>329 梓家 始季 (完全に化け物が消え失せたのを見届けると、やれやれ、と変身を解き息を吐く。先程切りつけた時の感覚、そしてその最後から考えるに、対峙していた化け物は今まで戦ってきた敵とはまた違う存在。今後また対峙する可能性も考え、共に戦った隻眼の女性に化け物について何か知らないか、と尋ねようとしたところで初めて彼女が満身創痍であることに気づき) ……大丈夫?