匿名さん 2023-02-22 09:00:47 |
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うふふ、そうね。
( 彼女の〝あたしの桜華〟という言葉一つで随分とご機嫌になってしまう自分がとても単純だとは思うが、嫌いじゃない。彼女に握られた手を自分もそっと繋ぎ返せば、ぱっと誰が見ても上機嫌だとわかるような幸せそうな笑顔を浮かべる。マア見てわかる通り、好きな人から独占されて嬉しいのであった。だってだいすきだもの。「 お仕事で色んなところに行くから、たしかお父様が色んな旅行雑誌を持ってたはずよ。 」と仕事柄様々な場所へ足を運んでおり、そのついでに趣味としてちらりと観光もしている父のこと思い出せばそれを見て場所を選ぶのも悪くない、と。最も、自分は彼女がいてくれたらどこでも楽しいのだが。 )
( / わ!繁忙期お疲れ様でした…!繁忙期疲れもあると思いますのでご自身のペースで返事をいただけたら嬉しいです…!
初対面・場面転換ともに了解です!
部屋割り私もその分け方で考えてました…!妹ペア兄ペアで当然のように別れてて可愛いです…!!)
ふふ、楽しみだね。
じゃあ今から決めようか。
( 彼女が嬉しそうな表情をするのを見るのが自分の何よりの幸せ。自分もつられて嬉しそうにすれば、さっそく今からでも彼女の家にお邪魔して、父の持っている雑誌を見て、旅行先を決めようと頷き。とはいえ、正直なところ旅行先なんて実は何でも良くて、彼女と二人でいられれば自分は満足なのだが、そんなこと提案した自分が言えたものではないので、それは黙っておくことにして。彼女の手を繋いだまま、そうと決まれば彼女の家に行こうと上機嫌で其方の方へ向かって歩き。 )
───
( あれから2週間ほど間が空き、温泉で有名な観光地へ?旅行に行くことが決まった。今日はいよいよ旅行当日。しかし、やはり未成年同士の旅行ということが、当然の事ながら彼女の親的にも納得のいかないものだったらしく、お互いに保護者として兄を同伴しての旅行ならばと条件を付けられ、仕方なくそれを飲むことに。ということで、待ち合わせの駅前には自分と横に兄が佇んでいる。今日は旅行なので当たり前だが私服姿に旅行バッグを担いで。シンプルな白のティーシャツに上から黒パーカー、長い足を強調させるスキニーパンツに履きなれたシューズ。兄はタートルネックの白セーター、その上からグレーのコート。黒のデニム。傍から見れば完全に男2人。兄と仲は悪い訳では無いが、たとえ自分の兄でも彼女にちょっかいをかけようものなら許すまいと少し気が張り。)
【藍沢 類】
おいおい、いい加減機嫌なおせよ。
観光地まわる時は、桜華ちゃんと2人でまわればいいだろ。俺だって四六時中お前と一緒にいる気はないからさ。
( 横に佇む妹から何やら自分に対する嫌なオーラが出ており。友人と2人仲良く旅行に行きたいはずだったのにそういかなかったことに納得がいかないのは分かるが、あくまで自分は保護者としてついて行くだけ。向こうにつけば、自分は彼女たちと一緒にくっついて回るつもりなんて微塵もなく、安心しろと溜息をつき。)
(/ありがとうございます!
こんな感じで場面転換してみましたが、いかがでしょうか。何か希望などありましたら仰ってください。ちなみに新幹線での移動を考えて駅に集合にしております!)
もう、兄さん。そんなにくっつかなくても変なところに行ったりしないわ……。
! ─── …… 琥珀!
( 待ちに待った旅行の当日。シンプルながらだからこそ元の体型の良さが求められるオフホワイトのフィッシュテールレースのオフショルダーワンピースに、普段ハーフアップにしている髪も編みおろしにして靴はレース調の白パンプスと〝正に気合いの入れたデート〟の格好で待ち合わせ場所で待つ恋人へと手を振り。遠目からでもわかるスラリと長い足に、シンプルだからこそ彼女の顔立ちの整いが際立つファッションに改めてきゅんと恋人へまた恋して。「 ごめんなさい、待った? 」とまだ待ち合わせの時間前ではあるのだが先に到着して待っていてくれた恋人へと眉を下げて謝罪を。こんなに素敵な2人が立っていたらさぞ女の子たちの視線を集めたことだろう、桜華はもう少し早く来ればよかったと小さく後悔して。 )
【 西園寺 奏 】
やあ、随分と早く待っていてくれたんだね。
待ったかい、ごめんよ。
( 桜華がアレンジしたのだろうか、普段は適当に降ろしているだけの髪型は右型だけ編み込んでかきあげたような髪型、上下黒のセットアップに同じく黒のハイネックと首元と指耳に光るシルバーのアクセサリーのアクセントと一見すればホストと両家のお嬢様のような格好で待ち合わせに現れてはにこりと人あたりの良さそうな笑顔を浮かべて。妹の恋人である彼女は見たこともあるし会話もあるが、隣にいるのがお相手方の兄なのだろうか。随分と若いんだなあと自分を棚に上げて思えば「 初めまして。桜華の兄の奏と言います。妹のわがままに付き合わせてごめんね、今日はよろしく。 」と仕事上の癖なのか元々のパーソナルスペースが狭いのか、ひらりと慣れた手つきで握手をしようと手を差し伸べて。 )
( / 場面転換ありがとうございます~!!
新幹線で移動してる4人想像したらあまりにかわゆくて、、、イケメンたちに囲まれる桜華があまりにお嬢様ポジションでにこにこしました…!!
あとあと個人的にお兄様にも警戒してる琥珀ちゃんあまりに可愛くてかっこよくて最高です…!ありがとうございます…! )
桜華!
……今日の桜華も、すごく可愛いよ。
( 向こうから歩いてくる愛しの彼女を見つけるなり、先程までの不機嫌はふっとんで嬉しそうに彼女の元へ駆け寄り。またいつにも増して可愛らしい服装の彼女に、心の底から賞賛の言葉を述べると、横にいる彼女の兄に「すみません。ついてきてもらうことになってしまって。」と申し訳なさそうに挨拶をして。しかしながら今日の彼女の兄はいつにも増して雰囲気がある。きっと彼女が色々とコーディネートをしたに違いない。 )
【藍沢 類】
…あ、いえ!
さっき来たところだったんで気にしないでください!
俺、藍沢 類といいます。宜しくお願いします!
( 妹の友人の桜華とは面識があるが、横にいる兄とは初対面。何だか雰囲気があり、思わずそのかっこよさ?綺麗さ?に一瞬見惚れてしまう。歳はこの前妹から聞いたような気がするが、わからない。自分より歳上なのは確かだろう。意識を取り戻すと、にっこりと笑って、差し出された手を握り返して。)
(/ふふふ…紅一点(?)お姫様ですね!!桜華ちゃん!
琥珀はなんとなく自分と似た風貌の兄を敵視しているようです笑)
うふふ、琥珀もすごくかっこいいわ。
一日中ずっと見てしまいそう。
( 彼女の言葉にぱっと花が綻ぶように笑えば、今日の為に新しく買った服はどうやら大正解だったようだと心の中で安堵して。名前の通り歩く度に水面を優雅に泳ぐ魚のヒレのようにスカートがふわりとひらめくフィッシュテールは自分とは対照的にシンプルかつすらっとした彼女との対比のつもりだった。その分彼女がよりスタイリッシュに見えるし、自分も優雅に見える。桜華も彼女の兄のほうへ向きなおれば「 お待たせしてすみません、お久しぶりです。今回はついてきてくださりありがとうございます、よろしくお願いしますね。 」と保護者の名目として付いてきてくれる彼女の兄へとふわりと微笑んで。まだ男性が苦手なのが治った訳ではないのだが、どことなく彼女と雰囲気の似ているお兄さんは苦手意識もさほどなくその表情は穏やかで。 )
【 西園寺 奏 】
ふふ。俺はこんなことでもないと出不精だから外に出なくてね。
むしろ有難いことだよ。
…保護者という名目で来ているけれど、君たちのデートを邪魔するつもりはないから、好きに二人で楽しんでおいで。実は桜華が俺がいるのが気に食わないそうでね、ご機嫌斜めだったんだ。
( しっかりと挨拶をしてくれる妹の恋人に思わずふ、と柔らかな笑顔がこぼれる。なんてしっかり者のいい子なんだ、早くなんとかしてうちの子になればいいのになぁとしみじみ。桜華はしっかりはしているが妙なところでドライなので。後半は妹に聞こえないようにこっそりと囁けば、しぃ。と唇の前に人差し指をたてつつこそこそと。「 類くんか。素敵な名前だね。初対面の俺と旅行で申し訳ないけれど、妹のご機嫌のために付き合ってくれると嬉しいな。 」と申し訳なさのにじむ儚げな微笑みを浮かべれば、握られた彼の手の甲を反対の自分の手で包んではあくしゅ、と笑ってそっと手を放し。 )
( / 三人並んでいたら現地でのナンパがすさまじそうです…!!笑
旅行編もどうぞよろしくお願いいたします!/蹴推奨 )
そう言って貰えてよかった。
( 彼女から自分の服装についてお褒めの言葉を頂ければ、こちらも上機嫌。もともと私服には自信がなく、今回ばかりはと意気込んでショッピングに繰り出した甲斐があった。彼女の兄からの言葉には小さく笑って、彼女も自分と同じ気持ちだったのかと思うとなんだか面白い。それを言うなら機嫌をとってもらわなければいけないのは、こちらも同じだななんて思いつつ、兄同士もこれを機に仲良くなってくれたらいいななんて心の中で思い。兄たちがいることも差程気にもせず、彼女の手をそっととるとにっこりと笑って「そろそろ時間になるし行こうか。」と駅の中へと歩き始め。)
【藍沢 類】
え?あぁ、ありがとうございます。奏さん?も素敵な名前ですね!なんだかスタイルもいいし、モデルさんみたいだ。
( 桜華からの挨拶には、なんていい子だろうかと思うと、「こっちこそ、旅行なんて久し振りだから楽しみにしてたんだ。」と嬉しそうに。一方彼女の兄にやんわりと包まれた手に思わずドキドキしてしまう。自分の名前を褒められれば、相手の方こそぴったりの名前だと反対にそう褒めて。手が離されると、離れた手に鞄を担ぎ。今一度彼のことを頭から足の爪先まで見ると、本当にスタイルもよく一般人には見えないと言葉に出てしまい。)
!…ふふ、えぇ。
( 当然のように優しく握られた手に、思わず嬉しそうにぱっと表情を明るくさせる。先ほどまでの兄への八つ当たりの気持ちはどこへやら、こんな簡単なことで幸せな気持ちに変えてくれるのだからまるで彼女は魔法使いみたいだと思い。自分もアンティーク調の可愛らしい小さなトランクケースを持ちなおせば、これからの時間ずっと彼女のことを独り占めできるのだと。今日のためにいつもよりも少し良いヘアトリートメントやボディスクラブを使って自分磨きをしたのだ、好きな人のための努力は桜華にとって全く苦ではなくむしろ楽しかったようで、いつもよりも自分に自信をもって彼女の隣に並べる。「 あのね、お父様ったら心配だからってお家を出る前に防犯ブザーを持たせようとしたのよ。しかも3つも。仕方ないから1つだけ持ってきてあげたのよ。 」くすくすと可笑しそうに笑みを漏らしながら、今朝家を出る前に自分に防犯ブザーを渡してこようとした父親のことを思い出せば彼女にこそこそと密告して。 )
【西園寺 奏】
ふふ、褒め上手。
兄妹そろってオトすつもりかい?
( モデルみたい、と褒められれば特に謙遜するわけでもなくくすくすと穏やかに微笑んではこてりと首をかしげて彼と目線を絡めて。つん、と男性にしては白くしなやかな手で彼の鼻先を押せば「 今日のスタイリストさんの腕が良くてね。妹の手柄だよ。…さ、俺たちも行こうか。可愛い妹たちを見失ってどやされるのは俺だからね。 」と肩をすくめながらちょい、と人差し指で彼に`おいで`と示しながら先に歩き出して。初々しくてかわいいなあ、と他人事のように思っては彼のようにまっすぐな子はちょっとからかいがいがあるんだよな、と薄く整った口角をあげて。 )
【藍沢 琥珀】
ははっ…桜華のお父さんならしそうだよね。
ていうか、あたしもいるし。何なら兄2人もいれば桜華の護衛としては最強のメンバーでしょ。
( 隣に並ぶ彼女から聞いた話によるとどうやら彼女の父は本気で防犯ブザーを持たせるほど心配しているらしい。しかしながら武道の嗜みがある自分、そして自分よりも強い兄。そして彼女の兄も確かテコンドーをしていたと聞いたことがある。これ以上ないくらい最強の護衛を引連れていながら何を心配する事があるのだろうかと苦笑して。改札を通りホームにつくと既にきている新幹線を見つけ、乗り込むと自分たちの指定席を見つけて。「桜華、窓側座る?景色見れた方がいいでしょ。」と彼女に尋ねて。その後ににっこりと笑って小声で、「あたしは景色より桜華が見られればそれでいいから」と囁くように言い。)
【藍沢 類】
え??
わ!ちょっと待ってー!
( 彼の言葉には何のことか分からずはてなマークを浮かべる。鼻先を押されるその仕草に、やはり先程からのドキドキは止まらない。妙に色っぽいその雰囲気に、はたまた見とれていると、先に進み始めた妹たちを追うように歩き始めた彼に呼ばれ、我に返り少し小走りで妹たちの元へ向かう。新幹線に無事乗れると、当たり前だが妹2人は同じ席。初対面で申し訳ないが兄同士隣に座ることに。「奏さん、どっちがいいとかあります?俺こだわりないんで、せっかくなら窓側どうですか?」と尋ね。)
【 西園寺 桜華 】
うふふ、たしかに。
こんなに頼りになる人達はいないわね。
( 彼女の言う通り、この3人が居るのであればそれこそハイジャックにでも合わない限り安心だと思わずくすくすと笑ってしまい。空手と剣道など、様々な武道の道を極めている彼女と彼女のお兄さん。それからテコンドーを習得している兄。下手なSPよりも頼りになる人達に囲まれている中で話しかけてくる男はいないだろう。窓際へエスコートしてくれる彼女の小さな囁きに「 もう、琥珀ったら。 」と言葉では呆れているものの桜華の頬はぱっと薄紅色に染まり、相も変わらず自分に甘い彼女にきゅんと胸を高鳴らせて。ありがとう、とお礼を言いつつ彼女の厚意に甘えて窓際に上品に座っては、久しぶりの遠出…さらには隣には大好きな彼女がいることに少しそわそわと落ち着かないような気持ちになって。 )
【 西園寺 奏 】
ん?、ふふ。有難う。
でも俺は通路側で平気、類くんが窓側にどうぞ。
( 此方に気を使って窓際を薦めてくれる彼へにこり、と儚げに微笑めば自分は通路側で平気だとやんわりと窓側の席を指して。特に景色に興味はないし、通路側から景色が見れない訳でもない。それに妹や妹の恋人にはない明るさの彼を見ているのも退屈しないなという考えの元で。彼が窓側に座ったあとに自分も通路側に座っては「 まさか琥珀ちゃんの方もお兄さんが来てくれるとは思わなかったよ。俺一人で彼女たちは守りきれないからね。……それに、キミとならなんだか退屈しなさそう、 」すらり、と隣の彼への妨げにならない程度に長い足を組んでは安楽椅子探偵のようにそっと自身の指を絡めて。ふわふわと人畜無害そうな笑顔を浮かべれば彼の顔を覗き込むように視線を向けて。 )
温泉楽しみだね。
( 奥の席に座った彼女の隣へ腰掛ける。思いのほか席同士が近く、すぐ横に彼女が感じられて自分はとても落ち着く。彼女の綺麗な横顔と、窓から見える景色に目を細め。これから向かう温泉が有名な観光地だということを楽しみだと呟く。そもそも自分自身家族旅行というものに出かけたことがあまりない。だから今日を誰よりも心待ちにしていた。「桜華のところは、家族で旅行とかする?」と尋ねてみて。)
【藍沢 類】
俺がいなくても、琥珀もそれなりに強いんで心配はしてないんですけどね。奏さんはテコンドーやってたんですよね?俺やったことないんで興味あって。
( 結局窓側を譲ってもらえば、ぺこりとお辞儀をして大人しく奥の席に座る。彼が自分も来て助かったというので、笑いながら自分がいなくてもきっと妹がなんとかしてくれるだろうし、何より彼がテコンドーをやっていたというのは妹情報で知っていた。その話をぜひもっと聞きたいと目を輝かせて。ふと目に入るスラリと伸びた足が組まれる動作ひとつひとつが本当優雅で、そしてその瞳に見つめられると何だか気恥しい。退屈しなさそう、というのはどういう意味だろうか。少し困ったように「そうですかね?俺そんなに面白くないと思うんですけど…」と苦笑して。)
【 西園寺 桜華 】
えぇ、こうやって琥珀と温泉に行くの初めてだもの。
楽しみだけどちょっと緊張しちゃう。
( 彼女の言葉にふわふわと完全に2人きりの時にしか見せない穏やかな笑顔を浮かべては、別に互いの体を見るのは初めてでは無いのに改めてこうして温泉に入るとなるとまた気持ちが違ってくるのか眉を下げながら笑って。決して自分の体に自信が無いわけではない、日々彼女の横に並ぶお姫様としてストレッチやリンパマッサージを欠かさないし運動だってそれなりしている。でも恥ずかしいのは乙女の性なのだろうか。「 えぇ、毎年1回はどこかに連れて行ってもらっていたわ。兄さんが就職してからは行かなくなったけれど…。 」彼女の問いかけに少し悩ましげに首を傾げた後に左記を答えては、正に裕福な家庭のお嬢様の返事。国内外問わず旅行をしていた西園寺家だが、やはり長男が就職してからは行くことも無くなったと。 )
【 西園寺 奏 】
ふふ、よく知ってるね。
でも俺はキミたちと違って極めたと言うより少しかじった程度だし、空手と何となく雰囲気が似ているから類くんなら簡単だと思うな。
( 彼の言葉にやわらかくヘーゼルの目尻を下げては全国大会出場するような腕前ではないと。更に幼い頃から武道に触れてきた彼ならテコンドーのコツも直ぐに掴んでしまうと笑ってみせたらくすくすと通路側の肘掛で頬杖をついて。かじった程度、とは言いつつも悪漢の数人は簡単に制圧はできるのだが。「 そう?表情がくるくる変わって、わんちゃんみたいだ。 」と男性にしては女性らしいしなやかな手で彼の青みがかった黒髪をそっと撫でて。元々パーソナルスペースは狭いらしくその動作に特に迷い等はなく、本当に妹や弟にするような其れで。 )
【藍沢 琥珀】
恥ずかしがってる桜華も可愛い。
…そっか、じゃあ奏さんと出かけるのも久し振りなんだね。
( まさか、恥ずかしいだなんて言葉が出てくるとは思わなかった。お互いの身体を見せ合うことにはもう慣れていると思ったが、温泉となると話は別なのだろうか。しかしそんなところも可愛いと思ってしまう。本当に彼女のひとつひとつの表情が愛おしい。家族旅行については、しばらく行けていないよう。就職をすれば家族もなかなか揃わないのだろう。今日彼女の兄と出かけるというのも、もしかしたら彼女にとって久しぶりなのかもしれない。それならば、余計に楽しい思い出にしてあげなければと思う。)
【藍沢 類】
じゃあ!今度教えてください!
わー…、奏さん誰にでもそんなことしたら、恋人が泣きますよ。
( きっと彼はそう言っているが、そこそこ腕がたつに違いない。ぜひ今度基礎から教わってみたいと人懐っこい笑顔でそう伝える。ふと自分の髪に触れた彼の綺麗な指と、綺麗な笑みにまた胸が高鳴り。勝手ながら恋人がいる設定で話をしているが、誰彼構わずこんなことをしていては恋人も気が気ではないだろうと苦笑して。これだけ綺麗な人だ。恋人がいないとしても、弁護士、家はお金持ち、これだけ条件が揃えばたくさんの人に言い寄られているに違いない。)
【 西園寺 桜華 】
もう。からかわないで。
( 可愛い、と笑う彼女の頬をそっと両手で包めばよく手入れされたさくらんぼ色の唇をとがらせて少し怒ったような顔を見せて。マア最も、怒るどころか可愛いだなんて言いながら笑う彼女があまりにカッコよくてむしろときめいてしまったのだが。照れ隠しのようなもので。「 望んでのお出かけじゃなかったけれどね。お父様ったら兄さんを連れていかないと許してくれなかったんだもの。 」と、確かに兄と出かけるのは久々ではあるが決して望んで外出ではないと。その腹いせに現地で女の子にナンパされて困ればいいと自分のモテる力を尽くしてカッコよくしたので。かっこいい人が3人並べばその分自分の彼女へ行く視線も分散されればいい、という打算も込めて。 )
【 西園寺 奏 】
あはは、俺でよければ喜んで。
( もし彼にしっぽがあったら今頃ブンブン振ってたんだろうなあ、なんて若干失礼なことを考えてしまったが、現に彼に犬の耳としっぽの幻覚が見えてしまうのも事実で。奏は彼の言葉に快く了承を返しては、その後に続いた言葉にキョトン、と瞳を丸くさせ。しばらくして彼の言葉の意味を理解しては「 残念ながらそういう関係の人はいなくてね。昔から色恋に縁がないんだ。 」と困ったように笑いながら肩を竦めて。正確に言えば〝色恋に縁がない〟というよりは付き合って1週間で『私に興味無いんでしょ』と振られたり一般的に言うメンヘラ(男女問わず)にストーカーされたりと非常に賑やかではあるのだが、どうやらそれには無自覚のようで。 )
【藍沢 琥珀】
あはは、ごめんごめん。
それは、こっちも同じなんだけどね…。
( 彼女が怒った顔を見せたので口では謝りの言葉を出すものの、その怒った顔さえ可愛いと思ってしまったことは言えない。頬に触れる手に自分の手を重ねて、笑って誤魔化し。兄が同伴なのは不本意だという彼女に、自分も同感だと頷く。実を言えばこちらは兄はついてこなくてもよかったのだが、彼女のところが兄を連れてくると言ってしまったがために、こっちの兄も旅行に行きたいということでついてくることになったのだ。これを機会に兄同士、仲良くなってくれればまあいいかと思っているが、邪魔をされたという思いは拭えない。)
【藍沢 類】
絶対うそだ…。こんなイケメンが放っておかれるはずないでしょ。
( 快く了承してもらえたことには、ガッツポーズで喜び。今度うちの道場にぜひ来てもらおうなんて、勝手に計画を立てつつ。色恋沙汰に縁がない。という彼の言葉を聞くと思わずびっくりした表情を浮かべてしまい。絶対彼が気付いていないだけで周囲には彼に想いを寄せる人が沢山いるに違いない。天然、鈍感?どちらにせよ、ある意味周囲にいる人間は大変そうだとまで思ってしまい。)
【 西園寺 桜華 】
……今は2人きりよ。
( 彼女も同じ気持ちだったんだと分かれば、ぽわぽわと心に暖かな太陽が降り注いでいるような気持ちになれば、そっと彼女の手に自身の手を重ね恋人繋ぎをして。こてん、と彼女の肩に自身の頭を乗せては上記を甘えるように囁いて。新幹線の中でこうしてお互い身を寄せ合うカップルはよく居るし、このくらいなら許されるだろうと。「 それに、旅館のお部屋だって別々だもの。 」と顔が近くなったことにより囁くようにぽそぽそとした小さな喋り方になる。まるで眠る寸前に恋人と仲つむまじく囁き合う時のようだとふと思ってしまえば、うふうふと楽しそうに笑って。 )
【 西園寺 奏 】
あはは、嘘じゃないよ。
付き合っても1ヶ月持たないしね、俺。
( こちらの言葉に分かりやすく驚いてくれる彼の様子に思わず笑ってしまえば、恋人ができたとしても長くは続かないんだと。マアそれもそのはず、学生時代は法学の勉強で忙しく今は仕事に忙殺されている。更に言えば元々奏でがそこまで深く人に興味を持てないため、他の人達のように身を削ってでも彼女に尽くしてあげることが出来ないのだ。そうでもなければ自分の食事を忘れて救急車で運ばれるなんてことはないだろう。「 類くんこそ、かっこいいし話しやすいからモテるだろう?こんなところに着いてきていいの? 」と、友人も多ければさぞかしモテるだろうと笑って。 )
【藍沢 琥珀】
…そうだね。
旅館だからきっと部屋着は浴衣なんだろうね。
桜華の浴衣姿楽しみ。
( 肩にのせられた彼女の頭。こんなことを言うと変態みたいだが、彼女からはいつもいい香りがする。花のようないい香り。自分も応えるようにそっと恋人繋ぎの手をぎゅっと優しく握り、彼女の頭の方に自身の顔を寄せて。新幹線の中他にも人はいるがそんなこと気にならないくらい、今は2人だけの時間が流れている。部屋では二人きり。ふた今日の夜のことを思えば、きっと旅館というくらいなのだから部屋着には浴衣が用意されているはず。きっとどんな浴衣でも彼女なら似合うだろう。自分もこそこそと囁くような話せば、なんだか秘密の会話をしているようだなと思い。)
【藍沢 類】
あー、まぁ、奏さんほどではないと思いますけど、それなりに告白とかされるんですけどね。俺、大会とかで結構色々なところいかなきゃで、中々恋人に割く時間とれないんですよ。もちろん、恋人は欲しいとは思いますけど、理解のある人見つけるのって難しいですよね。
( 1ヶ月も続かないのはどうしてなのだろうかと疑問に思うも自分の話を振られると、困ったように頭をかく仕草を見せ。確かにこの容姿なので声をかけられたり、告白をされたりすることもある。しかし、大学に通いながら武道の稽古、そして休みの日には大会に出場するためあちこち飛び回っている期間もある。そうするといざ付き合っても、思っていたのと違うと別れを切り出されることがしばしば。社会人になっても、続けたい趣味だと思えばこそ、理解のある人の少なさに参ってしまう。)
(/背後失礼します!そろそろ目的地に到着でどうでしょう!観光地巡りでは、何かハプニングでも起こしますか?ナンパされるとか、暴漢に絡まれて戦うとか←それとも平和に観光でもいいと思いますがいかがでしょう。)
【 西園寺 桜華 】
あら、気の早いこと。
( 浴衣姿が楽しみだと笑う彼女を見て、自分もくすくすと笑ってしまう。こんなに広い新幹線内なのに、こうしてくっついているのが何だかおかしくて、でも穏やかで心が落ち着くような。そんな気がして桜華は春の光のように穏やかな表情で。「 でも嬉しいわ。 」と彼女に甘えるようにすり、と小さく頬を擦り寄せては鈴のような声で笑って。そうはいったものの自分も彼女の浴衣姿を楽しみにしていることは明白で、自分の浴衣姿なんて花火大会でもあれば披露する機会はあるが彼女の浴衣姿は滅多に見れるものでは無いので。 )
【 西園寺 奏 】
理解のある恋人、ね……。
( 彼の言葉にふむ、と悩ましげに腕を組んでは口元に手を置いて唇をとん、とん、と軽く叩き。マア確かに大会というのはどんどん順位が上がるにつれ各地に行って自身のランクを上げていかねばならないし、それに対して体のメンテナンスだったりが必要だ。ただ女の子というのは───無論例外もいるが───常に恋人と共に在りたいという人が多い。彼の言うとおり理解のある恋人を見つけるのが早いのだろうと。「 逆に年上とかはどうなのかな。ホラ、社会人とかだったら四六時中君にかまって欲しいなんて思わないんじゃないかな。……そうだな、俺みたいな。ふふ、なんちゃって。 」と冗談交じりに告げてはふわりと首を傾げながら柔らかく口角を緩めてみせて。 )
( / そうですね…!早めに目的地に行っちゃった方がスムーズで良いと思います!
ナンパ……絡まれて戦う……!すごく面白そうです、せっかく兄2人や琥珀ちゃんが強いのでその設定を活かして武力を駆使できるし、桜華の男性が苦手な設定も活かせそうで楽しいと思います…!!!! )
【藍沢 琥珀】
( それから新幹線内で暫く彼女と他愛もない会話を楽しみ、時折窓の外に広がる見たことの無い景色に心を躍らせていると、あっという間に目的地に着き。新幹線が駅に停ると、腰を上げ荷物置きに置いていた自分と彼女のものを取りそれを担ぐ。忘れ物などがないかを確認しつつ、片方の手は勿論彼女へと差し出して。「行こうか。」と言い、彼女の手が自分の手に重なったことを確認するとゆっくりと新幹線内を移動し、ホームへと降りて。さすが観光地と言うだけあって駅内も観光客らしき人で溢れている。)
【藍沢 類】
歳上…、まぁ確かに社会人だったらいいのかも?
ふっ!?え!?…あはは、もう奏さん、からかわないで下さいよ!!
( 彼の言葉には、確かにと頷く。しかしながら社会人の恋人なんてどうやってつくるんだろうか。大学生の自分とは接点がなさすぎて、皆目見当もつかない。それに社会人から見たら大学生と付き合うことにメリットはあるのだろうか。先程駅で買ったペットボトルのお茶を口につけ、そんなことを考えていると、彼の口から出た冗談に、目を丸くして固まり。冗談だと笑う彼に少しだけムッとした顔をしてそう言うと、内心彼ならありなのか?と思ってしまう自分もいて。そうこうしているうちに目的地に着き。)
あ、降りなきゃですね。
(/よーし!!じゃあ桜華と琥珀が2人でいる所、話しかけてきた輩共を兄2人+琥珀でコテンパンにやっつけちゃいましょう!!)
【 西園寺 桜華 】
( さも当然のように自分の荷物まで持ってくれる彼女に、またキュンとする。こういった細やかな気遣いが彼女は本当に上手く、正に〝 理想の王子様〟だ。桜華はありがとう、と彼女へお礼を告げながらその好意に甘えてそっと彼女の手を繋ぎ。ざわざわと既に駅の構内から賑わっている様子を見れば「 わ、すごい人。人気な観光地だけあるのね…。 」と、やはり人混みは少し怖いのか無意識のうちに彼女と繋いだ手にきゅ、と力を込めて。 )
【 西園寺 奏 】
ふ、 ふふ。ほら、やっぱりおもしろい。
( 彼の慌てた様子だったりムッとした表情に思わずぷは、と吹き出してしまえばそのまま可笑しそうに笑って。こんな年上の男にからかわれてもいい反応をしてくれるなんてほんとにいい子だなあとなんやかんや初対面ながらも彼と楽しく談笑していたのもいつの間にか目的地の駅に着いたようで。「 うん、降りようか。桜華たちもちゃんと降りてくれてるね。 」と遠目なが2人仲睦まじく手を繋ぎ駅におりている様子を横目に自分も棚上のケースを持ち、彼の分も取ればそれを彼に手渡して駅へと降り立ち。 )
( / それか琥珀ちゃんが桜華のために飲み物を買いに行った隙に、とかですね…!シチュエーションはお任せします、沢山考えて下さりありがとうございます……!
楽しみです、よろしくお願いします……!! /蹴り可 )
【藍沢 琥珀】
…、大丈夫だよ。
あたしがずっとそばに居るから。
( さすが人気の観光地だけはあると人混みを避けながら歩いていく。しかし、彼女の手に少し力が籠ったことや、人混みに入った途端に表情も固くなったことを見逃しはしなかった。彼女を安心させるように声をかけ、微笑むとちらっと後ろを見て。「しかも後ろに護衛2人もいることだし、ね?」何も気にせず彼女には楽しんで欲しい。駅を出ると、昼食の時間帯にさしかかっており、たしかにお腹も空いたので、これからどうするかを相談することにして。)
【藍沢 類】
( 初対面ということを忘れるくらいに話は盛り上がり。やはりこんな歳下の自分と楽しく会話してくれるくらい良い人なのに、世の中の女性たちというのは何が不満なのだろうかと先程の恋人の話を思い出し。そんなことを思っているといつの間にか目的地に着いて、荷物を下ろしてくれた相手に礼を伝え、自分たちも妹のあとを追い。)
うわー…めちゃくちゃ人いますね。
(/了解です!いつもありがとうございます。)
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