匿名さん 2023-01-03 18:32:21 |
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は…?
なんだよ、それ。
( すんなり鍵を渡してくれるかと思いきや、隠されてしまい思わず眉間に皺を寄せ。やはり目的があったのかと舌打ちをするも、次の相手の言葉を聞き、ぽかんとした表情になり。自分と昼飯が食べたいだなんて全く相手の考えていることが分からない。しかしここで断ると借りを作ったままになる。それも何だか癪なように思えれば、仕方なく了承することにして。)
…わかった。
よし、じゃあ決まり!はいどうぞ。
じゃあ早く教室戻らないと。授業始まる前にね。
(ここまですっかりこっちの策に嵌る彼をみればまた満足気に笑みを浮かべ、自分で隠し持っていたにも関わらず仰々しく鍵を差し出して。これでお昼の約束もゲットだ。もう既にその時の事を楽しみにしつつ彼の腕を取ると遅刻しないようにと急かして元の道を戻り始め。お昼を食べるとなるとどこで調達するのかも気になり、腕を引っ張ったまま彼の方を振り返りつつ聞いて。)
そういえば泰虎くんお昼は購買?それとも弁当?
おい…、ったく。なんなんだ。
( とりあえず鍵を返してもらったはいいが、次は腕をとられ元の道を戻り始める相手に対して此方は困惑しかなく。鍵を片方のポケットに入れては、少し急ぎ足で相手と共に来た道を戻り。昼食の話になれば、自分は一人暮らしの為いつも購買で買って食べていることを伝え。そういう相手はお弁当とか持ってきていそうだな、なんて勝手に想像し。)
購買。兎沢は?
へぇ奇遇だね。俺も購買なんだ。
じゃあ一緒に買い物する所からだね。
(腕を引いて相槌をうちつつ校門まで戻ってそのまま玄関へ。ある程度予想はついていたがお弁当を作るタイプでもなさそうではあるし、予想通りの返事で。それならばいつか弁当をつくってきてあげようとまた新たに作戦を立てつつも今日はこっちも購買利用の日、ついでにもうひとつの約束を増やしつつ、お昼になるのを楽しみにしていて)
なんか意外だな。弁当とか持ってきてそうなイメージだった。
( 相手も購買だと知るとイメージと違ったと少し驚きを見せるも、今どき毎日弁当というのも珍しいかと納得し。玄関で靴を履き替えていると、どうやら1時間目には間に合いそうな時間となっていて廊下を相手と共に進み教室へ。無事間に合ったと、ほっと一息つけば、やはりクラスメイトからは不躾な視線が加わるが気にせず自分の席に座り。)
弁当作る日もあるよ。前の日の晩御飯の残り具合とかで決めるんだよね。
あ、明日泰虎くんにお弁当作ってあげようか?
(実家暮らしのため弁当を用意できる頻度はまちまちで決まった日はなく、わりと昼食の融通は聞く方。続いてクラスへ入ると彼とは違って心配そうな目を向けられるが明るい笑顔で何ともない事をアピールしつつ席へと戻り。せっかく弁当の話題が出たのだからこれを逃すまいとそのまま明日の昼食の話をしだして。こっちが弁当を作るなら実質お昼ご飯の約束ももぎ取れるという事。後ろを向いて体を乗り出しつつキラキラとした笑顔を彼へと向けて。)
…いや、2人分も作んの大変だろ。
( まさか自分で弁当を作っているとは思わず、少しだけ驚き。前から身を乗り出してキラキラとした眩しい笑顔を浮かべる彼に、どう返事していいものか悩みながら頭をかくと、朝から二人分用意するのも大変だろうと聞き。勿論弁当自体は願ってもない話ではあるのだが、一応申し訳ないという気持ちもあるようで。)
ふふ、泰虎くんもしかして料理作ったことない?
一人分作るのも二人分作るのも手間は変わんないから、大変じゃないよ?
(てっきり断られると思っていたのにこっちを気遣うような返事に目をパチクリとさせ。断られても粘るつもりだったのに、拒否がないとなればもうこっちのものだ。ますますニコリと笑みを大きくさせながら、からかうように料理をしないのか聞いて。大人数分を作るなら話は別だが一人分が二人分になったところでやることはほとんど変わらない。一限目の先生が教室に入ってくるのを見れば最後に一言置いて前を向いて。)
お弁当に何入れて欲しいかお昼ご飯の時にきくから考えといてね。
( 1人分も2人分も手間は変わらない、確かにそうかと普段料理をしない自分にとってはなるほど、と思い。ここで、そう言われてしまっては余計に断ることができなくなってしまった。ちょうど先生が入ってきたタイミングで、一方的に会話を切り上げられれば、もうあとはどうにでもなれという感じで。朝からどっと疲れたのか、何だか今一勉強に力が入らないまま、あっという間に昼休みの時間が訪れ。)
ふーやっとお昼の時間だね。
さ、泰虎くん。お昼買いにいこ?
(彼とのお昼の約束が決まっていれば授業はいつもよりも長く感じられて、早く昼休みにならないか今か今かと待ちながら授業中を過ごしていて。チャイムがなり先生が出ていくと素早く後ろに振り向いてさっそく彼へと話しかけ、約束通り購買へ行こうと立ち上がると彼の腕を引いて立ち上がらせようとし。)
わかったから、手離せ…。
( 授業が終わると同時にやはりすぐこちらにきて、腕を引いてくる相手に、言えば分かると少し眉間に皺を寄せ。すくっと立ち上がると腕を引くの辞めるよう伝えて、困ったように振り払うと。財布を持ち、逆に早く行かねば購買のものはすぐ無くなってしまうからと教室から出て購買に向かうための廊下を足早に進み。 )
冷たいなぁ。
泰虎くんは何狙い?
(腕を振り払われてしまうと不満げに言うもそれでめげる事もなく、足早にいく彼を追いかけるようにして駆け足で近寄ると隣に並んで。授業終わりすぐに購買に来たおかげでまだ人はほとんどいない。どれにしようかと悩みつつ彼のチョイスが気になり様子をみていて)
まだ人そんないねぇな。
俺はこれ。
( まだそんなに人がいない購買に着くとそれなりにある品揃えの中から、サンドイッチを選ぶとお金を払い。自分はサッと選んでしまったが相手は何を選ぶのかと一応待ちながら見て。段々と人も混んできて昼の購買らしくなってきたが、やはり視線の先の相手は人気があるらしく女子からの視線が集まる。)
へぇ、意外と少食だね。
もっとたくさん買うかと思ってた。
俺は焼きそばパンとミルクティーっと。
(彼が選んだのはサンドイッチだけで、体格に見合わない量に少々驚き。本当に少食なのかお金がないのかは後に聞いてみるとして、人が殺到する前に買い物を済ませようと自分の食べるものを選んで会計をすまして。そのタイミングで周囲で見ていた女子に話しかけられると、買った量が少ないと心配され、好きなものを買ってあげると言われると追加でメロンパンとお菓子のグミを貰い彼の元へ帰ってきて)
いっぱいになっちゃった
すげぇな…。
…つーか、どこで食う?
( 相手の購入したもの以外にも女子からの差し入れで彼の手はいっぱいになっており。すごい人気だと内心感心しつつ、踵を返し廊下を歩き始め。とも言え、教室で食べるのかはたまたどこか違う場所で食べるのか、どうするかを相手に問い。自分は普段は教室で済ませるのだが。)
何故かみんな俺に優しくしてくれるんだよね。
こんなに期待されても困っちゃうんだけど。
じゃあ俺の取っておきの場所に連れてってあげる。
(周囲の人達はよくしてくれはするが、それはこっちへ見返りを求めているという魂胆もあり、それら全てには応えられないのにと肩を竦めていて。周りが彼を見る目は煩わしく、静かな所が良いだろうと先導して歩き始め。やがて中庭の隅にたどり着けばひとつベンチがあり、植木によって視界が遮られた静かな場所になっていて。ここならゆっくり時間を過ごせるだろうとベンチに座り手招きして彼を呼んで。)
へぇ…こんな場所あったんだな。
( 確かに人気があると言っても見返りを期待されるようなものばかりでは大変だと思う。相手の後ろに着いていくと、中庭の一角に周囲の視界から切り離されたような場所があり。彼のとなりに腰を下ろして周囲を見渡すとこんな場所があったのかと、純粋に驚いた声を出し。)
いいトコでしょ?
俺のお気に入りなんだ。
(周囲の目をきにしなくても良いこの場所を彼も気に入ったようで得意げにニコリと笑い。彼が隣に座ればわざわざ間をつめるようにして近寄ると、ぴたりと体をくっつけて、彼の方を見上げ。早速買ってきた焼きそばパンの封を開けると一口食べ。)
じゃあ、いただきます。
…距離近くねぇか?
( ベンチはもう少し余裕があるというのにわざわざ自分にくっ付くように座る相手に、眉間に皺を寄せるも、見上げる顔が可愛らしく思わずいつもの調子も崩れて。誰にでもこんな感じなのだろうかと、思うとため息をひとつつきつつ、サンドイッチの袋を開けて。)
(/申し訳ないのですが、相性の不一致を感じましたのでこのトピはここまでとさせて下さい。わざわざお声がけいただいたのに大変申し訳ありません。短い間ですがありがとうございました。)
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