可愛いの魔法　（〆）

（／　此方こそお返事お待たせしております…！開始ロルありがとうございます、今後の流れについても承知致しました。不束な兄ですが、兄妹パロもよろしくお願い致します…！　）

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（　ゆらりとベッドから起き上がって真っ直ぐにドアへと向かい　／　寝巻き姿に寝惚け眼のままリビングに現れ　）…はよ…（　妹に向けて〝おはよう〟と挨拶したつもりが、何音か上手く発音出来ずに　）

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名前の変更を忘れておりました…！次回からは「　逆瀬 傑　」でお返事させていただきますね。こちらお目通しのみで大丈夫です！

おはようお兄ちゃん！（　姿を見るなり、ぱああと表情煌めかせ　／　寝起きの無防備な姿も好き！と胸きゅん　）ご飯できてるよっ、コーヒーにミルクとお砂糖はどうする？（　小首を傾げながら問い掛け　）

んー…（　テーブルの上をちらりと見やると、どちらともつかない気のない返事　／　顔を洗うため洗面台へと歩き出しつつ、漸く答えを出して　）どっちもいらない。

はーいっ。（　相手が洗面所に向かったのを確認すると空のマグだけスタンバイ　／　戻って来るタイミングを見計らってカフェで培った淹れたてコーヒーを用意して　）…はあ、いい匂い。（　自分の分はミルクと砂糖をたっぷりと　／　頬緩ませ　）

ありがと。（　洗顔とうがいを終えて戻ると幾らか意識も覚醒し　／　横を通り過ぎざまにわさわさと少々乱雑に髪撫で　）…今日バイトは？（　向かいの椅子に腰掛けつつ予定問うて　）

…えへへ。（　少々髪を乱されつつも嬉しそうに髪直し　／　着席を見守ると「いただきます」と手を合わせてからトーストを頬張って　）…ん、お昼だけ急遽頼まれたから行ってくる予定。お兄ちゃんは？（　小首を傾げ　）

一日休み。（　手だけ合わせるとまずはコーヒーを一口　／　簡潔に返答し　）…、何時終わり？（　もう一口堪能するだけの間の後、相変わらず素っ気なく尋ね　）

オフの日だったんだ…。（　ずっと一緒に過ごせないからか言葉尻をしょんぼり　／　甘いコーヒーで喉を潤しつつ　）えっと…ランチが終わるまでだから14時頃だと思うけど。（　壁に掛かるシンプルな時計に視線を遣りながら　）

言ってなかったっけ。（　マグカップの中身から目線上げ　／　相手の反応をフラットに受け取り　）ふぅん…、昼は？（　つられて時計の方を向くと「待っとく？外で済ませる？」と二択で問い掛け　／　さく、と音を立てつつトーストの角を齧って　）

初耳だよ～…。（　微かに唇尖らせながら拗ねたふり　）待ってて！で、一緒に食べよっ。遅くなるけど大丈夫？（　待っててもらえるなら！と尻尾でも振るように反応し　／　少しだけ前のめりに問い掛け　）うちのカフェで一緒に食べるのもありだけど。

わるい。（　慣れた調子で動じることなく　／　然程思っていなそうな形ばかりの謝罪　）もう食べ盛りじゃないから平気。…けど、あー……ひな季の考えたメニューってもう出てる？（　母親に似た言動にふっと口元緩め　／　三つ目の選択肢には迷うようにぐるりと瞳回して　）

許す！（　これまた慣れた調子でにっこりと笑み返していつもの茶番を締め　）それならよかった。うん、出てる！レモンクリームパスタ、結構人気なんだよ。（　安堵の笑み浮かべ　／　大きく頷いた後ふふん、と自慢気にきゅっと双眸細め　）

じゃあ後で食べに行く。（　相手のやや幼げな表情に円い笑み浮かべ　／　皿の上の朝食を綺麗に平らげては「ご馳走様」と手合わせ　）…髪やる？（　食器を流しに持って行こうと立ち上がりつつ、最低限の字数でヘアセットが必要か否かを確認して　）

わかった、待ってるね！（　自然とやる気が漲るようで朗らかに笑いながら拳をぐっと作り　）…あ、うん！してしてっ。お兄ちゃんに髪やってもらうと、バイト先の人がいつも褒めてくれるんだよね。（　少し遅れながらも朝食を終えると手を合わせ、慌ただしく食器を片して　／　椅子に戻るとヘアセットを頼み　）纏めつつも後れ毛出して可愛い感じがいいなあ。

何年ひな季の髪やってると思ってんの。（　似合うヘアスタイルは自分が一番よく知っているとでも言わんばかりに自信滲ませた声色　／　リクエスト通りに清潔感を損なわない程度の後れ毛を出した纏め髪を完成させ　）…よし、こんなもん？（　完了の合図に両肩にぽんと手置いて　）

えへへ、いつもお世話になってます。（　軽い調子で語尾にハートを浮かべながら　／　合図を受ければ早速手持ち鏡で確認　）うん、リクエスト通りだし今日も完璧！さすがだね、ありがとうお兄ちゃん。（　振り返れば嬉しそうに笑みを溢し　）アイドルになれたら、お兄ちゃんにヘアメイク付いてもらいたいな。絶対に一番可愛くしてくれるもん。（　手鏡をマイク代わりに歌う素振り　）

──…ん、可愛い。今日も褒められてきな。（　振り返った顔を覗き込むように首傾げ　／　完成形を確認すると満足げに　）今後ともどうぞご贔屓に。…指名貰えるの楽しみにしてる。（　冗談っぽく営業口調で応えては、夢を応援する一言を付け足して　）

っ…やっぱりうちのお兄ちゃん世界一…。（　兄を愛しく思う気持ちがきゅーんと込み上げ　／　はう　）指名料、家族割引とかやってる？（　顎に手を添えてふと現実的な心配　）…あっ、そろそろ支度して行かなきゃ。じゃあまたあとでねっ！（　視線の方向の時計に気が付けば、はっとして　／　手鏡を片付け準備に向かい　）──いってきまーす！

…ひな季の世界一は簡単だな。（　浮かぶのは呆れ笑いながら、満更でもなさそうに　）仕事としてやるからには特別扱いは無し。（　躊躇う間もなくきっぱりと　／　仕事の話になると途端にシビア　）──ん、頑張って。（　バイトに向かう妹を玄関で見送ると、扉が閉まって数秒後カチャリと施錠して　）

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──…（　適度に時間を潰して約束の午後、14時よりも少し早く到着するとカフェの扉をゆっくりと押し開き　／　席と同時に妹の姿も探して　）