匿名さん 2023-02-21 06:47:40 |
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(この本丸ができてから数年が経ち、見慣れた風景だとしてもこうして季節が巡るのを見る事が出来ているのは主である審神者や仲間たちのお陰で、彼の言葉に頷き。彼の部屋に入ると机の前に座り彼がお茶を入れてくれるのを待っており。)
待たせたな。
( 手馴れた様子で茶をたてると、茶菓子に花林糖を少し添えて相手の前に出し。自身も同じように茶と菓子を持ち寄り相手の前に腰を下ろす。上手く入れられたかは分からないが、相手の感想を待ち。 )
ありがとうございます。
(お茶を立てる音を耳にしつつ双眸を閉じリラックスしており。しばらくするとお茶を用意してくれた彼に礼を述べてから無駄のない所作でお茶をひとくち飲み目を細めると「三日月殿のたてるお茶は本当に美味しいですね。」と笑みを浮かべて。)
褒めてもらえると嬉しいな。
俺がこうやって茶をふるまうのは小狐丸くらいだからな。
( 相手から美味しいという感想を聞くことが出来ると、嬉しそうに笑って。このお茶も彼のために入れたもの。普段世話をされる方が多い自分にとって、誰かのためにするのは彼だけで。)
おや、それは…。とても嬉しいですね。
(茶菓子の花林糖を食べつつお茶を飲みまったりと過ごし。自身のだけにお茶を振舞ってくれると言ってもらえると密かな想いを寄せているこちらにとってこれ以上ない喜びで。しかしそれを顔に出す事はせず落ち着いた様子でいて。)
なんだ、俺がこんな風に特別扱いしているというのに、なんともない顔をして。
( 自分的には相手が特別だと伝えたつもりだったが、平然とした様子に少し納得がいかなかったのか頬杖をついて。こうなったら自分の気持ちを告白をしてしまってもいいが、今の関係が壊れてしまうのも怖い。)
そんな滅相もない!とても嬉しいに決まってるではないですか。
(どうやら自身の様子が気に入らなかったようで、拗ねたような様子を見て苦笑し。「あなたに特別扱いをされてこの小狐、本当に嬉しいのですよ。」と優しく語りかけて。)
…ならばよいか。
( 相手の優しい言葉に弱い自分はすんなりとそれを受け入れ。茶を飲むと、少しどこか嬉しそうにし。全く思考が読めない相手だが嫌われていないということは分かる。)
(自身の言葉を聞いて嬉しそうにする姿にほっと息をつき。しかし、彼から特別扱いをされるという事は少しくらい自惚れてもいいのだろうか。そのあとも彼と穏やかな時間を過ごしていたが不意に思い付いて「時間が許されるのであれば、このあと私と少し中庭を散歩しましょう。」と提案して。)
よいな。ではいこうか。
( 茶を飲み終わると相手からの提案に頷き、ゆっくりと立ち上がり。2人で歩いて中庭まで出ると、とてもよい天気に目を細め。もうすぐ春を感じさせる暖かさが心地よく。)
今日は散歩日和ですね。日差しも暖かい。
(誘いに乗ってくれた彼と共に中庭へ。まだ花はあまり咲いてはいないが、そよ風と心地よい気温に目を細め。桜はまだだが梅は咲いているのではと思うと「三日月殿、こちらへ。秘密の場所へお連れしましょう。」と彼の手を取ると中庭とある場所まで連れてゆき。やはり予想通り、小さな花を咲かせている梅の前に来て。)
( 自然と手を繋がれたことには、思わず鼓動が早くなる。辿り着いた場所には小さな梅の花が咲いており、それを見て微笑みを浮かべると相手をちらっと見て。)
…きれいだな。
ふふ、そうでしょう。ここは中庭でも少し離れてる場所ゆえ、知るものは私だけなのです。
(本丸から少し離れたこの場所を知っているのは自身のみ。満足そうな相手の方を見れば「三日月殿がこの本丸に来た時にひっそりと植えていたのです。いつかこの梅をあなたに送ろうと思って。」と少し気恥ずかしそうにして。)
…俺のために、か?
それは…、嬉しいな。
( 彼が自分のために、と植えてくれたという梅を改めて見て。純粋に嬉しそうに微笑むと同時に、彼がそんなふうに自分のことを思ってくれているのだと知ると、最早自分の気持ちを伝えてもいいのかもしれないと、少し間を開けて。)
…、なぁ小狐丸よ。
俺はお前のことが好きだ。
…,そのような言葉を頂けるとは光栄です。
私もあなたのことをずっと慕っていました。
(春のような暖かさと穏やかな時間を過ごしていたことで、彼への気持ちが溢れて。自身の言葉に嬉しそうな様子の彼から告げられた言葉に僅かに目を見開き、彼も同じ気持ちだったのかと思い。それならばと自身も彼のことが好きだと告げて。)
…両想い、だな。
( 彼からの返事を聞くと自分たちが両想いであったことを知る。そっと相手に近付き、胸元に顔を埋める。ずっとこのように彼の温もりが欲しかった。幸せそうに瞼を閉じてその温もりを感じて。)
ふふ、そのようですね。とても嬉しいです。
(近付いてきたと思うとそのまま胸元に顔を埋められ。彼の行動が愛らしく思うと頬を緩ませそのままそっと抱きしめ、彼と両想いになれて嬉しいのだと告げて。)
なんだか不思議な気分だな。
( 抱き締められると嬉しそうに微笑み。自身も彼の背中へと手を回し。こんな風に相手と気持ちを伝えあい抱きしめあえることになんとも不思議な気持ちになり。)
ですが事実私たちは両想いなのですよ。
(しばらく互いに幸せを噛み締めるかのように抱きしめあって。そっと彼から離れると小振りの梅の枝を手折り彼の髪に挿すと微笑み「三日月殿、私の想いに応えてくれるのならばどうか私と付き合ってくださいませぬか。」と告げて。)
あぁ、宜しく頼む。
( 髪にそっと添えられた梅の花。改めてされた告白の言葉には嬉しそうに笑い頷いて。こんなに穏やかで晴れやかな気持ちになったことは久し振りだ。まだここに二人でいたい気もするが、そろそろ部屋に戻るかと提案して。)
ここを離れるのは名残惜しいが、そろそろ戻るか。
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