影原 詩乃(主) 2023-01-21 00:47:21 |
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>一八、仁、李
燈(ともり)「李(リ)ィっ?僕、燈(ともり)…!大キイネっ…?」
(一八から呼ばれて反応すると近くへ寄り、扉から入ってきた青いコートの銀髪の男性を"わぁ"と仰け反るように見上げながら大きい男達に囲まれた燈はきゃっきゃっと楽しそうに両手を上げて)
>フレイア、ゲダツ?
玲士(れいじ)「っあんた!大丈夫か?」
(状況をゆっくりと説明する女性に顔を向けて頷いていたが顔色が優れない様子が気掛かりで軽く覗き込み、声を掛けようとしたところで額を押さえて蹌踉めく姿に驚いた玲士は咄嗟に手を伸ばし。相手の片腕を支えるように持つと膝を着く女性がもう片手で額を押さえながら痛そうにしていて、呼吸が苦しそうだからか此方も少し焦って小さい背丈なりに相手の額周りの白銀の頭を抱き締め、落ち着かせるように)
玲士(れいじ)「フレイアか、分かった。兎に角、もう大丈夫だ。」
「蜘蛛のおじさん…!自分が誰だか思い出すのを手伝うから、この人を運んで欲しいんだ。」
「…それか、あんたもさっきの落下で怪我してるかっ?…もしあんたも怪我をしてるなら人を呼んでくるから、それまでこの人を見ててあげて欲しい。」
(己が誰か思い出せない大きい彼に振り向いて"運んで欲しい。"と頼むものの、先程の落下で彼も怪我をしていないかと念の為確認して)
>ヴェール
玲士(れいじ)「うん、俺の他にもたくさんいるし…、って。あ、そうか。急だと不安だよな…。」
(ふと背中から澄んだ声を掛けられて振り返り、同じ境遇の者が居るのかと聞かれた事に頷いていたが相手の雰囲気が少し心許なさそうで玲士も歩を緩め、体をそっと向け直し。相手が何となく気後れしている空気を感じてか、いきなり見知らぬ大勢に会うのは確かに困惑するかと此方も少々思い留まり。もう少し相手の気が落ち着いてから皆の元へ行くか窺おうと玲士も改めて不思議な彼女を見上げ。先程此方の頭?(黒髪)を見ては懐かしんで微笑んでいた様子から身近な誰かと重ねているのかもしれず。陶器のような肌色とペール色の髪に透けたヘーゼルの瞳(め)が彫像のような配色なのに口端を笑ませる紅色の貌につい目がいき。真っ白な相手を現世に繋ぎ止めているような黒と臙脂色の衣装も一層この女性がこの世界の者ではないような雰囲気を助長していて)
玲士(れいじ)「ヴェールはパリの鐘って言ってたけど…、ヴィランの世界から来たって事は…ヴィラン(悪役)なのか?」
(何と無く相手が話してくれた自己紹介のなかでそれを窺い、自信に満ち溢れて気丈に見える女性だがやはり知らぬ土地で不安だったり初対面でいきなり己のような子供相手にどう接していいかなど落ち着かない事もあるだろうと思い「…落ち着くなら鳴らしてて良いぞ?それ、良い音色だな?」と相手の大好きなベルを視線で示して、"良い音だ"とまだまだ悪戯盛りの幼い顔で笑い)
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