サン・テグジュペリ。 2022-11-20 11:57:35 |
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べ、別に転びそうなんかじゃ、無かったわ…ッ!
(どうやら耳が弱いらしく囁かれては肩が僅かに震える。耳は赤いまま喉を整えるように軽く咳き込んでは「いけないって訳では無いけど…居た方が充実するわよ?屹度。」私がなってあげましょうか。と何時ものような冗談を添えつつ。)
(「ふふふふふ」なんて薄気味悪い笑い方をしながら、織田の返答を待つ。いつもの冗談だと分かっているから何も言わないけど、織田に下手なこと言ったら後で許さないから、なんて勝手に思いながら。「…お前がか?」と織田が相手を見て)
そう、私が。…太宰君は何故笑っているの?
(なる気は全く無いが。にっこりと微笑みつつ頷くも何とも背筋の凍る笑い方をする貴方を見ては首を傾げて。)
ううん、なんでもないよ。姉さんは気にしなくていい
(相手の後ろでニヤニヤしながら織田を見る。織田は「俺よりも太宰の方がいい男だ」と太宰を指さす。いきなり指名された太宰は「おやおや、嬉しいこと言ってくれるね」なんて軽く謙遜し)
何当たり前の事を云っているのよ。
(貴方の方が良い男なのは至極当たり前のこと。謙遜する貴方の言葉を遮る様に上記を述べては、首傾け眉を下げて。)
(いきなり褒められてびっくりするけど、その顔を見られないように手で隠す。織田も「太宰はいい男だ、俺よりも強く綺麗な顔している」と相手と一緒に褒めるから、太宰も織田に「織田作は姉さんと付き合いたの?」と聞く。織田は「…御相手してくれるのであれば」と答え)
織田作君も綺麗な顔よ?そこは比べられないわ。
(くすくす、と笑いつつも「あら、ならお付き合いしましょうか?」と丸っきり冗談。貴方の手を握ったまま首傾げては艶やかにウィンク。)
付き合うなんて簡単に言わない方がいい
(自然と相手の手を握る力が強くなってしまう。太宰の顔はまるで敵を見るように冷たくて。織田はその太宰には慣れているから何も言わず)
ッ、...太宰君、ただの冗談よ?織田作君も分かってるわ、
(見慣れないその顔に息を飲む。自然と声が震えてしまい、貴方を見詰める瞳は怯えた様に揺れていて。されどお茶らけた様な口調で)
…そう?それならよかった
(声は明るいけど、まだ少しだけ表情は冷たい。「そんな冗談、私嫌いなのだけど」と何故か織田に責任転嫁する。それに慣れてるのか当たり前のように「すまない」と謝る。太宰は相手の手を握る力を緩めて)
…流石、幹部ね…
(その冷たい視線は本気で命の危機を感じた。貴方の手を握るも上手く力が入らず。だが、そこも貴方の良さなのだろう。と柔らかく頬笑みを浮かべて。)
(/そろそろ場面転換にしましょうか?此の儘続けてもいいですけれど。)
(相手の笑顔を見て手の力が緩む。「織田作がお店を選んだらカレーばっかりになってしまうからね、今回は私が選んだよ」とかなり敷居の高そうなお店を指さす)
(//わかりました!場面転換お願いしてもいいですか?)
(/了解しました~!)
___、太宰君…?
(彼が突如姿を晦ましてから数年。溜息を吐いた後に聞こえたのは昔懐かしい貴方の声。悲しそうに其方を見ては確かめる様に名を呼ぶ。数年経っても変わらない自身の容姿と反対に貴方は背丈が伸び顔も随分と大人びてしまった。所々怪我をしている様子に何故か安堵してしまう。_嗚呼、生きていたのか、と。)
…っ、ああ、もしかして姉さん?久しぶりだね、私が最後に姿を見てから4年?5年?まぁどっちでもいいか、あなたは本当に変わってない
(最初に手当してもらった怪我とは比にならない怪我をした状態で現れる。本当に懐かしそうに目を細めて。「貴方はまだここで看護師をしていたんだね」と相手の手を取って言う。「本当に、最初から見た時から変わらない、綺麗な人だ」と零し)
(//場面転換ありがとうございます!)
……貴方は変わったわね。又そんなに怪我をして…ほら、いらっしゃ_、…又冗談?
(怪我の様子に眉を下げては手招きを_する間もなく貴方に手を取られる。其の口から紡がれた言葉に肩を竦めては「そういう所は変わらない。」と無邪気な笑顔を浮かべた。どうしたの、何故来たの。何て詮索をしようとはせずに貴方の頭を背伸びして撫でて。)
褒め言葉として受け取っておくよ
(前よりか少しだけ柔らかくなった表情で答える。「私は本心しか言わない、それは前から変わらないよ」と相手が自分を撫でやすいように寝台へと腰掛ける。「どうして私がここに来たか、知りたいかい?」と試すように口角をあげて聞く。)
…知りたいわ。…何故、失踪したのかも。
(貴方の隣へと腰掛けては其方を見詰めながら問い掛ける。どれだけ心配した事か。つい、思いが余ってしまい瞳に涙を溜め貴方に抱き着いてしまう。「理由なんて何でもいい、心配したのよ、莫迦…ッ、」と珍しく感情が昂り涙を流して。)
姉さんに逢いに来たって私が言ったら、貴方は信じてくれるかい
(相手を抱き締め返しながら耳元で囁く。耳が弱かったのを思い出しながら。いつまで経っても私はこの目に弱いと相手から目を逸らして。「心配してくれていたんだね、嬉しいよ」と少しからかうような声で)
ッ……嘘、仰い……なら、どうして怪我してるのよ…?
(びくりと分かりやすく肩が跳ねる。何だか懐かしい、なんてこんな時に思い出すとは。あの子供がこんなにも余裕たっぷりの大人になってしまうだなんて、と頬を赤らめつつも涙は止まらずに潤んだ瞳で貴方を見つめ続け。)
あの小さい帽子屋の所為だよ、客人のもてなし方を姉さんのほうから言っておいてくれるかい?
(やっぱり耳が弱いことは変わってないね、と嬉しくなって耳に囁く。中原に怪我させられたことに対して小さく舌打ちをする。手で相手の目元を拭いながら答え)
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