ヘル・ハウンドドッグ 2022-12-27 23:39:44 |
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地下施設
人が日常生活を送るには十分な広さの地下室。壁と床が全て同色の黒いタイル張りになっていて薄暗い証明が部屋を照らしている。研究用の物々しいコンピューターの他には申し訳程度のテーブルとソファ、ラジオだけが置かれている。入口から最も遠い壁の向こう側が隠し部屋になっており、そこにヘル・ハウンドドッグが血液やシード、ある男の研究成果とともに眠っている。
死人のバイタルを管理するモニター横にはある男の躯が転がっており、そこにはヘル・ハウンドドッグの起動画面が未だに映されている。起動しないことに苛立った男が最後に血文字でハウンドの上からアンダーと書き殴った血文字も残っており、当時この地下室までオーグマンが侵入したことが伺えるが何故かある男以外のものはこの部屋で何一つ損傷していない。
隠し部屋
壁一面にコンピューター、モニターや装置が並べられていて、その装置の一部は中央にある大きな鉄製のチェアへとコードで繋がれている。このチェアこそがヘル・ハウンドドッグが血液とシードの混合液を交換するための装置であり生命維持装置。
繋がれた装置に血液のパックを入れれば、チューブを通してチェアと一体化したシードコアが混合液を生成。ヘル・ハウンドドッグの体液との循環を開始する。
死人が必要とする血液の半分をシードで補うため、ヘル・ハウンドドッグが稼働に必要な血液量は少女一人分の輸血でも事足りるだろう。
また彼の背後に備えられたパスコード式の物々しい武器庫には、死人用の武装が一頻り格納されている。
武器庫
銀色の大型二丁拳銃
…対人用でありながら死人やオーグマンにも一定以上の効果を発揮する大口径仕様。
連射力を捨てた代わりに実現した広範囲散弾の発射を可能にしたハンドガン型ショットガン。
マガジンを換装することで他にも様々なタイプの銃弾を発射可能。
アタッシュケース
…オーグマン用に作られたアタッシュケース型マシンガン。人力で扱うのは困難な重量であるにも関わらず威力としては、対人以外には非力であるが大型ケースの中に武装を格納する発想は今後の武器開発に活かせそうである。
レザーグローブ
…重量感のある左手用グローブ。
手の甲部分に刃渡り20cmのナイフが仕込まれており近接戦闘の手助けとなる。
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