主 2022-12-29 02:00:10 |
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本当?案内してくれる人が凛月で嬉しい。
うん、持ってない…だから見せて?
(担任が言っていた事は自分の案内のことだとわかりパァァっと効果音がつくかのよう明るく笑顔を彼に見せて。確かに、転校初日で迷子になる可能性が高く、不便だなと考え案内してくれるのが最初に仲良くなった彼であることを安心して。教科書を持っていない。彼に迷惑かけるが仕方ないよなと思い席を隣にくっつけ)
可愛い…
( ただ学校案内を引き受けただけで嬉しそうな笑顔を見せる姿に胸がきゅんと高鳴り思わず心の声が漏れ。しかしすぐにハッと我に返れば何を言ってるんだと勝手に一人で慌て始めるが、教室内に予鈴が鳴り響き隣の彼が席をくっつける行動が目に入ると自身も少し寄りながら二人が見えやすい位置に教科書を広げ「これで見えるだろ?」と顔を見て聞き )
ん?何か言った?
(彼の言葉には教室内の予鈴によって自分の耳までには届かず彼になにか言った素振りが見えたため彼に向けて問いかけて。そして、彼との席を隣にしたため距離が近くなりそれに嬉しく思ったのか口元を緩めふにゃっと柔らかい笑みを浮かべながら教科書を見やすくしてくれる心優しい彼に向けて「ありがとう。凛月は優しいね」とお礼を言い)
えっいや、何も言ってない。
( ぽつりと漏れた声は幸いにも彼の耳に届いておらずその様子にホッと安心しつつ、問い掛けには誤魔化すように軽く首を横に振れば教室の中に数学担当の教師が入って来て。今日の授業で習うページを予め捲ってノートを広げれば隣の彼から礼を言われるが「そうか?別に普通じゃね?」とだけ返しては授業が始まり )
ううん、優しいよ。それを普通って思えるなんて凄いよ
(何も言っていない、自分の聞き間違いだろうか。少し不思議な気持ちになりコテっと首を少し傾け「そっか。」と呟いている所に数学の教師であろう人が入ってきてあれが数学の教師なんだなとひとつ覚えて。少し小声で彼の耳元に「凛月と近くで話せれるなんて嬉しいよ」と微笑みながら言って。)
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