影原 詩乃(主) 2023-01-21 00:47:21 |
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>431 歩武&弓那
―バティスト視点―
「落ち着け、素性が知れないのはオレも似たようなモノさ。…成程な、つまり整理すると君らは突然空中に放り出されて落ちた先がこの見知らぬ草原だったと、で、落下の際に彼(歩武)が何かしらの手段で君(弓那)を護りながら地面に衝突した事で先程の爆発が起きたという事だな?」
状況把握は医者でも兵士でも、それこそ両職のハイブリッドなコンバットメディック(衛生兵)ならば余計に重要な事だ。何よりパニック状態の患者や負傷者から情報を聞き出すのには慣れている
「名乗り遅れたがオレはバティスト、ジャン=バティスト・オーギュスタイン、まぁ好きに呼んでくれ。…あと、此処が何処だかは悪いがオレも分からない、オレも気が付いたら此処にいたんだ。」
と自己紹介兼ねてそんな答えを返しつつ
「オレは衛生兵でね、取り敢えず君の怪我の具合を診させてくれ。」
とまずは倒れている形の少年(歩武)の側にしゃがみ込み負傷具合を確認し始める。
>431 フレイア
「ンンーンンン!?ンン!」
恐る恐るながら彼女(フレイア)が地面に刺さっている何者か、に声を掛けた処…一瞬ジタバタしていた足がピタリと止まり、何か問う様な呻きを発し
ズボッズボッ!
と、埋まっていた両腕が地面から飛び出し、グググッと地面に力を込めて上半身を地中から地上に抜け出させようともがいており
徐々に見えて来た黒衣を纏った背中には何故か真っ白な天使の翼が生えていて…
最終的に抜け出した頭は所謂クモ頭(スパイダーヘア)な髪型をした如何にも武闘家めいた厳つい強面。
そうして白眼帯の少女の前に立った黒衣の巨漢(ゲダツ)は…
「…誰かに話しかけられた気がしたが…何処だ?」
と目の前の相手(フレイア)を探す様に周囲に頭を左右している。
…それもその筈
彼(ゲダツ)は何故か白目を剥いたままで、しかもその事に全く
気がついていないらしいからだ。
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