクブラシ振り回します(?)
前向きなお返事ありがとうございます。揺さぶられること間違いなしです、「おばけより傑さんがいなくなる方が怖かった」なんて言われたら更に…!助けにきてくれたひな季ちゃんに気持ちを隠そうとしている段階ながら「…これは確かに、ときめくかも」ってぽろっと零したいし、「おばけより~」の台詞も恋敵イベで「怪我よりひな季さんに何かある方が怖かった」と受け継がれるでしょうし、ひな季ちゃんの想いに逆巻の想いが少しずつ追いついていく感じかな…と想像しております。…と長くなりましたが、他にご提案したいイベも2つほどありますし、この件についてはまた後ほどご相談させてください…!腰抜かしちゃったひな季ちゃんをおんぶで運ぶとかもしたい…。※蹴り可 )


  • No.2363 by 永瀬ひな季  2024-08-11 22:20:02 



もど…──れない、傑さんが手繋いでくれなきゃ…。
( 一人で彷徨った校内は当然無機質な物しかなく。漸く腕いっぱいに触れた温かみと寄せられた胸から優しい鼓動が伝わってくると、ひどく落ち着いてきて悪い夢を見ていたような心地になり、涙に濡れた睫毛をそっと下ろして。──確かに効果的だったようで、荷物の搬出が終える頃には涙はとりあえず落ち着いたらしい。腕を解き指の背で目元を拭っては小さくこくこくと頷き、肯定を示しかけた言葉を否定に変え、ぐすん、とここぞとばかりに甘えを口にして。断られたなら、じゃあ裾でもいいからと粘るはずで。そうして戻ったロケバスの車内で、直々に指名をしてくるプロデューサーには「だめですよプロデューサー、わたしのヘアメイクさんなんですから!」と頬を膨らませながら牽制するけれど、水面下で計画が練られていくことになるだろうか )

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( / 「そんなことに使わないでください」ってメイクブラシ没収される図が目に浮かびますね() まだまだ先のイベント提案ではありますが目を通していて非常に高まりました…今からとても楽しみです!ざっくり蹴らせていただきましたが、ひとまず本編は一応これで〆とさせていただきました。お返事は任意です◎ 後ほど感想綴らせていただきますね* )


  • No.2364 by 逆巻 傑  2024-08-11 23:43:34 



…じゃあ、はい。手貸して。
( なまじ兄弟や歳の近い親戚がいないだけに適切な甘やかし度合いなど分からず、すっかり幼子のようになってしまった相手に数秒目を留めて膝を伸ばせば、引き上げようとするかのように両の手のひらを差し出し。彼女がそれを掴んだなら片方を繋いだままロケバスまでの道のりを歩幅を揃えて歩き、乗り込んだ車内で自身を庇うかの如くプロデューサーに物申しだす肩を「いいから」と軽く押して更衣スペースまで移動させてゆく。セーラー服の背を鏡の前まで連れて行き、カーテンを閉じようとしたところでふっとこの後はもう話す時間もないかもしれないなと予測すると、「…少しじっとしてて」と背後から声を掛けてダークネイビーの襟の下から私物のネックレスのチェーンを引き出し。その一部始終は正面のアングルで二人を収めた全身鏡に映っていただろうか、優しく睫毛を伏せた後にミルクティーアッシュの掛かる首元にネックレスを着け直しては、開始前の約束が果たされたことへの礼を述べると共にさっとカーテンを引いて )
…特訓の成果、しっかり見せてもらいました。ありがとう。

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(/ しばらくメイクブラシ使用禁止令が出るかも…()
こちらも本編〆とさせていただきました、ホラーロケ本番もありがとうございました…!予定になかったのを「集大成が見たい!」ということで急遽描写することにしたイベントで、すぐひなの接触も少なく難しいシチュエーションだったかと思いますが、上手く進めてくださって大変助かりました。そして今回イベは何よりひな季ちゃんの成長した姿を拝めて背後息子共々感無量でした…!ロル中にも書きましたがほぼホームビデオです()途中挫けそうになるシーンもありながら、その度に自分を奮い立たせて頑張るひな季ちゃんの姿には非常に胸打たれるものがあって…でも最後には反動で甘えん坊になっちゃうところもまた最高に愛おしくて、これを見られないファンについ勝ち誇った顔しちゃいました…。あとプロデューサーという隠れ蓑を借りてひな季ちゃんにちょっかいかけるのも楽しかったです( 小声 ) )


  • No.2365 by 永瀬ひな季  2024-08-12 02:04:10 



( / 大丈夫です、代わりにヘアアイロンやコテがありますよ…()
こちらこそホラーロケ本番と〆をありがとうございます、ネックレスの返却をすっかり忘れていたので助かりました!仰る通り少し難しく初めてのシチュエーションで不安がありましたが、そう言っていただけて安心しました…!しかし折角いろんな仕掛けを考えてくださったのに、上手く生かせなかったことが今回の反省点です…精進しなくては…。
成長に度々感動してくれてる逆巻さんの姿は、まさにホームビデオを見ている親の図でしたね* 致死量のひなちゃん呼びもありがとうございました、普段なら大はしゃぎするところですがそれどころじゃないひな季…() カーテンの中へ引き込まれるのもきゅんとしましたし、プロデューサーに楯突く姿にも、俺が効く発言にも背後はによによと大満足でした。そして彼女の頑張りは全部ラストのハグで報われたと思います…* けれど特訓あってこその成果なので、お礼を言わなきゃいけないのはきっとひな季の方では…!?その場では嬉しそう&得意げに八重歯を覗かせるけれど、多分おうち帰ってから思い返して、長々お礼のLINE送っていることかと思います()

上記全文蹴り可です◎
早速ではありますが、次を始める前に新しいイベントのご提案についてぜひご教示をお願いできますでしょうか…! )


  • No.2366 by 逆巻 傑  2024-08-12 14:21:11 



(/ なにがなんでも振り回すおつもりですね…、どこまででもお付き合いします…!()
いえいえ、ひたすらリアクションを取り続けさせるという過酷な内容でしたので、反応が良いものとそこまででもないもののメリハリがあったおかげで飽きることなく楽しく拝読しました◎
律儀さもそうですが、嬉しい&得意げが真っ先に出てくる直情さもひな季ちゃんの魅力ですよね…。夜も遅い時間でしょうし、長文LINEには「いいから早く寝てください」の塩対応かと思いますが、きっと翌日にはしっかりお返事しますので…!

ではではお言葉に甘えてイベント案を共有させていただきますね。だいぶ先の話にはなりますが…!この他二人の予定外お泊まりイベだったり、逆巻がひな季ちゃんにダンスを教えてもらう(ひな季ちゃん達の曲を踊る)ようなイベだったりも何とか実現できないかと考えておりますが、まだ良い口実が見つかっていないので少々お待ちくださいませ…。※適宜蹴り可 )


●ホラーロケ続
第三部の初めの方。プロデューサーの不興を買っちゃったので、今度は逆巻が心霊スポットの下見に行かされるパワハライベ。舞台は今のところ病院や研究所で考えています。いかんせん広いので特定の場所を見てくるだけを命じられるものの、ひな季ちゃんが迷ったり逃げ回ったりした時のために私情で不必要な場所も下見。しかしそのせいで外では「なかなか戻ってこない…」とうっすら心配され、幽霊に連れ去られてるとか解剖されてるとか、はたまたどこかで怪我して動けなくなってるとか囁かれ、それを聞いたひな季ちゃんが決死の覚悟で探しに行く、という流れ。下見なので本来はひな季ちゃんはいなくてもいいけど、巻き込んじゃった!と責任を感じてついてきてても、関係者から「戻ってこないんだけど連絡取れる?」って電話がきて駆けつけるでも。お守り全部貸してくれたら可愛いし、怖がりながらも助けにきてくれた際に「おばけより傑さんがいなくなる方が怖かった」なんて台詞があったらとっても私得です…。気持ちを隠そうとしている段階ながら「…これは確かに、ときめくかも」ってぽろっと零したいし、腰抜かしちゃったひな季ちゃんをおんぶで運び出すとかもしたい…!です!そしてひな季ちゃんが一人で入れちゃったのでロケは没になります。

●ファーストキスイベ
第三部の終わりの方か、第四部の初めの方。擬似恋人イベ後日談の〝最初も最後も逆巻さんがいい!〟を実現するイベ。両片想い時点ならもちろんしてないし、お付き合いを始めた時点なら逆巻から全然手を出されないと悩…んでてもいいし、彼女になったという事実だけで満足して一切気にしてなくても可愛い。そんな最中にドラマ撮影か何かでキスシーンがあることを知らされて、焦るひな季ちゃん。経験がないからと逆巻に件のシーンの練習相手をお願いして、とりあえず振りだけすることになるけれど、その時にひな季ちゃん側から少し近付いて振りじゃないキス。からの「…ヒロインからするシーンなんすか?」で逆巻からもできたらいいなぁと。「本番でも俺のこと思い出して」ってしっかりやきもちもやかせておきたいです。

●お師匠さまイベ
第四部。逆巻のヘアメイクのお師匠(メイク業界らしく(?)40代くらいのイケメンオネエ)さまと、お師匠さまのお師匠(凛と背筋の伸びたおしゃれおばあ)さまの登場イベ。逆巻の代打をしてもらう日のために紹介がてらお師匠さまにひな季ちゃんのメイクをお願いして、テクニックに敬服する反面、自分が一番ひな季ちゃんの魅力を引き出せるという自負心を揺るがされて少し不安そうな逆巻がいたり。そこへお師匠さまのお師匠さまが現れて、「逆巻おまえ◯◯(海外)には行くことにしたのか」と問われて夢のためだから行くとその場で返答。何も聞かされていなかったひな季ちゃんは動揺するも「メイクの勉強のために海外に行く。しばらく返事を保留にしていたけど今決めた」と説明され、夢を応援したい気持ちもあってそれ以上は追及せずにいて。でも発つ直前のタイミングで後のことはお師匠さまに任せてあるから、と言われて、やっぱり傑さんのメイクじゃなきゃやだ!と胸の内を吐露。そしてやりとりの中で初めて海外に行くのが1、2週間だけと知らされ、それを逆巻が伝えそびれていたことも発覚し、「あんたそういうとこよ!」ってお師匠に怒られる…。ついでに逆巻の〝夢〟が自分のメイクでひな季ちゃんを誰よりも輝かせることだというのも明らかになり、だからずっと傍にいるよって改めて伝えて収拾。お互いの気持ちを再確認するイベになればなぁと…!

●卒業式
卒業式が終わって、そのまま卒業証書を手に走って逆巻の家凸。玄関先で「卒業しました、もう高校生じゃないから付き合ってください!」のシーンがあるととっても可愛いなぁ…という妄想だけ。

●秘密のお付き合い開始
事務所に呼び出されて諸々聞かれたり釘を刺された後にお付き合いの許可が出て、ひな季ちゃんの告白に逆巻が初めて「はい」って答えるシーンは絶対に描写したい…というこちらも妄想だけ。嬉しさのあまり何度も同じやりとりをして、最終的に逆巻の「俺も好き」を引き出してもいい。


  • No.2367 by 永瀬ひな季  2024-08-12 22:13:42 



( / 楽しんでいただけたなら何よりです…!翌日にちゃんとお返事を返してくれるのも真面目で好きですし、ひな季の活力になること間違いありません…。

全部によによと拝読しましたが、予定外のお泊まりイベ…!?これもまた沸かずにはいられない内容ですが、口実が難しそうですね…。目的地を間違えて伝えられた、または予定変更の情報伝達が上手くいかなかったくらいしか思い浮かびませんでしたが、良いものが浮かべばまた共有お願いします*
以下いつもの長い感想ですが、挙げていただいたイベント案につきましてはオールオッケーですので…! )

●ホラーロケ続
ホラーロケ続イベという名のパワハライベですね…。恐怖のあまり音楽室から飛び出して交通安全人形と遭遇しちゃった実績持ちなので、流れがとても自然で感心してしまいました。逆巻さん行方不明事件(?)は解剖されてる説がおもしろくて好きなので、当日はそれで推していきたいです!そして巻き込んじゃった責任でついて行こうかと思います。
というか、おんぶ、良いんですか…!いつかされてみたいなあと思いながらも、逆巻さん細っこいからどうかなあと心配しておりました() していただけるならぜひ、よろしくお願いします…!そしてオチがさすがです。

●ファーストキスイベ
あの台詞がここで生きてくるなんて!すぐひな推しにとっては沸かずにはいられないイベントですね…!案の文面を読んでいるだけでとってもきゅんきゅんしてしまいました…可愛いです…。ひな季からの最初のキスはきっと、本当にただ唇が触れ合うみたいな、すっごく幼いキスかもしれません…。

●お師匠さまイベ
とっても素敵なお師匠さまお二人ですね…!ひな季のアイドルオーラよりも強いきらきらオーラを纏っていそうで一瞬で好きになりました。あとこんな展開も楽しくて大好きです、アンジャッシュ再びですね…!!ひな季が逆巻さんの夢の一部になれるのも最高に幸せな展開です、ありがとうございます。ぜひぜひやりましょうね!

●卒業式
家凸、押しが強くて笑っちゃいました。可愛い。玄関先ででっかい声でアピールしてくるものだから、落ち着かせるべく一旦扉の内側に引き込んでくれるととっても私得です…が、「や、アイドルなんで無理すよ…」って言って締め出されてもおもしろくて好きです。もちろんひな季はめげませんが()

●秘密のお付き合い開始
その描写は私も絶対欲しいなあと思っておりました…!ひな季の想いがとうとう身を結ぶ瞬間ですね…この日はお赤飯炊かなくちゃ…。
替え玉イベの延長または後日談として差し込むと自然でしょうか?


  • No.2368 by 逆巻 傑  2024-08-13 00:30:22 



(/ 結構な頻度で行われていたはずですし、元の真面目さもさることながら、逆巻側も特訓にはそれなりの思い入れがあるんだろうなぁと…。レンタルビデオ屋で「…あ、もういいのか…」って、今後しばらくは特訓ロスになっていそうです。

お泊まりイベはどの関係性の時に差し込むかも悩みどころで…、でもホテルの外で時間を潰すみたいなことができないように、とりあえず大雨は降らせておきたいですね()観光地ロケのあと残って観光してたら大雨か台風で帰れなくなったとか…?
いつもの長文イベント案にお目通しありがとうございました…!そしていつもご丁寧な感想をいただけて嬉しいです* 追加のご相談分だけお返事しておりますが、既に3回くらい読み直してしっかり毎回によによしておりますので…!
さて、次は本編の犬カフェイベで認識相違ないでしょうか?※上下とも適宜蹴り可◎ )

●卒業式
玄関ドア開けた状態のまま「でも高校生じゃなくなってもアイドルじゃん」って理性半分付き合えないもどかしさ半分くらいで言ってる図が浮かびました…。それはそれとして卒業祝いには行きましょうね、制服姿が見納めなので何かしらの形で写真を残したり、用意してたお祝いの品(今のところ花束かコスメポーチ)を渡したり…したい…。

●秘密のお付き合い開始
とっても重要イベなので、しっかり一つ分イベント用意してあげたいですね…!タイミングは仰る通り替え玉イベの後で考えております◎
替え玉イベの際に関係性を問われて〝ただの顧客〟と答えるも、西谷さんの「水瀬ひなのためにわざわざこんなことしてんのに?」のアシストがあったり、調査員の事務所の人が美鈴さんを好きかファンかで「いやあ、牧さんのお知り合いなら絶対大丈夫だと思ったんですよ~!」ってめちゃくちゃ忖度されたり、もちろん美鈴さんからも事務所に逆巻が担当になってからのひな季ちゃんの活躍ぶりを説明してもらったりしてお許しが出る形だとなんか良いなぁなんて。2人きりになってからの告白もよし、お許しが出たその場で公開告白もよしです。


  • No.2369 by 逆巻 傑  2024-08-13 09:37:57 



(/ 連投ですみません…!簡単にですが追加で別イベのご提案を失礼致します。お目通しいただいて、可否だけお伝えいただけますと幸いです! )

●あなたのためのミニライブイベ
第三部の最初。匂わせ写真事件後日談の後、ひな季ちゃんへの気持ちを持て余して接し方に悩む逆巻と、妙に元気のない逆巻を心配するひな季ちゃん。当然何かあったのかと聞かれても答えられるはずもなく、皆に相談した結果、ひな季ちゃんはアイドルらしくライブで励ますことに。そうしてレッスン室かどこかで観客一人の特別ライブが開催され、まっすぐな想いに感化された逆巻は「…俺やっぱり好きです、アイドルやってる水瀬さんが」と報われない想いを密かに抱えていく覚悟を決め、表面上はこれまでと変わらない接し方に戻るイベ。

●クリスマス
ひな季ちゃんを〝子ども〟として扱える最後のクリスマスになるかと思いますので、本編内で逆巻サンタさせていただければと!といってもただプレゼントを渡すだけですが…。メンバー全員にそれぞれアロマワックスサシェを作って、タイミング的に上記イベ以降になるかと思うのでひな季ちゃんの分だけ裏側に「I am your fan.」とでも掘っておく心算です。その前後の展開はこれからもう少し考えますね。


  • No.2370 by 永瀬ひな季  2024-08-13 17:11:54 



( / 特訓ロスになってるの可愛いですね…!?なんか物足りないなって感じてくれていると嬉しいです。
天気の急変で帰れなくなるのアリですね◎ 大雨が降りなんなら雷も酷くなってきて、普段ならメンバーのお部屋に逃げ込むひな季だけれど、今頼れるのは逆巻さんしかいない。雷に怯えてシーツにくるまった雪だるま状態で、夜お部屋に突撃訪問するなんていかがでしょうか?さすがに一緒に寝るのは…とはなるけれど、とりあえず気が紛れるようにお土産食べつつ()お話してるうちに修学旅行みたいで楽しくなってくるものの、最後は結局逆巻さんの部屋で寝落ちしちゃって、というところまで考えましたが採用の可否はお任せしますね◎

お言葉に甘えてこちらも上下割愛しつつご相談分のみと返事しておりますが、にこにこしながら拝読しております…!
次は犬カフェイベで問題ございません* )

●卒業式
コスメポーチも捨てがたいですが花束もすごくいいなって思ってます…。暫くはにこにこで飾っているけれど、やっぱり花は散りゆくものですので、花瓶の周りに落ちていく花弁を眺めて心惜しく感じたひな季が桜のハーバリウムを見てピンと思い立ち、後日逆巻さんのおうちに花弁を持ってまた突撃訪問して「ハーバリウム作ってください!」ってお願いしに行きたいです…!

●秘密のお付き合い開始
告白のパターンですがどちらも捨てがたいですね…。その時の状況を見て決めさせていただこうとは考えておりますが、気が変わって絶対こっち!などあればいつでもお伝えください…!

●あなたのためのミニライブイベ
わあ~っ、これは花丸すぎます◎ もちろんお願いします!なんとなくこの時までにグループ名を決めておきたいなあとは考えております。

●クリスマス
ひな季だけ特別仕様なの良いですね* サシェ自体は知っていたのですが、アロマワックスで作られているものがあるのは初めて知ったのですが、お洒落~…!楽しみにしておりますね。他のイベントでもですが、こちらからも何か案が浮かべばまた共有させていただきますね*


  • No.2371 by 逆巻 傑  2024-08-13 19:08:22 



(/ 雷がこわくて雪だるま状態で訪ねてくるひな季ちゃん、ポメ感満載で可愛いですね…。一緒の部屋に泊まらせるのはご都合主義すぎかと思っていたので、ぜひそれでお願い致します…!ベッドに座ってゆったり修学旅行してる最中に大きめの雷が鳴って、びっくりしたひな季ちゃんがつい抱きついちゃう→逆巻はそのまま宥めるけれど「…あれ、なんだか傑さんも…」と鼓動が早まっていることに気付かれて、咄嗟に「…俺も怖いんです、雷」と嘘→ひな季ちゃんが親切心で同じシーツの中に入れてくれて自滅の図→その状態で寝落ちされてどうしようもなくなる、の展開もよろしければ追加で…!

ではでは、こちらから犬カフェイベの開始ロルをご用意させていただきますね。少々お時間いただきますので、しばしお待ちくださいませ…! )

●卒業式
定番は花束だけれど、ひな季ちゃんのお部屋がお花だらけになってしまうのでは…と懸念してコスメポーチも案に入れておりました。問題ないようなら花束にさせていただきますね…!そして再度の突撃訪問にはつい笑っちゃいました。「あんまり気軽に来ないで…」と言いつつもハーバリウムはしっかり引き受けるし、それだけで帰ろうとしたなら「もう帰るんすか?」って訊いちゃう逆巻、いるはずです…。

● あなたのためのミニライブイベ
わあ~花丸いただきました!ライブはひな季ちゃんと逆巻の一対一のイメージでおりましたが、メンバー達としっかりライブしてくださるのなら勿論そちらでも…!またグループ名につきましては、ご参考までにフランス語とイタリア語から以下の単語もご紹介させてください。
Ailes(エール:翼)、Ange(アンジュ:天使)、Lever(ルヴェ:天体が昇ること)、Stella(ステラ:星)

●クリスマス
最初はただのアロマキャンドルになる予定だったのですが、私も調べているうちに存在を知って、お洒落~…!安全~…!匂い混ざらない~…!と即決定しました* こちらも全ての案に関してまた何か思い付き次第お伝えさせていただきますね◎


  • No.2372 by 永瀬ひな季  2024-08-13 21:39:03 



( / 雪だるま状態も気に入っていただけて嬉しいです、またご賛同もありがとうございます*
追加の展開もどきどききゅんきゅんで、すぐひな推しにとっては堪らない展開です…天才的なご提案ありがとうございます、ぜひぜひやりましょう…!
その他も堪らない展開ばかりで非常にによによしてしまいました、あまりにも良すぎます…。いつも素敵なイベント案を本当にありがとうございます、全部とっても楽しみにしております!

ミニライブイベに関しましてはひな季のソロライブがいいと思っておりまして、ライブ挨拶の台詞としてグループ名を口にできたらいいなあと思っての考えでした。お部屋での「5tella」の案も素敵で良かったのですが、既に実在していたのは私も残念でした…!新たな要素案もいただきつつ、このイベントまでに決めたいと思います*

それでは開始ロルの方お待ちしていますね。犬カフェイベもよろしくお願い致します…! / こちら全文蹴り可です◎ )


  • No.2373 by 逆巻 傑  2024-08-13 22:07:32 



( このショッピングモールを訪れるのは、少女のホラー特訓に付き合って映画を鑑賞し、帰りに猫カフェへ寄った以来だろうか。待ち合わせ場所に到着し、何気なく傍の案内板を眺めれば、記載されている中で目につくのはやはり今回の目当てである犬カフェ、以前訪店した猫カフェ、そして最上階の映画館で。先日無事にホラーロケの撮影が済み、主役からの特訓の依頼を完遂したところ。しかしそう昔のことでもないのにもう随分前の出来事のように感じるのは、定期的に開催されていたそのイベントが既に過去のものになってしまったせいか。振り返ってふっと一抹のうら寂しさが心を過るも、今日のミッションは回顧にふけることではなく彼女の努力を労うこと。前回黒い服を猫の毛だらけにしてしまった反省を生かし、白のカットソーにベージュのジルとイージースラックスという動物の毛の目立ちにくい装いにローファーを合わせた出立ちでフロアマップ前を陣取っては、いつかと同じようにまた無意識にコスメストアを見つけてしまいながら相手を待って )


  • No.2374 by 永瀬ひな季  2024-08-14 20:44:38 



今日もかっこいい…。……!
( 待ち合わせ時間の5分前には集合場所付近に到着したけれど、フロアマップの前にいる彼に気が付けばつい柱の影に隠れ。緩く巻いたポニーテールの毛先をぴょこっと揺らして柱に手を添え顔を出しては、彼の姿を遠目から眺めて語尾にほわわんとハートマークが浮かぶ独り言を呟いていると。『あの人かっこよくない?』『声掛けちゃおうか』と綺麗なお姉さん二人が彼を見ながらひそひそと話しているのが耳に届き、はっと危機感を覚えては慌てて柱から出てきて。淡いベージュのシフォンフリルキャミに、パールが付いたサックスカラーのストレートデニムとお花の刺繍がついた厚底のスポサンを合わせ、カジュアルながら女の子らしさを詰めた装い──に、申し訳程度の変装としていつもの伊達眼鏡を合わせた姿で彼の元へと駆け寄っては心配そうに声を掛け )
──…傑さん!お待たせしました、大丈夫ですか、まだナンパされてないですか…!?


  • No.2375 by 逆巻 傑  2024-08-14 21:55:46 



…、どういうこと?
( この短期間では店舗の入れ替わりもなく、変わり映えしない案内図を一分と経たずに見終えるも、手持ち無沙汰になるより先に聞こえてくるのはよく通る澄んだ声。それはまっすぐ鮮明に耳に届いたし、ひとつの文章としても何らおかしいところはないのだけれど、待ち合わせの第一声としては斬新なそのフレーズに、そちらを振り向いては答えるでもツッコミを入れるでもなく素の疑問がまろび出て。それから一拍置いて顔を覗くような角度で僅かに首を傾げれば、「待ち合わせか~…」とこぼしつつ通り過ぎてゆく女性二人組を背景に、心配の原因を憶測で問い掛け )
なんか変な夢でも見たんすか。


  • No.2376 by 永瀬ひな季  2024-08-15 00:13:39 



えっと、傑さんがナンパされる予知夢…的な…?
( あと数分到着が遅かったならきっと声を掛けられていたことだろう、綺麗なお姉さん方が残念そうに呟きながら通り過ぎていけばほっと胸に手を添え撫で下ろすものの、覗き込むような仕草には少しどきりと胸が高鳴って瞳を揺らし。漸くホラーロケから解き放たれ、前々から約束していた通りご褒美としての犬カフェデート…といえど一方的に〝デート〟と言い張って譲らないだけなのだけれど、それが今日叶えば夢心地気分で。おずおずと確認するように、それでいて浮かれた気持ちが表れるように緩む頬で問い掛け )
でも今も夢見てる気分です、…夢じゃないですよね?


  • No.2377 by 逆巻 傑  2024-08-15 08:45:42 



ふぅん…?でもついて行かなかったでしょ。
( 妙に歯切れの悪い返答には分かったような、分からないような、曖昧な応答。しかし予知夢だというのならその後の対応は現実の自身に則っているはずで、前々からの約束を放り出して見知らぬ相手を優先することなどまずないだろうと自分への信頼から聞かされていない先の展開を断言して。一体なぜ夢がそんな内容になってしまったのかは未だ謎多き人体の不思議と留めておくことにして、彼女が今日を心待ちにしていたのは言動からも表情からも、纏う空気からでさえ見て取れる。と同時に珍しい登場もそのせいなのかもしれないなと密かに微笑ましい気持ちが湧き上がれば、あまり焦らすのもかわいそうかとやや意味を取り違えつつ、今も元気に駆け回る音の聞こえる犬カフェの方へと足を向けて )
現実すね、俺ナンパされてないし。…行きましょうか、


  • No.2378 by 永瀬ひな季  2024-08-15 13:20:50 



よかったあ、えへへ。…はいっ!
( 先の展開について断言されると、彼の真面目な性格的にそれはそうなのだろうけれど優先してくれることにはやっぱり嬉しくなってしまい、ほんのりと頬を染めながら小さく頷いて。現実であることの再認識と犬カフェに向かうことを促されると、ぺかーっと輝いた笑みを向け「わあい、デートっ!」と浮かれた発言溢し。見えない尻尾を振りながら、今日もかっこいいですね、なんて改めての感想伝えつつ上機嫌に犬カフェへ向かい。猫カフェ利用時と同様の手順で店内に入りスタッフからの説明を受けた後は、いよいよお待ちかねのわんことの戯れ。お客さんが入っても各々好きなように過ごしていた猫たちとは違って、開放スペースに足を踏み入れたなら〝お客さんだ!〟〝あそぼ!〟と嬉しそうに分かりやすく尻尾を振りながら足元に駆け寄って歓迎してくれるわんこ達。ぶんぶん振った尻尾が仲間に当たるのも当たられるのも気に留めずに、きらきらしたつぶらな瞳を向ける姿に頬が緩み )
わ~っ、犬の波が押し寄せてきた…!かわいい~…!


  • No.2379 by 逆巻 傑  2024-08-15 18:42:38 



また夢の話すか?
( めいっぱいに照明の光を取り込んだ瞳が自身を映し、浮かれ心を隠すことなく高らかに今日の約束を定義するも、それにはつれなく遠回しな否定を横から挟み。しかし賛辞を受けて「そっちは可愛いすね」とデート然とした会話はしっかりと繰り広げてから目的の店舗へ足を踏み入れれば、元気の有り余る看板犬たちが新規客を一斉に出迎えて。きらきら光る瞳にも懐っこい様子にも何か既視感を覚えつつ、足元にすがる毛並みに身を屈めると、顎の下をそっと撫でやる。先程は傍の少女に向けた汎用性の高すぎるその言葉を、今度は少し異なるニュアンスで目の前の愛らしい姿にこぼしたなら、遊んでもらえると判断したのか此方にも犬の波がどっと押し寄せてきて )
……かわいいな…。


  • No.2380 by 永瀬ひな季  2024-08-16 01:58:14 



ほんとにかわいい…。
( あっという間にいろんな犬種たちに取り囲まれていく姿にふふっと笑みを漏らせば、二人での撮影ロケの際に互いに交換しあった菱形のキーホルダーがぶら下がるショルダーバックからスマホを取り出し、カメラを起動しては可愛いと呟きながらぱしゃぱしゃと撮影するけれど、犬たちも撮りつつ画面に映るメインの被写体は彼で。何枚か写真に収めるとスマホを手に持ったまま彼同様にその場に屈んだなら、ゴムボールを咥えた茶毛の柴犬が前脚を自身の腕に乗せて遊んでほしそうに尻尾を振りながらアピールをしてくる。愛らしさにふにゃりと表情緩ませては「なあに、ボールで遊んでほしいの?…いくよー、えいっ」口元からボールを抜き取ると、掛け声とともにぽいっとボールを投げてやり。ちょうどボールが落ちたスペースの付近でぬいぐるみを前脚に挟みながらがじがじと甘噛みしているパグを見つけては、もしもトワハトくんを鞄に付けてきていたらおもちゃにされていただろうと、今日は持ってきていないことにほっと胸を撫で下ろし )
……、トワハトくん置いてきてよかった…。


  • No.2381 by 逆巻 傑  2024-08-16 20:12:58 



( 活発な波に阻まれ進むに進めず、じき現れるかもしれない客の邪魔にならないよう少し脇に退けては、そこに腰を落ち着けてしまって。首を傾げたトイプードルに犬の仕草には詳しくない身ゆえ同じように首を傾げてみたり、しきりに手の中に鼻を突っ込んで舐めるダックスフントに持ち物検査をされたり、いつの間にか足の間に居座っていたロングコートチワワの背を撫でたり、顎を撫でたばかりのパピヨンにわふわふと次を催促されたり。他の人影の窺えぬ独占状態の店内で早速触れ合いを堪能していれば、少女の手から放られたボールに犬たちが反応して振り返るのにつられて自身もそちらへと注意を向ける。周囲に集まっていたうちの数匹がそれを追い掛けて行くのを見送ったなら、ぬいぐるみで遊ぶパグを認めたのと近くから呟きが洩れたのはほぼ同時だっただろうか。彼女の鞄に目を留め、そこに遊園地のマスコットの姿がないことを確かめてから「…トワハトくん、自分は守れないすからね」と零すと、彼のあったかもしれない未来の方へ視線を戻すも既にぬいぐるみは消えていて。代わりにボールを追っていたはずのパピヨンが話題の的を咥えて此方に戻ってきては、取り返しに突進してくるパグに触発されて犬たちは訳もわからぬまま興奮気味に殺到し、前足を膝に乗せてともすればよじ登ろうかという勢いで )
…、そっち持ってきちゃったか。…──!


  • No.2382 by 永瀬ひな季  2024-08-16 22:06:40 



わたしが守ってあげなきゃ…!
( 彼の呟きに気付かされた己の使命感にぐっと拳を握り心を燃ゆらせていれば、先程ぽいっとボールを投げたボールを咥えながらチャッチャと軽快な足音を鳴らして戻ってくる柴犬を、両手を広げながら迎え入れようかとした時。パグが遊んでいたはずのぬいぐるみを我が物顔で咥えたパピヨンが柴犬の横をぴゅーっと通り過ぎていけば、それに続いてわんこ軍団がわらわらと後を追い掛けるように通り過ぎていく。迎えた両手のひらに収まる柴犬をよしよしと撫で回しながらも、その光景にぱち、と双眸を瞬かせながら視線で追い掛け振り向けば、たくさんのわんこが彼を取り囲んで彼は埋もれ気味で。「懐かれてる傑さん、かわいい…!」とぱしゃぱしゃと取り出したスマホで撮影するも、あまりの懐かれっぷりになんだか嫉妬心が芽生え。隙間を縫うようにして比較的空いた彼の背後へ歩み寄り辿り着けば、膝立ちで背後から彼の首へ腕を回してむぎゅっとこちらへ引き寄せるように抱き締めると、彼の耳横から覗き込むようにしながら眉尻垂らした表情で覗って ) 
だ、だめだよみんな、傑さんはわたしのだから!ね、そうでしょ…?


  • No.2383 by 逆巻 傑  2024-08-17 12:46:01 



何の対抗意識──…
( 人間相手では考えられないほどの犬たちの熱狂ぶりに、アイドルの見る世界を疑似体験したのも束の間。シャッター音を鳴らしてカメラマン役を買っていた本物のアイドルが、今度は己の背後に回って剥がし役のごとく彼らとの距離を取らせると、同じ土俵に立つ台詞も相俟って大きな犬がもう一匹闖入したような感覚で。なんか増えたな、と心中で呟いて彼女のなすがままになりつつ、問い掛けに答えるべく顔をシャンプーかスタイリング剤かの仄かな香りの方へと向ければ、その先にあるのは予想外に近い相手の顔。尻尾…ではなく眉を垂らした紛れもない可憐な少女の面貌と、息遣いさえ聞こえてきそうな位置関係に、少しそわりとして捻った首を正面まで戻しては「分かったから、水瀬さんのだから…」と巻きついた腕をとんとんと優しく叩いて離すよう伝え。それから遅れてその一部始終をつぶらな瞳たちに見られていたことに気がついたなら、笑顔ときょとん顔の入り混じる眼前の景色に小声で意味もなく言い訳して )
……、違うから。


  • No.2384 by 永瀬ひな季  2024-08-18 01:36:39 



──…い、今の、もう一回言ってください!
( 彼が振り向いてくるとは思わなくて予想外の近さに双眸を瞬かせては、どきりとしてじわじわと内側から滲み出るように赤みが差すけれどなんだか目が離せずにいて。色白な肌が綺麗だとか、切れ長の双眸に揃った睫毛さえ綺麗だとか、やっぱり顔も好きで瞳いっぱいに映る彼がきらきらして見える──なんて思って固まっている間に顔を正面に戻されると、少し残念なようなほっとしたような。どきどきと早まった鼓動のなか彼からも〝わたしの〟と認めてくれるような発言を受ければ、ぎゅっと心を鷲掴みされるような強いときめきに、首元に巻き付けていた腕を離しては高鳴る胸を押さえると。今度は、彼の真横できょとんとつぶらな瞳を向けているわたあめのようなふわふわポメラニアンの背後から、身を乗り出すように床に片手をつきつつもう一回!と人差し指を立てておかわりを要求しながらきらきらとした眼差しを向け )


  • No.2385 by 逆巻 傑  2024-08-18 02:19:01 



…水瀬さんのだよ。
( 顔のそばで喋られる状態から解放されて密かに息を吐いた次は、横から二度目を求める接近。今さら撤回もできず、何より先程の光景が蘇りかけて大人しく同じ言葉を繰り返しては、犬相手に撫で癖がついてしまったせいか彼女の頭にも同様に手を乗せて。一拍遅れてはっとするも時すでに遅く、独り言のように「…間違えた」と零せば下方のポメラニアンのふわふわとした頭を柔らかな手付きで撫でる。きょとん顔からぱっと笑顔に切り替わる様は自身を見つけた時の誰かを彷彿とさせ、ふと首輪に下がっているプレートを見遣ると〝ヒナ〟と名前すら似通っていることに気が付いて )


  • No.2386 by 永瀬ひな季  2024-08-18 03:04:32 



…えへへへ。
( もう一回と要求したおねだりは跳ね除けられることなく通り、間違えたといえど撫でてさえもらえるとそれはもう嬉しそうに頬を緩ませ、幸せいっぱいにまなじりを下げて。身を乗り出し浮かせていたお尻を床に下ろし、うれしい、すき、と浮かれたようにほろほろと言葉を溢しながら見えない尻尾をぱたぱた振っていると、自身の間にいるポメラニアンも撫で受けて嬉しそうに小さな尻尾をぱたぱたと振る。「…ふふふ、よかったねぇ、キミも嬉しいねぇ」と柔らかな語感でよしよしと毛並みの良い背中を撫でてやっては、『わん!』と返事をするようにひと鳴きし、二人から撫で受け嬉しそうにぴょこぴょことその場でポメラニアンが飛び跳ねると、膝上に乗りぺろぺろと頬の下あたりを舐めてきて。可愛いし嬉しいけれど、犬の健康を考えれば、薄くとはいえファンデや日焼け止めを塗っている肌を舐めさせるわけにはいかず。両手で持ち上げくるりと前後反転させて腕の中に収めては、その間首輪にぶら下がるプレートには気が付かず、不思議そうに見上げるポメラニアンの頭を撫でながら申し訳なさそうに言い聞かせ )
わ~っ、メイクしてるから舐めちゃだめ…!キミの体に良くないかもしれないから、ねっ。


  • No.2387 by 逆巻 傑  2024-08-18 04:18:23 



…あ、言うこと聞いてる。
( 緩みきった口元が緩んだそのまま胸の内から溢れたような単語を落とすのに、頭では悪手を取ったと自省する反面、心では親しみを超えた情感が湧き上がるのを覚え。そのことから目を逸らすように眼差しを注いでいたポメラニアンが彼女からも撫でられて跳ねながら回転すると、懐っこく膝上に登って舐めることで喜びと愛情を伝えようとする行動を見咎め、きっと欲しがるだろうとスマホを取り出してその場面を動画で撮影することに。微笑ましい両者にカメラを向ける最中、少女の懸念から真っ白な毛並みが此方を向いて腕の中に収まることとなれば、物理的に頬は不可能になったとはいえ、他の場所に変えるでもなく素直に舐めることをやめた〝ヒナ〟の利口さに思わず声が洩れ。もしかするといわゆる芸と呼ばれるものもできるのだろうかと、撫でられて相変わらずふさふさの尻尾を揺らすその子に手のひらを差し出したなら、今し方知ったばかりの名で呼び掛けて )
…ヒナ、お手。


  • No.2388 by 永瀬ひな季  2024-08-18 12:59:32 



ね、このコ賢いですね~…──!
( 大人しく腕の中に収まったふわふわもふもふの動くわたあめを撫でながら、自身もまた利口さを覚えて褒め称えていると。〝ヒナ、お手〟と呼び掛けながら手のひらを差し出す彼にきょとんと双眸を瞬かせながら、小さく「へ」と言葉を漏らし。普段なら水瀬さん、たまにひなちゃん呼びくらいしかされないのに。今度は自身に対する利口さを試されているのだろうか──頭上にはてなを浮かべつつそんな考えが僅かな時間の間に過ぎるものの、ホラーロケですっかり染み付いた忠犬さは無意識のうちに体を動き出させて、ポメラニアンよりも先に彼の手のひらにぽむっと緩く握った手のひらを乗せ置き。届かなかった身近な白い前脚と、先に手のひらに収まった手、それから頭上のわたしへとつぶらな瞳を移していき不思議そうにポメラニアンは首を傾げては数秒沈黙が広がるだろうか )


  • No.2389 by 逆巻 傑  2024-08-18 16:40:30 



……いや、そっちの〝ひな〟じゃなくて、ポメラニアンの〝ヒナ〟…
( お手の号令と共に差し出した自身の手に着地したのは、小さな肉球ではなく軽く丸められた華奢な拳。予期せぬ行動にポメラニアンも己も、そしてなぜか本人さえも不思議そうな表情を浮かべては、辺りは暫し時が止まったかの如く静まり返り。少女はふざけているわけでもなさそうで、その場の誰もが全容を把握できずに互いが互いを見つめる中、漸くひとつの解に辿り着いたのは動画に空白の時間が三秒ほど記録された頃。「あ、」と声を零すと、恐らく自分の名前を呼ばれたと思ったのだろうアイドルへ言いづらそうに此方の意図を説明し、最後には「…の、つもりだったんすけど…」と困惑気味に弁解を付け足す。なんとなく身動ぎし難くて重なった手を引っ込めることも撮影中の動画を停止もしないままでいれば、相手からの反応があるまで同じ画がカメラに収め続けられるだろうか )


  • No.2390 by 永瀬ひな季  2024-08-18 18:54:14 



……、え。
( およそ三秒間の間の後、何か気付いたらしい彼の口から気まずそうに聞かされた言葉にぱちぱちと双眸を何度か瞬かせる。そうっと膝上のポメラニアンへと視線を下ろすと、こちらを見上げてくるポメラニアンの首にはもふもふの毛に覆われつつも首輪のプレートに〝ヒナ〟の文字が見えて。全てを察した瞬間「─~~っ…!」と声にならない声を上げながらぶわっと頬から耳に掛けて羞恥の色に染め上げ。彼の手のひらに置いた手を申し訳なさげに引っ込めては、穴があったら入りたい思いで双眸を不等号にぎゅっと瞑りながら「これはその、ほら、この前いっぱいひなちゃんって呼ばれて…っ指示を…!」とあたふたと弁明するものの居た堪れない気持ちは拭えず。ポメラニアンの前脚の脇に手を差し込むと、真っ赤な顔が隠れる位置まで抱き掲げながら肩を竦め縮こまって )
わ、忘れてください…。


  • No.2391 by 逆巻 傑  2024-08-18 20:28:03 



…ん、忘れる…すけど、
( 遅れて全てを理解した少女の肌が紅を差すと、それを隠しながら告げられた弱々しい要望には一も二もなく素直に肯き。しかし綿菓子のような毛に視線が遮られてやっと動画撮影の停止ボタンを押し、ホラーロケでの指示出し役の弊害がこんなところで現れるかと驚くと共に、幽かに生じるのは己と彼女の関係性に対する憂慮。七夕の日、戯れ程度に交わした〝俺の水瀬さん〟の約束を純粋に守ろうとする相手にどこか危なっかしさを覚えては、今後同じ悲劇が起こらぬようにと見えない顔へ静かに訓告し )
…嫌な時は嫌って言っていいんすよ。

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(/ 背後より失礼します…!展開案ですが、「嫌じゃないです、傑さんになら」→「…ずっと俺〝だけ〟のでいてくださいね」の庇護欲パターンか、「嫌ではないです、恥ずかしかったけど…」→逆巻がヒナを自分の方に抱きかかえてお手させてみたらと促す→ひな季ちゃんがヒナに「お手」(ここから動画撮影も可)→ヒナがお手した後に追加で逆巻もお手→赤くなりつつ「おあいこで許してください」の痛み分けパターンか、もしお好みに合致するようであればご一考ください…!痛み分けパターンは「傑さん、結婚したら(or一緒に住むことになったら)犬飼いましょうね」→「また夢の話してる…」って続いても可愛いし、しっかりオチるかなあなんて。もちろん背後様の方で腹案があれば是非お伝えください◎ )


  • No.2392 by 永瀬ひな季  2024-08-19 01:10:15 



…嫌ではないです、恥ずかしかったけど…。
( そう都合良く人の記憶から物事が消えないとは分かってはいながら羞恥心のあまり懇願せざるを得なかったけれど、忘れてくれるとの言葉を聞いては幾分か気休めにはなり、ほっと胸を撫で下ろすように肩の力を抜き。続く訓告を受けるとそっとポメラニアンの高度を下げ、もふもふの頭部から垂らした眉尻と目元をちらりと覗かせ窺って。頬に未だ冷めやらぬ熱感を持ったまま、やんわり否定を告げるとポメラニアンを膝上に下ろし )

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( / 事前の案に沿いながら流れに任せていたので腹案はなにも…!()庇護欲も良いのですが、よりツボに刺さった痛み分けパターンでぜひお願いしたいです!続くオチまで完璧でした…。

また、参照用の更新もありがとうございます*
メンバーのpfの追加も助かります。いつもながら細やかなタグ付けも楽しんでチェックさせていただきました!お気に入りのフレーズがたくさん並んでいたり、〝特訓の成果◎〟もなんだか嬉しい気持ちになりました…。
それから久しぶりの逆巻さんのpfの更新にもテンションが上がってしまいました…!たくさん思い出が増えましたね*
たまにおすすめフラペチーノ飲んでるだとか、好きな食べ物はハンバーグって答えてるだとか、アクアリウムも寝る前に眺めてるだとかも非常に尊いです…ありがとうございます…(拝み)
長々と失礼しました、背後会話は全文蹴り可です◎ )


  • No.2393 by 逆巻 傑  2024-08-19 03:35:12 



……ん。
( 綿毛が舞い落ちるかのように真っ白な毛並みがゆっくりと降下すれば、その奥に覗いた艶やかな黒髪の少女は未だ頬を仄かに赤らめていて。彼女の返答から耐え難いことを強制したわけではないと知ってひとまずは安堵するものの、続く羞恥の訴えには共感と罪悪感が綯い交ぜになって返す言葉を詰まらせる。結局何も応答らしい応答は口に出せずに聞いていると示す程度の一音を洩らしては、これはもう腹を括るしかないと相手の膝元へ両腕を伸ばし、ぬいぐるみのような愛らしいフォルムを抱き上げ自身の足の間へと着地させ。「水瀬さんもお手させてみたら」と敢えて対象を明言しないまま、しかし視線も手指もポメラニアンの頭を撫でながら告げた己の勧めに従い、もし此方にその手が差し出されたのなら、柔らかな肉球がそこに乗った数秒後、名前のかすりもしない男の指先も控えめに乗せられるはずで。そうして自分でやっておきながらマスクでは隠し切れない目元や耳までじわじわと薄い赤を広げつつ、痛み分けの策で仮借を請うだろうか )
…これでおあいこってことで、…許して、ください。

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(/ 解釈違いなくて良かったです…!ではでは早速そのように進めさせていただいておりますので、以降もよろしくお願い致します。入れ込みたい展開等あればご相談いただいても、ロルで示していただいても◎

わ!もうチェックしてくださったんですか、いつも細部までお目通しありがとうございます…!特訓は本当は花丸にしたかったのですが、記号がなくて…。気持ちは花丸です*
書き出してみて私も改めて思い出増えたなぁ…と回顧に耽ると共に、逆巻の生活の中にひな季ちゃんの気配をたくさん感じてつい頬が緩んでしまいました。ただ擬似恋人撮影イベの時の雑誌を入れ忘れたのが心残りで…!次は入れます。絶対に。※全蹴り可 )


  • No.2394 by 永瀬ひな季  2024-08-19 18:05:25 



あ、そうですねっ、わたしも…!
( 二人の間でふわりと綿毛が舞い、彼からの提案を受けてはこくこくと賛同を示しては、そういえば彼が写真だか動画を撮っていたことが過ぎると、自分も動画に収めようといそいそとスマホを構える。もちろん彼も画角に収まるように。録画開始ボタンを押しては、早速手のひらを上へ向けるように差し出しながら「お手」と指示を出すと。ぷにっ、と小さな肉球が手のひらに乗っかり、愛らしさに破顔しながら「かわっ…──!」〝可愛い〟と言いかけた時、引っ込んでいく白い前脚に次いで控えめに乗せられたのは細く長くも少し骨ばった男性の指先で、またほんの数秒時が止まり。手元に向けていた顔をぱっと上げれば、耳まで恥じらいに薄く染まった彼の表情をまんまるな瞳が捉えた瞬間、ぐさぐさっと何本もの矢が心を射抜いて。彼が手を引っ込めたなら、強いときめきに耐えるようにはわはわと胸を押さえつつも手元のスマホにはしっかりと彼の恥じらう様子が動画に収められているはずで。頬を羞恥の色からときめきの桜色に染めハートマークを飛び交わしながらおかわりを求める中、芸をこなしたポメラニアンが褒めてもらえると思ってつぶらな瞳を向けるものだから、一人と一匹にめろめろになりつつ、褒められ待ちのポメラニアンに手を伸ばして「えらいえらい!」と頭をもふもふ撫でては、「傑さん傑さん、結婚したら犬飼いましょうね!でも猫ちゃんも捨てがたいですよね…どっちも飼いましょうか」なんて、お付き合いにもまだ至ってないながら緩みきった笑みを浮かべながら将来を語り )
え、えぇっ、可愛い~…っ!全然いいですっ、なんならおかわりも…!

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( / あ、私も雑誌をすっかり入れ忘れてました…!次の更新時には同じく必ず入れておきます!

では展開のご提案だけ失礼して…、
事前の提案内容はほぼ全部消化しきったとは思いますが、折角のデート(自称)なので犬カフェだけ行って解散というのもデート内容としては少し物足りないかなあと思いまして、犬カフェの後に少しどこか寄れればと思うのですがいかがでしょうか?
手の甲や腕に犬カフェのロゴ付き肉球スタンプを押して歩いたら犬カフェの宣伝になる&可愛いとかで、どこかしらのお店で割引だったり何かお得になるサービスを受けられるとか考えてみたのですが…微妙そうだったら蹴ってください…! )


  • No.2395 by 逆巻 傑  2024-08-19 20:33:43 



おかわりはできないです。
( スマホが取り出されて録画が開始されるとやや怯んで決意が揺らぐものの、自身の動画フォルダにも相手の恥じらうシーンが収められているからにはこれもおあいこかと諦めを孕んだ伏せ目で受容し。その甲斐あってか大人しくなっていた彼女が爛々と瞳を輝かせ、あっさりと許した後にすっかり通常運転へと戻った姿に、ひとり胸を撫で下ろしたのはここだけの話。ハートマークに乗って飛んでくるもう片手の求めにはいやに事務的な口調で仕込まれていないという体の拒否を示す傍ら、腕の中のポメラニアンはどうなのだろうかと「ヒナ、おかわり」とほとんど白い犬耳にしか聞こえない声量で号令をかければ、先程とは反対の肉球が自らの手のひらに置かれ。芸達者なわたあめに感心する最中、唐突に前方から約束した覚えのない未来が語られては、入れ替わりで小さな頭を撫でつつ「また夢の話してる…」と取り合う気なく流し、そうこうしているうち気付けばあっという間に退店の時刻となって。少女がご褒美を十分に満喫したようならそのまま支払いを済ませて犬たちと別れ、ショッピングモール内のいくつかの店舗で特典が受けられるという肉球マークのロゴ付きスタンプを手の甲に、賑わう通路へと踏み出そうかと )

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(/ えぇ~!行きたい…。占いの館で相性占いしてもらったり、生年月日聞かれて答える時に逆巻の誕生日を初めて知って「過ぎてる…!」で急遽アイスお祝いしたり、マッサージ店でふわふわになってる逆巻見て「マッサージ覚えようかな…」ってなってても可愛いし、怖くない映画見たっていいです…。せっかく肉球スタンプが可愛いのでコスプレ写真館的なのもありかなと思いましたが、これは文化祭に取っておいた方がいいかもしれないですね。ひな季ちゃんの学校の制服着せてもらって一緒に写真撮りたいし…()こちらから思い付くのはこのくらいですが、他に行きたいお店・やりたいことがあれば何でもお伝えください…! )


  • No.2396 by 永瀬ひな季  2024-08-19 22:17:38 



あぅ、残念…。
( おかわりは無しとのことで、しょも…と眉尻を垂らすもののとっても良いものを見られた気分で心はほこほこと非常に満足しつつ、漸く収録しっぱなしの動画撮影を止める。語った将来の話にはまた夢の話、なんて言われるけれど「現実の話だもん!」にひひ、と無邪気にご機嫌な表情で抗議を示してみせ。可愛いわんこ達に癒され、大好きな人と過ごす幸せな時間は実にあっという間で退店時間となれば、最後に袖から伸びる白い二の腕部分にぽんっと押してもらったスタンプ。肉球がかわいい!と上機嫌に二の腕の映る自撮り写真を収めて退店したなら、特典の受けられるお店のうちまずはどこから行こうかと伊達眼鏡の下の瞳を煌めかせて。退店間際、スタッフのお姉さんから犬カフェや猫カフェと同じフロアに期間限定で占いの館が開かれていると聞いた。そういった類に関して彼はあんまり信じていなさそうにも見えるけれど、〝なんでも占います〟とののぼりが通路を挟んだ向こう側に見えては、即席屋台のような占いの館を興味津々に煌めく瞳で指差して )
ね、傑さん、占いの館ですって!わたし行ってみたいです…!

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( / ご賛同いただけて嬉しいです…!更なる追加の素敵なご提案に早くもうきうきとしております、ぜひ占いもお祝いアイスも、マッサージも映画館も盛り込ませていただけると幸いですが、多いようでしたらマッサージと映画館はどちらかでも大丈夫です◎
えっ、逆巻さんのコスプレ姿が見られるんですか…!?(ガタッ) ぜひ、ぜひ文化祭まで取っておきましょう…!!
十二分すぎるご提案でしたので以上で大丈夫です、引き続きよろしくお願いします* / 蹴り可◎ )


  • No.2397 by 逆巻 傑  2024-08-19 23:42:18 



…ん、俺も同じこと思ってました。水瀬さんが行きたそうな所だなって。
( ホラーロケを成し遂げたご褒美の時間が終わり、満たされたような連れ人の表情を認めては、一応特典を受けられる店舗一覧のフライヤーに目を通しつつも今日はこのまま解散する心算で。しかし隣から掛かった声に振り返れば、そこにはしっかりと店側の策略に乗せられた人物が一名。というよりは単にまだ遊び足りなかっただけか、帰るという発想すら無さそうな純真な面持ちの彼女を引きずって帰途に就く理由もなく、行き先の選定についてもこんな機会でもなければ入ることのない店だろうと、特別渋ることなく誘いを了承し。のぼりの文言と暗い紫の幕に覆われた店構えの怪しさに反して、中はLEDランタンで明るく店主も人の良さそうな30代ほどの女性で、神秘的な雰囲気というよりは親しみやすい相談所のような印象を受ける。「こんにちはー、占い初めてですか?」とにこやかに声を掛けられ、入り口側の椅子に腰を下ろすなり「何を占いましょう?」と問い掛けられると、テーブルの上の水晶玉やらタロットカードやら何かの図表やらに目を落としてから、来たがったからには何か知りたいことがあるのだろう少女を窺って )

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(/ こんな私得なご提案を全部叶えていただいて良いんですか…。一つ一つは長くなるようなものでもありませんし、今回もまた欲張って全部乗せで行きましょう…!( ぐっ )
制服姿はコスプレ感満載になること間違いなしなので、乞うご期待です()今回イベが終わったらいよいよ文化祭についての諸々も決めなければいけませんね…!本当に先の楽しみが尽きませんが、以降もどうぞよろしくお願い致します*  ※蹴り推奨 )


  • No.2398 by 永瀬ひな季  2024-08-21 00:27:32 



( / すみません、今日は仕事や急用でバタバタしてしまいお返事を考える時間が取れず…。明日必ずお返事致しますので、もう少々お待ちください…! / 蹴り推奨です◎ )


  • No.2399 by 永瀬ひな季  2024-08-21 21:09:46 



ば、ばれてる…!
( 行きたそうな場所だとずばり見透かされていたらしく、双眸をぎゅむと瞑りながら自身のことを分かっていてくれて嬉しいような恥ずかしいような、あたふたと汗マークを頭上に浮かべる。けれど彼が誘いを了承してくれたものだから、ぱあっと嬉しそうに背後にお花を舞わせながら上機嫌に占いの館へと足を向けて。紫色の幕に覆われた店内へ足を踏み入れると、備え付けられた椅子の一つに自身も腰を下ろしては挨拶を交わしつつ質問に対してほんわり頬を染めながら、〝好きな人〟と隣の彼に手のひらで紹介するように向け相性占いについて真剣な表情で依頼をして。ほう、ときらり瞳を煌めかせた占い師が『相性占いですね!それでは、おふたりの生年月日をお聞きしても?』と水晶の前で両手のひらの指を組み合わせながら、にこやかに問い掛けるだろうか )
こんにちは!はい、初めてで。それで──…好きな人との相性を占って欲しいんですけど、お願いできますか?


  • No.2400 by 逆巻 傑  2024-08-21 22:51:52 



( 依頼内容については予想の範疇と言えば範疇だけれど、躊躇う間もなく〝隣の好きな人〟と一度に全ての事情を明かしてしまった彼女には多少なり喫驚し、同時にほんのりとした危機感を覚え。占い師の前ではどんな話も打ち明けやすくなってしまうと聞くが、早速雰囲気に呑まれてしまったのか。しかし子役や舞台役者の前でも堂々と発表していたことを思い返せばそういうわけでもなさそうで、それに自身が却って一層の危機感を募らせる中、こんな相談は腐るほど受けてきたであろう店主は形ばかりのリアクションを取ってから定番の問いを客に投げ掛け。相談者の望む結果になるにしろならないにしろ、あまり良い事の起こりそうにない展開に気乗りはしないものの、意気込んだ少女が公式プロフィール通りの生年月日を答えたのなら、此方も答えないわけにはいかずに )
──…199x年の、7月15日です。

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(/ お仕事お疲れ様です…!お言葉に甘えて返信は控えておりましたが、いつもちゃんと確認はしておりますので…!というご報告だけ。毎度細やかなご連絡ありがとうございます。蹴り推奨です◎ )


  • No.2401 by 永瀬ひな季  2024-08-22 16:53:05 



えっ待ってください、今って何月…──やっぱり過ぎてるじゃないですか!
( 生年月日について問われれば、年齢も公開しているため隠すことなく「200X年の…」と公式通りの情報を占い師へと告げては今度は彼の番だと隣を見遣っては、そういえば誕生日を知らないと今更気付いたようにはっ…と口を開き。好き好きとアピールしておきながらそんなことも知らなかったなんて、と数瞬で察しから自戒へと表情をころころ変えていれば、彼の口から告げられた生年月日に一瞬自身の回りだけ時間が止まる。慌ててぱっと持ち上げたスマホのロック画面には当然見間違いようもなく〝8月〟と表記されていて、がーん!とショックを受け青ざめさせては、双眸を不等号に瞑りながら口を波線状にわあわあと抗議を垂れるけれど、聞かなかったから、と真っ当な理由を告げられたなら納得してすぐに大人しくなるはずで )
なんで言ってくれなかったんですか~…!


  • No.2402 by 逆巻 傑  2024-08-22 19:57:03 



…聞かれてないし。
( 己が口にした日付にいち早く反応したのは、尋ねた占い師ではなく隣に座る連れの方で。スマホのロック画面を確認したのち、何か取り返しのつかないことでも仕出かしたかのように慌てだす少女は焦りの矛先を此方へと向けるも、他人任せな解を渡せば呆れたのか諦めたのかそれ以上は追及することなく。対面で繰り広げられるやりとりを対岸の火事と静観していた店主はそこでふふふと目元を緩ませて、笑みを湛えたまま「占うまでもないみたいですけれど」と前置きしてから、いかにもな羽根ペンで机上の紙に聞き取った生年月日を書きつけてゆく。またいくつかの数字が羅列されてゆくその長方形の中で何が行われているのかはさっぱり分からないながら、彼女の台詞には心の中で同意を示して少し。満足げな頷きと共に導き出された結果は予想に反してポジティブなもので、先の呟きの意味を180度取り違えていたことに遅れて気付かされることとなり。相性はとても良い、互いを高め合う関係、恋愛はもちろん仕事のパートナーとしても適当、一緒にいると互いに尊敬と居心地の良さを覚えるはず…と、耳触りの良い言葉が次々並べたてられ、どことなく心当たりがあるような不思議な気持ちで顧客の方を窺っていた、ところまでは良かったのだけれど。極めつけの「このまま行けば必ず成就しますよ!」の一言で今までの全てが相談者の気分を上げるための甘言かと信憑性を丸ごと瓦解させては、相手はアイドルだと自身の方が口を滑らせそうになるのを堪えつつ、すっかり興味を失った様子で形だけは話に耳を傾け )


  • No.2403 by 永瀬ひな季  2024-08-23 14:51:01 



た、たしかに…。
( 聞かなかった自分に非があるのを認めては、自分への不満からか唇を少し尖らせつつすごすごと大人しく正面を向く。占い師の前置きはどう意味か考えながらも手順を踏んでいく占い師の指先にいつしか夢中になり、ほわ…とぽかんとした表情で見つめているとやがて導き出された結果には自身もまた大いに心当たりがあり、あれもそれもと心当たりが増えていくにつれて、うんうんと小さく頷いていた真剣な表情は次第に嬉しそうな笑みを広げていき、必ず成就する、なんて言われれば「ほんとですか!」と両手を合わせながらきらきらと瞳を煌めかせては、その背後にはぶんぶんと尻尾さえ振っているようで。占いが終わり犬スタンプによる特別価格で支払いを済ませて占いの館から出れば、周りに花を咲かせたような浮かれた雰囲気を纏わせていて、隣の彼の顔を覗き込むように首を傾げると期待を込めた眼差しで問い掛け )
えへへへ…必ず成就する、ですって。どうですか傑さん、そろそろお付き合いなんて…!


  • No.2404 by 逆巻 傑  2024-08-23 18:28:38 



…そろそろも何も、ずっと無いすよ。
( 店主の思惑通りにまんまと機嫌を良くした少女と幕の間をくぐって外に出ては、早速寄越される浮かれた問いに占いの結果を真っ向から否定する返答を。必ず成就するといっても〝このまま行けば〟だし、大まかな時期さえ明言されない、多分に逃げ道の用意された言い振りに不信感は影を濃くするばかりで、子どもに説くかのように「真に受けない」と改めてはっきり結び。しかし予言めいたそれが紛い物であることを証明してやろうと少しムキになったのは、告げられた刹那に僅かでも心の揺らいだ自覚があるからか。こうなればとことん今日の〝デート〟に受けて立とうと、割引店舗一覧の載ったフライヤーから顔を上げて館内全ての店舗の載った案内板まで相手を連れて行けば、次なる目的地の希望を尋ね )
…他に行きたいところは?


  • No.2405 by 永瀬ひな季  2024-08-23 22:52:55 



ずっと!?でも占い師さんが──…、あぅ…。
( きっぱりはっきり否定をされてしまえば、特大衝撃マークを浮かべながら双眸を不等号にしてショックを受ける。さっき占い師さんがそう言っていたのに、と言葉を続けようとするものの畳み掛けるように真に受けないよう言われては少々不満げに眉尻を垂らしながら唇を尖らせつつ「すっごく当たっていたのに…」と床に視線を落とし。もう帰りますよ、なんて言われかねない雰囲気のなか連れられた先は、思いがけず案内掲示板の前で。双眸をぱちくりと瞬かせていると、次なる行き先の希望を問われては、魂胆を知らぬ身ゆえにみるみるうちに表情を煌めかせながら彼を見上げ。本当にデートみたいだ、と浮つきつつ彼の気が変わらぬうちにと忙しなく案内図に視線を走らせては、下のフロアにあるアイスクリーム屋さんを指差しながら希望を告げて )
…!、えっとあの、一緒にアイスが食べたいです…!


  • No.2406 by 逆巻 傑  2024-08-24 12:32:21 



…ああいうところには、これからも俺が一緒に行きます。
( でもだってと未練の残る様子で肩を落とした少女を横目に、胸を過るのは保護者的な懸念。スピリチュアルやオカルトの話になると輪をかけて人を疑わなくなり、さらに一度好きだと思ったものにはのめり込みやすい質らしいこの純真な高校生がいつか悪い大人に騙されやしないだろうかと、常々抱いていた憂惧がここにきて現実味を帯びてきては自身の同行を決定事項かのように伝え。占いを否定した後ということもあって「ね」と一音で念押しし、次の目的地に肯き隣にか後ろにか相手を伴わせてエスカレーターに乗ったあたりでいっそのこと自分が占術を身に付ければ良いのでは、と突飛な解決法に行き着くも、勿論そんな義理も暇もなく。そうして到着した希望のアイスクリーム屋の前でフレーバーメニューを眺めたなら、雑談がてら意見を参考にしようかとデジタルボードを見上げたままぼんやりと問い掛け )
…──水瀬さんは、なにが好き?


  • No.2407 by 永瀬ひな季  2024-08-24 15:54:10 



( なんだかよく分からないけれど、真に受けないよう忠告しながらもまた同行してくれると名乗り出てくれるなんて思わなくて、きょとんと双眸を瞬かせてはまたお仕事外でも会えるような約束に〝いいんですか!〟と反応しそうになるものの、それよりも先に有無を言わさぬ念押しがあれば、瞳に煌めきを灯しながらこくりと頷いて。絶妙なズレを生じさせつつ行き着いたアイス屋さんでは、デジタルボードを眺める彼の横顔を見上げながら、なんだかんだデートらしいことをしてくれる彼が好きで、大好きで──そんな気持ちを溢れさせている中ふいに質問を投げかけられれば捉え方を間違えてしまい、拳をぐっと握りながら当然!とばかりに力説するように回答をして )
えっ、それはもちろん傑さんのことが…!


  • No.2408 by 逆巻 傑  2024-08-24 17:40:12 



──…俺はアイスじゃないです。
( 好きなアイスフレーバーの問いへメニューにない回答が寄越されると、ぼんやりとした表情のまま緩慢に振り向き、少し置いてから彼女の捉え違いに気が付いてふっと目元を緩める。と同時に発した指摘にはいつものような冷淡さも切れ味もなく、ただただ可愛らしい勘違いに顔を綻ばせただけのような響きで。それから声色はそのままに目を閉じながら正面に向き直れば、仄かに悪戯げに、けれど本心である質問の意図を明かし、相手がその内容に乗りたがるようならデジタルボードの見やすい自分のそばまで手招きして「なにが好きなの」と改めて聞き取るだろうか )
なんだ、好きなの分けてあげようと思ったのに。


  • No.2409 by 永瀬ひな季  2024-08-24 23:18:31 



へ、…あ、そっちのこと…。
( 穏やかな指摘によって遅れて捉え違いに気付かされれば、ぽぽ、と頬を薄く赤らむ頬を両手のひらで包み込む。それは間違いに対しての羞恥心よりも、彼が纏う柔らかな雰囲気と笑い方へのときめきだったり、前に並んでいる一組のお客さんの耳にこちらの会話が聞こえていたようで『後ろのカップルかわいー』との微笑ましげな呟きが耳に届いたからで。そこへ質問の意図が明かされると「!」と反応してぱっと瞳を煌めかせ、嬉しそうに尻尾を振りながら手招きされるままに傍へ寄ってはデジタルボードに載った写真を指差し。しかしひとつだけには絞り切れないのか、メニューに向けた人差し指は他のメニューへと揺らぎ始め、あれこれと好きなものをおすすめしていく中で夏らしい期間限定フレーバーも気になりつつ、傍の彼を見上げて問い掛け )
いいんですか!わたしストロベリーチーズケーキが好きです!…あとモカコーヒーとか、ぱちぱちキャンディとか…、あっ。限定フレーバーのマンゴーパインも美味しそう…。傑さんはどれにしますかっ?


  • No.2410 by 逆巻 傑  2024-08-25 00:06:47 



…、俺まで可愛くされた…。
( 男女二人連れであの会話内容ならカップルに間違われるのは致し方ないかと受容するものの、まとめて1セットで〝可愛い〟に分類されてしまえばどことなく釈然とせず、発言した本人達に聞こえないよう小声でぽつりと抗議をこぼし。そしてその片割れが近くに来てデジタルボードに向けた指を彷徨わせだすと、選びきれず目移りする様に顔の方へ視線を戻しつつ「浮気者…」とまた小さく呟いて。とはいっても今日は彼女の努力を労う日。アイスを多少欲張るくらいは許されて然るべきだろうと、候補に挙げられたうちから比較的優先度の低そうだった2つを選び取っては、じきミニサイズのそれらがカップに仲良く入れられることとなり )
…じゃあ、モカコーヒーと、ぱちぱちキャンディ。


  • No.2411 by 永瀬ひな季  2024-08-25 01:45:00 



そ、それは──…いいんですよ!だってほんとの一途は傑さんに捧げてますからっ。
( すぐ傍にいたからか呟かれた言葉は当然耳に入り、聞き捨てならず衝撃マークを浮かべ。浮気者、というフレーズはなんだか罪のような気がして反論しようかと思うけれど口にしたのは肯定の言葉──というのも、どれも美味しいのだから一番なんて決められないし食べ物に対して〝好き〟がいっぱいあっても良いと思うから。なによりの想いを続く言葉に乗せては、えへへと八重歯を覗かせながらはにかんで。それぞれのフレーバーを注文し支払いへ進もうかという時、財布かスマホかを取り出そうとしたなら手で制してストップを掛け。改めてプレゼントを用意するつもりではあるけれど、ひとまずのお祝いとして支払いを申し出て無事お会計を済ませたなら、2種のフレーバーが盛られたカップを手に空きテーブルを探して席に着いた後は、「お誕生日おめでとうございます!」と互いのカップを乾杯のグラスに見立てるように軽く寄せてお祝いしようか )
あ、ここはわたしに出させてください!お誕生日のお祝いとしてはささやかですけど…。


  • No.2412 by 逆巻 傑  2024-08-25 19:42:31 



…そうじゃないと困るな。
( アイスには気の多い彼女から〝ほんとの一途〟を貰い受け、それを自然に肯定した後。注文を終えて受け取り口へと移動すれば、スマホを取り出そうとした支払いの手を制されてきょとんと瞬き。占いの際に悔やんでいた誕生日のことを今の今まで覚えていたのか、ひと月も前のイベントを祝おうという相変わらずの律儀さに「…え、や、いいのにそんな」と一度は遠慮するものの、意思が固いようならレジ前で押し問答を繰り広げるのも躊躇われて申し出に甘えることにして。柔い紙のカップが音もなくぶつかり、近くのテーブルの客から「あのカップルかわいー」と再び1セットで扱われつつ、祝辞に「どうも」と淡白に応えてマスクを外しては。選ばれたフレーバーたちから目線を上げ、少しだけ気になっていたことを手をつける前に訊いて )
…一緒にアイス食べたかったのは本当?


  • No.2413 by 永瀬ひな季  2024-08-25 23:12:02 



ほんとです!一緒に犬カフェ行って、占いして、アイス食べて…あと一緒に映画も行きたいですっ、今度は怖くないやつ!
( 〝ほんとの一途じゃないと困る〟だなんて、どういう意味だろう。どきどきそわそわ気持ちが落ち着かないながらも聞くに聞けないまま祝辞を終えては、近くのテーブル席から再び似たフレーズが聞こえてくると、やっぱりそんな風に見えるのかなあと嬉しかったり恥ずかしかったりで、白い頬にほんのり桜色が乗る。ストロベリーチーズケーキにスプーンを差し込みつつ、彼が食べてからこちらも食べ始めようかと窺っていればマスクを外した端正な顔立ちと視線が合い。もちろん、と首を縦に振ってはデートと称するに相応しい(※個人的見解)だろう予定を完遂未遂問わずにうきうきと声音を弾ませながら並べ立てていくも、さすがにアイスのように欲張りかなあと手元に一度視線を落としては、おずおずと問い掛けて )
…って、欲張りすぎですよね…?


  • No.2414 by 逆巻 傑  2024-08-26 16:00:00 



〝ほんとの一途は俺に捧げてるから他は欲張ってもいい〟…らしいすよ。一説によれば。
( 希望自体も本当だと迷いなく言い切られ、ついでに次の目的地までもが示され、けれども言葉にしてみて多いと感じたのかふいにブレーキがかけられると、此方を窺う眼差しから遠くなったデジタルボードへと視線を移し。そこで彼女の発言を引き合いに出したのには特段深い意味はないものの、今日くらいは欲張ってもいいという思いと相俟って妙にその台詞を気に入っているのは確かで。モカコーヒーのアイスを掬って口に入れ、程よい甘さに心なし表情を緩めると「次は映画館すね」と言い添えてカップを相手側に近づける。もし4種のフレーバーを味わい尽くした後に調べた映画の上映時間がまだ先だったり、次の上映の席が満席だったりしたなら、どこかで時間を潰す必要があるだろうか )

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(/ 背後より失礼します。マッサージ店の後でも映画の後でも良いのですが、カプセルトイのマシーンがたくさんあるところを見回っていくつか回すのも欲張って構わないでしょうか…!よろしければご一考ください。 )


  • No.2415 by 永瀬ひな季  2024-08-27 02:16:30 

 

それじゃあ、…──わあいっ!
( おずおず伺いを立てるような表情は、引き合いに出されたフレーズに〝!〟と瞳を微かに丸くすると徐々にきらきらと光を取り戻していき、次の目的が確定されればぱあっと晴れやかに綻ばせながら歓喜の声を上げて。映画のお供には必ずキャラメルポップコーンを買っていたけれど、前回二人でホラー映画を観た時は驚いてひっくり返しそうだからと頼むのを諦めていた。「今日は一緒にポップコーンも食べましょうね!」欲張っていいとのことだから今度は窺うような言い方はやめ、嬉しそうに笑い掛けながら要望を伝えて。アイスを分けっこしあって満喫したあとは早速観たい映画について二人調べるけれど、どうやら上映開始までは1時間はあるようで、店を出れば時間の潰し方を模索するように館内を歩きつつフライヤーにも目を通して )
どこか気になるお店とかありますか?

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( / 寝てしまっていて遅くなりました;
もちろん構いません◎ もしも具体的な腹案がまだないようでしたら、物欲センサーない方が回すと相手の欲しいものが当たる例の法則なんてやってみたいです…が、腹案があるようでしたら軽くご共有いただければそちら優先でもちろんやらせていただきますので…!
映画待ちの間にマッサージ店かカプセルトイショップか、はたまたその他でも。お好きな場所を選んでいだけると嬉しいです* )


  • No.2416 by 逆巻 傑  2024-08-27 10:29:17 



( 話し合いの結果、夢追う2人のラブロマンスミュージカル映画を観ることと、一緒にポップコーンを食べることが決定すると、次の議題は上映までの一時間の閑暇を如何にして過ごすかに移り。とはいえ行きたい場所には勝手に一人で行ってしまう自身の目に留まるのはやはりコスメストアばかりで、しかし何か目当ての品があるわけでもない漫ろ歩きに相手を付き合わせるのも忍びなく。彼女の希望も先程ので出尽くしたようであるし、とふとフライヤーに視線を落とせば、目を惹かれるのはリラックスした表情で寝そべった女性の写真。いつか機会があれば体験してみたいと前々から思ってはいたものの、そのいつかをなかなか掴めずにいたマッサージ店の広告が割引店舗の一覧に載っていては、どこも疲れてはいないし少女もそうは見えないけれど、良い感触が得られるようならこの機に訪れるのも一案かと )
…マッサージとか、興味あるすか。

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(/ ぜんぜん大丈夫です!健康第一なので、ゆっくりお休みください…oO
まさか、いつもは憎い物欲センサーがここで活躍するとは…!映画館の近くってガチャガチャありがちだよな~っていうのと、これ可愛いとかなんだこれとか言いながら眺めて回ったり、ふたりしてしゃがみ込んで回したりしてる図かわいいな~としか考えていなかったので、ぜひそのご提案に乗らせてください* ※蹴り可 )


  • No.2417 by 永瀬ひな季  2024-08-27 19:18:47 



マッサージ?受けたことないんですよね…。
( 彼の言葉を反芻しつつ、フライヤーの中で泳がせていた視線をマッサージの写真に留める。なんだかくすぐったそうなイメージが先行していたり、この歳で受ける必要もないかと今まで縁がなかったりで気に留めたことがなかったけれど〝もしかして体がお疲れ…!?〟と思い込み、彼の方をぱっと見上げて数秒の間の後、「興味あります!」とはっきり断言をしてみせて。当初は犬カフェに行くことしか目的がなかったため結果いろいろ連れ回すことになった分、多少ここらでゆっくり体を休めてほしい。フライヤーに再び視線を落とし場所の確認をすると、早速お店がある方向を指差しマッサージ店へと歩き出そうか )
あっちの方にあるみたいです、行きましょう…!

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( / ありがとうございます…*
物欲センサーって本当に厄介ですよね() ガチャガチャってどんなのがあるか眺めてるだけでも盛り上がりますもんね…!提案のご快諾もありがとうございます、引き続きよろしくお願いします!
それとご連絡なのですが、9/10は終業後に予定がありまして、終日お返事が難しいかもしれません…ご承知おきいただけますと幸いです。 / 蹴り推奨です◎ )


  • No.2418 by 逆巻 傑  2024-08-27 20:42:31 



…じゃあ、またあとで。
( やはり若さ故か関心のうかがえない応答がこぼれ落ちた数秒後、此方が取り下げるより早く彼女が手のひらを返したように力強く肯けば、促されるままマッサージ店へ。全て表出する顔ばせから気を遣われたのは明らかだったが、他に行き先の当てもなく、ここは有り難く厚意に甘えておこうかと共に新体験へ一歩踏み出したなら。上半身のみの30分コースを選んで、パーテーションで簡易的に三つに区切られたスペースへと進む間際、少女へと挨拶を残してその奥へと進む。そうしてジレだけを脱いで施術台へと身を横たえ、目を伏せると同時に指圧が始まると、日々のストレッチだけでは不十分だった箇所が的確に解され、血の巡りが良くなってゆくのを感じ。眠りかけていたところに掛かった終了の声で両眼を開き、店を後にする頃には、睡気を引きずったような弛緩した空気を纏って自身の右手のひらを見つめつつ、普段以上に覇気のない口調でサービスへの満足度を洩らすだろうか )
…マッサージにはまる気持ち、ちょっと分かったかもしれないです。


  • No.2419 by 永瀬ひな季  2024-08-27 22:48:01 



( 真似るように選んだ上半身30分コース。最初はくすぐったいイメージがあったけれど、受けてみれば存外にこの年齢でもしっかり心地良さを覚えるもので、学業にアイドルにと忙しない日々を送る体は解されていき。レッスンやライブの後に受けたらきっと気持ち良いだろうからメンバーのみんなにも味わって欲しいなあなんて思えば、指圧を受けたなんとなくの場所を覚えようと試み意識してはうとうとする間もなく。あっという間に30分が過ぎお店の外に出ると、緩い空気纏わせながら満足したように言葉を溢すものだから、日向ぼっこ後の猫のようで可愛らしくきゅんと小さく胸をときめかせ。メンバーのために、が目的ではあったけれど彼のことをそんなにもやわやわな雰囲気にできるのならば。ふむ、と自身の手のひらを眺めては、新たにひとつ決意を固めた表情でひとりごちて )
……マッサージ、覚えよう…。


  • No.2420 by 逆巻 傑  2024-08-28 01:25:47 



…そろそろ移動しとくすか。
( それぞれ手の内に何かを得て初体験を終えては、隣でマッサージの道を志す少女の真意を知らず、そんなに良かったのかと興味深げに視線を遣り。それから手のひらに乗せていた共感をスマホへと持ち替えれば、上映まではもう一店舗回るには短く、すぐ映画館へ向かうには些か長い時間。とりあえず早く着くぶんには良いだろうと急がない足取りで最上階へと進みだすも、チケットの発券とポップコーンを買う手間を差し引いても絶妙に持て余す暇をどうしようかとぼんやり思料していた矢先、エスカレーターを上り切ったそこに見えるのはずらりと並ぶカプセルトイのマシーンで。流行りのアニメのキャラクターフィギュアから変わり種のおもしろグッズまで幅広く取り扱った販売機につい足を止め、少女を振り返って寄り道する余裕があることを確認したなら、流し見る程度にラインナップを眺めて回ろうか )
まだ時間、平気すよね。


  • No.2421 by 永瀬ひな季  2024-08-28 02:45:34 



へ~、最近のってすごく細かいんですね…あははっ、ガチャガチャのガチャなんてのもありますよ!
( 映画館へ移動を始めたものの目的の上映シアターの開場時間にすらまだ届かなくて、同じくどうしようかと考えていればガチャガチャコーナーへの寄り道提案に二つ返事で了承して。販売機の前では幼い子どもだけでなくちらほら大人も混じって参加しており、自身らも浮くことなく馴染んで入ってみると、縮小した食玩だったり身の回りの機械だったり、幼少期の記憶よりも更に精巧なディテールに進化したカプセルトイに感心しながらひとつひとつ販売機を眺めていけば、ガチャガチャそのものがカプセルトイになっている物を発見して指差し楽しげに笑ったり。次にふと目に留まったのは、ぷんすかと眉間に皺寄せ怒っているゆるいフォルムの猫のカプセルトイ。軽く眺めるだけのつもりがつい足を止めては、下段にあるそれに視線を合わせるように膝を折り屈むと、うずうずと手に入れたい欲求に駆られつつ、同様に彼にも何か物欲を掻き立てられる何かが見つかっているかを問い掛けてみて )
あ、これかわいい~っ…!わたしこれ回してみようかな…、傑さんは何か気になったのありました?


  • No.2422 by 逆巻 傑  2024-08-28 12:09:39 



…こういうの、どうやったら思い付くんすかね。
( プチプラコスメを精巧に再現したミニチュアだったり、タコの足の形の耳栓だったり、観音様の後光だったり。〝すごい〟と〝なんだこれ〟の入り混じるアイデア商品たちの間を緩々と歩き、時折振り返って「水瀬さん、これ欲しい?」と現役女子高校生の需要を確かめながら見回れば、何か目につくものがあったらしい彼女が体を畳んで小さくまとまるのに合わせて、自身も少し腰を屈めてそれを後方から覗き込み。また猫だ、という心の第一声は無表情ながらも雄弁な眼差しにありありと表れていたことだろうが、おそらく相手の位置からは窺えないか。此方にも目ぼしいものがあったかと尋ねる問いには「まぁ」と簡素に答え、それよりも、とでも言うように少女の隣で膝を折っては、そばで引き運のほどを見物するつもりで )
どれ狙いすか?


  • No.2423 by 永瀬ひな季  2024-08-28 13:28:34 



あとで教えてくださいねっ。
( 彼はどんなものに興味が唆られたのだろうという興味を持てば、屈んだ体勢から斜め後ろに顔を向け見上げながら、にぱと無邪気な笑みを浮かべ。鞄から財布を取り出して小銭を何枚か手元に用意しつつ、狙いを窺われると「ん~…、これか、これが出たら嬉しいなって」人差し指で差したパッケージには、〝おててないない〟と〝おざなり〟で怒っている猫ちゃんの写真。早速、必要ぶん小銭を投入しては「出ますように!」と両手を合わせお祈りをしてからハンドルを回すと、ガチャガチャン、と懐かしい硬い音のあとにコトンとカプセルが落下してくる。取り出し口から引き抜き、ぱかっと開けてみると──残念ながら狙いの品ではないけれど、はちわれ模様の可愛いへそてんver.の怒った猫ちゃんが当たり。数秒間の沈黙の後「…これはこれで可愛いですけどねっ、もう一回!」と小銭を追加投入しもう一度回してみれば、今度は茶トラ模様のお座りver.が排出され二つ目のカプセルを手にしながら、小さな衝撃マーク浮かべつつはっと察して )
……、これは…物欲センサーに引っ掛かってますね…!?


  • No.2424 by 逆巻 傑  2024-08-28 14:52:44 



ついてるすかね、こんなアナログ機器に。
( 2度回しても目当ての猫が手元へ来ないことに、少女が主にデジタルの世界で言われる架空のセンサーを持ち出せば、何の仕掛けもなさそうな機器を一瞥して論説に疑義を呈し。とはいえ物は試し、「かわって」と今度は自身が硬貨をセットしてハンドルを捻ると、取り出して開いたカプセルの中には丸まったフォルムの〝おててないない〟猫が入っていて。出来すぎた検証結果に眼前のパッケージ写真と見比べ、隣の猫好きを見遣り、その先に物欲しそうな表情があったなら、一度シャム猫を背後に隠してこっそりと左手に握り、多少なりとも自分で引き当てた感覚を付与する目的とちょっとした悪戯心から、二つの握り拳を相手へ差し出し )
…どっちにあるか当ててみて、水瀬さんのセンサーで。


  • No.2425 by 永瀬ひな季  2024-08-28 21:11:45 



……えっ。やっぱり物欲センサーあるんですよ…。
( 変わって、との指示に素直に場所を退いては今度は自分が後方から見守り。排出されたカプセルがぱかっと開かれては、目当ての品であるころんと丸いフォルムが転がり双眸をぱちくりと瞬かせ、あまりにもすんなり引き当てられてしまい思わず小さく驚嘆の声を漏らして。自身の手元に来たどちらかの猫と交換してくれないかな、と二匹の猫に視線を移してはその間にどちらかの手にシャム猫を隠し持ったようで、ふいに差し出された拳とともにゲームが始まっては真剣に右に左にと視線を動かし考えてみる。小さなカプセルトイは簡単に彼の手に収まってしまって大きさの変化すら分からない──もしかしたら中身のない拳の大きさを微調整しているのかもしれないけれど。犬のように鼻は利かないながら、ひなセンサーを働かせてみた結果、選んだ方にそっと手のひらを重ね置いた姿はおやつを当てようと試みた犬のようだろうか / 投稿時間の秒数の下一桁が奇数なら右手に、偶数または0なら左手に )
んん~…、…こっち!


  • No.2426 by 逆巻 傑  2024-08-29 15:33:12 



…、水瀬さんのセンサーは、当てにならないすね。
( カプセルトイを自身が引き当てたのは単に順番だっただろうが、次ぐ2分の1の確率まで悉く外す彼女にやや憐憫の目を向けては、まず選ばれた空の右手を開き、続いて〝おててないない〟猫を隠した左手を開いてみせて。センサーがどうこうというより今日は相手の運の巡り合わせが悪いらしい、という結果が得られたところで早々にゲームを切り上げると、差し出した両手を再び拳の形に変えることはなく。二種の運試しに負けた少女がもし開いたままの手のひらから目当ての玩具を取ろうとしなかったなら、様子を窺うように数秒見つめた後、「いらないの」の一言で回収を促すだろうか )


  • No.2427 by 永瀬ひな季  2024-08-29 23:46:39 



( / 気圧にやられていまして、お返事もう少々お待ちくださいませ…; 簡単なご報告のみですみません…。 )


  • No.2428 by 逆巻 傑  2024-08-30 00:20:43 



(/ いえいえ、ご体調の優れないなかご連絡ありがとうございます。こちらのことはお気になさらず、どうぞ回復するまでゆっくりとお休みください。お大事に…! )


  • No.2429 by 永瀬ひな季  2024-09-01 18:03:22 



あれ!?
( 選んだ方の手のひらが開かれるけれどそこには何もなく、ここまで物欲センサーが引っ掛かってしまうとは思わず衝撃マークを浮かべる。憐れみの眼差しを注がれながらしょも…と眉尻を垂らして、当たらなかったのだから交換さえ難しそうだと思えば名残惜しそうに〝おててないない〟猫を見つめていると、回収を促される言葉にぱちっと双眸開き「貰っていいんですか…!」と見えない尻尾を振り。厚意に甘えて手のひらに鎮座する猫をそっと指先で摘まみあげては、嬉しそうに破顔しながら手元にやってきた猫を眺め。それから〝へそてん〟と〝お座り〟が乗った手のひらを開きながら交換を提案するとどちらが良いか伺いながら小首を傾げ )
えへへへ、可愛い~…!ありがとうございます!お礼にわたしのと交換って形にしましょう、どっちが良いですか?

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( / お返事遅くなってしまって本当にすみません…;すっかり回復しました、お心遣いありがとうございました!
そちらは台風の影響など大丈夫でしたか…? )


  • No.2430 by 逆巻 傑  2024-09-02 12:54:59 



…じゃあ、似てる方で。
( 左手のシャム猫が無事に引き取られ、交換の選択肢として二匹の猫が眼前に差し出されると、双方に目配せしてから〝おててないない〟とフォルムが似ているという意で黒猫の〝お座り〟へと手を伸ばし。一体何が気に食わないのか眉間に皺寄せたマスコットと此方も微かに眉根を寄せにらめっこ、それから思い出したようにふっと緩めて三つ隣のマシンの前まで移動しては、時間をちらりと確認して「俺もいっこ回していいすか」と傍に問うて。『満月。』とシンプルに銘打たれたパッケージには各国から見える月の模様のキーホルダーが載せられていて、黄金色の円のほか、レア枠として餅つきうさぎのブルームーンver.も用意されているらしい。運試し程度に低確率を狙いつつ、しかしそれを口に出すわけでもなく了承を得るなりさっさと硬貨を入れてハンドルを回せば、2回の試行の結果としてノーマルの餅つきうさぎと吠えるライオンが排出され )
…まぁそう簡単に出ないか。

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(/ 気圧は対策難しいですよね…、ご体調戻られたようで良かったです* 電車動かなくなっちゃったので外に出る用事もなく、台風の通過する間はずっと家におりました。のでこちらは特に被害なしです!ご心配ありがとうございます。背後会話蹴り可です◎ )


  • No.2431 by 永瀬ひな季  2024-09-02 21:26:31 



んへへ…。
( ほんのりとお揃いみたいで嬉しくて、カプセルトイと対峙した彼の表情が微かに猫と一緒なように見えては、ますます愛着が湧いて緩みきった笑い声を溢す。自分もと申し出る彼にもちろんと頷き返しついていけば、どうやら月をモチーフにしたものが気になるようで以前交換しあった手作りキーホルダーと隣に並ぶのも可愛いなあ、なんて思っていると。狙いの品は外れたらしい呟きを耳にするとここぞとばかりにお財布を取り出し小銭を用意しては、先程の礼をするために意気揚々とお金をセットすると、引きの悪さがありながらもハンドルに手を掛けながら問い掛けて )
傑さんは何狙いですか?こういう時は他の人が引くと当たるのが定石ですから!


  • No.2432 by 逆巻 傑  2024-09-03 00:56:15 



( 先程の自分と重なるのか、隣の挑戦者が狙いを外したと分かってすかさず助っ人参戦した少女は、早くも引く気満々にハンドルに手をかけ。彼女の運の程ならついさっき確認した通りだし、今回は狙いがレア枠ということもあって同じ光景が繰り返されるとは思えなかったけれど、映画のスクリーンが解放されるまでの戯れとしては申し分ない賭け。正面を譲りつつ横からパッケージ写真を指差して目当ての種類を伝えれば、膝の上でゆるりと頬杖をつき、要らぬプレッシャーをかけるようにしおらしい敬語で淡く双眸を細めてみせ )
これ。青いの。…期待してます、水瀬さん。


  • No.2433 by 永瀬ひな季  2024-09-03 16:54:09 



うう、プレッシャーを感じます…、……。
( 指し示されたパッケージの〝青いの〟を視認しては力強い頷きでこくりとやる気に漲るけれど、隣からのプレッシャーを掛ける言葉にやめて…と言いたげに苦い視線を送っては、瞳に映る何気ない仕草や悪戯げな雰囲気に胸からきゅんと音が鳴ったような。この視界を切り取ったアクリルスタンドがあったら欲しい…なんて邪念が却って功を成したのか、物欲センサーがそちらへ逸れたらしくハンドルを回し排出されたのは彼が望んだブルームーンver.の餅つきうさぎで。転がり出たカプセルを手に取れば、開けずとも商品の帯の隙間からその姿が伺えると「あ」と小さく一音を漏らしては、芸の一つでも成し得たように誇らしげに口角を上げながら両手でカプセルを差し出して )


  • No.2434 by 逆巻 傑  2024-09-03 22:20:50 



え。
( 短く声を上げた相手に呼応するように間の抜けた声を洩らせば、誇らしげに差し出されたカプセルを受け取って神妙に中を開く。「…侮れないすね、定石…」そこから現れた青い月を摘み上げて目線よりもやや高い位置に掲げ、しげしげと仰ぎ見ると同時に紡ぐのは考えを改めるような一言。まさか本当に引き当ててしまうとは、としばらく月見した後、その向こうに覗いた表情が白いポメラニアンと重なって、芸の成功におやつを与えるように、あるいはおつかいをする子どもにお駄賃を渡すように、一度目に引いた色違いの餅つきうさぎをそっと柔い皿へと乗せ置き。それから徐に立ち上がると直前には甲を見せた手を今度は返して差し伸べ、もしそれを掴む感覚があったとしたら、彼女が膝を伸ばす間だけ互いの指先が繋がれることとなるだろうか )
この調子で、映画も当たりだといいすね。


  • No.2435 by 永瀬ひな季  2024-09-04 23:26:32 



──…!
( ふふんと誇らしげに、それでいて満足げに月見姿を眺めていればふいに手の皿に置かれたのは色違いの餅つきうさぎで、ぱちくりと双眸を瞬き貰っても良いのかとそれと彼とを交互に見つめ。先程とは違い正真正銘のお揃いに、ぱぱっと背景に嬉しそうに花を咲かせては差し伸べられた手に自身の手を重ね立ち上がると満面の笑みを同様に咲かせながら「傑さんとならなんでも大当たりです!」と頷いて。それから「ちょっと待ってくださいね」と一言添え、もぞもぞと指先を動かしバッグに早速今しがた交換した餅つきうさぎのキーホルダーを取り付けたなら、ちょうど上映時刻も頃合い。お月様を揺らしながらご機嫌な足取りで映画館へと向かおうか )


  • No.2436 by 逆巻 傑  2024-09-05 00:45:37 



今日はホラーじゃないからって。
( 緩んだ口許からこぼされる景気の良い一言に相変わらずのつれなさで返すと、少女のいそいそとキーホルダーを付けだす様を棒立ちで見守り、自分の渡した物で僅かずつ重たくなってゆくバッグにほんのりと愛着を覚える。黄金色の月がそこにぶら下がってやっと自分もいま付けるべきかと思い立つけれど、寸前になって揃いのデザインに気が付いてやめ、弾むような足音を連れて映画館へ。ポップコーンはしお味とキャラメル味のハーフ&ハーフ、せっかくなのでドリンクもつけて、3つ穴の空いたトレイでひとまとめにして座席につけば、早速両者の間のドリンクホルダーにはめ込んで。スクリーンの明るいうちにプラスチックの蓋の上から覗いて中身を確認しておき、自身の頼んだコーラの茶色が手前側と記憶した頃、ゆっくりと室内の照明が落ち始めて )


  • No.2437 by 永瀬ひな季  2024-09-06 01:49:25 



( 二人でシェアできるセットのポップコーンにすら、ついカップルデートに関連付けさせては瞳を煌めかせる。今日はデートらしいデートをたくさん満喫できていてほこほことした心地で、上映前に中身を確認し奥の方と認識した飲み物をちゅうとストローで吸い上げ。甘いキャラメルポップコーンに今日は更に甘さを追い求てミルクティーを注文したのだけど、甘いキャラメルポップコーンにぴったりで更に幸せな気持ちになる。ホラー物ではないため恐怖に耐えるべく手を握ってもらうなんて展開がないのが少し残念なものの、やがて上映が始まったラブロマンスのミュージカル映画は夢を追う二人の物語で、自然と自分たちに重ねてしまえばすっかり感情移入して見入っていると。スクリーンに釘付けなあまり、探るようにしてふらりと手を伸ばした飲み物。氷が入った冷たいそれをちゅっとストローで吸い上げた瞬間──しゅわしゅわ、と弾ける炭酸の感覚に手のひらで口元を押さえながら小さな声を上げ。もしかしなくても飲み物を取り違えてしまったらしい。彼が口をつけたやつ、と隣で密かに一人あたふたと頬を染めるけれど、ちらりと横目で窺ってもし彼が気が付いていないようならそっと元の場所へ戻して素知らぬ顔で、反対側に置いた飲み物を今度は間違えないように上映終了まで握っていようか )
んっ…!……、……!!


  • No.2438 by 逆巻 傑  2024-09-06 12:05:51 



…気にしなくていいすよ。
( それまで集中して鑑賞していた少女の様子に変化があったのは、夢にも恋にも進展の兆しが見えだした映画の中盤頃。急に落ち着きをなくしたかと思えば遠慮がちに此方を窺う視線に、何か気まずいシーンでもあっただろうかと思い返すもそれらしい画といえば腕を組んで歩く二人くらいのもので、ならばお手洗いにでも行きたいのかと予測をつけては、潜めた声で遠回しに退席を促し。しかし物語の行く末を最後まで見守る覚悟なのか、席を立つ気配もなく心なしかポップコーンに手の伸びる頻度も減ったように感じられれば、ドリンクを膝に抱えて戻さない彼女の素振りを少々不審には思いつつも、上映が終わるまで干渉することなく自らもまた炭酸飲料のストローに口をつけて )


  • No.2439 by 永瀬ひな季  2024-09-06 23:01:10 



( やはりこちらの失態に気が付いていたのか、気遣った声掛けにぱちりと双眸を瞬くと小さくこくりと頷いた後は、尚更恥ずかしそうに身を縮こめて。気にしなくていいと言われるけれど、まだ中身の残る飲み物のストローへ口を付けたのを視認してはどうもぽっぽと頬は赤く染まってしまうものの、暗くスクリーンの光のみで照らされた館内ではろくに見えやしないだろう。中盤からは少しばかり上の空での鑑賞となりながらエンドロールまで流れ終わると、感想を溢しつつ明るくなったシアター内からぞろぞろと退場していく観客たちの中、座席に座ったまま空になった自身のドリンクカップを握りしめつつあたふた双眸をぎゅむりと瞑りながら謝罪を口にし )
あの、途中からすみませんでした、本当にわざとじゃなくて…!


  • No.2440 by 逆巻 傑  2024-09-07 01:25:46 



( 此方の言葉へ頷いても動きのない彼女に、己の予測が的外れであったことは上映中から理解していたものの、スクリーン内に明かりが灯って騒めきのような雑音が溢れだす中、不意に謝られるのにはまるで思い当たる節がなく。もしかすると手や足が当たったり、ポップコーンが相手側に転がり落ちたり程度はあったかもしれないが、目の前の焦り顔から察するにそういった類のものではないのだろう。須臾の間を置いて、眼差しは少女を捉えながらも思考の方に流れていた意識を瞳の先に向け直すと、ひとつ瞬いた後に既にマスクで覆った口元から気の抜けた声で尋ね )
…なんの話すか?


  • No.2441 by 永瀬ひな季  2024-09-07 12:55:29 



えっ、あれ気付いてて言ってたんじゃ…?
( 見当が付かないらしい様子にきょとんと双眸を瞬かせれば、互いの間にはてなマークが浮かぶ。てっきり間違って彼の飲み物に口をつけ飲んでしまったことを分かっていて、ああ言ったのだと思ったのだけれど──と視線を彼のストローへ移した瞬間ぴたりと固まって。上映中は暗くて気が付かなかったけれど、ストローの先は自身のリップでほんのり淡いローズに色付いているのが照明が付いた今となってはよく見えて、かあぁと頬に熱が集まっていくと「─…っ!あの、わたしがゴミ捨てておきますね!」といってもシアターの出口でスタッフにゴミやトレイを渡すだけ。その間に気付かれてしまったらたいへん気まずいと、手を伸ばしひとまずカップのゴミを優先的に回収しようとして )


  • No.2442 by 逆巻 傑  2024-09-07 18:21:03 



ああ…、じゃあ、お願いします。
( 相手の視線を追ってストローの先に薔薇色の痕跡を看取したのと、彼女がそれの回収を申し出たのはどちらが先だっただろうか。意識に空白が生じてから顔を上げるまでの間に全ての事情を悟り、自分が気が付いたことに気が付かせないよう努めて平静に振る舞うと、手に握っていたカップのゴミを素直に渡し。それから問いに対しての答えがないことに不自然なほど当惑も追及もしないまま席を立っては、赤面を隠して前を行く黒髪へ、他の観客同様映画についての感想交換を始めようとしているようにも、少女を擁護しているようにも聞こえる口調で「映画、集中して見てたすね」と呟くように語りかけて )


  • No.2443 by 永瀬ひな季  2024-09-07 21:14:33 

 

はい、思ったよりおもしろくて、…あとなんか自分に似てるなーって思ってたら観入っちゃいました。
( 何よりも先にカップを回収することばかり考えていたからか自身の視線はカップにばかり集中しており、彼の視線が仄かに色付く薔薇色に留まったか否かは知り得ないけれど、ひとまず無事回収し退場の波に乗って席を立ち、シアターから出た後はゴミをスタッフに無事受け渡すことができればほっと安堵して。薄く染まったままの頬で振り向いては映画の感想についてはにかみながら答え。ただ、後半は自身が引き起こしてしまったハプニングのせいで映画どころではなくなり、わりと情報が穴開き状態ではあるけれど途中経過では本当にその通りだったため返事は嘘ではなくて )


  • No.2444 by 逆巻 傑  2024-09-07 22:27:51 



( 口紅付きのストローがスタッフに引き渡されてゴミ箱へと消えてゆく一連の流れを、なんだか見てはいけないような気分でさりげなく目を逸らしながら通り過ぎれば、幅の広くなった通路で少女の横に並び。映画のヒロインに自身を重ねたのだという彼女の横顔をちらりと窺い、アイドルなんて夢追い人の最たるものだろうと納得するけれど、そこに至る苦労を知らない己には簡単な同調などできなくて、その言葉をただ静かに受け取る。そして自分達の進む先へと瞳を向けた時、表情という表情もなく無造作に放った映画の感想は、メイクスタッフから隣のヒロイン候補への拙い激励となるだろうか )
…俺も、おもしろかったんで。いつか、水瀬さんが夢を叶えるところも見たいすね。


  • No.2445 by 永瀬ひな季  2024-09-08 13:41:30 



それにはね、実は傑さんが必要不可欠なんですよ。…一緒じゃないときっと叶えられないから、これからもそばにいてくださいね。
( 彼も映画の内容がおもしろいと感じたようで、それならDVDのレンタルが始まったらまた改めて観ようと密かに心に誓う。上映期間中に一人で来るというのも手ではあるけれど、二人で過ごした時間を他で上書きはなんだかしたくなくて。自身が夢を叶えるところを見たいなんて言われては小さく微笑むと、隣に並ぶ彼の顔を覗き込むように後ろ手を組みながら軽く半身を傾げれば、えへへと無邪気な笑みを溢し。チケットを見せる出入り口から抜け出すと、大人しく座りっぱなしだったから腕を突き上げ軽い伸びをしてはスマホの時刻を確認して。日が傾き夜が始まろうかとしている頃で、名残惜しさに時間は明言しないけれど彼もつられて時刻を確認したならそろそろ解散の流れになるだろうか )


  • No.2446 by 逆巻 傑  2024-09-08 19:46:20 



そのつもりです。
( 夢追う高校生アイドルの求めに対し、そちらを瞥見してから零した返答はたったの一言。決まり切った事柄であるかのようにそれだけで話題を打ち切ると、特段示し合わせるでもなく最上階から一階へ、今日立ち寄ったテナントのそばを通ったり通らなかったりしつつ出口までの道を辿り。空調の効いた室内から自動ドアを通って外に出たなら、少し暑さの和らいだぬるい空気に包まれ、夏も終わりだなと唐突に実感する。日が落ちるのも早くなってきた夕焼け空を見て夜を予感したせいか、徐に餅つきうさぎ模様のブルームーンを取り出して鞄に提げては、この時間特有の寂寞のなか別れの挨拶を )
…じゃあ、ここで。帰り道気をつけて。


  • No.2447 by 永瀬ひな季  2024-09-09 16:36:32 



えへへ、お揃いですね。
( わんこ可愛かったし占い楽しかったな、アイスも美味しかった、あのテナント今度行ってみたいな──たくさんどきどききゅんきゅんと大好きが溢れる一日だった、出口へ向かいながらしゃぼん玉のようにふわふわ心地良い一日の思い出が浮かんでは消えて。外へ出れば夕暮れも相俟って段々と近付く秋の気配を感じ、なんだか名残惜しいような気持ちになる。ぬるく穏やかな風に靡く横髪を押さえつつ別れ際に月のキーホルダーを提げたのを見ては、嬉しそうに八重歯覗かせながら自身のバッグにぶら下がる色違いの月を軽く持ち上げ主張して。それから別れの挨拶に、「今日のデートすごく楽しかったです、ありがとうございました!傑さんも気を付けて帰ってくださいね」と一日の幸せを滲ませた笑みを浮かべれば、手をひらひらと振り帰路へ。──そうして一度背を向け二、三歩。ちょうど彼も背を向けて歩き出した頃か。徐にくるりと踵を返してたたっと駆け寄っては、足を止める程度に背後から彼の腕を引き寄せたなら、距離の近くなった彼の耳に手のひらと口元を寄せて「傑さんのお嫁さんになることも、わたしの夢ですよ」と耳打ちして。すぐにぱっと手を離し解放しては夕焼け以外にほの赤い色を頬に差しながら、えへへとはにかんだ笑みを浮かべると「じゃあ、またお仕事で!」とぶんぶんと手を振っては今度こそ帰路について )

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( / 犬カフェ+αイベント、こちらからは上記で〆とさせていただきました!デートとっても楽しかったです…ありがとうございました* 上記のお返事は任意です◎
感想はまた後ほどお伝えしますね…! )


  • No.2448 by 逆巻 傑  2024-09-09 22:03:10 



良かったです。デートじゃないけど。
( 夕暮れの、時の流れが滞留して、あらゆるものの輪郭が曖昧になるような感覚の中。向かい合った色違いの月と寄越された分かりやすい繋がりに何だかほっとして、僅かに和らげた目顔で喜色に応えては、そのままの微笑で少女のこだわる単語に普段通りの姿勢を示し。揺れる手を残して背を向けた相手の後ろ姿から地面へと視線が落ち、体を反転させる間だけ伏し目に進行方向を回転させて、風に流されるように踏み出した──最初の一歩の直後。腕を掴む手に振り返った右耳へふいに囁かれるのは、アイドルとしてではない彼女の夢。突然のことに頭の整理の追いついていない己の返事を待つでもなく、伝えっぱなしにして言い逃げの形で去ってゆく夢いっぱいの高校生に、犬カフェでの会話が過ってそれは夢違いだとか、今時お嫁さんが夢なんて幼稚園児でも言わないだとか、犬と猫は飼うんだろうかとか、とりとめのない思料を一通り終えたなら。輝きを失わないまま視界から消えてゆく大小の太陽に、思わず目を眇めて )
……、眩し…。

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(/ こちらも〆させていただきました。今回イベもありがとうございました…!逆巻はなかなか認めませんが、紛うことなきデートでしたね…*
初っ端からひな季ちゃん節全開でコミカル可愛かったですし、折に触れて『デートっぽい!』と喜んでいるのも初々しくて終始にっこりでした。前々から楽しみにしていたお手のシーンも、逆巻が疲れているのかと思ってマッサージに付き合ってくれる優しさも、ほんとの一途捧げてくれるところも、全編通して余すところなく愛しさの塊だったのですが、逆巻の〝水瀬さんの〟認定で口から感情垂れ流し状態になっちゃう姿が破壊力すさまじくて何十メートルか吹っ飛びました…。最後のお嫁さんも夢発言も甘酸っぱくてリアルにきゅんってしましたし、映画館での仕掛けも上手く活用してくださって、さすが背後様…の念が日々募っております。ご褒美回と言っても過言ではないほどただただ幸せに満喫させていただきまして、まだまだ語り尽くせないところではありますが、冗長になってしまうのでこの辺にしておきますね…! )


  • No.2449 by 永瀬ひな季  2024-09-10 01:42:02 



( / いつもながらこちらが散らかしたロルを綺麗に〆てくださってありがとうございます…惚れ惚れ…。はい、れっきとしたデートでしたね*
いっぱい嬉しい感想をありがとうございます、潤います…〝水瀬さんの〟認定シーンは前後のやりとりも含めて私もとても大好きで、言い訳したり犬を撫でてた癖でついひな季のことも撫でちゃうのもによによ不可避でした…。そしてなんと言ってもおあいこのお手の破壊力ですよ…!!私もその動画が欲しいです、切実に。
自分は守れないトワハトくんにじわっと笑っちゃいましたし、一緒に可愛くされたのも占いに付いてきてくれる保護者感も、プレッシャーを掛けてくる仕草もツボでした…本当に挙げていくとキリがないです…。

映画館のやつはやっぱり仕掛けだったのですね!やっちゃって良いかなあとどきどきしておりましたので一安心です。他にも仕掛けがあったにも関わらず取り逃がしていたなどありましたらすみません…!お嫁さんも夢発言については、最後にもう一つ何かやっときたいなあといっぱい考えてのものでしたので、きゅんとしていただけて嬉しいです*
幸せいっぱいなデート回、改めてありがとうございました~*

上記全文蹴り可です◎
さて、次は本編なら文化祭イベになるかなあと思いますが、小話を挟んでおきたいなどご希望はございますでしょうか?
それと最近、思うように時間が取れずお返事が遅くてすみません…!今月中には必ずイベント纏めなどしておきますね。 )


  • No.2450 by 逆巻 傑  2024-09-10 13:45:30 



(/ こちらこそ嬉しいお言葉をたくさんありがとうございます* 幸せイベントの後なのにもっと幸せになっちゃいますね、えへへへ…。秘蔵のお手映像はそれぞれうちのこから貰って共有しましょうか()逆巻渡してくれるかな…。
いえいえ、仕掛けに関しては全然任意なので、見つけて気が向いた時に活用してくだされば幸いです…!なんか違うなと思ったらスルーでも一向に構いませんし、反対にこちらが意識していない部分でも自由に状況動かしていただいて大丈夫なので◎
お忙しい中いっぱい考えてくださったと聞いて、その裏話も含めて大好きなシーンになりました。ひな季ちゃんの真っ直ぐなまばゆさがとどまることを知らず、ぜったい叶えるからね…の気持ちです。ありがとうございます…。

堪えきれず簡単にお返事させていただきましたが、こちらも上記は蹴り可です◎
次に関して、素直な心情を言えば、ここ最近ずっと本編続きだったから小話を挟んでもいいかな…それともこのまま第二部完走しちゃった方がいいかな…でもまだ案出しも済んでないしな…という振り子状態でして…。背後様のご希望はございますか? ちなみにクリスマスまでに予定しているイベントと、もし小話にする場合の案を以下にざっくりと纏めておりますので、一度お目通しください。

【 クリスマスまでの予定イベント 】

●文化祭イベ
●匂わせ写真事件後日談
●ミニライブイベ
●クリスマスイベ
●ハロウィン(10/31)
●犬の日(11/1)

【 小話案 】

●お月見
お揃いのキーホルダーゲットしたし、十五夜も近いし…ということでお月見。せっせと準備するのも可愛いし、することが少なそうなのでグランピングと組み合わせてもいいし、月にちなんでかぐや姫パロとかでも。
●旅行
行楽の秋ということで、すぐひなが実在の観光地を巡って、ついでに背後も旅行気分を楽しみたい、という私欲企画。ただちょっと調べ物が多くて大変そうではあります…。
●オリジナルかるた製作
名シーン、名セリフ、キャラクターの情報などで『可愛いの魔法オリジナルかるた』を製作する企画。風流感だけで選出していますが、レス記念とか年末年始とか、それこそ第二部完結の際とかにやるやつですね、これ…()

もちろんこれ以外にも、未消化案に溜まっている中から選ぶ、やりたいものがあれば挙げていただく、も大歓迎です。「臆病な少女幽霊」なんか特に時季的にも良さそうな…!
お返事のペースもどうぞお気になさらず◎ 公私ともにお忙しいのは承知しておりますので…。作業については余裕があれば、程度にお考えください…! )


  • No.2451 by 永瀬ひな季  2024-09-12 01:39:39 



( / お返事たいへんお待たせ致しました…!!温かいお心遣いもありがとうございます。お言葉に甘えて蹴っておりますが、いつもの如くにこにこで読ませていただきました*
私も全く同じ心情で…!熱量そのままの勢いで次いっちゃえ!と本編を進めてきましたが、そろそろ小話を挟んでもいいかなと思いつつ二部もう少しだしなと…悩みどころですよね、わかります…。
纏めや小話案をありがとうございます* 目を通しているうちに小話欲が湧き上がってきてしまったので、小話でいかせてください…!

●お月見
わ~!かぐや姫にびびっときてしまいました…差し支えなければかぐや姫は逆巻さんを希望します!求婚したいし悪戯心で無理難題言われて戸惑いたいし、月に帰っちゃって(orそれも悪戯心で帰ったフリしてただけとかで)しくしくしてるところに戻って来てもらいたい…(妄想)
●旅行
確かにちょっと調べ物が大変そうですね…でも楽しそうだなあと思いました。すぐひなが行った場所をいつか聖地巡礼してみたくなっちゃうやつですね…!
●オリジナルかるた製作
第二部完結記念としてやりたいです、ぜひ!50音揃えたくなっちゃいますがそれだと結構時間が掛かりそうなので、あいうえお作文みたいな感じで「かわいいのまほう」の重複抜いた7文字で製作するのもありかなと思いました。

最近妖系のポストがよく流れてくるので、臆病な少女幽霊も捨てがたいな~という気持ちもあり…悩みどころパート2です。ちなみにこれとお月見の案でしたらどちらの方に惹かれますでしょうか…? )


  • No.2452 by 逆巻 傑  2024-09-12 13:32:54 



(/ やはり以心伝心…、私も書いているうちに小話側に傾いていたので、ぜひ小話でお願い致します…!前述の通り十五夜が近いのでまずはハピエンかぐや姫パロをして、時間的に余裕があれば続けて臆病な少女幽霊も、という運びでいかがでしょうか…? 早速下に始めさせていただいておりますが、ロルの形式を変えたい等も含め、不都合があればご遠慮なくお伝えください◎

●かぐや姫パロ
こちらも逆巻がかぐや姫かな~と想像しておりました!今のところのキャラクター像とストーリー展開は、静かに慎ましく穏やかに暮らすことが絶対の掟である月の世界で、退屈に耐えかねてシンボルの餅つきうさぎにおしゃれな靴を履かせた罪により流刑となったお姫様。ひな季ちゃん側の年齢性別身分はご自由に…!求婚されるも刑期が終わったら月の世界に帰るため適当にからかって遊んでいたところ、うっかり姫側も好きになって恋仲(?)に。予定通りに迎えが来て月に帰るけれど、ひな季ちゃんへの想いが消えず、激しい感情を抱える罪で再び流刑。それを何度も繰り返すうちついに月の世界から追放、地球人となって結婚。です。ひとまず程度の案なので、ご意見ご要望はいつでも、いくらでも…!
●旅行
いつかやれそうなタイミングがあればやりたいですね…!このトピックに聖地巡礼の概念が生まれるとは…、行ったことないのに思い出の場所になるのも楽しいです。良さげな観光地ちまちま調べておきますね◎
●オリジナルかるた製作
いいんですか…!ではでは第二部完結の折にはかるた製作させてください!あ行だけとかは考えていたのですが、「かわいいのまほう」は思い付きませんでした。なるほど…!「さかまきすぐる」「ながせひなき」でも作れそう…となると、いっそかるたじゃなくてあいうえお作文でもいいですね* こちらについてはまた近くなったらご相談させてください。

またまた長くなってしまってすみません…、特に異論やご意見がなければ全文蹴り可です。ついでに、の文量ではありませんが、文化祭イベの案も一旦共有させていただきたく置いておりますので、お目通しだけお願い致します。背後様からもやりたいことだったり、ひな季ちゃんのクラスで出し物だったりがあればお聞かせください…!

●着せ替え写真館
写真部か演劇部の出し物。(ちなみに最後の祝福を授けるシーンは新聞部の号外の前にしようかと…!)色んな衣装に着替えさせて写真を撮るだけ。衣装に合わせたヘアアレンジがしたくてうずうずする逆巻がいるはずなので、よかったらさせてあげてください。写真は嫌がるかと思いますが、「最後の文化祭なのに…」の一言できっとどんな出し物にも付き合います。
●仲良し度チェック
どこかのクラスの出し物。友達やカップルのペア参加前提で、相手の理解度チェックのような企画。身長、誕生日、血液型、好きな動物、好きな食べ物、好きな人、将来の夢…etc. でクイズできればと!最後に「仲良しのポーズお願いします!」って言われて、肩組むとかか…?って逆巻が手伸ばすもひな季ちゃんに伝わるはずもなく、ただただ肩抱いただけのポーズになる展開もおいしいなぁなんて。結果があんまり高いスコアにならなくて「次こそは仲良しに…!」って息巻いてるひな季ちゃんに、「最後の文化祭なのに?」とか「そんな数字に惑わされてないで…」とかなんやかんや言いたいです…。 )

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( 民家の庭先に20代ほどの女性がひとり / 月と同じ色の姫カットウルフに十二単の姿で / 蝶を指先にとまらせて、退屈そうに嘆息しつつ )…、向こうにいた頃と変わらねぇな…。


  • No.2453 by 永瀬ひな季  2024-09-12 20:03:18 



( / わあい、以心伝心嬉しいです*
試運転形式ならさくさくっと進みそうですからね、余裕があれば~の流れももちろん了解です◎
相変わらず熱量たっぶりのお返事も嬉しいです、ありがとうございます。ざっくり割愛してますが全部とっても頷いております…!同様にお好きにご割愛くださいね。

●かぐや姫パロ
かぐや姫♀と考えると普段の口調なのになんだか勇ましくて笑っちゃいました() なのに流刑理由が可愛すぎて…既に尊いです…。
そして組み合わせを姫君とご令嬢か、姫君と貴公子かでまだ悩んでおります…!前者も展開はおもしろいながら尊い&可愛くて絶対大好きなのですが、逆巻さんが女性なのでひな季は貴公子になるのも大いにありだなあと…ただその場合呼び方をどうしようかなと悩んでおりまして…そのまま永瀬皇子とかでいいでしょうか?そもそもご令嬢か貴公子かも決めきれていないので、背後様のお好きな方を選んでいただけますでしょうか…! ※ということで一旦小話のお返事を保留させていただいております。

●着せ替え写真館
衣装に合わせたヘアアレンジ、ぜひお願いします!どんなのをしてくれるんだろうと今からわくわくしております…し、以前にちらっとお話ししていた逆巻さんのひな季の高校制服ver.ももちろんとてもうきうきわくわくです。

●仲良し度チェック
片方だけ肩組もうとしてるのとてもじわりますね() チェキ撮影とかでよくある、片方ハートで片方サムズアップのやつでもおもしろいけど、逆巻さんは写真撮るのにサムズアップしなさそうなイメージですよね、たぶん…。 なんやかんや言うのもやりましょうねっ! 

●ひな季のクラスの出し物
クレープにしようかなと思っております!シフト交代間近なところに逆巻さんがやってきてひな季がクレープを作り、サービスとしてクリームやチョコソースたっぷりめで。「もう交代だからちょっと待っててくださいね!」と伝えてシフト交代と着替えを済ませている間、一人で黙々とクレープを食べてる逆巻さん。「お待たせしました!…あれ?」とひな季が顔を覗き込むと口端にクリームが付いているのに気が付き、指の背で拭ってはぺろりと舐め取って「ついてましたよ。いつかのお返し、…えへへ」とはにかむまで想像しました…。 )


  • No.2454 by 逆巻 傑  2024-09-12 22:31:54 



(/ ご配慮ありがとうございます。こちらも以降すべて好きな時に蹴り・割愛してくださいませ…!

●かぐや姫パロ
口調まで女性だとパロとはいえもうただのかぐや姫になってしまうので、かぐや姫役の逆巻傑、くらいの感じでやらせていただいております()流刑の理由も申し訳程度の逆巻要素でしたが、気に入っていただけて嬉しいです…*
ううう~ん…月の姫様と地球のご令嬢はそこはかとないエモの香りがするし、でもひな季ちゃんの男性役という激レア姿も見たいし…と、悩みに悩んで究極の選択を決めきれなかったので、ここはもういつものアレで決めましょう。この投稿時間の秒数下一桁が0か偶数ならご令嬢、奇数なら貴公子で…!ただ結果に対して直感的に「ちがう!」と感じられた場合は、ひっくり返してもらっても構いませんので!

●仲良し度チェック
想像したら肘置きでした()逆巻が説明しだす前に違う方向で察して身を寄せてくださると背後得です…( こそこそ )サムズアップはしないでしょうが、ハート待機してるひな季ちゃんの手を上から握って拳にさせて、グータッチとかにはするかもしれません。ひな季ちゃんは学校でもアイドルだろうし親衛隊もいるし、応えるのも拒否するのも怖いですからね…。不満げなひな季ちゃんに「(ハートは)仲良し度40点のペアがやるポーズじゃないすよ」とかも言いたいです。あとは出し物の係の子に惜しかった回答のとき点数おまけしてもらってても可愛いし、食べ物買う時もちょっとおまけされててほしい…可愛いは正義。

●ひな季ちゃんのクラスの出し物
クレープ屋さん…!ひな季ちゃんに似合いすぎてますし、サービスしてくれるのも嬉しいです。そしてそのたっぷりクリームがいつかのお返しに繋がるとは…!ちょっと照れながらお礼言って「もうついてない?」の素直な流れにするか、びっくり顔の後に「…や、こういうのは気にしないんすね」って映画館での事故の話に繋げるか、迷います…。 )


  • No.2455 by 永瀬ひな季  2024-09-13 02:01:02 



( / 
●かぐや姫パロ
投稿時間の運試しが定番化していてなんだか嬉しくなりました…、そしてご令嬢に決定となりましたね!字面はエモですがひな季がなにぶん喧しいと思います、ご了承ください() ひな季の男性役はまた機会があればやらせてください*

●仲良し度チェック
肘置きはもう逆に仲良しで笑いました() 身を寄せる了解です◎
強制グータッチなのもおもしろくて、展開相談しているとやっぱりにやにやしてきちゃいます…頑張れ私の表情筋…! 文化祭、いろいろ楽しそうすぎて出し物の係の子になってすぐひなを追いかけ回したいです(?)全部やりましょうね…毎度の如く盛りだくさんになりそうですが…!

●ひな季のクラスの出し物
わあい似合ってますか、よかったです* クリームを取ってからの流れ、どっちのパターンも良すぎてどちらでも楽しめちゃうので直前まで悩んでいただいて大丈夫です!投稿時間の運試しでも◎

ざっくり割愛しつつお返事書いていたのですが、ほぼ感想のようなものになってしまったので全文蹴り可です…!
かぐや姫パロもよろしくお願い致します* )

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>>2452
( 艶やかな垂髪に市女笠を被った袿姿 / お散歩がてらお店でおやつを買いうきうきな20代手前 / 道中に蝶がひらり、つい目で追っかけて )あ、蝶々…──!?( それが入り込んだ庭先に蝶さえも魅了する美しい女性の姿を見つけ、はわわ / どきどきと胸の高鳴りを覚え / もっとよく見たい… / つい前のめりに、笠の垂れ衣が当たって垣根をがさり )


  • No.2456 by 逆巻 傑  2024-09-13 11:38:30 



(/ 私も先の楽しみが増えて早くも浮き立っております* 背後様が出し物の係の子なら、こちらは呼び込みの着ぐるみにでもなって同行しますね…() わくわくが膨らむばかりではありますが、まずはご令嬢とお姫様のかぐや姫パロの方、改めてよろしくお願い致します…!※蹴り推奨 )

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( 垣根に何かが当たって揺れる音にやおら顔を上げると、蝶がふわりと飛び立って / それを気に留めるでもなく、音のした方から視線を逸らさず歩み寄れば / 警戒も気後れも窺わせぬ態度で向こう側の人影へ問い )…うちに何か?


  • No.2457 by 永瀬ひな季  2024-09-13 12:50:40 



わ、わ。( 音を出してしまったことで視線が合えば、あたふた / 近寄る彼女へ覗いてしまったことの謝罪をしようとするものの、見れば見るほど美人で / 〝すみません〟と心の声と発した声が逆に / 口元を袖で隠しながらどきどき )ひゃっ、声まで美人…。


  • No.2458 by 逆巻 傑  2024-09-13 13:39:34 



…ああ…なんだ、貴女も噂聞いて来たひと?( ひとつ瞬いた後、ふっと興味を失ったように自分の髪に目線落とすと / 無造作に5本指をそこに差し込み、握るようにして梳かし始め / それから胸元辺りで毛先を解放しては、そよ風に髪を靡かせながら煩わしそうな遠い目で呟き )…最近多いんだよな。見物に来る女も、求婚に来る男も。


  • No.2459 by 永瀬ひな季  2024-09-13 14:53:33 



噂?わたしは椿餅と蝶に導かれて…。( きょと、と双眸を瞬くと小首を傾げながら、ここにいる経緯をぽつり / なんか困ってる…? / 憂いた様子も儚げで、月のような白金の髪が煌めいていっそう美しく / 多分もっと人が殺到するのでは / そこで笠の上にぴんと閃きのマークが浮かんでは〝かぐや姫〟の噂も知らぬまま / 垂れ衣の隙間から、すっと手のひら挙げ )あの、えっと…お美しい姫君さま。よろしければわたしに一肌脱がせていただけませんか!


  • No.2460 by 逆巻 傑  2024-09-13 18:17:24 



( 〝椿餅〟の単語にはちらりと手元を見やるもそれだけで / ぼんやりと通りの方を眺めて聞き流しの姿勢 / そこへ突然の申し入れがあると、先程の蝶のごとくふわりと相手に意識を舞い戻らせ / 両の瞳で垂れ衣の奥を捉え、関心を示すように僅かに眉を持ち上げて )…──ん?


  • No.2461 by 永瀬ひな季  2024-09-13 21:09:05 



わたしの屋敷にお忍びで遊びに来ませんか?これをお貸しすれば多少なり見目は隠れますし…これでも名の知れた家柄なので、ここよりうんと外部からの干渉は少なくて済みますよっ。( ぱ、と明るく人差し指を立てながらにこやかに提案 / 現時点、下心は一切なくて / そっと笠を脱ぎぼやけていた素性を晒しては、あどけない八重歯覗かせつつ垣根を超えて手を差し伸べ / 肘あたりからぶらさがる袋にちらり視線向け )ちなみに本日、これからのご予定はいかがですか?頬もとろける椿餅をご用意できますが。


  • No.2462 by 逆巻 傑  2024-09-13 21:54:19 



…それは、大変ありがたいお話ですが。( 口調は真似つつも表情の乏しさはまるで正反対に、差し出された手のひらへぽんと自分の手を重ね / 相手の気遣いよりもお屋敷と椿餅への興味が決定打だった様子で / ついていく意思を示した後、率直な疑問を投げ掛けたなら / 「…あ、おじいさんとおばあさんに言わねぇと」と手を差し伸べられた側が差し伸べた側を引き寄せて、垣根の内へと入れるだろうか )どうして貴女がそんなことを。


  • No.2463 by 永瀬ひな季  2024-09-13 22:28:02 



( 白魚のような手が重なるも直後外見から想像し得ぬ言葉使いに、ずきゅん / 所謂ギャップ萌え / 誘い出しつつも彼女の手に引かれ、足先を敷地内に着け垣根を超えてしまえば / 垂れ衣が風に靡き魅入られた先程と蝶の如くふわり庭先に舞い / おず、と答えたなら笠をそうっと彼女の頭上へ )…へ。……、貴女が困っているように見えた、から…?


  • No.2464 by 逆巻 傑  2024-09-13 23:11:45 



──…ご令嬢は、少し人が良すぎるな。( 思わぬ返答に数秒の沈黙を置いて、仄かに破顔した表情は垂れ衣の奥 / そのまま家人に「遊びに行ってくる」とだけ伝えれば / 屋敷へと連れられる道中、特別指示や指摘がないようなら握った手はそのままに / 名を尋ねるけれど、先に名乗るのが礼儀かと思い直し「私はかぐや」と続けて )…そういえば、お名前は。


  • No.2465 by 永瀬ひな季  2024-09-14 13:41:28 



かぐや、姫さま…。え、あまりに麗しく似合いすぎでは…!?( 垂れ衣の奥に覗く仄かな笑みがなんだか頭から離れず / 道中繋がれたままの手にどきどき、重ねて緊張でふるふる / しかし確実に我が屋敷まで送り届けようと、半歩先ゆく横顔はきりりと口角を引き締め / 途中小さな小さな小石だったり、水溜まりに気が付けば繋いだ手を柔く引き寄せて )わたしは…姓は永瀬、名はひな季、と…。あっ、足元気を付けてくださいね…!

  

  • No.2466 by 逆巻 傑  2024-09-14 21:20:25 



…声まで美人、名前まで美人、か。( 既視感のある反応にぽつり / 言われ慣れたためか取り立てて快も不快もなく / 歌でも詠むように「永瀬のひな季さま」と静かに反芻しては / 最初はおもしろく眺めていた過剰なほど丁重な扱いにも少々飽き始め、悪戯心から何もないところで躓く振りをして相手の方へとよろめき )ぅ、わっ……。


  • No.2467 by 永瀬ひな季  2024-09-15 01:10:15 



?…──姫さま、( ぽつと呟いた言葉に、何か気になるのかと微かに小首を傾げていれば / ふいに何かに躓いてしまったらしい彼女がこちらによろめいてくると、衝撃マーク浮かべ / 咄嗟に椿餅の袋を持っていた手を差し伸べては、繋いだ手で彼女を引き寄せるように抱き止め / とさ、と袋は地面に落ち / 心配そうに眉尻を垂らしながら垂れ衣の奥を覗き込み / あたふた )大丈夫ですかっ…?すみません、わたしったら何か見落としを…!


  • No.2468 by 逆巻 傑  2024-09-15 01:49:41 



…ひな季さま。落としてる、大事な椿餅。( 両手で支えられると、同じ笠の下に入った相手の表情がよく窺え / 上流の子女らしからぬ慌てように更に擽られる悪戯心 / ふと屈んで地に落ちた椿餅の袋を拾って渡し / 偽物の憂い顔で、袋に彼女の手を沿わせる拍子にその甲をさらりと撫でてみて )この菓子みたいに、私のこともひな季さまが運んでくれたらいいのに。


  • No.2469 by 永瀬ひな季  2024-09-15 02:18:35 



え、…あ!ありがとうございます──…それはさすがに、( 落としたことに気付かされると、また衝撃マークをひとつ浮かべ / 袋を拾ってもらうも手の甲を撫でられれば仕草にも表情にも、どき / しかし溢れた彼女の願望に神妙な顔付きになれば / 気が付かなかった! / はっ…とした表情でほろり言葉溢し )名案すぎません…?すみませんがこれはそのまま持っていてもらえますか、…では失礼しますね、かぐや姫さま。( 今し方受け取ったばかりの袋を彼女に持たせては / 一言添えてから、ひょいとお姫さまだっこ / そのまま歩き出して ) 


  • No.2470 by 逆巻 傑  2024-09-15 02:55:49 



…、えっ。うそ──( まさか本気にするとはつゆも思わず / 意味が飲み込めずに一拍置いて素の驚駭が表れると同時、足元に浮遊感をおぼえて / 最初こそ恐々としがみつくように腕を回していたものの、じきに慣れたのか大人しいながら幾分か肩の力の抜けた様子で / 無事に屋敷まで運ばれ、ようやく地に足をつけては、信じられないような目を相手の方へと向け )…どんなご令嬢だよ…。


  • No.2471 by 永瀬ひな季  2024-09-15 03:26:54 



舞が得意なので体力には多少自信が。持続力はありませんが…えへへ…。かぐや姫さまが軽くて助かりました!( 屋敷に着きひと働きを終えれば、ふう、と額拭う素ぶり / ふと視線に気が付けば、褒められてるわけでもないのにはにかみ笑い浮かべ / むしろ彼女の軽さに信じられないような目を向け )それにしてもほんと、羽根のような軽さで…もうちょっと食べた方がいいですよ…。そうだ、椿餅食べましょ!さあさ、中へどうぞ。( 門番に話し掛け開けてもらえば、座敷へと誘導 / 〝女子会するから〟と部屋の周りは人払いを頼み )


  • No.2472 by 逆巻 傑  2024-09-15 14:19:20 



はあ…多少、自信が…。( 何でもないことのように語られる事柄に追及する気も失せ / かくいう自身も月の住人というファンタジー存在 / 助言には軽く両腕を広げて体付きを確かめた後、「ひな季さまだってそう変わらないのに」とこぼして / 先導に従って門をくぐれば、名家に相応しいお屋敷を瞳の動きだけで見回し / 使用人に椿餅を手渡したなら、通された座敷へすぐさま器に盛られたそれと茶が運ばれてきて / それからそっと笠を外して側へと置き )お邪魔します。…ここがひな季さまの部屋?


  • No.2473 by 永瀬ひな季  2024-09-15 22:48:50 



( 〝変わらないかな…?〟と持ち上げた袖から覗く腕を見つつ / 座敷へ辿り着き間もなく使用人から茶菓子たちが運ばれてきては、礼を告げると使用人たちは言いつけ通り部屋から離れていくと )いえ、これは客間で。急にわたしの部屋へ通されても困りませんか?( つい先刻知り合った仲なので一応、と / 一握りの常識持ちつつ畳の上に座れば / 器に盛られた椿餅を手のひらで指しながら、にぱり )さ、どうぞどうぞ。覗き見る女性も求婚する男性もいません…ごゆるりお寛ぎください、かぐや姫さま。特にこの椿餅は絶品で!( 人様へ勧めておきながらひと足先に二股の竹串で椿餅を刺せば、ぱくり / 幸せそうに緩む頬に手のひらを添えながら )えへへ、とても美味しいので…!


  • No.2474 by 逆巻 傑  2024-09-16 01:27:55 



…?特には。( そんなこと気にしたこともなかった、とでも言うようなきょとん顔 / 脇の甘い性格 / 使用人が去って二人きりとなった空間の静けさは故郷を思い出すようで / なんとなしに外を眺めつつひとつ息を吐き出せば / 勧められるまま椿餅をぱくり / 絶賛も頷ける味に瞠目すると、口元に手を添えて小さく呟いた後、相手と目を合わせて通じ合うように頬を綻ばせ )…!たしかに、これは絶品…。


  • No.2475 by 永瀬ひな季  2024-09-16 18:25:38 



それじゃあ次に遊びに来てくれた時には、わたしの部屋で女子会しましょうね!( 次があると信じてやまないまなこ / きらきらと煌めかせ / 椿餅を口にした彼女から賞賛を得ると、満足げに八重歯を覗かせ )でしょでしょ、歯切れよくくどすぎず何個でも食べられそう、な…──。( 彼女がふいに見せた笑みに、とすっと心を射抜かれ / 一瞬時が止まったような / 彼女の手をそっと両手で包みこめば / 自然と口からまろびでて )わたしと結婚しませんか。


  • No.2476 by 逆巻 傑  2024-09-16 19:08:45 



はいはい。( 誘いに応じるか否かは気分によるところが大きいため、確約はしないおざなりな返事 / すっかり魅せられてもう一口と竹串に伸ばした手を掬い上げられれば / 「──…は?」ここには覗き見る女も求婚する男もいないけれど、「求婚する女はいるのか…」 / 呆れ気味に呟いた後は相手を値踏みするようにじっと見据えて / やがて打算を終えると、覚悟を確かめるようにひとつ尋ね / もしそれに肯定が返ったなら、「じゃあ何か面白いことして」と大雑把な無茶振りをするだろうか )…どうしても私と結婚したい?


  • No.2477 by 永瀬ひな季  2024-09-16 20:43:58 



はいっ、頑張って幸せにするので──…え?( まさか同性相手に求婚してしまうなんて / 言った後にどうしよう…と汗をだらだら / そこへ彼女から問い掛けがあるとすぐに返答するも続く無茶振りに、きょとん / 「おもしろいこと…?」生まれてこの方受けたことがない無茶振りに神妙な顔付きで反芻し / 手を握り神妙な顔付きのまま考えるように斜め上、左右、下へと思考とともに顔を向け )おもしろい、こと……。


  • No.2478 by 逆巻 傑  2024-09-16 21:39:34 



一生を共にするなら芸の一つくらいできる相手じゃないと。( 当惑する彼女の反応を、見逃すまいとするかのごとく注意深く眺め / つんと乙に澄まして高慢な台詞を放つも、何を見せられたところで求婚に応じる気はなく / 催促するように眼前に落とされた言葉を拾い上げて繰り返して )おもしろいこと。


  • No.2479 by 永瀬ひな季  2024-09-17 21:37:29 



芸…っ、そんな犬じゃあるいし…。( 衝撃マークを浮かべては / 人差し指同士をつんつんと合わせながら、ぽつりと小さな小さな反抗心 / ほぼ犬です / 困ったように双眸をぎゅむむと瞑ったのちに絞り出したのは )ちょっと待っていてください!( 徐に立ち上がっては、たたたっと自室へと向かい / ほんの数分後、使用人の驚く声や止める声のなかスパーン!と再びこの部屋の戸を開けては / おしろいで顔を白くさせた出立ちで部屋に戻れば )いかがでしょうかぐや姫さま!〝面〟白いです!……、どうか、どうか笑ってやってください…。( 勢いこそ良いものの、ふるふると羞恥で震え出しては / おしろいの奥を赤く染め上げていけば、ぱたっと三つ指つきながら頭を垂らし )


  • No.2480 by 逆巻 傑  2024-09-17 23:13:02 



……、面白くない。…けど、それが面白い。( 開け放たれた戸から現れたおしろい塗れの顔に呆気に取られ / 沈黙に耐えかねた彼女が頭を垂れてから動き出せば、目の前で膝を折って容赦のない一言 / しかし直後に意見を翻し、顎に添えた人差し指で掬うように顔を上げさせた先には、仄かながらも確かな笑みがあって / 犬を褒めるように「よしよし」と顎の下を撫でやり )──また遊びに来るよ、ひな季さま。…笠、借りても?( 自分が満足したなら唐突にすっくと立ち上がり、どことなく機嫌良さそうに先程は保留にした約束を交わすと / 行きと同じく帰りも運んでもらおうかとたくらむも、〝面白い〟顔を見て考え直したようで )


  • No.2481 by 永瀬ひな季  2024-09-18 19:57:45 



( / さくさく進められそうと言っておきながらお返事が滞っていてすみません…!風邪を引いてしまい頭が回らないため、ちょっとおやすみをいただきます。回復次第すぐ来ますので今しばらくお待ちください…! )
 

  • No.2482 by 逆巻 傑  2024-09-18 22:15:17 



(/ しばらくお返事が難しいとのこと、把握致しました!毎度のことながら丁寧なご連絡をありがとうございます。月でも眺めながらぼんやりとお待ちしておりますので、どうぞこちらのことはお気遣いなくご養生ください…*  ※蹴り可 )


  • No.2483 by 永瀬ひな季  2024-09-21 17:30:30 



あう、辛辣…──?( 容赦ない一言に表情は伏せたまま、がーん! / 穴があったら入りたい思いで伏せたままでいればふいに細い指先に顎を掬われ、眉尻垂らしながらきょとん / 仄かな笑みと視線が合えば、訳も分からずどきどきと胸を高鳴らせながらされるがままで )…わっ、待っ、送っていきま──…きゃあ!( 送るのに、と自分の顔のことも忘れ慌てて立ち上がれば / 自身の着物の裾を踏み付け、ぺしゃっと転び / そこで漸くおしろい塗れの顔のことを思い出しては、このままでは外に出れないと墓穴を掘り / あたふた )そ、その笠っ…かぐや姫さまにあげます、いつでも遊びに来れるように!来てくれなかったらくれなかったで迎えにいきますけど!

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( / お返事お待たせ致しました…!中秋の名月・満月ともに見られたでしょうか。もう少しイベントは続きますがよろしくお願いします…* / 報告のみなので蹴り可です◎ )


  • No.2484 by 逆巻 傑  2024-09-21 21:23:14 



…なんか、色々と危なっかしくて、あんまり長いこと目離せねぇよ。( 転ぶ姿を尻目に淡々と笠をかぶっては / 特に手助けするでもなく再び正面に屈み、今日を振り返ってしみじみと / 自身が様子を見に行くのが早いか、相手が迎えに来るのが早いか )笠のお礼に、次は私が化粧でひな季さまを地球一綺麗な顔にしようか。あとは市にも行きたいし、藤棚も、屋形船も…1日入れ替わるのも面白そうだな。( お礼と言いつつ完全に私欲 / 以降も指折りながら願望だけを一方的に連ね / 「結婚の話はそれから」と意図的に果てしなく長いお預けを食らわせて )

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( そうして交流と無茶振りを重ねるうちに、故郷からの迎えの日が近付いて / 日ごと満ちてゆく月と募る彼女への慕情に、憂いを帯びた表情で夜空を見上げたなら / 待ち合わせた屋形船の前で垂れ衣を静かに揺らして )

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(/ お加減はいかがでしょうか、体調を崩しやすい時期ですので引き続きご自愛くださいね…* そしてお月様はよく考えたらうちの部屋からは見えませんでした()かぐや姫パロ、ざっくりと最終日まで飛ばしてしまいましたが、描写したいシーン等があれば時間を巻き戻していただいても大丈夫です◎
ついでにご連絡となりますが、9/24から9/27辺りまでは仕事の都合でバタバタしてお返事が滞るかもしれません。何卒ご容赦くださいませ…!それではまた改めてよろしくお願い致します。※蹴り可 )


  • No.2485 by 永瀬ひな季  2024-09-21 22:48:16 



かぐや姫さまっ、お待たせしました!( たた、と駆け寄っては風の抵抗で笠が外れ首後ろに掛かり / はあっ…と息切らしつつ、少し乱れた髪のまま垂れ衣の奥を覗き込んでは / 愛おしげに双眸をゆるりと緩ませ )…今日もとっても綺麗ですね、お月さまみたい。さ、乗りましょうか。( 屋形船に乗るべく手のひらを差し出し )

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( / まだ風邪気味っぽくはありますが、熱感はすっかりなくなりましたので大丈夫です。背後様におかれましても、お気を付けくださいね…! あとお月様のオチに笑っちゃいました、あとで個人的にお月様昇らせておきます◯*
また事前のご連絡ありがとうございます、承知致しましたのでどうかご無理なさらずです…! / 蹴り推奨です◎ )


  • No.2486 by 逆巻 傑  2024-09-22 18:07:16 



だったらひな季さまはお日さまだな。…心なしか匂いもそんな気がしてきた。( 垂れ衣の隙間からひょっこりと覗いた顔に自然と表情柔らかく / 少し顔を近付けてすんと鼻を鳴らせば、冗談混じりに笑んで / 差し出された手を取って舟に乗り込んでは、離さず握り合ったまま腰を落ち着け / ゆっくりゆっくりと逃避行のように流されてゆく最中、ふと思い付いていつもの無茶振りを )…ひな季さま、踊って。音楽はないから、歌いながら。


  • No.2487 by 永瀬ひな季  2024-09-22 22:03:10 



( 日を追うごとに和らいだ雰囲気になる彼女にますます惹かれて、きゅん / 乗船中〝におい…〟と気にするように反対へ顔を向けながら、くん、と袖を嗅いでいると / いつもの無茶振りにそちらを向けば二つ返事で快諾 )ふふ、お任せください。…ね、今日はかぐや姫さまも一緒に踊りませんか。( 腰を上げるも手を繋いだままで / 彼女の前で跪いては小首を傾げてお誘いを )


  • No.2488 by 逆巻 傑  2024-09-22 22:51:39 



…舞なんて踊ったことないけど。( 完全に観客側のつもりで腰を上げる相手を追っていれば、思わぬ誘いにきょとん / 無論未経験 / しかし別れの日が近いことも相俟って握った手を離し難く / 結局自らもそっと腰を上げて )…ひな季さまが手取り足取り教えてくれるなら。


  • No.2489 by 永瀬ひな季  2024-09-22 23:51:21 



もちろんです!わあいっ…!( ぱあっと表情綻ばせると / 嬉しそうにゆるり手を引きながら、十三夜月が照らす甲板へ出て / 笠はその辺に立てかけ、背後から彼女の両手を柔く掬い取ればほんの基礎の動きを身を寄せながら教え )──…動きはこんな感じで、指先はしなやかな動きにしたら舞っぽく見えるので…、うん、このいろはだけ覚えてもらえれば。歌は即興なので、えへへ…あとは流れに身を任せて楽しみましょう!…──( 無邪気に無意識の無茶振り / 無の三拍子 / 苦情が来る前に、竪琴を奏でるように穏やかな声音で歌い始めては / 最初は後ろから彼女に寄り添い誘導するように舞うと、次第に背から離れて向き合うように舞うだろうか )


  • No.2490 by 逆巻 傑  2024-09-23 20:45:26 



初心者に出す指示じゃねぇだろ…。( 雑な教えにぶつくさと文句は垂れつつも、ここで伝授し切れるほど簡単な芸事ではないことも承知していて / 相手に身を委ねて舞い始めると、向かい合ってからは見様見真似で / 難しそうに顰めていた表情も次第に柔らかく解れてゆき / やがて彼女の歌が終われば、ひと呼吸ぶん置いて決心を固めたかのように静かに笑み / 夜空に浮かぶ十三夜月を指して、「故郷」と三音だけ )…ひな季さま。私、もうすぐ故郷に帰らないと。


  • No.2491 by 永瀬ひな季  2024-09-23 22:06:28 



( ぎこちなく覚束なかった彼女の足取りはいつしか馴染みはじめて / 羽化を見るような舞はやはり心奪われるもので歌声もなんだか伸びやかに、舞は軽やかに / はあ、と微かに息を切らしながら終焉を迎えては )──…ええっ!そ、そうなんだ……もうすぐっていつ頃ですか?寂しくなりますね…そういえばかぐや姫さまの故郷ってどこなんですか、わたし遊びに行きますよっ!( 瞳をまんまるにして衝撃マークを浮かべながら驚いては / まさか故郷が月だなんて思わず、空へ向かって指差されてはある程度遠いところとは把握したつもりで / 気軽に遊べないとは理解すると、しょんぼり眉尻を垂らすもののすぐにぱっと明るく切り替えて拳をぐっと握り )


  • No.2492 by 逆巻 傑  2024-09-23 22:43:43 



…だから、故郷。月。( どうやら理解していない様子の彼女に、伸ばしたままの腕を揺らして再度示し / 遊びに来て、という無茶振りはさすがに口に出せず / 代わりに「めげないな」と優しい吐息混じりにこぼせば / 輝く月の方へと顔ごと眼差しを向け、事実だけを淡々と述べてゆき )──…あそこの姫だったんだけど、うさぎに靴履かせて、流刑になって。でも明後日で満了だから、迎えが来る。


  • No.2493 by 永瀬ひな季  2024-09-24 17:47:06 

 

月?…あはは、そんな御伽話みたいな──…え、本当に?( 反芻しながら双眸をぱち / 冗談かと思って握っていた拳を解き、ひらひら上下に振りながら笑うものの / 月を見る彼女の横顔が冗談じゃないことを物語っていれば、神妙な顔付きに )うさぎに靴…。( 流刑理由の可愛らしさに、ほわりと一瞬表情緩むけれど / それで流刑なんて厳しい世界だと表情引き締め直しては、迫る期限に瞳を揺らし )え、え、明後日?お迎えって、どうやって。…それは、絶対、帰らなきゃいけないですか…?( 空回るような笑みを浮かべながらも、眉尻は垂らして今にも泣き出しそうで / 引き止めるように、ぎゅっと彼女の手を握り )


  • No.2494 by 逆巻 傑  2024-09-24 20:45:12 



…帰らなくていいのなら、帰りたくない。ずっとここにいたい。…ひな季さま、ずっと私と一緒にいて。( 手を握られてそっと振り返った瞳が惑うように揺れ / ぎこちない泣き笑いの顔に触発されて、押し留めていた想いが洩れだすように本心をぽつぽつと紡げば / 月の民の非情さをよく知るからこそ、最後の願いはか細く縋るようで / 遠慮がちに温かな指先を握り返し )


  • No.2495 by 永瀬ひな季  2024-09-24 22:01:42 



──…っ、わたしでいいのなら、ずっと一緒にいさせてください。かぐや姫さま、大好き。( 握り返された手を、そうっと引き寄せては温もり確かめるように頬にあてがって / それからゆるりと繋ぐ手を両手へと増やし / 彼女の額に自身の額をこつんと合わせると、互いの両手を祈るように合わせあって )

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( ひどく綺麗な満月の晩に、無情にも迎えは来てしまい / 引き止める自身を家臣のような人物が食い止め、争っても押さえ込む力には叶わず二人を決別させて / 一人残された庭先で、はらはらと涙を溢し )──…かぐや姫、……。あの、ちょっとみんな聞いていい?どうやったら月まで行けると思う!?わたし、かぐや姫さまのとこに行かなきゃ、向かいに行かなきゃ…っ!( こうしちゃいられない / 永瀬家総出で、月への行き方について模索する日が数日続くだろうか )


  • No.2496 by 逆巻 傑  2024-09-24 23:00:31 



…っ、か、帰る。帰るから、そのひとには──( いよいよ月へと帰る日、精一杯の抵抗を試みるも、彼女の押さえ付けられる姿を目にしては長くは続かず / その折に肩へ天の羽衣を掛けられると、全ての感情がリセットされたかのように途端に表情が抜け落ち / 最初の頃以上の無感情で別れを告げ、粛々と迎えの馬車は来た道を引き返して )さようなら、ひな季さま。

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…ひな季さま。私も──…( 元の生活に戻って数日、何の気なしに地球を眺めていれば、ふと胸の奥に温かいような切ないような想いが疼くことに気が付き / 自覚すると同時にそれはみるみる膨らんで / 一粒の涙と共に自然と言葉が溢れ、次はうさぎに何を描き足してやろうかと勢い付いて立ち上がるけれど、既に己の姿が何者かに報告されていて再びの流刑が決定し / 次の満月の夜、焦がれた地に降り立ったその足で彼女の屋敷へと駆け出して )


  • No.2497 by 永瀬ひな季  2024-09-25 21:31:59 



( がらくたばかりの部屋の中心で一人、ぽつん / 月へ行こうと、あれやこれやと羽衣に似た布を集めた痕跡だったり / 飛び道具にしようと大きな扇を作った痕跡だったり / めそめそと涙で袖を濡らし )かぐや姫さま、逢いたいです…。


  • No.2498 by 逆巻 傑  2024-09-26 00:03:28 



( 門番に顔を晒せば屋敷の扉はすぐに開かれ / まっすぐ彼女の部屋まで駆けて行くも、中からすすり泣く声が聞こえてははたと手を止めて / 一時他の部屋へと忍び込み、とある物を無断で拝借すると / 改めて開いた戸から現れるのは、白い面を顔の前に翳した姫カットウルフ / 月が満ちるようにそっと面を退けた奥に、静かな微笑みを湛えて )…── 〝面白い〟です、ひな季さま。…どうか笑ってください。


  • No.2499 by 永瀬ひな季  2024-09-26 18:16:26 



…──ひぇ、( めそめそ啜り泣く部屋の戸が開くと、家の者が開けたのかと思って顔を上げ / 白い面にぴしっと固まっては、ひゅっと息吸い込み / しかしその面が退かされた顔に瞠目して )えっ、なん、かぎゅ…っ~~!( 驚きのあまり〝なんでここに〟なんて言葉も上手く紡げず / 彼女の名前も盛大に舌ごと噛めば、口元を押さえてぷるぷる痛みに堪え )


  • No.2500 by 逆巻 傑  2024-09-26 19:45:38 



…、相変わらずだな…。( 思わぬタイミングでの思わぬハプニングに、今度は此方が驚く番で / 少し跳ねた眉を仕方なさそうに下げては、相手の真正面まで進んで膝を折り / 「ひな季さま」と声を掛けつつ両手で頬を包んで顔を上げさせれば、何の前触れもなくふいに唇へと口づけて )…ただいま。


  • No.2501 by 永瀬ひな季  2024-09-26 20:12:19 



( きゅう、と自爆のダメージに耐えていると / 眼前に来た彼女に顔上げさせられたと思えば、ふいに口付けを受け双眸をぱちぱちと瞬かせ / 数秒の硬直後、ぶわ、と頬赤く染めてはすぐに瞳に溢れんばかりに涙浮かべ / ふにゃりと眉尻も口角も下げ )──…っ、お、おかえりなさい…っ!( 両手を広げ、飛び出すように彼女へ抱き付いて )


  • No.2502 by 逆巻 傑  2024-09-26 20:49:13 



( か細い体では胸に飛び込む相手を支えきれず、いとも簡単にこてんと床に押し倒され / けれども彼女のことはしっかりと腕の中に抱き留めていて / ぎゅっと抱き竦めるように力を込めてから、数秒後横向きになって緩めると / その響きに焦がれるかのごとく、眼前の唇を指で柔く突いて )…──今度は噛まずに言える?


  • No.2503 by 永瀬ひな季  2024-09-26 22:20:26 



( 本物だとこの手で確かめるように、優しくもぎゅう…と抱き締め / 畳の上で混ざり合う月と夜の闇の色の髪 / 突かれた唇を柔らかく綻ばせては、小さく頷いてから愛おしそうに彼女の名を呼んで )えへへ…かぐや姫さま。大好き。…きっと幸せにするから、わたしと結婚してくれませんか。( 唇に触れた指先に自身の指先を絡めると / 額同士をそっと合わせ、瞳を見つめながら何度目かわからない求婚を口にして )


  • No.2504 by 逆巻 傑  2024-09-26 23:01:41 



( ようやく呼ばれた自身の名にほっと安堵するように目許を綻ばせ / 聞き飽きたはずなのに毎度新鮮に己を満たすその言葉へ、浮ついた心のまま応えようとしたところで / 静止し、視線を横にずらし、戻して「条件がある」 / いそいそと体を起こすと、彼女にもそうするよう空気で促し / 小さな咳払いの後に戻ってきた経緯をつたなく説明して )…私は、天の羽衣を着せられても、月に連れ戻されても、変わらずひな季さまのことが好きで──…大好きで。それが月の民に相応しくないってことでまた流刑にされて、ここにいる。( 慎重に丁寧に言葉を紡ぐ様子はまるで告白で / 一拍置いて「だから、」と続ければ、いつも通りに無茶振りを )…またいつ連れ戻されても帰って来られるように、ずっと私にひな季さまを、好きでいさせて。


  • No.2505 by 永瀬ひな季  2024-09-27 16:43:20 



( 「条件」と反芻しては双眸を瞬かせ / 雰囲気を察して起き上がるとその場に正座し、ごくり / 静かに紡がれていく言葉に耳を傾ければ / そんなに想ってくれていたなんて、と頬をじわりと染めるも / 再度の流刑と聞けばまた月に帰ることを察し、懐かしい無茶振りに顔を下へ向け )…ふ、ふふ。──…地球と月だなんて、未だかつて聞いたことない規模の遠距離恋愛…。( 微かに肩を揺らしながら堪えた笑い声を溢せば / 両手をお互いの間の畳に突くと、ずいっと身を乗り出して )もちろん、任せてください!ずっとずっと、好きでいてもらえるように頑張るから、傍で、そして月からも見ててくださいね。( いつものように花が綻ぶような笑み浮かべ )
 

  • No.2506 by 逆巻 傑  2024-09-28 00:37:24 



…ひな季さまならそう言ってくれると思ってた。( その心の機微を僅かでも見逃すまいとするかのごとく、伏せられた顔を控えめに覗き込もうとした、次の瞬間 / 軽やかな笑い声が洩れだすと、一点の曇りもない表情が近付いて、きょとん / それからつられるようにふっと面持ちを和らげて / こつ、と柔らかく額をぶつけたなら / 長らくの保留にようやっと返事を )…うん、ひな季さまだけ見てる。──末永くよろしくお願いします。

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(/ かぐや姫パロ、ありがとうございました…!上記のお返事は任意です◎ パワー系ご令嬢のひな季さま、昔話の世界へタイムスリップしても相変わらず魅力的で、振り回したり振り回されたり、とっても楽しませていただきました。また、いつもと様子の違う逆巻を動かせたことも、誰にも憚ることなく甘やかな交流ができたことも新鮮でした!二人の幸せな行く先を願うばかりですね…* )


  • No.2507 by 永瀬ひな季  2024-09-28 21:12:38 



( / これ以上の綺麗な締め方が思い浮かばなかったので、一つ前でこちらも〆とさせていただきますね。こちらこそかぐや姫パロありがとうございました*
高嶺の花ぽいのにちょっと口の悪いかぐや姫な逆巻さん、とても刺さって良かったです…。面白いことして、の無茶振りには背後共々頭を悩ませましたが、意表をつけたようで…() ひな季に対するかぐや姫の感情の振り幅をたっぷり楽しめたのも良かったです!ずっと幸せでいてほしい二人でした…。

上記蹴り可です◎
この頃夜にしかお返事できずすみません…!臆病な少女幽霊の小話はいかが致しましょうか?本編に戻るでも大丈夫ですので、ご都合のよろしい方を選んでいただけますと幸いです。 )


  • No.2508 by 逆巻 傑  2024-09-28 22:31:17 



(/ あまり上手く動かせた自信がありませんでしたが、そう言っていただけて安心致しました…!面白いこと、のくだりも、舞を披露するだとか精一杯の変顔をしてみるだとかを予想していたので、斜め上のアンサーに感嘆と笑いの両方がもれました…さすがすぎる…。
お返事については本当にお気になさらず…!私もこれから頻度や時間帯が安定しないことが増えるかと思いますが、何卒ご容赦ください。そして臆病な少女幽霊の小話の方、恐らくやれる時間はあるだろうとは思いつつ、様子見で一旦本編を進めるというのはいかがでしょうか?もし今このタイミングが望ましいということであれば、もちろんそれでも構いませんのでご遠慮なくお伝えください◎ )


  • No.2509 by 永瀬ひな季  2024-09-30 22:22:41 



( / 変顔も考えていたのですが、捻りがないかなあと思って考えているうちにあんなことに…。ダブルの反応があったようで嬉しいです*
早速仕事でばたばたしていてお返事遅くなってしまいました…お待たせ致しました。背後様の返信事情につきましても了解致しました、変わらず無理ないペースでやっていきましょう…!
一旦本編で大丈夫です◎ 次は文化祭イベということで、大変恐縮なのですが開始ロルの方をお願いしてもよろしいでしょうか…? )


  • No.2510 by 逆巻 傑  2024-10-01 22:55:02 



( 季節変わりの涼風に乗って、学生達の浮ついた声が校門前まで届いてくる。この場所には以前も訪れたことがあったけれど、好奇の眼差しにさらされた先日とは異なり、今日ばかりはハイトーンの頭髪も私服も自然な風景の一部でしかなく。顧客の通う高校の文化祭など常ならば誘われたとて行かないものの、彼女がミスコンに出場することになったとかで多少メイクアップの指南を施したため、こうして教え子が優勝する瞬間を見に来た次第で。杏色を基調としたレトロ柄のシャツに黒のドレープパンツ、いつかと同じやや厚底のローファーから時折くすんだ緑の靴下を覗かせ、ゴールドのリングを左の人差し指に一つだけ。至近距離まで寄り合ってやっと分かるほど仄かに苦いベルガモットティーの香りを纏いつつ、よく通る声とクレープの甘い匂いを頼りに売り子をする少女の元へと辿り着いたなら、メニュー表をざっと目で浚った後、とりあえず一番高いものを注文して )
お疲れ様です。…えぇと、苺ショコラをひとつ。

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(/ いつも展開やら何やらたくさん考えてお返事してくださってありがとうございます* 毎回もれなくツボです…!
こちらもお待たせ致しました…、開始ロル置いております。何かご質問ご提案ご相談あれば、いつでもお呼びくださいね。それではいよいよの文化祭イベ、よろしくお願い致します!※蹴り可 )


  • No.2511 by 永瀬ひな季  2024-10-03 16:51:17 



次の方どうぞ──…あっ、お疲れ様ですっ!…じゃなくていらっしゃいですね、えへへ…苺ショコラですね!
( 現役アイドルが売り子として立っていれば人の入りは上々で思いのほか忙しく、そろそろ交代の時間ながらクレープに並ぶ列は途切れなくて。別に自身がクレープを作っているわけではなく、ミスコン前でメイクはしていないながら巻き下ろした髪に両サイドのサイドの髪を編み込みにした姿で、長袖の合服の袖を捲り男女共通の淡いピンクのふりふりエプロン姿で会計と商品の受け渡しをしているだけなのだけれど。順調な売れ行きな上にこの後抜けても同じクラスである〝ねねぽん〟がいるから余裕で完売の目処が立っていれば、打ち上げが豪華になりそうだとクラス全体はやる気に満ち。次に待つ人の注文を伺おうかとしたなら想い人の登場に、見るからにぱあっと更に煌めいた表情で迎え入れ。ついいつもの癖で挨拶を返してしまうもののあくまで販売側なことを思い出しては、はにかみながら訂正しつつ注文を受け付けたところで『ひなー、そろそろねねと交代…、あっ』と肩を叩き知らせに来たねねぽんが彼に気が付けば、数拍の間の後に彼女の目の奥がきゅぴんと光り。『こんにちは!じゃあひなのお客さんはここまでだから、ちゃんと最後まで接客してよね。ここからねねのお客さんだから!』「えっ?あ、じゃあ…あとはよろしくね」いつものわがまま風に見せかけ、以降の客を彼女が担うことになるとぐいぐいとその場から押し退かされる時にこっそり『ひなが作ってあげたら喜ぶんじゃない?』と一言添えられ。それは名案…!とばかりにこくこく頷いては「苺ショコラ少々お待ちくださいね!」とやや意気込んだ声音で彼に告げると教室奥のクレープ作り班に混じり、やがて彼の前へと持ってきた手にはクリームたっぷりチョコソースたっぷり、ハート型に切ったいちごを乗せた特別仕様のクレープで )
お待たせしました、苺ショコラです!…着替えてくるので、これ食べて待っててくださいね。

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( / うう、すみません…二夜連続寝落ちしてしまい遅れました…!開始ロルありがとうございます。今日も逆巻さんがおしゃれで好きですし、一番高いのを選んでくれて、もしや売り上げに貢献しようとしてくれてるのかなあとほっこりしてしまいました…。
文化祭イベもよろしくお願いします! / 蹴り推奨◎ )


  • No.2512 by 逆巻 傑  2024-10-03 20:29:03 



こんにちは。さ──…ねねさんも同じクラスだったんすね。
( はにかんだ少女へ親しげに近寄る人影は揃いの制服とエプロンを身に付けた女子生徒で、見覚えがあるなと直感すると同時にピンク色担当アイドルの姿が結び付けば、あちらも自身の顔を覚えていたらしく挨拶を交わした次の句、プライベートでの呼称に迷って彼女の一人称をそのまま借りて。二人がクラスメイトだったことはおろか、メンバーと同じ高校に通っていたことすら知らなかったと小さな衝撃を覚えている間に、海辺で見せた強引さで客の分担の話が纏まったようなら、交代の売り子へ「頑張ってください」とだけ残し、「メイクさんも!」という不可解な応答を背に列から外れ。そこで待つこと少し、やがて供された苺ショコラは一目で特製と分かる盛り付けと割り増し具合で、今は主に〝ねねぽん〟に向いている周囲の注意がこれに向いては事だと、作製した張本人に苦言を呈する暇もなく隅の特設ベンチに腰掛けて早速大きめに一口。しかし意気込んで食べたのは最初だけで、教室内やら窓の外やらの非日常な空気に気を取られてついぼんやりとするうち、母親らしき人に抱きかかえられた幼子に何故かじっと観察されながら、待ち人の着替えが完了するのを待って )
…はい。早めに隠滅します。


  • No.2513 by 永瀬ひな季  2024-10-04 00:42:10 



傑さん、お待たせしました!…あれ?
( 着替えといってもエプロンを脱ぐくらいなのだけれど、脱いだエプロンを畳んでいる時、特別仕様のクレープが手渡されるのを見ていたクラスメイトの女子から『もしかして、彼氏?』とこそこそ聞かれては「お仕事で担当してくれてるメイクさんだよ、かっこいいでしょ」と自慢げに答え。否定から入らないのは、いつか堂々と〝うん〟と答えたいなあと思ってのこと。クラスメイトを躱しつつエプロンを自席へ置いては、スマホとお財布の貴重品を持って彼の元へ。きょろ、と周辺を探して見つけた姿は飼い主の元へ駆け付ける犬のようで、笑みを広げながら駆け寄ってはベンチに座る彼の顔を正面からきょとんと見つめ覗き込んで。がぶりと頬張ったのか無邪気に口の端にクリームを付けた顔があどけなく映り、可愛いと思えてしまえば、ふ、と表情を緩め徐に腕を伸ばす。口の端のクリームを人差し指の背で拭っては、自身の口元に持ってきてぺろり舐め取り、にへと緩い笑みを浮かべながら彼の隣に腰を下ろすと小首を傾げながら窺って )
ついてましたよ。いつかのお返しです、なんて…えへへ。クレープ美味しいですか?


  • No.2514 by 逆巻 傑  2024-10-04 03:05:01 



っ……ん、美味いす。
( 大した時間も要さずに少女が自らの元へ駆けつけたこともあり、クレープはまだ上面が半分も減っていないところ。さすがにそのまま待機させるわけにもいかないだろうと膝の前に立つ相手に隣を勧めようとした時、幼子と似た不思議そうな視線が対面からも注がれては、柔らかな笑みと共に伸びてきた指が口の端からクリームを拐っていって。まるで気付いていなかったためにぎょっと目を丸くしたのは言わずもがな、じわじわと湧き上がる羞恥から彼女の問い掛けに睫毛を伏せつつ神妙に答えるのがやっとで。それからひと呼吸ぶん置いて少しずつ動揺が落ち着きだしたなら、つい先程聞こえていながら聞こえていなかった部分が不意に蘇り、数秒の思案もむなしく全くピンと来ていない様子で反復して尋ね )
…、お返し?


  • No.2515 by 永瀬ひな季  2024-10-04 19:20:58 



わあい、よかった!
( 美味しいと評価を得られると嬉しそうに表情を綻ばせ、スカートから伸びる脚の両脇のベンチの淵に両手を置きつつ少し覗き込むように体を傾げて、その愛情たっぷり(※盛り付けただけ)の特別仕様のクレープが胃に収まっていくのを見届けようかとしていれば。〝お返し〟にぴんと来ていない様子の彼ににこやかに説明しようとするものの、あの時の光景が脳裏に過ってはじんわり頬を薄く染めていき。自分でするよりもやられ受ける方が不思議なことによほど恥ずかしいようで、双眸を不等号にしながら俯きがちに前を向けば淡く染まる両頬を包んで誤魔化して )
はい、一緒に雑誌の撮影した時の──…お、覚えてないならいいです!お気になさらず…。


  • No.2516 by 逆巻 傑  2024-10-05 01:28:51 



( 雑誌の撮影をした経験など一生に一度きり。相手の示さんとする場面がそこにあることはすぐさま割り出され、撤回の言葉もろくに聞かぬまま気儘に記憶を辿っていれば、「…あぁ」と声が洩れたのは今の彼女と当時の牧場のベンチに座った彼女の赤い頬が重なった瞬間。そこから前後の情景も徐々に鮮明になり、無邪気にソフトクリームを口の端につけた顔ももれなく思い出されては、かすかに口元を綻ばせ、再び伏せた双眸につい愛おしむような親しみを灯らせて。ぽんぽん、と近い方の腕で俯き加減の頭を撫でたなら、貴重な自由時間をクレープの消費に使わせるのも忍びないかと考えを改め、ついでに呼び方も改めて立ち上がり )
み──…ひなちゃんはもう回りたいとこ決めてんすか。


  • No.2517 by 永瀬ひな季  2024-10-05 19:55:18 



( 顔が赤くなってるかもしれない、と思って押さえた頬はぽかぽかで、合致がいったような呟きに彼の方も思い出されたのかと思えば羞恥心高まるも、軽く頭を撫で置かれてはきゅんと胸が高鳴って思わず彼の方を見る。優しげな眼差しがずるくて、好きで。その上ひなちゃん呼びまでされてしまえば、とすとすっと何本もの矢が心に突き刺さるのを感じその場で好きと伝えたくなるけれど、同級生がいたり不特定多数の来場者が周りにいたりするとなればぐっと堪え。質問に対して食い気味に且つ深く頷いて返しては、自身も立ち上がりながらにこにこ嬉しそうに表情綻ばせつつ案内するのは、他のクラスでやっている仲良し度チェックの館で )
っ…き、決めてます!あのね、二人でやるクイズっぽいのがあって楽しそうだなって思ってて。一緒にやりましょう!


  • No.2518 by 逆巻 傑  2024-10-05 22:54:12 



( 二人でやるクイズ、と聞いて真っ先に思い浮かべたのは役割の分かれた協力型の謎解きだったけれど、件の教室前に貼り出された高スコア獲得者たちの仲睦まじげな写真を見るに、そうでないことは明白で。校内案内図を確認するでもなく、クレープを食みながら連れられたそこで行われているのはどうやらペア参加前提の出し物らしく、〝仲良し度チェック〟とキャッチーに銘打たれた立て看板の前には友達同士や恋人同士の高校生が短い列を成していて。浮いているという客観的事実から苺ショコラへと意識を向け続けていれば、手元に包み紙だけが残る頃に丁度呼び声が掛かり、ついに自分たちの番が回ってくる。中央にはとんがり帽子を被ってマントを羽織った司会者風の男子生徒が待ち構え、二つ設えられた机にはそれぞれA4サイズのホワイトボード。有名人の登場に「えっ」と一瞬切なげな声を上げた彼から、互いに回答を見せ合って本人が◯か×か判定するというかなり緩めなルール説明を受けたなら、手始めの「自信のほどは!?」の問いに消極的な回答をして。それから出題された『相手の誕生日は?』『相手の身長は?』には公式プロフィールの情報をそのまま書き、次ぐ『相手の血液型は?』にはやや悩んだ末、当てずっぽうでB型と書いて見せ )
…まぁ、クラスメイト程度には知ってるんじゃないすかね。

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(/ 背後より失礼します。仲良し度チェックは全十問、身長、誕生日、血液型、好きな動物、好きな食べ物、好きな教科、趣味、チャームポイント、将来の夢、好きな人(お互いの名前を答える想定のサービス問題)で考えております。こちらから入れさせていただきたいのは好きな食べ物くらいですので、他に「これ入れたい!」という問題がありましたらぜひ…!特になければ蹴り可です◎ )


  • No.2519 by 永瀬ひな季  2024-10-06 21:00:56 



( 一緒にやってみたかったのと、仲良し度の数値化に興味を惹かれたからなんて単純な理由で誘った〝クイズ〟の出し物。一緒に映画も観たし犬猫カフェにも行ったし、夏祭りや遊園地も行ったくらいなのだから仲良くて当然!の気持ちではいたものの、席に着き説明を受けるうちに不安が襲ってくる。というのも誕生日でさえこの前知ったくらいの知識量だから。あまりにも間違えると本当に好きなのか疑問にも思われそうで、自信のほどを窺われては「ええっと、ノーコメントで…」と少し消極的な回答をしては、なんで参加したのか不思議がる空気が司会者から放たれる中クイズが始まり。公式サイトにプロフィールを提示しているため誕生日も身長も順調に正解していく彼だけれど、こちらといえば身長で早速つまずく始末で〝170cm以上〟と書いて丸をもらおうとして。血液型は誤魔化す回答はできないため水性マジックを握り締めながら悩んだ結果〝A型〟と記し、互いにホワイトボードをオープンしあうと。そこに書かれていた血液型は間違いで本当はA型なのだけれど、教えてないのだから間違われることにショックはないものの仲良し度が下がることの方が今は嫌で、双眸を不等号にしながら事実を捻じ曲げ丸にしてみせようか )
……、わたしは今日からB型になるので、丸でっ…!

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( / 問題内容はそれで大丈夫です!◎ この仲良し度チェック、ひな季たちだけでなくある意味背後の記憶力も試されますね…!() 情報出したっけ、出されたっけと遡りつつ回答させてますが、もし既出の情報で間違っていたらすみません…! )


  • No.2520 by 逆巻 傑  2024-10-07 03:56:00 



…ありなんすか、それ。
( 濁された意気込みとは裏腹に、少女はこの〝仲良し度チェック〟へそれなりの情熱を注いでいるらしく、第二問目からグレーな回答が記されていては「176くらいだったかな、多分」と頼りなく明かしてあとは司会に判断を委ね。彼は懊悩する素振りを見せるものの、アイドルの視線には抗えなかったのか疑惑の回答を有効とし、誕生日、身長については双方正解。次ぐ血液型では相手のホワイトボードを見て頷くけれど、自身の方へはそれがなく、悪あがきの詐称が目の前で行われると今度は誰に尋ねるまでもなくすっぱりと断じて。それから「本当は何型なんすか」と訊き、いつものように聞いておきながら「へぇ…」とさして興味なさげに反応したかと思えば、ホワイトボード上の黒をイレーザーで消しつつ何気なく「一緒すね」と呟くだろうか )
堂々と不正しないでください。

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(/ た、たしかに…!()おそらく逆巻側は趣味(映画またはメイク関連)くらいしか情報出していないかと…。あとは七夕に幼少期の夢として宇宙飛行士を挙げたのと、初期も初期に数学のお勉強を教えた程度でしょうか…?(ちなみに好きな教科は〝数学〟か〝化学〟が○に該当します…〝美術〟はミスリード枠なのですが、回答としては何を選んでいただいても!)好きな食べ物については事前にヒントを求めていただいても、回答〝特にない〟とかで「ちょっと前まではそうだったから正解」「今は?」「今言うと不正解になるかもしれないから後でね」のパターンでもご随意に。とにかく作問については95%くらいどさくさに紛れて情報収集したいだとかいちゃつかせたいだとかの私欲なので、あまり重く臨んでいただかなくて大丈夫です…!
それから直前のご連絡となって申し訳ありませんが、今日と明日、11日は夜のお返事が難しいです。何卒ご承知おきくださいませ…!※全文蹴り可 )


  • No.2521 by 永瀬ひな季  2024-10-08 02:17:31 



あぅ…今回はだめかあ…、…!
( 身長はなんとか有効としてもらえたものの、次ぐ血液型の質問にはさすがに双方からアウト判定を受けてはしょんぼりホワイトボードと双眸を伏せるけれど、血液型が同じと知れば嬉しそうに周りに花を咲かせた雰囲気纏わせ。次の好きな動物の問いには、そういえば…と動物カフェに向かう前の会話を思い出す。犬カフェと猫カフェのどちらが良いかを尋ねた際に、猫を選択していた記憶が蘇ると少々自信ありげに〝ねこ〟と肉球のイラスト付きでホワイトボードを向け。自分はというと更にもう少し前の思い出に遡り、DVD鑑賞の際にもふもふした動物が好きと伝えていたけれど、ここ最近はもっぱら猫派なことに多分彼も気付いているだろうから、彼のホワイトボードに猫だと書いてあったなら「花丸です!…加点とかってあるかな?…ない?ないかあ…」と残念そうに呟くはずで )

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( / 本編外でもお話しているのもあって情報が混じってしまいますね…思わぬ罠…() 情報提供ありがとうございます!ひな季の好きな教科はお伝えしてないはずなので、苦手な数学と対極にある現代語や体育が◯になります。好きな食べ物について、もしかして…!とうきうきしております。回答〝特にない〟で進めさせていただきますね*
ひな季の将来の夢については、メンバーみんなの夢である〝武道館にいくこと〟がありますが多分直接逆巻さんには伝えていなくて、ひな季個人の夢であり逆巻さんにしか伝えてない〝(傑さんの)お嫁さんになること〟がありますが、どちらでも…!
ご予定につきましてかしこまりました◎ こちらも会社の試験があり、ちょっと勉強しなくてはいけなくて9日の夜までお返事が滞りがちですがご了承ください…! / 全文蹴り可です◎ )


  • No.2522 by 逆巻 傑  2024-10-10 00:57:06 



ん、…好き。
( 彼女の熱量も出し物の空気感も掴めてきた四問目。迷う余地もない出題にすらすらとマジックを走らせては、向かい合ったホワイトボードには『ねこ』で一致した回答が記されていて。大抵どの動物でも好きか嫌いかと問われれば〝好き〟に傾くため、相手のファンシーな板面には一音で肯いた後に〝大抵何でも〟を省略して正解の判定を付与する。対して此方の味気のない平仮名には花丸が与えられ、興味本位で「回答が一致してたら加点とかないすか」と少女に続く追撃を試みるも、司会が歯切れ悪く「今までそういう加点はしてこなかったので…」と答え、近くに控えるクラスメイトたちに目顔で助けを求め始めた辺りで大人しく撤退して。折り返しに差し掛かる第五問、『相手の好きな食べ物は?』には何を食べても幸せそうにする顔ばかり見てきたおかげで多少悩んでペンの尻を顎に当てて思考する時間こそあれ、浮かぶ場面に高頻度で出現するそれらに一定の確信を持って『甘いもの全般』と書き )

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(/ うっかり正解しちゃう分には描写外でそういう会話をしたのかも…!で逆に尊いポイントだったりします( こそ… ) 好きな教科は体育(もしくは音楽)かな…?と背後息子共に安直な予想をしておりましたので、そのまま体育と回答させていただきますね。好きな食べ物の回答も把握致しました◎ 将来の夢に関して、背後としてはお嫁さんと書きたい気持ちでいっぱいなのですが、逆巻はきっと無効判定していることかと思いますので、今回は〝トップアイドルになること〟とかでお茶を濁させていただきたく…。ちなみに正答率ですが、チャームポイントと好きな人では何を答えても逆巻がバツにしてしまうはずなので、血液型と合わせて70点以下は確定となります(双方正解で10点加点の形式)。点数が高すぎると感じられる場合は好きな食べ物の〝特にない〟を普通に不正解にしてもいいし、その他の問題で調整を入れていただいても!
お仕事にくわえてお勉強まで…!いつもながら大変ですね、合格をお祈りしております…* そしてお返事が大幅に遅れてたいへん申し訳ございません…!2日連続でちょっとしたお祭りのお手伝いをしていたらへとへとになって冬眠のごとく眠っておりました。これからは通常通りに戻りますので、何卒ご寛恕ください…。※蹴り可 )


  • No.2523 by 永瀬ひな季  2024-10-10 20:03:41 



( / 試験は無事終わり、ほぼ確で合格してるかと思います* 加えて普通業務がちょっと忙しかったもので、今日はこれ以上頭が回りそうにないので明日お返事させていただきますね…!
背後様におかれましてもお疲れ様でした!こちらもこんな調子なので、ごゆっくりお休みくださいませ…。 報告のみなので蹴り推奨です◎ )


  • No.2524 by 永瀬ひな季  2024-10-12 20:38:04 



大好きです!大正解で花丸ですねっ。
( 自身に向けられた言葉ではないと分かっているけれど〝好き〟との単語にはきゅんっと密かに胸が高鳴るものがあり、心が射抜かれる瞬間には、んん、ときゅっと唇を内側で食んで。彼もまた加点について要求を示してくれるあたりにも、仲良し度を上げたいと思ってくれているのかと自惚れてしまいそうになる。ふるふると一人首を振って挑む五問目。好きな食べ物に関しての内容には、以前に聞いたことがあるため自信ありげに直様ホワイトボードに水性ペンを走らせ〝特にない〟と記し。先に回答を終えた待ち時間の間、ホワイトボードから視線を上げ少々悩ましげな彼を見つめては、きっと自分のことで頭はいっぱいなのだろう今の時間が嬉しくてほこほこと周りに花を咲かせつつホワイトボードに隠れた口元を綻ばせ。ややあって晒しあった回答にはこちらからは花丸を示すも、堂々と彼へ〝好き〟を伝える機会もないせいかここぞとばかりに大好きだと主張するけれど、司会者である男子生徒には相当甘いものが好きなのだとしか伝わらないだろう。次ぐ好きな教科についての質問には頭を悩ませたのちに、クリエイティブ関連に興味を示す印象のほか綺麗なものが好きだったり可愛いを作り出す才能だったりの面から、ホワイトボードには〝美術〟と書き記して )

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( / お待たせしてしまいすみません…!ばたばたとしていたせいか、上手く言葉が出て来ずお返事に時間が掛かってしまいました…とはいえ上手く練れている自信もないのですが…!違和感だったりよく分からないところだったりございましたらご遠慮なくご指摘ください。
点数につきまして丁度よさそうですが、特にないでの返答を丸にしていただいても構いませんし気分で不正解でも構いません。どちらでもご随意に…! / 蹴り割愛ご自由に◎ )


  • No.2525 by 逆巻 傑  2024-10-13 05:35:46 



……、少し前まではそうだったから、正解で。
( 加点はないと告げられた直後にも関わらず、先の問題同様に大袈裟に喜んで花丸をつける相手に好物を当てた安堵から表情を和らげるけれど。真っ直ぐに目を見て話す姿と耳慣れた言葉はまるでそれが自身に向けられているように錯覚させ、つい視線を早々と胸元に掲げたホワイトボードへと移す。迷いのない線で記された彼女の回答は『特にない』。以前なら率直に肯いたであろう食への関心の薄さだが、今そうしないのは皮肉にも変化の要因が自分たちが真に〝仲良し〟だったことにあるからで。一緒に地元へ花見に赴いた春の日、振る舞われた手作りのできたてハンバーグは忘れられないとまでは言わないものの、向けられた答えに違和感を覚えさせるには充分な味だったと言って差し支えなく。少しの思議の後、不利になる可能性があると理解しつつ変に正直な性格ゆえ含みのある言い方で判定を出せば、五問目はそれに則って加点と見做されるだろうか。そしてもし対面から仔細の追及があったなら、「今言うと不正解になるかもしれないから後でね」と点数に反映されない親密さを公衆の面前で披露するはずで。一方、六問目の学生らしい出題には悪意のない無情さで科目としての美術を両断し、主要教科のような勉強らしい勉強は好きではなさそうという偏見とアイドルのイメージによって体育と音楽に絞った末、前者を書きつけた筆記面をひっくり返して )
…いや、特には。

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(/ 試験とお仕事お疲れ様です…!合格確実とのことで、こちらまで嬉しくなりましたし、背後様の勤勉さに一層尊敬の念が湧き上がりました* ロルもいつも通り過不足なく読みやすい上に可愛らしくて、ほこほこしてるひな季ちゃんに私がほこほこしてます…。それでは、こちらは蹴っていただいて構いませんので、以降もよろしくお願い致します! )


  • No.2526 by 永瀬ひな季  2024-10-14 03:06:32 



えっ、いつの間に変わったんですか!?聞いてない…。ちなみにそれって何──…、
( 好きな食べ物に関して、自信満々に書き記した回答だったけれどいつの間にか情報がアップデートされていれば、衝撃マークを浮かべながら眉尻を垂らす。〝特にない〟から抜きん出てす好きな食べ物として昇格したものは一体何なのかもちろん気になるもので、そのまま聞き出そうとするものの、不正解になることを危惧して後でとされれば「約束ですよ」と、にこり笑み浮かべて首を縦に振り。六問目の回答にはそのままにこにこと再び花丸を認めるものの、こちらの回答を両断されては安定の〝特にない〟に、ちょっとくすりと小さく笑いが込み上げるものの「ぜったい美術だと思ったのに…!」やっぱり悔し気に双眸をぎゅむと瞑り。さて、終盤に差し掛かる七問目は、趣味。〝映画鑑賞・コスメ収集・メイクの研究〟と、キュキュとペンを走らせ迷いなく書いていき、複数回答がありなのか分からないものの、身長に関してあれで加点されたのだからいけるだろうと自信ありげに回答内容を前に向けようか。自身に関して彼は何と書き記したのだろう、相互フォローしているsnsには自分の写真以外に新作のスイーツだったりお菓子だったりをよく上げているため、恐らくそれのことか。あとは猫グッズ集めもはまっている。元々猫は好きだけれど、好きな人が猫っぽいと感じて以来、猫関連が気になるようになってしまったため、もはや趣味〝傑さん〟としたいほどでもあるのだけれど )
傑さんといえばこれでしょっ。


  • No.2527 by 逆巻 傑  2024-10-14 20:53:37 



安直すね。
( 予想が外れて口惜しむ相手に、自身も安直にアイドルに関連する科目を導き出したことは棚に上げてコメントし、第七問目。彼女の口から明確にそれとして答えを聞いたことはないけれど、日頃の言動や過去の発言から趣味を推察することは難くなく、ペンを走らせ始めるまでの沈思の時間は六問目とさして変わらずに。snsか何かで猫のグッズがよく映るようになったことをファンに言及された際に〝最近はまっている〟と次の投稿で反応していたような記憶があることと、顧客である子役の話題になった際に『アイドルならわりと分かる』と主張していたことから、ホワイトボードに記したのは〝ねこ集め・アイドル研究〟。よく目にする自撮りに関しては本人曰くプロモーションの一環であるし、新作スイーツに至っては単に食欲がそうさせたのだろうと捉えて候補にすら上がることなく。開示された眼前の文字を追いきって「ぜんぶ合ってる」とひとつ頷いたなら、此方も耳にしたばかりの言い回しを借りて回答するも、順番を間違えたかもしれないと思い至ったのは言い終わった後で )
み──ひなちゃんといえば猫。…とアイドル。


  • No.2528 by 永瀬ひな季  2024-10-14 23:24:15 



やったあ!…3つ全部当たったんですけど、やっぱり加点はないのでしょうか…?
( 趣味の回答に挙げた三項目がパーフェクト正解となれば、やったあと弾んだ声を上げ喜ぶと、また司会を見上げて腰低くしながら尚も加点を求めるものの、『そういうのやってないんで…』と変わらぬ返答に残念そうに視線を前へ戻し。彼が出した回答もまた正解で、他の人なら自分を真っ先にアイドルへすぐ結び付けるところだろうがもはや彼の中ではわたし=猫となっているらしく、双眸をぱちりと瞬いた後に、ふ、と小さく笑ってから無邪気に八重歯が覗く笑顔で「大正解だにゃん」とふざけて言ってみて。猫といえば彼、ということ彼は分かっているのかは知らないけれど。残り少なく八問目、チャームポイントについてはイレーザーで消したまっさらなホワイトボードと少々悩まし気ににらめっこし。涼しげな目元もすっと伸びる鼻筋も、薄い唇も、柔らかな髪も白い肌にすらりとした魔法を生み出す指先も、装飾された耳も、自身にとっては全部チャーミングに映るのだから困りもので。苦悩の末にやがて書き記したのは〝目〟。普段マスクで隠れている顔も目元だけは見えるし、時々その目が優しく和らぐのがとっても大好き──と、気が付けばチャームポイントというよりかは彼の好きなところとして挙げていて )
これは難しい問題でした…。


  • No.2529 by 逆巻 傑  2024-10-15 22:41:42 



…目?──…あ、いや。無いす別に、チャームポイントとかは。
( 此方の言に便乗した少女の戯れで和らいだのは教室内の空気だけに留まらず、真正面から受け取った自身もまたマスクで隠れない目元をそっと緩め。そしてその〝目〟が次の問題の回答として提出されれば、チャーミングとはかけ離れた存在のチャームポイント探しに苦悩したであろう果ての選択に意表を突かれたように瞬き、ややあって思い出したように判定を下して。よって第八問目は既に不正解へと転んだわけだけれど、司会の高校生から促されては拒否する理由もなく、出題後ノータイムで書きだした2文字を進行役と判定役の両者に見せる。頭の中にあったはずの相手の自認を答えるというゲーム趣旨は何処へやら消えていて、それを読み上げてから続けた台詞は、誰が聞いてもごく個人的な衷情でしかなく )
〝笑顔〟…が、俺はいちばん好きです。


  • No.2530 by 永瀬ひな季  2024-10-16 22:34:57 



ないの!?──…あ、いえ、すみません…。
( 回答に非常に迷ったくらいに魅力的な箇所たっぷりだというのに、さっぱりめに〝無い〟と断言されては、がたりと椅子を揺らしてしまうくらいには衝撃を受ける。ぱちくりと驚いた視線を司会から注がれては、こほんと咳払いをしながら椅子に座り直すも心の中ではこんなにも魅力があるのにと少し不服げに微かに眉尻を垂らすと。開かれた彼のホワイトボードと回答とする言葉に、黒目がちな瞳が僅かばかり見開かれればきらりと光が一周するように煌めくと、ぽぽっと頬を淡く染め。ゆるゆると緩む頬をホワイトボードで隠しながら幸せいっぱいに微笑むと「えへへへ、大正解ですね」なんて言うけれど、多分彼がなにを答えても正解としただろうし、彼に向ける笑顔はいっそう特別なものに違いなく。密かに司会者が彼の回答に同意するなか次ぐお題では〝将来の夢〟について挙げられると、既に彼は職に就いているしと少し頭を悩ませる。少しの間思案で時間を費やすと、〝今の職業か、宇宙飛行士〟と書き記し )


  • No.2531 by 逆巻 傑  2024-10-17 03:17:00 



( 何か物言いたげだった面持ちがころりと蕩けるような笑みに変われば、目を奪われでもしたのか次の出題までに些か不自然な間が空いて、司会に水を向けたところでようやく第九の『相手の将来の夢は?』が読み上げられる。しかし一般の高校生用に考案された問題は、互いに夢を叶えたからこそ巡り会えた関係性の自分たちに別角度の難問として降り掛かり、その当惑を共有するかのように相手の方へと視線を投げ掛けて。笑みの気配はすっかり消え失せ、真剣に頭を回しているらしい表情に正解を導き出したい気持ちはふつりと湧くものの、卒業後もアイドル活動に専念すると聞いていたこともあってそれ以外のイメージ像がどうしても浮かばず。正確にはホラーロケのご褒美と称して出掛けた日の帰り際に耳打ちされた言葉が過らないこともなかったが、即座に却下し、結局なったからには頂点を目指すのではないかと己にはない上昇志向からホワイトボードには〝トップアイドルになること〟と書いておいて。手堅く事実から引っ張った少女の回答に「…よく覚えてたすね。将来の夢だった、でいいなら、どっちも正解」と微かな驚きを露わにしつつ丸を付けたなら、直前に見た自身の字面に影響されてか、最終問題の『相手の好きな人は?』には作問者の計らいも知らずほぼ脊髄反射で〝逆巻傑〟を排除して〝浅倉玲さん〟と答え )
──…最後のはさすがに間違えようないな。


  • No.2532 by 永瀬ひな季  2024-10-17 22:33:14 



( 二人のふんわりした回答内容や正解の可否に徐々に慣れてきている様子の司会は、彼の言葉を聞きそれを正解と認め、彼が出した回答に「合ってるは合ってますけど…」ともう一つ大きな〝お嫁さんになる〟という夢があることを少々不満げに唇を尖らせ含ませるものの、『じゃあ九問目、両者正解ということで…』と最終問題にいよいよ移る。明らかなサービス問題に作成者の意図に気が付いては、ここは当然自分の名前を書くのがセオリーだろうと〝永瀬ひな季〟とペンを走らせていくけれど、少し考えた後に点と最後の字を消し〝水瀬ひな〟と書き替えて。そしてお互いに回答をオープンしあっては、彼のボードに書かれた名前を見るなり衝撃マークを浮かべ双眸を不等号にしながら意図を訴えて。今までの参加者で最終問題をクリアできなかったペアはいなかったため、司会も予想しなかった展開に『えっ…』と動揺した様子を示し。この時点で加点はなしなのかもしれないけれど、もし彼がこちらの回答を正解と認めようとしなければ「前に水瀬ひなが推しって言ってくれたじゃないですか」と拗ねたように唇を尖らせるだろうか )
──…す、傑さん、これサービス問題ですよぉ…!普通自分の名前書くとこじゃないですか!まあ玲ちゃんは好きだけど、好きなんですけど多分今じゃないです…!


  • No.2533 by 逆巻 傑  2024-10-18 00:19:26 



…、その発想はなかった。
( 共に参加したパートナーから問題の意図を聞かされては、まさしく目から鱗が落ちるといった風に眉を持ち上げて一度大きく瞬きを。とはいえたとえ事前に心付いていたとしても同じ回答をしただろうと思うのは、その真実が本人以上に固く口を閉ざすべき秘密であるからで。元トップアイドルの名が認められないのならそれまでと早くも匙を投げ、そういうことなら字面を見た瞬間にまたも脊髄反射で『いいえ』と言いかけた現役アイドルの名にも丸を付けるのが筋かと考えた矢先、ふっと脳裏を掠める疑問にその論理が崩れたのは僅か数秒のこと。どうやら前例のない事態が起こって判断に窮している主催クラスを尻目に少女へ焦点を合わせると、水瀬ひなが好きだという宣言は否定せず、しかし目の前の相手に向けたものではないという印象は担保しながら、主張を逆手に取って双方正答にするのか双方不正答にするのか眼差しで問い )
…けど、もしこれが不正解になるなら、ひなちゃんの答えも不正解じゃないすか?自分の名前書くなら、今は〝水瀬ひな〟じゃないでしょ。


  • No.2534 by 永瀬ひな季  2024-10-18 20:03:48 



だって本名だと丸にしてくれなさそう…。
( 指摘に瞳を微かに揺らすと、気まずそうに視線を横へと逸らしながらホワイトボードで口元を隠しつつごにょりと言い訳を口にするけれど、他にも、芸名で書いて否定されたなら先程の言い分が通じるしダメージも少ないだとか、なにより本名を書いて正解にされたならそれはそれで照れてしまいそうだとか、いろんな理由が入り混じった上で芸名での回答になったことは言わずに。このままでは60点で参加者の中で最低記録を叩き出すはめになるところ、『一応好きな人には間違いないってことで…』と、他の問題でパーフェクト回答もあったからか大目に見て正答とされ、結果は70点。まあまあ仲良しで賞として申し訳程度に飴をひとつずつ貰っては、本当はもっと高得点でラブラブで賞のパピコアイスを仲良く分けっこする予定だったのに…と手のひらにぽつんと置かれた飴を見つめつつ席を立ったところで、参加者全員にお願いしている仲良しのポーズを求められるはずで )
な、70点…。


  • No.2535 by 逆巻 傑  2024-10-19 16:50:46 



さっきの理屈なら丸にしたのに。
( 単なる自己評価なのか此方の事情を汲んでくれたのかは不明だが、彼女の名前を不正解として扱うのは言わずもがな。ただし唯一特例があるとするならそれは先程告げられたような場合だろうと、自明の前提を省いた結論だけを静かに紡いで。けれども結果的には最終問題も正答として扱われ、合計すると〝仲良し度〟のスコアは70点。それなりだという所感に応じるように〝まあまあ仲良しで賞〟として飴玉が渡されるも、現時点での最低ラインらしいと聞けば多少なり残念に思う気持ちもあり、ちゃんと仲良しを自負するだけのペアが参加していることへの感心もあり。自身のパートナーも何かしら思うところがあるようで、しばらく手のひらに乗った小さな包みに目を落としていたけれど、悄然と席を立った折にまだミッションがあると知らされ、誘導されるまま二人で並び立ち。手短に説明された要求は終わり良ければ全て良しの精神に基づき、それらしいポーズを取らせることで得点に関わらず参加者を仲睦まじく帰そうというもの。その際掲示のため高得点ペア、それから希望ペアも写真を撮ってもらえるのだという提案を丁重にお断りし、再び前例のない選択に主催クラスを仄かに動揺させた後、難題の〝仲良しのポーズ〟について悩む暇もない「それじゃあせーのでいきましょうか、せーの!」のスピード感に気圧され、咄嗟に肩を組むべく少女の肩を抱き寄せて )


  • No.2536 by 永瀬ひな季  2024-10-23 22:00:45 



( 掲示できるほどの高得点は取れなかったけれど、希望者サービスで写真を撮ってもらえると聞けばぜひと申し出をしたかったものの、それよりも早く彼が断りを入れてしまえば、写真欲しかったなあ…としょんぼり控えめに肩を落とし、たったひとつのお土産だけを制服のスカートのポケットに仕舞い込むと。流れるように〝仲良しのポーズ〟を求められては双眸をぱちり瞬きつつも、ろくに考える暇も相談する暇もなければ、恐らくここは安牌にピースだろうかと若干彼側に体を寄せ外側の手をピースにしながらにこり笑みを浮かべてみせるけれど、同時に肩に手を添え抱き寄せられては目線を前方にそのまま笑みを固めて。『はい、おっけーです!お疲れ様でした~』との声に、ぎし、とぎこちなく隣の彼を見上げては頬をじわり染め )
っ…、きゅ、90点くらいないですか、これ…!

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( / たいへんお待たせしました…っ!繁忙期ピークは過ぎたのでこれからは大丈夫かと思います、かつてないほどお待たせしてしまってすみませんでした…!!引き続き何卒よろしくお願い致します。 )


  • No.2537 by 逆巻 傑  2024-10-26 03:51:46 



…や、違くて、肩を──
( 引き寄せた華奢な体躯から此方へ腕が伸ばされることはなく、取ったポーズがただ両者の距離を縮めただけの図になればそこに誤解が生じるのは当然のこと。当惑の眼差しを向ける少女に対し、慌てて手を退け釈明を述べようとするものの、次の挑戦者が訪れては押し出される形で退出を余儀なくされ、伝わるのは僅かに上昇した体温によって存在感の強まった香水の香りばかりで。去り際渡された証明書代わりのスコアが記された紙は相手か自身の手の中。廊下に出てから再開しようとした弁解も改めて考えるとあの場面で肩を組むこと自体おかしな気がして、特に求められることがなければそのまま有耶無耶にしてしまうだろうか )

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(/ 繁忙期のお仕事おつかれさまでした…!とはいえこれからもお忙しい時期は続くでしょうし、またお時間が取れなそうな時はいつでも仰ってくださいね◎ そしてこちらも大幅に遅れてしまってすみません…!!
更に恐縮ですが、11/2、11/3がおそらく終日、11/5が夜のお返事が難しくなります。何卒ご承知おきくださいませ。※蹴り可 )


  • No.2538 by 永瀬ひな季  2024-10-27 10:34:46 



( 今日会った時や移動中は全然気が付かなかったけれど、ぐっと距離が縮まったからかふわりと香るほろ苦い柑橘系の匂いが鼻腔を掠めてはそれにも意識を取られ、手に持たされた紙に記されたスコアの低さは今は気にならなくて。廊下に出ると疎に行き交う生徒や来賓の中、スコア用紙を周りと遮るように仕切り代わりに顔辺りを隠しては、双眸を伏せ鼻先を少し彼の方へ近付けて、すん、と香りを嗅ぎ。近付くことで仄かに香る匂いは、よりその人の傍にいたくなるような、人々を魅了する所謂フェロモンのようで。犬ほどの嗅覚はさすがにない上、文化祭で周りにはいろんな香りが飛び交っていれば柑橘系とまでしかわからず、双眸を開き顔を上げては小首を傾げて )
傑さん、今日なにか付けてます…?なんか、柑橘っぽい…?


  • No.2539 by 逆巻 傑  2024-10-27 13:53:05 



…あぁ、香水すかね。
( スコア用紙に隠れだす少女の姿に、誰か見つかりたくない相手でもいるのかと先の方へ視線を投げるも、さりげなく一歩前に出ようとした視界の端を小ぶりな鼻が掠めては顔ごとそちらを向き。無垢な好奇心に触れてようやく彼女の行動に得心がいくと、〝柑橘〟のキーワードで思い当たる一つを呟くように口にする。具体的な香料を説明したところでほとんどの高校生には馴染みがないだろうと、言葉の代わりに取り出したのはアトマイザー。落ちかけの手の甲を柔く掴んで、目隠しの役目を果たした紙切れの裏面に香水を吹き付けて次は即席の試香紙へと変えたなら、固定していた手を解放することで確認を促し )
こんな匂い?


  • No.2540 by 永瀬ひな季  2024-10-27 14:35:26 



香水、──…わ、この匂いです!
( 見に纏ったこともなく、さや姉やねねぽんが付けている時があるなあ程度の認識の香水。小ぶりな円柱状のアトマイザーからぷしゅっと一度吹き掛けられたスコア用紙は、間近に香らずともふわりと二人の空間内に香りを広げそれに瞳を煌めかせては、肯定しながら肺いっぱいに香りを取り込んで。普段香水を付けない自分は髪を解いた時に分かる程度のフローラルなシャンプーの香りだったり、付けた直後のハンドクリームの香りだったりその程度だろうけれど、長く留まる香水の香り──それも好きな人の香りとなれば自然と頬が緩み一瞬でその香りの虜に。ふにゃふにゃと柔らかく表情を綻ばせながらいい匂いだと伝えては、これをそのまま持っていれば自身にもその香りが移るだろうか、とスコア用紙を数秒見つめたのちに彼へと視線を移し問い掛け )
いい匂い…、…この、仲良し結果の紙ってわたしが貰ってもいいですか?


  • No.2541 by 逆巻 傑  2024-10-27 15:51:03 



うん、持って帰ってもどこに仕舞っていいか分かんねぇし…。
( 船上パーティーだったりハンドクリームを紹介する時だったりに言及していたため、少なくとも香りものへの忌避感は無いと踏んで付けてきたわけだけれど、思いの外の好感触を得られれば彼女はこの香りにどんな印象を持ったのだろうかと緩んだ面差しを眺めつつ想像し。先程までのクイズと違ってその正解が語られることはないながら、数秒置いて再び交わった眼差しには欲するような色が混じり、元より相手に託すつもりだったことも相俟って打診には迷うことなく肯く。辞退理由は建前でも何でもなく、ただの顧客とも純粋な友人ともつかない絶妙な立ち位置にいる少女との思い出を、部屋の中でどう扱うべきか判断がつかないからで )


  • No.2542 by 永瀬ひな季  2024-10-27 22:23:04 



わあいっ……、つ、次こそはもっと仲良し目指しましょうね!
( 〝彼の香りを纏った紙〟を貰えることに素直に表情を綻ばせながら喜ぶものの、その実は70点という微妙な仲良し度のスコア用紙だということを思い出しては、確かに誇って飾れるスコアではないなあと一筋冷や汗を流しながら改めて用紙を眺める。四つ折りに畳んで制服の胸ポケットへとしまっては高校生生活の最後の文化祭だというのに、両手にぐっと拳をつくりながら次こそはと意気込んでみせると、数時間の間は自身がそうして身じろぐ度にふわりと胸ポケットから同じ匂いが仄かに香るだろうか )


  • No.2543 by 逆巻 傑  2024-10-27 23:15:24 



文化祭、今年で最後なのに?
( ほくほくと綻んだ顔が秋の空気ほどまで冷えたのを横目で捉えると、切り替えるように明るく振る舞う相手へ素直な疑問の体で悪気のない口出しを。ただリベンジはともかく仲を深めようとする気概まで否定するつもりはないので、一呼吸ぶん置いて続けた言葉は励まし半分本音半分といったところ。もし彼女がそれに振り返ったとしたら、瞬きまでの間ばかり短く目を合わせるだけで、伝わったことを認めるや否や自分はさっさと前方に向き直ってしまうだろうか )
…、本当に仲良し目指すなら、そんな点数よりこっち見てた方がいいんじゃないすか。


  • No.2544 by 永瀬ひな季  2024-10-28 00:56:23 



そんな数字に惑わされないで…、…──へ。
( 現実的な指摘を受けては、今年で最後なのに仲良しを目指す必要がないと言っているのかと思って、小さく頬を膨らませながら視線を逸らし訴えていれば。続く言葉に短く一音を漏らし、顔をぱっと向けては僅かな時間だけれど彼もまたこちらを見ていて視線が交わり、どき、と胸が高鳴って瞳を揺らし。一瞬呼吸も忘れるほどにときめけば、早々に前へ向き直ってしまう彼を「─…い、一生見てます!」きらきらと瞳を煌めかせながら見つめて。それに制止を求める声を掛けられ、他に行きたい所がないか尋ねられるようなら、えぇ…と若干不満そうな声を漏らしつつも次なる目的地である着せ替え写真館へと誘おうか )


  • No.2545 by 逆巻 傑  2024-10-28 08:07:15 



それは見すぎ。
( 勢い余った全力の応答には自分から勧めたにも関わらずあっさりと梯子を外し、足を向けるのは次なる教室。演劇部主催の〝着せ替え写真館〟はおおよその制限時間内に好きな服を好きなだけ着て写真を撮ってもらえるという出し物らしく、凝った看板の先からはきゃっきゃと弾む声が漏れ聞こえていて。受け取ったチラシによればこの高校指定の学生服からコスプレチックなものまで幅広く取り揃えているらしいが、男性用と女性用が並んで掲載されているせいかこれからの展開に嫌な予感が走り。相手が行きたいと言うからその場では黙って了承したものの、入るにあたっては事前に釘を刺しておこうか )
…俺は撮らないすからね。


  • No.2546 by 永瀬ひな季  2024-10-28 21:42:52 



え、……最後の文化祭なのに…。
( 学生服から始まり、メイド服のほかチャイナ服に赤ずきんや狼男、吸血鬼に軍服や最近話題のアニメのコスチュームなど、文化祭のために一式レンタルしたらしい衣装たちがずらりと並んでいるらしく結構賑わっており、チラシを眺めながらあれも似合いそうだしこれも似合いそう、と彼に似合いそうな衣装を想像してうきうきと瞳を煌めかせるけれど。そこへ水を差すように一言忠告を受けては、煌めいていた瞳はしゅんと落ち込んだように、双眸を半分伏せながら視線を逸らすことで哀愁漂わせつつ呟いて )


  • No.2547 by 逆巻 傑  2024-10-29 00:03:10 



( 期待に胸を膨らませる少女が己の発言により一転、萎えた向日葵のように首を垂らしてしまえば、それ以上主張を押し通すのは難しく。貴重な青春の時間と大人げない意地の重さの差は天秤にかけるまでもないが、そう容易く決心がつくものでもなく、葛藤の最中に順番が回ってくると出迎えた女子部員に連れられて教室内へ。撮影中のもう一組も列に並ぶ客たちにも単身で挑もうという猛者は見当たらず、インスタントカメラを持った撮影担当の彼女に「衣装はどれにしますか?」と尋ねられては観念したように隣に委ねる。何が選ばれても素直に受け容れ、撮影ブース裏の更衣スペースで着替えを済ませたその後は、並んだ途端に「設定は?」と当然の如く演劇部らしい無茶振りに晒されることになるはずで )
……、どれがいいんすか?


  • No.2548 by 永瀬ひな季  2024-10-29 21:48:02 



……!えへへへ、全部似合いそうで迷っちゃいますね。えっと、それじゃあ…──
( しょんぼりとした様子を装って──とはいえ彼に参加する意思がないことが残念なのは本当だけれど、自分だけ写真に写るのもなあと思っていれば、衣装を選ぶ直前観念したように選択権を委ねられては水を得た魚のように瞳をきらきらと煌めかせる。王子様みたいなのも良いし、軍服だったり狼男も可愛いしかっこいい。たくさんの種類の衣装を目の前に、想像を膨らませながら顎先に人差し指を添えつつ悩むと、ふと自分の学校の制服に目を向けて。制服姿なんて見たことないもんなあなんて考えては、この絶好の機会を逃すわけにもいかず、彼には制服を頼み。もし彼が同級生だったり先輩だったりしたなら、毎日喜んで学校へ来るのに。そんな日をつい夢見てしまっては、彼には悪いけれど自身は着替えないまま写真撮影となれば、もし何か言いたげな視線を注がれるようなら〝まずかったかな…〟と思いつつも、逃れるように視線は合わせないまま写真撮影を頼もうと )
あ、じゃあ放課後デー……放課後の先輩後輩風でお願いしますっ!


  • No.2549 by 逆巻 傑  2024-10-30 13:38:33 



…着たいより着せたいなんすね。
( 書生服、修道服、アンティークドール、白衣、カフェの制服、動物をデフォルメした着ぐるみ等、守備範囲も着替えの手間も種々様々だが、見れば見る程どれも似合いそうにないなという自己評価に反して少女の瞳に光が増しては、要望に応えて紺色のブレザーに袖を通し。突然の問いも然ることながら瞬時に答えられる彼女の対応力も驚くに値するもので、オーソドックスな設定が固められる横で置いてけぼりになっているうち、主催側の撮影準備が整った様子。そのままシャッターが切られるものと棒立ちでレンズから目線を若干外しているも、気が付けば担当の女子生徒は此方に迫ってきていて、「放課後の先輩後輩です。やる気ありますか?」と謎に詰められる事態となり。直後に始まった演技指導は遠慮会釈なくてきぱきと行われ、聞いてないと釈然としない気持ちはありつつもプロ意識に負けて指示に従えば、あれよあれよという間に〝人懐っこく話し掛ける後輩とちらりと振り返る先輩〟と〝先輩の指差す先へ一緒に注目する二人〟の写真が収められて。そして無事に次の衣装決めになった折、もし自身にも意見が求められたなら「全部似合いそうで迷うす」と耳にしたばかりの台詞で選択権をそのまま返そうか )


  • No.2550 by 永瀬ひな季  2024-10-30 20:54:13 



わたし、傑さんが先輩なら風邪引いてても学校に来そう…。
( 自分が通う学校の制服に身を包んだ彼はもちろん漏れなくかっこよくて、本当は自身のスマホの中にめいっぱい収めたいものだけれどそこは他の人の目もあり我慢して。写真を撮ってもらう間中、胸をときめかせひとときの夢のような時間を楽しんでは、合間にぽつりと呟きつつチークで彩られたようにふわふわと頬が色づきながらの二種類の構図で撮影をしてもらっては既に満足げに。次なる衣装決めではさすがに自分も何か着ないとと、たくさんの衣装を前にどうしようかと迷い彼へと伺ったなら同じ言葉で返されると、どれも好きというだろうかと真剣に衣装を眺め。端から端まで眺める最中、『これ、まだ着た人いなくない?』『めっちゃ可愛いけど、正直顔を選ぶもんね…』なんてひそひそとした声が部員から聞こえてくると、どんなものだろうと気に掛かりそちらへ目を向けては、確かに可愛らしいその衣装は着る人を選びそうだけれどとても目を惹くもので。「わあ…」と感嘆の声を漏らしたなら最後、ぱち、と部員と目が合ってしまえば『これ、着てみませんか…!』と輝く瞳で勧められることとなり。あれよと言う間に彼の前に袖を通してきたのはアンティークドール──ロリィタ調のワンピースで。オールドカラーの繊細なレースとフリルがあしらわれたワンピースにお揃いのヘッドドレスとおでこパンプス姿で簡易的な着替えスペースから出てくると、可愛らしすぎないかと恥じらい薄く頬を染めながら、もじもじと人差し指同時を合わせつつ瞳を逸らし問い掛け )
……ど、どうでしょうか…。


  • No.2551 by 逆巻 傑  2024-10-31 00:03:13 



( コンコンとドアを2回ノックしたのち / 扉の奥から相手の顔が覗いたなら、赤い目の吸血鬼の姿がそこに / 中世貴族風の服装にマント / 両目にはカラコン / 昨年と同じ付け牙 )…トリックオアトリート。血(ベリージュース)、ください。

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(/ 文化祭の途中ですが、ハッピーハロウィン!本編は一度中断して、犬の日交流が終わってからお返事させていただきますね* )


  • No.2552 by 永瀬ひな季  2024-10-31 02:44:23 



ハッピーハロウィ、ん…、( 首から提げたロザリオを両手で添え持ち / ヴェールからストレートの髪を垂らした修道女姿で振り返れば / 彼の姿を視認するなり固まり、胸ずっきゅん! )──…か。かっこよすぎませんか…っ!?天才すぎます、似合いすぎますっ!あ、血ですね、いくらでもどうぞ…!( きらきらめろめろの瞳で、はわはわ / デキャンタに入れたベリージュースとグラスが背後のテーブルにありながらも / 最早この身を捧げてもいいと襟口に指先をかけ )

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( / ハッピーハロウィンです!とってもピンポイントで、吸血鬼絶対似合うな~今年やってくれないかな~って思ってたので、とてもテンションが上がりました…!文化祭一時中断了解です、よろしくお願いします* / 蹴り可◎ )


  • No.2553 by 逆巻 傑  2024-10-31 05:38:26 



( 神聖な姿に一瞬息を呑むも、喋りだせばよく知る彼女で纏う空気も緩み / ちらりとロザリオの存在を確認すると / 室内へ静かに踏み入り、背後の扉が閉まる音を聞いて )…今年は素直に渡してくれるんすね。助かります。( 視界の隅に映るベリージュースには目もくれず / 呟くように言って、身を差し出されるまま流れるようにシスターの腕を引き )

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(/ 安定の以心伝心でこちらもテンションが上がりました…!ひな季ちゃんの修道女姿も清楚が大爆発していてとてもお似合いで、でも中身はいつもの天真爛漫なままで、現在進行形でギャップ萌えを体感しております…。昨年も好みど真ん中でしたが、今年も今年で眼福すぎて、背後様とハロウィンに感謝です…!※蹴り推奨 )


  • No.2554 by 永瀬ひな季  2024-10-31 11:03:15 



ふぇっ…?( この雰囲気、既視感がある / 微かに瞠目した瞳を揺らし、頬にじわり赤みが差しつつも抵抗はせず / 腕を引かれるまま彼のスペース内に進み )そ、そうですよ、シスターは慈悲深いものなので…っ。( きっと去年のように後ろのベリージュースを取るのだろうと思いながらも / 心臓はどきどきと早鐘を打ち / 赤い瞳と視線は合わず、やや下方を彷徨わせ )


  • No.2555 by 逆巻 傑  2024-10-31 12:07:18 



…怪物相手でも?( 非現実な双眼で泳ぐ瞳をじっと見下ろし / 襟口に指を引っ掛け、その裏側をなぞるように滑らせては / 目印でもつけるように首筋の辺りに指を置き / それでも抵抗がないようなら「…じゃあ、いただきます」と洩らした次に / 白い肌へ〝それ〟をぐさりと突き立てて )──…あー…、ストロー挿さんないんで無理すね。( 声色も表情も変えぬまま淡々と / ストロー派の吸血鬼 )


  • No.2556 by 永瀬ひな季  2024-10-31 16:05:03 



……、え、うそ、本当に…──ぅぁ、( 答えないまま抵抗はしないでいると淡々と進みゆく展開に直前焦りを見せ / 首筋に指を置かれると、きゅ、と双眸と唇を引き結び / ちくりと首筋に立てられるストローの先に小さく声を漏らせば / 双眸を開き、ぽかん… )──…す、ストロー使う吸血鬼とか聞いたことないです!( ぶわりと耳まで赤く染め / 首に提げたロザリオ手に持ちぶんぶん振り )今ジュース入れてあげますから、そっちにストロー使ってください…。( してやられたような羞恥心に小さく頬を膨らませつつ / くる、と振り向いて用意したジュースに向き合いながら「びっくりした…」と零し )


  • No.2557 by 逆巻 傑  2024-10-31 17:16:25 



使わない方が良かったすか?( 綺麗に引っ掛かる相手に思わずふっと破顔して / しかし赤く色付いた頬へ一瞬湧いた〝美味そう〟という怪物らしい思いまでは口に出さず / 漸く使われたロザリオにやや遅れて気が付くと、「う…──」とやられた振りで後退り )──…ひな季さん、( その位置からテーブルに向き直った背へと呼び掛け / もしそれに彼女が振り返ったなら / 改めて全身を目線で辿った後、もう戯れの気配のない面持ちで )今年のも可愛いすね。


  • No.2558 by 永瀬ひな季  2024-10-31 18:25:56 



それはそれで心臓に悪いです…。( 頬をぷくぷくと膨らませつつ抗議 / 破顔した表情ももちろん心臓に悪くて / 困ったように眉尻を垂らしながら、密かにきゅんきゅん / 〝効果あるんだ…〟ほう、と手元のロザリオ見つめ )はい、──…っ、( デキャンタに両手添え持ち上げ、ジュースをグラスに注いでいれば / 呼び掛けにまた振り向いたなら、掛けられる言葉にほわほわと頬が色付いて / ことりデキャンタ置くと / 鼓動速まるばかりの胸に手を添え、眉尻を垂らしながら / ぽつ )ほんとに心臓に悪い…、ありがとうございますっ、傑さんはかっこよすぎです!( 双眸ぎゅむ! )…そうだ、わたしからもトリックオアトリート、です!( はっ、と思い出しては / グラスに注いだジュースを両手で持ち、ずいっと彼へ差し出しつつ )


  • No.2559 by 逆巻 傑  2024-10-31 19:14:52 



…ん、似合ってるけど、シスターには向いてないすね。( 用意されたベリージュースの方へゆったりと歩みだしつつ / 情緒豊かな修道女に好意的な微笑こぼして )マントの裏…に、懐中時計風のお菓子缶があるんすけど。取るかどうかは、慈悲深いシスターに任せます。( 差し出されるグラスを「どうも」と受け取って勧め通りにストローを挿せば / ひとくち飲んでから、隠した宝の在処でも語るようにお菓子の位置をぽつり / 正面に立ったまま動かないことで無抵抗の意思を示し )


  • No.2560 by 永瀬ひな季  2024-10-31 22:51:05 



えっ…えっ?……、騒がしいということですか…?( ぱっと花咲く雰囲気の直後、広がる思考の宇宙 / 上下するテンション / ややあって考えついたのはそれ )わあ、欲しいです!欲しい…です…、えっと…。取っても良いんですよね…?( お菓子があると聞けば瞳を煌めかせるけれど / 真正面から動こうとしない彼に微かな動揺を見せ、瞳を揺らし / 隙があるようでないような / 両手を広げ構えて、じり… / さながらコアリクイの威嚇ポーズ )


  • No.2561 by 逆巻 傑  2024-11-01 07:03:02 



…、まぁ大体そうすね。少なくとも懺悔聞いてもらうような感じには。( 大意では当てはまる評価にあっさり頷き / 教会に居る様を想像するも、粛々と耳を傾ける姿は浮かばず )良いすけど…、できればあんまり乱暴じゃないやり方にしてもらえると。( 構えを取ってにじり寄ってくる相手に不穏な予感 / さすがにたじろいで、マントのお菓子が入っている側を空間を作るように腕で軽く持ち上げ / ベリージュースを受け取った後にまで悪戯するつもりはなく )


  • No.2562 by 永瀬ひな季  2024-11-01 16:00:10 



…ひ、ひとりくらい元気いっぱいなシスターがいたって良いと思いません?悩みも吹っ飛ぶかもしれませんよ!( 衝撃マークを小さく浮かべ / 双眸を不等号にしながら〝わたしだって!〟の気持ちで )身ぐるみ剥ぐとかじゃないので…。…いきますよ、えいっ!( 困惑の汗を一筋 / 肩の位置まで上げていた腕を胸下辺りまで下ろしては、ひと呼吸分の間のあと / 正面から、ぎゅ / 彼の背後を手のひらで探り〝お菓子どこだろう…〟 )


  • No.2563 by 逆巻 傑  2024-11-01 17:12:09 



…まぁ、そうすね。俺はひな季さんなら、元気いっぱいなシスターも良いと思います。( 秒速手のひら返し / のように見えて当初からの衷懐を告げているだけ / あくまでも〝相手なら〟を強調して )──……、…悪戯の方に切り替えたんすか?( 突然の密着に一瞬ぴたりと硬直 / じき背中の辺りで縦横に動く手の感触があれば、戸惑いの色を隠せずに / されるがままになりつつ控えめに尋ね )


  • No.2564 by 永瀬ひな季  2024-11-02 02:36:06 



ですよね!傑さんのお悩み、いつでも聞きますからね。( わかりやすく、ぱあっと晴れやかな笑み浮かべれば / シスターらしく両手の指を絡めて組み / 解決できるとは言ってない )お、お菓子探してるんです…!ええっと──…あった!( その体勢のまま見上げては、至って真剣な表情で主張 / じきに指先に硬い物の感触が当たると、〝!〟と双眸をぴかり / 引き取るように腕を前に持ってくると / 「わあい、お菓子!ありがとうございますっ」にこにこ表情を綻ばせ )…あ、わたしからもちゃんとありますからね。( ジュースと一緒に置いていたハロウィンの飾りの中からパンプキンバスケットを手に取り / はい、と彼の前へ差し出し / 中はブラウニーの上におばけの顔を描いたマシュマロトッピングの手作りお菓子 )


  • No.2565 by 逆巻 傑  2024-11-03 19:49:18 



悩み…は特にないんすけど、元気貰いに通ってもいいすか。( 申し出に応えたい気持ちは山々なれど、困ったことに悩みと聞いて思い当たる事柄がひとつもなく / 代わりに別の口実を見つけて会いに行こうと )……、なるほど…。( 言いたい事は色々あるところ、その全てをぐっと飲み込んで / 感情のこもらない納得 / 彼女の捜索が長引けば長引くほど落ち着かない様子が顕著になってゆき / 解放された瞬間には肩の荷が下りたかのように密かな溜め息を吐いて / けれど今日初めて目にする無邪気な笑みにより、すぐに慈しむような表情へと塗り変えられ )…かわいいな。( 手のひらにブラウニーを受け取って呟いた一言は、お菓子そのものに対しても、作ってくれた相手の健気さに対しても / 徐に左右の付け牙を取り外しては、テーブルの方へと視線を投げ / それから貴女へ )お菓子とジュースで、これからハロウィン後夜祭するすか。ふたりで。

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(/ お返事お待たせしました…!ハロウィンイベ、逆巻側からはこれにて〆とさせていただきます。今年もとびきりの反応と手作りお菓子をありがとうございました…!新たな甘い思い出もまたお菓子箱へ大事に仕舞わせていただきますね*
さて、次は犬の日交流の予定でしたが、変更なく進めてしまって大丈夫でしょうか?今回はなしにして本編に戻る方をご希望であれば、その旨お伝えください…! )


  • No.2566 by 永瀬ひな季  2024-11-04 21:22:05 



いつでも、ぜひ、いくらでも…っ!( ただ会うだけ、なんてことにも表情はぱあっと嬉しそうに輝き / 両手をぐっと握りながら、食い気味に答え )えへへへ、ありがとうございます。これはね、にこにこお化けでこっちはいたずらお化けで、ちょっとずつ表情変えてるんですよ。( 〝かわいい〟の言葉にはもちろんお菓子のことかと思って、褒められて嬉しそうに八重歯見せ破顔し / ひとつひとつ指差しマシュマロお化けの種類を答えていれば / 後夜祭のお誘いに瞳を煌めかせては、深く頷いて )するっ…!えへへ、乾杯しましょう!( もう一つのグラスにジュースを注ぎ入れたなら、彼のグラスと高々に合わせようか )

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( / いえいえ、こちらこそですので!おかえりなさい*
こちらも〆とさせていただきました。去年と絡ませながらの、でも一味違う二度目のハロウィンとっても楽しかったです…!まさかのストロー派にふふっと笑ってしまったのは言わずもがなです。ありがとうございました!以心伝心も嬉しかったです*
次は犬の日交流イベで大丈夫です◎ 11/11までは実質犬の日なので、まだ充分に間に合います…(?) 特に内容の方をお考えでなければ、こちらからお迎えしてもいいでしょうか? )


  • No.2567 by 逆巻 傑  2024-11-05 12:42:29 



(/ 犬の日はまだ続いていた…?()でも正直普通に考えたら11/11だし、猫の日に合わせるなら1/11だし、11/1って微妙な日付ですよね…( 小声 ) 丁度内容をどうしようかと悩んでいたところだったので、お言葉に甘えてお迎えお願いしてよろしいでしょうか…?こちらは蹴り可です! )


  • No.2568 by 永瀬ひな季  2024-11-07 21:14:32 



わーんっ!傑さん傑さんっ、見てください、ついに…ついにわたしにポメ耳が!( 扉をばーん!と開いては / 双眸ぎゅむと不等号にしながら慌てた様子で頭部指差し / 黒髪の上にちょこんと生えたポメ耳、お尻にもふさふさ尻尾 )


  • No.2569 by 逆巻 傑  2024-11-07 23:23:37 



……、生え…てるんすか?これ。( 毛布にくるまって座っていたソファの上で双眸を瞬かせ / 肩に引っ掛けたまま近づくと、つぶさに観察して / 試しに人差し指でちょん )


  • No.2570 by 永瀬ひな季  2024-11-07 23:48:59 



( くるまっている姿がかわいい… / きゅんと胸の高鳴り覚えると呼応するように尻尾ゆらり )はい、起きたらこんな状態で、引っ張っても取れなくて…ついでにこんなものが枕元に…。( ちょんと触られるとポメ耳が震えるように、ぴく / 瞼を伏せながら、すごすごと両手で差し出すのは白色の首輪で / 金色の骨型プレートに〝ポメ季〟との文字 )


  • No.2571 by 逆巻 傑  2024-11-08 00:39:35 



…………。…なるほど。( 受け取ったそれに目を落とすと押し黙り / 長い長い逡巡 / やがて全て承知したかのごとく小さく呟いては、徐に手中の首輪を相手の首へ装着 / その状態で「ポメ季さん」と呼び掛けたのに返事があったなら、ひとまず頭を撫でてみて / それから、より喜ぶポイントを探るように顔周りを順に優しく撫でてゆき / 表情と尻尾と耳の具合で評価 )


  • No.2572 by 永瀬ひな季  2024-11-08 01:38:05 



へっ……は、…わんっ。( どうするのか、瞼を持ち上げ眉尻は垂らし気味にじっと見つめていれば / やがて装着された首輪に小さく衝撃マーク浮かべ / プレートの名前呼ばれ、〝はい〟と言おうとするけれど口から出るのは犬言葉 / 撫で受けてはすぐに、嬉しそうにぴこぴこふさふさ揺れる尻尾 / 頬から顎付近を撫でられたなら、表情ふにゃり緩め / リラックスするように耳下げ、尻尾もゆったり揺らし )うう、傑さんの手…気持ちいいです…。


  • No.2573 by 逆巻 傑  2024-11-08 11:33:46 



…だいぶ本物に寄るんすね。( 口を衝いて出たような鳴き声に、未知と遭遇する感覚で視線の高さを合わせてじっと観察 / ふさふさの尻尾が止まることなく揺れ続けるのを視界に捉えては、此方の表情も自然と緩むけれど / 犬の可愛がり方をよく知らず、片手で顎の下を撫でつつ片手でスマホ検索 / 結果は〝食べる〟〝遊ぶ〟〝寝る〟〝抱く〟と単純で / とりあえず一つ目から実践することに )ポメ季さん、腹減ってないすか。何か食べる?


  • No.2574 by 永瀬ひな季  2024-11-08 20:29:54 



…え、食べたいです!( ふにゃりとろける中 / 何調べてるんだろう、と彼が座る隣にちょんと両手を置いて気にしたところで / スマホ画面覗き込む前に、〝食べる〟にポメ耳がぴこんと反応 / 瞳を煌めかせながら答えては、尻尾の動きがぱたぱたと増え )えへへ、おやつは~別腹~。( うきうきとした様子で鼻唄を歌い )


  • No.2575 by 逆巻 傑  2024-11-08 21:21:13 



すっかりご機嫌だな…。ここで待ってて。( 最初の慌てようは何処へやら、順応の早さに思わず小さく笑むと / 立ち上がりざまにもはや慣れた手付きで頭のてっぺんをよしよし / 邪魔になってきた毛布はソファの上に残して / 少しして戻ってくる腕の中には骨型ビスケットや棒つきキャンディ、シリアル他、見つけただけのお菓子を全部抱え )


  • No.2576 by 永瀬ひな季  2024-11-08 21:58:58 



わん!( 撫で受け満足そうに双眸を細めてひと鳴き / 彼が食べ物を探しに向かったあと、残された毛布をじっと見つめ、そわ… / ソファに片膝乗せるように横向きに座っては、彼の香りが残る毛布に身を包み「傑さんの匂いがする…」と、ぽつ / 気分ほわり / 彼の戻る気配に、はっと顔を向け )──…わあ、お菓子いっぱいですね!?( 尻尾ぱたぱたと瞳は煌めかせ )


  • No.2577 by 逆巻 傑  2024-11-08 22:28:06 



どれがいいか分かんなかったんで、とりあえず全部。( 戻ってくると相手のものになっていた毛布に数秒目を留め / けれどそれだけ / ポメ化による嗜好の変化への懸念を語りながら、テーブルの上にお菓子を一つずつ綺麗に並べてゆけば / その傍に座し、彼女が選ぶ間甲斐甲斐しく落ちかける毛布を何度でも掛け直して )


  • No.2578 by 永瀬ひな季  2024-11-08 22:42:07 



パーティーみたいで楽しくなりますね!どれにしようかなあ…。( 並べられるお菓子たちに、嬉しそうに破顔させ / うきうき喜ぶ尻尾のせいか、落ち掛ける毛布を何度も直されるのに気が付くと )傑さんも一緒に入りましょっ、寒いでしょ?( 寄り添いつつ毛布を広げては、お互いの肩に掛かるように羽織り / それから再びお菓子に目を向けると、骨型ビスケットを指差しては窺うように顔を覗き込み )──…これ、一緒に食べたいです。いいですか?


  • No.2579 by 逆巻 傑  2024-11-08 23:12:57 



…さっきより暖かい気がする。( 素直に毛布の片側を肩に掛けては、隙間を埋めるように遠い二の腕をくっと引き寄せ / 湯たんぽ代わりの体温に小さく息吐いて / 彼女の問い掛けにそこから腕だけ伸ばすことで肯定の意思を示したなら / ビスケットの袋を掴み、引っ込めた内側で開封 / 摘み上げたひとつを相手の口元へと差し出して )──…ん。……はい。


  • No.2580 by 永瀬ひな季  2024-11-09 00:04:58 



!、…ほんと、ぽかぽかします…。( 隙間が埋まれば、ぽぽ、と上気する頬とぴこぴこ触れる尻尾 / あったかいのは頬も / 〝あーん〟をしてもらっては、吸い寄せられるようにビスケットをぱくり / ぱあぁ、と煌めくオーラ放ちつつ / くっついている至近距離で、彼にもしたいとおねだりを訴え )おいひいです!いつも以上に風味がよくわかるような…!──…あのっ、傑さんにも、あーんってしたいです。くち、開けてください!


  • No.2581 by 逆巻 傑  2024-11-09 00:28:32 



──…こうしてると見なくても分かるな、尻尾の動き。( 背後の毛布が活発に揺れて、堪え切れずに時間差で柔らかく吹き出せば / 隣にそっと目配せ / そのまま食べる姿を微笑ましげに眺めるも、要請には目線を外してノーを返し / あくまでも此方が世話する側だと言わんばかりに前髪をわさわさ撫でて / ビスケットをもうひとつ取り出し、再び口元へ )…や、俺は、いま飼い主任務中なんで。


  • No.2582 by 永瀬ひな季  2024-11-09 13:58:09 



じ、自分の意志では止められなくて…!騒がしい尻尾ですみません…。( 恥じらうように淡く頬を染めながら、双眸をぎゅむ / 手を後ろへ回して自分の尻尾をむぎゅ、と掴むけれど / 手からはみ出た尻尾の先端ぴこぴこ / 任務中だと断られてはポメ耳ぺたんとしょげさせ / くーん…と寂しげな声漏らしつつ、差し出されたおやつは食べて / はっと電球マーク浮かべてはポメ耳立たせ、期待した瞳で見つめ )んむ、……じゃあ、後でならいいってことですよね!


  • No.2583 by 逆巻 傑  2024-11-09 23:50:58 



いいえ。見えないけど、俺の尻尾も同じくらい揺れてるんで。( 掴んでも尚勢いよく動く尻尾にまたふっと息洩らし / 泰然たる態度で対応しては、本気とも冗談ともつかない調子でカミングアウト / 一方で食べさせることへの閃きには容赦なく / 即答するなりわんこそばよろしく次のビスケットを指の先に準備して )ひな季さんに戻ったら保護者任務すね。


  • No.2584 by 永瀬ひな季  2024-11-10 22:11:56 



…──っ…な、なんで、どうして?( 〝!〟と双眸を開き / 嬉しそうに瞳に煌めき差し込みながら、そわそわ顔を覗き込み / 尻尾ぱたぱたぱた / 不満を溢しながらも、指先に備えられたビスケットは条件反射の如くぱくり / もぐもぐごくん / 人差し指同士を合わせてもじもじしながら、でっちあげ任務 / ちらりと見上げ )もー、任務ばっかり!……、わ、わたしだってお嫁さん任務がですね、…。


  • No.2585 by 逆巻 傑  2024-11-10 23:19:43 



……、好きだから。…もふもふ。( 緩んだ空気から一転、虚を衝かれたように息を詰まらせ / 問われるまま眼前に迫る瞳へついぽそりと好意を白状するも / 咄嗟に頭から生える毛並みに触れ、直前の言葉を誤魔化して / 此方もちらりと隣を窺ったせいでまともに視線がぶつかり / 無言のまま見つめ合った数秒後、正面へ逸らしてから普段通りのつれない返事を / しかし想像してしまったのか、相手のために摘んだビスケットは無意識に自分の口へ / もぐもぐごくん )…まぁそうすね。今回みたいに、朝起きたら突然夫婦になってたら。


  • No.2586 by 永瀬ひな季  2024-11-11 13:23:05 



へ、──…あ、もふもふ。もふもふ良いですよね、もふもふ…。( どき、と心臓が跳ね双眸瞬き / ポメ耳に触れられ言葉の対象に気付かされると、かあぁ、と頬を赤らめ / 〝自分のことかと思った〟と羞恥に湯気さえ出そうで / 双眸を不等号にし汗マーク散らし / 婚姻届を貰って来そうな勢いで、今からでもと拳をぐっと握っては / 自然な流れで自分で食べてる姿に、尻尾しゅん… )わたしは全然、今からでも!…あっ、自分で食べてる…。


  • No.2587 by 逆巻 傑  2024-11-11 18:36:27 



…ん、あって良かったす、もふもふ…。( 危機一髪の状況を脱し、遅れて鼓動が速まり / 動揺ゆえに相手の発言を聞き違えて本音を呟くようにこぼすと / 意味なく親指だけでポメ耳を撫で続けながら / 前のめりすぎる婚姻へ指摘を入れようとしたところで、はたと手を止めビスケットのなくなった指先を見て / 平静を装ったつもりが〝お嫁さん〟を意識してしまったことに彼女の発言によって気付かされては / それを無かったことにするかのごとく新しいビスケットをそばの唇にかるく押し付け / 向ける顔はほんの僅かに赤らみ、どこか懇願するような眼差しで )今結婚したらポメ季さんと、……夫婦になるんで、ひとまず今日のところは大人しく甘やかされといてください。


  • No.2588 by 永瀬ひな季  2024-11-11 21:20:48 



ずっともふもふでもいいかも…。( ポメ耳を撫で続けられると徐々に表情うっとり、瞳ぽやん / マッサージのような感覚で気持ち良くて / けれどあっさりその思いはすぐ覆ることに )──…っ、わん…!( 肩がくっつく距離で見る、彼の頬の仄かな赤らみの破壊力といったら / きゅーん…と鳴るこれは胸のときめきで / 尻尾ぶんぶんぶん / 小さなハートをたくさん周りに浮かばせ返事をしながら、ビスケットをかぷっ / ふにゃりと緩みきった笑みで )…そうですよね、傑さんと結婚するのは〝ひな季さん〟ですもんねっ。ずっともふもふじゃだめでした!


  • No.2589 by 逆巻 傑  2024-11-11 23:33:37 



…結婚するかはともかく。少なくともひな季さんに戻るまでは空けとくんで、〝お嫁さん〟の席。( 諒解したらしい様子にやや肩の力抜け / 一言前置きしてから、今度は明確に自らの意思で部分的な肯定を / と同時に貴女以外とは結婚するつもりがない、という想いを精一杯回りくどく告げれば / 最後にビスケットを1枚自分の口に入れ、早々と話題を次に進めて )…で、次は、遊ぶ?寝る?何したいすか。


  • No.2590 by 永瀬ひな季  2024-11-12 20:04:42 


 
その席の予約、わたし以外はNGでお願いしますね!( 〝しないの?〟と言いたげに小首を傾げるけれど / 耳ぴこ / お嫁さんの席はすかさず予約を取るべく、挙手で主張して / 問い掛けにはもちろん遊びたくて、気持ちはうずうず / しかし成犬になりきらない体のおやつ摂取後は睡魔が襲うようで、眠気に抗うように双眸ぎゅむむ )次ですか、次は遊び…たい、です。


  • No.2591 by 逆巻 傑  2024-11-12 22:09:03 



…いいけど、予約キャンセルも受け付けてないすからね。( 相手の動きを視界に捉えては、お手を要求するように両者の中間へ自分の掌を差し出し / そこへ手が重ねられたなら、離さぬよう柔く固く握って独占欲を滲ませるだろうか / 遊びたい、とは言うものの、その瞳は明らかに睡気をまとって / 頬の横に手を差し入れると、額の当たるような距離を下からの眼差しで覗き込み )…見る限り遊べる感じじゃないすけど。


  • No.2592 by 永瀬ひな季  2024-11-13 13:02:50 



キャンセルなんてしないですよ!…だって、傑さんのお嫁さんに永久就職するんだもん。( 条件反射で差し出された彼の手のひらの上に、挙手していた手をぽむと置きながら主張しては / 優しく握るのに捕まえて離さないような彼の手のひらに視線を落として、また持ち上げると / じわりと頬を染めながらはにかんで / 頬の感触に気付き開けた双眸が至近距離の彼を捉えると、衝撃マーク浮かべ / みるみるうちに頬に熱を持ち、彼の手のひらにも伝わりそうで / どっちの瞳を見たらいいやら、瞳を彷徨わせれば )わう…っ、じゃあ寝ますっ!( 急激な昂りの結果、犬によくある突進を招き / 額同士を軽く、ごんっ / そのままソファに彼を下敷きに倒れ込むだろうか )


  • No.2593 by 逆巻 傑  2024-11-13 15:44:55 



…完璧な人生設計すね。( 氷解するように緩む頬と手 / するりと抜け出す瞬間に束の間小指を握ると「スカウト待っててください」と静かに約束を / 揺れる瞳をじっと捉えていれば、唐突な頭突きに小さく呻き声を洩らし / 抗う暇もなくソファへと押し倒されて / 体が座面に支えられ安定してから、止めていた息をゆっくりと吐き出しては / 胸元にある髪を寝かしつけるように数回撫で、抱き留めた姿勢から大事そうにすっぽりと包み込んで抱きしめ / ※ここで〆でも、戻るところまで続けても◎ )いっ──……、…おやすみ、ポメ季さん。


  • No.2594 by 永瀬ひな季  2024-11-13 19:58:44 



……、はい。( 称賛の言葉に、ふふんと誇らしげに八重歯覗かせるも / スカウトの約束には〝してくれるの?〟と双眸瞬かせ / ふわふわとした幸せな心地に包まれ、まなじりを下げながらこくりと頷いて / じんじんと額は仄かに痛くて「ごめんなさい…」とポメ耳垂らし反省 / すっぽり包み込まれながら体を預けたなら、衣服越しに聞こえる彼の心音に耳を傾けて / あたたかくて、心地よくて、次第にとろんと双眸を下ろしていけば / すや… )

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( / こちらも〆とさせていただきますね!犬の日イベありがとうございました、超突発で思い付いたネタでしたがとっても良かったです…。お世話されっぱなしで甘やかされて、糖度高めで非常に満たされました…犬の日ありがとう…。猫の日はぜひともお世話させていただけたらと思います()
そして犬グミも見つけました~!ダックスかポメしかなかったのですがもちろんポメ購入しました、可愛くて癒されてます* 有益情報に感謝です…! )


  • No.2595 by 逆巻 傑  2024-11-13 20:24:35 



(/ 犬の日交流ありがとうございました!わんこ感増量のひな季ちゃん、もといポメ季ちゃん、永遠に撫で回したくなる可愛さでした…こちらこそ犬の日に感謝です。初手で逆巻も耳と尻尾を生やすか迷ったのですが、犬の日について検索したところ『犬に関する知識を深めるとともに、犬をかわいがることが目的』とあったので、これは…と飼い主任務に即決しました。たくさん可愛がれて満足です、猫の日の逆転も楽しみにしております*
ポメ残っててよかった…!食べ終わってもパッケージ捨てられなくなりそうな可愛さですよね。たぶん逆巻も買ってます、これ()

本編文化祭イベのお返事は今しばらくお待ちください…!※蹴り可 )


  • No.2596 by 永瀬ひな季  2024-11-13 20:54:12 



( / わあい、背後様にも喜んでいただけたのならなによりです!背後たちの概念だったポメ季を実際動かすことができたのも満足ポイント高かったですし、更には検索したり犬グミを買ってる背後様事情も知れて可愛くて、にこにこほっこりでした…。
にこにこ柴も欲しかったのですが、なくて残念…。本当にパッケージは捨てられない可愛さですね!洗ってジェルで固めて保管できないか検討中です() わあ、メイク中に小腹が空いたひな季に、「グミならありますけど」って言って渡しててほしい…パッケージを持つひな季を見て、ポメが二匹いるってなっててほしい…。改めて犬の日感謝です…っ。

のんびりお待ちしてますので大丈夫です、よろしくお願いします* ※蹴り推奨 )


  • No.2597 by 逆巻 傑  2024-11-13 21:56:23 



>>2550

( 困惑しつつも嫌がる素振りは無かったため、部員たちに目を付けられて連れ去られる少女の背をそのまま見送り、撮影係の〝お前は着替えないのか〟とでも言いたげな視線から逃れ続けてどのくらい経った頃か。更衣スペースのカーテンが開く音と共に、衣装を勧めた彼女達から可愛い可愛いと黄色い歓声が上がれば、靴音のするそちらを振り返り。本人は何故か自信なさげにしているが、元より黙っていれば人形のような顔立ち。癖のない緑の黒髪もよりアンティークドールの雰囲気を引き立てていて、想像通り完璧に着こなした姿は廊下からも野次馬が湧く程で。しかし外野とは異なり色めき立つこともなく、相手の傍まで歩み寄って手持ちのコームを取り出すと、精巧なドールを再現しようとするかのように髪を梳いて整え、それからメイク終わりと同じく真正面から覗き込む。この短時間で叫ばれ尽くしてしまった例の言葉は割愛することとして、答えずに勿体ぶっていた感想は、眼差しの先にだけ届くよう騒めきに紛れる声量で伝えようか )
……本物の人形だったら連れて帰ってた、すかね。

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(/ 首輪渡された時はさすがにどぎまぎしましたが、結果とても癒し交流に落ち着いて私もにこにこほっこりです…* 〝ひな季〟ちゃんはもちろんのこと、犬の日交流のおかげで〝ポメ季〟ちゃんも無事背後スマホの予測変換に登録されました◎
わ、柴も欲しかったけどなかったところまで一緒です…!でもジェルで固める発想にまでは至れなかった…() グミ渡したら「犬好きなんですか?」ってひな季ちゃんに聞かれて、「…まぁ、ポメラニアンは特別です」って答えるけど(飼ってたのかな?)程度の反応でパッケージみたいに小首傾げられる場面が浮かびました…。そして蹴り推奨には今気が付きました!( デジャヴ )※全蹴り可 )


  • No.2598 by 永瀬ひな季  2024-11-14 12:45:42 



──…っ!さ、再来世はお人形になる…。
( アイドル衣装にも可愛らしいものが多いけれど、それとはまた違う装飾感に落ち着かず気恥ずかしげに逸らした視線は、左右どちらにも黄色い声か野次馬があれば結局静かな前方へとやがて落ち着かせる。〝可愛い〟を追求する彼に髪を整えてもらっては、当然いつものようにその言葉を期待した瞳を向けてしまうけれど、掛けられた言葉は強い破壊力を持ち、頬の血色感が更に増してはぎゅっと胸前で拳を作りながら、二人の距離感で聞こえるくらいの振り絞ったような声量で伝えて。〝再来世〟としたのは、彼がそのことを覚えているかは分からないけれど来世は一緒にカフェで働くのに取っておいてあるからで。甲斐甲斐しくお人形の髪を梳く姿にインスピレーションを得た写真部員は、それが薄らがないうちにと『人形作家が初めて作った、思い入れある人形イメージで撮りましょう!!こちらへ…!』といそいそ撮影スペースに案内したなら、芸術写真を撮れそうで興奮した部員が指示出すポーズに従って写真に収められていくだろうか )


  • No.2599 by 逆巻 傑  2024-11-14 21:45:17 



再来世まで俺と一緒にいるつもりすか。
( その言い回しに何か聞き覚えがあると思えば、以前実家に招いた際に起こったカフェで共に働く云々の話か、とすぐに思い当たる。称揚に対する喜びの表現なのだろうが、突飛な話の中でもきちんと順番を守っているのが少し可笑しくて、さらに分かりやすく嬉しがる様子が微笑ましくて、目元を緩めると険のない呆れ口調で宣言への言葉を返し。しかし両者間でそんなやりとりが行われているとは知る由もない撮影担当はお構いなしに自分の世界を展開し、思い描いた画を実際にカメラに収めるべく被写体を舞台へと急き立て、先程と同様に指示を飛ばし始めて。アンティークドールに扮した少女単体の写真になるだろうと油断していた己にもしっかりと役割が与えられ、ブレザーを脱いだシャツ姿にサスペンダーを装着するという簡易的な着替えが済んだなら、向かい合って彼女の手を取ったり、背後から両手を肩に置いて二人で鏡に向かったりと、人形作家と少女人形の一幕が切り取られてゆき。ようやく監督の気が済んだ時分にはあと1、2回の変身が精々の残り時間となっていて、相手へ密談のように呟いた疑念も、言い出すにはもう遅いもので )
…ずっと思ってたんすけど、なんか俺らのだけ方向性違うすよね。


  • No.2600 by 永瀬ひな季  2024-11-15 01:04:36 



( ふと見せる柔らかな眼差しと瞳の奥にある優しさをずっとずっと向けられていたいものだけれど、作家と人形を題材に写真を撮られているうちに、どんなに恋心を抱き愛情を溢れさせていたとしても人形では自分から触れることができないと気付かされ、再来世は動く人形になることにこっそりとシフトチェンジして。2回目の撮影を終えて次が最後になるだろう衣装決め。今更の疑念に「た、確かに…」と小さな衝撃マークを浮かべつつも、なんだかんだで楽しくて、すぐにへらりと緩く笑みを浮かべ。それから言い出したのは〆を飾る衣装で、ハンガーに掛けられたずらりと並ぶ衣装に目を通してから彼へと視線を移すと、〝最後の文化祭〟を切り札に小首を傾げながら提案し )
時間的に多分次がラストですけど、衣装、傑さんに決めてほしいなあ、なんて……。折角だし、最後の文化祭だし…。


  • No.2601 by 逆巻 傑  2024-11-15 02:35:25 



……え。…便利すぎるな、そのカード…。
( 衣装を撫でた眼差しがそのまま此方までスライドしてくると、不意の指名に洩れるのは面食らった細い声。入場の際にも使われた魔法の言葉は今も効力を失うことなく、加えて制限時間も迫ってきているとなれば押し問答をしている余裕もないので、無駄な抵抗はやめて素直に並ぶハンガーの前に立つ。とはいえ急なことで即断即決ともいかず、真剣な顔でカラフルな衣服と睨み合っては、ひとまず選択肢を減らすべく「チャイナ服…と、ドレスも駄目だな。フルメイクしたくなる」と消去法で派手なものを省いてゆき。修道服は髪と肌が隠れて勿体無いだとか、赤ずきんは狼役になるであろう自分が耳と尻尾をつけるのは嫌だとか、次々にNGを出した果て、目についたものの中から最終的に手元に残ったのは〝メイド服〟〝軍服〟〝大正浪漫(袴)〟の3つ。件の女子部員の影響か、全ての撮影風景を無意識に思い浮かべたなら、決め手となったのは〝笑ってほしい〟という至極単純な願望で )
──…じゃあ、メイド服で。

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(/ イベ案まとめ確認させていただきました!相変わらず長くてさぞ大変だっただろうなと…、いつもありがとうございます。ぽんぽん投げすぎて自分でも忘れかけているところがあったので、本当に助かりました。と同時に先の展開へのわくわくも蘇りました*
ついでに文化祭の方ですが、撮影を終えた後は「好きな食べ物って結局何だったの?」のくだりを回収して別れ、そのままミスコンの流れで相違ないでしょうか…? )


  • No.2602 by 永瀬ひな季  2024-11-15 22:23:48 



メイドさん、…かわいい!
( わあい、と小さく歓喜の声を上げ両手の指を胸の前で組んでは、何の衣装を選択するのか気にしてじっと彼の様子を見守っていれば。さすが美容を追求する職業といったところか、追求が止まらなくなるものを敢えて消去してぶつぶつと真剣に呟く姿に、そんなところも好き、とほんわりシャボン玉の如くハートマークを浮かべる。やがて選ばれたのはメイド服で、そのものはド定番ながらなんとなく彼は選ばないイメージだったゆえに意外そうにぱちりと双眸を瞬きつつも、彼が選んだものだから当然断る理由もなくシンプルながらも可愛さに割り振られたメイド服に焦点を当てては、着ることに抵抗はなく衣装を腕に抱えて着替えスペースに入っては大人しくそれに着替えていく。膝上丈の黒地のワンピースに白エプロンを合わせ、フリルカチューシャを頭に装着した姿で着替えスペースから出てくると、また可愛い可愛いだなんて歓声を浴びてははにかんだ笑みを浮かべつつ、執事に寄せたか主人に寄せることとなったかは分からないけれど彼の姿を探すはずで )

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( / いえいえ、こちらこそご確認と、いつも素晴らしいご提案を挙げていただいて感謝の念に耐えません…!私も纏めながら、これからのわくわくときゅんきゅんに胸を踊らせていました。楽しみが本当に尽きませんね*
わ、好きな食べ物のくだりをすっかり失念しておりました…ありがとうございます。流れにつきまして相違ございませんので、引き続きよろしくお願いします…! / 蹴り可◎  )


  • No.2603 by 逆巻 傑  2024-11-16 01:40:43 



( 鈍い反応は喫驚のせいか、衣装に視線を転じた彼女は特別難色を示すわけでもなくメイド服を受け取って、時を移さず更衣スペースへ。再び見送った背に自分も早く着替えなければと対のセットとして用意されていた執事服に手を伸ばすけれど、メイドは執事に笑いかけるものだろうかという些細な違和感と、その組み合わせではインスピレーションが刺激されないのかカメラを持った担当部員が心なしつまらなそうな顔を向けてくることから、結局一つ隣を選んでカーテンの奥へと駆け込み。しかし急げども金と赤の装飾が施された白基調の軍服に軍帽、手袋、外套までを律儀に全て身に付けて撮影スペースに戻るのは相手より一足遅れたタイミングとなり、姿を現してすぐに己を探す少女と目が合えば、まさしくたった今帰宅した主人のごとく待たせたかもしれない時間を詫びて )
…、遅くなりました。


  • No.2604 by 永瀬ひな季  2024-11-16 21:41:03 



( どうやらまだ着替えから彼は戻ってきてないようで、そわ、とどんな衣装に着替えるのだろうと気にしていると、やがて着替えスペースから姿を現したのは白い軍服に身を包んだ──そう、ご主人様で。偶然にも今しがた帰宅したような台詞と、凛とした見目麗しい姿に目が合ったまま逸らせず、ぽわんと頬を色付かせながらつい数秒見惚れてしまって。先程まで廊下から覗き込んでいた自身の野次馬は気が付けば男女入れ替わるように彼への黄色い声となり、わあっと湧く小さな歓声たちに漸くはっと現実に戻っては、きらきらと煌めかせた黒目がちな瞳を彼へと向けて。今すぐ自身のスマホに写真を収めてしまいたいくらいだけれど生憎スマホは脱いだ制服のポケットの中、せめてこの瞳に彼の姿を存分に収めておこうと真っ直ぐに見つめながら、両手の指を胸の前で組みながら賞賛の声を上げ )
──…っ、か、かっこいいです…っ!


  • No.2605 by 逆巻 傑  2024-11-17 01:43:55 



……ん…、どうも…。
( 相手の返事より先に耳に届いたのは廊下からの声で、ちらりと見遣った彼女らの眼差しが自身を捉えていると知れば、大人が高校生の前でコスプレを披露しているという事実に薄らと頬を色付ける。そしてそれは対面の少女にしても同じことで、私服を褒められたのなら素直に受け止められるその言葉も今は居た堪れなさに拍車をかけ、素っ気ない礼を紡ぎつつ視線は遂に足元へと落ちて。しかし取り乱した様子を見せたのはその時まで、黒い靴先から順に上へ上へと衣装を辿ると、顔の位置で改めて目が合う頃にはすっかり意識は真正面のメイド姿に移り、「いいすね、可愛い。ひなちゃんが着るとより一層」と服飾とモデルの双方のポテンシャルを認め。王道は王道たらしめる安定した万人の評価と根強い人気あってのもの、仕上がりについては心配していなかったけれど、裏を返せば被りやすいとも言えるだろうか。やる気を出したらしい撮影部員の誘導で配置につく最中、ふと衣装を選んだ際の反応が蘇っては、仕事か何かで以前にも着たことがあったのだろうかと雑談程度に尋ねて )
…そういえば。もう着たことあったすか、そういうの。


  • No.2606 by 永瀬ひな季  2024-11-18 21:07:19 



えへへへ…ありがとうございます。
( 凛とした佇まいが薄く頬を色付かせて少々崩れるも〝照れてる、かわいい〟と胸のときめきを強くするばかりで、しかしそれは外野も同じなようで『ギャップ良くない?』『わかる』との声が耳に届けば、はっと危険を察知する。わたしの傑さんなのに…と湧き上がる小さなジェラシーでメイド服の裾をきゅと握るけれど、次いで彼から自身だけに向けられた称賛の言葉で、じんわり頬に多幸感滲ませて嬉しそうにまなじりを下げて笑い。撮影部員の誘導で彼の隣に並びつつ、彼の軍服姿をこの目に焼き付けようと瞳を向けるも眩くてずっとは見てられずにちらちらと見ていれば、話題を振られてどきりとしながらも答えて。メイド服ではないけれどふと思い出したのはバレンタインの時のこと、クールビューティー担当のさや姉が新衣装に変わってすぐの頃は恥ずかしくてそわそわとしていたことが蘇ると、ふふ、と表情和らげて )
メイド服自体は初めてです!あ、でも前の……バレンタイン曲のリリースの時、しばらくふわふわひらひらのパティシエっぽい衣装でした。さや姉照れてて可愛かったなあ。


  • No.2607 by 逆巻 傑  2024-11-18 22:42:24 



あぁ、あれか…クールビューティー担当はそのへん大変すね。
( メイド服が既出でないことに仄かな安堵を覚えた後、話題に上った〝バレンタインのパティシエ衣装〟を思い浮かべれば、想起されるのは無論バレンタイン当日のこと。確かに多量のフリルがあしらわれていたなと今度は記憶の中の少女を視線で辿っては、他のメンバーの衣装は曲のジャケットを目にしただけなのでよく分からないが、普段のイメージと異なる可愛らし過ぎるテイストに青色担当の彼女が戸惑ったのも頷けて。「ひなちゃんは──」衆人環視の中にいるのも半ば忘れ、単純な興味に尚も会話を続けようとした声と、撮影担当の指示が発されたのはほぼ同時。一度そちらを振り返って給仕者が主人を出迎える場面をカメラレンズの前に作り上げると、言い掛かった以上返事が保留になっても先に伝えておくべきかと、唇だけを動かして質問を投げ掛け )
…ひなちゃんは、何担当なんすか?


  • No.2608 by 永瀬ひな季  2024-11-19 02:00:05 



──…わたしは、
( 何か言い掛けた彼の声と撮影担当の声が重なっては紡がれるはずだったその言葉の先が気になるけれど、彼が撮影担当の指示に従い動き始めたため自分もそれに倣って従っていると。改めて紡ぎ直された言葉に、ちらりと視線を上げて一瞬何か考える素振りを見せてはポーズの指示を受け、それに従いスカートの裾を軽く摘まみながら腰を少し落としたカーテシー風のお辞儀をして数秒、シャッター音が聞こえた後に顔を上げて姿勢を戻しては、無事に帰宅した主人に対する柔らかな安堵の笑みを広げ「ご主人様の担当です」と自身の役割を全うし。けれど自分で言っておいて羞恥心がじんわり込み上げてきては、胸の前で両手の拳をきゅと握りながら本来の与えられている担当を明らかにすると八重歯を覗かせはにかんでは、もちろんその間もシャッターは切られ続け )
なんて……、えへへ、愛嬌担当ってことになってます!


  • No.2609 by 逆巻 傑  2024-11-19 03:36:12 



…奇遇すね。俺も普段はご主人様の担当なんすよ。
( アイドルとしての彼女に意識が向いていたせいで、返答の意図を悟ったのは相手が気恥ずかしそうに本当の役割を告げてから。実際にそんな担当があるのだろうかと呆けていた矢先のことに、一気に理解が追いついて「──…は、」と掠れた声を洩らすと、以降は音のない息だけで短く笑って。そうして図らずも滅多に写真に収められることのない自然な笑顔が保存されてゆく中、ヘアメイクと顧客の契約関係を主従契約に準えて同ポジションを張ったのは、自身の指定したメイド役を全うしてくれた少女への礼儀でもあり、それを戯れと受け取った結果でもあり。続けて数ポーズ取って恙なく撮影が終わった後、インスタントカメラから物体としても転送データとしても写真を受け取っては、教室を出たところで丁度ミスコンとミスターコンの出場者へ準備を始めるよう促すアナウンスが校内に流れて「いよいよか」と呟き )
じゃあ…次は、しっかり愛嬌担当やってきてください。


  • No.2610 by 永瀬ひな季  2024-11-19 15:59:24 



…傑さん、執事もすっごく似合いそう…。
( 契約上の主従関係といえば確かにそうなのだけれど、この場合の彼からの〝ご主人様〟呼びは破壊力があり、はわ、ときめきの吐息を漏らしながらふわふわと妄想の扉開き…始めたところで、撮影が終わる。着替え終えたのちに現物でもデータでも写真を受け取り、滅多に形として残ることのない彼の柔らかな表情が手元にくると、嬉しそうに見えない尻尾を振りながら煌めく瞳で写真を眺めつつ教室を出たなら、アナウンスにはっと顔を上げ。激励の言葉には「もちろんです!じゃあ行ってきますね!」無邪気な笑みを浮かべながら、ぴしっと額の横に敬礼ポーズを添えると準備に向かうべく踵を返し、たったったと廊下を駆けていくけれど2、3メートルほど行ったところで「あっ」と小さく声を漏らしては、髪靡かせながら踵を返し再び彼の方へと駆け戻ると、彼が背を向けていたなら服の裾をくいと軽く引きつつ、仲良しクイズの答えについて小首を傾げて問い掛けるだろうか )
──…そういえば、結局好きな食べ物って何だったんですか?


  • No.2611 by 逆巻 傑  2024-11-19 18:45:41 



( せっかく訪れるなら少し見て回ろうかと早めの到着を少女と約束したものの、今日の本来の目的はこれから行われるミス・コンテスト。さすがにステージ慣れしているからか緊張した気配もない相手に、此方も特に危ぶむことなく浅い頷きを返して送り出すと、軽快に駆けだした足はほんの4歩程で進むのを止め、忘れ物でもしたかのように舞い戻ってきて。去りかけた彼女が引き返してくる状況への既視感から密かに身構えたのは一時だけ、その口から保留にしていたクイズの回答についての問い掛けが為されては、自身もすっかり忘れていたために気の抜けた「あぁ…」を零し。それから特別な意味合いを持たせまいとして逆に神妙になってしまった口調で、ひとことぽつりと答えて )
……ハンバーグ。


  • No.2612 by 永瀬ひな季  2024-11-19 21:57:39 



へえ、ハンバーグ、──…それ、って…。
( 好きなものも苦手なものも、〝特にない〟を一貫していたのにそれを揺らがせたものは一体何なのだろうと興味津々な瞳を真っ直ぐに向けていれば。ぽつり呟かれた単語に、また彼のことを一つ知れた嬉しさで笑むけれど、はた、とほんの数瞬だけ固まっては、ばちりと瞬いた瞳には一筋の流れ星のような煌めきが走る。二人でお花見した日、ひょんなトラブルをきっかけに彼の実家で出来立てを作った料理もハンバーグだった──まさかね、でも、そうだったら嬉しい。「わあ、偶然……わたしの、得意料理だ」視線を逸らし薄くはにかみながら仄かな期待と自惚れを誤魔化すように、緩く巻いた横髪を口元に持ってきて表情を微かに隠し。いつか好きな食べ物が、〝わたしが作ったハンバーグ〟だと言ってもらえるように頑張ろう。新たな決意を胸に瞳を合わせると、横顔から離した手をぐっと握りながら伝えては改めてミスコンに向けて準備しに廊下を駆けていき )
傑さんっ、ミスコンしっかり見ててくださいね。わたしもステージから傑さんのこと、見つけてみせますからっ!


  • No.2613 by 逆巻 傑  2024-11-20 00:13:52 



……すね。
( それがきっかけ──と言うより、それ自体が〝好きな食べ物〟だと伝えるか否か迷って、結局紡いだのは控えめで曖昧な肯定。料理番組のオファーは未だ来ていないのだろうかと時折考える程には今も思い出す味だが、母親でも彼女でもない間柄の少女に頼むことでもなく、ただただあの時の胸の内を反芻するばかりで。互いに言い淀むような沈黙が流れて少し、気持ちに一区切りついたような表情で顔を上げた相手が意気込めば、もういつもの空気で「…ん、今日はひなちゃん見に来てるから」と応え、今度こそ人混みに消えるまで緩やかにカールした黒髪を目送する。さて自分は催し物が始まるまでの時間どこかで暇を潰すかと、往来で立ち止まっているわけにもいかないのでとりあえず振り返るも、予定はそこに立ち塞がっていた数人の男子生徒達により一秒足らずで崩されることとなって。〝永瀬ひな季親衛隊〟だと名乗る彼らにホワイトデーの日からずっと見ていただとかお前は一体何者だとか詰問され、遅れて登場した親衛隊長は知り合いで、隊員の一人にクラス企画の腕相撲勝負を仕掛けられて余裕の敗北を喫し、もう彼女に近付くなという警告に職務上それは不可能だという旨を懇々と説き。やがて集団が最前列を確保せねばとミスコンの会場に移動するのに続いて体育館に足を踏み入れたなら、余計な疲労を僅かでも回復しようと後方の壁に腕組みで凭れ掛かり、相馬青年から延々届く『ごめんなさい』『でも俺も隊員の手前隊長として逆巻さんを敵にしないといけなくて』という謝罪と言い訳のメッセージを放置したまま両眼をそっと閉じて )


  • No.2614 by 永瀬ひな季  2024-11-20 22:15:26 



かわいいっ…これライブでもやりたいね!
( 自身が去った後に一悶着が起きていることなど露知らず、控室代わりの更衣室でクレープ売りを終えたねねぽん協力のもとでミスコン出場に向けた準備をどんどん進めていく。事前に彼から協力を得て教わったメイクはほとんど自身で済ませ、涙袋にはきらきらとしたグリッターを、両頬のチーク上部は淡いピンクの小さなリボンをつけま接着剤で付けたりラインストーンを乗せたりして、淡く儚く可愛らしい雰囲気を仕立て上げ。それぞれのメンバーカラーのリボンにしたならより可愛いだろうと、ミスコン用のメイクにうきうきと花を咲かせて。衣装は例年に倣って周りはコスプレ風が多く、自身もまた他者からの推薦とねねぽんの見立てのもと、キューピッドをイメージしたひらりふわりとした膝上の白色チュールワンピースを着て、ワイヤーでぴよんと天使の輪を繋げたカチューシャを頭に装着し、背中には天使の羽。それからこの時期それだけでは寒いと、ねねぽんから借りたふわふわボア素材の白色ケープを身に纏いおもちゃの弓矢を手に持ったなら準備は完了。『これは優勝間違いなしだわ』と、メンバーの着飾る姿にねねぽんが鼻高々に笑っては、いよいよミス・ミスターコンの幕が上がろうか。──賑やかしく始まり会場である体育館のステージ上、上手側で出番の待機をしつつ幕の隙間からこっそりと見物客の入りを確認してみては、案外に人が、それも前方に集まっているのが窺えるけれどその人混みの中に彼の姿は見当たらない。館内はステージにスポットライトが当たっているせいで、尚更観客側のところは見えづらいのだけれど。まだ来てないのかな、なんて体育館全体に視線を巡らせていれば、後方の壁際で複数人の小さな人だかりを見つけるけれどその中心にいたのは紛れもなく彼で、いったいどういう状況なのか「えっ…!?」と小さく驚いた声を漏らしながら幕をきゅっと握り僅かに身を乗り出して )


  • No.2615 by 逆巻 傑  2024-11-20 23:45:10 



( 視界からの情報をシャットアウトして省エネルギーを図る最中、鼓膜を叩いたのは「寝てる?」「寝てる?」と互いに囁き合う少女達の声で。緩慢に開いた眼に映った生徒らしき3人組は、此方に意識があることを認めるとぱっと笑みを広げ、「お兄さん暇なんですか?」と人懐っこく話し掛けてくる。待機は暇と言うべきか言わざるべきか、返答に困ってステージの方を見遣った時、体育館内の照明が落ち、場に漂いだすイベント開始の気配。「もうそろそろ始まるみたいだけど」何もせずにいることに退屈して対話を求めてきたのならこれで用は無くなるだろうと前方への視線誘導を促すも、彼女達はさして関心を持っていないのか「この後あたし達と一緒に回りませんか?」と歯牙にも掛けず尚も自身へ眼差しを注いで。「いや…お構いなく」「えっ、あたしめっちゃ映えるフォトスポット知ってますよ!」「はあ……」と微妙に噛み合わない会話を繰り広げつつ、なぜ女子高生とはこうも押しが強いのだろうかと天を仰げば、己にそう思わせる代表たる出場者の姿を探してスポットライトの下に焦点を合わせようか )


  • No.2616 by 永瀬ひな季  2024-11-21 22:14:22 



──…あ、はい!
( このミス・ミスターコンの時間に体育館にいる女子生徒は、出場する女友達の応援か男子生徒目当てでほとんど間違いないだろう。そこに見た目の良い年上男性がいたなら当然、積極的な女の子なら声を掛けるに決まっている。女の子に囲まれている彼の表情は窺い知れないし当然なんの話をしているのかも分からないけれど、再びジェラシーが湧き上がるのを感じるのは確かで。『よかったらインスタとか交換しましょーよ!』なんて一方的な会話を遠くから見守っていれば、いつの間にかミス候補の4人目の出番が終わろうとし、最後の5人目である自身の出番が始まろうとしていては係員から声が掛かり幕から離れ。『それではミス候補、ラストはエントリーNo.5の永瀬ひな季さんです。お願いします!』司会が自身を呼ぶ声に、ぱ、と顔を上げては〝傑さんはわたしを見に来てくれたんだもん〟と確かな事実を胸に、明るく軽やかに幕の上手から飛び出すと「こんにちはーっ!文化祭盛り上がってますかーっ?」と中央に設置されたアピール用のマイクスタンドに声を届かせながら駆け寄って。ステージ中央へ立てば「今日はみんなに幸せを運びにきたよ!受け取ってね!」と煌めく笑顔で告げては、手提げカゴに入れたひとくちバームクーヘンを羽や髪を靡かせつつステージの端から端へと移動しながら、手を伸ばす人たちに向かって愛嬌を振りまきながら満遍なくお菓子もばら撒いていく。『かわいいー!』『似合ってる!』『俺の心も射抜いてくれー!』なんて声援たちが飛ぶ中、肝心の弓矢は飛ばして目にでも当たったら大変なこともあり、前方や後方へ翳すふりだけ。やがてカゴの中のお菓子がなくなりステージ中央へ戻っては、館内後方にいる彼に視線を留め目があったなら、〝〟後ろのみんなにも〟とは言うけれど見つめるのは彼だけ。届きますように、と唇に両手の指先を添えたあとにめいっぱい両手を広げて特大な投げキスを送ってみせて。前方からの『こっちにもやってー!』なんて声に笑顔で手を振りながら、自身の出番を終えると候補者が並ぶ端へと肩を並べて )
後ろのみんなにも、あとで幸せ届きますように!永瀬ひな季でした~!


  • No.2617 by 逆巻 傑  2024-11-22 02:23:43 



( 司会の紹介と共にステージへキューピッドが現れると、会場はたちまち現役アイドルの独壇場。浮かれた祭りの空気感も相俟ってライブさながらの盛り上がりを見せる観客席には惜しげなくお菓子と笑顔が降り注ぎ、トレードマークの弓矢を構えて見せるファンサービスも抜かりなく。堂々たる振る舞いに愛嬌担当だけあるなと感心しつつ、記録と後方観覧者への配慮のため撮られている動画がリアルタイムで映し出される大画面で助言したメイクの方も確認しては、ふとその瞳が意識的に動いたのを見て視線を本人へと戻し。目が合った、と直感した刹那、桃色に潤む唇から飛ばされるのは特大の投げキス。しきりに自身の気を引こうとしていた女子生徒達でさえ「やば!ちゅーもらっちゃった!」と沸かせてしまうプロの実力にも驚嘆するけれど、同時に「ちょっと笑ってる?」「なんか嬉しそう…」と彼女らに囁かれてしまうほど個人宛のハートマークを率直に〝可愛い〟と受け容れた己にも当惑して。それに比べればコンテストの優勝者がエントリーNo.5に決まることは意外でも何でもなく、どこか誇らしげな訳知り顔で拍手を送ったなら、この後は忙しくなることだろうしメッセージだけ残しておいて一度退散しようかとスマホを取り出す。『見てた、おめでとう』という簡素な祝辞がトーク画面に追加され、注意は再び前方。マイクを渡された少女がコメントを始めるも、合間に近くから「やっぱ可愛いよな、永瀬」という声が聞こえてくるから、ついそちらへ聞き耳を立ててしまい、マイクに乗った言葉は半分も聞けただろうかという具合で。内容から察するに同級生らしい男子生徒達は、今年で最後だから後夜祭で告白するだとか、お前は結構仲良いから行けるだとか、文化祭マジックがあるだとか、もし振られたら自分も一か八かで告白するだとか、人目も憚らない宣言を交わし、内輪のノリを大いに楽しんでいるらしく。──普段なら気にも留めない他愛のない光景。なのに、彼の告白に〝いつものあの表情〟で頬を赤らめる姿が過って胸裏に苦い思いが広がったのを自覚してしまっては、生まれた疑念を振り払うことはもう不可能で。ミスターコンに切り替わるタイミングでこちらも最後のチャンスとばかりにsnsで繋がることを提案してくる3人組に「しない」とだけ余裕なく答え、「冷た~」「塩~」という落胆の声を背に体育館を出て、縋るように追撃してきた永瀬ひな季親衛隊長からのメッセージに『大丈夫だからしっかり仕事してください。特に今日』と返す。それから暫くの逍遥を経て辿り着いたのは人気のない新聞部の部室前で、昇降口前に貼られていたものと同じ手製の号外がそこでもミスコンとミスターコンの優勝者を伝えていれば、笑みを湛える恋の神の写真にどうしたものかと深い深い溜め息を吐いて )


  • No.2618 by 永瀬ひな季  2024-11-22 21:40:57 



( 「みんなのおかげです」だとか「逆に幸せをもらっちゃって、最後の文化祭すっごく良い思い出になりました!」だとか、嬉しそうにまなじりを下げながら優勝者のコメントを残し、天使の輪付きカチューシャに代わって頭上にミニティアラを輝かせてミスコンが閉幕する。下手側へと退場しそのまま更衣室で着替えてから彼の元へ行こうと思っていたけれど、更衣室の前は早くも人だかり──そう、〝ミス・ミスターコン優勝者からその日のうちにキスをされると祝福を受ける〟という、この高校にいつしかから伝わるジンクスのせい。優勝者からキスを受けたという名誉のため、祝福にあやかり好きな人に告白するためなどなど様々な理由で男女問わず生徒が集まっていて、このままでは更衣室に入れそうになくどうしよう…と口元に手を添えながら廊下曲がり角から見つめていれば、ふいに背後から腕を引かれる。振り向けば「─…ねねぽん!」『いま更衣室に行ったらあそこから動けなくなるからダメっ』しい、と人差し指を口に当て静かにするように訴えかけるねねぽんがそこにいて、『ねね、さっき逆巻さんが体育館から出てくの見たの。ミスコン終わったし、もしかしたら帰っちゃうんじゃない…?』心配そうに眉尻を垂らす彼女に、はっと双眸を開いては「わたし、探してくる…!ねねぽんこれ預かってて、」と弓矢や空の手提げカゴを彼女に預けては、更衣室とは違う方向へと駆け出して。あまり人に捕まらないようにできるだけ人目を避けて、こっそりと、彼の姿を探していく。スマホは生憎制服のポケットの中で彼と連絡を取る術は今はなく、がむしゃらに探していると、廊下の先でばったりと出逢ったのは親衛隊を後方に引き連れた隊長である同級生の相馬くん。しっかりばっちり視線がぶつかり、ひやりと心臓が跳ねては「相馬く、─…」と声が漏れるけれど、相馬くんは微かに双眸を開くと唇を一度引き結び、キュと踵を返し『ややっ…やっぱり更衣室の方に行こう!出待ちしてる人がいるかも、僕らで永瀬さんを守るんです!』と進んできた方向とは逆の進行を勧めつつ隊長として眩しい威厳を見せつけ。こちらに背を向けた相馬くんは後ろ手で〝あっち〟と親衛隊とは別方向を指差し、回避通路を促してくれているようで。相馬くんの行動に再びこんなに感謝する日が来るなんて──「ありがとう」と優しく小さく呟き、更衣室の方へ向かいだして背を向けた親衛隊と隊長の背後を通り抜けていくと、やがて人気のない校舎に辿り着き。さすがにこんなところにはいないかも、なんて思いながらも展示室が並ぶ校舎の廊下を歩み出した時、ある部室前で立ち止まる彼の姿が瞳に映り小さく息を呑み。帰ってなくてよかった、と安堵の溜息を吐いては何を見ているんだろうと思いつつ、そ、と歩み寄り聞こえてきたのは深い溜息、彼の視線の先には自身のミスコンを飾る号外写真が貼り付けられていて、どき、と鼓動が速まりだすと一度だけ密やかに深呼吸をしてから、後ろ手を組みながらそうっとにこやかに声を掛け )
──…おっきな溜息が出ちゃうくらい可愛いですか?


  • No.2619 by 逆巻 傑  2024-11-22 22:46:04 



……、うん。
( アイドル──それも卒業が近いとはいえ高校生を異性として意識するなど平常ではとても考えられない事態だが、自分だって伊達に歳を重ねてはいないし、恋愛経験も人並みには経ていて。ベタな恋愛漫画のように鈍感ではいられない、けれど〝それ〟を受け容れてしまうこともできず、理屈と膏薬はどこへでも付くとばかりに別の理由で説明を付けようと模索する折。悪魔の囁きのようなタイミングで現れた天使の羽に、閉じていた瞼をそうと開き、瞳だけを動かして横目にそちらを窺えば、口を衝いて出るのはこれまでの全てが無に帰するような素直な肯定。昨日の状態でも同じように返していたかどうかは今更確かめようもなく、体ごと彼女の方へと向き直っては、取っ散らかった心中を悟られぬよう努めて普段通りに「優勝、おめでとうございます。盛り上がり凄かったすね」とまずは改めての祝辞を述べて。それからようやく本当に落ち着いてくると、なぜ相手が此処に居るのか、衣装のままこの場所までやって来たのかと現状の不思議さに思い至り、直裁的な訊き方で真相を求め )
…で、なんでその優勝者がここにいるんすか?


  • No.2620 by 永瀬ひな季  2024-11-23 00:54:13 



えへへへ…傑さんが手伝ってくれたおかげです、ありがとうございます。
( 冗談混じりに尋ねた言葉がするりと肯定されてしまえば、微かに瞠目した後、えへへと双眸を伏せるように緩ませながらはにかむと、続く祝辞の言葉にはますます照れて、少し傾げた頭上の簡素な輝きを放つおもちゃのミニティアラが輝くだろうか。この場にいる理由を言及されては「それなんですけど─…ねねぽんが傑さん帰ったかもって言うから、わたし傑さんのこと探してて。あげたいものがあるのに」あたふたここにいる理由を並べ、手を胸前に持ってきながら人差し指同士をもじもじと合わせるけれど、あげたいものがあると言うのに両手には手提げカゴも弓矢も何も持っていないことは明らかで。そうして語り出したのはこの学校におけるジンクスについて。リボンやラインストーンで装飾された頬が内側からじんわりと熱を持ちながら、説明の間伏し目気味だった視線をそっと上げて彼の表情を窺い )
──…っていう、うちの学校のミス・ミスターコンにはそういうジンクスがあるんです。だから傑さんにそれを、受け取ってほしくて…。


  • No.2621 by 逆巻 傑  2024-11-23 02:58:27 



幸せならもう──…
( 何やら切り出しづらそうに躊躇う様と手ぶらのキューピッドに、ステージでのアピールを思い返して予測を投げるも、紡がれた〝あげたいもの〟はそれとはまた別口の幸せらしく。彼女がそういったまじないの類いを好意的に捉えていることは既知の事実にしろ、こうも縁があるとついつい唇から零れゆくのは「またジンクス…」の声。しかしそこでキスももう貰っただの他を当たれだのと言わなかったのは、遠慮がちに此方を見つめる瞳が自分だけを映していることに安堵を覚えたせいか。「それって、もし断ったら他の人にするんすか」受け取る決心がつかずにぽつりと尋ねては、内奥を見据えるようなまっすぐな眼差しを正面へと向ける。果たして己がどんな返答を求めているのか、分かるような、分からないような、分かりたくないような。胸にしきりにさざ波の立つ中、やがて相手の口から次の候補の存在が仄めかされたなら、断る選択肢は消え、具体的に祝福を授かる場所を確認しつつ左人差し指のリングを外そうと )
…じゃあ、お願いします。…どこ?手?


  • No.2622 by 永瀬ひな季  2024-11-23 15:55:19 



それは……まあ、そうですね、せっかく優勝したので。
( ミスコンでのアピールタイムのこともありジンクスなんて信じない彼のことだから、もう貰いましただなんて返答が今に来てしまうのだろう。ぽつり尋ねられては考えを巡らせるように一度視線を横へずらすと、頑なに断られるようなら優勝者のキスは影の活躍者であるねねぽんか、日頃お世話になっている牧さんに捧げることに考えが着地し、視線を戻しては小さくこくりと頷いて肯定すると、思いの外、じゃあ、と願われ自分からあげたいと申し出たことなのについ喫驚で双眸を瞬かせてしまって。〝え、いいの?〟と頬が色づきだす間にリングを外そうかと手元に彼が視線を向けたなら、た、とそばへ歩み寄って〝そこじゃないよ〟と伝えるように彼の左手の上に被せるように手のひらを添えては、踵を上げて少し背伸びをしながらきゅっと双眸を閉じると彼の左頬へ唇を柔く軽く押し付けて。文字通り瞬く間のほんの一瞬のできごとだけれど、確かに授けた祝福。踵を下ろして左手から手を離しては両手の拳を胸の前にきゅっと寄せながら、かあぁと頬や耳まで含羞の色に染めつつ合わせられない視線は手元へ向けると祝福を授ける場所を漸く告げて )
──…ここ、です。…でした。


  • No.2623 by 逆巻 傑  2024-11-23 18:11:07 



…これもジンクスの条件、で…?
( 体の前に取り出した手をそっと抑えつけるように軽く柔い重しが乗せられれば、目線を上げた瞬刻にゼロまで縮まる互いの距離。咄嗟に呑んだ息を細々と吐き出す頃には頬に触れたその正体を悟り、辿々しく種を明かす少女へ真意を探るような問いを発するも、彼女が何かしら答えたにしろ沈黙を貫いたにしろ、そんな事を聞いてどうするのかと思い直し「…いや」と自ら打ち止めて。「ありがとうございます、…ました。…誰かに見つかる前に戻った方がいいすよ」両者共通の知人である男子生徒にまさに今階段から決定的瞬間を見られていたことなど露知らず、校内外で噂が立つことを危惧して相手に退避を促し、それに従って足音が遠ざかったなら。一人きり残され立ち尽くす頭の中では、あの日聴いた鐘の音が残響のように鳴り響いているだろうか )

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(/ 逆巻側、ここで回収とさせていただきます…が、まだやりたいことや話したいことがあったのに!という場合は改変して続けていただいて大丈夫です…!感想等は完全に〆となってから語らせていただきますね。※蹴り推奨 )


  • No.2624 by 永瀬ひな季  2024-11-24 03:39:49 



……っ、いえ、こちらこそ!
( キスをする場所なんて最初はもちろんどこだって良かったのだけれど、今日女の子に囲まれていた彼の姿を見たからか独占欲がどうしても湧いてしまったようで。自身でも突飛な行動力に驚きつつ、ほろ苦い柑橘系の香りが鼻腔をくすぐったのは二度目だろうか、微かな余韻と冷めやらぬ羞恥心のなか彼の問い掛けに口篭っていれば、祝福への礼を告げられるとふるふると首を左右に振りながら、祝福を受けてくれたことやミスコンのためにメイクを教えてもらったことなど様々な意味を含む謝辞をあたふたと告げ。助言には、確かに!とはっと顔を上げては未だ赤らんだ頬のままで。自身の着替えが済む頃には文化祭の閉幕時間となるだろうし「もう帰っちゃいますよね、…あの、本当に今日は来てくれてありがとうございました。気をつけて帰ってくださいね、無事におうち着いたらLINEくださいね!」と矢継ぎ早に伝え、ぺこーっと深くお辞儀をしては、それじゃと来た道を戻るようにぱたぱた廊下を駆けていく。階段横で相馬くんが慌てて身を引っ込めて壁にぴたりとくっ付き気配を消していることなんて、今は〝ほっぺたにちゅーしちゃった〟と自身の言動にひたすらに恥じらっているせいか全く気が付かず。そのあとは親衛隊のおかげで無事更衣室内に入れて着替えられたし、友人やメンバーから優勝おめでとうとカラフルなスタンプのLINEが届いているのも確認したけれど、その中に混じる彼からのメッセージはシンプルながら一番輝いて見えては〝うれしい、だいすき〟と気持ちがきゅんと溢れてくる。しかし文化祭の閉会式や打ち上げを兼ねた後夜祭──それもミスコン優勝者ならなお慌ただしく待ち構えていては、落ち着いて彼に返信できたのは夜になってから。帰宅を知らせるLINEが届いていたなら、おかえりなさいのスタンプを送信し、それから改めてのメイクのお礼や文化祭を一緒に回れたことのお礼と、〝学生生活でいちばん楽しい文化祭でした〟とありがとうで溢れたメッセージを送信し、その1、2分後くらいに〝だいすき〟と猫がハートを持ったスタンプも送信したなら、友人から送られてきたミスコンの写真や、コスプレ衣装の自分たちの写真を眺めながら思い出たっぷりのスマホを片手に眠りにつくだろうか )

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( / こちらも回収で〆とさせていただきました!この時がついに来たな~と思いながら、文化祭イベとっても楽しませていただきました。ありがとうございました* 本当にアツい展開でした…イベント考えてくださった背後様に大感謝です…(拝み)
恒例の感想大会は後ほど提出致しますね…! )


  • No.2625 by 逆巻 傑  2024-11-24 17:18:59 



(/ 文化祭イベ、ありがとうございました…!本当に遂にこの時が、という回で、また一歩関係を変化させた二人にまだ心臓がどきどきします、…してます。約束通り帰宅メッセージを送信してからずっと後夜祭のこと気にしてて、返信が来たらわりとすぐに『ひなちゃんもおかえり』は送ってそうだし、頻出の猫スタンプもそろそろ同じの購入してそうだなって思いました。ジンクスの相手は絶対詮索されるだろうけど何て答えたのかなとか、ねねぽん以外のメンバーも同じ学校なのかなとか、続々と興味の惹かれる点が生まれるという意味でも妄想の捗る〆ロルで、最後の最後まで楽しませていただきました*
感想は細かく書くととても1レスに収めきれる気がしないのでざっくりめになりますが、とにかくひな季ちゃんの〝大好き〟感と逆巻の〝無意識に好き〟感で甘め展開が盛り盛りでしたね…!なんでこれで付き合ってないんだと度々首を傾げながら壁に勤しんでおりました。初手から特製クレープといつかのやり返しのご褒美があり、仲良し度チェックでは得点には繋がらないものの他愛ないやりとりから仲良し感が滲み出し、着せ替え写真館では色々なシチュの二人を写真に収められ、ミスコンでは特大の投げキスを貰って…何回読み返しても尊い以外の言葉が見つかりません。主眼のジンクスのシーンで無事逆巻の恋心も芽生え、最初に「文化祭行きたい…!」だけで案を出した時にはこんな幸せ詰め合わせみたいなイベントになるとは思ってもみませんでした。また追加料金が発生しそうなエプロン姿や、ひな季ちゃんのためにあるようなアンティークドール姿、ファンの夢そのものなメイド服、今回イベにぴったり且つ神さまというか妖精さんみたいなゆめかわいいキューピッド衣装など新衣装も盛りだくさんで、加えて語尾「にゃん」だったり「ご主人様担当」だったりのファンサもいただき、ペンライトが光りっぱなしの回でもありました…。 )


  • No.2626 by 永瀬ひな季  2024-11-25 04:11:05 



( / 熱量をひしひし感じられる感想に、心がむぎゅむぎゅ嬉しくなりました…っ。約一年半の時を経て漸くここまできたかという感じですもんね。いつかも言ったかと思いますが、恋心が育まれるまでの描写は大好きながら、こんなにもじっくり楽しく味わえたことはないので本当に改めてこのご縁に感謝しております…そしてすぐひながあまりにも尊い…。
ええ、帰宅後もひなちゃん呼びなの可愛いです…ひな季もきゅんとしてるに違いないです。同じ猫スタンプを購入する勢いなのも尊みで溢れています…!ジンクスの相手詮索、ねねぽんにはバレバレなのに思い出して恥ずかしくなって内緒って言って誤魔化してそうです。ねねぽん以外のメンバー、あちとさや姉は違う学校ぽいな~というイメージをなんとなく抱いています。

〝無意識に好き〟感めちゃくちゃ良かったです…やっぱり癖…。クレープのやり返しができて楽しかったですし、反応だとかも可愛らしくて願望を叶えていただきありがとうございました…!逆巻さんが纏っている独特の緩さと繊細さとミステリアス感が本当にツボだなあと再認識しつつ、仲良し度チェックでは新たな情報を得られて、点数は微妙ながら間違いなく仲良しのやり取りができて楽しかったです。好きな食べ物にハンバーグが挙がりひな季の存在が影響を与えてることの実感とか、点数気にしてるひな季にこっちを見てた方が良いと目を合わせてくれるのとか…とてもきゅんときました…!着せ替え写真館では待望の学生服もさることながら、実は軍服姿を見たい下心もあったので、ラストにチョイスしていただいてとっても感謝でした……しかも白の軍服だなんて最強すぎる…。
ミスコンでは絡まれる逆巻さんを見れて満足でした…!ファンサの反応と塩対応のギャップを噛み締めているところに、やきもちシーンを見られて会場並みに非常に盛り上がりました…!久しぶりの相馬くん登場回でしたが相馬くん、衝撃だったろうな…()と思いつつ、鐘の音…鳴りましたか…!とによによきゅんきゅんなジンクスシーンでした。香水は例のミラーハリスのティートニック…?以前にどんな匂いなんだろうとお試しサイズを取り寄せしていたので、香りを思い出しながらなんて盛大にオタクしてました()推し活ありがとう…。
本当に供給盛りだくさんな文化祭イベでした、改めてありがとうございました…*

省略して書こうと思いつつ長くなってしまいましたが上記蹴り可です◎
この勢いのまま、次なる本編イベントの匂わせ写真事件後日談に参りますか…? )


  • No.2627 by 逆巻 傑  2024-11-25 06:51:33 



(/ そもそもの主題がこの部分だったためにある程度引き伸ばそうと画策したとはいえ、ここまでキャラクターの心情変化に寄り添って描写できたのは本当に貴重な体験でした…。おかげで逆巻が若干倫理を超えてひな季ちゃんに惹かれているのも、個人的には何ら違和感なく。背後はとっくにひな季ちゃんを大好きになっていたので今まで逆巻を抑える方がむしろ大変だった程ですが、この進展速度にも関わらず飽きることなく続けてこれたのはお相手が背後様だったからこそだと思っております。膨大なレス数に反して、起こったことがひな季ちゃんが恋に落ち、逆巻も恋に落ちた、に要約できてしまうことが一周回って面白くなってきたところで、今後とも末永くよろしくお願い致します()

私も〝無意識に好き〟感出すのめちゃくちゃ楽しかったです~…!いちいちはわはわしてくれるひな季ちゃんが愛おしくて、でもいざって時には逆にちょっと自信なくなっちゃうのも等身大の高校生っぽくて甘酸っぱくて、それから逆巻の発言で再来世の転生先まで決定しちゃう一途さも、ジェラシーで祝福の授け先がほっぺたになっちゃった直情さも、全部全部可愛いが過ぎました…。イベントを通してず~っと愛を伝えられていたような感覚で、幸せのタイパが試運転形式の交流に引けを取らない、とんでもない回だったなと改めて実感しております。ちなみに軍服は此方も着せたいなと思っておりまして…えへ、またもや以心伝心ですね。揃いの軍服も考えましたが、逆巻セレクトだとメイド服になってしまったので、あの形に。直前まで執事服か貴族っぽい服かの予定でしたが、執事だとシチュが浮かばないし貴族っぽいのはヴァンパイアで着たし…と悩んでいたところ、第三の選択肢として不意に閃きまして。白か黒かでもまただいぶ悩みましたが、気に入っていただけて熟考した甲斐がありました…!
鐘の音は絶対に鳴らそうとジンクスシーンが爆誕した頃から目論んでいたので、細かなネタにも気が付いていただけて嬉しいです…!最後の場面は二人の緊張感がひしひしと伝わってくるのも良かったですし、手を〝そこじゃないよ〟ってされるのもなんかすごいぐっと来たし、「です。…でした」の喋り方にもきゅんとしました…。また香水の具体的な品名まで当てられたことと、試していただいていたこと、今回イベで何気に一番の驚きかもしれないです。なんで?すごい…。

ということで可能な限り割愛したつもりが全く短くなっておりませんが、上下とも全文蹴り可です◎
そうですね、大丈夫そうならこのまま第二部駆け抜けたいなと…!開始ロルはこちらからお出しするので、少々お待ちくださいませ。 )


  • No.2628 by 逆巻 傑  2024-11-25 07:45:41 



( タイムラインを流れるアイドルの自撮り写真に思わずスクロールの指を止め、そっとタップして拡大した後、本日何度目か分からない溜め息を吐く。ユーザーネーム〝春名〟からダイレクトメッセージが届いたのは、そんな悩める午後の昼下がりで。彼女とは此方から頼んでメイクをさせてもらったあの一件以降、これまで通りにsns上での交流は続けつつも、実際に会おうという話が持ち上がったことはなく。時折目にする投稿で自分磨きに情熱を注いでいるらしいことは把握していたが、それが本人の中である程度の水準に達した時、再び顔を合わせることになるのだろうというのも確かな予感として理解していて。『大事な話があるから、できたら近いうちに会いたいです』通知を開くと、遂に届いた用件は案の定。しかし、付け足された立会人は予想外で。『水瀬ひなちゃんも一緒に』よりにもよって今最も顔を合わせづらい相手を指定されて、承諾の返事をしようと伸ばした人差し指が中空で停止する。なぜ交際の申し込みの場に第三者が必要なのかは分からないが、そんなことを訊くわけにもいかないし、誘い自体を断ってしまうのもこれまでの努力を陰ながら見守ってきた者として忍びなく。『相馬くんも一緒でいいですか』結果、己の心の安寧のため永瀬ひな季親衛隊長の彼も引っ張り出し、数日後にいつかのカフェに再集合することとなって )


  • No.2629 by 永瀬ひな季  2024-11-25 22:09:58 



( まさかこの四人で再び顔を合わせることになるとは。カフェの一席に着座した面々を眺めながら思い出すのは、数日前の彼からのLINE。お誘いが届いたかと思えばその実はお呼び出しで、デートかと思いほんの一瞬のぬか喜びを味わうこととなった後に湧いたのは疑問。なんで四人で…?と思いながらもプライベートで彼に会えるのは嬉しいので、裾のアシメフリルがお気に入りなココア色の千鳥柄シャツワンピースに白のフェザーロングカーディガンを合わせ、足元は茶色のショートエンジニアブーツに赤ソックスをくしゅくしゅとさせ、髪型はハーフアップに白色リボン。春名さんもおしゃれしてくるだろうからと負けじとおめかししてみたけれど、久しぶりに会う彼女は少し髪も伸び、以前よりずっと柔らかな印象を与え多幸感が似合う女性になっていて、しかし撫子色の頬や桃色の唇は少し緊張で引き締まっているようで。再会の挨拶もそこそこに今の彼女の姿を、はえ…とついまじまじと眺めてしまいながらぽつりと呟き )
春名さん…ほんとに変わられましたね…。

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( / お言葉に甘えて割愛してますが、例に漏れず嬉しくて何度もによによ復読して浸っておりました…。
それにしても、ひな季が恋に落ちて逆巻さんも恋に落ちたで要約できちゃうの、ほんとにそうで笑っちゃいました() 恒例の以心伝心にも嬉しくなり、逆巻さんの返しも「ます。…ました」だったのも心掴まれました。ちなみに香水に関しては、結構前にお部屋で見かけたので存じ上げておりました(こそ)
私も背後様だったからこそ、飽きずに楽しくやって来られたと思っております。改めて素敵なご縁を繋げていただいて感謝するとともに、こちらこそ末永くよろしくお願い申し上げます!第二部も駆け抜けていきましょう~!
そして席位置なのですが、すぐひなが付き合っていると勘違いしている相馬くんが気を利かせて二人を隣同士にしてくれそうな気もしつつ、心の安寧のために逆巻さんが相馬くんを隣に置くのかなとも思いまして描写しておりません。お好きな場所にそれぞれ配置していただけますと幸いです…! / 蹴り推奨◎ )


  • No.2630 by 逆巻 傑  2024-11-26 02:12:41 



…──相馬くん。こっち。
( グレーのコーデュロイショートシャツと同色同素材のストレートパンツ、その上にアイボリーのスエードノーカラージャケット、靴は黒のUチップシューズを合わせ、時間より少し早めに例のカフェへ入ると、そこには既に自分達を呼び出したボブカットの女性の姿があって。テーブル席の椅子側を彼女が確保していたため、用件の相手であろう己は向かいの二人掛けソファへと着席する。それから数分もしないうち、護衛対象と一緒に来てくれと頼んでおいた親衛隊長とアイドルの二人が到着しては、彼らが近くに来るなり青年の腕を引いて隣に座らせ、ゆえに少女は自動的に全員の横顔が見える位置にある幅広のダイニングチェアに腰掛けることになるだろうか。「そ、そうかな。自分なりに色々頑張ったから、そう言ってもらえると嬉しい」全員が腰を落ち着けて、少し。再会早々垢抜けた姿に言及された向かい側の銀行員は雰囲気と同時に物腰まで柔らかくなったのか、はにかむように謙虚に答えつつも、その中に努力に裏打ちされた自信をほんのりと滲ませていて。「…どう、かな」不意に此方を振り返った瞳が問わんとすることは短くとも明白で、ソフトピンクのショート丈ケーブルニットやローズグレーのチュールスカート、チョコレートブラウンでまとめたリブ切り替えのショートブーツところんとしたフォルムのショルダーバッグを一通り見遣ってから「…ん、努力したの分かります。全部よく似合ってる」と正直な感想を。喜んでいるというよりはほっとして気が抜けているような、笑みにも満たない笑みの隣、もし斜め前の位置からも眼差しが注がれるようなら、「水瀬さんもいつも通り可愛いすよ」とは言うものの、視線はふよふよと避けるように頼りなくメニュー表へと着地して。ややあって出された「とりあえず何か頼もうか」の助け舟で、自分はシナモンシュガーコーヒーを頼み、提案者はハニーミルクを頼むことにしたらしく )


  • No.2631 by 永瀬ひな季  2024-11-26 19:51:24 



…、ありがとうございます…。
( 彼女はメイクの魔法だけでなく恋の魔法にも掛かっているのだろう、謙虚にはにかむ彼女の姿は以前のようなちくちくとした気配はなく、あたたかな春を感じて可愛らしい。ほっ…としたようで、けれど同時に逆巻さんが彼女に惹かれてしまうのではとの憂慮も持ち合わせていて。努力してる人のことは多分、誰だってそうだろうけれど好ましく思うはず。彼女に静かに賛辞を送る彼の様子をじ…と見ていれば、それに彼が気付きこちらのことも褒めてくれるけれど、なんだかついでのような気がしたり、いつものようにしっかり目が合わないのも気になったりして100%の喜びには至らず、もにょりとお礼を返し。そもそもなぜ呼ばれたのかも分からず、なんとも言えない空気感のなか、絶妙にサイズの合っていない丈感の深緑色のパーカーとブルーデニム、3ラインのスニーカーに身を包んだ相馬くんは、なぜか逆巻さんの隣に座らされていることに〝??〟とますます状況が分からない様子でコンタクトの瞳をおろおろと動かし。普段逆巻さんのsnsのネトストをしているだけあって美容に少し興味を持ち始めたのか、前に比べてずっと綺麗になった頬を相馬くんはぽりぽりと掻いて。そこへ助け舟にほっと3人が乗っかってはショコラティーラテを、相馬くんは少し迷った後に彼と同じ飲み物を頼み。憧れる人の隣に座らされていることで緊張しきりな相馬くんは、猫背のまま直視できないようでちらちらと彼を盗み見ながら『さ、逆巻さん…もいつもおしゃれですよね、いいな…』ぽそぽそと羨望を漏らしたなら、飲み物が到着するまで相馬くんが似合いそうな服についてちょっとだけ談義が行われるだろうか )


  • No.2632 by 逆巻 傑  2024-11-27 04:14:03 



( アドバイザー3名による服の見立ては、やがて己が彼へ数点のアイテムを譲り渡すことに話が決まり、テーブルに湯気の立つ4つのカップが運ばれて来るまで続き。必死にスマホへメモを取る青年の隣で同じシナモンシュガーコーヒーをそれぞれの正面まで引き寄せると、熱さに怯んで印ばかり啜ってから、思いのほか興が乗ったのかファッション談義は今少しの延長。ただ対面の呼び出し人だけは他の何かに気を取られるように次第に口数が減ってゆき、反対にハニーミルクには頻繁に口をつけるようになって。いよいよ誰よりも早くその中身が無くなった時、静かに両腕を下ろした彼女はひとつ息を吐いて「…──あの、今日は、逆巻さんに伝えたいことがあって。それをひなちゃんにも聞いてほしくて」と容れ物の底を見つめながら本題を切り出す。水を打ったようにぴたりと止んだ議論の代わりに一拍置いて「はい」と答えれば、軽く居住まいを正して眼差しにも些かの緊張を帯びさせ。「実はあたし、逆巻さんのことが、好き──…でしたっ…」そうして顔を上げ、瞳も言葉も真っ直ぐに告げられたのは、覚悟していたものとは別角度の過去形での告白。元より受け入れるつもりはなかったものの、これにはどう反応すべきかと返事に窮する此方の姿に、困惑を読み取った相手は慌てて事情を語りだして。元々この日の告白のために自分磨きを始めたこと、けれど最近になって職場の男性からアプローチを受けるようになって気持ちが傾きだしたこと、今日は見込みのない過去の恋をきちんと終わらせるために呼び出したこと、そしてその勇気はあの日の体験と水瀬ひなの一言から貰ったこと。「だから、好きだったって、楽しかったって、…たぶん、幸せだったって──…伝えたかった、だけ」一人で喋り続けたことが唐突に恥ずかしくなったのか、尻すぼみにそう結んだ表情は、しかし達成感と安堵感に満ちていて。「ありがとう。…お幸せに」自身から伝えたいことは上手くまとめられそうになかったので簡素な礼と祝福に込め、そっと緩めた目許をもって送り出す。そんな冬の足音も忘れるような暖かなムードの中、「うん、逆巻さんもきっと!」と晴れやかに祝福が返されては、この時ばかりは意識から外れていた〝叶う恋〟でも〝叶わない恋〟でもない〝叶えてはならない恋〟の問題が現実として襲い掛かり、「ん……、うん……」と曖昧な声音を洩らす始末となって )

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(/ 今回もばか長くてすみません…。春名さんは半分くらい背中押してほしくて来てるはずなので、この後は緊張から解き放たれた勢いでひな季ちゃんと女子トークを繰り広げていただけると幸いです…!それが済んだら多分全員分の会計持って帰るので、その際に何か小物を忘れててひな季ちゃんが届けに追い掛けて行く→ひな季ちゃんの離席中に相馬くんの浮気ダメ発言かなという計画になってます。わりとすぐ終わっちゃいそうなので、入れたいやりとりだったり変更したい点があればご遠慮なく…!特になければ蹴り推奨です◎ )


  • No.2633 by 永瀬ひな季  2024-11-27 16:25:17 



( 談義の間に私物を譲ってもらえることになった相馬くんの『いいんですか!?』と「いいなーっ」との自身の声が被る。そもそも彼の隣に座っているのも羨ましく、気分が昂ったせいで暑くなったのか手団扇する相馬くんだけれど、羨んでじとーっと見つめるこちらの眼差しでなんだか涼しくなったらしくそっと手を下ろしていれば、話題を切り出した彼女へと今度は視線を移し。この雰囲気は告白だけれど、何もわたしも一緒じゃなくても…!とつい身構えるように膝の上に拳を乗せつつ、視線だけその二人へと彷徨わせ固唾を飲んで見守っていれば、彼女の桃色の唇が開かれるとその内容はやっぱり告白で、きゅっと心臓が縮む思いがするけれど〝でした〟との過去形にぱちりと双眸を瞬かせながら彼女を見つめて。それから慌てて事情を語り出した彼女は想いをきちんとひとつひとつ言葉にし、それにいつしか真剣に耳を傾けて、やがて柔らかく晴れやかな表情を浮かべるのを目の当たりにすると、自身もまたほっ…と小さく安堵の息を吐き。わたしならそうする、と道を示したのは自分だったけれど、いざライバルが堂々告白するとなるとこんなにヒヤヒヤするなんて。でも自分の言葉で、自分を変えたい人の背中を押すことができたのならちょっと嬉しいし、彼のメイクは自信を持たせてくれる力があってやっぱりすごいなあなんて、誇らしく嬉しい気持ちになっては自然と表情が緩んで。「春名さん、ほんとにすごく可愛くなったから、傑さん取られちゃうかと思ってどきどきしちゃいました」本当にちょっと冷や汗をかいたことを眉尻を垂らしながら笑って伝えては、「え、ちなみに気になってる人ってどんな人ですか、傑さんに似てる?」と安堵から始まるのは女子トーク。彼女の方へと少し身を乗り出しながら瞳を煌めかせては『全然似てないかな、もっと明るくてよく喋る人─…でも優しくて、一緒に居ると居心地が良いとことかは一緒かも』ふふ、と彼女は表情を和らげて。メンズたちを置いて何往復かそんなやり取りをしたなら彼女のスマホの通知が鳴り『…あ、あたしそろそろ出なきゃ。今日は本当にありがとう、…それじゃ』画面を確認した彼女が席を立つと、ここは出させてとアクリル筒から伝票を取っては、すっかりふっ切れたような明るい笑みでその場を後にし。真っ直ぐな自信を取り戻した背中に手を振って見送り、話に夢中になってすっかりぬるくなったショコラティーラテの残りを啜りながら〝ほんとにすごく可愛くなってたなあ〟なんて余韻に浸りつつ、彼女が座っていた椅子をちらり見遣ってはリップの忘れ物を見つけ。直後に退店のベル音が聞こえては、彼女を見失う前に届けなくてはと慌てて立ち上がり、リップを椅子から拾い上げると彼女の元へと届けに向かって )
帰り気を付けてくださいね!──…あれ、春名さん忘れ物してる!わたしちょっと届けてきますねっ。


  • No.2634 by 逆巻 傑  2024-11-27 21:35:01 



あ──…お願いします。
( ここ最近トレンド急上昇の悩み事に行き当たって場も弁えず悶々とする折、目の前では対照的にきゃっきゃと女子トークに花が咲くも、自身はずっと上の空で。隣のもう一人のメンズもまた呼び出し人の告白によって初めて隠されていた好意を知った上、アイドルから飛び出した『傑さん取られちゃうかも』というさも共通認識かのような言葉のオープンさに混乱を極めて、華やかな二人の輪からは外れたまま。そんな蚊帳の外の構図が崩れたのは集まりの目的を果たした彼女が席を立った瞬間で、気前良く全員分の会計を持って出てゆく上機嫌な表情へ思い思いの挨拶を掛けては、淡いピンクの背姿を見送る。数十秒後、置き去られたリップを届けるべく今度は雛鳥のようなふわふわの白が同じ動線を辿ってゆくと、離席の報告へ託すように応えたのを最後に、テーブル席には久方振りの沈黙が訪れ。特に語ることもないため大人しく帰還を待ってから自身も店を出ようかと思案するけれど、青年の方はまるきり逆のことを考えていたらしく、他者の居ない今が好機とばかりに決意の面持ちで此方を振り返って。「…逆巻さん。浮気は、ダメですよ」何の脈絡もなく突然促された忠告に、意図はよく分からないものの内容は賛同するところではあるので「はあ…」と気の抜けた肯定を返す。ところが煮え切らない態度が逆鱗に触れたのか、隣からずいっと身を乗り出してきて「絶対ダメですからね…!」と強い口調で迫られれば、傍からは不義理を働きそうに見えるのだろうかと「や、しないし──」と明確に猜疑への否定を。その弾みで今し方の宣誓を最も聞かせたかった少女の顔がちらつき、怒った肩越しに目線が着地したのはショコラティーラテの置かれた席。ほろりと静かに零れた呟きには抱えきれなかった遣る瀬無さが滲むようで、親衛隊長は「それを聞いて安心しました」と満悦の笑みを浮かべるものの、当事者から実際の関係を知らされた暁には一気に事情通となってしまうことだろう )
…絶対大事にするのに。


  • No.2635 by 永瀬ひな季  2024-11-28 01:27:37 



ただいま~、無事届けてきました!すぐ気付けてよかったあ──…ね、この後どうしますか?
( 彼女がお店を出てから間もなくのことだったから、すぐに後ろ姿を見つけることができて「春名さん、忘れ物ー!」と声を掛けながら駆け寄って、無事に彼女の元にリップが渡り八重歯覗かせながら安堵の笑みを浮かべると、『あっ本当だ、ありがとう!助かる~…、…。』白のシャギーカーディガンも相俟ってポメラニアンを想像した彼女が、ふふ、と双眸緩め。口元を笑んだまま双眸をきょとんと瞬かせていれば『ほら、早く戻らないと。二人が心配するでしょう』ぽん、と頭を撫でながら戻るよう促されると、「はい、…またねっ、春名さん」と、はにかみながら手を振って彼女と別れ。その足でまっすぐカフェに戻ってくると、荷物を置いた席へと再び腰を掛けながら晴れやかに任務報告を伝え。空になったカップたちを視認すると、この後予定がなければと二人──主に彼の方を見ながら伺いを立てるけれど、相馬くんが急にばっと素早く立ち上がり、それに驚いて相馬くんのことをぽかん…と見上げて。『俺はこのへんで、失礼します!二人の邪魔しちゃ悪いし…。永瀬さんはまた学校で!逆巻さんも、また連絡します!』と、気を利かせた相馬くんはその場でぺこっと深々頭を下げれば、じゃ!とそのまま足早にカフェを出て行き、双眸ぱちぱちと瞬かせつつ小さく手を振りその姿を見送れば。ついには二人きりになり、カフェの出入り口から彼へ視線を戻すとテーブルに頬杖をつき、ほんのり頬を染め小首を傾げながらデートのお誘いを口にして )
う、うん…また学校で──……行っちゃった。…、えへへ、二人きりになりましたね。デートでも行きませんか?

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( / 相馬くんの外見変化を入れることができたり、ちょっとずつ垢抜けていく流れができて満足したので次で〆させていただきますね…!デートはもちろん断っていただいて大丈夫です◎ )


  • No.2636 by 逆巻 傑  2024-11-28 11:33:17 



…悪いけど、今日は俺もこれで帰ります。寝不足なんで。
( 浮気によって深く傷付けられた経験でもあるのか、何かに駆り立てられるように倫理を説いた青年は、少女が届け物の任務を終えて戻ってくるなり入れ替わりで機敏に席を立ち。急に忙しなく去ってゆく深緑は嵐が過ぎ去るようで、呆気に取られて「何だったんだ…」と口に出せばその思いは一層強まって。しかしそれより気掛かりなのは彼女と二人取り残されてしまったこと。知らぬ間に芽生えていた恋心を自覚してからというもの、態度を決め切れずに今日を迎えてしまっていて。いつもの調子で軽やかに持ち掛けられるデートの誘いにも、応じるわけでもなければ断る声音に常の切れ味もなく、言い訳じみた理由を引っ張ってきて逃げの一手に出ては噛み殺した欠伸で瞳を潤ませ。とはいえ自分まで功労者を置いて帰るわけにはいかないので、相手のカップが空になるまで待ってから共に店を出ると、有無を言わさぬ現地解散の雰囲気で別れの挨拶を )
それじゃあ、ここで。水瀬さんも暗くなる前に帰って。

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(/ 次で〆、承知致しました!此方も回収させていただいております◎ )


  • No.2637 by 永瀬ひな季  2024-11-28 18:02:13 



えっ。それは帰って寝ないとですね…!
( 悪いけどと続く言葉にそれは大変!と瞳を丸くしては、夜遅くまで映画でも観てたのだろうか、メイクの研究だろうかと考える。普段よりも少し切れ味の悪い断りに、それとも何か悩みごとなのだろうかと様々な要因を考えつつも言及はせず、できるだけ早く帰れるように唇に付けたカップを傾けてはショコラティーラテの残りを飲み干していく。自分一人を置いていかず、律儀に待機してくれた彼にお店を出てから「飲み終わるの待っててくれてありがとうございました」と礼を告げ、そのまま現地解散を告げられると大人しく頷き受け入れて。彼から言い聞かせられたように自身もまた言い伝えては、にぱ、と無邪気に笑ってその場で解散を。──それからその足で赴いたのは雑貨屋さん。快眠の手助けになるようなものでもあれば、と棚の間を縫うように探していれば一輪の薔薇の入浴剤が目に付き。花びらを一枚一枚はなしていくタイプで楽しむことができて、サンプルの香りを嗅いでみればキツくなく、アロマ感覚でリラックスして眠れそうで。箱に入った入浴剤を手に取りラッピング袋付きで会計を済ませたなら、早く渡したいな、と口の中で呟いては言いつけ通り暗くなる前に帰宅するだろう )
はーい。傑さんも気を付けて帰って、それからしっかり寝てくださいね!それじゃあ、またお仕事で!

( ──その後日、学校で一人でいたところに相馬くんがこそこそと周りの目を気にしつつ呼び掛けてきて。彼のsnsに特に出掛けたような投稿がなかったからか、あの後どこへ出掛けたのか問われると「あ、あの日はね。傑さん寝不足だったらしくてそのままカフェで解散したんだあ」と心配と少し残念さを帯びた表情を浮かべ。それから質の良い睡眠が取れるよう入浴剤を買ったことを伝えては、それを健気に感じた相馬くんは頷きながら『こんな可愛くて優しい彼女がいたら叶わないよね、春名さんも』「彼女…ってわたしのこと?わたしたち、付き合ってないけど…」と双眸をきょとんと瞬かせながらほんのり頬を色付かせ。もちろんそうなれたら嬉しいのだけど。もじもじ視線を逸らしていれば『えっ…?』と相馬くんは一音発したきり固まってしまい、その背後には思考の宇宙が広がるだろうか )

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( / 回収ありがとうございます、〆させていただきました◎
プライベートを垣間見える描写が好きだなあと改めて思ったり、変化した心理描写になんというか感慨深さを感じたりと、今回イベは短めでしたが満足度が高かったです。浮気しないことを聞かせたかったって…逆巻さん…!と机ばんばんしたくなっておりました() そして相変わらずおしゃれ…相馬くんは譲り受けた逆巻さんのアイテムを着こなすことができるのでしょうか。というかどんどん仲良しになっていってますね。春名さんも努力したぶんちゃんと報われてきていて、すぐひなだけでなく周りの変化を感じられる回で満足するものとなりました、ありがとうございます* )


  • No.2638 by 逆巻 傑  2024-11-29 01:18:31 



(/ 匂わせ写真事件後日談、そして第二部完走、ありがとうございました…!〆ロルも第三部への完璧な引きで、改めて伏線を散りばめるのがお上手だなと感服です…。
今回イベは部を跨がずに春名さんの件に決着をつけておこう、という回だったので短い上にあまりすぐひなメインではありませんでしたが、関係なく楽しんでいただけたようで安心致しました。私もひな季ちゃんのことで頭がいっぱいになってる逆巻を描けて満足度高めでした* そして二人の今後は勿論のこと、逆巻の秘密と服を一日にして手にした相馬くんの動向とファッションもこれから要チェックですね。…と、色々な事情が重なってメンズが何だか仲良くしてましたが、ひな季ちゃんと春名さんも女子トークを通じて相当打ち解けた様子で、すぐひなが微妙な時期な分そっちで平和を回収してました。ただ頭ぽんってしたのだけはまだ許してないです( 親衛隊 )あとめちゃくちゃ余談ですが、今回のおめかししたひな季ちゃん、いつも可愛いけど遊園地デートの時の若さ大爆発ファッションと並ぶくらい背後のタイプでした…。いつも以上に雑駁としてしまっていますが、上記全文蹴り可です◎

さて次は、本編第三部に進むか保留にしていた臆病な少女幽霊に移るか、はたまたその他か、いかが致しましょうか? )


  • No.2639 by 永瀬ひな季  2024-11-29 13:23:53 



( / いえいえそんな、伏線はもちろん描写の纏め方もファッションコーデにおいても、背後様の足元にも及びませんので…!でも褒めていただいていつも嬉しいです、ありがとうございます…* 親衛隊にご新規様が増えたところで()、お言葉に甘えて割愛させていただき次ですが、臆病な少女幽霊を挟んでおくと良い感じにクリスマスイベのリアタイができそうな気もするので、臆病な少女幽霊でもよろしいでしょうか?無理にリアタイでなくても構わないのですが、折角ならという気持ちも半分ありまして…。その他の小話でももちろん歓迎です◎ )


  • No.2640 by 逆巻 傑  2024-11-29 17:53:30 



(/ 実は私もここで小話挟んだらクリスマスリアタイできるな…と考えておりました。ということで臆病な少女幽霊、全く異存ございません◎ 形式は試運転形式かロル形式か、どちらに致しましょうか? また逆巻は神社を護ってる稲荷狐や、どこかの神社か祠かで祀られてる白狐や、力と正体を隠した野良の九尾の狐…いずれも人の姿に化けた狐の妖を考えていますが、こんな設定だと嬉しいといった要素は何かありますか? )


  • No.2641 by 永瀬ひな季  2024-11-29 21:30:05 



( / もはや常となっている以心伝心ですね* いつも通り試運転形式がいいかなと考えておりました。そして狐の妖さん、ぴったりすぎて既にうきうきしています…!ではでは挙げていただいた中の、稲荷狐か白狐でお願いできますでしょうか?(※決めきれませんでした!)
生前のひな季が神社に初詣のお参りだとか、願掛けだとか、受験の時にもお参りしに行ったことがあるだとかで、ゆかりのある神社にいる狐さんだと嬉しいです。幽霊になって誰にも気付いてもらえず、でも周りの幽霊も意思疎通できなそうなのが多いし怖いしでめそめそしながら神社に辿り着いたひな季を、なんか見たことある子だなと認知している逆巻さんに発見されたいです…!あと油断とかびっくりした時に、もふりと尻尾だとか耳が現れる設定とかも非常に大好きなので、もしよろしければ…!
その他に背後様が入れたい設定などございましたら何なりとお伝えください◎ )


  • No.2642 by 逆巻 傑  2024-11-29 22:55:44 



(/ やっぱり相性ってあるんだなって、背後様とお話しているとつくづく思います…* それでは進め方は試運転形式で、逆巻は稲荷狐を務めさせていただきますね。ご提案いただいた二人の関係性と霊体での初対面のきっかけもとても納得感があって…、是非乗っからせてください!追加でひな季ちゃんが元々『善悪問わず人ならざる者に好かれやすい』みたいな設定があると、お参りに来る度に狐が悪霊や悪運だけを追い払っていたとか、稲荷の神様にも贔屓にされていたとかで、たくさん居るであろう参拝客の中で特にひな季ちゃんを覚えていた理由にもなるかなと(人ではないので神秘パワーで全員漏れなく覚えていたでも全然良いのですが…!)。油断すると尻尾が出てきちゃう、びっくりするとぴょこっと耳が見えちゃう、の設定も喜んで取り入れさせていただきますね…! )


  • No.2643 by 永瀬ひな季  2024-11-29 23:58:37 



(  / えへへ、そう仰っていただけて嬉しいです…!本当にこれ以上のご縁はないと思っておりますし、n回目ではありますがこれからも末永くよろしくお願い致します*
わあい、よかったです!追加の設定もめちゃくちゃ好みなので、ぜひぜひ取り入れさせてくださいませ…ツボが似通っているの本当に助かります、ありがとうございます…。耳と尻尾の設定のご快諾もありがとうございます!
こちらから開始ロルを出させていただきました。その他特に設定相談などなければ全文蹴り可です◎ ちなみに物語中に触れるかは不明ですが、ひな季の死因は無難に交通事故で頭の打ちどころが悪かったとかにしようかなと…。それでは今回の小話もよろしくお願いします* )

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うう、なんでみんな無視するの…?誰もわたしの声、聞こえないみたい…。( 透き通る足でふよ、と辿り着いたのは幼い頃から多々訪れる神社 / 次第に雨も降り出す中、お賽銭裏の階段に腰を下ろし膝を抱えながら項垂れめそめそ / いつから着いてきていたのか、どよんと黒い悪霊がこちらに手を伸ばそうと )


  • No.2644 by 稲荷狐  2024-11-30 00:30:51 



( 膝を抱えて悲嘆する霊の前に、つ、と降り立てば / 人の姿に扮した白い狩衣姿の男性がそこに / 目元は朱色の布面で覆っていて / 少女に近付こうとする悪霊を手に持った扇の一振りで追い払い / 声を掛けると共に事務的な説明を )──迷い子。残念ながら今ここに神様はいません。神無月の期間なので。


  • No.2645 by 永瀬ひな季  2024-11-30 12:36:24 



──…?( 一瞬吹いた風と掛かる声に俯いていた顔を上げ、きょとん / 一度背後を振り返り、誰もいないことを確認してから視線を戻しては / 自身を指差しながら問い掛け )わ、わたしに話しかけてます…?


  • No.2646 by 稲荷狐  2024-11-30 13:23:01 



…、そうだけど…──!( 思わぬ問いに生じる須臾の間 / 当然だとでも言うように答えるも、月明かりに照らされたその顔には見覚えがあって / 小さく息を呑むと、彼女が霊体になってしまった事実に少なからず動揺した様子でぽつり )どうして、此処に……。


  • No.2647 by 永瀬ひな季  2024-11-30 18:48:52 



よかった~っ、口聞いてくれる人いた!( ひーんっ / 助かった!と明るい安堵の声ながら今度は嬉し涙 / たた、と数段の階段を降りて彼のそばで、拳を握り縦に振りながら訴え )聞いてくださいよ、みんなわたしのこと無視するんですよ!家族も友達も、近所のおばさんも知らない人も…みんな、わたしのこと、見えてないみたい…。( 彼の動揺には気が付かぬまま、ぺらぺらと喋っていけば / やっぱり変 / 不安な気持ちが押し寄せ、眉尻を垂らし / 彼の出立ちを改めて眺めてみると、そっと問い掛け )…あなたは、神主さんかなにか…?


  • No.2648 by 稲荷狐  2024-12-01 01:24:51 



や、それは──……( 実際見えていないのだから仕方ないだろう、と言いかけて既の所で止め / 自分の状態に気付いていない? / 一瞬過った〝真実を知れば成仏してしまうかもしれない〟という考えは思いのほか自身を惑わせ / 今少しの猶予を得るべく、結局「大変だったすね」と控えめに続けて / そして不意に此方へと向いた関心へは二秒程の沈黙の後、限りなくふわっとした回答を )…の、見習い…みたいな感じ…。


  • No.2649 by 永瀬ひな季  2024-12-01 02:16:50 



そうなんですよ、も~…。みんな暗い顔してるし、なんかわたし怖くなっちゃって…悪い夢でも見てるのかな。( はふりと悩める吐息を溢しつつ、何気なく後頭部を触り / 声掛けたの人の中には同類がいたりいなかったり / 反芻しながら双眸をぱちり瞬くと、疑うことなくにこやかに声援を送り / 久しぶりに誰かと話せるのが嬉しくて、ぺらぺら話続け )見習い。へえ…立派な神主さんになれるといいですね!ていうかそれって前見えてるんですか?もう夜だしそんなの付けてたら危ないんじゃ…。あれ、夜?( 不思議な時間の感覚に、きょとん / そもそも今日は何日? / 靄が掛かったみたいに上手く思い出せずに )


  • No.2650 by 稲荷狐  2024-12-01 03:00:18 



夢ならいつか醒めるし、此処にいる限りは安全だから、安心していいよ。…まぁ、霊はちらほら来るけど。( 子どもを寝かしつけるような口調で告げると / 頭の上に手を置き、不安感が少しでもなくなるよう念じて / その時、ぼんやりとした霊の影がふっと横を通り本殿の方へ / しかし最初に少女へしたのと同じ説明をすればすうと薄くなって )…眉間、鼻先、唇。( 言いながら、相手の顔の一部分へ的確に人差し指を置いてゆき / それだけで証明は完了したとばかりに続く語はなく / 違和感の追求を妨げる気はないため、疑問には敢えて何も答えぬまま )


  • No.2651 by 永瀬ひな季  2024-12-01 06:10:57 



それもそっかあ…──え、霊?( 彼の言葉はなぜだかとても腑に落ちて、表情和らぐけれど / 続く言葉にきょとん / 横を過ぎていく霊の影にぴしっと固まり、更にはそれが薄くなり消えてしまえば表情さあぁと青ざめ / 「っ!!?」と声にならない声を上げながら、彼に縋るように狩衣をぎゅっと握ろうか / 口をはくはくと動揺を露わにし〝消えましたけど!?〟 と 指差し彼とを交互に見て訴え )あ、ちゃんと見えてるんですね。こっちからは見習いさんの顔、全然わからないのに。( 意外そうに双眸ぱちり / 朱色の布面の下はどんな顔なんだろう / 上半身を傾げては、隙間から見えたりしないかななんて )


  • No.2652 by 稲荷狐  2024-12-01 08:50:51 



そりゃ霊だし、そういうこともあるでしょ。( 慌てふためく彼女とは対照的に、悠揚迫らぬ態度 / 視線での訴えには面の奥の目を合わせ、装束を掴まれることも厭わないけれど、心情には寄り添わず / 自身が現れる瞬間を見られなくて良かった、と思うと同時 / 霊が霊に怯える様は少し不思議な光景で「苦手なんすか?ああいうの」 )…ひな季さんも、修行したら見えるようになるかもね。( 側面からでも丁度目の端までを覆う朱色は、自然の風程度ではちらりとも揺れることなく / 覗き込もうとする相手へ、静かに緩ませた口元から戯れを )


  • No.2653 by 永瀬ひな季  2024-12-01 11:01:44 



ほ、ほんとに幽霊っているんだ…。( どきどきと鼓動が速まったまま、まだ少し信じがたい様子でぽつり / つい掴んでしまった装束に、はっと気付いては / 周りをきょろきょろ見て他に霊がいないのを確認し / そ、と装束から手を離しつつも近くから離れず「苦手です、ああいうの」 )修行で見えるようになるものなんですか、すごい…──?…わたし、自己紹介してました?( はえ、と感心の瞳向けながら鵜呑みにして / あれ / 数秒の間のあとに小首傾げ )


  • No.2654 by 稲荷狐  2024-12-01 12:41:09 



いるよ。幽霊も、幽霊以外も、色々。( 自分達の存在が認識された実感に、つい横から肯定と補足を / 不安げに辺りを見回す様子を微動だにせず暫しそのまま見守っては / 縋る手は離すものの傍に留まる相手へ、じっと朱の面を向け「…、俺のことも?」 )…え。あ、よく参拝に来てくれてたし、…その、よく来てくれてたし。話したことはなかったけど、一方的に知ってる。( 指摘されて初めて口を滑らせたことに気付き / 常連一本で乗り切ろうと / 伝わらないのが常だったので対応下手 / けれど内容は全て真実で )


  • No.2655 by 永瀬ひな季  2024-12-01 15:52:10 



いろいろ…。( そう聞いて視線を宙に逸らし思い浮かべるのは、都市伝説的なものや宇宙人とかで / こちらを見つめているような布面に気が付けば、視線を目の辺りに合わせ「へ?」 / きょとん / 人間じゃないってこと?と思うけれど半信半疑 / しかし先程頭に置かれた手からは悪いものは感じなくて / ゆる、と視線を彼の手のひらに落としては「…見習いさんは、大丈夫そう」とぽつり )へえ…?すごい、よく覚えてますね!えぇ、わたし全然気付かなかったです。見習いさん特徴的だから、近くにいたらすぐ気付きそうなのに。( 双眸ぱちぱち / 家族と来たこともあったし、名前を呼ばれてるのを聞いたのかも? / 絵馬に名前を書いたこともあり / 素直に納得しては瞳煌めかせ、彼の記憶力を称賛し )



  • No.2656 by 稲荷狐  2024-12-01 16:35:53 



うん。神様とか、悪霊とか、妖とか…あとは、そういうのが視える人間とか、そういうのに好かれやすい人間も。( 彼女の頭の中に何が浮かんでいるかなど露知らず、自分に身近な例を挙げてゆき / 最後を口にする際にはちらりと相手の方を窺って / 「…そう」反応は簡素ながら、声色には明らかな安堵が滲み / 不安から手を握りたいのかと視線の意図を誤解しては、体の正面に差し出して )…俺は、此処から出ないから。此処で起きた事だけ覚えてればいい。( 事なきを得ると身の強張りもふっと解け / それから境内を振り返りつつ零した言葉はどこか寂寞として / だからひな季さんの身に起きたことも知らない、と続くはずだった無力感は胸の内に秘めたまま )


  • No.2657 by 永瀬ひな季  2024-12-01 17:32:54 



えっ、好かれやすい人もいるんですか!?大変そう…──、見習いさんも、さっきの幽霊見て怖くなっちゃったんですか?( 小さく衝撃マークを浮かべては、まさか自分のことだなんて思わず / 眉尻を垂らして同情すると / 互いの間に差し出された手と彼を、不思議そうに交互に見つめては問い掛け / そ、と手のひらを重ねて柔和に微笑み「一人じゃないから、きっと大丈夫ですよ」 )ふうん…?( 引きこもりってやつ…?と微かに小首を傾げていれば / はっと夜であることを思い出し )あっ、今何時だろう!?あんまり遅いとみんな心配しちゃうかも、今日はわたし帰りますね!……、また来ても、いいですか?( あたふた / たた、と鳥居の方へと駆け出した足を止め、振り返っては / そっと窺うように尋ねて )


  • No.2658 by 稲荷狐  2024-12-01 19:53:03 



そのはず──…だけど、そうでもなさそうだな…。( 当事者である彼女が他人事のように呟くと / 微塵も心当たりの無さそうな顔に返答を翻し / 案外影響は生じないものなのだろうかと、下唇に緩く曲げた人差し指の第二関節を添えて )……ああ…、うん。大丈夫になった。( 数拍置いてやっと両者間の齟齬を理解し / 握られた手に印ばかり力を込めた後、相手が必要なさそうならそっと離すはずで )…、──…ん。朝でも昼でも夜でも、いつでもいいよ。( 生者の元へ向かおうとする背を咄嗟に引き留めようとするけれど、薄く開いた口は静かに閉じ / 代わりに仄かな微笑みを湛えて / その姿が暗闇に消えていったなら、自身も踵を返して狐の姿に戻るだろうか )


  • No.2659 by 永瀬ひな季  2024-12-01 21:50:06 



?…──それならよかったです!( 何やら考え込む様子に小首を傾げつつ / 彼も怖かったと信じてやまない無垢な瞳をふわりと和らげ / 多少あった恐怖の余韻は不思議と抜け、繋いだ手を互いにそっと離し )ありがとうございます!またね、見習いさんっ。( 時を問わない来訪の許可を得れば、ほっと嬉しそうに表情を綻ばせ / 手をぶんぶんと振って帰路に就き )

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( 相変わらず家族に声は届かずご飯の用意もないけれど、不思議とお腹は空かなくて / 自室のベッドでぼんやり天井を仰ぐうちに眠ったというか、意識を手放すような感覚で / ─…ふと響くおりんの音で、ぱちと双眸を開ければそこはベッドの上ではなく / 線香が焚かれた遺影の前で手を合わせる家族の姿 / あ、わたしのだ / それからはあんまり覚えていなくて、朝焼けの中で辿り着いたのはあの神社 / 正面に垂れる鈴緒の前でぼんやり、ぽつり )──…あ、いま神様っていないんだっけ…。


  • No.2660 by 稲荷狐  2024-12-01 22:44:46 



──神様なら、あと数日もすれば帰ってくるけど。( 昨夜と同様、何処からともなく背後に現れては参道から声を掛け / 精彩に欠ける様子から、自身の預かり知らぬところで何が起こったのかは想像に難くなく / 粛々と意思を問うて )…何か願い事?…、此処で待つ?


  • No.2661 by 永瀬ひな季  2024-12-01 23:48:01 



…、見習いさん。おはようございます、すごく早起きですね!( ふと掛けられる声に顔を向け、彼の姿を見つけると / へら、と笑みを浮かべ / それから朝焼けにきらきら透ける足先を向け、なんでもないような挨拶を )うん、願いごと。さすがに神様でも難しい内容だから待ってたって仕方ないんですけど、聞いてくれたらちょっと楽かもって思ったくらいで…、あ、神様にもわたしの声、聞こえるのかな。( こく、と小さく頷き肯定し / どの範囲まで自分の声が届くのか、首を傾げた方向に視線を落とし )


  • No.2662 by 稲荷狐  2024-12-02 00:25:52 



おはようございます。…俺、あれなんです、ショートスリーパー。( 相手に調子を合わせて応じるも、笑みを作ることはなく / 冗談とも本気ともつかない口振りで / 聞き齧っただけの単語を引き合いに出して辻褄合わせ )…だったら、いま神様は居ないけど、言ってみたら。神様の使者くらいは聞いてるかも。( 誰かが聞き届けることで楽になるなら、と / 使者とは無論自身のことだけれど、それは明かさずに / みだりに聞かれたくはないだろうと、入口の狐像の影まで戻るべく身を翻し )


  • No.2663 by 永瀬ひな季  2024-12-02 01:00:25 



…ふふ。その見た目でその単語が出てくるの、アンバランスでおもしろいですね。( 双眸を瞬いては、ふ、と小さく息を漏らすと / くすくす笑みの溢れる口元にゆるく握った手を添え )神様の使者?…そっか、〝いろいろ〟いますもんね。なるほど、──…使者さん、いますか。わたしの声、聞こえますか。( 昨晩のやり取りを思い出し納得したように呟けば / 気を遣ってか彼が身を翻し入り口の方へ向かったのを見ると、再び足先を本堂へ向け / 鈴緒を握り揺らし音を鳴らそうとするけれど、ただの霊の体では鳴らせずに / 少し気落ちし眉尻を垂らすもの、二礼二拍手ののちに声を掛け始め / 辺りは自分の声と、小鳥の囀りと木々の擦れる音が聞こえるだけで / すう、と息を吸うと )…──お母さんの作ったオムライスが食べたーーいっ!( やけに透る大声 / どうせ誰にも聞こえやしないから / 本命のお願いごとじゃないけれど、食べたいのも叶わないのも本当で / 「あとハンバーグとかカレーとか、グラタンとか卵焼きとかも食べたいです!」と続け様に更に欲を増やし )


  • No.2664 by 稲荷狐  2024-12-02 12:09:01 



…実はあまりよく分からずに使いました。( 不釣り合いとの指摘は的を射ていて、覚えたての言葉を使ったことにそわりと目線は斜め下 / ほんの少し声量を抑えて正直に白状 )──…えぇ…、本当に聞くだけのやつ…。いや、回顧体験くらいはできるか…?( 腕を組み狐像に背を預けていれば、離れた甲斐のない叫びに驚いてひょっこり獣耳が顔を出し / そしてなんか思ってたのと違う願い事の内容に困惑の声を洩らして / しかし如何ともし難い望みでも一応は何とか叶えようと思案を巡らせ、面の奥の眉根をきゅっと寄せようか )


  • No.2665 by 永瀬ひな季  2024-12-02 21:05:45 



ふふふ、短時間の睡眠で大丈夫な人のことです。( 布に隠れた目線はわからないけれど、正直者に柔らかに微笑んで / それから知識を彼へ )──…ああ、ちょっとすっきりした!すみません見習いさん、急に大声出しちゃ、って…。( 言葉を締めたあとに深々一礼して、上げた顔はちょっぴり晴れやかに笑みを広げ / そういえば彼には聞こえてるんだ / ぱ、と振り返り入り口付近の像の元にいる彼へ視線を定めれば / 双眸ぱち / 驚いて開いてしまう口に、手のひらを添えながら指差し )え、み、耳…?


  • No.2666 by 稲荷狐  2024-12-02 21:50:49 



6時間くらい?( 知識を素直に吸収して、更なる疑問に首傾げ / 狐の平均睡眠時間9~10時間と比較して当たりをつけたらしく )…、……──あ?( 一心に考え込むせいで飛び出たままの耳には気が付かず / 振り返った彼女の言葉で、顔を上げて間の抜けた声を発し / 腕を伸ばし、頭上の毛並みにそっと触れては / もう良いかと狐の姿に変化した後、ひと駆けして姿を消した次の瞬間には相手の目の前に / そこでまた人の姿に戻ると、先程まで身を預けていた狐像を指差して )…すみません。俺ほんとは神主見習いじゃなくて──…あれ、です。


  • No.2667 by 永瀬ひな季  2024-12-03 04:37:17 



6時間は…そうでもないような…?( こちらはもちろん人間の感覚で / 同じ方向に小首を傾げながら )──…わっ、…え、えーっ…!( 指摘の声を受け、彼が狐に変化したかと思えば瞬く間に消えたり目の前に現れたり / 瞳をまんまるにしてびっくり / そういえばここが稲荷神社だと気が付いて / 喫驚の瞳はすぐにきらきら )お狐さまだったんだ…!すごーいっ、人にもなれるんですね!待って、これこそ狐につままれるってやつでは…!?わたしとんでもなく貴重な体験してる気が…、ねえねえお狐さまっ、ちょっとだけ狐姿、触らせてくれませんか…!( 興奮しきりで / 本物の狐はなかなか触れるものではないから、ここぞとばかりに両手の指を組み合わせながらお願いを / ずずい )


  • No.2668 by 稲荷狐  2024-12-03 10:26:36 



…、そんなに寝ないのか…。( 一拍だけ衝撃を処理する空白の時間 / それからしみじみと呟いて )黙ってたのは悪いと思ってるけど…( 怒涛の勢いに気圧されて口を挟む暇もなく / ぽかん / 最後まで聞き終えてからやっと頭が回り始め、まずは正体を隠していたことへの詫びを表明するけれど / 生前も野生で暮らしていたため愛玩動物のような扱いには慣れておらず / 「使者ってそういうのじゃないから」と少し首を後ろに引いて当然のごとく拒否 )


  • No.2669 by 永瀬ひな季  2024-12-03 13:36:19 



3時間とかならショートスリーパーって感じがします!…でもそれは、人間の場合で。( 人差し指をぴっと立て主張 / あくまで人間の場合と念押し / 〝狐の睡眠時間ってどれくらいだろう〟と疑問に思う眼差しはじっと布面に注ぎ )申し訳なく思ってるなら、ぜひもふもふを…。だめですか?( ぜひこの胸に飛び込んで、と言わんばかりに両手を広げるけれど / 拒否の姿勢にしょんぼりと眉尻を垂らし / 腕を下ろしながら残念そうに本殿へ振り返り「未練が残って成仏できないなあ…」 / とぼとぼ…、また階段のとこにでも座ろうか )


  • No.2670 by 稲荷狐  2024-12-03 15:13:25 



じゃあ狐は4時間くらいか。( 念押しと視線を〝狐の場合は知らない〟の意と取って自力で推測 / というかそもそもショートスリーパーの狐っているのか? / 少し考えた後、「…まぁ、霊体の俺らには関係ないすね」と身も蓋もない投げ方をして )や、そんなことで──…( 成仏できなくなるわけがない、と続けようとするも、先程の願い事を思い出すとはたと言葉止め / あながちないとも言い切れない / あと神様にも文句を言われそう… / 仕方なく狐の姿に変化すれば、寄り添うように彼女の隣へとおすわりをして )


  • No.2671 by 永瀬ひな季  2024-12-03 17:37:53 



そっか、寝ないんだ…。……、普段は何して過ごしてるんですか?( 〝俺ら〟の一括りで思い出す、寝たようで寝てないような感覚 / 寝ないならずっと起きてるのかな、と視線を宙に逸らし考えては / 投げたのはまるでお見合いの質問 )──…、わあい、えへへ…ありがとうございます。お狐さまの姿、可愛いですね。( そもそもなんでわたし成仏できてないんだろう / 座った膝の上で頬杖を突きながら、ふと疑問が浮かぶけれど / 狐姿に変わり隣に来る彼に双眸をぱち、嬉しそうにまなじり下げ / そ、と手を伸ばしてなだらかな丸い頭をなでなで / でも成仏するわけでもなく )


  • No.2672 by 稲荷狐  2024-12-03 18:54:20 



境内の見回りとか、霊の対応とか、神様の雑用と世話とか…命じられたことを一通り。…人間は生者に関わりたがって心霊現象起こすのもたまにいるけど、大抵は成仏する方法探してるすね。ぼんやり現世に留まってると自我が崩壊して悪霊になりかねないんで。( 指折りつつ普段の行動を振り返ると「使者ってそういうのだから」 / しかし一般的な人間の霊である彼女には参考にならなかったかと思い直し、多数派の過ごし方を挙げてみて )──…、( 頭を撫でられては、おすわりの姿勢を崩さず横から見上げたままきゅうとひと鳴き / それから欠伸をするように口を広げ、両の前足と顎を相手の膝の上に乗せて / 狐の姿ではどうせ喋れないからと、気の済むまで触らせる間、寛いでいる心算で )


  • No.2673 by 永瀬ひな季  2024-12-03 21:01:29 



へえ、思いのほか忙しそうですね…。──…え。…も、もしかしてわたしも、このままだと悪霊になっちゃうんですか…?( なるほど、顎に人差し指添え彼が忙しなく働く様子を思い浮かべては / 普段お供えとかしておけば良かったなあ、なんて / ふいに聞き捨てならない単語が飛び交えば、冷や汗たらり / 恐る恐る問い掛け )~~っ…うう、かわいい、可愛すぎます…。よしよーし…。( 鳴き声も膝上にちょこんと乗る前足も、一挙一動全てにきゅんとときめき / はう / 頭部から尻尾付近に掛けて、ゆったり手のひらで撫でては頭部に戻りを繰り返し / それだけでもなんだか幸せそうにまなじり下げながら、寛ぐ彼の様子を眺めて )


  • No.2674 by 稲荷狐  2024-12-03 21:54:32 



…まぁ、現世に留まる明確な意志と動機がなければ、そういう可能性も…。( 言いにくい事を口にするように言葉濁しつつ真実を伝え / たのに、慰めにならない慰めでは悪霊になる前提で「その時は俺がちゃんと介錯するんで」 )……。( 撫でられることにも慣れてきたのか、耳を後ろに倒してリラックス状態 / 時折様子を窺うように顔を上げて真上を見て / また顎を膝に戻せば大人しく目を細め )


  • No.2675 by 永瀬ひな季  2024-12-03 22:26:47 



お狐さまがそうしてくれるなら、安心かな…。誰かに、あなたに、危害を加える前にひと思いにやっちゃってくださいね!( 自分がどうこうよりも、周りに悪影響や危害を与えないかが一番心配 / はらはらしていたものの、彼が介錯してくれると知れば安堵の表情を浮かべ / ほっと表情和らげては拳をぐっと握って )──…ねえ、お狐さま。( どれだけの時間そうしていたか、霊体はうっかり時間の感覚を忘れてしまうらしい / 昔からずっとそばで見守ってくれてたのは、彼だったような温かい心地 / ふと、撫でていた手を止めるとぽつりと呼んで )


  • No.2676 by 稲荷狐  2024-12-03 23:02:24 



うん、それは任せてもらっていいんだけど…まずは悪霊にならないところから頑張らないすか?( 彼女の頼みには特に異存なく引き受けるものの / 思いのほか力強い返答にむしろ此方がたじろいで )──……?( こういう時にどう過ごして良いやら分からず、結局いつものように境内の様子に耳を澄ましていた折 / 耳朶を打ったのは上から降る声 / 膝から身体を退けておすわりの姿勢に戻ると、首を傾げて見せて )


  • No.2677 by 永瀬ひな季  2024-12-04 12:53:44 



…だってわたし、なんで自分が成仏してないのか分からないですし…。現世に留まる明確な意志と動機?っていうのが、ぴんときてないというか…。( 人差し指同士を合わせながら、うんん、と小さく悩ましげな声を漏らし / 明確な死因なんてものも覚えていなくて / 不甲斐なし、としょんぼり )わたしのこと、ずっと見守ってくれてました…?なんか、あなたのこと知ってた気がするんです。…なんとなく、本当なんとなくだけど。( 小首を傾げながら、じ、と見つめ / そわ… )


  • No.2678 by 稲荷狐  2024-12-04 18:36:34 



何の未練もなければ、普通は自分が死んだことに気付いた時に成仏するはずなんすけどね…。( 一緒に思議しつつ、困ったようにぼやき / やはり母親の手作り料理なのか、と纏う空気は徐々に重たく )──…見守ってたって程の事じゃないけど、参拝に来る度に悪霊とか悪運は俺が追い払ってた。ひな季さんは、小さい頃から〝こっち側〟の存在に好かれやすかったから。( ほんの少し躊躇うような間の後、狐から人間の姿へ / どうしてもまだ認識されることに慣れなくて、彼女と同じように座って見せるのはやや俯き加減の横顔 / これまでの関わりをぽつぽつと喋って )


  • No.2679 by 永瀬ひな季  2024-12-05 00:53:32 



うーん…、あっ。お狐さまはわたしみたいな人の成仏のお手伝いとかもするんですか?( 例外は自分だけじゃないはず / ぴこん!と電球マークを浮かべ / 小首を傾げ )わあ、めちゃくちゃお世話になってる…ていうか昨日言ってたあれ、わたしのことだったんですね!?( 横からはやっぱり目元は見えなくて / そのまま視線を注ぎ、耳を傾けていれば / 亡くなってから知る事実にひとつ、ふたつと衝撃マークを続け様に浮かべ )…でも、だからかあ。ここに来たらすっきり晴れた気持ちになれてたの。お狐さまのおかげだったんですね…ありがとうございますっ。( 通りで、と今までの感覚と合致がいけば / 納得!と手をぽむと叩き / 八重歯覗かせながら無邪気な笑みを浮かべ )


  • No.2680 by 稲荷狐  2024-12-05 09:37:20 



そりゃできることがあればするけど…、霊力で未練を言い当てるとかはできないすよ。( 何か閃いた様子の彼女に歯切れの悪い返答 / 過度な期待を抱かせぬよう先手を打って / 手伝いといっても、対話の中で本人に何かしらヒントを得てもらおうとする古典的な手法であり )ん……、でも結局死なせてるし。( ゆっくりと相手へ顔を向けるも、浮かべるのはかろうじてそれと分かる程の曖昧な笑み / 人間ほど死を悲観的に捉えてはいないとはいえ、諸手を挙げて感謝を受け取れる心持ちでもなく / 力不足の感覚が否めずに )


  • No.2681 by 永瀬ひな季  2024-12-05 16:59:21 



成仏あるあるみたいなのを挙げてもらったら、ぴんと来るものがあるかなあと思いまして…。( えへへと頬を掻き / 要はしらみ潰し / 「何がありますか」と続けて小首を傾げて質問し )それは…、まあ人間っていつか死んじゃうものだし、好かれやすい体質っていうのなら遅かれ早かれそうなってたのかも…とわたしは思うんです。ま、今回は自分の行動のせいなんですけど…。だからお狐さまのせいだなんて思わないでください、…ね。( ゆる、と視線を膝の上に置いた指先へと落とせば / 狐姿の彼を撫でてるうちに大分落ち着いたり、ぼんやりとした記憶に輪郭が付き始めたりしたようで言葉を紡ぎ / 道路に飛び出した猫を追い掛けたがゆえの事故 / 視線を上げて彼へ向けると、そ、と手を伸ばして頭をぽふり撫で / にこ )


  • No.2682 by 稲荷狐  2024-12-05 20:41:26 



単純に未練として多いのは、大切な相手に伝えられなかったことがあるとか、残してきた家族やペットが心配とか…。でもひな季さんみたいに心当たりないって言ってた人間の未練だと、こんなに早く命を落とすなら将来のために我慢してたやりたい事をやっておけば良かったとか、自分の死にどこか違和感があるとか、連載されてた漫画の結末が気になるとか、幽霊ライフをまだ満喫してないとか…かなり人によるんで、何とも。( 相手の主張にも一理あるかと納得しては、これまで出会ってきた霊とのやりとりを想起し / 記憶している範囲で例を挙げてみるも、つまるところ人それぞれ / しかし方向性は悪くないはずだと「これから近辺の霊に聞きに行くすか」と未練インタビューを提案してみて )…──俺もうもふもふじゃないけど。( 彼女の言葉と円い笑みで微かに緊張していた口角の強張りが解け / ただ頭上に乗せられた手のひらには純粋な疑問の調子で / それから話に出た死の原因を最後まで口にしないまま尋ね )その……ひな季さんは、どうして。


  • No.2683 by 永瀬ひな季  2024-12-06 19:54:43 



なるほど──…ぅえっ!?やですよ、幽霊怖いし…!えっとえっと、確かに、もっとお腹いっぱいお母さんのご飯食べてからが良かったかもだし、期間限定で発売される予定のお菓子も食べてみたかったかも…。幽霊ライフを満喫っていうのも気になるし、……でもやっぱり、一番は…。( ふむふむ、と小さく頷く相槌を打ちながら耳を傾けていれば / 突撃インタビューの提案に表情青ざめさせ、ひえっ… / 自分も慌てて指折り数えるのは食べ物の欲ばかり / けれど一際心揺れ動くのは家族のワード / 全部の指を畳んで、きゅ、と握った拳に視線を落とし )もふもふじゃなくても撫でたくなるものなんです、人間は。( 強張り解けた彼の笑みに双眸緩め / 暈された問い掛けに瞳をふよ、と少し彷徨わせると / 撫でていた手を膝上へ下ろしては、少し気まずそうに口を開き )え?えー…、…通学路にいつも見かける野良猫がいるんですね。素っ気ないけどたまに撫でさせてくれる猫ちゃんで、これがまた可愛くて!…それでその日、見かけた場所…横が道路だったから危ないなって思ってたら、その猫が道路に飛び出しちゃって。ちょうど車が来て、危ない!って思ってたらつい体が動いちゃったみたいで、それで…。( 猫の紹介はちょっぴり熱弁 / 拳をぐっ / 尻すぼみ気味に声音を弱めつつ語り終えては / 眉尻を垂らしつつ、えへ )


  • No.2684 by 稲荷狐  2024-12-06 21:18:11 



自分も霊体になったのに、まだ怖いんだ…。( 幽霊の仲間入りを果たしても拭えないらしい恐怖心へ、独り言のように零し / しかし様子が変化したことに勘付くと、声音をほんの僅かに固くして / 「何か分かったすか」と横から窺い )ふぅん…。( 人間は撫でるのが好きなんだ、と雑なインプット / それから人間の形を取っているからにはそれらしくしようと、話を聞き終えるなり自らも相手の頭上に手のひらを乗せてみて / 話してくれたことへの感謝も共に示そうか )──…後悔してるわけでもなさそうだし、想像してたより救いのない最期でもなくて、せめて良かった。……あ、でもその猫は結局、無事だったんすか?( ふ、と頭を過る疑問 / 命を懸けて守った猫の安否を亡くなってしまった彼女は確認できたのだろうか、とそれが唯一気掛かりで )


  • No.2685 by 永瀬ひな季  2024-12-06 21:56:51 



それとこれとは別だもん…。──…ん、( 独り言に似た呟きが耳に届けば、片頬ぷくと膨らませ / 視線ふい / 横から覗き込む布面を、ちらと一度視線を向けたあと小さく頷き / 「家族が心配みたい…。わたしが急にいなくなっちゃったせいで、みんなを悲しませて、…みんなには笑っててほしいのに」唇をきゅっと噛み締めながら涙の溜まる双眸を伏せ / 睫毛からほろりと涙が転がり )へ、え…っ?( ふいに頭に撫で置かれる手に、瞳ぱち / ほんのり仄かに頬を染め / 布面で隠れた表情から彼の意図は読み取れず、おろおろ )猫ちゃんは、無事だった気がします。( 事故直後の薄れゆく意識の中、力の入らない手のひらをざりと舐める舌の感覚が残っている気がして / そこに反対の手を添えては、へにゃと緩く笑って )


  • No.2686 by 稲荷狐  2024-12-06 23:20:37 



──…あげる。…って言っても元々ひな季さんに付いてたものだけど。〝幸運〟…の、種。家に置いてきたらそのうち発芽するから、家族も少しずつ笑うようになるんじゃないすか。( 零れ落ちた涙を見て初めて、これまでの態度には幾許かの強がりがあったのかもしれないと思い至り / 無言のまま年端のいかない少女の胸中を察するも、狐に人間の心の機微は難しく / またも言葉通りに受け取っては、髪に付着したゴミでも取るようにするりと指通し / 差し出したのは植物の種に似た淡く光る粒 )…なんで困るんすか。( 相手から戸惑いを読み取って、此方が困惑 / 何も間違っていないはず… / 最期の行動が報われたらしいと聞けば「良かった」ともう一度繰り返して )


  • No.2687 by 永瀬ひな季  2024-12-07 04:25:01 



種…?──…お狐さま、ありがとうございます!( ほろほろと溢れる涙が手元を濡らす中、差し出された〝種〟に双眸をゆっくりと瞬き / 両手でそれを受け取れば、じっ…とそれを見つめた後に柔く包むように握って / 朝露に濡れた花のように表情綻ばせ / 「置くだけでいいの?埋めなくていい?」とそわそわ尋ね )お狐さまも撫でたくなるものなんだ、的な…?( ほんのり頬染めたまま、視線ふよ / 幸運の種よりも先に芽が出るなにか / 「ね、ほんとによかったです」命が無駄にならなかったことはもちろん、猫の無事への安堵が大きく / 足元だけだった透明感が指先にも微かに広がりだし )


  • No.2688 by 稲荷狐  2024-12-07 17:10:15 



…ん。できるだけ家族全員が揃うところに置いておいで。( 彼女が笑えば朝の陽射しも一層眩くなったような / 神の使いらしい喋り口で種の活用を促し、必要な説明は全て済んだとばかりに顔を前方へ / もし相手がそのまま自宅へと向かったなら、入れ替わりで本殿には華美な和装に身を包んだ女神が降り立つだろうか / 暗めの茶髪に整った顔立ちは、人間界で言うアイドルを彷彿とさせ )いや、これは人間として──…( 誤解を解こうと口を開くも、視線を逸らされては言葉を止め / とにかく失敗したらしいと悟り、「なら、もうやめます」とすごすごと手を引っ込めて )


  • No.2689 by 永瀬ひな季  2024-12-08 02:12:30 



──…はい。わたし、いってきます!( 頭から離れて引っ込んでいく手のひらが不思議と少し名残惜しい / 種の説明を聞けば大事に大事に手のひらで包み込みながら、こく / 晴れやかな笑みを広げながら宣言すると、階段から腰を上げ / きらきら透ける足で家へと駆けて行き / ──やっぱりここかな、と選んだのはリビング / 〝わたしなら大丈夫、今までありがとう、ちゃんと起きて、ご飯たべて、長生きしてね〟と気持ちを込めて / 種を優しく置いたなら、すう、と光の粒が溶け込んでいき / ほんの少し温かくなったような / ほっ… / そのまま自分まで溶け込んでいきそうな感覚に、ふと手元を見ては指先の透けに気が付き / !? / 再び神社へ走って戻ってきた頃には、膝あたりまで薄く透けてきているだろうか )お狐さまっ──…はわっ、ゆうれ、い…じゃ、ない?どちらさま…?( 彼に声掛けようかとしたなら、ぴゃっと飛び上がり / また幽霊かと思った / よく見れば神聖な雰囲気を纏う美人で、ほわり見惚れ / 透け感強まる手のひらを口元に添えながら尋ね )


  • No.2690 by 稲荷狐  2024-12-08 16:45:22 



…あ、戻ってきた。( 境内に入った気配を感知して獣耳ぴくり / そのまま引っ込めて参道の方を振り返ると )ひな季さん、神様がひな季さんが来てるって聞いて早めに帰ってきたらし──…( つい先程本人から語られた経緯を伝えようとするも、着実に消え掛かっている魂の形にその声は途切れ / 代わりに背後に佇む女神が「あれっ、ひな季ちゃんもう成仏しちゃうの!?」と頓狂な声を上げて )


  • No.2691 by 永瀬ひな季  2024-12-08 20:01:43 



ええぇっ、神様!?ここの神社の神様ってすっごく美人で可愛かったんだ…!わたしてっきり、おじいちゃんとかそんな感じなのかと…。( 衝撃マークを浮かべながら瞳まんまるに / 正直な想像を吐露しつつ、まじまじと見つめては / こく )あ、はい。一番の未練を達成したみたいで、成仏できそうです!( えへへ / 後頭部に手のひら添えながらはにかみ / その間も節々から、体が蒸発していくように光の粒子がきらきらと宙へ )ここには昔から、思っていた以上にお世話になってたみたいで…本当にありがとうございました。( 柔和に微笑み / ぺこ )


  • No.2692 by 稲荷狐  2024-12-08 20:49:47 



( 「ふふふ、わたし神様界ではちょっとした有名人なんだから!」なんて気取って見せる二人のやりとりも今は耳に入らず、ただ傍観して / 粒子が宙に消えゆくたび、彼女が天に還ることの実感がゆっくりと湧くようで / そこかしこで人ならざる者達が騒めきだし、少女を見送ろうと / いよいよ全身が透けて、魂が空の方へと浮かびだしたなら、辺りには神秘の風が渦を巻くように吹き渡り / 相手の姿を追って顔を上向け、別れの言葉を告げる瞬間には、それに布面が煽られて奥の面差しが露わになるだろうか )──…生まれ変わってもきっと元気で。


  • No.2693 by 永瀬ひな季  2024-12-09 14:21:03 



お狐さまたちも、お元気、で──…( 人ならざる者たちの騒めく声に、びく / 見送ってくれてるのかな…?と、おっかなびっくり周りを見回し / ほんの少しだけ嬉しいかも、と最後の最後で微かに警戒心解いては / 神秘の風で体ふわり浮かび / いよいよお別れだな、と思っては瞳うる… / 両手を振り自らも別れの挨拶を送るけれど / 捲れた布面の下から彼の素顔が露わになれば「え゙っ!?」と特大衝撃マーク / 顔が良っ… / 涙は引っ込み、消えかけてた輪郭が元に戻り始め / 数秒その場で滞空する体、空気を読む神秘の風 / 徐々に地上に降ろされ、やがて地に足裏が付き )…あ、あれ?( きょとん / 霊体ほやほや時のままくらいの透明感に戻り / 片足上げ足元きょろきょろしたり、手のひらを表裏返してみたりして )


  • No.2694 by 稲荷狐  2024-12-09 14:55:12 



…──ん?( 彼女が無事に成仏できることに安堵する気持ちと、遠いところへ行ってしまうことへの寂寥で悲喜交々 / その姿が完全に見えなくなるまでじっと見守ろうとするも、一向に消えないどころか輪郭を取り戻し始めた魂に不審の声が洩れ / 周りの有象無象も異変に気が付いて、ざわ… / やがて少女が元の位置に足をつけると、神秘の風が収まるのに合わせて当然布面もはためかなくなり / ぽかんと薄く開いた口から零れるのは当惑の一言で )…成仏、やめたんすか?


  • No.2695 by 永瀬ひな季  2024-12-09 15:20:50 



や、やめたわけではっ!あれぇ…?( 光の粒子もとうに収まってしまった手のひらをぶんぶん振って否定 / おかしいな、とこちらも困惑気味 / 両手を空に掲げながら、ぴょんぴょんとその場で飛んでみるけれど / しーん… / 「あらあら、これは…」と神様も揃えた指先を口元に添えて、きょとん / そ、と両手のひらで顔を覆えば )……なんか、未練…残っちゃったみたいです…。( 涙の別れの後の居た堪れなさに、羞恥でぷしゅうと湯気立ち / ぽそ )


  • No.2696 by 稲荷狐  2024-12-09 15:44:02 



こんな土壇場で…、振り出しに戻るか…。( 細々とした告白に率直な心情を吐露するも、存外落胆はなく / 双方の事情を悟った様子の神様がくすくすと笑みを溢し、「よかったね、スグル」と軽く自身の頭を撫で遣ると / せめて彼女が成仏するまでの間、悪しき者から守り抜く決意を胸に / 少女の方へと向き直って歓迎の意を示し )おかえりなさい、ひな季さん。…これからもう少し、よろしく。


  • No.2697 by 永瀬ひな季  2024-12-09 16:52:59 



ご、ごめんなさい…、…?( 申し訳なさげな声音で謝罪するも / 神様の笑い声におずおず指先を少し下げては、二人のやりとりにきょとんとはてなマーク / 歓迎の言葉に次第に嬉しそうに和らぐ表情を、手のひらを下ろしきり晒すと )…えへへ、よろしくお願いします!( 頬染めはにかみながら二人のそばへ駆け寄って / いつしか神社では時折、朗らかに笑う少女の声が聞こえると噂されるだろうか )

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( / 臆病な少女幽霊イベ、ありがとうございました!こちら〆とさせていただきました*
シリアス入ってちょっと重いかも…とどきどきひやひやしてましたが、幸せそうな方向に持っていけてよかったです…ありがとうございます*
けもみみ要素以外にも狐姿そのもの要素も楽しめて、今回もまた満足度高めでした◎ このやり取り中に狐の動画がおすすめで流れてきた時があり、タイムリーすぎてにこにこ眺めてました。狐かわいい…。
こちらは臆病要素を上手く取り入れられなかったのですが、背後様のナイスアシストのおかげでなんとかイベタイトルを保てた気がします…!ありがとうございます。ちなみに神様って、玲ちゃんだったりしますか…?(小声) )


  • No.2698 by 逆巻 傑  2024-12-09 19:12:24 



(/ 綺麗に締めてくださりありがとうございます…!新鮮なファンタジー小話、楽しませていただきました*
こちらこそシリアスなのかコメディなのかどっちつかずで戸惑わせてしまったかと思いますが、なんやかんやで丁度良い感じに落ち着いてほっとしております…。ちなみにひな季ちゃんが本当に神様に聞いてもらおうとしてたことは何だったのか、差し支えなければお聞きしても…?
私もやり取りの間、狐の動画はちょくちょく見てました。犬と猫のハイブリッド感あって可愛いですよね、狐…。そして神様が玲ちゃんは大正解です!稲荷の神様は女神らしいということと、神無月の期間は神様たちが男女の縁結びの決定をしているという噂と、本人の超然としたオーラが神様っぽい、という理由で友情出演していただきました◎ 気付いてくださる背後様さすがです…。

ということで次ですが、本編に戻りましょうか?それとも一旦第二部完結のお祝いを挟みましょうか…?※適宜蹴り可 )


  • No.2699 by 永瀬ひな季  2024-12-09 23:19:12 



( / ひな季の本命のお願いは生き返りたいという切実なものでしたが、叶いっこないのはわかっていたので、せめてもの我儘にあんなことを叫んでいました。お狐さまを撫でてるうちに気持ちが落ち着き、家族の未来を願うものとなったようです…。
背後様も狐の動画見てらしたんですね!犬と猫のハイブリッド感、まさにそれです…かわいい…!私が見てたのは、貰った柿が美味しくて全身で(心配になるレベルで)喜んでるキタキツネでした*
神無月の期間について初めて知りました、なるほど上手く出来ている…そして推測が当たってほっとしました!良かったです*

上記蹴り可です◎
第二部完結のお祝い、オリジナルかるたのやつで合ってますでしょうか?それでしたら年末もじきなので、差し支えなければお正月にできると嬉しいなあと考えております…!
また、この頃レス頻度にムラがありすみません。14日と15日付近は特に仕事が忙しくなりそうで、著しくレス頻度が下がるかと思いますが何卒ご容赦くださいませ…! )


  • No.2700 by 逆巻 傑  2024-12-10 14:10:02 



(/ ひとまず区切りとして試運転形式でお話など、と思いましたが、よく考えたら第一部でもやってないですね…。ということで、以下で早速次のミニライブイベに移らせていただいております。別のシチュエーションの方がやりやすいようでしたら、変更しますのでご遠慮なく…!またオリジナルかるた製作はお正月にとのこと、承知致しました◎
レス頻度に関してはどうぞお気になさらず…!いよいよ年の瀬が迫り、公私とも何かと忙しい時期かと存じますので、ご無理なくお付き合いいただけますと幸いです* お仕事のご都合も把握致しました。いつも細やかなご連絡助かります…!※全蹴り可 )

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( 自身があの文化祭の日に囚われる間に世間にはクリスマスムードが漂い始め、街中はイルミネーションの光で幻想的に着飾られる。そして心なしか恋人と歩く男女がより目につくようになった感覚に、例の彼と交際を始めたと報告のあった相互フォローの彼女もあの風景の何処かに居るのだろうかと想像するけれど、その顔は知らず知らずのうちにこれからメイク室を訪れるであろう少女のものにすり替わってしまっていて。軽く息を吐いてから完璧に準備の整った作業スペースを見渡し、化粧台の長テーブルに投げ出したスマホの電源ボタンを押して、表示されていたトーク画面をスリープ状態へと切り替える。恋愛対象として意識するまでどんな風に話していただろうかと遡ってみたやりとりも想いが募るばかりで接し方のヒントは得られず、懊悩するあまり次第に自分がどんな人間かも覚束なくなってしまえば、座席正面の鏡に映る像を抜け殻のようなぼんやりとした眼差しで眺めて )


  • No.2701 by 永瀬ひな季  2024-12-10 21:41:17 



お疲れ様です、水瀬ひなです。──…傑さん?
( 持ち手の根元に手作りキーホルダーと、とわハトくんのマスコットキーホルダーをぶら下げたトートバッグの中には、四人で会った帰りに購入した薔薇の花の入浴剤が入っている。あれからちゃんと休めてるかな、とトートバッグの口の隙間から見える柔らかな風合いのグレーのラッピング袋をちらりと見遣りつつ、メイク室の扉の前で足を止めれば。近くにある自販機のところで電話中の人がいるけれど何やら電話相手と揉めている様子で、なんだか気まずいなあと思い気配をできるだけ消すようにして肩を竦めると、控えめな数回のノックの後にこれまた控えめな声量で声を掛けたなら、早く入ってしまいたい居た堪れない心地のなか返答を待たずしてそっと扉を押し開けて。入室して早々、彼の後ろ姿と鏡に映るぼんやりと覇気のない様子の彼を瞳に捉えると、なんだか様子がおかしいなあと、きゅっと鞄の持ち手を握りながら、おず…と上半身を傾げながら再度声を掛けて )


  • No.2702 by 逆巻 傑  2024-12-10 23:32:29 



…──あ。…もうそんな時間か。
( 扉の方で鳴った声に鏡面からゆるりと首を回らせば、そこに立つ顧客の姿に鈍く反応して気の抜けた声を洩らし。吐息のような呟きと共に腰を上げたならスマホは雑にポケットへと突っ込んで、座席を引くことで着席を促す。今日は何やら控えめに入室してきた相手の様子の変化にも気が付かず、ろくに会話もないどころか積極的に目を合わせようともしないよそよそしさは、さながら今までの関係値が全てリセットされたかのようで )
お疲れ様です。準備できてるんで、どうぞ。


  • No.2703 by 永瀬ひな季  2024-12-11 14:45:50 



今日もよろしくお願い、します…、……。
( こちらに気付いてくれた彼に、ぱっと表情を明るくしていつもの挨拶を続けるけれど、ろくに視線も合わせずによそよそしい態度を取る彼に少し尻込みしては、文末はどこか躊躇いがちに弱まり。引かれた座席にすとんと腰を下ろし、トートバッグは膝上で抱くように乗せて、ペットボトルに入ったお水だけテーブルの前に置き目の前の鏡越しに彼の様子をそっと盗み見ては、本当に視線が合わないこと。また寝不足なのか悩みでもあるのか、はたまた自分が何か悪いことでもしてしまったかと眉尻をしゅんと垂らしては、鏡越しの彼を見つめながら「傑さん」とつい声を掛けるけれど、元気のなさそうな彼にあれこれ問い掛けていいものかと思い浮かべてはっとしては、ぐるぐると咄嗟に思考を巡らせたのちに、なんでもないような普段通りの表情で問い掛け )
傑さん、……あ、えっとその、…この間はおうち帰ってからちゃんと眠れました?


  • No.2704 by 逆巻 傑  2024-12-11 22:27:39 



…おかげさまで。睡眠時間の方は、もう十分。
( 悩みの種である本人を目の前にして気も漫ろに思い耽る最中、自身を呼ぶ声音はやけに寂しげに耳朶に触れ。振り向いた先の鏡面には気遣わしげな眼差しと伝える言葉を探す唇が反射していて、そこでようやっと心付いたかのように少女への関心を示さない態度を自省する。すぐさま意識を外側へと向け変えたなら、思い出したかのごとく紡がれる問い掛けに唯一相手から窺える目元に不慣れな愛想すら浮かべてみせるも、それはそれで平生とは異なり違和感として捉えられるだろうか。継ぐ二の句も喋り出したはいいものの完全なる見切り発車で、思うように話題が見つからずに同じワードを繰り返して彼女にとってはほぼ無意味な注意喚起をした挙句、気まずく視線を逸らして )
水瀬さんも……睡眠時間は、しっかり取るように…。


  • No.2705 by 永瀬ひな季  2024-12-12 00:43:27 



そっか、よかったです。よかった、けど…。
( 睡眠に関して心配は無用とのことでそれに関してはほっと安堵はするけれど、なんだか今ひとつ、薄く壁の感じられるような笑みは当然違和感を覚える。口元に弧を描かせて〝よかった〟となんて伝えるものの普段のように会話は乗らないし視線もやっぱり合わなくて。やっぱりなんか、変。膝上に乗せたままのトートバッグを今一度ぎゅっと抱き締めながら、ふ、と一度視線を下げそう思っては、くるりと首を回し鏡越しではなく本人へと顔を向けて、心配そうに眉尻を垂らした表情で小首を傾げながら彼の状態を気に掛け )
なんか、元気なさそうに見えます…。覇気がないというか…ほんとに、大丈夫ですか?なにかあったんですか…?体調悪かったりとかは…。


  • No.2706 by 逆巻 傑  2024-12-12 02:03:46 



…、大丈夫です。…仕事はちゃんとやるんで。
( よかった、と口にしつつも相手の表情は完全には晴れなくて、意を決したように正面から曇らせた眉宇を向けられると、図星の指摘に小さく息を詰まらせる。しかし彼女に伝えられないから気持ちのやり場に難儀しているのであって、まさかそれを本人に打ち明けるわけにもいかず誤魔化すためにわざと冷淡に線を引いては、更なる追及を避けるべくさっさと話を流し。そうして膝に抱えられたままの鞄を目で示す意味でちらりと見遣り、そこに付けられたマスコットとキーホルダーからまたさりげなく視線を外した後、溜め息にも似た調子で吐き出した確認はどこか憂いを帯びていて )
…もう始めていいすか?


  • No.2707 by 永瀬ひな季  2024-12-13 01:10:27 



──…ぅ、はい…。すみません、お願いします。
( 仕事の出来不出来がどうとかよりも心配の矛先は彼のことなのだけれど、そこに一線を引かれてしまえばきゅっと口を噤み。ただその口振りはやっぱり何か抱えているのだろうと思うには充分だったけれど、線引きの直後にずかずかと踏み込むのは躊躇われ、このタイミングで贈り物を出すには勇気が足りず彼の仕事の遂行の確認にこくりと小さく頷くと、トートバッグは一旦膝上から退かしいつものようにテーブルの脇へ寄せることにして。化粧汚れを防ぐためのケープを着けられたなら、いつもの手順に合わせて双眸を伏せたり笑みを浮かばせたり、メイクの馴染み具合の確認に応じていく。メイク中どことなく重たい空気のままではどんどんそちらへ傾いていきそうな気がして、できるだけ自分は努めて普段通りに「そういえば」と切り出しては「相馬くんが傑さんから貰った私物を自慢してくる」だとか「もうすぐ冬休みで嬉しい」だとか、無理に彼から言葉を引き出すことなく相槌程度で良さそうな話題を一方的に話すだろうか )


  • No.2708 by 逆巻 傑  2024-12-13 05:53:49 



…──ん、可愛い。
( どうにも口を開けば開くだけ空回りしてしまうようで、何も悪くない彼女が小さく謝ったのを皮切りに、元より重たい口は更に重たくなり。作業中も共通の知人の話や世間一般的な時節の話題といった表層的な会話に終始し、反応さえ集中の免罪符のもとに最低限に留まって。けれど味気のないやりとりを経るうち、相手の巧みな会話術と慣れ親しんだルーチンワークのおかげか幾らか気分も解れ、メイクの完成形が見えだす頃にはぎこちなかったキャッチボールも普段のテンポ。宣誓通り妥協なく仕上げた己の仕事へ満足げに顔を綻ばせたなら、最終調整として髪の先を繊細な指遣いで動かしてから、「これで頑張ってきて」と純粋な応援の中に甘い響きを潜ませて )


  • No.2709 by 永瀬ひな季  2024-12-13 14:00:01 



ありがとうございます…!
( 完成に近付くにつれて普段通りのテンポの会話となれば安堵が芽生え、仕事に私情を挟まずいつも通りの練達の出来栄えを前に、さすがプロだと柔和にはにかんで。すごいな、かっこいいななんて思うけれど心配が払拭されてはおらず、掛けられた応援の声に、ぱ、と顔を向け見上げては数拍の間の後「…頑張ります!」きりりと意気込んだ表情で両手の拳をぐっと握り。その意気込みの中には、自分のことで頭を悩ませているだなんて知らず、少しでも彼を元気付けられるようにとの意味も無邪気に込められていて。テーブルの上のトートバッグに手を伸ばし膝の上に戻すと、そこからラッピング袋を取り出しては両手に乗せ彼へ差し出し、にへと緩く笑いながら言葉を続け。ふいにコンコンと数回のノックが響いたなら、扉を半分ほど開けて牧さんが顔を出し「お疲れ様です、もうメイク終わってる?ちょっと巻きみたいで…!」と早めの呼び出しがあると、応じながら席を立っては慌ただしく鞄を手に、牧さんとともに部屋を後にして )
これ、傑さんに。もういらないかもしれないですけど…また眠れない日があったら使ってくださいね。……あっ、はあい!それじゃあまた後で、ありがとうございましたっ!


  • No.2710 by 逆巻 傑  2024-12-13 18:38:56 



( 声援に応えて表情を引き締めて見せたアイドルは、次にいそいそと鞄から綺麗に包装された袋を取り出し。徐に差し出されるそれに何かプレゼントを貰う理由があっただろうかと考えるも、体は無意識にそれを受け取り、不思議そうな眼差しは己の掌へ。その時メイク室の扉が開いて彼女のマネージャーが顔を出せば、秘密を覗かれたかのようについ渡された贈り物を隠しかけるけれど、余計に怪しい上にそもそも隠す必要もなく手を止めて。開始時間が早まったとのことで中身を聞くことも礼を伝えることも出来ぬまま少女が連れられて行き、仕方なく一人残った部屋でそっとラッピングのリボンを解く。現れた薔薇の花を模した入浴剤を目にして湧き上がったのは、自分のことを気に掛けて用意してくれたのだと思うとただの日用品も途端に勿体ないような、果たして相手のことを頭から追い出してリラックスできるのか心配になるような心地で、屈折した言葉を吐きながら、しかし今晩には早速使われることとなるだろうか )
…、使いづら……。


  • No.2711 by 永瀬ひな季  2024-12-16 19:59:58 



( 鉄は熱いうちに打てとのことわざがあるように、あの日の晩には早速お風呂上がりのメンバーたちを自身の部屋に召集し、彼の元気がないこと、原因はわからないながらどうにか元気付けたい!との相談を持ち掛け。リラックスグッズをあげるとの既済のアイデアも当然出つつ、マッサージをする、お菓子をあげる、時間がどうにかしてくれるかもよなんて様々な案が出る中で、どうしようかと頭を悩ませていれば。一番恋愛話には興味なさげにポッキーを齧っていた人物、おとぎちゃんの『…わたしらアイドルなんだし、ライブで元気付けるとか』と、ぽつりと静かに提案された一言で、「それだあっ!」『天才!』『天才だ!』と場は盛り上がり、すごいすごいと褒め称え撫で回された功労者はご褒美のお菓子を持って満足げに自室に戻っていった。──そうして作戦予定日の今日。クリスマスに向けた特典チェキの撮影があり、今流行りのバレエコアとしてリボンをスカートに散らし、裾に白いふわふわのついたケープに身を包んだサンタ衣装姿でメイク室に訪れては、部屋に入るなりにこにこはしゃいだ様子でその場でくるりとスカート翻しながら一回りして )
お疲れ様です!ねえねえ傑さん、見て見てっ、サンタ衣装です!可愛くないですかっ?


  • No.2712 by 逆巻 傑  2024-12-17 21:09:02 



( 花弁を溶かした湯船に身を沈めて思い知ったのは、自身がこの件に関してどれだけ考え疲れていたのかということ。彼女との関係を進めたがる感情とそれを留める理性との雌雄は未だ決せず、発展しない自問自答は現在進行形で頭を疲弊させるばかりで。「…もう、やめようかな」リラックス効果で気持ちが緩むと同時にぽろりと転び出た弱音が、薔薇の香りと温かな湯に包まれるうちにどんどんと納得感を増してゆけば、最後には何故今までそうしなかったのかが不思議なほど唯一絶対の答えであるような気になって。そうだ、手の届いてしまいそうな感覚が判断を鈍らせていたが、可能性のない相手に入れ上げるなんて大人の恋愛の仕方ではない。早々に見切りをつけなくては。──と、決心を固めはしたものの、即刻想いが消えるわけでもなく、メイク室で顧客の到着を待つ間には微かな緊張と喜びが体内を巡り、脳内では我知らず話題の選別が行われ。ついに開かれた扉を振り返ったなら、呼び水に思わず正直な第一声で肯くけれど、問い掛けられた衣装は無論として、それを無邪気に見せに来る姿へ向けた意味も多分に込められていることは、双方気付くべくもないだろうか )
……可愛い。


  • No.2713 by 永瀬ひな季  2024-12-18 02:57:14 



えへへっ…ありがとうございます。
( ケープから垂れる白のぽんぽんを揺らしながら衣装の披露をしたなら、肯定が返ってくると白い編み上げブーツの底をきゅ、と鳴らして立ち止まる。メイク前のすっぴん姿で、髪だってセット前で寮でアイロンを通してきたくらいなのだから、恐らく褒めてくれたのは衣装についてのみだろうけれど、それでも嬉しくてファンデなどで色味を補正していないまっさらな頬はみるみるうちに含羞の色に染まり、ふにゃりと嬉しそうに綻ばせながら照れを隠すように横髪をくしゅと握って。ご機嫌なまま「この可愛い衣装にぴったりのヘアメイク、よろしくお願いします!」と鏡の前の椅子へと向かえば、早速いつものようにメイクが進められるだろうか。彼の今日の元気具合を様子からそれとなく探りつつ、やがてヘアセットが終盤に差し掛かったなら業務後の空き予定をそろりと問い掛けて )
──…あの、今日の撮影のお仕事が終わったあと…、えっと、10分くらいお時間ありますか?


  • No.2714 by 逆巻 傑  2024-12-19 01:08:56 



…承りました。どうぞ。
( 自分から聞いておきながら頬に赤を灯らせるいじらしさにそわりと心の擽られる感じがして、目線を彼女の斜め前の床まで逃した矢先。弾んだままの声で懐っこく改めての依頼を受ければ、ふっと表情を緩めたのち顧客のために椅子を引くも、薄く笑みの浮かぶその顔には諦念のような翳りが付き纏って。そしてそれはメイク中も同様で、少女をより完璧なアイドルへと仕立ててゆく毎に以前ぼやいた〝芸能人じゃなければ〟との思いが過っては、時たま集中を欠いているのが鏡越しにも見受けられるだろうか。とはいえ普段のペースとは行かずとも雑念を振り切り、残すはヘアスタイリングのみとなった定刻前。芳しくない作業の手際に気を遣ってかおずおずと切り出された予定の確認へ、一瞬手を止めるだけで特に用件を尋ねるわけでもなく、率直に以後の空き時間を明かして )
はぁ…まぁ、10分くらいなら。


  • No.2715 by 永瀬ひな季  2024-12-19 21:24:52 



よかったあ、ありがとうございます!じゃあお仕事後、少しだけお付き合いお願いしますね。
( 普段の彼は滞りなく流れるように、且つ細やかな動作で彩りを与え〝可愛い〟をつくり上げていくけれど、その動作を間近で見てきた自身にとって彼の集中力の欠如を感じるのは難しくなく。早く帰ってゆっくり休みたいかもしれないけれど、とそわつく心地のなか10分の猶予を得られると、ほっと安堵した笑みを溢し謝辞を告げ改めて鏡に向き直っては、全てのヘアメイクが終わるまで大人しく待つはずで。完成後いつもの賛辞の言葉が送られたなら、彼の手に掛けられた自分は世界一可愛い気がしてとても自信が付くし、きらきらして見え、それがつくづく魔法のように感じられて。そんな凄い腕を持つ彼のことを尊敬するし大好きで、可愛くなった自分をもっと見て欲しくなる。めいっぱいの自信を胸にカメラの前に立つと、世界一可愛い女の子としてレンズに向かって笑顔を振り撒こうか )


  • No.2716 by 逆巻 傑  2024-12-20 14:03:24 



…あ、入浴剤のお礼言いそびれた。
( 結局事前に厳選した話題は一つも使われることなく、目一杯時間を使ってヘアメイクを終えれば完成とほぼ同時に少女はスタジオへ。追い掛ける前に簡単に化粧台の片付けをしつつ、ぼんやりと頭に浮かぶのはこの後の約束のことで、最初は何か相談や手伝いだろうかと予想するも、最近あった出来事と照らしてもしかして告白か、他に気持ちが移ったと過去形になるのか、と考えは徐々に悪い方向へと流れ。そんなことに囚われていたせいか、今日の第一優先のトピックを伝え忘れていたと思い至ったのは、メイク室を出ようとドアノブに手を掛けた瞬間。つくづく上手くいかないなと溜め息を吐いた後、静かに撮影現場に入ってゆくけれど、生き生きとカメラの前に立つアイドルを見学する顔ばせは訪れる10分間に気を取られてどこか上の空で、顔見知りのスタッフが雑談程度にクリスマスの予定を尋ねてくる声にも曖昧な生返事を返して )


  • No.2717 by 永瀬ひな季  2024-12-20 21:52:14 



撮影ありがとうございます、お疲れ様でしたっ!
( 毎度のことながら彼のメイクの腕前では化粧直しなんてほとんど必要とせず、撮影途中手を加えるとしたなら髪型を少し整える程度で彼との接触は数えるほどしかなく。他のスタッフと何やら話している様子を横目で認識しては、何の話をしているのだろうと少し気になるけれど盛り上がるほどの様子もなければ暫しこちらも撮影に集中し。やがて個撮とメンバー全体の撮影を終えたなら、メンバー全員とにこやかな挨拶でその場を締めくくると、スタッフらは撮影機材の撤収を始め、事情を知るメンバーらは速やかにスタジオから撤退するはずで。牧さんのことは、ねねぽんやさや姉たちが上手く図らってその場から撤収させ、がらんとしたスタジオに残るのは自身と彼のみ。去り際にしれっと設置された折り畳みの事務椅子が真っ白な背景の前にぽつんと置かれた状態で、はにかみつつそこへ彼に着席を促す手のひらの反対側には、マイクがぎゅっと握られていて )
──…、えへへ、二人きりですね。そこに、座ってもらってもいいですか?


  • No.2718 by 逆巻 傑  2024-12-20 23:29:15 



( 撮影が終われば現場においてヘアメイクはお役御免。撤収作業の邪魔にならないようにと自身もスタジオから引き上げようとするも、先程までカメラ前に立っていた赤色担当と緑色担当のアイドルに「ひながここで待っててって!」と引き留められ、人の疎らになった頃を見計らってセット前へと誘導されて。彼女たちもそのまま扉を出て行ってしまうと、広い空間の中にはマイクを持ったサンタ衣装のアイドルが一人と、向かい合うように置かれた椅子が一脚。意図を感じるスムーズな連携につい周辺を見回すけれど、テレビ番組のドッキリのように隠しカメラが作動している気配もなく、促しに応じて準備された席へと腰を下ろす。まるで展開の読めない事態に困惑の気配を滲ませながら、眼前の少女へ遠慮がちに尋ね )
…一体何が始まるんすか。


  • No.2719 by 永瀬ひな季  2024-12-22 02:26:02 



七色の光を閉じ込めた煌めきのひとしずく!白色担当、水瀬ひなの単独ミニライブにようこそー!
( マイクが握られているといっても写真撮影後の現場では機材の用意まではないためマイクの接続はなく、スマホに入っている音源を簡易スピーカーに繋げてある程度のミニライブ会場。何が始まるのか知らされていない困惑気味の彼に尋ねられれば、にぱ、と無邪気な笑みを浮かべたのちに、口元にマイクを添えミニライブであることを通常のライブさながらのテンションで明かし。「まあマイクは雰囲気用なので、今日は入ってないんですけどね」とマイクの上部をぽんぽんと手のひらで軽く叩きマイクは入ってないことを示すと、互いの中間地点に置いたスマホに駆け寄り、みんなが撤退したためセルフでスマホを操作してはすぐ傍に置かれたスピーカーから音源が流れ出す。たた、と元の場所に駆け戻りマイクをきゅっと握り直したなら、まっすぐ彼に手のひらを伸ばして表情を綻ばせながら宣言をすると、たった一人の観客に元気いっぱいのエールソングと、にこにこできらきらな、たっぷりのファンサービスを捧げようか )
それじゃあ聴いてください、大好きな人に贈る応援ソングっ!


  • No.2720 by 逆巻 傑  2024-12-22 14:18:46 



( 撮影終わりのスタジオに突貫工事で設えられた簡易セット。しかしアイドルがひとたびその中央に立てば、照明も音響も満足に整わないその場所でさえ立派なライブ会場へと一変して。溌剌とした自己紹介の口上が戸惑いがちに彷徨っていた自身の視線を正面へと惹きつけ、非公式らしい種明かしをした彼女が非公式らしく自らの手でスマホを操作すると、傍のスピーカーから持ち歌の音源が聞こえだす。眼差しも手のひらも声も真っ直ぐに語られる想いでようやく約束の意図を悟ったなら、雪のように降り積もった憂悶も鬱屈とした思いも、全て解けて消えるような心地がして。己が自分のことで苦悩している間、彼女はこうして己のことを考えてくれていたのかと思うと同時、向けられる笑みが、振りの一つからも伝わる懸命さが、叶う叶わないに関わらず誰かを想う気持ちはそれだけで尊いものなのだと思い出させ。曲が終わる頃には腹は決まり、ステージと客席の中間地点まで進み出て、胸の内をそのまま声に出す。一層惹かれてしまってはもう諦めるなんてとても出来そうになくて、けれど相手のことを思えば告げるべきでもなくて。報われることのないであろう恋心を密かに抱え続ける覚悟を固めた、憑き物の落ちたような顔で「ありがとう」とだけ静かに告げようか )
…俺、やっぱり好きです。アイドルやってる水瀬さんが。


  • No.2721 by 永瀬ひな季  2024-12-22 21:30:30 




( 一挙手一投足に、想いのたけを全部詰め込んだ初めての単独ミニライブ。大好きも、尊敬も応援も励ましも、〝あなたの力でこんなに輝けている〟もたくさん詰め込んだ。たった一曲だけれど歌い踊り終えた頃には小さく息を切らし、微かに肩で呼吸をしながら、少しでも彼の心を揺さぶることができただろうかと様子を見守るように見つめて。先に動き出したのは彼の方で、中間地点まで歩み寄る彼に一歩こちらからも近付いた時のこと。徐に〝好き〟なんて単語が彼の薄い唇からまろび出れば、「ふぇっ…!?」手のひらを口元にあてて小さな驚嘆が彩られた唇から漏れ出て。ぶわ、と真っ赤な薔薇が咲き乱れるように頬も色付きとり乱すけれど、続く彼の言葉に再び小さく「えっ」と驚嘆の声を漏らしては、つい早とちりしてしまったことを数秒の間の後に悟るも一度色付いた頬はすぐには戻らず、なんなら羞恥心で頬は染められたままで。どきどきばくばくと早まった鼓動を感じながら、困惑気味に双眸をぎゅむっと不等号にし、両手の拳をぐっと握りつつ眉尻を垂らし訴えるけれど、マスク越しながらどことなく晴れやかになった彼からお礼を受け取ると、元気を与えることができたような気がしてこちらも嬉しくなり。嬉しそうに八重歯を覗かせながら笑みを咲かせると、小首を傾げながら冗談半分本気半分でアンコールを伺って )
とっ……倒置法やめてください~っ!…えへへ、どういたしまして!アンコールはいかがですか?


  • No.2722 by 逆巻 傑  2024-12-22 23:13:22 



…すみません。なんか……より伝えたい方が先に出ちゃって。
( 少女の頬が上気したのは精一杯の一曲を届けたせいだけではないようで、ゆらりと揺れた瞳が勢いよく瞑られては、指摘にはっとしてマスクの上へ更に手のひらを重ね。これからはこういった何気ない言い回しにも留意しなくてはと自省する傍ら、とはいえ想い人が意識してくれている様に喜びを感じずにはいられずに、弁明を口にする際にはつい愛おしげに目許が綻んでしまって。そんな相手からの申し出とあれば、ライブ継続を望むか否かの問いに対する答えはひとつ。形ばかり辺りを見回して「雰囲気用のペンライトはないんすか」と訊き、何か渡されるようならそれを、特に用意がないようなら手持ちの品から出来るだけ大きなメイクブラシを取り出して手に携えてから、席に戻るのではなく己の立つ中間地点まで椅子を引き寄せることで意思表示を。そうして改めてそこへ腰掛け、音源を再生しようとする彼女へ最前の位置からひっそりとアイドルの観客らしい応援を送ったなら、音楽や煽りに合わせて貴女のためのペンライトが控えめに振られるはずで )
…ひなちゃん頑張って。


  • No.2723 by 永瀬ひな季  2024-12-23 12:48:45 



そういうことならもっと、いっぱい言ってくださっても…!
( ここ最近ぼんやり覇気のなかった目元だったけれど、解れて綻んだ涼しげな目元はなんだかいつも以上に柔らかいように感じられてはきゅんと胸が高鳴って。〝好き〟をより先に伝えたかったなんて聞けば尚更胸の高鳴りを感じられずにはいられなくて、いつでもウェルカムなことをアピールするけれど、実際言われたなら供給過多でぷしゅぷしゅ湯気が出てしまうだろう。ペンライトの用意まではなかったことを伝えたなら、彼ならではの即席ペンライトの登場に双眸をぱちりと瞬かせた後、くすくす嬉しそうに頬を緩ませ。より近くへと持って来られた椅子のそばのスマホへ駆け寄って、次も応援ソングかななんてアンコールの曲選びに膝折りしゃがみ込みながら指先で画面を操作していれば、観客からのひっそりとした応援の声──それもひなちゃん呼びで与えられたなら、椅子に座る彼を見上げてふにゃふにゃと表情を綻ばせて「えへへ、頑張る!」と宣言。いつかきっと本物のライブで、本物の白のペンライトを振ってもらえますように。たたっと駆け足で立ち位置に戻っては、彼を真似た文法で大好きな想いを弾ける表情で伝えると、ふんだんにピュアな想いが詰まった恋愛ソングを、たった一人の観客である彼へと届けようか )
わたしも大好きです、傑さんのこと!…アンコールはそんな想いにぴったりの曲、いくよーっ!

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( / あなたのためのミニライブイベ、こちらはこれで〆とさせていただこうかなと思っています。冬の忙しさもありクリスマスイベぎりぎりになってしまい、入浴剤のお礼の隙を与える暇もなくすみませんでした…() もしこの後入れ込むつもりでしたら続けていただいて構いませんので◎ )


  • No.2724 by 逆巻 傑  2024-12-23 16:03:15 



(/ いえいえ、時間の余裕があろうとなかろうと逆巻がお礼を言いそびれるのは変わらなかったはずですので…きっと後でメッセージが飛ばされるんじゃないかと思います。ということで、最高潮の盛り上がりに何を足しても蛇足になる気がするため、お返事は控えさせていただきました。あなたのためのミニライブイベ、ありがとうございました…!
進行上仕方ないとはいえ、ここ最近すぐひなの絡みが少なくて逆巻と一緒に萎れていたので、最後の場面で帰ってきた尊さに5割増しでにこにこしました…( でも反応の薄い逆巻にしゅんとしてつい呼びかけちゃうひな季ちゃんもまた可愛かったです…  )本当に逆巻のためだけのライブ、といった特別感たっぷりの演出で、たった一人の観客のために全力で踊ってくれるひな季ちゃんは真のアイドルだなと…!そして提案してくれたおとぎちゃんもありがとう。ずっと気にかけて何とか元気づけようとしてくれる様子が健気で、こんな可愛くて優しい彼女がいたらかなわないよねって相馬くんと同じ気持ちになったイベントでした。どうぞ逆巻を末永くよろしくお願いします() またバレエコアのサンタ衣装にも、それを見せにきてくれる姿にも心を掴まれて、リアルクリスマスに近くなったのが逆に良かったです◎ )


  • No.2725 by 永瀬ひな季  2024-12-23 17:59:15 



( / 入浴剤のお礼メッセージに、使ってくれてた!と嬉しそうに足をぱたぱたさせてる様子が目に浮かびます…。そしておとぎちゃんには栄誉賞として再びお菓子が捧げられたことかと思います。こちらこそ今回イベもありがとうございました* 逆巻さんと一緒に萎れてたと聞いて、やだかわいい…とによによしてしまいました、かわいいです。
好きだと自覚した逆巻さんの複雑で繊細な心情変化に心がきゅっと締め付けられ、表情や声色に少し甘さが増してきゅんとして、背後様の表現力に改めて惚れ惚れとした回で、〝芸能人じゃなければ〟の伏線回収もお見事でした…。入浴剤を使いづらいとぼやきつつも、その日のうちにしっかり使ってくれているのも尊かったです。約束について考えるうち悪い方向へと流れていた逆巻さんに背後は「大丈夫だよ…!」と励ましつつ、双方が無事に恋心を抱えることとなってほっとしております…。こちらこそひな季を末永くよろしくお願い致します!
なんやかんや相変わらず、リアルタイムの四季に合わせて進めることができていて嬉しいです。臨場感があると世界に入り込めて助かる…(仕事からの現実逃避)
上記は全文蹴り可です◎ このままクリスマスイベに突入でよかったでしょうか…! )


  • No.2726 by 逆巻 傑  2024-12-24 03:38:46 



(/ すぐひなは必須栄養素なので…えへへ。ミニライブを経て入浴剤は〝複雑な気持ちになるし勿体ないからちょっと使いづらい〟物から〝特別な日用〟に昇格したことと思います。あと頭の中ではなんやかんや言いつつも、行動や細かな情緒は素直な逆巻の感じを読み取っていただけていて嬉しいです…。
はい、それではこのままクリスマスイベ始めさせていただきますね◎ 丁度クリスマスと重なって、調整の甲斐があったな…!と此方も嬉しくなっております。やっぱりリアルタイムで進められるとより楽しい…。こちらは全蹴り可です、そしてメリークリスマスイブ!です…! )

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( クリスマスイブだというのに外と違ってツリーもリースもない殺風景な廊下に、仕事の撮影を終えた子役の少女と迎えに来た母親、そして担当のヘアメイク。膝を折った目線の先で大きな瞳がきらきらと煌めけば、手作りのヘアアクセサリーをプレゼントした自身も、傍で見守る彼女の母親も微笑ましげに表情を和らげて。「すぐるくん、だぁいすき!3ばんめに!」嬉しさあまってか甘い歓声とともに首に抱きつくけれど、離れる瞬間には順番を示すことを忘れない姿勢につい破顔し、「パパにも見せなきゃ、これすぐるくんにもらったのよって」と既に2番目の相手へ思いを馳せている面差しに小さく頷いて見せる。もし次の顧客が角を曲がってその場面に遭遇したなら、笑みの気配を残したまま挨拶する己と、お行儀よく「こんにちは!」お辞儀する女児が視界に映るだろうか )
…あ、水瀬さん。お疲れ様です。


  • No.2727 by 永瀬ひな季  2024-12-24 14:49:46 



…あ!やっぱりありすちゃんだあ~、こんにちは!
( ひらひらふわふわとスカートの裾やぽんぽんを揺らしながらサンタ衣装で歩くのは殺風景な廊下だけれど、頭の中はジングルベルが流れ一人だけ雰囲気は浮かれた様子で。きゃっきゃとはしゃぐ少女の声が聞こえてくる角の向こうに、もしかして!とぴんと閃きそのまま進んでは、ふわふわとお花が浮かびそうな平和な光景が広がっており、子ども相手に緩んだ表情も好き…!と胸をときめかせつつ、自然と表情を綻ばせながら手を振り声を掛け。「お疲れ様ですっ」と続け彼と保護者にも会釈をして挨拶を交わせば、『おねえちゃんサンタさんなの?かわいい!ありすのつぎに!』サンタ衣装に瞳を煌めかせた無垢な少女から賛辞を受けては、少女の正面へ膝を折りしゃがむと「えへへ、そうでしょ~!わたしも傑さんに、ありすちゃんみたいに可愛くしてもらってくるね」とにこにこ微笑ましげに小首を傾げ。すると少女の手に持たれたアクセサリーを瞳に捉え「それかわいいね」と指差し伝えては、『すぐるくんからもらったの、いいでしょ!おねえちゃんはもらえないの?』と大事そうにそれを胸元に引き寄せながら返されては、双眸をぱち、と瞬かせ。ゆっくり彼へと瞳と顔を向けては、深刻そうに表情を固めながら問い掛けて )
も、貰えないんですか…?


  • No.2728 by 逆巻 傑  2024-12-24 16:56:06 



水瀬さんにもちゃんとあるから…。
( 我が子の不用意な発言に母親が慌てた表情を覗かせたのも束の間、恐々とした問い掛けに宥めるような調子で返せば、年長者の顔も安堵へと塗り変わり。「よかったねえ」と既にプレゼントを貰った者の余裕からにこにこ年上ぶった態度でそう紡ぐ子役は、程なくして『ばいばい』と『メリークリスマス』を交わした後、手を引かれて帰途に就いて。ふたり残されてようやく立ち上がり、「じゃあ、もっと可愛くしに行くすか」と彼女の言葉を借りて先程より目線の遠くなったサンタ姿に促すと、言い終わるなりメイク室への移動を始める。少し前までのぎこちなさが嘘のように至って自然に廊下を先導する最中、扉の前に到着するのとほぼ同時にちらりと後方を振り返って尋ね )
水瀬さんは、今日この後なんか用事あるんすか。


  • No.2729 by 永瀬ひな季  2024-12-24 22:26:50 



ほんとですか…!えへへ、やったあ。
( 自身にもプレゼントがあると知れば、途端にぱあっと晴れやかな表情に変わると嬉しそうに八重歯を覗かせて笑みを広げ。年上ぶる少女にふわふわと浮かれた様子で「うん、うれしー」と素直な心情を告げては、「メリークリスマスっ!」と定番の挨拶を交わしながらひらひらと手のひらを振って二人を見送ると。促される彼の声に、元気にこくんと首を縦に振って頷いては自身も立ち上がり、スカートの裾を揺らしながら〝プレゼントってなんだろう〟と、うきうきご機嫌に彼の後を追い。いつもの扉の前に着くと同時に振り返った彼からふいに質問を受けては、足を止め双眸を瞬かせ。首を左右に振り仕事以外に予定がないことを伝える途中、はっ…と何か察したように口元に広げた手のひらを添えては、はわわと頬を色付けせながら自身にとって一番都合良く嬉しい想像を期待しながら問い掛けて )
今日は特に、明日ならみんなでクリパする予定ですけど──…え。も、もしかしてクリスマスデートのお誘いですか…!?


  • No.2730 by 逆巻 傑  2024-12-25 11:13:52 



だったらもっと前もって誘って──…いや。…気になって聞いただけです。
( 扉を開くことにも多少なり意識を割いていたせいか、期待を孕んだ声へ流れるように己を売り込むようなことを口走ってしまっては、動揺から開けた扉をわざわざ一度閉じ、しっかりと相手を振り返ってから取り消しを。好意を隠すという不慣れな振る舞いに苦戦しつつ、仕切り直すように再びドアノブに手を掛けたなら、今度こそ回答と共にメイク室内へと足を踏み入れて。しかし質問に下心が無かったのは事実なれど、聞き出した予定を受けて一緒に帰れるかとたった今欲心が湧いたのもまた事実で、手持ち無沙汰の空き時間には付近で行われているイベント等を調べる姿が見られるだろうか。2件目の顧客用に整えられた作業スペースの中、まず向かうのはワゴンの傍のいつもの立ち位置──ではなく、プレゼントの入った荷物の置き場所。鞄から各メンバーカラーに色分けされた5つのラッピング袋を取り出して少女の元へ戻ると、抑揚のないながらもお決まりの挨拶を口にして、石鹸大のそれらを差し出し )
はい、メリークリスマス。水瀬さんと、メンバーの皆さんに。


  • No.2731 by 永瀬ひな季  2024-12-25 21:14:58 



わたしは当日のお誘いでも喜んで行きますからねっ!…傑さんのお誘いなら、ですけど。
( 恋愛経験がまともにないせいか彼の不慣れな好意隠しには疑問を抱かず、しっかり前から予定を練るタイプなんだだとか、彼だったらどんなデートプランにするのだろうだとか。そんな考えを浮かばせつつ、きらきらとした純粋な瞳を向けながら拳をぐっと握り伝えると、はっ…としてから解いた拳を口元に添えつつ、それはあくまで彼限定なのだとそっと伝える表情はどこか悪戯げで。彼の中で勘案が巡っていることなんて露知らず、そのまま漸く二人メイク室へと入ったなら「よろしくお願いしまぁす」とまずはいつものトートバッグを椅子の前のカウンターに乗せた時。彼の呼び掛けに振り向いたなら、お決まりの挨拶と共に差し出されたクリスマスプレゼントたちに、ぱあっと表情が華やぎ喜色を浮かばせながら5つの袋を受け取って。「わあ~っ、みんなの分も!?絶対喜びます…!ありがとうございます、傑さんっ!」花の綻ぶような笑みで謝辞を告げては腕の中のラッピング袋がメンバーカラーに因んでいることに気が付き。中身もそれぞれ違うのかなあなんて思いつつ一旦カウンターへとプレゼントを下ろすと、その中の己の色である白色のラッピング袋を両手で掬い上げては、待ちきれないといった様子できらきら煌めく瞳で尋ね )
…あ、これ、もしかしなくてもメンカラになってる…!?白色の、開けてもいいですか?


  • No.2732 by 逆巻 傑  2024-12-26 10:20:59 



この前のライブ、全員で計画してくれたって聞いて…お礼代わりに。
( アイドル達が収録終わりに少しだけスタジオを貸してほしいと頼みに来た、と現場のスタッフから裏話を聞いたのはミニライブの翌日のこと。そのために仕事も多少巻きで終わらせてくれたらしく、一件にかかわる謝意が5つのラッピング袋の中には収められていて。中身は色とりどりのドライフラワーを閉じ込めたオーバル型のアロマワックスサシェで、包装のみならずワックスにも淡いメンバーカラーの着色と、ネロリ、ラベンダー、ローズマリー、ラズベリー、ピーチの香り付けが施されている。ここまで徹底していれば間違いようなどないだろうが、今ここで開封しようとする少女の問い掛けに頷くと、念には念をとばかりに取り違えの注意を促し。というのも、唯一着色されていない白のワックスの裏面には、セリフ体でひっそりと『I am your fan.』の文字が刻まれているからで )
…ただ、水瀬さんのだけ他とちょっと違うんで、間違えないよう頼みます。


  • No.2733 by 永瀬ひな季  2024-12-26 21:02:50 



わたしのだけ?…──!
( ミニライブの裏側を知られて少し気恥ずかしさを感じながらも、開封の許可を得ては他のメンバーの分を置いた隣のスペースに置き、早速開封を進めようとした時。注意深く言葉を続けられては、彼の方を見つめきょとんと双眸を瞬かせる。わたしのだけ、なにか特別なのだろうかと思わざるを得ない言葉に、期待と緊張の色を滲ませた瞳をラッピング袋へと戻し、改めて開封の手を進めていけば──開けた瞬間、そこに閉じ込められていた優しく甘酸っぱい香りがふわりと花咲くように広がり鼻腔をくすぐって。微かに瞠目した瞳は中身を知ることで更に開きを強め、きらきらと瞳いっぱいに煌めかせるはずで。そっと両手で袋の中から掬い上げ、可愛らしい姿が露わになった白色のサシェを眼前の高さまで掲げながら華やいだ歓喜の声を上げ。そんな中でやっぱり気になるのは他との違い。比較対象がないながらも気になっては、お花の数が多いとか…?なんて考えつつ四方から眺めくるりと裏返した時、文字が彫られていることに気が付いて時が止まり。手作りとは知らないで、ほんの一瞬お店の名前か何かかと思ったそれは、瞳を動かし〝I am your fan.〟をなぞるとまた瞠目して。〝アイドルなら水瀬ひな推しなんで〟と言われた時のことが頭を過ぎっては、はわはわと高ぶりで頬を染めながらサシェの裏の文字をふるふる微かに震える人差し指で差して彼に尋ね )
可愛いっ…!ていうかいい匂いがします!すごい、かわい──…、……す、傑さん、こ、これって…!


  • No.2734 by 逆巻 傑  2024-12-26 23:25:59 



( 贈り物のリボンが解かれ、中身を知った彼女から煌めく瞳も上がる歓喜の声も7歳の子役に負けず劣らずの純真な反応が返れば、見守る此方もまた目許を和らげて。しかし光を湛える双眸が他との違いを探すようにサシェの外観を撫で始めるとほんの僅かに表情を固め、落ち着かなげに息さえ潜め。以前に〝水瀬ひな推し〟だと伝えた時のような、〝アイドルの中で最も好感と親しみを覚える相手〟として選び出したのとはわけが違い、今回のメッセージは〝水瀬ひなというアイドルに惚れ込んでいる〟という自発的な告白。込もる熱量にも当然のごとく差があって、ついに刻まれた文字を見つけた少女が淡く上気した頬で振り返っては、面映ゆさからどういう態度を取るべきか迷った末に、はにかむような色を顔に広げながらも思いを伝えるべく目を合わせて真摯に肯いて )
…ん、それが、他のと違うところ。


  • No.2735 by 永瀬ひな季  2024-12-27 11:45:38 



わあ…。
( 自分のサシェだけに刻まれた文字だということが彼の返答により確立されては、文字へと視線を戻すと抑えきれない喜びの声を小さく漏らしながら刻まれた文字に指を滑らせる。改めてこうして形にしてもらうとなお喜びが増すもので、自身が想像する以上の想いが込められているなんてまだ知らないまま、緩みきった口元にサシェを寄せ「ふへへ、嬉しい」なんてこれまた緩んだ声を漏らしつつ幸せそうにまなじりを下げプレゼントのお礼を先に、続けてふわふわと微笑みながら甘やかな声色で想いを伝え。「わたしもね、クリスマスプレゼントがあるんですよ。サンタさんだから!…今年一年いいこにしてましたか?」無邪気な笑みを浮かべながら、片手の拳をマイクへと模した〝ひなマイク〟を彼の顔近くへと寄せ小首を傾げてみせ )
ありがとうございます、…えへ、だいすき。


  • No.2736 by 逆巻 傑  2024-12-27 14:00:42 



…さすが、サンタさんは子どもに大人気…。
( 本日二度目となる〝だいすき〟は、綿菓子のように甘くて淡くて。片想いの身には余るような心地がしては、彼女の真意を知りつつも敢えて口に出すことでその向け先をプレゼントを渡す役割の方へとスライドし、ついでに相手が17歳の子どもであることも意識に刷り込んでおいて。自身がそんなささやかな抵抗を独り言程度の声量で終えた頃、一方のモダンなサンタは見えないマイクを此方へと向け、どうやったってアイドルの抜け切らない明るい口調で贈り物を待つ姿勢を振り返らせ。唐突に十何年振りという問いにさらされて「え、…や、そんなん来るような歳じゃ…」と当惑を露わにするけれど、それでも〝ひなマイク〟が退けられないようなら、ついに最低ラインのいいこアピールを吐き出すだろうか )
…、とりあえず、法は犯さずに過ごしました。


  • No.2737 by 永瀬ひな季  2024-12-27 22:59:20 



!…ふふふ、いいこにはサンタさんからプレゼントをあげなくちゃですね!
( ひなマイクを向けられた彼は唐突な問いにどこかたじたじと戸惑いを見せるけれど、そのままずいっと差し出され続けたひなマイクに観念したのか、最低ラインのいいこアピールをしてみせたなら双眸を緩ませながらくすくすと微笑み。漸く引っ込めたひなマイクは、普段よりも幾分か膨らみを持たせたトートバッグへと伸ばすと共に、サシェは包装の上に一旦置いておき。トートバッグから取り出したのは、端先がくるくると巻かれたシルバーと緑のリボンを結んだ赤いラッピング袋。その中には、学生のお財布に優しいながら昔から広く愛される定番ブランドの大人っぽい渋い色味で使いやすそうな印象のブルーグレータータンのマフラーが入っていて。気に入ってくれるかどうか、どきどきそわそわと緊張した面持ちでそれを互いの間に両手で差し出しては、そっと覗き込むように小首を傾げ反応を窺って )
いちおう、使いやすそうなのを選んでみたんですけど…。


  • No.2738 by 逆巻 傑  2024-12-28 12:49:51 



ありがとうございます、…たくさん使います。
( 当然の社会規範を満たすだけでもサンタさんの審査は通るらしく、依然貰う此方より楽しげな声色でクリスマスカラーのラッピング袋が差し出されれば、注意深い眼差しの注がれる中それを受け取り。この場での開封を期待するような空気に応えてリボンを解くと、赤色から姿を現すのは落ち着いた色味のタータンチェックマフラー。まずデザインを目で確かめると共にブランドロゴを視認し、肌触りをぽんぽんと手のひらで確かめ、最後に畳んだまま首元にあてがって、ようやくその柔らかさに安堵したかのごとく表情を和らげて礼を紡ぐ。こと好きなものに関しては世辞を厭う口で『使う』と言ったからには本当にこれからの時期活躍するはずで、丁寧にプレゼントの体裁へと戻しては、もう一度全体を眺めてから視線を相手の顔へ。そうして投げ掛けた問いはもし彼女から同様のものを返されたなら「水瀬さんは子どもだから駄目」と容赦なく言い切ってしまうことだろうが、まもなく始めた仕事では心なし筆の運びも軽やかになって )
…けど、やっぱサンタさんの来る歳じゃないんで、これは水瀬さんからのプレゼントだと思っててもいいすか。

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(/ 仕事まで飛ばしてしまっておりますが、まだやりたいことや言いたいことがあったのに…!な場合は続けていただいて構いませんので◎ ※蹴り推奨 )


  • No.2739 by 永瀬ひな季  2024-12-28 21:04:00 



どういたしまして!
( 気に入ってくれるかどうかとリボンが紐解かれていくと共に緊張が増していけば、気付けば祈るように両手の指を組み。マフラーのデザインや触り心地を確かめ終えた彼の表情が和らいだのを視認しては、緊張が解かれ嬉しそうにふにゃふにゃと表情を緩め。以前プレゼントしたイヤーカフのように、実際身に付けている姿を見られる日はそう遠くないだろうか。自分からの贈り物で少しずつ飾り付けられていく彼の姿を想像しては、ツリーみたいだなあなんて思ってしまったりして一人ふふふと小さく笑っていると。サシェはサンタさんからの贈り物で、これは彼自身からの贈り物ではないことになるような問い掛けには慌てて「それならわたしも、これは傑さんからのプレゼントってことでも…!」と主張するものの、すぐに子ども扱いをされては双眸をぎゅむっと不等号にしながら「もうすぐ卒業するもん!」とちょっぴり不満げに訴えるけれど、きっとこういうところ。やがてクリスマス用のヘアメイクが完成したなら、プレゼントを貰ってご機嫌なサンタクロースが配信ライブでみんなににこにこきらきらな笑顔を届けるだろうか。メンバーのみんなにも彼から預かったプレゼントを配り終え、開封したそれぞれが顔に喜色浮かばせ喜んだことを彼に伝えようかと。メンバー全員が赤と白で統一されたサンタ衣装から一転、白のショート丈のファージャケット、薄グレーのモックネックニットの胸元には小粒なジルコニアのネックレスをぶら下げ、チャコールグレーのミニ丈ボックスプリーツの足元には黒のロングブーツで締めた、モノトーン色の私服姿で彼を探しにメイク室の扉をノックし、中から返答があれば扉を開けるなりにこにこ嬉しそうに報告して )
お疲れ様です!あのね、みんなに傑サンタからお礼のプレゼントだよーって渡したら、すっごく喜んでました!

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( / 一緒に帰れるフラグがあったのでこちらもお仕事後まで飛ばしましたが、もし何か腹案をお持ちでしたらお好きに入れ込んでくださいね…! / 蹴り推奨◎ )


  • No.2740 by 逆巻 傑  2024-12-29 00:10:37 



…──あ、水瀬さん。…よかった。
( スタジオでの撮影が終わり、メイク室の清掃も済ませ、あとは身支度を整えるのみという折。ノックの音に「はい」と振り向きもせず事務的な硬さで返事をすれば、扉の方から聞こえてきたのはまさに今からロビーで待とうとしていた少女の声で。荷物を纏めていた手を止め、振り返る姿は白のタートルネックカットソーに灰色の毛編みベストを合わせ、黒のスリムパンツとワークブーツで足元を飾ったメイク時と変わらぬ装いだけれど、傍にはこれから身に付ける予定のボルドーのダッフルコートと贈り物のマフラーが広げて置かれ。喜色の滲む報告を受けてこぼれた一言は勿論会話に沿った意味が大きいものの、相手がまだ帰ってしまっていなくて良かったという私的な意味も裏にひっそりと佇む。しかし現場が一緒だったということは帰る場所も同じ彼女達と帰路を共にするのだろうかと思い至っては、その時はそちらを優先してもらうつもりで端的に尋ね )
…、一人すか?


  • No.2741 by 永瀬ひな季  2024-12-29 01:53:47 



みんな、帰ったら早速飾るって言ってました。
( プレゼントを開封したメンバーの口からはおしゃれだとかセンス良いだとか称賛が飛び交って、わかる!と大いに頷きつつ、なんだか誇らしげに感じた今日の仕事終わりを思い返しながら朗らかに伝えていると。荷物のそばに置かれたボルドーに気が付きクリスマスっぽいなあなんて特別感を感じていれば、贈ったばかりのマフラーを早速身に付けて帰ろうとしてくれているのか広げてあるのを視認しては、贈った本人としては嬉しいことこの上なく、ほわほわ頬を色付かせて。ふいに一人か尋ねられ、彼にぱっと視線を戻しつつ反射的に「はいっ」と返事をすると、みんながいないことの語弊がないように慌てて付け加え。しかし最終的には置いてかれたため一人になったことを伝えては、なにも置いてかなくても…と視線を少し落とした先の胸元で人差し指同士を合わせるけれど、それは他のメンバーたちによる配慮によるものとは気が付かず。帰り支度がほとんど済んだ様子の彼へと視線を戻しては、これはもしかしてチャンスでは!と頭上に電球マークをぴこんと浮かべたなら、人差し指をしまい緩く握った拳を添えながら、淡い期待が滲む瞳を向けて小首を傾げ )
はいっ。あ…えっと、さや姉とかねねぽんは他のお仕事があるので、みんな揃った時に改めてお礼伝えさせてくださいって。でもわたし、喜んでたこと早く伝えたくって…他の二人はお腹空いたから先に帰るねーって、……。あの、えへへ、よかったら途中まで一緒に帰りませんか?


  • No.2742 by 逆巻 傑  2024-12-29 10:02:30 



…あ、別に責めてるわけでは──…
( 問い掛けの言葉の足りないせいか、メンバーの名誉を守るかのようにそれぞれの用事が明かされ、相手だけがこの場に居る理由も浮き彫りになる。自身も彼女達の図らいには勘付くことなく、話を聞いて思うのは意外とさっぱりとした付き合いなのだなということと、相当腹が減っていたのかということくらいのもので。全員揃ってお礼に来ないことを咎めるなんて気は一切ないとこれまた寡言に弁解し、「陰ながら応援してますとお伝えください」と報告への返事代わりにサシェには刻まれなかったメッセージを同居人に託せば、次はその報告者本人へと声を届けようと。しかしそれよりも先に少女が誘いを口にしては、瞬き程の間があってから「…ん、帰ろうか」と僅かに柔らかくなった木漏れ日のような眼差しで応えて。コートを羽織り、マフラーはまだ腕に抱えて、扉まで進んだ後に隣を窺う横顔には、全てのピアスホールに着けられたストーンピアスと、軟骨部に輝くシルバーのイヤーカフが覗くだろうか )
水瀬さんも腹減ってる?クリスマスマーケットとか、興味あるすか。


  • No.2743 by 永瀬ひな季  2024-12-29 13:22:40 



わかりました、必ず!
( 伝書鳩のごとく今度は彼からメンバーたちへの言伝を授かれば、ぴしっと敬礼してみせた後のこと。一緒に帰ろうとの誘いに柔らかな承諾が返ってきては、「いいんですか!わあいっ」と嬉しそうに表情を綻ばせながら両手をぱちんと合わせつつ、見えない尻尾がぶんぶんと元気に振られているだろうか。今年のクリスマスは特別にいい日になるなあ、なんてつい緩む両頬に手を添えながら彼の後に続いて部屋を後にしようとしては、問い掛けに〝!〟と瞳をぴかり煌めかせては、もしかして一緒に行けるのかと期待を膨らませ、こくこくと元気に首を縦に振り肯定するとそわそわ小首を傾げ )
お腹空いてます、興味ありますっ!わたし行ったことないんですけど、この辺でやってるんですか?


  • No.2744 by 逆巻 傑  2024-12-29 15:44:27 



そう。広場の方だから少し遠回りになるけど、それでも良ければ。
( 声より先に顔が返事を教えては、寒さに負けない子犬のように無邪気についてくる少女へ、待機時間にスマホから入手した開催地の情報を告げ。続けて「ホットチョコレート、ソーセージ、シュトーレン」と一歩踏み出すごとに食べ物に絞った売り物の種類までぽつぽつと零したのは、興味を引いて相手に頷いてほしいからか、はたまた更に腹を空かせようという単なる悪戯か。建物の出入り口まで到着し、外に出る直前で贈り物のマフラーを首に巻き付けて振り返ったなら、吹き込む冷気にさらされても温かさを失わないその表情に、先の列挙はやっぱり分かりづらく浮かれていただけかもしれなくて )
装飾もさすがに豪華だし、水瀬さん好きだよ、きっと。


  • No.2745 by 永瀬ひな季  2024-12-29 20:56:02 



問題ないです…!!うう、急にお腹空いてきちゃいました…。
( 少しの遠回りも好きな人と一緒なら苦痛ではないし、なによりクリスマスという特別な日に、プライベートでも一緒にいられるのだからもちろん全くの無問題。続いて列挙される食べ物単語たちには空腹感を刺激され、舌はすっかりその味を求めてくるくると小さくお腹が鳴り出したことは彼に気付かれているだろうか。その羞恥心で薄く頬を染めつつそわりと彼の横顔を横目で窺っていれば、外に出る直前に彼の首に巻かれた贈り物の姿に嬉しそうにまなじりを下げながら「はい!」と元気な返答を。外に出れば冷えた冬の空気が頬や晒された脚を掠めていくけれど、若さもある上にぽかぽか温かい気持ちだからひとつも寒くなく、心なしかうきうき弾んだ足取りで広場へと足を進め。道中、自身からの贈り物の装飾品で飾られていく彼の姿を、隣で口元を緩ませながらしきりに眺めるはずで )
マフラー、早速使ってくれて嬉しいです。えへへ、世界で一番似合ってます…!


  • No.2746 by 逆巻 傑  2024-12-30 00:32:34 



水瀬さんの世界俺しか居ないでしょ。
( 相変わらずの大袈裟な褒め言葉へ仕方なさそうに眉を下げるも、謙遜する声は満更でもなさそうに。吐いた息の柔らかさは空気に溶ける淡い白色が可視化して、隣を歩く彼女へと伝えるだろうか。そんな和やかな雰囲気のまま寒々とした風景の中を歩けば、じきに見えてくるのは寄り集まった木の屋台と色とりどりのイルミネーション、そしてごった返す人の波。さすがに今日は普段以上の大盛況らしく、思わず足を止めると「やっぱ当日はすげぇすね」と半ば感心するように呟く。数秒別世界かのごとき賑わいを眺めた後、ふいに振り返って「…褒めてもらったばっかだけど、すみません」と断りを入れてから手を伸ばすのは首元のマフラー。するりと外してしまったそれの行き先はすぐ横の少女の元で、鼻の頭が隠れる高さまでぐるぐると巻き付けたなら、見て回る間くらいは少なからず素性を隠してくれるはずで。その他の変装は相手の裁量に委ねるとして、対策を講じた手を気兼ねなく繋いでは、限定デザインのマグカップ付きホットドリンクやクリスマスグルメ、クリスマス雑貨が立ち並ぶ暖色の灯りの方へと共に飛び込んでゆき )
…──よし。それじゃ、どれから行くすか。

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(/ 背後より失礼します。ちゃんと描写すると来年に割り込んでしまいかねないので、とりあえずお揃いマグカップだけゲットしてこのままぼちぼち〆に入ろうかと思っておりますが、いかがでしょうか?もし何か腹案やご要望があればご遠慮なくお伝えください◎ )


  • No.2747 by 永瀬ひな季  2024-12-30 02:23:33 



ほんと、人でいっぱい──…、
( きらきらと楽しげに光るイルミネーションとたくさんの屋台、予想以上の賑わいを見せる広場を前に、さながら遊園地に来た子どものように瞳を煌めかせていれば。振り向いた彼が謝罪と共にマフラーを外したことにきょとんと双眸を瞬かせたなら、そのマフラーは自分に。ぽかんと小さく戸惑いに開いた口元をマフラーが埋めていく途中で漸く変装のためかと気付いては、彼が寒くないか気になるし、喉の乾燥予防のためにも冬の間持ち歩くマスクを取り出そうかとは思ったけれど、そのまま自然に繋がれた手にどきっと心音を跳ねさせ。一気に頬や手のひらが温まっていくのを感じ、手元と彼とを交互に見遣り「てっ…」と何か言いたげに漏らすもマフラーでくぐもって。多分、人が多いから、迷子にならないように。子ども扱いしてくる彼のことだから多分そうだと言い聞かせながらも、心臓は素直にどきどきと鼓動を速め。鼻先まで覆われたマフラーが少し暑く感じるくらいには頬をほわほわと上気させつつ、きゅ、と手を握り返しては「て、手始めにソーセージっ…ぐるぐるのやつ食べたいです!」と、テーブル席で美味しそうにそれを食べる家族が目に付いたので早速屋台へと足を運ぶだろうか。事前に列挙されたシュトーレンにホットチョコレートはもちろん、チュロスだったりカヌレだったり甘いものをメインに限定グルメを堪能し。周りの人もグルメやクリスマスの煌めきに夢中になっているせいか、お揃いの限定マグカップが入った袋を持つふたりは大勢の来場者のうちの一組のカップルくらいにしか認識されていないはずで。雑貨が所狭しと並べられた屋台は見ているだけでも気分を高められ、スノードームやタペストリーなどあれこれ欲しくなってしまう中で、クリスマスの煌めきを閉じ込めたように、中に線の細いゴールドの雪の結晶が入ったオーナメントモチーフのイヤリングと出逢えばその煌めきを瞳に映し。荷物や限定マグの袋以外にも既にメンバーへのお土産のお菓子も購入した袋が提げられていて、総額少し…やや予算オーバーではあるけれど、数分ほどそのイヤリングをじっと眺め買うか買うまいか悩んだのちに購入の意志を固めては、イヤリングを手に店主へと呼び掛けて )
やっぱりこれだけは買っちゃおうっ…!すみません、これお願いします!

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( / わ、ついのんびりとした描写をしてしまっていました!クリスマスから年末まであっという間すぎて、もう30日だなんて信じられません…。ご提案ありがとうございます。30、31日と仕事のため夜のみのお返事になる恐れがあるので、そう進めさせていただければと思います!去年のクリスマスも楽しませていただきましたが、今回は本編内でということでまた違った濃密な楽しさと尊さで良いクリスマスになりました…!一足先に感謝を* / 蹴り可◎ )


  • No.2748 by 逆巻 傑  2024-12-30 17:59:53 



夕飯入らなくなるといけないから半分ずつね。
( 隣から何かを訴えかけるような瞳が向けられるけれど、マフラーの壁の奥で声が不発に終わると視線には気が付かない振りをして、手を繋いだ理由は話さないまま。人混みで逸れないように、という純然たる動機は別段伝えたって問題にはならないものの、今の自分では言い訳じみて響くようで、その折に何かほんの僅かでも余計なものが混じってしまいそうで。ややあって握り返されたのを契機に賑やかな方へと歩み出せば、大いに楽しむ心意気の相手へまるで母親のような注意を促してから、ソーセージの屋台前へと進んでゆく。どうやら彼女はクリスマスマーケットをいたく気に入った様子で、興味津々の眼差しで店々を眺めて回り、甘い匂いに釣られに釣られ、最初は此方が手を引く姿勢だったのがいつしか手を引かれるようになり。それに伴って順調に土産の荷物も増えてゆく中、さすがに自制心が働くのか雑貨の購入には慎重になって、長考の末選び取ったのは雪の結晶モチーフのイヤリング。耳飾りをする印象がなかったために少し意外で、店主が会計処理とラッピングをする間につい「それは…自分用?」と横から訊くも、ふと視界の端に白いものが映って空を見上げて。タイミングよくちらちらと降り出した細雪は一瞬で広場全体の注目を集め、急に寒さを思い出しては温もりを求めるように無意識に手のひらを握り直す。訪れた時はまだ明るかった会場も薄暮れの時分となり、あたたかな灯りによって今は誰でもないただの影となった二人が、一枚の絵画のようにぼんやりとそこに浮かび上がるだろうか )
あ、…──雪。

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(/ 生き生き動くひな季ちゃんは可愛いし、ロルを拝読するのは楽しいしで詳しい描写嬉しいです* しかしこの時期はクリスマスから年末年始までの切り替わり早すぎますよね、毎年思います…。お仕事も大晦日まで出勤とのことで、本当にお疲れ様です。眠る時間は確保できていますか…?大変なようでしたら来年に割り込むのも何ら問題ありませんので…!そして、こちらこそ去年も今年も素敵なクリスマス回にしていただきありがとうございます。また幸せいっぱいの年越しができそうです!それではあと少し、最後までお付き合いのほどよろしくお願い致します…* ※蹴り推奨 )


  • No.2749 by 永瀬ひな季  2024-12-31 02:59:14 



はいっ、自分用です。…──わあ…。ホワイトクリスマスになりましたね!
( ピアス穴のない自分はお仕事でイヤリングを着けることがあるくらいで、一目惚れ以外にも多分アクセサリーの似合う人に──即ち大人な女性になりたいなんて潜在的な思いで、より惹きつけられたのだろう。こくんと首を縦に振り、選んだ商品が丁寧にラッピングされていくのを眺めていれば、彼の呟きにつられて上空へと顔を向け。賑やかな広場にちらりちらりと静かに舞い降りる雪に目を見張り、感嘆の声を漏らしていれば繋ぎ直された手にきゅんと胸を高鳴らせ、白い頬に燈るような暖かな赤に、じゅわ、と雪の結晶が溶け込んで。なんて素敵なホワイトクリスマスなのだろうと、ふわふわ嬉しそうな笑みを向け。『ありがとうございました、メリークリスマス!』と声掛けでラッピングされた商品を受け取っては、「メリークリスマス!」ほかほか温かな気持ちでにこやかに会釈し提げた袋へと入れる。薄暮れにより一層煌めきが映えるイルミネーションの中まだ帰りたくない気持ちはあれど、顔隠しに彼からマフラーを借り、自身ははしゃいだりきゅんきゅんと鼓動が速まったりで当然あたたかいけれど、雪がちらつくほど冷え込む寒空の下。マフラーを借りるのも、手を繋げるのも「いっぱい堪能したし、そろそろ帰りましょうか」と自身に言い聞かせるようにもしながら提案し、彼がそれに了承したなら広場出口までは手を繋いで向かおうか。会場の外で、きゅう、と最後に少しだけ手の繋ぎを強めてから手を離しては、自らマフラーを解くと今度は自分が彼の首へと背伸びしながら、自身の温もりと仄かなシャンプーの香りが移ったそれを巻き付けていく。マフラーを少しぽふぽふと整えてから踵を下ろすと、また〝デート〟の枠へと入れ込みつつ表情を綻ばせながらお礼を告げるも、寒かっただろうと声を掛ける眉は少しへにょと垂れて )
クリスマスデート楽しかったです!ありがとうございましたっ。それとマフラーも。寒かったでしょ。


  • No.2750 by 逆巻 傑  2024-12-31 15:16:33 



隣にでかいカイロがあったんでそこまでは。…今の方が少し寒いくらい。
( クリスマスイブの宵闇に雪が降ったのはほんの短い間のことで、会場の外に出る頃には既に止みかけの状態。それでも高校生を遅い時間まで連れ回すわけにいかないので、彼女から離すまで此方も離さずにいた手が解けるのも、変装の用に預けたマフラーが直接首元へと返還されるのも流れのままに受け容れて。やや項垂れるような姿勢は少し腕を伸ばせばその中に華奢な体躯を閉じ込めてしまえそうに感じられ、じっと見下ろしていた額の辺りから更に視線を下ろした先、覆いから解放されたジルコニアの輝きと完成されたコーディネートへと注意を移す。「さっきの…今つけてみて」相手が踵を地につけるのと同時にふわりと退けるように耳まわりの髪へ触れ、暗に示すのは先程購入していた雪の結晶のイヤリング。特別何か意図があるわけでもなく、ただ今日の雰囲気に映えそうだと思ってのことだけれど、求めに従ってラッピングから透き通るアクセサリーが取り出されたなら普段の癖か自らの手で耳朶を飾り、「──…うん。…可愛い」と職業人の顔で掛け値のない称賛を。しかし鏡のない此処では本人が確認できないかと「写真撮っとく?」と尋ねたのが記念のツーショットと捉えられたとしたら、渋々ながらも今日の思い出が詰まった一枚を収めることになるだろうか。「俺も一緒に来られて良かったです、寄り道」と〝クリスマスデート〟は即座に〝寄り道〟へと上書きし、自身よりよほど寒そうな格好の少女から掛けられる気遣いには平然と手繋ぎで返してもらっていた旨を告げ。それから呟くように続けた一言が思ったより名残惜しげに響いてしまったため、さっさと歩き出すことで本心を掻き消し、送り届けた寮の前で「明日のパーティー楽しんで」と言い置いて別れた後は、やさしいフローラルの残り香が呼び起こす余韻に包まれながら己も帰途に就くはずで )

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(/ かなり詰め込んでしまいましたが、逆巻側はこれで〆とさせていただきます。お返事は任意ですのでどうぞご随意に…!感想等は後程、もしくは新年のご挨拶の後にお伝えさせていただきますね* )


  • No.2751 by 永瀬ひな季  2025-01-01 03:06:20 



( 今つけてみて、との言葉に素直に従いラッピングを解いたイヤリングを彼が攫っていけば、ほんのり淡く染まる耳朶に慣れた手つきでそれを飾り付けられると。いつも掛けてくれる言葉だけれど、まっすぐ正面から伝えられる称賛の言葉にほわほわと頬を赤く染めながらはにかんで。イヤリングを着けた姿を自分では確認できないものの彼が可愛いと言ってくれるのだから、きっと似合ってて可愛いのだろうと信じている。ふいに彼から珍しく写真の誘いがあれば、当然記念のツーショットを撮ろうとしてくれるのだと思って、瞳を煌めかせながら「撮る…っ!」と食い気味に返答しては、肩をぴとりとくっつけて無邪気にピースする姿が写真に収められ、いつも通りLINEで共有されたはずで。〝でかいカイロ〟扱いにもどこか嬉しそうにふわふわ笑いながら「いつでもあっためてあげますからね!」と手のひらを開いてアピールした後は、顔を晒したままでは寮へ送り届けてもらう道中は手を繋ぐことはなかったけれど、いつかまたカイロとして活躍する日が来るだろうか。寮の前に着きお礼を告げては、ひとこと言い置き去り行く背中にぶんぶんと手を振る度にイヤリングが揺れながら、綻んだ表情で彼を見送って ) 
はいっ!…傑さん、メリークリスマス!

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( / 素敵がいっぱい詰まった〆に高まりながらお仕事納めしてきました…!こちらも〆とさせていただきました。ラストは駆け足ながらもしっかりめいっぱい中身が詰まっていたので大満足です…クリスマスイベありがとうございました*
そして初っ端から寝落ちという失態の中、クリスマスイベの感想もお伝えしたいところではありますがひとまず新年のご挨拶を!
あけましておめでとうございます…!!大好きな逆巻さんと大好きな背後様とともに2024年を駆け抜けられて、楽しくて幸せであっという間でした…!気付けば3000レスも目前だなあと思いながらも、最初の頃は200レスでお祝いしていたのが懐かしいです。残り250レスで目前と感じるくらい、やり取りさせていただけていることに感謝です。2025年も何卒よろしくお願い致します* )


  • No.2752 by 逆巻 傑  2025-01-01 14:00:22 



(/ こちらこそ最後まで幸福感たっぷりの新年に相応しい〆をありがとうございます…!終始ふわふわ嬉しそうなひな季ちゃんに癒され、心の温かさで背後もすっかり寒さを忘れました。プレゼントを渡せてファン宣言もできて、クリスマスマーケットにも寄り道できて、当初やりたかったことは全部叶えられたのですが、それの何倍も濃い内容にしていただいて、やはり背後様とやりとりしていると良い方へ良い方へ導かれるなあと。アイドルサンタなひな季ちゃんにも大人っぽコーデの私服ひな季ちゃんにも心掴まれましたし、ひなマイク芸(?)は相変わらず大好きだしで、逆巻も次は「いい子にしてました」って言えるように今年一年お利口にしていることかと思います。プレゼントのチョイスもさすがとしか言いようのないバランス感覚で膝を打った上、マフラーのおかげで手繋ぎも入れ込めて大大大満足でした…。またお仕事も無事に納められたようで何よりです、一年ほんとうにお疲れ様でした!

そして私からも新年のご挨拶を。あけましておめでとうございます。3000近いレス数ではありますが、去年のお正月のことも、これまでのやりとりの全部も、過去ログを見返さずとも思い出せるほど鮮明に記憶に残っております。ひとつひとつが大切な宝物で、こうしてまたひな季ちゃんと背後様と新年を迎えられて嬉しくて堪りません。今年も大好きです…!!2025年も何卒よろしくお願い致します* )

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( 最初に映るのは腕を伸ばした姿勢 / 不慣れに画角調整を / それから戻って炬燵へ足を入れ直し / リラックス感のあるアイボリーの部屋着セーター姿 / テーブルの上、画角の両端にはミニ門松が置かれ / その間に富士、鷹、茄子、松竹梅と縁起物の絵柄積み木を次々並べていって )…あけましておめでとうございます。この一年が、あなたにとって幸せの多い一年になりますように。…もし神籤運が悪かったら俺が上の方に結びに行くんで、呼んでください。( 言い終えると僅かに視線を彷徨わせて、そわ / 手持ち無沙汰に控えめに手を振ってみて )今年もよろしくお願いします。


  • No.2753 by 永瀬ひな季  2025-01-01 19:53:57 



( / 新年の開始に嬉しいお言葉の数々に早速ほっこりさせていただきました…*
背後様が褒めてくださるので私服コーデを考えるのが楽しいですし、背後様が考える逆巻さんのおしゃれコーデも毎度引けを取らずかっこいいので、いつも楽しみにしております。コーデだけでなく見所盛りだくさんで、ありすちゃんに向けていた穏やかな表情の余韻や好意を隠し慣れず動揺してしまう姿に、はにかんだ姿に母親姿()まで、たくさんの面を拝めて最高でした…!プレゼントはサシェだと予め聞いていましたが、メンカラ別のサシェ可愛い~!とメンバーの分にこにこしておりました() 似たようなものを見かけたらすぐひなファングッズと称して買っちゃいそうです。待機時間に密やかにイベント情報を調べているいじらしさや、早速マフラーを使ってくれるところ…更にはそのマフラーでぐるぐる巻きひな季にして手繋ぎデートへ昇華してくださったのは、天才でした…。より良い方向へ導いてくださっているのは紛れもなく背後様です…!「水瀬さんの世界俺しか居ないでしょ」とか「でかいカイロ」とかも好きフレーズでした。イヤリングを着けてくれたり写真サービスまで本当に隅々まで幸せに溢れたクリスマスイベ、改めてありがとうございました*
また労いのお言葉までありがとうございます…!背後様も一年お疲れ様でした*
こちらもひとつひとつ大切な宝物にさせていただいてます。背後様からの大好きも宝物です+゜.本当にいつもありがとうございます…!
割愛させていただきましたが、いつもの如くそれでも長い上記は全文蹴り可です◎ )

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あけましておめでとうございます!( ぱっと写るのは五つの顔で、スマホを持つ自身の手が画面外へ伸びているはずで / 周りの賑やかしい音が入り込み、石畳や鳥居がちらり映り込むだろうか / 自身の朗らかな新年の挨拶に続き、手を振りながら『あけましておめでとうございまーす!』 )今年もよろしくお願いします!( メンバー5人揃えて定番の挨拶で締め / かと思いきや / 着ていた白いもこもこダウンで数秒画面が埋め尽くされ、がさがさ音 / ぱっとスマホを上げたなら、少し静かな周りの音 / 人混みから離れた場所で、口元に手のひらを寄せながら八重歯を覗かせはにかんだ表情でこっそり )今年もいっぱい大好きですっ…!──…そうだ、お神籤。( ごそ、とダウンのポケットからお神籤を取り出しては / 大吉と書かれたお神籤を見せつつ無邪気に笑い宣言したなら、そこで動画は切られるだろうか )今から運気のお裾分けしに行きますね!


  • No.2754 by 逆巻 傑  2025-01-01 22:40:49 



(/ クリスマスイベの感想にご挨拶へのお返しにと、嬉しいお言葉の連続で顔がお餅よりふにゃふにゃの背後です…。感情に言葉が追いつきませんが、こちらこそいつも本当にありがとうございます、の気持ちでいっぱいです…!これからもっともっと交流を重ねて、そのうち(勝手に)すぐひなファングッズで世界を征服しましょうね() そして個人的好きフレーズを背後様も気に入ってくださっていたりだとか、密かに期待していたマフラー巻きサービスを叶えてくださったりだとか、今回イベの以心伝心ポイントもばっちりでした◎
さらにビデオレター風新年のご挨拶まで同形式で返していただいて…!ファンサの塊すぎました…、何かの特典とかになるやつですこれ。メンバー全員揃った豪華演出だし、ふたりきり目線もあるし、運気というかもう幸せそのものをお裾分けしてもらった気分です。ありがとうございます…。

※上記全蹴り可です※
さてさて、まだクリスマスイベとお正月の余韻の残るところではありますが、次はいかが致しましょうか?
新年の節目にちなんだ振り返り系(かるた製作、難しそうなら◯◯大賞的なノリで選び出したり、単に振り返り雑談するだけでも)か、何かしらの小話系、久々にゆっくりノープラン雑談、はたまた本編を進めるでも。勿論これ以外でも構いませんので、何か今の気分に沿うものがあればお聞かせくださいませ…! )


  • No.2755 by 永瀬ひな季  2025-01-02 00:50:12 



( / お餅よりふにゃふにゃなの可愛いですし、もはや飲めそうな柔らかさで笑っちゃいました() こちらが紡ぐ言葉で幸せになっていただけて、私も幸せいっぱいです…とだけお伝えさせてください*

折角の新年なので振り返り系のかるた製作をしたい気持ちがあるのですが、2周年と3000レスがもう少しなのでいっそそこまで取っておくべきなのか悩んでおります…!背後様的にはいかがでしょうか?
それから、1/12ですが一日予定がありましてお返事が難しいかもしれません。ご承知おきくださいませ…! )


  • No.2756 by 逆巻 傑  2025-01-02 01:26:40 



(/ その発想はなかった、確かに温存しておいてもいいかも…という気持ちもありつつ、周年にはそれこそ大きめのパロしたりフリートークしたり、3000レスには通例通りのパーティー仕様だったりとそれぞれのお祝いをするかも…という気持ちもありつつ、といった具合です。今はそんな元気がないということでなければかるた製作を推させていただきたいのですが、差し支えございませんでしょうか…?
12日のご予定も把握致しました◎ 浮かれて完全に忘れておりましたが、私も1/11~1/13の間はお返事が難しく…1/16も夜のみのお返事となってしまうかもしれません。ご迷惑をお掛けしますが、何卒ご容赦くださいませ…! )


  • No.2757 by 永瀬ひな季  2025-01-02 01:56:48 



( / やっぱりひとつひとつお祝いしたいですよね!傾向を見ているともしかして特大イベの時期が被っちゃうかなと思ってのことでしたので、先程のは聞き流しておいてください…!元気ならあります、かるた製作やりましょう…!
そちらのご予定につきましても了解致しました◎
この頃忙しく、いつも開始ロルをお任せしてしまって申し訳ないと思いつつとても助かっておりました…!僭越ながら今回はこちらからお出ししておりますので、よろしくお願いします* / 蹴り推奨◎ )

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……、えへへ、かっこかわいい。もう一回見よう…。( 炬燵のテーブル上にはカゴに入ったみかんの他に、画用紙やカラーペン / 前回の年越し半纏を着て炬燵に入りながら、はさみでちょきちょきとかるたサイズに画用紙をカット中 / 彼が来るまでは新年の例の動画を眺めては / 最後の手を振る箇所でいつもつい手を振り返し、頬ゆるる / もう一度再生マークを押そうと )


  • No.2758 by 逆巻 傑  2025-01-02 11:11:14 



……、何か声が聞こえると思ったら…。( 彼女のものではない声が微かに漏れ聞こえる扉を開けば / その正体を知って安堵と喜びと羞恥と、その他数多の感情の綯い交ぜになった微妙な顔 / 斜め上から手を伸ばして「交代」と呟きつつ勝手に動画停止したのち / 対面側に移動して年越し半纏姿で炬燵に足を入れ、緩りと手のひらを差し出して )作業、まだ残ってたら貸して。


  • No.2759 by 永瀬ひな季  2025-01-02 18:32:03 



あっ…、ふふふ、やっぱり本物が一番かっこいい。( 動画再生が止められたなら、ぱっと顔上げ / じ…と見つめた後に、ふにゃりと破顔しながら独り言のように呟き )あとちょっと、これ切るだけです。( ほんの数枚の画用紙とはさみを差し出された手のひらに乗せ )


  • No.2760 by 逆巻 傑  2025-01-02 19:25:11 



じゃあ好きなだけ見てて。( 手のひらに乗せられた画用紙の軽さに「早いすね」と洩らしては / 相手には休んでいてもらおうと聞こえていた呟きへの返答を / 職業柄手先を使う作業は落ち着くのか、集中して無言でちょきちょきちょき… / 終わり頃になって思い出したように口を開くと、伏せていた顔を上げ )…そういえば、選び出す対象は本編だけに限らず全部で大丈夫すか──


  • No.2761 by 永瀬ひな季  2025-01-02 22:29:42 



!( 嬉しそうに瞳を煌めかせては / 素直に言葉通り受け取り、テーブルに頬杖を突きながらふわふわハートを浮かばせ / ゆるく上がる口角 / ふいに視線が戻ってくると、質問ににこやかに答え )全部で大丈夫です!予定通り〝かわいいのまほう〟にちなんで選び出すのでよかったですか?( 頬杖を突いたまま小首をこてん )


  • No.2762 by 逆巻 傑  2025-01-02 23:11:04 



( 正面の甘い瞳と視線がぶつかれば僅かに目見開き / 本当に見てたのか… / と声には出さないものの表情が物語って )…ああ、それなんすけど。頭文字から考えるのと、入れたい言葉から考えるの、どっちがいいかなと思って。〝かわいいのまほう〟で行くなら前者なんすけど、特に制限なくとにかく好きだったフレーズとか場面とか挙げてった方が俺らの話は盛り上がるすよね、たぶん。…代わりに未完成になる可能性も高いけど。( 同じサイズにカットした画用紙を手の中でまとめ、テーブルを使ってとんとんと揃えつつ / そのまま一旦端に置いて意見を伺おうと問うような眼差しを向け )


  • No.2763 by 永瀬ひな季  2025-01-02 23:55:30 



好きだったフレーズも場面も、いっぱいありすぎて未完成確定です…!だって用意した紙じゃきっと足りないもん。( 困ったように双眸をぎゅむ、手で両頬を包み込んで / 端に重ね置かれた紙をちらりと見遣り / えへへ )でも絶対楽しい!それにしましょう!( 無邪気な笑み浮かべながら、カラーペンが入った箱を開き )じゃあまずはわたしから、記憶にも新しいこれですね…!わたしの世界、傑さんでいっぱいなんだから仕方ないですよね。( 紙を1枚目の前に置いて、黒色ペンを手に取り / 丸の中に〝み〟 / 〝水瀬さんの世界俺しか居ないでしょ〟と続けて書き込み、周りを黄色のペンできらきら )


  • No.2764 by 逆巻 傑  2025-01-03 01:34:55 



読み札無限のめちゃくちゃ難しいかるたになりそうすね。( 一拍置いて「そっちか」と得心と共に笑み溢し / 乗り気な相手につられるように自身もカラーペンに手を伸ばして )言った…、絶対そんなエフェクトのつくテンションじゃなかったけど。( 直近のことでさすがに覚えがあるらしく / 美化される一幕へとりあえず程度に苦言を )じゃあ俺も一旦近いところから──、あと趣向が少しずれるけど、このトピックを語る上で重要なワードも。( 伏せていたカードを順に捲って開き / 〝とっ……倒置法やめてください~っ!〟〝たった一人の観客へ向けた単独ミニライブ〟〝ここ、です。…でした〟 / 更に手札を配るように3枚追加 / 〝七色の光を閉じ込めた煌めきのひとしずく!白色担当、水瀬ひなです〟〝にこにこきらきら〟〝ポメ季〟 / ※文字の色分け情報はご要望があれば後程…! )


  • No.2765 by 永瀬ひな季  2025-01-03 12:58:46 



絶対難しい…はずなのに、背後なら不思議とさくさくできちゃいそうで怖いです。( ふふ / 苦言には「好きフレーズだから輝かせておきました」と誇らしげにしていれば )…わ、わ。いっぱい出てきた!えへへへ、なんか照れますね、これ。…わたしも、この時の傑さんの返しも好きですよ。( たくさんの自分に関するカードを目の前にはにかみ / 文化祭の時のフレーズを指でなぞっては / 〝ありがとうございます、…ました。〟をお返しに書き / 〝I am your fan.〟〝…俺、やっぱり好きです。アイドルやってる水瀬さんが。〟〝ペンライト代わりのメイクブラシ〟を続けて新しい紙に書き記し )…ふふ、ほんとポメ季お気に入りですよね。メタ季から始まったんでしたっけ、汎用性が高い名前~って。( ちら、とカードを見遣り / くすくす笑みを溢しつつ懐古に浸ると / 初期の頃を思い返しつつ、〝あんぱんのヒーローみてぇな倍率〟〝逆巻猫〟〝猫発見bot〟と次々開かれるカード / 猫関連には肉球マーク / ※色分けはこだわりたいポイントがある時くらいで大丈夫です…! )


  • No.2766 by 逆巻 傑  2025-01-03 15:24:46 



…確かに。こっちの背後も現状ピンと来てないのないっぽいし、怖いすね。( 言葉とは裏腹に口元は緩い弧を描き / 手加減なしに難しくする心算で )…うん。俺もさっき気付いたんすけど、この企画って過去の発言を掘り返されて形にされるわけで──…( 照れくさそうな相手に共感を示すと / 皆まで言わずとも分かるだろうとばかりにそこで切って / 決まりの悪そうな表情を浮かべた後、気恥ずかしさを堪えるようにそっと目を閉じ )こうして見ると一続きのセットになってるフレーズも結構あるすね。…あ、俺あれも好き。( 並べたかるたをざっと見渡し、気付きをぽつり / それに触発されて紙を2枚準備しては〝スイカ、あちが割って、わたしが切り分けたんですよ。おいしいでしょ〟〝よく割れてるしよく切れてるすね〟を追加し )汎用性の高い名前の中でも『ポメ季』はもう概念だけの存在じゃないすからね。ポメラニアンの話題が出だした初期の頃はまさかあんなことになるとは。( 犬の日交流のことを思い返して感慨に浸るように / ならばと〝ポメ季〟の札にも肉球マーク / ついでに〝にこにこきらきら〟の札には仕返しのきらきらエフェクトを )


  • No.2767 by 永瀬ひな季  2025-01-03 20:56:45 



ふふふ、わたしたちの背後は無敵そうでなによりです!( 嬉しそうに双眸を三日月に細め )羞恥心に耐える大会でもありますね…!でも、楽しいです。──…あ、わかります!わたしもそれ好き!( むん、と唇を引き結びながら含羞に染まる頬 / 結局は楽しいという着地点に落ち着き、にへ / かるたを取って遊ぶように、海での撮影イベの一幕かるたに手のひらぺちっ )ポメ季はお互いの背後の個人的流行語大賞になったくらいですもんね!傑さんの背後さん、やっぱり言葉遊びと選びの才能ありすぎて大好きだなあ…。あ、これもトピックを語る上で外せないワードですよ!( ペンを人差し指代わりに、ぴっ / 増えゆく肉球マークが可愛くてにこにこ頬緩め / きゅきゅ、とペンを走らせ書き込んだ〝可愛いの魔法〟カード / メイクブラシにリップにハートマークにきらきら、カラフルに彩って )


  • No.2768 by 逆巻 傑  2025-01-03 22:21:13 



遊ぶ側だと無敵なんすけどね。作る側となると「どうしても足跡と被る…」って難しい顔してたす、さっき。( 現在進行形で両肩に手を置いて揺さぶってくる影を徹底的に無視して / どうしたらいいすかこれ、と目顔で正面に尋ね )…そっか。じゃあ大丈夫そうすね。( 恥ずかしさのダメージがあまり深刻ではなさそうな様子を見て取り、ほっと肩の荷が下りるように / すす、と伏せたまま相手の前へ差し出すのは〝──…っい、いくらでも食べてください、わたしのこと…!〟の発言と〝傑さんはわたしのことお持ち帰りしていいですよ、…なんて〟〝…食べ物じゃないひとは食べません〟のやりとりが書かれた札 )海撮影イベの時は特に色々あったし色々話したから、まじで紙足んなくなる…。( 手に持った複数枚の札を眺め、悩んだ末に交流の足跡と被らない〝…なっ、なんでもないです!あの、目にごみが入ったのかも!〟〝…ああ、結構染みるすもんね、潮風〟〝よそ見してるとは余裕だな~!?〟の3枚を提出 / 完成への配慮なのか自身の台詞は〝け〟の字が丸で囲まれていて )…そんなとこまで見つけて褒めてくれんの、ひな季さんと背後さんくらいすよ。意識したところも自分で気付いてないところも全部気付いてくれる2人が大好きだって、その人からの伝言です。…その後にも何か言ってたけど、長いんで割愛しました。( ばっさりと自己判断 / これでもかと装飾された札に「そうだ、一番忘れちゃいけないやつ」と深く頷くと / 思い出したように「…あ、〝ひなマイク〟も欲しい」といつもは見えないそのマイクを文字を書いた紙の隅に描いて )


  • No.2769 by 永瀬ひな季  2025-01-04 03:56:54 



あはは、被ってもいいですよー。いっぱい好きなんだなあとか、印象に残ってるんだなあって思って嬉しくなります!( 双眸をぱち、と瞬かせたあと破顔し / 口元両サイドに手のひらを添えながら影に呼び掛けるように / にっこり )?──…あ。えっと。こ、こんなこともありましたね…っ。( 伏せた状態で差し出されたカードを捲り内容視認しては、じわり頬を染め / やっぱり恥ずかしくて、双眸きゅ / 染まる頬をカードで隠していればふと思い出蘇り / 〝赤鼻のトナカイ〟〝あ、血ですね、いくらでもどうぞ…!〟〝あー…、ストロー挿さんないんで無理すね。〟のカードを提出 / 〝ち/す〟にそれぞれ丸を付けて )これ、わたしも好き!ねねぽんがそっくりそのまま返されてたの、もうおもしろくって。海撮影イベは好きフレーズが豊作ですよね!( 同調するようにまたぺちぺち / ころころと思い出し笑いしながらペンを走らせ / 〝図星〟〝うそ。いいよ、べつに見ても(←見せてくれなかった!)〟〝正直者のしるしを流れ星に〟〝相合傘警察〟 / 図星にはもちろん星マーク、それからコメントつけてみたりして )っ…!えへへへ、わたしも二人ともいっぱい大好きだもん。こっちの背後も、二人とも大好きーって!なんかいっぱい言ってます。( きゅーん!と2倍のときめきに胸がいっぱいで / 幸せそうにまなじりを下げ、ゆるゆるな両頬を手で包み / 「ひなマイクもお気に入りだからうれしいです」とにこにこ )


  • No.2770 by 逆巻 傑  2025-01-04 12:19:05 



( ばっと両手を上げて大きく3回頷いたのち影は消滅 / それを確認すると、また目顔で彼女へ感謝を伝えて )本編外になると背後たちが普段より好き勝手するから──…。…ちなみにあの赤鼻まだ置いてあるんで、使いたい時はいつでもどうぞ。( 同情するようにフォローを入れたかと思えば / 補足情報でやはり好き勝手させようとする流れに / それから双方から思い起こされる前年のハロウィンの分も追加〝お、美味しくないですよ、わたし〟〝…それは食ってみないと〟〝魔女壺には〝ホレ薬〟と悪戯描きのペイント〟 / クリスマスの件も含め「いつも食べる食べないの話してるな…」と俯瞰してぽつり )この辺の密度すげぇすね、レス数で言ったら6レスくらいの間の話でしょ。…俺ほんとひな季さんの図星好きで。( 並べられたカードからその時の情景がありありと浮かび / ふっと優しい息遣いで控えめな思い出し笑いを / 紛れ込ませるようにそっと中へ移動させるのは本編では両者とも知る由のない〝ケーキ入刀じゃん…〟 / 砂のケーキと木の枝を文字の真下に )…ふ、あんまり喜ばせてるとかるたになるすよ。( 真っ直ぐな好意につい素直に表情綻ばせるけれど / 女子ノリには混ざれず / 返す言葉は謎の脅し文句 )


  • No.2771 by 永瀬ひな季  2025-01-05 14:08:15 



ここで使うって言うと思うツボになりますね…!?って考えつつも使ってみたいので、次のクリスマスにつーかおっ。( はっ…としながらも案外ノリ気で、語尾に音符マーク弾ませ / いつもわたし食べられたがってるみたい… / カードと呟きでふと感じれば「今度はわたしが食べますね!」と謎の意気込み / 拳ぐっ )確かにすごい密度…、お返事来るのも書くのもすごく楽しかったのも納得で…──ふふ、ツボが似通ってるからやっぱり被っちゃいますね!( レス数を聞けばびっくり口元に手のひらを添え / 優しく控えめな笑い方も好きで、ふわふわ雰囲気にお花咲かせ / 以心伝心に嬉しそうに表情綻ばせつつ / 〝…俺もやるんすか〟〝やるんす!〟〝初めて水に入る猫のような水遊び〟〝ヤドカリハプニング〟などと書き連ね / 「ケーキ入刀も以心伝心でしたね」とくすくす )!……ふふふ、先にかるたにされるのは傑さんでした。( 双眸をぱち / 脅し文句がツボに入ったのか柔らかな笑い声漏らしては / 〝あんまり喜ばせてるとかるたになるすよ〟を書き記したカードをぴらり )


  • No.2772 by 逆巻 傑  2025-01-05 20:41:03 



意外と乗り気でびびる…、アイドル的に有りでいいんすか、あれは。( 思わぬ前向きな姿勢に提案した此方が戸惑い / パブリックイメージを守るべきか迷って / 対してマンネリ防止策には「いらない、そのチャレンジ精神」と即答 / 手首から握って丸まった紙でも伸ばすように拳を開かせ、遅れて「っていうか食べてないし」と誰にともなく弁明を )30%くらい海撮影イベかるたすね、今のとこ。…でも大体全部ひな季さんが挙げなかったら俺が挙げてた。( 増え続けるフレーズに全体を見遣れば、一つのイベントの支配率にまた小さく吹き出し / しかし挙げられたものには一切の異存なく / そろそろ次に移ろうかと提出するのはその前回イベント分 / 〝また一緒に行ったら買えるね!〟〝一緒じゃなくても買えるよ〟〝だってそういうテイストですもん〟〝……わたしはいつでも歓迎ですけど。ねっ〟の4枚 / 取り札がその場面の写真になるであろう完成形を考慮し、イラストは省略しておいて )…、迂闊なこと言えねぇな…。( 突きつけられた札に目ぱち / してやられた、とばかりに視線を横方向へ )


  • No.2773 by 永瀬ひな季  2025-01-06 01:12:17 



え?わたしは全然。( 戸惑っている様子に、笑みを浮かべたまま不思議そうに小首傾げ / 即答には思わず「わたしには食べられたくないですか…!?」と小さな衝撃マーク浮かべるも / 拳を開かれつつ「たしかに…」 )あ、船上パーティーも懐かしい…!ツボが似通ってるからこそ、わたしは他のイベントから引っ張ってきた方がいいかなあって思いはするんですけど、このイベントも好きフレーズが多くて多くて…!( 同調するように首を縦に振り / うんうん! / 並べられる札を見るなり、またテンションは高まって表情を綻ばせると / 〝なんか、大丈夫そうって思うじゃないですか〟〝…雛鳥…。…じゃあ、俺以外には油断しないでください。〟〝うう、やっぱり…。でもでもわたしは、そのうち「彼女です」ってはっきり言ってみせます…!〟〝だから広まったらどう──…ん?今のは違うか…〟と止まらぬペン先 )えへへ、最新ほやほやの好きフレーズができちゃいました。でも傑さんへの〝好き〟は、いつも更新されてますよ!( 頬杖を突いてふわふわ緩む頬を支え )


  • No.2774 by 逆巻 傑  2025-01-06 14:16:02 



全然なんだ…。( あっけらかんとした返答にぽかん / しかし彼女が使えば順当に可愛らしくなるのかもしれないと思い直し、少しの逡巡の後「…じゃあ、楽しみにしてます」 / 咄嗟に上がる失意の声には「そういう話じゃなくて──」とまともに応じるも、話題自体が云々と説明すればよりややこしくなるのは明白で / 結果、開かせた手のひらを次はくるりと上向きに返させ、そこに蜜柑を置いて「…俺まだ甘くないから」と濁し )ひな季さん多分全部のイベントでそう言うでしょ。( 確信めいた口振りで言うのはきっと自分もそうだから / 走るペン先を追っていると中には意外なものもあったようで「思ったより刺さってたんすね」と独り言のように呟いて / 印象深いダンスシーンを〝月夜のダンス〟としてかるたに残し、ついでに本編外で踊ったダンスも〝見よう見真似のダンス〟として提出 )…………、( 迂闊なことが言えないので無言のまま / 紙に書き付けるのは今し方の〝でも傑さんへの〝好き〟は、いつも更新されてますよ!〟 / 最新ほやほやの〝好き〟を記録するべく、その横に括弧書きで現在時刻を秒数まで / 最後に時刻へ『×2』を添えてぴらり )


  • No.2775 by 永瀬ひな季  2025-01-06 22:00:34 



だって仲良しな人の前でしかしないですもん!( にぱ、と無邪気な宣言 / 「楽しみ…にするのは良いですけど期待はしないでくださいね」と口元に手のひらを添え、こそり / 開かれた手の上にみかんが置かれるときょとんとしながら「なるほど…?」 / 「…ちなみにこのみかんは甘いですか?」 )!…あははっ、多分そうかもしれないです!すごい、なんでわかったんですか?( 言い当てられ双眸をぱちり瞬かせては、かるた札に星の図を描きながらその面を見せ / 「いっぱいありすぎてどれを抜粋したらいいのか分からないくらいでしたけど、やっぱハイライトはこれかもです」と一言を添えて / 彼のダンスシーンのかるたが開かれた後に〝…ごめん、やっぱり──…可愛い〟をシンプルに書き込んで / はにかみながら、ぴらりとそれを彼に向かって捲り )うぁ、…う…。わたしもかるたにされちゃった…。( 今度は何を書き出すのか手元を見ていれば / 羞恥心でじわじわ染まる頬を押さえ / でも〝好き〟とか〝嬉しい〟があるからこそなんだよなあと思うと / えへへ、とはにかみ満更でもなさげに )


  • No.2776 by 逆巻 傑  2025-01-07 12:19:33 



非公式の時にまでファンの目線ではいないすよ。( 赤鼻姿の非公式宣言に「なるほど」と納得 / そこへ釘を刺すような注意があれば、彼女の憂慮を笑い飛ばすかのように軽やかな息を洩らして / ただし『期待しない』とは明言せずに / 唐突な話題の転換には一度瞬いた後、じっと見つめ合ったまま神妙に頷き「…そのはず」 )…以心伝心だからかな。( 楽しげな表情につられて此方も口角緩み / 馴染みのある語彙で返答する最中、〝図星〟が向けられると「…は、」と不意打ちの笑いが堪えきれずに声へ / 「ま…それは俺も異存ないです。こっちの心情的にもそこがハイライトだったんで」見せられた札の文字を視線でたどって静かに肯き / そしてその時を思い出すように目を伏せながら「取り札にはちゃんとひな季さんの顔も入れてもらわないと」と呟いて )……、…。じゃあ、1回ずつかるたになったとこで、リアルタイムで採用するのは以降禁止で。( 満足げにしていたのは束の間のことで、すぐにその危険性に気が付きルール追加 / 〝好き〟や〝嬉しい〟のまま増やすことについて「こんな調子でやってたら収拾つかなくなる…」 / 容易に想像できる未来 )


  • No.2777 by 永瀬ひな季  2025-01-08 19:15:38 



( / お待たせしていてすみません、気圧のせいか昨日から頭痛が酷くて、お返事もう少しお待ちいただけますと幸いです…; )


  • No.2778 by 逆巻 傑  2025-01-08 20:09:48 



(/ ご体調の優れない中、ご連絡くださりありがとうございます。勿論いくらでもお待ち致しますので、こちらのことはお気になさらずゆっくりご静養ください…!まだまだ冷え込む時期でもありますので、お布団で暖かくしてお休みくださいね…*  )


  • No.2779 by 永瀬ひな季  2025-01-10 22:20:29 



ということは…今はなに目線でしょうか、…親目線なんて言わないですよね…?( 人差し指を頬に添えながら視線を宙に / それからその指をお互いの間に、ぴっ / みかんへの返答に口角を上げては「じゃあ半分こしましょ!」 / みかんを剥き始め )…えへへ。〝大好き〟も以心伝心になるといいなあ…。( 緩んだ表情もつい漏れる笑い声にも、きゅーん…と胸ときめき / 且つほわほわ温かくなる心地に頬緩ませながら、ぽつり / 以心伝心になったとしても、きっと何度だって口にするだろう / 「ふふふ、これも以心伝心─…ですけど、わたしの顔が取り札になるの、少し照れますね」対象の読み札を手に取れば、口元に添えはにかみ )…、それは賛成です。かるたにしたいもの、まだまだいっぱいあるもん。( 新たに設けられたルールに片手上げ賛成 / こく / 続けて増やすのは〝…──ずっと、見ててくださいね〟〝──…いつも勝手に視界に入ってくるくせに〟 / 2000レス記念の際の言葉を書き記して )

----

( / お待たせしました…!多分気圧でなくて、肩凝りなどが原因のようでした…対処がわかり幾分か楽になりました◎ 背後様もぬくぬくお過ごしくださいね* 引き続きよろしくお願い致します。 / 蹴り可◎ )


  • No.2780 by 逆巻 傑  2025-01-15 03:24:45 



…、ひな季さんって俺の何なんすか?( 両の眼はぴんと立てられた人差し指に集中 / 暫し沈思した後、答えが見つからなかったのか質問に質問で返して / みかんを剥き始めた相手の向かい側で机に腕組み / 「有田剥きの出番すね」と身を乗り出しつつ見守る姿勢に )まだこれ以上伝えてくれる気でいるんすか。( 分かりやすく好意の滲む眼差しと視線を交わせば / 此方の気持ちまで溢れそうになって寸前で目を逸らし / 「アイドルが何言ってんすか。可愛いの魔法かるただし、それに限らず取り札ひな季さんの顔だらけになるすよ」柔らかく息を洩らすと、その様を想像しつつ彼女の発言の読み札を取り出していって )うん……、…いや、さすがにありすぎるな。下手するとやってるうちに次の正月来るんじゃねぇすか。( 当時の自身に共感するように新たな札にしんみり目を落とすも / 次々と浮かんでくる候補にははたと待ったをかけ / 余った画用紙に書き出すのはそれらではなく3つの選択肢 / ①一旦中断してまた好きなタイミングで再開する②制限枚数(もしくはレス数)を決めてそこに収まったものだけをかるたにする③キリの良いところまでやりとりして残りはダイジェスト(リスト化して共有の形) / 「これ以外でもいいけど、ひな季さんはどうしたい?」と訊いて )

----

(/ ご不調、寛解したようで何よりです…!肩凝りとは相当お疲れだったのでしょうか…。そしてお返事大変お待たせ致しました…!勘が戻っていないところもあるかと思いますので、違和感や失念している点などあればご遠慮なくご指摘ください…; ※蹴り可 )


  • No.2781 by 永瀬ひな季  2025-01-16 15:18:29 



傑さんの、未来のお嫁さんです!( 両頬を手のひらで包みながら小首傾げ即答 / えへ / 当然の如く有田?きのみかんは、もはや「これじゃあ半分こって言うより〝よんぶんこ〟…、傑さんは完全に改派したんですか?」 / 皮から切り離して2房ほどまとまった状態のみかんを、彼の口元へ寄せつつ )これで気持ち全部なわけないですからね、当然です!ちなみに無限湧きします。( 強気に口角を上げながら、どこか誇らしげに / ふふん / 彼の主張には、確かにと口を噤ませつつ取り札を想像し / 「…で、でも傑さんありきの可愛いの魔法ですから!」と、こちらも主張しては / 机上には彼からの言葉で嬉しかったことや、好きな言い回しを記した読み札が増やされて )3000レス近くもやり取りしてきたんですもん、そりゃ多いですよね。ちょっとなめてました…嬉しい誤算ですけどねっ。おんなじこと思ってたので、③で進めさせてもらいました!( 更新され続ける最高値のやり取りを遠望するように、額に手のひら翳して / 楽しげに、ふふ / 三つ目の選択肢へと人差し指を置き )

----

( / 良くない姿勢で雑務をしていたところに、またまた良くない姿勢でネイルをしていたからかと思います() そして私も所用が入り遅れてしまいすみません…!背後様におかれましては大きな地震もあったことですし、落ち着くまで待つつもりでしたのでどうかお気になさらず…!違和感も失念もござませんので、あと少しのお正月イベかとは思いますがよろしくお願い致します* / 蹴り推奨です◎ )


  • No.2782 by 逆巻 傑  2025-01-16 18:07:58 



…、やっぱ保護者かな。( 数秒正面に目を留めてから、何食わぬ顔で聞かなかったことに / つれなく視線すい / 「分けすぎたすね」と小さく笑いつつも腕を伸ばして二つのブロックを指で挟むようにくっつけ、「4分の2ぶんこ」 / そこへ折よく剥かれたみかんが口許へ運ばれればついそのまま食み / 呟く声で「甘…」とこぼし嚥下した次に、有田剥きへ対する姿勢には「まだ練習中です」と改派の途中であることを伝えて )じゃあ──…俺といい勝負すね。( 彼女の言葉と態度からその思いの丈を空想上で測ってみては / 半ばそちらに気を取られながら、ぽつ / 「…つまりこれって、過去の発言を掘り返される上に取り札が自分たちの顔だらけになるっていう…」 / 自分も例外でないと知らされ、徐々に浮かぶのは真理に気が付いたかのような迫真の表情 / 羞恥コンボ / 以降は黙々とかるた完成に向けて筆を走らせ / お互い残すところ一枚となったカードには何やら付箋が貼られていて / 『最後の読み札は相手に言ってほしいことを書いて、実際に言ってもらって完成です!※被るかもしれないのでダイジェスト後でも可』 )普段はあんま意識しないけど、振り返ってみたらちゃんと数字の分だけ積み重なってたすね。…また一歩ずつよろしくお願いします。( ふ、と相好崩し / そっと手を引いて文末まで連れて行くと / 次のレスへ跨ぐように踏み出して / 〆可 )


  • No.2783 by 永瀬ひな季  2025-01-16 23:05:20 



!……、100歩譲ってお嫁さん候補…。( ぎゅっと不等号に双眸を瞑り / お願い!と言わんばかりに両手の指を顔前で組み合わせ / 約分して半分こになれば、無邪気に八重歯覗かせ笑いながら小さく笑い声を上げ / 指先からみかんを食す姿に餌付け気分で / 可愛い、とほっこり / 「練習したみかんの処理のお手伝い、いつでもしますからね」と申し出つつみかんをぱくり頬張り )──…え。( ぽつりと呟かれた言葉に、双眸ぱち / 多くを考えだす前に彼がかるたの真理に気付き、筆を走らせ始めては / 「わ、わたしももっと書かなきゃ…!」彼より多くの札を作ろうと、慌てて更に札を増やして / 最後の一枚、付箋の文字を読み取ると / ペン頭を顎に添えながら、少し思案したのちにペンを走らせて / 今までにたくさん紡いだ言葉だろうけれど、色褪せない3つの言葉はピンク・橙・黄でカラフルに )はい、本当に──…ここに、いっぱい〝好き〟も〝ありがとう〟も、〝これからもよろしく〟もたくさん詰まってるんだろうなあ…。えへへ、二人のペースでゆっくり、歩んでいきましょうね!こちらこそよろしくお願いします。( 双眸を優しく和らげながら、きゅ、と手を握り返しては / 無邪気で朗らかな笑みで最後の〆を彼に託そうか )


  • No.2784 by 逆巻 傑  2025-01-17 14:31:26 



(/ 綺麗にパスしていただいたのに最後の最後で読解力がなくてすみません…!逆巻に言ってほしい台詞が「好き・ありがとう・これからもよろしく」でしょうか、それともダイジェスト後発表になるのでしょうか…? )


  • No.2785 by 永瀬ひな季  2025-01-17 15:10:22 



( / ぎりぎり伝わるかどうか…と自分でも思いながらパスしてしまいましたので、むしろこちらがすみません、です…!前者の方で合っております! )


  • No.2786 by 逆巻 傑  2025-01-18 14:19:49 



……、お嫁さん候補目線ってどんなすか。( 意中の相手の哀願するような態度にこれ以上突き放す気にもなれなかったらしく / 複雑化する関係性を声を落として控えめに窺って / もう4分の1の房も今度は自分で皮から剥いで口に入れると「美味しいみかん用意しときます」 )…──こういうやつ…。( 書き上がったらしい札を受け取って見れば、これまでのかるたとは多少異なる形式にぽつ / 短い思案の後、しかし余計な手は加えず読み上げることに決めて札を置き / 「ひな季さん」と呼び掛けてから、近い方の繋いだ手はそのままに、遠い方の肩にそっと手を添え / まだ大っぴらに言えない一つ目は耳打ちの形で彼女だけに伝えられるだろうか )…出会ってくれて〝ありがとう〟、〝これからもよろしく〟。( 二つ目で肩から腕の外側を撫でるように滑り落ち、三つ目で中三本の指をかるく握ったなら / 向かい合った瞳には台本にないあたたかな色が灯って )

----

(/ かるた製作、ありがとうございました…!読みが甘くて本当に一部しか辿れなかったのは不手際という他ありませんが、お正月らしいゆっくりほのぼの感でやりとりできて癒しのひとときでした。こんなことあったな、あんなこともあったな、とこれまでの交流を見返すのも楽しくて、鬼のように時間が溶けて行きましたね…。この後はダイジェストということで、かるたにしたい語録やら場面やらを羅列する超長文になるかと思いますが、もう少しお付き合いいただけますと幸いです。また、何かと用事が重なって特にお返事が不安定になってしまった時期でもあり、変わらぬ寛容さで許してくださる背後様にはいつも頭の下がる思いでおります…いつもありがとうございます。逆巻からひな季ちゃんに言ってほしい台詞のかるたは、ダイジェスト後にお渡しさせていただきますね…!※蹴り、割愛可 )


  • No.2787 by 永瀬ひな季  2025-01-19 14:59:59 



( / ひな季が顔を真っ赤にしてる姿が容易に想像できてしまう〆で、最後の最後までによによしてしまうかるた製作イベでした…ありがとうございました*
仰る通りで、読み物をしている時と同様時間が溶けていきました…!何度読み返してもきゅんとしたり笑っちゃったりして楽しくて、噛めば噛むほど味が出るような……、そんなやり取りをさせていただけて、改めて幸せ者だなと深く思い知らされたイベントでした。
レスペに関しては本当にお気遣いなく…!こちらも中々スムーズに返せない時がありましたので、どうか高く頭を上げておいてくださいね!そして以下、こちらのダイジェスト(前編)でございます。読み返しながら挙げているうちに、本当時間が溶けて仕方ないのでひとまず…! ) 

太陽の光を反射してさやかに輝く月 / 空気の読める雨 / 今…嬉しくて溶けちゃうかと思いました…。 ─ …ん、ちょっと溶けてる。 / 不届き者扱いな初期相馬くん / 相馬くんの俺日記 / えへへ、どうぞ貰ってくださいっ!おまけでわたしも付いてきますよっ…、なーんて…。 ─ …そっちはおまけじゃ勿体無いんで、いつかおまけじゃない時に貰いに行きます。…なんて。 / 手繋ぎは抵抗ないのにゆびきりは照れる逆巻さん / ──あっつ…。 / 青い舌と緑色の舌 / 逆巻さん!大丈夫ですかっ…!? ─ …頭うった… / …あ、手握ると安心するって本当なんすね。 / …会えない時に写真なんか見たら、余計恋しくなるじゃないすか。 / 傑さんが傍にいてくれることでもう、最大限嬉しいですよ。 ─ じゃあこの先ずっと最大限嬉しいじゃないすか / なんか『相馬 流星』って名前だけ無駄に格好良かったら面白くていいよな / すれ違いアンジャッシュ / …俺だって好きでやってんじゃねぇんすよ。( 絶賛パワハラ中 ) / わたしは断然逆巻さん派ですけどね! ─ 無いんすよ、そんな派閥は。 / …どうです、好きになりました? ─ 催眠術じゃないんすから。 / ひつじさんエリア / 段差の危険性 / …だったら今は俺でいいじゃないすか、見るの / 一般男性S.Sさん


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