隣国同士の王子様は仲がいい(〆)

ぅう…アル、にぃ…？(相手が離れて少しして相手の温もりが無くなったのに気付き愚図るような呻きを小さく溢しては、相手の居場所を探さんとゆっくりと意識が浮上しゆっくりと瞬きをしながら身体を起こし、相手の名を小さく呼びながら何処にいるかとキョロキョロと見渡して。そうすればたまに部屋で食事をする時のテーブルのある部屋の明かりがついてるのに気付き、ベッドから降りてはそちらへ向かってみれば料理を見て目を輝かせてる相手の姿を見付けて)

｢！あ、ごめんね、珍しい食材だったから｣(相手がそばに来ると、ハッとしたように相手を見て、自分にとっては珍しい食材に、つい嬉しく感じていたことを伝えて、｢せっかく起きたんだしさ、ご飯食べようよ｣と言い)

へへ、うん！これね、最近うちの国で品種改良されたヤツで…(相手からの食事の誘いに嬉しげに笑いながら頷いては相手を隣に座るよう手で指し誘いながら自分が作ったわけではないのだが、まるで自分の手柄のように話し始めて)

へぇ、凄いね！(相手の話をうんうんと相槌を打ちながら聞いていて、｢いただきます｣と手を合わせながら言っては一口食べては、その美味しさに目を輝かせて、｢これ、すっごく美味しい！｣と言い)

でしょー？(相手の美味しいという感想に嬉しさから頬を緩ませつつそう返しながら自分も夕食に舌鼓をうち、相手と二人きりの食事の時間を楽しんで)

…美味しかったぁ(相手と談笑しつつ食べていて、終われば満足そうに美味しかったと言い、相手に抱きついて、｢他にも特産とかいっぱい教えてね｣と言い、頬にキスをして)

うん！(夕食を食べ終え、相手からのキスと共に言われた言葉に嬉しさから頷いて相手の身体に抱き付いて。そうしていれば、自分の父とはもう触れ合ったり出来ない事をより感じ取れてしまって、もっと相手のことを近くでより感じていたい…そんな思いを抱くようになり「…ねぇ、アル兄。ベッド、いこ…？」と相手の事を見上げながらおねだりして)

うん、じゃあベッド行こっか(相手からのおねだりに、微笑みながら頷いては相手を抱っこして立ち上がり、ベッドに連れていき、そのまま寝かせては相手の隣に寝転んで)

うんっ！(相手からベッドに行こうと言われれば頬を緩め頷き返しては相手にベッドに運んで貰いそのまま隣に寝転ぶ相手の身体に緩く抱き付き、そのまま相手の顔の方を見上げ「アル兄、気持ちいいチュー、して…？」と甘える声色と表情で更にねだって)

！…いいの？(相手に抱きつかれ、幸せそうに抱き締め返していたが、こちらを見ながらキスを強請る相手を見ては、顔を赤くしつつ、そんなキスをすれば相手を求めてしまうと思い、本当に良いのかと尋ねて)

うん、良いの。それに、父さんもきっと俺が、アル兄といること、望むだろうし、アル兄が、欲しいの…(相手から良いのかと赤い顔で問われれば恥ずかしげに自分も顔を赤らめ頷いては亡き父も相手と仲良くすることを望むだろうしなにより自分が相手の事を欲しているからと自らの欲望もあることを素直に伝えて)

…そっか、じゃあやるからな(亡くなった相手の父が望むこと、そして相手の欲を聞けば嬉しそうにして、相手の頬を指先で撫でつつ添えて、やることを伝えてから、相手にキスをしてはそのまま舌を入れて深くしていき)

んっ…ぅむ、ぅん…(勿論亡き父がどう思ってたかまでは確実に言い切れる訳ではないが、相手との関係を否定せず認めてくれていた父ならそう言ってくれるかもしれない…そんな大雑把な予想でしかないもので。それでも相手は望みを叶えてくれ、深く口付けをしてくれれば互いの舌が絡む水音が静かな寝室に響いてるような感覚も合わさり、瞳はトロリと蕩けて相手との口付けで与えられる快楽に身体はピクリピクリと跳ね快楽を受け入れていて。そんな中もし夕食の片付けに来た使用人がこの音を聞いてたらと思うと背徳的な気持ちにもなってきていて)

ん…(相手とのキスはとても心地よく、舌を絡ませつつ、優しく相手の髪を撫でていて。少しすれば、口を離して、快楽に浸っている相手を見ては、早く食べたいと思い、「ね、ジェルのこと食べていい？」と確認を取るように尋ねては、相手の首筋をはだけさせると、そこに跡をつけて)

ぁっ…食べ、てぇ…アル、に…(相手に頭を撫でられながらされるがままに口付けに耽っていれば、ゆっくりとそれを止められ物足りなさげに口を開け舌をだらしなく覗かせていたが、確認をするように問われると同時に首への痕付けをされ、甘い声が漏れ出てはトロリと瞳を蕩けさせたまま相手の名を舌足らずな甘ったるい声で相手に抱かれる事を自らねだり、快楽で力のこもらぬまま両手足を相手の身体に絡め)

じゃあ、いっぱいするね(相手の蕩けた目を見ては、ゾクリとして、沢山すると宣言しては、軽く舌舐りをしては、お互いに満足するまで何度も相手を襲い)

ん、ぁっ…(相手に抱くと宣言され、そのまま幾度と頂に至りながら相手に何度も抱かれては、最後は相手の手で清拭してもらい優しく抱き締められながら眠りに就いて。その翌朝、相手の腕の中でスウスウと静かな寝息をたてていて)

ん…(普段なら起きる時間になっても、相手をしっかりと抱きしめて眠っていて、その顔はとても気持ちよさそうで。小さく声を漏らすも起きることはなく)

(相手の腕の中で眠っていれば部屋のドアをノックする音と使用人の「ジェルミア王子、アルベルト王子、朝で御座います」と起床を促す声が掛けられるも相手の腕の中でモゾモゾと寝返りをし相手の方に顔を向ける程度で未だ眠りから覚めることはなく)

…(自分は使用人の声掛けで少し目を覚ますも、半分夢の中状態なため、相手を守るように抱きしめていて、すぐにまた眠ってしまい)