サン・テグジュペリ。 2022-11-20 11:57:35 |
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あ、ら……大変なのね、貴方も。
(二人の様子を見ては彼等の日常を察したらしい。投げられた貴方では無く彼に対して慈愛の目を向けた。「お財布の為に態々有難う。…サン・テグジュペリよ。」一応は自己紹介をしておこうと自分の名を告げた後に貴方の手首を掴んで引っ張り立たせてやればぶつけたであろう背中や頭を撫でてやり)
姉さん、もしかして貴方は今私ではなく、国木田君に同情してないかい!?怪我しているのだけど!私!!
(国木田は寝転がっている太宰の後頭部を踏んで、相手に「分かってくれるか」と頭を振ってため息をつく。国木田は服を整えながら「外国の方だったか、俺は国木田独歩だ。」と挨拶する。太宰は「彼が私のことをいつも虐めてくるんだ」と相手にしなだれかかり)
えぇ…宜しくね、独歩君。…貴方が独歩君を煽るからでしょう?本当、昔から変わらないんだから…
(喚く貴方を横目に彼へお辞儀を。柔らかく微笑み掛けつつしなだれる貴方の頭を撫でてやり溜息を一つ。貴方の其の子供っぽい一面は貴方の元相棒との掛け合いで散々見てきたが故に少しだけ昔に戻れた様な気がして微笑ましくなってしまう。嘸かし大変だろう独歩の手を取り其の掌に指先で星を描く様にしては「頑張れるおまじない…なんちゃって。」と恥ずかしそうに頬を掻いて)
ダメだよ姉さん、彼は女性に免疫がないからすぐに勘違いしてしまう
(おまじないをしている相手にからかうように野次を飛ばす。国木田は手のひらをじっと見つめたあと太宰の頬を引っ張る。先程相手に怒られたせいか、少し軽めの暴力になっている。「買い物の途中なのだろう?近くで待機しているから早くしろ」と促し)
そうなの?とっても格好良いから太宰君同様なのかと…
(とても異性に免疫が無い様には見えぬ独歩に驚いた様子。矢張り仲が良いなと二人を見つつ促されるまま「すぐ戻るわ」と貴方の手を握っては「太宰君は私にどんな服を着て欲しいの?」と問い掛けて)
姉さんは何着ても似合ってしまうから困ってしまうよ
(女性物の服を鼻歌を歌いながら物色する。手に取ったのは白いワンピースと赤のオフショルのトップス、それでも手は止まらず黒のタイトスカートや白いロングコートに黒のスキニーに淡い桜色のニットと「次は靴を選びに行こうか、あっネックレスとかも必要だったね、それと帽子」と誰よりも楽しそうで)
…ね、ねぇ。これも、…
(手に取ったのは貴方のコートと同じ様なロングコート。お揃いのものが欲しい、なんて口が裂けても言えず取り繕う様に「か、かわ、可愛いなあって、!」と言い訳するも顔は赤く。其れにしても沢山買おうとしている事に対してお金は大丈夫なのかと心配そうにして)
それ~?ちょっと地味じゃないかい?
(いぶかしげに見たあと、自分のコートとよく似ていると気づく。それに気づいたあと、姉さんに「私とおそろいが欲しかったんだね」と愛おしく見て買い物かごに入れる。「お金を使うことがあまりなくてね、だって私の趣味心.中だし」とさらに色んな服を手に取って「あそこで試着してきたらいい、待ってるから」と試着コーナーを指さし)
えへへ……有難う。
(見抜かれてしまったかと照れ臭そうにしつつ貴方が手に取った服を受け取り試着室へ。一つ一つ着ていってはまるでお姫様にでもなった様な気分になり一人試着室で静かにきゃっきゃっと。暫くして出て来ては服を買い物カゴに入れつつ「趣味が心.中なんてね…人様に迷惑を掛けたら駄目よ?」と念押しする様に)
お礼を言うのは私だよ
(試着コーナーではしゃぐ相手を見てはだらしなく顔をほころばせて。「もちろん、私はクリーンな心.中を目ざしているから」と言っては、アクセサリーコーナーの方に向かい)
そうやって色んな人に声を掛けてるんでしょう。
(やれやれと言わんばかりに緩く首を振り。アクセサリーなんて今まで早々に着けた事がない為ピアスやネックレス、指輪などを瞳輝かせて見遣り)
貴方だけだよ、
(今だけはなんて言葉を飲み込んで。アクセサリーに目を輝かせている相手の後ろを着いていく。「どれもこれも姉さんに似合いそうだね」と耳のそばで話しかける。「どれが欲しいんだい?」と続けて)
本当かしら?…なんてね
(くす、と小さく笑っては貴方の頭に手を伸ばし柔く撫でて。貴方は如何やら悪戯好きらしい。耳元で話されては擽ったそうに肩を震わせつつ何とか平然を保ち「これが欲しい。可愛いでしょう?」緑色の小さな宝石が着いたネックレスを手に取って)
いいね、とても綺麗だ
(上記のことは言うけど、太宰の目線は隣の黒曜石がはめられたネックレスと指輪のセットを追っている。「指輪とかブレスレットはどう?アンクレットとかもあるよ」と色々なものをオススメしていると、販売員に声をかけられる。「いらっしゃいませ、もしよかったら付けてみますか?」と相手の持っているネックレスを指し)
確かにこれも綺麗だけれど…へぇ、色々あるのね…
(この緑の宝石は何となく、貴方のものと似てる。それで気に入ったらしい。勧められたものを見遣り頷いては黒曜石のはめられたアクセサリーを手に取って。店員に話しかけられては「えぇ、そうします。」と頷き緑の宝石のネックレスを首に掛けてみて)
とても素敵だよ、まるでかぐや姫のようだ
(ネックレスをかけた相手を見て大袈裟に褒める為、販売員に引かれる。その緑の石を見て自分のループタイと似ていると思い出し、ループタイを手に取って見る。「私とおそろいが欲しかったんだね、姉さんは」とからかうように言う)
ふふ、かぐや姫何て久し振りに言われたわ。…ずっと欲しかったの。お揃い。
(星のかぐや姫なんて呼ばれていたこともあったと懐かしむ様な視線になりつつからかわれ耳が赤くなってしまう。顔を背けてはぽつりと呟いて。「ほ、ほら…独歩君を待たせているから!お会計しちゃいましょう?」と赤くなった顔を隠そうとネックレスを外しては貴方に押し付けて)
君はそんなふうに呼ばれていたね
(ポートマフィア時代を思い出し懐かしむ。まぁ今となっては過去だけど、とそこは意外とあっさりしていて。お揃いが欲しかった、と言葉を聞いた瞬間真顔になり「今すぐ全身に包帯をまこう、すぐ巻こう」なんて言い始める。国木田の名前を聞いて、思い出したかのように「彼は待たせると怖いからね」と笑ってお会計をする)
貴方だけは姉さん、と呼んでくれていたけどね。
(貴方だけは私をちゃんと見てくれていた。そんな気がした。だからこそ、貴方を特別扱いしていたのかもしれない。包帯を巻こうと真顔で言われては困惑した様に「巻いてくれる…?」と問い掛けた。貴方の隣に立っては手を握るのではなく袖をちょこん、と摘んで)
貴方は貴方だから
(上記のことを言って相手の両頬を手で包む。袖をちょこんと引かれて「あなたの体の隅々まで私が責任もって巻こ」と言いかけたと同時に国木田に頭をはたかれる。腕を組んで見下ろしている国木田の隣には中島もいて。「あの、太宰さん…?」「敦くん、君も国木田君に呼び出されたのかい?」「いえ、仕事の話を」と話してる間でも、中島の目線は相手を見ていて)
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