可愛いの魔法 (〆)

 可愛いの魔法 (〆)

匿名さん  2023-03-24 20:11:47 
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お相手様決定済み。




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  • No.2005 by 逆巻 傑  2024-05-02 10:04:14 



…ん、好き。疲れた時とかしばらくここにいたい。( 趣味をストレートに肯定 / こじんまりと座っていた足を徐々に寛がせると / 癒される仄暗さと綺麗な光たちに普段より幾分か気の抜けた様子で )…あぁ、こっちにも星があると思ったら、これヒトデか。( 徐に相手の顔のそばへと腕を伸ばし / 木に生った果実を摘むように、一回り小さな手ごと星形の後ろ側に手のひらを添えて少し引き寄せ )


  • No.2006 by 永瀬ひな季  2024-05-02 12:46:17 



えへへ、よかったあ…!いつでもお部屋のセットしますからね。( 嬉しそうにふにゃんと柔らかく破顔しては / 星夜と海と、それから月が揃った景色を満足げに見つめ / 「ちなみにこれはお持ち帰り可です」と一番近くにあったアクアリウムの上部を手のひらでぽん )ふふ、海の星って書いてヒトデだから間違いじゃないかも。床に散らしたら踏んじゃいそうだったから、こっちに飾り付けてみました。( くすくすと小さく笑いながら、手のひら越しに微笑ましげに見つめると / ふと今更ながら浮かんだ名案 / むむ、とちょっと悔しげに唇を尖らせるも、すぐに無邪気な笑みに変わり )…あ。飴細工にすればよかった…そしたらこのままあーんってできたのに。えへへ。


  • No.2007 by 逆巻 傑  2024-05-02 18:38:07 



ひな季さんにさせられないすよ、そんなこと。いくら疲れてても。( 上ばかり見つめていた顔を隣の笑みにゆっくりと向け / 安らいだ表情はそのまま、ほんの僅かに眉下げると気持ちだけ受け取っておくことにして / 「…寝室かな」早くも持ち帰るつもりでじっと吟味しては、置き場所まで決定し )…間違いなく踏んでた。( 先程の状況を振り返り、踏んだ時の痛みまで想像して / 深刻そうに頷き / 不意の発案には仮にそうだとしても口を開かない意思を暗に示して撥ねつけ / にも関わらず、体温の高い彼女の手のことはそっと優しく握って )粘る間に溶けて指汚れただろうし、アクリルで良かったんじゃないすか?


  • No.2008 by 永瀬ひな季  2024-05-02 20:14:10 



んん…、でも、ちょっとでも癒しになれるなら、わたしは力になりたいタイプなので。…だから、いつでも頼っていいんですよ。( きょと、と双眸を一度瞬けば / いつでもウェルカムな姿勢を示すように両腕を広げると朗らかな笑み浮かべ / 「ちなみにこれ色も変えれるみたいです」ひとつ手に取り底にあるスイッチをぽちれば / 淡いピンク色だったり紫色だったり、緑だったり )そう、かな…?そうかも…。( 彼が言うならそうなのかもしれない / 微かに指先ぴくり / 頬を淡くぽぽっと染めつつ僅かに手のひらの体温も上がったような / 視線をそわり )…そうだ、お祝いの言葉がまだです!乾杯しませんか。( は、とぽつんと空のままのグラスを見遣っては声を掛け )


  • No.2009 by 逆巻 傑  2024-05-02 21:22:18 



…、…じゃあ、声。…聴かせててください。好きなんで。( 何かを考えているのかいないのか、ぼんやりと相手の顔を眺めれば / ささやかな願い事と共に新情報をひとつ / 連れ帰ることが確定しているためか興味深げに色を変えるクラゲに視線注ぎ / ややあって「…あれみたいすね、ペンライト」とおぼえた既視感の正体に思い当たり )──…。( 部屋が暗いせいで顔色の変化には気付かず、相手をへこませただけのように映って / 今だけ飴細工にならないかとアクリルストーンを窺うも勿論なるはずなく / 多少名残惜しそうにしつつ、指先から抜けてゆくように手離し )!…すね、部屋に浸ってて忘れてた。( 呼び掛けを受けて此方もは、と / 最早慣れた手際でシャンメリーをふたつのグラスに注ぎ、赤のポピーが浮き出たそれを手に )


  • No.2010 by 永瀬ひな季  2024-05-02 21:46:04 



声っ?…それはいいんですけど、んと、……大好き…、ずっと大好き。( ここにきて新情報が追加されては小さな衝撃マークを頭上に / いざそう言われると何を発したらいいのか、恥じらいながら視線を彷徨わせると / 折角音に乗せるなら想いも乗せたくて、ころんと転がる鈴音のようにぽつり / 「確かに!…あれでも待ってこれ、白色がないやつです」ぱ、と表情綻ばせるものの、一周回って青色に戻れば / ずーん… )ふふふ、夢中になってもらえたのなら冥利に尽きるってものです。…では改めまして──…2000レス、おめでとうございますっ!( 内情には気づかぬまま、ぽかぽかと温かな手をグラスに掛けて / ポピーの咲いたグラスを控えめにこつんと触れ合わせては / 咲き誇るポピーに引けを取らぬ笑みを湛えながら )まだまだこれからも、よろしくお願いします!


  • No.2011 by 逆巻 傑  2024-05-02 22:51:05 



──…、終わり?( 迷った末の言葉選びへ何か物言いたげに口開きかけるもやめて / 一度離れた両唇を閉じ合わせると、同様に一言だけぽつり / 仄青い光を湛えた眼差しで静かに見据え / 肩を落とす相手に小さく笑み零し、その手からアクアリウムを攫えば自分でも色を変えつつ「そうなると何色にするか迷うな」 )おめでとうございます。……2000レス…。( 笑顔が戻ったことに内心ほっと / グラスの鳴るのに合わせて祝辞述べ、まずはひとくち / 喉を下ったタイミングで遅れて実感したのか、傾けたグラスを戻しつつ独り言の声量で / 思い馳せるように柔らかく目伏せたなら、数瞬ののち屈託のない笑みで応えて )こちらこそ。ひな季さんといると時間があっという間すぎるけど、まだまだあれば安心すね。


  • No.2012 by 永瀬ひな季  2024-05-03 10:03:10 



お、終わらないです!…今日もかっこよくて、でもこの空間にいる傑さんが綺麗でうっとりしちゃって、見てるだけできゅんきゅんして好きーって思うんですけど…、声聞いてるとなんだか落ち着いて……わたしも傑さんの声が好きみたい、わたしを呼ぶ優しい声が大好き。( 視線を合わせ、きぱり / 溢れる幸せのように止まらない言葉たちを、はにかむ両頬包むように手を添えながら紡いでいくと / さらさらと静かで涼やかな、優しさ孕む声を思い出した耳朶へ指先伸ばして、えへへ / アクアリウムの色に仄かに照らされた表情を見つめながら「白があったら白にしてました?」 )──…わたしも、傑さんといると楽しくてあっという間です!たくさん話してきてるはずなのに、まだまだ話し足りなくて不思議。( グラスを傾けこくんと一口 / 向けられる笑みにきゅん / 緩まる頬 / レス数を人差し指でなぞれば、数字では表しきれない思いを溢し )


  • No.2013 by 逆巻 傑  2024-05-03 22:11:41 



…ひな季さんに〝何か喋って〟って雑に無茶振りするとそうなるんすね。大抵自分の興味あるものの話とかが返ってくるんだけど。( 聞き終えると純粋な嬉しさから控えめに相好崩し / 予想外の対応もよくよく考えれば彼女らしいような / それから思い出したように「俺じゃなくて星見てください」と内容に言及するも、そういう自分も隣に視線を向けたまま / 相手の問い掛けで当然のように白を選ぼうとしていたことに気付いてスイッチを操作する手を止め / ちらりと横目で窺ってから「…、しないすよ。寝る前に見るには白は眩しすぎるし」と今し方の失言を取り消そうと試みて )──…ん。2000ってすごい数字だけど、でも2000程度には収まらないすよね、ひな季さんの魅力って。( 共感を示して深い肯定の一音を洩らしては / 数字をなぞる指先を伏し目がちに追いつつ、話し足りない理由に心付いてそのまま得心したように口に出し / ほぼ独り言の調子で )


  • No.2014 by 永瀬ひな季  2024-05-04 15:45:01 



折角聞いててくれるなら、大好きって気持ちをいっぱい伝えたかったので──…って、傑さんこそ星見てない。えへへ、星よりわたしに見惚れちゃいますか?( 片手を後頭部へ添えつつはにかんだ笑みを浮かべ / 指摘を受けては双眸を瞬くけれど見つめあった状況に小さく笑えば / 立てた両手の人差し指を笑みを広げた両頬に添えながら、緩く小首を傾げてみせれば「なんてね」と冗談ぽく足して / 少し不満げに、むむ…と頬を小さく膨らませるも「たしかに…、で、でもほら、例えば、寝る前の読書タイムとか…白があったら嬉しいですよね…?」 / 説得力に押し負けそうになりつつも粘ってみて )そっ…そうかなあ、へへ…。それを言うとわたし的には、傑さんの魅力はカンストしてることになるんですけどね。( 双眸ぱち / てれてれと頬を掻きながら嬉しさに表情を緩めるも / 本編だったりメタ雑談だったり、パロにおいても底知れぬ魅力を思い返せば「というか、もはや無限大…」 / 両手の指を組みながらほわほわ )


  • No.2015 by 逆巻 傑  2024-05-04 21:43:39 



…ま、見惚れるかどうかは別として、目が離せないのは星よりひな季さんかも。( 愛嬌のある仕草に小さくふっと息洩らし / 暫し戯れの問いを吟味するように立て膝に軽く頬杖をついて視線を留めた後、その掌へ顔の輪郭を沿わせるように首を傾げながら応答 / 真似て「…なんてね」と続けると、腕をラグに下ろして眼差しは星空へ / 相手の圧されている姿を見ては、二度目の失態を犯さぬようアクアリウムは元の色に戻して元の場所に置き / 懸命な説得にも「それは…普通に照明つけるし」とにべもなく )…相変わらず過大評価だけど。…でも、この先も追い掛け続けてもらえるように、そのくらいの魅力目指して頑張ります。( 規模の大きな語彙に、嬉しいような身の縮むような曖昧な苦笑 / 気を引く程度にちりんとグラスをぶつけて音を鳴らせば、その音ほどの静かさで決意表明を )


  • No.2016 by 永瀬ひな季  2024-05-04 22:51:04 



…──ずっと、見ててくださいね。( 魅力的な意味だとしても、危なっかしいから的な意味だとしても、彼の瞳にわたしが映るならそれでいい / きゅう、と胸を締め付けるようなときめく衝動に身を任せては彼の前方へ立ち塞がるように立膝を付いて / 彼を見下ろすように視界に入っては、見上げる彼の両頬にそっと手を添えてぽつり / のらりくらり躱す相手に、いよいよ頬をぷくぷくと膨らませ / 「…会えない時でもわたしのこと考えててほしいのに」と視線を逸らして呟き )過大だなんて、…──わたしも、振り向いてもらえるように、もっと目が離せなくなるくらい頑張ります!( グラスが合わさりぽつりと呟けば / グラスをぐいっと傾けぐびり中身を飲み干して / 空いた手はぐっと拳を作りながら決意表明 / 「あ、これもどうぞ」と三段のケーキスタンドを手のひらで差し示しながら促して )


  • No.2017 by 逆巻 傑  2024-05-05 00:49:57 



──…いつも勝手に視界に入ってくるくせに。( 擬似の夜空を遮る影に睫毛の先を微かに震わせては、その他のどこも動かすことなくただ視線を交わし / 静寂が耳に沁みる頃、漸くぽつりと唇から言葉がこぼれ落ちて / 眼差しこそ逸れないものの、瞳の奥には感情の制御に苦心するような、仄かな困惑の色を揺らめかせ / 「だったら別に白にこだわらなくても、」と素で返答しようとした声を一度止め / 続く言葉を慎重に選ぶ間を経て「…ひな季さんから貰ったものだし、見て今日の思い出くらいは思い出すんじゃないすか?」と最後には他人事のような口振りで )ん。…前は手加減してって言ったけど、やっぱり振り向きたくても振り向けない人を全力で振り向かせるくらい、容赦なくお願いします。( 勢いよく中身を呷った相手に多少驚きつつ、決意表明には確かに頷いて / 応えるように此方もシャンメリーをく、く、と二口で飲み干すと、空のグラスをトレーの上に / それから「いただきます」と勧められるまま、サンドイッチ、スコーンの順に手を伸ばし )


  • No.2018 by 永瀬ひな季  2024-05-05 11:41:04 



傑さんの世界にいたいし、わたしの世界にも傑さんがいてほしいんだもん。( じ、と自分を映す瞳を見つめ返すこと数秒 / 少し恥じらいに瞳が揺れ出した頃に言葉が届くと / えへへと愛おしげに双眸を緩めながら親指の腹で目尻を撫で / 模擬夜空を見上げて少しの思案後それもそうか、と納得 / 「そっか、…じゃあどこにいても思い出せるように、次はリビングに置ける物にしようかな…」ふむ、と顎に手を添えながら部屋を制覇する思惑溢し )〝振り向きたくても〟、……任せてくださいっ!( 双眸をぱちりと瞬かせ反芻しては / 表情を綻ばせながらこくんと深く頷くと / 彼がサンドイッチを口に運んだのを見届けてから、続くようにいただきますと手を伸ばして / 蹴りでも次で〆でもご自由に◎ )


  • No.2019 by 逆巻 傑  2024-05-05 15:00:19 



…もう充分いるから、このくらいで満足しといて。( 平静を取り戻そうとするように短く息を吐くと、頬に触れる両手の手首をそっと捕まえて / そこから外させて腕を下ろさせつつ掌に親指をかけて握り、更に下に引いて膝立ち状態の相手を座らせようと / もし成功したなら「…ひな季さんがいると、他が何も見えなくなる」と呟いて、逃れるように再び広がった星空を見上げるだろうか / 思惑をすぐに読み取って「俺の家がひな季さんに侵略される…」とやや冗談めかすも、いらないとは言わずにおいて / 〆 )

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(/ 一部蹴り、一部〆とさせていただきました。2000レス記念、素敵なお部屋のご準備をありがとうございました…!いつもとはまた少し違う雰囲気の中でのお祝い、そしてやりとり、逆巻共々堪能させていただきました。実家に帰ってばたばたしたのと、単純に力量不足でテンポの良いお返事ができず、そこだけ心残りですが…!ひな季ちゃんは〝月が綺麗〟、逆巻は〝星が綺麗〟状態の交流、神秘的なお部屋の雰囲気も相俟ってとってもエモでチルでした…( 語彙力… ) )


  • No.2020 by 永瀬ひな季  2024-05-05 17:05:51 



今日のところはこれくらいにしておきましょう…折角のプラネタリウムですもんね。( 充分だと聞けば満足げに表情を和らげ / されるがままに大人しく座り、彼は再び星を見上げるけれど自分は星を見る振りをして月を眺めたなら / 「ほんとに、綺麗ですね」と双眸緩ませながら独り言を呟くだろうか / 〆 )

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( / こちらも〆させていただきました!時間が取れず、今回いつものように絵のご用意ができなかったのがこちらも心残りでしたが、ご満足いただけたようならよかったです…!新情報もありがとうございました*
お返事のテンポについてはこちらこそ、ほとんど仕事だったり寝落ちだったりでお待たせしてしまいましたので…。それと明日はまた他の店舗に行かなくてはならないので、お伝えしていた通り夜のみのお返事になります。よろしくお願いします…!

それとお祝い直前のカレンダーについて、印があったのが気になったのですが、あれは…?(こそ) 何か失念してましたら申し訳ございません…! )


  • No.2021 by 逆巻 傑  2024-05-05 17:34:32 



(/ そんなそんな…!描いていただける時が有り難いだけで、絵は恒例だとは思っておりませんので…!すぐひなにはいつか海なんかにも一緒に行ってほしいですが、如何せん適当な口実がなく、また人目もあって夏イベントに入れるのを涙ながらに諦めたな…とイベント案出しの際の記憶を振り返っておりました…。また綺麗な〆もありがとうございます*
明日のご予定も承知しております!ご職業柄、連休も関係ない…というかむしろかき入れ時ですもんね。お疲れ様です…!

あっ…お気を遣わせてしまってすみません…!あれは、単にこどもの日ということで、背後が逆巻を5歳児にしようかと目論んで印をつけていただけの描写でした…。リアルや本編との兼ね合いもあるのでまたの機会にしても構いませんが、いかが致しましょうか…?※適宜割愛可です! )


  • No.2022 by 永瀬ひな季  2024-05-05 18:24:19 



( / お心遣いのお言葉たちをありがとうございます…!
私も去年は同じような理由で諦めていたのですが…二人きりではないですが、海イベントもしかしたら可能かもしれないです…!MVか雑誌撮影とかで海に行って、休憩時間とかに海辺で足元ちゃぷちゃぷしてても楽しそうですし、「綺麗な貝殻見つけました!」「ヤドカリ見つけた」「ひぇ、足わさわさしてる…」ってわいわい(?)してても可愛いなあなんて。ただオチがなくてほのぼのして終わりそうですが…。

うきうきと印を付ける背後様と、解せない顔でそれを見ている逆巻さんの図が目に浮かびました…() めちゃくちゃやりたすぎます…こどもの日とはズレてしまいますが、もしよろしければですがお化け屋敷の本編終了後にお願いしても構わないでしょうか…? )


  • No.2023 by 逆巻 傑  2024-05-05 20:16:24 



(/ なるほど…!逆巻は生粋の都会っ子なのでヤドカリどころかロケバスから出るのすら嫌がりそうですが、そこはメンバーの助けを借りて数で押したり、外から大きい声で呼んで粘り勝ったりしていただけたらなと…。海辺でちゃぷちゃぷは是非したいですし、綺麗な貝殻も一緒に探したいし、ひな季ちゃんが砂浜に描いた相合傘を消したりもしたい…!今まで必ず進展に関わるイベントを起こさなければという強迫観念に囚われていた節があり、その結果シチュエーションを整えすぎたことを反省して、ほのぼの日常回的なものを挟むのも一案かなと思っていたところでした。撮影は夏が始まる少し前になるでしょうし、差し込むなら船上パーティー前後でしょうか…?

もちろんです…!では、またお化け屋敷デートが終わり次第ご相談させてください。
そしてお化け屋敷の方ですが、以降の展開として以下2パターンのうちどちらがお好みでしょうか?決定後に本編のお返事置かせていただきますね…!
①今の抱き合った状況で入ってきた扉が開いて無事脱出( スタッフに発見される・次の客が気付かずに通り過ぎて行く )→あとは順路に沿って出口へ( 腕にしがみつく・視界を塞ぐように胸元へ抱き寄せたまま・背中にひっつく形…その他自由形 )
②しばらく扉は閉じられたまま暗闇を探索→入ってきた箇所とは別の扉を見つけ、やがて自力で順路へと戻る )


  • No.2024 by 永瀬ひな季  2024-05-05 21:44:16 



( / 大きい声でも呼んでも聞こえてないと思って、しつこくお呼び出しさせていただきますね() 逆巻さんもヤドカリ嫌なんですね、逆巻さんの平気な生き物の境界線が気になります…!小さいの相手に二人で嫌がって避けてる姿もおもしろそう…。砂浜に相合傘は名案ですね、ぜひ入れ込みたいです* そうだったのですね、ちょうど良い提案だったでしょうか…!差し込みのタイミングについても異論ございません◎

ありがとうございます…!
エラーの警告灯を点けておいたので①でスタッフに発見されるがいいかなあと思います。その後の胸元へ抱き寄せたままのシチュも大変魅力的なのですが、ひな季のぐすぐすが収まってしまいそうなので、背中にひっつく形で出口へ…でお願いします!スタッフに「イチャイチャしてるなよ…」と密かに思われてるとおもしろいですね()

こちらも適宜ご割愛くださいませ◎ )


  • No.2025 by 逆巻 傑  2024-05-05 23:59:25 



>2001

( 指先が耳下付近の覚えのある輪郭に達すると同時、手を触れている箇所のそばから声が発されては瞬時に思考が繋がって。少女の首元だ、と謎の正体が導き出された瞬間の驚倒はこの洋館に入って以来最大で、仕掛けに慄く相手の如くびくっと肩を震わせ慌てて手を引っ込めると、それを追うように白い両腕が伸びて来てまたいつかのようにへたりと地に尻をつけ。早まった鼓動は相当参っているらしい涙声を聞いてすぐに治まるけれど、謝るタイミングは完全に逸してしまい、胸元に縋る頭を暗闇の中で恐る恐ると探り当て、宥めるように撫でて。そうしてすすり泣きばかりが部屋に響く中、暗晦と静寂が破られたのは突然のこと。勢いよく扉が開かれ、スタッフらしき男性が「大丈夫ですか!?申し訳ございません、機械の不具合で──」とお化け屋敷に似つかわしくないハキハキとした喋り方で部屋を見渡すのを顔を横向けて捉えれば、向こうも此方の存在、そして体勢に気が付き、その先が続かなくなってしまって。何とか「…出口まで案内しますので…」と気まずそうに絞り出した彼にばつが悪い思いを味わいながらも、今優先すべきはすっかり萎れてしまった彼女を外に出す一点のみ。腕の中に抱いている芸能人の名を知られぬよう耳元で小さく「…水瀬さん、立てますか」とささやき、それに肯定が返ったなら立ち上がるのを支え。そのまま明るい方へ歩き出すも、もし勇気を挫かれた足が進むのを躊躇う素振りを見せたとしたら、せめて怖いものを見なくて良いようにと自身の背に身を隠すよう促すだろうか )
…俺の後ろにいてください。そしたら怖くないから。

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(/ 最初の一回は手くらい振るかと思いますが、あとは見てるだけか無視かだと思いますので、根負けしてロケバスから出てくるまで呼んでやってください() たぶん見た目に嫌悪感を覚えるものは全般駄目だと思います。大きめの虫とか爬虫類とか…。二人して逃げて、ヤドカリが横断していくのを一緒に固唾を飲んで見守ってたりしてても可愛いですね*

ご回答ありがとうございます!絶対に「イチャイチャしてるなよ…」とは思われているでしょうから、決定的瞬間を見てしまったこのスタッフにはひな季ちゃんのお顔は見せられませんね…。それでは以降の遊園地デートもよろしくお願い致します…!※蹴り可 )


  • No.2026 by 永瀬ひな季  2024-05-06 20:41:28 



──…っ!!?
( 彼の胸へと飛び込んだ勢いでキャップはころんと傍に転がると、彼の服をまた涙で濡らしてしまわないよう額を押し当てる形でぐすぐすと縋り付く。その間後頭部を彼の手のひらが優しく撫でてくれるけれど、正直トワハトくんより安心感を得られては、手のひらから投げ出されたトワハトくんは鞄の傍でぽつんと二人を立場なく見守っているだろうか。そこへ扉が勢いよく開かれたなら、また何が起きたかと肩をびくつかせ彼の首元に回した腕の力をきゅっと一瞬強めるものの、それがスタッフだとわかればほっと緩めて。双眸からほろほろと溢れる涙は安堵の温かいものへと変わると、問い掛けに「立てる…」とこくんと小さく頷き応じては、首元に回した手をそうっと離していきキャップを手繰り寄せ。そうして支えてもらいながら立ち上がるけれど、少し足が震える。そこにこちらを案じた提案がなされ彼が背中を見せたなら、すす…と近付いて服に皺が寄らないようにジャケットの裾を摘まむと、彼以外見えないようにキャップを深く被って案内に従って出口へと向かい。線が細い彼だけれど、誰よりも何よりも彼の存在が一番安心して、大好きで尊く感じられては前行く背中が頼もしく映り。やがて出口に辿り着けば垂れ幕が開けられ日差しが差し込み、背中の陰ながらもやけに外が眩しく感じてはきゅっと双眸を細めて。漸くお化け屋敷からの脱出が叶えば、背中からひょこりと顔を覗かせるようにして、案内をしてくれたスタッフへきちんと顔は見せられないながらもぺこりと会釈し「ありがとうございました…」と鼻声まじりにお礼を伝えると、『いえ…設備の不具合でご迷惑をお掛けして申し訳ございませんでした、よろしければこちらご利用ください』と前方に立つ彼に淡々とした口調でフードの無料券を手渡しているのが見えて )

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( / 爬虫類系も苦手なの意外でした…が、背後の苦手系統と一緒で親近感を覚えました() 蛇やカメレオンなどは無理なんですが、グミみたいなカエルだけはなんかちょっと可愛くて好きです…。解像度が上がり助かりました、ありがとうございます*

お返事いただいた中の、男性スタッフの〝…〟に全ての感情が詰まってそうで笑っちゃいました。情景豊かなお返事ありがとうございます、こちらこそ引き続きよろしくお願い致します…! / 蹴り推奨◎ )


  • No.2027 by 逆巻 傑  2024-05-06 22:48:36 



( スタッフが先導しようと半泣きの客を連れていようとお構いなしに機械仕掛けの脅かし役たちは飛び出してくるけれど、構造を知悉した彼も背中にすがる彼女も、そしてホラー耐性のある自身も反応を示さずに進むため、道中には虚しい作動と演出の音だけが鳴り響き。不具合の影響で泣き出してしまった少女を不憫に思ったのか、案内人が仕掛け手前で次に起こることを冷静に説明してくれたこともあり、難なく洋館からの脱出を遂げては改めての謝罪の言葉に「いえ」だとか「はあ」だとか応答して渡された二枚の紙を手中に受け取る。簡単な礼を述べてお化け屋敷を後にし、見送りの低頭でも詫びの気持ちを示す黒髪が見えなくなったところでその無料券を己の脇腹辺りに差し出すと、約束のご褒美で相手の気を引いて )
…チュロスだっけ?


  • No.2028 by 永瀬ひな季  2024-05-07 03:22:07 



チュロス……チョコのやつがいいです…。
( 濡れたまつ毛に縁取られた双眸が差し出された無料券をじっと見つめたのち、深く被ったキャップのツバから目元が伺えるほど顔を上げて彼の方を一度見ては、ぽつ、と鼻音で反芻し小さく頷き返す。けれど甘味で釣られても眉尻はへなりと垂らしたまま、曇りどころかしとしとと降る雨空のような表情で。ホラー映画による特訓のおかげで難易度易しめはクリアしたものだと思っていたけれど、画面で見ているだけとは違い実践で自分自身がハプニングに見舞われるとなると、いくらトワハトくんが護ってくれていても恐怖度は桁違い。売店までの道のりから購入に至るまで、彼の背後に繋がったまま目元をハンカチで押さえつつぐすぐすめそめそしていれば、おやつを買ってもらえないことに駄々をこね泣き出した子どもに買い与える図にも見えるだろうし、痴話喧嘩したカップルの彼氏が宥めるためにおやつを買い与える図にも見えるだろうか )

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( / 前レスにて「フードの無料券」と限定的な表記をしてしまいましたが、パンケーキ後だと逆巻さんはフード食べたい気にならないかな…?と思い直したので「ドリンクかフードおひとつ無料券」で脳内変換よろしくお願い致します…!お好きなものをご注文ください…! / 蹴り推奨 )


  • No.2029 by 逆巻 傑  2024-05-07 14:05:17 



チュロスの…チョコ味と、…そらいろソーダ。
( お化け屋敷を出てもまだ恐怖が薄れないのか、命綱のように裾をつまんだままの少女を引き連れて売店まで辿り着くと、背後を気にしつつも努めて平常通りに接客しようとする店員に倣って、此方もできるだけ気を逸らさずに注文を済ませ。相手の所望の品と鮮やかな青色のシロップとソーダで作られたセパレートドリンクを無料券と引き換え、受け取ったそのままチュロスを斜め後ろへと受け渡したなら、ずっとそこに佇むわけにもいかず再び変わらぬ位置関係と緩い歩調で歩きだす。気の利いた言葉の一つも思い浮かばず、甘味の効果を祈りながらひたすら混ざって空色になったジュースをストローで吸い上げる様は、周囲から冷たい兄か彼氏かのように見られるだろうか。飲食物を消費しがてらあてもなく彷徨っていたつもりが、いつの間にか目路には先刻乗った絶叫アトラクションが映り込み始め、手に持ったクリアカップの中身も残り少なになれば顔色を窺うように泣き面を振り返って )
…何か乗ります?


  • No.2030 by 永瀬ひな季  2024-05-07 20:50:29 



( 〝そらいろソーダ〟そんな名前のネイルとかありそうだなあ、なんてやり取りを聞きつつぼんやり思えば、やがて差し出されたチュロスを黒子のようにスッと受け取っては「ありがとうございます…」と消沈しっぱなしの声音で告げる。裾を持ったままなため、歩き出した彼に半ば連れられるように歩き進めながら出来立てのチュロスを、はぐ、と一口頬張ればサクサクの外身としっとりとした食感とほんのりビターな甘味に「おいしい…」ほっと心が解れるように呟いては、以降黙々と食して。涙は止まれど睫毛は濡れたせいかしゅんと肩を落としたように下がり気味で、依然としてぐすぐすと鼻を啜りしょんぼりと背中を丸めながら歩いていては、ふと振り返った彼をじっと見上げ。きょろ、と控えめに周囲を見回すけれど、絶叫系はなんだか乗る気分にはなれなくて。ゆったり腰を落ち着けられるような──、動作次第ではある意味絶叫系になりかねないけれど、楽しむリストとして候補に挙げていたコーヒーカップに目を留めては、指差しながら気を引くように、くいと裾を軽く引いて )
……あれ、コーヒーカップがいいです。


  • No.2031 by 逆巻 傑  2024-05-07 23:26:48 



ん、いいよ。
( 甘味も食べたし暫く歩いた。もしかすると振り返った先では少女が普段通りの眩い笑みを湛えてすっかり持ち直しているのでは、という希望的観測は、此方を見上げたつばの下の顔にすぐさま否定され。一か八かの賭けに負けたような心持ちでドリンクを吸い上げればずずっと空気の入った音が鳴り、空になったのを目でも確認して唇から離す。その間に周辺へ視線を巡らせた相手より次なる要望を受けては、娘の頼みを全て引き受けてしまう子煩悩な父親よろしく回転するカップを一瞥しただけで了承し。声が気持ち甘くなるのは睫毛を濡らした姿がやけに幼く見えるせいか、いつも明るい彼女が泣いていると無性に落ち着かなくなるせいか。本当に乗ることになるとは、と心中で洩らしつつ、中に透明だけが残ったプラスチック容器とストローを脇のゴミ箱に捨てると、最初に自身が偽の要望として挙げたコーヒーカップの列へと並んで。待ち時間はそう長くなく、程なくして動きを止めた色とりどりの器からぞろぞろと人が流れ出し、次は自分達の乗り込む番。いつまでも離れる気配のない裾の手が多少気になって控えめに声を掛け、眼差しで示してみるけれど、思うような反応が返らなかったなら諦めてそのままゴンドラにのぼるだろうか )
…水瀬さん、……。


  • No.2032 by 永瀬ひな季  2024-05-08 19:25:33 



( 沈んだ心に、彼の声がふわりと溶け込んでいくのを感じる。そうやって優しくて、弱っている時に甘やかしてくれるところも大好き。きゅ、と裾を握る手の力を強めつつ、二つ返事ですぐに了承を得られた後は、チュロスを食べ終えた紙を彼が飲み物の空を捨てるのと一緒に隣で捨てると。いよいよコーヒーカップに乗ろうかとした時、そのままでは乗りにくいとでも言いたげな瞳を向けられると、ずっと摘まみっぱなしだった手元と彼の視線とを交互に見つめたのち、はっと察して「すみません…!」と手を裾から離し。そうしてコーヒーカップを模したゴンドラへと乗り込むとハンドルを挟んで対面に座り、やがて開始ベルが鳴ればメルヘンな音楽が流れ出すと共に土台がゆっくりと回転を始めるも、宛てのなくなった指先がトワハトくんの頭を撫でていたのはほんの僅かな間だけ。この心が癒えるのは彼でないと無理だと自覚したなら、俯きがちだった顔を上げて潤む双眸に彼を映すと、ハンドルの下でおずおずと両手を伸ばしながら彼との繋がりを求めて )
──…逆巻さん。やっぱり、もうちょっと…。


  • No.2033 by 逆巻 傑  2024-05-08 22:12:03 



( 意図は目顔で十分に通じたらしく、慌てた様子で裾から手が離されるとそのままメルヘンで溢れたコーヒーカップの中へと踏み入り。アトラクションが動き始め、そばの子連れや恋人達、回る景色を眺めながら考えていたのは、今日の特訓の成果のこと。生まれたての子鹿のような足取りではありながらも前進の兆しを見せた彼女だったが、お化け屋敷での予想外のハプニングにより更に苦手意識が強まったように見受けられる。でっちあげた逸話も大した効果を発揮しなかったようで、その証拠にマスコットの頭を撫でていた相手の指はやがて力不足と言わんばかりに此方へと伸ばされ──潤む瞳とか細い声で拠り所を求めて。今度は即答とはいかず、寄る辺のない両手に目を落として数秒躊躇するけれど、結局緩徐に右手を差し出せばあくまで〝裾の代わりに掴む場所を提供している〟というスタンスを崩さぬよう軽く掌の皮膚に触れるだけ。甘やかしている自覚があるのか一応の制限はつけてみるものの、果たしてその時自身は仕事のため恐怖心に立ち向かうこの健気なアイドルの手を振り払えるだろうか。もし本命に挑む前に発した『最後まで責任持つ』の言を引き合いに出されたなら、言いなりになる未来もそう遠くないはずで )
…、降りる時には離すから。


  • No.2034 by 永瀬ひな季  2024-05-08 23:35:06 



( 手のひらを伸ばして数秒、じと視線を注ぐだけの彼の様子を見つめてはさすがにそこまでは甘やかせてもらえないかと、やっぱりだめ?と窺うように小首を傾げてみた時、そっと差し出された右手に、曇天の空に光が差したかのようにぱああ…と集中線が背後に差して。あくまで皮膚面を触れるだけな彼とは対照的に、手のひらが触れ合ったなら両手でやわく包み込む。いつも自分に可愛いの魔法や勇気の出る魔法、安心する魔法を掛けてくれる大好きな手。にぎ、としっかり捉えた直後、告げられた制限には素直に頷いたけれど降りる際にはきっと離しがたくて駄々を捏ねるに違いないだろう。メルヘンな曲をBGMに、大好きな彼の大好きなその手を形確かめるように緩く握ったりきゅっと包み込み直したり、彼の右手に重ねた自身の左手であたかも彼にも握り返してもらっている風をつくりあげたり。曇天だった表情も次第に柔らかな陽が差し始め、やがて幸せそうに表情を緩めては )
えへへ、帰りたくないなあ…。


  • No.2035 by 逆巻 傑  2024-05-09 12:33:07 



現金だな…。
( やはり彼女には人の体温が一番の妙薬なのか、裾を握ってもマスコットの頭を撫でても涙が降り止むに留まっていた顔には、細部まで調べまわるような指遣いを受容しているうちに晴れ間が覗きだし。柔らかく緩む面差しを観察するように眺めては効果覿面だなと内心の安堵を微かに滲ませるけれど、莞爾と綻ぶ唇から零れた急転換の一言にはさすがに肩透かしを食って脱力した呟きを洩らす。そのまま漸くゆったりと背凭れに体を預けたなら、じきにカップの回転が遅くなって、やがては止まり。持ち直した少女相手なら手を離すのも気兼ねなく、身を起こして慣性で握り返した風の形を保っていた指先の力を緩めると、向こうの両手も緩むようであればするりと抜き出し、そうでなければ乗り込む際と同様に眼差しを投げ掛けて )
……、水瀬さん。


  • No.2036 by 永瀬ひな季  2024-05-09 15:34:29 



( 終始ハンドルを一度も回すことのないまま悠々としたコーヒーブレイクがやがて終わりを告げると、周りの乗客は次のアトラクションや売店に向かう相談をしているのか、弾んだ声があちこちで飛び交いながらゴンドラからぞろぞろと降り始めていく。その一方で自身の腰はというと上がらぬまま。降りる時までと決められた手繋ぎが終わるからと、緩められた彼の手をきゅっと握り離せないでいて。視線の訴える内容はもちろんわかっている。一度手元に注いだ視線を彼へと上げたなら、その表情はまた曇り始めたものに変わっていては、眉尻を垂らしながら小首を傾げてぽつりと訴えかけて。その姿はまるで雨空の下に捨てられる寸前、くーん…と耳を垂らした子犬のようにも見えるだろうか。出口にはけていき周囲の人がまばらになりゆくと、立ち上がろうとしない雰囲気の自分らを気に掛けるように運営スタッフがそろそろ視線を送り始めるはずで )
…ま、まだ完全回復してない場合は…?


  • No.2037 by 逆巻 傑  2024-05-09 19:07:46 



( 少女が明確な意思を持って立ち上がろうとも手を離そうともしないから、その指先に結び止められる自身も浮かせた腰を再びゴンドラへと下ろし。物理的に振り払うことなら容易だろうが、制限の突破を窺う問い掛けと共に心細げな眼が向けられては、なまじ手を繋ぐ行為自体に嫌悪も抵抗もないだけに一時の迷いが生じて。しかしどこかで彼女との間に線を引かなければならないことも事実で、情に訴えかける視線から逃れるようにほんの少し顔を背け、すぐに思い直してそろと戻してから、最初に手繋ぎを乞うた際の相手の言葉を引き合いに出し )
…自分で言ったんでしょう、もうちょっとって。


  • No.2038 by 永瀬ひな季  2024-05-09 20:56:41 



!、あぅ……。
( 引き合いに出された言葉に小さく衝撃マークを浮かべては、それは、と弁明しようとするものの事実なため何も言い返せず、噤んだ唇をちゅんと尖らせながら、しゅるしゅると萎縮するように肩を竦めつつ離しがたい手元へと視線を下げて押し黙る。いよいよ運営スタッフが呼び掛け用の無線に手を掛けようかとした時、はっ…と思い出されるのはお化け屋敷に入る直前に掛けられたあの言葉。ぱ、と視線を彼に戻したなら、引き合いに出されたよりも先に告げられたそれを訴えかけるように告げつつ、彼の手のひらを握る手は依然として離すまいと握られたまま、むしろ若干引き寄せるくらいで )
──…でっ…でも、逆巻さんだって。その前に、最後まで責任持ってくれるって自分で言ったもん。


  • No.2039 by 逆巻 傑  2024-05-09 23:21:48 



っ……、…確かに言ったすね。
( 決着までは早かった。相手を説き伏せるための方策がそっくりそのまま自分の首を絞めることになっては、反論の余地なく暫し沈黙して見合った後、溜め息と共に睫毛の影を落として負けを認め。しかしそうと決まってしまえば順応も早いもので、従う意思を示すように彼女の手に自身の指を軽く添え、指示を待つ飼い犬の如く目線をゆっくりと持ち上げて合わせる。少女がゴンドラから降りようと動き出したならそれに続き、律儀にひとときも離すことなくそこを脱して、綺麗に打ち返された約束の遵守に努めるだろうか )
…他に乗りたいものは?


  • No.2040 by 永瀬ひな季  2024-05-10 12:41:03 



それじゃあ、!…──えへへ、やったあ。
( 今度は彼の意志で、自身の手に指先が添えられ繋ぎ返してもらえれば途端にぱっと表情に晴れ間が広がると、嬉しそうに綻ばせた頬には桜色が差して。周りにほわほわとお花を浮かばせながらベンチから腰を上げては、ゴンドラから降りそのまま軽い足取りでコーヒーカップのアトラクションを後にし。彼の右手と繋いだ左手を緩く引きつつ、次に乗るアトラクションについて右手の人差し指を顎先に添えながら、んん、ときょろきょろエリア全体を見回し考えると、コーヒーカップ、メリーゴーランドと続いた奥に観覧車がゆったりと回転しているのが見える。夕刻に日が落ち出したら遊園地のライトアップが始まるだろうし、観覧車から見える景色は綺麗だろうなあ、と一度視線を留めては「あれ、観覧車は絶対最後に乗りたいです!」と人差し指の先を観覧車へと移し向けては予約するように先に希望を伝え。ふと、ぴこんと電球マークを浮かべては、彼へ視線を戻すとうきうきと弾む気持ちのリズムを崩さぬまま続けるように本来の質問に応じて )
…で、次のは──…あっ、ミラーハウス。まだ行ってないですよねっ。


  • No.2041 by 逆巻 傑  2024-05-10 19:24:44 



…元気じゃん。
( 空には変わらぬ快晴が広がる一方、ころころと転じる眼前の面様にすっかり翻弄されては最早相手の思うまま。此方が折れて手を握り返した途端華やぐ表情に複雑な思いを味わい、コーヒーカップを後にする道中、スタッフのどこか恨めしそうな眼差しを浴びながら彼女の華奢な背に小さくぼやくも、それも須臾の間。使命から解放されて純粋に楽しめているらしい姿は心解れるものがあり、時折隣を見遣っては口元を綻ばせ。観覧車の時には人差し指の示す先を向くばかりだった顔も、次の希望を聞く際にはしっかりと視線が交わり、仄かな笑みを湛えて真意を確認したなら回答に沿った方向へと歩み出して )
別に水瀬さんの好きなところでいいけど、本当にミラーハウスにする?


  • No.2042 by 永瀬ひな季  2024-05-10 21:09:47 



はい、わたしは逆巻さんの隣だったらどこでも好きなので!
( 浮かれた気持ちのなか、これまた浮かれた音楽に包まれた遊園地内にいては背後でぼやかれた声も聞こえなくて。周囲のアトラクションに視線を移していたため向けられていた笑みにも気付かないまま、真意について尋ねられると直情を晴れやかな笑みで告げるも「…あ、うそうそ、やっぱりお化け屋敷とかは嫌いです」と、ぱぱっと右手のひらを左右に振りながら訂正を。そうして辿り着いたミラーハウスの入り口、「そういえば遊園地っていつぶりですか」なんて世間話をしつつ待機列に並んでいれば、やがて自分らに入場の案内が回ってくると繋いだ手をゆるく引きながら中へと入ると。どこもかしこも自分と彼が映る景色に黒目がちな瞳を丸くしては、ほあ、と一瞬呆気に取られて。どこへ進めばいいのかわからなくなるような世界の中ながら、あちこちに大好きな人の姿が映っていては瞳を煌かせつつ歓喜の声を上げて )
わっ…すごぉい、逆巻さんがいっぱい!


  • No.2043 by 逆巻 傑  2024-05-10 23:04:13 



…ふ、正直でいいんじゃないすか。
( 調子の良い愛情表現は欠かさないながら危機回避能力を身に付けたらしい相手の慌ただしく明け透けな言動に、つい控えめに吹き出しては細めた瞳で横目に見る。当人にとっては笑い事ではないのだろうが、その裏にこれまでの苦労が滲むようで、心霊への恐怖心が自身への好意を上回ることが逆に彼女の仕事への真摯さと己への想いを本物と証明したように思われて。入場までの待機時間はほとんど遠いところから記憶を手繰り寄せるために使い、結局「…3年前くらい?」とはっきりしない回答と暈した思い出話に終始し。ミラーハウスに入った経験がなかったのか足を踏み入れてすぐに前方から歓声が上がれば、自分の存在を忘れているような少女の発言へ、少し遅れて隣に並びながら呟き程度にそっと付言して )
…水瀬さんもね。


  • No.2044 by 永瀬ひな季  2024-05-11 03:52:32 



( 向けられた笑みを今度こそ直視すると、例に漏れずきゅんとときめいて尊さすら感じる中で、遊園地に来たのは3年前との回答に「へえ~」と和気藹々とした雰囲気でその場では返したものの、ミラーハウスに入る直前に〝誰と…!?〟はっと気にすることとなって。もしそれが当時付き合っていた彼女とかかと思えばそんなの好き同士で遊ぶ方が楽しいに違いない。ミラーハウスの中の景色についテンションが上がってしまったけれど、自分との遊園地デートを彼も楽しめているだろうかと気に掛けちらりと一度横目で窺うと。繋いでいた手を緩めていき「これ、ゲームの本物当てるやつみたいですよねっ」と彼の手の中からするりと抜け出しては、「逆巻さん、5秒だけ目瞑っててください」とぱっと開いて五本の指先を伸ばした手のひらを向け、指示通りに彼が双眸を閉じてくれたなら、次にその双眸が開けられた時には鏡の世界で無邪気に笑い掛ける自分の姿があちこちに様々な角度で映っているだろうか )
本物どれでしょーかっ!


  • No.2045 by 逆巻 傑  2024-05-11 15:47:43 



あぁ……。
( さてどう進もうかと鏡で作られた迷路へ目を走らせていれば、手の離れる感覚とは反対側の鏡越しに隣の相手が自分の元から遠のいてゆくのが見える。ぽつりと洩らした声は発言に対する納得と行動に対する喫驚が綯い交ぜになったもので、当惑しつつも素直に5秒間瞼を下ろすと、全ての謎は次に目を開けた瞬間に解けて。己を取り囲む同じ見目の少女達を見回し、声のした方向と正面の顔に当たりをつけて腕を伸ばすも、指先が触れるのは硬い鏡面。ひとつ瞬いて再び周囲を見回しては、早々に降参して答えを求め )
…、…──正解は?


  • No.2046 by 永瀬ひな季  2024-05-11 20:57:32 



本物はこっちで、し…た…?あれ?あ、さか──
( 彼が指示通りに双眸を瞑っている間に背を向け迷路内をうろちょろと軽く彷徨い、自身の中でも5秒経過した後に振り返ると、挑戦を促した身ながら鏡に反射した無数の彼の姿に一瞬戸惑ったのは内緒。そのうちでもわりと正面に見えたような気がした姿へと、じゃん!と一歩前へ出て両手のひらを顔の傍で広げながら答え合わせをしようとしたものの、一歩前へ出た途端に本物かと思っていた姿はぐるりと別角度へと変わり、本物ではなかったと知れば言葉が徐々に尻すぼみになり困惑した声音へと転じて。頭上にはてなマークを二つほど浮かべながらぱちくりと瞬くけれど、同時に小首を傾げたそのタイミングで奥に彼らしい姿が確認できたように感じてはその方向へと駆け出した──次の瞬間、ゴン!と鏡に強かに額を打ち付け「み゙ゃっ!」と悲痛な声を上げては、目の前がチカチカと一瞬眩む。反動で外れた帽子が傍に転がりつつ、ずるずると正面の鏡に伝うように左手を付きながら、右手は打ち付けた額を押さえてその場でしゃがみ込んでしまって )


  • No.2047 by 逆巻 傑  2024-05-11 22:43:50 



何やって──、…本当に何やってるんすか。
( 相手は答え合わせとばかりに前へ踏み出すも自身の目前にその姿はなく、戸惑う彼女の様子に軽く眉を顰めたなら、出題者もまた此方の本物を見失ったのだと悟るまでにさして時間は掛からず。思わぬ間の抜けた展開に呆れ声が零れ落ちるも、直後に鈍い打音が聞こえた瞬間にはさすがに短く息を呑み、撃沈してゆく姿があらゆる角度から反射されると吐き出す息にまで憐憫を帯びて。鏡のうちから衝撃で振動する一枚が目に入り、やっと見つけ出した本物の少女の隣に身を屈めれば、横から顔を覗き込むようにして状態を窺い )
…大丈夫?ひなちゃん。


  • No.2048 by 永瀬ひな季  2024-05-12 08:57:40 



……い、ったぁ~…。
( なんて愚かなんだろう。ズキズキじんじんと痛む額を押さえながら、堪えるような悲痛な呻き声を漏らしつつ深く恥じ入れていれば。身を案じる声がすぐ隣から聞こえてきたかと思えば、続く呼び名に手のひらから顔を上げ痛みに堪え潤んだ瞳をぱっと向ける。子どもっぽいと思われての呼び方かもしれないけれど、励ますためにそう呼んだのだったらまんまと乗せられ、潤む瞳を三日月型に細めながらふにゃりと破顔して。腕へと手を伸ばして指先が衣服に触れたなら、そのまま手のひらへの方へと滑らせていくときゅっと手を繋いで「ふふ、えへへ…本物の逆巻さんだあ」と触れられる嬉しさににこにこへらへらとした笑みを浮かべつつ )
大丈夫ですっ。……やっぱり、本物の逆巻さんが一番かっこいい!


  • No.2049 by 逆巻 傑  2024-05-12 14:03:07 



( 心配が先に立ちつつも多少の揶揄を込めた呼び名に、いつも此方の意図に関わらず喜色を滲ませる少女は例に漏れず上げた顔を蕩けるように和らげ。細められてきらきらと光る涙の膜に気を取られる間に流れるように手を捕えられるも、特段の抵抗を示さないどころか、胸裏では何故か涓滴の安堵感を覚えて。目も向けないまま印ばかり握り返し、半ば相手の言葉を無視して前髪をかき分け額を確認すると、ほんのり赤みは残るものの腫れたような様子はなく。前髪を元に戻して傍に転がっていた帽子を雑に被せたなら、ひと足先に膝を伸ばした後、説得力のない嘉賞に漸く反応して )
…偽物の方に行ったくせに。


  • No.2050 by 永瀬ひな季  2024-05-12 15:25:56 



( 強かに額を打ちつけた痛みも一瞬で吹っ飛んだようににこにこと浮かべていれば、怪我の様子を気に掛けて額へ注がれる彼の視線をじっと見つめ、やっぱり本物が一番!と再認識してはほんのり赤みの残る額と同じように頬もほんのり染めるけれど。雑に被せられた帽子のツバでその視線を遮られ指摘された言葉にどきりと衝撃マークを浮かべると、帽子に空いている片手を乗せて深く被り収めつつ遅れて立ち上がっては、強い語気ながらもなんだか説得力の弱そうな主張をして。痛い思いはしたものの、大好きな人の姿が反射してあらゆる角度から堪能できた幸せ空間だったには違いなく、微かに未練を残しつつミラーハウスから脱出するだろうか )
もっ…もう間違えないもん!……、でもあれはいい空間でした…。


  • No.2051 by 逆巻 傑  2024-05-12 17:07:14 



へぇ……。…鏡…好きなんすか…?
( 反論の瞬間には増した相手の語勢も、それに紐付いてか中での出来事を振り返る折にはたちまち緩み。発言の背景を解さず、そんなに楽しかったのかと意外そうに相槌を打つけれど、言葉選びへの違和感を覚えては恐らくそういうことではないだろうなと自分でも思いつつ控えめに意図を探って。空回りする程のはしゃぎようを見せたのだから可能性はなくはないだとか、そういえばダンスのレッスン室も鏡張りのはずだとか、取り留めのない思量が飛び交う脳内を俯瞰しつつ、ミラーハウスを出て漫ろ歩きをしていれば不意に二時の方向に鳩の着ぐるみが闊歩しているのが見え。時間を忘れて楽しめるように、と〝鳩時計から飛び出してきた鳩〟というコンセプトでデザインされた(とキーホルダーのタグに書いてあった)マスコットキャラクターは確かに可愛らしい外見ながら知名度の低さからかそこまでの人気はないらしく、遠巻きに写真を撮られる姿はどこか寂しげにも映り )

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(/ 一旦トワハトくん着ぐるみを登場させておりますが、他のタイミングが望ましかったり優先したい事柄があったりする場合はスルーしていただいて構いませんので…!※蹴り推奨 )


  • No.2052 by 永瀬ひな季  2024-05-12 20:40:43 



?…ふ、あははっ、違いますよ~!逆巻さんでいっぱいの世界だったからです。
( 先程の発言の経緯をなんだか誤解されていることに気が付けば、双眸をぱちりと瞬いたあとにくすくすと笑みを溢しながら朗らかに訂正していると。ふと彼が他へ一瞬気を取られているようで、同じ方向へと視線を向けてみるとそこにはぽてりぽてりと愛らしい丸っこいフォルムで歩くトワハトくんの姿があり。「わ~っ、トワハトくんだあ」と歩くお守りの姿に小さく歓喜の声を上げながら、無邪気に煌めく瞳を向けつつ足を止め。他の入園者が遠巻きに撮影をしている姿を見れば、てっきりトワハトくんの写真を待ち受け画像などに設定しておくのもお守りとして効果があるのだろうと勝手に一人解釈をしては、一緒に撮ってもらいたい気持ちがあるもののお守りが重複するのは良くないとも聞く──となると。繋いだ手のひらごと徐に鎖骨の高さまで手を上げ指先を絡めて、遠くにいるトワハトくんへお祈りのポーズを構えたなら、「どうかこれからもお守りください…あとできたら怖いの平気になりますように…」とお祈りだけでなく重すぎる願いを呟いて )

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( / 実はトワハトくんの邂逅について、うっかり失念していたことにミラーハウスに入った後に気が付きまして…観覧車から景色を見下ろしたタイミングで着ぐるみ発見を捩じ込もうかと考えていたところでした!ご配慮ありがとうございます、乗っからせていただきました* / 蹴り推奨 )


  • No.2053 by 逆巻 傑  2024-05-12 22:56:00 



あぁ──…いや、そんなさも当然みたいに言われても。
( 鏡好きほどのインパクトはなくとも、彼女のミラーハウスの楽しみ方だって一般的ではないはずだ。それをまるで共通認識かのように正されると、一瞬流されそうになるも既の所で踏みとどまり、半眼で苦情を申し立てて。しかしその頃には相手の瞳はマスコットキャラクターの着ぐるみに向けられており、子どもさながらに喜悦したのも束の間、自分の両手代わりに繋いだ手を組み合わせて胸の前に掲げ、何やら念じ始め。強欲なのか謙虚なのか分からない内容に口を挟まず隣からその様子を傍観していたものの、筒抜けの心中を聞き終えてはちらりと目線の先を窺い、それからまた少女を見遣って )
…、トワハトくんのこと軽めの神様だと思ってる?


  • No.2054 by 永瀬ひな季  2024-05-13 00:56:07 


へ。…幽霊から護ってくれるくらいだから、そんな感じかと思ったんですけど──…そ、そうですよね!
( 願いごとを伝えきり、鎖骨辺りまで上げていた手を下ろしてはさて何の話だったか。ふと思い出したように顔を上げれば、直前のツッコミに対して〝好きなものに囲まれたらいかに幸せか〟を語ろうかと彼に視線を向け口を開きかけた時、投げかけられた質問にきょとんと瞬かせた瞳から図星の欠片が零れ落ち。霊から護ってくれるというくらいだから、彼の言う通りそれなりに神に近い存在をマスコット化したものかと思っていたのだけれど──えへへと頬を掻きながら納得したような口振りをするものの、それは決して例の逸話がデマだと気が付いたわけではなく。あくまで護ってくれるだけと純粋に信じきったまま、欲張りに願いごとを乗せたことへの恥じらいに薄く頬を染めて )
お願いごとまではさすがに無理ですよねっ、欲張っちゃいました、えへへ。


  • No.2055 by 逆巻 傑  2024-05-13 12:34:06 



さぁ…俺もそこまでは知らないけど、今日はこの遊園地でいろいろ遊んだし、ついでに一個くらいは叶えてくれるんじゃないすか?
( 此方の軽い尋ねに対し、己の欲心を恥じるかのように頬を赤らめた彼女へじっと目を留める。その願いの切実さを知っているし、元より守護の力もでっちあげだ。幾らか逸話が増えたところで困るのはせいぜい設定を覚えておかなければならない自分くらいのものだろうと静かに腹を決めては、明後日の方を向き、適当な理由付けと共に常識外に都合の良い論理展開をして。腰の辺りへ下りていた〝祈りのポーズ〟のまま繋いだ手を再び胸の前まで持ち上げ、実際には何の力も有さないマスコットキャラクターへ「水瀬さんが怖いの平気になりますように」と口の中で唱えたなら、パフォーマンスを終えて視線は隣へ。もし続く問い掛けに肯定が返ったとしたら、「じゃあこれは終わりで」と絡まった指先、および重なった手のひらをすげなく離すだろうか )
…これで本番頑張れそう?


  • No.2056 by 永瀬ひな季  2024-05-13 21:37:48 



そうだといいな──……。
( 微かな期待を孕んだ声色で返しては、彼が見つめた明後日の方向を自身もつられるように向くけれど、今度は彼が手のひらを持ち上げたなら驚いた瞳で彼の方を見遣ると、真似るように何かお祈りしているようにも見えて。一体何を願ったのだろうか、あまりにも小さな呟きはがやがやと賑わう園内では拾うことができず、そわりと興味津々に心が働く。視線が再び交わってからの質問にはふるふると首を左右に振っては「…っま、まだ!最後にあれだけ乗ったら、頑張れるから」と、きゅっと絡めた指は離さぬまま、日が暮れ出した空を背景にゆったりと回る観覧車を他の手で指差して )


  • No.2057 by 逆巻 傑  2024-05-13 23:25:02 



忘れてないすよ。
( 何か問いたげに此方を見つめていた双眸は心持ちの確認にはっとして、慌てて首を振る。まだこの時間を終わらせまいと僅かに力のこもった指と、反対側の手で指し示される観覧車にそっと相好を崩しては、少し屈折して伝わってしまったらしい意図を正すべく置き据えるような確かな口調で応答し。何なら他のアトラクションを経由しても構わないくらいだったが、大車輪の隙間に覗く暖色の混じり始めた空を見上げて解散までを逆算すると、目標へと歩きだしつつ手元に目を落とし、提案の代わりにごく自然に移り変わった繋ぎ方へ言及を )
…ちなみに握り方はこのままでいいんすか。


  • No.2058 by 永瀬ひな季  2024-05-14 13:15:22 



本当?よかったあ…。
( 指差していた手を胸元に添えると、ほ…と安堵の息を吐きながら表情と指先を和らげて。目標に向かって先に足を踏み出した彼に合わせて自身も足を踏み出したなら、言及内容と視線につられて手元に視線を向ける。トワハトくんを拝む際に合掌の形を本来取ろうかと思っていたけれど、彼の手を離しがたくて、その手のひらごと両手を組んでお祈りしてからそのままの形──所謂恋人繋ぎ。隣り合わせで観覧車へ乗り込んではゴンドラが傾くため手を離すことになるだろうから、それまでのささやかな間だけ。繋いだ手を胸の高さ辺りまで持ち上げては、微かに眉尻を垂らしながら覗き込むように小首を傾げ )
はい、…観覧車に乗るまでのちょっとの間だけ、でも、…だめ?


  • No.2059 by 逆巻 傑  2024-05-15 06:49:27 



いや、分かってやってんなら──…だめ、でしょ。余計だめ。
( あまりに何事もなく振る舞われるものだから無意識だろうと思いきや、相手にも恋人繋ぎの意識があると知っては予想を裏切られて眉を持ち上げ。その驚きの余韻を残したまま思わずルーズな線引きの基準を洩らしかけるも、互いの立場と関係を思えばここを許すのは悪手と判断して、言葉半ばで着地点の変更を。自分に言い聞かせるように繰り返した後、するりと指を抜き出して元の握り方に戻したなら、観覧車へと促すようにその手を柔く引っ張って )


  • No.2060 by 永瀬ひな季  2024-05-15 12:26:33 



えぇ~っ、けち…。
( 余計にダメだと念押しまでされてしまい指を引き抜かれてしまえば、心底残念そうに八の字に眉尻を垂らし、見えない尻尾をしゅんと垂らしながら不満を溢すけれど。てっきりそのまま繋いでくれなくなるのかと思いきや、しっかりとまた元の形で繋ぎ直してくれると〝!〟と尻尾をぴんと立て嬉しそうに振り「やっぱり今の嘘、逆巻さん大好き!」と直前の言葉を訂正し、ぎゅっと握り返しては軽い足取りで観覧車へと向かって。列に並んでいる間に刻々と日は沈み、順番が回ってきてカラフルなゴンドラのうちのピンク色に乗り込めば、懐かしい床の不安定さに「隣合わせに座ったら傾きますよね…」と名残惜しくも手を離したならそのまま対面になるように座り、ゴンドラが上昇しだしたところで園内のライトアップが始まるだろうか。緩やかに上昇していく窓の外に一度視線を向けては、期待に煌めかせた表情を綻ばせ )
あ、点いた。上まで行ったら絶対、綺麗ですよね…!


  • No.2061 by 逆巻 傑  2024-05-15 20:54:29 



けちとかじゃなくて。
( 大人として守った節操を、さも己が出し惜しんだかのようにすり替えられては、間髪入れぬ応答で直ちにピントの修正を図り。それでも観覧車のゴンドラに乗り込むまでいじけた視線を浴び続けるのはやむを得ないかと諦念を抱いた矢先、手のひと握りでころりと機嫌を直した相手の言動に見事に振り回されて、口を衝くのは「…まるで子守りだな…」という独り言然とした呟き。すっかり気が抜けてしまってほとんど腕を引かれる形で待機列に並べば、進んだ先で底を浚うピンク色の中へと入り、ふたりきりの空間でも寛いだ様子で深く座面に腰掛けて。少女に促されて側面のアクリルから外を覗いた後は、さすがに疲れが出たのか遠ざかってゆく地上をぼんやりと眺め続け )
…ほんとだ。ライトアップされると一気に雰囲気変わるすね。


  • No.2062 by 永瀬ひな季  2024-05-15 21:51:06 



観覧車はお昼より夜がおすすめって、マップに書いてあったから。正解でしたね!
( きらきらと輝く遊園地のイルミネーションが微かに反射して彼の横顔を照らしては、ぼんやり黄昏れるように外を眺める彼もまたかっこよくて、景色よりも眼前の光景に満足げに頬を緩める。こういう時って何を話すものか、ろくに恋愛経験もなければ窓の外を見る振りしてその綺麗な横顔をじっと見つめるだけで。やがて頂上付近へと差し掛かった頃、漸く口を開いては「─…逆巻さん、今日はありがとうございました。お化け屋敷以外にもたくさん付き合ってもらっちゃって…」頬を掻きながら、にへ、と緩んだ笑みを浮かべると、ふと思い出したようにトワハトくんをぶらさげた鞄から取り出したのは、グッズショップで購入した鳩サブレ。自身のイメージカラーである白色のアイシングが施された3枚の鳩サブレを両手で差し出しながら、オタクの定番3セットになぞらえて )
あのこれ、ささやかなお礼ですが。食べる用、観賞用、布教用に!


  • No.2063 by 逆巻 傑  2024-05-16 13:04:52 



…別世界…。
( 辺りが薄暗くなるにつれて映えだし、絶叫アトラクションから眺めた昼間とは異なる表情を見せる園内に、ほとんど開いていない唇が紡いだ一言は相手に応えるようでも、ただそこから零れ落ちただけのようでもあり。光に見入る双眸の先が声を受けてゆるりと対面に移動すると、差し出された3枚の菓子を「毎度律儀に…」と小さく洩らして眼下の景色同様に眺めてから、やがて素直に受け取ろうかと両腕を伸ばす。その折にアイドルには馴染み深いであろう用途分けが付け足されては、それでこの枚数かとふっと笑んで鳩サブレを手中に収めつつ、浅い知識で強欲にも特典を欲する振りをして )
…──握手券は?


  • No.2064 by 永瀬ひな季  2024-05-16 17:02:33 



あ、握手券ですかっ?
( 差し出したお菓子が彼の手に無事渡れば満足げに笑みを広げたものの、次いだ思わぬ要求を受けては双眸をぱちくりと瞬かせる。そんなのなくても、いくらでも握手するし手だって繋ぐ──むしろ彼相手ならこちらからお願いしたいくらいだし、もし握手会に彼が参加してくれるならずっと手を握っていられるようにたくさん券をあげたい。予想外の要求にあたふたすると、ほわりと頬を染めつつ真剣な表情で、お菓子を渡して空いた両手をぐっと握りしめながらころころと話題を巡らせて。お願いしますとばかりに両手を伸ばしたなら、最後に期待で煌めく瞳を向けつつ小首を傾げ )
今日は持ってなくてその、でも、逆巻さんなら何枚でも何十枚でもあげます!ていうか握手券なくても握手しますし、むしろ握手してほしいくらいですっ!…え、もし券あげたら本当に握手会来てくれます?


  • No.2065 by 逆巻 傑  2024-05-16 19:18:38 



いや、冗談──…
( ほんの軽い思い付きで口にしたアイドル知識が想定外に少女を前のめりにさせたようであれば、熱を増してゆく弁舌に撤回の隙はなく。霧のように掻き消えていった己の声を遠くに聞き、熱烈な誘いの最後に吸い込まれそうな瞳から見つめられると、気圧され気味の視線は相手の顔に留まった次に伸ばされた手へと落ち、果てには完全に瞼を下ろして。はっきりとした断りを口にすると共に手の感覚だけでトランプの束のように3枚の鳩サブレを揃え、伏し目がちに両眼を開いて鞄に仕舞った頃には当惑の色は失せていて、再度握手を求めるように差し出された瑞々しい両手を見遣る。理由の一つは実直に券を手にしたファンに後ろめたいから。そしてもう一つは──。先程の動きを逆に辿るように彼女の顔まで眼差しを戻すと、もしこれが本当の握手会だとしたら対面側にはいない、ファンよりも踏み込んだ関係性であることを公然と自負して )
…、行かない。ズルだし……、俺〝こっち側〟じゃないし。


  • No.2066 by 永瀬ひな季  2024-05-16 22:15:50 



そ、そっかあ…。
( すっかりその気になっていたけれど、はっきりと握手会を断られてしまえばしょんぼりと眉尻や肩を落として。確かにズルだ、と一理どころか百理ある言葉に納得しては握り返されることのない手のひらを徐々に膝上へと戻していると。〝こっち側じゃない〟彼の瞳とゆっくり交わっていけばきょとんと双眸を瞬いて。ファンとアイドルという関係性ではないことを指しているのだろう、視線を斜め上へと一度逸らしてふと考えたあと徐に立ち上がると、不安定に微かに揺れるゴンドラの床を渡り、半分の距離を越えた辺りで彼側へゆったりゴンドラが傾けば、合わせてふらり。「わ、」と小さく驚いた声漏らしつつ彼の隣の座面に両手を付いて辿り付けば、体を反転させて座面に腰を落ち着けると、にへらと微笑んで。それから以前玲ちゃん推しかと尋ねた際に返ってきた言葉を引っ張ってくると、頂上へ到達し煌めいた景色が一望できる窓の外へ視線を配りながら、絶対的な自信を秘めた双眸を緩めて宣言し )
こういう、こと?…──そうは言っても、前に推しって言ってくれたの忘れてないですからねっ。ライブはいつか絶対観に来てくださいね、この景色よりもずっときらきらしてみせますから。


  • No.2067 by 逆巻 傑  2024-05-17 18:25:43 



…そういうこと。
( やおらにゴンドラが傾斜して、綱渡りの如く危うげな足取りで座席の間を渡った少女が無事〝こっち側〟へと腰を下ろす。ファンからすれば憧れのアイドルが自らの隣に進んで来てくれる経験など一生の思い出となるに違いないが、担当ヘアメイクである己はそれを平然と受け入れ、仄かに口元を綻ばせるばかり。しかし多少の好感が上乗せされているとはいえこの関係も契約の上に結ばれたはかないもので、もし担当から外れて顔を合わせる機会が減ったなら彼女の想いも風化し、やがては消えるのだろう。そんな念慮が頭を掠めて一抹の寂寥を覚えたせいか、少し肩を寄せて相手と同じ窓から覗き下ろした光に、自然と耳元に近づいた唇からは「…遠いな」という声がこぼれ。そのまま内から放たれる煌めきを宿した傍の瞳へ注意を移すと、宙ぶらりんの約束で淡い縁を結び直そうとするかのように肯いて )
今もじゅうぶんきらきらしてるけど、…まぁ、そうすね。いつか。


  • No.2068 by 永瀬ひな季  2024-05-17 21:35:13 



( こうして隣に来たのは自分だけれど、彼の方から少し身を寄せてきてはどきりと心臓が跳ねて鼓動が強くなり。〝遠いな〟と呟く彼とは反対に〝近いな〟と心の中で呟きながら、頬や耳たぶは桃色に染まり、景色よりも彼の横顔に夢中になる。近くで再び交わる視線に微かに双眸を見開くと「や、約束ですよ!逆巻さんが観に来てくれるまで、絶対アイドル辞めないですから!」ぴ、と小指だけを立てた拳を彼との間に作っては、より強固な縁を繋いで離すまいとするように見えるかもしれない。小指へと彼の指が絡んだなら小指を折り曲げて約束を紡ぎ、絡まなかったとしても「絶対ね」と彼の手を取り指を絡ませようとするだろうか。互いの小指を解いたなら、表情を幸せいっぱいに緩めながら今日いちにちの感想を謝辞と共に伝えて )
──…わたし、今日すごく楽しかったです!息抜きもできたし…本当にありがとうございました。


  • No.2069 by 逆巻 傑  2024-05-18 15:35:50 



…推しは推せるうちに推せ、だっけ。
( 彼女と指切りをするのはこれで2回目。前回のように公衆の面前ではないぶん抵抗感は薄れるけれど、やはりこの子どもじみた儀式には未だ気恥ずかしさが伴い、数瞬躊躇った後におそるおそると小指を伸ばす。不確かな約束をより確かなものにしようとする相手に対し、目の前の顧客がいつかアイドルではなくなる時が来るのかと当然の未来に小さな衝撃を受けては、また聞きかじっただけの格言を口にしつつ契りを交わして。頂上を過ぎて陽が沈むように緩やかな下降を始めるゴンドラの中、一日を締め括る改めての礼が伝えられると、特訓の成果には微妙な顔をする反面、充実度に関しては同意を示し、同行者ではなく友人の立場から礼を述べ )
いいえ。…特訓になったかは、ちょっと怪しいけど…、俺も久々の遊園地で特訓関係なく楽しんだし、こちらこそありがとうございました。


  • No.2070 by 永瀬ひな季  2024-05-18 21:53:53 



そうそう!まあわたしは、めいっぱいアイドル楽しむつもりですけど…逆巻さんに爆レスして、きゅんってしてもらうのも夢なので。
( 躊躇いがちに繋がれた小指をきゅっと絡めるように繋ぎ返すと、軽く上下に揺らしながらよ笑みを溢しつつこくりと頷いて。己の限界までアイドルをやりきる未来もあるかもしれないけれど、めいっぱいアイドルを楽しんだら華やかに幕を閉じるのも憧れる。ときめかせたい、夢中にさせたい夢も欲張りに持ち合わせては指先を折り曲げて模したハートの片割れを、笑みを広げた頬に寄せてみせると。楽しかったと感想を聞けば「ほ、本当っ?」きらきらと双眸を煌めかせつつ、彼の方へ前のめりに身を寄せては、絡めた小指はいつしかぎゅっと彼の手のひらを包むように両手を添えていて。ライトアップされた景色がゴンドラの窓の水平線上に訪れ始めては更に瞳に光を取り込んで )
これまでで何番目に楽しかった…? 


  • No.2071 by 逆巻 傑  2024-05-18 23:09:59 



…ばく……。
( アイドルの口から馴染みのない言葉が飛び出すと、ピンと来ていない表情と共に小声で一部を反復する。そしてそれとは全く関連付けず、むしろ意味を理解できずに話の腰を折りかけたのを誤魔化すかのように、眼前で披露される愛らしいポーズに「可愛いすね」と静かに笑んで。結果的にその言動が己の知識不足の隠匿において功を奏したにせよそうでないにせよ、二人座るのがやっとの座席の上では更に迫って手を掴む彼女から逃れる術はなく、思いがけない問いに目を丸くして息のような声を洩らす。順序など考えたこともなく、しかし宝石のような瞳に見つめられて逸らすこともできず、暫し思案する振りをしてその双眸に見入っているうち、自然とまろび出たのは一体どこから湧いた答えだっただろうか。自分の事にも関わらず真偽の確かめ方も分からないでいれば、お茶を濁すように当たり障りのない言葉を付け足して )
…え。…──一番。…同率で。


  • No.2072 by 永瀬ひな季  2024-05-19 09:28:41 



はわ、…わたしの方がきゅんってしちゃいました…。
( 薄く笑みながら可愛いだなんて褒められてしまえば、きゅんとしてほしい夢を語ったばかりにも関わらずいとも容易くこちらが心を射抜かれてしまい。一瞬で頬に赤みが差せば、ときめきに胸を高鳴らせながらハートにしていた手を崩し頬に添えていたところに、更なるときめきの追撃が自身を襲い。「…い、一番!?」もちろん欲しかった言葉だけれど、同率でとも付け加えられては、自身と過ごしてきた日々のどれもが最高に楽しいものと自己解釈し。ぱあっと輝かせた笑みはすぐに、ふにゃりと幸せそうに弛緩しはにかんだものへと変わると、包み込んでいた手のひらを緩め解放しては両手の人差し指をつんつんと合わせ、もじもじてれてれ )
えへへ、嬉しい…!えっとじゃあ、次は特訓はなしで、ちゃんとデートとして来ましょうねっ…?


  • No.2073 by 逆巻 傑  2024-05-19 13:38:27 



──…ん?
( 順位を聞かれて〝同率一位〟など何も答えていないのと同義だが、それをどう解釈したのか、彼女の面様は無邪気な子どもの表情から恋する乙女の顔へと変化して。はにかみながら紡がれた誘いはすっかり両想いの気らしく、段階をすっ飛ばした物言いに一拍遅れて眉を顰め、素早く思考を巡らせるも発言の背景は上手く掴めずに。困惑気味の心中をそのまま口に出しては、支えをなくして座面に落ちていた腕を緩く組み、半ば確定しかけている予定を遠慮会釈なく否定して )
何がどうなってそうなったんすか…。来ないし。デートじゃないし。


  • No.2074 by 永瀬ひな季  2024-05-19 19:18:24 



今日は特訓デートじゃなかったんですか!うう…。
( 全否定を受けてしまえばショックを隠さず衝撃マークを2つほど増やし、もじもじと合わせていた人差し指を、今度はいじけるようにつんつんと合わせながら視線を落として。けれどお互いに楽しんだ事実は変わらないのだし、それくらいで彼を振り向かせるのを諦めないことも変わらない。変えられるのは未来いじけるのをやめて顔を上げると、両手にぐっと拳を握りながら輝きを失わない瞳を向けて宣言を。ただ、何よりも前に心霊ロケが待ち構えているのも変わらない事実であれば、双眸を横線にしてなんとも言えぬ複雑な表情を浮かべては、意気込んで胸の高さまで持ち上げていた拳は徐々に降下して )
ううん、絶対また来るもん…今度は逆巻さんのことを振り向かせてから!で、わたしと来たのが一番楽しかったって言ってもらえるように頑張ります!──…まあまずは、ロケを頑張らなきゃなんですけど…。


  • No.2075 by 逆巻 傑  2024-05-19 22:42:45 



特訓とデートは両立しないんすよ。…、それに子どもと出掛けるのをデートとは言わない。
( 最後のアトラクションに至って今日の予定に対する認識の齟齬が発覚しては、何か教訓でも授けるように指導者然と先の否定を補強し、ついでに双方の人差し指を突き合わせていじけている細い手首の学生用フリーパスに目が留まったのを機にトドメのひと刺しを。それでも強い花の如く顔を上げた少女はやはり同率一位では物足りなかったのか、宣戦布告を思わせる目標を掲げてみせるけれど、彼女の気力が漲っていたのもそこまで。「それだけの根性があればロケもどうにか──…」直前までの前向きさを受けてつい浅薄な言葉が飛び出しそうになる口を、思い直して「いや、」と噤む。相手の苦手意識もひたむきな頑張りも近くで見てきた自身がそれを軽んじられるわけもなく、特訓の頼みを引き受けた当初より傾いた情が、ゴンドラの地上に落ちゆくにつれてぽろりと零れ )
…今になって断るっていうのは、無理なんすかね…やっぱり。


  • No.2076 by 永瀬ひな季  2024-05-20 00:12:38 



( 手首が視線にふと留まったかと思えば学割料金を引き合いに出した子ども扱いに、はっとしてつられて手首に取り付けたフリーパスのバンドに視線を遣ると、手首を背後へと隠しながら「も、もう18だもん、ほとんど大人だもん…」とごにょごにょと控えめな抵抗を呟く。それなら高校を卒業したらデートって認めてくれるのかな、ああ、早く卒業したいな。現役高校生という大きな壁にも直面している中、口を噤む彼に不思議に思ってきょとんと見つめると、続いた言葉にはますますぽかんと唇を開いて。「─…えっ、ちょっとそれは考えもしなかったです、結構前から決まってたスケジュールですし…」と思わぬ提案に正直に驚きを見せつつも、もしそれが可能ならぜひともお断りしたいところ。仮に要望が通ったとしたなら経費が無駄になるか下りないかになるけれど、もっと最適な人材が現れているかもしれないし、と一縷の望みに瞳を煌かせては再び拳を強く握って )
でもでも、ダメもとで牧さんにお願いしてみるのもありですよね…!?無理なら無理で今度こそ、腹を括ります!


  • No.2077 by 逆巻 傑  2024-05-20 12:21:33 



えっ。…じゃあもっと早く言えばよかったすね。
( てっきりもう変更不可の出演予定だと思い込んで今まで口にしなかった選択肢に、目から鱗が落ちたような反応を受ければ此方もまた喫驚して。この少女は事ここに至るまで一度も辞退を試みなかったのだろうか、盲点だったとばかりに落とした呟きには微かな悔いが滲むけれど、それも後の祭り。今回のロケに関しては望み薄だろうが、将来のために相手より僅かに長く己の技術で身を立ててきた先達としてひとつ助言すると、これまでの彼女の努力を労るようにぽん、ぽん、と優しく頭を撫でて )
…まっすぐ頑張れるのは水瀬さんの良い所だけど、選べる時は選んだ方がいいすよ、仕事。


  • No.2078 by 永瀬ひな季  2024-05-20 17:00:01 



いえいえ、そんな…──
( 微かに悔いた言葉を聞いては握った拳をぱっと開いて左右に慌てて振って。まだまだ駆け出しのアイドルの身ゆえに、回ってきたお仕事は基本断れないものとすっかり思い込んでいたせいだし、事務所からの依頼をこなしてもらっているだけの彼には何ら落ち度はなく。あたふたとしていたところへ受けた優しく温かい手のひらもそうだけれど、内面もちゃんと見てくれていることに慕情がふわふわと湧き起これば、はにかんだ笑みを咲かせながら小さく頷いて。やがて、地上へと近付いたゴンドラの扉を順に開けていくスタッフの姿が見えたなら、「もう地上に着いちゃいましたね、もっと二人きりの空間楽しみたかったなあ…」と名残惜しく呟きつつ、扉が開かれると従うようにゴンドラから大人しく降りるだろうか )
っ…、つ、次からそうします。…えへへ、ありがとうございます、逆巻さん。


  • No.2079 by 逆巻 傑  2024-05-20 22:17:51 



うん。
( 従順な返答と共に八重歯の覗くどこかあどけない笑みを向けられると、此方も表情を緩めて簡素に応える。上るのは焦れったいほどゆっくりなのに、下るのは何故だか早く感じるゴンドラもそろそろ一周を終えようかという頃で、徐に立ち上がって出入口の近くまで進み出たところに少女の呟きが耳に入れば、ちらりと横目で傍を見遣って。ふ、と僅かに口元を綻ばせて発した言葉は、忠言と呼ぶには軽口めいた口調のそれ。次の瞬間にはスタッフによって扉が開け放たれて外へと降り立ち、続いて相手も降りてくるのを待ってから、ライトアップされた遊園地の中をゲートへと向かって歩きだし )
…あこがれる相手も選んだ方がいいすよ。


  • No.2080 by 永瀬ひな季  2024-05-21 00:16:36 



( ──なんでそんなこと言うの。扉が開けられる寸前に呟かれた言葉に、一度だけ瞬いた双眸で、ぽけ、と降りゆく彼の背中を見つめていれば〝早く降りてくれないかな〟とでも言いたげなスタッフの眼差しに押され、数瞬出遅れてゴンドラから降りては、それを視認した彼はゲートに向かって歩き出す。けれど、自分の足はなんだか動かなくて。軽口めいた言葉は自分の想いを軽くさせられているような気がして、きらきらとライトアップされた周りの景色へと溶け込みゆく彼の背中を、戸惑いの渦のなか見つめては。何も考えずに、た、と駆け出した足が彼の背に追いつくとジャケットの服の裾をぎゅっと掴んで引き留めて。彼が驚いてこちらを振り向いたなら、不服たっぷりな表情が一瞬彼の瞳に映るだろうか。持ち前のよく通る声で、わっと異議を立てては、周囲の人がちらちらとこちらを見るけれど、帽子とやや俯きがちに訴えたからか顔は伺い知れないはずで )
──~~っ……憧れも大好きも、選んだ結果がぜんぶ逆巻さんだもん!わかってくれないと帰してあげ、な、…明日お仕事なら帰しますけど…!

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( / お世話になっております。明日…というか日付が変わり今日なのですが、21日は終業後に送別会がありまして、もしかしたら一日通してお返事が難しいかもしれません…!それから6/1ですが、朝から夜まで友人とお出掛け予定がありまして、同様にお返事が難しいかもしれません。早く帰れたら夜にはお返事できるとは思いますが、確証はないので念のためご報告を。ご了承くださいませ…!
そして本編ですが、長らくお化け屋敷デートイベのお相手いただきありがとうございます…!そろそろ〆の方向でよろしかったでしょうか? )


  • No.2081 by 逆巻 傑  2024-05-21 20:48:18 



(/ お世話になっております。遅くなりましたがご予定について把握致しました、ご連絡ありがとうございます。此方のことはお気になさらず楽しまれてくださいね*
本編もそろそろ〆で認識一致しておりますが、背後の体の不調と疲労のためおそらく本日中のお返事は難しく…。回復次第すぐにお持ちしますので、申し訳ありませんが今しばらくお待ちください…!※蹴り推奨 )


  • No.2082 by 逆巻 傑  2024-05-22 04:15:32 



…う、わ、なに──
( 光に煌めく園内を歩調緩やかに縫う最中、唐突に後方から裾を引かれては踏み出しかけた足を戻して背面を振り返り。その先に今まで向けられたことのない強い瞳が映り、俯いた彼女の心中の叫びを聞いてやっと、特段の意味も意図もなかった自らの言葉が相手を傷付けたこと、そして好奇心旺盛な子犬に懐かれた程度の認識でまともに取り合っていなかった好意が存外その限りではないことを知って。最初は純粋な驚き、それから理解と混乱が同時に押し寄せ、周りのことなど考える余裕もなく振り向いた姿勢のまま暫し時が止まったかの如く固まる。果てには幾許かの猶予を得ようと視線も論点も外した「…水瀬さんこそ平気なんすか、明日のスケジュール」の言動は、少女の激情を更に煽るだろうか。しかし情と理性との間で揺れ、最終的に〝話を聞いてみないことには此方の態度も決められない〟という保留の結論に落ち着くと、ひとまずはぶつけられた想いに寄り添うことにして )
…平気なら、聞かせてください。分かるまで。


  • No.2083 by 永瀬ひな季  2024-05-22 21:04:44 



っ…わた、…へ?聞いてくれるんですか?平気、すごく平気です!
( 『なになに』『痴話喧嘩?』なんてひそひそ声が園内BGMに紛れて耳に届けば、やってしまった感が否めなくて、でもこの手は離せずに顔を見れないまま二人で沈黙してしまうけれど、先に沈黙を破ったのは彼の方で。しかし口を開いたその内容に、話を逸らされたと思い込めば〝わたしのことは今はよくて〟と訴えようとして、続いた言葉にきょとんとした表情を浮かべると言葉半端に徐々に顔を上げていき。ぜひ!とこくこく首を縦に振れば漸く裾から手を離すと、「あれはそう、最初にメイクしてもらった時のことでした…」重ねてきた分厚い日記の中腹から、1ページ目まで一気に遡るように語り出そうかとしたのは、一番最初に胸のときめきを覚えた瞬間。特に止められもしなければ「仕事に真摯な姿がかっこよくて大好き」「逆巻さんに可愛いって言われるのが一番嬉しい」「世界で一番可愛い女の子になれる」「酔ったお偉いさんからとか夏祭りに助けてくれた姿もかっこよかった」「心霊ロケで助けに来てくれたのも嬉しかったしかっこよかった」だとか、ページを一枚一枚捲っていくように語り始めるだろうか。いろいろ伝えようと意気込んでいた表情は次第に解れ、やがてはふわふわにこにこと和らいで緩む頬を両手で包み、一緒にいるとどれだけ幸せか表情として現れているようで。一頻り語り終える頃にはとっぷりと空が暗くなっていては、語りが長すぎたかと、かあぁと頬を赤らめつつはにかみながら顔を覗きこんで )
いただいたヘアピンとか、ぬいぐるみとか、プリとか。ぜーんぶ大切に持ってます。お仕事にひたむきな逆巻さんを間近で見てると、わたしも頑張ろうって気持ちになる。──…気が付いたらすごーく大好きになってました。かっこよくて、優しくて、たまに可愛いところのある逆巻さんが大好きです。……えへへ、はずかし。伝わりました?

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( / そろそろ〆かと伺いつつ、伸ばすような描写失礼しました…!次の次くらいがこちらの〆の目安かと思います。
お体の方は大丈夫でしょうか?暑くなったり寒くなったり、寒暖差の激しい日が続いておりますのでご自愛くださいませ。もしも引き続き体調が優れないようでしたら、どうかご無理なさらず…!のんびりお待ちしておりますし、ゆっくりお休みになってくださいね。蹴り推奨のところ失礼致しました…! 特に何もなければ蹴り可です◎ )


  • No.2084 by 逆巻 傑  2024-05-23 16:42:30 



──……ん。
( 光の差し込む双眸に、それ以上を期待されては困ると「聞くだけね」と先に念押しした語りが回想から始まるとは予想だにせず、しかし此方から頼んだ手前遮ることも憚られて、神妙に話へと耳を傾ける。澄んだ声音が紡ぐ彼女の心が動いた瞬間と思いの丈は、積み重なるにつれて真摯に受け止めようと生真面目そのものだった表情に変化をもたらし、目線が逸れたり僅かに頬や口元が強張ったりと落ち着かなげな挙動が時折窺えるだろうか。最後に顔を覗き込まれると、緩く握った拳を唇に当て添え、斜め下を向く瞳に睫毛をかぶせて平生より静かで低い一音を発する。日陰の道を歩んできたために注目されることに不慣れな上、自分でさえ意識していない点まで肯定されてしまって、昼間であればチーク程度に朱を刷いた頬が捉えられたかもしれないが、夜の暗さと眩しい電灯の中では露呈することはなく、解釈は相手に委ねられ。「すげぇ見て…──っていうか、すげぇ覚えてるすね」目だけを上げて先程とは打って変わって幸福感たっぷりな少女へと焦点を合わせては、どうしたものかと更に空を見上げる。たそがれること数秒、元の位置まで顎を引いて再び保留を選んだ提案が拒否されなかったなら、続けて「一人で帰れる?」と尋ねるはずで )
…水瀬さんの気持ちは、よく分かりました。分かったんで……、今日はもう帰りましょうか。

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(/ 急いで終わらせなければならない理由もありませんし、別の展開が発生してもそれはそれでおいしいので、謝られるようなことは何も…!いつも丁寧なご連絡ありがとうございます、承知致しました◎
むしろ蹴り推奨だったにも関わらず温かなお心遣い痛み入ります…!体調は快方に向かっておりますので、ご心配には及びません。背後様もどうぞお身体に気をつけてお過ごしくださいね。※蹴り可 )


  • No.2085 by 永瀬ひな季  2024-05-23 19:59:01 



( しこたまの好意をぶつけられた彼は多少なりこちらの想いに揺らいだかと思われたけれど、覗き込んだ先の視線が合うことはなくて、日の暮れた空に灯る電灯の中では薄く色付いた頬には気が付かず。視線が合ったかと思えば、漸く発言が許された彼が告げた感想も相俟って〝語りすぎた?引いた?〟とたらり一筋冷や汗を垂らしつつ大人しく発言を待つと。気持ちはわかったとの返答に「本当に聞くだけ…!」と小さく衝撃マークを浮かべながら双眸を不等号の形に瞑っていれば、帰宅を促されると首を左右にぷるぷると振って。「あの、もうひとつだけ、聞いてもらいたい気持ちがあって」観覧車内でしたようにもじもじと人差し指同士を合わせながら要求して数秒。この勢いのまま言わずしていつ言うというのか、指先へと逃していた視線を覚悟を決めたように彼の瞳に合わせては、夜とカラフルな照明に包まれた空間でもわかるほどに燃え立つような色を頬に浮かべ。心臓がばくばくする。普段柔らかく透明感のある声音は緊張で固まらせつつ、いつからか意識しだした告白のその先の言葉を初めて口にしては、握手を求めるように片手を伸ばして )
わたし本気で、大好きです。だから、逆巻さん…わたしと付き合ってください!


  • No.2086 by 逆巻 傑  2024-05-23 21:57:57 



さっき分かったら帰すって言っ──…てないか、別に…。
( まだ帰らないとかぶりを振る少女に、駄々でも捏ねているのかと裾を掴まれた際の言葉を引き合いに出すも、途中で意味の取り違えに気付くと語勢を萎ませ自己完結。そんなとぼけた自身の傍ら、何やら言い出しづらそうに尻込みしていた相手がやがて意を決して上げた双眸には、強いようにも弱いようにも見える不安定な光が揺らめいていて。今し方語り聞かされた恋物語でさえ消化し切れていない中、唐突に告げられた交際の申し入れは、しかし彼女にとっては唐突ではないのだろう。真っ赤に色づいた頬と真剣な面持ちに〝アイドルが関係の進展しない相手と軽く恋愛気分を楽しみたいだけ〟という当初の推察は容易く打ち砕かれ、差し出された片手を前に暫し立ち尽くす。とはいえ意表を突かれたものの返答が変わるわけでもなく、立場を考えれば好きだ嫌いだという個人的感情を経由せずに不受の旨を率直に伝えて )
…いや、高校生だし、アイドルだし…付き合えないすよ、さすがに。


  • No.2087 by 永瀬ひな季  2024-05-23 23:47:28 



ええっ!…そ、そんなあ…。……──
( まあ当然なのだけれど高校生とアイドルを理由に断られてしまえば、ピシャーン!と雷に打たれたような衝撃を受け、行き場のない手のひらをすごすごと引っ込めると傷心を慰めるように両手を胸に添えて。しおしおと一時落胆に顔を俯かせ、人生で初めての告白が敗れてしまってうるりと視界が滲んで──、あれ、その二つが理由? 肝心の彼の気持ちはどうなのだろうか。はた、と気が付けばなんだか視界はクリアになっていき。現役高校生であることはすぐにどうにかはならないけれど時間が解決してくれる。アイドルが恋愛なんて御法度とはよく言われたものだけれど、今日日結婚を公表するアイドルだっているし、自分にはどちらかを諦めるなんてできない。そもそも、嫌いだなんてはっきり言われてないのだから諦めるには早すぎる。俯いたままで一瞬泣いているかのようにも見えただろう姿は、ぱ、と顔を上げたなら瞳の光が消えることはなくむしろ燃ゆるばかりで。きりりと堂々たる宣言をしては一人で帰宅する意志を示すと、告白が失敗したにも関わらず晴れやかな笑みを向けながらにこにこと手を振りつつその場を後にしたなら、帰宅道中で行われるのは今日の反省会と今後についての一人会議、帰宅してからもメンバーや玲ちゃんへの報告や大会議が行われるはずで。彼も少しくらい、自分のことを考えているといいな、と思いながら眠りに就くだろうか )
っ…まだまだ、わたし、諦めるつもりないですから!あっ今日は現地解散で大丈夫です、作戦会議するので。それではお疲れ様でした…っじゃなくて、今日いちにちありがとうございました~っ!

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( / 詰め込んでしまいましたが、これで〆とさせていただぎすね。長らくのお化け屋敷デートイベ、ありがとうございました*
そしてイベントの間レスペにムラがありすみません…。間に2000レス記念を挟んでいたのもありますが、ひと月まるまる使っちゃいましたね…!存分に遊園地を楽しませていただきまして、大ボリュームでのお相手ありがとうございました。感想はのちほど…! )


  • No.2088 by 逆巻 傑  2024-05-24 13:01:07 



──……は、
( ひたむきな想いの結晶と知った告白を断ってもあまり胸が痛まないのは、自身の気持ちに基づかない返事だからか、彼女の好意を撥ねつけることへの免疫がついてしまったからか、告白という行為を経験したことがないからか。それでも引っ込められる手の物悲しさやあからさまに元気をなくした姿は心に訴えるものがあり、掛ける言葉も見つけられないまま気遣わしげに様子を見守って。程なくして顔の上がる気配に少し緊張して唇を引き結んだ直後、表情の露わになったそこにあったのは、想像に反して意欲に満ちた気色。加えて尚も突き進む宣言を受けては、ぽかんと薄く口が開き、その隙間から隙間風のような音が洩れ。吹っ切れたのか妙にすっきりとした笑みで切り替え早く去ってしまう相手に、物理的にも精神的にも取り残された己は依然狐につままれた顔で、応答する余裕もなく。小さくなった背にやっと「…怖いものなしか…」と呟いた折、例のマスコットキャラクターの着ぐるみが視界を横切って行けば、二人で〝怖いものが平気になりますように〟と願ったことを思い出す。「そういう意味じゃない…」力なく零した声は楽しげな遊園地のメロディーに掻き消され、ひと足遅れて自身も帰途に就いたなら、今日一日で散々振り回された恋するクライアントのことは、暫く頭から離れないだろう )

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(/ こちらも〆させていただきました。お化け屋敷デートイベ、ありがとうございました~…!
わりとがっつり楽しんじゃったのでお化け屋敷デートというより遊園地デートの感覚ですが、ひな季ちゃんと色んなアトラクションを回れてとっても幸せな時間でした…。小舟から脱出する時に手貸してくれる頼もしさだったり、お化け屋敷で自立心が芽生える場面だったり、コーヒーカップで握り返した風に演出してみるいじらしさだったり、ミラーハウスでの例のやりとりだったり、観覧車のゴンドラを渡ってきてくれるところだったり…と今回も見どころ盛り沢山で、挙げればキリがありません。周りのひと誰か写真撮ってないの…()そしてこのタイミングで告白が来るとは思っておらず、驚きやら嬉しいやらでひとり大興奮しておりました…!今後の進めやすさも格段に変わったように思いますし、素晴らしい展開をありがとうございます*
そしてレスぺに関してですが、全然気になりませんでしたし、こちらこそお返事が比較的のんびりペースになってしまって申し訳ありませんでした…!2000レス記念の際もお伝えしましたが、単純な力量不足ですので何卒ご容赦ください…;; 適宜蹴りと割愛可です◎ )


  • No.2089 by 永瀬ひな季  2024-05-24 14:47:27 



( / こちらとしても本当に見どころ盛り沢山でした…!!若者ってすごい発言のくだりで、後ろのお客さんに笑われてるシーンにはつられて笑っちゃいましたし、絶叫系に乗って楽しそうな二人にほっこりしましたしトワハトくんについて説明する演技派逆巻さんの姿も店員になって見守りたい気持ちでいっぱいでした…。泣き姿に弱く甘やかしてくれる優しい姿にも、自分の発言で自分で首を絞めることになっちゃうのも、振り回されてる姿も全部眼福でした!ミラーハウスでは思わぬタイミングでひなちゃん呼びが出て、こちらも盛り上がっておりました。全スポットでの写真が欲しいですね、ほんとに*
小舟から大船へのくだりも拍手だったのですが、お願いごとの回収までお見事でした…繋げ上手すぎます…!
それから告白のタイミングにつきまして、少々不安だったのですがそう仰っていただけて安心しました…!ただ〝好き〟を伝えるだけだったひな季が更に踏み込めるようになったので、今後アピールが激化()すると思いますがよろしくお願いします…!
いえいえ、本当に毎日お付き合いいただいてありがとうございます。これからも無理のない範囲でお相手くださると幸いです*

上記蹴り可です◎
さて──次は以前お話しておりました、逆巻さん的には来てほしくなかったであろう、子どもの日による逆巻さん5歳児企画でよろしいでしょうか?(わくわく)こちらとしましてはいつでもウェルカムです…!もちろん先に他のご相談などでも構いませんので、ご都合のよろしい方で…! )


  • No.2090 by 逆巻 傑  2024-05-24 18:26:44 



(/ 本当にすぐひなの絡みはカメラマン同行必須ですよね…何気にほとんどずっと手繋いでたのも尊いポイントです* 嬉しいお言葉の数々もありがとうございます…!背後様にも喜んでいただけたのがひしひしと伝わってきて、背後会話まで含めて永久保存回になりました◎
なんて楽しみすぎる予告…!逆巻も表面上はこれまで通りに振る舞いつつ、内心ではアピールを受ける度に今回イベでの出来事を思い出して、むず痒くなったりひな季ちゃんで頭いっぱいになったりすることかと思います。代わりにガードは多少堅くなるかもしれませんが…。こちらこそ、今後ともよろしくお願い致します…!
また今回はたくさん話し合いにも応じてくださりありがとうございました。相変わらず拙い進行ではありますが、温かい目でお付き合いいただけますと幸いです…!

※上記蹴り可です※
はい、次は是非とも逆巻の5歳児化で…!背後のお遊び回だし二番煎じだしで緩めにできればと考えておりますが、一点だけ希望を挙げさせてください。25歳児に戻る際、ひな季ちゃんに膝枕をお願いしたく…!一緒に遊んだ最後にソファでアニメ映画か何かを鑑賞し、その最中に寄り掛かって眠ってしまったミニ巻をひな季ちゃんが膝に倒してくださる→いつの間にか元のサイズに、という流れを思い描いておりますが、いかがでしょうか…?特に問題ないようでしたら、早速次から始めさせていただきますね。 )


  • No.2091 by 永瀬ひな季  2024-05-24 19:00:01 



( / 確かにほとんどずっと手繋いでましたね…!これで付き合ってないんですから、遊園地スタッフからしたらカップルでしかないのもおもしろかったです() ガードが堅くなりそうなのも承知致しました!=意識してくれてる、とひな季はポジティブ解釈しそうなので大丈夫です◎

ゆるめ承知です◎
25歳児にも、によよとしたのですが展開やミニ巻さん表記に更にによによとしてしまいました…!膝枕させていただいていいんですか、むしろよろしくお願いします!といった心中です。ミニ巻さんの登場、全力で待機しております…*
始めるにあたってこちら蹴り可です◎ )


  • No.2092 by 逆巻 傑  2024-05-24 19:39:40 



…ひな季ちゃん?( 無垢な黒髪の男児が、手紙を両手に持ってきょろきょろと人影を探し / 利発そうな顔つきには当然マスクもピアスもなく / やがてそれらしいお姉さんを見つけると『ひな季ちゃんに渡して』と言われた際の呼称をそのまま使って確認を取り / 問い掛けに肯定が返ったなら、ぽつりと一言呟いて封筒を差し出し )あずかってきた…。

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ひな季ちゃんへ

例のやつです。よろしくお願いします。

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  • No.2093 by 永瀬ひな季  2024-05-24 20:11:08 



はあいっ、…あれ?ぼく、どうしたの~…ってこれ、わたしに?( ふいに名を呼ばれて髪を靡かせつつ振り向いて / ぱ、と振り向いたけれど声の主は予想よりやや下で / 小さな訪問者に視線を下ろして膝を折りしゃがめば、優しくにっこり / 差し出された封筒にきょとんとしながらも、中身を開け開いてみると / ぱちくり、ぴこん! )えーっ…もしかして、傑さ、……すぐるくん、ですか…?( 普段は見上げるほどの頭身がこんなにも小さく…! / 口元を片手で押さえつつ衝撃マークを浮かべると、上から下まで短かな頭身を眺めては / 念のため恐る恐る確認を )


  • No.2094 by 逆巻 傑  2024-05-24 20:35:06 



!…さかまきすぐる…。( 手紙を読む間じゅう相手の姿を両眼でじっと見つめ / 視線が戻り、教えていない名前が発せられると、一瞬目を丸くするもこくりと頷き / 一応は呟くように名乗るけれどそれだけで、やがて所在なさげに部屋のあちこちへ興味を移し始めて )


  • No.2095 by 永瀬ひな季  2024-05-24 21:01:05 



わあ~っ、かわいいっ…!( 辿々しい名乗り出に、既にめろめろ状態で / 周囲にハートマークを散らしながら蕩ける表情 )わたし──…お姉さんはね、ながせひなきっていいます。( ふにゃ、と柔らかな笑み / 中々ない機会なのでここぞとばかりにお姉さんアピ )ちょっとの間あなたのお世話を頼まれてるんだけど──…、ふふ、なにか気になるものでもあったかな?( 周囲に視線を散らす姿にくすっと笑えば / 目線を同じにしたまま小首を傾げ )


  • No.2096 by 逆巻 傑  2024-05-24 21:23:21 



?…ひな季ちゃんのほうがかわいい。( 掛けられる言葉にきょとん顔 / 小首を傾げながら自分の中の事実を述べ )…あれみたいなの、おかあさんも持ってる。( 相手が話しだすと自然と眼差しは舞い戻って / 自己紹介にまたこくり / 優しそうなお姉さんに心なしかほっと表情解け、問い掛けに二秒ほど見つめ合った後 / 彼女の腕辺りの服をきゅっと掴んで指差す先には口紅が立てられていて )


  • No.2097 by 永瀬ひな季  2024-05-24 22:47:12 



え、えぇ~っ…ありがとうね…!( 蕩ける両頬を手のひらで包み / 5歳児相手でも胸がきゅん / きっと幼少期からモテてたに違いない…! )ん?ああ、お化粧品?( 指差された方向にある口紅に視線を留め )多分ね、他にも傑くんのおかあさんが持ってるのと同じようなの、わたしもいろいろ持ってると思うよ。ちょっと待ってね!( やっぱり興味あるんだなあ、なんて思いつつ小さな手が服から一度離れたなら立ち上がり / 口紅と、他にアイシャドウやチークなどが入った化粧ポーチを手に戻ると、膝くらいの高さのテーブルの上に広げて )おいで、──…ね、いろいろあるでしょっ。触ってもいいよ。


  • No.2098 by 逆巻 傑  2024-05-25 00:40:25 



どういたしまして。( 分かりやすい喜びように思わず頬が綻び / お礼を言われた時のお決まりの返事もしっかりと )…きれい……。( 何やら動きだす背をまたじっと目で追っていれば / 呼び寄せられて素直に傍へ並び、テーブルに両手をついてコスメのパッケージに釘付け / 許可を得て興味津々に中を覗くと、一通り開いてみた後に相手を振り返って )たくさん…女の子はみんな持ってるの?


  • No.2099 by 永瀬ひな季  2024-05-25 01:49:09 



守りたいこの笑顔…っ。( はう / 幼い顔立ちが無垢に綻べば、あまりの尊さに芽生える使命感 )わかる、きらきらしててテンション上がるよね…!( 昔からそういうの好きなんだなあ / 微笑ましげに見守りながら同調しては / 内膝を床につけた割座になると小さく頷いて )そうだね、わたしくらいの歳の女の子はみんな持ってるかも…でも男の子でも持ってる子はいるよ。みんな可愛くなりたいし、綺麗になりたいからね。( テーブルの上に置いてあったスタンドから、ふわふわのチークブラシを手に取れば / 少年の鼻先をふわりと撫でて、ふふ )


  • No.2100 by 逆巻 傑  2024-05-25 10:55:29 



ひな季ちゃんが守るの?…ぼくが男の子なのに…。( 不思議そうな顔で見上げ、そのままぽつ / 古風なステレオタイプ教育 / おばあちゃん子 )これっ、がいちばんすき。ひな季ちゃんはどれがすき?( 共感の返事に振り向いてぱっと表情明るく / 興奮気味にアイシャドウパレットの縁を人差し指で押さえ / 再び振り返って )──!…ん……。( 話に聞き入っていれば、ブラシで撫でられてびっくり! / 〝女の子のもの〟という認識が強いのか、下を向いてほんのりと頬を赤くして / それから「ぼくはいい…」と小さく首を横に振り )


  • No.2101 by 永瀬ひな季  2024-05-25 15:54:35 



じゃあ…傑くんがもうちょっと大きくなったら、わたしのこと守ってくれる?( 人差し指をゆるく弧を描いた唇に添えれば / 「でもね、大事な人を守れる女の子にも憧れるんだけど…変かな?」唇に手のひらを添えて、こそりと耳打ち )傑くんお目が高い!それ限定パッケージだったんだあ。わたしは…これかなっ。( きゃ、と楽しげに反応 / 宝石のように煌めく花がトップに付いているシルバー基調のリップを指差して )っ…!!( か、かわいい…!ときゅんきゅん内心は悶えて / 遠慮を示した少年を見つめては〝普段は使う側なんだよね…〟 / ぴこん!と閃きの電球 / 「じゃあわたしに使ってみる?」と薄づきメイクしかしていない自身を指差しながら小首を傾げ )


  • No.2102 by 逆巻 傑  2024-05-25 21:21:11 



…う、うん…たたかうのは好きじゃないけど、がんばる…!( 自信なさげながらもぎゅっと小さな拳を握り、緊張の面持ちで頷いて / しかし耳打ちを受けると途端に緩み / 目を大きくして「かっこいい…」と尊敬の眼差し )かわいい、お花咲いてる。( 利口そうだった顔ばせはすっかり年相応に柔らかく / ほう、と数瞬見入ると、アイシャドウと同じようにそうっとトップの花を指で押さえ / それから持ち主を振り返っては彼女の鼻先にもぴと )──…いいの?( 先に瞳、遅れて顎を上げ / 遠慮がちに問いつつも、表情は『してみたい』と強い興味を露わにしていて )


  • No.2103 by 永瀬ひな季  2024-05-26 04:42:31 



わあ、ありがとうっ!──…じゃあ、わたしも傑くんを守る時があってもいーい?( 使命感に駆られたような彼に向き合いながら、両手をぱちりと頬横で重ねあわせつつ謝辞を述べると / 尊敬の眼差しで高まる庇護欲 / 申し出は大人子ども関係のないもので、小首傾げつつこそりと窺って )お気に入りなんだあ…──!ふふ、どうしたの?( 和やかな空気に癒されればマイナスイオン感じるようで、ほのぼの / 小さな指先が鼻先に触れると双眸ぱち / くすっと柔らかく笑みを溢して )うん、いいよお。( 普段よりもずっとわかりやすい、幼い表情変化にめろめろ / ふわふわ緩んだ笑みで頷けば / 「これはほっぺを可愛くするやつ」とチークの上にチークブラシを置き説明 / アイシャドウやリップたちもそんなざっくりとした説明で )かわいくしてね、お願いします!


  • No.2104 by 逆巻 傑  2024-05-26 06:18:32 



…ぼく……。…えっと…、…ん。( 自分が相手の〝大事な人〟に含まれているとは思わず / ぱちくり / 足元に視線落とし、しばらく躊躇うように頭を悩ませていたものの、やがて小さく頷いて )ひな季ちゃんも、すき。帰ったらおかあさんにも話すね。( 向けられた笑みに少しはにかんで指先離し / 下心のない純粋な好感を伝えると、既に良い思い出となっているようで )…、鼻じゃなかった…。( 先程の経験からチークブラシを鼻用と思い込んでいては、説明に仄かな衝撃顔 / 他のツールやアイテムもこくこくと頷きながら聞いて / いざ手に取ってみれば何故だか使い方が分かるような気がするも、5歳児の繊細な制御の効かない指先ではどうしても思い通りにいかず / ひとまず説明を受けた順に塗ってみるけれど、拙い出来栄えにゆっくりと首を傾げ / ついにはしょんぼりと眉を下げて )…ぼく、向いてないかも…。


  • No.2105 by 永瀬ひな季  2024-05-26 13:47:40 



えへへ…ありがとね、傑くん。( 小さな体いっぱいに悩む様子も愛おしく / 短な肯定が返れば柔和に笑みながら、黒髪をよしよしと二、三度撫でて )わあ、尊い…っわたしも大好きだよ~!( 無垢な好感にあてられては拝むように両手の指を絡めながら、きゅーん… / 瞳きらきら / ついぎゅっと包み込むように小さな体躯を抱きしめ )──…え、どうして?可愛いのに、このメイク!( メイクを受ける間、不思議と動作は5歳児になっても体が覚えているように似ていて / やっぱり傑さんだなあ、としみじみ… / やがて完成されるもしょんぼりと浮かない声音と表情に、鏡を手繰り寄せて見て / 確かに拙くはあれど可愛くしたい気持ちが伝わるようで / 向いてないはずがない! )ここのキラキラとか色遣いも可愛い。わたしも今度自分でこの合わせ方してみたいなあ、…ね、これ真似してもいーい?( 鏡を見ながら施してもらった箇所を人差し指で差しながら / 鏡から少年へと視線を戻すと、表情を綻ばせつつ問い掛けて )


  • No.2106 by 逆巻 傑  2024-05-26 15:33:21 



…ひな季ちゃん、おばあちゃんみたい。( 頭上へ降りてくる手をきゅと目細めて受け入れ / 優しい撫で方は祖母を彷彿とさせるようで / 誤解を生む発言の次に「おとうさんとおかあさんはわさわさする」と付け足して )…──ぼく〝とうとい〟の?〝とうとい〟ってなに?( 嬉しそうに表情綻ばせると、無意識に脇の下付近の服を両側握り / それから知的好奇心が前面に出た口調で初めて聞く言葉の意味を問うて )……、…──!…い、いいよっ。( 明るい声にそろりと顔上げ、固くブラシを握っていた小さな手も徐々に緩んで / 褒められて恥ずかしそうにしつつも精一杯の返事 / 「でもテレビで見たのはもっときれいで──」リモコンを引き寄せてテレビをオンにすると、映し出された顔は見覚えがあるような… / それが隣のお姉さんだと気付くや否や、振り返って本来の自分にメイクを施された画面越しのアイドルと彼女とを見比べて )……このひと、ひな季ちゃん?


  • No.2107 by 永瀬ひな季  2024-05-26 16:49:11 



おば…っ!?──…わさわさ?( 衝撃マークを浮かべながら発言にショックを感じるものの、続いた言葉には双眸をぱちくり / なんだ撫で方のことか、ほっと安堵してはなにやら思い付いて / にま、と悪戯っぽく八重歯覗かせ両手を構えたなら / 徐に髪をわしゃしゃー! / 濡れた髪をタオルで拭くように撫でて可愛がると「こんな感じ?」と覗き込んで )尊いっていうのは、んー…、素晴らしい!とか最高!とか、……あと、すごく大好きって感じかなあ…。( いつもは制限を掛けられるハグも、誰も止める人がいなければし放題で / ぎゅむぎゅむ / んー、と宙へ視線を移しながら回答を )やったあ、ありがとうっ!……あ、( 気の緩んだ雰囲気に、嬉しそうに笑みを咲かせていれば / ふと彼が点けたテレビにたまたま自分が映っていると、なんだか照れ臭いような / こちらを振り返った少年に、えへへと頬を掻きはにかみながら頷いて )そうだよ、わたし。


  • No.2108 by 逆巻 傑  2024-05-26 20:57:24 



…わっ、……あははっ、ひな季ちゃんのがいちばんすごい!( 警戒心なくぼんやりと見上げていると、不意に襲いかかる両手に喫驚 / されるがままで最初こそぽかんとするものの、すぐに喜色を滲ませてころころと笑い声立て / 刺激好きなのは昔から )すごく大好き……。( 小さな声で復唱 / 遅れて湧き上がってくるむず痒いような嬉しさを、ぎゅーっと力いっぱい抱きしめ返すことで表現して / それから「〝とうとい〟ってとってもすごいんだ」と印象だけのざっくりとした解釈を口に出して )きらきらしてる…、ひな季ちゃんは〝げいのうじん〟なの?( 肯定が返ると目をまんまるに / 画面の中で歌って踊る彼女は今とは少し雰囲気が異なっていて、じっと見入れば / テレビに出ている人はみんな芸能人と一括りの認識 )


  • No.2109 by 永瀬ひな季  2024-05-26 23:11:48 



わあい、一等賞だ!…ふふふ、髪くしゃくしゃになっちゃったね。( 25歳の彼からだったら聞けないだろう無邪気な笑い声に満足げに、にぱ / 乱れてしまった艶のある黒髪を指先で梳くように直し始めて / あの柔らかな髪色にいつかやってみたいな )そう、だから傑くんもとってもすごい。マイナスイオンまで出てそう…癒される~…。( 小さな体から伝わる力いっぱいの温もりに、きゅんと心を鷲掴みにされ / めろめろ / 抱きしめ包み込みながら形のいい後頭部を撫でやり )きらきらする魔法を掛けてもらってるからね!…芸能人…っていうとなんだかすごく一人前っぽいな……んんと、アイドルってわかる?( 〝魔法〟はもちろん彼が掛けてくれるメイクと言葉のこと / ぱちんとウインクしながら答えるも、芸能人と呼ぶにはまだ少し烏滸がましい気がして / 宙に一度視線を逸らし考えては、視線を戻すと小首を傾げ )


  • No.2110 by 逆巻 傑  2024-05-27 13:36:33 



楽しかったっ。( 声を弾ませたまま答え、大人しく髪を整えられては / じっと期待の眼差しで「もう一回?」と見上げて / もしそれに応えて再度髪を乱されたなら、また控えめにきゃっきゃと燥ぐはずで )…、かたたた…き、する?( 〝とうとい〟と〝まいなすいおん〟が出るんだ… / でもマイナスイオンが何か分からないので、脳内にはアニメや特撮で見るビームを想像し / その後、相手が疲れているのかと首を傾げるようにして顔を覗いて )えっ、ひな季ちゃん魔法使いとともだちなの?( 瞬時に目を見開いて食い付き / 興味津々 / アイドルは幼稚園の女の子たちの将来の夢でしか聞いたことがなく / 偏った知識をもとに自信なさげに答えてみて )…かわいい女の子…?


  • No.2111 by 永瀬ひな季  2024-05-27 19:47:20 



えぇ~、…どーしよっか──なっ!( 無垢と期待がおり混ざる瞳がこちらを向けば / ふい、と視線を横へとつれない感じに逸らしてみたなら / にま / 最後の一音を発すると共に、髪をわしゃしゃ~!の第二弾 / 顔までも巻き込むようにくしゃくしゃ )んーんっ、ぎゅってしてるだけで大丈夫!…傑くんはやっぱり優しいね、ありがとう。( 優しくて変わらない心遣いに柔和に微笑めば / ぎゅう!とまた抱きしめながら頬を寄せると、静かで温かな声音で返し )そう、ともだ……ううん、恋人なの。内緒だよ。( 途中でハッ…としたのは、友達と呼ぶにはあまりにも深い関係で / ここぞとばかりに恋人を主張 / 少年が絞り出した知識に優しくまなじりを下げては / 普段なら自分で可愛いなんて言うのは躊躇われるけれど、彼に魔法を掛けてもらったら世界で一番可愛いから / 小指を立てつつ小首を傾げて )そうだよ、ステージの上では歌って踊れる可愛い女の子なの。きっと大きなステージで歌ってみせるから、大きくなったら見に来てくれる?


  • No.2112 by 逆巻 傑  2024-05-27 22:49:14 



わ~っ!( 乗り気でなさそうに見えた態度に下がりかけた口角は、直後の不意打ちで一気に持ち上がり / 喜悦の声を上げつつ撫でる両手から逃れようと小さく左右に首振り、しかし決して本気では嫌がらず / 終わると水面から顔を出すように、ぱ! / 派手に乱れた髪のまま、「ひな季ちゃんが本当のお姉さんだったらいいのになぁ」と楽しげに洩らして )…、…どういたしましてっ。( 表情の見えない側頭部をちら / ひそひそ声に抑えながらもしっかりお返事すると、手を伸ばしてさっき自分がされたようにそうっと頭を撫でて / 〆可 )ええっ…!( まさかの告白に一層の驚駭を露わにして / やがて真剣な面持ちになってこくこくと頷けば、口元に短かな人差し指立て / それが将来の自分だとは夢にも思わず、そのまま「魔法使い、かっこいい?」と小声で訊いて / 差し出された小指の奥の彼女に重なるのは、ついさっきテレビで見たきらきらアイドル / その輝きを反射するように瞳を煌めかせると、きゅと力強く小指と約束を結んで )…ん、いちばん近くで見る。


  • No.2113 by 永瀬ひな季  2024-05-28 03:32:34 



傑くんのお姉さんになれたら、きっとわたしも毎日楽しいだろうなあ。( しっかり駆け引きに乗せられ、きゃっきゃと燥ぐ姿は天使 / めろめろにこにこ / 洩れた言葉に一度双眸を瞬くと嬉しそうに笑みを広げるけれど / 乱れた黒髪をまた手櫛で直してやりつつ「でもお姉さんにはなれないなあ…」 )…、うん。( 随分と手のひらは小さくなったけれど、やっぱり温もりは一緒で / 双眸を溶け込むように緩ませて / 〆 )え、すごくかっこいいよ。しかも優しくて、男の人なのに美人さんなの、頭も良い。超らぶらぶ。( とっても真剣な表情で頷き返しては / 人差し指を唇に添えて、内緒のポーズをしながら / 最後の一文はしれっと願望盛り込み / 小指が絡まりしっかり結んでは、煌めく笑みを溢して / 一部〆可 )やったあ、約束!特等席、用意しておくからね。


  • No.2114 by 逆巻 傑  2024-05-28 12:19:47 



勝手に連れてったら、ひな季ちゃんのおとうさんとおかあさんが悲しむもんね。( 整えられてゆく髪の隙間から瞳を覗かせ、努めて負の感情が滲まないように「そっかあ」と応答 / ぱちりと目を閉じて繊細な手つきに身を任せつつ、それらしい理由を見つけては妙に聞き分けよく )いい魔法使いなんだっ。ひな季ちゃん嬉しそう。( 想像するのは杖を持ってローブを纏ったインテリ風の男性 / やっぱりそうなんだ!と面を輝かせて / 恋人のことを語る相手に一抹の寂しさを覚えるものの、それより何十倍も温かな気持ちが溢れて自然と破顔し / 「やくそく」と繰り返して呟くと、じきに小指が解け / と同時に卓上カレンダーへ駆け寄って「いつかなあ」と捲りだし / 〆 )


  • No.2115 by 永瀬ひな季  2024-05-28 16:06:56 



それもあるかもしれないけど…、…。( もう一つの理由を抱えていれば、途中で口籠もって / 視線を宙へ見上げては、うーん… / 整えた後もなんとなく黒髪を撫で続けて )──…ううっ、ごめんね、恋人っていうのは嘘!まだなの、これからそうなりたいなっていう、願望…。( 無垢に煌めく瞳を向けられれば段々と募る罪悪感 / 笑みから一転して、双眸を不等号にした苦渋の表情へと変われば / 両手を顔の前で合わせ、謝罪を口にしながら事実を打ち明け / 嘘はやっぱり苦手… / 「でもかっこいいとか優しいとかはちゃんと本当」と付け加えて )


  • No.2116 by 逆巻 傑  2024-05-28 19:00:25 



…しれないけど?( 歯切れの悪い返答と終わらない髪の撫でつけにそうっと目を開け / 先を促すように首を傾げてゆく最中、突然閃いたように「あっ」と声を上げると / 「…妹がいいの?」と的外れな配慮を )…へんなうそ。( まさかの展開にぱちくりと瞬けば、5歳児には難しい感情に率直な感想をぽつり / しかし相手の元気がなくなると何故だか胸がざわついて / じっと黙り込んだ数秒後、ぱっと顔を上げたなら )…──じゃあっ、ぼくも大きくなったら魔法使いになって、ひな季ちゃんのお願いが叶う魔法をかけてあげる。


  • No.2117 by 永瀬ひな季  2024-05-28 20:13:55 



?──…っふふ、妹かあ。( 双眸をぱちりと瞬き少年へ視線を戻せば / 口元に緩く握った手のひら添えながら、くすくす / 確かにああいうお兄ちゃんは──「憧れるけど、それだと結婚できないでしょ」 / きっとちんぷんかんぷんだろうけれど、少年の鼻先を人差し指でちょん )だ、だよね。それもわか、る……──へ?( ぽつり呟かれた感想はごもっとも / あわあわと汗マークを散らしながら共感を示していれば / 思わぬ提案に、きょとん / そのまま同じだけ数秒時間が流れたなら、溢れる愛おしさのまま徐にぎゅうっと抱き寄せて )や、やさし~っ…!いいの?傑さんは小さくなってもやっぱり優しいっ、ありがとう…!( つい普段の呼び方に加えてメタ発言 / すり、と頬を寄せ / 双眸ぎゅむ )


  • No.2118 by 逆巻 傑  2024-05-28 20:56:38 



…──そっかあ…!お姉さんになるより、お嫁さんになったほうがいいね。( 鼻先を突かれてしばらくはきょとんとしていたものの、徐々に瞳を大きくすると目から鱗とばかりに / 結婚した方がずっと一緒にいられる! / 〝あれ、でも魔法使いは…?〟と一瞬過るけれど、都合の悪いことは無意識に頭の中から退けて )…すぐるさん?小さくなっても…?( 無抵抗に抱きしめられつつ、気になるワードが口からぽつぽつ / ひとりはてなマークが増えゆく折、魔法が解ける合図であるシンデレラの鐘のようにどこからかぴぴぴとタイマーの音が鳴っては / はっとして相手をゆさゆさ揺らし、慌てるあまり伝える言葉は要領を得ず )ひな季ちゃんっ、テレビ、みないと。始まっちゃう!


  • No.2119 by 永瀬ひな季  2024-05-28 21:44:28 



…お、お嫁さんにしたいとも思ってくれるの…?( 意外な反応に微かに双眸を見開いては / なんだか緊張して、仄かに頬を染めつつ問い掛けてみて / 5歳児といえど偽りなく彼自身だから / ごくり… )テレビ?えっとなんだろう、戦隊モノが始まるとか?…だよね、うん、まさかホラー番組じゃないよね…!( 溢れる反芻する言葉に、はっ…としては / タイマーの音に一瞬気を取られたかと思うとすぐさま体を揺さぶられて / つられるように慌ててリモコンに手を伸ばすと、何か見たい番組が始まるのかとチャンネルを順に変えていって / さすがに5歳児でホラーは見ないよね、と自身に言い聞かせるように )


  • No.2120 by 逆巻 傑  2024-05-28 22:28:58 



…う、うん。やさしくて、かわいくて、たのしいから。( 緊張の面持ちで見つめられては、伝播するように此方もやや顔を引き締め / ひとつ言う毎に指折って / 単純明快三か条 / なのにその丸っこさからほとんど握り拳の手を見せつつ )あのね、フーミーはおばけだけど、こわくないおばけだから大丈夫だよ。…えっと、これじゃなくて…これ!( 聞こえた独り言に画面から振り返ると、一部は肯定しながらも励ますように / コミカルな幽霊が悪戯して回るアニメ映画 / それからまた画面に向き直り、目当てのチャンネルが映ったところでストップをかけて / 「ひな季ちゃんはやく」とソファへ相手の手を引いてゆき )


  • No.2121 by 永瀬ひな季  2024-05-29 00:41:14 



わ、わ~っ…!今の録音しておけばよかった、なんなら動画で…っ!( ぽっと赤らむ両頬を手のひらで包み込みながら、きゅーん… / うっかり録り逃し / えへへ、と緩みきった表情で「ありがとう、そう思ってくれて嬉しい!あのそれ、大きくなっても覚えててね」ほとんど拳の小さな手をそっと手のひらで包み込んで )あっ、でもおばけなんだ……。あ、これなら平気そう…。( 5歳児に励まされる18歳児 / ストップを掛けられた画面で止まれば、子ども向けアニメ映画が始まろうかとしていて、ほっ… / リモコンを置けば、いそいそと手を引かれるままソファへと向かって / 隣り合うように座りつつ小首を傾げ「…傑くん、映画好き?」 )


  • No.2122 by 逆巻 傑  2024-05-29 06:38:00 



とらなくても忘れないよ。( 細い指に包まれた手元を見て、目ぱち / 神妙に頷いてはほんの僅かに首傾げつつ / 心配なのかなと内情を汲み取るや「そうだ、指輪あげる」とポケットの中をまさぐりだし / 出てくるのは大きなサファイアがついた銀のリング、を模したプラスチック製の劇の小道具 / 差し出して手のひらの上にぽんと置くだけ )ひな季ちゃん、おばけこわいの?( 瞳は悪気なく言外に〝お姉さんなのに…〟と語り / ソファへと引いた手は繋いだまま腰を落ち着け / 「好き。おうちでもいつも見てる」と今から始まる映画への期待感を隠さず答えたなら / ついに本編が流れだし、燥ぐでもなく真剣に見入って )


  • No.2123 by 永瀬ひな季  2024-05-29 13:09:47 



へ、…──ふふ、可愛い。…え、もしかして婚約指輪…?( 徐に手のひらへぽんと出された指輪に双眸をぱちくり / 子ども用サイズのころんした指輪に双眸緩ませ / 親指と人差し指で摘まめば顔の前に掲げつつ、はっ… / 「あ、婚約指輪っていうのは、結婚してくださいって言う時にプレゼントする指輪のことで…」仮にも5歳児相手だというのに、ほんのり頬染めあたふた )……。傑くんは平気そうだね、今も昔も…。( 語りかけてくる瞳に〝大きくなっても怖いものは怖いんだよ…〟とどこか苦い顔で語り / 映画好きなのも昔からなんだ / 「そうなんだ、おすすめがあったら今度教えてね」ふふ、と表情和らげると / 小さな手を繋ぎながら一緒に見始めては、いつの間にか自分もつい真剣に見入って )


  • No.2124 by 逆巻 傑  2024-05-29 18:46:20 



けっ……こん、やく、ゆびわ。( 自らの語彙の中から〝結婚指輪〟を口に出そうとするも、新たな言葉の存在を知ってはすぐさま言い換え / ひとつ賢くなった気でどことなく誇らしげに / 「あんしん、した?大事にもっててね」小首を傾げて窺いながら晴れやかに言うと、指輪を握らせるように両手で相手の手を包んで / 〆可 )…今も昔も……。( ぽつと反芻 / 前にも会ったことがあったかな? / 本題よりもそちらに気を取られ、意識はふよふよと考え事の世界へ / じっと画面を見つめていた双眸も、物語の中盤で集中が途切れた瞬間に瞼が重くなり / うつらうつらと船を漕ぎだせば、じきに隣の彼女の元へと倒れ込むように身を預けて )


  • No.2125 by 永瀬ひな季  2024-05-29 21:07:42 



~~っ、あまりにも天使すぎる…!( 無垢で晴れやかで、向日葵のような笑顔が眩しい上に誇らしげな様子があまりにも可愛くて / 双眸をぎゅむ!としながら胸きゅん / 小さな手が重ねられ指輪を包み込むと / 「…うん、ありがとう。ずっとずっと、大事に持っておくね」柔和な笑みを湛えながら双眸を伏せては、額同士をこつんと軽く合わせて / 〆 )──…ふふ、ほんとにかわいい。( ふいに、こてんと隣から重みを感じて隣を見遣っては / すやすやと小さく寝息を立てる少年の姿に、心温まり表情緩ませて / …あれ、もしかしたらシャッターチャンス? / 起こさないようにスマホを手繰り寄せたならカメラを起動して、ぱしゃりと幼い寝顔を一枚 / スマホを置き空いた手でさらりと髪を梳きながら撫でていれば、温かな子ども体温が傍にあるからか次第に瞼が重たくなり / 気が付けば一緒にすや… / アニメ映画はいつの間にかエンドロールへ )


  • No.2126 by 逆巻 傑  2024-05-29 22:45:09 



──……、( かすかな気怠さと共に瞼を開ければ、瞳が映すのは霞んだ横向きの世界 / 見慣れない風景に寝返りをうつと、上方には誰かの顔らしきシルエットがあって / 生来の寝起きの悪さゆえに未だ頭も視界もぼんやりとしたまま、重たげに瞬きをしながら暫しそこに目線を留め / 頬から滑り落ちる髪はもういつも通りのミルクティーアッシュで )


  • No.2127 by 永瀬ひな季  2024-05-29 23:15:22 



──…、…んん、なあに…くすぐったいよぉ…。( 膝上でもぞもぞと何か動く気配に、次第に意識が浮上していくと / うすら開けた、ぽや…とした視界の中で動くミルクティーアッシュ / それは淡い毛色の猫ちゃんが膝上で動くみたいな感覚 / くしゅ、とその淡い髪色をなんとなくなでなで / 猫…? / 眠りに落ちる寸前の情報と違えば、ぱち、と双眸をふと開け / 膝上へと視線を見下ろすと、ぱちくり )…わ、あれっ、すぐるく、さん…っ!?( 小声ながら手だけあたふた )


  • No.2128 by 逆巻 傑  2024-05-29 23:58:04 



……ひな季さん…?( 耳朶を打つ聞き馴染んだ声に、考えるより先に寝言のごとく相手の名を呟き / ゆるゆると上に伸ばした指先がそっと輪郭に触れ / そこで脳が遅れて発した言葉の意味するところを理解すると、途端に視界もクリアになるようで / 覚えのない状況に目を見開いたまま固まり、数秒後がばと勢いよく身を起こしたなら / 混乱の最中口走った言葉は嫌疑をかけるようでも自問自答するようでもあって )…な、何して──…。


  • No.2129 by 永瀬ひな季  2024-05-30 08:19:36 



わあっ、……いつもの傑さんだ…。( 寝ている間に力が緩んで解けていた互いの手 / 勢いよく起き上がる彼にびっくりして、降参するように両手を肩まで上げつつ / ぽかん… )──…、映画観てて、いつの間にか一緒に寝ちゃってたみたい…
。( ゆるゆると手を下ろしていく中、アニメ映画のエンドロールが終わりCMへと切り替わって / さっきまでの出来事が夢ではないことを裏付けるけれど、彼は覚えているだろうか / ぽんぽんと太ももを手のひらで軽く叩きながら小首を傾げ / ふふ、と笑いながら幼子に対する口調を残したまま問い掛けて )…まだ寝てていいですけど、もういーの?


  • No.2130 by 逆巻 傑  2024-05-30 11:29:08 



…映画?──っ…!( 相手の視線をたどった先には流れるエンドロールと黒い画面に映るコスメ類 / 瞬く間に欠けていた記憶が蘇り、同時に危惧していた事態が起こってしまったのだと察して / みるみる頬に赤みが差してゆくと / 片目だけ出すようにして右手で俯き加減に顔を覆い、柔らかな声音にも弱々しく細切れに答えるのが精一杯で )~~っ……いい、もう、いい…。


  • No.2131 by 永瀬ひな季  2024-05-30 13:27:56 



っ…!えっ、か、かわいいっ…!!( 今までに見たことのないレベルで恥じらっている姿に、きょとんと双眸を一度瞬くと / ぱあぁっと表情輝かせ / 瞳はきらきらと煌めき頬は色付いて、見えない尻尾がぶんぶん! / もっとよく見たい気持ちが前面に押し出ては、両手をソファに付き身を乗り出すように距離を詰めて「ねえねえこっち向いて、傑さん!」 / 今日一番のときめき )


  • No.2132 by 逆巻 傑  2024-05-30 18:27:29 



( 呼び掛けられて赤みの残る面貌を掌から少し浮かせると、目の前には自らと対照的な煌めいた瞳 / キレのない緩徐な動きで今度は横方向にふいと顔を逸らして / 特段嫌がる理由もないけれど、イヤイヤ期の子どものようにふてくされ気味に呟き )……、やだ…。


  • No.2133 by 永瀬ひな季  2024-05-30 21:03:46 



えぇ~っ!なんでなんでっ、さっきまでにこにこきらきらでー、いっぱい目合わせてくれてー、懐いてくれて、すごく素直で──…( ふい、とそっぽ向かれ衝撃マーク / 不満げな声を上げると眉尻を垂らし、ずずいと更に言動共に詰めよって / 眠りに落ちる直前までの彼の挙動を、指折り数えながらつらつらと挙げる口は無邪気に止まることなく / それでも尚そっぽ向いているようなら、えい!と髪をくしゃくしゃっと撫で回そうか )


  • No.2134 by 逆巻 傑  2024-05-31 05:19:55 



…ひな季さんそれわざとやって、──……。( 掘り返される忘れたい出来事に暫くは顔を背けたまま黙しているも / ついに耐えかねて振り向いた瞬間、直に頭を捉える手に虚を突かれ / 乱れた髪のまま結果的に相手の要望通り見つめ合うことになれば、少し間を置いて不意に吹き出して )…──ふ。…いつまで喜ぶと思ってんすか。


  • No.2135 by 永瀬ひな季  2024-05-31 10:14:10 



──…ふふふ、やっとこっち見てくれたあ。( 視線が合い、乱れた髪で笑う姿は5歳児の時の面影と重なれば / 〝やっぱりかわいい〟と表情を綻ばせて / 乱れた髪はちゃんと手櫛で梳くように整えながら / 八重歯を覗かせた悪戯げな笑みで覗き込んで )でも結果的に笑ってくれたじゃないですかっ。ね?


  • No.2136 by 逆巻 傑  2024-05-31 12:12:42 



それは──…結果的にはそうだけど。楽しくて笑ったんじゃないから。( 口ごもるように答えた最後にきっぱりと断ったのは、5歳児の時と同じだと思われたくなかったから / けれど髪を撫でつける手に両眼を瞑って身を任せる反応は全く同じで / 大方終わった頃にそっと瞼を開き、相手の顔をじっと見据えては )……、俺も直していいすか。


  • No.2137 by 永瀬ひな季  2024-05-31 13:03:34 



( きっぱり断られてしまうものの、変わらない身の任せ方に小さく笑うと / 「じゃあなんで笑ってくれたんだろう…」とどこか楽しげに独り言のような質問を呟いて / おおよそ普段通りに直し終えて毛先から指を離していけば )?……あ、もしかしてメイクですか?( 思い当たる申し出に、髪から離した手のひらを自身の頬に当てて / 最終的にメイクは落とすものだけれど、思い出の余韻に浸りたくて / 名残惜しそうに眉尻を垂らしつつ要望をひとつ告げると、頬から手を離して )いいですけど、いいですけど…全部取っちゃわないでくださいね、なんだか勿体ないので…。


  • No.2138 by 逆巻 傑  2024-05-31 18:13:36 



崩れてるわけじゃないんで、ほとんど取りはしないんすけど…──( 言いながら机の上のものに手を伸ばし、宣言通りに軽く手直しするべくまずはパウダーを拾い上げ / 改めてメイクに向き直って全体と細部を確認すると / 拙い出来に〝骨格は意識できてないし、色ムラも…〟と自分自身とはいえ5歳児相手に心中でガチ駄目出し / しかし大事そうに掌で包まれたそれを見ては、思わぬライバルの出現に嬉しいようなおもしろくないような複雑な面持ちで )…そんなに気に入ったんすか…。


  • No.2139 by 永瀬ひな季  2024-05-31 19:21:05 



それならよかったです…!( ほとんど取らないと聞けばほっと安堵の笑みを浮かべるけれど / なんだか複雑そうな表情を目にしては、双眸をぱちりと瞬くと / 二人の間で拳をぐっと握りながら、熱の入った瞳を向けて )だってだって、あんなきらきらした目で、それもちっちゃな手で頑張ってくれたんですもん!もちろん一番は傑さんのメイクだけど、…あっ、どっちも傑さんなんですよね、うーん…。( 双眸を横線にしながら悩ましげに小さく唸り )


  • No.2140 by 逆巻 傑  2024-05-31 19:50:38 



…俺だって頑張ってるのに。( 本気か冗談か分かりづらい真顔のまま淡々と対抗意識を覗かせては / 頭を悩ませる相手を余所に、すー…とチークの位置へブラシを滑らせ / 撮影現場と違って時間の制限がないからかひどく寛いだ手付きで丁寧に / 無論単なる出来心からの発言で、本当にいじけているわけではなく )


  • No.2141 by 永瀬ひな季  2024-05-31 20:19:05 



知ってます!いつも頑張ってるの、傍で見てるし技術からもちゃーんと伝わってますよ。( 真顔と口振りのせいで本当にいじけてるのかと思い込んでは / メイク直し中のためあまり前のめりになれずとも、気持ちは前のめり / フォローというよりかは普段の想いをここぞとばかりに伝えるかのようで / お直しの邪魔にならないよう腕を伸ばせば、よしよし、と先程とは違って優しく髪を撫で / まなじりを下げながら穏やかで柔和な笑みを向け )傑さんはすごい、傑さんは偉い!です!傑さんのメイク、大好きですよ。


  • No.2142 by 逆巻 傑  2024-05-31 21:01:03 



…あやされた…。( 普段のメイク時と同様、手元に集中しつつ聞き流す程度に耳を傾けていた折 / 髪を撫でられると流石に手を止めてちらと視線を投げ掛け、はにかんだような困惑したような何とも言えない顔でぽつり / それからまたすぐに手直しを再開しては、ライティングがいつもと違うこともあってじっと下側から真剣に頬の色を覗き込むも、口調はラフなまま )まだお姉さんモードなんすか?


  • No.2143 by 永瀬ひな季  2024-05-31 21:35:56 



いじけた傑さんに引っ張られて、ちょっと。( はにかんだような困り顔に、えへへと頬を緩ませながら髪から手を下ろし / お姉さんモードの指摘を受けては、抜けない自覚があるのか素直に認め / けれど下から覗き込まれると、5歳児の面影が少しチラつくものの眼前にいるのはれっきとした大人の男の人 / どき、と鼓動が強まればほんのり頬を染めつつ視線を横へ逃して / ぽそぽそ )──…って、思ってたんですけど。…もう抜けたかも…。


  • No.2144 by 逆巻 傑  2024-05-31 22:39:56 



ふぅん……。( パウダーで暈した上からごく少量のチークで再度セッティングしつつ、尋ねておきながら聞いているのかいないのか判然としない生返事 / しかし少し引きで見た瞬間、自分好みに調整した頬の血色感もさることながら、相手の表情がまるっきり塗り変わっていれば / 仄かに悪戯げに、そして満足げに目を細め / 大きくなっても小さくなっても無意識の彼女をひとりじめしたい願望は変わらないようで )…確かに、〝お姉さん〟はこんな顔してなかったすね。


  • No.2145 by 永瀬ひな季  2024-05-31 23:49:40 



うう、〝お兄さん〟に揶揄われてる気がします…。( ちらと戻した視線が、仄かに悪戯げに細められた双眸とぶつかると / 無邪気な笑顔も大好きだったけれど、今の彼からしか得られないもの感じて / つまりはその顔も大好き / 羞恥やときめきで頬の赤み増せば、居た堪れなくなり顔ごと横へ背けて / ぎゅ、と掴んだ服の裾はポケット部分 / 5歳児から貰った指輪がそこに / ふと視線を下げて留め )


  • No.2146 by 逆巻 傑  2024-06-01 11:37:29 



もう目きらきらさせてる年頃じゃないんで。( 〝お兄さん〟の印象を補強するように、相手に挙げられた5歳児の特徴を否定し / 淡い笑みを残したまま「まだ途中だから」と逸らされた顔の気を引く程度に柔く肘の下辺りを掴むと / 振り返った視線がポケットに落ちていることに気が付いて、つられるように此方も注目し )


  • No.2147 by 永瀬ひな季  2024-06-01 13:27:30 



でもメイクに触れてる時は、変わらず目きらきらさせてますよ。( 化粧品たちを前に、メイク道具を手にしてこちらを見ていた幼い瞳の煌めきを思い返せば / ふふ、と双眸緩めて小さく笑って / 柔く引かれた腕に従って、ほんのり赤み残る頬のまま向き直れば / 続きを受け入れるように視線を上げつつ、ぽつりと尋ねて )…子どもになった時のことって、ぜーんぶ覚えてるんですか?


  • No.2148 by 逆巻 傑  2024-06-01 19:00:38 



そんなわけ……( 〝ない…よな…?〟と腕から手を離しつつ心中で続け / 無自覚 / 相手の顔と再び向かい合えば、パウダーに持ち替え次はアイシャドウの境目を暈してゆき / その最中に視線が交わると、上向いた睫毛に対して今度は此方が目を伏せる番で / 何か含みのある問いに聞こえたせいか、誤魔化しも嘘も選択肢にはなく )…ぼんやりとした記憶程度すけど…たぶん、一通りは。


  • No.2149 by 永瀬ひな季  2024-06-02 01:44:51 



やっぱり無自覚なんだ…。( やんわりと否定を含んだ言葉に、そんな姿自分で見る機会もないだろうしそりゃ知らないよなあ / メイク直しを受け入れつつぼんやり考えながら呟くと、続けて「傑さんの大好きな表情のうちのひとつです」はにかみながらぽつり / 大まかに肯定の意が返ると、ポケットの中から小道具の指輪を取り出して / 指輪が乗った手のひらを二人の間でゆっくり開いていけば / ほわりと桃色を頬に浮かべながらじっと見つめ )じゃあ…、これのことは?


  • No.2150 by 逆巻 傑  2024-06-02 10:11:11 



…目きらきら……。( 彼女の言い振りから真実らしいことを悟っては、セルフイメージと異なる形容を小さくぽつり / 思い悩むように微かに眉寄せ、好意的な告白にも同じ言葉を一層複雑そうに呟くばかりで / 相手が何やらもぞもぞと動きだすと、顔からブラシを離して大人しく待ち / やがてそっと開かれた手の中に見えたおもちゃの指輪は当然記憶にあって / ちらと目線を交わる高さまで上げたなら、返答だけを簡潔に述べ )…覚えてる。


  • No.2151 by 永瀬ひな季  2024-06-02 14:23:30 



あ、でもきらきらっていっても可愛いきらきらじゃなくて、かっこいいきらきらということなので…!( 複雑そうな様子に少しあたふたと汗マーク散らし / でもお直し中なので動きは最小限に、邪魔にならないように身振り手振りで言葉を付け加え / 交わる視線と返答に瞳を揺らすと、唇をきゅと引き結んで / 面映さに頬の赤みはじわじわと濃さを増し / 双眸をぎゅむと瞑り引き換えに口を開けば、指輪をポケットにしまい直しながら宣言を )っ…わたし、このままずっと持ってますからね。返してあげないですから…。


  • No.2152 by 逆巻 傑  2024-06-02 15:35:14 



どんなフォロー……。…まぁ、いいか。かっこいいなら。( 間に合わせのような補足に渋い表情が滲むも、一拍後にはころりと受け入れ / 妙にすっきりとした顔で / 単純 / おもちゃの指輪にさえ想いを託すいじらしさに静かに瞠目しては / 大人になると言えないことが多くて、短い沈黙の後、か細い溜め息と共に「…5歳児に戻りたくなってきた…」 / それから瞼を開かせまいとするかのように、アイシャドウを繊細な手付きでそこに乗せながら )…いらないすよ、そんな入りもしない指輪。…──でも、ひな季さんは…それが邪魔になるまでは、失くさずに持ってて。


  • No.2153 by 永瀬ひな季  2024-06-02 20:01:56 



傑さんはいつもかっこいいですよ、デフォです、周知の事実です!( きり、と至極真面目な表情で告げて / 拳をぐっと握る背景にはきらきらのエフェクト / 「あ、でもかっこいいって思ってきゅんとするのはわたしだけがいいな…」と独占欲を小さく零して / 戻りたくなった発言に「えっ」と驚いて双眸を開けそうになるものの、開けれる状況になく / 続く言葉にはますます目を開けたく、なんならぎゅっと抱きしめたい衝動に駆られ / るけれど何もできない! / あう / もどかしそうに眉尻を垂らし、指先を軽く曲げたり伸ばしたり、ぐーぱーすると )きっ…金庫でも買って大事に保管しておきます…!


  • No.2154 by 逆巻 傑  2024-06-02 21:46:10 



それは…俺の方ではちょっとどうしようもないんすけど、( 熱のこもった演説には否定も肯定もせず / ただその後に続いた呟きには変に現実的な部分を覗かせ / 「…でも、俺も思ってくれるのは一人で充分かな」同じく小さく続けた言葉は、果たして相手に届いただろうか )…ふ、泥棒もがっかりすね。( もどかしそうな挙動と大袈裟な決意に柔らかく吹き出すと / 最後にベタ塗りのリップの色味を指とティッシュで整えて / 声掛けと共に少し離れ、お決まりの一言を )…はい、終わり。──…ん、可愛い。

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(/ 上記のお返事は任意です◎ 逆巻の幼児化交流、とても楽しませていただきました。ありがとうございました…!お姉さんしてて子どもの扱い上手なひな季ちゃんも、元の姿を知っているせいで5歳児相手にどぎまぎするひな季ちゃんも、ちょっと願望混ぜちゃうひな季ちゃんも全部可愛くて、平和空間に終始ほこほこしておりました。流れでしれっとプロポーズまでできて、これはもうただのお遊び回の枠には収まらない回ですね…。改めまして、ミニ巻と逆巻のお相手、ありがとうございました…! )


  • No.2155 by 永瀬ひな季  2024-06-02 22:21:49 



それって…──。( メイクのお直しができるほどの距離、小さな呟きが鼓膜を揺らすには充分で / ほわ、と頬がじわり赤い花を咲かせるにもそれは充分だった )わたしにとってはそれは一大事なんですが…!?( ひえ、と盗まれたことを想定して青冷めるけれど / 終わり、とお直しの完了を告げられ綺麗に彩られた双眸を開くと / 最初に眼前に広がるのは大好きな人の姿 / お決まりの言葉も相俟っては〝世界一可愛い幸せ者〟の言葉が似合うような、かすみ草が背景に見えるような笑みを広げ )

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( / 上記で〆とさせていただきました。こちらこそ、可愛いに始まりかっこいいまでを存分に味わえるイベントをありがとうございました…!無邪気なミニ巻さんが、非常に可愛くてほんっとうに癒されておりました…本当に天使(羽マーク) 壁として見守っていた背後は、何度「うちのこになる…?」と思ったことか…!5歳児までできてしまう背後様って、いったい何ができないのでしょうか…?
お付き合いをすっ飛ばしてプロポーズになってるのも、すぐひな推しにとっては沸かずにはいられないイベントになりました!過去最高に恥ずかしがっている逆巻さんの図もあまりにも私得で…本当にありがとうございました* たっっぷり栄養をいただいて、新芽はすくすく成長中(ただし語彙力は上がらない)です…! )


  • No.2156 by 逆巻 傑  2024-06-02 23:48:16 



(/ 私もひな祭りの際、ミニ季ちゃんに非常に癒されましたので、同じだけを返せたのなら…!何よりです…!またお褒めのお言葉も頂戴しまして…、できないことは山ほどあるのですが、ばれてないうちは秘密にしておきますね( 姑息 )
あれは5歳児にしかできない芸当で、此方もスポーツ観戦並みに「いけ…!」と盛り上がっておりました…!約束というよりキープ的な小狡い形にはなりましたが、普段なかなか言えない想いをお伝えできて満足です* 元の姿に戻った時の逆巻につきましては、実質あれがやりたくてご提案したみたいなところがあるので、ひな季ちゃんにも背後様にもとびきりの反応をいただけて嬉しくて溶けました()恋人関係になっても逆巻はああいう甘え方はしないだろうな、ということでここぞとばかりに盛り込ませていただいた膝枕も叶えていただいて、もう思い残すことはありません…。私も高濃度のすぐひなに加え、背後様のうれし可愛いコメントを摂取して、明日には身長が2mmくらい伸びている予定です…!
…余談ですが、幼児化交流がおいしすぎて、ミニ巻とミニ季ちゃん、ミニ巻と逆巻、ミニ季ちゃんとひな季ちゃん、ミニ季ちゃんと逆巻とひな季ちゃん…etc、頭の中で全部やりました( こそ… )

長々と失礼致しました!上記全蹴り可です◎
さて、次ですが、本編に戻って海撮影イベか、船上パーティーイベか…と思っておりますが、いかが致しましょうか?勿論小話や、他のイベントを優先させたい・挟みたい等あればそちらでも大丈夫です…! )


  • No.2157 by 永瀬ひな季  2024-06-03 02:56:14 



( / できないことが山ほどあるようには感じられないくらい、達者ということですね…!()
お鼻高々ではなく身長がちょっぴり高くなるの、可愛すぎてにこにこしました…ミニ巻さんと逆巻さんからだけでなく、背後様からの栄養もありがたく糧にしたいと思います…(拝み) こちらも余談ですが、私の方でもミニ巻さんとミニ季をやっておりました…見様見真似で結婚式もどきとかしてたら可愛いなあとか、おてて繋いで冒険風とか。画力がないのでアレですが、ミニ巻さんとミニ季をそのうち絵にしたいな~と密かに考えております…!
あとさらに余談()なのですが昨日友人の演奏会に行ってきまして、そこで美女と野獣の曲が流れ、猫の日イベで踊ったすぐひなを思い出し一人湧いてました…。

こちらも溶けつつお返事拝読しました!毎度感想タイムがあるおかげで、存分に気持ちを昇華できてありがたいです*
蹴りきれずついお返事してしまいましたが、こちらも上記全文蹴り可です◎

次は船上パーティーイベがいいかなあと思っております!遊園地デート後、早速玲ちゃんに相談している気がするので。ちなみにホラーロケにつきましてはいかが致しましょうか…? )


  • No.2158 by 逆巻 傑  2024-06-03 12:38:43 



(/ ミニ巻とミニ季ちゃんの結婚式もどき、可愛いの飽和状態で参列したすぎます…。ぜひぜひ、もし描かれた際には尊い5歳児たちの姿を私にも覗かせていただけますと幸甚です…!
また嬉しいご報告もありがとうございます* 背後様が私生活でもすぐひなを思い出してくださっていると聞き、私も踊りだしたくなりました…踊れないけど…()それにしても演奏会だなんて、優雅で素敵ですね…。

次は船上パーティーイベですね、承知致しました!お誘い→ダンス練習→当日の流れになるかと思いますが、全場面描写するか、練習だけ省くか、いきなり当日から始めちゃうかだと、どれがやりやすいでしょうか…?
ホラーロケは描写外で終わった体にする予定でしたが、これまでの特訓の集大成としてイベントにしたい気持ちもあって…。犬カフェでのお手の伏線として、逆巻がインカムでひな季ちゃんに探索の指示出す企画にしたりとか…?ふわふわ状態なので、ちょっと考えてみます…!※適宜蹴り可 )


  • No.2159 by 永瀬ひな季  2024-06-03 16:19:36 



( / 参列してフラワーシャワーしてあげたいですよね…。もちろんです、その時はぜひ共有させてくださいませ* そういえば今月ってジューンブライド…折角なので今月中に描き上げられたらなあ、とは思ってはいます!そう、思っては…!
私も踊れないのでお揃いですね() 地域の合奏団による演奏会で、手拍子だったり笑いが起きたりするくらいとてもフラットなものだったので、多分背後様が思うような優雅さはほとんどないです…()

ご提案ありがとうございます、差し支えなければ練習だけ省く形でお願いしたいです…!
ホラー特訓のお願いをしたのが、リアルタイムでほぼ1年前ですからね…集大成にしたい気持ち分かります!お手の伏線に関しましても承知致しました◎ こちらももし何か思い浮かんだら提案致しますね* 

上記全蹴り可です◎
お誘いから始めるにあたり、こちらから開始ロルをお出しする予定ですが場面はメイク中でよろしいでしょうか? )


  • No.2160 by 逆巻 傑  2024-06-03 19:12:49 



(/ はっ…たしかに…、意図せず丁度良い時期のイベントとなりましたね。しかし絵の方はどうぞご無理なく、いざという時は7/1=6/31戦法もございますので…!()
舞踏会に引っ張られて優雅イメージでしたが、そういった演奏会もあるんですね…楽しそう…。ただそれでも楽団の演奏を鑑賞されているだけで私の中では優雅です…*

イベントの進め方につきましても承知致しました◎ アプローチ案等々は交流の中で思い付き次第ご提案させていただきますね…!
開始ロルも出していただけるとのことで、ありがとうございます。此方からの指定は特にございませんので、背後様のやりやすい場面でお願い致します。もちろんメイク中でも!始めるにあたってこちらは蹴り可です。 )


  • No.2161 by 永瀬ひな季  2024-06-03 20:53:29 



おはようございます!
( 遊園地デート(自称)から帰宅後、まっすぐ自室へと戻り当日の出来事を憧れのアイドルである怜ちゃんに真っ先に報告したのは言わずもがな。〝子ども出掛けるのはデートって言わない〟と単純に完全に子供扱いされてる気がするだとか、高校生とアイドルを理由にお付き合いを断られただとか。けれど嫌いとは言われてないからどうにかして振り向かせたいのだと恋愛の先輩である彼女へアドバイスを求めたところ、後日彼女から送られきたのは船上パーティーのチケットで。ドレスアップで大人の色気をアップさせ、ダンスシーンでは接近してどきどきさせようという、その名も〝18歳でもれっきとしたレディーなのです大作戦〟。チケットをお仕事用のトートバッグに忍ばせて、いざメイク室の扉をノックし中から返事があったなら、告白をして振られた後の気まずさなんて一切感じさせないような意気揚々とした挨拶をしながら扉を開けて。──しかしどのタイミングで誘おうか。彼の対応が普段通りなら促されるまま席に座ると、そわそわとカウンターの端に寄せて置いたトートバッグへと何度か視線を遣りながら「そういえばトワハトくんのサブレおいしかったですか?」なんて世間話を織り混ぜつつタイミングを窺うだろうか )

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( / さすが背後様、賢い!その戦法ありがたく使わせていただくかもしれません…()
すぐひなと離れた一日ではありましたが思い掛けず彷彿させる曲があり、友人はコロナに罹ってしまいぼっちでの行動でしたがおかげさまで充実した一日でした…!楽しかったです*

ではではメイク中にお誘いの方させていただきますね!船上パーティーイベもよろしくお願い致します* / 蹴り可 )


  • No.2162 by 逆巻 傑  2024-06-04 12:32:07 



…おはようございます。
( アイドルのごっこ遊びならとおざなりに受け流していた好意が、いつの間にか──あるいは最初からか真実味を帯びていると知れば、普段と変わらない相手の登場もどこか違って映るもので。数日頭を悩ませた種である彼女の通常運転ぶりが少々恨めしくも有り難く、「どうぞ」と椅子を引いては此方も普段通りに席へと案内する。結論として、交際の申し出を断ってもめげる気配のない以上、これまでと同じくこの華奢な体に宿る恋心が鎮火するのを待つしか手はないが、今より燃え上がらせないという配慮には己が責任を持つべきだろう。クライアントとしての友好関係は維持しながら不必要に親密にならない、名付けて〝恋心下火作戦〟を胸に掲げてケープを広げる最中、ふと遊園地土産の話題が投げ掛けられると、そわついた様子には意識的に気を留めないまま、返答の最後に「ご馳走様でした」と付け足して )
ああ…はい、美味くて3枚とも食べる用になりました。


  • No.2163 by 永瀬ひな季  2024-06-04 15:23:50 



わ、全部!そんなに気に入ってもらえたならよかったです!
( 3枚とも完食したと聞けば、ぱっと嬉しそうに笑みを広げながら両手を合わせて、あげて良かったなあと満足げに背景に花を咲かせる。布教用として全部人にあげること以外なら、例え勿体なくて食べれていなかったとしても同じように満足していたはずで。「でもそんなにおいしかったんですね…わたしも自分の買っておけばよかったなあ」と、うーん…と人差し指を顎に添えながら僅かな後悔を呟き。トワハトくんのマスコットキーホルダーも買い、メンバーたちの担当カラーのサブレや怜ちゃんへのサブレ分も買っていたら、自分用は買えなかったのだ。鞄を変える度に律儀に付け替えている、トワハトくんがぶらさがったトートバッグを手繰り寄せ膝の上に置いては、人形遊びをするようにトワハトくんの両手である羽をぱたぱたと動かしながら「また一緒に行ったら買えるね!」と適当な想像で裏声を当てながら遊園地デートへのお誘い。──をしてから、はっとする。大人っぽさをアピールする作戦を掲げていたばかりなのに、普段から繕わないせいかつい自然体のまま行動してしまうと、反応を窺うようにちらりと背後に立つ彼を見上げて )


  • No.2164 by 逆巻 傑  2024-06-04 19:52:58 



( 思い出に浸るようなタイプでもなく、わざわざサブレ一枚を渡しに行くような相手もなく、貰った3枚の平たい白鳩は日毎に己の胃の中へと収まるばかりだったのだけれど。渡し甲斐のない自身に引き換え、彼女はあの日幾つかの土産袋を持っていたにも関わらず自分の分を買いそびれたらしく、交友関係が広いのも大変なんだな、と実力のほか人脈も大いに重要であろう芸能界の渡世に思いを馳せて。そこへすかさず少女の声が高く鳴り、首に巻き付け終えたケープから視線を上げると、鏡越しに見えるのは羽を広げたマスコットとマスコットの威を借る少女。しかし立体の白鳩に答えるより早く下方の黒髪が此方を振り返ったなら、人形劇のような口調でそちらに辞退の返事をし、率直すぎる〝美味しいのは確かだが、入園料を払って買いに行く程ではない〟という感想は公式キャラクターと贈り主の手前黙っておくことにして )
一緒じゃなくても買えるよ。


  • No.2165 by 永瀬ひな季  2024-06-04 21:32:12 



……、それだと〝遊園地デートのお土産の鳩サブレ〟じゃない…。
( 見上げた彼から当然のように辞退の返事を受けては、片頬をぷくっと膨らませながら告げつつ、表情からも拗ねたように〝そうじゃない〟ことを訴えて。まあ、これは現地でも断られていたし辞退されるのは薄々わかっていたことではあるけれど、少なからず寂しい気持ちは沸くもので。ほんの少し落ち込んだように手元へ視線を落としては、トワハトくんを指先で捏ねるように少しの間弄ぶと、羽をぱたぱたと動かしながら〝がんばって!〟と心の中で自分を激励してみる。準備運動はしたから、今度こそ!と徐に顔を上げたなら「じゃあ一旦、それは諦めます。…一旦ね!」正面の鏡に映る彼を見つめながら念を押したかと思うと、新たに、そして本命であるお誘いを今度は自分の言葉で告げ。どきどきと緊張で仄かに赤らんだ頬。手のひらの中には今度はトワハトくんではなく、2枚の船上パーティーのチケットが握られていて )
だからその、代わり?に、船上パーティーに一緒に行きませんか!


  • No.2166 by 逆巻 傑  2024-06-04 23:23:05 



( 自身に対する愚痴でもぼやいているのか、マスコットと恐らくはテレパシーで会話している少女の前髪にヘアクリップを差し込むと、手持ち無沙汰に眼前の黒髪を指で梳きながら彼女らの対話が終わるのを待つ。そう掛からず持ち上がった頭につられて此方も前方へ視線を向けた瞬間、鏡の中で目が合って僅かにたじろぐも、更に驚くべきは相手の口から〝諦める〟という言葉が飛び出したことだろうか。けれども続く誘いで元より遊園地は前座的な位置付けだったのだと悟れば、そんな心理テクニックがあったかもしれないと納得しかけ、すぐにいずれに照らしても該当しないと思い直して。やはり何のテクニックもなかった船上パーティーへの誘いに対する返事は、遂行中の作戦を考えても考えなくとも間髪入れずの〝ノー〟。それから無理矢理な繋ぎへの指摘も付け足し始めたところで手に握られた2枚のチケットの存在に気がついては、まさか先に買ってしまったのかと危ぶみながら訊いて )
行きません。…っていうか何の代わりにもなってな──、…どうしたんすか、それ。


  • No.2167 by 永瀬ひな季  2024-06-05 00:59:46 



ええっ!
( 間髪入れずにまたもや断られてしまえば、ショックを受けたように衝撃マークを頭上に浮かべつつ眉尻を垂らして。少しくらい考えてくれたっていいのに…と肩を落としながらも、〝一旦諦める代わり〟である本命のお誘いデートは、もちろんまだ諦めるはずもなく。手に握ったチケットに気が付いた彼から所在の理由を尋ねられると、興味を示してくれたのかと勘違いして「なんとパーティーのチケットを、玲ちゃんから貰ったんです!!」じゃじゃん!と2枚のチケットの両端を指先で摘まみ広げながら、嬉々とした笑みを浮かべて見せ。チケットには男女ペア限定の文字だったり、ドレスコードの文字だったりが見え隠れし少々格式高いことが伺えるはずで。正直彼は華やかな船上パーティーに憧れを抱かないだろうけれど、ダメもとで憧れの同調を求めてみて。また断られたなら、最後の砦となる唯一同行してくれそうな言葉を引っ張ってくるしかないのだけれど )
えっとね、玲ちゃんは既にこの日は予定があって、持て余してたんですって。憧れませんか、船上パーティーですよ船上パーティー…!


  • No.2168 by 逆巻 傑  2024-06-05 12:14:43 



浅倉さんか……。
( 自費でないことにひとまず安堵するものの、チケットの出どころとして挙がった名前に反応しては、共感を求める問い掛けもそっちのけで考えあぐねるように眉を曇らせ。それは何も伝説的アイドルの威光に気圧されたわけではなくて、参加しないことで相手が憧れの人の心証を損なうことを危惧したからであり。両者の間に自身に対する連帯関係があることも、彼女達にもまた水面下で進行している作戦があることも露知らず、芸能関係者のみで行われるらしいパーティーのチケットに少し近付くと難しい顔で暫しにらめっこ。それから代役を推薦しようと試みるも、〝知り合いの芸能人〟では一悶着あったモデルが浮かび、〝事務所のスタッフ〟では仕事に繋がる人脈作りを期待されるのでは、と言ったそばからどちらも取り下げてしまえば、意外と的確な人選なのかと口を噤んで。苦し紛れにまだ見ぬ何者かの影を探して続けた声は、にべもなく断った時とは打って変わって弱々しく )
…俺じゃなくても、知り合いの芸能人──…いや、事務所のスタッ──……。…、誰か他にいないんすか、誰か…。


  • No.2169 by 永瀬ひな季  2024-06-05 16:00:40 



いないです!
( 難しそうに顰められた双眸が近付けば、お誘いが成功するかどうかの不安が過りながらも、そんな顔もかっこいいと黒々とした瞳に焼き付かせて。あれこれと候補を挙げていく彼だけれど、そのどれもが途中で言葉が途切れ、弱々しいものに変わりゆくにつれて、彼を見つめる瞳は希望が見えたように一つ二つと煌めきを灯し。今度はこちらが間髪入れずにきぱっと宣言をすると、「折角玲ちゃんから貰ったチケット、無駄にしたくないし…船上パーティー憧れるし…」と一度双眸を伏せつつ、行きたい理由を並べていく。一番の理由ではないものの、もちろん本心の一部だからそこに偽りはなく。睫毛を持ち上げ彼の瞳と向き合うと、チケットを一枚自分の顔下へ寄せ、もう一枚は彼へ差し出すように向けながら最後のお願いを、仕事に真摯な彼だからこそ効くだろう言葉を添えつつ、きらきらとしたら瞳で訴えかけて )
ね、逆巻さんおねがいっ!一緒にパーティーに行ってください!…それにほら、参加者ってみんなドレスアップするだろうから、メイクの勉強にもなると思うんです。きっといい刺激になること間違いナシ!ですよ!


  • No.2170 by 逆巻 傑  2024-06-05 19:37:58 



まぁ……確かに、一理ある…。
( 聞けばそう返るだろうと予測していた返答が待ってましたとばかりに放たれると、畳み掛けるように彼女の言い募る船上パーティーへの思いに、一度下した決定と抱いていた決意がぐらぐらと揺らいで。駄目押しに飽くなきメイクへの探究心まで刺激されてはついに押し負け、じわりと手を伸ばしてチケットの端を確かに掴む。受け取ってしまった招待状を眺めながら不安な計画の先行きを思うけれど、そこには何処へも辿り着くことなく夜の海をひと回りして元の場所に戻る会場の豪華客船が載せられているだけで。意識を切り替えるように短く息を吐き、記された日時を確認して顔を上げたなら、行く行かないの話は済んだものとして当日のドレスアップへと話を運び )
…じゃあ、水瀬さんのヘアメイクは俺がやるでいいんすか。


  • No.2171 by 永瀬ひな季  2024-06-05 21:46:34 



わあい、やったあ~!ありがとうございます!
( いよいよ手が伸びてきて、はし、と掴まれたチケットが自身の手元から離れ彼の手元へと完全に移れば、ぱああっと晴れやかな笑みを広げながら歓喜の声を上げて。嬉しそうに背景にお花を咲かせ、尻尾をぱたぱたと振っているような雰囲気でうきうき気分でいたところ、当日のヘアメイクの話になりぱちりと双眸を瞬かせ。そのことまで頭にはなかった、と宙へ視線を浮かせる。今までプライベートで会う時は自分でメイクをしていたけれど、ドレスアップに合わせたメイクはしたことがなく自分でやるのは不安。かといって今回お仕事ではないし。「で、でも今回お仕事じゃないですし…、でもでもパーティー用のメイクって自分でしたことがなくて…」とチケットを唇に寄せながら微かに眉尻を垂らし、呟くように不安を口にして。それから恐る恐る小首を傾げながら続けて問いを重ね )
一回のメイクの依頼料って、いくらくらいですか…?


  • No.2172 by 逆巻 傑  2024-06-05 23:19:46 



そうだな…条件によって色々だけど、今回なら──…
( そのまま一言『お願いします』と言われればそれだけで請け負うつもりでいたものの、プライベートでの親交を求める割に、なのか、求めるからこそ、なのか、契約面での線引きを曖昧にしない少女は窺うように此方を見遣って。とはいえ今回は自身も参加するパーティー用のメイク──依頼のために出向くのではなく、言わばついでのようなもの。今この場で簡単な試算をすることも、それを相手が支払うこともできないことはないのだろうが、通常の依頼料を請求するのはさすがに気が引けて、思案する振りで視線をやや横に動かし。そして勿体ぶったような溜めの後、縁がなさすぎて相場も分からない貰い物のチケットをひらりと掲げながら相手に向き直ると、とぼけた疑問形で追加の予算は必要ないと伝えて )
…パーティーのチケットくらい?…ってことで、これ貰った代わりにやるすけど。


  • No.2173 by 永瀬ひな季  2024-06-06 01:52:36 



……──へ。いいんですか…!ぜひ、ぜひそれでお願いします!
( プロのヘアメイクアーティストからプロの技術を施してもらうのだから、プライベートであっても無償で頼むつもりはなく、けれどもお小遣いの範疇に収まらなかったらどうしようかと、どきどきそわそわと落ち着かぬ心地で依頼料の請求金額に耳を傾け、ごくりと生唾を飲み込んだなら。〝このチケット代くらい〟との返答に双眸をぱちくりと瞬かせる。このチケットがいくら程の相場か知らないのはこちらも同様だったけれど、それで良いのならありがたく乗っからせてもらおう。安堵の笑みをぱあっと咲かせながら数度頷いてヘアメイクを依頼しては、「えへへへ…逆巻さんとパーティー、すっごく楽しみです!」と浮かれた花を周りに漂わせ。「でも社交ダンスとか経験ないから、今からでも練習しなくっちゃ…!」ぴら、と翻したチケットの裏面に記された〝豪華ビュッフェや生楽器演奏によるダンスタイムなど、心ゆくまでお楽しみください〟との文面を見つめつつ意気込みを小さく零すと、トートバッグへと大事に仕舞いこもうか )


  • No.2174 by 逆巻 傑  2024-06-06 20:02:05 



…──え?
( 取り急ぎの決め事が片付き、詳しい話は後日として一度チケットを仕舞おうと手荷物の置き場所へ足を向けた折、ふと背後から思わぬ単語が聞こえてきては立ち止まって振り返り。その先で手首を返した少女が眺めているのは、船の写真が大きく印刷された面の裏、細かな文字が羅列された説明と注意書きの面で。すぐさま彼女に倣って手元の紙切れを裏返し、目を走らせると、そこには確かに〝ダンス〟の文字。華やかなパーティーと同じくらい縁のないそれに〝的確な人選〟との思いは崩れ去り、「俺も社交ダンス──…というかダンス全般、経験ないんすけど…」と戦々恐々呟いたのを契機にダンスの練習まで予定に組み込まれたなら、その後の仕事では心を落ち着かせようとするかのように一心不乱にメイクブラシを動かし始め )

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( ──斯くして迎えたパーティー当日。仕上げを終えたブラシをドレッサーに置けば、眼前にはドレスのイメージと本人の要望を盛り込んだ今夜のためのメイクが完成していて。出来栄えを確認するように顔の角度を変えるのに合わせ、右側で掻き上げた前髪がはらりと揺れ、右耳に通したシルバーのチェーンピアスも静かに音を立てたなら、左耳には菱形に縁取られた赤と青のストーンピアスがちらちらと覗くだろうか。薄手の黒いタートルネックに深いネイビーブルーのスーツ、黒のドレスシューズでシックにまとめた装いの中、白く清潔に煌めく小振りな一粒パールのネックレスを鎖骨に滑らせながら満足げに身を起こすと、「…髪は?どうしますか」と簡素にヘアアレンジのイメージを聞き取り。華奢なデザインのリングを今は全て机の上に外して置いた両手指で、自在に想像を形にしていって )

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(/ 背後より失礼します。かなりざっくりと飛ばしてしまいましたが、この間にしたいやりとりがあっただとか、まだ切るタイミングじゃなかった…だとかがあれば、後半のロルは一旦無視していただいて構いませんので…!特になければ蹴り推奨です◎ )


  • No.2175 by 永瀬ひな希  2024-06-06 21:20:34 



あ、はいっ!えっと、これを使って欲しいんですが──……
( カジュアルな正装に身を包んだ、彼自身もまたドレスアップをした姿は目の保養という言葉がぴったりで、メイクを施される間中ほう…とうっとり見惚れてしまって。ふんわり色付くチークの下でぽわぽわと頬を色付かせていると、見惚れている間にいつのまにかメイクは仕上がったようで、幾拍か遅れて艶やかにカールした睫毛が縁取る双眸をばちりと瞬かせては、しゃきっと背筋を伸ばし。これを、と話しつつ両手でバッグから取り出したのは、以前彼がプレゼントしてくれたかすみ草のヘアアクセサリー。「髪は片側に寄せて、大人かわいいイメージにしてください…!」と要望を示したなら流石プロ、完成するまではあっという間で。イメージ通りのヘアスタイルまでもが完成したなら、椅子から立ち上がり、鏡の前で数方向からの角度の確認を黒のブロックチェックのチュールレースワンピースの裾を翻しながら行うと満足げな笑みを広げて。コツ、と5㎝ヒールのビジュー付き黒のエナメルパンプスを鳴らしつつ一歩彼の前へと歩み出したなら、下から覗き込むようにして問いかけつつ、可愛らしさを残しながらも大人びたメイクを施された顔を無邪気に綻ばせて )
わあっ…わたしじゃないみたい…!ねえねえ逆巻さんっ、これなら逆巻さんの隣にいても釣り合いますよねっ?


  • No.2176 by 逆巻 傑  2024-06-07 18:34:20 



…ん、少なくとも高校生には見えないすね。
( 黒を基調としたモノトーンのアイテムで着飾った少女は、普段のアイドル姿や学生姿とは印象を変え、元の可愛らしさに大人っぽさが加わったさながら何処ぞの令嬢といった風貌で。鏡の前でひらひらとワンピースをはためかせる様を傍で影のように見守り、変身に綻ぶ面持ちに薄く口元を緩めながら机に置いておいた3つのリングを指に通し直せば、ヒールの靴音に呼ばれて顔を上げる。自らの手でメイクアップしたこともあり大きく見違えるようなことはないものの、そこに立つ相手は此方に歩み寄る距離と同じだけ認識上でもぐっと己に近付いて感じられ、僅かに瞠目した後に素直な肯定を口にして。「こういうテイストも──」可愛い、と軽率に言いかけて、ふと思い出すのは遊園地で聞いた彼女のときめく瞬間の数々。はっと息を呑むように不自然に言葉を止めたなら、続く濁し方もやはり不自然そのもので )
…いや…、…うん。パーティーっぽいんじゃないすか。


  • No.2177 by 永瀬ひな季  2024-06-07 19:00:13 



( / ひえ…いつかやると思っていたのですが、玲ちゃんの名前だけでなく、自分の名前まで間違えてしまいすみません…;; 間違いなく>>2175は本物です…。お返事もう暫くお待ちくださいませ…! / 蹴り推奨 )


  • No.2178 by 永瀬ひな季  2024-06-08 02:56:20 



えへへ、よかったあ…!
( 普段より大人っぽい、と解釈しては狙い通りに上手くいったと上機嫌。いつものように無邪気に表情を綻ばせては、メイクやヘアスタイルも相俟って普段より華やかさが増すだろうか。けれど〝こういうテイストも〟の後いつもなら似合うだとか、可愛いだとかさらりと続いてくるはずなのに彼の言葉は変に途絶えて。当然違和感を覚え、きょとんとした表情を浮かべながらヒールのせいで普段より近い距離で「だってそういうテイストですもん」と軽くつっこんで。違和感の他に感じたのは既視感。前にもこんなことあったなあ、と静かに一度双眸を伏せつつ回顧すると。そ、と双眸を開いた瞳には少しばかり不安と〝言ってくれないの?〟という不満が織り混ざった色を滲ませながら、可愛いか綺麗かの二択で迫りつつ、片側に寄せた髪の方向へ小首を傾げ問い掛けて )
──…、今日もかわいい?それとも綺麗ですか?…逆巻さんがメイクしてくれたんだもん、どっちでもないなんてこと、ないでしょ?


  • No.2179 by 逆巻 傑  2024-06-08 15:13:14 



( 至極当然のコメントに至極当然の突っ込みが入っては、誤魔化し方のまずさを自覚して「…すよね…」と消え入りそうな声で零しつつ顔ごと視線を横に。居た堪れず意味もなく左耳のピアスに触れ、それから出発を促そうと目線を正面に戻した矢先、何か物言いたげな双眸がじっと此方を捉えていることに気が付けば発しようとした言葉を一瞬忘れて。そして眼差しでの訴えのみならず実際に少女に問われて答えようとした〝どっちも〟という本心は、既の所で薄く開いた唇を乗り越えることはなく、代わりに一度閉じて再び開いたそれが紡ぐのは当初の予定通り出発の合図で。逃げるようにそれだけ伝えてしまうと、相手が納得するしないに関わらず、さっさと歩き出してしまうだろうか )
…会場に行けばすぐ分かるすよ。きっと飽きるほど言われるだろうから。


  • No.2180 by 永瀬ひな季  2024-06-08 19:07:10 


 
わたしは逆巻さんに言ってもらいたいのに~…っ、あ!待ってください…!
( なぜだか知らないけれど、こちらが求める言葉をどうあっても言いたくはないらしい様子に眉尻を垂らしつつ、下ろした腕の先で抗議をするように拳をぐっと握りながら片頬をぷくぷくと膨らませる。けれどそれもここまで。事あるごとに引き結ばれた唇からつい気持ちが溢れてしまうくらいに、今日は普段とは違う自分を見せつけるのだ。最後に改めて決意するようにきゅっと拳を握り直したなら、先行こうと進み始めた彼の背を見ては慌てて拳を解き。パーティー用に事務所から借りてきたベージュのサテン生地のクラッチバッグを代わりにその手に持つと、普段アイドル衣装で履くものよりも随分と細い履き慣れぬヒールを鳴らしつつ彼の背を追い掛けて。───場所は移り、夜の港で穏やかな波に揺れる豪華クルーズ船前。夜空を背景に煌めいた照明が灯るクルーズ船を、自身の瞳にきらきらと反射し煌めかせながら隣の彼へとついはしゃいで呼び掛けてしまうのは、根本的な中身は変えられないからだろうか )
わ~っ…見て見て逆巻さん、大きい!わたしこういう船乗るのも初めてです!楽しみですねっ。


  • No.2181 by 逆巻 傑  2024-06-09 11:02:53 



でか……。
( 暗い夜の海に浮かぶ明々とした巨大な客船に、ぽろりと零れたのはそんな単純かつ俗っぽい一言。華やかな業界のパーティーなのだから豪奢なのは来る前から分かっていたものの、実際目の当たりにすると会場の規模感と排他的な佇まいについ圧倒されて。加えて今日はクライアントの連れ人という立場であり、自身の振る舞いがそのまま彼女の評判にも直結するとなれば、ただでさえ慣れない社交場に身構える気持ちもひとしお。しかし当の本人は憂慮なんて一つもないような顔でクルーズ船に目を輝かせていて、本当に参加してみたかっただけなのかと憧れを語る姿が脳裏に蘇ると同時、微かに強張っていた表情も幾らか解れ。肩の力の抜けた笑みを隣へと向け、滅多にない機会を〝楽しむ〟かと心持ちを切り替えては、受付らしいスタッフに招待券を見せていよいよ中へと歩みを進め )
…、水瀬さん見てると落ち着くすね。


  • No.2182 by 永瀬ひな季  2024-06-09 20:45:11 



( / お世話になっております。ただいまお返事作成中なのですが、参考までに今宵のイヤーカフとマスク着用の有無をご教示いただけますと幸いです…! )


  • No.2183 by 逆巻 傑  2024-06-09 21:34:32 



(/ こちらこそお世話になっております。はわ…描写内に入れようとして忘れておりました、マスクもイヤーカフも今夜は装備しておりません…!※蹴り可 )


  • No.2184 by 永瀬ひな季  2024-06-09 22:03:14 



……ち、ちなみに。きゅんってときめいたりとかは…?
( 業界のパーティーだからといって自ら売り込みに来たわけでもなければ、宛らテーマパークにでも来たような気分で煌めく辺りを見回しては船の外観をぱしゃりと一枚写真に収める。sns用と、玲ちゃんへ楽しんできた報告を兼ねたそれに加えて、彼の姿も撮りたい欲がありつつもタイミングが掴めなければ惜しみつつバッグの中にスマホを仕舞い込むと、さりげなく放たれた言葉に見えない尻尾が嬉しそうに揺らぐだろうか。受付を超え会場へと歩みを進める中、覗き込むように前屈みになりながら立てた手のひらを口元へ寄せ、内緒話をするようにこそっと問い掛けた時のこと。慌てて部屋を出た後は夜道を移動していたために気が付かなかったけれど、船内の照明にきらきらと反射するピアスに、すい、と視線を何気なく移した時、なんだか物足りなさを感じ双眸をぱちりと瞬かせたなら、あることに気が付くと同時にぽつりと残念そうな、悲しんだような音が零れ落ちて )
──…、あ。今日ないんだ…。


  • No.2185 by 逆巻 傑  2024-06-10 13:54:34 



欲しがるな…。しないすよ。
( 船内は入り口から会場までの道中すら絢爛で、まるで一流ホテルのような暖色の電灯に照らされた広い絨毯敷きの通路を並んで歩き。外観を目にしただけでも高揚していた少女は内部に足を踏み入れてそれが更に増大したのか、先の発言を拾ってあわよくばを期待する瞳と問いが向けられるも、ちらりと隣を一瞥するといつもの如く流れるように撥ねつけて。憧れの船上パーティー直前だというのにあまりにも普段と変わらないやりとりに、今日はマスクに覆われず露わになった口元が僅かばかり綻んだ折、ふと近傍で対照的に沈んだ声が落ちては、ゆっくりと歩みを止めて振り返り。特に彼女のことを意識して外してきたわけではないため、それが贈り物のイヤーカフのことを指しているとは思い当たらずに、掬い上げるような目線を相手に投げ掛けて )
…?何か忘れ物すか。

----

(!)アプローチ案
「ときめいたり…」の会話に関して、「ちなみにちなみに、わたしはたくさんしてます」等といった具合に好意カウンターをどこかで盛り込んでいただければ、切れ味の鈍った逆巻をお見せできるかと思います。( ※却下も蹴りも可です◎ )


  • No.2186 by 永瀬ひな季  2024-06-10 20:30:26 



しないの…!?ちなみにちなみにっ、わたしはたくさんしてます!今日の逆巻さん一段とかっこよくてっ…どんなテイストも似合いますね!
( 流れるような否定に小さく衝撃マークを浮かべるも、わたしはしてる!と自分の顔を、華奢なシルバーリングが光る人差し指で差し示しながらアピールへと切り替えたなら、絢爛な通路を背景に歩く彼を映した瞳はきらきらぴかぴか輝いて。ふにゃ、と柔らかな笑みを溢しつつ今日の姿を褒めればぐっと拳を握ってみせ。ピンときていない様子で投げ掛けられた視線と言葉にこくんと小さく頷いては、〝男は揺れるものに弱いから!〟との玲ちゃんの助言のもと、揺れるイヤリングを着けた自身の耳を指差しながら〝あれ〟と称したのはもちろんホワイトデーに贈ったイヤーカフのことで、微かに眉尻を垂らしつつ窺い )
──…ただ、忘れ物してるのは逆巻さんの方ですっ、……なんて。プレゼントしたあれは今日には不釣り合いでしたか?

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( / ご提案ありがとうございます…!お誘いの時に入れようと思っていたアピールを、めちゃくちゃうっかり入れ忘れていたので助かります!* )


  • No.2187 by 逆巻 傑  2024-06-11 12:47:29 



……、…そうすか。
( 真っ直ぐな好意の表現に少し視線をずらし、目を合わせないまま素っ気ない応答を返す。以前なら軽く受け流していたそれに対し、今になって当惑の色が滲むのは、想いを伝えられる度に遊園地での一幕が蘇って彼女の本気を再認識させられるからで。誘いや問い掛けにはひたすらノーを唱えていれば良いけれど、一方的に渡されるだけの気持ちにはどう反応して良いやら分からず、持て余して返事に窮しているのが己の現状。ただ今回は相手がそのまま会話を続けてくれるから話の接穂を探す手間もなく、改めて向き直り控えめに笑むと「ペア参加で半端な格好できないでしょ」と遠回しながら賛辞を素直に受け取って。少女から濁して示された対象に漸く思い至り、先の言葉を証明するように自らの考えを述べた後、ポケットから件のアクセサリーを取り出したなら、これまた彼女のことを意識して持ってきたわけではないため気軽に手のひらを開いて見せ )
ああ…、イヤーカフはカジュアル寄りになりそうだったんで──…今日は控えです。…つけるかどうかは、パーティーの雰囲気見てからすね。

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(/ こちらこそ、完璧な形で応えてくださりありがとうございます…!またイヤーカフを持っていない方が都合が良ければ変更しますので、ご遠慮なく仰ってくださいませ* このままで大丈夫なようなら、こちら蹴り可です◎ )


  • No.2188 by 永瀬ひな季  2024-06-11 19:57:07 



そうです!
( いつもなら、はいはいとか言って薄く笑って流すことが多かったけれど、今日は少し違って見えては真っ直ぐに瞳を向ける。1ミリでも想いが届いてくれてるなら嬉しいのだけど。元気ににっこり微笑みながら肯定を重ねては、美容職なだけあって細かな箇所まで配慮されているのだなと改めて感心するものの、やっぱり二人で過ごす時間の中では着けていてほしいもの。てっきり家へ置いてきたものかと思っていたから、控えとしてでも肌身離してないことは同じで。持ってくれていることが分かり自然と表情が和らげば「なんだ、…えへへ、持って来てくれてたんですね。さすが逆巻さん、お洒落には抜け目ない。でも無くさないでくださいね」と柔らかく笑みを浮かべつつも、ぴっと人差し指を立てつつ人混みで無くしてしまわないよう注意を促すと。絢爛な通路からやがて豪華なシャンデリアがぶら下がる大会場が見えてきては、ざわざわと賑わう声も耳に届き始める。身にまとう衣服や装飾品だけでなく、オーラでさえもきらきらと煌めく人々があちこちに伺えては、ほう…と見惚れるも若輩者感が溢れ出ぬよう自分もこの雰囲気に溶け込まなければと、しゃんと背筋を伸ばすけれど浮いてしまわないだろうか。可愛いも綺麗も、彼から言葉をもらっていなければ少し不安に駆られ、会場に入る一歩手前ぴたりと足を止めては、普段は服の裾を引くけれど折角のお洒落着だろう服を引くには気が引けると、肘辺りに手のひらを掛けては、くいと引きつつ小声で窺って )
──…、わたし、変じゃないですか?


  • No.2189 by 逆巻 傑  2024-06-12 13:34:31 



無くすわけ。
( 彼女の顔ばせに明るさが戻ると、ふっと不敵な息を洩らし、何の根拠も対策もないながらアクセサリーへの愛着だけで自信ありげに注意喚起へと応え。宣言した通りに丁重な扱いでまたイヤーカフをポケットに収め、会場への歩みを進めたなら、辿り着いたそこに集うのは一方的に見知った華やかな面々と業界のお歴々。彼らの洗練された出立ちとちらほらと向けられる視線にさすがに萎縮してしまったのか、己の腕に触れた少女は不安げな声で此方に意見を求めて。片側に寄せた髪に両側で揺れるイヤリング、人差し指の指輪、黒基調で纏めた装い、細いヒールのエナメルパンプス。普段と異なる自分に初めは自信が持てないのは誰だって──グループでセンターを張るアイドルだって同じだろう。触れられていない方の腕を相手へと伸ばし、髪を軽くセット時の状態に整えながら答えた一言は、多少の贔屓目は認めるものの紛れもなく本心。けれど続けて口に出そうとした〝可愛い〟は少しばかり上達した誤魔化しによって濁され、やはり不発に終わって。無論代わりに伝えた言葉もただの急場凌ぎではなく客観的事実とはいえ、自身もパーティーでの作法などろくに知らない若輩者。「素人意見ですが」と最後に付言しては、とにかくまずは飲み物を手にしようと促した後、カウンターかウェイターを探し始めて )
全然。か──…いじょうの雰囲気とも合ってるし、向こうに混ざってても違和感ないすよ。


  • No.2190 by 永瀬ひな季  2024-06-12 15:58:50 



( 彼に似合いそうだと思ったからと、突発的に雑貨屋さんで買ったけして高くはないアクセサリーだけれど、その価値以上に丁重な扱いを受けていては自分もそれの一部みたいになんだか嬉しくなる。ほこほことした気持ちは会場手前で一度萎縮したものの、不安げに尋ねた言葉を優しくもどこか頼もしい〝全然〟で跳ね除けられては、〝可愛い〟には及ばないけれど単純にも自信は付くもので。「逆巻さんがそう言ってくれるなら、それがわたしにとっての正解です」八重歯が覗くくらいいくらか解れた笑みを浮かべ。絢爛な通路を歩いていた際、遠く前方でひと組の男女が腕を組みながら会場へ入るのを見ていたからか、見様見真似に肘の内側に指先をそっと掛けたまま会場内へ入れば。二人が見つけるより早くウェイターが自分たちを見つけては、グラスを乗せたトレイを片手に、すいと近付き『どうぞ』と促す。綺麗な色の飲み物だな、くらいにしか考えずパーティーへの疎さから差し出されるまま、彼の腕から手を離してはグラスの底から緻密な泡を立ち上らせる麦わら色へと手を伸ばそうか )
あ、ありがとうございます──……


  • No.2191 by 逆巻 傑  2024-06-12 21:21:21 



…あ、アルコール入ってないのありますか。彼女の分も。
( ほっと和らいだ表情と無垢の信頼、そしてこんな大物揃いの場でも一途に此方へ関心を寄せる相手に、単なるヘアメイクとしての喜びを超えた何かが微かに心を擽った直後。ウェイターが寄り添うようにして入場してきた新たな招待客を目聡く見つけて傍へ寄り、スマートな所作でトレイからグラスを差し出しては、その中身を見て取ってすぐに交換を頼み。というのも今日は連れ人に合わせて酒は口にしないと前々から決めていたためで、もし隣でアルコールに馴染みのない高校生がグラスを受け取ってしまっていたなら、「…それ、たぶんお酒」と今度は自身が注意を促すはずで。各種フルーツジュースやシャンメリー他ノンアルコールドリンク、お茶や水の用意もあるらしいと聞けば選定は彼女に一任し、改めてグラスを受け取った後には同じ飲み物が両者の手に一つずつ。忙しく、けれど品を失わぬまま去ってゆく黒いベストを見送る中、眼差しは前方から動かさずにぽつりと少女へ話し掛け )
…やっぱり高校生には見えなかったみたいすね。


  • No.2192 by 永瀬ひな季  2024-06-13 01:58:28 



…えっ。
( フルート型のグラスの脚に指を掛けた時、すぐさま交換を頼んだ彼にきょとんと双眸を瞬かせる。次いで注意を促されると、小さく驚いた声を上げつつ手元のドリンクと彼とを交互に見遣った後、「すみません…」と肩を竦めながらそっとトレイに戻し。フルーツジュースにはカットフルーツが添えられていて華やかで可愛いけれど、外側だけでも大人ぶりたくてシャンメリーを選び手に取ると。隣りあう距離で聞こえる程度に話掛けられては「大人っぽく見える魔法、逆巻さんに掛けてもらったからですね」小首を傾げながら嬉しそうに双眸を緩ませ。チェックで可愛らしさを残しつつ大人っぽく黒で纏めたコーデも、ヘアメイクも大成功なようで既に満足げ。後は振る舞いさえもう少し大人びていれば多分言うことなしなのだろうけれど。『─…間もなく出港致します、クルーズをどうぞお楽しみください』とのアナウンスが聞こえてくると、間もなくして出港を知らせる長い汽笛が三度響き渡り。船窓から見える景色がゆったり動き出したなら、いよいよパーティー本番かのように会場内の賑わいが増せば自然と気分も高まりつつ、グラスを合わせようかと小さく掲げて )
…あ、動きだしましたね!わたしたちも乾杯しましょうか。


  • No.2193 by 逆巻 傑  2024-06-13 13:52:06 



…お役に立てたようで何よりだけど、飲み物受け取る時には今みたいなこともあるんで。
( 大人に見られて嬉しそうにしているところが何よりの子どもの証明だな、と隣を窺いながら心中で零せば、装いに反して危うさの健在らしい少女につい口を衝くのは小言じみたお節介。パーティー気分を損なわぬよう「気を付けてください」と簡素な一言で締めた頃、出港のアナウンスと汽笛が会場に響くと、皆一様にやや上方へと視線を向けて耳を澄まし、それから弾けるようにわっと熱気が高まって。例に漏れず黙って各所から聞こえてくる音に注意を向けていた自身も、夜の海へ進み出した瞬間には何か感動のようなものを覚え、窓の外の景色を暫し眺めては相手の声を拾って振り返る顔も普段より心なしか輝いて見えるだろうか。掲げたグラスの縁同士を優しくぶつけ、まずは印ばかりシャンメリーに口をつけたなら、ふと気が付いたように立ち上る細かな泡に目を留めて呟き )
──…俺、シャンメリーって初めて飲んだかも。

----

(!)展開案
「気を付けて」に肯定、+「大人(逆巻)が持ってるとシャンパンに見える」→「ちょっと飲んでみる?」って逆巻のグラスを差し出される流れで、ひな季ちゃんがきっぱり断れなくて、「気を付けられてないじゃん」ってやつ、いかがでしょうか…!( ※追加のご提案やご質問がない場合は、採用にしろ却下にしろここへのお返事はなしで大丈夫です◎ )


  • No.2194 by 永瀬ひな季  2024-06-14 02:32:03 



( 逆巻さんがいなかったら、うっかり口を付けてしまっていたかもしれないお酒。ひとつ学びを得ては「べ、勉強になります…!」と強く頷きながら〝パーティーでは当然ソフトドリンクの提供だとは思わないこと!〟と心の中に書き留める。アナウンスの中には、クルーズ中、デッキに出ると夜風に当たりながらライトアップされた橋梁やビル街から成る夜景を楽しめるとも言っていて、窓から覗く景色から向き直った彼の表情がいくらか輝いて見えれば、クルーズ自体、あるいは非日常感に彼も気分が高まるのかと少し知った気になると、あとで一緒にデッキに行けたらなあと密かに期待を孕ませ。軽くグラスを触れ合わせたなら、慣れ親しんだ味に口を付けていると、ふと溢れる呟きに双眸をぱちりと瞬いては今より幼い子どもの頃の思い出を持ち出して。先程手にした麦わら色とほとんど変わらないように見えるグラスの中身を目線の高さまで持ち上げると、自身の手元と彼の手元を交互に見つめては見え方に違いがあるような気がするけれど、側から見れば自分も同じようにシャンパンを持っているように見えるのかな。そもそもシャンパンって味も同じように甘いのだろうか、なんて興味を抱き )
えっ、初めてなんですか!わたしは子どもの頃、クリスマスとかお誕生日とかもっぱらシャンメリーで。──…、大人が持ってたらシャンパンに見えますね。

----

( / 仕事が終わって帰宅後に寝落ちしており、お返事遅くなりすみません…!展開案ありがとうございました、早速そのように進めさせていただいております◎
そのあとはビュッフェの流れでよかったでしょうか? )


  • No.2195 by 逆巻 傑  2024-06-14 13:16:44 



へぇ…、じゃあいつものって感じすか。
( 子ども用だけあって甘いな、と初めての味を舌で吟味した後、好奇心に駆られてテイスティングでもするかの如くシャンメリーをもう一口。新鮮さを覚える自身とは異なり、この甘さに馴染みのあるらしい相手は特段の気色を滲ませることもなくグラスを傾けていて、なるほどそれならシャンパンを抵抗なく受け取った先の様子も頷けると独り得心し。そして反対に泡の立つ麦わら色が大人の手にあると実際にはアルコールが入っていないことを知っていても酒に見えてしまうと聞けば、目線を交わらせるなりやや悪戯げに唇の端を持ち上げ、いたいけな少女を唆す悪い大人よろしく自分のグラスを差し出す振りをして )
…──ちょっと飲んでみる?

----

(/ いえいえ、こちらこそ最近なかなかテンポの良いお返事ができずに申し訳ございません…!この頃本格的に暑くなり始め、疲れやすい季節になって参りましたので、どうぞ心身の健康を第一にお過ごしください*
この後は会場にひな季ちゃんのお知り合いがいれば挨拶に向かい、もしご希望があれば逆巻の知り合いもモブ程度に登場させようかと思っております。「あの逆巻さんがパーティーに…?…彼女?」って聞かれて即否定するから逆に怪しまれたり、ひな季ちゃんには言わないのに他の人には気軽に「可愛い」って言っちゃったり…。採用可否や調整についてはご相談させていただけますと幸いです。その後は仰る通りビュッフェに移る流れで考えております◎ )


  • No.2196 by 永瀬ひな季  2024-06-14 22:12:47 



そうです!
( 定番の味かとの問い掛けに笑みを湛えながらこくりと頷いていると、彼はどんな味に親しみを覚え、なにと過ごしてきたのだろうかと細かく湧き立つ泡のようにふつりと沸いた興味。二人でお花見に行った時に思いがけず立ち寄ることとなった彼の実家に、確かに弾けるシャンメリーのイメージは無かったなあなんて思っていれば。ふいに交わる視線にどきりと微かに双眸を開いては、思わぬ誘いにきょとんとその瞳を瞬くと〝あれ、中身おんなじだよね…?〟と、中身は変わらないはずなのに彼を信じるあまり半信半疑まで気持ちが揺らぐと、彼の誘惑にはどうも勝てないのか気が付けばそうっと手を伸ばし始めていて )

----

( / いえいえ、お忙しい中いつもお相手くださりありがとうございます…!もしも返しづらいなどありましたら、修正しますしいつでもご指摘くださいね。その際は方向性を言い添えていただけると助かります*
またお心遣いもありがとうございます、背後様におかれましてもどうかご自愛くださいませ…!

展開につきまして、ひな季がお世話になってる誰かしらに挨拶に行くか、知らないお偉いさんに声を掛けられるでも良いかなあとも思っていたのですが、逆巻さんのお知り合いの展開が個人的に美味しかったので、そちらでお願いできればと思います。彼女発言に逆巻さんが否定後、「わたしはいつでも歓迎です」みたいな発言をしてみたいです…!
その後の流れについても承知致しました◎
こちらのお返事お好きにご割愛くださいませ! )


  • No.2197 by 逆巻 傑  2024-06-15 14:17:25 



( 誘われるまま差し出されたグラスへと手を伸ばす相手の様は、冗談めかした振りでもなく本当に純粋無垢な少女のようで。渡してしまえばそのまま口をつけてしまいそうな雰囲気に、それは中身がアルコールでなくとも些か以上に問題だろうと慌てて手を引っ込めるも、事故とはいえ番組打ち上げの際に既に起こった出来事とは知る由もなく。そしてあれだけ神妙に頷きながら注意力や警戒心の面で成長の見られない高校生へまたお小言を一つ洩らすと、今日はできるだけ彼女の傍を離れないようにしようと心に決めて )
…ちょ、…何も学んでないじゃないすか…。

----

(/ こちらこそ、いつも細やかなお心遣いをありがとうございます。単に私生活でのタスクが増えて時間が取れていないだけなので、返しづらい等はまったく…!背後様も何か気になる点や修正依頼があればご遠慮なく仰ってくださいね*

挨拶回りは逆巻の知り合いということで、承知致しました。存在感の薄い若手カメレオン俳優さんか、コミュ強の男性アイドルさんか、新進気鋭の映画監督さんか…いずれも男性で考えておりますが、女性の方がよろしければ変更可です◎ いつでも歓迎してくれるひな季ちゃん、楽しみにしております…!※蹴り可 )


  • No.2198 by 永瀬ひな季  2024-06-15 20:01:06 



!──…っだ、だって逆巻さんが飲んでみるって聞くから!
( 甘い蜜に誘われる蝶のように自然と手を伸ばした矢先、グラスが引っ込めば双眸をぱちくり。それからお小言を受けては、伸ばした手のひらを引っ込めてぎゅっと握りつつ、かあぁと頬を染めながら抗議の声を上げ。続けて「なんか、大丈夫そうって思うじゃないですか」と全信頼を置いた一言を、困り眉でぽそりと呟くと手元のグラスをくいと傾けてシャンメリーを半分ほど流し込んで。やんやと言い合う様子はすぐ傍にいた人の気を引いたのだろうか、こちらへ向いた足先がそのまま向かってくるのに気が付いて )

----

( / 恐縮です…!それならよかったです、こちらも気になる点など特にはございませんので、引き続きリアル優先でご無理のないようお相手いただけますと幸いです*

お知り合いの設定、男性のままで問題ありません◎ ひな季以外の人と絡んでいる逆巻さんを見るのも好きなので、どんなキャラクターでもお好きに動かしてくださいませ。こちらも楽しみにしております! / 蹴り推奨です◎ )


  • No.2199 by 逆巻 傑  2024-06-15 23:10:44 



…雛鳥…。…じゃあ、俺以外には油断しないでください。
( 少女から寄せられる全幅の信頼はさながら親鳥に向けられる刷り込みのようなそれで、思わず連想した姿をぽつりと零せば〝気を付ける〟条件を少し変更することに。とはいえ社交の場に赴いて他の誰ともコミュニケーションを取らないというのも本末転倒。彼女の知人やお近づきになりたい相手がいればそろそろ挨拶に行くべきかと人の多い方をちらりと窺った折、声が掛かったのは意外なことに自身の方で。「…──逆巻さん?」中音域のぼんやりとした声音に振り返ると、そこに立つのはおおよそ芸能人に具わっているオーラや華というものがほとんど感じられない〝普通〟を体現したような20代ほどの男性。主に舞台で活躍する俳優で、何度か担当したクライアントでもある彼は、顔を確認するなり自分から声を掛けておいて驚いたように口元に手を当てて。「えっ、まじで逆巻さんだ。えー……、何事すか?」実際何の事情もなければ即座に断っていた誘いであり、尤もな彼の疑問には軽い挨拶の後に「色々あって」と濁して答える。それをどう受け取ったのか、訝しげな眼差しは隣のチュールワンピースへとスライドして移り、そこでもまた軽い挨拶を交わしてから此方に戻しては「……あっ、彼女?」と閃いたかのように詮索してきて。そこでなまじ一方の矢印は発生しているだけについ食い気味に否定した「違います」は、恐らく半分以上冗談だった問い掛けの内容に真実味を持たせてしまったらしく、「…即答は…、逆に怪しいす…」とまさに藪蛇といった微妙な反応を返されることとなり )


  • No.2200 by 永瀬ひな季  2024-06-16 09:52:23 



えっ。
( 〝雛鳥〟と呟いた心情はわからないけれど、続けて紡がれた言葉は彼公認の特別扱いの許可を得たような、それも漫画で見たことのある、彼氏が彼女の手綱を繋いでおきたい時の言葉のようで。その言い換えは自身にとって効果覿面、羞恥からときめきの桃色へと頬の色をぽっと染めては、「はいっ!」と喜色を滲ませた声音で返答し。二人へと近付く人物の足先から顔へと徐々に視線を移しつつ、声を掛けられるのかと思い背筋をぴっと伸ばしたなら、やがて立ち止まったのは自分の方ではなく逆巻さんの手前。どうやら知り合いらしい彼らの語らいを見守っていれば、ちらりとこちらへ視線が移ったのをきっかけに「こんばんは」とにこやかな微笑みを添え挨拶を交わすと。彼女か、との問いにすぐさま否定を返す逆巻さんの傍らで、〝そう見えるんだ…!〟と嬉しそうに一瞬瞳を煌めかせ。それから二人のやりとりに、口元に指先を添えながらくすくすと小さく笑い否定をこちらからも認めては、にこやかなままさらりと続けて言葉を紡ぐと、逆巻さんを覗き込むように瞳を合わせれば〝ね〟と悪戯げな笑みを浮かべ )
ふふ、嘘じゃないですよ。……わたしはいつでも歓迎ですけど。ねっ。


  • No.2201 by 逆巻 傑  2024-06-16 15:32:38 



( 墓穴を掘ったかと言葉を詰まらせていたところへ隣から援護が入り、ほっと胸を撫で下ろしたのも束の間。己が隠そうとしていた彼女の想いがその本人から何でもない事のように発されれば、ぎょっと一瞬目を丸くし。きっと機転を効かせて場を和ませてくれたのだろうということはすぐに理解したけれど、咄嗟に冗談として処理できる程の技量もなく、応答の代わりに洩れるのは「はは…」という乾いた笑いのみ。目の前で繰り広げられるやりとりに元々あらゆる情動の薄いように見える俳優の彼はぱちりと一度瞬くと、「へぇ…はは、なんかおもしろいことになってるみたいすね」と完全なる傍観者気取りで、興味があるのかないのか今一つ掴めない反応を示し。それから暫しの歓談の後、自身と少女の双方に挨拶を残して引き返してゆく背姿を見送っては、先の相手の巧みな対応に並び立つ誰かと恋仲に間違われる機会も多いのかと助勢であることを信じて疑わずに )
…すみません、助け舟出してもらって。…こういうこと、よくあるんすか。


  • No.2202 by 永瀬ひな季  2024-06-16 17:52:16 



( 遠慮を示すでも流すわけでもなく、なんとも言えぬ乾いた笑みは一体どんな感情なのだろう。わからないけれど、どうも上手く対処できない様子が少しおかしくて、ふ、と小さく笑みを溢しては柔らかな笑みのまま「お二人はどういったお知り合いですか」『仕事の関係で。あ、こう見えて舞台俳優してるんす』「えっ、すごい、演技って難しそうだから尊敬します」なんて歓談を楽しみ、よかったら今度二人で観に来てください、とのお誘いと挨拶で会話を〆ては軽い会釈を交わして見送っては。また二人での会話に戻ると、助け舟を出したつもりはなかったために、よく分かっていない様子で「助け舟?─…ああ、ふふ、そんなつもりなかったんですけど。全部ほんとだもん」のんきに小首を傾げるも、遅れて合致がいったようで表情を綻ばせ。続く問いには、学業とアイドルで忙しい身ゆえに、片手を左右にひらひらと振りながら否定してみせるけれど、はたと脳裏を過ぎったのは以前ストーカーして見ていた春名さんと彼が二人で出掛ける姿。続けてぽつりと神妙そうに呟きを溢し )
あはは、まさか!ないですよ~。ないです、けど……逆巻さんの方がありそう…。


  • No.2203 by 逆巻 傑  2024-06-18 01:58:21 



(/ お返事お待たせしていて申し訳ございません…!ご連絡できずにいましたが、軽い風邪に罹ってしまって文章を練る気力がなく…だいぶ回復して今日の仕事終わりには返せるかと思いますので、今しばらくお待ちいただけますと幸いです。※蹴り可 )


  • No.2204 by 永瀬ひな季  2024-06-18 06:21:00 



( / いえいえ、お気になさらず…!ゆっくりで、ご自身の体調優先でもちろん構いませんのでお大事になさってください◎ 一日も早い回復をお祈り申し上げます。 / 蹴り推奨 )


  • No.2205 by 逆巻 傑  2024-06-18 20:35:10 



…は、広まったらどうし──…いや、あの人は多分そんなことしないけど…。
( ただの本心だとあっけらかんと言ってのける少女に今度こそ度肝を抜かれ、狼狽えつつも舞台俳優への信頼は示したなら急に喉の渇きを覚えてシャンメリーをまた一口。一体どういうつもりなのかと隣を横目で窺うもやはり彼女はあっけらかんと質問に否定を返すばかりで、かと思えば何か考え込むように真面目な顔つきになり、勘繰るような小声で憂慮を零して。嘘を吐く必要もないため会場の中央付近で動く数多の人影を遠巻きに眺めながら分母の大きさ故の遭遇率を正直に答えると、今日は相手が大人びて映ることもあり、一緒にいるとそういう風に見られるのかとついまじまじとその姿を見つめ。そうしているうち自分まで顧客に対する見方が変わってしまいそうな予感がしてはっと意識を引き戻せば、雑念を振り払うように「腹減ってないすか」とビュッフェ式に盛られた料理の方を顔を向きで示して )
…まぁ、職業柄女性と関わることも多いし、専門学校も女子率高かったんで…ないことはないけど。

----

(/ 大変お待たせ致しました、蹴り推奨とありましたがお礼のみお伝えしたく…!お心遣い痛み入ります。最速で完治させます…!※蹴り推奨 )


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