this love must be fake （〆）

あはは、痛いのはちょっと勘弁かな
(じたばたと抵抗するシズマくんを無理矢理抑える理由もないので、大人しく離れて。平手打ちの痛みで少し懲りたのか、困ったように笑いながら頬をかき。立ち上がりながら言った言葉は、解放する気がないことを匂わせていて)
大丈夫、話したい気分になったら話してね。時間はたっぷりあるんだから

……帰りたいって言ったら？
（帰すつもりが無さそうなのは察したが、撮影途中のドラマや雑誌の取材、コンサートが頭に浮かび確認の為に睨みつけながら聞いてみる。何より、仕事の放棄など母親が許さないだろう。）

シズマくんのお願いは聞いてあげたいけど、帰すつもりはないよ
(睨まれても怯まず、呑気にうーんと考える仕草を。とはいえもとから結論は出ているので、あっさりと答えて。シズマくんのための飲み物や食べ物を取りに行くために、扉を開けながら、そう言って)
まだシズマくんは実感がないかもしれないけど、僕以外の人間や外は危ないからね、ずっとここにいようね

危ないって、お前業界の何を知ってるんだよ。一緒に仕事した事無いのに。……真逆一般人が俺様の事何でも知ってるつもりか？
（小さい頃から業界に居た為大人の危険さや怖いものは普通の子供よりも知っている。だが、自分の知らない闇もまだまだあると考えており、それを知っての発言かと思ったが、幅広く仕事をした中で目の前の男と共演した事も無いしスタッフにもいなかった筈。まさか、何も知らない一般人のくせに発言しているのかと思い至り語尾を強めて）