平塚 蕾 2023-03-11 21:36:28 |
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クスクス…楽しみですね。そんなに引っ張ると服が伸びるので…
(相手が敬語になるとこちらも取り繕うように無意識のうちに敬語になっていて、服の裾を引っ張る相手の手を握って歩幅を合わせて早歩きでバウムクーヘン作りコーナーに向かい)
(__まずはエプロンをつけていただき…とバウムクーヘン作りの先生から説明を受け、クルクルと回るバウムクーヘン用の棒の上からドロっとした生地を重ねて何度もかけるだけという意外と簡単な作業内容だが、真剣な表情で話を聞き)
あ、ごめんね
(手を握られると少し赤くなってから一緒にバームクーヘン作りに行って。真剣に聞いてる相手を、説明も聞きながらぼーっとそんな相手をさりげなく見ていると作業開始となって)
まずはこの粉を牛乳と卵と混ぜ合わせて生地を作って…
(シャカシャカと手際よく決められた分量をガラスボウルに入れて混ぜ合わせていき、あとはお玉で掬ってかけて焼いていく工程まで行くと相手に譲り)
よし、こんなもんか…あと宵縋生地かけるのできるか?
はい!頑張るね
(相手の手際の良さに驚きながら、変わってもらうと慎重に生地をかけようとすると危うく一気に落としかけてしまったがなんとか堪えてゆっくりかけて)
クスッ…いいお返事。
…大丈夫か?
(相手の返事の良さに目を見開き小さく笑うと、生地の入ったボウルが結構重たいためかグラと落としそうになる相手を後ろから手を回して支え、相手の肩あたりに自分の顔があり急接近にまた少し熱くなり)
大丈夫じゃないかも…
(後ろから支えられると驚いてしまうものの、大丈夫ではなかった為そう言いながら慎重にかけて。かけている最中はかけていることに意識が集中して近くてもあまり照れずにゆっくり作業が出来たものの、かけ終えて相手にお礼を言おうとすると近さに驚いて赤くなって)
ありが…っ、び、びっくりした
ハァッ…宵縋……良い匂いする…
食べたい…
(バウムクーヘンの香ばしい香りもしてきてはいるが、それ以上に相手の首筋からフワッと香るΩのフェロモンを直に吸い込んでしまい、抑制剤を飲んでいないせいで息が荒くなってきて自分の欲望が溢れ出し後ろから抱きしめ)
だ、だめ!
(相手の様子が変わっている事に気付いて慌てて後ろから抱きしめた相手の腕から離れて。自分のフェロモンのせいで相手の様子が変わったのだから自分が相手が間違えて自分の意思じゃない行動をしないようにと思って)
ッッ…す、すみません…お手洗い借ります…
(相手の匂いに陶酔してそのまま襲いそうな勢いの中、自分の腕の中から相手が離れるとハッと我に帰る。自分が薬を忘れたせいで相手にこんな表情をさせてしまい小さく謝ると、落ち着くために頭を抑え手作り教室から出て外のベンチで休憩し)
大丈夫かな…
(相手に対して、だめだと思う気持ちと同時に怖いと少し思ってしまったのが相手に伝わってしまったのかと心配してしまい、作ったバームクーヘンを箱に入れてもらうとすぐに相手の元に行って)
蕾…大丈夫?これ、バームクーヘン
…ごめん!宵縋。せっかく楽しみにしてたバウムクーヘン作り台無しにしちゃって…ちょっとまだ脈拍早いから近づかない方がいい…かも。バウムクーヘンできたてだから、宵縋だけで食べてくれるか?もう少しで落ち着くから
(相手が教室から出てくると座ったまま頭を深々と下げ謝罪し、相手もこんな自分警戒してるだろうと思い近づかないよう忠告して。持参していた水筒を出してお茶をゴクゴクと飲み自分を落ち着かせ)
ううん、楽しかった…僕の方こそごめんなさい。でも、早めに気付けてよかった。これは蕾の分だから落ち着いたら食べて
(相手の謝罪に首を横に振ってから、相手が自分に好意を持っていることはないと思って悪気なくそう言って。近づかないほうが良いと言われると自分の食べる分を少し取ってからベンチにバームクーヘンを箱ごと置いて)
宵縋ッッ……えっと…少し離れたままでいいから、話だけ聞いてください
さっきああなったのは…今日薬を忘れてしまったからではあるんですが、その前からすでに熱くなってたというか…
宵縋をそういう…対象として見始めてしまっている感じで…
(相手も悪気がないのは重々承知していたが、輪っかの一部が欠けたバウムクーヘンを見て相手の心も離れたように感じ心が痛む。離れようとする相手と距離を保ったまま呼び止め、頭がまとまらないまま、自分が今相手を恋愛対象として見ているのをαの発作と勘違いされないようにするにはどう言葉にすればいいかメガネを掛け直しながら考えてこみ)
僕…の事を好きになってきてるってこと…?
(相手に呼び止められて足を止めると、抑制剤がないためではあるが自分に好意を抱いているからだと言われているのだと理解すると顔を赤くしながら驚いて確認するように尋ねながら、発情期まではいかないが相手の言葉で体温が高くなった影響かフェロモンが少し濃くなって)
今の状態で…説得力無いと思うが…
俺は宵縋の事を後輩として、可愛いと思う以上に…
(相手からのフェロモンの香りがまた強くなると息がまた荒くなり、必死に自分の気持ちを伝えようと相手に一歩一歩と近づきつつも頭の中は『宵縋が欲しい宵縋が欲しい欲しい欲しい自分のものに…』と本能に侵食されてきていて、ギュッと力強く相手を抱きしめ言葉を絞り出し)
好きだ…ッッ……
宵縋…が…好きだ……ハァッハァッ…欲しいんだ…ハァ…
ぼ、僕も…好き
(相手から好意を聞くと嬉しく、けれどここで相手に襲わせてはいけないと思って力強く抱きしめられると迷ったものの、逃げはしないが手に持っていた自分のバームクーヘンを相手の口に突っ込んで)
でも、今は、外ではだめ!
ハァッ……よすが…宵縋っ……欲し……ングッッ??
む……ンン…ゴクッ
(両想いである事に喜びが抑えきれずさらに息遣いが荒くなり、興奮気味に首筋へと唇を這わせようとしたところ口に何か入ってきて驚きパッと顔を離し。腕は相手を抱きしめたまま何回か噛むと理性が戻ってきて一緒に作ったバウムクーヘンである事に気がつきゆっくり飲み込み)
俺のこと好きって…本当か?
う、うん…好き
(相手が理性を取り戻すとホッとしたからか先ほど濃くなってしまったフェロモンも落ち着くものの自分の言った言葉に少し赤くなってから好きだと言って。これまでは引かれないようにと思って自分の中で確信させるのも悪いと思っていたが相手に言われたならと思って素直に言って)
うれしすぎて…胸張り裂けそう…
好き…宵縋…好きだよ…
(自分と同じ気持ちだと再確認すると嬉しくてまた感情が昂り、抱きしめてしまいたかったが歯止めが効かなくなりそうなので愛おしそうに頬や顎のラインを優しく撫でながら目を細めて好きだと囁いて)
ぁぅ…僕も、蕾が大好き…
(相手にスキンシップをされると赤くなりながら相手に囁かれる言葉に返すように大好きだと言ってから、自分が今の状況で発情期にならないか不安になってしまってしまい、まだ遊びたいが相手がまず薬が無いと危ないだろうと思って服の袖を引っ張って帰らないかと提案して)
あの、帰りませんか…?薬取りに帰りましょう
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