す／ず／め／の／戸／締／り

い、いや、俺も悪かったし(なんとなーく気まずい雰囲気になり、どうしようかと思い)
あ！じゃあ、俺帰るね。

草太さんっ、あの、あのね、草太さんのお家にお泊りしたい(意を決したように言うと力強い瞳で見詰め)

え？！(思わず鈴芽からの提案に驚き)
でも、親御さんが心配するんじゃないかな
(まさか一人暮らしの男の家にと思い)

放任主義だから平気！(ダイジンを探す為に言った言葉を吐いて両手で気合入れるように拳作り)

い、いや、それでもさ、環さん？だっけ？言ったほうがいいと思うよ(相手の圧に押されそうになるも、提案してみて)

どうしよう環さんも一緒に！なんてことにならないかな？いや、でも最後は分かってくれたし大丈夫…なはず、そうだね、言ってみる(俯き加減で顎に手を当て百面相しながら考えるもにこりと笑えば携帯を取り出してメールし)

(相手が考えてくれる気になって良かったと内心思い、おそらく許さないだろうなと思い、男の部屋に女子高生が泊まるだなんてと思い、ドキドキしながら待ち)

わっ電話掛かってきた…！…うん、うん、そう！草太さんの家にお泊り！大丈夫！分かった、ありがとう！(メール送信して直ぐに着信音が鳴り響き、多少早口で話し終えればぱっと笑顔を向けて)良いって！

え？！本当に？(かなりびっくりして)
でも、鈴芽さんも見たと思いけど、家汚いから掃除してからの方が助かるんだけどな、、(付け焼き刃だが、泊まり日時を伸ばそうとして)

そっかぁ、私は全然気にしないけど…いつなら良い？(あからさまにしょぼんとするも日時だけは決めておこうとして)

片付けおわったら、連絡するよ。それに鈴芽さんも次の日は学校休みの方がいいだろうから、今度は金曜日でどうかな？v自分も大学があるしと付け足し)

あっそうだね！じゃあ連絡待ってるね！楽しみー(るんるんとした様子で了承するも、それじゃあ、と名残惜し気に抱き着いてから別れを告げて帰路に着き)

あぁ、気をつけてね。(送ってあげようかとしたが、鈴芽の早い行動に唖然として)
大丈夫だったかな

(家に着くと「無事に着きました、おやすみなさい」とメールを送信して大好きな相手の事を想いながら眠りに就き)

(鈴芽が、無事に着いたとの連絡が入ると安心すれば、それに対しての返信をして、部屋の片付けを始め)

(早く会えないかなぁとそわそわしながらもいつも通り、学校と家との往復を続け)

(大学へ行きながら片付けをして、ふと思い)
鈴芽さんの分の布団どうしよう。(買いに行こうかなと思い)

そうだ！(何かを閃けば草太にメールして「お泊りの間、ご飯は私が作るね！食べたいものある？何でも良いは無しね！」)

ん？(携帯が鳴っているのに気付き、メールの内容を見て、少し考えると、ハンバーグがいいなと返信して)
鈴芽さんの手作りか、そう言えば食べた事なかったな。椅子になってたし、、(忌まわしい記憶が蘇り)

ハンバーグかぁ、よし！頑張るぞ！(「了解！」と返信すると早速環さんにハンバーグの作り方を伝授してもらい)