可愛いの魔法 (〆)

 可愛いの魔法 (〆)

匿名さん  2023-03-24 20:11:47 
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お相手様決定済み。




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  • No.2282 by 逆巻 傑  2024-07-11 12:58:12 



貝殻でもシーグラスでも小石でもいいんすけど、……、水瀬さんがお菓子だったら美味そうだと思うもので。
( 落ち着いた長身のアイドルに荷物番を頼み、反対に落ち着きのない無邪気なアイドルを連れて少し遠くの波打ち際へと向かえば、未だ時期的に訪れる人も少なく、また撮影でも使用されなかったせいか、海からの届け物が点々と漂着しているのが認められ。お出掛けが嬉しくて堪らない子どものようにぴかぴかと面を輝かせた少女はビーチコーミングに興味津々のようで、特に目星をつけて出てきたわけでもないため問い掛けには沈思した後、食いしん坊の直感に委ねることにして。寄せては返す波に両手をさらし、ケーキ作りで付いた砂を洗い流すと、「拾ったものはここに」と落ちていたフラッグで地面に円を描いてついでに旗も立てておく。それからヤドカリと変わらぬ速度で海岸線を歩いて拾った色鮮やかな飾り達が続々とそこに集められては、十分と経たないうちに円の中は文字通り他と一線を画して華やかになって。光って見えるほど真っ白な貝殻を見つけたのはそろそろ戻ろうか、と最後にもう一度目で砂浜を浚ったそんな時で、波の行き来によって現れたのを発見するなり吸い寄せられるようにそっと手のひらで掬う。小振りなサイズはネックレスよりイヤリングに相応しいだろうかと思わずノータイムでアクセサリーに脳内加工したなら、あわせて浮かぶのはすぐ傍にいる彼女の顔。「…──水瀬さん、こっち向いて」ろくな説明もなくそれだけ言って距離を縮めると、柔らかく潮風に靡く自身の髪を片側耳に掛け、貝殻を持った反対側の手を相手の耳元へと差し込む。眼前の顔が素直に要望に応えたのであれば、正面には「…やっぱり」と小さく呟いて瞳の奥を優しくする此方の姿が窺えるはずで )


  • No.2283 by 永瀬ひな季  2024-07-11 20:42:01 



( 〝お菓子だったら美味しそうなもの〟を貝殻探しのテーマとして与えられると、クエストが発生したようにびっくりマークを頭上に浮かばせては、「まかせてください!」と両手に拳を作りながら使命感に溢れた笑みを向け。早速きょろきょろと瞳を白い砂浜へと走らせては、まだそんなに人が入っていないビーチだからかすぐにひとつ、またひとつと貝殻を見つけては縁取られた円の中に入れていく。苺みたいに鮮やかな色の貝殻に、マカロンみたいな淡い貝殻。グミみたいにころんとした翡翠色のシーグラスや、角のように渦を巻いた白い貝殻は砂糖菓子みたいで、時折太陽に透かしながらとりわけ綺麗なものを大小様々に選び集めて。やがて円からはみ出そうなほどに集められたなら、褒めてもらえるかなあなんて口元を緩めると。ふいに呼ばれ、「はい、…──?」と素直な返答と共に体ごとそちらを向いては徐に縮まる距離。ぱち、と双眸を瞬かせては手のひらが耳元へ差し込まれていくと、どきりと心臓は高鳴り、頬はみるみる色付いていく。これってまさか。みんないるけど…!なんて自分の中で心の声響かせつつ、双眸をきゅっと瞑りながらどきどきと早鐘を打つ鼓動の上に覚悟を決めた両手のひらを握りしめて )
え、ぇ?──…っ。


  • No.2284 by 逆巻 傑  2024-07-12 15:49:40 



( 己の見立て通り、貝殻は負けず劣らずの真っ白な肌と艶やかな黒髪に映え、その美しさを際立てるようで。やはりピュアホワイトが似合うな、という幾度となく重ねた認識を今回もまた確かめては、雲の切れ間に覗く太陽のように寸刻だけ表情を和らげる。一方で言われるがまま此方を向いた少女はふと見ると固く双眸を瞑り、何かに身構えるように胸の前で両手を握っていて。突然の変転に目を瞬かせ、一体どうしたのかと訝りながら少し顔を傾けて覗き込んだ──その時。閃きが降りてくるかの如く一瞬にして相手の行動に理解が及ぶと、たじろいで微かに息を詰まらせ、反射的に耳元から隻手を引き抜き。そうして僅かばかり平静を取り戻して先程より切実な要望を告げるけれど、貝殻を掲げた奥の面持ちにも普段より慎重な言葉選びにも、未だ動揺の気配が滲んでいて )
…目開けて、水瀬さん。…〝そういうの〟じゃないから。


  • No.2285 by 永瀬ひな季  2024-07-12 21:16:53 



へ、ぇ…?──~~っ…!
( きゅ、と双眸を瞑りながら構えていたけれど、波音や向こうではしゃぐメンバーの声をBGMに流れる幾拍かの沈黙の後に、そうっと引き抜かれていく手のひら。そして指示を受けたなら不思議そうにはてなマークを浮かべつつも、中々鎮まらない鼓動が響くなか片目ずつおずおずと開いていけば──〝そういうのじゃない〟? ぱち、と双眸を瞬かせたのを皮切に、こちらの早とちりと察した瞬間、みるみるうちに頬に熱が灯るように赤らんでいくのを感じては、両頬を慌てて手のひらで包み込んで「…なっ、なんでもないです!あの、目にごみが入ったのかも!」わかりやすい言い訳を口にしながらくるっと彼に背を向けて。方向転換した前方には、おとぎちゃんの腹部に腕を回し捕まえたまま、ちっ…と残念そうなねねぽんの表情が密かに窺えるだろうか )


  • No.2286 by 逆巻 傑  2024-07-13 14:42:19 



…ああ、結構染みるすもんね、潮風。
( まさしく顔から火が出るように朱を注いだ相手が背を向けてしまうと、ばつが悪くて最前の言い訳を支持するも、焦るせいか話が噛み合っていないことには気が付かず。彼女の後頭部から視線をやや上げた先の向こうではきょとんとした表情の少女と、自身を咎めているのか不服げな少女が揃って此方を見ていて、更にばつが悪くなれば一度手元の貝殻に目を落とした後、真っ白なそれをそっと放って海へと戻し。それから物理的にも心理的にも一番身近な少女の後ろ姿に声を掛けたなら、気を逸らすために何のお菓子に見立てたのかの話でもしつつ、収拾品を手にビーチパラソルの下へと帰って行って )
…水瀬さん、そろそろ戻んないと。仁科さんに荷物任せたままだし。


  • No.2287 by 永瀬ひな季  2024-07-13 21:46:04 



そっ…そう!しおかぜ、しおかぜ…。
( ぽっぽと熱く赤らむ頬に両手を添えたまま、彼から得られた都合の良い理由を自身に言い聞かせるように反芻しては。彼に名前を呼ばれるとどうも反応してしまうのか、素直にちらりと彼の方を振り返っては小さく頷くと、貝殻の見立てについて問われては思惑通りそれに意識を向けることとなればこれはあれで、あれはそれでと説明しながら荷物番の元へと戻り。荷物を見てくれたことのお礼をさや姉に告げつつ、いよいよ仕上げのデコレーションが始まるだろうか。ビーチマットの上に休憩がてら座ったままの彼女と共に、仕上げの様子を興味津々に見守るはずで )


  • No.2288 by 逆巻 傑  2024-07-14 00:53:58 



( 戻ったビーチマットの上には荷物番を任せた少女と、その隣の砂浜に軽くストレッチをしながら彼女と雑談を交わす小柄な少女。宝探しの成果を見せると共に礼を告げて元の位置に腰を下ろすと、苺と砂糖菓子の貝殻は最上段の真ん中に、マカロンの貝殻は下の二段に散りばめ、グミのシーグラスはその隙間を埋めるように…と、迷いのない手際でそれぞれを配置してゆく。あとは小さな貝殻達を側面の波間に浮かべれば完成なのだが、気付けば周囲には彩りのない頃を知る二人のみならず、グループ全員が大集合して作業を見守っていて。本業のヘアメイクならまだしも、ただの砂遊びをこうも注目された中で進めるのはさすがに気が散って仕方なく、かと言ってアイドル達を追い払うわけにもいかず一心にケーキを飾りつけていた折。ふいに真正面の緑色担当の少女が「おいしそう…ケーキ食べたい」と呟き、休憩時間に食べたスイカの味が忘れられないのか「またスイカでもいい」と付け足せば、それを割った赤色担当が「おいしかったでしょ?わたしの割ったスイカ」とどこかで聞いたような自賛を口にしたのを皮切りに、一言も発さない己を取り巻いてスイカ割りの話題が展開されていって )


  • No.2289 by 永瀬ひな季  2024-07-14 21:16:06 



( 砂のみで作られたケーキが三段ケーキにホイップまでこだわる中々のクオリティーだったために、デコレーション用の貝殻たちを手にした彼は一体どんなケーキを最終的に作り上げるのだろうか。さや姉と二人でその様子をやや前のめりに見守っていれば、いつしか何事かと興味を示した三人も加わってメンバー全員で見守ることとなれば。おとぎちゃんの言葉をきっかけにスイカ割りの話題が膨らみだすと『ねねが割った方が美味しかったかもでしょ』との返しから〝受けた人は味が出る=可愛くなるゲーム(?)〟としてスイカ割り風の遊びが始まり出して。流行の移ろいは早いらしい。ケーキの完成を未だ見守る自分を置いて、ねねぽん、あち、おとぎちゃん、さや姉の順に手刀を喰らっていけば残るは自分だけれどそこにねねぽんの瞳がきらりと光る。『じゃあ次はメイクさんの番ねっ!』と、彼の手首をぱしりと掴んで引き寄せてはスイカ割りのゲームに巻き込むだろうか。そんな強引な、と目の前の光景に双眸をぱちくりと瞬かせながらあたふたするしかなくて )
ねっ、ねねぽん…!?


  • No.2290 by 逆巻 傑  2024-07-14 22:39:27 



……、よし。
( また俄に周囲が騒がしくなり、高校生達が新たな遊びに興じ始めては、それを作業BGMに黙々と手を動かしてゆく。貝殻を配置するだけの飾り付けは土台作りの時のように手を汚すこともなく、程なくして完成形の3段ケーキが眼前に出来上がれば、湧き上がる達成感にやっと表情を晴らして。唯一ポケットのある衣服を着用する自身はそこからスマホを取り出し、記念に写真を一枚。すると見計らったように誰かの腕が此方へと伸び、少女達のゲームの舞台へと連れ出され、ルールもよく把握しないまま参加者に入れられたようで。歓迎する者、慌てる者、気掛かりそうにする者、間延び声で応援する者、異様に前のめりな者。五者五様の反応を前に己は「…俺もやるんすか」「やるんす!」の1ラリーで素直に瞼を下ろし、聞こえてくるはしゃいだ指示を頼りにふらふらと砂浜を彷徨い。やがてストップの声が掛かり、従順に開眼の許しを待ってから瞼を持ち上げると、先程少し遠くの波打ち際で見た顔が予想外に近い位置にあって、微かに睫毛の先を震わせる。しかし心に波紋が生じたのはほんの一瞬で、言われた通りに手刀の形で腕を構えたなら、自重のみで相手の頭上へとそれを落とし。一拍置いて飛び交う可愛くなるだ何だという言葉には、そのために担当ヘアメイクである自分が呼ばれたのかと、決意表明として肯いておいて )
…──俺がいくらでも。


  • No.2291 by 永瀬ひな季  2024-07-15 00:00:14 



今年もまたお話の途中ですが──…

ハッピーバースデー、傑さん!( クラッカーぱーん! / 今年もまた壁にはhappy birthdayのカラフルな風船 / 今回は煌めく月と星の形の風船を添えて )
二人で過ごすお誕生日は2度目ですね…!またお祝いできて、わたしの心もおめでとうな気分です。( 感慨深く胸に両手を添え / じーん… )あれから一年、充実した日々は過ごせましたか?もしまだ充実したりてなくても大丈夫です、これから先の一年…更に素敵な一年にしましょうねっ!( 人差し指を顔の傍に添えながら笑みを煌めかせると / じゃん!とテーブルの上に用意したお誕生日ケーキは紅茶のシフォン / とろりとクリームが垂れ、上や下に苺を散らしたデコレーション )

それから──…お誕生日プレゼントです。二人とも、受け取ってくれますか?( 淡い月色と夕焼け色のアクセサリーポーチ / それらを両手で優しく包みながら差し出して / 双眸をふわり緩め )

*傑さんへ
https://tadaup.jp/34f3f0552.png
( クリスタル/ブラックスピネル/ゴールドルチルクォーツ/ホワイトラブラドライト/ブラックラブラドライト/アクアマリン )

*背後様へ
https://tadaup.jp/34f3f14ea.png
( ホワイトパール/クリスタル/ブラックスターアクアマリン/ゴールドルチルクォーツ/クラック水晶/サンストーン )


  • No.2292 by 逆巻 傑  2024-07-15 01:24:10 



ありがとう、ひな季さん。( 本物の星空を眺めるように飾りを見上げて静かな微笑湛え / それから相手の元まで下ろすと一層表情綻ばせて )
今年は普通に0時待機しちゃってた。風呂入ってたからすぐには返せなかったけど…、こんなに自分の誕生日楽しみにしてたの子どもの頃以来、かも。( ぽつりと正直に告白すると / 照れくさそうに小さくはにかみ )どんな一年になるかは、…ま、もう心配してないす。また一年一緒にいてもらえるみたいなんで。( 当然のように寄り添う祝いの言葉に優しく睫毛伏せ / 行儀悪く立ったままシフォンケーキにフォーク立てては / ひとくち大に切り分けて口に運び、「うま…」と洩らして )

あと、プレゼントもありがとう。…──好き。ひな季さんのセンス。( 早速右手首に通した贈り物見せ / 喜びを隠さず伝えたなら「ブレスレットは自分でもよく見えていいすよね」とそっと指で撫で )大事に毎日着けます、イヤーカフと一緒に。…そのうち俺のアクセ、ひな季さん一色になるかもしれないすね。( ふ、と冗談っぽく笑み / けれど満更でもなさそうに )
…そうだ、壁の人は注文して現物として手元に置いておくらしいすよ。どっちも。( ちらと振り返り / 画面上で石を並べる人の姿 )俺から代わりに、背後の分までありがとうございます。


  • No.2293 by 永瀬ひな季  2024-07-15 10:28:22 



えへへ、こちらこそ…楽しみに待っててくれてたの、すごく嬉しいです。( 綻ぶ表情見てはなんだか達成感と安堵 / にへ、と表情緩ませて )もちろん一緒にいますし、また来年も一番にお祝いさせてくださいねっ!( 両手でぐっと拳を作りながら未来の予約を / ケーキの感想を受けては「よかったあ」と背景にお花を咲かせ / 嬉しそうに見守りつつ「来年はどんなの食べたいですか?」 )

すっごく似合ってま──…っ、あぅ、びっくりした…センスか…。( 早速手首で煌めく天然石の存在に表情綻ばせるも / 〝好き〟の言葉に一瞬で頬に赤みが差せば / 両手で頬を包みながら視線泳がせ )えへへ、アクセだけじゃなくて心もわたし一色にしてみせますからね!( 彼の心臓あたりへ腕を伸ばしては、人差し指でハートを描き / 悪戯げに八重歯覗かせ )…あっ!傑さんのブレスレットはセレナイトも入ってるんでした!こだわって入れたのに表記漏れしてました…悔しい…。

……えぇっ、注文!?現物として!?( 双眸ぱちぱち )嬉しいんですけど、金額気にしないで入れたい石を散りばめたので、あれのまま作っちゃうと結構その、ほんとに結構高いです…。( 人差し指同士をつんつんくっ付けながらあせあせ / ひな季の倍どころじゃない )なのでお気持ちだけで!と背後も慌ててます…!それかお時間いただければちょっと練り直してみますし!


  • No.2294 by 逆巻 傑  2024-07-15 16:06:47 



…ん、じゃあ来年も0時待機しときます。( 此方も当然のように受け入れ、素直に肯き / 髪を梳くようにさらりさらりと優しく頭撫でて / 今度はきちんと席に着けば、来年のリクエストを問われて「…これ、食べ終わるまでには」と思料の時間稼ぐも / 最中はすっかり忘れて堪能している様子で / 「ごちそうさまでした」と手を合わせたなら、一拍置いた後 )…レアチーズケーキ。

…、センスも好き。( 相手の反応見て少し黙ると / 再びブレスレットに視線下ろし、ぽつりと言い改め )──…、…ふ、いま染まりかけたのに。締まらないすね。( 胸元に描かれたハートに僅かに目を見開いたのも束の間 / 突如声を上げた彼女にきょとんと瞬き、徐々に湧き上がる可笑しさについ吹き出して / 心動かされたことは隠さず打ち明けながら、小刻みに肩揺らし )

金額度外視で作られたものだからこそ欲しい、だそうです。…まぁでも、それでもし次があった時に気にさせても本末転倒なんで、ほしいものリストに入ったくらいに思っててもらえれば。( 軽く息吐きつつ両の瞼下ろし / 背後がごめんなさいの念 )…ってことで練り直しは大丈夫なんすけど、よければそれぞれの石の選考理由、聞きたいです。


  • No.2295 by 永瀬ひな季  2024-07-15 20:52:46 



…あ、でもでも眠い時は無理せず寝てくださいね!起きた時に目に飛び込むお祝いメッセージっていうのも、悪くないはずでしょ…?( 薄く頬を染めつつ髪を撫でる手のひらを両手で掴まえては / 自身の頬にぴとりと添えさせながら無理してほしくない一心で告げて / すり… / 完食までの様子を幸せそうに見届けては / 漸く告げられたリクエストに両手をぐっと握りながらやる気を漲らせ )レアチーズケーキですね!今から練習しておこうっと…!

…っ、わたしは傑さんの全部が好き!( 言い改めた言葉に双眸を瞬けば、とすっと心に矢が刺さる音 / きゃ、と両頬包んだまま告白告げ )も、も~っ、傑さん笑いすぎです!なんでいつも決まらないんでしょう、たまにはびしっと決めたいのに…。( 羞恥心で薄く頬を染めつつ / 人差し指を引っ込めて握り拳を作りながら抗議 / でも笑った顔も好きだから口調も表情も怖くなく / はふりと溜息 )

わっわかりました…!でも本当に欲しいと思ってもらえるなんて思わなかったので、背後共々幸せ者ですね、えへへ…っ。( 後頭部に手を遣りながらはにかんで )石の選考理由についてですが…前提としてすごく長くなっちゃったので、次に分けますが、さらっと読み流してくださいね!( 確認に読み返しては文量に自分で引いて / なんだか居た堪れず顔を両手で覆いながら )




  • No.2296 by 永瀬ひな季  2024-07-15 20:54:01 



手始めに二人に入ってるクリスタルとクラック水晶は、いろんな運気を高めてくれるそうです!

*傑さんの
  セレナイト…月の光みたいに綺麗、と思っていたら月のエネルギーを秘めた守護石と出てきたので、絶対に入れたいなあと思って!
 ブラックスピネル…仕事運の他に厄除けもあるみたいで、持ち主を守って良い方向に導いてくれるんだとか。あとはスタイリッシュでかっこよかったので…!
 ゴールドルチルクォーツ…月みたいな綺麗な色合いに惹かれて。やっぱり傑さんといえば月ですから!それから集中力を高めてお仕事での成果を果たすお守りだそうです。お仕事頑張ってる傑さんにぴったりだなあって。
 ホワイトラブラドライト…光を取り込んで月光を放つ輝き、とまた〝月〟のワードに惹かれたわけですが、持ち主のインスピレーションを高めてくれるそうです!
 ブラックラブラドライト…ぱっと見、黒なんですが神秘的な深い青みに惹かれて。クリエイティブなお仕事をしてる人におすすめのお守りらしいですよ!そしてこの二つのラブラドライトは、蟹座の星座石だったので。
 アクアマリン…ゴールドルチルクォーツによく似合う色味にも惹かれたんですが、聡明とか、幸福に満ちるって意味があるそうです。傑さんがずっと幸せでいられますように。

*背後様の
 ホワイトパール…健康と癒しの効果があると聞いて!心身の健康を祈ってます。
 ブラックスターアクアマリン…〝夜の海と星の輝きを宿す〟って書いてあって、綺麗だし深みが素敵だなって思って選びました。傑さんの方に入れることも考えたけれど、パールとすごくマッチしたのと、いつも背後さんに抱いてる印象とぴったりだったので!
 ゴールドルチルクォーツ…傑さんの方にも入れてたんですが、やっぱり綺麗だからこちらの候補にも。お仕事以外にも自分に必要なメッセージだけ送受信できるとか、あと免疫力が上がるらしいです!(また健康)
 サンストーン…折角お部屋バレ()したこともあって印象付けられたので入れたくて選びました。持ち主に自信を与えてくれたり、やりたいことがあるけど自信がない時に一歩踏み出す勇気をくれるそうです。


  • No.2297 by 逆巻 傑  2024-07-15 23:19:40 



それは…そうだけど、俺も一番に見るのはひな季さんからのお祝いじゃないと嫌なんで。多少の無理くらいはさせてください。( 気遣う台詞と愛らしい仕草に自然と眼差し和らげ / 捕らえられた親指ですりと頬撫でながら )

…ちょっと短絡的すぎないすか。( 思い切りの良い告白に失笑 / そこも好きだけど、は心の中だけで )…いいよ。可愛いから、そのままで。びしっと決まってるところならステージ上で見てるし、( 一頻り笑うと目細めたまま抱く印象を率直に告げ / 怒っている風の彼女へ、一応フォローのつもりで緩く顔覗いて目線合わせてみて )

…いや、たくさん想い込めてもらって、こっちの方が背後共々幸せ者です。( 声色に静かな感激滲ませ / より一層大事そうに贈り物抱え )この場では自重するすけど、後で背後から懲りない長文が送られてくると思うんで…そっちこそさらっと読み流してもらえれば。とりあえずアクアマリンが背後の誕生石だったりするんで喜んでた、とだけ。

──改めて、言葉だったりケーキだったりプレゼントだったり、色々な形でのお祝いありがとうございます。1年分のエネルギー補充した感じ…だし、おかげさまで幸福に満ちてます。もうそろそろ7/15も終わるんで、全文返事は任意で。


  • No.2298 by 永瀬ひな季  2024-07-16 02:35:57 



えへへへ…、そうお願いされちゃったら仕方ないですね!( 仕方なさげな口調ながら / 表情は嬉しさいっぱいにまなじりを下げて )!──…傑さんの誕生日なのに、わたしいっぱい嬉しい言葉もらっちゃってる気がします。( さらりと告げられる言葉に、はく、と唇開き / 頬をじんわり染めながら困ったように眉尻を垂らし、視線を彷徨わせ )

ふふっ、長文楽しみにしてますとお伝えくださいっ。というか3月が背後さんのお誕生月だったんですね…!数ヶ月遅れですが、背後さんもおめでとうでした!( クラッカーぱーん! )この石に惹かれたのがなんだか運命的で嬉しいし、二人に喜んでもらえてわたしまで幸せに満ちた一日になりました…ありがとうございます。( ほわほわと温かく柔和な笑み浮かべ )
これからもたくさんの幸せに満ちますように!

( 〆 )


  • No.2299 by 永瀬ひな季  2024-07-16 13:31:28 



>>2290

あゎ、……っ。
( だめだよ、なんて静止を求める声を上げようかと思うものの、ゲームの急な招待にも関わらず思いの外すんなり受け入れてしまった彼。それに加えて、ねねぽんがしーっと人差し指を唇へ添えながら〝声出しちゃだめ〟とウィンクをしてきたため、反射的に指先で口元を押さえて声を我慢する。撹乱のために元いた場所から数歩離れた先へ移動させられ、やがて始まったゲームの指示に従って彼がふらり歩き出し始めるも、徐々に詰まりゆく距離に中々ストップの声が掛からずつい後退りをしそうになり踵を半歩下げ。しかしそれ以上の後退をさせないよう暗に命じられていたおとぎちゃんに背中を支えられ、下がることも彼を止めることもできず、腕を縮こめながら両手のひらを向けて無力ながら気持ちだけでもストップを求めた──その時、漸く掛かったストップに彼が双眸を開けたなら、交わる視線にどきりと心臓が揺れ動かされる。じわりと頬に陽射し以外の熱を感じた瞬間、頭上に軽い手刀をくらい、実際大した衝撃でもないけれど、衝撃に備えていたせいか「うっ」と小さく漏らしながら双眸をぎゅむっと閉じて。くらった頭上に手を添えつつ、そっと窺うように開けた双眸が決意表明をする彼を捉えると、『きゃっ』『今のきゅんじゃない!?』と盛り上がる外野の中、頬は思い出したかのようにまた熱を持ち。『はいはいそれじゃあラスト、ひながすいか割りの番ね』場を収めるように、ぽんと背中を叩きつつさや姉に声を掛けられると、こくりと頷きながら大人しく瞼を下げて。さて次はメイクさんの方に…と企むねねぽんが口を開く前に、何の気なしにおとぎちゃんが『今度はメイクさんが誘導したら』と口を挟むだろうか )
う、うん。…──


  • No.2300 by 逆巻 傑  2024-07-16 20:41:16 



>>2298

(/ 背後からも改めまして、逆巻の誕生日のお祝いありがとうございました…!幸せでにこにこが止まらなかったし、ずっとふわふわしてました…きっと数ミリくらい浮いていたはずです。ひな季ちゃん一色、染まりたい…。
また素敵なプレゼントと背後にまでお祝いと、何から何まで感謝しきりです…!背後様のお誕生日もよければお聞かせください* 以下プレゼントへの感想(?)をつらつらと述べておりますが、お伝えしていた通り読み流し推奨ですので、返信のご配慮には及びません。先程仕事が終わったところでして、お返事の方はもう少々お待ちください…!

●逆巻の
白と黒と青、そして淡いゴールドの配色がまさに逆巻!って感じで、ロンデルまでイメージにぴったりで、スタイリッシュでとてもかっこいいです…。オーダーメイドに正解なんてないのは重々承知ですが、一度見るともうこれ以外には考えられないんじゃないかってくらい合ってて、本人が着けてるところが目に浮かぶようです。毎度的確に逆巻を表現できる背後様はさすがすぎるし、ゴールドルチルクォーツは象徴的で映えますね…。
選考理由は月激推しで、やっぱり逆巻は月のイメージなんだなぁとしみじみ。こうやって印象知れるのおもしろいです。仕事運やクリエイティビティに関連するものは逆巻の好きなことを一緒に大事にしてくれている感じがして、守護や幸運を願うものは逆巻自身を大事に思ってもらえている感じがして、ひな季ちゃんからのあたたかな想いがひしひしと伝わってきました。アクアマリンの最後の一言に撃ち抜かれたのは言うまでもなく…。

●背後の
なんかすっごいオシャレ( 語彙力 )自分では絶対に思い付かない配色で、やっぱり背後様にオーダーメイドねだって正解だったなって…。こちらもまたトップのサンストーンが映えてて、落ち着いた色味の中に一つあるだけで印象ががらりと変わりますし、両隣のロンデルがピンクゴールドになってるのも素敵です。これが大人可愛いというやつ…!ブラックスターアクアマリンの色味も初見でめちゃくちゃ綺麗だなって思っていたので、自分の印象と聞いて嬉しいやら恐れ多いやら、やっぱり嬉しいやら、です!
ホワイトパールはお心遣いが有り難くて常時握り締めておきたいですし、サンストーンはちょうどやりたいことに二の足を踏んでいる状態だったので、セレクトしていただいただけでも勇気をもらいました* )


  • No.2301 by 永瀬ひな季  2024-07-16 21:29:11 



( / 幸せいっぱいの感想にこちらも嬉しくなって、更にふわふわ舞い上がるようで多分5ミリくらい浮きました(?)
以前ひな季のお誕生日の際に背後共々プレゼントをいただいてしまったので、ぜひともお返ししたい思いで数ヶ月過ごしていたところに、背後様からオーダーメイドのおねだりを受け〝今でしょ!〟な気持ちで作成しました。ああでもないこうでもないと中々納得いくものができず、それぞれ3回ずつくらい練り直していて本当にぎりぎりまで考えた物だったので、熱量たっぷりの感想をいただいて安心しましたしとっても幸せな気持ちになりました*
逆巻さんを生み出してくださった背後様に、これ以外考えられないと身に余るような言葉をいただいたり、各ロンデルの細かなこだわりに気が付いてくださったり…挙げるとキリがないくらい、もうにこにこてれてれで拝読致しました。こちらこそありがとうございます…!

ちなみに背後の誕生日は今月で、実は七瀬同様に学生だと長期休み真っ只中な期間なのでした…(裏話)
お仕事お疲れ様です。お返事はごゆるりと、お疲れでしょうしもちろん明日でも構いませんので、どうかご無理なさらず* / 蹴り可 )


  • No.2302 by 逆巻 傑  2024-07-16 23:19:32 



>>2299

( 箸が転んでもおかしい年頃というやつだろうか、女子高生の中に混じった成人男性が彼女らに倣ってスイカ割りの真似事をして見せれば、周囲からきゃっきゃと楽しげな声が上がり。はしゃぐ少女達の中央で、役目は果たしたはずが戻るタイミングを計れずにその場に佇むばかりでいた折、愛称に〝姉〟とつくだけあって他の4人より大人びた少女が選手交代を促すと、この機に乗じて戻ろうかとビーチマットへ視線を定めるも帰路は何気ない一言に阻まれて。自分達の役割を入れ替えただけでは大人数の遊びとして成り立たないのでは、という疑義は、きっと平等に機会を与えてくれようとした垂れ目気味の瞳を前に影を潜め、またも早々に順応して目標物を探すため意識は周辺へ。といっても近くにあるのはパラソル下の休憩スペースくらいのもので、さして迷うことなく誘導先は少し前に完成させた砂のケーキに決まり。作り終えたからかもはや未練もなく、むしろ些か注目を集めてしまっただけに人知れず壊すより全員の目の前で壊してもらえるのならば本望。最初に「水瀬さん、」と呼び掛け、反応を待ってからビーチマットと砂のケーキとの間へ辿り着くよう慎重に指示を出し、ストップの合図で瞼を開いた相手へと相棒だった木の枝を拾って渡す。その際景気付けに放った一言にもし躊躇う素振りが見受けられるようなら、隣に立ってひと回り小さな手を上から握り、「…いくよ、せーの」の低い静かな掛け声と共に真ん中へ振り下ろすだろうか )
…どうぞ、ひと思いに。

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(/ たくさんこだわってくださったんですね…!さらっと作れるのもかっこいいけれど、悩みに悩んで作ってくださるのも思いを感じて嬉しいです* 素敵すぎて嬉しすぎて、綴っている間も何度も欲しい…と発作を起こしておりました。ゴールドルチルクォーツでどうせ金運上がるし、もう買ってしまっていいのでは…?( 危険思想 )
背後様も今月お誕生日、しかも夏休み期間ということはまだ迎えられていないでしょうか…?であれば当日はぜったいに教えてくださいね。テレパシー飛ばしてくだされば、こちらもお返しするので…!毎日お部屋ネトストしておきます() ※蹴り可 )


  • No.2303 by 永瀬ひな季  2024-07-17 19:48:56 



へ?──……ええっ、無理です!完成度高すぎるもん!
( 双眸を伏せてからそう時間を置かずに声が掛かると、「はい」と身近な返事とともに顔を上げたならそれを合図に誘導が始まる。目を瞑りながらの少々不安定な砂浜では若干足を取られつつも、彼の慎重な指示の下、自身もまた慎重に足を進めていけばやがて掛かるストップの合図。ずっと対人だったため誰が目の前に立っているのだろうと当然目線の高さに開けた瞳を定めるけれど、視界に広がるのは白い砂浜と青い海、それから促す声とともに渡される木の棒。きょとんと双眸を瞬いて手元から足元へと視線を下ろせば、砂と貝殻たちで作り上げられたデコレーションケーキ。芸術作品が作り上げられていく様子を見守っていただけにこれを割れだなんて無理無理、と棒を持たぬ手のひらを左右に振りながらもちろん拒否を示すものの、徐に棒を持つ手を包むように上から握られ「えっ」とほんのり頬を染め小さく声を上げた瞬間、彼に動かされるままに振りかぶった棒が無情にも、困惑の声も虚しくケーキへざくりと割り入れられてしまい。立派な芸術作品が自分らの手によって儚く散ってしまえば、しょんぼり肩を落としながら崩れたケーキの中から苺のような貝殻を一枚指先でつまみ上げると、ひどく残念そうに言葉を漏らし。しかしその一方で、事を見守っていたメンバーの内ねねぽんとさや姉は密かに〝ケーキ入刀じゃん…〟とざわついただろう )
わ、待っ、…あぁーっ!……──そんなあ。せっかく頑張って作ってたのにもったいない、まだ写真も撮ってなかったのに…。

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( / 確かに金運上昇の効果はありますが…!けして安くはないお買い物なので、どうか慎重に…!もしも本当に買われるのでしたら、クリスタルもいっぱいですし金運効果が5倍くらいに上がるようお祈りしますね()
相馬くんのネトストが感染してるみたいで笑っちゃいました、了解です* / 蹴り推奨◎ )


  • No.2304 by 逆巻 傑  2024-07-18 12:27:26 



…写真なら後で送るから。
( ケーキ製作に掛かっていたため彼女達が互いを標的として戯れ合っていたとはつゆ知らず、開けた砂浜に唯一の目標物へと誘導し、有無を言わさず共犯に仕立て上げると、少女は自身より余程悲しげに造形物を惜しんで。素材集めを手伝ってもらったこともあってか貝殻を拾う背はやけに哀愁を帯びて見え、記念に撮っておいた写真で溜飲を下げてもらおうと試みるも、果たして効力は如何程か。もしその眉の垂れた顔が貝殻を持って帰りたいと言い出すようであれば、後ほどパラソルを返却する際にでも海の家の主人に許可を得に行くだろう。一方、自らを遊びに引っ張り込んだハーフツインの少女はにこにこと満足げで、「おめでとう!」と掛けられる突然の祝辞に、誘導が成功したことに対してかという解釈のもと「どうも」と礼を返す。そして今度こそビーチマットの上に戻って引き続き監視員兼荷物番の任務に当たる最中、ふいにスマホが震えるのを感知し、取り出した黒い画面の応答ボタンを押して。「…逆巻くん?ごめんなさいね、今終わって。もうすぐ戻るから」マイク部分を耳に当てるなり、聞こえてくるのは本来の保護者役であるマネージャーの声。やや疲れの滲む相手に了承の意を伝え、短い通話を終えようとしたところで、帰りに何か買うものがないか訊いてくれという要望を受けては緩徐に立ち上がって一団の元へと進み。最初の素っ気なさから僅かに打ち解けた口調でアイドル達に会話の内容を伝え、ビデオ通話に切り替えて向けた内カメラの先には、何事もなく海を楽しんだ5人の少女と暮れだした夕日が映るはずで )
みす…牧さん、もう少しで戻るって──、何か欲しい物があれば今のうちに。


  • No.2305 by 永瀬ひな季  2024-07-19 02:20:28 



え、ほんとですかっ!約束ですよ。
( 落ち込む背に言葉を掛けられると、途端にぱあっと表情は希望に満ちたかのように明るくなれば〝約束〟と綻ばせた笑みを向け。けれどまだ作品に未練があるようで、指先につまんだままの貝殻に視線を戻しては「これ記念に持って帰っちゃだめかな…」と呟きを溢しつつ、ひとまずはケーキだった砂の塊にそっと戻しておくことにして。ねねぽんに続き『おめでとう』とさや姉の凜とした眼差しが和らぐと、上手く割れたことに対しての祝福かと自分含め3人も思い至ったのか『おめ~』『お赤飯たべたくなった』「あはは、ありがとう」なんて5人で戯れるなか、牧さんからの連絡を受けた彼からスマホを向けられると。『お赤飯たべたい』『お菓子!』『そこはアイスとか飲み物とかじゃない…?』なんて無邪気に手を挙げながら、好き放題口々にスマホに向かい。『なんでお赤飯…?もう帰るんだからお菓子もお赤飯も買わないけど、コンビニでジュースでも買って帰るわね。逆巻くんは?コーヒー?』とそれぞれの注文を伺えば通話を切り、道中に寄ったコンビニで人数分の飲み物を調達しに行ったなら、入り口から一番近くの目立つ棚に陳列された花火セットを見掛けた彼女は、急な仕事で疲弊した気持ちをぱあっと晴らしたくなったのだろう。メンバーたちが海の家の更衣室を借りて水着から私服へと着替えた頃には、花火セットと飲み物を入れた袋を引っ提げてビーチへ戻ってくるはずで )
──…あ、牧さんおかえりなさーいっ。


  • No.2306 by 逆巻 傑  2024-07-19 16:17:52 



…フルーツティーで。
( ぽんぽんと思いつくまま奔放に発されるアイドル達の注文へ、さすが普段から相手し慣れているだけあって惑わされることのない的確なジャッジが下された後。自身の分を問う音声に正直な要望を告げては、通話の終了から程なくして、遊び尽くした満足感からか帰り支度の使命感からか水着姿の一団はぞろぞろと着替えへと向かって。その間荷物番の己は凪いだ海をぼうっと眺めていたのだけれど、ふと思い立って腰を上げると、導かれるような足取りで真正面の波打ち際まで進み出る。初めて水に入る猫の如く爪先で海面をつつき、泡立つ緩い波を掻き分けて、サンダルを履いたままの両足は浅瀬の中へ。「…うわ、砂入った…」早速足の裏を何かが転がる感覚に、小さく呟いてサンダルのインソールを浚うように膝から下を揺らすも、暫く此処に身を置いたおかげか以前より抵抗感は薄れているように感じられ。砂を綺麗に洗い出して須臾の水遊びを終え、戻る道中にもヤドカリが堂々と目の前を横断してゆくハプニングと遭遇しつつ、信号待ちさながらに見守ってから漸くビーチマットへ帰還。そうこうしているうちに私服姿に装いを変えた5人組と仕事を終えたマネージャーがそれぞれ集合し、飲み物を受け取る頃には日も落ちかけで。水分補給の傍ら、彼女達のためにそんなものまで買ってきたのかと花火セットの入った袋へと視線を遣っていれば、どうやら持ち帰った本人も遊ぶつもりらしく、屈託なくその輪に誘われるものの。写真一枚で笑みを広げた少女のことを思い返してかぶりを振ったなら、スマホ片手に瞑色の中にはじける火花と楽しげな顔を記録し始めようか )
…や、俺は──…写真係やってます。


  • No.2307 by 永瀬ひな季  2024-07-19 22:04:51 



( 撮影時そのままのラフに結われたハーフアップのまま、私服であるサックスカラーのショート丈のブラウスの下に白の膝丈キャミワンピを合わせた私服姿を潮風に靡かせつつ、リクエストしたサイダーを受け取ってはしゅわしゅわと口内で弾ける泡にきゅうと双眸を瞑りつつ喉を潤せば。手持ち花火だっていつぶりだろうか、消化用の水の入ったバケツを海の家から借り、きゃっきゃと花火の準備をしだす女性陣の傍らで写真係に徹しようとする彼が気がかりながら、あちに手を引かれ始まった小規模の花火大会は刻々と藍色へ変わりゆく空の下、弾ける火花がメンバーやマネージャーの愉しげな表情を照らし、はしゃぐ声に混じり穏やかな波音が静かに揺らぐ。それも佳境を迎え手持ち花火の残り半分を過ぎた頃、彼が本当に写真係に徹するあまり微塵も参加しないことが気がかりで。折角海に来たし彼も立派な関係者なのだから、一緒に楽しみたいのに──。少なくなってきたな、と紙板ばかりが目立つようになった花火セットを名残惜しそうに指先でなぞっては、誰もが終盤まで取っておくだろう線香花火にいきつく。「─…こういうの、好きそうだなあ」誰に語りかけるでもなくぽつりと静かに呟いたなら、やっぱり一緒に花火を楽しみたい、なんて思いに突き動かされ、2本分そこから引き抜いてはそれを後ろ手に持ち砂浜を歩き彼の元へ。ねえ、と小首を傾げつつ呼び掛けた後、前方へ線香花火を突き出しながら無邪気な笑みで提案し )
──…ね、傑さんっ。線香花火、どっちのが長く残るか勝負しませんか?


  • No.2308 by 逆巻 傑  2024-07-20 11:46:23 



( 液晶に映し出され切り取られる夏の一幕は、すぐ近くで繰り広げられているにも関わらず、本当に画面の向こうの出来事のようで。成り行きで今この場にいるけれど、本来の立ち位置はここだよな、と派手に散る火花に隠れた安堵と寂寥を抱えて影のように撮影係に徹していれば、次の花火を決めかねているものと思っていた少女がいつの間にか傍へとやって来ていて。私服もまた夏らしい爽やかさを纏った彼女は片側に集めたハーフアップの毛先を軽やかに揺らし、頼りないほど細い紙縒り状の線香花火を此方へと差し出す。一度カメラの先を見遣り、何か変わり種の登場する気配もなく記録も充分だろうと判断しては、スマホをポケットに仕舞い込んでから突きつけられた一本へと手を伸ばして )
──…賞品は?


  • No.2309 by 永瀬ひな季  2024-07-20 13:37:20 



しょ、賞品ですか?
( 反芻しながら、ぱち、と双眸を瞬かせる。確かに勝負事とあって賞品は必要なのだろうけれど、一緒に花火で遊びたいがために切り出した提案ゆえに、賞品について何も考えてなかったことが露呈するように視線をふよよと彷徨わせ。仕事のためにビーチに来たのだから当然賞品と呼べる物品なんて用意しておらず。双眸を悩ましげに横線に瞑りながら、うんん…と小さく悩みつつ電球マークを灯らせ思い付いたのはこの身を差し出すことで。結露した炭酸飲料のペットボトルを互いの間の砂浜に一旦差し込むと、彼の隣に膝折りしゃがみながら、小首を傾げつつほんのり染まる頬で問い掛けて )
えっと、んんと、…──わたしとか、どうですか。


  • No.2310 by 逆巻 傑  2024-07-20 14:48:54 



…急に大勝負すね。
( 何気なく投げ掛けた問いがただ線香花火をしたかっただけの少女を悩ませ、やがてその頬を色付けさせると、気軽な勝負の内容に対して過剰な賞品に物申さずにはいられず。しかし己がスイカ割りの真似事の際に砂のケーキしか目標物を見つけられなかったのと同じく、彼女も咄嗟に自分自身しか賞品となるものを見つけられなかったのだろう。倣ってその場にしゃがみ、「遠慮なくこき使うけど、それでもいいなら」と心にもない宣言で甘くなりかける雰囲気を吹き飛ばしたなら、反対に負けた時はこの身を差し出すことになるのだろうかとの思考が過りながらも、相手がそれに気が付くまでは触れぬまま通そうと静かに開始のタイミングを待って )


  • No.2311 by 永瀬ひな季  2024-07-20 17:42:46 



う。……いいですよ、賞品だもん…。
( 所謂パシリとされるだろう賞品の使い道に少し躊躇を示す声を短く漏らすものの、自ら申し出たことを今更やっぱり取り下げることには更に躊躇われると素直にそれを飲み込んで。パシリでも、一緒にいれることには違いないはずと自身に言い聞かせつつ、片手を挙げて「牧さーん、火くださいっ」と火元を求めては、海の家から借りてきただろう着火器具を持った物理的な火付役の彼女に同時に横から火をつけてもらうと。じゅんわりと、まあるい火の玉が形成されたのちにばちばちと四方へ派手に火花が弾けだすけれど、着火から数十秒も立つ頃には火花は落ち着き始め。──そういえば、自分が勝った時の賞品、決めてなかった。はっと気が付くも線香花火の命は短く、じっと静かに灯火が耐え堪えているも今にも落ちてしまいそうで── )

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( / お正月のように、この投稿時間が奇数ならひな季の勝ち、偶数なら逆巻さんの勝ち、0なら同率と考えましたが、やりたい展開がございましたらそちらをご優先ください◎ / 蹴り推奨 )


  • No.2312 by 逆巻 傑  2024-07-20 19:55:20 



……あ、
( 線香花火の最中というのは何故だか自然と黙ってしまうもので、両者口を閉ざしたまま懸命に命を燃やす小さな火の玉にしばらく見入る。彼女の見立て通りこの繊細な火花の散り方が好きな己は二つ並んでちりちりと爆ぜる紙縒りの先を倦むことなく眺め続け、静謐な時間に勝負のことなど忘れようかという頃、相手側の橙色が雫のように地に落ちては小さく声を上げ。それからすぐ後を追うように此方の雫も持ち手から離れるけれど、僅差とはいえ勝ちは勝ち。「…──勝った」僅かに目を細めた隣への勝利宣言は賞品云々よりも単純に遊びを楽しんだ証で、どうしても一顧客と線を引ききれない親しみを瞳の奥に滲ませていて。間を置かずに膝を伸ばし、早速得た〝わたし〟を一度くらいは活用しておくべきだろうと役目を終えたビーチパラソルの方を向くと、少女は本体、自身はパラソルベースを持って海の家へと歩きだすだろうか )
…じゃあ、負けた人はこっち。ビーチパラソル返しに行くの手伝って。

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(/ ひな季ちゃんのになるのも逆巻のになってもらうのもおいしくて、結果ご提案に乗っからせていただきました…!負けて「でもでもわたしは元から傑さんのですからねっ…」のパターンもありでしたが、常用してアプローチの武器に加えるなら「傑さんはわたしのですからね!」より「わたしは傑さんのですからね!」の方がひな季ちゃんらしくて丁度良いところに落ち着いたのでは、と思っております。もし結果改変したければ仰ってくださいね…!※蹴り可 )


  • No.2313 by 永瀬ひな季  2024-07-21 00:42:16 



負けちゃいました。
( 火の玉が持ち手から離れて落下した瞬間に「あ、」と小さく声が漏れ出たのは同時のこと。負けた…と残念そうに唇を僅かに尖らせつつちらりと隣を見遣れば、少し楽しげに表情和らげる彼が瞳に映りきゅんと胸が高鳴って、負けて良かったなんて気持ちにさえなるから不思議。ふふ、と笑って負けを認め「はあい」とどことなくご機嫌な声音で立ち上がって線香花火の残骸を受け取り回収すると、消火用バケツに放りに行くついでに牧さんへビーチパラソルの返却しに行くことを伝えては、彼の傍へ戻ると傘の閉じた本体を両手で抱きかかえ海の家へと向かい。「おじさん、ビーチパラソルありがとうございました!」と海の家の入り口付近から中へと声を掛け、ビールパラソルを壁に立てかけるようにして腕の中から下ろせば、ふう…とひと仕事を終えたように海の方を振り返ると。周りに何の障害物もない夜空にはいつの間にか無数の星が広がり、そこへ横断してミルクを垂らしたように淡く広がる天の川が見受けられては、高揚した瞳に煌めきを映しながら夜空を指差し )
わあ…!ねえねえ傑さん、あれもしかして天の川じゃないですかっ?


  • No.2314 by 逆巻 傑  2024-07-21 01:59:24 



──……、…めちゃくちゃ星、あるんだな…。
( それなりに重量のあるパラソルベースを運ぶのも然る事ながら、できるだけ大きな音を立てないように下ろすのにもまた腕の力を消費し、手が空いた時分には思わず気の抜けたような息が洩れて。ついでに貝殻の持ち帰りについても確認したくてそっと中を窺うけれどそこに主人の姿は見えず、次善の策として彼女達のマネージャーに確認するか自力で調べるか、と頭を切り替えたところで少女に呼ばれて振り返ると、上空に煌めく満天の星々に思考も言葉も瞬きさえ一時忘れ。都会では見ることのできない神秘的な光景に、ようやく口から零したのは改めての感動。それから再び黙って数秒夜空を仰いだ後、淡く発光する天の川に向かってほぼ無意識に呟いた「…ホワイトパール」は、もしかすると傍の相手くらいには聞こえてしまったかもしれない )


  • No.2315 by 永瀬ひな季  2024-07-21 03:17:53 



綺麗ですね…──、
( そういえば七夕は織姫と彦星が逢瀬できる唯一の日だっただろうか。大好きな人に年に一度しか会えないなんて、自分なら身を焦がしてしまいそうで。無事逢えているといいなあ、なんて星空を眺めていれば隣からふと呟かれた言葉に「ホワイトパール?」と見上げていた視線を彼の横顔まで下ろし、小首を傾げながら反芻していると。海の家の裏手の方から、笹を担いだ店主が「あれ、気が付かずすみません…これを車まで取りに行ってたもので」と呼び掛けから遅れて現れては、笹を入り口の傍の柱へと器用に括り付け始めるだろうか。家族にでも書いてもらったのだろう、既に何枚か吊るされた短冊のうち一枚には店主が書いたとされる〝商売繁盛!〟と大きく書かれたものも見えるはずで )


  • No.2316 by 逆巻 傑  2024-07-21 04:54:23 



…じゃないすか?あの光り方は。
( 白く架かる無数の星がアイシャドウに見え始めてやっと写真を撮っていないことに思い至ると、続行しているつもりの写真係として、それ以前に個人用の記録として、天上に広がる天の川をスマホのカメラに収め。彼女と同じ場所から星を眺めるのはこれで三度目になるだろうか。もっとも最初の心霊スポットロケの際は夜空など見上げている余裕もなかっただろうが──などと頭の片隅で考える傍ら、疑問符付きで返ってきた呟きに対して無駄に真面目くさった顔で同意を求めていては、がさがさと何かが揺れて擦れる音に遅れて所在不明だった海の家の主人がひょっこりと顔を出し。担いだ笹には短冊と折り紙で作られた七夕飾りが吊るされていて、特別な七月七日の夜の雰囲気を盛り立てているが、貸し切りのせいで家族分ほどしかなさそうな願いの数には多少申し訳なさを覚えないわけでもなく。そういうわけで良ければ書いて行かないかと差し出された短冊を是非という返答と共に受け取り、文字を書く程度なら充分な星明かりのもとテーブルに向かっている今現在。自身の願い事を探るうち蘇ってきた過去の思い出を締まりきっていない蛇口の水のようにぽつりぽつりと零したなら、少し思案して書きだした短冊には〝来年も天の川が見られますように〟という幼稚園児以上に単純思考の願いが記されることとなって )
…俺、小さい頃──本当に幼稚園児くらいの時なんすけど、宇宙飛行士になりたくて。七夕の短冊に書いたの、今ふと思い出しました。


  • No.2317 by 永瀬ひな季  2024-07-21 13:43:04 



確かに!きれー……あっ、それも後でわたしに送ってください、欲しいです…!
( 夜空にきらきらと輝く淡く白い光は、アイシャドウの上に広がるラメみたい。こく、と笑みを広げながら同意しては自分を写真をと思いポケットの中を探そうと衣服の上から手のひらを押さえるけれど、スマホは荷物の中に入れっぱなしで。荷物の元に戻ってからでも構わないのだけど、どうせなら彼の瞳から見える星空を知りたくて、砂のケーキや花火写真のついでに求めては。良かったら短冊をとの誘いに二人乗っかりテーブルに向かう現在、〝好きな人と付き合えますように、振り向いてもらえますように、メンバーと武道館に行けますように〟なんてお願いごとは浮かぶものの、この短冊の少なさならすぐにばれてしまうだろうか。ペンを握ったまま、うんん…と小さく悩ましげに唸ると、隣からぽつりぽつりと紡ぎ出される言葉に耳を傾け。「宇宙飛行士!へ~っ、かっこいい夢ですね、今だってもちろんかっこいいですけど。わたしはその頃なんて書いてたかな…」脳裏に描くのは、子どもが描く絵柄のそれで煌めく星空を背景に月面着陸する宇宙飛行士の服を着た彼の姿。無邪気にかっこいい!と口にしながら、自身の当時を思い出そうとするけれど、ケーキ屋さんだとかお花屋さんだったかもしれない。確かに言えるのは、いつからか目標とする姿はアイドルだった。それが叶った今、仕事面でも恋愛面でも〝好き〟を追いかけられてとても楽しくて。ややあってペンを走らせ始め〝みんなの願いごとが叶いますように〟の一文の周りには5つの星とお月様の絵を添えると、早速笹へ吊るしに向かって。高いところの方が叶いそうな気がするから、と単純明快な理由で出来得る限り手を伸ばした先の笹へとそれを括り付けるだろうか )
えへへ、叶うといいですね…お願いごと。


  • No.2318 by 逆巻 傑  2024-07-21 20:18:34 



…ああ、じゃあもう今のうちに。花火の方は後で牧さんから全員に共有してもらってください。
( 線香花火に誘われた場面を再演するかの如くカメラを構えたまま顔だけで振り返れば、上方へと向けていたスマホを操作しやすい位置まで下ろし、忘れないうちにと砂のケーキと天の川の写真をメッセージアプリで送信する。指を動かしながら全員の写る花火シーンは別途という旨を説明しては、海の家の主人から短冊を受け取る際ついでに貝殻を持ち帰る許可も無事に得て。目一杯に手を伸ばして短冊を吊るす少女の横で飾りの密度の低い位置を狙って自身の分を括り付け、一歩引いた場所から見た時に目を引くのはやはり今し方増えた二つの願い。非常に彼女らしい願いに密かに目元を和らげ、「…すね」と夜の海と似た静けさで同意を零すも、変わらぬトーンで続くのは「…──でも、」。最初に定めた望みが叶うことばかりが幸せへの道筋ではない、というのは、大人になった今だからこそ言えることだろうか。少しの沈黙の後にその先を濁して他の話題へとすげ替えると、なかなか戻らない自分達に時折此方を窺っている視線の方へ、相手を促しながら歩きだして )
…いや、願い事って意外と思い付かないすね。…、戻りましょうか。短冊のこと向こうにも知らせないといけないし、貝殻も探さないと。


  • No.2319 by 永瀬ひな季  2024-07-22 00:13:28 



( 手元にスマホがないためすぐに写真の確認はできないものの、期待を寄せた表情を綻ばせつつ謝辞を告げ。互いの短冊が増え潮風でさらさらと靡く笹を見遣りながら満足げに口元に笑みを広げるけれど、〝でも〟と言葉を発して数秒押し黙ってしまった彼を不思議そうに見上げて。しかし濁されてしまえばきょとんと双眸を瞬いて「?──…あっ、そうですね!みんなどんなお願いごと書くのかなあ」短冊や貝殻のことを持ち出されると、はっと思い出し彼の思惑通り意識がそちらに向いては、彼の後に続いてみんなの元へ戻るべく砂浜を歩き出して。鞄の中に閉まったままのスマホには彼から送られてきた写真の他に、線香花火の勝負をしている二人の姿と、夜の砂浜を二人並んで歩く姿を撮らえた写真がねねぽんから送られてきていることに気付くのはもう少し後の話。戻った先でメンバーたちに短冊のことを伝えたなら、砂浜で崩れたままのケーキの元へ歩み寄って屈むと、再び苺に見立てた貝殻を指先でつまみあげては、マカロンに見立てた貝殻などを手のひらに乗せていきつつ当然彼も持って帰るものだろうと思い込んだ言葉を掛け )
ね、傑さんはどれ持ち帰りますか?

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( / お世話になっております、昨晩はまたもや遅くまでありがとうございました…!そろそろ〆の方向で問題ないでしょうか? )


  • No.2320 by 逆巻 傑  2024-07-22 02:14:43 



え?…あ、じゃあ、水瀬さんのいらないやつ。
( 短冊のことを聞いて自分達が砂浜に戻るのと入れ替わりで海の家へと移動し始める待機組を見送り、持ち帰る貝殻の選定を始めた少女を何気なしに傍で見守る。しかしそのせいで混ざりたいのだと勘違いさせてしまったのか、ケーキの飾りが分配される空気になっては、拾った時同様に相手任せでしゃがんだ体の前に手のひらを差し出して。地に散らばった宝探しの収拾品が彼女の手によって選り分けられるのを待つ間、ぼんやりと思料していたのは先程飲み込んだ言葉のことと、遊園地での夜のこと。今の想いにこだわらずともいつか自然と別の誰かを好きになる、人の心なんて自分が思うよりずっと移ろいやすいもの、現実の恋愛は七夕伝説のようにロマンチックじゃない。どれもある程度の恋愛経験を経て大人になれば理解するような事柄だけれど、それは今だからこそ言えることで。無邪気に宇宙を夢見た頃のように、未知の恋や愛に幻想を抱いた頃のように、全身全霊で初めての想いを追い掛ける少女にあの日の言葉はひどく冷たく響いたことだろう。今はその足元付近だろうか、己の名前だけを消し去った相合傘の痕跡に目を落とすと、もう憧れる相手も選んだ方が良いだとか頑張らなくても良いだとかは言えないなと、一種の諦念と共に心にわだかまっていた悔悟を吐露して )
──…水瀬さん。あの時は…遊園地に行った時は、ひどいことを言って、すみませんでした。…ずっと引っ掛かってて、謝っておきたくて。楽しい日の最後に水を差すみたいで申し訳ないすけど。

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(/ こちらこそ、深夜も深夜にお付き合いくださりありがとうございました…!そしてロルの方ですが、もうじき〆の方向で相違ありません。逆巻の懺悔に関してはお説教でも軽めにスルーでもお好きに処理していただいて構いませんので、ラストもよろしくお願い致します…!※蹴り推奨 )


  • No.2321 by 永瀬ひな季  2024-07-22 03:55:11 



えぇ、いらないやつですか…?
( 可愛くて美味しそうと思って集めた貝殻たちだけにいらないものとして選びそれを彼にあげるのも躊躇われると、なんでそんな難しい注文を…とばかりに神妙な面持ちで、砂の上から自身の手のひらにひとまず貝殻を移していく。ふいに、ぽつ、と雨粒がひとつ顔に落ちるような呼び掛けに拾い上げていた手を止め、顔を上げた先の彼に視線を向けたなら、次いで零れ落ちた謝罪の言葉に微かに瞠目し。静かに聞き届けると、ゆるゆる視線を自身の手元へと戻し貝殻拾いを再開したかと思えば「……ふ、」と小さく吹き出したのをきっかけに、くすくすと笑みが溢れだす口元に手の甲を添えながら「ふふ、なあんだ、そんなこと気にしてたんですか。全然いいです、大丈夫です」とあっさり聴許して。言葉を続けながら手中の貝殻からより綺麗なものを選別し、一つ二つではない量の貝殻を彼の手のひらへと移していけば、お互い半量ずつ程になったところで手元から視線を上げ再び瞳を合わせると、ふわり柔和な笑みを浮かべて )
真剣な気持ちを聞いてくれて、わかってくれたんだもん…いらない言葉じゃなかったはずです。──…いらないものなんてなかったです、貝殻も。だからこれは、傑さんに持ってて欲しいからあげるやつです。…今日の思い出、大事にしてくださいね。


  • No.2322 by 逆巻 傑  2024-07-22 14:47:21 



( 重苦しい沈黙で仮借を強要することのないよう努めてフラットに続けた内情も、あの時のことを傷付けられただけの記憶として処理していない相手には不要だったようで。鈴を転がすように笑った可憐な見目とは裏腹に、紡ぎ出される言葉は自身より遥かに達観していて、細められた二つの瞳には逞しさすら感じられ。青白い光に照らされた大人と子どもを行き来する高校三年生の面差しを不思議な心地で捉えると、ふっと睫毛を伏せ、手のひらに乗せられた貝殻達へと視線を移す。別に使い道も元々持ち帰る予定もなかったけれど、彼女の〝持ってて欲しい〟という思いから渡されたそれらは、街明かりのない場所で星が見えやすいように、何もない砂浜で姿を見つけやすいように、成長して己を縛るものが増える中でいつしか見失うようになってしまった無垢に輝く何かを掬って集めたように思われて。途端にとても特別なものを受け取った気になれば、願いに対して静かに肯くと共に手中の物を包むように握り。ケーキを飾ったお菓子達は、きっとその日のうちに瓶に詰められて部屋に飾られることとなるだろう )
──…ん。そう、します。

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(/ これにて逆巻側は〆とさせていただこうと思います。お返事は任意で◎ 仕事中ですのでひとまずお返事のみ置かせていただいて、感想はまた後ほど…!※蹴り可 )


  • No.2323 by 永瀬ひな季  2024-07-22 18:13:28 



…──星も月も、すごく綺麗な夜ですね。
( 手のひらの中へと優しく包まれていく貝殻たちを、きっと彼は大事にしてくれるだろう。にっこりと双眸を三日月の形に細め、自身もまたそっと包み込むように貝殻たちを握っては、背後から短冊を書いてきたメンバーたちと牧さんの『そろそろ帰るわよー』と呼ぶ声がする。「はあい」と膝を伸ばし立ち上がって見た景色はとても綺麗で、星と月が反射し揺らめく波間にほうっと見惚れひとりごちるように呟いては、「帰りましょ、傑さん」と穏やかな笑み浮かべながら彼に手を伸ばして。──帰りの車内では日中の疲れか、5人仲良くすやすやと寝息を立てた。そのぶん夜は少し眠れなくて、自室のテーブルの上に綺麗に洗った貝殻たちを並べた隣には以前彼から貰ったバスドロップ…を使い切った後のキャニスター。なんだか捨てられずお菓子入れにしていたそれの中へ、一つ一つ大切な思い出を入れていこうか )

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( / お仕事お疲れ様です。こちらも〆とさせていただきました、海撮影イベもありがとうございました*
背後様の綴る描写は毎度惚れ惚れして、〆ロルなのにもっと読みたくなってしまいました…素敵な〆ロルありがとうございます。以下あまりにも長い感想ですがさらっとお目通しだけで大丈夫ですので…!

素案の時点ではさらっときゃっきゃ楽しむだけの予定でしたが、気が付けばやりたいこと盛り沢山で、結局いつものように大ボリュームになってるの改めておもしろいです() メンバー情報解禁の甲斐あって、彩りも増したイベントになりました。私はグループ内ならねねぽんが二推しかもしれません、可愛いのと扱いやすいのとで…()

スイカをあーんしてもらえる思わぬご褒美だったり、水着に関するやり取りもどちらのパターンも、いいぞもっとやれ!とによによさせていただいたり、「いいよ、べつに見ても」の台詞には、来るとわかっていてもやっぱりきゅんとしちゃいました…ありがとうございます…!よそ見をして集中砲火をくらうねねぽんも可愛くてくすっとしたのですが、相合傘警察も好きでふふっと笑わせていただきました。砂のケーキ、まさかの3段という本格さにそりゃ驚いて声もれちゃうよね、さや姉…と親心も抱きつつ、5人に囲まれて黙々とケーキのデコレーションをする様子も、光がないと陰ができない構図そのものでおもしろ楽しかったです。ケーキ入刀も本当にごちそうさまでした…(拝み)
メンバーたちが着替え中、気ままに猫一匹が海と戯れる様子もご褒美タイムでした。ヤドカリと密かに遭遇しているのもかわいい…。きっと1分も満たないだろう線香花火の勝負に楽しさを感じてくれる逆巻さんも尊くて、幼い頃の夢を知れて大ボリュームなイベントだったのですが、ここで遊園地での謝罪がくるなんて…!背後は心の中で、いいんだよーってエアよしよししていました(?) 最後の最後まで素敵な展開をありがとうございました……ひな季的にはもう今年の夏に思い残すことはないでしょうが、たくさん楽しんだので心霊ロケ本番頑張ってほしいですね…() )


  • No.2324 by 逆巻 傑  2024-07-22 21:24:49 



(/ こちらこそ素敵な〆ロルをありがとうございます。貝殻だったりバスドロップのキャニスターだったり、何でも一つ一つ思い出として大事にしてくれるひな季ちゃんが本当にひな季ちゃんしてて…!そして皆はどんなお願い事したんだろう…。最後の方はだいぶ個人的な感覚に寄ってしまったので大丈夫かな…とひやひやしておりましたが、お褒めいただいてによによになりました*

七夕のご提案をいただいたところ辺りからあれもこれもと大ボリュームになりましたね…。髪ぴょこぴょこさせながらの呼び出し(かわいい)から始まり、水着姿とタンクトップ姿に対するやりとり、相合傘、ハプニングキス待ち、ケーキ入刀、花火、短冊…とたくさん夢を叶えていただいて、あんなにふわふわだった素案がここまで充実するものかと、改めて背後様とだったら何でもできるような気持ちになった回でした。ねねぽんはメンバーの中でも特に今回活躍してくれて、私も愛着が湧くとともにMVPをあげたい気分です…!

スイカ食べてる最中にわたしが切ったんだよってにこにこ話し掛けてくるの愛おし過ぎたし、胸のサイズ気にして逆巻もきっと大きい方が…って考えてるのも密かにきゅんでした。図星で砂浜に星描きだしたのは思わず笑っちゃいましたし、じっとしてた反動で散歩前のわんこみたいにはしゃいじゃうひな季ちゃんも愛らしさの塊で…、美味しそうな貝殻探しのプロなところもさすがです◎
一方でずっと逆巻を気にかけて遊びに誘いに来てくれたり、適度に話し相手になってくれたり、お願い事は思いやりに溢れていたりとナチュラルいい子の部分もたくさん窺えて心が温かくなりました…が、そんな子を賞品で貰ってしまって良かったのでしょうか…?()
最後のシーンも突発にもかかわらず、上手く対応してくださってありがとうございました。背後様のエアよしよしもひな季ちゃんを通じてしっかり感じておりました…* 開始前の意気込み通り夏のイベントは大方楽しみ尽くしましたが、そうですね次はホラーロケ本番ですね…!今回イベが光の夏風物詩だとすると次回は闇の夏風物詩(?)なのでこちらも楽しみで堪りません。以前に詰めたところ以外でのご相談がなければ、このまま始めてしまっても大丈夫でしょうか…?気付けばまた長文ですが、適宜蹴り・割愛可です! )


  • No.2325 by 永瀬ひな季  2024-07-23 00:11:35 



( / 背後様のロルで〆た方が綺麗かも…と思いつつ、キャニスターの部分は入れたかったのでそう仰っていただけて安心しました…!みんなのお願いごと、何でしょうね…おとぎちゃんはお赤飯食べられなかったので、「お赤飯食べたい」とかかもしれないですね()

私もそのスイカのアピールや、それに対しての「よく割れてるし切れてる」の返し好きですし、星の図を描くところがお気に入りなので挙げていただいて嬉しいです*
勝負に負けたのでぜひ、いえ勝っていてもひな季は逆巻さんのものですのでどうぞご随意に…!撮影後日も暫くは、何かしら自分を使って欲しそうに期待の眼差しを向けていたら可愛いなあと思いました。「ちょっとこのダッカール持ってて」程度に使う日が続き、ロケ本番でもその場面をプロデューサーが見掛けて指示役にとなれば綺麗に繋がる気がします…!

いつもながらたくさんの愛がこもった感想をありがとうございます…!にこにこほっこりで読ませていただきました*
闇の夏風物詩始めるの賛成です。こちらから始めた方がご都合がよろしければ準備しますし、その前に展開などのまとめをご所望でしたらご遠慮なくお伝えくださいね。
こちらもお好きに蹴り可です◎ )


  • No.2326 by 逆巻 傑  2024-07-23 14:22:21 



( 速度を落として徐行運転に切り替えたロケバスが、差し込む陽射しにオレンジの混じるなか、とある中学校の門を潜る。休日の遅い時間ということもあり周辺に生徒の姿はなく、窓の外に見えるのは出迎えの教職員数名ばかりで。ホラーの極度に苦手な高校生アイドルのためにセッティングされた今回のロケテーマは〝学校の七不思議ツアー〟。定点カメラのセッティング等のため日の落ちる前に現地入りした構内は何の変哲もない外観だが、夜になると不可解な怪奇現象が起きるとか、起きないとか。この日のために主役の少女とホラー耐性をつける特訓を重ねてきたけれど、七不思議なんて大抵は眉唾物だろうし、前回の心霊スポットロケに比べればスムーズに終わるのではないかという楽観は、カメラだけにしては多すぎる荷物が校舎へと運び込まれてゆくのに勘付いて仄かな警戒へと変じ。しかしそれについて考えている暇もなく、未だ集合時のままの演者を撮影用に仕立てることの方が優先事項で、衣装に着替えた彼女がカーテンの奥から姿を現したなら備え付けの簡易的な鏡台へと案内する。ここ最近、幼子のごとくやけに手伝いをしたがる様子に最初こそ欲しい物でもあるのかと困惑したものの、聞いてみれば律儀に線香花火で勝負した際の〝賞品〟の役割を全うしたいとのことで。そわそわと心情が表出しやすい相手に『動かないでね』と言いつけて、とりあえずの仕事として使い終えたブラシの後処理係を任せるのが近頃のルーティンとなっていたのだけれど、今日に限ってはもう一つ。『ロケの前日はしっかり食べてしっかり寝てきてください。水瀬さん俺のでしょ』とひなちゃん呼びに続いて獲得した専用キラーワードでの約束について、自ら達成状況を報告してくるこないに関わらず、成果の確認するためその顔をそっと覗き込んで )

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(/ おとぎちゃん、ひな季ちゃん以上の食いしん坊キャラで笑っちゃいました。いっばいお食べ…()
可愛らしい且つ綺麗な流れの案、すぐさま取り入れさせていただきつつ、始めさせていただきました!こちらこそいつも蹴るのが惜しい素敵なお言葉の数々とお気遣いをありがとうございます* それではまた長くならないうちに、ホラーロケ本番もよろしくお願いいたします…!※蹴り可 )


  • No.2327 by 永瀬ひな季  2024-07-23 22:17:39 



( 校章の柄入りのゴールドのダブルボタンが付いた、白地にダークネイビーの襟とスカートのセーラー服は両方襟や裾に白のラインが引かれていて可愛らしい。セーラーに身を包むのは中学以来で、懐古半分、新鮮み半分な心地でスカートと同色の紐リボンを胸元に結んでカーテンを開けると、ヘアメイク用の簡易なスペースへと案内される。これがただの撮影やロケなら良いけれど、今回は待ち望んでもいない心霊ロケ。いくら訓練を重ねたとはいえやはり実践形式、廃校ではないものの夜の学校となれば中々雰囲気たっぷりで気が引けてしまい、しっかり食べて、しっかり寝ても表情はどことなく元気を失い顔色は芳しくなく。そっと覗き込む彼の視線が憂鬱な視線と絡むと、眉尻垂らししょぼりとした表情で〝俺の水瀬さん〟へ与えられた指示はこなしたのだと、膝丈のスカートをぎゅうと握りながら訴えて。その手首には牧さんに与えられたお守りブレスレットが静かに光り、隣の座席に置かれたスクバにはトワハトくんのキーホルダーがぶら下がって )
あのね傑さん…こんなでもわたし言いつけを守って、昨日も今朝もちゃんと食べたし、ちゃんと寝たんですよ。

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( / 通学用のバッグの中もお菓子でいっぱいだと可愛いなあと思ってます、超低燃費体質ってなんか可愛くて好きです…が、おとぎちゃんはそんな子じゃない!とかあれば全然ご指摘いただいて大丈夫なので…!
「水瀬さん俺のでしょ」発言とても刺さりました…ひな季共々とろけました。これは暑さのせいだけじゃない…!初回含めありがとうございます* こちらこそホラーロケ本番もよろしくお願い致します! / 蹴り推奨◎ )


  • No.2328 by 逆巻 傑  2024-07-24 13:52:57 



…ん、顔色は良くないけど、状態はほぼいつも通りすね。
( 点検するように目を皿にして顔全体を眺めた後、導き出した結果は彼女の主張を肯定するもので。元から食や睡眠には影響しないタイプなのか約束を守ろうとする意志がそうさせたのかはさておき、これなら中学校という舞台とセーラー服に合わせたナチュラル寄りのメイクに支障はないだろう。土台となる肌の血流を促すため、まず頭皮と首周りのマッサージを施してからブラシを手に取ると、数十分で若さを際立たせたヘルシーなメイクが完成し。もっとも暗中の撮影ではメイクの微細な変化など誰も気が付かないだろうが、そこは単なる自身のこだわり。髪もコンセプトと衣装に合わせてツインの緩い三つ編みにセットし、前髪と顔周りの毛を軽く巻いたなら、ついに主役の外見的な準備は整って。そして最後に既に二つのお守りを持参している少女へ三つ目の守護を授けるべく、予め外しておいた愛用のシルバーネックレスを机の上から拾い上げ、華奢な手のひらの上へと渡す。もし相手が着けてほしいと言うようなら「髪持ち上げてて」という指示と共にそれに応え、スタッフが改めての企画説明に来るまでの間、気を紛らわす程度に傍に並んで一緒にメイクブラシの清掃に勤しむだろうか。丁度己の背が壁となって詳しい状況は窺えないながら、ヘアメイクのアイドルに対する要望として一般的ではない内容とその従順な返事が、一部始終を聞いていたプロデューサーに目を付けられるとも知らずに )
…水瀬さん、次こっちの…チークブラシもお願いします。


  • No.2329 by 永瀬ひな季  2024-07-25 21:10:28 



チークブラシおっけーですっ。
( 浮かない顔色はマッサージやメイクのおかげで随分とマシになり、撮影開始早々に青ざめた少女の幽霊現る──なんてことにはならなさそうで、ほっと安堵すると共に彼の腕前に感心する。三つ目のお守りが手渡されたものの、自分で着けるより彼に着けてもらった方が効力だったりやる気だったりがパワーアップするような気がして、その旨を素直に伝えては指示通り三つ編みの毛先を持ち上げて早速彼に着けてもらって。夜の校舎が怖いことは変わりないけれど、三種の神器の如くお守りが揃えば幾分かやれそうな気がしてくる。ここ最近のルーティンのようにメイクブラシの清掃に掛かれば、撮影が怖くて不安、なんて弱音を漏らすよりかはこうしたやり取りの方がそわついた心は落ち着くもので、清掃を終えたチークブラシを彼へと引き渡しては。ちょうどスタッフが企画説明にやってきて、校内マップや携帯する自撮り用カメラを広げつつそれぞれ説明を行う途中で『このインカムでスタッフから指示を出すので──『あ、それ君に頼みたいんだけど。』』とすかさずプロデューサーが口を挟み、机上のインカムを手に取り〝君に〟とヘアメイク担当の彼の目の前へ差し出せば、きょとんと二人で見合わせるだろうか )
…えっ、傑さんが?

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( / お返事遅くなりすみません…!明日も仕事のため夜のみの返信になるかと思いますが、よろしくお願い致します。 / 蹴り推奨◎ )


  • No.2330 by 逆巻 傑  2024-07-26 12:55:14 



──…え?
( 綺麗に粉の落ちたブラシを受け取って「どうも。手際良くなってきたすね」と相手の働きぶりを評価しては、折良く現れた本業のスタッフにバトンタッチするようにそれきり黙って一人の作業に戻る。撮影に何ら関わりのない己が堂々と横で聞くのも可笑しな話であるため、片付けに手を動かしつつ企画説明を盗み聞いていたのだけれど、最中に少女の口から自身の名が零れたのをきっかけにそろりと顔を上げ。その先にインカムを差し出すプロデューサーの姿を認めて漸く彼の言う〝君〟が誰のことなのかを悟ったのと、つい頓狂な声が洩れたのはほぼ同時。「ずっと聞いてたけど先生と生徒みたいだったじゃない、君達。適任だと思うんだけどなぁ」と癖なのだろう圧のある口調で推薦理由を述べられれば、迫り来る大役の気配に尻込みして「いや、あれは…」と傍の制服姿を見遣るも、まさか成り行きで貰い受けることになったなどとは言えるわけもなく。口ごもる中重ねられる「いや君、声もいいよ!」と分かりやすい神輿の担ぎ方に乗せられたりはしないものの、17歳の新人アイドルにプロデューサーに意見してくれというのも無理な相談。結局押し負けて呼び寄せられるまま離れた席に移動し、指示役の仕事内容と密かな企みを共有されたなら、多少の反発心を覚えて近くを通り過ぎざま演者の彼女に小声で呼び掛け、更衣用スペースに引き込むなり素早くカーテンを引いて )
…水瀬さん、ちょっと。

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(/ 背後様のことですし、お忙しいか何か事情があられるかだと思っておりましたのでお気になさらず◎ それから今回イベ確定ロルが多くてすみません…!看過できない場合はご遠慮なく仰ってくださいませ!※蹴り推奨 )


  • No.2331 by 永瀬ひな季  2024-07-26 21:26:50 



( そんな無茶振りを彼が快く思うわけがないけれど、もしも彼が承諾してくれたなら見知らぬスタッフに誘導されるよりかは心強い。とはいえ自身の都合で彼を巻き込むのも迷惑だろう──と思い憚るものの、立場的に申し出にくく。やがて、より上の立場からの重圧に負けた彼はなぜか別場所へ連れられて、自身は企画説明の続きを受ける。七不思議のはずだけれど六不思議で止められるあたり、全部知ってしまうと何か災いが起こるのではないかと、全面的に七不思議の信憑性が高まり不安に駆られ眉尻を垂らして。ずーん…と気は重くなりロケ本番が近付くと席を立ち、すうはあと気休めの深呼吸をするなか彼に呼び掛けられ素直に後をついていけば──これはどういう状況だろうか。カーテンを閉められた、さして広くもない更衣用スペースの中。どきどきばくばくと、緊張からときめきの鼓動へと転じた胸を押さえながら、チークとはまた違う色味を頬にじんわり浮かべつつ、淡く期待した表情で彼を見上げて )
きゅ…っ急にどうしたんですか、傑さん…!わ、わたしと二人きりになりたかったとか…!?

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( / 寝落ちしちゃったのと仕事で返す時間が取れなかっただけです、すみません…!確定ロルにつきましてはどうかお気になさらないでください。こちらの描写こそなんだか冗長的なような気がしておりまして、もし進めづらければご指摘くださいませ…!特に問題ないようでしたら蹴り推奨です◎ )


  • No.2332 by 逆巻 傑  2024-07-27 12:37:53 



…いや、違──…うこともない、のか…?
( 何の説明もなく連れてきたせいで、閉じ切られた空間の中、少女と向かい合う頃には期待を孕んだ眼差しが此方を見つめていて。人差し指を唇の前に立てて声量を抑えるよう求めつつ、彼女の想像する甘い展開を否定しかけるも、センテンスの意味そのものを切り取ればあながち間違いとも言えずに言葉尻は徐々に頼りない疑問形へ。しかしすぐさま「…とにかく、水瀬さんだけに伝えておきたいことがあって」と切り替えて学校中に散りばめられているという〝番組特製サプライズ〟の件を共有すると、感触を確かめるようにちらりと顔色を窺い。曲がり角の先に設置された謎の仏像やら、床や天井に貼られたホラー画像やら、教室の隅に佇む等身大人形やら、七不思議ツアーには明らかに蛇足である人為的な仕掛け達は演者の恐怖心を煽るべくあのプロデューサーの指示で作られたものらしく、自身はそこに相手を誘導する役目を負っていて。一視聴者としても主役のホラー耐性をよく知る身としても悪手としか思えぬそれに、本人が前向きな姿勢を見せたならそのまま更衣用スペースを出るまでだが、そうでなければ少しでも精神的負担を減らすべく対策の話へと移ろうか )
…そういうわけなんで、仕掛け対策の合図を決めておこうかと思って。インカムで──…そうだな、最初に〝ひなちゃん〟って呼び掛けてから指示出すんで、それに従う時は注意してください。


  • No.2333 by 永瀬ひな季  2024-07-27 22:20:10 



ファンサ…っ!
( しぃ、と唇に人差し指をあてる仕草はさながらアイドルがファンにするそれ。間近で受けては当然心をぎゅっと鷲掴みにされ気持ちが昂らずにはいられないけれど、律儀に口元を覆うように両手を添えながら精一杯の小声に抑える。二人きりになりたかったことをはっきり否定しない彼にどきどきと心臓は期待に高まるものの、番組特製サプライズが待っていることを明かされてはぴかぴかとした表情は見るからに曇り青ざめていき、声量の抑制を意識せずとも「そんなぁ…」と小さく弱々しげな声になり。そこへ対策案が立てられると、水を得た魚の如く瞳に光を取り戻して。内訳としては手助けの喜び半分、〝ひなちゃん〟呼びをしてもらえる喜び半分。仕掛けと分かっていてもきっと多少なり驚いてしまうだろうから、番組への配慮には及ばないだろう。顔の下で両手の指を組み合わせ、けして大袈裟な表現ではなく言葉通り命の恩人として彼を崇めたなら、『あれ、水瀬さん?水瀬さーん。…お手洗いかなあ』収録予定の時間が迫るなか姿の見えない演者を探すスタッフの声がカーテンの向こうから聞こえるだろうか )
い、いいんですか…!すっごく助かります、命の恩人です…!


  • No.2334 by 逆巻 傑  2024-07-27 23:49:17 



…ほんと、指示出し役が俺に変わって良かったすね。
( 興奮気味に上気した顔は、番組の仕掛けを知ってみるみる生気を失ってゆき、対抗策を得て仄かに希望を取り戻す。特訓に付き合った経験から相手の持ち上げ方が決して大袈裟ではないことを理解していれば、最初は気の進まなかった大役も思わぬ幸運だったと認識を改めて。布一枚を隔てた向こう側から聞こえた声にロケの開始時刻が迫っていることを察しては、ちらりとそちらへ視線を向けた後、予行練習とばかりに早速普段と異なる呼び方で前方に呼び掛け。そして彼女が決め事通りに周囲を警戒しつつ外に出る素振りを見せた折には、その横顔に純粋な応援の言葉をおくるだろうか。いつもなら撮影中は全く気にされない己も今日に限っては捜されるはずだが、一緒に出ては何かしらの方面で怪しまれることから、暫くこの場に留まる心算で )
それじゃあ── 〝ひなちゃん、カーテンを開けて収録に向かってください〟。…特訓の成果、期待してます。頑張って。


  • No.2335 by 永瀬ひな季  2024-07-28 13:02:27 



──…頑張りますっ!
( 呼び掛けにはっとカーテンの外に視線を遣った表情は、早速のひなちゃん呼びでつい抑えきれない嬉しいオーラを周りにふわふわと煌めかせて。緩みそうになる頬をきゅっと唇引き結んで堪えては、ぐっと両手に拳を握りながらきりりと気を引き締めた表情を浮かべると、カーテンを開けて一人先に撮影現場へと向かい。「こんばんはっ!」の挨拶をきっかけに始まる、校舎の生徒玄関入り口でのオープニング収録。セーラー服をお披露目するように、くるりとスカートの裾を翻しつつグループ名と一緒に定番の煌めく自己紹介を終えた後には、今回の企画説明を気の乗らない様子が窺える素直な言葉と共に締め括ると、撮影スタッフに目線カメラの装着をしてもらっては手持ちのライト付きカメラを手に、腰が引けながらも校舎の中へと恐る恐る侵入していく。スクバから取り出した紙に記された七不思議の噂を確かめていくわけだけれど…──

~~七不思議のうわさ~~
壱、トイレの花子さん(※)
弐、表情が変わるベートーベンの肖像画(※)
参、動く人体模型(※)
肆、異世界に繋がる踊り場の大鏡
伍、無人なのに校内放送が流れる
陸、誰もいない体育館でボールが跳ねる音
漆、■■■■■■(塗り潰されている…)
(※)…描写あり

「えっ、7番目のこれなんですか……」壱から早速恐怖しかなく、とりあえずは個人的に恐怖度と現実味の少ない踊り場の大鏡から場所を攻めるべく階段を探すだろうか。仕掛けの合図も何もなく無事辿り着くようなら、踊り場に辿り着いた後は「やっぱり何も起きない!」とひとしおの安堵感と小さな勇気を胸に次なる場所を目指し、地図のないなか廊下を彷徨いだすはずで )
七色の光を閉じ込めた煌めきのひとしずく!白色担当、水瀬ひなです。今回は7にちなんで、噂の絶えないとある学校の七不思議を調査することになってしまいました……。…──では、早速いってみたいと思います…。


  • No.2336 by 逆巻 傑  2024-07-28 17:41:04 



( プロデューサーに呼ばれて確認用モニターの前に腰を下ろすと、その中ではアイドルの顔に切り替わった少女がオープニング映像を撮っているところで。可愛い、とまず何より先に着目したのはヘアメイク目線のカメラ映え。それから及び腰ながらも進み出した果敢な姿に、自身の担う二重の使命を再認識しつつその行き先を見守っては、最初に四番目の噂に挑むつもりらしい彼女は入り口近くの階段を上り始め。西側教室棟の入り口側、普段は立ち入り禁止になっている3階と4階を繋ぐ階段の踊り場にその大鏡はあり、他の学校なら旧校舎と呼ばれてもおかしくないほど歴史ある4階建ての校舎の一角で、誰にも使用されることなく静かに佇んでいるという。安全面を考慮してさすがに階段には〝番組特製サプライズ〟は設置されていないようだけれど、大鏡に至る少し手前、3階のコーナー部分には小型スピーカーが取り付けられていて。手動のため行きは沈黙していたそれが、無事に七不思議を一つ検証して僅かに調子付いた演者を脅かすべく活用される気配を察知すれば、小さな達成に胸を撫で下ろす暇もなくインカムに声を入れ。その指示通りに上履きを履いた爪先が下のフロアに着いたなら、すぐ傍のスピーカーからバラエティでよく聞くような大勢の笑い声の音源が流れるはずで )
…──ひなちゃん、階段を3階まで下りてください。


  • No.2337 by 永瀬ひな季  2024-07-29 01:09:36 



とりあえず一個目クリア…!さすがのわたしでも異世界なんて信じないですよ、だって鏡一枚しかなかったもん…。
( あれが合わせ鏡だったなら映画で観たように本当に異世界に繋がりそうで、怖くて鏡の前になんて立てなかっただろう。特訓の成果か少し誇らしげに無事七不思議のうち一つをクリアしては、〝肆、異世界に繋がる踊り場の大鏡〟のテロップに済マークがペタリと押印されるはずで。さてこのまま4階に進んだ方がいいのか──気が重いながらふと暗闇に続く上への階段を見上げた時、インカムに早速指示が入る。古びた夜の校舎に一人、恐怖と戦う心に訪れたほんの少しの安らぎと、一緒に戦っているかのような頼もしさについインカムへ返事しそうになり「は、──…っくしゅん!んん、ちょっと鼻むずむずしちゃった…一回下りようかなあ」くしゃみのふりで上手く誤魔化せているといいけれど。気を引き締めて階段を下りていき3階の床に爪先を着けた瞬間、見計らったかのようにワッと笑い声が夜の校舎に響き渡り「ひゃわ…っ」と小さく肩を揺らし。どきどきと多少心臓の鼓動が早まったものの、身構えていたから驚きも恐怖心も最小限に抑えられた気がする。とはいえ番組制作者がちょっと恨めしい。そこではっと思い出すのは五番目の噂のこと。機械を通したような音声だったし、ロケを早く終わらせたい気持ちが強いこともあり、五番目ということに仕立て上げる魂胆でこじつけては早くも二つをクリアしたていで次に進み始めようか )
……えっ、今のもしかして伍のやつ…?どうやら噂は本当だったみたいです…、よし、五番目も調査完了っ。


  • No.2338 by 逆巻 傑  2024-07-29 12:46:37 



( スタッフ達は悲鳴が上がったことにしたり顔を、己はそれが最小限に留められたことにひと安心していれば、天然なのか故意なのか番組の用意した仕掛けを七不思議の一つとして処理してしまおうとする少女に、今度は此方側が驚かされてロケバス内ではどよめきが起こり。しかしさすがプロデューサーは泰然自若の態度で、訂正すべきかと指示を求められるも「まーどうせ七不思議なんて起こりっこないんだしいいんじゃない?もし起こったらそっちが本物でした~ってことで!」と平然と言ってのけ。「しかしどう聞いても校内放送じゃないけどねぇ。いやぁ、そういうのも含めてウケるでしょ」独り言にしては大きすぎる声量であっけらかんと言い放った後、わっはっはとバラエティ用音源に負けず劣らずの盛大な笑い声を上げる彼に早くも席を移動したい思いに駆られつつ、インカムをオンにしては次の指示を。教室棟での噂は残り一つであるということと、ちょうど現在地が3階であることからそのまま一番目の〝トイレの花子さん〟の検証へと向かうよう求め、ついでに埃のせいか気温のせいかくしゃみをした彼女へ独断の伝言を挟むと、道中の窓ガラスに左右大量に貼られた蛍光塗料の手形への遠回しな警告も忘れずに )
…──そのまま3階の女子トイレを探してください。それから体調が悪くなったりしたらすぐに連絡を。…あ、ひなちゃん、その廊下、絶対に目を瞑らずに進んでください。


  • No.2339 by 永瀬ひな季  2024-07-29 22:49:13 



えぇ~…──っと、とりあえずこの階を進んでみようかな…?
( 再びインカムから指示が聞こえてくると、非常に気乗りしない様子の悲嘆を小さく漏らし。昔からずうっと語り継がれているトイレの三番目にいるという花子さんの噂は、漏れなく幼い頃の自分にも植え付けられており絶対三番目を利用することはなかったし、噂を忘れて高校生になった今でも無意識に三番目は避けていたことに気付かされる。すぐにでも体調不良を訴えてリタイアしたい気持ちはあれど、ここまで来たし特訓をした日々を思えば、巻き込んでしまった彼への顔が立たない。体調を案じた言葉に何もない暗闇が広がる空間で小さくこくりと頷き返しては、了承の意が目線カメラから伝わるはずで。またもや仕掛けの合図がインカムから聞こえてくると、〝絶対目を瞑らずに〟とのことだからきっと視覚的な何かがあるのだろうと身構えつつ、この階を彷徨ってみる旨を実況し。暗闇の広がる3階の廊下を曲がり角から顔だけ薄目でそっと覗き込んでみれば──おびただしい数の蛍光塗料の手形。仕掛けと知らなければ酷く怯えただろうけれど、ホラー映画で見たよりもなんだかよっぽどチープに感じられては途端に余裕が持てて。双眸をぱちくりと瞬かせた後には、番組側のヤラセと視聴者に分からないよう配慮し、学校側の行事の一部であるように誤魔化しつつ手形に挟まれた廊下を、周りをじっくり見ないように前方へと視線を定めゆっくりと進んでいけば、やがて女子トイレの札が前方上部に見えてくるとそこにライトを向けて )
わっ…すごい、窓にいっぱい手形がついてます!なんだろう、文化祭でお化け屋敷をやる教室でもあるのかな…。あ、でもあんまり見てて窓の外になんか映ったらどうしよ、それは無理…。──…あ、ここ女子トイレ…?


  • No.2340 by 逆巻 傑  2024-07-30 12:49:56 



( 以前の心霊スポットロケの怯えようからリタイアせずに撮影を終えられれば上々だと思っていた中、演者のアイドルは番組の仕掛けへのフォローまでこなす成長ぶりを見せ、思わず感嘆の息が洩れる。渾身のホラー演出が不発に終わって「うーん、手応えないなぁ」と座席に背を沈めながらぼやくプロデューサーを尻目に、さながらホームビデオでも見るような気持ちでモニターに向き直っては、目的地に到着したらしい声と同時にそこへライトが当てられて。七不思議の中で最も知名度があると言っても過言ではない〝トイレの花子さん〟。しかし舞台が女子トイレであることから己にはあまり身近な恐怖には感じられず、せいぜい映画やその他の題材で目にする程度のもの。それよりも男子禁制のその場所へ画面越しに足を踏み入れることの方が誰も居ないと分かっていても仄かな緊張を誘い、僅かに身構える傍ら、もし噂の少女霊が実在したとしたら訴えられはしないだろうかと無用な心配を胸に抱き )


  • No.2341 by 永瀬ひな季  2024-07-30 15:50:05 



は、入りますよ…?
( インカムから指示が聞こえてこないということは、特に仕掛けはないのだろうか。女子トイレの前まで辿り着いては、トイレ入り口の目隠し壁から体半分覗かせるようにしながら、暗い室内へとライトを向ける。確認の問い掛けのあと機材に耳を澄ませ、特に指示がないようならそのままそろりそろりと中へと足を進めていくと、普通は個室の扉が全開になっているところいくつか半開きのような状態になっていて。古い校舎のせいか、最後に使用した生徒の力加減のせいか。どちらにせよ今の自分にとっては目の前の様子が恐怖として映れば、不安げに眉尻を垂らして。仕掛けがないというのも、よくよく考えればシンプルに何か起きた時が一番怖いのでは…なんて考えては、床が廊下の延長からトイレの床に切り替わる位置で立ち竦み。「えぇ、と──…鍵かかってないみたいだし、何もいなかったってことで…」一件落着とさせてもらえるかどうか、機材越しに問うようにダメ元で呟いてみて。今のところ調査らしい調査も特にできていないため、スタッフからちゃんと検証して!との指示があるようなら泣く泣く従うことになるだろうか )


  • No.2342 by 逆巻 傑  2024-07-30 18:50:01 



…──どうぞ。
( 指示を待つようなか細い確認の声へ、一言だけの短い応答で人為的な仕掛けがないことを示す。主題となる七不思議のスポットには手をつけていないことでかろうじて企画が成立しているものの、それだけに演者は合図なく不可解な状況に遭遇した際に一層戦慄してしまうようで。半開きの個室扉に先程とは打って変わって分かりやすく表情を萎えさせた少女は、モニターの向こうでそそくさと敵前逃亡の素振り。しかし勿論そんなことが許されるはずもなく、「いやいやいや!」と勢い良く立ち上がった隣の監督者から「だめだよそんなの!本当に何もいないの?気になるなあって言って!」と制止が入っては「…──本当に何もいないの?気になるなあ」と彼の言葉を一言一句違わずインカムに乗せ。その横から「ちゃんと〝花子さん〟って呼び掛けながらね!」とプロデューサーの圧のある声が割り込んできたなら、相手の心中を察して気休め程度に小声で励まして )
…俺達も一緒に見てるんで…、頑張って。


  • No.2343 by 永瀬ひな季  2024-07-30 21:50:53 



──…って、そんなわけにはいかないですよね?うん、えっとその、…頑張ります!
( あ、これ絶対周りの大人に言わされてるやつだ。インカムから聞こえてくる言葉は到底彼のものとは思えなくて、ふい、と視線を斜め下へと逸らした視線はどこか遠く。機材がオンになっているからかプロデューサーの圧のある声が微かに伝われば、うぐ、と下唇を噛み締めて。きゅ、と肩に掛けているスクバの持ち手の握る力を込めた時、彼の激励が届けば重く沈んでいた気持ちが幾分かふわりと浮かぶようで。鼓膜に直接届くその声は身に付けたお守りよりも効果的な気さえして、頑張る!と威勢よく拳をぐっと握ったならいざ女子トイレの空間内へと足を踏み入れて。一番目、二番目、そして三番目の個室トイレの前まで恐る恐るながら足を進ませては、半開き状態の扉の目の前でドッドッと鼓動を強く鳴らし。扉にライトを当て、──ごく、と緊張の生唾を飲み込んだなら「っ…は、……はーなこさん、遊びましょ…?」と吐息に混じってほんのり声を乗せる程度の小声で呼び掛けてみて。──まあ当然なのだけれど、しん、とした静寂のみで何も聞こえないし動かない。ほっ、と大きく息を吐きつつ額の汗を拭う素振りを見せては、それからきゃあきゃあと安堵のせいだったり自身を奮い立たせるためにだったりで強気な言葉を吐くけれど、やっぱり怖いものは怖い。足早にその場を立ち去っては再び3階廊下へと戻り )
ほ、ほらぁ、やっぱり噂だもん!いるわけないじゃないですか!ねっ、今度こそ調査完了です!はい、つぎっ!2階に降りてみようかな……。


  • No.2344 by 逆巻 傑  2024-07-30 23:20:52 



( 微かに空気を震わせた呼び掛けに対し、何の返答もなく静寂のみが訪れると少女はこれまた分かりやすく胸を撫で下ろし、今度こそそそくさと女子トイレを後にして。残る噂は音楽室や理科室、体育館といった別棟での検証となるためもう教室棟に用は無いのだけれど、当の演者がそれに気付かないようであれば、悪戯小僧のような顔をしたプロデューサーが〝人体模型が彷徨いているかもしれない〟という口実のもと、たっぷり2フロア分自らの準備した仕掛けを味わせるだろうか。もちろんその場合は渡された配置図に沿って黒髪ロング白ワンピースの等身大人形のいる教室や、突然シンバルを持ったサルのおもちゃが動きだすポイントを取り決め通りに伝えるものの、ただ一つ黒板に子どもらしい筆致で書かれた〝ひなちゃんがんばって!〟の文字は配置図にも記載がなく誰のものかも分からないままで。体力と尺の都合、また衛生面を考慮して4階の探索は不要となり、いよいよ他の噂を調べるべく棟を移る指示を伝えては、どちらの行き先を選ぶかは本人の判断に任せ )
…──教室棟の探索は以上です。東側にも教室棟があるみたいなんすけど、今回はなしで…ってことなんで、次は真ん中の特別棟か体育館に向かってください。


  • No.2345 by 永瀬ひな季  2024-07-31 20:51:55 



( / 月末のばたばたでちょっとお返事を練る気力がなく、明日までお返事お待ちいただけますと幸いです…!すみません; )


  • No.2346 by 逆巻 傑  2024-07-31 21:59:14 



(/ どうぞお気になさらず…!いつもお仕事お疲れ様です。気長にお待ちしておりますので、心身共に回復してからお返事くだされば幸いです* ※蹴り推奨 )


  • No.2347 by 永瀬ひな季  2024-08-02 02:14:48 



そっか、あっちにも校舎が…──あっ、渡り廊下がありました。今度はあっちの、真ん中の棟に行ってみたいと思います…。
( それぞれ用途別で棟がわかれていることを知ると、トイレから出た正面の窓ガラス前まで歩み、窓の外を照らすようにライトを当てて3階の窓から校舎を眺めてみる。長い廊下の中心部あたり──自身が立つ場所から斜め下に2階から渡り廊下が伸びているのが見えると、どちらにせよ一度2階へ下りなければならないのだと分かれば、窓から離れて渡り廊下を目指そうか。通った階段とは別の階段がトイレ横にあり、わざわざ来た道を引き返す必要もないためライトで足元を照らしながら階段を進み、今度は無事に2階に降り立つと。どうせまた何か仕掛けられているんだろうとは思いながらも、何事もなく特別棟に辿り着けることを願い「何も起きませんように…」と無意識に溢しつつ、自身の足音のみが響く通路を渡り廊下目指して歩き )

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( / お心遣いありがとうございました。なんだか調子が戻らず遅くなってしまい、大変お待たせしました; 8日頃まで仕事が詰まり気味のため、夜のみのお返事が続くと思われますがご容赦いただけますと幸いです…! / 蹴り可◎ )


  • No.2348 by 逆巻 傑  2024-08-02 13:51:12 



…──ひなちゃん、廊下……は、走らないでください。
( 少女の口から別棟へと至るルートが明言されると、日の目を見ない仕掛けが生まれることを予感したプロデューサーは「マネキン高かったのに…」とぼやきながら徐に手元に用意していた菓子パンを開封しだし。そのままチョコチップの入ったスナックパンを齧る彼が悄然とするのは読みを外したせいだが、もはや指示の必要のない一本道に困ったのは己も同じで。演者の歩く西側教室棟2階廊下の真ん中には天井から落下するトマト風の小道具が仕掛けられており、近付くとべしゃりと音を立てて赤い水性塗料が溢れるのだという。それを伝えるべくひとまずインカムをオンにしてみるものの、上手い誘導が思い浮かばず、苦し紛れに絞り出した一言はさながら風紀委員のような注意となって。その合図が相手に伝わったかどうかはさておき、指示役が周囲の注目を集めたのはほんの一瞬で、モニターの向こうから何かが潰れたような音が聞こえては全員の視線がそちらへ。「予算さえあれば生首にしたのになあ…!」と本気で悔しそうな声が隣で上がった後、生徒達の書道作品が展示される壁に目玉が追尾してくるように見えるトリックアートのホラー画像が紛れ込むシュールな渡り廊下を過ぎたなら、辿り着いた特別棟2階の理科室で人体模型と邂逅するか、3階の音楽室でベートーベンの肖像画と対面することになるだろうか )

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(/ いえいえ、楽しめることが第一ですので、どうかご無理だけはなさらず…!夜のみのお返事になることも把握です◎ お疲れであれば夜もお返事先延ばしにしていただいて大丈夫ですからね。そしてこちらからもご連絡ですが、5日と、もしかすると8日も、業務後の返信が難しくなりそうです。何卒ご承知おきくださいませ…!※蹴り推奨 )


  • No.2349 by 永瀬ひな季  2024-08-02 21:34:07 



( 風紀委員みたいな注意の言葉に、本物に言われてもなんら感じないのに彼に言われると胸がきゅんとときめくから不思議だ。彼がいる学校生活の妄想が一瞬広がりかけるものの、〝ひなちゃん〟呼びからして何か仕掛けがあるのだろうと察するとふわふわ浮かびかけた心がずんと沈む。仕掛けられた物によっては走り出すだろうから「そんなこと言われても…」と小さく呟いたなら、左右や床を機にするあまり頭上に関心を持っていなかったせいか、ポイントを通った瞬間近場でべしゃりと音が立てば、サアッと顔を青冷めさせて。花子さんが追い掛けてした、なんて錯覚を覚えライトで照らし確認する余裕もなく、「ひぇっ…」と肩をびくつかせ小さく弱気な怯えた声を漏らしては、不意の音には弱いようで慌てて逃げるようにたたたっと廊下を走り出し。行く先の足元を照らすばかりで渡り廊下に掛けられたトリックアートには目もくれないけれど、なんとなく視線を感じるような気がするのが怖くて渡り廊下は一気に駆け抜け。特別棟に足を踏み込み曲がり角を曲がった瞬間、へたっ…と四つん這いの如く膝と手のひらを床に付け、息を切らしながら双眸を不等号にしつつぐすぐす弱音を吐き。仕掛けだから!と割り切っていたもののプロデューサーの仕掛けは思いの外じわじわと気持ちを蝕んでいたらしい。けれど折角傑さんに特訓を付き合ってもらったのだから、成長したところを見せたい。一瞬だけリタイアが頭を過ぎるものの頭を振れば、再び立ち上がると勇気を持ってダンジョンの深層に挑むように、3階へ階段を進み上がり )
──~~っ…!!っはあ、はぁ…っ。え、花子さんって追い掛けてくるタイプでしたっけ…!?うう、帰りたい…。──……けど、やっぱり帰らない、頑張る…!

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( / お心遣い痛み入ります…、ご予定につきましても承知致しました◎
展開につきまして音楽室へ向かうこととなりましたが、このまま一人進めていくとやたらと長文と化しそうでしたので一旦描写をこちらで区切りましたが、そちらで繋げにくければそのまま音楽室での描写を進める所存ですのでご遠慮なくお伝えくださいね…! 特に何もなければこちら蹴り推奨です◎ )


  • No.2350 by 逆巻 傑  2024-08-03 13:56:31 



( 脱兎の如く駆け出した演者に大層ご満悦の考案者は意気揚々と次の仕掛けの準備に取り掛かり、ホラーの雰囲気など微塵もない大声でスタッフに指示を出す一方、その餌食となる被験者はさすがに摩耗した様子で床にへたり込み、柔い本音をぽつりと洩らして。特訓時と違って傍にもついていられない上に自由に声も掛けられない状況にもどかしさを覚えつつ、何とかお守りの存在だけでも思い出してもらおうと思考を巡らせる中、しかし彼女が自力で気持ちを奮い立たせて立ち上がると、モニターに映るノンフィクションに再びの感動が押し寄せ。決意の顔で階段を上ってゆく少女を待ち受けるのはすぐ目の前に現れるはずの音楽室で、防音の工夫もない木製の扉を開けば、教室内には脇に寄せられた木琴と鉄琴や、黒板近くのグランドピアノが静かに佇んでいるだろう。そしてピアノの上にわざと置かれたスタッフのスマホがこの後非通知設定で振動する手筈なのだが、隣の彼が未だ発信する素振りを見せない辺り、きっとそれが起こるのは七不思議の検証を終えてからか。皮の厚そうな大きな手が取り落とした本人のスマホがスイッチに当たり、一瞬だけオンになったインカムに迫力のある肖像画に通常運転の反応を示す制服姿へ微かに吹き出した己の息が乗ったなら、相手が指示に従うにしろ従わないにしろ後ずさって偶然そこに辿り着いたにしろ、タイミングを見計らったプロデューサーが容赦なく電話発信のボタンを押すことだけは確約されていて )
…──ひなちゃん、ピアノの方に……。


  • No.2351 by 永瀬ひな季  2024-08-05 01:19:05 



あ、音楽室…確かここの検証もあったような…──やっぱり。嫌だけど行くしかないか、嫌だけど…。
( 階段を上がったすぐ先に音楽室を見つけると、トワハトくんがぶらさがるスクバから七不思議の書かれたミッション用紙を取り出し確認。企画そのものに小さく不満を垂れるように2度繰り返しつつ、行くしかないのだと言い聞かせては木製の扉の取っ手に手を掛け、ガラガラ…と慎重に開けていく。暗がりにライトを向けてみると様々な楽器が並び、それらが勝手に鳴り出したらやだなあなんて不安は口に出すと現実になってしまいそうだからきゅっと唇を引き結んで。肖像画を探すように恐る恐る室内の中心部まで歩みを進め壁へとライトを照らしてみると、何枚か肖像画が並んで飾られているのを見つけるなりキッと睨みを効かせるかのようなベートーヴェンとぱちっと視線が合ってしまった気がして「ひぇっ…」と小さく声を上げ、視線と共にライトを逸らし。「やだ今こっち見てませんでした…?」なんて凝視できなくなれば、ちらちらライトを向けてはまた逸らすせいで恐怖心と相俟って変わって見えると「変わった…?」(※変わってません)「やっぱりちょっと変わってない…?」(※変わってません)というテロップとの応酬があるだろうか。ふいにイヤモニから、笑ったような息の洩れを感じては「……今笑いませんでした?」とやや不満げに双眸をじとり細めると。忠告の声に〝ピアノ?〟とぱっとライトを向けた瞬間──、ヴーっヴーっと振動音と共に鳴り響く、有名な奇妙な呪いの着信音。ドキーン!と心臓が痛いくらいに強く跳ねた勢いで体も驚いて飛び跳ねて、パニックで情けない悲鳴を上げては、これまた脱兎の如く音楽室から飛び出すと何の仕掛けがあるのか分からない3階廊下を駆け抜けて ) 
うひゃあぁっ!?てっ、照らしてごめんなさぁい!!

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( / 昨晩はちゃんと投稿ボタン押せていなかったようで、それに気付かずページを更新してしまい書き直していたらお返事大変遅くなってしまいました…本当にすみません; / 蹴り推奨です )


  • No.2352 by 逆巻 傑  2024-08-05 15:09:48 



まさか。……いや、すみません。
( あれだけ萎縮していたベートーベンに対し、急に強気になったかと思われたそれが此方への咎めだと一拍遅れて気付けば、肖像画の中の人物を真似てすっと表情筋を引き締め誤魔化すも、相手に怪奇現象と捉えられるのも不都合ですぐさま言を翻して白状し。しかし想定外というのは続くもので、何か見つけてはいけないものを見つけてしまったとばかりの勢いで音楽室を出て行く少女の向かう先には番組の仕掛けはないはずだったけれど、やがて目線カメラのモニターに見えてくるのは廊下を塞ぐように設置された黄色のキープアウトテープと、同色の横断旗を下ろした交通安全人形。というのも数日前にやんちゃな生徒達の悪ふざけによる事故で教室の窓ガラスが割れてしまったらしく、破片は片付けたものの割れたままの尖った断面が危険であるため有り物で立ち入り禁止にしたとのこと。その顛末が配置図にも記されず自身にも共有されなかったせいで演者の眼前には合図なしに不穏な光景が広がることと相成り、もし彼女が取り乱すようなら自らも少々混乱しつつ今し方スタッフから知らされた事情を掻い摘んでインカムに乗せ、必死に落ち着かせようと試みるだろうか )
…──水瀬さん、水瀬さん!それ、学校の先生達が生徒達が入らないよう置いたバリケードで、昼間からずっとあるやつなんで…大丈夫です。大丈夫だから。

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(/ それは…お忙しい最中にお疲れ様でした…。操作ミスで練った文章が消えてしまった時の虚無感は異常ですよね…。それからロルの方、ここで七つ目の七不思議を挟もうかとトラップを設置しておりますが、他のタイミングの方がよろしければ適当に処理していただいて構いませんので!※蹴り可 )


  • No.2353 by 永瀬ひな季  2024-08-06 00:43:11 



──…っ、きゃああっ!こ、来ないでっ!
( ライトを片手に駆け抜けていけば廊下の先で何かが光を反射し、何だろうと足取りを緩徐させていけば、行く手を塞ぐように張られた黄色いテープ。遊園地のお化け屋敷の入り口とおんなじタイプのそれは、仕掛け部屋に閉じ込められてしまった事故を彷彿とさせ表情が曇り足を立ち止まらせて。それだけなら良かったのだけれど、暗闇にぼうっと浮かぶ人影に遅れて気が付いてしまえば、肩をびくっと揺らしながら「ひ…っ!」と恐怖に引き攣った声を漏らし。ぞわりと背筋が粟立ち、後退りしようとした足がもつれて尻餅をぺしゃっと付かせては、その弾みで手放してしまったライトがガチャン!と音を立てて落ちると、自重でごろりと揺らいだライトが落とした衝撃でチカチカと光を不規則に点滅し、不運にも人形を斜め下から照らせばいっそう恐怖心を煽るものとなり。ひゅ、と不満足に吸い込んだ息は、次には特別棟に響き渡る悲鳴に変わり、頭を庇うように両腕で得体の知れない恐怖から身を守れば──慌てたようにイヤモニから呼び掛ける声がする。半泣きの上擦った声で「へ…?お、襲ってこない…?」と指示役の彼に確認しつつ恐る恐る両腕を下ろしていき、目の前の物が怪異ではないと知っては、へなへなと脱力したように肩を落とし頭をがっくり垂れて弱った声を漏らし。しかし未だ心臓はばくばくと早く脈打ち、手は震えるようで立ちあがろうとするものの力が入らなくて。こんなところにとどまりたくないものの、動けないなら話にならない。困惑したように頬に冷や汗をたらり流しつつ、休憩の猶予を求めることになるだろうか )
た、ただの人形…なの…?言ってよう…わたし本当に怖かったんだから……──? あ、あれ、待って…腰抜けたかも…。

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( / 本当に、気持ちも書き込み場所も虚無でした() トラップのご配慮ありがとうございます、七つ目として処理させていただきますね!次レスのひな季の発言にて七つ目として触れる予定です◎ )


  • No.2354 by 逆巻 傑  2024-08-06 12:59:25 



…──すみません、俺も今聞かされて。
( 責任の転嫁というよりも彼女の信頼を損ねないために弁明を紡げば、立ち上がれないとの報告に「……え」と声を洩らした後、求められてもいない中断を此方が提案してロケに臨む本人の決意を挫くのも躊躇われ、「トワハトくん…でも、見てますか…?」とその場で最も安心感を覚えるであろうフォルムへと戸惑いがちに誘導を。それから一度インカムをオフにして、腰は抜けているもののひとまずは落ち着いた様子に小さく安堵の息を吐くけれど、己と異なりプロデューサーは予定外の撮れ高を逃したことが気に食わなかったようで、鼻白んだ面持ちで「なんで教えちゃうかなあ、教えないでおけば良かったのに」とたらたら文句を垂れ。「──そこまでする必要ないでしょう」そのとき咄嗟に出た一言は自分が思っていたよりも随分と鋭い語気で、空気が束の間さっと凍っては相手も飼い犬に手を噛まれたかのようにぽかんと口を開けていて。勿論自身もはっとすれど時すでに遅く、取り消しも言い訳のしようもないため逃げるようにモニターに向き直っては、担当ヘアメイクの無用な口答えのせいでタレントに被害が及ばないよう祈りつつ、この短時間に三度目となる〝すみません〟を今度は心の中だけで唱え )


  • No.2355 by 永瀬ひな季  2024-08-06 20:28:04 



トワハトくん……。
( ──よりも、想いを寄せる彼に触れて直接声を掛けられる方がよっぽど己には効くのだけど。誘導された対象に視線を遣れば、その場に体育座りをしながらスクバに繋がるゆるいフォルムをよしよしと撫でてみたり、ぎゅむぎゅむと解してみたり。単なるキーホルダーだったならきっと効果は薄かっただろうが、白いフォルムに二人の思い出が詰まっているからかそれでも充分効果的だったようで。加えて首に掛けられたネックレスが自身を包み込んでくれているのだ、回復しないわけがない。へたりと座り込んでから数分経った頃、体の前に手を突いてみて立ち上がれそうなことを確認しては「─…よしっ、多分いけます!」と、復活ひた明るく振る舞う声音でそのまますくっと立ち上がってみせ。ふんす、と首元に掛かるネックレスの先を制服越しにぎゅっと握り元気を貰うと、キープアウトテープの先にある割れた窓の現場にライトを向けて。己を奮い立たせつつ、聞いた情報を交えて七不思議のうち塗り潰されていたひとつを作り上げてみせては、努めて明るく健気に検証を続けることを申し出ると、ここが通せんぼならあの音楽室の前まで戻らなくてはいけないのかと気付けば気乗りしない様子で「もしかして、さっきの音楽室のとこまで戻らないとですかね…?」と誰もいない空間へ憂鬱そうに問い掛けて )
よく見たらこの先の窓、なんか割れてるみたいなんですよね。すごくびっくりしたけど、この人形…きっと生徒を夜な夜な危険から守ってくれる、七不思議の七つ目なんですよ!ラッキーセブンだもん、きっとそう!──…ってことは、残ってるのは怖いのしかないとか?そんなの無理すぎる…けど、みんなのために検証続けていきたいと思います…っ!


  • No.2356 by 逆巻 傑  2024-08-07 12:32:34 



…──いやそれ多分、七つ目知ったら……
( 災いが起こる的なやつ、と最後の一つが欠番になっている理由としてありがちな噂を伝えて七不思議の創作を阻止しようとするも、気合十分に立ち上がった彼女の勢いを止めることは叶わず。マイクに全て拾われてしまっては今更警告したとて無駄に怯えさせるだけだろうと半ばで口を噤み、「…それより次、理科室すよね。来た道を戻って2階に下りてください」と不自然な話題の転換を。早速プロデューサーに横から穴の開くほど見つめられるという災いに見舞われながら渋る少女を音楽室の前の階段まで誘導すると、此方に気を取られてか再び鳴らされるはずだったスマホは沈黙したまま。以降も何もなく演者が一つ下のフロアにある理科室へと至ったなら、扉の前まで辿り着いた訪問者の首筋へ夏の生温かい微風を送るべく、物陰に静音のハンディファンが待ち構えているだろうか )
…──ひなちゃん、その教室の近くはゆっくり慎重に進んでください。


  • No.2357 by 永瀬ひな季  2024-08-08 21:27:06 



( 不自然な話題転換にはつい気になり追い掛けたくなるものの、視聴者に指示がバレないようインカムを付けていることや、深追いして墓穴を掘ることを恐れてはそれ以上言及はせず「次は理科室を探したいと思います」と実況しつつ、指示に従ってスムーズに2階の理科室へと足を運ぶ。次に待ち構えているのは人体模型──正直昼間に見るのもあんまり気分が良くないからか、眉尻はずっと垂れたまま。ちらっと人体模型の存在を確認して終わらせちゃおうと考えながら、警告に注意しつつ理科室の扉の前へと近寄っては、生温い風には少し驚いて双眸を開くけれど「!─…どこか戸締まりし忘れてるのかな…?危ないなあ」程度の、天然に変換した呟きで済み。七不思議の検証も残り僅かで早いとこ終わらせたい気持ちを抱え憂いた表情で、人体模型は理科準備室に置いてあるだろうという思い込みからがらりと扉を開けたその瞬間──窓際でごとりと落ちる物音。びく、と肩を揺らし扉の取っ手に手を掛けたまま体が硬直していれば、ごろんごろん、と鈍い音を響かせながら床に照らしたライトの中へ都合よく転がってきたのは──心臓。ひっ、と声にならない声を上げ、だらだらと冷や汗が頬を伝う。色褪せ年季の入った臓器を見るに、お化けでないなら落ちたのは老朽化によるものだろうけれど、流石に拾って嵌めてあげることなんて自分にできなくて。ばっくんばっくんと自身の心臓の音がやけに響く中、そうっと、できるだけ音を立てないようゆっくりと扉を閉めていき、やがて完全に扉を閉めたなら扉の向こうの人体模型に開けられないように念のため閉じる方向へと力を込め暫く取っ手に手を掛けたまま、小声で念じるように呟いて )
っ!?──……ううぅ、なにあれ聞いてないんですけど…っ!七不思議がほんとなら、自分で拾ってください…。

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( / またもやお返事お待たせ致しました…、明日からは通常通りお返事可能な予定ですので! そして大きな地震があったようですが大丈夫でしょうか…?お返事難しそうでしたらいくらでもお待ちしておりますので、どうか安全を第一にご自愛くださいね。引き続き余震にはお気を付けください…! / 特に何もなければ蹴り可です◎ )


  • No.2358 by 逆巻 傑  2024-08-09 22:41:43 



( 巡るべき七不思議は残すところ二つ。そしてそのどちらも遠くから異常がないことを確認するだけで事足りるもので、特段の障害なくロケは終わる──はずだったのだが。運の悪いことに理科室の扉を開けると同時に部品の一つが模型の体内から零れ落ち、心臓らしきそれが床で停止すると、突然の出来事に演者は頭の回転も体の動きも須臾の間止まってしまったようで。いやに丁寧な所作で開けたばかりの扉を閉める様に、初めは一度心を落ち着けようとしているのかと思うものの、その後の呟きによって件の噂を半ば信じて見つからないようにしているのだと察すれば、迂闊に声を掛けることも躊躇われ。もし仮に噂が真実だとして、次に中を覗いた際望み通りに心臓が元の位置に戻っていたなら一層恐怖心が募ることは間違いないだろうが、何よりもまず逃げも進みもできない現状をどうにかしたいという切実な思いはモニター越しにも伝わってきて。しかしこんな都合の良い展開をプロデューサーが見逃すはずもなく、もはや裏切り者に用はないという風に己からマイクを奪い取っては「ひなちゃん!動いてるかもしれないからほら早く確かめないと!」と夜の学校に似つかわしくないふてぶてしい口調でアイドルを煽り。それから〝お前も何か言え〟とばかりに此方へとインカムが向けられれば、もうロケ終了まで指示出しの役目が自身の元に戻ることはないだろうと予感し、現在地から体育館までに仕掛けがないことを確認してから最後の言葉を届けて )
…──ひなちゃん、大丈夫です。プロデューサーに従って。

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(/ こちらこそ大変お待たせ致しました…!地震はビルの13階にいたので免震システムの影響か少し酔いましたが、私も家族も特に被害はありませんでした。ご心配ありがとうございます。本州の方でも大きな地震があったようですが、背後様は大丈夫でしょうか…? )


  • No.2359 by 永瀬ひな季  2024-08-10 17:30:42 



( 取っ手に掛けた指先に幾分かの力を込めたまま、いやに大きく聞こえる自身の心臓。双眸をぎゅむっと瞑りながら〝傑さん助けて〟なんて念じると、インカムから聞こえてきたのは求めていた主とは違うガサツで大きな声で、ぴゃっと驚いて肩をびくつかせては毛先もぴょんと上がり、視聴者には何事かと疑問を持たせるだろうか。確認しろとの指示に「えぇ~…」と泣き出しそうな声音で眉尻垂らしながら漏らすけれど、次に鼓膜に届いたのは優しくも頼もしい声で。牧さんからの〝大丈夫〟も、トワハトくんの〝大丈夫〟もあるけれど、やっぱり彼からの〝大丈夫〟が一番効果的らしい。双眸をそっと伏せ、一度深呼吸をしたなら指先に込めた力をを緩め、次にその瞳を開いた時には覚悟が灯るはずで。「うん…大丈夫、水瀬ひな、いきます…っ!」こくりと頷いてみせては、意を決して扉を開け…はするけれど室内には足を踏み入れずに、人体模型と5秒ほど対峙したのちにピシャリと扉を閉め、「検証結果:人体模型は動かない、でした!それじゃあラスト体育館に急ぎましょう…!22時以降の労働はだめなので!」くるりと振り向いては、これ以上余計な指示や探索を粘られないようプロデューサーにそれとなく釘刺すようにこの場を締め括っては、残る一つの噂を検証するべく体育館へ向かい。そこでも扉を開けて数秒程度の目視での確認にて七不思議の検証を済ませ、オープニング時と同じ生徒玄関前にてエンディングの挨拶をもって収録終了となれば、体力的な疲労より心労のせいか風船が萎んでいくように大きな溜息とともにその場にへにゃへにゃと膝抱えしゃがみこんで )
──…お、おわったあぁ…。

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( / 背後様もご家族様もご無事でなによりです…!暫く気が休まらないかもしれませんが、地震に備えつつ美味しいものでも食べたり好きなことをしてご自身をケアしてあげてくださいね。こちらの住んでる地域は揺れなかったので大丈夫です、こちらのご心配までありがとうございます…!
本編につきましてそろそろ〆の方向に持っていこうと思いますが、何かやり残したことなどあればお気軽にお伝えくださいませ。 )


  • No.2360 by 逆巻 傑  2024-08-10 21:50:19 



( 唯一の連絡手段を断たれ、致し方なしに退いた指示出し役だったけれど、自身の時とは打って変わって後任のプロデューサーを巧みに乗りこなす演者の姿をモニター越しに眺めては、ホラー耐性とはまた違った成長ぶりに小さな感動を覚え。その逞しさのおかげでロケ中胃を痛めるような事態に至ることなく、エンディングまで無事に見届けると、終了の声が掛かってすぐに席を立って。目的に気を取られるあまりそのままロケバスの乗降口まで進みかけ、数歩のところでふと足を止めて振り返り「…迎えに行ってきます、たぶん俺が一番効くと思うんで」とあまりにも自然な自惚れを車内へ向けて一言。前方に顔を戻してからはもう背後へ注意を払うことなく、宣言通りに迷わず生徒玄関へと歩いて行って。そこに蹲る少女はつい先程まで果敢に七不思議へ挑んでいたアイドルと同一人物とは思えぬほど小さく、華奢な双肩に乗せていた荷物をようやっと下ろしたような疲弊具合で、いつもの眩い笑みはどこにも見当たらず。真正面まで静かに進み、同じように膝を折って対峙したなら、手を伸ばそうとして寸刻躊躇いつと空中で停止させるも、結局一度だけ控えめに頭上へと乗せ )
…最後まで頑張れたすね。お疲れ様です、水瀬さん。

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(/ 心の栄養ならひな季ちゃんの存在と背後様のお心遣いからたっぷり補給させていただいております…!いつも癒しとお優しいお言葉を本当にありがとうございます。恵まれているなと折に触れて実感しております…。本編の方は特にやり残したこともありませんので、〆の方向で進めていただけますと幸いです!プロデューサーに口答えしたことによって次は逆巻が下見か何かで心スポに行かされて、なかなか戻ってこないことを心配したひな季ちゃんが決死の覚悟で探しに行く…みたいなイベントを両片想い時期に入れるのもありかなと考えておりますが、もうホラーはお腹いっぱいだ~!という場合は全然なしでも◎ )


  • No.2361 by 永瀬ひな季  2024-08-10 23:03:57 



( ざわ、とロケバスの中では主に女性陣が密かに沸き立ったであろうけれど当人たちは知る由もなく、ロケを終えてスタッフが仕掛けや機材を回収に向かう中、泣くに泣けなくて、眉根を八の字に寄せ双眸を伏せたままきゅ、と下唇を柔く噛み締めていれば。ぽふ、と優しい手のひらが一度だけ頭上に乗っては、ぱっと顔を上げてその手の主──真正面の彼と視線を向ける。ロケ中、何度彼の顔が思い浮かんだか。漸く生身の彼を瞳に捉えたなら、安堵でぶわりと瞳が涙の膜で覆われては今にも溢れんばかりで、一気に想い焦がれた彼がぼやけて見えなくなって。ダムが放流したかの如く、ぴえ、と鳴き出した雛鳥のように泣き喚きながら、肩に掛けていたスクバを脇へ放り出しつつ両腕を広げては目の前の彼へとぎゅうっと抱き着くだろうか )
…──す、ぐる、さ……っこ、怖かったよおぉ~!

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( / わああ、そのように仰っていただけてこちらも更なる養分をいただいた気分です…!!二人の接触って何レスぶりなんでしょう…「たぶん俺が一番効くと思うんで」に沸かずにはいられませんでした。ペンラ…の代わりにメイクブラシを振り回しておけばいいでしょうか?(?) 〆の方向で了解です◎
また、新たなご提案ありがとうございます*
自身の一番苦手とするホラーを前に助けに向かうひな季の図…字面はかっこいいけど多分へっぽこです(確定) そんな姿で逆巻さんの気持ちを揺さぶれるのでしたらぜひ取り入れさせていただたく…! )


  • No.2362 by 逆巻 傑  2024-08-11 09:40:31 



…もう怖くないから。
( まるで迷子の子どもが迎えが来て初めて堪えていた涙を流すように、ロケを成し遂げた少女は己の顔を見るなり瞳を潤ませていき。しがみつくように回された両腕もこの時ばかりは咎めることなく、頭に乗せたのち僅かに浮かせていた手で黒髪を柔く胸の方へ寄せると、呟くように慰めながら相手が落ち着くまでそうしていて。気が済んで彼女が自分から身を離すまで、というのが本当のところだったけれど、収録中に本人からもあったように22時以降の労働は御法度。スタッフが学校に仕掛けたカメラやら脅かしやらを全て運び出したのを見計らってそっと手を退け、結び目が綻ぶようにじんわりと離れて表情を窺えば、指示役の名残か幼気な姿を受けてか下の名前で呼び掛けて。もし彼女がそれに肯いたなら、戻ったバスの車内ではしっかりと此方の名前を把握したらしいプロデューサーが「次は君にも行ってもらうからね、逆巻くん」と子どもじみた仕返しの策と共に待ち構えているだろうか )
…──ひなちゃん、戻れる?

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(/ 少なくとも1ページ分はインカム越しだったのでようやくの再会ですね…記念に私も一緒にメイクブラシ振り回します(?)
前向きなお返事ありがとうございます。揺さぶられること間違いなしです、「おばけより傑さんがいなくなる方が怖かった」なんて言われたら更に…!助けにきてくれたひな季ちゃんに気持ちを隠そうとしている段階ながら「…これは確かに、ときめくかも」ってぽろっと零したいし、「おばけより~」の台詞も恋敵イベで「怪我よりひな季さんに何かある方が怖かった」と受け継がれるでしょうし、ひな季ちゃんの想いに逆巻の想いが少しずつ追いついていく感じかな…と想像しております。…と長くなりましたが、他にご提案したいイベも2つほどありますし、この件についてはまた後ほどご相談させてください…!腰抜かしちゃったひな季ちゃんをおんぶで運ぶとかもしたい…。※蹴り可 )


  • No.2363 by 永瀬ひな季  2024-08-11 22:20:02 



もど…──れない、傑さんが手繋いでくれなきゃ…。
( 一人で彷徨った校内は当然無機質な物しかなく。漸く腕いっぱいに触れた温かみと寄せられた胸から優しい鼓動が伝わってくると、ひどく落ち着いてきて悪い夢を見ていたような心地になり、涙に濡れた睫毛をそっと下ろして。──確かに効果的だったようで、荷物の搬出が終える頃には涙はとりあえず落ち着いたらしい。腕を解き指の背で目元を拭っては小さくこくこくと頷き、肯定を示しかけた言葉を否定に変え、ぐすん、とここぞとばかりに甘えを口にして。断られたなら、じゃあ裾でもいいからと粘るはずで。そうして戻ったロケバスの車内で、直々に指名をしてくるプロデューサーには「だめですよプロデューサー、わたしのヘアメイクさんなんですから!」と頬を膨らませながら牽制するけれど、水面下で計画が練られていくことになるだろうか )

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( / 「そんなことに使わないでください」ってメイクブラシ没収される図が目に浮かびますね() まだまだ先のイベント提案ではありますが目を通していて非常に高まりました…今からとても楽しみです!ざっくり蹴らせていただきましたが、ひとまず本編は一応これで〆とさせていただきました。お返事は任意です◎ 後ほど感想綴らせていただきますね* )


  • No.2364 by 逆巻 傑  2024-08-11 23:43:34 



…じゃあ、はい。手貸して。
( なまじ兄弟や歳の近い親戚がいないだけに適切な甘やかし度合いなど分からず、すっかり幼子のようになってしまった相手に数秒目を留めて膝を伸ばせば、引き上げようとするかのように両の手のひらを差し出し。彼女がそれを掴んだなら片方を繋いだままロケバスまでの道のりを歩幅を揃えて歩き、乗り込んだ車内で自身を庇うかの如くプロデューサーに物申しだす肩を「いいから」と軽く押して更衣スペースまで移動させてゆく。セーラー服の背を鏡の前まで連れて行き、カーテンを閉じようとしたところでふっとこの後はもう話す時間もないかもしれないなと予測すると、「…少しじっとしてて」と背後から声を掛けてダークネイビーの襟の下から私物のネックレスのチェーンを引き出し。その一部始終は正面のアングルで二人を収めた全身鏡に映っていただろうか、優しく睫毛を伏せた後にミルクティーアッシュの掛かる首元にネックレスを着け直しては、開始前の約束が果たされたことへの礼を述べると共にさっとカーテンを引いて )
…特訓の成果、しっかり見せてもらいました。ありがとう。

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(/ しばらくメイクブラシ使用禁止令が出るかも…()
こちらも本編〆とさせていただきました、ホラーロケ本番もありがとうございました…!予定になかったのを「集大成が見たい!」ということで急遽描写することにしたイベントで、すぐひなの接触も少なく難しいシチュエーションだったかと思いますが、上手く進めてくださって大変助かりました。そして今回イベは何よりひな季ちゃんの成長した姿を拝めて背後息子共々感無量でした…!ロル中にも書きましたがほぼホームビデオです()途中挫けそうになるシーンもありながら、その度に自分を奮い立たせて頑張るひな季ちゃんの姿には非常に胸打たれるものがあって…でも最後には反動で甘えん坊になっちゃうところもまた最高に愛おしくて、これを見られないファンについ勝ち誇った顔しちゃいました…。あとプロデューサーという隠れ蓑を借りてひな季ちゃんにちょっかいかけるのも楽しかったです( 小声 ) )


  • No.2365 by 永瀬ひな季  2024-08-12 02:04:10 



( / 大丈夫です、代わりにヘアアイロンやコテがありますよ…()
こちらこそホラーロケ本番と〆をありがとうございます、ネックレスの返却をすっかり忘れていたので助かりました!仰る通り少し難しく初めてのシチュエーションで不安がありましたが、そう言っていただけて安心しました…!しかし折角いろんな仕掛けを考えてくださったのに、上手く生かせなかったことが今回の反省点です…精進しなくては…。
成長に度々感動してくれてる逆巻さんの姿は、まさにホームビデオを見ている親の図でしたね* 致死量のひなちゃん呼びもありがとうございました、普段なら大はしゃぎするところですがそれどころじゃないひな季…() カーテンの中へ引き込まれるのもきゅんとしましたし、プロデューサーに楯突く姿にも、俺が効く発言にも背後はによによと大満足でした。そして彼女の頑張りは全部ラストのハグで報われたと思います…* けれど特訓あってこその成果なので、お礼を言わなきゃいけないのはきっとひな季の方では…!?その場では嬉しそう&得意げに八重歯を覗かせるけれど、多分おうち帰ってから思い返して、長々お礼のLINE送っていることかと思います()

上記全文蹴り可です◎
早速ではありますが、次を始める前に新しいイベントのご提案についてぜひご教示をお願いできますでしょうか…! )


  • No.2366 by 逆巻 傑  2024-08-12 14:21:11 



(/ なにがなんでも振り回すおつもりですね…、どこまででもお付き合いします…!()
いえいえ、ひたすらリアクションを取り続けさせるという過酷な内容でしたので、反応が良いものとそこまででもないもののメリハリがあったおかげで飽きることなく楽しく拝読しました◎
律儀さもそうですが、嬉しい&得意げが真っ先に出てくる直情さもひな季ちゃんの魅力ですよね…。夜も遅い時間でしょうし、長文LINEには「いいから早く寝てください」の塩対応かと思いますが、きっと翌日にはしっかりお返事しますので…!

ではではお言葉に甘えてイベント案を共有させていただきますね。だいぶ先の話にはなりますが…!この他二人の予定外お泊まりイベだったり、逆巻がひな季ちゃんにダンスを教えてもらう(ひな季ちゃん達の曲を踊る)ようなイベだったりも何とか実現できないかと考えておりますが、まだ良い口実が見つかっていないので少々お待ちくださいませ…。※適宜蹴り可 )


●ホラーロケ続
第三部の初めの方。プロデューサーの不興を買っちゃったので、今度は逆巻が心霊スポットの下見に行かされるパワハライベ。舞台は今のところ病院や研究所で考えています。いかんせん広いので特定の場所を見てくるだけを命じられるものの、ひな季ちゃんが迷ったり逃げ回ったりした時のために私情で不必要な場所も下見。しかしそのせいで外では「なかなか戻ってこない…」とうっすら心配され、幽霊に連れ去られてるとか解剖されてるとか、はたまたどこかで怪我して動けなくなってるとか囁かれ、それを聞いたひな季ちゃんが決死の覚悟で探しに行く、という流れ。下見なので本来はひな季ちゃんはいなくてもいいけど、巻き込んじゃった!と責任を感じてついてきてても、関係者から「戻ってこないんだけど連絡取れる?」って電話がきて駆けつけるでも。お守り全部貸してくれたら可愛いし、怖がりながらも助けにきてくれた際に「おばけより傑さんがいなくなる方が怖かった」なんて台詞があったらとっても私得です…。気持ちを隠そうとしている段階ながら「…これは確かに、ときめくかも」ってぽろっと零したいし、腰抜かしちゃったひな季ちゃんをおんぶで運び出すとかもしたい…!です!そしてひな季ちゃんが一人で入れちゃったのでロケは没になります。

●ファーストキスイベ
第三部の終わりの方か、第四部の初めの方。擬似恋人イベ後日談の〝最初も最後も逆巻さんがいい!〟を実現するイベ。両片想い時点ならもちろんしてないし、お付き合いを始めた時点なら逆巻から全然手を出されないと悩…んでてもいいし、彼女になったという事実だけで満足して一切気にしてなくても可愛い。そんな最中にドラマ撮影か何かでキスシーンがあることを知らされて、焦るひな季ちゃん。経験がないからと逆巻に件のシーンの練習相手をお願いして、とりあえず振りだけすることになるけれど、その時にひな季ちゃん側から少し近付いて振りじゃないキス。からの「…ヒロインからするシーンなんすか?」で逆巻からもできたらいいなぁと。「本番でも俺のこと思い出して」ってしっかりやきもちもやかせておきたいです。

●お師匠さまイベ
第四部。逆巻のヘアメイクのお師匠(メイク業界らしく(?)40代くらいのイケメンオネエ)さまと、お師匠さまのお師匠(凛と背筋の伸びたおしゃれおばあ)さまの登場イベ。逆巻の代打をしてもらう日のために紹介がてらお師匠さまにひな季ちゃんのメイクをお願いして、テクニックに敬服する反面、自分が一番ひな季ちゃんの魅力を引き出せるという自負心を揺るがされて少し不安そうな逆巻がいたり。そこへお師匠さまのお師匠さまが現れて、「逆巻おまえ◯◯(海外)には行くことにしたのか」と問われて夢のためだから行くとその場で返答。何も聞かされていなかったひな季ちゃんは動揺するも「メイクの勉強のために海外に行く。しばらく返事を保留にしていたけど今決めた」と説明され、夢を応援したい気持ちもあってそれ以上は追及せずにいて。でも発つ直前のタイミングで後のことはお師匠さまに任せてあるから、と言われて、やっぱり傑さんのメイクじゃなきゃやだ!と胸の内を吐露。そしてやりとりの中で初めて海外に行くのが1、2週間だけと知らされ、それを逆巻が伝えそびれていたことも発覚し、「あんたそういうとこよ!」ってお師匠に怒られる…。ついでに逆巻の〝夢〟が自分のメイクでひな季ちゃんを誰よりも輝かせることだというのも明らかになり、だからずっと傍にいるよって改めて伝えて収拾。お互いの気持ちを再確認するイベになればなぁと…!

●卒業式
卒業式が終わって、そのまま卒業証書を手に走って逆巻の家凸。玄関先で「卒業しました、もう高校生じゃないから付き合ってください!」のシーンがあるととっても可愛いなぁ…という妄想だけ。

●秘密のお付き合い開始
事務所に呼び出されて諸々聞かれたり釘を刺された後にお付き合いの許可が出て、ひな季ちゃんの告白に逆巻が初めて「はい」って答えるシーンは絶対に描写したい…というこちらも妄想だけ。嬉しさのあまり何度も同じやりとりをして、最終的に逆巻の「俺も好き」を引き出してもいい。


  • No.2367 by 永瀬ひな季  2024-08-12 22:13:42 



( / 楽しんでいただけたなら何よりです…!翌日にちゃんとお返事を返してくれるのも真面目で好きですし、ひな季の活力になること間違いありません…。

全部によによと拝読しましたが、予定外のお泊まりイベ…!?これもまた沸かずにはいられない内容ですが、口実が難しそうですね…。目的地を間違えて伝えられた、または予定変更の情報伝達が上手くいかなかったくらいしか思い浮かびませんでしたが、良いものが浮かべばまた共有お願いします*
以下いつもの長い感想ですが、挙げていただいたイベント案につきましてはオールオッケーですので…! )

●ホラーロケ続
ホラーロケ続イベという名のパワハライベですね…。恐怖のあまり音楽室から飛び出して交通安全人形と遭遇しちゃった実績持ちなので、流れがとても自然で感心してしまいました。逆巻さん行方不明事件(?)は解剖されてる説がおもしろくて好きなので、当日はそれで推していきたいです!そして巻き込んじゃった責任でついて行こうかと思います。
というか、おんぶ、良いんですか…!いつかされてみたいなあと思いながらも、逆巻さん細っこいからどうかなあと心配しておりました() していただけるならぜひ、よろしくお願いします…!そしてオチがさすがです。

●ファーストキスイベ
あの台詞がここで生きてくるなんて!すぐひな推しにとっては沸かずにはいられないイベントですね…!案の文面を読んでいるだけでとってもきゅんきゅんしてしまいました…可愛いです…。ひな季からの最初のキスはきっと、本当にただ唇が触れ合うみたいな、すっごく幼いキスかもしれません…。

●お師匠さまイベ
とっても素敵なお師匠さまお二人ですね…!ひな季のアイドルオーラよりも強いきらきらオーラを纏っていそうで一瞬で好きになりました。あとこんな展開も楽しくて大好きです、アンジャッシュ再びですね…!!ひな季が逆巻さんの夢の一部になれるのも最高に幸せな展開です、ありがとうございます。ぜひぜひやりましょうね!

●卒業式
家凸、押しが強くて笑っちゃいました。可愛い。玄関先ででっかい声でアピールしてくるものだから、落ち着かせるべく一旦扉の内側に引き込んでくれるととっても私得です…が、「や、アイドルなんで無理すよ…」って言って締め出されてもおもしろくて好きです。もちろんひな季はめげませんが()

●秘密のお付き合い開始
その描写は私も絶対欲しいなあと思っておりました…!ひな季の想いがとうとう身を結ぶ瞬間ですね…この日はお赤飯炊かなくちゃ…。
替え玉イベの延長または後日談として差し込むと自然でしょうか?


  • No.2368 by 逆巻 傑  2024-08-13 00:30:22 



(/ 結構な頻度で行われていたはずですし、元の真面目さもさることながら、逆巻側も特訓にはそれなりの思い入れがあるんだろうなぁと…。レンタルビデオ屋で「…あ、もういいのか…」って、今後しばらくは特訓ロスになっていそうです。

お泊まりイベはどの関係性の時に差し込むかも悩みどころで…、でもホテルの外で時間を潰すみたいなことができないように、とりあえず大雨は降らせておきたいですね()観光地ロケのあと残って観光してたら大雨か台風で帰れなくなったとか…?
いつもの長文イベント案にお目通しありがとうございました…!そしていつもご丁寧な感想をいただけて嬉しいです* 追加のご相談分だけお返事しておりますが、既に3回くらい読み直してしっかり毎回によによしておりますので…!
さて、次は本編の犬カフェイベで認識相違ないでしょうか?※上下とも適宜蹴り可◎ )

●卒業式
玄関ドア開けた状態のまま「でも高校生じゃなくなってもアイドルじゃん」って理性半分付き合えないもどかしさ半分くらいで言ってる図が浮かびました…。それはそれとして卒業祝いには行きましょうね、制服姿が見納めなので何かしらの形で写真を残したり、用意してたお祝いの品(今のところ花束かコスメポーチ)を渡したり…したい…。

●秘密のお付き合い開始
とっても重要イベなので、しっかり一つ分イベント用意してあげたいですね…!タイミングは仰る通り替え玉イベの後で考えております◎
替え玉イベの際に関係性を問われて〝ただの顧客〟と答えるも、西谷さんの「水瀬ひなのためにわざわざこんなことしてんのに?」のアシストがあったり、調査員の事務所の人が美鈴さんを好きかファンかで「いやあ、牧さんのお知り合いなら絶対大丈夫だと思ったんですよ~!」ってめちゃくちゃ忖度されたり、もちろん美鈴さんからも事務所に逆巻が担当になってからのひな季ちゃんの活躍ぶりを説明してもらったりしてお許しが出る形だとなんか良いなぁなんて。2人きりになってからの告白もよし、お許しが出たその場で公開告白もよしです。


  • No.2369 by 逆巻 傑  2024-08-13 09:37:57 



(/ 連投ですみません…!簡単にですが追加で別イベのご提案を失礼致します。お目通しいただいて、可否だけお伝えいただけますと幸いです! )

●あなたのためのミニライブイベ
第三部の最初。匂わせ写真事件後日談の後、ひな季ちゃんへの気持ちを持て余して接し方に悩む逆巻と、妙に元気のない逆巻を心配するひな季ちゃん。当然何かあったのかと聞かれても答えられるはずもなく、皆に相談した結果、ひな季ちゃんはアイドルらしくライブで励ますことに。そうしてレッスン室かどこかで観客一人の特別ライブが開催され、まっすぐな想いに感化された逆巻は「…俺やっぱり好きです、アイドルやってる水瀬さんが」と報われない想いを密かに抱えていく覚悟を決め、表面上はこれまでと変わらない接し方に戻るイベ。

●クリスマス
ひな季ちゃんを〝子ども〟として扱える最後のクリスマスになるかと思いますので、本編内で逆巻サンタさせていただければと!といってもただプレゼントを渡すだけですが…。メンバー全員にそれぞれアロマワックスサシェを作って、タイミング的に上記イベ以降になるかと思うのでひな季ちゃんの分だけ裏側に「I am your fan.」とでも掘っておく心算です。その前後の展開はこれからもう少し考えますね。


  • No.2370 by 永瀬ひな季  2024-08-13 17:11:54 



( / 特訓ロスになってるの可愛いですね…!?なんか物足りないなって感じてくれていると嬉しいです。
天気の急変で帰れなくなるのアリですね◎ 大雨が降りなんなら雷も酷くなってきて、普段ならメンバーのお部屋に逃げ込むひな季だけれど、今頼れるのは逆巻さんしかいない。雷に怯えてシーツにくるまった雪だるま状態で、夜お部屋に突撃訪問するなんていかがでしょうか?さすがに一緒に寝るのは…とはなるけれど、とりあえず気が紛れるようにお土産食べつつ()お話してるうちに修学旅行みたいで楽しくなってくるものの、最後は結局逆巻さんの部屋で寝落ちしちゃって、というところまで考えましたが採用の可否はお任せしますね◎

お言葉に甘えてこちらも上下割愛しつつご相談分のみと返事しておりますが、にこにこしながら拝読しております…!
次は犬カフェイベで問題ございません* )

●卒業式
コスメポーチも捨てがたいですが花束もすごくいいなって思ってます…。暫くはにこにこで飾っているけれど、やっぱり花は散りゆくものですので、花瓶の周りに落ちていく花弁を眺めて心惜しく感じたひな季が桜のハーバリウムを見てピンと思い立ち、後日逆巻さんのおうちに花弁を持ってまた突撃訪問して「ハーバリウム作ってください!」ってお願いしに行きたいです…!

●秘密のお付き合い開始
告白のパターンですがどちらも捨てがたいですね…。その時の状況を見て決めさせていただこうとは考えておりますが、気が変わって絶対こっち!などあればいつでもお伝えください…!

●あなたのためのミニライブイベ
わあ~っ、これは花丸すぎます◎ もちろんお願いします!なんとなくこの時までにグループ名を決めておきたいなあとは考えております。

●クリスマス
ひな季だけ特別仕様なの良いですね* サシェ自体は知っていたのですが、アロマワックスで作られているものがあるのは初めて知ったのですが、お洒落~…!楽しみにしておりますね。他のイベントでもですが、こちらからも何か案が浮かべばまた共有させていただきますね*


  • No.2371 by 逆巻 傑  2024-08-13 19:08:22 



(/ 雷がこわくて雪だるま状態で訪ねてくるひな季ちゃん、ポメ感満載で可愛いですね…。一緒の部屋に泊まらせるのはご都合主義すぎかと思っていたので、ぜひそれでお願い致します…!ベッドに座ってゆったり修学旅行してる最中に大きめの雷が鳴って、びっくりしたひな季ちゃんがつい抱きついちゃう→逆巻はそのまま宥めるけれど「…あれ、なんだか傑さんも…」と鼓動が早まっていることに気付かれて、咄嗟に「…俺も怖いんです、雷」と嘘→ひな季ちゃんが親切心で同じシーツの中に入れてくれて自滅の図→その状態で寝落ちされてどうしようもなくなる、の展開もよろしければ追加で…!

ではでは、こちらから犬カフェイベの開始ロルをご用意させていただきますね。少々お時間いただきますので、しばしお待ちくださいませ…! )

●卒業式
定番は花束だけれど、ひな季ちゃんのお部屋がお花だらけになってしまうのでは…と懸念してコスメポーチも案に入れておりました。問題ないようなら花束にさせていただきますね…!そして再度の突撃訪問にはつい笑っちゃいました。「あんまり気軽に来ないで…」と言いつつもハーバリウムはしっかり引き受けるし、それだけで帰ろうとしたなら「もう帰るんすか?」って訊いちゃう逆巻、いるはずです…。

● あなたのためのミニライブイベ
わあ~花丸いただきました!ライブはひな季ちゃんと逆巻の一対一のイメージでおりましたが、メンバー達としっかりライブしてくださるのなら勿論そちらでも…!またグループ名につきましては、ご参考までにフランス語とイタリア語から以下の単語もご紹介させてください。
Ailes(エール:翼)、Ange(アンジュ:天使)、Lever(ルヴェ:天体が昇ること)、Stella(ステラ:星)

●クリスマス
最初はただのアロマキャンドルになる予定だったのですが、私も調べているうちに存在を知って、お洒落~…!安全~…!匂い混ざらない~…!と即決定しました* こちらも全ての案に関してまた何か思い付き次第お伝えさせていただきますね◎


  • No.2372 by 永瀬ひな季  2024-08-13 21:39:03 



( / 雪だるま状態も気に入っていただけて嬉しいです、またご賛同もありがとうございます*
追加の展開もどきどききゅんきゅんで、すぐひな推しにとっては堪らない展開です…天才的なご提案ありがとうございます、ぜひぜひやりましょう…!
その他も堪らない展開ばかりで非常にによによしてしまいました、あまりにも良すぎます…。いつも素敵なイベント案を本当にありがとうございます、全部とっても楽しみにしております!

ミニライブイベに関しましてはひな季のソロライブがいいと思っておりまして、ライブ挨拶の台詞としてグループ名を口にできたらいいなあと思っての考えでした。お部屋での「5tella」の案も素敵で良かったのですが、既に実在していたのは私も残念でした…!新たな要素案もいただきつつ、このイベントまでに決めたいと思います*

それでは開始ロルの方お待ちしていますね。犬カフェイベもよろしくお願い致します…! / こちら全文蹴り可です◎ )


  • No.2373 by 逆巻 傑  2024-08-13 22:07:32 



( このショッピングモールを訪れるのは、少女のホラー特訓に付き合って映画を鑑賞し、帰りに猫カフェへ寄った以来だろうか。待ち合わせ場所に到着し、何気なく傍の案内板を眺めれば、記載されている中で目につくのはやはり今回の目当てである犬カフェ、以前訪店した猫カフェ、そして最上階の映画館で。先日無事にホラーロケの撮影が済み、主役からの特訓の依頼を完遂したところ。しかしそう昔のことでもないのにもう随分前の出来事のように感じるのは、定期的に開催されていたそのイベントが既に過去のものになってしまったせいか。振り返ってふっと一抹のうら寂しさが心を過るも、今日のミッションは回顧にふけることではなく彼女の努力を労うこと。前回黒い服を猫の毛だらけにしてしまった反省を生かし、白のカットソーにベージュのジルとイージースラックスという動物の毛の目立ちにくい装いにローファーを合わせた出立ちでフロアマップ前を陣取っては、いつかと同じようにまた無意識にコスメストアを見つけてしまいながら相手を待って )


  • No.2374 by 永瀬ひな季  2024-08-14 20:44:38 



今日もかっこいい…。……!
( 待ち合わせ時間の5分前には集合場所付近に到着したけれど、フロアマップの前にいる彼に気が付けばつい柱の影に隠れ。緩く巻いたポニーテールの毛先をぴょこっと揺らして柱に手を添え顔を出しては、彼の姿を遠目から眺めて語尾にほわわんとハートマークが浮かぶ独り言を呟いていると。『あの人かっこよくない?』『声掛けちゃおうか』と綺麗なお姉さん二人が彼を見ながらひそひそと話しているのが耳に届き、はっと危機感を覚えては慌てて柱から出てきて。淡いベージュのシフォンフリルキャミに、パールが付いたサックスカラーのストレートデニムとお花の刺繍がついた厚底のスポサンを合わせ、カジュアルながら女の子らしさを詰めた装い──に、申し訳程度の変装としていつもの伊達眼鏡を合わせた姿で彼の元へと駆け寄っては心配そうに声を掛け )
──…傑さん!お待たせしました、大丈夫ですか、まだナンパされてないですか…!?


  • No.2375 by 逆巻 傑  2024-08-14 21:55:46 



…、どういうこと?
( この短期間では店舗の入れ替わりもなく、変わり映えしない案内図を一分と経たずに見終えるも、手持ち無沙汰になるより先に聞こえてくるのはよく通る澄んだ声。それはまっすぐ鮮明に耳に届いたし、ひとつの文章としても何らおかしいところはないのだけれど、待ち合わせの第一声としては斬新なそのフレーズに、そちらを振り向いては答えるでもツッコミを入れるでもなく素の疑問がまろび出て。それから一拍置いて顔を覗くような角度で僅かに首を傾げれば、「待ち合わせか~…」とこぼしつつ通り過ぎてゆく女性二人組を背景に、心配の原因を憶測で問い掛け )
なんか変な夢でも見たんすか。


  • No.2376 by 永瀬ひな季  2024-08-15 00:13:39 



えっと、傑さんがナンパされる予知夢…的な…?
( あと数分到着が遅かったならきっと声を掛けられていたことだろう、綺麗なお姉さん方が残念そうに呟きながら通り過ぎていけばほっと胸に手を添え撫で下ろすものの、覗き込むような仕草には少しどきりと胸が高鳴って瞳を揺らし。漸くホラーロケから解き放たれ、前々から約束していた通りご褒美としての犬カフェデート…といえど一方的に〝デート〟と言い張って譲らないだけなのだけれど、それが今日叶えば夢心地気分で。おずおずと確認するように、それでいて浮かれた気持ちが表れるように緩む頬で問い掛け )
でも今も夢見てる気分です、…夢じゃないですよね?


  • No.2377 by 逆巻 傑  2024-08-15 08:45:42 



ふぅん…?でもついて行かなかったでしょ。
( 妙に歯切れの悪い返答には分かったような、分からないような、曖昧な応答。しかし予知夢だというのならその後の対応は現実の自身に則っているはずで、前々からの約束を放り出して見知らぬ相手を優先することなどまずないだろうと自分への信頼から聞かされていない先の展開を断言して。一体なぜ夢がそんな内容になってしまったのかは未だ謎多き人体の不思議と留めておくことにして、彼女が今日を心待ちにしていたのは言動からも表情からも、纏う空気からでさえ見て取れる。と同時に珍しい登場もそのせいなのかもしれないなと密かに微笑ましい気持ちが湧き上がれば、あまり焦らすのもかわいそうかとやや意味を取り違えつつ、今も元気に駆け回る音の聞こえる犬カフェの方へと足を向けて )
現実すね、俺ナンパされてないし。…行きましょうか、


  • No.2378 by 永瀬ひな季  2024-08-15 13:20:50 



よかったあ、えへへ。…はいっ!
( 先の展開について断言されると、彼の真面目な性格的にそれはそうなのだろうけれど優先してくれることにはやっぱり嬉しくなってしまい、ほんのりと頬を染めながら小さく頷いて。現実であることの再認識と犬カフェに向かうことを促されると、ぺかーっと輝いた笑みを向け「わあい、デートっ!」と浮かれた発言溢し。見えない尻尾を振りながら、今日もかっこいいですね、なんて改めての感想伝えつつ上機嫌に犬カフェへ向かい。猫カフェ利用時と同様の手順で店内に入りスタッフからの説明を受けた後は、いよいよお待ちかねのわんことの戯れ。お客さんが入っても各々好きなように過ごしていた猫たちとは違って、開放スペースに足を踏み入れたなら〝お客さんだ!〟〝あそぼ!〟と嬉しそうに分かりやすく尻尾を振りながら足元に駆け寄って歓迎してくれるわんこ達。ぶんぶん振った尻尾が仲間に当たるのも当たられるのも気に留めずに、きらきらしたつぶらな瞳を向ける姿に頬が緩み )
わ~っ、犬の波が押し寄せてきた…!かわいい~…!


  • No.2379 by 逆巻 傑  2024-08-15 18:42:38 



また夢の話すか?
( めいっぱいに照明の光を取り込んだ瞳が自身を映し、浮かれ心を隠すことなく高らかに今日の約束を定義するも、それにはつれなく遠回しな否定を横から挟み。しかし賛辞を受けて「そっちは可愛いすね」とデート然とした会話はしっかりと繰り広げてから目的の店舗へ足を踏み入れれば、元気の有り余る看板犬たちが新規客を一斉に出迎えて。きらきら光る瞳にも懐っこい様子にも何か既視感を覚えつつ、足元にすがる毛並みに身を屈めると、顎の下をそっと撫でやる。先程は傍の少女に向けた汎用性の高すぎるその言葉を、今度は少し異なるニュアンスで目の前の愛らしい姿にこぼしたなら、遊んでもらえると判断したのか此方にも犬の波がどっと押し寄せてきて )
……かわいいな…。


  • No.2380 by 永瀬ひな季  2024-08-16 01:58:14 



ほんとにかわいい…。
( あっという間にいろんな犬種たちに取り囲まれていく姿にふふっと笑みを漏らせば、二人での撮影ロケの際に互いに交換しあった菱形のキーホルダーがぶら下がるショルダーバックからスマホを取り出し、カメラを起動しては可愛いと呟きながらぱしゃぱしゃと撮影するけれど、犬たちも撮りつつ画面に映るメインの被写体は彼で。何枚か写真に収めるとスマホを手に持ったまま彼同様にその場に屈んだなら、ゴムボールを咥えた茶毛の柴犬が前脚を自身の腕に乗せて遊んでほしそうに尻尾を振りながらアピールをしてくる。愛らしさにふにゃりと表情緩ませては「なあに、ボールで遊んでほしいの?…いくよー、えいっ」口元からボールを抜き取ると、掛け声とともにぽいっとボールを投げてやり。ちょうどボールが落ちたスペースの付近でぬいぐるみを前脚に挟みながらがじがじと甘噛みしているパグを見つけては、もしもトワハトくんを鞄に付けてきていたらおもちゃにされていただろうと、今日は持ってきていないことにほっと胸を撫で下ろし )
……、トワハトくん置いてきてよかった…。


  • No.2381 by 逆巻 傑  2024-08-16 20:12:58 



( 活発な波に阻まれ進むに進めず、じき現れるかもしれない客の邪魔にならないよう少し脇に退けては、そこに腰を落ち着けてしまって。首を傾げたトイプードルに犬の仕草には詳しくない身ゆえ同じように首を傾げてみたり、しきりに手の中に鼻を突っ込んで舐めるダックスフントに持ち物検査をされたり、いつの間にか足の間に居座っていたロングコートチワワの背を撫でたり、顎を撫でたばかりのパピヨンにわふわふと次を催促されたり。他の人影の窺えぬ独占状態の店内で早速触れ合いを堪能していれば、少女の手から放られたボールに犬たちが反応して振り返るのにつられて自身もそちらへと注意を向ける。周囲に集まっていたうちの数匹がそれを追い掛けて行くのを見送ったなら、ぬいぐるみで遊ぶパグを認めたのと近くから呟きが洩れたのはほぼ同時だっただろうか。彼女の鞄に目を留め、そこに遊園地のマスコットの姿がないことを確かめてから「…トワハトくん、自分は守れないすからね」と零すと、彼のあったかもしれない未来の方へ視線を戻すも既にぬいぐるみは消えていて。代わりにボールを追っていたはずのパピヨンが話題の的を咥えて此方に戻ってきては、取り返しに突進してくるパグに触発されて犬たちは訳もわからぬまま興奮気味に殺到し、前足を膝に乗せてともすればよじ登ろうかという勢いで )
…、そっち持ってきちゃったか。…──!


  • No.2382 by 永瀬ひな季  2024-08-16 22:06:40 



わたしが守ってあげなきゃ…!
( 彼の呟きに気付かされた己の使命感にぐっと拳を握り心を燃ゆらせていれば、先程ぽいっとボールを投げたボールを咥えながらチャッチャと軽快な足音を鳴らして戻ってくる柴犬を、両手を広げながら迎え入れようかとした時。パグが遊んでいたはずのぬいぐるみを我が物顔で咥えたパピヨンが柴犬の横をぴゅーっと通り過ぎていけば、それに続いてわんこ軍団がわらわらと後を追い掛けるように通り過ぎていく。迎えた両手のひらに収まる柴犬をよしよしと撫で回しながらも、その光景にぱち、と双眸を瞬かせながら視線で追い掛け振り向けば、たくさんのわんこが彼を取り囲んで彼は埋もれ気味で。「懐かれてる傑さん、かわいい…!」とぱしゃぱしゃと取り出したスマホで撮影するも、あまりの懐かれっぷりになんだか嫉妬心が芽生え。隙間を縫うようにして比較的空いた彼の背後へ歩み寄り辿り着けば、膝立ちで背後から彼の首へ腕を回してむぎゅっとこちらへ引き寄せるように抱き締めると、彼の耳横から覗き込むようにしながら眉尻垂らした表情で覗って ) 
だ、だめだよみんな、傑さんはわたしのだから!ね、そうでしょ…?


  • No.2383 by 逆巻 傑  2024-08-17 12:46:01 



何の対抗意識──…
( 人間相手では考えられないほどの犬たちの熱狂ぶりに、アイドルの見る世界を疑似体験したのも束の間。シャッター音を鳴らしてカメラマン役を買っていた本物のアイドルが、今度は己の背後に回って剥がし役のごとく彼らとの距離を取らせると、同じ土俵に立つ台詞も相俟って大きな犬がもう一匹闖入したような感覚で。なんか増えたな、と心中で呟いて彼女のなすがままになりつつ、問い掛けに答えるべく顔をシャンプーかスタイリング剤かの仄かな香りの方へと向ければ、その先にあるのは予想外に近い相手の顔。尻尾…ではなく眉を垂らした紛れもない可憐な少女の面貌と、息遣いさえ聞こえてきそうな位置関係に、少しそわりとして捻った首を正面まで戻しては「分かったから、水瀬さんのだから…」と巻きついた腕をとんとんと優しく叩いて離すよう伝え。それから遅れてその一部始終をつぶらな瞳たちに見られていたことに気がついたなら、笑顔ときょとん顔の入り混じる眼前の景色に小声で意味もなく言い訳して )
……、違うから。


  • No.2384 by 永瀬ひな季  2024-08-18 01:36:39 



──…い、今の、もう一回言ってください!
( 彼が振り向いてくるとは思わなくて予想外の近さに双眸を瞬かせては、どきりとしてじわじわと内側から滲み出るように赤みが差すけれどなんだか目が離せずにいて。色白な肌が綺麗だとか、切れ長の双眸に揃った睫毛さえ綺麗だとか、やっぱり顔も好きで瞳いっぱいに映る彼がきらきらして見える──なんて思って固まっている間に顔を正面に戻されると、少し残念なようなほっとしたような。どきどきと早まった鼓動のなか彼からも〝わたしの〟と認めてくれるような発言を受ければ、ぎゅっと心を鷲掴みされるような強いときめきに、首元に巻き付けていた腕を離しては高鳴る胸を押さえると。今度は、彼の真横できょとんとつぶらな瞳を向けているわたあめのようなふわふわポメラニアンの背後から、身を乗り出すように床に片手をつきつつもう一回!と人差し指を立てておかわりを要求しながらきらきらとした眼差しを向け )


  • No.2385 by 逆巻 傑  2024-08-18 02:19:01 



…水瀬さんのだよ。
( 顔のそばで喋られる状態から解放されて密かに息を吐いた次は、横から二度目を求める接近。今さら撤回もできず、何より先程の光景が蘇りかけて大人しく同じ言葉を繰り返しては、犬相手に撫で癖がついてしまったせいか彼女の頭にも同様に手を乗せて。一拍遅れてはっとするも時すでに遅く、独り言のように「…間違えた」と零せば下方のポメラニアンのふわふわとした頭を柔らかな手付きで撫でる。きょとん顔からぱっと笑顔に切り替わる様は自身を見つけた時の誰かを彷彿とさせ、ふと首輪に下がっているプレートを見遣ると〝ヒナ〟と名前すら似通っていることに気が付いて )


  • No.2386 by 永瀬ひな季  2024-08-18 03:04:32 



…えへへへ。
( もう一回と要求したおねだりは跳ね除けられることなく通り、間違えたといえど撫でてさえもらえるとそれはもう嬉しそうに頬を緩ませ、幸せいっぱいにまなじりを下げて。身を乗り出し浮かせていたお尻を床に下ろし、うれしい、すき、と浮かれたようにほろほろと言葉を溢しながら見えない尻尾をぱたぱた振っていると、自身の間にいるポメラニアンも撫で受けて嬉しそうに小さな尻尾をぱたぱたと振る。「…ふふふ、よかったねぇ、キミも嬉しいねぇ」と柔らかな語感でよしよしと毛並みの良い背中を撫でてやっては、『わん!』と返事をするようにひと鳴きし、二人から撫で受け嬉しそうにぴょこぴょことその場でポメラニアンが飛び跳ねると、膝上に乗りぺろぺろと頬の下あたりを舐めてきて。可愛いし嬉しいけれど、犬の健康を考えれば、薄くとはいえファンデや日焼け止めを塗っている肌を舐めさせるわけにはいかず。両手で持ち上げくるりと前後反転させて腕の中に収めては、その間首輪にぶら下がるプレートには気が付かず、不思議そうに見上げるポメラニアンの頭を撫でながら申し訳なさそうに言い聞かせ )
わ~っ、メイクしてるから舐めちゃだめ…!キミの体に良くないかもしれないから、ねっ。


  • No.2387 by 逆巻 傑  2024-08-18 04:18:23 



…あ、言うこと聞いてる。
( 緩みきった口元が緩んだそのまま胸の内から溢れたような単語を落とすのに、頭では悪手を取ったと自省する反面、心では親しみを超えた情感が湧き上がるのを覚え。そのことから目を逸らすように眼差しを注いでいたポメラニアンが彼女からも撫でられて跳ねながら回転すると、懐っこく膝上に登って舐めることで喜びと愛情を伝えようとする行動を見咎め、きっと欲しがるだろうとスマホを取り出してその場面を動画で撮影することに。微笑ましい両者にカメラを向ける最中、少女の懸念から真っ白な毛並みが此方を向いて腕の中に収まることとなれば、物理的に頬は不可能になったとはいえ、他の場所に変えるでもなく素直に舐めることをやめた〝ヒナ〟の利口さに思わず声が洩れ。もしかするといわゆる芸と呼ばれるものもできるのだろうかと、撫でられて相変わらずふさふさの尻尾を揺らすその子に手のひらを差し出したなら、今し方知ったばかりの名で呼び掛けて )
…ヒナ、お手。


  • No.2388 by 永瀬ひな季  2024-08-18 12:59:32 



ね、このコ賢いですね~…──!
( 大人しく腕の中に収まったふわふわもふもふの動くわたあめを撫でながら、自身もまた利口さを覚えて褒め称えていると。〝ヒナ、お手〟と呼び掛けながら手のひらを差し出す彼にきょとんと双眸を瞬かせながら、小さく「へ」と言葉を漏らし。普段なら水瀬さん、たまにひなちゃん呼びくらいしかされないのに。今度は自身に対する利口さを試されているのだろうか──頭上にはてなを浮かべつつそんな考えが僅かな時間の間に過ぎるものの、ホラーロケですっかり染み付いた忠犬さは無意識のうちに体を動き出させて、ポメラニアンよりも先に彼の手のひらにぽむっと緩く握った手のひらを乗せ置き。届かなかった身近な白い前脚と、先に手のひらに収まった手、それから頭上のわたしへとつぶらな瞳を移していき不思議そうにポメラニアンは首を傾げては数秒沈黙が広がるだろうか )


  • No.2389 by 逆巻 傑  2024-08-18 16:40:30 



……いや、そっちの〝ひな〟じゃなくて、ポメラニアンの〝ヒナ〟…
( お手の号令と共に差し出した自身の手に着地したのは、小さな肉球ではなく軽く丸められた華奢な拳。予期せぬ行動にポメラニアンも己も、そしてなぜか本人さえも不思議そうな表情を浮かべては、辺りは暫し時が止まったかの如く静まり返り。少女はふざけているわけでもなさそうで、その場の誰もが全容を把握できずに互いが互いを見つめる中、漸くひとつの解に辿り着いたのは動画に空白の時間が三秒ほど記録された頃。「あ、」と声を零すと、恐らく自分の名前を呼ばれたと思ったのだろうアイドルへ言いづらそうに此方の意図を説明し、最後には「…の、つもりだったんすけど…」と困惑気味に弁解を付け足す。なんとなく身動ぎし難くて重なった手を引っ込めることも撮影中の動画を停止もしないままでいれば、相手からの反応があるまで同じ画がカメラに収め続けられるだろうか )


  • No.2390 by 永瀬ひな季  2024-08-18 18:54:14 



……、え。
( およそ三秒間の間の後、何か気付いたらしい彼の口から気まずそうに聞かされた言葉にぱちぱちと双眸を何度か瞬かせる。そうっと膝上のポメラニアンへと視線を下ろすと、こちらを見上げてくるポメラニアンの首にはもふもふの毛に覆われつつも首輪のプレートに〝ヒナ〟の文字が見えて。全てを察した瞬間「─~~っ…!」と声にならない声を上げながらぶわっと頬から耳に掛けて羞恥の色に染め上げ。彼の手のひらに置いた手を申し訳なさげに引っ込めては、穴があったら入りたい思いで双眸を不等号にぎゅっと瞑りながら「これはその、ほら、この前いっぱいひなちゃんって呼ばれて…っ指示を…!」とあたふたと弁明するものの居た堪れない気持ちは拭えず。ポメラニアンの前脚の脇に手を差し込むと、真っ赤な顔が隠れる位置まで抱き掲げながら肩を竦め縮こまって )
わ、忘れてください…。


  • No.2391 by 逆巻 傑  2024-08-18 20:28:03 



…ん、忘れる…すけど、
( 遅れて全てを理解した少女の肌が紅を差すと、それを隠しながら告げられた弱々しい要望には一も二もなく素直に肯き。しかし綿菓子のような毛に視線が遮られてやっと動画撮影の停止ボタンを押し、ホラーロケでの指示出し役の弊害がこんなところで現れるかと驚くと共に、幽かに生じるのは己と彼女の関係性に対する憂慮。七夕の日、戯れ程度に交わした〝俺の水瀬さん〟の約束を純粋に守ろうとする相手にどこか危なっかしさを覚えては、今後同じ悲劇が起こらぬようにと見えない顔へ静かに訓告し )
…嫌な時は嫌って言っていいんすよ。

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(/ 背後より失礼します…!展開案ですが、「嫌じゃないです、傑さんになら」→「…ずっと俺〝だけ〟のでいてくださいね」の庇護欲パターンか、「嫌ではないです、恥ずかしかったけど…」→逆巻がヒナを自分の方に抱きかかえてお手させてみたらと促す→ひな季ちゃんがヒナに「お手」(ここから動画撮影も可)→ヒナがお手した後に追加で逆巻もお手→赤くなりつつ「おあいこで許してください」の痛み分けパターンか、もしお好みに合致するようであればご一考ください…!痛み分けパターンは「傑さん、結婚したら(or一緒に住むことになったら)犬飼いましょうね」→「また夢の話してる…」って続いても可愛いし、しっかりオチるかなあなんて。もちろん背後様の方で腹案があれば是非お伝えください◎ )


  • No.2392 by 永瀬ひな季  2024-08-19 01:10:15 



…嫌ではないです、恥ずかしかったけど…。
( そう都合良く人の記憶から物事が消えないとは分かってはいながら羞恥心のあまり懇願せざるを得なかったけれど、忘れてくれるとの言葉を聞いては幾分か気休めにはなり、ほっと胸を撫で下ろすように肩の力を抜き。続く訓告を受けるとそっとポメラニアンの高度を下げ、もふもふの頭部から垂らした眉尻と目元をちらりと覗かせ窺って。頬に未だ冷めやらぬ熱感を持ったまま、やんわり否定を告げるとポメラニアンを膝上に下ろし )

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( / 事前の案に沿いながら流れに任せていたので腹案はなにも…!()庇護欲も良いのですが、よりツボに刺さった痛み分けパターンでぜひお願いしたいです!続くオチまで完璧でした…。

また、参照用の更新もありがとうございます*
メンバーのpfの追加も助かります。いつもながら細やかなタグ付けも楽しんでチェックさせていただきました!お気に入りのフレーズがたくさん並んでいたり、〝特訓の成果◎〟もなんだか嬉しい気持ちになりました…。
それから久しぶりの逆巻さんのpfの更新にもテンションが上がってしまいました…!たくさん思い出が増えましたね*
たまにおすすめフラペチーノ飲んでるだとか、好きな食べ物はハンバーグって答えてるだとか、アクアリウムも寝る前に眺めてるだとかも非常に尊いです…ありがとうございます…(拝み)
長々と失礼しました、背後会話は全文蹴り可です◎ )


  • No.2393 by 逆巻 傑  2024-08-19 03:35:12 



……ん。
( 綿毛が舞い落ちるかのように真っ白な毛並みがゆっくりと降下すれば、その奥に覗いた艶やかな黒髪の少女は未だ頬を仄かに赤らめていて。彼女の返答から耐え難いことを強制したわけではないと知ってひとまずは安堵するものの、続く羞恥の訴えには共感と罪悪感が綯い交ぜになって返す言葉を詰まらせる。結局何も応答らしい応答は口に出せずに聞いていると示す程度の一音を洩らしては、これはもう腹を括るしかないと相手の膝元へ両腕を伸ばし、ぬいぐるみのような愛らしいフォルムを抱き上げ自身の足の間へと着地させ。「水瀬さんもお手させてみたら」と敢えて対象を明言しないまま、しかし視線も手指もポメラニアンの頭を撫でながら告げた己の勧めに従い、もし此方にその手が差し出されたのなら、柔らかな肉球がそこに乗った数秒後、名前のかすりもしない男の指先も控えめに乗せられるはずで。そうして自分でやっておきながらマスクでは隠し切れない目元や耳までじわじわと薄い赤を広げつつ、痛み分けの策で仮借を請うだろうか )
…これでおあいこってことで、…許して、ください。

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(/ 解釈違いなくて良かったです…!ではでは早速そのように進めさせていただいておりますので、以降もよろしくお願い致します。入れ込みたい展開等あればご相談いただいても、ロルで示していただいても◎

わ!もうチェックしてくださったんですか、いつも細部までお目通しありがとうございます…!特訓は本当は花丸にしたかったのですが、記号がなくて…。気持ちは花丸です*
書き出してみて私も改めて思い出増えたなぁ…と回顧に耽ると共に、逆巻の生活の中にひな季ちゃんの気配をたくさん感じてつい頬が緩んでしまいました。ただ擬似恋人撮影イベの時の雑誌を入れ忘れたのが心残りで…!次は入れます。絶対に。※全蹴り可 )


  • No.2394 by 永瀬ひな季  2024-08-19 18:05:25 



あ、そうですねっ、わたしも…!
( 二人の間でふわりと綿毛が舞い、彼からの提案を受けてはこくこくと賛同を示しては、そういえば彼が写真だか動画を撮っていたことが過ぎると、自分も動画に収めようといそいそとスマホを構える。もちろん彼も画角に収まるように。録画開始ボタンを押しては、早速手のひらを上へ向けるように差し出しながら「お手」と指示を出すと。ぷにっ、と小さな肉球が手のひらに乗っかり、愛らしさに破顔しながら「かわっ…──!」〝可愛い〟と言いかけた時、引っ込んでいく白い前脚に次いで控えめに乗せられたのは細く長くも少し骨ばった男性の指先で、またほんの数秒時が止まり。手元に向けていた顔をぱっと上げれば、耳まで恥じらいに薄く染まった彼の表情をまんまるな瞳が捉えた瞬間、ぐさぐさっと何本もの矢が心を射抜いて。彼が手を引っ込めたなら、強いときめきに耐えるようにはわはわと胸を押さえつつも手元のスマホにはしっかりと彼の恥じらう様子が動画に収められているはずで。頬を羞恥の色からときめきの桜色に染めハートマークを飛び交わしながらおかわりを求める中、芸をこなしたポメラニアンが褒めてもらえると思ってつぶらな瞳を向けるものだから、一人と一匹にめろめろになりつつ、褒められ待ちのポメラニアンに手を伸ばして「えらいえらい!」と頭をもふもふ撫でては、「傑さん傑さん、結婚したら犬飼いましょうね!でも猫ちゃんも捨てがたいですよね…どっちも飼いましょうか」なんて、お付き合いにもまだ至ってないながら緩みきった笑みを浮かべながら将来を語り )
え、えぇっ、可愛い~…っ!全然いいですっ、なんならおかわりも…!

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( / あ、私も雑誌をすっかり入れ忘れてました…!次の更新時には同じく必ず入れておきます!

では展開のご提案だけ失礼して…、
事前の提案内容はほぼ全部消化しきったとは思いますが、折角のデート(自称)なので犬カフェだけ行って解散というのもデート内容としては少し物足りないかなあと思いまして、犬カフェの後に少しどこか寄れればと思うのですがいかがでしょうか?
手の甲や腕に犬カフェのロゴ付き肉球スタンプを押して歩いたら犬カフェの宣伝になる&可愛いとかで、どこかしらのお店で割引だったり何かお得になるサービスを受けられるとか考えてみたのですが…微妙そうだったら蹴ってください…! )


  • No.2395 by 逆巻 傑  2024-08-19 20:33:43 



おかわりはできないです。
( スマホが取り出されて録画が開始されるとやや怯んで決意が揺らぐものの、自身の動画フォルダにも相手の恥じらうシーンが収められているからにはこれもおあいこかと諦めを孕んだ伏せ目で受容し。その甲斐あってか大人しくなっていた彼女が爛々と瞳を輝かせ、あっさりと許した後にすっかり通常運転へと戻った姿に、ひとり胸を撫で下ろしたのはここだけの話。ハートマークに乗って飛んでくるもう片手の求めにはいやに事務的な口調で仕込まれていないという体の拒否を示す傍ら、腕の中のポメラニアンはどうなのだろうかと「ヒナ、おかわり」とほとんど白い犬耳にしか聞こえない声量で号令をかければ、先程とは反対の肉球が自らの手のひらに置かれ。芸達者なわたあめに感心する最中、唐突に前方から約束した覚えのない未来が語られては、入れ替わりで小さな頭を撫でつつ「また夢の話してる…」と取り合う気なく流し、そうこうしているうち気付けばあっという間に退店の時刻となって。少女がご褒美を十分に満喫したようならそのまま支払いを済ませて犬たちと別れ、ショッピングモール内のいくつかの店舗で特典が受けられるという肉球マークのロゴ付きスタンプを手の甲に、賑わう通路へと踏み出そうかと )

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(/ えぇ~!行きたい…。占いの館で相性占いしてもらったり、生年月日聞かれて答える時に逆巻の誕生日を初めて知って「過ぎてる…!」で急遽アイスお祝いしたり、マッサージ店でふわふわになってる逆巻見て「マッサージ覚えようかな…」ってなってても可愛いし、怖くない映画見たっていいです…。せっかく肉球スタンプが可愛いのでコスプレ写真館的なのもありかなと思いましたが、これは文化祭に取っておいた方がいいかもしれないですね。ひな季ちゃんの学校の制服着せてもらって一緒に写真撮りたいし…()こちらから思い付くのはこのくらいですが、他に行きたいお店・やりたいことがあれば何でもお伝えください…! )


  • No.2396 by 永瀬ひな季  2024-08-19 22:17:38 



あぅ、残念…。
( おかわりは無しとのことで、しょも…と眉尻を垂らすもののとっても良いものを見られた気分で心はほこほこと非常に満足しつつ、漸く収録しっぱなしの動画撮影を止める。語った将来の話にはまた夢の話、なんて言われるけれど「現実の話だもん!」にひひ、と無邪気にご機嫌な表情で抗議を示してみせ。可愛いわんこ達に癒され、大好きな人と過ごす幸せな時間は実にあっという間で退店時間となれば、最後に袖から伸びる白い二の腕部分にぽんっと押してもらったスタンプ。肉球がかわいい!と上機嫌に二の腕の映る自撮り写真を収めて退店したなら、特典の受けられるお店のうちまずはどこから行こうかと伊達眼鏡の下の瞳を煌めかせて。退店間際、スタッフのお姉さんから犬カフェや猫カフェと同じフロアに期間限定で占いの館が開かれていると聞いた。そういった類に関して彼はあんまり信じていなさそうにも見えるけれど、〝なんでも占います〟とののぼりが通路を挟んだ向こう側に見えては、即席屋台のような占いの館を興味津々に煌めく瞳で指差して )
ね、傑さん、占いの館ですって!わたし行ってみたいです…!

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( / ご賛同いただけて嬉しいです…!更なる追加の素敵なご提案に早くもうきうきとしております、ぜひ占いもお祝いアイスも、マッサージも映画館も盛り込ませていただけると幸いですが、多いようでしたらマッサージと映画館はどちらかでも大丈夫です◎
えっ、逆巻さんのコスプレ姿が見られるんですか…!?(ガタッ) ぜひ、ぜひ文化祭まで取っておきましょう…!!
十二分すぎるご提案でしたので以上で大丈夫です、引き続きよろしくお願いします* / 蹴り可◎ )


  • No.2397 by 逆巻 傑  2024-08-19 23:42:18 



…ん、俺も同じこと思ってました。水瀬さんが行きたそうな所だなって。
( ホラーロケを成し遂げたご褒美の時間が終わり、満たされたような連れ人の表情を認めては、一応特典を受けられる店舗一覧のフライヤーに目を通しつつも今日はこのまま解散する心算で。しかし隣から掛かった声に振り返れば、そこにはしっかりと店側の策略に乗せられた人物が一名。というよりは単にまだ遊び足りなかっただけか、帰るという発想すら無さそうな純真な面持ちの彼女を引きずって帰途に就く理由もなく、行き先の選定についてもこんな機会でもなければ入ることのない店だろうと、特別渋ることなく誘いを了承し。のぼりの文言と暗い紫の幕に覆われた店構えの怪しさに反して、中はLEDランタンで明るく店主も人の良さそうな30代ほどの女性で、神秘的な雰囲気というよりは親しみやすい相談所のような印象を受ける。「こんにちはー、占い初めてですか?」とにこやかに声を掛けられ、入り口側の椅子に腰を下ろすなり「何を占いましょう?」と問い掛けられると、テーブルの上の水晶玉やらタロットカードやら何かの図表やらに目を落としてから、来たがったからには何か知りたいことがあるのだろう少女を窺って )

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(/ こんな私得なご提案を全部叶えていただいて良いんですか…。一つ一つは長くなるようなものでもありませんし、今回もまた欲張って全部乗せで行きましょう…!( ぐっ )
制服姿はコスプレ感満載になること間違いなしなので、乞うご期待です()今回イベが終わったらいよいよ文化祭についての諸々も決めなければいけませんね…!本当に先の楽しみが尽きませんが、以降もどうぞよろしくお願い致します*  ※蹴り推奨 )


  • No.2398 by 永瀬ひな季  2024-08-21 00:27:32 



( / すみません、今日は仕事や急用でバタバタしてしまいお返事を考える時間が取れず…。明日必ずお返事致しますので、もう少々お待ちください…! / 蹴り推奨です◎ )


  • No.2399 by 永瀬ひな季  2024-08-21 21:09:46 



ば、ばれてる…!
( 行きたそうな場所だとずばり見透かされていたらしく、双眸をぎゅむと瞑りながら自身のことを分かっていてくれて嬉しいような恥ずかしいような、あたふたと汗マークを頭上に浮かべる。けれど彼が誘いを了承してくれたものだから、ぱあっと嬉しそうに背後にお花を舞わせながら上機嫌に占いの館へと足を向けて。紫色の幕に覆われた店内へ足を踏み入れると、備え付けられた椅子の一つに自身も腰を下ろしては挨拶を交わしつつ質問に対してほんわり頬を染めながら、〝好きな人〟と隣の彼に手のひらで紹介するように向け相性占いについて真剣な表情で依頼をして。ほう、ときらり瞳を煌めかせた占い師が『相性占いですね!それでは、おふたりの生年月日をお聞きしても?』と水晶の前で両手のひらの指を組み合わせながら、にこやかに問い掛けるだろうか )
こんにちは!はい、初めてで。それで──…好きな人との相性を占って欲しいんですけど、お願いできますか?


  • No.2400 by 逆巻 傑  2024-08-21 22:51:52 



( 依頼内容については予想の範疇と言えば範疇だけれど、躊躇う間もなく〝隣の好きな人〟と一度に全ての事情を明かしてしまった彼女には多少なり喫驚し、同時にほんのりとした危機感を覚え。占い師の前ではどんな話も打ち明けやすくなってしまうと聞くが、早速雰囲気に呑まれてしまったのか。しかし子役や舞台役者の前でも堂々と発表していたことを思い返せばそういうわけでもなさそうで、それに自身が却って一層の危機感を募らせる中、こんな相談は腐るほど受けてきたであろう店主は形ばかりのリアクションを取ってから定番の問いを客に投げ掛け。相談者の望む結果になるにしろならないにしろ、あまり良い事の起こりそうにない展開に気乗りはしないものの、意気込んだ少女が公式プロフィール通りの生年月日を答えたのなら、此方も答えないわけにはいかずに )
──…199x年の、7月15日です。

----

(/ お仕事お疲れ様です…!お言葉に甘えて返信は控えておりましたが、いつもちゃんと確認はしておりますので…!というご報告だけ。毎度細やかなご連絡ありがとうございます。蹴り推奨です◎ )


  • No.2401 by 永瀬ひな季  2024-08-22 16:53:05 



えっ待ってください、今って何月…──やっぱり過ぎてるじゃないですか!
( 生年月日について問われれば、年齢も公開しているため隠すことなく「200X年の…」と公式通りの情報を占い師へと告げては今度は彼の番だと隣を見遣っては、そういえば誕生日を知らないと今更気付いたようにはっ…と口を開き。好き好きとアピールしておきながらそんなことも知らなかったなんて、と数瞬で察しから自戒へと表情をころころ変えていれば、彼の口から告げられた生年月日に一瞬自身の回りだけ時間が止まる。慌ててぱっと持ち上げたスマホのロック画面には当然見間違いようもなく〝8月〟と表記されていて、がーん!とショックを受け青ざめさせては、双眸を不等号に瞑りながら口を波線状にわあわあと抗議を垂れるけれど、聞かなかったから、と真っ当な理由を告げられたなら納得してすぐに大人しくなるはずで )
なんで言ってくれなかったんですか~…!


  • No.2402 by 逆巻 傑  2024-08-22 19:57:03 



…聞かれてないし。
( 己が口にした日付にいち早く反応したのは、尋ねた占い師ではなく隣に座る連れの方で。スマホのロック画面を確認したのち、何か取り返しのつかないことでも仕出かしたかのように慌てだす少女は焦りの矛先を此方へと向けるも、他人任せな解を渡せば呆れたのか諦めたのかそれ以上は追及することなく。対面で繰り広げられるやりとりを対岸の火事と静観していた店主はそこでふふふと目元を緩ませて、笑みを湛えたまま「占うまでもないみたいですけれど」と前置きしてから、いかにもな羽根ペンで机上の紙に聞き取った生年月日を書きつけてゆく。またいくつかの数字が羅列されてゆくその長方形の中で何が行われているのかはさっぱり分からないながら、彼女の台詞には心の中で同意を示して少し。満足げな頷きと共に導き出された結果は予想に反してポジティブなもので、先の呟きの意味を180度取り違えていたことに遅れて気付かされることとなり。相性はとても良い、互いを高め合う関係、恋愛はもちろん仕事のパートナーとしても適当、一緒にいると互いに尊敬と居心地の良さを覚えるはず…と、耳触りの良い言葉が次々並べたてられ、どことなく心当たりがあるような不思議な気持ちで顧客の方を窺っていた、ところまでは良かったのだけれど。極めつけの「このまま行けば必ず成就しますよ!」の一言で今までの全てが相談者の気分を上げるための甘言かと信憑性を丸ごと瓦解させては、相手はアイドルだと自身の方が口を滑らせそうになるのを堪えつつ、すっかり興味を失った様子で形だけは話に耳を傾け )


  • No.2403 by 永瀬ひな季  2024-08-23 14:51:01 



た、たしかに…。
( 聞かなかった自分に非があるのを認めては、自分への不満からか唇を少し尖らせつつすごすごと大人しく正面を向く。占い師の前置きはどう意味か考えながらも手順を踏んでいく占い師の指先にいつしか夢中になり、ほわ…とぽかんとした表情で見つめているとやがて導き出された結果には自身もまた大いに心当たりがあり、あれもそれもと心当たりが増えていくにつれて、うんうんと小さく頷いていた真剣な表情は次第に嬉しそうな笑みを広げていき、必ず成就する、なんて言われれば「ほんとですか!」と両手を合わせながらきらきらと瞳を煌めかせては、その背後にはぶんぶんと尻尾さえ振っているようで。占いが終わり犬スタンプによる特別価格で支払いを済ませて占いの館から出れば、周りに花を咲かせたような浮かれた雰囲気を纏わせていて、隣の彼の顔を覗き込むように首を傾げると期待を込めた眼差しで問い掛け )
えへへへ…必ず成就する、ですって。どうですか傑さん、そろそろお付き合いなんて…!


  • No.2404 by 逆巻 傑  2024-08-23 18:28:38 



…そろそろも何も、ずっと無いすよ。
( 店主の思惑通りにまんまと機嫌を良くした少女と幕の間をくぐって外に出ては、早速寄越される浮かれた問いに占いの結果を真っ向から否定する返答を。必ず成就するといっても〝このまま行けば〟だし、大まかな時期さえ明言されない、多分に逃げ道の用意された言い振りに不信感は影を濃くするばかりで、子どもに説くかのように「真に受けない」と改めてはっきり結び。しかし予言めいたそれが紛い物であることを証明してやろうと少しムキになったのは、告げられた刹那に僅かでも心の揺らいだ自覚があるからか。こうなればとことん今日の〝デート〟に受けて立とうと、割引店舗一覧の載ったフライヤーから顔を上げて館内全ての店舗の載った案内板まで相手を連れて行けば、次なる目的地の希望を尋ね )
…他に行きたいところは?


  • No.2405 by 永瀬ひな季  2024-08-23 22:52:55 



ずっと!?でも占い師さんが──…、あぅ…。
( きっぱりはっきり否定をされてしまえば、特大衝撃マークを浮かべながら双眸を不等号にしてショックを受ける。さっき占い師さんがそう言っていたのに、と言葉を続けようとするものの畳み掛けるように真に受けないよう言われては少々不満げに眉尻を垂らしながら唇を尖らせつつ「すっごく当たっていたのに…」と床に視線を落とし。もう帰りますよ、なんて言われかねない雰囲気のなか連れられた先は、思いがけず案内掲示板の前で。双眸をぱちくりと瞬かせていると、次なる行き先の希望を問われては、魂胆を知らぬ身ゆえにみるみるうちに表情を煌めかせながら彼を見上げ。本当にデートみたいだ、と浮つきつつ彼の気が変わらぬうちにと忙しなく案内図に視線を走らせては、下のフロアにあるアイスクリーム屋さんを指差しながら希望を告げて )
…!、えっとあの、一緒にアイスが食べたいです…!


  • No.2406 by 逆巻 傑  2024-08-24 12:32:21 



…ああいうところには、これからも俺が一緒に行きます。
( でもだってと未練の残る様子で肩を落とした少女を横目に、胸を過るのは保護者的な懸念。スピリチュアルやオカルトの話になると輪をかけて人を疑わなくなり、さらに一度好きだと思ったものにはのめり込みやすい質らしいこの純真な高校生がいつか悪い大人に騙されやしないだろうかと、常々抱いていた憂惧がここにきて現実味を帯びてきては自身の同行を決定事項かのように伝え。占いを否定した後ということもあって「ね」と一音で念押しし、次の目的地に肯き隣にか後ろにか相手を伴わせてエスカレーターに乗ったあたりでいっそのこと自分が占術を身に付ければ良いのでは、と突飛な解決法に行き着くも、勿論そんな義理も暇もなく。そうして到着した希望のアイスクリーム屋の前でフレーバーメニューを眺めたなら、雑談がてら意見を参考にしようかとデジタルボードを見上げたままぼんやりと問い掛け )
…──水瀬さんは、なにが好き?


  • No.2407 by 永瀬ひな季  2024-08-24 15:54:10 



( なんだかよく分からないけれど、真に受けないよう忠告しながらもまた同行してくれると名乗り出てくれるなんて思わなくて、きょとんと双眸を瞬かせてはまたお仕事外でも会えるような約束に〝いいんですか!〟と反応しそうになるものの、それよりも先に有無を言わさぬ念押しがあれば、瞳に煌めきを灯しながらこくりと頷いて。絶妙なズレを生じさせつつ行き着いたアイス屋さんでは、デジタルボードを眺める彼の横顔を見上げながら、なんだかんだデートらしいことをしてくれる彼が好きで、大好きで──そんな気持ちを溢れさせている中ふいに質問を投げかけられれば捉え方を間違えてしまい、拳をぐっと握りながら当然!とばかりに力説するように回答をして )
えっ、それはもちろん傑さんのことが…!


  • No.2408 by 逆巻 傑  2024-08-24 17:40:12 



──…俺はアイスじゃないです。
( 好きなアイスフレーバーの問いへメニューにない回答が寄越されると、ぼんやりとした表情のまま緩慢に振り向き、少し置いてから彼女の捉え違いに気が付いてふっと目元を緩める。と同時に発した指摘にはいつものような冷淡さも切れ味もなく、ただただ可愛らしい勘違いに顔を綻ばせただけのような響きで。それから声色はそのままに目を閉じながら正面に向き直れば、仄かに悪戯げに、けれど本心である質問の意図を明かし、相手がその内容に乗りたがるようならデジタルボードの見やすい自分のそばまで手招きして「なにが好きなの」と改めて聞き取るだろうか )
なんだ、好きなの分けてあげようと思ったのに。


  • No.2409 by 永瀬ひな季  2024-08-24 23:18:31 



へ、…あ、そっちのこと…。
( 穏やかな指摘によって遅れて捉え違いに気付かされれば、ぽぽ、と頬を薄く赤らむ頬を両手のひらで包み込む。それは間違いに対しての羞恥心よりも、彼が纏う柔らかな雰囲気と笑い方へのときめきだったり、前に並んでいる一組のお客さんの耳にこちらの会話が聞こえていたようで『後ろのカップルかわいー』との微笑ましげな呟きが耳に届いたからで。そこへ質問の意図が明かされると「!」と反応してぱっと瞳を煌めかせ、嬉しそうに尻尾を振りながら手招きされるままに傍へ寄ってはデジタルボードに載った写真を指差し。しかしひとつだけには絞り切れないのか、メニューに向けた人差し指は他のメニューへと揺らぎ始め、あれこれと好きなものをおすすめしていく中で夏らしい期間限定フレーバーも気になりつつ、傍の彼を見上げて問い掛け )
いいんですか!わたしストロベリーチーズケーキが好きです!…あとモカコーヒーとか、ぱちぱちキャンディとか…、あっ。限定フレーバーのマンゴーパインも美味しそう…。傑さんはどれにしますかっ?


  • No.2410 by 逆巻 傑  2024-08-25 00:06:47 



…、俺まで可愛くされた…。
( 男女二人連れであの会話内容ならカップルに間違われるのは致し方ないかと受容するものの、まとめて1セットで〝可愛い〟に分類されてしまえばどことなく釈然とせず、発言した本人達に聞こえないよう小声でぽつりと抗議をこぼし。そしてその片割れが近くに来てデジタルボードに向けた指を彷徨わせだすと、選びきれず目移りする様に顔の方へ視線を戻しつつ「浮気者…」とまた小さく呟いて。とはいっても今日は彼女の努力を労う日。アイスを多少欲張るくらいは許されて然るべきだろうと、候補に挙げられたうちから比較的優先度の低そうだった2つを選び取っては、じきミニサイズのそれらがカップに仲良く入れられることとなり )
…じゃあ、モカコーヒーと、ぱちぱちキャンディ。


  • No.2411 by 永瀬ひな季  2024-08-25 01:45:00 



そ、それは──…いいんですよ!だってほんとの一途は傑さんに捧げてますからっ。
( すぐ傍にいたからか呟かれた言葉は当然耳に入り、聞き捨てならず衝撃マークを浮かべ。浮気者、というフレーズはなんだか罪のような気がして反論しようかと思うけれど口にしたのは肯定の言葉──というのも、どれも美味しいのだから一番なんて決められないし食べ物に対して〝好き〟がいっぱいあっても良いと思うから。なによりの想いを続く言葉に乗せては、えへへと八重歯を覗かせながらはにかんで。それぞれのフレーバーを注文し支払いへ進もうかという時、財布かスマホかを取り出そうとしたなら手で制してストップを掛け。改めてプレゼントを用意するつもりではあるけれど、ひとまずのお祝いとして支払いを申し出て無事お会計を済ませたなら、2種のフレーバーが盛られたカップを手に空きテーブルを探して席に着いた後は、「お誕生日おめでとうございます!」と互いのカップを乾杯のグラスに見立てるように軽く寄せてお祝いしようか )
あ、ここはわたしに出させてください!お誕生日のお祝いとしてはささやかですけど…。


  • No.2412 by 逆巻 傑  2024-08-25 19:42:31 



…そうじゃないと困るな。
( アイスには気の多い彼女から〝ほんとの一途〟を貰い受け、それを自然に肯定した後。注文を終えて受け取り口へと移動すれば、スマホを取り出そうとした支払いの手を制されてきょとんと瞬き。占いの際に悔やんでいた誕生日のことを今の今まで覚えていたのか、ひと月も前のイベントを祝おうという相変わらずの律儀さに「…え、や、いいのにそんな」と一度は遠慮するものの、意思が固いようならレジ前で押し問答を繰り広げるのも躊躇われて申し出に甘えることにして。柔い紙のカップが音もなくぶつかり、近くのテーブルの客から「あのカップルかわいー」と再び1セットで扱われつつ、祝辞に「どうも」と淡白に応えてマスクを外しては。選ばれたフレーバーたちから目線を上げ、少しだけ気になっていたことを手をつける前に訊いて )
…一緒にアイス食べたかったのは本当?


  • No.2413 by 永瀬ひな季  2024-08-25 23:12:02 



ほんとです!一緒に犬カフェ行って、占いして、アイス食べて…あと一緒に映画も行きたいですっ、今度は怖くないやつ!
( 〝ほんとの一途じゃないと困る〟だなんて、どういう意味だろう。どきどきそわそわ気持ちが落ち着かないながらも聞くに聞けないまま祝辞を終えては、近くのテーブル席から再び似たフレーズが聞こえてくると、やっぱりそんな風に見えるのかなあと嬉しかったり恥ずかしかったりで、白い頬にほんのり桜色が乗る。ストロベリーチーズケーキにスプーンを差し込みつつ、彼が食べてからこちらも食べ始めようかと窺っていればマスクを外した端正な顔立ちと視線が合い。もちろん、と首を縦に振ってはデートと称するに相応しい(※個人的見解)だろう予定を完遂未遂問わずにうきうきと声音を弾ませながら並べ立てていくも、さすがにアイスのように欲張りかなあと手元に一度視線を落としては、おずおずと問い掛けて )
…って、欲張りすぎですよね…?


  • No.2414 by 逆巻 傑  2024-08-26 16:00:00 



〝ほんとの一途は俺に捧げてるから他は欲張ってもいい〟…らしいすよ。一説によれば。
( 希望自体も本当だと迷いなく言い切られ、ついでに次の目的地までもが示され、けれども言葉にしてみて多いと感じたのかふいにブレーキがかけられると、此方を窺う眼差しから遠くなったデジタルボードへと視線を移し。そこで彼女の発言を引き合いに出したのには特段深い意味はないものの、今日くらいは欲張ってもいいという思いと相俟って妙にその台詞を気に入っているのは確かで。モカコーヒーのアイスを掬って口に入れ、程よい甘さに心なし表情を緩めると「次は映画館すね」と言い添えてカップを相手側に近づける。もし4種のフレーバーを味わい尽くした後に調べた映画の上映時間がまだ先だったり、次の上映の席が満席だったりしたなら、どこかで時間を潰す必要があるだろうか )

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(/ 背後より失礼します。マッサージ店の後でも映画の後でも良いのですが、カプセルトイのマシーンがたくさんあるところを見回っていくつか回すのも欲張って構わないでしょうか…!よろしければご一考ください。 )


  • No.2415 by 永瀬ひな季  2024-08-27 02:16:30 

 

それじゃあ、…──わあいっ!
( おずおず伺いを立てるような表情は、引き合いに出されたフレーズに〝!〟と瞳を微かに丸くすると徐々にきらきらと光を取り戻していき、次の目的が確定されればぱあっと晴れやかに綻ばせながら歓喜の声を上げて。映画のお供には必ずキャラメルポップコーンを買っていたけれど、前回二人でホラー映画を観た時は驚いてひっくり返しそうだからと頼むのを諦めていた。「今日は一緒にポップコーンも食べましょうね!」欲張っていいとのことだから今度は窺うような言い方はやめ、嬉しそうに笑い掛けながら要望を伝えて。アイスを分けっこしあって満喫したあとは早速観たい映画について二人調べるけれど、どうやら上映開始までは1時間はあるようで、店を出れば時間の潰し方を模索するように館内を歩きつつフライヤーにも目を通して )
どこか気になるお店とかありますか?

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( / 寝てしまっていて遅くなりました;
もちろん構いません◎ もしも具体的な腹案がまだないようでしたら、物欲センサーない方が回すと相手の欲しいものが当たる例の法則なんてやってみたいです…が、腹案があるようでしたら軽くご共有いただければそちら優先でもちろんやらせていただきますので…!
映画待ちの間にマッサージ店かカプセルトイショップか、はたまたその他でも。お好きな場所を選んでいだけると嬉しいです* )


  • No.2416 by 逆巻 傑  2024-08-27 10:29:17 



( 話し合いの結果、夢追う2人のラブロマンスミュージカル映画を観ることと、一緒にポップコーンを食べることが決定すると、次の議題は上映までの一時間の閑暇を如何にして過ごすかに移り。とはいえ行きたい場所には勝手に一人で行ってしまう自身の目に留まるのはやはりコスメストアばかりで、しかし何か目当ての品があるわけでもない漫ろ歩きに相手を付き合わせるのも忍びなく。彼女の希望も先程ので出尽くしたようであるし、とふとフライヤーに視線を落とせば、目を惹かれるのはリラックスした表情で寝そべった女性の写真。いつか機会があれば体験してみたいと前々から思ってはいたものの、そのいつかをなかなか掴めずにいたマッサージ店の広告が割引店舗の一覧に載っていては、どこも疲れてはいないし少女もそうは見えないけれど、良い感触が得られるようならこの機に訪れるのも一案かと )
…マッサージとか、興味あるすか。

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(/ ぜんぜん大丈夫です!健康第一なので、ゆっくりお休みください…oO
まさか、いつもは憎い物欲センサーがここで活躍するとは…!映画館の近くってガチャガチャありがちだよな~っていうのと、これ可愛いとかなんだこれとか言いながら眺めて回ったり、ふたりしてしゃがみ込んで回したりしてる図かわいいな~としか考えていなかったので、ぜひそのご提案に乗らせてください* ※蹴り可 )


  • No.2417 by 永瀬ひな季  2024-08-27 19:18:47 



マッサージ?受けたことないんですよね…。
( 彼の言葉を反芻しつつ、フライヤーの中で泳がせていた視線をマッサージの写真に留める。なんだかくすぐったそうなイメージが先行していたり、この歳で受ける必要もないかと今まで縁がなかったりで気に留めたことがなかったけれど〝もしかして体がお疲れ…!?〟と思い込み、彼の方をぱっと見上げて数秒の間の後、「興味あります!」とはっきり断言をしてみせて。当初は犬カフェに行くことしか目的がなかったため結果いろいろ連れ回すことになった分、多少ここらでゆっくり体を休めてほしい。フライヤーに再び視線を落とし場所の確認をすると、早速お店がある方向を指差しマッサージ店へと歩き出そうか )
あっちの方にあるみたいです、行きましょう…!

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( / ありがとうございます…*
物欲センサーって本当に厄介ですよね() ガチャガチャってどんなのがあるか眺めてるだけでも盛り上がりますもんね…!提案のご快諾もありがとうございます、引き続きよろしくお願いします!
それとご連絡なのですが、9/10は終業後に予定がありまして、終日お返事が難しいかもしれません…ご承知おきいただけますと幸いです。 / 蹴り推奨です◎ )


  • No.2418 by 逆巻 傑  2024-08-27 20:42:31 



…じゃあ、またあとで。
( やはり若さ故か関心のうかがえない応答がこぼれ落ちた数秒後、此方が取り下げるより早く彼女が手のひらを返したように力強く肯けば、促されるままマッサージ店へ。全て表出する顔ばせから気を遣われたのは明らかだったが、他に行き先の当てもなく、ここは有り難く厚意に甘えておこうかと共に新体験へ一歩踏み出したなら。上半身のみの30分コースを選んで、パーテーションで簡易的に三つに区切られたスペースへと進む間際、少女へと挨拶を残してその奥へと進む。そうしてジレだけを脱いで施術台へと身を横たえ、目を伏せると同時に指圧が始まると、日々のストレッチだけでは不十分だった箇所が的確に解され、血の巡りが良くなってゆくのを感じ。眠りかけていたところに掛かった終了の声で両眼を開き、店を後にする頃には、睡気を引きずったような弛緩した空気を纏って自身の右手のひらを見つめつつ、普段以上に覇気のない口調でサービスへの満足度を洩らすだろうか )
…マッサージにはまる気持ち、ちょっと分かったかもしれないです。


  • No.2419 by 永瀬ひな季  2024-08-27 22:48:01 



( 真似るように選んだ上半身30分コース。最初はくすぐったいイメージがあったけれど、受けてみれば存外にこの年齢でもしっかり心地良さを覚えるもので、学業にアイドルにと忙しない日々を送る体は解されていき。レッスンやライブの後に受けたらきっと気持ち良いだろうからメンバーのみんなにも味わって欲しいなあなんて思えば、指圧を受けたなんとなくの場所を覚えようと試み意識してはうとうとする間もなく。あっという間に30分が過ぎお店の外に出ると、緩い空気纏わせながら満足したように言葉を溢すものだから、日向ぼっこ後の猫のようで可愛らしくきゅんと小さく胸をときめかせ。メンバーのために、が目的ではあったけれど彼のことをそんなにもやわやわな雰囲気にできるのならば。ふむ、と自身の手のひらを眺めては、新たにひとつ決意を固めた表情でひとりごちて )
……マッサージ、覚えよう…。


  • No.2420 by 逆巻 傑  2024-08-28 01:25:47 



…そろそろ移動しとくすか。
( それぞれ手の内に何かを得て初体験を終えては、隣でマッサージの道を志す少女の真意を知らず、そんなに良かったのかと興味深げに視線を遣り。それから手のひらに乗せていた共感をスマホへと持ち替えれば、上映まではもう一店舗回るには短く、すぐ映画館へ向かうには些か長い時間。とりあえず早く着くぶんには良いだろうと急がない足取りで最上階へと進みだすも、チケットの発券とポップコーンを買う手間を差し引いても絶妙に持て余す暇をどうしようかとぼんやり思料していた矢先、エスカレーターを上り切ったそこに見えるのはずらりと並ぶカプセルトイのマシーンで。流行りのアニメのキャラクターフィギュアから変わり種のおもしろグッズまで幅広く取り扱った販売機につい足を止め、少女を振り返って寄り道する余裕があることを確認したなら、流し見る程度にラインナップを眺めて回ろうか )
まだ時間、平気すよね。


  • No.2421 by 永瀬ひな季  2024-08-28 02:45:34 



へ~、最近のってすごく細かいんですね…あははっ、ガチャガチャのガチャなんてのもありますよ!
( 映画館へ移動を始めたものの目的の上映シアターの開場時間にすらまだ届かなくて、同じくどうしようかと考えていればガチャガチャコーナーへの寄り道提案に二つ返事で了承して。販売機の前では幼い子どもだけでなくちらほら大人も混じって参加しており、自身らも浮くことなく馴染んで入ってみると、縮小した食玩だったり身の回りの機械だったり、幼少期の記憶よりも更に精巧なディテールに進化したカプセルトイに感心しながらひとつひとつ販売機を眺めていけば、ガチャガチャそのものがカプセルトイになっている物を発見して指差し楽しげに笑ったり。次にふと目に留まったのは、ぷんすかと眉間に皺寄せ怒っているゆるいフォルムの猫のカプセルトイ。軽く眺めるだけのつもりがつい足を止めては、下段にあるそれに視線を合わせるように膝を折り屈むと、うずうずと手に入れたい欲求に駆られつつ、同様に彼にも何か物欲を掻き立てられる何かが見つかっているかを問い掛けてみて )
あ、これかわいい~っ…!わたしこれ回してみようかな…、傑さんは何か気になったのありました?


  • No.2422 by 逆巻 傑  2024-08-28 12:09:39 



…こういうの、どうやったら思い付くんすかね。
( プチプラコスメを精巧に再現したミニチュアだったり、タコの足の形の耳栓だったり、観音様の後光だったり。〝すごい〟と〝なんだこれ〟の入り混じるアイデア商品たちの間を緩々と歩き、時折振り返って「水瀬さん、これ欲しい?」と現役女子高校生の需要を確かめながら見回れば、何か目につくものがあったらしい彼女が体を畳んで小さくまとまるのに合わせて、自身も少し腰を屈めてそれを後方から覗き込み。また猫だ、という心の第一声は無表情ながらも雄弁な眼差しにありありと表れていたことだろうが、おそらく相手の位置からは窺えないか。此方にも目ぼしいものがあったかと尋ねる問いには「まぁ」と簡素に答え、それよりも、とでも言うように少女の隣で膝を折っては、そばで引き運のほどを見物するつもりで )
どれ狙いすか?


  • No.2423 by 永瀬ひな季  2024-08-28 13:28:34 



あとで教えてくださいねっ。
( 彼はどんなものに興味が唆られたのだろうという興味を持てば、屈んだ体勢から斜め後ろに顔を向け見上げながら、にぱと無邪気な笑みを浮かべ。鞄から財布を取り出して小銭を何枚か手元に用意しつつ、狙いを窺われると「ん~…、これか、これが出たら嬉しいなって」人差し指で差したパッケージには、〝おててないない〟と〝おざなり〟で怒っている猫ちゃんの写真。早速、必要ぶん小銭を投入しては「出ますように!」と両手を合わせお祈りをしてからハンドルを回すと、ガチャガチャン、と懐かしい硬い音のあとにコトンとカプセルが落下してくる。取り出し口から引き抜き、ぱかっと開けてみると──残念ながら狙いの品ではないけれど、はちわれ模様の可愛いへそてんver.の怒った猫ちゃんが当たり。数秒間の沈黙の後「…これはこれで可愛いですけどねっ、もう一回!」と小銭を追加投入しもう一度回してみれば、今度は茶トラ模様のお座りver.が排出され二つ目のカプセルを手にしながら、小さな衝撃マーク浮かべつつはっと察して )
……、これは…物欲センサーに引っ掛かってますね…!?


  • No.2424 by 逆巻 傑  2024-08-28 14:52:44 



ついてるすかね、こんなアナログ機器に。
( 2度回しても目当ての猫が手元へ来ないことに、少女が主にデジタルの世界で言われる架空のセンサーを持ち出せば、何の仕掛けもなさそうな機器を一瞥して論説に疑義を呈し。とはいえ物は試し、「かわって」と今度は自身が硬貨をセットしてハンドルを捻ると、取り出して開いたカプセルの中には丸まったフォルムの〝おててないない〟猫が入っていて。出来すぎた検証結果に眼前のパッケージ写真と見比べ、隣の猫好きを見遣り、その先に物欲しそうな表情があったなら、一度シャム猫を背後に隠してこっそりと左手に握り、多少なりとも自分で引き当てた感覚を付与する目的とちょっとした悪戯心から、二つの握り拳を相手へ差し出し )
…どっちにあるか当ててみて、水瀬さんのセンサーで。


  • No.2425 by 永瀬ひな季  2024-08-28 21:11:45 



……えっ。やっぱり物欲センサーあるんですよ…。
( 変わって、との指示に素直に場所を退いては今度は自分が後方から見守り。排出されたカプセルがぱかっと開かれては、目当ての品であるころんと丸いフォルムが転がり双眸をぱちくりと瞬かせ、あまりにもすんなり引き当てられてしまい思わず小さく驚嘆の声を漏らして。自身の手元に来たどちらかの猫と交換してくれないかな、と二匹の猫に視線を移してはその間にどちらかの手にシャム猫を隠し持ったようで、ふいに差し出された拳とともにゲームが始まっては真剣に右に左にと視線を動かし考えてみる。小さなカプセルトイは簡単に彼の手に収まってしまって大きさの変化すら分からない──もしかしたら中身のない拳の大きさを微調整しているのかもしれないけれど。犬のように鼻は利かないながら、ひなセンサーを働かせてみた結果、選んだ方にそっと手のひらを重ね置いた姿はおやつを当てようと試みた犬のようだろうか / 投稿時間の秒数の下一桁が奇数なら右手に、偶数または0なら左手に )
んん~…、…こっち!


  • No.2426 by 逆巻 傑  2024-08-29 15:33:12 



…、水瀬さんのセンサーは、当てにならないすね。
( カプセルトイを自身が引き当てたのは単に順番だっただろうが、次ぐ2分の1の確率まで悉く外す彼女にやや憐憫の目を向けては、まず選ばれた空の右手を開き、続いて〝おててないない〟猫を隠した左手を開いてみせて。センサーがどうこうというより今日は相手の運の巡り合わせが悪いらしい、という結果が得られたところで早々にゲームを切り上げると、差し出した両手を再び拳の形に変えることはなく。二種の運試しに負けた少女がもし開いたままの手のひらから目当ての玩具を取ろうとしなかったなら、様子を窺うように数秒見つめた後、「いらないの」の一言で回収を促すだろうか )


  • No.2427 by 永瀬ひな季  2024-08-29 23:46:39 



( / 気圧にやられていまして、お返事もう少々お待ちくださいませ…; 簡単なご報告のみですみません…。 )


  • No.2428 by 逆巻 傑  2024-08-30 00:20:43 



(/ いえいえ、ご体調の優れないなかご連絡ありがとうございます。こちらのことはお気になさらず、どうぞ回復するまでゆっくりとお休みください。お大事に…! )


  • No.2429 by 永瀬ひな季  2024-09-01 18:03:22 



あれ!?
( 選んだ方の手のひらが開かれるけれどそこには何もなく、ここまで物欲センサーが引っ掛かってしまうとは思わず衝撃マークを浮かべる。憐れみの眼差しを注がれながらしょも…と眉尻を垂らして、当たらなかったのだから交換さえ難しそうだと思えば名残惜しそうに〝おててないない〟猫を見つめていると、回収を促される言葉にぱちっと双眸開き「貰っていいんですか…!」と見えない尻尾を振り。厚意に甘えて手のひらに鎮座する猫をそっと指先で摘まみあげては、嬉しそうに破顔しながら手元にやってきた猫を眺め。それから〝へそてん〟と〝お座り〟が乗った手のひらを開きながら交換を提案するとどちらが良いか伺いながら小首を傾げ )
えへへへ、可愛い~…!ありがとうございます!お礼にわたしのと交換って形にしましょう、どっちが良いですか?

----

( / お返事遅くなってしまって本当にすみません…;すっかり回復しました、お心遣いありがとうございました!
そちらは台風の影響など大丈夫でしたか…? )


  • No.2430 by 逆巻 傑  2024-09-02 12:54:59 



…じゃあ、似てる方で。
( 左手のシャム猫が無事に引き取られ、交換の選択肢として二匹の猫が眼前に差し出されると、双方に目配せしてから〝おててないない〟とフォルムが似ているという意で黒猫の〝お座り〟へと手を伸ばし。一体何が気に食わないのか眉間に皺寄せたマスコットと此方も微かに眉根を寄せにらめっこ、それから思い出したようにふっと緩めて三つ隣のマシンの前まで移動しては、時間をちらりと確認して「俺もいっこ回していいすか」と傍に問うて。『満月。』とシンプルに銘打たれたパッケージには各国から見える月の模様のキーホルダーが載せられていて、黄金色の円のほか、レア枠として餅つきうさぎのブルームーンver.も用意されているらしい。運試し程度に低確率を狙いつつ、しかしそれを口に出すわけでもなく了承を得るなりさっさと硬貨を入れてハンドルを回せば、2回の試行の結果としてノーマルの餅つきうさぎと吠えるライオンが排出され )
…まぁそう簡単に出ないか。

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(/ 気圧は対策難しいですよね…、ご体調戻られたようで良かったです* 電車動かなくなっちゃったので外に出る用事もなく、台風の通過する間はずっと家におりました。のでこちらは特に被害なしです!ご心配ありがとうございます。背後会話蹴り可です◎ )


  • No.2431 by 永瀬ひな季  2024-09-02 21:26:31 



んへへ…。
( ほんのりとお揃いみたいで嬉しくて、カプセルトイと対峙した彼の表情が微かに猫と一緒なように見えては、ますます愛着が湧いて緩みきった笑い声を溢す。自分もと申し出る彼にもちろんと頷き返しついていけば、どうやら月をモチーフにしたものが気になるようで以前交換しあった手作りキーホルダーと隣に並ぶのも可愛いなあ、なんて思っていると。狙いの品は外れたらしい呟きを耳にするとここぞとばかりにお財布を取り出し小銭を用意しては、先程の礼をするために意気揚々とお金をセットすると、引きの悪さがありながらもハンドルに手を掛けながら問い掛けて )
傑さんは何狙いですか?こういう時は他の人が引くと当たるのが定石ですから!


  • No.2432 by 逆巻 傑  2024-09-03 00:56:15 



( 先程の自分と重なるのか、隣の挑戦者が狙いを外したと分かってすかさず助っ人参戦した少女は、早くも引く気満々にハンドルに手をかけ。彼女の運の程ならついさっき確認した通りだし、今回は狙いがレア枠ということもあって同じ光景が繰り返されるとは思えなかったけれど、映画のスクリーンが解放されるまでの戯れとしては申し分ない賭け。正面を譲りつつ横からパッケージ写真を指差して目当ての種類を伝えれば、膝の上でゆるりと頬杖をつき、要らぬプレッシャーをかけるようにしおらしい敬語で淡く双眸を細めてみせ )
これ。青いの。…期待してます、水瀬さん。


  • No.2433 by 永瀬ひな季  2024-09-03 16:54:09 



うう、プレッシャーを感じます…、……。
( 指し示されたパッケージの〝青いの〟を視認しては力強い頷きでこくりとやる気に漲るけれど、隣からのプレッシャーを掛ける言葉にやめて…と言いたげに苦い視線を送っては、瞳に映る何気ない仕草や悪戯げな雰囲気に胸からきゅんと音が鳴ったような。この視界を切り取ったアクリルスタンドがあったら欲しい…なんて邪念が却って功を成したのか、物欲センサーがそちらへ逸れたらしくハンドルを回し排出されたのは彼が望んだブルームーンver.の餅つきうさぎで。転がり出たカプセルを手に取れば、開けずとも商品の帯の隙間からその姿が伺えると「あ」と小さく一音を漏らしては、芸の一つでも成し得たように誇らしげに口角を上げながら両手でカプセルを差し出して )


  • No.2434 by 逆巻 傑  2024-09-03 22:20:50 



え。
( 短く声を上げた相手に呼応するように間の抜けた声を洩らせば、誇らしげに差し出されたカプセルを受け取って神妙に中を開く。「…侮れないすね、定石…」そこから現れた青い月を摘み上げて目線よりもやや高い位置に掲げ、しげしげと仰ぎ見ると同時に紡ぐのは考えを改めるような一言。まさか本当に引き当ててしまうとは、としばらく月見した後、その向こうに覗いた表情が白いポメラニアンと重なって、芸の成功におやつを与えるように、あるいはおつかいをする子どもにお駄賃を渡すように、一度目に引いた色違いの餅つきうさぎをそっと柔い皿へと乗せ置き。それから徐に立ち上がると直前には甲を見せた手を今度は返して差し伸べ、もしそれを掴む感覚があったとしたら、彼女が膝を伸ばす間だけ互いの指先が繋がれることとなるだろうか )
この調子で、映画も当たりだといいすね。


  • No.2435 by 永瀬ひな季  2024-09-04 23:26:32 



──…!
( ふふんと誇らしげに、それでいて満足げに月見姿を眺めていればふいに手の皿に置かれたのは色違いの餅つきうさぎで、ぱちくりと双眸を瞬き貰っても良いのかとそれと彼とを交互に見つめ。先程とは違い正真正銘のお揃いに、ぱぱっと背景に嬉しそうに花を咲かせては差し伸べられた手に自身の手を重ね立ち上がると満面の笑みを同様に咲かせながら「傑さんとならなんでも大当たりです!」と頷いて。それから「ちょっと待ってくださいね」と一言添え、もぞもぞと指先を動かしバッグに早速今しがた交換した餅つきうさぎのキーホルダーを取り付けたなら、ちょうど上映時刻も頃合い。お月様を揺らしながらご機嫌な足取りで映画館へと向かおうか )


  • No.2436 by 逆巻 傑  2024-09-05 00:45:37 



今日はホラーじゃないからって。
( 緩んだ口許からこぼされる景気の良い一言に相変わらずのつれなさで返すと、少女のいそいそとキーホルダーを付けだす様を棒立ちで見守り、自分の渡した物で僅かずつ重たくなってゆくバッグにほんのりと愛着を覚える。黄金色の月がそこにぶら下がってやっと自分もいま付けるべきかと思い立つけれど、寸前になって揃いのデザインに気が付いてやめ、弾むような足音を連れて映画館へ。ポップコーンはしお味とキャラメル味のハーフ&ハーフ、せっかくなのでドリンクもつけて、3つ穴の空いたトレイでひとまとめにして座席につけば、早速両者の間のドリンクホルダーにはめ込んで。スクリーンの明るいうちにプラスチックの蓋の上から覗いて中身を確認しておき、自身の頼んだコーラの茶色が手前側と記憶した頃、ゆっくりと室内の照明が落ち始めて )


  • No.2437 by 永瀬ひな季  2024-09-06 01:49:25 



( 二人でシェアできるセットのポップコーンにすら、ついカップルデートに関連付けさせては瞳を煌めかせる。今日はデートらしいデートをたくさん満喫できていてほこほことした心地で、上映前に中身を確認し奥の方と認識した飲み物をちゅうとストローで吸い上げ。甘いキャラメルポップコーンに今日は更に甘さを追い求てミルクティーを注文したのだけど、甘いキャラメルポップコーンにぴったりで更に幸せな気持ちになる。ホラー物ではないため恐怖に耐えるべく手を握ってもらうなんて展開がないのが少し残念なものの、やがて上映が始まったラブロマンスのミュージカル映画は夢を追う二人の物語で、自然と自分たちに重ねてしまえばすっかり感情移入して見入っていると。スクリーンに釘付けなあまり、探るようにしてふらりと手を伸ばした飲み物。氷が入った冷たいそれをちゅっとストローで吸い上げた瞬間──しゅわしゅわ、と弾ける炭酸の感覚に手のひらで口元を押さえながら小さな声を上げ。もしかしなくても飲み物を取り違えてしまったらしい。彼が口をつけたやつ、と隣で密かに一人あたふたと頬を染めるけれど、ちらりと横目で窺ってもし彼が気が付いていないようならそっと元の場所へ戻して素知らぬ顔で、反対側に置いた飲み物を今度は間違えないように上映終了まで握っていようか )
んっ…!……、……!!


  • No.2438 by 逆巻 傑  2024-09-06 12:05:51 



…気にしなくていいすよ。
( それまで集中して鑑賞していた少女の様子に変化があったのは、夢にも恋にも進展の兆しが見えだした映画の中盤頃。急に落ち着きをなくしたかと思えば遠慮がちに此方を窺う視線に、何か気まずいシーンでもあっただろうかと思い返すもそれらしい画といえば腕を組んで歩く二人くらいのもので、ならばお手洗いにでも行きたいのかと予測をつけては、潜めた声で遠回しに退席を促し。しかし物語の行く末を最後まで見守る覚悟なのか、席を立つ気配もなく心なしかポップコーンに手の伸びる頻度も減ったように感じられれば、ドリンクを膝に抱えて戻さない彼女の素振りを少々不審には思いつつも、上映が終わるまで干渉することなく自らもまた炭酸飲料のストローに口をつけて )


  • No.2439 by 永瀬ひな季  2024-09-06 23:01:10 



( やはりこちらの失態に気が付いていたのか、気遣った声掛けにぱちりと双眸を瞬くと小さくこくりと頷いた後は、尚更恥ずかしそうに身を縮こめて。気にしなくていいと言われるけれど、まだ中身の残る飲み物のストローへ口を付けたのを視認してはどうもぽっぽと頬は赤く染まってしまうものの、暗くスクリーンの光のみで照らされた館内ではろくに見えやしないだろう。中盤からは少しばかり上の空での鑑賞となりながらエンドロールまで流れ終わると、感想を溢しつつ明るくなったシアター内からぞろぞろと退場していく観客たちの中、座席に座ったまま空になった自身のドリンクカップを握りしめつつあたふた双眸をぎゅむりと瞑りながら謝罪を口にし )
あの、途中からすみませんでした、本当にわざとじゃなくて…!


  • No.2440 by 逆巻 傑  2024-09-07 01:25:46 



( 此方の言葉へ頷いても動きのない彼女に、己の予測が的外れであったことは上映中から理解していたものの、スクリーン内に明かりが灯って騒めきのような雑音が溢れだす中、不意に謝られるのにはまるで思い当たる節がなく。もしかすると手や足が当たったり、ポップコーンが相手側に転がり落ちたり程度はあったかもしれないが、目の前の焦り顔から察するにそういった類のものではないのだろう。須臾の間を置いて、眼差しは少女を捉えながらも思考の方に流れていた意識を瞳の先に向け直すと、ひとつ瞬いた後に既にマスクで覆った口元から気の抜けた声で尋ね )
…なんの話すか?


  • No.2441 by 永瀬ひな季  2024-09-07 12:55:29 



えっ、あれ気付いてて言ってたんじゃ…?
( 見当が付かないらしい様子にきょとんと双眸を瞬かせれば、互いの間にはてなマークが浮かぶ。てっきり間違って彼の飲み物に口をつけ飲んでしまったことを分かっていて、ああ言ったのだと思ったのだけれど──と視線を彼のストローへ移した瞬間ぴたりと固まって。上映中は暗くて気が付かなかったけれど、ストローの先は自身のリップでほんのり淡いローズに色付いているのが照明が付いた今となってはよく見えて、かあぁと頬に熱が集まっていくと「─…っ!あの、わたしがゴミ捨てておきますね!」といってもシアターの出口でスタッフにゴミやトレイを渡すだけ。その間に気付かれてしまったらたいへん気まずいと、手を伸ばしひとまずカップのゴミを優先的に回収しようとして )


  • No.2442 by 逆巻 傑  2024-09-07 18:21:03 



ああ…、じゃあ、お願いします。
( 相手の視線を追ってストローの先に薔薇色の痕跡を看取したのと、彼女がそれの回収を申し出たのはどちらが先だっただろうか。意識に空白が生じてから顔を上げるまでの間に全ての事情を悟り、自分が気が付いたことに気が付かせないよう努めて平静に振る舞うと、手に握っていたカップのゴミを素直に渡し。それから問いに対しての答えがないことに不自然なほど当惑も追及もしないまま席を立っては、赤面を隠して前を行く黒髪へ、他の観客同様映画についての感想交換を始めようとしているようにも、少女を擁護しているようにも聞こえる口調で「映画、集中して見てたすね」と呟くように語りかけて )


  • No.2443 by 永瀬ひな季  2024-09-07 21:14:33 

 

はい、思ったよりおもしろくて、…あとなんか自分に似てるなーって思ってたら観入っちゃいました。
( 何よりも先にカップを回収することばかり考えていたからか自身の視線はカップにばかり集中しており、彼の視線が仄かに色付く薔薇色に留まったか否かは知り得ないけれど、ひとまず無事回収し退場の波に乗って席を立ち、シアターから出た後はゴミをスタッフに無事受け渡すことができればほっと安堵して。薄く染まったままの頬で振り向いては映画の感想についてはにかみながら答え。ただ、後半は自身が引き起こしてしまったハプニングのせいで映画どころではなくなり、わりと情報が穴開き状態ではあるけれど途中経過では本当にその通りだったため返事は嘘ではなくて )


  • No.2444 by 逆巻 傑  2024-09-07 22:27:51 



( 口紅付きのストローがスタッフに引き渡されてゴミ箱へと消えてゆく一連の流れを、なんだか見てはいけないような気分でさりげなく目を逸らしながら通り過ぎれば、幅の広くなった通路で少女の横に並び。映画のヒロインに自身を重ねたのだという彼女の横顔をちらりと窺い、アイドルなんて夢追い人の最たるものだろうと納得するけれど、そこに至る苦労を知らない己には簡単な同調などできなくて、その言葉をただ静かに受け取る。そして自分達の進む先へと瞳を向けた時、表情という表情もなく無造作に放った映画の感想は、メイクスタッフから隣のヒロイン候補への拙い激励となるだろうか )
…俺も、おもしろかったんで。いつか、水瀬さんが夢を叶えるところも見たいすね。


  • No.2445 by 永瀬ひな季  2024-09-08 13:41:30 



それにはね、実は傑さんが必要不可欠なんですよ。…一緒じゃないときっと叶えられないから、これからもそばにいてくださいね。
( 彼も映画の内容がおもしろいと感じたようで、それならDVDのレンタルが始まったらまた改めて観ようと密かに心に誓う。上映期間中に一人で来るというのも手ではあるけれど、二人で過ごした時間を他で上書きはなんだかしたくなくて。自身が夢を叶えるところを見たいなんて言われては小さく微笑むと、隣に並ぶ彼の顔を覗き込むように後ろ手を組みながら軽く半身を傾げれば、えへへと無邪気な笑みを溢し。チケットを見せる出入り口から抜け出すと、大人しく座りっぱなしだったから腕を突き上げ軽い伸びをしてはスマホの時刻を確認して。日が傾き夜が始まろうかとしている頃で、名残惜しさに時間は明言しないけれど彼もつられて時刻を確認したならそろそろ解散の流れになるだろうか )


  • No.2446 by 逆巻 傑  2024-09-08 19:46:20 



そのつもりです。
( 夢追う高校生アイドルの求めに対し、そちらを瞥見してから零した返答はたったの一言。決まり切った事柄であるかのようにそれだけで話題を打ち切ると、特段示し合わせるでもなく最上階から一階へ、今日立ち寄ったテナントのそばを通ったり通らなかったりしつつ出口までの道を辿り。空調の効いた室内から自動ドアを通って外に出たなら、少し暑さの和らいだぬるい空気に包まれ、夏も終わりだなと唐突に実感する。日が落ちるのも早くなってきた夕焼け空を見て夜を予感したせいか、徐に餅つきうさぎ模様のブルームーンを取り出して鞄に提げては、この時間特有の寂寞のなか別れの挨拶を )
…じゃあ、ここで。帰り道気をつけて。


  • No.2447 by 永瀬ひな季  2024-09-09 16:36:32 



えへへ、お揃いですね。
( わんこ可愛かったし占い楽しかったな、アイスも美味しかった、あのテナント今度行ってみたいな──たくさんどきどききゅんきゅんと大好きが溢れる一日だった、出口へ向かいながらしゃぼん玉のようにふわふわ心地良い一日の思い出が浮かんでは消えて。外へ出れば夕暮れも相俟って段々と近付く秋の気配を感じ、なんだか名残惜しいような気持ちになる。ぬるく穏やかな風に靡く横髪を押さえつつ別れ際に月のキーホルダーを提げたのを見ては、嬉しそうに八重歯覗かせながら自身のバッグにぶら下がる色違いの月を軽く持ち上げ主張して。それから別れの挨拶に、「今日のデートすごく楽しかったです、ありがとうございました!傑さんも気を付けて帰ってくださいね」と一日の幸せを滲ませた笑みを浮かべれば、手をひらひらと振り帰路へ。──そうして一度背を向け二、三歩。ちょうど彼も背を向けて歩き出した頃か。徐にくるりと踵を返してたたっと駆け寄っては、足を止める程度に背後から彼の腕を引き寄せたなら、距離の近くなった彼の耳に手のひらと口元を寄せて「傑さんのお嫁さんになることも、わたしの夢ですよ」と耳打ちして。すぐにぱっと手を離し解放しては夕焼け以外にほの赤い色を頬に差しながら、えへへとはにかんだ笑みを浮かべると「じゃあ、またお仕事で!」とぶんぶんと手を振っては今度こそ帰路について )

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( / 犬カフェ+αイベント、こちらからは上記で〆とさせていただきました!デートとっても楽しかったです…ありがとうございました* 上記のお返事は任意です◎
感想はまた後ほどお伝えしますね…! )


  • No.2448 by 逆巻 傑  2024-09-09 22:03:10 



良かったです。デートじゃないけど。
( 夕暮れの、時の流れが滞留して、あらゆるものの輪郭が曖昧になるような感覚の中。向かい合った色違いの月と寄越された分かりやすい繋がりに何だかほっとして、僅かに和らげた目顔で喜色に応えては、そのままの微笑で少女のこだわる単語に普段通りの姿勢を示し。揺れる手を残して背を向けた相手の後ろ姿から地面へと視線が落ち、体を反転させる間だけ伏し目に進行方向を回転させて、風に流されるように踏み出した──最初の一歩の直後。腕を掴む手に振り返った右耳へふいに囁かれるのは、アイドルとしてではない彼女の夢。突然のことに頭の整理の追いついていない己の返事を待つでもなく、伝えっぱなしにして言い逃げの形で去ってゆく夢いっぱいの高校生に、犬カフェでの会話が過ってそれは夢違いだとか、今時お嫁さんが夢なんて幼稚園児でも言わないだとか、犬と猫は飼うんだろうかとか、とりとめのない思料を一通り終えたなら。輝きを失わないまま視界から消えてゆく大小の太陽に、思わず目を眇めて )
……、眩し…。

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(/ こちらも〆させていただきました。今回イベもありがとうございました…!逆巻はなかなか認めませんが、紛うことなきデートでしたね…*
初っ端からひな季ちゃん節全開でコミカル可愛かったですし、折に触れて『デートっぽい!』と喜んでいるのも初々しくて終始にっこりでした。前々から楽しみにしていたお手のシーンも、逆巻が疲れているのかと思ってマッサージに付き合ってくれる優しさも、ほんとの一途捧げてくれるところも、全編通して余すところなく愛しさの塊だったのですが、逆巻の〝水瀬さんの〟認定で口から感情垂れ流し状態になっちゃう姿が破壊力すさまじくて何十メートルか吹っ飛びました…。最後のお嫁さんも夢発言も甘酸っぱくてリアルにきゅんってしましたし、映画館での仕掛けも上手く活用してくださって、さすが背後様…の念が日々募っております。ご褒美回と言っても過言ではないほどただただ幸せに満喫させていただきまして、まだまだ語り尽くせないところではありますが、冗長になってしまうのでこの辺にしておきますね…! )


  • No.2449 by 永瀬ひな季  2024-09-10 01:42:02 



( / いつもながらこちらが散らかしたロルを綺麗に〆てくださってありがとうございます…惚れ惚れ…。はい、れっきとしたデートでしたね*
いっぱい嬉しい感想をありがとうございます、潤います…〝水瀬さんの〟認定シーンは前後のやりとりも含めて私もとても大好きで、言い訳したり犬を撫でてた癖でついひな季のことも撫でちゃうのもによによ不可避でした…。そしてなんと言ってもおあいこのお手の破壊力ですよ…!!私もその動画が欲しいです、切実に。
自分は守れないトワハトくんにじわっと笑っちゃいましたし、一緒に可愛くされたのも占いに付いてきてくれる保護者感も、プレッシャーを掛けてくる仕草もツボでした…本当に挙げていくとキリがないです…。

映画館のやつはやっぱり仕掛けだったのですね!やっちゃって良いかなあとどきどきしておりましたので一安心です。他にも仕掛けがあったにも関わらず取り逃がしていたなどありましたらすみません…!お嫁さんも夢発言については、最後にもう一つ何かやっときたいなあといっぱい考えてのものでしたので、きゅんとしていただけて嬉しいです*
幸せいっぱいなデート回、改めてありがとうございました~*

上記全文蹴り可です◎
さて、次は本編なら文化祭イベになるかなあと思いますが、小話を挟んでおきたいなどご希望はございますでしょうか?
それと最近、思うように時間が取れずお返事が遅くてすみません…!今月中には必ずイベント纏めなどしておきますね。 )


  • No.2450 by 逆巻 傑  2024-09-10 13:45:30 



(/ こちらこそ嬉しいお言葉をたくさんありがとうございます* 幸せイベントの後なのにもっと幸せになっちゃいますね、えへへへ…。秘蔵のお手映像はそれぞれうちのこから貰って共有しましょうか()逆巻渡してくれるかな…。
いえいえ、仕掛けに関しては全然任意なので、見つけて気が向いた時に活用してくだされば幸いです…!なんか違うなと思ったらスルーでも一向に構いませんし、反対にこちらが意識していない部分でも自由に状況動かしていただいて大丈夫なので◎
お忙しい中いっぱい考えてくださったと聞いて、その裏話も含めて大好きなシーンになりました。ひな季ちゃんの真っ直ぐなまばゆさがとどまることを知らず、ぜったい叶えるからね…の気持ちです。ありがとうございます…。

堪えきれず簡単にお返事させていただきましたが、こちらも上記は蹴り可です◎
次に関して、素直な心情を言えば、ここ最近ずっと本編続きだったから小話を挟んでもいいかな…それともこのまま第二部完走しちゃった方がいいかな…でもまだ案出しも済んでないしな…という振り子状態でして…。背後様のご希望はございますか? ちなみにクリスマスまでに予定しているイベントと、もし小話にする場合の案を以下にざっくりと纏めておりますので、一度お目通しください。

【 クリスマスまでの予定イベント 】

●文化祭イベ
●匂わせ写真事件後日談
●ミニライブイベ
●クリスマスイベ
●ハロウィン(10/31)
●犬の日(11/1)

【 小話案 】

●お月見
お揃いのキーホルダーゲットしたし、十五夜も近いし…ということでお月見。せっせと準備するのも可愛いし、することが少なそうなのでグランピングと組み合わせてもいいし、月にちなんでかぐや姫パロとかでも。
●旅行
行楽の秋ということで、すぐひなが実在の観光地を巡って、ついでに背後も旅行気分を楽しみたい、という私欲企画。ただちょっと調べ物が多くて大変そうではあります…。
●オリジナルかるた製作
名シーン、名セリフ、キャラクターの情報などで『可愛いの魔法オリジナルかるた』を製作する企画。風流感だけで選出していますが、レス記念とか年末年始とか、それこそ第二部完結の際とかにやるやつですね、これ…()

もちろんこれ以外にも、未消化案に溜まっている中から選ぶ、やりたいものがあれば挙げていただく、も大歓迎です。「臆病な少女幽霊」なんか特に時季的にも良さそうな…!
お返事のペースもどうぞお気になさらず◎ 公私ともにお忙しいのは承知しておりますので…。作業については余裕があれば、程度にお考えください…! )


  • No.2451 by 永瀬ひな季  2024-09-12 01:39:39 



( / お返事たいへんお待たせ致しました…!!温かいお心遣いもありがとうございます。お言葉に甘えて蹴っておりますが、いつもの如くにこにこで読ませていただきました*
私も全く同じ心情で…!熱量そのままの勢いで次いっちゃえ!と本編を進めてきましたが、そろそろ小話を挟んでもいいかなと思いつつ二部もう少しだしなと…悩みどころですよね、わかります…。
纏めや小話案をありがとうございます* 目を通しているうちに小話欲が湧き上がってきてしまったので、小話でいかせてください…!

●お月見
わ~!かぐや姫にびびっときてしまいました…差し支えなければかぐや姫は逆巻さんを希望します!求婚したいし悪戯心で無理難題言われて戸惑いたいし、月に帰っちゃって(orそれも悪戯心で帰ったフリしてただけとかで)しくしくしてるところに戻って来てもらいたい…(妄想)
●旅行
確かにちょっと調べ物が大変そうですね…でも楽しそうだなあと思いました。すぐひなが行った場所をいつか聖地巡礼してみたくなっちゃうやつですね…!
●オリジナルかるた製作
第二部完結記念としてやりたいです、ぜひ!50音揃えたくなっちゃいますがそれだと結構時間が掛かりそうなので、あいうえお作文みたいな感じで「かわいいのまほう」の重複抜いた7文字で製作するのもありかなと思いました。

最近妖系のポストがよく流れてくるので、臆病な少女幽霊も捨てがたいな~という気持ちもあり…悩みどころパート2です。ちなみにこれとお月見の案でしたらどちらの方に惹かれますでしょうか…? )


  • No.2452 by 逆巻 傑  2024-09-12 13:32:54 



(/ やはり以心伝心…、私も書いているうちに小話側に傾いていたので、ぜひ小話でお願い致します…!前述の通り十五夜が近いのでまずはハピエンかぐや姫パロをして、時間的に余裕があれば続けて臆病な少女幽霊も、という運びでいかがでしょうか…? 早速下に始めさせていただいておりますが、ロルの形式を変えたい等も含め、不都合があればご遠慮なくお伝えください◎

●かぐや姫パロ
こちらも逆巻がかぐや姫かな~と想像しておりました!今のところのキャラクター像とストーリー展開は、静かに慎ましく穏やかに暮らすことが絶対の掟である月の世界で、退屈に耐えかねてシンボルの餅つきうさぎにおしゃれな靴を履かせた罪により流刑となったお姫様。ひな季ちゃん側の年齢性別身分はご自由に…!求婚されるも刑期が終わったら月の世界に帰るため適当にからかって遊んでいたところ、うっかり姫側も好きになって恋仲(?)に。予定通りに迎えが来て月に帰るけれど、ひな季ちゃんへの想いが消えず、激しい感情を抱える罪で再び流刑。それを何度も繰り返すうちついに月の世界から追放、地球人となって結婚。です。ひとまず程度の案なので、ご意見ご要望はいつでも、いくらでも…!
●旅行
いつかやれそうなタイミングがあればやりたいですね…!このトピックに聖地巡礼の概念が生まれるとは…、行ったことないのに思い出の場所になるのも楽しいです。良さげな観光地ちまちま調べておきますね◎
●オリジナルかるた製作
いいんですか…!ではでは第二部完結の折にはかるた製作させてください!あ行だけとかは考えていたのですが、「かわいいのまほう」は思い付きませんでした。なるほど…!「さかまきすぐる」「ながせひなき」でも作れそう…となると、いっそかるたじゃなくてあいうえお作文でもいいですね* こちらについてはまた近くなったらご相談させてください。

またまた長くなってしまってすみません…、特に異論やご意見がなければ全文蹴り可です。ついでに、の文量ではありませんが、文化祭イベの案も一旦共有させていただきたく置いておりますので、お目通しだけお願い致します。背後様からもやりたいことだったり、ひな季ちゃんのクラスで出し物だったりがあればお聞かせください…!

●着せ替え写真館
写真部か演劇部の出し物。(ちなみに最後の祝福を授けるシーンは新聞部の号外の前にしようかと…!)色んな衣装に着替えさせて写真を撮るだけ。衣装に合わせたヘアアレンジがしたくてうずうずする逆巻がいるはずなので、よかったらさせてあげてください。写真は嫌がるかと思いますが、「最後の文化祭なのに…」の一言できっとどんな出し物にも付き合います。
●仲良し度チェック
どこかのクラスの出し物。友達やカップルのペア参加前提で、相手の理解度チェックのような企画。身長、誕生日、血液型、好きな動物、好きな食べ物、好きな人、将来の夢…etc. でクイズできればと!最後に「仲良しのポーズお願いします!」って言われて、肩組むとかか…?って逆巻が手伸ばすもひな季ちゃんに伝わるはずもなく、ただただ肩抱いただけのポーズになる展開もおいしいなぁなんて。結果があんまり高いスコアにならなくて「次こそは仲良しに…!」って息巻いてるひな季ちゃんに、「最後の文化祭なのに?」とか「そんな数字に惑わされてないで…」とかなんやかんや言いたいです…。 )

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( 民家の庭先に20代ほどの女性がひとり / 月と同じ色の姫カットウルフに十二単の姿で / 蝶を指先にとまらせて、退屈そうに嘆息しつつ )…、向こうにいた頃と変わらねぇな…。


  • No.2453 by 永瀬ひな季  2024-09-12 20:03:18 



( / わあい、以心伝心嬉しいです*
試運転形式ならさくさくっと進みそうですからね、余裕があれば~の流れももちろん了解です◎
相変わらず熱量たっぶりのお返事も嬉しいです、ありがとうございます。ざっくり割愛してますが全部とっても頷いております…!同様にお好きにご割愛くださいね。

●かぐや姫パロ
かぐや姫♀と考えると普段の口調なのになんだか勇ましくて笑っちゃいました() なのに流刑理由が可愛すぎて…既に尊いです…。
そして組み合わせを姫君とご令嬢か、姫君と貴公子かでまだ悩んでおります…!前者も展開はおもしろいながら尊い&可愛くて絶対大好きなのですが、逆巻さんが女性なのでひな季は貴公子になるのも大いにありだなあと…ただその場合呼び方をどうしようかなと悩んでおりまして…そのまま永瀬皇子とかでいいでしょうか?そもそもご令嬢か貴公子かも決めきれていないので、背後様のお好きな方を選んでいただけますでしょうか…! ※ということで一旦小話のお返事を保留させていただいております。

●着せ替え写真館
衣装に合わせたヘアアレンジ、ぜひお願いします!どんなのをしてくれるんだろうと今からわくわくしております…し、以前にちらっとお話ししていた逆巻さんのひな季の高校制服ver.ももちろんとてもうきうきわくわくです。

●仲良し度チェック
片方だけ肩組もうとしてるのとてもじわりますね() チェキ撮影とかでよくある、片方ハートで片方サムズアップのやつでもおもしろいけど、逆巻さんは写真撮るのにサムズアップしなさそうなイメージですよね、たぶん…。 なんやかんや言うのもやりましょうねっ! 

●ひな季のクラスの出し物
クレープにしようかなと思っております!シフト交代間近なところに逆巻さんがやってきてひな季がクレープを作り、サービスとしてクリームやチョコソースたっぷりめで。「もう交代だからちょっと待っててくださいね!」と伝えてシフト交代と着替えを済ませている間、一人で黙々とクレープを食べてる逆巻さん。「お待たせしました!…あれ?」とひな季が顔を覗き込むと口端にクリームが付いているのに気が付き、指の背で拭ってはぺろりと舐め取って「ついてましたよ。いつかのお返し、…えへへ」とはにかむまで想像しました…。 )


  • No.2454 by 逆巻 傑  2024-09-12 22:31:54 



(/ ご配慮ありがとうございます。こちらも以降すべて好きな時に蹴り・割愛してくださいませ…!

●かぐや姫パロ
口調まで女性だとパロとはいえもうただのかぐや姫になってしまうので、かぐや姫役の逆巻傑、くらいの感じでやらせていただいております()流刑の理由も申し訳程度の逆巻要素でしたが、気に入っていただけて嬉しいです…*
ううう~ん…月の姫様と地球のご令嬢はそこはかとないエモの香りがするし、でもひな季ちゃんの男性役という激レア姿も見たいし…と、悩みに悩んで究極の選択を決めきれなかったので、ここはもういつものアレで決めましょう。この投稿時間の秒数下一桁が0か偶数ならご令嬢、奇数なら貴公子で…!ただ結果に対して直感的に「ちがう!」と感じられた場合は、ひっくり返してもらっても構いませんので!

●仲良し度チェック
想像したら肘置きでした()逆巻が説明しだす前に違う方向で察して身を寄せてくださると背後得です…( こそこそ )サムズアップはしないでしょうが、ハート待機してるひな季ちゃんの手を上から握って拳にさせて、グータッチとかにはするかもしれません。ひな季ちゃんは学校でもアイドルだろうし親衛隊もいるし、応えるのも拒否するのも怖いですからね…。不満げなひな季ちゃんに「(ハートは)仲良し度40点のペアがやるポーズじゃないすよ」とかも言いたいです。あとは出し物の係の子に惜しかった回答のとき点数おまけしてもらってても可愛いし、食べ物買う時もちょっとおまけされててほしい…可愛いは正義。

●ひな季ちゃんのクラスの出し物
クレープ屋さん…!ひな季ちゃんに似合いすぎてますし、サービスしてくれるのも嬉しいです。そしてそのたっぷりクリームがいつかのお返しに繋がるとは…!ちょっと照れながらお礼言って「もうついてない?」の素直な流れにするか、びっくり顔の後に「…や、こういうのは気にしないんすね」って映画館での事故の話に繋げるか、迷います…。 )


  • No.2455 by 永瀬ひな季  2024-09-13 02:01:02 



( / 
●かぐや姫パロ
投稿時間の運試しが定番化していてなんだか嬉しくなりました…、そしてご令嬢に決定となりましたね!字面はエモですがひな季がなにぶん喧しいと思います、ご了承ください() ひな季の男性役はまた機会があればやらせてください*

●仲良し度チェック
肘置きはもう逆に仲良しで笑いました() 身を寄せる了解です◎
強制グータッチなのもおもしろくて、展開相談しているとやっぱりにやにやしてきちゃいます…頑張れ私の表情筋…! 文化祭、いろいろ楽しそうすぎて出し物の係の子になってすぐひなを追いかけ回したいです(?)全部やりましょうね…毎度の如く盛りだくさんになりそうですが…!

●ひな季のクラスの出し物
わあい似合ってますか、よかったです* クリームを取ってからの流れ、どっちのパターンも良すぎてどちらでも楽しめちゃうので直前まで悩んでいただいて大丈夫です!投稿時間の運試しでも◎

ざっくり割愛しつつお返事書いていたのですが、ほぼ感想のようなものになってしまったので全文蹴り可です…!
かぐや姫パロもよろしくお願い致します* )

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>>2452
( 艶やかな垂髪に市女笠を被った袿姿 / お散歩がてらお店でおやつを買いうきうきな20代手前 / 道中に蝶がひらり、つい目で追っかけて )あ、蝶々…──!?( それが入り込んだ庭先に蝶さえも魅了する美しい女性の姿を見つけ、はわわ / どきどきと胸の高鳴りを覚え / もっとよく見たい… / つい前のめりに、笠の垂れ衣が当たって垣根をがさり )


  • No.2456 by 逆巻 傑  2024-09-13 11:38:30 



(/ 私も先の楽しみが増えて早くも浮き立っております* 背後様が出し物の係の子なら、こちらは呼び込みの着ぐるみにでもなって同行しますね…() わくわくが膨らむばかりではありますが、まずはご令嬢とお姫様のかぐや姫パロの方、改めてよろしくお願い致します…!※蹴り推奨 )

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( 垣根に何かが当たって揺れる音にやおら顔を上げると、蝶がふわりと飛び立って / それを気に留めるでもなく、音のした方から視線を逸らさず歩み寄れば / 警戒も気後れも窺わせぬ態度で向こう側の人影へ問い )…うちに何か?


  • No.2457 by 永瀬ひな季  2024-09-13 12:50:40 



わ、わ。( 音を出してしまったことで視線が合えば、あたふた / 近寄る彼女へ覗いてしまったことの謝罪をしようとするものの、見れば見るほど美人で / 〝すみません〟と心の声と発した声が逆に / 口元を袖で隠しながらどきどき )ひゃっ、声まで美人…。


  • No.2458 by 逆巻 傑  2024-09-13 13:39:34 



…ああ…なんだ、貴女も噂聞いて来たひと?( ひとつ瞬いた後、ふっと興味を失ったように自分の髪に目線落とすと / 無造作に5本指をそこに差し込み、握るようにして梳かし始め / それから胸元辺りで毛先を解放しては、そよ風に髪を靡かせながら煩わしそうな遠い目で呟き )…最近多いんだよな。見物に来る女も、求婚に来る男も。


  • No.2459 by 永瀬ひな季  2024-09-13 14:53:33 



噂?わたしは椿餅と蝶に導かれて…。( きょと、と双眸を瞬くと小首を傾げながら、ここにいる経緯をぽつり / なんか困ってる…? / 憂いた様子も儚げで、月のような白金の髪が煌めいていっそう美しく / 多分もっと人が殺到するのでは / そこで笠の上にぴんと閃きのマークが浮かんでは〝かぐや姫〟の噂も知らぬまま / 垂れ衣の隙間から、すっと手のひら挙げ )あの、えっと…お美しい姫君さま。よろしければわたしに一肌脱がせていただけませんか!


  • No.2460 by 逆巻 傑  2024-09-13 18:17:24 



( 〝椿餅〟の単語にはちらりと手元を見やるもそれだけで / ぼんやりと通りの方を眺めて聞き流しの姿勢 / そこへ突然の申し入れがあると、先程の蝶のごとくふわりと相手に意識を舞い戻らせ / 両の瞳で垂れ衣の奥を捉え、関心を示すように僅かに眉を持ち上げて )…──ん?


  • No.2461 by 永瀬ひな季  2024-09-13 21:09:05 



わたしの屋敷にお忍びで遊びに来ませんか?これをお貸しすれば多少なり見目は隠れますし…これでも名の知れた家柄なので、ここよりうんと外部からの干渉は少なくて済みますよっ。( ぱ、と明るく人差し指を立てながらにこやかに提案 / 現時点、下心は一切なくて / そっと笠を脱ぎぼやけていた素性を晒しては、あどけない八重歯覗かせつつ垣根を超えて手を差し伸べ / 肘あたりからぶらさがる袋にちらり視線向け )ちなみに本日、これからのご予定はいかがですか?頬もとろける椿餅をご用意できますが。


  • No.2462 by 逆巻 傑  2024-09-13 21:54:19 



…それは、大変ありがたいお話ですが。( 口調は真似つつも表情の乏しさはまるで正反対に、差し出された手のひらへぽんと自分の手を重ね / 相手の気遣いよりもお屋敷と椿餅への興味が決定打だった様子で / ついていく意思を示した後、率直な疑問を投げ掛けたなら / 「…あ、おじいさんとおばあさんに言わねぇと」と手を差し伸べられた側が差し伸べた側を引き寄せて、垣根の内へと入れるだろうか )どうして貴女がそんなことを。


  • No.2463 by 永瀬ひな季  2024-09-13 22:28:02 



( 白魚のような手が重なるも直後外見から想像し得ぬ言葉使いに、ずきゅん / 所謂ギャップ萌え / 誘い出しつつも彼女の手に引かれ、足先を敷地内に着け垣根を超えてしまえば / 垂れ衣が風に靡き魅入られた先程と蝶の如くふわり庭先に舞い / おず、と答えたなら笠をそうっと彼女の頭上へ )…へ。……、貴女が困っているように見えた、から…?


  • No.2464 by 逆巻 傑  2024-09-13 23:11:45 



──…ご令嬢は、少し人が良すぎるな。( 思わぬ返答に数秒の沈黙を置いて、仄かに破顔した表情は垂れ衣の奥 / そのまま家人に「遊びに行ってくる」とだけ伝えれば / 屋敷へと連れられる道中、特別指示や指摘がないようなら握った手はそのままに / 名を尋ねるけれど、先に名乗るのが礼儀かと思い直し「私はかぐや」と続けて )…そういえば、お名前は。


  • No.2465 by 永瀬ひな季  2024-09-14 13:41:28 



かぐや、姫さま…。え、あまりに麗しく似合いすぎでは…!?( 垂れ衣の奥に覗く仄かな笑みがなんだか頭から離れず / 道中繋がれたままの手にどきどき、重ねて緊張でふるふる / しかし確実に我が屋敷まで送り届けようと、半歩先ゆく横顔はきりりと口角を引き締め / 途中小さな小さな小石だったり、水溜まりに気が付けば繋いだ手を柔く引き寄せて )わたしは…姓は永瀬、名はひな季、と…。あっ、足元気を付けてくださいね…!

  

  • No.2466 by 逆巻 傑  2024-09-14 21:20:25 



…声まで美人、名前まで美人、か。( 既視感のある反応にぽつり / 言われ慣れたためか取り立てて快も不快もなく / 歌でも詠むように「永瀬のひな季さま」と静かに反芻しては / 最初はおもしろく眺めていた過剰なほど丁重な扱いにも少々飽き始め、悪戯心から何もないところで躓く振りをして相手の方へとよろめき )ぅ、わっ……。


  • No.2467 by 永瀬ひな季  2024-09-15 01:10:15 



?…──姫さま、( ぽつと呟いた言葉に、何か気になるのかと微かに小首を傾げていれば / ふいに何かに躓いてしまったらしい彼女がこちらによろめいてくると、衝撃マーク浮かべ / 咄嗟に椿餅の袋を持っていた手を差し伸べては、繋いだ手で彼女を引き寄せるように抱き止め / とさ、と袋は地面に落ち / 心配そうに眉尻を垂らしながら垂れ衣の奥を覗き込み / あたふた )大丈夫ですかっ…?すみません、わたしったら何か見落としを…!


  • No.2468 by 逆巻 傑  2024-09-15 01:49:41 



…ひな季さま。落としてる、大事な椿餅。( 両手で支えられると、同じ笠の下に入った相手の表情がよく窺え / 上流の子女らしからぬ慌てように更に擽られる悪戯心 / ふと屈んで地に落ちた椿餅の袋を拾って渡し / 偽物の憂い顔で、袋に彼女の手を沿わせる拍子にその甲をさらりと撫でてみて )この菓子みたいに、私のこともひな季さまが運んでくれたらいいのに。


  • No.2469 by 永瀬ひな季  2024-09-15 02:18:35 



え、…あ!ありがとうございます──…それはさすがに、( 落としたことに気付かされると、また衝撃マークをひとつ浮かべ / 袋を拾ってもらうも手の甲を撫でられれば仕草にも表情にも、どき / しかし溢れた彼女の願望に神妙な顔付きになれば / 気が付かなかった! / はっ…とした表情でほろり言葉溢し )名案すぎません…?すみませんがこれはそのまま持っていてもらえますか、…では失礼しますね、かぐや姫さま。( 今し方受け取ったばかりの袋を彼女に持たせては / 一言添えてから、ひょいとお姫さまだっこ / そのまま歩き出して ) 


  • No.2470 by 逆巻 傑  2024-09-15 02:55:49 



…、えっ。うそ──( まさか本気にするとはつゆも思わず / 意味が飲み込めずに一拍置いて素の驚駭が表れると同時、足元に浮遊感をおぼえて / 最初こそ恐々としがみつくように腕を回していたものの、じきに慣れたのか大人しいながら幾分か肩の力の抜けた様子で / 無事に屋敷まで運ばれ、ようやく地に足をつけては、信じられないような目を相手の方へと向け )…どんなご令嬢だよ…。


  • No.2471 by 永瀬ひな季  2024-09-15 03:26:54 



舞が得意なので体力には多少自信が。持続力はありませんが…えへへ…。かぐや姫さまが軽くて助かりました!( 屋敷に着きひと働きを終えれば、ふう、と額拭う素ぶり / ふと視線に気が付けば、褒められてるわけでもないのにはにかみ笑い浮かべ / むしろ彼女の軽さに信じられないような目を向け )それにしてもほんと、羽根のような軽さで…もうちょっと食べた方がいいですよ…。そうだ、椿餅食べましょ!さあさ、中へどうぞ。( 門番に話し掛け開けてもらえば、座敷へと誘導 / 〝女子会するから〟と部屋の周りは人払いを頼み )


  • No.2472 by 逆巻 傑  2024-09-15 14:19:20 



はあ…多少、自信が…。( 何でもないことのように語られる事柄に追及する気も失せ / かくいう自身も月の住人というファンタジー存在 / 助言には軽く両腕を広げて体付きを確かめた後、「ひな季さまだってそう変わらないのに」とこぼして / 先導に従って門をくぐれば、名家に相応しいお屋敷を瞳の動きだけで見回し / 使用人に椿餅を手渡したなら、通された座敷へすぐさま器に盛られたそれと茶が運ばれてきて / それからそっと笠を外して側へと置き )お邪魔します。…ここがひな季さまの部屋?


  • No.2473 by 永瀬ひな季  2024-09-15 22:48:50 



( 〝変わらないかな…?〟と持ち上げた袖から覗く腕を見つつ / 座敷へ辿り着き間もなく使用人から茶菓子たちが運ばれてきては、礼を告げると使用人たちは言いつけ通り部屋から離れていくと )いえ、これは客間で。急にわたしの部屋へ通されても困りませんか?( つい先刻知り合った仲なので一応、と / 一握りの常識持ちつつ畳の上に座れば / 器に盛られた椿餅を手のひらで指しながら、にぱり )さ、どうぞどうぞ。覗き見る女性も求婚する男性もいません…ごゆるりお寛ぎください、かぐや姫さま。特にこの椿餅は絶品で!( 人様へ勧めておきながらひと足先に二股の竹串で椿餅を刺せば、ぱくり / 幸せそうに緩む頬に手のひらを添えながら )えへへ、とても美味しいので…!


  • No.2474 by 逆巻 傑  2024-09-16 01:27:55 



…?特には。( そんなこと気にしたこともなかった、とでも言うようなきょとん顔 / 脇の甘い性格 / 使用人が去って二人きりとなった空間の静けさは故郷を思い出すようで / なんとなしに外を眺めつつひとつ息を吐き出せば / 勧められるまま椿餅をぱくり / 絶賛も頷ける味に瞠目すると、口元に手を添えて小さく呟いた後、相手と目を合わせて通じ合うように頬を綻ばせ )…!たしかに、これは絶品…。


  • No.2475 by 永瀬ひな季  2024-09-16 18:25:38 



それじゃあ次に遊びに来てくれた時には、わたしの部屋で女子会しましょうね!( 次があると信じてやまないまなこ / きらきらと煌めかせ / 椿餅を口にした彼女から賞賛を得ると、満足げに八重歯を覗かせ )でしょでしょ、歯切れよくくどすぎず何個でも食べられそう、な…──。( 彼女がふいに見せた笑みに、とすっと心を射抜かれ / 一瞬時が止まったような / 彼女の手をそっと両手で包みこめば / 自然と口からまろびでて )わたしと結婚しませんか。


  • No.2476 by 逆巻 傑  2024-09-16 19:08:45 



はいはい。( 誘いに応じるか否かは気分によるところが大きいため、確約はしないおざなりな返事 / すっかり魅せられてもう一口と竹串に伸ばした手を掬い上げられれば / 「──…は?」ここには覗き見る女も求婚する男もいないけれど、「求婚する女はいるのか…」 / 呆れ気味に呟いた後は相手を値踏みするようにじっと見据えて / やがて打算を終えると、覚悟を確かめるようにひとつ尋ね / もしそれに肯定が返ったなら、「じゃあ何か面白いことして」と大雑把な無茶振りをするだろうか )…どうしても私と結婚したい?


  • No.2477 by 永瀬ひな季  2024-09-16 20:43:58 



はいっ、頑張って幸せにするので──…え?( まさか同性相手に求婚してしまうなんて / 言った後にどうしよう…と汗をだらだら / そこへ彼女から問い掛けがあるとすぐに返答するも続く無茶振りに、きょとん / 「おもしろいこと…?」生まれてこの方受けたことがない無茶振りに神妙な顔付きで反芻し / 手を握り神妙な顔付きのまま考えるように斜め上、左右、下へと思考とともに顔を向け )おもしろい、こと……。


  • No.2478 by 逆巻 傑  2024-09-16 21:39:34 



一生を共にするなら芸の一つくらいできる相手じゃないと。( 当惑する彼女の反応を、見逃すまいとするかのごとく注意深く眺め / つんと乙に澄まして高慢な台詞を放つも、何を見せられたところで求婚に応じる気はなく / 催促するように眼前に落とされた言葉を拾い上げて繰り返して )おもしろいこと。


  • No.2479 by 永瀬ひな季  2024-09-17 21:37:29 



芸…っ、そんな犬じゃあるいし…。( 衝撃マークを浮かべては / 人差し指同士をつんつんと合わせながら、ぽつりと小さな小さな反抗心 / ほぼ犬です / 困ったように双眸をぎゅむむと瞑ったのちに絞り出したのは )ちょっと待っていてください!( 徐に立ち上がっては、たたたっと自室へと向かい / ほんの数分後、使用人の驚く声や止める声のなかスパーン!と再びこの部屋の戸を開けては / おしろいで顔を白くさせた出立ちで部屋に戻れば )いかがでしょうかぐや姫さま!〝面〟白いです!……、どうか、どうか笑ってやってください…。( 勢いこそ良いものの、ふるふると羞恥で震え出しては / おしろいの奥を赤く染め上げていけば、ぱたっと三つ指つきながら頭を垂らし )


  • No.2480 by 逆巻 傑  2024-09-17 23:13:02 



……、面白くない。…けど、それが面白い。( 開け放たれた戸から現れたおしろい塗れの顔に呆気に取られ / 沈黙に耐えかねた彼女が頭を垂れてから動き出せば、目の前で膝を折って容赦のない一言 / しかし直後に意見を翻し、顎に添えた人差し指で掬うように顔を上げさせた先には、仄かながらも確かな笑みがあって / 犬を褒めるように「よしよし」と顎の下を撫でやり )──また遊びに来るよ、ひな季さま。…笠、借りても?( 自分が満足したなら唐突にすっくと立ち上がり、どことなく機嫌良さそうに先程は保留にした約束を交わすと / 行きと同じく帰りも運んでもらおうかとたくらむも、〝面白い〟顔を見て考え直したようで )


  • No.2481 by 永瀬ひな季  2024-09-18 19:57:45 



( / さくさく進められそうと言っておきながらお返事が滞っていてすみません…!風邪を引いてしまい頭が回らないため、ちょっとおやすみをいただきます。回復次第すぐ来ますので今しばらくお待ちください…! )
 

  • No.2482 by 逆巻 傑  2024-09-18 22:15:17 



(/ しばらくお返事が難しいとのこと、把握致しました!毎度のことながら丁寧なご連絡をありがとうございます。月でも眺めながらぼんやりとお待ちしておりますので、どうぞこちらのことはお気遣いなくご養生ください…*  ※蹴り可 )


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