影原 詩乃(主) 2023-01-21 00:47:21 |
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現在の状態:玲士の母親に見えている
>玲士、all
…ハハ、実は…こっそり練習していたんだ。なかなか難しかったが…、頑張ってみたよ。…まあ、楽しかったからそれでいい。
くれぐれも、皆にはまだ内緒にしておくように。
(握った大きな手は細かい傷や豆がいくつもあって、その重ねられた努力が垣間見える。それはそれとしてしまった、と思った。ここは…一旦誤魔化しておこう。母親ってこんな感じなんだろうか、そんなことを思いながら目を細め口元に人差し指を立てて内緒にしておくようにと。これなら、仮に後で本人と会ったとしても誤魔化しが効くはず。確かに日本人…というか、そもそも人間とすらかけ離れた容姿ではあるが、相手は恐らく純粋な人間で流暢に言葉を話すが故にこの母親が片言である可能性が頭から抜け落ちていた。掛け目のない素直な賞賛がズキンと心に刺さる。本当に申し訳ない。私はあなたの母親…とは全然関係がない根無し草なのだ。今すぐにでもそう謝れたなら、とても楽だろうな。後への怖さと相手への気遣いで板挟みになりながら、私は彼と対峙するのだ。)
それはよかった。フフ、流石だ。
なるほど。…そうか、ならば私も一緒に探そう。任せきりというのもなんだし、11年前?に出会ったという友人にも会ってみたいしな。実は…話ばかりでずっと気になっていたんだ。
(それにしても相手の場合での親子の関係はどういうものなのだろう?一般によく見られるような親子とは異なることは分かる。というのも、その視線には信頼やリラックスした気持ちだけでなく、どうも尊敬や憧れが同居しているように見えるからだ。一体それを意味するところが分からないが、例えば…先程握った手から推測するに、武術か何かを教えていたりするんだろうか?流派?剣術?か何か。母親本人の事ももちろんのこと、その身体についてもいくらか推定する必要がありそうだ。…さて、イマイチ掴み切れないままに話を聞いて進めるまま、一旦手を離れた相手の背中を追うように後をついていく。)
>合流用all
…
それならよかった。なら、こっちの燈は私たちで送らないとな。ふふ、なんだか懐かしい気分だ。
どうも、はじめまして。私は2人の母親だ。2人が世話になったみたいだな。どうもありがとう。
(多分母親とは自分の子供に友人いることを素直に喜ぶものなのだろう。そんなことを考えながら、目の前で大きくなった自分の兄を見てはしゃいでいる燈を微笑ましく見つめている。今度はかなりラッキーだ。自分から名乗ってくれておかげで、彼(玲士)の名前を知ることが出来た。更には弟?の名前も知ることが出来たし、今後は上手く代名詞を避けた話し方をする必要もなくなる。あとは、エピソード系の話を振られた時と、この場であったように戦闘になったらまずいことくらいか。身体はよく動くようだが、生憎私に武術の類の心得はない。そもそもどんな流派?でどんな風に戦うのかもまるで分からない。見様見真似ではきちんと鍛錬を積んでいるものにはすぐに分かる…。祈るような気持ちで、この彼らをきちんと送り届けるまで、何か戦うようなことがないようにと思うのであった。あるいは、途中で別人の姿になることも視野に入れた方がいいだろう。)
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