名無しさん 2023-01-07 19:41:57 |
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ご足労下さり感謝致します!
お二方とも原作小説には触れられていらっしゃらないとのことですが、全く問題ございません◎
改めまして、お相手に立候補して下さる場合、以下の事項をご記入の上、【1月10日】までにご投稿をお願い致します。
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①ご希望の具体的な設定、シチュエーションなど
②「短めのテンポの良いやり取り」「熟考気味中~長文のやり取り」、どちらが望ましいか
③サンプルロル(任意、台詞のみ可)
④萌および萎、その他伝達事項など(任意)
備考:
描写の文量や雰囲気など、展開によって臨機応変に変更可能です!日常~シリアス、ほのぼの~甘めのシチュエーションまで。
軽口、すれ違いや嫉妬、仲直り前提の喧嘩、ソフィーからの塩対応などは萎に当て嵌まりません。半なりでの相談、別スレによるテンポの良いやり取りなども可。
ご希望に合わせてお気軽にご相談ください!
こちらの萎は「修復不可能な喧嘩や決裂、治療不可能な負傷、鸚鵡返し、一週間以上の無言放置」となります。
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この時点で辞退をご希望の場合、一言お申し出下さると大変助かります。
私生活の都合上、明日~明後日はお返事が難しいため、このような形式を取らせていただきました。悪しからずご了承下さいませ……!
お手数をお掛け致しますが、どうぞ宜しくお願い致します。
募集板でお声掛けした29045です。少々長いですがお目通しよろしくお願いします…!
①希望の具体的な設定、シチュ等
空飛ぶ城で旅をしつつ、今まで通りの呪いの経営のかたわら作中でハウルが提案した花屋さんの経営もしてみたいです。基本的にほのぼのとした日常の中に甘さ、時折シリアスを混ぜ込んで楽しめたらと思います。
②やり取りのテンポや質量に関して
中~長ロルでの物語としての設定のやりとりは本スレ、リアルに合わせた季節としてのちょっとしたイベントなどは短めのテンポの良いやりとりで別スレで行えたらと思いますが、別スレは他の方にご迷惑をお掛けしないように下げ進行をと考えております。本スレは無理なくゆっくり進めていければ大丈夫です◎
③サンプルロル
わあ……!すごいわカルシファー、とっても上手に焼けてる。パンを焼くのも天才ね!どうもありがとう。
( ひんやりとした清々しい朝の空気を換気も兼ねて開けた窓から取り込みつつも、辺りには負けじと芳ばしく焼けた小麦の幸せな香りが満ちている。頃合いを見て釜から取り出した丸いパンはムラなく綺麗な焼き色が付き、つやつやと美味しそう。台に置きつつ出来の良さについ顔を綻ばせ、またお願いするべくめいっぱい褒めちぎればカルシファーは「仕方ないなあ」とご機嫌に火を揺らめかせ。いつもの調子に小さく笑えば長く窓を開けすぎたか少し冷えた手をさすり、窓を閉めれば温かい紅茶の用意でもしようとポットに手を伸ばして )
④萌および萎、その他伝達事項
萎は同じ+あまりにも展開任せであること。萌は①と被りますがほのぼのや甘い展開などです。紳士的なハウルも無邪気なハウルも、あの臆病な面も可愛くて好きですのでお好きに動かしてくださって大丈夫です!
相談事などの連絡は背後口調の方でお願いできればと思います。
楽しい旅とお話を紡げることを夢見て……!
ご検討改めてよろしくお願いします。
遅くなり申し訳ありません、29046の者です。この度は素敵な29045様がいらっしゃる中、お声を掛け選定式という形を取って下さりありがとうございます。拙いものになるかもしれませんが、想いを込めたものなのでよろしくお願いします。
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①
戦争のない世界。
「動く城で今まで行ったことがない場所へ旅。」 「ハウルの描く花屋さん経営。(花畑の花を摘んであの店(元ソフィーの帽子屋さん)を改装して花屋さんをする)」「ハウルとソフィー二人の子どもがいる世界。」など簡単でありますが、この様なものを描いてみました。(全てというわけではありません、思いついたものを)
ほのぼの~甘め、時にはスパイスを交えたりしたいです。(可愛らしい嫉妬、ちょっとした家出、カルシファーに愚痴ったりもしたいです。)
②
欲張ってしまいますが、両方ともで場面場面での臨機応変のロルの長さ。
此方のロルとしては無~中ロルなのですが、長も読む専門になるかもしれませんが好きです。
長ロルも回してみたいとは思っています!リアル優先お願いしたいです!
半なりでの相談は出来れば別スレを建てずに、物語と区切ってくださればそれだけで良いかと思っています。
③
……やっぱり、気持ち良い場所。洗濯物がよく乾くね?マルクル。
( 以前来たことのある場所、星の海。マルクルとかかしのカブと一緒に洗濯物を干した湖。あの時のように綺麗な澄み切った青空、湖面に太陽が反射し、光が飛び交いその眩しさに目を細めた。たくさんの洗濯物を干し終え、湖を眺めながら少年に一言。動く城からテーブルと今回は三つ椅子を運んでテーブルクロスを敷き、バスケットから焼きたてのクッキーやら甘いシフォンケーキを出し気持ちはピクニック気分。「 用意は出来たわ。」と口元が三日月を描き、愛おしい彼を呼びに行こうと城の方へと歩き出して。)
④
萌、萎は主様とほぼ被ります!
此方も軽口、すれ違いや嫉妬、仲直り前提の喧嘩、ハウルの臆病で溶けちゃう様な場面なども萎えには当て嵌まりません。イケメンから弱った姿なハウル、どんなハウルでも受け入れちゃいます!主様のハウルを見せて下さいませ。
些細なことでも何かあれば遠慮なく、言ってくださればありがたいです。(相談ごと等。因みに背後口調や砕けた口調でだとなりきりとの区別がよりつけやすいところ思っております)
何度か確認したりしてから投稿するのですが、時差で誤字脱字に気づくことが多いかもしれません、申し訳ありません。
お互い無理なく楽しい物語を綴れることを願って。
ご検討のほど、よろしくお願いします。
迅速なご対応有難うございます!
丸一日悩みに悩みましたが、今回は29045様のお相手をさせて頂きたく存じます。
お二方とも、素敵なシチュエーションおよび描写をご提示くださり有難うございました…!
29046様、ご期待に添えず大変申し訳ございません。29046様に素敵なご縁がありますよう、心よりお祈り申し上げます。
29045様、このスレッドを本スレとして、まずは設定およびシチュエーションを相談させて頂いても宜しいでしょうか…?
特に問題がなければ、ご提案くださった「呪い関連の商いを継続するかたわら、花屋の経営をする」というシチュエーションを下地に、こちらから具体的な場面を提案させていただきたいと思います。
改めまして、これからどうぞよろしくお願い致します!
選んでくださりありがとうございます!ご期待に添えるよう精一杯努めさせていただきます。
全く問題ございません◎
早速そのシチュエーションでお話しができることにわくわくしております……!具体的な場面のご提案ありがたいです。
こちらこそ改めてよろしくお願いします。
早速のお返事ありがとうございます!
具体的な場面につきまして、ご提示下さったサンプルロルのような朝食の席からやり取りを始めたいと思っております。具体的には花屋の開店前、本気で経営を考える気はないか、ということをハウルから切り出す流れはいかがでしょうか……?
それから、別スレに関しまして。ご提案の通り基本sage進行、本スレでのやり取りが落ち着き次第、頃合いを見て背後から声を掛けさせて頂こうと思っております。
なにか疑問点やご要望がございましたら、お気軽にお訊ねくださいませ!
花屋の開店前のシチュ大賛成です、是非その流れでお願いできたらと思います。マルクルもお店番のお手伝いしてくれそうだなと妄想膨らませております……!
別スレに関しましても了解しました。
ソフィーの一人称について早速質問が……!
「あたし」「わたし」のどちらが正解でしょうか?一度調べたのですがサイトによってまちまちでしたのでお聞きしました。わたしではなく私の漢字表記が好ましいなどもあれば教えていただけると助かります。
ありがとうございます!では、指定の場面から始めさせていただきます。
確かにしっかり者のソフィーが仕切りつつ、彼女が店を空けているときはマルクルが店番をしてくれそうですね……!
それから、一人称につきまして。どれも好みで選び難い……のですが、台本やアートボードへの書き込みでは「私」「わたし」となっているので、このどちらかお好きな方を選んでいただけると嬉しいです◎ ハウルは台本準拠で、「僕(状況により私)」とさせていただきたいと思います!
よろしくお願いします!
家族仲良く経営する感じがとても平和でいいですね…* 一人称についてのご返答ありがとうございました、では個人的な好みで「わたし」とさせていただきます。ハウルの一人称も了解しました!
恐れ入りますが事前に確認しておきたいことがあと2点ほどありまして……、
①考察などを見ているとソフィーは言霊の魔女とあり、作る帽子には人を幸せにするような呪いがかかり、カブには命を吹き込み、己には劣等感や自信のなさから自己暗示をかけてしまった結果呪いが解けてもなお老婆の姿であったと書かれていました。
原作と相違なかったり、主様が思い描くソフィー像もそのような感じだったりするのでしたら、差し支えなければこれから紡ぐ物語上でもささやかな呪いをかけられたらと思うのですがいかがでしょうか?
②ハウルがカルシファーに心臓を返してもらってからは、前ほどの膨大な魔力はないものの普通に魔法は使える認識で合ってますでしょうか?
原作に沿ってのお答えでも個人の見解でも、ご希望の設定でも構いません!
お返事が遅れがちで申し訳ございません。「わたし」、柔らかい印象がジブリ映画の主人公らしくて素敵です!日本語ならではの表現ですが、漢字と平仮名でもイメージが変わりますよね……!
また、ご質問の事項を確認いたしました。回答は以下の通りになります!
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①ソフィーと言霊の魔法について
仰る通り、原作におけるソフィーは言霊の魔法使いです。映画版でもソフィーの言葉、そして彼女のキスには特別な力があると解釈しています(キスによってカブの呪いを解いたり、怪鳥の姿からハウルを元に戻したり)。
なので勿論、29045様のご提案には賛成です!ソフィーがかけるささやかながら素敵なまじないに今からワクワクが止まりません。
この世界において、魔法は弟子入りや魔法学校への入学によって学ぶことができるものだと解釈しているのですが、ソフィーのように先天的な素質から無自覚に魔法を行使する人々も存在していると思っています。ハウルはソフィーの素質や彼女の有する魔力に気づいているものの、彼女が自ら魔法を学びたいと言ない限り本腰を入れて教えるつもりはないのではないかな、というのが当方の解釈です。
②契約解除後のハウルについて
ご指摘通り、カルシファーの力によって得ていた膨大な魔力を失っている状態であると考えています!
未だ魔法使いではあるものの、一度に魔力を大量に消費するような大掛かりな魔法を気安く使うことできなくなっています。
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また、こちらからも2点のみ、質問をさせていただいても宜しいでしょうか…?
お手隙の折にご確認くださいませ!
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①ソフィーの家族構成に関して
原作では、長女のソフィーと次女のレティーの母は二人を産んで間も無く亡くなり、帽子屋の父は再婚したファニーとの間に三女マーサをもうけています。また、父は物語の少し前に亡くなっていて、ソフィーが帽子屋を継ぐことになっています。
映画版では具体的な家族構成について言及されていませんが、レティーと母ハニーがそっくりなことから、前妻との間にソフィーが、ハニーとの間にレティーが生まれたのではないかと考えています。ソフィーの家族関係の解釈に関しまして、29045様のご提案や解釈などはございますでしょうか…?
②ハウルの本名に関して
物語上で登場することがあるかどうかは不明ですが、ハウルの本名に関して、原作準拠の「ハウエル・ジェンキンス」を採用しても宜しいでしょうか?
当人はひとところに縛られることを厭い、偽名や変装によって複数の人物設定を使い分けていて、契約が解除される前は親しい相手にも本名を教えたがらなかった。作中で用いられる「ジェンキンス」にしても、偽名だということにしていた。現在も自称は基本的に「ハウル」。……という設定を想定しています!
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お手数をお掛けしますが、ご確認のほどよろしくお願いいたします!
いえ、ご丁寧なお返事いただいておりますしむしろ早い方かと……!相談の段階で既に楽しく更新を心待ちにしているのは事実ですが、どうかご自身の無理ないペースで構いませんので!
似たような感性で嬉しいです、ちょっとの表現で印象が変わりますよね*
2点の質問へのご回答ありがとうございました!参考にいたします。
①ソフィーの魔法使用のご賛同ありがとうございます!ではひっそりとささやかな呪いをかけていこうと思います。
加えて解釈も記載していただきとても参考になりました!個人的にはソフィーは自身の持つ力に気付かず生涯過ごしそうと個人的に思っておりましたが、主様と紡いでいく物語ではゆくゆくは気付くことになってもアリかなと思い始めております……!魔法を手取り足取り教える姿を見てみたいだけなのですが()魔法を教わっても大事な時、それも人の為にしか使わなさそうかなと思います。
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そして以下がいただいた質問への回答となります。ご確認よろしくお願いします。
①ソフィーへの家族構成に関して
映画版での家族構成自体は、老婆になった直後、家を出て中折れ谷?へ向かう際に末の妹がいると藁運びの人に伝えているため、原作と一緒なのかと思いましたが……実際三女は出て来ておらず、マーサは隣町の子でハウルに心を奪われたとかなんとか映画冒頭でお店の子達が噂話をしていました。
なので、末の妹がいる発言は荷車に乗せてもらう単なる口実。現在は継母・ソフィー・腹違いの妹レティーの三人家族であり魔法を使える家系ではないのかなと解釈しております!というのもソフィーが先天性の言霊使いであると自覚してない設定を自然にできるかなと思いまして。
②ハウルの本名に関して
本名、かっこよくて好きなので是非お使いになってください……!
設定の方も了解しました!これから紡ぐ物語上で 登場する機会があればいいなと思っておりますが、それが婚姻届のような誓書であるといいなと夢を見ております……あくまで夢です。戯言と捉えていただいて構いません◎
温かいご反応ありがとうございます!暫くは1日1投稿~程度の返信頻度が続くと思われますが、のんびりお待ちいただけますと幸いです……!
また、29045様の解釈とご要望を丁寧にご説明くださりありがとうございます。委細承知いたしました◎
ゆくゆくは自分の持つ魔法使いとしての素質に気付くソフィー、とっても素敵だと思います!ハウルが魔法を教えるとすれば、彼女自身の身を守るためのものや、まじない関連の商いに役立つような幸運を呼び込むものではないかな~などと考えたりしております*
いざという時、人の為にしか使わない…という辺りもソフィーらしくて大好きです。どのような展開になるのか、現時点から期待で一杯です!
三女マーサに関する解釈も、29045様と概ね同じです。また、本名に関しましてもご快諾ありがとうございます!展開にもよりますが、正式な婚姻の際、もしくはふたりだけの秘密としてこっそり共有できたらな、と思っております*
それから、物語の舞台に関しまして。
特定の名称があった方が便利なため、原作から引用し、チェザーリなどがあるソフィーの故郷は「チッピング」、故郷のほか首都キングズベリーや港町ポートヘイヴンのある王国は「インガリー」とさせていただきたいと思っております!よろしいでしょうか…?
そのほか、原作などに登場する具体的な地名もときどき使用するかも知れませんが、その際はどういった場所なのか描写によって(或いはハウルの口から直接)説明予定です。
ご了承いただけた場合、ご提示いただいたサンプルロルに続けて、朝食の席にハウルが加わる場面から先ロルを投稿させていただこうと思います!
返信頻度も了解いたしました◎
諸々の提案も賛同いただけまして安心しました……!少し安心に、少し幸せになるようなささやかな魔法という点が慎ましく素敵ですね。ハウルから魔法を教わる時に、呪いのやり方をちょっと間違えてしまって何かしらのハプニングが起きてもわちゃわちゃとして楽しいかもしれません。恐らくわりと先の話ですし、またその時に相談させてくださいませ!
物語の舞台名称、とても助かりますので是非よろしくお願いします。間接的に原作の世界に少し踏み込んでいる心地でわくわくします* 時間に余裕ができたらじっくり原作の方も読んでみたいなと思っております……!
先ロルの投下にあたり上記丸ごと蹴っていただいて構いません。物語の開始がとても楽しみです……!ハウルの登場お待ちしております。
おはよう、みんな。朝食の支度中?僕も手伝おう。
( 二階の私室から階下へ降り、既に顔をそろえた家族に朝の挨拶を。魔法で撫でつけた髪には寝癖の跡ひとつなく、羽織った淡紅色と蒼色の上衣は洗いたてのよう。清涼な朝の空気と鼻腔を擽る芳しい香りにまなじりを緩めたのち、周囲に視線を巡らせて「マルクル、皿。それからバターも」と簡潔に指示を出し。自身はフライパンを手に窯へ歩み寄り、紅茶の用意をする彼女と火の悪魔へ交互に目を遣れば問いかけて )
パンは君たちが焼いたんだね?……いい匂いだ。
(/先ロルを投稿いたしました!描写に分かりづらい点があったり、展開に関するご相談があれば、またいつでもお声掛けくださればと思います…!
このやり取りが軌道に乗り次第、こちらから別スレのご提案をさせていただきます。改めまして、よろしくお願いいたします!)
おはよう、ハウル。
( 声に振り返れば、早朝でも気を抜かず端麗さに満ち溢れた相手の姿。家族の挨拶が飛び交い自身も微笑みながら挨拶を交わせば、手伝いを申し出る相手にありがとうとお礼を欠かさずに。ポットにお湯を沸かしつつデザートに苺の用意をしながら、指示に忠実に動くマルクルとそのそばにいるカルシファーを横目に見ては小さく頷いて。お師匠様に食べてもらうんだと張り切って手伝ってくれた姿を思い返せば、あたたかい日々のひとコマが心地良く柔らかな笑みを浮かべて )
カルシファーは火加減を、マルクルは生地を捏ねてくれたの。きっと美味しいわ。
( /素敵なお返事をありがとうございます。描写も全く問題なくふわりと美髪を靡かせるハウルの姿が容易に想像できます……!お相手させていただけて光栄です。こちらにも何かありましたらいつでも、何なりとお声掛けやご相談ください!
別スレにつきましても畏まりました◎ こちらこそ改めてよろしくお願いします……!/蹴り可 )
共同作業か。いいね、上出来だ。
( こんがり焼き上がったパンは素人目にも良い仕上がり。新調した大きめのフライパンにベーコンを手際よく並べつつ、短い賛辞を送って。契約の解除から数週間、久々にキングズベリーを訪れるべく正装した。気乗りせず浮かない気分だったことは否めないが、幸福を具現化したような食卓を前に上機嫌になるのだから単純なもの。火の通り始めたベーコンの中央に卵を割り入れ、殻をカルシファーに焼べながら言葉を続け )
家族も増えて……このところ、食卓がずいぶん豪勢になったな。カルシファーに朝食の手伝いをしてもらうことも、以前はそんなになかったし。
そうね、あなた達からしたら以前の倍だもの。……ねえハウル、少し考えてみたのだけど、わたし……──
( 栄養を取ってもらいたいとサラダやフルーツを加えるようになった食卓は、数も種類も以前に比べ豪勢になった。ただでさえ人数が増えたものだから食費も嵩むだろうと、食卓を眺めながら少し考え込んで。決意したように口元をきゅっと一度引き締めては、かねてより考えていたことを切り出そうと口を開くが「ソフィー、お湯が沸いてる!」とマルクルの声にハッとし、言葉途中で、沸騰しきったお湯でぼこぼこと音を立てるポットを慌てて火から下ろし )
考えたことって──おっと危ない。……気をつけて、火傷をしないように。
( 焼き上がった卵とベーコンをそれぞれの皿に盛りつけながら、一連の流れを受けてひと言。少々形が崩れ、もとい柔らかくほぐされたスクランブルエッグは、お年を召したマダムの皿に。カップとカトラリーをてきぱき並べるマルクルを横目に、フライパンを片づけて席に着く。紅茶の用意をする相手に視線を移し、出し抜けに切り出して )
そうだ、ソフィー。僕からもひとつ相談があるんだ。
うん、……相談?何かしら。
( 忠告を受けて小さく頷けば、火傷に気を付けつつ用意されたそれぞれのカップに紅茶を注いでいきながら聞き返す。ヒンとおばあちゃんにはミルクにパンを浸したフレンチトースト風なものを用意し、食べさせる為に彼女のそばに席に着くとこれで朝食の用意は完了。向き直るように相手に視線を移せば改めて問い掛けて )
うまし糧を。……こいつはすごい。チェザーリにも負けてないな。
( 食前の挨拶にマルクルが続く。きつね色のパンに手を伸ばし、そっと割り開けばふんわり立ち昇る小麦の柔らかな匂いに微笑。まずはひと口。まじないの類でもかけられたような美味しさに、心からの感想を送り。再び相手へと視線を戻し、目が合うや「そうそう」と本題を切り出して )
稼業を増やそうと思ってるんだ。金策に困っているわけじゃないけど、家族も増えたことだしね。……だから、花屋さんを開いてみる気はない?ほら、前に話したみたいに。
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