匿名さん 2023-03-24 20:11:47 |
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(/ どちらかがこの世を去る時まで一緒に居て欲しいと願わずにはいられない二人でしたよね…。本編と一切関わりのないパロディだからこそ、あまり展開等を考えずにリラックスしてやりとりができる、ちょっと一息に相応しい時間になったのではないかと思っております。また機を見てやりましょう…!
いえいえ、毎度丁寧なご感想を頂けてモチベーションに繋がっております…!そうですね、ここからは本編に戻って相合傘イベの方に移らせてください。差し支えなければひな季ちゃん側に開始ロルをお願いしてもよろしいでしょうか…? )
( オフである今日はゆっくり自室で映画でも観ようと思っていたけれどサブスクでは観たいものが見つからず、それなら、と近所にあるレンタルビデオ屋さんに午前のうちにやって来て。名が知れてきているようだから一応マスクを着用し、白いトレーナーにギンガムチェックのフレアスカートというラフな装いで店内を彷徨い歩く。子ども向けのハートフルなアニメ映画のDVDが1本決定すると、もう1つ、普段観ない洋画でも何か探してみようか。何気ない気持ちで洋画物が並ぶ通路に入れば、どんなものがあるか、何がおすすめなのかと興味津々な瞳を棚に向けながら通路を歩いて )
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( / うう、急に切なくなりますね…全米が涙しますよ…。そうですね、アイディアはまだまだ豊富にあることですしぜひまたやりましょう*
それはよかったです…!開始ロルにつきましても承知致しました。ではまた今回もよろしくお願い致します…!こちら蹴り可です。 )
( 返却ボックスにレンタルしていたDVDを入れ、そのまま買い物カゴを手に取って流れるように陳列棚へと足を向ける。月に二、三度利用するレンタルビデオショップの歩き方はすっかり慣れたもので、迷いなく目当てのコーナーに辿り着けば吟味するように新作を眺め。気になるアクション映画とホラー映画を一本ずつカゴに確保したなら、他の棚に移ろうかとぼんやり商品を眺めながら角を曲がる。そこで他の客とぶつかりそうになると咄嗟に動きを止め、呟く程の声量で一言「すみません」と謝ってからすれ違い。しかしその相手にどことなく見覚えがあるように感じられれば、隣を通り過ぎた後に振り返って )
わっ…いえこちらこそ、
( ずらりと棚に並んだDVDの背表紙達に夢中になっていたせいで、人が角を曲がって来たことに気付かなかったけれど、幸い相手の方が止まってくれたおかげでぶつからずに済んで胸を撫で下ろす。お互いに軽く謝罪を交わしたところでなんだか聞き覚えのある声に〝あれ、今の…〟と振り返ってみれば、相手もまた何か感じたのか丁度こちらを振り返っていて。「…逆巻さん?」きょとんと双眸を瞬かせ彼に間違いないことを認識しては、偶然の出会いにすぐにぱっと笑みを咲かせながら人懐っこい犬の如く駆け寄り )
わあ、やっぱり逆巻さんだ!こんなところで会うなんて偶然ですねっ。
…ああ、水瀬さんか。
( 見覚えがあるとすれば知り合いか、有名人か。しかし具体的な名前が浮かばずにいては、駆け寄ってくる相手の姿にやっとその両方だと悟って。アイドルである彼女の方がよほど有名人に出会った時のような反応を示すのを完全な休日モードで見遣ると、水面下でゆっくりと人と話す気構えを整えつつ、間を持たせるためだけの取り敢えずの問いを投げ掛け )
本当に奇遇すね。…今日は休みすか?
はい!ふふ、マスク着けてるから一瞬わからなかったですか?
( 変装のつもりのマスクは顔バレ防止成功かと、ちょっと自信ありげにえへへと笑ってみせる。相手の問い掛けに頷いて肯定すると、普段学校にアイドルにと忙しなく勤しんでいる体を存分に休ませるつもりで、休暇を共にする予定のDVDを顔の傍へと掲げればマスクの下でも分かるにっこり笑顔を浮かべ。それから掲げたDVDを片腕に抱えるように移しては、相手も同じなのかと小首を傾げて )
そうなんです、だから今日はゆっくりDVDでも観ようかなって。逆巻さんもお休みですか?
…分からなかったです。…休みで完全に気が抜けてたのもあって。
( 目立つことが仕事の彼女が一度素通りされたことを喜んでいるらしい様に違和感を覚えるも、口元を覆うマスクの役割を察すれば合点がいき。今日が終日オフでなかったなら、そして趣味に意識を奪われていなかったなら、目元だけでも十二分に判別できたという自負と負け惜しみはあまりに大人げなくて胸に納めたものの、漏れ出た付言には果たしてその色が滲むだろうか。向けられたDVDのパッケージに僅かに眉を持ち上げて関心を示しては、好きなものの話題だからか普段より口数も表情も幾らか増えて )
それ、一時期話題になってた…。いいすよね、映画。休日の過ごし方として。俺も大抵休日は家で映画見てて、今日もそのつもりで。
じゃあ変装成功だ!
( 言葉に滲む負け惜しんだ色に気付かずに、無邪気に変装が成功したことをにっこりまなじりを下げて喜ぶ。お互い完全プライベートで出逢うのは初めてな上、普段からミステリアスでまるで月のような雰囲気を持つ相手を日中に見掛けたとなれば、それはもう興味津々に煌めいた瞳を向け。そんな彼の表情らが普段よりも多彩であることに気付くのは早く、新たな一面を知れたようでなんだか嬉しくて頬が緩む。相手の持つカゴに入れられたいくつかのDVDを、後ろ手を組みながら前のめりに覗き込みつつ問い掛けては苦手な文字が見えた気がして一瞬言葉を詰まらせて )
へ~…逆巻さん、映画お好きなんですね。今日は何を借りるんです…か、
カーアクションとパニックホラー、それからあと一、二本くらい借りようと思ってて──…
( 此方の内心など知るはずもなく、天真に相好を崩す相手に同意も抗議もしないまま黙っていれば、好奇心を湛えた瞳が手元のカゴを注視していることに気が付き。自身の肩幅より小さなそれを体の前まで持ち上げ、レンタル予定の映画を簡単に紹介する最中、先程まで煌めいていた双眸から光が失せるのを目の当たりにすると以前同行したロケ時の様子を思い返して )
…水瀬さん、ホラー苦手でしたっけ。フィクションでも駄目なんすか?
パニックホラー…。
( いっぱい借りるつもりなんだと思いつつカゴが持ち上げられるのに合わせて身を引けば、読み上げられたジャンル名には苦い思い出が蘇る。それが表情に出ていたのか、相手も同じように思い出したのか話題に触れられると、遠い所を見るような目でぼんやりパッケージを眺めながら控えめに苦手だと主張し。作品内での怖がらせようと節々に散りばめられた要素は全て回収してしまうくらいには怖がりなせいか、観た後はどっと疲れてしまう。苦手な理由はいくらでも出てくるかのように流暢に言葉を並べていくけれど、相手は少しも怖くないのだろうかと思えば視線を相手に戻しそのまま問い掛けに転じて )
そうですね、ちょっと…苦手かも…。フィクションでもびっくりするし怖いじゃないですか、本当にああいうのが出たらどうしようとかおも…思わない、ですか?
( 返答を聞くより先に表情が全てを物語っていては、せっかくの休日に嫌な思い出を掘り起こさせるのも忍びなく、この話題は早々に切り上げるべきかと転換のきっかけを窺い。しかし共感を求めるような問い掛けを適当に流せるような器用さもなければ、宙に視線を上げつつ律儀にホラー映画に手を出し始めた頃の朧げな記憶を手繰り寄せ、その後にあっけらかんと話を結んで )
あー…そこまでは考えたことないすけど、最初は確かに驚きはしてた…かな。…まぁ慣れすよ、慣れ。
慣れ!?……でもそっか、慣れ…。
( 店内であることも忘れつい大きめの声で反応してしまえば、ハッとマスク越しに口元に手を添えて、慣れでどうにかなるものなのかと今の自分にとっては信じられないけれど、相手にすっかり信頼を置いているため納得するように呟き。例のロケをきっかけにまた仕事の依頼が来ていると牧さんから伝えられたのを思い出す。知名度を上げたい事務所の意向で引き受けてしまったのだけど、当然気は進まない。となれば少しでも慣れておきたい。暫し考えるように黙りこくったかと思えば徐に顔を上げ、天井のライトで煌めく双眸は縋るように、理由を話すよりも先にひらめきを口にして )
あのっ逆巻さん、もしよければ付き合って欲しいです、わたしのホラー克服に!
──…は?
( 自身の気休めが彼女には真に迫って響いたようで、驚駭の声を上げながらも検討の余地を見出したらしい相手に〝苦手なら無理に見なくても〟と声を掛けようとした折。一体この間に脳内でどう展開したのか、今一つ脈絡の掴めない頼みにぽかんと呆けては頓馬な声が漏れ。思い付きを考えるより先に口に出した、といった風情の発言にどこからどう尋ねるべきかも分からず、当然返事のしようもなければ順を追った説明を求めて )
…すみません、話が見えないんすけど…。
あっ、すみません!実は…──
( そんな反応になるのも当然だと慌てながらも謝罪した上で、時折他のお客さんの存在に注意を払いつつ、先程の発言に至った経緯を説明していく。その中で具体的に、ホラー映画を観るだとかお化け屋敷だとかの例を挙げていけば、DVDを小脇に挟むと最後に改めてのお願いを両手の指を組み合わせながら眉尻を垂らし頼み込んで )
…というわけでして、もしよければ克服のお手伝いをお願いできないかなあと…、もちろんお礼はするのでっ!
…なるほど。
( 一通りの事情を聞いて先程の発言についても腹落ちすると、再度告げられた求めに逡巡するように目を伏せて黙り。並んで映画を見る程度なら協力できないこともないが、心霊スポットロケで見せた相手のホラー系統への苦手意識は相当のもの。気掛かりなのは自身の都合よりむしろ彼女の方で、思い付いた勢いで決してしまうことが躊躇われれば覚悟を問うように視線を合わせ )
付き合うのは別にいいんすけど…、…本当に大丈夫すか?
本当ですか!?…っとと。大丈夫です、…準備運動なしに難易度が鬼レベルなロケが続く方がきついので。
( 付き合ってくれる雰囲気に救世主を見つけたかのように瞳を輝かせれば、またつい大きな声を発してしまうと同じ通路に立つお客さんを驚かせてしまったようで慌てて口を押さえる。しっかり双眸を見つめ返しながら、大丈夫だと両手をぐっと握って強く肯定しては、このお願いごとなしでは心臓がいくつあっても足りないだろうなあと苦笑を浮かべて。そうは言ってもホラー苦手ゆえか準備運動用の準備運動となりそうな難易度を指定しては、ロケ日に間に合うのかどうか怪しさを漂わせ )
まあ、最初はもちろん難易度易しめの☆1くらいから始める予定ですけど…。
…分かりました。じゃあ手始めにこの辺から──…
( 真っ直ぐな眼差しと意気込みを確かに受け取っては、浅く頷きながらふっと視線を外し。丁度今居るのはレンタルビデオショップで、すぐ右手にはホラー映画のコーナー。本番までの猶予と彼女のペースを考えれば悠長にもしていられないようであるし、早速難易度易しめのタイトルを何本か見繕うなり商品を抜き出し。しかしそれをアニメ映画の上に重ねようとしたところでぴたりと手を止めると、初手から壁にぶつかって )
…、見れる場所ねぇな…。
( 相手の迷いない手元を見ては、こんなに手早くDVDを見繕えてしまうほどいろんな作品を観てきたのかと感心する。選び終えた様子の相手がDVDを重ねようとしてきたため、受け取ろうと既に持っていたDVDを少し上げたところで相手の動きが止まれば、きょとんと双眸を瞬かせながら相手を見て。場所なら、と何の躊躇いもなく自分が住む寮の提供を申し出たのは、寮には大抵誰かしらいるからという安心感や、相手を呼んでも大丈夫な間柄だろうとの判断のもとで )
あ、わたしこの近くに住んでますよ。
( 彼女の口から気軽な調子で飛び出した新情報に、手のみならず瞬きまでも停止する。相手が実家住まいか一人暮らしかは知らないが、まさか女子高生アイドルの家に誘われているわけもないだろうと解釈しては、発言の意味を咀嚼しようとするだけの間の後、今までの流れとは全く関係のない雑談として処理することにして )
…へぇ、そうなんすね…。
はい!だから場所ならできるかなって、思ったんですけど…、あれ…?
( にこやかな表情で頷いてみせるもののなにやら相手の様子がおかしいように感じては、表情そのままに徐々に小首を傾げながら、何かおかしいことを言ったっけと心の中で自問自答。情報をすっ飛ばして話してしまうのは悪い癖だ。寮暮らしという情報を伝えていないことに気付くのも遅れると、あたふたとそれを補足しながら伝えるけれど、仕事上の関係といえど男性をアイドル達の部屋に招き入れることがどれほど社会的に危ういかは気が付かずに )
…あっ、寮暮らし!なんですよ!他のメンバー達と暮らしてて大抵は誰かいて、二人きりじゃないので安心してくださいっ。
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