this love must be fake （〆）

赤坂 秀仁(あかさか ひでと)

身長180センチ、20歳。無難に染めた茶髪に穏やかそうな垂れ目、中肉中背。猫背気味なので実身長よりも低めに見られがち。裕福な家庭に生まれたが、両親は仕事一筋で喧嘩がちな上、なんでも金で解決しようとするため愛情というものを知らない。両親が毎日喧嘩しており、いつも秀仁に愚痴を零しては酒を飲んで横柄な態度を取っていたことから、両親を刺激しないように全肯定し、どんな態度を取られても尽くすことで平穏に戻してきた。そのため、たとえ自分がなにを思おうとも相手を肯定して甘やかすことが愛情表現だと思い込んでいる。基本的には、温和だが人に自ら関わりに行かない消極的で根暗な性格、しかし好きになったものには自己犠牲的に尽くす。アイドルくんを好きになったのは、テレビで見かけたことによる一目惚れから。自分が人間不信気味で、人間は怖いものであると思っているため、アイドルくんをそんな人間や世界から守りたいという一心で、一人暮らししているマンションの一室に衝動的に監禁するという、正しいと信じたものにはとことん強引になれる自分勝手さを持っている。マンションは両親がオーナーのものを貸し与えられている、しかし生活面であまり頼りたくないので、花屋でバイト中。


ありがとうございます。特に不備等ございません。
あまり年が離れすぎているとアレかなと思ったので、20歳ぴったりにしてみました。ご確認お願いします。

pfありがとうございます。不備ありませんので是非そちらでお願い致します。初回文をお願いしても大丈夫でしょうか？

(たまたま推しのアイドルを人気のないところで見かけたのが、数時間前の話。芸能界は色々と闇が深いらしい、そんなところで、自分の好きな人が誰かの悪意で傷つくことがあるかもしれないと思うと、守ってやらないとと思った。
衝動的にシズマくんを気絶させた僕は、人目につかないように自分の暮らすマンションに連れてきた。俗に言う誘拐ってやつで、きっとシズマくんは最初は理解できなくて混乱すると思うから、可哀想ではあるけれど足首に足枷をつけて、身体を痛めないようにベッドに寝かせれば、起きるまで傍で見守って)
シズマくん、僕が君を守ってあげるからね


初回書きました。よろしくお願いします。

んぅ……
（微睡みから目覚め。楽屋で寝落ちてしまったのか？とゆっくり身を起こそうとするも足首にある足枷に気付き。慌てて周りを見渡せば見慣れない部屋、傍にいる知らない男。誘拐、その2文字が頭に浮かび自分のキャラを忘れ反射的に叫びながら暴れ）
おい！お前、誰だよ！俺様をどうするつもりだ！おいっ！

わっ、落ち着いてシズマくん
(目が覚めたシズマくんを笑顔で迎えたが、やっぱり最初だから混乱しているようで。やっていることは犯罪だし、しょうがないよなと思いつつ、慌てて宥めようとして。
とりあえず、なにも痛いことはしないと言う意味で両手を上げれば、出来るだけ優しい印象を与えられるように、笑顔を作って)
どうもしないよ。僕はね、シズマくんを守りたいだけなんだよ

守りたい、だと……?嘘つけ。
（守りたいと言われても足枷を付けベッドの上で寝かせている時点で信用ならず、加えて小さい頃から芸能界にいた事や母親の件もあり、大人を簡単に信じる事は出来ない。暴れても足枷が外れないと悟ると男を睨みつけ）

本当だよ。ほら、足枷は悪いと思ってるけど、この部屋とそこ出たところのトイレとお風呂までなら自由に歩けるし
(ひたすら暴れて、抜け出せないと理解したシズマくんに、僕は眉を8の字に垂らして説明して。言ったことに嘘はなく、本当に、今シズマくんが寝ている部屋やそこから出た廊下と繋がるトイレ、お風呂には問題なく行けるはず。しかし、窓は車のフロントガラスと同じような材質の強化ガラスだし、凶器になりそうな危ないものは隔離済みで)

……目的は？金なら俺には無いぞ
（足枷の長さを改めて見て、ある程度の長さがある事を理解し少し警戒を弱めるも、体目的では無いなら身代金を目的としているのかと考え。金が無いと知れば逆上するかもしれないが、後で分かるよりも今言っておいた方が良いと考えて）

お金なんていらないよ、ただ怖いものからシズマくんを守りたいだけなんだ。ここなら安全だから
(金なら腐るほど…は言い過ぎだが、それなりに持っている。裕福に育ってきた僕には当然、お金なんて必要ない。シズマくんからなにかを奪おうという気はなく、ただ守りたいだけなんだと懇々と伝え。それにしても、人気のアイドルだから稼いでいるものだと思っていて、少し引っかかり。事務所が不当に搾取でもしているのかと想像し、不穏な表情を作り)
お金は本当にいらないけど、シズマくん人気なのにあんまり稼げてないの？もしかして事務所が搾取してるのかな…？

はぁ？
（怖いものから守りたい、そう言われても目の前の男が1番怖く何言ってんだコイツ、という表情をするしかない。とりあえず睨み続け抵抗の意を示し続けるつもりだったが、事務所に搾取されているなど到底許せない発言に本気で怒り反射的に平手打ちをしようと手を伸ばし）
社長は俺にめちゃくちゃ優しくしてくれてるぞ！家だって、送迎だって！それをお前！

いったた…
(あ、これは痛いやつだと思った時にはもう遅くて、バンと頬に強い衝撃を感じ。叩かれたところがジンジンと痛み、手で頬をおさえて。そういえば、今まで生きてきた中で初めて浴びた暴力だと気がつく。赤くなった頬を擦りながら、叩かれたことに怒るどころか、シズマくんが少なくとも事務所には酷い目に合わされていないということに安堵して、両手を伸ばしてシズマくんを抱きしめようとし)
あはは、叩かれたのはじめてだ。でも、うん、事務所にはひどいことされてないんだね、よかったぁ

（相手が痛がっている様子に我に返り、自分が憎んでいる母親と同じ事をしてしまったと思うとパニックになり。あ、あ、悪い、ごめんなさい…と譫を漏らし叩かれる、と思わず頭を守ろうとするより前に抱きしめられ、相手の意図が分からず困惑する気持ちと他人に仕事以外で初めて抱きしめられその温もりに安心感を感じた事でボロボロと大粒の涙を流し）

泣かないで、なにも怖いものはないよ
(大人しく腕のうちに収まってくれたシズマくんが、突如涙し始めたことに、少し驚いて。しかしすぐに嬉しそうに満面の笑みを見せれば、シズマくんの耳元で蕩けるような声音で囁き。ますます庇護欲がそそられて、抱きしめたまま背を優しく撫でて)

本当に？叩いたり怒鳴ったりしない？
（撫でてくる手にビクッとするも、反抗せず大人しく撫でられて。甘く囁く声に身を委ねるように、本当に危害を加えないか確認して）

そんな酷いことしないよ！
(どうにも、シズマくんは暴力やその辺に怯えているらしい。最初は誘拐されたからかなと思っていたが、少し違和感を感じて。少しでも安心してもらえるようにシズマくんの髪を撫でながら、思い当たる推測を口に出してみて)
……もしかして、誰かに殴られたり怒鳴られたりしていたの？

……お前に関係ないだろ。離せ。キンタマ蹴り上げるぞ
（誰かに助けを求める事はキツく口止めされており、今は事務所もある程度は事情を把握しているものの細かくは話していない。それを話せるほどの信用はまだ持てず、知らない男の胸に抱かれ涙を流してしまった恥ずかしさに顔を赤くしながらじたばた抵抗して）

あはは、痛いのはちょっと勘弁かな
(じたばたと抵抗するシズマくんを無理矢理抑える理由もないので、大人しく離れて。平手打ちの痛みで少し懲りたのか、困ったように笑いながら頬をかき。立ち上がりながら言った言葉は、解放する気がないことを匂わせていて)
大丈夫、話したい気分になったら話してね。時間はたっぷりあるんだから

……帰りたいって言ったら？
（帰すつもりが無さそうなのは察したが、撮影途中のドラマや雑誌の取材、コンサートが頭に浮かび確認の為に睨みつけながら聞いてみる。何より、仕事の放棄など母親が許さないだろう。）

シズマくんのお願いは聞いてあげたいけど、帰すつもりはないよ
(睨まれても怯まず、呑気にうーんと考える仕草を。とはいえもとから結論は出ているので、あっさりと答えて。シズマくんのための飲み物や食べ物を取りに行くために、扉を開けながら、そう言って)
まだシズマくんは実感がないかもしれないけど、僕以外の人間や外は危ないからね、ずっとここにいようね

危ないって、お前業界の何を知ってるんだよ。一緒に仕事した事無いのに。……真逆一般人が俺様の事何でも知ってるつもりか？
（小さい頃から業界に居た為大人の危険さや怖いものは普通の子供よりも知っている。だが、自分の知らない闇もまだまだあると考えており、それを知っての発言かと思ったが、幅広く仕事をした中で目の前の男と共演した事も無いしスタッフにもいなかった筈。まさか、何も知らない一般人のくせに発言しているのかと思い至り語尾を強めて）