隣国同士の王子様は仲がいい(〆)

！…ジェルは食べられるの、本当に大好きだな(相手が素直に強請ると、少し驚きはするものの、すぐにふふっと笑いながら襲われるのが好きだと言い、相手の手をきゅっと握ったままキスをしては、そのまま深いものにして)

っ、ちがっ…(相手からの食べられるのが好きなんだな、という言葉に真っ赤に染まる顔をより赤く染めながら違う、そう言い返そうとするも、その言葉は相手からの口付けによって阻まれ、そのまま深くされる口付けにトロリと瞳は蕩けてきて身体は相手を求めるように腰が揺れ)

ジェルは食べるより食べられる方がいいんだな(相手の様子を見ては、少し口を離して、どこか楽しそうに笑いながら言いつつ、相手の服を脱がせて、耳や首筋、胸元などの至る場所にキスをして、「ジェルの大好きな気持ちいいキスしただけで、蕩けてんじゃん」と言い)

ふ、ぁっ…(どこか楽しげな相手の手により容易く上体の服は剥かれ、様々な所への口付けをされる度に甘い声と共に背は弓なりに反り上がり、意識をせずとも自らの腰を相手へと押し当てるような仕草を取ってしまいつつ「アル、にぃ…アルにぃの、欲しいのぉ…」とすっかり相手を抱くことなんて考えれぬ思考は相手にメチャクチャにされたい気持ちも僅かながらにあり舌足らずなねだりを甘い声と蕩けた視線で伝え)

ふふ、了解(相手の様子を見て、可愛いなと思っていて、相手がねだれば、了解と言っては、相手に深いキスをしながら、すぐに相手を襲い)

(相手の家への連泊お泊まり3日目。初日に相手と婚約関係になり、2日目は何度も何度も相手に抱かれることを選びその夜も相手に抱かれての3日目の朝…とは言えど相手から快楽を数度与えられた後に寝落ちてしまったが為に身体は相手の腕の中に囚われたままで朝を迎え、その意識は微睡みの奥深くに沈んでるままで)

ん…(昨夜の事後、処理を終えてから、相手を抱き締めて眠りについて。相手とのお泊まり3日目、いつも通りの時間に目を覚まし、腕の中で眠る相手の寝顔を見つめながら、今日はこっそり抜け出して、デートでもしようかと考えて)

んぅ…アルにぃと、お出掛けぇ…俺の、花嫁さんの、ドレス、見に行くのぉ…(相手の腕の中で微睡みに身を委ねる最中、何かの夢を見ているのか僅かに口角を上げ、寝言を呟いていて)

！…目星をつける意味でも、見に行こうかな(相手の寝言を聞いては、ドレスやタキシードを見に行くというのもありだなと思い、そう呟いては相手の頭を撫でて)

んっ、ぅん…(相手に頭を撫でられれば小さな声が漏れるとともにピクリと肩が揺れ、モゾモゾと相手の腕の中で身を捩ってはゆっくりと意識を微睡みから浮上させ。目蓋をゆっくりと開き、緩慢な瞬きをしながら相手の方を見上げ「お、ぁよぉ…」とやや呂律の回らぬ状態で起床の挨拶を伝え)

ふふ、おはよう、ジェル(呂律の回っていない挨拶をすれば、可愛いなと思い、ふふっと笑いつつ返しては、相手の髪を掬うように撫でては、「ジェル、今日はデートしよっか。前言ってた、執事にも内緒のお忍びデート」と提案して)

っ、うんっ。行く！(挨拶の返答とともに相手の手が髪を撫でてくれる感覚に目を細めていれば、相手からのお忍びデートのお誘いにパッと目を輝かせ頷いて誘いを受け。そして楽しみにしているからこそワクワクとした感情は隠すこと無く表情に表れたまま「アル兄とのお忍びデート、楽しみ…あ、今日の俺のデートの服装、アル兄が全部決めて！」と相手の腕の中でそうねだりながら相手の唇に触れるだけの口付けをして)

っ…ふふ、いいよ(相手からキスをされると思っておらず、僅かに頬を赤らめて、相手に服を決めて欲しいと言われると、嬉しそうに笑いながら頷いて、「そん代わり、ジェルが俺の選んでよ」と言い)

っ、うん！分かった！(相手から提示された交換条件にコクリと頷きつつも相手の腕の中から抜け出す素振りは一切見せぬまま相手の服を緩く摘まみ「一緒にお忍びデート用の服、選びに行こ？」と相手を誘って)

ん、そうだな、選ぼっか(相手に選ぼうと誘われると、そろそろ準備をした方がいいかと思い頷いては、起き上がり、クローゼットへ向かい、街に視察に行ったりすることもある為、その時に着る貴族っぽさの無い服を何着か取り出して、「こっから選ぼう」と言い)

んー…(相手の行動を追いかけるようにベッドから起き上がり、相手と共にクローゼットへと向かえば相手が幾つか見繕ってくれた服の中を見てみれば、どれも相手にはとても似合う服装であり、これまで見たことの無い服装だからこそどれも着て欲しい、そんな思いを抱きつつも特に気になった清潔感あるモノトーンの上下を指差して「これ、アル兄の！」と相手に着て欲しい服装を指し示して)

俺はこれだな、じゃあジェルは…これとかどう？(どれにしようかと考えていれば、相手が選んでくれたものを指しており、それを手に取って。そのデザインなどを見ては、それに合いそうなものをと考えては、爽やかな色味でデザインされたセットアップの服を相手に見せては、どうかと尋ねて、「ジェルなら、上は少し大きいかもだけど、肩が出たりする程じゃないと思う」と伝えて)

わぁ、すっげぇ良い…俺、これが良い！(相手から指し示されたその爽やかさあるセットアップに目を輝かせては「ねぇねぇ、これ着てみても良い？」と早速相手に着替えて良いかと問い掛けて)

うん、いいよ、俺も着替えようっと(相手が喜ぶ姿を見ては、安堵して、着替えてもいいかと聞かれると頷いて、自分も着替えようと思い、相手に選んでもらった服に着替え始め。着替え終われば、視察に行く時にしか着ない服のため、相手はどう思うのか気になり、「どうかな、変じゃない？」と尋ね)

ううん、変じゃない！すっごくカッコいい！(相手からの許可を得て早速相手に選んで貰った服を着てみて。爽やかなエメラルドグリーンのシャツは変に高級感が出すぎず水色のズボンとの相性も良く、ちょっと値段の張る服を着た少年のような服装で。シャツは相手の言う通りやや大きめだが、そこまで大きすぎず、兄の服を勝手に着てる位のわんぱく感を演出しており。少し着替えるのに手間取ってれば相手から聞かれ、そちらを見ればモノトーンの服装をカッコ良く着こなす相手の姿があり、目を輝かせながら似合ってると伝えて。そして無事に着終えれば、「どお？」とクルッとその場で一回転してみせながら問いかけて)