ヘル・ハウンドドッグ 2022-12-27 23:39:44 |
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超巨大マフィア組織『ミレニオン』
調和を謳い繁栄を極めたこの組織が、道を違う原因ともなった技術。
死者を蘇らせ強靭な兵士とする“ネクロライズ計画”
使用者を怪物へと変異させるエイリアンドラッグ“シード”
かつてぶつかり合ったこの2つは、今もなおスカムランドを中心に熾烈な争いを極めていた。
これは、その始まりの渦中にありながら現在まだ目覚めていない者たちの物語。
誰よりもシードを憎み、誰よりもシードに頼らざるを得ない者たちの物語。
〈開幕〉
シードを生産するためのシードコアを有し、世界各国を掌握するスカムランド。その兵隊レイブンクランが少女に牙を剥く。
シードを誰よりも研究し、その実態を知りながらシードの危険性を知り、撲滅を図る少女。
スカムランドの危惧するシード依存者への特効薬。その開発を唯一なし得る可能性のある少女を亡き者にするために。
雪の降る中、満身創痍になった彼女が向かったのはとある研究施設の跡地であった。
研究施設
ミレニオンのボス、ハリー・マクドゥエルの指示でDr.トキオカがネクロライズ計画を研究していた施設。研究成果の一つであるオーグマンの暴走により崩壊しているが地下にはある男の研究成果が丸々残されている。
ある男
研究熱心で狂った野心家。Dr.トキオカよりも自身が優れていることを組織に認めさせるため秘密裏に作った地下室で独自のネクロライズ計画を進行させる。
それはシード使用者の中でも強靭な肉体と精神力を併せ持つ者だけが到達できる、理性と意思を維持しながらのオーグマン化、通称スペリオール化をネクロライズ計画の成果である死人に対して施すというものであった。
死人が血液を定期的に交換することで生命を維持するのに対して、血液の量を半分に抑え、不足分をシードで補うことで理論上は稼働する筈であったが件のオーグマン暴走の際に地下まで逃げ延びた男を救うために死人が起動することはなかった。
彼のシードに対する研究欲は特に凄まじく、スカムランドですら2つしか保有していないシードコアを小型ながら自作しており、それこそは正に負の遺産である。
死人
死者に強靭な肉体と再生力を持って蘇らせ、兵士とするネクロライズ計画の成果物。蘇生するにあたり感情と記憶が欠損、混濁する症例が確認されている。
組織は更に屈強な兵士を作るために、アーミーやスイーパーを死人兵にすることも計画していたらしい。
オーグマン
ネクロライズ計画とは別の研究。
エイリアンドラッグ、シードを使って怪物となった元人間。理性はなく、コンピューターによって事前にインプットされた命令のみを忠実に行う。
強い精神力と肉体を有した者のみが理性のあるオーグマン、通称スペリオールに到達することができる。
地下施設
人が日常生活を送るには十分な広さの地下室。壁と床が全て同色の黒いタイル張りになっていて薄暗い証明が部屋を照らしている。研究用の物々しいコンピューターの他には申し訳程度のテーブルとソファ、ラジオだけが置かれている。入口から最も遠い壁の向こう側が隠し部屋になっており、そこにヘル・ハウンドドッグが血液やシード、ある男の研究成果とともに眠っている。
死人のバイタルを管理するモニター横にはある男の躯が転がっており、そこにはヘル・ハウンドドッグの起動画面が未だに映されている。起動しないことに苛立った男が最後に血文字でハウンドの上からアンダーと書き殴った血文字も残っており、当時この地下室までオーグマンが侵入したことが伺えるが何故かある男以外のものはこの部屋で何一つ損傷していない。
隠し部屋
壁一面にコンピューター、モニターや装置が並べられていて、その装置の一部は中央にある大きな鉄製のチェアへとコードで繋がれている。このチェアこそがヘル・ハウンドドッグが血液とシードの混合液を交換するための装置であり生命維持装置。
繋がれた装置に血液のパックを入れれば、チューブを通してチェアと一体化したシードコアが混合液を生成。ヘル・ハウンドドッグの体液との循環を開始する。
死人が必要とする血液の半分をシードで補うため、ヘル・ハウンドドッグが稼働に必要な血液量は少女一人分の輸血でも事足りるだろう。
また彼の背後に備えられたパスコード式の物々しい武器庫には、死人用の武装が一頻り格納されている。
武器庫
銀色の大型二丁拳銃
…対人用でありながら死人やオーグマンにも一定以上の効果を発揮する大口径仕様。
連射力を捨てた代わりに実現した広範囲散弾の発射を可能にしたハンドガン型ショットガン。
マガジンを換装することで他にも様々なタイプの銃弾を発射可能。
アタッシュケース
…オーグマン用に作られたアタッシュケース型マシンガン。人力で扱うのは困難な重量であるにも関わらず威力としては、対人以外には非力であるが大型ケースの中に武装を格納する発想は今後の武器開発に活かせそうである。
レザーグローブ
…重量感のある左手用グローブ。
手の甲部分に刃渡り20cmのナイフが仕込まれており近接戦闘の手助けとなる。
スペリオール化した死人兵
〈通称〉ヘル・ハウンドドッグ(地獄の猟犬)
〈蔑称〉ヘル・アンダードッグ(地獄の負け犬)
〈本名〉アーサー・ベニミヤン
かつてミレニオンと敵対したマフィア組織ライトニングの元No.1スイーパー。軽快な体捌きと、ハンドガンとタクティカルナイフを組み合わせた独自のガン=カタ技術を使っていた。金髪オールバックスタイルにサングラス、黒いスーツを着た細身の男。構成員や経済面において規模の小さいライトニングが台頭出来たのはハウンド(猟犬)と呼ばれた彼と彼の率いるハウンドバンド(猟犬群)の功績が大きい。
しかし、ミレニオンとの抗争の際にミレニオンNo.1スイーパー、ブランドン・ヒートとの戦闘においてハウンドバンドは壊滅。アーサーも深手を追い、落ち延びてからはライトニング内でアンダードッグ(負け犬)の蔑称をつけられる。これにより組織内での影響力は衰え、裏切りを画策するカノン・バルカンの台頭を許してしまう。ブランドンへの敗北と部下たちの死、カノンにより最愛の女性を奪われていた現実が負け犬となった彼に襲いかかり、抜け殻のようになっていたアーサーは、ついに忠誠を誓ったボスがカノンによって屠られても銃を取ることが出来なかった。
元々のネクロライズ計画の立案者であるカノンは、実力者であるアーサーの肉体を死人兵と化して命令を忠実に行う駒とするため、アーサーも手にかけその死体を研究施設へと移送する。研究が完成した暁には最上級の改造を施すために。
しかし、そのとっておきはある男の研究素体として扱われることになり、現在、ヘル・ハウンドドッグとして生まれ変わった彼は伸びた金髪を後ろに結い、黒いロングコートを羽織ったまま地下施設の椅子に腰掛け眠りについている。
募集キャラクター
(随時追加予定)
・少女
浅葱ミカポジション
ハウンドのことを知る謎の少女。
シードやネクロライズ計画についても精通しており、特にシードにおいては特効薬を作り得るという理由でスカムランドから命を狙われている。
武器開発や研究の心得も
出自、年齢、ハウンドとの関係等の設定自由
・舎弟
九頭文治ポジション
ライトニング時代のアーサーの舎弟。実力は確かなもので、現在も腕前一つで生きている。
敗北により組織内の力バランスを崩し、忠誠を誓ったはずの先代ボスの危機にすら立ち上がらなかったアーサーをどの様に見つめているのか
年齢、性別設定自由。人間かスペリオールの選択式。
・スイーパー、マフィア、傭兵崩れ(3名まで)
原作キャラに該当なし
オリジナルキャラでガングレイヴの世界観を楽しみたい方向け
金のために生きる自由人。戦闘狂。自らの掲げる正義や忠誠のために動くもの。スカムランドに仕える者、ご自由にどうぞ。
年齢、性別設定自由。人間、オーグマン、スペリオールの選択式。
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