隣国同士の王子様は仲がいい(〆)

じぇるといっしょ…(相手を抱き締めて、擦り寄ったまま、相手と一緒がいいと言うような寝言呟き。起こしにやってきた執事は部屋の状況を見て理解すると、2人を離れさせては、後処理をし始め)

んぅ…アル、にぃい…(相手の執事の手によって相手から引き離されそうになれば眉を潜め少し離れるのを嫌がるような声色で寝言を呟くも快楽の残る力の籠らぬ身体は相手からアッサリと離されそのまま相手の執事の手によって清拭も含め後処理を行われ)

んぁあ…(相手と離され、嫌そうな声を出し。そんな2人の声を聞いても、執事は特に気にすることなく後処理を進め、2人に服を着せれば、グラスやお酒を片付けて)

アルにぃ…どこ…(相手の執事がグラス等を片付ける間、モゾモゾと緩慢な動きで身体を動かし夢の中でも相手を探していて)

…いない…？(相手を探すように動かしつつ寝ていて、手が当たると寝惚けているかのように近寄り、抱きついて。執事は起きる気配のない自分たちを見て、自分の耳元では、｢はやく起きないとジェルミア王子を頂きますよ｣と言い、相手の耳元では、｢はやく起きないとアルベルト王子を頂きますよ｣と言っては、様子を伺うように少し離れてみて)

っ、やぁあ…！(相手に抱き付かれて幸せそうにしていたが、耳元で囁かれた言葉に明らかな嫌悪感を表情に見せ嫌だと子どものような口調で言えばモゾモゾと動きながら重い目蓋をとても緩慢な動きで開き、パシパシと瞬きをして)

だめぇ…！(相手に抱きついて幸せそうに寝ていたが、耳元で言われた言葉にダメと言いながら目を覚まし、隣にいる相手を見ては、ぎゅっと抱きついて、｢ジェルはアルのだからとっちゃやだぁ｣と執事に言い)

アル兄は、俺のなの…他にもお嫁さんいても、俺のなのぉ(相手に抱き付かれたのを肌やボンヤリながらも起床したことで見える視界で感じとればホッとしつつまるで子どもの駄々捏ねのような口調でそう言い返して)

｢お2人は普通に起こしてもあまり起きて下さらないので。とりあえず緩めの服を着せておきましたので、そのまま食堂へ行ってください｣(子供のようにむすっとしながら相手を抱き締めていたが、執事はなかなか起きない自分たちを起こしただけだと言い、しっかりと起きて食堂へ行くよう促して)

…アル兄と後で行く…(相手の執事の促しの言葉に相手の腕の中に囚われたままそう言い返すもふと自らの今の姿を見てみれば、相手の今の服の色ちがいであり、大きさ的にも相手が着ても問題ない大きさでズボンもウエストをヒモで調整できるものを着せてもらっており、悪くないかも、なんて思っていて)

ジェル、その服似合ってるな(いつの間にベッドに移動したのだろうと考えていたが、相手の着ている服を見ては、どうでもよくなり、似合ってると言い、相手と色違いのお揃いである事に嬉しく感じ、｢ジェルとお揃いなのすげぇ嬉しい｣と言って頬にキスをして)

えへへ。服、アル兄のと同じだよね(相手のキスに嬉しげに笑ってはそう返しては相手の耳元へ口を寄せて「しかもズボン無かったら、短めのワンピースっぽくなるんだよ？」と相手が自分の女性服姿を喜んでくれていたためそう囁いて)

！…こら、そういう事言って煽るな(相手に囁かれた言葉に、顔を赤くしながらあまり煽るなと忠告してはデコピンして、｢ジェルが喜んでくれるなら、女の子の格好してやろっか？｣と少し恥ずかしげに言い)

っ…アル兄に、俺の事、女の子の服装にされても良いけど、二人きりになれる時だけ、ね…？(相手のデコピンに僅かに反応し、恥ずかしげに言われた言葉に顔を赤らめるも相手に自分の姿を女の子のようにしても良いと言いつつもそれは二人きりになるのが確定している時だけとまた囁いては「今日はアル兄のもう一人のお嫁さんと会う日だから、二人きりになれるまで我慢しよ？」と付け加え)

じゃあ、たまには俺の事襲ってもらおうかな(相手の言葉に、くすくすと笑いながら、自分を襲ってと言い、相手の真似をするように耳元で｢俺が全部教えるからさ、ジェルの愛ちょうだい？｣と囁き)

っ…女の子の俺に、して欲しいの…？アル兄って、えっちだね…？(相手の囁きにビクリと肩を揺らしては真っ赤に染まる顔で相手の方を見上げ、相手の言葉を自分なりの解釈をしつつ相手の事をえっちだと指摘しては「…その後で、ちゃんと俺の事、女の子にしてくれるなら、良いよ…？」と赤らむ顔のまま言葉を返して)

ジェルが嬉しいなら、俺が女の子でもいいよ？(相手の様子を見ては、楽しそうにふふっと笑って、あえてもう一度囁いてみて、相手が女の子にしてと言うと、「自分から誘うなんて、ジェルのえっち」と冗談として言い)

っ…アル兄は、アル兄のままが良い…(相手から相手が女の子でも良いと言われれば恥ずかしげにしつぬもねだるようにそう呟いて。さらにえっちだと言われれば顔をより赤く染め、「アル兄にだけだもん…」と呟いて)

…そっか(相手に強請るように言われ、どこか嬉しそうに言っては、相手に擦り寄って。相手が赤くなれば、「俺も、ジェルだけだよ。俺がしたいと思うのはジェルだけだから」と言い)

っ…嬉しい、けど…アル兄はダメだよ、(相手から告げられる言葉はとても温かく、それでいて今日の予定を思い出してしまうと寂しくて…相手の言葉は嬉しいと言いつつもそう伝えてはスルリと相手の背に腕を回しては「アル兄は側室さんと子ども作らないと…」と付け加え)