通りすがりさん 2022-11-20 19:17:51 |
通報 |
だっ、だからダーリンじゃないって言ってるでしょう!!
(彼もバイト三昧なようで暇な時、と聞くと少しそわっとしてしまって。今日の料理で完全に胃袋を掴まれてしまったのは理解しているため、料理の為…と言い訳をしつつも彼が来るのを楽しみにして。彼がドアに手をかけ冗談交じりの挨拶を交わせばまた彼は…っ!と怒りの言葉を発し。彼に聞こえる前にバタンとドアは閉まってしまったため聞こえているか分からないが…。フン、と鼻を鳴らし踵を返すと自室に戻ってゆっくり過ごそうと残りの時間を過ごした。
その後も週に何度か食べられる彼の料理を楽しみみしつつ、作ってもらうお礼に彼が使いやすいようキッチンの物を揃え始めた。食材だって定期的に買い揃えているため、どこかで彼が家に来ることを楽しみにしている自分に気づいていて。ふと、食事用の冷蔵庫の中で保管している人肉の在庫が無いことに気がつくと最近狩りに行っていないことも思い出し、友人に電話して人肉を仕入れることにした。滅多に連絡しない友人の番号をタップして適当に話を進めると電話を切り待っていれば、インターホンが鳴り扉を開けて彼を迎え入れて)
あぁ、君ですか。お疲れ様です。
(/いえいえ大丈夫ですよ!初イベントとてもドキドキします……!!
全然差し使えありませんのでご自由に動かしちゃってください!!)
よぉ、相変わらず固ぇな。
( インターホンを鳴らしてすぐに玄関が開けば“お疲れ様と”言葉を送る相手をからかうように笑って家の中へと入ってくる。
その手にはいつもの様にレジ袋があるが、中身はさほど入ってはいないようで。というのも、相手が食材を揃えてくれることが多くなっているので、買ってくる必要性があまり無くなってきたらしい。
「何してたんだ?」なんて何気ない会話をしつつ、今日は早い時間から来たため、キッチンへは直行せず我が物顔でリビングへと向かう。)
( / 了解しました!ありがとうございます!
其方もいつでも動かしちゃって大丈夫ですので、よろしくお願い致します。
ところで、1つ気になったんですが…久守さんと楓は出会っていくらかは経っている体ですし…バイトの有無や楓からのラブコールメッセージ()ぐらいしかやり取りはないけれど、とりあえず連絡先は交換してあるという認識にしておきますか?)
今日は冷蔵庫の整理を……と言っても食事の方ですが。在庫が少なくなったので友人に電話していたところですよ。
(玄関から入ってくる彼を見ては手に持つレジ袋に視線を移して今日は何を作ってくれるのだろうかと期待して。何気なく問われた質問に冷蔵庫の整理をしていた事、友人に連絡していたことを伝えるとキッチンに向かい頻繁に来るせいで用意してしまった彼用のグラスに常備してある麦茶を注ぎお茶菓子と共にリビングへ。テーブルにグラスとお茶菓子を置けば時計を見上げ)
彼は足が早いのでそろそろ来るかもしれないですね。
(/ありがとうございます、了解しました!
そうですね…ここまで矢澤くんがラブコールしているのに連絡先を交換してないと意外と奥手なのか???とツッコミを入れられてしまいそうなので交換している体にしましょうか!)
……、ふぅん、久守って普通に友達いたんだな。
( 冷蔵庫の在庫…と聞けば、もしかしたら自分はあまり深く考えない方が良いかもしれないななんて回転の早い頭で考えれば潔く頷くが、続いて“友人”の言葉には少し眉をひそめる。
彼だって人間に扮しながらも普通に生活している訳だし、自分と違って優しく人当たりのよい彼に友人の1人や2人いても可笑しくは無いはずだが、2人きりだと思っていたところ少し嫉妬したのか、口を尖らせながら失礼な発言をしてしまう。
そして、お茶菓子を頂きながら暫く待っていると、インターホンの音が聞こえて、友人とはどんな奴だろうかと率先して玄関へ。
扉を開けると、そこには全身黒でまとまったすらりとした男性が立っており、美形な顔が爽やかに口角を上げて此方を見下ろしていたが、おや、と首を傾げると口を開いた。)
『 くもちゃん久しぶりー。
___ 随分、見た目変わったね?』
(/ そうですよね((
私も、連絡先交換してないのもおかしいな…?と思って質問した次第でした!ありがとうございます!
大鳳さんの話し方などに解釈違いが生じたらすみません…。その時はなんでも言ってください())
そりゃあいますよ。君より何年も長く生きているので。
(そろそろ来る友人の分も用意してしまおう、と立ち上がれば彼の言葉に軽く首を傾げ。友人は居ないと思われていたのだろうか。たしかに人間の友はいないが、人外として孤立して生きるのは死を意味することと同義になるため友人は何名かいると頷いて。そしてキッチンに戻って準備をしていればインターホンが聞こえ迎えに行こうとするも彼の方が先に行っていて何故、と思ってしまって。人外好きとしての興味でも有るのだろうかと彼の好奇心の大きさにちょっと感心していたが、友人は自分と彼を見間違えており呆れながらも彼の横から顔を出して友人を『春くん』と親しげに呼んで)
春くん、彼は人間ですよ。僕じゃないです。
(/全然解釈違いはなく想像したままです!!ありがとうございます!!)
『 お、そこに居たのか!会いたかったよ、くもちゃん。
見ない間に人間のお友達もできてたとはね。彼は食べないの?』
( ひょこりと顔を出した友人の顔を見れば、久々の再開であるテンションそのままに家の中に飛び込んできては、抱きつくように挨拶し肩を組んで。
そして、人間だと紹介された彼のお友達に再度視線をやれば、珍しいね、と笑顔を向けて『よろしくー』と握手を交わそうとする。
しかし、当の本人は腕を組み2人の様子を観察したまま、これまた鋭い視線を向けながらため息をついた。相手の言う通り、長生きしている分目の前の友人とも交流は深いのだろうが、自分だっていくらからは仲が良くなっているはずなのに…と子どものような嫉妬心が疼くようで。)
俺にだって矢澤 楓っつぅ名前があんだよ。
人間人間呼ぶんじゃねぇ。
(/よかったです!!
では、改めましてよろしくお願いします!)
『あはは~、ごめんごめん。ついね。俺は大鳳 春彦。春ちゃんでも春彦でも、どう呼んでも良いからね』
(こちらを見る鋭い視線におや?と思いつつ良くよく観察してみると目に嫉妬のようなものが灯っていてにまぁ、と笑みを深めて。目の前のお友達は蜘蛛の友人に並々ならぬ感情を向けているようであはは~、と軽薄そうな笑みを浮かべつつ自己紹介をして。
一方、2人の探り合いに関心がない方は肩に回った腕を軽く叩き、彼は食べないことを伝える。自分を怖がってくれたのは最初の頃だけで、今は彼に対する食欲は差程も湧くことがない。それよりも今は持ってきてもらったお肉を冷蔵庫に移動する方が大事で、何処にあるのかと友人の顔を見上げて尋ねて)
春くん、彼は食べないですよ。僕のこと怖がらないので……それよりお肉は何処です?外ですか?
(/はい!こちらこそよろしくお願いします!)
( この春彦とやらは彼と違ってノリが軽い奴らしい、と自己紹介を聞けば“ふん”と鼻を鳴らす。そして、にまりと笑う相手を見るとどこか見透かされている気がして気に入らなかったが、十中八九、彼も人外で間違いはないだろう。
そう考えれば、人外好きな身としては少し興味があるのは事実で…“お肉”の言葉に、思い出したように反応する春彦の後をなんとなくついて行く。すると、玄関を出てすぐそこに大きな袋が1つ置かれていた。
会話を続けながら袋を持ち上げると、友人へとそれを渡して。そして、再度楓と目が合えば、親しげに下の名前で呼びつつ肩を竦めると冗談を言うように忠告を1つ。)
『 怖がらない人間がいたとはねぇ、くもちゃんが残念そうにするとこ見たかったのにー……なんてね、はい、これ。
ちょうど新鮮なのが手に入ったから急いで持ってきたよ。
…楓ちゃんは、いくら怖いもの知らずって言っても、この中身は見ない方がいいかもよ。』
ありがとうございます。僕の残念がる顔なんて見飽きているでしょうに……。
__ちょっとつまみ食いしてくるのでリビングで適当に過ごしててくださいね。くれぐれも矢澤くんは食べないでくださいよ。
(友人が差し出した袋を受け取り、袋越しに肉を触る。触っている部位は形からして、…腕の部分だろうか。新鮮なものを持って来てくれたのだし少しくらいつまみ食いしてもいいだろう、と微笑むとその場を離れることを告げて。シンクの上に友人用のグラスとお茶菓子は置いてあるし、キッチンに行けば勝手にするだろうと判断すれば、友人に彼は食べるなと釘をさしてから踵を返して食事部屋へと姿を消して。
春彦も部屋へと消えていく後ろ姿に緩ーく手を振ると、姿が消えてから彼に声をかけて)
『はーい、ごゆっくりー。よし、じゃあ少し待ってよっか!』
( 相手が部屋の奥へと向かっていくのを見送ると、春彦に声をかけられ「……おう」と少し歯切れ悪くも返事をする。
最近は自分が料理をして一緒に食べることが多いが…相手は、やはり人間の肉の方がいいんだろうか、なんて考え事しつつ春彦と共にキッチンへ。
自分用のグラスも持ってきて麦茶を継ぎ足すと、それを一口飲んでから先程の2人の会話を思い出したのか声をかけてみる。)
……アンタも、人間の肉食べるのか?
『そりゃあ食べるよ。と言ってもくもちゃんほど頻度も量も多くないけど。俺は月に1回、小指の爪位の大きさで十分なのさ。人肉は趣向品みたいなものだからね』
(彼と共にキッチンに行けば自分の分のコップと好みのお菓子が置いてあり、分かってるなーと麦茶を注ぐ。彼は先程の自分たちの会話に気になることがあったようで、質問に隠すことでは無いと素直に伝えて。が、友人は比較的多く食べる方で自分は逆に少ない方で、自分の小指を見せながら説明した。人外にとって必ず食べないとならない物ではなく、食べなくても生きていけるが殆どの人外が人肉を口にしているのは自分でも疑問に思っていて『不思議だよね~』と呟いた。
少しの沈黙のあと、お菓子を口に入れ麦茶を飲むと彼の方へと顔を向ける。友人が人間の友達をそばに居させるなんでこれまでない経験で、そして人間である彼が人外である友人の傍になぜいるのかを尋ねた。友人に悪い感情を抱いているのならこの場で自分が代わりに殺そう、ともかすかに思っていて)
『…むしろ楓ちゃんはなんでくもちゃんのそばに居るんだい?くもちゃんの姿見たことあるんだろ?』
へぇ、食べなきゃだめなのかと思ってたけど、そうでもないんだな。
( 相手の回答には、自分の中にあった解釈が覆され関心したように瞳を大きくさせた。それなら、彼は必要で食べているのではなく、やっぱり、そっちの方が好きだから人肉を食べているんだな…なんて、自分の料理が好きだとは言ってくれたが、それでは満たされていない様子に少し残念な気持ちになる。
まぁ、本当の理由なんて自分は知らないし、“不思議”だと言われれば頷いて。
自分もお茶菓子を1つ口に放り込めば、続けて問われた質問へ正直に答える。
別に、こちらも隠すことはひとつも無いし、彼の友人なら、此奴も悪いやつではないだろう、と開き直ったように口を開いた。)
あぁ、俺、人外に憧れてるんだよな。かっこいいなーって。
腕が増えたり、角も生えたり、すげぇじゃん。
そんで、久守に食われそうになったけど、一目惚れしちまって俺が勝手に居座ってるだけだ。
まぁ、料理作ってやってるばっかだけどな。
…久守は、いい迷惑だろうけど。いつかは、好きになってもらいたいからな。
『ふぅん、そうなのか……健気で純粋だね』
(人外への憧れと友人への愛と寂しさと……悪意あるものではなく純粋な気持ちを受け止めれば変な目で見てしまったことを申し訳なく思って。そのうち彼の思いが報われて欲しいだなんて、考えすぎかと思ったが人外好きなら自分の格好はどうだろうかと訪ねて)
『そんな健気なこは応援してみたくなったちゃうな~。人外好きって言うなら俺の姿も見てみる?
』
べ、別にそんなんじゃねぇよ。
( 健気だとか純粋だとか言われると、普段はそんなガラではない故に、妙に気恥ずかしくなって否定する。しかし、馬鹿にでもされるかと思っていた矢先、応援してみたくなるなんて言葉を聞けば、やはり悪い奴ではなかったな、なんて思い直す。
おまけに、人外の姿を見たいかと聞かれれば、率直に「見てぇ」と答え、少し少年っぽく目をキラキラとさせてしまう。
最近では彼の人柄…基、人外柄も好きになってきた為、“人外”だからと簡単に惚れる訳はないと思うが、単純に本来の春彦がどんな姿ののかは気になるようで。)
『足の爪は鋭いから触らないように気をつけてね。……はい、これが俺の人外としての姿だよー!』
(褒められたり応援されたりすると照れるとは恋する青年だな、とついつい年上目線で見てしまう。実際彼とはかなりの年齢の差があるものの、彼の恋が実ることを祈るのは悪いことでは無いとも思っていて。
友人の人外姿だけでなく、自分のも楽しみにしてくれると見せがいがあるというもので。自分の本来の姿はカラスなため、足の爪に気をつけるようにと忠告しつつキッチンから少し離れて靴下を脱ぎ。変化するように意識していれば耳は羽毛に包まれ、腕は鳥の羽へと変化して、足は鳥の足と鋭い爪が生えた姿に変わって誇らしげに見せて)
___すげぇ!鳥……いや、カラスだったんだな!
なぁ、羽、触ってみてもいいか?
( 変化の瞬間を見るというのは、見てはいけないものを見ているような気がしてなんだか鼓動が速くなってしまうが、それでも目を離さずにはいられず、春彦が姿を変えていくのを黙って見届ける。
忠告を聞くように少しばかり距離は保っていたが、大きな翼を持つ彼の姿を見るや否や、尚更目を輝かせズイッと体を寄せた。顔は変わらずとも、その他が変化するだけでも大分雰囲気も変わり、興奮冷めやらない様子で、その大きな翼に触っても良いか聞いてみる。)
『そう、せいかーい。俺はカラスだよ。
勿論羽に触ってもOK!でも抜かないでね、痛くて泣いちゃうから』
(自分の変化した姿を見て目を輝かせる彼に、本当に人外の姿が好きなんだなと理解して。同時に友人が側にいることを許すわけも理解出来たような気がしてニコニコと笑みが浮かんだ。バサッと腕を広げてみれば楽々と彼の姿を隠せてしまいそうだがそれをするのは番の相手だけと決めている。触ってみたいと願われると頷いて了承すると、羽を顔の近くに持っていき泣き真似をするような仕草をして)
はいはい、抜いたりしねぇって。
…、うわ、真っ黒でかっけぇ。
人外って他にも色んな姿した奴いるんだろ?やっぱ人間と違って色々便利そうだよな。
なぁ、春彦も飛んだりすんの?
( 泣き真似をされると、その大袈裟な真似事にやれやれと受け流すように約束し、そっと相手の羽に触れてみる。
普段、日常生活に使われている羽毛とは違い、黒く艶やかな羽根をみれば、ため息と共に感嘆の声を洩らす。柔らかさだけでなく力強さや品を備える其れは、決して人間には無いもので。おまけに、腕が複数あったり翼があるなんて使いようによっては便利だろうと言葉を続けると、もう一度優しく撫でるように翼に触れて。)
『んー、そうでも無いよ。たしかに人外として生きていくなら楽だけど、人に見つかると即化け物として討伐対象になっちゃうから隠すしかないし…。俺も飛べるけど人目に隠れてしか出来ないものよ』
(羽が抜けないよう優しく触る手つきはどこか擽ったさを感じてしまうほどで思わず笑い声を零す。更にこうして撫でられることは無かったので気持ちよさも感じてしまうが、人外としてこのような体型だと色々と便利なのではと尋ねられて疑問に思い。確かに手や足が多ければ便利なことはあるし、羽が生えていれば飛ぶことが出来る。首が長ければ遠くまで見えるし、体型が変われば紛れることも出来る。だがそれは人間に見つからなければ、という話が前提で、見つかってしまえば人間に化け物として殺されるだけ。いい事尽くしでもないのだとため息を零せば部屋のドアがあき友人が姿を見せて。
『おかえり~、どう?美味しかった?』と聞いてみても友人は眉を寄せ納得のいかない表情をしていた。)
__春くん、仕入れするとこ変えました?何だかあまり美味しくなかったんですが。
(人肉を食べて最初に感じたのは美味しくない、という感想で。これなら彼が作る料理の方が美味しい、と思いつつ空腹を紛らわせる僅かな量のみ口に入れていた。モヤモヤとした疑問を抱えつつ友人たちのいるリビングに向かえば、人外としての姿を晒している春彦と楽しげにそれを触る彼の姿で思わずムッとしていて)
( 春彦の話を聞けば、確かにそうだよな、と痛ましい事ながら納得して。こういうのを自分で言うのは癪だが、自分が特殊な状況だっただけで、街中で彼や春彦などの人外を見掛けたらまず逃げるだろうし、退治しようと思うのも道理だろう。
「そんなもんか」と自分で問いかけておきながら少し残念そうにしていると、奥の部屋から彼が帰ってきたのが見えて、特に何の悪気もなくそっと春彦に触れていた手を退かせる。
一方、肉の仕入先を変えたかと言う質問には、此方も首を傾げて返答し、ムッとした表情を見せた友人には、内心おやおや、と思いつつ、ゆっくりと自身を人間の姿へと戻して弁解を。)
『 んー?仕入先は変えてないけど、人間がハズレだったのか、それとも、くもちゃんの舌が肥えたんじゃないの?なんちゃって。
___あ、楓ちゃんが興味ありそうだったからちょっとの間だけ…。床とか傷付けてないから安心しなって』
トピック検索 |