匿名さん 2022-11-07 23:24:56 |
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殺人鬼…?
(ずっと追っていた事件に関連のある言葉を繰り返してしまう。嫌なタイミングだな、と半ば呆れながら笑う。連れていかれるがままに撮影現場に到着し見学する。さっきまでの違う雰囲気に凝視してしまう)
…どうだった?(カットが掛かり、OKが出ると相手の元へ行き、自分の演技がどうだったか尋ね、自分が本物の殺人鬼だとバレない絶対的自信があるのか、「俺、殺人鬼っぽかっただろ?」と楽しそうに笑いながら言い)
本物の、殺人鬼みたいで
(声をかけられてようやく我に返る。演技に魅入られたのか言葉がたどたどしくなる。「正直怖った」と素直に言う。俺が相手にしている殺人鬼もこんな相手なのか、と震える手を隠し)
そんな怖かった?(相手が手を隠しているのを見て、きっと震えてるのだろうと思い、そう尋ねては、「もしかして噂の殺人鬼のこと思い出した?」と言い)
その噂のこと何か知ってるのか!?
(思わず声が大きくなる。周りの視線にハッとして声を潜めて「何か知っていることはあるか?」と、自分のもうひとつの職業を言ってないにも関わらず詳しく聞こうとする)
なんで弁護士が殺人鬼のこと知りたいと思うんだよ…(詳しく聞こうとする相手に、知ってるも何も、俺が本人だからなと心の中で言いつつ、不思議そうに首を傾げながら、なぜ知りたいのか尋ね)
い、いや、よく俺の客がそういう話するから、なんとなく気になっただけだ
(腕組みをしてごまかそうとするが視線がずっと泳いでる。「それで、何か知ってることはあるか?」と四ノ宮の肩を持って聞く表情はかなり真剣で)
…そんな真剣に聞こうとしてる時点で、ただの興味本位には見えねぇんだけどなぁ?(他人の目もある為、相手を揶揄うようにくすくすと笑いながら言っては、相手の耳に顔を寄せては「薫さん、ただの弁護士じゃないよな。何者なの?」と尋ねて)
…あまり深入りはしないでくれ
(軽く四ノ宮の体を押しかおをそむける。四ノ宮の目がさっきから怖く感じてしまい目を合わせられない。耳が弱いのか少し耳を赤くし)
教えてくんねぇんだ?(教えてくれない相手に、不満そうにむすっとするも、相手の耳が赤いことに気付けば、ニヤリと笑って、「2人っきりなら、教えてくれる?」と再び耳元で言い)
2人っきりって、お前は自分の立場を考えろ
(力なく相手の身体を押す。ムッとした顔は少し赤くなってる。何がなんでも自分の職業は言ってはいけない、それは昔から決めてきたことだからと心の中で言い聞かせて)
薫さんを信用してなかったら、そもそも連絡先も教えないけどなぁ(何としても言わないだろうと思い、諦めては信用していると言っては、自分に用意された楽屋へと戻り、着替える事にして)
…っ、これだけは勘弁してくれ
(さすが芸能人は距離を詰めるのが上手だ、なんて勝手に尊敬して相手が離れたのに安心する。相手の背中を眺めながらため息をついて見送り)
薫さんの職業はわかんなかったけど、弱点は知れたしいっか(楽屋で着替えながら、どこか満足気に呟いて、ふと鞄に入れている凶器として使用している自作のナイフを見つめては、「みんな、騙されて馬鹿みてぇだな」と嘲笑うかのような笑みを浮かべながら呟いて)
なんで俺はあんな少年にペースを乱されているんだ
(壁に背中を預けてずるずると座り込む。口元を手でと覆って動けずにいる。四ノ宮の関わりを持つのは危険だ、と感じ離れようと決心する)
確かこの後は…(この後のスケジュールを確認しつつ、楽屋から出て歩いていれば、座り込む相手に気付くと、駆け寄って、「大丈夫?」と心配しては、飴を取り出して、「これ、今日助けてくれて、付き合ってくれたお礼!コーヒー味だから、気が向いたら食って」とにししと笑いながら言い)
触んな
(全部がよく分からなくなってずっと座り込んでしまってる。顔を上げずに手をはらいのける。飴と珈琲は受け取るけど、相手が仮面を被っているように見えて少しゾッとして)
っ!…ごめん、嫌だったよな
じゃあ俺、行くから(手を払い除けられると、驚いて、悲しげな笑顔を浮かべながらそう言うと、マネージャーに声を掛け、送って欲しいことを伝えると、マネージャーと話しながら車のある駐車場へ向かい)
違う
(去った後の背中に小さく零す。今日の俺はおかしい、こんなことは無かったのに、とまたうずくまる。少ししたあと立ち上がって帰ろうとすると電話がかかる。出てみると、さっき電話かけようとしていた相手で「きりゅー、アンタが追ってる事件の新情報いる?」なんて声がするから食いついてしまう)
ムカつく、今日もやってやる…(車で次の現場へ向かいつつ、ストレスから、今夜も殺人鬼になると小さく呟いて、現場に着けば、先程の車内とは違い、笑顔で対応し)
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