岩戸 鈴芽 2022-11-23 22:19:05 |
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え?どうしたの。
( 此方としては相手の顔が見たいと思って離れようとした訳だが、何故だかその顔を覆ってしまった相手に不思議そうな表情を浮かべて。思わず何かしてしまっただろうかと少し不安になり、その理由を尋ね。 )
その、あまり人に見せられる顔してないかもしれないから……10秒、ううん5秒だけ待って!
( またねとお別れした時の方が数倍酷い顔をしていたとは思うものの、好きな人の前ではちゃんとしていたいのが乙女心で。しかし相手の不安げな様子が手のひら越しに伝わってくると数秒の猶予を懇願し、その間に深呼吸なりして落ち着こうと )
ふ…わかったよ。
( 相手が何故顔を隠すのか理由が分かると何だか可愛らしいその行動に思わず笑みが零れ。そんなことを言うのであれば自分の方こそ緩んだ顔をしているだろう。兎に角相手方いいと言うまで待ってあげることにして。ふと、相手が制服のままなことに目が止まり学校帰りにいそいでこちらによってくれたのだと分かると、これまた愛しい気持ちになり。)
───ふう、…もう大丈夫です、多分。
( 了承を得ると少しほっとしながら、片手で遮りつつ片手を鼓動の早い胸に添えて何度か深呼吸を繰り返す。どうにか頬の熱も落ち着いた気がして、そっと手を下ろし漸くしっかりと対面すると、相変わらず端正で優雅な顔立ちに目を奪われるがなぜだかその口元は笑っていて。きょと、と不思議そうに小首を傾げるもすぐにどこか変なのかと焦ったように問い掛け )
なに笑ってるの、草太さん?もしかしてなんか私、変?
いや、鈴芽さんが可愛くて。
( やっと見せた顔は、頬が少し赤くそれさえも可愛らしいと思う。笑みが口元に出ていたことを指摘されると、思わず口元に手を添えて少し照れくさそうにそう言い。こんなセリフ過去に1度たりとも言ったことはなく、慣れないむず痒い感じがして。)
……えぇっ、私が!?うそ、そんな。
( 少しの間を空けて理解が追い付くと、驚いた声を上げながら落ち着いたばかりの頬がまた急に熱を持ち出して、思わず両手で頬を挟みこむ。あたふた、と視線を左右に泳がせながらもちらりと視線を上げると、なんだか相手もどこか照れている様子。それが可笑しいのとレアな表情を見たような特別感に、次第に笑みが溢れると堪えるように口元に手を添えて )
…ふふっ、草太さんもそんな風に照れたりするんだ。
あんまりからかわないでくれ…。
この後どうする?此処でずっと話しているのも何だし、どこか場所でも変えようか。
( なんとも情けない表情を見られてしまったと思うと、笑う相手にあんまり見ないでほしいと顔を少し横に背け。先程の相手の気持ちがよく分かったと心の中で呟き。ふと、相手と合流できたことだし、ここでずっと立ち話をするのも何なので何処か行こうかと提案を。しかし、この辺に何があるのかも分からないし、相手の言う場所なら何処でもいい。何なら今日の宿すら目星をつけておらず、街の中心地にいけばホテルくらいあるだろうという安易な考えで旅をしており。 )
えへへ。
それもそうね、風邪引いちゃう。でもおしゃれなカフェとかこの辺はないし……、そうだ。家に来ます?借りっぱなしのシャツも返さなきゃ。
( 出逢って早々に椅子の姿になってしまった為に彼の表情を多くは知らない。知らない一面がこうして見れてはにかむように微笑みながら相手の横顔を見つめて。切り出された話題は確かにと頷けるもので、人差し指を口元に添えて少し考えれば浮かんだ案をそのまま投げ掛ける。借りていたシャツを返せるし、ある程度の飲み物は出せる。名案とばかりに告げた内容の反応を伺って )
あー…、いいのか?
( 確かに彼女に貸していたシャツがあったことを思い出すと、少し考えて。以前彼女の家にお邪魔したときも、家には誰もいなかった訳だが、恋人という立場になったとはいえ男を家に上げるのはどうなんだろうと心の中で思う。しかし、いい場所がないと言われるとそうするしかないのだろう。少し遠慮がちに尋ね返して。)
いいのいいの!お茶とかコーヒーくらいなら出せます。
っていうか靴だって借りっぱなしで……寧ろごめんなさい、不便だったでしょ。でもちゃんと綺麗にしておいたから!
( 男女の関係を意識している様子もなくあっけらかんとした様子で、片手をひらひらと振りながらもちろん構わないことを伝える。寧ろいろんな物を借りたままでいたことを申し訳なさそうに眉尻を垂らしながら告げると、家に来ることは大歓迎とでも言うように先導して数歩、出口へタタっと弾むように駆ければ振り向いて笑い掛け )
行きましょ、草太さん!
…じゃあ、お言葉に甘えて。
靴の事は別に気にしなくてよかったのに。
でも、ありがとう。
( 自分が要石になった際に自分の部屋から借りていった靴もあるらしく、それならばととりあえず相手についていくことにして。靴が一足なくて困ったということはまるでなかったし、増してや、わざわざ綺麗にしておいてくれたことには感謝の意を示し。自分を先導する彼女の姿に目を細めて。)
ううん…こちらこそ、ありがとうだから。
( 勝手に借りた身ではあるものの靴のおかげで少しでも相手を感じられた。全部が繋がって今があると思えば感謝の気持ちはとても大きく、やんわりと首を左右に振れば柔らかな笑みを浮かべながら気持ちを伝え。廃墟の入り口に置いた自転車を拾い、自宅目指して二人で坂道を登っていく。家に着き玄関の鍵を開けると、こうして一緒に家に入ることが懐かしく思えて小さく笑い。当然のように自室のある2階に行くよう上を指差しながら告げては続けて飲み物の好みを尋ねて )
ふふ、これで二度目だね、どうぞ。
…飲み物淹れてくるから先に上がっててください。あ、お茶とコーヒーどっちがいいですか?紅茶もあるけど。
(/すみません、お返事お待たせしております。今週いっぱい忙しく返事が遅くなります…。返せるときに返しますのでお待ちください。)
( /すみません、伝え忘れがありました。お話を再開するにあたりひとつ相談がありますので、お返事前に一度お声掛けくださいませ! )
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