従者 2023-01-02 21:24:46 |
通報 |
…ふぅ…。
( 父親や友人に散々勧められた獣人を買うという慣れない行為に気疲れしたのか、帰りの車の中で小さくため息をつきながら己の初めての従者とともに揺られて。そうして森の奥にある屋敷に着くと、己より遅れて車から降りた相手が屋敷に圧倒されている様子に気付けばその背中をポンと押し、「大丈夫だ。ここは怖くない。」と、相手のいたあの劣悪な環境を引き合いに出しながら安心させるようにそう言って。相手を先導するように先に玄関の扉を開けると「爺、戻ったぞ。」と、屋敷に響くように大きめの声で呼びかければ奥から妙齢の男性が出てきて。『お帰りなさいませ。若様。―――この者が若様の従者ですかな?』と、男性が後ろにいる獣人に品定めをするように視線をやって。 )
( / 大丈夫です。逆にこちらのロルはいかがでしょうか?早速かぎかっこを多用することになってしまい申し訳ございません…!これから修正していくようにしますので。
了解しました!)
ふぁ、い……。
( 安心させる為、といっても緊張と恐怖の中に居たので背中をポンと大きな手で押されてはドキーン!と心臓が跳ねた勢いで驚い耳がピャッと跳ねた。怖くないとこ、大丈夫。そう心の中で繰り返しながら小さく頷くと相手の後を追って屋敷の中へ入れば、呼び掛けに応じて出てきた老人が品定めするように此方を眺めるものだから、つい相手の背後に隠れる様に逃げてしまう。ちらっと覗く様にしながら小さな声で、懸命に挨拶をして。 )
ご、ごしゅっ、ご主人様にオツカエ…します……よ、よろしくお願い、します、です。
( / ロルは問題無いかと、もし気になる所があれば恐縮ではありますが指摘させていただくもしれません…!
そして今気付いてしまったのですが此方のpf、編集忘れがありまして見た目年齢は10代半ばとなります。申し訳ございません!
それから、ご主人様側のpfにつきましても一点確認したく…瞳の色は黒と青何方でしょうか? )
爺、あまり怖がらせるな。
『私はそんなつもりは…。』
( 慣れない場所。見慣れぬ建物。何もかもが相手にとって初めての環境の中にいるのだから恐怖や緊張といった感情が多くを占めているのだろう。爺と呼ばれる妙齢の男性から逃げるようにこちらの背後に隠れながらもたどたどしく挨拶をする相手を庇いながら男性に小言を挟み。玄関にとどまるのもなんなので、話もそこそこに屋敷の中に入れば、床には上品なカーペットが敷かれ、天井からは煌びやかなシャンデリアが吊るされており、豪奢な外観にも負けない贅を尽くされた内装。その中を三人で歩いていると)
『それで、その者には名前はあるのですかな?』
あ、あー…っと、そういえば忘れてたな。名前はあるのか?
( / 了解しました。その時は何なりとお申し付けくださいませ。こちらも世界観とキャラが掴めるまでは拙いロルになりますがご容赦ください…!執事の方の名前もこちらで決めて次辺りに判明するようにしますので。
把握いたしました。今見返したところ確かに瞳の色がどちらかわかりませんね…!申し訳ございません!瞳の色は青を想定しておりました。
マコラ様の名前に関してですが早くも描写が入りそうですがいかがしましょうか?早いなら後で決めるといった流れにいたします!)
……えっと、うさぎって、呼ばれるくらいだった……でした。
( 自分の所為で小言を挟まれて口を噤む老人に申し訳無さを抱きつつ、豪華絢爛を具現化したようなお屋敷を二人の後に続きながら歩く。目がチカチカしそうになりながらも紅玉のような瞳にそれらを物珍しげに移していれば名を聞かれて、ぷるぷると首を左右に振って否定する。ふっさりとした白髭を撫でながら『ほう、……それならば若様が名を与えてやっては如何でしょう。』と爺と呼ばれる老人が提案すると、少しばかり期待を抱く様に紅玉の瞳をきらりと輝かせ相手に視線を向けて。 )
( / 此方側にも何かあればお気軽にお申し付けくださいませ。諸々畏まりました!
名付けのタイミングに関しまして問題ありませんのでそのまま進めさせていただきました!取り敢えずご相談は以上でしょうか、改めてよろしくお願い致します。 )
俺が?
( 館の内装に紅玉のような目が奪われている相手に名前はあるのかと問いかければ、以前いた奴隷商のところでは単なる種族名で呼ばれていたことが明かされて。獣人の奴隷は人並みの扱いをされていないことが改めて目の当たりにすれば少しだけ表情に影を落とし。そんな空気を断ち切るように、爺と呼ばれる男性があなたが名付けてはどうかと提案をしてくると思いもよらない指摘に思わず問い返して。いや、確かにそうするのが主人としての筋というものだろう。そうと決まればどうしようかと考えあぐねていると、以前読んだ本に東洋には兎の神様がいると読んだことがある。その名前は「摩虎羅(マコラ)大将」といったはず。字面のわりに可愛らしい発音なので相手にピッタリだと思えば、相手の期待に輝く紅い瞳に視線の高さを合わせて )
それじゃあ、これからお前は「マコラ」だ。
( / こちらこそよろしくお願いします!
この流れでマコラ様の方からこちらの名前を問い返したときに執事の名前も判明させますので出来たらその流れにしてほしいです。)
ま、こら……、まこら、マコラ。……ありがと、ございますっ……!
( 輝せた瞳に映る相手の表情の翳りだが、以前の環境が当たり前だった自分には理由が分からなかった。老人の提案を受けてから少しの間、不意に相手の青い視線が同じ高さに来ると無意識に少しだけ身構えてしまうものの、可愛らしい響きの名前を与えられると世界が色付くように感じ、噛み締める様に名前を反芻すると精一杯のウレシイを辿々しい感謝の言葉に込め伝え。続けて、目の前の二人を交互に見遣りながら遠慮がちに問い掛けて。 )
……ご、ご主人様たちの、名前…は、なにですか?
( / そのように進めさせていただきました。マコラは環境的にあまり綺麗ではないでしょうしこの後お風呂に入ってきてもらいますか?その後夕飯の支度などの手伝いをするなどでも良いかなと思いますが、何かやりたい順序が浮かんでいるようでしたら教えていただけるとスムーズかと! )
俺はヴェイン・ヴィント。そしてこっちが―――。
『若様の執事、セワスチアンといいます。』
( 視線の高さを合わせたのは威圧感を出さず、警戒させないようにしたためだったのだが、かえって距離が近くなったことで身構えさせてしまったらしい。しかし、その警戒の色も相手が名付けられた名前を反芻していくうちに歓喜の色に変わっていけば、なんだかこっちまで嬉しくなるようで、爺と顔を見合わせるとつられて微笑んでしまい。相手の方からこちら二人の名前について問いかけられればそれぞれ簡単に自己紹介を終えれば、ふと、鼻に異様な匂いを感じ取って。その匂いの正体はマコラからのもの。思えば、出荷直前のために綺麗にされていたとはいえ、あの劣悪な環境にいれば衛生面もよくないだろう。そうと分かれば)
爺、マコラを風呂に入れよう。まずはそれからだ。
『畏まりました。では、マコラが着れるような服を探してきましょう。若様はマコラを浴場へ連れて行ってください。』
( / そうですね、ひとまずそのような流れにいたしました!このあと主様の言うとおりの流れでいいかと。流れについてですが、ひとまずマコラ様にお腹一杯になってもらって、次の日からセワスチアンによる従者の教育が始まるのかなと。それからはまた相談し合いながらイベントを起こして行けたらなと思います。)
……ぶ、ヴェインさま、セワス…チアンさま。
( 順に名乗る二人をゆっくり瞬きをしながら順に見つめつつしっかりと名前を反芻して頭の中に叩き込む。身分は一番下の奴隷なのだから粗相の無い様にこれから誠心誠意お仕えしなくっちゃ、名前を与えられて一瞬解けてしまいそうだった心を引き締めるが、お風呂に入れる一言で自分は穢らわしいかと垂れた耳を更にしおれさせながら申し訳無さそうに眉を下げて相手を見上げ。 )
ごめんなさい……。
( / 畏まりました、それでは一旦背後の方は下がらせていただきますね! )
…大丈夫だ。
(風呂に入れようと提案した途端、相手の元気のない耳がさらに元気がなくなるかのようにしおれさせながら謝られると、風呂に入るという当たり前の行為でさえ申し訳ないと思っているのだろうと分かれば相手の中で奴隷根性というものが深く根付いているのだなと憂いて。そう思えば、決して相手のことを忌避しているわけではないということを証明しようと相手の頭にポンと手を置き、優しく撫でながらこちらを見上げる相手を微笑みながら見つめ返して。そうして連れてきた浴場は以前、この館にもっと人がいたであろうことを思わせるほどの広さ。シャンプーやボディーソープなど一通りそろっており、それらの説明をすれば。)
じゃあ、これで入れるよな?
( / 了解です。またなにかありましたらその都度相談させていただきます!)
ふわあ、広い……!大丈夫です、マコラはお風呂入れます!
( 大きな掌が頭上に来ては一瞬、びくっと身を縮こまらせて怯えてしまったもののその暖かく優しい掌に撫でられると、少し心が落ち着いた様子で見つめ返し。連れられた浴場は大変広いもので驚いて目を数回瞬かせると、洗浄剤などの説明を受けると自信はあるように深く頷いて。 )
( / ひとまずお返事が遅れてしまってすみません…! )
そうか。なら、ゆっくり暖まるんだぞ。
(一通りの説明を聞いた相手が自信ありげに頷くと、その様子を見てここからは一人で大丈夫そうだと思い、上記の様に声を掛ければ脱衣所を後にして。相手が風呂に入っている間、自室にて荷物の整理や奴隷売買の契約書などに目を通していると『若様、マコラの着替えを用意しました、』扉越しに爺の声が聞こえて。入室を許可すれば、メイド服を持った爺が自室に入ってきて『以前、旦那様(父親)の従者が着る予定だったものが残っておりました。サイズも丁度良いかと。』と、渡されると「うん、ありがとう。」と礼を言って。そのメイド服を相手のいる浴場へともっていけば浴場の扉越しに )
マコラー。ここに着替えを置いておくからな。
( / こちらこそ、返事が遅れてしまい申し訳ありません…!本体の方が立て込んでおりまして…!これからは早めに返信できるかと思います。)
トピック検索 |