隣国同士の王子様は仲がいい(〆)

！そ、っか…じゃあ、寝よっか(相手な理由に顔を赤らめて、寝ようと伝えては、ベッドに寝転んで、相手に腕を広げながら「おいで、ジェルミア」と言い)

んっ(先に寝転び招いてくれる相手に頷きイソイソと相手の腕の中に自ら捕らわれに行くように寝転んでは無意識に四肢を相手の身体に絡め、相手の頬と自分の頬を甘えるように擦り合わせて)

ふふ、ジェルは甘えん坊だな(相手が手足を絡めて、頬擦りしてくれば、嬉しそうに笑いながら、しっかりと相手を抱きしめて、頭を撫でて、「いっぱいして疲れただろ、ゆっくり休んで。おやすみ、ジェルミア」と言い)

へへ、アル兄のギューも好きー…(相手により抱き締められ、頭を撫でられながらの声かけに頬を緩ませながらそう呟いてはその温かな温もりに包まれながら再び眠り、小さな寝息をたてて)

…じゃあ、いっぱい抱きしめてやろうかな(相手が好きだと言っていたため、眠る相手の頭を撫で続けながら呟いては、自分も寝ようと思い、相手を抱き締めたまま、眠りについて)

(幼い頃のように相手に抱き締められたまま眠っていればその懐かしさから夢の中で幼い時の記憶を思い返して。その時の幸せな気持ちから時折モゾリと身体を捩らせたりしながらも夕食の頃合いになれどもまだ眠ったままで)

ジェルミアは、いいこだよ…(小さい頃の夢を見ているのか、相手をぎゅっと抱きしめながら寝言を言い。夕食の時間になっても寝ており、夕食を持ってきてくれた執事が鍵を開けて入ってくれば、寝ている自分たちを見て、「アルベルト王子、ジェルミア王子、夕食の時間です。起きてください」と起こそうとしていて)

ぅぅー…(相手の執事の声は耳にこそ届いてるようではあったが、起きたくないと駄々を捏ねるような呻き声と共に相手の身体を抱き締めて。幼い頃であれば力も弱かっただろうそれは今では多少なりとも力が付いている状態であり)

んー…(執事に起こされ、相手と同じように呻き声を上げて、相手を抱きしめて。そんな2人の様子を見た執事がため息をついて、「…夕食は既に机に置いておりますので、お好きな時にお食べ下さい」と言って、部屋を出ていき)

ル、にぃ…アルにぃ、とじゃ、なきゃ、やぁだ、ぁ…(まだ幼い頃の夢を見ているのか、少し愚図るような寝言を眉をしかめながら呟いていたが、夢の中で願い通りになったのかすぐに幸せそうな表情になっており)

ジェル、ひとり、だめ…(小さい頃の夢を見ているのか、寝言を呟いて、相手を抱き締めていて。それから少しすれば目を覚まし幸せそうな相手の顔を見ては、ふふっと笑みが零れるも、時計を見ては夕食の時間を過ぎていたため、起き上がるとソファーの前の机に置かれた料理を見て、「ジェル、おきてぇ。ごはんたべよぉ？とどこかふわふわとした口調で言い」)

んぅ…(相手の声かけにピクリと身体は揺れ、目蓋がゆっくりと開きながら意識は漸く浮上し。そして小さくアクビを漏らしてから「ん…アル兄と食べる…」とまだ眠気が取りきれてないのか瞬きをゆっくりとしたまま相手からの誘いに応じ、ノソノソととても緩慢な動きでベッドの上を移動して)

ちゃんと起きなきゃ危ないよ？(相手の様子を見ては、そう言って相手に抱きついて、相手の唇に数回触れる程度の軽いキスをして、「起きた？」と確認して)

わっ…(相手に正面から抱き付かれ、小さな声をあげれば触れる程度の口付けを数度されれば当然のように相手に視線は向いて意識もかなりはっきりしてきて。そして起きたかの確認に「う、うん…」と頷いてはキスで起こされた、という事実が相手との婚約関係であることの象徴のような気がして顔を僅かに赤らめて)

よかった、じゃあ食べよっか(相手が頷けば、起きたことに安堵して、離れてから食べようと言って、相手の頭を優しくぽんぽんと撫でてからベッドを降り、相手の手を握ってソファーに行き。相手の顔が僅かに赤くなっているのに気付くと、「今更キスに照れてるの？」と尋ねて)

っ、顔、赤くないもん…(相手に頭を撫でられ、手を引かれソファーで相手の隣に座れば、相手から聞かれた言葉についそう言い返すも、それが図星だったからこそその言葉の勢いは一切無く)

図星なんだろ、わかりやすいなぁ(相手の勢いのない言葉に、くすくすと笑いながら、わかりやすいと言い、相手の手を握りつつ、「そんな可愛い反応されると、今度のパーティーで自慢したくなるんだけど？俺の婚約者すげぇ可愛いんだぞーってさ」と言い)

うぅ…(相手からの分かりやすいという言葉に恥ずかしさから顔をまた赤く染めつつ、相手に叶わない部分が自分には多すぎるよなぁ、なんて考えていれば、パーティーで自慢したい、と言われ「っ、だ、ダメッ…恥ずかしい、からっ…！」と顔を真っ赤に染め上げ慌てたように止めてと願い)

ふふ、わかったわかった(相手が顔を真っ赤にしてダメだと言うと、その反応が可愛くて、くすくすと笑いながら頭を撫でてあげ。だいぶ冷めた料理を見て、「料理、冷めちゃったな」と言い)

っ、もう…(相手に笑われながら頭を撫でられれば少し頬を膨らませ。そして料理が冷めてしまったという相手の言葉につられ自分もそちらを見れば、自分と相手の分の二人共通の好きな食べ物が冷めてる状態で「…そう、だね。温めてもらう？」と相手の方を見上げ問いかけて)