鬼 2022-11-19 09:40:45 |
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日も落ちかけた夕暮れ時、あなたは通りがけの道で壊れかけの小さな石造りの社を見つけた。何の気なしに欠け落ちていた屋根の一部を元に戻して、あなたはそのままそこを去る。
日が沈み辺りが暗くなると、後ろから明らかに人のものでない不気味な足音が聞こえてくる。だんだんそれは速さを増して、ついにあなたへ追いつこうとしたその時、グチャりと生物が潰れる嫌な音がなった。振り返ってみると、そこには何かも分からない肉塊と、角の生えた男が立っていた。
「美味そうな匂いがすると思ったら……こりゃ災難だなお前。どうだ?俺と契約しねェか?」
鬼はナニかの血に塗れながら不敵な笑みを浮かべていた……
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