サン・テグジュペリ。 2022-11-20 11:57:35 |
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芥川くーん、起きれるかい
(仲がいいという言葉にはわざとスルーして、芥川の死人のような頬を軽く叩く。煩わしそうに目を開けゆっくりと起き上がって彼女を睨むように見る。「どうやってお礼を言っていいか迷うのは分かるけど、睨むのは違うんじゃないのかい」とため息がちに芥川に声をかけて。さっきよりもマシになった包丁さばきの中島も「せっかくサン先輩が心配してくれたのに」と、まるで自分のことのように怒って)
まぁまぁ、良いのよ。今は頭がふわふわしているだろうから、仕方ないわ。
(こちらを睨まれるも、いつもの圧はてんで感じず、くすりと笑いつつ、芥川に水の入ったペットボトルを渡す。「ちゃんと飲むのよ、」と頭を撫でてやりながらも芥川に対し苦言を呈す敦と太宰には宥めるような言葉をかけて)
本当に優しいよ、まるで天使のようだ
(芥川の態度に思いところはあるが、彼女の前だから抑えて。図星だった芥川は水を飲むのも億劫そうに。キッチンのふたりはまるで兄弟のように、料理を進めていって)
ふふ、どうも?…飲めないなら介助くらいならしてあげるわよ、
(水を飲むことさえ億劫そうな芥川に眉を下げては、ペットボトルの蓋を開け、口元まで運んでやりつつ、ちらりと兄弟のような二人を見ては、微笑ましい気持ちになってしまっては、誰かと結婚したら、こんな家庭になるのかな。と思い、ちらりと太宰を見て)
大丈夫だよ、彼強いから
(頬杖を着いてつまらなさそうにする。流石の芥川も抵抗して直ぐに離して「こういうことはやめて頂きたい」と、少し疲れた声で。「もう貴方の介抱は必要ない」と吐き捨てるように言った芥川は、立っては見るが少しふらつきがあり。「おいこら、せめて配膳くらいは手伝え」と、欠伸をする太宰にお玉をなげつける中原と、痛そう…と少し同情の目で太宰を見る中島)
あら、そう…?無理はしないでね、
(眉尻を下げ、少し寂しそうにするも、頷いては蓋を閉めておきつつも、ふらついている芥川からあまり離れないようにしながらも太宰にお玉が投げつけられてはびっくりしつつ、くすくす笑いながらも、「私も手伝うわ、」と2人に近づいては、)
そんなに言うなら手伝ってあげよう、貸しはトイチでいいよ
(自信ありげに言って中原の隣に立つ、その太宰の手には七味が握られている。「ところで敦君、中也のはどれかな」と並べられたお皿を見て。嫌な予感がしている中島は「絶対に言いません」と首を振って頑なにして)
…ふふ、悪戯っ子な治も好きだけど、今は平穏なお食事にしましょ?
(七味を片手に持っている太宰に近づいては、彼の腕に抱きつきながらも、こてりと小首を傾げて渾身のあざといお願いをしつつも、「ね!皆も今は仲良くね、」と笑みを向けて、)
仲がいいからこその、こんな冗談も言えるのさ
ねぇ、中也?
(屍になりかけている彼以外の3人は、彼女のあざといお願いに参ったのか一瞬だけ固まって。こんなふうに抱きついてくれるのは、きっと私のことを友人としてみているからなんだろうね、と少し惜しく思いながらも、愛しそうに彼女を見て。「今日だけはそのお願い聞いてやるよ」と棘のなくなった態度を見せたあと、手際よく配膳をして。流石に死にそうになりかけている芥川に同情したのか「本当に大丈夫か…?」と中島が聞くと鋭い目付きで一瞥して「近寄るな、さらに体調を悪くする」と軽蔑した目で見て、机へと歩み寄って)
ふふ、お願い聞いてくれるなんて優しい子ね、私、優しい人が好きよ。
(ちらりと太宰にも視線を向けつつも、一度離れては、屍寸前の芥川を心配そうに見つつも椅子を引いて座りやすくしてやりながらも「本当に大丈夫…?休んでてもいいのよ?」とみつめて、)
敦君も、そんな優しい私にいつでも頼るといいよ
(中島の肩に手を乗せて言うと、苦笑いで「いえ、遠慮しておきます」と離れる。芥川の異変に気づいた中原が怪訝そうな顔して「大丈夫か…?」と近寄って声をかける。)
(/いきなりすみません!
サン嬢の両親が今いるリビングでお亡.くなりになってたというロルを見て、芥川が霊障?みたいなのに当てられてるみたいな展開にしていいですか?
なんか、芥川君って霊感強そうですし←)
……、芥川くん、ただの体調不良じゃなさそうじゃない…?
(ちらりと芥川を見ながらも、こそ、と太宰に耳打ち。そういえば、違う友人を家に招いた時も同じようにフラフラになっていたことがある。その友人は、すごく霊感が強かったなあ、というのを思い出しては、芥川に近付き、「貴方、もしかして霊感があったりする?」と問いかけて)
(/めっっっちゃいいですねそれ!!!!!そうちう展開で進めましょ!!!!!!!)
…私は聞いたことないけど
(変に心配している中原の方を見ると、どうやら当たりのようで。やはり部屋の片隅に残っているのだろうと察して芥川に「何か、見えるのかい」と低い声で。「何も見えぬ、が、聞こえる、誰かに投げかけるような罵詈雑言が」と、片隅をじっと見て一言。何も分からない中島が「どういう事ですか…?」と首を傾げて)
(/わかりました!!
ではその流れで行きます!(蹴り可))
っ、……
(芥川の言葉を聞いては、思い当たる節があまりにもありすぎて、いつもならば大丈夫よ、なんて明るく云う所を珍しくも沈黙してしまう。どうしよう、と思考を張り巡らせるも、その友人の時にはただ見えていただけだったから何とか対処出来たが、聞こえるとなると対策が分からない。気の所為では片付けられない、どうしよう。と自身の下唇を噛みながらも考えては、やはり思い付かず、中原でも敦でもなく、太宰に、泣きそうになりながら「どうしましょう…、」と問いかけてしまい、)
芥川君、彼らはなんて言ってるんだい
(不安そうな彼女の肩を抱き寄せて。優しく、けれど鋭い声色で芥川に問いかける。数秒の沈黙の後、不機嫌そうな顔をして口元を抑えて「全て聞くに耐えん他責思考の類だ、いい歳をしているというのに恥も知らぬ、死しても尚邪魔をするかのようにひたすらにくだらん雑言を言っている」と明らかに怒気を露わにして言う。何を言っているかをそのまま言わないのは、芥川の優しさからきているのだろうか。)
……そう。そうなのね、…ちゃんとお祓いとかはしたのだけれど、…、
(肩を抱き寄せられては、少し安心した様子で深呼吸をしながらも、その息は震えていて。芥川の言葉を聞くなり、フラッシュバックした遺書の内容に、顔色を悪くしながらも、肩を小さく震わせた。思考をフル回転させながら、どうにかして彼に罵声を聞かせている両親の念を鎮めなければ、と顔を上げては、「盛り塩でもしてみましょうか?そしたらすこしは収まるかも、しれないわ。」と明るい声色や表情で告げてみて)
もうその必要は無いみたいだよ
(苦笑いをして言う太宰が指さす方には、どこからか引っ掴んできた塩を、両親がいるであろう片隅へと投げつけている芥川が居る。その芥川の顔は無表情というか軽蔑しているように見えて、かなり冷酷そのもの。そんな彼を必死に止める2人がいる。「何してんだ手前!」「全く僕にはこの状況が理解できてないけど、お前がおかしくなったって言うのは分かる!」「いきなり人様の家に塩をぶちまける奴があるか!!」「え、そっち!?」「そんな事情知らぬ、僕は不愉快だからこうしているだけだ」「馬鹿なのか!?」)
…わ、ぁ、…ふ、ふふ、一寸、杞憂だったみたい、
(塩を投げつけ始めた芥川に、糸が切れたようにふっと柔く笑う。それを止めている二人にも、ついつい笑ってしまった。なんだか嬉しくて、暖かくて。笑いが止まらず、目尻に浮かんだ涙を指で拭っては、「そこまでやれば流石に居なくなったはずよ、ありがとう芥川くん。」と目を細めて)
…わ、ぁ、…ふ、ふふ、一寸、杞憂だったみたい、
(塩を投げつけ始めた芥川に、糸が切れたようにふっと柔く笑う。それを止めている二人にも、ついつい笑ってしまった。なんだか嬉しくて、暖かくて。笑いが止まらず、目尻に浮かんだ涙を指で拭っては、「そこまでやれば流石に居なくなったはずよ、ありがとう芥川くん。」と目を細めて)
今日は私たちが居るから心配はいらないよ
(内心、自分には見えなくてよかったなんて安心してしまう。もし見えていたら、消えた両親に対して何をするか分からなかったから。自分も含め、あの3人が居るし特に今日は何も起こらないだろう。「ご飯、冷めてしまうし食べてしまおうか」と提案して。机のうえにはカレーライス、シーザーサラダ、トマトスープが配膳されている。芥川は自分のカバンの中から財布を出して1000円札をサンの前に差し出して)
ふふ、本当に心強いわ!今日貴方達を呼んで良かった、
(満面の笑みを浮かべながらも、心底嬉しそうな声色へと戻る。太宰の提案に頷きつつも、机に並べられた美味しそうな料理達に、感嘆の声を漏らしては、「すごい!美味しそう、!」と軽く拍手を送った。すると、芥川から1000円札を差し出され、目を丸める。何の1000円だろうか、と首を傾げながらも、「どうしたの?大丈夫よ?」とその1000円札を受け取らず)
そうだとも、これからは何かあったらすぐ私に…
(すぐに自分だけに依存させようとする。美味しそうと喜ぶ彼女に「これくらい普通だろ」と少し呆れたように中原が言う。「塩の料金、及び清掃代として」と小さく言いにくそうに言葉を繋いで。さすがに悪いと思っているのか、いつもの無表情ではなく目がかすかに泳いでいる。「それだじゃ足りないだろ、サン先輩、一発叩いたほうがいいですよ!」と自分の事のように怒る中島には反応せず、「貴方がそう望むのであれば」と頭を小さく下げる)
ふふ、そうね。何かあったら、貴方達を、…治を頼りにするわ、
(太宰の言葉を受け取れば、目を細めながらも頷いてみせた。目の前の料理に対し普通だといえる中原の生活力に驚きながらも、芥川の気遣いに思わず感心してしまう。だが、一発叩いた方がいい、と言う敦やそれに対し言い返さなき芥川に眉を下げながらも、芥川の頭を撫でてやる。「気持ちだけ受け取るわ、お塩なんて簡単に掃除できるもの!それよりも、本当にありがとう、芥川くん。」少しだけ、あの怨念の呪縛から放たれた気がした。そこまでは言わずとも、心の底からの感謝を告げて)
24時間365日、いつでも駆けつけるよ
(「何だったらここに住ませて頂きたいくらいだ」と、ちゃっかり同棲に流れこもうとしている。先輩として私もなにか言ってあげようと芥川に「感謝は受け取るものだよ、君のしたことに意味ができるからね」と薄く微笑んでみて。頭を撫でられた芥川は一瞬、目を見張ったが抵抗はせず。お礼に対しては何も言わずに「……せめて、掃除はする」と一言。そんな3人に「冷めちまうから食ってからにしろ」と、まるでお母さんのように中原が言う)
あらあら、部屋はいくらでも余ってるから是非来てちょうだい?
(そんな同棲の誘いを、珍しく断らずに小さく微笑む。掃除はする、と言った芥川に少し悩みつつも、これも断ったら可哀想だと思えば、「なら、お願いしようかしら。」と目を細めた。すると、母親のようなことを言う中原に、はぁい。なんて返事を返しては、手を合わせて、いただきます。と言えば、まずカレーライスから一口食べて)
本当かい!?それならもう今日にでも
(断られると思っていたから一瞬、驚いたがその申し出を受け入れようとしてる太宰の背中を中原の蹴りが入る。「手前みたいな害悪な獣と一緒にできるわけねぇだろ」と吐き捨てて。珍しく素直にうなづいた後、芥川も席へと着いて。いただきますと手を合わせて、ご飯を食べ始めて)
あらあら、ふふ。
(獣だなんて、酷い言われようの太宰にくすりと笑いつつも、そのカレーの美味しさに感激してしまう。人の手作りなんて何年振りだろう。幸せを噛み締めながらも、満面の笑みを浮かべながら中原と敦に、「美味しい!」と告げて)
中也にしては上手なんじゃないの
(少し不格好な切り口の人参を見つけて「これは敦君が切ったやつだね」と当ててくるから、その言動に引きながら「はい、そうですけど…」と中島が返事をする。「んな事言うなら抜きにするぞ」とここでもお母さんのようになってしまう中原の隣で、もくもくとカレーを食べる芥川)
ふふ、……幸せだわ、
(みんなの会話を聞きながらも、カレーをぱくぱく。シーザーサラダや、トマトスープも食べつつも、小さくそう呟いては、目を伏せ微笑む。家族だなあ、ふとそんなふうに考えつつも、その、底知れない幸せに涙が滲むのを堪えて)
…中也、私プリン食べたい
(いつもから少食のためか、食べ終わったようで彼女の涙を滲ませる姿を見てふんぞり返って中原に言う。「もちろん豆乳のね」と付け加えるものだから「手前のわがままも1個1個聞いてきた俺も馬鹿だったが、いい加減にしろ」と怒ってしまう中原に「えー、豆乳ないの?なら買ってきてよ、サンも食べたいよねぇ?」と、買いに行かせるように促して。食事を終えて片付けをしている中島にも「敦君も、お風呂入って来た方がいい」とお風呂場へと促す。床の掃除を終えた芥川は気分不良のためか、離脱してソファーで座って寝ている。太宰は何故、彼女がないているかを聞き出すのに必死のようで)
……ぁ、え?ああ、豆乳プリン…そうね、食べてみたいわ!一緒に買いに行きましょうか?
(全く話を聞いていなかったようで、太宰に食べたいよね、と言われれば驚いた様子で目をぱちくりとさせつつも、頷いては首を傾げる。何やら太宰は、周りから人を居なくならせようとしてるな、と察しつつも、目尻に浮かんだ涙を軽く拭っては、)
こんな夜に女の子を出歩かせる訳には行かないよ
という訳で中也、行ってきてよ
(それを聞いた中原はまた吐き捨てるように「これっきりだからな」と言って、財布を掴んで出ていく。「お風呂、先に借りますね」とタオルと着替えを持ってリビングを覗いて言った後、お風呂場へと行って。それを見送ったあと、彼女に「そこに座ろうか」と微笑んで)
あら、まぁ…行ってらっしゃい、
(こんな時間に男の子一人なのも些か不安ではあるが、眉を下げつつも買い出しに行った中原を見送る。風呂に入る敦にもごゆっくり、と言葉を送れば、太宰に促されるまま座りつつも、「どうしたの?」と首を傾げて)
さっき、泣いていたように見えたけど、何かあったかなって
(芥川以外、みんな出ていったのを確認してかなり心配そうな顔をして、彼女の顔を覗き込んで。自分ができる範囲で、できない範囲でもそうしたいが、彼女の不安は全て取り除いていくつもりだけど、まずはその理由がわからず、いきなり核心をついて)
…え?ああ、ふふっ!違うのよ、あのね。なんていうか、…すっごく幸せで!胸がいっぱいになっちゃって…それで泣いちゃっただけよ、
(目を丸めながらも、心配そうにしている太宰に、思わずくすくすと笑ってしまう。相手の頬に手を伸ばし、軽く撫でてやりながらも、「心配してくれてありがとう。でも大丈夫よ。」と笑みを向けて、)
そうだったんだね、安心したよ
(彼女の前では安心た様子を見せるが、内心は私の知らなかった間、彼女はどんな気持ちでこの家で、一人きりでいたのだろうかと考え込んでしまって。「さっきも言ったけど、ひとりきりが嫌なら…私がこの家にずっと居たいけど、どうかな」と笑う彼女の手を握る)
貴方がそれでいいのなら、是非。
(太宰からの提案に、珍しくも考える隙もなく頷いてみせた。ただ、からかっているという訳ではなく表情からするに、本音だろう。一人きり、怨念にまみれた家で、孤独に過ごすのは嫌なのである。それに、太宰のような愉快な人間がいてくれたら、さぞ心強いだろう。そう思っての発言のようで、彼の手を握り返して、)
よかった、これで私も安心だ
(少しは懸念されるかと思ったが、案外あっさりしていてこちら側がびっくりしてしまった。握られた手に口付けようとした瞬間、帰ってきたであろう中原の声がする。ついでに風呂から上がってきた中島が、ソファーで寝ている芥川の横を通り抜けようとするが、不思議そうに芥川のそばに屈んで「なんで寝たふりしてるんだ?」と聞いて。それに対して少し気まずそうに「邪魔は出来ぬ」と、明らかに二人がいい雰囲気だったのを見ていたかのような言動をして)
(/背後失礼します!!
そろそろ場面展開などしちゃいますか?)
ふふ。同棲、みたいね。
(目を細めながらも、中原の声が聞こえては、ぱっと手を離し、「おかえり!」と出迎えに行く。
太宰だけじゃなく、他のみんなも一緒に住んでくれたな、なんて密かに思いつつ。)
(/そーーーーうですね、そうしましょうか!!!!!!場面転換するなら、翌日、もしくはガラッと大きく変えて、何でしょうね、なんかしらの行事ごとまで飛ばすとかにしますか?)
(/突発的な申し出なのに受け入れてくださるなんて…!もし、まだこのまま続けたいのであれば、ぜひ仰ってください!
こちらはいくらでもついて行きますので!
何かしたい行事とかありますか!?修学旅行だったり文化祭とか!)
(/全然全然!!!!私だけじゃなく二人で楽しめることが最優先ですから!!!お気遣いも有難いです:)
そうですねーーー…、やっぱり、高校生といえば文化祭ですし??文化祭でいきますか?)
(/そしちゃいましょーーか!!!確か、サンと太宰たちはクラス違いましたもんね、
サンの所は無難にメイド喫茶とかどうでしょう?とはいえ、実は男子たちが女装してメイドをやるっていうはったりもあったら楽しそうですけれどね笑
太宰たちのクラスはどんな出し物にしたいですか?)
(/メイドカフェいいですね!!
女装カフェも面白そうと思いましたけど、無難に執事カフェかなってこちらで勝手に考えてました笑
なんか、太宰たちにやって欲しい催し物とかありますか??)
(/なら、メイド、執事カフェにしちゃいます…?!!
んーーーーそうですねえ、個人的には何かしらの食べ物屋をやって欲しいなって思ってます。例えば、うーん!!!焼き鳥屋とか?!)
(/わーーい、ありがとうございます…!!ではでは、ろるはじめちゃいますか?文化祭1日目からで始めてみましょうか?)
なぁんで午前中ってこんなに長いんだろうねぇ
(焼き鳥を焼いている中原の隣で面倒そうに呟いて。午前中に仕事を入れているのは、午後に彼女が仕事をするという話を聞いたからで。「焼くくらいはできるだろうが、手前は仕事くらいしろ」と、蹴られながら立ち上がって「ここにサンが来てくれたらいいんだけど」と、やれやれと言った感じで)
(/採用ありがとうございます!
やりにくかったら言ってください!(蹴り可))
どこ、だったかしら。
(午後に自分のシフトがあるから午前は出歩いておこう、と校内を歩き回る。やはりまずは、太宰たちのクラスから行こうか。と、思ったはいいものの、その焼き鳥屋が見当たらない。うろちょろと歩き回りつつも、ぽつりとつぶやき)
そこの見目麗しいお嬢さん、焼き鳥なんてどうかな
(客引きでもやってろと言われ、教室の入口でしているものの、女性にし声をかけずに。しかも、何人かから連絡先をもらっている始末。彼女の姿に気付かずに女性に「あそこにいるオレンジ色のへんちくりんに声をかけたらいい」と中原を指さすと「黙れ、手前から焼いてやろうか!!」と、中から怒号が返ってくる)
……あ!治!中也!
(どこかなとやはり探し回ってれば、聞きなれた声が聞こえてくる。手を振りながらも2人に駆け寄っては、やっと見つけた、心底嬉しそうに笑みを向けてみせた。相変らずモテモテな太宰を一瞥しては、「流石ね。」と言葉をかけるも、焼き鳥を焼いてる中原に、「一本くださいな、」と目を細め)
私に会いに来てくれたんだね…!嬉しいよ!
(太宰のすぐ横を通り過ぎた美人にも目もくれず、嬉しそうな彼女の方へと駆け寄って。「いくら好意を寄せられても貴方だけだと誓うよ」なんて臭いセリフを言って、彼女を教室の中へと案内して。「どれが欲しいんだよ」と、中原がメニューを渡す。学生がするには豊富なメニューで、大体の焼き鳥の種類が書いていて。「ここは私が奢るよ、なんでも好きなの言って」と、当たり前のように隣に寄り添って)
二人のとこが焼き鳥屋さんやってるって聞いて!
(いい香りに頬を緩ませながらも、さらりと太宰の言った私に、を二人に、に変換しつつも、彼の臭い台詞はいつものように受け流す。メニューに目を通しては、大変そうね、と呟きながらも、「鶏もものタレで!」と告げる。奢るよ、なんて言った太宰には、「申し訳ないわ、私もちゃんとお金あるもの!」と可愛らしい財布を見せて、)
サンに会えるって思ったら、これくらいの仕事、なんともないさ
今の私って仕事が出来る男って感じだったりするかい?
(いつの間にか呼び捨てが当たり前になってるようで。彼女にいい所を見せようと必死で。「自立してる君も素敵だけど、今回はプレゼントさせてくれないかな」と、少し甘えるような顔して。そんな3人を見るクラスの女子達の目は、軽蔑しているように見える)
…中也はそんな感じがするわ、
(客引きをして、連絡先を貰っている太宰と、せっせと焼いている中原を見たら、一目瞭然。苦笑いを見せながらも、首を傾けた。プレゼントさせて欲しいという太宰に少し悩んでは、その厚意に甘えようと、財布をしまい、「ならお願いしようかしら、」と目を細める。軽蔑の視線には気付かず、楽しそうにしていて)
そんな…!まだまだ頑張らないといけないってことだね
(真面目な故かサボらずにずっと仕事をしている中原は、内心やってて良かったなんて思っていて。彼女には少し甘えた方がお願いを聞いてもらいやすいと学んでいて。「中也、絶対に焦がさないでよ」なんて茶々を入れながらも、軽蔑の目を向けてくるほうは、きちんと見ている。「また男ばっかとつるんでる」とか「絶対卑しい関係よ」とか、聞こえるように言ってきて)
そうね、中也を見習ってみたら?
(と、笑いながら告げてみた。焼いてくれている中原の手元をじーっと見ながらも、頬を緩ませつつ、不意に後ろから聞こえた声にちくりと心が痛む。だが、こんなの慣れたものだ。聞こえないふり、知らないふりをして)
えーーー……………
(心底嫌そうな顔を中原に向けてみるも無視させる。中原は「熱いから気をつけて食えよ」と彼女に焼きたての焼き鳥を差し出している。「手前らも、サボってねぇで働け」と、嫌味を言っているクラスメイトに視線も合わせずに言う、そんな中原の声は低く冷たくて。太宰は何も言わずに「中也、ぼんじり1本ちょうだい」なんて強請っている)
ありがとう中也、
(差し出された焼き鳥を受け取れば、ふー、ふー、と少し冷ましてからぱくりと一口。美味しさに目を輝かせては、口元を手で隠しながら「美味しい!中也、焼き鳥屋さんでプロになれるわ!」なんて少し子供っぽく笑みを浮かべた。不意に聞こえた中原の冷たい声に眉を下げては、「まぁまぁ、」と少しなだめて。ぼんじりを頼んでいる治を横目に見ては、「あとで一口くれない?」とおねだりしてみようか)
私にも焼けるんだけどなぁ
(美味しそうに食べる彼女を愛おしそうに見たあと、つまらなさそうな顔して呟いて。「ほとんど料理なんかした事ねぇだろうが」と一蹴される。なだめられた中原は、まだ腹の虫の居所が悪いようで睨んでいる。ぼんじりをねだられて「はい、あーん」と上機嫌で差し出して)
あー、んっ、!…んー!おいしい!
(太宰から差し出されたぼんじりを、躊躇いはせずにぱくり。もぐもぐと食べながらも、自身の頬に手を当てては、瞳を輝かせ、中原に、「さすがね!すっごく美味しいわ!」と笑顔を向けた。まだ、彼女たちを睨んでいる中原に肩を竦めては、こちらも聞こえるような声で、「あんなの、気にする必要無いわ。」と先程の彼女達の言葉を一蹴して)
それはよかった、まだあるよ
(自分の分まで全部あげる勢いで。さすがにさっきのクラスメイトの様子は目に入れていて、明らかにまた何かやらかしそうだと踏んでいる。クラスメイトは仕事はするものの、悔しそうな顔をしていて。「なんかまだ食いたいヤツあるか」と、中原は得意の世話焼きを発揮していて)
え、でも、それ貴方のでしょう?
(目を丸めながらも、遠慮しておく。払ってもらった手前、太宰の文まで食べてしまうのは気が引けるようで。中原からの問いかけには、少し悩みながらも、「鶏皮!いくらかしら?」と、財布を出しながら首を傾げて)
いいよそんなの、中也に焼かせてればいいから
(相も変わらずに中原に任せっきりのようで。彼女には甘えてもらいたいと日頃から思っているため、全てを捧げる覚悟みたいなものを見せている。「中也、私も豚バラ」と注文をしてみて。「そろそろ午前のシフト終わるだろ」と時計を見ながら中原が言う)
全くもぅ……中也の負担が思いやられるわ、
(自身の額に手を当てて溜息を吐くも、彼らの仲の良さはここから来てるのかな、なんて考えて。ふと、中原にシフトのことを言われては、時計を見て、はっとする。早く行かなくては、交代に間に合わない。「あっ、ごめんなさい……!!焼き鳥、また後で食べに行くわ!!私のクラス、2人も良かったら来て!」と告げて急いでくらすへかえっていく、)
もちろん行かせていただくよ
(彼女のクラスはメイドカフェをやると言う情報は入手済で。「行くのはいいけど片付けくらいやっていけよ」とどやされながらも片付けを終えて。
「なんで中也となんか行かないといけないんだろうね」とうんざりした顔を見せて、中原の隣を歩く。「うるせぇ、国木田に言われてんだよ、アイツの世話頼むなって」「えー、国木田君が?世話なんて焼いてもらったことないけど」と喧嘩?しながら、彼女のクラスの前に来て)
ぁ、……!お帰りなさいませ、ご主人様、!
(中々の商売繁盛。沢山人も来て、この台詞にも慣れてきた所。スカートが少し短いなぁ、なんて気まずく思っていたところ、ふたりが来ては、少し緊張気味に、上記を。「お席へご案内致します、」なんて耳を赤くしながら、空いている席に2人を連れていき、)
ただいま帰ったよ、あなたのために…!
(大袈裟に感動したように一際大きい声を。「メイド服似合っているね、でも丈が短くないかい?」と彼女のミニスカートを少し心配そうに。席に着いた2人は「メイドさんのおすすめを聞こうかな」と、誰が見ても分かるような上機嫌で。中原は彼女の可愛い姿に一瞬目を奪われながらも「仕事の邪魔すんな」といさめて)
ふふ、元気ね、…そうなの、皆も短いけれどね。長い方が良かったなぁ、
(大きな声で言った太宰にくす、と笑いつつも、スカートのことを言われてはクラスの女の子達に目を向けて眉を下げた。おすすめを聞かれては、ぶわ、と顔を赤くし、少し口篭りながらも、「おすすめは、その、…ふわふわぴよぴよおむらいす、かな、?」と目を逸らしつつ、)
………ごめんね、もう1回言ってもらっていいかな
(恥ずかしそうに言う彼女に最大級に来るものがあったらしく、すんっと真顔になって。「なんなら俺が言ってやろうか、ふわふわぴよぴよおむらいすだってよ」と、中原が嘲笑して繰り返す。太宰は「うげぇ、聞きたくなかった」と項垂れるが、すぐに立ち直って「これっておまじないとか付いてくるのかな」とワクワクしたような様子で)
んん、ありがとう中也…えぇ、そうよ、おまじないも付いてくるわ
(二度目に言うのを中原に阻止して貰えれぱ、ほっと胸を撫で下ろしつつも、問いかけには頷いて見せた。厨房代わりの方へたたっ、と走っていけば、作ってもらうように伝えに行く。暫くしては、二人分のオムライスをもって戻ってきて、彼らの前に置く。「それじゃあ、美味しくなるおまじないをかけさせて頂きます、宜しければご主人様もご一緒に、…お、美味しくなーれ、もえもえ、きゅん、!」と手でハートを作りながらおまじないをかけて、)
……………
(あまりの感動に言葉にならずに黙ってしまう。なんだったら心の中は彼女の可愛さに当てられて完全に死にかけではあるが。中原は「こんなことしないといけねぇなんて大変だな」と完全に同情したような目をして。ようやく我に返った太宰は「これ、オムライスを注文する度にやってくれるって事だね?」と期待した目で彼女を見て)
大変…みんな面白がるから、
(中原からの同情の言葉に肩を落としながらも、太宰からの問いかけに、「何頼んでもやる決まりになってるわよ?」と答えつつ、二人のオムライスにケチャップでそれぞれの名前を書いては、他の客に呼ばれ、「ごめんね、」と声を挟み、そちらに注文を聞きに行き)
なるほどねぇ…次は何にしようかな
(何を頼んでも、というワードにメニュー表を開いて。名前を書かれたオムライスを食べながらも彼女の姿を目で追っていて。見ると、さっき中原が注意したクラスメイトらが「ちょっと、あんたのせいで水かかっちゃったんだけど」と大きい声でイチャモンをつけている。明らかに彼女が来る前に濡れていたようだが)
あら、…大変!失礼するわね、
(イチャモンつけられても嫌な顔ひとつせずに、相手の濡れてしまっているスカートを手持ちのハンカチで拭いてやる。ここで変に反応してはこっちの立場が弱くなるってものだ。「ごめんなさいね、手元が緩いみたいで。」と謝罪までして)
さっきの人達だね
(声がする方を見て据わった目のまま呟いて。中原もじっと睨むように見ている。その2人が見ていることに対して、何を勘違いしたのかさらに気が大きくなっていくクラスメイトらは「クリーニング代とか出してもらわないと困るんですけどー」「制服って高いよねぇ」「手元も股も緩いよねぇ」なんて言って困らせている。それを見ていた太宰は当たり前のように裏方へと入っていく。それを止めるクラスメイトに「まぁまぁ」なんてかわして)
…調子に乗るのも大概にしなさいな。
(拭き終わっては、彼女達の発言に歯を食いしばる。すると、不意に立ち上がり二人を見下ろしては、珍しく、軽蔑する様な冷酷な視線で見下ろす。その声も、凍てつくように冷たく、低いものだった。苛立っているのだろう、表情も無表情で、彼女達に顔を近付けては、「やろうと思えば、貴女達を退学にさせる事も容易って事を忘れないで。」と耳元で脅して、)
失礼、うちのメイドがなにか不手際をされましたか
(いつの間にか執事服を来て裏から出てくる。さすがの美形なのか周りからは羨望の視線を浴びていて。こんなことで彼女が気を病んだり、悪役になる必要も無い。土器を顕にしている彼女の肩に手を乗せて下がるように促して。その2人の雰囲気に気圧されたの、何もクラスメイトらは何も言えず)
え?……え?あ、…治、どうしたの、その格好は、
(後ろから不意に声を掛けられれば、振り返るも彼の姿に目をぱちくり。苛立っていた気持ちはどこへやら。彼の姿に見蕩れてしまいながらも彼女達を気圧させている彼に、思わず尊敬の念が沸き上がる。すると、彼がいるからかふっといつもの笑みを浮かべて)
…ここでは治様と呼べって言っているでしょう?
全く、教育が足りてないみたいですみません
(なにかの役に入り切ったのか、呆れたように目を伏せて肩を竦めてる。きっと彼女も大事にしたくないだろうし、収めるにはこうするしか無かった。まごついているクラスメイトらは「もういい、行こ」と行ってしまう。それを見送ったあと「大丈夫だったかい?」と、いつもの太宰の顔で心配そうにして)
ぁ、あ、……えぇ、大丈夫、だったわ、
(いつもと様子ががらりと違う太宰に思わず、場違いにもどきどきとしてしまう。当の彼女達が居なくなった後、いつもの表情に戻っている彼に頬から耳まで赤く染めつつも、こくりと頷き、熱くなった顔を隠そうと、手で顔を覆って、)
ぁ、あ、……えぇ、大丈夫、だったわ、
(いつもと様子ががらりと違う太宰に思わず、場違いにもどきどきとしてしまう。当の彼女達が居なくなった後、いつもの表情に戻っている彼に頬から耳まで赤く染めつつも、こくりと頷き、熱くなった顔を隠そうと、手で顔を覆って、)
それはよかった
ね、どう?この服、借りてきたにしては似合ってる方じゃないかい?
(自信ありげに彼女の顔を覗いてみて。やっぱり耳が赤くなってる、なんてクスって笑って。顔を覆ってしまう彼女に「どうしたんだい」とからかってみる)
に、似合ってるわ、…その、…かっこよすぎて見れない…、
(太宰の言葉に何度か頷きながらも、からかいにまともに、答えてしまえば自分でもはっとしてしまい、「なんでもない!」と首を横に振っては、太宰から離れるように他の客の注文を取ったり、案内をしたりし始めて、)
それは嬉しいよ、何だったら貴方だけの執事になりたい所だけど…
(彼女の言葉に周りが見たら勘違いしてしまいそうな程の、笑顔を見せてそんなことを言ってみる。周りの「注文いいですか?」なんて言葉に「お伺いします」と、さっき見せた笑顔とは違った、少し作ったような顔で言って。「またあとでね、メイドさん」と、彼女の耳元で呟いてその横を通りすぎ)
はゎ、……、
(太宰の笑顔や声色に思わずどきどき。何だか恋する乙女みたい、と顔を真っ赤にしながらも、とにかく仕事をこなしていく。他の客の卓に料理を置きに行っては、おいしくなーれ、とおまじないを掛けつつも、ふと思い出したように中原に近付く。「私のシフト終わったら、少しばかり一緒に回らない?」と誘ってみて、)
国木田先生、私がおまじないかけてあげようか
(近くを通り過ぎただけの国木田を捕まえて、ニヤニヤと教室へと腕を引いて。「お前におまじないなどかけられたら、俺は一生悪夢を見ることになるだろうな」と腕を振り払われたあと、「お前はこのクラスじゃないだろう」なんてげんこつを食らっている。中原はその様子をもっとやれ、と言いだけに見ているところに声をかけられて。「俺はいいけど、手前はいいのかよ」と聞いてみて)
えぇ、治は多分他の女の子と回るでしょうし…たまには二人ってのも悪くないでしょう?
(国木田先生可哀想、なんて笑いながらも中原からの問いかけには頷いてみた。眉を下げつつも「本当は3人がいいけれど、」とつぶやいて)
水のおかわり如何ですか
(国木田に振り払われた後、2人が話しているのを見て足早に近づいて。二人の間に割り込むようにして、水差しを机の上にどん、と少し大きめの音を立て置く。「ところで、なんの話ししてたのかな」と、中原の方を見ずに、彼女の方だけに話しかけて。)
わっ、!…あぁ、えっと。そろそろ交代の時間だから一緒に回らないかーって、
(コップを置く音に驚きながらも、太宰に対してそう答える。「治は他の女の子と回るだろうなって思ったから中也だけ誘ったんだけれど、…治も一緒に回る?」と首を傾げ)
とても残念だけどそういった誘いは受けてなくてね…
(残念そうに眉を寄せてみるが、さっきまでひっきりなしに後輩や先輩方に誘いを受けていた。それを全部断ってきた男のする顔じゃねぇだろ、なんて思いながら中原は頬杖をついて見ている。「もちろん、わたしは2人だけでいいのだけど…」とおねだりをするかのように、彼女を見て)
あら、そうだったの?…二人、でも、三人の方が楽しいと思わない?
(意外そうに目を丸めながらも、二人がいいと言う太宰と、中原に視線を向けては眉を下げつつ、少しあわあわ。おねだりには弱いのだ。でも、折角の思い出なのだから三人で回りたい。「なら、二日目は二人で回りましょう?」と太宰の手を握り、)
そうだね、3人の方が楽しいね、きっと
(肯定はしているが、目は笑ってない。正直言えば2人っきりの方がいいけど、彼女を悲しませたくは無い。どんだけこのちびっ子を気に入っているんだか…と肩を竦めてみる。2日目のお誘いに喜んで飛びつくように、手を握って「もちろん!!」と、聞いた事のない大声で言うから、周りの目線を集めてしまう。「早く給仕でもしてこい」と中原に蹴られて「仕方ないな」と、へらへらした顔で戻っていき)
(/反応遅れてすみません。
最近は少し仕事が立て込んでいて、浮上できませんでした。
またこれからは普通に戻っていきますので、よろしくお願いします)
ふふ、じゃあ、あと30分くらいで終わるから、…その後また合流しましょうか、
(肯定してくれた太宰にぱっと顔を明るくしては、中原にもそう告げつつ、給仕に戻った彼の仕事ぶりを眺めながら、中原に、「明日のミスコンのことなんだけれど、…」とそっと耳打ちをして、)
(/いえいえ、大丈夫ですよー!!!こちらこそよろしくお願いします!!
ところで、一つ新しく設定入れたいなって思ったんですけど、サン嬢とちゅうやを幼馴染にしたいなって…!いかがでしょう、?)
写真?もちろんいいとも
(相変わらず女の子に囲まれていて、楽しそうにはしているがやはり2人が話しているのが気になるようで。さすがにそこに入っていくような、無粋な真似はできずに見るしかできず。クラスの男子からは「太宰が来てくれたおかげで盛り上がったよ」なんて言われている始末。中原は残ったアイスコーヒーを飲みながら「なんだよ」と返して)
(/その設定いいですね!ぜひ取り入れたいです!そのふたりが幼なじみということは、太宰は知っている事になるんですかね、それとも知らない感じですか?)
明日のミスコン、私も出ることにはなったんだけれど、…私、お化粧とかしたことなくて…!!中也ならできるんじゃって思って頼ろうと思ったんだけれど、どう?
(耳打ちしながらも、眉を下げて首を傾げる。ちら、と太宰を見ては、相変わらず、すごいなぁと思いつつ、このクラスの盛り上がりように目を細めた。)
(/知らないまんまがいいですね…!ふとした時に、幼なじみだって知る方が面白いかなって思います、!!)
それはいいけどよ、そのミスコンって手前が出ることを決めたんだよな?
(どうせあいつはこっちが何話してるか気になってしょうがねぇんだろうな、と少しいい気になる。ミスコンに出るのは前々から聞いていたが、どうしてエントリーしたかが気になって。させられたんだったら心配になるが、自分が望んでエントリーしたんだったらこっちからは何も言わねぇと決めて)
(/OKです!
あと、ここから中原が多く出てくると思われるたので、一時的に名前を変えています。)
あ、いや…知らない間に出ることになっていて…断るにも断れなくって。
(中原の言葉に首を横に振っては、眉尻を下げた。ある日、ふと、ミスコン頑張れよ、なんて声をかけられることが増えてその実行委員の人に聞いてみたら、勝手にエントリーをさせられていたらしい。迷った末、頼み込まれたので断れずに、今に至る。)
(/了解しました!!ありがとうございます!(蹴り可))
………だろうな
(わざとらしく大きくため息をついたその顔は、明らかに呆れているように目を閉じていて。大方、そのエントリーをした野郎共は予想が着いている。「俺に頼むのはいいけど、アイツじゃなくていいのかよ」と、乱歩先生にラムネを出している太宰を指さして)
うんん、…治に頼んだら、なんというか。裏を探って、勝手にエントリーした子達に何か言いそうだから、…
(太宰に視線を向けながらも、肩を竦めて苦笑いを浮かべた。よって頼れる器用な人が、中原しかいなかったようで、彼の視線よりも下になるように屈んでは、おねがい、と上目遣いに頼んでみた。)
(/わーーー!!ー!!!!!ごめんなさい!!!!!!、!!めちゃくちゃ!ー!お返事遅れました、!!!!ごめんなさい!!!)
確かに、そういう事すぐするからな
(あいつよりも自分が頼られてることにいい気になって、少し満更でも無い顔をしてしまう。上目遣いにやられ、咳払いをして少し顔を背けて。「ならアレにバレねぇ内にしちまうか」と、空いてる部屋の候補を頭の中で考えて。それと、メイク道具とかは全く持ってなく、それも同時に考えて)
(/返事ありがとうございます!!
こちらも遅れてすみません!)
!ありがとう中也…!!本当に助かるわ、
(前向きな返答に目を輝かせては、心底嬉しそうに彼の手を取り、何度もありがとう、と。こういうとき頼りになるのはやはり彼だと目を細めつつも「お化粧道具なら、一応あるわ、」と言葉をつけ加えて)
(/すれ違っちゃいましたね;;;;お返事遅れました、、!!)
暇だったからやってやるだけで……いや、手前の頼みだから
(手を取って喜んでいる彼女に、最初こそいつものような態度を取ろうとしたが、今はあの青鯖が居ない。ありがとうとひたすら繰り返す彼女に満更でも無い顔をして、チャンスだと思い本心を口にしようとすると後ろから肩を叩かれて振り向くと太宰が居た。「2人で楽しそうだねぇ、私も混ぜておくれよ」と、着替えたのであろう太宰がニヤニヤと立っていた。化粧の話をしていると面倒なことになると慌てて、彼女の口を塞いでしまう。「なんでもねぇよ、あっち行け!」と、心の底から嫌そうな顔をしてしっしとする)
(/お返事ありがとうございます!
こちらも来るのが遅くなってしまいました。
これからは1日に何回か顔を出せることができるので、またよろしくお願いします!)
んぐ、……!ん、おさむ、
(私の頼みだから、と引き受けた彼になんて優しいんだろう、と感心するも太宰の姿が見えた途端口を塞がれ、驚いてしまいながらも中原と太宰を見遣る。中原の手を自身の口から退かしては、「ごめんね治、中也に頼んでいることだから…」と珍しく太宰の言葉を断るように、そう告げては、心底嫌そうな中原の顔とは真逆に、心底申し訳なさそうな顔をして)
(/わー!!よかった、ありがとうございます、こちらこそごめんなさい…!!!
了解です!!!よろひくお願い致します!!!)
………そっか、それなら私が間に入る訳にはいかないね
(彼女にこうやって断られたことはなく、一瞬びっくりしたが、なんとか取り繕うが少し寂しそうな顔になってしまう。見計らったように邪魔をされた中原は目に見えて不機嫌になって。でも、彼女が太宰より自分の方を優先してくれた事には内心嬉しく思い、感情が表に出ないように口元を手で覆って。「そういう事だ、手前はどっか行ってろ」と彼女の手を引いて空き部屋へと連れて行こうとし)
(/こちらも来てくれて本当に嬉しいです!
ここからの流れはどうしますか?
メイクしてそのままミスコンって感じでいいですか?)
うん、…ごめんなさい、治、
(太宰の寂しそうな顔に、ちくりと胸が痛む。眉を下げながらも中原に空き部屋に連れられた。「治、大丈夫かしら…」と、太宰を案じつつも中原に、「これしか無いのだけれど…大丈夫?」とメイクのポーチから化粧道具を取り出し広げた。一通りのものはあるが、首を傾げながらも中原を見て、)
(/それで大丈夫です!!ミスコンのあとは場面変えて、2日目にしますか、??)
放っとけあんな奴、どうせ次顔見せる頃には何もも思ってなさそうな間抜け面で来るだろうよ
(握った手の細さに内心、壊さないか不安になりながらも空き部屋へ。メイクポーチを見せられて、正直あまりメイクに詳しくは無いが、舞台映えするためだったらもっと派手なヤツもあった方がいいと考え。「ちょっと待ってろ」と彼女に伝え一旦部屋を出る。10分後に帰ってきた中原の手にはアタッシュケースがあり)
(/かしこまりました!
その流れで行きましょう!(蹴り推奨))
だといいのだけれ、……中也?なに、それ。
(でもやはり、あの少し傷付いたような表情にいたたまれない気持ちになる。次会った時には、たくさん甘やかしてあげよう、なんて思いながらも、アタッシュケースを持って戻ってきた中原にめをぱちくり。首を傾げながらもそれを指さして)
紅葉さんに借りてきた、せっかくの舞台にいつものメイクじゃ物足りねぇだろ
(わざわざ3年生の教室まで行き、色々からかわれながらも借りてきたであろうアタッシュケースを置いて中を開くと、まるで俳優やモデルが使用するようなメイク道具が揃っており。「まぁこの道具を使いこなせるかは分かんねぇけどな」と、言いながらもそこらの女性とよりも手馴れた動作でメイク道具を手に取って)
あら、!!あとで紅葉さんにお礼言いに行かないと、…ふふ、ありがとう、中也。
(目をぱちくりとさせながらも、自分のためにわざわざ3年の所まで行ってくれた中原に嬉しさから笑みを浮かべつつも、慣れた手つきで化粧道具を手に取る彼に、慣れているなあ、と内心思う。化粧しやすいように、と目を瞑っては、少しだけ顔を寄せて)
手前がお礼言いに行ったら喜ぶだろうよ
何色を入れて欲しいとか今言わねぇと、俺の好みになるからな
(「早く行動しないと太宰に取られるよ」なんて釘を指してきた紅葉先輩の顔を思い浮かべて。イエベだがブルベだか知らないから、今回は自分が似合うと思うメイクをしようとしてはいるが、まずは彼女の好みを聞こうとし)
んー…なら、中也好みにして頂戴な?せっかく、貴方にお化粧してもらうんだし、貴方のすきなようにやって欲しいわ、
(少し首を傾けて悩むも、目を細めながら微笑を浮かべた。折角のミスコン、誰かが好きだと思ってくれるような自分にしたいなと思っているからなのか、中原の好みにして欲しいと頼んでみて)
……なんだそれ、変になっても知らねぇぞ
(言ってる意味わかってんのか、なんて喉まで出かかった言葉を何とか飲み込んで、呆れたように笑ってしまう。その笑っている顔は、周りの人には決して見せないような優しげな雰囲気で。変に緊張してしまい、震える手を何とか堪えてスキンケア、下地、ファンデーション、パウダーと化粧の手順を踏んで)
中也だもの、大丈夫よ。
(中原を心から信頼しきっているような発言をしながらも、中原のその優しげな笑顔につい顔が綻んでしまう。いつもこんな顔してれば、不良だとか勘違いされないのになあ、なんて考えながらも彼が化粧をしてくれてる間、目を瞑り、まるでいわゆるキス待ちのような表情になっていて)
…そーかよ、なら好きにさせてもらうぜ
(信用してくれてる言葉を素直に受け取れない自分がいて。どうせ優しい彼女だから、俺以外のやつにも普通の顔して言ってんだろとか、変なことを考えてしまっている。あの太宰みたいに歯の浮くようなセリフだって口にできない。アイメイクには彼女にピッタリの淡い桜のようなピンクを、アイラインは黒く強い印象を持たせて。涼やかに、けれど華やかに煌めくグリッターを乗せて、ひと段落ついて。チークは彼女のもつ健康的な色味を生かすように薄く、ハイライトはあまり付けるとギラギラしてしまう。最後の最後にリップで締めようとしたが、どうしてもどの色が決めれずに聞いて。)
リップだけは手前が決めろ
ん、……んー、そうね、…なら、これにするわ。
(黙々とアイメイクをされながらも、すごく手慣れているな、と自ら、そう思って頼んでいたのにも関わらずその意外さにちくりとまたも胸が痛んだ。仲のいい友人の、今まで知らなかった一面に、少しだけ寂しいな。と思ってしまう。リップだけは自分で決めてと言われては、目を開け、自身のものと紅葉のものとで見比べ、しばらく悩みつつも選んだのは、中原の髪色を彷彿とさせるようなパッケージのリップティント。唇に乗せるとコーラルピンクに発色し、健康的で、されど可愛らしく、僅かに妖艶な色味で彼女らしさを演出していた。)
これか?わかった、目ェ閉じろ
(醜い嫉妬心にも似た感情を押し殺して、指名されたリップを手に取り。自分の趣味で行くのであれば血のようにくどく、真っ赤なリップを選びたいところだが、流石に彼女には合わないのは分かっていて。選ばれたそれは健康的な色味で、素直にいいなと思い。オレンジのパッケージに、自分の髪色を思い浮かべたが、そんなことを口にできる訳もなく、目を閉じろと指示して。これ以上メイクアップされた彼女をまっ正面から見ていると、心臓が持たない気がして)
ん、
(小さく声を漏らし頷いては、言われるがままに目を閉じる。空き部屋の外から聞こえる生徒たちの声に耳をすませては、時折ミスコンの言葉が聞こえてつい緊張で肩が強ばってしまう。自分を美しく思っている訳では無いが、彼がこうして着飾ってくれている以上、誰かに美しいと思われたい、そう願っていて)
誰がなんと言おうが、今の手前は綺麗だぜ
俺が保証してやるよ
(彼女が小さく漏らす声にさえ、感情を揺さぶられている。緊張で固くなるのが手に取るようにわかったのか、真剣な顔して鼓舞するように。彼女は何もせずとも美しいとは思っているが、こんな付け焼き刃のメイクで大丈夫か、という不安は残っている。その不安をかき消すように、まるで自分に言い聞かせるような言葉にも聞こえて。リップを終えて大きめの鏡を出し、確認を促して)
こんなもんでいいか?修正したいところがあったら今のうちに言えよ
…!まあ!中也、貴方凄いわ!すっごく綺麗…、!
(目を開き、鏡を見てはぱっと顔を明るくする。鏡の中に映る自分が、まるでお姫様のようで、自然と笑みが零れてしまった。少しはしゃぎながらも、「修正点なんてないわ、貴方に頼んでよかった!」と彼を絶賛する。少なくとも、目の前の彼は自分を綺麗と思ってくれている。それで緊張がほぐれてきているのか、表情は柔らかくなっており、「本当にありがとう!」と彼の気も知らず、感謝の気持ちを体現するように彼に抱きついて)
ならよかった、…太宰の奴には店に行かなくていいのかよ
(心の底から喜んでいるのがわかって、人知れず安心して。絶賛されることに悪い気は全くしないが、素直になれず「そんなにはしゃいだらメイク崩れるぞ」なんて言葉しか言えず。抱きつかれ一瞬目を見張るが、自分の体にあたる彼女の体温に心臓がうるさくなって。「ばか、離れろ!」と、少し赤くなって焦った顔で言うが、手は抵抗はしてない)
あっ。…そうね、そろそろ行かないと心配してしまうかも…
(太宰の名前を出されては、ハッとした様子で眉を下げた。焦ったように離せと言う中原に、申し訳なさそうにしながらも、「あら、ごめんなさい、」と、おず、と離れてしまう。彼とここまで密着することはなかったから、中原のそのがたいの良さに少しだけ感心してしまった。男の子なのだなあ、としみじみ思う。)
なら、そろそろ教室、戻りましょうか。ミスコンまでは時間もあるし、
そこまで一緒に行ってやるよ
(太宰のいる場所なんてムカつくが、大体わかる。あと、彼女を1人で出歩かせたくないのもある。申し訳なさそうに言う姿に「俺以外にはするな」と、いつもよりか細い声で言って。このミスコンに何もないことを願いながら、太宰のいる場所へと向かって。)
だからね芥川君、もっと笑顔で
(芥川のクラスはカフェをやっていたようで、席でからかっていて遊んでいる太宰の姿がある。さっき、中也の事を優先された腹いせに、真顔の芥川にちょっかいをかけて)
ありがとう、…あら?治、違うところ行ってるのかしら。
(中原と一緒に、一旦自分のクラスまで戻るも、そこに太宰の姿はなく。首を傾げては、少しだけ推理してみた。太宰のことだからきっと誰かをからかっている。からかっているとしたら芥川、芥川のクラスにいるのだろう。と推測しては、中原の服の袖をくい、と、引っ張って芥川のクラスまで行ってみた。すると、案の定芥川をからかっている太宰が見え、「治!」と声を掛けては、手をふりふり。)
メイク終わったんだね、とても綺麗だ
(可愛い後輩をからかうことはとても愉快な事だけど、彼女の声には適わなくて。席を立って彼女の元へと向かいメイクされた顔をよく見て。褒めるその顔は周りの人が勘違いしてしまう程に、愛しいものを見るような顔をしている。「中也にしてはいい趣味をしてるね」と珍しく褒められた中原は死に損ないの虫を見るような目を向けている。)
ふふふ、どうもありがとう!なんだか別人みたいじゃない?私、
(太宰にも褒められては、すっかり上機嫌に笑みを浮かべている。2人がここまで言うのだ、相当綺麗なのだろうなと少し自意識過剰にも思ってしまいつつも、太宰のその愛おしそうな顔には気付かず。時計をちらりとみては、もうすぐミスコンの時間だなあと思えば、すこしだけどきん、と緊張してしまい、)
映画のヒロインだって嫉妬してしまうほどの美しさだよ…!
(ご機嫌な彼女に大袈裟に褒めて。本心から言っているのは間違いないが、そう聞こえないのは太宰の日頃の行いのせい。「俺がメイクしたんだからから当たり前だろ」と、はしゃいでいる太宰に呆れながら言う中原を無視して「もうそんな時間が来たんだね、エスコートしてもいいかな」と、彼女に手を差し伸べて)
あらまあ、それは言い過ぎよ?
(大袈裟なまでに褒められてはくすくすと少しむず痒いように肩を竦めて微笑む。自分がやったのだから当たり前だと言う中原に大きく頷いては、「本当にそうね、」と同意した。エスコートをしてもいいかと太宰に聞かれては、目をぱちくりとしつつ少し恥ずかしそうに、こくりと頷き「お願いしようかしら、」と彼の手を取り。)
言い過ぎなんて、むしろ言い足りないというのに…
(これ以上は長くなりそうだと判断した中原が「遅刻するだろうが」と頭をはたいて止める。「うんうん、中也は女々しいからねぇ、そういうのは得意だよねぇ」と褒めているのか貶しているのかよく分からないことを言う。握られた手を優しい力で握り返して歩き出して。中原は「これ、返してくる」と、さっきのアタッシュケースを掲げて去っていく。2人きりになったのはいいが、数倍美しくなった彼女に心臓が持たないのか、口数は減ってしまい)
あ、ありがとう中也。紅葉さんによろしく伝えておいてね!
(アタッシュケースを掲げ、去っていった中原の背に手を振る。すると、先程まで饒舌だった彼の口数がめっきり減ってしまい、不思議そうに首を傾げた。「行きましょっか、」彼の手を引きながらも、ミスコンの待合室となる空き教室へとむかう。廊下を歩く際、何やらひそひそと話し声が聞こえたものの、それは知らんぷり。だが、皆が話しているのは自分自身のことではなく、彼としっかり繋がれた互いの手のことであるなんて、つゆ知らず。)
君は本当に綺麗だよ、だから自信を持って舞台に立つといい
(いつもの様にしていれば良いものの、控え室に向かう道中は世間話しかできず。待合室まで見送り、餞別の言葉をかけて去ろうとしたが、やはり心配になり空き教室の扉を開け、彼女の元へ。係りの人にとめられても「関係者だ」なんて言い張って。中では思った通りに、彼女の悪口ばかりで。)
…そうね、私は、きれい。
(珍しく褒めの言葉にうなずく。緊張しない為にも、そうやって言っているらしい。深呼吸をして、待合室に入るとぴたりと一瞬音が止まった。私の悪口を言っていたのだな、とあからさまにわかりやすい彼女らの反応についつい笑ってしまうも、「ごきげんよう。」とにこやかに挨拶をした。今日はいつもよりも心強い。何故なら、中原と太宰のお墨付きだから。すると、扉を開けた太宰に目を丸めた。係りの人にとめられているところを見るも、苦笑いをしてしまい)
舞台に立つには色々手伝いが必要かと思って
(その生徒に耳打ちをしたかと思うと、その生徒は青ざめた顔で「どうぞ」と促す。その顔に話が早くて助かるよ、なんて上機嫌で言っている。自分のことを見てくる生徒にも微笑んで周辺を見ているが、悪口を口にしていた生徒の顔を確認して。自分のテリトリーのように、近くにあった椅子に腰かけてにっこりと。「私のことはお手伝いと思っていいよ」とつけ加えて)
あらまぁ…、こんなべっぴんさんがお手伝いなんて。
(太宰が自分のことをお手伝い、と自称しては思わずくすりと笑ってしまう。その中でも、鏡の前で化粧を少し整えつつ、髪を梳かす。ヘアアイロンもあったが、自慢のストレートヘアーを生かす事にした。太宰がいるから少しは緊張が和らぐものの、やはり少し居心地が悪い。軽くため息を吐いては、係の人から「そろそろ時間です」と室内にいた女子生徒全員が呼ばれた。舞台に上がるのだと思うと、嫌でも鼓動が早くなってしまう。ちらりと彼を見ては、眉を下げて)
ヘアアイロンあるけど、使わないのかい?
(お手伝いなんて言ったもののやることはなさそうで、周りを警戒するように見ているだけ。その視線に気づいたものは目を逸らして。髪をといている姿を見て、巻いたりしないのかと気になり聞いてみる。呼び出される彼女に「さんなら大丈夫だよ、私が保証する」と、いつも彼女に見せる顔で笑って。「私はここで見ているよ」とつけ加えて控え室のモニターを指差し。)
(/背後失礼します!!
ミスコンに出場させてもいいよってキャラはいますか?
こちらが考えているのは、エリスちゃんかなって思ってるんですけど、他に出して欲しいキャラが居ましたらぜひ教えて欲しいです!!)
えぇ、…実は巻き方分からなくって。
(照れ臭そうに頬を掻きながらも肩を竦めた。元気付けてくれている太宰の言葉に安心しながらも、「恥ずかしいからあんまり見ないでね、」なんて照れの言葉を告げながらも深呼吸。近くにいた少女たちに、頑張りましょうね。と声をかけるも、呆気なく無視されてしまい肩を落として)
(/そうですねーーー…!!!鏡花ちゃんとか樋口ちゃん、銀ちゃん辺りですかね、!?公式美人の方たちなので> < 、もし宜しければ、!!!)
……あの4人が、珍しいね。
(彼女の静かに揺れる長い髪を眺めながら、これはこのままだからこそ美しいと思い、むしろ手を加える方が失礼だなんて考えていると、呼び出され。笑顔で手を振って送り出すけど、彼女が見えなくなった途端に真剣な顔になり、モニターの方に視線をやり。明らかにそこらの生徒よりも美しいのは当たり前だが、何人か見知ってる顔を発見して)
………こんなの、初めて
(いきなり連れてこられあれよあれよとドレスを着せられてまだ状況を把握してない泉が、不思議そうに。となりの銀も頷くだけだが、着飾っている姿はいつもと違っていて。彼女を見つけた樋口は「先輩!サン先輩も出ていたんですか?」と駆け寄って聞いて)
(/かしこまりました!全員出します!
樋口ちゃんは勝手に1年のイメージだったんで、先輩と呼ばせて頂きました!
もし同い年がいいとかありましたら、すぐに変更致します!
エリス嬢はまた次のレスにて出します!
リクエストありがとうございました!!)
…!あら、まあ!三人とも、華やかになっちゃって…!!えぇ、私も出ることになったんだけれど…あらまぁ、ふふっ!みんなとっても可愛い、
(早く始まらないか、とぼーっとしていると樋口に話しかけられ、初めて銀、鏡花、樋口の三人が目に入る。物珍しい三人の格好に目を輝かせては、そのあまりの可愛らしさ華やかさに思わずきゅんきゅんしてしまう。樋口からの問いかけに答えながらも頬を緩ませながら、「貴女たちも出るのね?楽しみだわ!」と少しはしゃいでいて)
(/わぁぁめっちゃいいですありがとうございます!!!!!!!!!!!、修正点とかないです、ほんとにありがとうございますめっちゃかわ!!!!!エリスちゃんも楽しみにしてますね!!!!(蹴り可))
ええ、クラスの人達に頼まれまして。
でもサン先輩が居るんだったら頑張れそうです!
(美人だから行けるよ、なんてはやし立てられていつの間にか出場が決まっていた。こんな多くの人に見られる立場になったことなくて心配だったが、尊敬する先輩の1人の姿を見つけて安心して。いつも隣に太宰が居る所しか見た事なかった泉が「今日は1人…?」とサンに向かって首を傾げる。そんな会話をしていると向こうの方から「リンタロウが来たら追い返していいから」と、聞き覚えのある声がして)
あらあら、うふふっ!私も貴女達がいるから頑張れそうだわ…少し緊張もほぐれたし。
(樋口からの言葉に心底嬉しそうにしながらも、顔を綻ばせながら頷いてみせた。鏡花からの問い掛けには、「治は待合室のモニターから見てくれてるわ、ほら。」とこちらに視線を向けるカメラを指差しては、その先にいる太宰に手を振る。すると、幼く可憐な声が聞こえ、その方向に視線を向けると、金髪が揺らめく、エリスの姿が。恐らくは森の推薦だろうなあと思いつつも、「エリスちゃん!」と彼女に手を振って)
(/顔出しできずにすみませんでした。
私事で申し訳ないのですが、ただいま入院中でして、なかなか浮上することが難しくなります。
5日程度で退院の予定ですので、待っていただければと思います!
ご迷惑おかけしますが、よろしくお願いします!)
(/ええ!!左様でございましたか…!!全然大丈夫ですよ、こちらのことは気にせずゆっくり休んで元気いっぱいになってくださいね……!!
お待ちしております( ; ; ))
(いまさっき控え室で彼女と太宰の姿は見た。いつ見ても仲睦まじく、お似合いの2人に憧れをもっている。自分の知っている人達が集まっていくのを眺めながら、やっぱり美人揃いだと再度確認して。少し怒り気味のエリスは彼女の声がするほうを向いて、ツインテールにされたふわふわの金髪を揺らしながら歩いてくる。「サンも居たの?言ってくれたら良かったのに」と、嬉しそうだが少し不服そうな顔をして彼女の前へと立ち)
(/お待たせしてすみません!
今もまだ入院中ですが、ある程度体力が戻ってきたので返信させていただきました!
前よりかはスローペースかつ、ロルのクオリティも下がるかも知れませんが、よろしくお願いします!)
えぇ、…ふふ、いつもより一層おめかししていてとっても可愛いわね、
(エリスと同じ目線になるように屈んでは、思わずくすり。不服そうなな彼女も可愛らしいなあ、と目を細めた。彼女の髪型を崩さない程度に撫でてやれば、「こんなに可愛くっちゃ、私達も敵わないわねぇ」と樋口に同意を求めるような笑みを向けて)
(/おかえりなさい、まだ本調子じゃないのに来てくれてありがとうございます( ; ; )
全然こちらは気にしませんので!!!背後様のペースで楽しんでいただけたら幸いです( ; ; ))
(/背後にて顔出し失礼します。
まだ入院生活は続いてますが、体力の方も戻ってきたのでこれから一日に何度かは顔出ししたいと思います。
長い時間空けてすみませんでした…!)
(/こんばんは、調子が、というか体力が戻ってきたみたいで何よりです( ; ; )
いえいえ、お気になさらず!!!これからもどうぞよろしくお願いしますm(._.)m)
(/かなりの時間開けてしまい申し訳ございません。
明日に退院が決まりましたので、報告させていただきます。
もう気づかれましたら、返事待っております)
(/こんばんは、遅れてしまいごめんなさい…×‐×;退院おめでとうございます!具合が良くなられましたようで何よりです?;;)
(/ありがとうございます!
これからしばらく通院はしないといけないですが、具合は良くなりました。
健康だけが取り柄だった自分に、持病なんてものが発覚なんて思ってもみませんでした。
失踪しては帰ってくるを繰り返して本当にすみません。)
(/あら…でも、その持病が悪化せずにこのまま具合の良いまま健康に過ごせることを切に願ってます;;
いえ、大丈夫ですよ!お気になさらず!致し方のないことですし、その時ちゃんと理由も教えてくれているので戻ってきてくれる、と信じつつちゃんと待っていますので!そう気負う事じゃないですよ^_^)
(/なんとお優しいお言葉……!感涙してしまいます。
早速、続きからしてもよろしいでしょうか?
時間経っているので、違うシチュエーションとか希望なら、そちらでも大丈夫です!)
(/ウーーーン、そうですねぇ…心機一転に、別のシチュエーションでやってみましょうか!
何か、これやりたい!とかありますかー?)
(/心機一転、いいですね!
そうですねぇ、何かいい案などありますか?
学パロの別シチュエーションもいいですし、個人的にはアイドルとマネージャー、みたいな関係もやってみたいとは思います!)
(/え!ドルパロ!!!めちゃくちゃいいじゃないですか、やりたいです!!!!サン嬢と太宰さんどっちがアイドルがいいとかありますか?わたしてきには太宰さんがアイドルで、サン嬢我マネージャーとかいいなあって思うんですケロ、)
(/ドルパロいいですよね!!
ぜひやりましょうー!
正直、あいもるしてるサン嬢も見たいんですけど←
マネージャーのサン嬢を溺愛したいなと思いましたので、その立場でお願いしたいです!)
(/やった!!!!でも確かにアイドルのサン嬢も見たいですよね!!!!しばらくしたら立場交替したドルパロもやりましょうか??)
(/ぜひ立場交換したいです!!
初回ロルなんですけど、よかったらサン嬢の方から回して頂けませんか!?
長らく離れていて勘が掴めなくて←)
(/ほな、そういうことにしましょか!!
りょーかいです!!!!ガッテンお任せを!!多少の確定ロルはお許しください!!(蹴り可))
太宰くん、これからの予定なんだけれど……太宰くん?
(歌番組の収録を終えて、楽屋で待っているであろう彼の元へ行ってみると、机に突っ伏して寝ている様で、静かに彼に歩み寄れば、確かに早朝の収録を終えた後の歌番組は疲れるよなあ、と彼の背中にブランケットを掛けてやり、)
ん、…
(今日は早朝からずっと仕事が入っており、疲れてしまい楽屋にて眠ってしまい。寝息ひとつすら立てずに寝ていたが、人の気配で僅かに意識を覚醒させ、バレないように薄く目を開けて見てみると、自分のマネージャーである彼女の姿が目に入る。自分がデビューしてからの付き合いになるため、かなり長い時間を過ごしてきたが、自分の抱えてる本音をまだ言えずにいて。背中にかかる感触にブランケットだと直ぐに察して、本当に優しいと声に出さずに笑ってしまい。このまま彼女の袖を引いてみたらどんな反応をするだろうと思い、寝ぼけた振りをしながら彼女の服の裾を軽く引いてみて)
(/初回ロルありがとうございますー!
確定ロルでもそうじゃなくてもなんでも歓迎です!
こんな感じで宜しかったでしょうか!?やりにくかったらすみません!!)
…?あら、どうしたのかしら…ふふ、
(突然掴まれた袖に疑問符をうかべてしまう。だが、きっと何か夢でも見ているのだろうと小声で小さく呟いた。長い付き合いだから分かるが、彼はなにぶん、眠りが浅いらしい。今はよく眠れているのだな、と勘違いしているのか彼の隣に座れば、背中をとんとん、とリズムよく叩いてやる。突っ伏した腕の隙間から見える彼の寝顔が可愛くて、思わず笑みが零れてしまっていた。)
(/全然大丈夫ですありがとうございます!!!!!!相変わらず太宰さんが太宰さんしてて好きだーー?;;)
サン……
(少しくらい困って欲しいと思っていたところがあったが、いつものように優しい彼女の動作に、口元が緩んでしまい自然見えるように腕で顔を隠して。それにしてもいつ起きようかタイミングを失ってしまい、わざと彼女の名前を呼んでみたり。いつもは呼び捨てなんてしないが、これもイタズラの一環で)
(/ありがとうございますー!
ではこの調子で頑張らせて頂きます!(蹴り推奨))
太宰くん、寝ぼけているのねぇ…ふふ、もう少し寝かせてあげたいけど…、おきて。太宰くん、
(不意に呼び捨てにされても取り乱すことはなく、ゆるりと笑みを浮かべていた。彼の髪を撫でてやりながらも時計を見ては、次の収録への移動時間間近になっていた。眉を下げながらも、優しく彼に声をかけて、)
……あれ、もしかして私寝てた?
(そろそろ潮時か、と驚いてすらしてくれない彼女に、少し残念そうにしながらも、あたかも今起きましたと言いたげに、わざとらしく小さく欠伸をして。おはよう、とへらとして笑ってみせて。仕事だということはわかっているけど、独り占めしたくなってしまう、そんな感情で彼女のことを見て)
えぇ、ぐっすり。おはよう太宰くん。…ごめんねえ、疲れてるのに。でももう行かないと収録に間に合わないわ、
(こくりと頷きながらも、眉を下げて彼の髪を撫でてやる。彼がデビューした頃からずっとマネージャーをしてはいるが、やはり最近は仕事量が増えに増えて、目まぐるしい一日になっている。申し訳なさそうに彼にそう告げては、控えめに時計を指さして、)
最近、堰を切ったように仕事が増えてきたねぇ
君の采配が上手だからかな
(疲れているのは確かだが、彼女の前ではあまり表に出さないようにしていた。少しは甘えた方がお世話上手な彼女の母性をくすぐれるのでは…?なんて、ふと思ってはいたが。仕事自体はあまり好きではないが、頑張れば頑張るほど彼女が喜ぶのであれば、苦ではない。あと仕事の間は隣にいれるというのが本音だが。さっきまで寝起きだった人間とは思えない動作で、立ち上がって彼女の手を引いて)
あはは、本当に褒めるのが上手いんだから、………本当に寝てた?
(少し照れくさそうに頬を掻く。目を細めるも、やはり少し申し訳ない。彼はまだまだ青年で、そして芸能界の人間としても日が浅い。気負いすぎて心が押し潰されてしまわないかと日々心配しているが、…何となく、飄々とした彼は、大丈夫な気さえしてしまう。彼に手を引かれつつ、待たせておいた車の元へ行きながら、その颯爽とした歩き姿に首を傾げて)
もちろん、十分に寝ていたよ
(仕事なんて二の次のような生活をしていた人間が、よくもここまで変われたもんだと、我ながら思って。彼女よりも芸能界に入って長いからこそ、自分がこの裏があって当たり前の世界から守らないと、という気持ちが日に日に増していく。今のように嘘だってつくのもお手の元だ。車の後部座席の扉を開けて、彼女に入るように促して)
ならいいんだけれど…
(すこし訝しげに彼を見詰めた。彼はなんとなく、取り繕うのが上手いような、そんな気がしているのだ。とはいえ、自分はただのマネージャーにしか過ぎない。彼に過剰な干渉をしてはいけないのだと、世話焼きな心をぐっと堪える。促されるが後部座席、奥の方へ座っては、彼に隣に座るよう、自分から促した。運転手に、「遅くなってごめんなさい、待っててくれてありがとうございます。」と律儀に感謝を告げて )
今日はすごくいい夢を見れたからね
(彼女の隣に座りながらつぶやくように言って。いつもはあまり夢を見ないくせに、さっきのうたた寝の時に見た夢の中には彼女がいた。マネージャーなんて関係ではなく、一人の女性として。発進された車の中で、次の番組の準備をすることもせずに、車窓から外を眺めて)
あら!ふふ、それは良かった。…でね、太宰くん。次は、クイズ番組なんだけれど…太宰くん頭いいからなぁ…ごめんね、今回もわざと間違えてほしいのよ。
(むむ、と少し悩みに唸った。オファーを受けたは良いものの、彼としてはすごく退屈だろうと思う。分かりきっている問題を、分からないふりをして、わざと間違えて、笑いをとる。不快かもしれない。気持ちの良いものではないかもしれない。だが彼は、いつも、二つ返事でいいよと承諾している。ううむ、と唸ったまま、窓の外を見ている彼を見詰めつつ、眉尻を下げた。)
……いいよ、間違えるのなんて余裕だよ。
(外の風景を見ていたのは決して退屈だからではなく、彼女のブラウスのボタンがかけちがっているのか、下着が目に写ってしまうからだ。さっき一瞬だけ見てしまった下着にしか意識がなく、何気なく口にした一言が、思ったより嫌味にしか聞こえず。)
あら、……そう、なら、いいんだけれど…
(少し、ちくりと棘のあるような言い方に少しだけ悲しそうな顔をした。そうだよね、嫌よね…なんて勝手に解釈してしまいつつ、ブラウスのボタンの掛け違いなんて全く気付くこともなく、浅いため息を吐いては仕事用のスマホから番組監督への連絡などを済ませておき、ふと彼に身を寄せれば、「着くまで音楽でも聞いてる?」と、問い掛けて)
音楽はいいかな、…それにしても、今日はあついね
(トゲのある言い方をしてしまった事に気づかないほどに、ブラウスのことをどう言っていいか考えて。女性の下着なんて、何度も見てきたと言うのに、こんな事でドキマギしてしまうとは…と、自分に呆れて。ようやく考えた苦肉の策で、自分の服のボタンをいじりながら、彼女に大して笑いかけて。その時に、彼女の傷付いた顔が目に入り、自分のせいだと言うのに「どうしたの?」なんて、心配そうな顔をして)
うん?そうかしら、…クーラー下げてもらう?
(彼の苦肉の策も失敗に終わった様子。首を傾げながら問いかけるも、やはり自分のブラウスのボタンのことは全く頭の片隅にも浮かばなかったようだ。運転手に、クーラーを少し下げて欲しいという旨を伝えた後、彼からの問いかけには、首を横に振り、「いいえ、なんでもないわ、」と目を伏せて)
………ごめんね、はっきり言わなかった私が悪い。
(気づかない彼女の純真さに頭を抱えたいところを抑え、運転手に聞こえないように耳元で「ボタン、かけちがっているよ」と囁いて、指先で彼女のブラウスを指さして。「今すぐかけ直した方がいい」と、続けて忠告をする)
えっ?……ぁ、あっ。ごめんなさい、見苦しいものを、
(彼に耳打ちされ、初めて気がついた。自身のブラウスに視線を落としては、前屈みになれば簡単に下着が見えてしまう様になっている。頬を赤く染めては、あたふたとボタンをかけ直して)
見苦しいなんて、そんなことないよ
誰にもみられなくてよかった
(自分からしたらご褒美以外のなにものにでもない光景に、強く否定をして。恥じらう姿を見れただけでも、今日の仕事を頑張れる気がして)
…そう、??なら、…いいや!恥ずかしいから忘れてちょうだいね、
(いつもの癖で、なら良かったと言いそうになるも、かぶりを振っては頬を赤く染めたまま上目遣いに小首を傾けて。)
もちろんだとも、直ぐに忘れるよ
(いつものように誤魔化してみるが、忘れるつもりなんて毛頭なくて。そろそろいつもの調子が戻ってきたのか、車窓に写ったカフェを指さして「この前、ロケで言った場所だね」と、話を振って)
…あ。本当だ!あー…あそこのパフェがすこぶる美味しかったのよねえ、
(彼の指さしたカフェに視線を移しては、すこしきらきらと瞳が輝いた。そのロケの後、プライベートの時にひとりで来ては名物のパフェをたらふく食べたものだ。頬を緩ませては、「今度二人で行く?」なんて誘って)
美味しかったね
ご一緒したいのは山々だけど、大丈夫かい?
(甘味については詳しくもないし、どちらかというと苦手だ。でもここでそんなことを口にするほど野暮ではなく、いつもの笑みで交して。2人で行こうなんて天にも登るような提案に飛びつきたいところを抑え、少し眉を寄せて。この前2人で出かけた時に雑誌に取られ、スクープになったのを思い出して。その時は何とかなったものの、マネージャーである彼女の元にはかなりの文句が入っていたようで)
大丈夫って?………ああ、そういえば、…あぁ…不便になったものね、昔からの友達だっていうのに、男女ってだけでもう二人でどこかに行けなくなっちゃった。
(彼とは学生の頃からの友人だった。昔はたくさん出掛けていたが、今となっては、どこに行ってもスキャンダルに。熱愛に。スクープに。友情が劣情として変換され、世に出されるようになってしまった。彼には幸せでいて欲しいから、自ずとプライベートでの付き合いも減っていっていた。少し寂しそうな顔をしながらも、彼の心配していた事とは別の解釈をしていた。自分が他人にどう言われようが興味は無いが、彼にバッシングが行くのだけは、嫌らしい。肩を竦めては、眉を下げて視線を外し、)
これだから世間様は……、私たちの仲には何も無いと言っているのに。
(学生の頃は彼女とどこへ行こうが何も言われなかった。何回も2人で出かけても、当の彼女は意識さえしてくれなかったのは、今ではいい思い出だ。何も無いと自分で口にしたものの、勝手にショックを受けて。自分にヘイトが向いたとしても性格上気にもならないが、そのせいで彼女と一緒に居れなくなるのだけはどうしても避けたくて。)
本当よね、…でもスキャンダルは無いに越した事は無いからねえ、
(本当はまた一緒に出かけたい。友達らしく、出かけたいのに。悔しく思いながらも、眉を下げたまま、「仕方ない、ロケで近くを通る時なんかに寄りましょうか。それならとやかく言われないはずだわ、」と提案をして。)
そうだね、そうしようか
(彼女から見た自分なんて、まだ友達止まりなんて思われてるのは分かっている。それでも隣に居たらいつかチャンスが来る予感に期待して。彼女には見せないように寂しげな笑顔で返すと、運転手の方から「到着しました」と言われる)
(/返信遅れてすみません!!)
ふふ、…さ。行きましょうか、
(目を細めつつも、到着したと告げられては先に車を降り、彼側の扉を開けに行く。テレビ局の入口には、彼待ちだろうか。沢山の人が居た。裏口から入れるように車を停めさせたとはいえ、彼がここまで有名人になってしまっているだなんて、なんだか遠い存在に感じて、少し寂しそうな顔をした。)
またお出迎えされてるね、この前は少しはしゃぎ過ぎたから…今日は手を振るだけにしていた方がよさそうだね
(彼女に開けられた扉から降りながら、出待ちのファンを眺めてため息をついて。この前というのは、いつものように出待ちしていたファンにハグなんてしていたものだから、ファンの間の中でひと騒動があった。そのハグされた女の子が責められたり、むしろこっち側を責められたりもした。大宰の中では女の子には平等にしないと、なんて思っているから、心底意味がわからないなんて。)
ほんと~うに!この間のはやりすぎよ、全く、…………本当に人気者。
(すこしむっとしてしまうのは何故だろうか。彼がほかの女の子にハグなんてして、そんなのよくあった事なのに、すこし、胸がざわめいた。それを気にしないふりを、しつつ彼に手を差し出し、入口へと促そうとして)
女性を目に入れるとついね、本能が押さえられないんだよ…!
人気者にしてくれたのは君なのに
(わざとらしく演技じみたように言ってはいるが、本当に好きな彼女には指一本触れられない日々が続いている。促されるがまま入り口へと歩いていくと、当たり前のようにファンの子が群がってくる。「応援してます」や「サインください」なんてかかってくる声に「いつもありがとう」なんて、笑顔で手を振って)
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