匿名さん 2022-12-28 19:47:12 |
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ルミエもがんばったから、じゃないの?
(勧められたパンをもぐもぐと咀嚼しつつ、小さく首を傾げて相手を見る。その表情は明るいもので、自分だけの功績じゃないとでも言いたげに、彼同様微笑が浮かんでいた。それからしっかりシチューもおかわりし、「初めてのシチュー」を十分に堪能したようだ。幸せそうに目を細め、満足だとでも言いたげに息を吐いては)
…そうだね。2人で頑張ったからだね。
( 相手の言葉には少しぽかんとした表情を浮かべるも、その優しい微笑みに嬉しそうに微笑み返してそう伝える。此方もお腹がいっぱいになると満足したように一息付き。今日することはもう特にないため、あとは寝るだけになるが、先程昼寝をしたこともありまだそんなに眠くはない。彼についてもう少し聞いてみるのもいいかもしれないと改まって話を始め。 )
クロスは…、ここまで育ててくれた人…、たとえばお母さんやお父さんはいるのかな。答えにくかったらいいんだけど。
(/いつも楽しいやり取りありがとうございます。この後なのですが、翌日2人とも魔法で変装して街へ繰り出すエピソードに繋げるか、或いは少し成長したクロスくん(16-18)とルミエの日常までとばすか、どちらがいいとかありますか?此方としてはどちらも捨て難いのですが、もう少し幼い可愛いクロスくんとのやりとりをしてもいいかなと思っております!何か提案等ありましたら仰ってください!)
おかあさん……うん、いるよ。おれはぜんぜん好きじゃないけど
(もう彼には心を開いたからか特に隠す気も無いらしく、数秒の沈黙を挟んであっさりと回答する。だがその際、ほんのすこしだけ表情が陰った。確かに両親はいるし、本当に幼い頃――まだ3歳にも満たないくらいの時期までは、一般的な子供と同じように扱われていた気がする。しかし、この容姿を理由に周りからの視線が厳しいものへと変わっていくにつれ、次第に両親からもぞんざいに扱われるようになってしまった。そのために元々の両親へ対する執着なんて皆無で)
(/此方こそいつもお世話になっております。そうですね…正直どちらに転がったとしても最高なのですが、個人的には主様同様にもう少し今のままお話を進めてしまってもいいかなとは思います…!)
そっか。
( 間が空いた後素直に話し始めた言葉を少し真剣な面持ちで聞き。やはり家族にもいい思いは無いのだなと分かると、本当に自分と似たような境遇なのだと改めて理解し。頷くと、それ以上は聞かない方がいいかと食べ終えた皿を持って立ち上がり。「皿洗うからゆっくりしてて」と伝えて。)
(/ありがとうございます。ではこのまま進めていきたいと思います。)
(片付けの為に席を立った彼を視線で見送る。確かにむかし話は自分にとって気分のいいものではない…ものの、やはり過去は過去でしかないのだ。それと比べれば、彼に拾われてからの今がどんなに幸せか。今まで感じることのなかったこのあたたかい感情を、噛みしめるよう笑みを零して)
(/了解しました。引き続きよろしくお願い致します)
さて、と。
もう今日は休もうか?
( 皿洗いを済ませると、再び相手の元に戻りこの後どうしようか尋ねて。明日買い物に行くなら早く起きねばならない為、早めに休んだ方がいいとは思うのだが。自分も朝はそんなに強いほうではない。しかし、もう少し本でも読んだ後に休もうかと考えて。)
あした、おれのふく見に行くんだよね?――じゃあ、今日はもうねる。
(部屋を紹介してもらった際の彼の発言を思い出してはにこにこと。相手からの問いに対しては、「あしたがはやく来てほしいから」と今日はもう眠りにつくことを選ぶ。昼寝の影響もあってかそこまでの眠気はないものの、それだけ明日が待ち遠しく)
うん、その方がいいね。
自分の部屋で寝るかい?
( 相手の言葉に頷くと、先程は自室で一緒に寝たが夜はどうするか尋ねてみて。心細いようであればまた一緒に寝てもいいが、そこは相手に判断を委ねることに。どちらにせよ、自分はあと少しだけ本を読んでいるつもりなので、どちらでも構わない。)
ううん、ルミエとがいい
(何一つ悩むことなく即答した。折角貰った自分の部屋だが、広い部屋にベッド一つのみでは流石に心細い。一緒に寝ようと彼の手を掴んで二階への階段を上り、昼間自分を寝かせてくれたようにベッドへ寝転がる。一度横になってしまえば自然と眠気も出てくるもので、おやすみの挨拶を済ませるや否や夢の中へ)
( 相手に手を引かれ自分の部屋へ。ベッドに入った相手が夢の中に入るまで差程時間はかからず。彼の頭を撫でて「いい夢を見てね」と伝えると、自分はそのベッドに腰をかけ先程読んでいた途中だった魔法書を再び読み始め。1時間ほどしてから彼の隣に入り眠りにつき。そのまま朝まで1度も起きることなく眠り続け。)
(ぱちり、窓から差し込む陽の光で目が覚めた。ごしごしと眠気の残る目を擦り、ゆっくり身体を起こす。どうやら隣の彼はまだ眠っているようで、暫く待ってみたものの一向に起きる気配は無い。じっと無防備な寝顔を覗き込んでは、未だ夢の中にいる相手の肩を揺らしてほぼ強制的に起こそうと)
…ルミエ。ルーミーエ、おーはーよーう、
…ん。
おはよう…。
( 夢の中で誰かに呼ばれれば、そっと目を開けて。窓からこぼれる光と共に相手の姿を視界に映せば、少ししてから今が朝だということに気がつき。そっと体を起こすと、近くにいる彼の頭に手をおきそっと撫でて。いつもなら朝起きるのに苦労するが、相手が起こしてくれたからか、ゆっくり眠れたからか案外すんなり起きることができた。)
さて、と。街へ出掛ける準備、しなくちゃね。
うん、おはよう
(彼の目が覚めたことに気が付くと、ぱっと表情を明るくして改めて朝の挨拶を。そのお返しとも取れる“頭を撫でる”行為にはご機嫌に目を細める。今日は待ちに待ったお出掛けの日。早速準備を進めようとする彼をわくわくとした瞳で見つめ、ぴょんとベッドから飛び降りた。まだ一日は始まったばかり、時間的な余裕はたっぷりあるのだが――相当待ちきれないのか、彼を急かすような口ぶりで)
はやくいこう、ルミエ!うりきれちゃうかもしれない!
まぁまぁ。
そんなすぐに売り切れないよ。
( 余程楽しみなのだろう、急かす彼には苦笑しつつ大丈夫だと伝え。朝ごはんもまだだが、起きたばかりでそんなにお腹が空いていない。街に行ってから何か食べるのもありかと思いつつ。シャツの上からローブを羽織るとフードを目深に被る。ふと彼をみて、街に行くのだとしたら彼の見た目は魔法で少し変えてもいいかもしれないと思い、一応尋ねてみて。)
クロス、魔法で髪の色とか変えることができるんだけど…やってみる?
へ?
(一瞬、何を言われたか理解できずに、きょとんとした顔で彼を見つめる。――髪の色を変える?そんなことが出来てしまうのか…いや、いとも簡単に汚れた服を綺麗にしてしまう彼のことだ。相手にとってはこんな魔法も容易いのかもしれないが。長い間容姿が原因で苦しめられてきた自分にとってそれは嘘のような、夢のような提案であった。自分自身が魔法を受けることについて、恐怖心が無いと言ったら嘘になる。しかしこんな機会も早々ないだろう、覚悟を決めたように頷いては)
……うん、やってみる
ん。あ、勿論この魔法は時間が経つと効果を失う。永遠に変えられるものではない。クロスの体に負担もないから安心して。
( 覚悟を決めた相手にこちらも真剣な面持ちで頷く。しかし魔法で容姿を変えることができるとはいうが、それは時間制限のもと。実はかなり高度な魔法になる為、永遠に姿を変えるなどということはまず出来ない。それに、自分は相手の赤い綺麗な髪と目ではなくなってしまうのが勿体無いと思う。彼に向かってそっと手を翳すと、光が彼の体を覆う。光がおさまると、髪は西洋人によくいるような金髪、そして目の色は蒼に変化しており。鏡を相手に見せて感想を聞く。)
どう?
……おれがおれじゃないみたい、
(突如自分が真っ白な光に包まれ、その眩しさから思わず目を瞑る。体感的には何の変化もないように感じたが、彼の持つ手鏡を覗き込んで吃驚。こうも変わるものなのか。鏡に映った少年はまるで別人で、到底これが自分だとは思えなかった。流石にここまで見た目が違えば、これまでのような酷い扱いは受けないだろうか、少々不安の残った声色で彼に訊ねて)
ルミエ、これならおれ、いやなこと言われない…?
うん。言われないよ。
…でも、僕はクロスの赤い髪と目が好きだけどね。
( 相手が不安げな声でそう言うので、安心させる為に微笑んで。しかし、やはり元の姿の方が自分は好きだと伝え。そろそろ行こうか、と手を相手に差し伸べ。街へは少し距離があるため、移動魔法を使う。しょっちゅう街に行くことは出来ないので、ある程度まとめて買ったものも転移魔法で家に送る。外に出ると「魔法で街まで移動するからね」と伝えて。)
…うん、ありがとう
(自分の心配事を払拭してくれると同時に、ありのままの姿も肯定してくれた彼に心がじーんと温かくなった。ほんのりと頬を赤く染め、力強く頷いてから差し出された手を握る。その表情に不安なんてものはもう残っておらず、瞳にはいっぱいの好奇心を取り戻し)
いくよ。
( 相手の手を取ると、2人の体が光に包まれる。一瞬のうちに辿り着いたのは街のすぐ傍。さすがに街中に転移をしては怪しまれるため、郊外の誰もいなさそうな場所に上手く移動することができた。そこからは彼の手を繋いだまま、街の入口に入り、人が沢山いる雑踏の中を歩き始める。)
最初は…クロスの服から見に行こう?
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