隣国同士の王子様は仲がいい(〆)

はい、ありがとうございます(指輪が出来次第、城に届けると言われ、頷いて笑顔でお礼を言い、終わったため相手の元へ行き、｢指輪、3週間くらいかかるって。俺ん家に届けてもらったし、届いたら付けような｣と嬉しそうな顔で言い)

うん、楽しみだなぁ…(相手が自分の元へ戻ってきてくれ、指輪は相手の城へ届けられると知り嬉しさから満面の笑顔で頷いては自分が買った相手へのプレゼントをいつ渡そうかな、なんて考えつつ購入したそれを胸元に抱き締めていて)

ジェル、他に行きたいとこある？(相手が持っているものに気付くも、何かわからず、気にしないことにせず、相手に他に行きたいところを尋ねて)

そうだなぁ…(相手に次に行く場所を訊ねられれば少し考えながら呟いていれば、グウッと近くにいないとわからない程度の音でお腹が鳴ってしまい、顔を真っ赤にしながら「え、と…ご飯、食べに…行きたい…」と恥ずかしげに伝えて)

もうお昼だもんな、お昼食べに行くか(相手のお腹がなり、ご飯食べたいと言われ、時計を見ればお昼を指しており、もうそんな時間かと思い、食べに行こうと言い、相手と共に部屋を出る事にして、｢何食べたい？｣と尋ねて)

ん、と…これ、ってのは無い…(相手から何を食べたいか問われるもまさにこれが食べたい、と言うものは特に思い浮かばず、申し訳なさそうな表情で相手を見上げながら素直に伝えて)

そっか…じゃあ歩きながら決めるか
色んな飲食店あるし、食べたいの見つかるだろ(特にないと言われると、自分も特にないため、歩いて色んな店を見て決めようと伝えて、相手と手を繋ごうと思い、手を差し出して)

うん！(相手からの提案に笑顔で頷き、差し出された手を見ては片手で相手へのプレゼントを胸元で持ったままもう片方の手で差し出された手を握り、相手と共にジュエリーショップを後にして歩き始め)

どれがいいかな(指を絡めて繋げば、嬉しそうに歩いて、どれを食べようかと考えながら色んな飲食店を眺め。気にしないようにしているが、どうしても、相手が胸元に抱える箱が気になり、チラチラと見てしまっていて)

どこが良いかなぁ…(指を絡め相手と歩きながらそう呟きつつキョロキョロと辺りを見渡して。そうしていれば、店構えがかなり綺麗で高級そうながらも看板にはファミレスと記されているお店を見つけそこにしよう、と相手に提案しようとしたら相手が此方を見ていることに気付いて「どうしたの…？」と相手の方を見上げながら小首を傾げつつ問い掛けて)

え、あ、なんでもない！ここにしよ！(相手にどうしたのかと言われて、見ていたことに気づくも、それはなんだと聞くことが出来ず、なんでもないと言い、ファミレスと書かれた店を指さしながらここにしようと言い、店の中へ入り)

っ…うん！(相手の反応に不思議そうにしていたものの、相手の手引きで入ったのはちょうど自分が入ってみようと提案しようと思っていたお店で、笑顔で頷き、相手と共に店内へと入り。店内はお昼時とは言えそこまで混んでる様子はなく、店内も高級感あるシックな内装で統一され店内BGMのムーディーさが高級感を際立たせており。店員もドタバタしてる様子はなく落ち着いた様子で良いお店だなぁ、なんて考えながら「…アル、スゴいね。俺の行きたいお店当てちゃうなんて」と声を潜めつつ相手への称賛を告げて)

そうなの？良さそうだったし、いいかなって思っただけなんだけど(相手に流石だと言われると、たまたま近くがこの店だったが、それを誤魔化すようにそう伝えて。店員に何名か聞かれ、2名だと答えれば、席に案内してくれて)

(相手と共に店員に案内され、席に座れば改めて店内を見渡してみればオシャレな雰囲気にプレゼントを渡すのにピッタリかも、と思えば、持っていたプレゼントを隣に置いて注文が終わったら相手に手渡そうと思っていて)

どれにする？(相手と共にメニューを見ながら、どれにしようかと悩んで、｢うちのシェフと同じくらい美味いのかな｣と初めてのことに、少し楽しげに呟いていて)

ふふ、アルのとこのシェフと比べるのは可哀想でしょ？(相手の楽しげな様子にクスクスと笑いつつお城のお抱えシェフの料理と高級そうと言えどファミレスと言えば国民たちの良く行くお店というのは知ってるためその料理を比べるのは流石に可哀想だと小さめの声で返しては「俺、このハンバーグドリアにしてみる。デザートにアップルパイも良いなぁ…」と呟きながらデザートも考えていて)

いいじゃん、俺はこのクリームパスタにしよっかな(相手に可哀想と言われ、それもそうかと納得して、再びどうしようかとメニューを見ては、決めたらしくそう伝えては、デザートを考えているのを見ては、｢食後にアップルパイ食べなよ、俺ガトーショコラ食べようかなって思ってるし｣と言い)

それじゃあ、食後のアップルパイも食べる！(相手からの促しの言葉に迷っていた表情を緩めてはアッサリとデザートも食べることを決めて。相手も決まってるようだから、とせめて相手の前でカッコ良く店員を呼び止めたいと考え、キョロキョロと見渡すも運が悪いのか中々近くを店員が通らず)

すみません、注文よろしいですか？(相手がキョロキョロとしていると、何をしたいのかわからないため、不思議そうにして、店員が通りかかると、そう声を掛けて。来てくれると、自分と相手の分を注文して、｢ガトーショコラとアップルパイは食後でお願いします｣と伝えれば、注文を聞いた店員が下がり)

あっ…(漸く通りかかってきた店員の姿を見て声を書けようとした矢先相手の方が先に声をかけており、小さく残念な声色が漏れ落ちて。結局相手が全て注文してしまい、自分がしたことがただキョロキョロしていただけというみっともない結果しか残らず悔しさが残って)