影原 詩乃(主) 2023-01-21 00:47:21 |
通報 |
作品名:ゼルダの伝説 ティアーズオブザキングダム(TotK)
キャラ名:リンク(TotK)
一言:「…天空や地底やら色々見てきたつもりだったが、ハイラル以外にも世界ってあったんだな」
(ゼルダの伝説最新作のティアキンから、主人公のリンクで参加希望です。時系列的には真エンディング後になり、武器の耐久性による破壊システムはなしということでお願いします。無登録とのことで絡み文も投下させていただきますね)
>>小屋all
異世界で異世界の者達が集う小屋付近、穏やかな時間が流れていたが…唐突な闖入者の雄叫びが響き渡る。
火炎グリオーク「ゴアァァァァァァァァァァッ!!」
リンク「…さっきまでの威勢はどうした?かかってこい」
其れは単眼の目玉と三つの首を持ち、正しくドラゴンと形容すべき赤熱化した巨体を持つ異形の存在、本来ならこの世界に存在しない筈の火炎グリオーク…そしてその異形に相対する人影があった。丈夫な布で作られたフードを肩に下ろし、長い金髪を古ぼけた簡素な髪留めで後ろに束ね、青を基調とした中世時代のような兵士服に身を包み、背中には複数の矢が詰め込まれた矢筒と豪華絢爛な装飾と洗練されたフォルムの木製の弓、左手には三角が三つ均等に並べられたマークと赤い鳥のようなものが掘られた美しい盾、右手には青空のような、または天空のような幻想的な輝きを放つ、退魔の剣を携えた青年だった。先ほどまでここに両者は影形一つ存在していなかったため、いつの間にか相対している内にこの世界に紛れ込んだのだろう。よく見るとグリオークには既に青年に付けられたであろう無数の傷が存在し、対して青年には特に戦闘による傷などは見受けられない。だからなのか、かの竜の声には憤怒のような怨裟の感情のようなものがにじみ出ている…気がする。そして青年からの挑発に反応したのか、激情のままに三つの首の口から、灼熱のレーザーと形容した方がよいであろう超高温の火炎が青年を焼き払わんと高速で迫る。
リンク「――ふっ!」
それに対して青年は、限界まで三つの火炎が己を焼き尽くそうと迫り来るギリギリのタイミングを見計らい、左手のハイリアの盾を火炎に振りかざすように払う。その瞬間、甲高い金属音と共に、超高温の火炎はただの鉄の塊である筈の盾の一撃で弾き返された。ガードジャスト、もしくはパリィと呼ばれる、あらゆる攻撃を無効化する防御の奥義である。そして今度は青年が動きを見せる。グリオークの火炎で地面諸共燃え広がった草むらから起こった上昇気流に向かって跳び、グライダーのような道具、パラセールを取り出してそのまま気流に乗って空中へと飛び立ち、グリオークの頭上をそのまま取る。そこで背中のオオワシの弓を手に取り、矢筒から矢を一本取り出して弓に番えると不思議なこと一本の矢が三つに増え、三本の矢が同時に番えられた。そして弓を構えるとスポーツ選手がゾーンに入る感覚に近いであろう、自分以外の神羅万象全ての動きがスローモーションになり、そのままグリオークの首の一つに狙いを定め、矢じりに氷の実をスクラビルドする。すると三本の矢が冷気を帯び、狙いを定めた三本の矢がグリオークの頭の一つに放たれると、ほぼ同時に二撃目と三撃目の矢がまるで連射されているような速度でそれぞれの頭に三本、合計9本の冷気を帯びた矢がグリオークの三つの首に殺到する。人間にとっても頭や目は急所にあたる場所であり、同時に火炎グリオークは冷気を苦手としているため、そんなものがほぼ同時に自身の急所に当たるということは、流石に竜種であるグリオークからしてもたまったものではない。
火炎グリオーク「ギャァァァァァァァァ!?!?!?!?」
最早断末魔ではないか、という苦悶と悲痛な声を上げながら空中を飛んでいたグリオークは冷気矢の直撃を受けて激突音と共に地表に落下、その衝撃によっても大きなダメージを負い、ダウン状態になる。その好機を青年が見逃すハズもなく、そのまま地上へとダイビング姿勢で地表ギリギリまで降下して直前にパラセールを開いて落下ダメージを受けない高さまで降りると同時にマスターソードを抜き、落下と重力加速を乗せたジャンプ斬りをグリオークの頭に叩き込む。そして横凪ぎ、縦斬り、斬り上げと連撃を叩き込み、最後は体を回転させて遠心力を乗せた回転斬りを放ちつつ、マスタソードの刀身から聖なる力を飛ぶ斬撃として放つ剣ビームで止めを刺す。最後は苦しみの声を上げながら全身が黒く染まり、爆散したグリオーク…そのグリオークがいた場所にはグリオークの羽やグリオークの火炎角などのドロップアイテムだけが残り、グリオークの火炎によって燃え広がった炎もいつの間にか鎮火したようだ。青年はマスターソードを再び鞘に納め、グリオークの素材を回収した後、ここが自分の見知らぬ場所であることに気付く。
リンク「―ここはどこなんだ?」
その声に答える者は(今のところ)まだいない…
トピック検索 |