隣国同士の王子様は仲がいい(〆)

…ん(相手の言葉に頷いて返しては相手の方へ身体を添い寄せては「アル兄、俺のワガママたくさん聞いてくれてありがと」と相手にだけ聴こえるように呟いて)

当たり前だろ、俺はジェルの兄ちゃん兼旦那だし(相手の言葉に嬉しそうに笑いながら言い、きっと執事は待っているだろうと思い、そちらへ向かって)

(相手からの言葉が嬉しくて頬を緩め相手とピッタリくっついたまま相手の執事が車を待機させてくれてるであろう降りたところまで戻ればちょうど車の横で相手の執事が立って待っているのが見えて)

お待たせ、アイリス送ってくれてありがとう(降りた場所に行くと執事が立って待っていて、そう声をかければ、楽しまれたならなによりと言ってくれて、嬉しそうにしつつ車に乗りこみ、そのまま城へ車を走らせ)

(相手の隣に座り車で城まで戻る間も相手から離れることはせず、幸せそうな表情で相手の肩に頬を擦り寄せていて)

じゃあ行こ、ジェル(そうして城に着くと、車を降り、相手の手を引きつつ言い、中に入ると自分の部屋に向かって)

うん！(相手の言葉に頷いて返しては相手に引きつられるまま相手の部屋へ向かって)

…あ、置いてくれてる(部屋に入ると、アイリスに持ってもらっていた女性物の下着の入った紙袋が机に置かれてる事に気付き、小さく呟いて)

ホントだ…(相手の言葉にそちらへ向けば相手の言う通り紙袋がおいてあり、同意の言葉を呟いて。そして相手の部屋に自分のための女性ものの衣服が揃っている事に背徳感が強まってきて「…ね、クローゼットにしまお？」と相手に提案して)

うん、そうだね(買ってきた紙袋を手に取ると、そのままクローゼットにしまって、改めて相手のための女性物が揃っている状況を目の当たりにして、顔を赤くして)

…アル兄、俺の事女の子にさせたがりだね？(相手のクローゼットの一角…と言えども少し見えにくい位置にあるそれらは自分が相手の女となるもので、少しだけ相手の方を赤い顔で見上げながらそう相手に話して)

っ…してってジェルが頼むからだろ！(相手の言葉に顔を真っ赤にしては、相手が頼むからだと言い、とはいえ、その相手の頼みを断ってないことから、相手の言葉も間違ってないのではと思い)

だってアル兄の奥さんなんだもん、俺(相手の反論に一切の否定をしないまま抱き付きつつ頬を相手の胸に擦り寄せては「カッコいい旦那様の隣に居たいんだもん」と甘えるように言葉を返して)

…男の子のままでも、充分だよ(相手を抱き締めながら、女の子の姿にならずとも、自分の隣にふさわしいと思っているため、それを素直に伝えて、「ジェルは、かっこよくて可愛い俺の奥さんなんだから」と言い)

っ、へへ…うん！(相手からの言葉、カッコ良くて可愛い…その言葉に嬉しさと幸せから頬を緩め頷いては「俺、アル兄の奥さんとしてもっと頑張るね！」と喜色を声色にも乗せて伝えて)

ジェル、前はあんなにお嫁さんは嫌、お婿さんがいいって言ってたのに、すっかり受け入れてんな(相手の様子にくすくすと笑いながら、いじるように言い)

っ…良いじゃんか、アル兄が俺の事女の子にするの、俺も嫌じゃ無いんだもん(相手からの言葉にカアッと顔を赤く染め、ギュウッと相手の身体に抱き付きながらそう言い返しては「俺の事、こんな風にしたんだから、責任取ってよね？」と相手の方を見上げながらそう言葉を投げ掛けて)

責任持って、幸せにするよ(相手を抱き締めたまま、頭を撫でて、微笑みながら、幸せにすると言い、相手の唇にキスをして)

んっ…(相手からの言葉と共に与えられたキスが嬉しくて心地好くて、それでいて物足りないと思ってしまう気持ちもあって。様々な気持ちの入り交じる結果相手のキスに乗じて自らの唇を薄く開き相手の唇に自らの舌を優しく触れさせ無言ながら深い口づけをねだって)

っ…(相手の舌が唇に触れれば驚いたが、すぐにしたいからとそのまま相手の舌に自分の舌を絡ませつつ、ベッドに連れていき、押し倒して)