スレ主 2022-10-11 10:07:36 |
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【洋館/大食堂1/ベンジャミン・サイクス】
「そうか、お前(スズナ)も完全に知らない場所って訳だな…」
少しばかりこの場所(洋館)に関しての情報が手に入るのではないかと期待していたが、やはりこの水色髪の少女(スズナ)にとってもこの場所は見知らぬ土地と言う事らしい。
その一方で、意外なほど打ち解けている同行者(紗龍)と人形めいた二人組(デイジー&リリィ)をジロリと見遣り
「(心※勝手に動く球体人形って奴か)…あぁ、確かにおれは札付きの悪党――それでムショ(刑務所)より酷い場所に入れられてたモノさ。お前らにも一応聞くが、この妙な(洋館)について何か知っている事は無いか?」
と、問い掛けていると…
ボズンッ!
暗がりの中、二つ目の大食堂の方向から何か大きなモノが床に落ちるような物音が聞こえた。
「…今度は何だ?」
と立ち上がって燭台を掲げ音のした方を睨み、再び拳銃を添える様に構えながら歩き出して
「お前らは少し待っていろ。様子を見てくる…」
≫紗龍 、スズナ、デイジー&リリィ
【洋館/1F 南側通路付近/エディー・ドンブラウスキー、???×8(更に廊下の窓より侵入中)、巴マミ、?????×1】
少なくとも荒事にも命のやり取りにも精通していない一般人なスタンドマンの青年(エディー)に、修羅場を潜り抜け戦い慣れて怪奇で奇妙な魔法と契約と言う非日常を長く過ごして来たもののそれほど好戦的でも無く戦いはなるだけ避けたがる傾向も少なくない“魔法少女”な少女(巴マミ)
この二人と比較して恐らく今の状況に一番動じていないであろう異界の歴戦の猟兵且つ剣聖たる彼女(シズナ)との意識的な差異はかなり大きなモノかも知れない。
尤もそんな其々の心情など知った事でも無い様に肉を貪らんと動く死人たちは確実に向かって来るが
マミ「…!…分かってるわ。――でもね。」
何か言いたげだった巻き髪の少女は、その言葉を飲み込んで再び(マジカル・マスケット)を構えては撃ち、捨てて新たに取り出して構えては撃ち、を繰り返し寄って来る動く死体を撃ち倒し、吹き飛ばす。
―凍てついた斬撃が窓から入ろうとしている死人を複数巻き込み裂きながら凍り付かせて行く―それらの(凍った死体に戻った死体)が邪魔になり後続の死体の侵入を阻害してバリケード代わりになる。
一応これで死体の侵入には暫く打ち止めが出来たかも知れない――が
クスクスクスクスクスクス…
嘲笑う様な人に似た笑い声――が不意にこの場の三人の(耳元)で聞こえて――
≫シズナ
>サイクスさん、スズナさん、紗龍さん
【洋館/1F 大食堂1/デイジー、リリィ】
「エー、私達知ラナイヨー?」
「ア、ドコニイクノサイクスサン?一人ジャ危ナイヨー!」
(デイジーは知らないと首を横に振り、リリィはあなたへ危ないと声をかけながら追いかけようとする。先程から血なまぐさい臭いがしていたため、おそらくただ事では無いと踏んでいた)
>サイクス デイジー、リリィ スズナ
紗龍「あ、悪い。驚かせちまったかな?驚かせようとかそういうつもりじゃなくて、ただこういうのが俺の能力?ってやつさ。それよりお前さん達は・・・っ!?」
(自分の能力でデイジー達を驚かせてしまったと思ったのか、少し申し訳なさそうにする。そして、もう少し親睦を深めたかったのか色々と聞こうとした瞬間大きな音に気付き、優しかった雰囲気から一変少しピリついた様子になる)
紗龍「いや、ここは俺とサイクスでいくよ。お前さん達はそうだな・・なぁ、お前さん(スズナ)この二人のこと任せても良いか?頼んだぜ」
(人形とは言え幼そうな二人をつれていくのは危ないと判断したのか、自分とサイクスの二人でいくように提案し、スズナに二人の身元を(強引に)託し急いでサイクスのあとを追いかける)
【洋館/1F大食堂/スズナ・ヴァレス】
スズナ「はい。この二人のこと任してください!」
頼まれれば頷くと、リリィとデイジーを見つめながら考え事をしていて
>>紗龍、サイクス、デイジー&リリィ
>スズナさん、紗龍さん、サイクスさん
【洋館/1F 大食堂1/デイジー、リリィ】
「ムー……何デ私達仲間外レナノヨ…」
(デイジーがそう呟き、2人して口をとがらせ不満そうな顔をする。なぜ自分達だけ置いてけぼりなのだろうか。まだ味方だと信用されていないのか?会ったばかりだから無理もないのだろうが……
モヤモヤとした感情を内に秘めその場に立ち尽くしていて)
【洋館/1F大食堂/スズナ・ヴァレス】
スズナ「…(信用されてないのかなぁ。ん~…グレイはどこ行ったんだろ…。グレイの匂いはするから、どこかにはいるんだよね」
リリィとデイジーを見ながら、仲間のことを考えて。暇つぶしに氷の造形魔法で熊を作って
>>デイジー&リリィ
>スズナさん
【洋館/1F 大食堂1/デイジー、リリィ】
「…?何ソレスゴーイ!」
「ドウヤッタノ?魔法?」
(ふと双子があなたに視線を向けると、なにやら氷のクマができていることに目を輝かせ)
【洋館/1F大食堂/スズナ・ヴァレス】
スズナ「うん。魔法だよ」
(視線を感じると双子が目を輝かして、魔法って聞かれると頷いて
>>デイジー&リリィ
>スズナさん
【洋館/1F 大食堂1/デイジー、リリィ】
「スゴーイ!他ノモデキルノ!?」
(もはや怒りすら忘れ、双子がワクワクとした様子で見ていて)
【洋館 1F 南側通路付近】
>エディー、マミ
シズナ「…へぇ、覚悟は決まったようだね。頼りにさせてもらうとしよう」
(口ではなく行動で示したマミの姿を見て、僅かに口角を上げて。広域殲滅は彼女に任せ自分は殲滅から漏れてきた個体や、エディーに襲い掛かろうとしてくる化物達を狙って、抜刀しては首を切り落として行く…)
シズナ「よし、これで―――………っ!笑い声…気配もほとんど感じないけど…場所的には…そこッ!!!」
(凍り付いた窓を見て、少しは息を付けると思った矢先に耳元に聞こえる、不気味な笑い声…。すぐに気配を探るも全くと言っていいほど感知できない。すっ、と目を細めて何かを呟き…後ろに数歩下がると、先程聞こえてきた笑い声が発せられたで"あろう"場所に目星をつけ、大太刀を抜刀…切り払う様に抜き放って。傍にいるマミやエディーから見たら、何もない虚空を斬り付けているようにしか見えないが…)
【洋館/1F 書斎】
>ベン
……いや、ここに飛ばされる前に化け物に追われて斬られたんだ。噛まれた訳じゃありませんよ
(相手が銃を下ろしたのを確認した後上げていた両手を下ろした。まだ警戒している様子に無理も無いと考えつつ記憶を思い返し話して)
それはともかく、私は君に危害を加える気は無いから安心してくれ
(色々と訊きたい事があるが今は警戒を解くことを優先させようと落ち着いた口調で告げて)
【洋館/1F書斎/ベン】
「そうか、ならいい“化け物”?…――少なくともまともな人間に合えたのは2日ぶりだよ。」
世界の理が一斉に発狂したかの様に生死の境目が取り払われた様な地獄絵図の中で、動く死体に追い回されながら逃げていたこの黒人系のオフィスワーカーは少しばかり道中の(もみ合い)で返り血を浴びていたスーツの袖を肘辺りまで腕捲くりしつつ、散弾銃を完全に下げ書斎の椅子の一つに腰掛けて
「急に銃を向けたりして悪かった。私はベン、ベン・トッドだ。」
―こうなる前までは辞めていた煙草―拾ったキャメル(1960年代モノ)の其れを胸ポケットから一本取り出して、マッチで火を点けて口に銜えつつ、そう名乗りながら
「あんたもどうだ?」
と一本薦める、愛煙家という訳ではないが…単純に気を落ち着かせる為に本人は吸っているらしい。
≫ルキノ
【少々分けます】
【洋館/1F大食堂/スズナ・ヴァレス】
スズナ「うん。出来るよ」
他にも出来るのと聞かれれば、頷き、ネコを造形して。
>>デイジー&リリィ
【洋館/1F北側廊下/ルーシィ・ハートフィリア】
ルーシィ「…ここどこよ。グレイとスズナを探してたら、ここに着いたし」
苦笑いで見覚えがない場所について戸惑いつつも状況を理解するため、歩いていて
>>ALL
>all
【エントランスホール/アンチョビ】
「・・・・こっ・・・ここはどこだ!?、おかしいぞ・・・確か皆で夕食を食べてて、それからどうなったんだ?というか・・・ここ少し不気味というか・・・。」
(広々としたエントランスホールで目覚めた一人の少女、緑髪にドリルツインテという特徴的な見た目の彼女は自らが置かれている状況をよくわかっておらず非常に困惑すると同時に、かなり現状に恐怖しており。)
【同じくエントランスホール/種子島 鉄華】
「・・・あぁ?マジか、まーたなんかの悪魔の能力かよ・・・っつーわけでもなさそうだな、可愛い嬢ちゃんもいるし悪魔の能力にしちゃご褒美がすぎるぜ。」
(その少女の横に、どかっと座って慌てふためき用を面白おかしく眺めていたが、周りをゆっくりと見回して)
(/一応ふたりとも同じ時系列で同じ場所に出てきた感じで行きます!)
【洋館/大食堂1→大食堂2/ベンジャミン・サイクス、???×6】
キィィィィ(扉をゆっくりと開く音)
背後での賑やかなやり取りを他所に、オレンジ色の囚人服姿の厳つい赤モヒカンの男は燭台と自動拳銃を構えながら続く二ヶ所目の大食堂へと進む――やはり大きく長いテーブルと、火の灯された燭台、そして会食前宜しく皿などの食器が整然と並んでいる様子である――
その中で一つだけ異なるのは、窓際に何者かの手で拵えられたらしい即席のバリケード跡と、外側から押し倒されたらしきそのバリケードの残骸の影で、何やらしゃがみ込んで蠢いている複数の何者かの影――
ばりがりっぶちっぼりっぐちゃっ■■■■(咀嚼音)
先程より濃い血の匂いが充満している。
その闇の中で起きている光景をこれまでの経験から容易に想像出来てしまう自分自身を呪いながら、赤モヒカンは燭台を其方に向ける。
―ぼうっ…と闇を照らし出す薄明かり、
床に赤ペンキでもぶち撒けた様にぬる付き広がる血溜まりに転がる誰かの腕、足首、もしくは原型を留めていない肉片――肉塊や臓物らしきモノ。
それらをしゃがみ込んで手に取り生々しい咀嚼音を立てて貪る―死人の様な顔色の色々な服装をした(動く死体)――映画で出て来る様な(ゾンビ)めいた者達。
その中で転がる食い散らかされている死体の持ち主であろう黒髪の少女の生首―その何も見ていないであろう見開かれた虚ろな双眸と目が合い気が滅入る。
「…………クソッたれが」
チャキッ
背後から後に続いて来た同行者(紗龍)の気配を感じながらも目の前の悪夢めいたスプラッタで阿鼻叫喚な光景に顔を顰めつつ、苦虫を噛み潰した様な表情で赤モヒカンの囚人はゆっくりと拳銃を構えて名も知らぬ誰かの死体を貪る(死人)達に狙いを付ける…
≫紗龍
【洋館/大食堂1/???】
その頃、二人(サイクス、紗龍)が二部屋目の大食堂を調べに行った後、やや置いて行かれた事に御立っ腹な二人組の雰囲気ピッタリな洋装の球体人形(リリィ&デイジー)と、そんな賑やかな彼女らの(子守り)を任された様な形の水色髪の異邦の魔導士な少女(スズナ)は退屈しのぎ宜しく自身の魔法で器用に熊や猫の造形を造っては、それを見て人形な二人は興味深げに目を輝かせている。
―そんな一人と二体が気がつくかは不明だが…
先程息絶えた全身穴だらけになった男の血濡れの死体が――血の跡だけを残して消えている。
物音一つ、無論気配も無かった中で一体どうやって死体が消えたのだろう…それこそ(死体が起き上がり)でもしなければ不可能と言えるだろう。
≫スズナ、デイジー&リリィ
【洋館/1F 南側通路付近/エディー・ドンブラウスキー、???×?(窓枠凍結で侵入一時停止)、巴マミ、?????×1】
―尋常なる気配も、そもそもの姿も欠片も無い(脅威)を――勘と(笑い声)を頼りに探り当てて居合いめいた抜き斬りを放つ銀髪の女剣聖(シズナ)
見当は概ね当たっており――抜き放った一撃が捉えた感触は弾力のある奇妙なゴムラバーに(弾かれる)様な生き物とは思えない奇妙な手ごたえだった。
そうして返礼よろしく彼女の側面から(視えない)捕食器付きの触手が槍の様に襲い掛かる。
エディー「あそこに…何か…居る?」
マミ「――!伏せてエディーさん!」
一連の光景を見て呆けた様な声を出す小太りの青年(エディー)を咄嗟に押し倒す様にして自分も身を伏せる巻き髪の少女(マミ)、次の瞬間には二人がいた空間を視えない何かが薙ぎ払い、容易に壁や床を削る。
受動的な察知能力で攻撃を読んだのは良いが、本当に(姿)も(気配)も無い――奇妙な笑い声を上げるナニカと相対する形になる三人であった。
≫シズナ
【洋館/1F客間/???】
“なんか出てきそうだな”
という彼(グレイ)の呟きは強ち間違いでもなく、これから起こり得る(厄介事)の前触れを呼びこむ結果となる。
―不意に、客間の本棚がガタガタと揺れ出すと、仕舞われていた本が独りでに動き出し…
ヒュカカカッ!
と凄い勢いで彼(グレイ)に向かって飛んで来る。ハードカバーの冊子なので軽く凶器な殺傷能力はあるし、それらが十数冊も明らかに意思を持ち狙って飛んで来るという軽く命に関わる異常事態に陥る。
文字通りの(ポルターガイスト)現象に巻き込まれた様だ。
>>グレイ
【洋館/1Fエントランスホール/暁巌】
「“悪魔”だと良いがな?こういうのは大抵もっとロクでも無い理由や原因が付き物なのが相場物だ。」
―先に目が覚めて、続けて横で目覚めて混乱状態の少女(アンチョビ)を見守っていた珍妙且つ奇抜な格好の青年(種子島)の呟きに返す様なぼやきが、エントランスホールの支柱の影から聞こえてくる。
二人と同じか少し前に此処に(来た)らしいOD色の戦闘服に装具一式、黒色のベレー帽(三叉槍の徽章が付いている)、そして背にブルパップ式の各種戦術アクセサリーをゴテゴテ取り付けた突撃銃を吊っているという出で立ちの如何にも軍人やら傭兵めいた容姿の屈強そうな東洋人系の男が気配も無く静かに二人の前に姿を現す。
「――(お前さん達)が現れた時も一切“前触れ”の類は無かった…気の毒になアンちゃんにお嬢ちゃん。(此処)は中々危ない場所らしいぞ。」
>>種子島、アンチョビ
>スズナさん
【洋館/1F 大食堂1/デイジー、リリィ】
「……アレ?アノ死体ハ?サッキマデアッタヨネ?」
「エー?最初カラナカッタンジャナイノ?」
(ふとデイジーが視線を横に向ければそう首を傾げる。そもそもうっすらとしか分からなかったために、もしかしたら臭いだけで死体は最初からなかったんじゃないかと、リリィが同じように首を傾げて話す。
怪奇現象だと気づいているのか居ないのか、未だに肝が据わった対応を見せているようだ)
【洋館/1F大食堂/スズナ・ヴァレス】
スズナ「いや…死体はあったよ。でも気配も物音もしてないのに、死体が消えるって…。やっぱりこの洋館なんかあるよね」
(血の跡を見つめながら、この場所が怪しいことに気づいて、次のことを考えて)
>>デイジー&リリィ
【洋館/1F客間/グレイ・フルバスター】
グレイ「っ!アイスメイク…盾(シールド)……まさか…こうなるとは」
(本棚に仕舞ってあった本が動き出し自分に勢いよく向かってくると造形魔法で盾を作って自分の身を守って)
>>??
>スズナさん
【洋館/1F 大食堂1/デイジー、リリィ】
「ヤッパリイコウヨ、死体ガ消エタ秘密ガワカルカモシレナイワ。」
「ソウネ、体モ鈍ッチャウシ。」
(消えた死体を見てやはりじっとしていられないと考えれば、あなたの手を引いて部屋から出ようとするだろう)
【洋館/1F大食堂/スズナ・ヴァレス】
スズナ「そうだね!調べるためにはこの部屋出よう!」
(双子の意見に賛成すると双子と一緒に部屋を出て
>>デイジー&リリィ
>スズナさん
【洋館/1F 大食堂1→大食堂2/デイジー、リリィ】
「ジャアコノ扉アケルヨー!」
「セーノ!」
(そうして部屋を出れば、すぐ隣にあった扉に手をかける。ギギギと古びたような音を響かせながら開けば、同じような光景が目に入るだろう)
【洋館/1F大食堂1→大食堂2/スズナ・ヴァレス】
スズナ「…さっきの部屋と同じだね」
(部屋に入ればさっきと同じ光景で苦笑いしながらも周りのものを調べていき)
>>デイジー&リリィ
>スズナさん、(紗龍さん、サイクスさん)
【洋館/1F 大食堂1→大食堂2/デイジー、リリィ】
「ウェ…サッキヨリ臭イガキツイ……戻シチャイソウ……」
「コレ絶対誰カ死ンデルヨネ…紗龍サン達大丈夫カナ……」
(開けた瞬間漂ってきた濃い血の臭いに口と鼻を押さえ、青ざめた顔をしながらそう話す。さすがにこの中にいて気分が悪くなってきたようだ)
【洋館/1F大食堂1→大食堂2/スズナ・ヴァレス】
スズナ「っ…血の臭いがやばい…。鼻がいい私にはキツいな…」
(血の臭いを嗅がないように、鼻を抑えながら調べていき)
>>デイジー&リリィ、(紗龍、サイクス)
【洋館/1F大食堂2/デイジー・リリィ】
「大丈夫?辛イナラ私達デ探スカラ、部屋出テテイイヨ?エーット…」
(鼻を押さえるあなたをデイジーが見上げ、そう首を傾げながらあなたの名前を言おうとしていて)
【洋館/大食堂1→大食堂2/スズナ・ヴァレス】
スズナ「ううん。大丈夫。慣れてくれば大丈夫。
あ、名前まだ名乗ってなかったね。私はスズナだよ」
(鼻を押さえながら、名前を名乗って無かったことを思い出し。
自分の名前を言い。)
>>デイジー&リリィ
>サイクス スズナ デイジー リリィ
紗龍「だから一人で行くなって言ってるだろ?こんな場所で一人は死にたい・・・」
(一人でどんどんと突っ走るサイクスに対し、心配半分不満半分といった感じて叫びつつ追い付くとタイミング悪く黒髪の少女の死体と目線が会う。その瞬間、紗龍の顔からは一切の表情が消え静かにブレスレットにてを伸ばす)
キバットバット二世「うっ、なんだよこの匂い・・てかおいおいあんな化け物どうすん」
紗龍「いいから。こい」
キバットバット二世「・・・はいはい、キバっていくぜ!!ガブ! 」
(ブレスレットに手を伸ばした瞬間、どこからか蝙蝠の形をした魔物のようなものが現れ陽気に部屋を飛び回っていたと思えばこの部屋の惨状に愚痴をこぼす。しかし紗龍の声に反応しないといけないのか、気だるげに返事をするとまるで吸い込まれるかのように紗龍が付き出した右腕に近づき、手に噛みついた。すると、紗龍の腰に無数のチェーンが巻き付くと、一瞬にして左右三本ずつ計六本の笛がついたベルトに変化する)
紗龍「・・・変身」
(その掛け声とともに、自身に噛みついたキバットをベルトの中央に宙吊りになるように設置すると紗龍の体が見慣れたものから鎧をつけた超人のような姿にかわる。変身を終えると背後から近づく三人の気配を感じ取りつつ、臆することなくゾンビの群れに殴りかかる)
(紗龍→仮面ライダーキバ)
>スズナさん、サイクスさん、紗龍さん
【洋館/1F大食堂2/デイジー・リリィ】
「スズナサンネ、私ハデイジー、ヨロシクネ!」
「私ハリリィ、2人デヒトツノオ人形ヨ!……ア、アンナトコロニサイクスサン達ガ!」
(自分たちは2人でひとつだ、とあなたに自己紹介すれば、彼ら二人をみつけ走っていこうと)
【洋館/1F大食堂2/スズナ・ヴァレス】
スズナ「うん。よろしくね!」
(ニコッと微笑むとサイクスたちのところに行き)
>>デイジー&リリィ、サイクス、紗龍
【洋館 1F 南側通路付近】
>エディー、マミ
シズナ「ッ……手応えが変だ。一体何を―――……っ!」
(大体の"勘"で放ったものだが、何かに当たる感触を感じて。だがその手応えは余りにも不自然でこれまで自分が斬ってきた中でも特に異質だったのか、不思議そうに斬り放った場所を見ようとした刹那…横から得体のしれない「何か」が来ているのを察知すると、咄嗟に後ろに飛び退く動作…回避を行おうとして…)
【洋館/1Fエントランスホール/東山コベニ】
ふぇっ!?こ、ここは……
(特異4課のメンバーと悪魔を追って来たはずが、気付けば見知らぬ洋館。はっきりと臭う血の匂いに、ホテルの8階に閉じ込められた事を思い出し涙目になりつつ唯一の武器の三徳包丁を握り締めながらゆっくりと歩み始め)
【洋館/1F 書斎】
>ベン
そうか、私はまともな人間ではありませんよ。化け物に追われるイカれた遊戯に参加する傍らで研究の為に禁忌を犯し続けていますので
(相手の話に自分の過去を思い返しながら返した。興味本位でやった実験は素晴らしい結果を出したが同時に自分自身をまともから遠ざけた。その証拠である体の至る所に生えている人間には無い爬虫類の鱗を見せつけて)
いや、遠慮しておく。煙草はあまり吸わない方なのでね
(薦めるように告げられた言葉に目を伏せながら返し一刻も早くここから出る方法を考えて)
>ALL
【洋館/1F北側廊下】
―――...っ、ここは一体どこ...なんだ?
(状況も理解しないままアタッシュケースを片手に持ちつつ壁にもたれながらただひたすらに廊下を歩く青年。つい先程目覚めた彼をそうさせているのは、何処から感じる血の香りと自身を煽るような強い頭痛に見舞われている為で)
これは血の匂い.....!やっぱり見覚えがなくてもおかしくないような場所だった、一刻も早くその場所に向かわないと...!
(嫌になってしまう程に感じた事があるその匂いを感じ取ればここが普通の場所ではない事を察する事ができ、本来人を守る職業及び性格上すぐに急行したいところだが......如何せん前述の状態ではままならぬ、ただでさえ覚束ない足取りを早めながらでその場所に向かおうとし始め)
【洋館/大食堂2/ベンジャミン・サイクス、???×6】
―すぅ…と、背後の同行者(紗龍)の気配が冷たいモノに変わるのを感じて、先程と同じく原理不明ながら(変身)した彼(紗龍)が見る限りぶちキレた様子で誰かの死体を貪る(動く死体)の群れに殴り込むのを傍目に、赤モヒカンは、後方から結局待ち切れずに付いて来てしまったらしい三人(スズナ、デイジー&リリィ)に振り返らないまま
「馬鹿野郎、お前らには待ってろと言った筈だぞ!?…どいつもこいつも自由な奴らだ。――“こっち”は見ない方が良い…後ろに居て警戒してくれ。」
PAN!
――流石にあの面子(スズナ、デイジー&リリィ)にはショックが強過ぎると判断した赤モヒカンの強面な男はそう声を掛けて、構えた自動拳銃で最初に狙いを付けた動く死体…齧り掛けの手を持ってぬうっと振り返った其れの頭に一発撃ち込む。
「サリュウ(紗龍」、頭を狙え…“こいつら”がオレが知ってる相手と同じなら…頭以外への攻撃は大して意味が無いと思う。」
PAN!
PAN!
そう言いつつ更に数発他の(動く死体)の頭に9mm弾を撃ち込んで行く。
≫紗龍、スズナ、デイジー&リリィ
【洋館/1F北側廊下/マーフィー・シーカー、????】
ふら付きながらも状況把握も含めて、急いで(血)の匂いの漂い始めたこの(洋館)の廊下を移動する彼(琲世)、流石に人探しの最中に自分がおかしな場所へ来てしまった形になった事に苦笑いを浮かべながらも困惑している彼女(ルーシィ)、それぞれ曲がり角で互いを視認出来ない位置にいる訳だが…
TATATATATATATATATATATAN!
甲高い連続した小口径高速弾特有の銃声。
特に彼(琲世)の位置からだとマズルフラッシュの類で廊下の影が明るく見えたかも知れない。
そうして、半ば飛び込むような形で転がり出てくる黒のニット帽を被った兵士の様な格好をした男(マーフィー)、彼は足を負傷しているが腰溜めに構えたアサルトライフル(M4A1)を“何か”に向かって空薬莢をバラ撒きながら発砲し続けている。
マーフィー「クソ野郎が、出て来やがれ!」
―その銃口の先には何も無い廊下が続いているだけ…
一方から見れば錯乱して銃を乱射している様にしか見えないが―――
≫佐々木琲世、ルーシィ
>スズナさん、サイクスさん、紗龍さん
【洋館/1F大食堂2/デイジー・リリィ】
「酷ーイ!ココマデキテモマダ仲間ハズレニスルナンテ!…マアイイワ、動カナイカラ援護射撃スルクライハ許シテネ?」
「ソコノ仮面ヲツケタヒーローサン!今カラアルモノヲリリィガ降ラセルカラ、離レテテクレル?コノ部屋チョット寒クナルカラ」
(ぷんぷん!と未だに自分達を除け者にする赤モヒカンの彼にデイジーが不満を漏らすも、すぐに戻ってどこからかオレンジ色の弓を取り出して構える。ここまできて下がる気は毛頭ないようだ。
一方リリィはその辺のテーブルにあった燭台を持ち掲げていたが、すぐ横のテーブルに置いたあと上記を述べ、手のひらを上にした状態で目の前に両手を出す。その手には間もなくサッカーボール大の大きさをした白のオーブが現れているだろう)
>暁巌
【洋館/1Fエントランスホール/種子島 鉄華】
「・・・誰だ?アンタ、悪魔よりロクでもないもの・・・ねぇ、まぁそりゃ超越者やらそれに準ずるバケモン共でもない限りはここんがアブねぇわな。で、嬢ちゃんとオッサンはナニモンだ?」
(軍人のような男にの方を見て軽口混じりに返答をする。その反応からすでに彼の存在には気づいていたのだろう、人間離れした感覚からくるものなのか。)
【洋館/1Fエントランスホール/アンチョビ】
「うぇっ、な、なんだ・・・人か。びっくりしたぁ・・・変なところだから変なのが出てくるんじゃないかと思って怖かったんだ・・・私は安斎 千代美、アンチョビって読んでほしい。」
(突然現れた男(暁巌)に自分を見守っていたであろう同年代ほどの男(鉄華)に対して少しタジタジになりつつ挨拶をする。男性が苦手なのだろうか。)
【洋館/1F大食堂2/スズナ・ヴァレス】
スズナ「あの死体消えたから、この洋館なんかあると思って…二人で調べてたらここに来たんです。
でも、仲間外れはちょっと…。後ろは任せてください」
(苦笑いで答えると、後ろを気にしながら戦う体勢に入って
>>紗龍、サイクス、デイジー&リリィ
【洋館/1F北側廊下/ルーシィ・ハートフィリア】
ルーシィ「不気味な雰囲気よね。この洋館…この匂い…血かな
いつでも戦える準備はしておかないとね…」
(何も無い廊下が続いて上記を呟きながら、歩いて)
>>マーフィー、佐々木琲世
【洋館/1F大食堂2/スズナ・ヴァレス】
スズナ「あの死体消えたから、この洋館なんかあると思って…二人で調べてたらここに来たんです。
でも、仲間外れはちょっと…。後ろは任せてください」
(苦笑いで答えると、後ろを気にしながら戦う体勢に入って
>>紗龍、サイクス、デイジー&リリィ
【洋館/1F北側廊下/ルーシィ・ハートフィリア】
ルーシィ「不気味な雰囲気よね。この洋館…この匂い…血かな
いつでも戦える準備はしておかないとね…」
(何も無い廊下が続いて上記を呟きながら、歩いて)
>>マーフィー、佐々木琲世
>サイクス デイジー リリィ
(右フックからの左ストレート、飛び膝蹴りからの回し蹴りなど流れるように打撃を加えていたもののサイクスの言葉を聞き入れたのかそれとも自分で打撃は効果なしと判断したのか分からないが、一旦距離をとりベルトの左部分から緑色の笛を取り出すと蝙蝠の魔物に加えさせる)
キバットバットⅡ世「バッシャーマグナム!!」
(蝙蝠の魔物が陽気なトランペットの音と共に高らかに叫ぶと、半魚人のような魔物がキバに取りつき赤や黄色で統一されていた眼や鎧の色が緑色に変色しキバの右肩に魚のヒレのようなものが装着され、右手にも二枚のヒレのようなものがついた銃が装填される。最後に蝙蝠の魔物の目も緑色に変化すると、仮面ライダーキバ・キバフォームからバッシャーフォームへとフォルムチェンジする。)
キバットバットⅡ世「お、おいおい少し感情的すぎじゃないか?まぁ良いけど・・バッシャーバイト!!」
(本来キバの性質上、戦闘スタイルはキバに取りついた魔物の性格で大きく変化するといった特徴があり、バッシャーフォームは比較的穏やかな戦いが特徴なのだが、怒りに我を忘れているのか必要以上に弾丸を打ち込んだり時々無意味に殴り付けるなど荒々しい戦いかたになる。一人でゾンビ達を一掃しようとするも、リリィの声が聞こえたのか一瞬視線を送ると素早く飛び退いて距離をとり蝙蝠の魔物にバッシャーマグナムを噛みつかせる。どうやら、リリィの攻撃と共にバッシャーフォームの必殺技であるバッシャーアクアトルネードを発動しようとしているらしい)
>マーフィー、ルーシィ
【洋館/1F北側廊下】
......今、あそこが光った気がする...。もしかしたら近くに誰かいる可能性が......。だけど突然目覚めた場所で、近くから血の匂いが漂っているし...明らかに異常だ。それでも今はこの場所にいる誰かを探す事が優先...血の匂いがする場所にも誰がいるのか分からない。どうにか話し合ってコンタクトを取れるようにするしか!
(廊下をひたすらに歩く彼の目に写った光に気付くとその足を止め、立ち尽くす。それはほんの一瞬であったが為に気のせいとも感じたが、「自分以外の誰かがいる」という可能性に賭けて声を上げようとするも、突然目覚めたのに加えて血の香りを感じる異常な場所。明らかに正気の沙汰じゃないはずの場所にいる『誰か』を信じてもいいのかと考える。しかし自分の向かおうとする血の匂いがする場所にたどり着いても、そこに誰がいるのかと推測するのは不可能。今は他の人物とコミュニケーションを取るしか手立てがなく、一応警戒心は捨てずに)
すみませーん!!!ここに誰かいますかーっ!!!いたら反応してくださいーっ!!!
(覚悟を決めると大きく声を上げ、廊下内にいる者達の注意を引かせるような声量で響き渡っており)
【洋館/1F 南側通路付近/エディー・ドンブラウスキー、???×?(窓枠凍結で侵入一時停止)、巴マミ、?????×1】
ヒュオッ■■■■■
伸ばされた捕食器を備えた凶悪な触手をバックステップでの回避行動で躱した処で、更に回り込む様にして伸ばされた別の触手が彼女(シズナ)へと襲い掛かっていく、しかし伸ばされた不可視の触手は凍てついて固まっていた(動く死体)を道すがら砕きながら迫って来た為、初手に比べれば位置が掴み易いかもしれない。
一方、エディーを逃がして自身も回避動作を取りながら(視えない触手)の位置を見極めようとしている巻き髪の少女(マミ)だったが――(マジカル・マスケット)で受け流し、どうにか躱し続けている間に、触手も攻め方を変えた様に狙いを少女(マミ)から青年(エディー)に切り替える。
エディー「ひっ…うわぁ!」
マミ「エディーさん!」
貫かんと迫る捕食器を遮る様に、黄色いリボンが幾重も展開されて(魔力障壁)を築いて小太りの青年(エディー)を守り切る。
マミ「―危なかった…はぁ…はぁ…」
普段ならばこの程度の(魔法)の行使で軽く息切れなどしない筈だが――少女(マミ)は自身の身の異変に徐々に気付き始める。
未だに(変身)せずにいるのは其処からくる不吉な(予感)から警戒していた為だ、しかし現状交戦しているこの(視えない何か)を倒すには必要になるかもしれないと、異邦の魔法少女は覚悟を決め初め…
≫シズナ
【洋館/1F客間/???】
(氷の盾)を創り出して飛んで来る本をやり過ごす彼(グレイ)に対して、発生している(ポルターガイスト)が起こした次の動きは―
ギギギッ…ガシャッ…ズゴゴ
客間のシャンデリア、机、椅子、棚などの重量物を先程の本と同じ様に動かして襲い掛からせる。今度は下手に直撃すれば重症か致命傷は避けられない様な危険な代物ばかりである。
>>グレイ
【洋館/大食堂2/ベンジャミン・サイクス、???×11】
仮面でライダーな何者かに(変身)した同行者(紗龍)は、怒りに任せて(動く死体)の群れに惜しみなく攻撃を仕掛け殴り・撃ち――薙ぎ倒していく、動く死人の群れは物理法則にしたがって拉げたり撃ち砕かれたりして無感動に動かなくなっていく。
一方で、一応不満を持ちながらも忠告に従ったらしい人形の片割れ(デイジー)は戦う気は十二分に有る様に何処からか取り出して構えた弓で、接近してくる動く死体を狙い始め、続けてもう片方(リリィ)はテーブルの上から戦う同行者(紗龍)に何かしら注意を告げるとそのまま何やら不可思議な力場を集束しその手元に白いオーブを創り出して…
「“降らせる”?槍でも降らせる気か?」
彼(紗龍)も返事こそ返さずとも彼女(リリィ)の意図を察した様に飛び退いて協同した攻撃を行おうとしている様だ、既にこの時点で十二分に常識から逸脱した戦いが繰り広げられる中、近付いて来る死体に拳銃を撃ちながら…
「別に“仲間外れ”にしてるつもりは無いがな、厄介事を引き受けてやろうってのに態々仕掛けていくお前らが御節介過ぎるだけだろう…それに」
後方でぼそっと呟かれた彼女(スズナ)の言葉にそう答えながら、赤モヒカンの囚人は先程から気にかかっている事を少女(スズナ)に口にする。
「あの穴だらけの男が死に際に言ってたんだ…此処じゃ(力は有限)だってな。生憎オレは超能力の類も魔法なんかは使えない身だが…あの言葉が事実なら」
それ故にああやって大盤振る舞いで戦っている三人(紗龍、デイジー&リリィ)が消耗し切らないかと心配している節がある。
≫紗龍 、スズナ、デイジー&リリィ
【少々分けます】
>スズナさん、サイクスさん、紗龍さん
【洋館/1F大食堂2/デイジー・リリィ】
「ヨーシイクヨー!ソレ!」
「ホイット!」
(ここで使える力が有限だと知らない双子は、容赦なく炎の矢をゾンビの頭部目掛けて放ち、リリィはオーブを地面にたたきつけて雪雲を発生する。
間もなく矢は刺されば時間差で爆発し、雲はキラキラとダイヤモンドダストのような雪を降らせるだろう)
【洋館/1F 書斎】
>ベン
そうか、私はまともな人間ではありませんよ。化け物に追われるイカれた遊戯に参加する傍らで研究の為に禁忌を犯し続けていますので
(相手の話に自分の過去を思い返しながら返した。興味本位でやった実験は素晴らしい結果を出したが同時に自分自身をまともから遠ざけた。その証拠である体の至る所に生えている人間には無い爬虫類の鱗を見せつけて)
いや、遠慮しておく。煙草はあまり吸わない方なのでね…と、名乗り忘れていたな。私はルキノ・ドゥルギだ。宜しく頼むよ
(薦めるように告げられた言葉に目を伏せながら返し相手に習って自分も名乗って)
(/>76のロルに脱字があったので訂正したものを出し直します。すみません!)
【洋館/1F大食堂2/スズナ・ヴァレス】
スズナ「…力は有限…ってことは。私も魔法は極力使わない方がいいのかな」
(彼(サイクス)から聞いた話を聞いて、自分も魔法が使えるため、ここでは魔法を使わないようにした方がいいと考えて)
>>サイクス、紗龍、デイジー&リリィ
【洋館/1F客間/グレイ・フルバスター】
グレイ「ちっ…キリがねぇ。当たったらやべぇだろ…」
(ボソリと呟くと本棚とかを避け続けて)
>>??
【洋館 1F 南側通路付近】
〉エディー、マミ
シズナ「ふっ…!っと、このままではジリ貧か…それに向こうもそう長くは持たなそうだ。仕方ない…全員ここで倒れるよりも犠牲は少ない方がいいかな」
(気配を感じ取れずとも、迫り来る触手を磨かれた観の目と歴戦の勘だけで捌いていくが、自分以外の人間にも容赦なく襲い掛かる不可視の触手と、弾を撃ち尽くして今は非戦闘員となっているエディーを守りながら戦い、徐々に疲労が見え始めたマミを横目で確認すると、大太刀を持ち替えて自身の闘気を全身に練り込み…)
シズナ「こぉぉぉ……神気合一(しんきごういつ)!!!」
(練り込んだ闘気を、大太刀にも乗せながら一気に解放する。放たれた闘気がブワッと周りに広がりながら、館全体を包み込まんとする程の量を放出して。瞳の色が黄金色に変わり、辺りからも黄金色のオーラ…もとい闘気を溢れ出しながら前を見て)
シズナ「ふふ…やっぱり完全には視えないけどさっきよりかは視える。これで不可視のアドバンテージは無くなった…先に手を出したのは私だけど、本気を出せそうだから徹底的にやらせてもらうよ…!死にたくなければ何処へなりとも消えるといい…お兄さんとあの子にはこれ以上指一本触れさせない」
(極限まで高まった集中力が、己の感覚をさらに鋭敏にしたからか今の彼女ならば次元を超えた存在すらも見通せると言わんばかりの口調で、目の前の異星の存在を見据えて。今度は自分から仕掛けると、先程とは比べ物にならないスピードで)
シズナ「……そこだ!九十九颯-つくもはやて-!!」
(常人には目にも止まらぬ速さで大太刀を抜き放ち、一拍、遅れて複数の斬撃による衝撃波が通路に広がって)
【洋館/1F書斎/ベン】
「“イカれた遊戯”か…まぁ深くは聞かないが――あぁ、宜しくルキノ。」
渡そうとした煙草を引っ込めてパッケージに仕舞い胸ポケットに放り込むと紫煙を吹かしながらやや疲労を溜め込んだ様な表情をオフィスワーカーの黒人系の男は浮かべるながらも相手の名乗った名を覚える。
目の前のイタリア系の学者肌な男が見せた実験による“禁忌”を犯したその結果――だという彼の身体の所々に見える爬虫類めいた鱗の存在に訝しげな視線を向けつつも、普段なら一笑に付す様な内容だが死人が動き出し我が物顔でうろつき回っている中を逃げ回った身故に特に疑う事無く納得する。
「私は車で移動していた筈だったんだが、放置された事故車を曲がり損ねてぶつかった次の瞬間には此処にいたのさ。――取りあえず身を守るモノは見つけられたが…」
と椅子の傍に立て掛けた水平二連式散弾銃を示しつつ…館の何処かで誰かが戦っている様な連続した銃声や破壊音を耳にして…
「―此処も安全からは程遠いみたいだ。一先ず此処(書斎)の守りを固めて置こうと思うんだが何か他に提案はあるか?」
≫ルキノ
【洋館/1Fエントランスホール/暁巌】
「俺は暁巌(あかつき・いわお)南米での“仕事”の最中に此処へ何時の間にか飛ばされて来ていた。――状況把握と現状掌握を優先すべきと考えて動き出そうとした矢先にお前たちが(現れた)という訳だ…――そいつ(三得包丁)は下ろしとけ姉ちゃん(コベニ)。少なくとも此処で馬鹿をする奴は居ないさ。用心するのは大事だが…」
誰何されたので特に迷う様子も無くこの東洋系の傭兵は名を名乗る。
気が付くにせよ何にせよ此処(洋館)が尋常では無い場所である事は間違い無い。そこ等から聞こえてくる銃声や叫び声、戦闘音からでもその辺は容易に察せられるだろう。
腕を組みながらこの何とも統一感の無い(己も含めて)面々を見回して、傭兵はこれからどうしたモノかと首を捻りつつ考えている。
≫種子島、アンチョビ、東山コベニ
【洋館/1F 南側通路付近/エディー・ドンブラウスキー、???×?(窓枠凍結で侵入一時停止)、巴マミ、?????×1、アデレ・ゲルトルイダ(陸戦ストライカーユニット着装)】
現状の芳しく無い状況を省みて短期決戦を決意した銀髪の女剣聖(シズナ)は、構えを変えて練り上げ凄まじい勢いで洋館のほぼ全域を包む程に放出した“闘気”を纏わせる。
マミ「…凄い」
まるで黄金色のオーラに包まれている様な様子で、文字通り(見通す)形で―尋常の方法では(不可視)の星間宇宙の(異形)――“星の精”とも呼称される内臓に鉤爪と無数の触手を引っ付けたような言語化の難しい悍ましき姿を捉えて…
―消えたも同然の神速を以ってその剣速から一拍遅れた衝撃波を伴い放たれた複数の斬撃。
正確に位置を捉えている彼女(シズナ)の目にも止まらぬ複数撃は“星の精”の触手を幾つか落とし、一撃は内蔵めいた体躯を横と縦に断ち、限り無く致命傷に近いダメージを与える。
■■■■ゲタゲタゲタゲタ!!!
クスクス笑いの様な声から轟く様な笑い声めいた断末魔めいた声を上げて――見えないままに不可視の体液と破片を撒き散らして“星の精”は動きを止める。
と、
≪レキ01は緊急避難的に屋内へ一時退避するっ…と――!!!≫
得体の知れない(化け物)を屠った直後に窓の外から聞こえてくる何か、ローラーで高速機動を行う様な轟音と、派手な破壊音を響かせて窓側から飛び込んで来た――ベレー帽に野戦服に装具を身に纏い、脚部から腰に掛けて奇妙な装備(ラーテルⅡ型陸戦ストライカーユニット)を着装し、手にはコンバットショットガンと取り回し易そうな槍(インヅク)を手にした黒人系の少女が乱入する形で廊下に飛び込んで来た。
急制動でそのまま踏み止まり、顔を上げた異邦の陸戦ウィッチは…廊下の面々を正面から見据えて…やや気まずそうに
アデレ「…って――あー、取り込み中みたいだったようね。」
マミ「………………」
エディー「………………」
緊迫感から一転して妙な空気が漂う。
≫シズナ
【洋館/1F客間/???×1】
本の次は家具類が牙を剥き始め、彼(グレイ)に向かって次々と飛んでいく中、(ポルターガイスト)現象を引き起こしているらしきナニカが、客間の中央で空間認識を歪ませてフワフワと浮かんでいる。理由は不明だが其処にいるナニカがこれらの異常の中心の様だ。
うまく攻撃出来れば撃退出来るかもしれない。
》グレイ
【洋館/1F北側廊下/マーフィー・シーカー、????】
(視えないナニカ)に銃火を浴びせる負傷した傭兵(マーフィー)
装填分の弾薬を撃ち尽くして、後退しながらベストのマグポーチから予備弾倉を引き抜き熟練したタクティカルリロードを行うニット帽の傭兵(マーフィー)は、廊下の向こう側から声を枯らして呼びかけて来る誰か(琲世)の姿を認めて
「民間人か!?…こっちは危険だ化け物がいる!離れてろ!」
傘の名を持つ多国籍製薬企業の子飼いの私設部隊(U.B.C.S)の傭兵の一員として、感染者だらけの混沌と化したとある街で住民の救助活動を行なっていた為か、呼び掛けながら近づいてくる青年(琲世)に逃げろと促し…
一方、更に反対側の魔導士の少女(ルーシィ)の方でもそれらのやり取りが聞こえて来る。
≫佐々木琲世、ルーシィ
【洋館 1F 南側通路付近】
>エディー、マミ、アデレ
シズナ「っ――……殺(と)ったか。このままこの通路にいる死者も纏めて――……」
(確かな手応えと共に、耳をつんざくような断末魔と共に気配が消えた異星の存在がもういない事を感じると、この勢いのまま次なる一撃を繰り出そうと大太刀を再び抜刀しようとして…)
シズナ「………新手…じゃなさそうだ。随分と奇天烈な格好だけど機械兵士…人形兵器の類かな…?……っ、は――……っ、くっ…どうやら此処は身体にも異変が起きる様だ。普段はこのくらいで疲れるはずなんてないのに……」
(突然乱入してきた存在(アデレ)に一度は驚くも、おそらく自分達と同じ存在だろうと直感的に感じると死も覚悟したあの雰囲気から一転して、何とも言えない雰囲気になってしまって興が削がれてしまったのか、神気合一が解けてしまう。普段なら何ともない、奥の手の1つでここまで身体が疲労してしまった事に気づくと、大きく息を乱しては膝をついてしまって…)
【洋館/1F 南側通路付近/エディー・ドンブラウスキー、???×?(窓枠凍結で侵入一時停止)、巴マミ、?????×1、アデレ・ゲルトルイダ(陸戦ストライカーユニット着装)】
アデレ「初対面で奇天烈たぁ御挨拶だねぇサムライねーさん、機械兵士、人形兵器?いやいや、アタシはちゃんと生身の人間(ウィッチ)さーーましてやUGV(陸上自律兵器)でもサイボーグでもない…ってねーさんアンタ大丈夫かい?」
マミ「シズナさん!?」
またウィッチありありの(ズボン)談義かとも思いながらも
出会い頭で受けた印象にツッコミを入れながらも、今し方一戦終えた所らしき異世界の女剣聖(シズナ)ーー相当な手練れであろう彼女が、不自然に息を乱して膝をつく様子にアフリカンな陸戦ウィッチは驚きながらも…
彼女(シズナ)に駆け寄り肩を貸す巻上の少女(巴マミ)、その後ろから心配気に続く小太りの青年(エディー)
マミ「シズナさんしっかり!…恐らくシズナさんも過剰に(消耗)してしまっているのかも、…貴女…えっと」
アデレ「アデレ・ゲルトルイダ、アデレで良いよ。ーー後方援護(あの連中の抑え)だろ?、また穴開けたのはアタシだし任せなよ。」
マミ「ありがとう!私はマミ、巴マミ…一先ずこの場を離れて落ち着ける部屋に」
エディー「それ…それなら廊下を進んで(中庭)に出るか、(客室)のどれかに逃げ込むか…」
マミ「わかったわエディーさん。シズナさん、今から私たちは此処を離れます。貴女の意見も聞かせて欲しいわ。無理にじゃないけれど」
ーー 破壊された窓際から、先程と同じ様に腕を前に突き出した蒼白な(動く死体)が群れを成して緩慢だが確実に館内に侵入して行くのが見える。
其れらの前にストライカーの重機関銃を向けて立ち塞がる異邦の陸戦ウィッチ(アデレ)と、その後方で消耗した味方(シズナ)に肩を貸す自身も少なからず疲弊している少女(マミ)と先導を買って出た青年(エディー)
此処からの移動はバリケードを再構築でもしない限り避けられない事だろう。無理にでも留まれば女剣聖(シズナ)が先刻述べた様に遅かれ早かれ(ジリ貧)になる。
≫シズナ
>サイクス
紗龍「・・・っ!!ぐぅ、がはぁ!!」
(リリィと共に必殺技を撃ったあと、撃ち漏らしてしまったゾンビを片付けるべく再び狙撃を初めようとするも、急に全身を電流が走り苦しそうに膝をついた瞬間変身が解けいつものパーカー姿に戻る)
紗龍「はぁ・・はぁ・・なんで、何でなんだよ!!」
(いつもなら起こりはずのなに事態に少々パニックになり、自身の手のひらを見つめその場で動かなくなる)
【洋館 1F 南側通路付近】
>エディー、マミ、アデレ
シズナ「っ…それは申し訳ないね、お姉さん…っ、は――……大丈夫、ちょっと疲れただけだ――……ははっ、参ったな…助けるつもりが…助けられちゃうだなんて。まだまだ、私も未熟だな……」
(膝をつき、息を切らしながらも大丈夫だ、と乱入してきた不思議な少女(アデレ)に向かって答えて。肩を貸してくれたマミに、疲れた顔をしながらも笑いかける。彼女も疲れているだろうに気を遣わせてしまったと己の未熟さを嘆きながら、ゆっくりと立ち上がって)
シズナ「っ…確かに…確実に休めるなら客室…だけどお兄さん(エディー)は丸腰だ。私と君(マミ)も…っ、暫く満足には動けない。あの女の子(アデレ)がついてくれてるけど…無茶は禁物。それに君も私も…広い場所の方が立ち回りやすいんじゃないかな?ふふ…それにさっき神気合一を使って分かったんだ、北側の通路や他の部屋にも生者…生きてる人の反応がチラホラあった…もし中庭で戦いが起きても…周りが気づく確率は客室よりも高い。お兄さんの武器も探さないと。群れすぎるのもあれだけど…頭数は多いに越した事はないよ。っ、は――……情報も…欲しい所だからね……どうかな」
(息をつきながら、猟兵としての意見と現状を踏まえた彼女なりの見解を述べる。客室でも確かに休めるがこの人数、今の状況では好ましくないと踏んだのか中庭に行こうと提案する。消耗は激しいが幸い短時間の神気合一だったのでしばらく休めば元のパフォーマンスには戻せそうだと身体の感覚から導き出すと、その時に感じた感覚と、これからの方針を話して片膝を再びついてしまうも、汗をぬぐってエディーとマミを見て)
>スズナさん、サイクスさん、紗龍さん
【洋館/1F大食堂2/デイジー・リリィ】
「紗龍サン!…大丈夫?辛ソウネ、アノ動ク死体ガ消エタラ、場所ヲ探シテスコシ休ンダ方ガイイト思ウワ…立テル?」
「紗龍サン達ハ下ガッテイテ。残リハドウニカスルカラ」
(皆が過剰に消耗し息をつく中、デイジーは辺りに転がる【人だったもの】を避けながら、紗龍に近づいて心配そうに声をかけて紗龍へと手を差し伸べようとし、リリィも同じように近づけばそんな2人(デイジーと紗龍)を庇うように前に立ち、雪の結晶の飾りがついたレイピアを構える。
どうやらまだ双子はそこまで消耗はしてないようにも見えるだろうが、それは人形の体が割と頑丈だからなのか、それとも疲労を隠しているだけなのか……)
【洋館/1F大食堂2/スズナ・ヴァレス】
スズナ「…ここじゃ魔法とかあまり使えないんだ。私もやらないと…」
(3人(デイジー&リリィと紗龍)の様子を見ながら考えると残りのゾンビを見ると3人のそばにいき)
>>サイクス、紗龍、デイジー&リリィ
【洋館/1F客間/グレイ・フルバスター】
グレイ「さっさと終わらせないとだよな…。アイスメイク…大鎌(デスサイズ)!行くか」
(客間の中央に空間認識を歪ませフワフワと浮かんでるものを見ると氷の鎌を作り出し、構えるとフワフワ浮かんでる中に向かって攻撃をして)
>>??
【洋館/1F北側廊下/ルーシィ・ハートフィリア】
ルーシィ「あっちから声がする。人がいる!」
(反対側から声を聞こえると急いで声のする方に向かっていき)
>>マーフィー、琲世
>マーフィー、ルーシィ
【洋館/1F北側廊下】
―――っ、やっぱりあの光は気のせいじゃなかった...!それに化け物、だとか言っていたけど......。いや、こんな状況で考える暇なんてないんだ...ひとまず応答してくれた人の元へ向かわないと!
(廊下内に響いた声にいち早く反応したのは、やはり先程見た光の場所から。自分の予想が的中したと同時に、返事の内容は逃げるように促す事であった。そして『化け物』という言葉から目覚めた時ここに来るまでに感じる血の香りも相まって「何か危険な物がおり、目の前にいる人はそれと対峙している」と大雑把に考えれば覚束なかった足を走らせて)
そちらの状況は大体理解しました、此方も人を守る身としてそのまま逃げるような事は出来ません。......今からそちらへ助けに向かわせて頂きます!
(逃げろとは促されていたものの当然言葉通りに逃げ出すような真似はせず、目の前で何が起こっているのかを把握しては助けに向かうとだけ伝えていき)
【洋館/大食堂2/ベンジャミン・サイクス、???×18】
「だが全く使えないって訳じゃないんだろ?――いざという時に(とっておき)は残しておけって事だろうよ。」
やや困り顔で思案する水色髪の少女(スズナ)に赤モヒカンはそう自分の考えを示す、特別な力や魔法の類に関しては(今までの経験)で多少知識はあれど全く使えない身であるこの囚人服の男は、使える面々の(体感)や(感覚)は分かり様がないが…必要な場面以外で乱用するのを控えれば大丈夫なのでは?とも思っている。
無論、道具の様に使い減りすれば交換するなり新しいものに換えるなりが出来ないモノが大半だとも感じているので、単純な増減の理屈だけで考えられる物でもないのだろうとも考えている。
「ッ………サリュウ!くそっ」
戦闘能力で言えば(動く死体)の群れを圧倒しつつあったが、悪い事に先程事切れた(穴だらけの男)が言っていた忠告が現実になってしまった様だ―
PAN!
PAN!
自身も更に拳銃を数発撃ち込みながら駆け寄り
大方の脅威(動く死体)達は彼(紗龍)と彼女達(デイジー&リリィ)が倒すなり牽制するなりで数が大分減ってはいた為、色々と摩訶不思議な力で応戦しつつ倒れた彼(紗龍)へと駆け寄り、護る様に独特な装飾が施された人形サイズのレイピアを手に前に出る片割れ(リリィ)ともう片方の人形(デイジー)の言葉に
「無茶はするなと言いたいが、お前らに頼らざる得ない…すまん。」
後方へ彼(紗龍)を移動させようとデイジーと共に自分達の方へ引っ張りつつ…
「あのバリケードをもう一度塞がないとキリが無いか…スズナ、手を貸してくれ。あそこを机で塞いで其処をどうにか固める様な(魔法)ってあるか?」
お構いなしに侵入してくる(動く死体)を見て、(動く死体)を押し退けて机を押して塞がんとしつつ、現状手が空いている少女(スズナ)にバリケードを塞ぐ(魔法)の類はないか?と尋ねる。
≫紗龍、スズナ、デイジー&リリィ
【洋館/1F 南側通路付近→中庭/エディー・ドンブラウスキー、???×?(窓枠凍結で侵入一時停止)、巴マミ、アデレ・ゲルトルイダ(陸戦ストライカーユニット着装)】
DODODODODODODODODODODODOD!(重い銃声)
50口径のブローニングM2が火を噴いて、侵入し出している(動く死体)の群れをバラバラの肉片や残骸へと変えていく
――大き目の空薬莢を小気味いい音と主に床にバラ撒きながら、陸戦ウィッチは短く相談して行き先を決めた三人に告げる。
アデレ「――確かにサムライねーさん(シズナ)の言う通り此処は狭い、弾薬が山ほどあるんならそこ等のガラクタを集めて防御陣地を作るって手もあるけど、アタシも激戦の最中から此処に来ちゃったもんで、弾の手持ちはそんなに無い。だから機動戦が出来る屋外は大歓迎だね。」
マミ「なら決まりね。(中庭)へ急ぎましょう。」
エディー「分かった、付いて来て」
シズナの意見を聞き、内容的に現状では妥当と言える選択だと全員一致で決まった(中庭)への移動を開始、先頭を小太りの青年(エディー)が進んで案内し、真ん中をシズナと彼女に肩を貸したマミが、その後方でバックする形でストライカーを機動させ両側面と後方を警戒するアデレ…
廊下を進んで幾つかの角を曲がり――明らかに故意に通行者を迷わせる様な設計の廊下を過ぎて、大きなガラス扉を開けて結構な広さの(中庭)…ちょっとした自然公園位の広さのある場所へ到着する。――屋内の血の匂いが和らぎ屋外である事を示す様に雨が降り続いている中、それに打たれながら植えられた大量のクロユリの中を進んで行く。
マミ「―ひどい雨…」
アデレ「――(雨の夜)は良くない事がままあるって爺さんに聞いた事があるけど今の状況にはピッタシだね。…しっかし妙に(力が抜ける)ねぇ…」
≫シズナ
>スズナさん、サイクスさん、紗龍さん
【洋館/1F大食堂2/デイジー・リリィ】
「任セテ!モシ侵入シテキテモ全部私ガヤッツケルワ!」
「紗龍サン、モウチョット下ガルヨ…」
(リリィはぐっ、とモヒカンの彼へ向けて誇らしげにそう言って親指を立てて見せれば、再び目の前のゾンビの討伐を再開する。
一方デイジーは巻き添えを喰らわないよう、紗龍の服を掴んで後ろへさがらせようとするだろう。いざと言う時のために弓矢も片手に携えていた)
>サイクス リリィ デイジー
紗龍「・・・わりぃ。少しばかり正気を失ってたみたいだ。もう大丈夫だから、ありがとう」
(倒れた自分を心配し、かばうように前に立ったり安全な場所へ連れ出してくれた三人に弱々しい笑顔を見せつつ感謝の念を伝える。そのご、少しふらつきながらも立ち上がるとポケットから手慣れたようにナイフを取り出しデイジーの横に立つ)
紗龍「俺はまだやれる。こういうのは、サイクスやスズナに意識が向かないよう一人でも多く陽動役を増やしておくのが得策だぜ。それに・・デイジーだって暴れたりないんだろ?」
(自分を鼓舞するかのように呟くと、デイジーの獲物をみつつニヤリとほくそ笑む。そして、「さ、俺とデイジーとリリィの三人でこの部屋のお掃除でもしてやろうぜ」と軽口をたたくと、近くにいたゾンビの背後に素早く回り首を掻き切る)
【洋館/1F大食堂2/スズナ・ヴァレス】
スズナ「塞ぐことは出来るよ」
(塞ぐ魔法はないかってサイクスに聞かれると、できると答えて
>>サイクス、紗龍、デイジー&リリィ
【洋館 1F 南側通路付近→中庭】
>エディー、マミ、アデレ
シズナ「っ…はぁっ、はぁ…私は剣士だから弾切れの心配はないけど…お兄さんや殿を務めてくれてるあの子(アデレ)みたいな銃で戦う人は弾薬の確保が必要だ。最悪、鈍器なんかで戦う事も念頭に…っ、しなきゃならないね。君も銃使いの様だけど…お兄さんやあの子とはちょっと違うようだね?」
(肩を貸してくれているマミと互いに支え合いながら、エディーとアデレの武器事情を話して。弾が切れてしまうと文字通り丸腰になってしまうので、そうならないようにしたいと言いながら、先程共に戦った時に感じたマミの力について問いかけて)
シズナ「っ…思ったより広いな。雨は…こんな場所だ。あまり当たらないほうがいいかも…しれない。最初から感じていた幽世(かくりよ)の気配…ここにきて一段と強くなってる。……逆を言えばこの場所は何か大事なものがあるのかもしれない。あの死者達がいないのも気にはなるけど…」
【洋館/1F 中庭/エディー・ドンブラウスキー、巴マミ、アデレ・ゲルトルイダ(陸戦ストライカーユニット着装)】
降る雨に打たれながらクロユリが咲き乱れる(中庭)を進む一行。
マミ「そうね。確かに私は(マスケット)や(大砲)が攻撃の主体だけれど…あれらはあくまで(補助)、私の(魔法)の本質は……詰まるとこコレ(リボン)ね。」
肩を貸しながら歩く巻き髪の疲れた様子の少女は空いた手に独りでに現れて蝶々結びになる可愛らしい黄色の小さな(リボン)を顕現させて…
アデレ「現代戦は(火力と機動)が屋台骨だからね。部隊で作戦行動する兵隊稼業してる以上は大体これに倣う、でもアタシの本当の十八番はコイツ(イクルワ)さ。斬って良し突いて良し投げて良し。弾切れからが本番って訳。」
重火器と銃火器満載の陸戦ストライカーユニットを着装したアフリカンな陸戦ウィッチのエースは背のバックパックから取り出したなかなか見ないデザインのイクルワ(ズールー族の短槍)を取り出して掲げ手でクルクル回す。
エディー「…その、これはあくまで護身用で…」
と弾の切れた45口径リボルバーを示す小太りの青年。
ーーー
ー
マミ「此処(中庭)が訳ありかもしれないと言う事ね…小屋があるわ、あそこでなら一息つけそう。シズナさんもう少しで横になれるからね。」
アデレ「ん…誰か居るかも、アタシが偵察するよ。」
ジャコン!
用心に越した事はないので、まだ余裕のある陸戦ウィッチがコンバットショットガンを構えながら先行して、ゆっくりと、中庭の管理小屋らしきモノに近付き…
わさわさわさ…
遠目に小屋の背後に揺らめく怪し気な長い黒髪の様なものが一瞬だけ見えた(丁度近付いているアデレには見えていないらしい)
≫シズナ
【洋館 1F 中庭】
>エディー、マミ、アデレ
シズナ「…まるで手品師みたいだ。……ふふ、それは頼もしいな…1人で1個師団くらいの火力はあるんじゃないかな?…護身用にしては物騒だね。それで人体なんか撃ったら吹き飛ぶんじゃないかな…まぁ、深くは聞かないでおくよ」
(どこからか現れたリボンを見て、こんな魔法もあるのかと言った顔をする。息を切らしながら同行する人物達の戦力分析をしては、バランスは取れているかな…などと考えており)
シズナ「はぁっ――はっ……悪いね…この恩は必ず返すよ。……待った。今、微かだけどその小屋の辺りに何か気配が…っ、今の状態だとうまく気配が辿れない…けど、気を付けて…!」
(マミに言われて前を見れば、自分の視界にも管理小屋らしいものが見える。ここまで肩を貸してくれたマミにお礼を言い、歩き出そうとした所何かの気配を感知して。しかし披露している今の状態では気配を完全に感知できないのか、精度が落ちているらしく、何度か目を凝らしていて…)
>スズナさん、サイクスさん、紗龍さん
【洋館/1F大食堂2/デイジー・リリィ】
「モウ、コレ終ワッタラチャント休ムノヨ?…手伝ウワ!」
「アレ、モシカシテ早速斬リ漏ラシガアッタ…?ゴメンネ、カバーデキナカッタ!…ッテキャア!?」
(疲れているには変わりないのに動こうとする紗龍に、少し頬を膨らませながらも手伝おうと話して弓を構えるデイジー。そして、振り返り際に早速後ろを守りきれてないことを謝るリリィ。
リリィは振り返っているため、背後にわらわらと動く死体が攻撃を仕掛けていることに気づかず吹っ飛ばされるだろう)
>暁巌 東山コベニ
【洋館/1Fエントランスホール/種子島鉄華】
「ほーん、まぁ用心してくのには賛成だ。アンタの言う通りここは血が匂う、そういやアンタその制服・・・公安のデビルハンターとはなぁ!ハハッ、ここに呼ばれる条件に時間の縛りはねぇみてぇだ。」
巌の用心するべきだという発言に軽く賛同しつつ立ち上がると軽くアンチョビに「ダイジョブそうかな?立てるかい?」と優しげに声をかけ、流し目でコベニを見ると自分の記憶の中に似通った格好が思い浮かぶ、それは過去何らかの大事件によって消えてしまったと思われた公安のデビルハンターの制服であり。
「しかしまぁ・・・デビルハンターに傭兵か、嬢ちゃんはどう見てもただのJKだし守りながらの行動になるかね。」
ぐっぐっと軽く体を伸ばしながら自分のお枯れている状況と現在協力できそうな周囲の人物の情報を整理して「で、どうする?アンタが決めてくれ」とこの中で最も危険な状況に対する経験が多そうな巌に指示を仰ぐ。
【洋館/1Fエントランスホール/アンチョビ】
「あっ・・・あぁ、立てる。それよりもここは、そんなに危ないって、ひゃっ・・・な、なんだいまの」
非常に怯えた様子だが立ち上がり、大丈夫だと気丈に振る舞うが銃声や叫び声が遠くから響くと短く叫ぶとすくんだ様子で何事かと恐ろしく思っていて。
【洋館/1F北側廊下/マーフィー・シーカー、????×1】
TATATATATATATAN!(銃声)
クスクスクスクスクス…
――ヒュオッ!
「ぐがっ!?……」
(視えないナニカ)に弾き飛ばされ廊下の壁に叩き付けられるニット帽を被った傭兵(マーフィー)、弾き飛ばされた際に得物のアサルトライフル(M4A1)を取り落とし、倒れ掛けから腿のレッグホルスターからサイドアームの自動拳銃を引き抜いて迫り来る(不可視のナニカ)の追撃に備え…
「…止めろ!逃げろ!“奴”は(見えない)んだ。――むざむざ餌になる気か?」
―駆け付ける青年(琲世)にそう言っている傍から、迫り来る(視えないナニカ)の捕食器付きの強靭な触手が数本、廊下の装飾やガラスを破壊しながら彼(琲世)へと襲い掛かっていく。
――
―
一方、(人の声)を辿り戦闘が起きている場へやって来た魔導士の少女(ルーシィ)だったが、彼女の方にも(視えない触手)が床を蛇の様に這って襲い掛かる。
≫佐々木琲世、ルーシィ
【洋館/大食堂2/ベンジャミン・サイクス、???×18、梓家始季】
サイクス「よし、なら連中を抑えていてくれよ…スズナ、バリケードが出来上がったら窓ごと“塞いで”くれ。時間稼ぎにせよ多少は抑えておければ僥倖だからな。」
と、テーブルや椅子を動かして如何にか破壊されていた箇所を塞ぎに掛かる。
サイクス「無理するなよサリュウ、と言いたいがこっちも手が空いてないからな…頼むぞ。」
接近してくる(動く死体)を払い除けて、どうにか動けるらしき彼(紗龍)が人形の片方の彼女(デイジー)と共に既に入り込み未だゆっくりと此方へ向かって来る多数の(動く死体)を相手取り戦いながら注意を惹きつける囮を買って出る。白兵戦もそつなくこなしてゾンビ相手に立ち回りナイフ捌きを見せる彼(紗龍)とそんな彼に心配も含んだ言葉を掛けながら弓で戦うデイジー…後方援護が間に合わず申し訳なさげなリリィだったがそんな隙を突く様に(動く死体)の人体のリミッターの外れた強烈な一撃が彼女(リリィ)に襲い掛かるが…
サイクス「リリィ!」
BABAN!
赤モヒカン(サイクス)の拳銃とは異なるより大きな銃声が響き、更にリリィへ追撃を掛けようとした(動く死体)の頭がザクロ宜しく赤黒い肉片と化して弾け跳ぶ。
BABABABABABABABAN!
連続した7.62mmの突撃銃の連射音と共に窓に群がり入り込もうとしていた(動く死体)を銃弾で薙ぎ払う――暗がりを高ルーメンのフラッシュライトの光源が照らし、新たな闖入者が姿を見せた。
ラフな格好だが物騒な装備を身につけた民間軍事会社のオペレーター(傭兵)の様な洋装の東洋人の女(梓家始季)…彼女は無言で手にしたAKコピー(56-2式)を構えライフルに取り付けられたフラッシュライトでこの場の面々と(動く死体)を照らし出し、後者に狙いを付けて発砲していく。
この間一言も彼女は言葉を発していない。
ただ無言で(動く死体)を撃ち続けている…
サイクス「(心※傭兵…?――それとも財団の工作員の類か?…何れにせよいいタイミングで助けてくれたが…)―急ごう。」
≫紗龍 、スズナ、デイジー&リリィ
>スズナさん、サイクスさん、紗龍さん
【洋館/1F大食堂2/デイジー・リリィ】
「誰、アノ人…?」
「イタタ……頭打ッタ……」
(吹っ飛ばされて後頭部を打ち付け、押さえて呟くリリィの一方で、突如現れた女性にそう声を上げるデイジー。彼女は敵では無いのか?不思議そうに見ているだろう)
【洋館/1F北側廊下/ルーシィ・ハートフィリア】
ルーシィ「たしか、この辺りから声が聞こえたんだけど…
ん~…でもなんか嫌な気配がするんだよね」
(声がした方に着くと、何かの気配を感じ取ると警戒して)
>>琲世、マーフィー
【洋館/1F大食堂2/スズナ・ヴァレス】
スズナ「任せて!!アイスメイク…城壁(ランパード)」
(魔法で巨大な氷の壁(お城)を造りだしバリケードを塞ぎ)
スズナ「多分…このぐらいなら抑えられる」
(サイクス達に言うと、もう1人人が来たことに気づいて)
スズナ「あっち(リリィたち)は大丈夫そうかな…」
>>紗龍、サイクス、デイジー&リリィ、始季
【洋館/1F 書斎】
>ベン
それは災難だったな。私は遊戯に負けて失血死して気がついたらここに居た。薬品も身を守る武器もあるが仲間が心配するから一刻も早くここから出たいですよ
(訝しげな表情をしつつ納得した相手に目を細めながら鱗のある肌を隠した。普通ならありえない現象の為信じ難いのは当然だが紛れも無い真実なのだと考えつつ経歴を話して。この部屋にも武器はあるらしい。いざと言う時に使おうと決めた後廊下から聞こえる音に耳を傾けて)
このまま何もしないでいるのもアレだ。廊下の様子を見て守りを固める者と他の何か無いか調べる者の二手に分かれようと考えている
(自分なりに今の状況を把握した上での提案を述べ反応を見て)
>サイクス リリィ デイジー 梓家始季
紗龍「ふっ、デイジー達みたいな若い子が頑張ってるなかおちおち寝てられるほどおっさんってのは安くないんだよ。それに、無理してでも仲間のために戦う男なんて格好いいだろ?」
(自分に苦言を呈する双子に対し、手慣れた手付きで首を切り落としたあと振り返りニヤッと笑い上記の軽口をたたく。そして、再びゾンビ達に疲れをみせないような立ち振舞いで切りかかる)
紗龍「・・・ふっ。やっと、サイクスの口から頼むぜなんて言葉を聞けたな。お兄さん嬉しいぜ・・って、リリィ!!」
(先程まで距離を感じるつきあい方をしていた仲間に、純粋に頼られたことが嬉しかったのかからかうような言葉を言いつつも嬉しそうに微笑む。しかし、リリィが吹き飛ばされると笑顔から一転し険しい表情になりゾンビを払い除けつつリリィに近づき庇うように前に立つ)
紗龍「(正直この状態じゃ、文字どおり猫の手も借りたいのだが・・・あの感じもしや同業者か?もしそうなら・・穏やかなものじゃないな)」
(急にこの場に現れ、言葉をなにも発せずただ淡々と機会のように銃を打ち続ける彼女に対し少し疑うような目で見守る)
>スズナさん、サイクスさん、紗龍さん、四季さん
【洋館/1F大食堂2/デイジー・リリィ】
「若イ…?私若イノ…?」
「一瞬意識飛ンダ……アレ、ナンカデジャヴ…?」
(こう見えてもかなり生きてるであろうデイジーが首を傾げる中、リリィが起き上がりそう呟く。ついさっきまで自分が銀髪の彼を守っていたのにいつの間にか立場が逆転していることに気づけば、目を丸くしているのである)
【洋館/1F 中庭~管理小屋/エディー・ドンブラウスキー、巴マミ、アデレ・ゲルトルイダ(陸戦ストライカーユニット着装→解装)】
マミ「ふふ、一個師団は大袈裟かも知れないけれど、火力には自信があるわ。……尤も今の状態じゃ本領発揮は到底無理ね。」
エディー「!……ひっ(人)は撃ってないよ。…此処に迷い込んでから初めて生き物を撃った…あれ(動く死体)が生きてたとは思えないけど、…それよりお腹が減った。」
現状満足に"魔法少女"へ(変身)すら出来ない状態の己の非力さにやや自嘲気味の巻き髪の少女(マミ)、に銃の事を問われてやや狼狽えた様子を見せつつもグゥ~と呑気に腹の虫を鳴らせて空腹をぼやく小太りの青年(エディー)
マミ「確かに少し(奇妙な気配)を感じた…けど直ぐ消えたわ。あっちで何かあったら私が行くから、その時はエディーさん、シズナさんの事お願いね。」
エディー「わかったよ。」
その一方で
ーー
ー
バシュウゥ!
アデレ「…ふぅー(心※ストライカーユニットを外しただけでも大分楽になった…やっぱり"何か"が余計に魔力を消耗させてるんだ。)、さて…屋内制圧確保と行きますか。」
穿いていたユニットを解装して、身軽になった陸戦ウィッチは独特なフォルムのRDIストライカー12コンバットショットガンを構え、備え付けのフラッシュライトを点灯させ、管理小屋のドアを蹴破り、一泊置いて慣れた動きで死角をクリアリングしつつ内部へ入っていく。
管理小屋の中は明かりが灯り、普通に園芸道具や用品や事務机、管理人のベッド(幸い手入れはされているらしく比較的清潔である)、探せば何かしら使えるものがあるかも知れない。
アデレ「クリア!…変な感じが少ししたけど、まぁ許容範囲でしょ。」
と、中々アバウトなのか豪気な怖い物知らずなのか、そんなセリフを口にしつつ入り口まで戻り待機している面々に手を振って。
アデレ「エリアクリア、大丈夫そうだ!みんなこっちへ来なよー!」
と声を掛ける。
≫シズナ
【洋館/大食堂2/ベンジャミン・サイクス、???×18、梓家始季】
サイクス「物事のほんの成り行きだ…本当に無理だけはするなよサリュウ(紗龍)、お前が凄腕なのはさっきの所作を見れば疑いようが無い。だが、連戦でどう言う訳か此処は色々と消耗しやすい環境だ。何が命取りになるか分からん。知り合いが目の前で死ぬのには慣れないんだ。何度経験してもな…」
ジャッ…チャキ。
スライドオープンし撃ち切った状態の自動拳銃にポケットに突っ込んでいた予備のマガジンを空のマガジンと交換してリロードしつつそんな返事を最初に出会った同行者(紗龍)にして
サイクス「無事か人形のお嬢さん、奴ら(動く死体)は血肉を御所望みたいだが、邪魔するなら人形相手でもお構い無しらしい。…実際若いのか?お前ら」
一先ず大事は無いらしい人形の片割れの彼女(リリィ)に声をかけつつ、会話の流れでふと気になり二人(デイジー&リリィ)に訊ねてみて
サイクス「でかしたスズナ!ーー成る程、確かにコイツはランパード(城)だな。…奴らも簡単には此処から入ってこれまい。…無理させて悪いな。」
バリケードごと凍て付かせ造形も立派な(城)、想像以上に大それたモノを拵えた水色髪の魔導士の少女(スズナ)を労いつつも、内心(魔力)の消耗が激しい中で無理を言ってしまったと考える。
その一方
BAKAKAKAKAKAKAKAKN!
始季「…………あと数体。」
マウントされた光学サイト(ドットサイト)越しに(動き回る死体)の活動箇所(急所)に空薬莢をばら撒きながらライフル弾を無遠慮に撃ち込み斃して行く傭兵風の東洋人の女(始季)、まるで(動く死体)以外に銃弾を撃ち込んでいないのは単純に脅威と判断していないだけ、とも言わんばかりの機械めいた動きである。
≫紗龍 、スズナ、デイジー&リリィ
>スズナさん、サイクスさん、紗龍さん、四季さん
【洋館/1F大食堂2/デイジー・リリィ】
「ウーンドウカナ…100回夏ヲ数エタアタリカラ数エテナイナア…」
「エ、120回ジャナカッタッケ?」
(その見た目にしてはあまりにも高齢なその数字を、2人して首を傾げながらそうサイクスへと述べ。どうやら自分でも分からなくなるくらい長生きしてるようだ)
【洋館/1F大食堂2/スズナ・ヴァレス】
スズナ「ううん。大丈夫」
(出来た造形魔法を見ると
スズナ「やっぱり、あいつよりは…まだまだかな…。あいつの方が上手く造れるけどね」と幼なじみのことを思いながら苦笑いでいうと
スズナ「紗龍さんと双子大丈夫ですか?」と聞き)
>>サイクス、紗龍、デイジー&リリィ、始季
【洋館 1F 中庭】
>エディー、マミ、アデレ
シズナ「背中を預けて分かったけど見てて凄い派手だったね…その分消費も悪くなってしまったかな。…どうやらこの洋館は不思議な因果律がある様だ…私も普段なら「アレ」を使ってここまで疲れる事なんてないんだけど…。お兄さんの言う通り落ち着いたら…食料の確保もしたい所だね…」
(先程自分でも見た、銃を次から次へと使い更にリボンを使った魔法のような類のものを行使するマミを思い出しては、自身にも降りかかっている過度の疲労や、どこか変な違和感を「因果」と例えて。お腹が空いたと言うエディーを見れば、食料の問題もあった事を思い出して)
シズナ「…気のせいだった…かな。行こう…雨も凌げそうだし、何かあるかもしれない…」
(先行偵察、及び安全確保を行ってこちらに手を振る少女(アデレ)の声を聞き、水が滴るほどすっかり濡れてしまった銀髪をかきあげて、ゆっくり管理小屋の方へと向かい…)
>マーフィー、ルーシィ
【洋館/1F北側廊下】
..........見えない?それって要するに....ッ!!!
(返事をしてくれた声の主の元へもう少しでたどり着くその矢先に、再び逃げる事を促されてはその『化け物』というのは見えないものだと話される。彼も戦闘経験は多くあり、戦ってきた相手も色々な戦い方をする相手であったが、見えないとなると話は別。驚きながらも改めて視認できないという意味合いなのかと問おうとするも、突然装飾やガラスが破壊されていき)
確かに姿が見えない......すみません、あなたの言う通り一度ここから離れます。しかしきっと手段はあるはずです、そちらも気をつけてください!
(いきなりガラスなどが破壊されて動揺したものの、これが話していた「見えない」という事だとすれば理解できる。しかし理解したからといって状況が有利になる事はなく、無闇に攻撃してやられるよりも後退が最善の手段。助けると伝えておいて離れてしまうという不甲斐な形になってしまい謝罪して無事を祈り、別の場所に逃げ込もうとはせずに「この中に何かがある」と考えており)
>サイクス デイジー リリィ スズナ
紗龍「・・・あぁ。分かってる。お前さんを悲しませることはしないさ。それに、俺の命もここにいる皆の命もそう易々と渡せるほど安くはないもんな」
(仲間の死に色々と思うことがあるのか、サイクスからの返答に終始真面目な表情で受け答える)
紗龍「ふふ、攻守交代って言ったところかな?というか、夏を100回以上過ごしてるって・・・お前さん達本当何者なんだ?」
(先程まで真面目な顔で喋っていたのにも関わらず、立場が逆転したのが嬉しいのかニヤニヤとした表情で話すも、自分より遥かに生きている二人の発言に驚きを隠せない表情をする)
紗龍「ん?あぁ、俺たち三人は大丈夫さ。だからスズナは安心して自分の仕事に集中してくれ」
(自分達の身を案じるスズナの発言に、ピースしながら余裕そうな笑みを浮かべ返答する。)
【洋館/1F書斎/ベン】
「失血死か…案外此処は地獄なのかも知れないな。」
“死”を自覚している相手(ルキノ)に対してベンと名乗ったオフィスワーカーは誰に向けたのか皮肉気な呟く。
無論彼は(荘園)や(遊戯)に関する事象など露ほども知らない為、仕方が無い反応かも知れない。
「まだ全て調べ切った訳じゃないしな、私が廊下側を見張っておこう――その間にこの部屋を調べて見てくれ」
そう言うとベンは(見張り)を買って出て立て掛けていた水平二連式散弾銃を手にし廊下側のドアを半開きにして見張り始める。
「(合材」や(釘)、(金槌)なんかがあったら良い。ちょっとした窓やドアなら簡単に打ち付けて封鎖出来る。」
―室内、高そうなデスクに本棚、年季の入ったタイプライターやらちょっとした小物入れの棚、クローゼットにあからさまに
怪しい頑丈そうな金庫、また隅に置かれているこの部屋の持ち主の物らしき旅行鞄なんかも大して漁られておらず手付かずだ。
調べる場所は多く、色々と役に立ちそうな道具や小物が見つかるかも知れない。
≫ルキノ
【洋館/1Fエントランスホール/暁巌】
「なんだ、包丁のお前さん(コベニ)も素人じゃ無いんだな?知り合いか?荒事に慣れてるんなら頼れる…“外”に出て行くだけなら、此処はエントランスホールだからな。玄関を抜ければ直ぐ……だが、幾らなんでも話がうまく行き過ぎてる気がする。」
外で降り頻る雨音と雷、時折館内の遠くや付近から聴こえてくる連続した銃声や、誰かの叫び声を他所に一先ず指示を仰がれた傭兵は腕を組みながら少しばかり考え込む―――己が殺り合っていた南米の(遺跡)が関係している可能性は限り無く低い。
此処では全く別の(異常)が起きている…
突発的な超自然現象では無く、(故意)に此処(洋館)に呼びこまれたのならば?
(呼びこんだ輩)は俺達に何をさせたい?何を望む?
「現時点では判断材料が少な過ぎる…何も考えずに(外)に出て行くのもリスクが高い。非戦闘員(アンチョビ)も居るから下手に無茶をする訳にもいかんしな。――館内の何処かしらに活動拠点を設けて(立て籠もる)、其処を軸に動くのが良さそうだ。」
と言いつつ、肩に掛けていたAUG A3を手に携え、弾倉止めとセイフティを外して
ジャカッ
「(空き部屋)を探すぞ。…何処から調べるか――何か意見はあるか?」
≫種子島、アンチョビ、東山コベニ
>スズナさん、サイクスさん、紗龍さん、四季さん
【洋館/1F大食堂2/デイジー・リリィ】
「ダッテ私達、生キテルオ人形ダモノ!…ッテアレ?リリィソノ肩ドウシタノ?カマレタ?」
「ヘ?ナンカアル?」
(自分達は人形だから当然、と話すデイジーがふとリリィの怪我に気づくと指摘し、リリィはそれを聞いて目を丸くする。肩を見れば確かに動く死体が付けたであろう抉れた跡、傍から見たらかなりグロいことになっているだろう)
【洋館/1F 中庭~管理小屋/エディー・ドンブラウスキー、巴マミ、アデレ・ゲルトルイダ(陸戦ストライカーユニット着装→解装)】
マミ「"不思議な因果律"…私も詳しくは分からないけれど、この奇妙な感じ、(魔獣)の瘴気が充満したテリトリーに近しいモノを感じるわ。」
エディー「(魔獣)?」
マミ「ええ、私たち(魔法少女)が狩っている人に害を成す負の存在。」
雨が降りしきる中、無機質な程に咲き誇る不吉なクロユリの中を先程までのに戦闘で消耗した者同士ながら少なくとも(大業)は出していない分、他者を気遣える余力のある巻き髪の少女(マミ)は管理小屋の入り口前でコンバットショットガンを構えて外を警戒している陸戦ウィッチに背後を任せて小屋に入る。
マミ「これで一息つけるといいのだけれど、お疲れ様シズナさん。そうね、最悪それなりの時間此処で過ごすのなら、食べ物や水はどうにかしないといけないわ。余り他人のモノを勝手に借用したくはないけれど。」
そう言いながら肩を貸していた彼女(シズナ)をそっとベッドに横たえさせつつ
アデレ「歩哨はアタシがやっておくよ。此処からでも見張りながら話は出来る距離だしね。にしてもこれからどうしたモノだか…無線は相変わらず繋がらないし…」
エディー「…冷蔵庫がある。」
マミ「まだ動いてるなんて、中身は確認してみる必要があるわね。」
エディー「見てみるよ。」
部屋を見渡して非常事態ながら他人様のモノを使うのに抵抗や申し訳無さを感じているらしき巻き髪の少女(マミ)と、対照的にノリノリでガサゴソと冷蔵庫を漁り始める青年(エディー)
陸戦ウィッチの少女(アデレ)は降りしきる雨と、広い中庭の闇を油断無く監視し続けている。
≫シズナ
【洋館/大食堂2/ベンジャミン・サイクス、梓家始季】
サイクス「なら頼むぜ、映画みたいに(此処は任せて逃げろ!)なんてベタな真似はそうそうしなくて良いからな。ーーお前たちみたいな特別な(力)が使える訳じゃないがオレだって腕っぷしにはそれなりに自信があるからよ。」
紗龍の真面目な言葉に分かってるさと頷きながらも、赤モヒカンの囚人は遠慮せずに頼れる時はオレにも頼れと暗に本人的に示しているらしい。
サイクス「こういうの(魔法)は門外漢だが、スズナのも充分大した出来だと思うがな?ーーその幼馴染ってのは相当器用なんだな。」
文字通りの(氷の城)を築き上げた水色髪の魔導士の少女(スズナ)に赤モヒカンはそう意外そうに言って
サイクス「それじゃ嬢ちゃんどころか婆様も良い処だな…っておい、大丈夫か!?酷い傷だぞ。」
ジャガッ!
チャッ!
先程の(動く死体)の攻撃を受けていた人形な彼女(リリィ)の肩の傷に同じく気づいた赤モヒカンは傷の具合を見ようと心配気にリリィに近付くが、粗方の(動く死体)を始末したあの傭兵めいた東洋人の女(始季)が無言でリリィにAKコピーのアサルトライフルの冷たい銃口をピタリと向け、反射的に赤モヒカンも拳銃を女に向ける。
サイクス「!ッ…どういうつもりだ?」
始季「………不確定要素は排除すべきでは?」
(動く死体)を退け、バリケードと(氷の城)で封鎖した後の束の間の平穏は意外な形で再び破られ緊迫状態になる。
≫紗龍 、スズナ、デイジー&リリィ
>スズナさん、サイクスさん、紗龍さん、四季さん
【洋館/1F大食堂2/デイジー・リリィ】
「……ソウ。……イイヨ、逃ゲナイワ。自分ト違ウモノヲ排除シタガルノハ、人トシテ当然ノ感情ダモノ。」
「オ人形ハ、死ンダラドコニイクノカナ?人間ミタイニ天国ニイクノカナ?…ドチラデモイイカ。ナルベク早ク終ワラセテネ?」
(銃口を向けられた途端、双子の顔が一瞬驚愕に変わる。しかしすぐにどこか悲しげな顔に変われば、そんな事を言いながら手を繋いで女傭兵の目の前へと近寄ろうとし。
騒ぎ立てるかと思いきや妙に冷静なのは、恐らく過去に似たような経験をしたからであろう。
先程まできらきらと希望に輝いていた4つの青い目は光を失い、夜の湖を閉じ込めたような暗い色に変わっており、背の高い女傭兵の顔を見上げているだろう)
>サイクス リリィ デイジー 始季
紗龍「ふふ、分かってる。俺だって誰も信じてないわけじゃない。サイクスだって立派な一人の戦士さ。・・って、カッコつけてはいるけど俺の方が頼みすぎまうかもな」
(自分も暗にサイクスの事を信頼していると伝えつつ、罰が悪そうに微笑みながらそう呟く。そのまま平穏のまま終わると思っていたのだが、リリィの怪我に気づき急いで駆け寄ろうとするも始季が銃口を向け、それにサイクスが反応し双子からも死んでも構わないととれる発言を聞いて一瞬悲しそうな表情をすると始季の弾道に立ち微笑む)
紗龍「お前さんの言いたいことも分かるぜ。こんな状況下じゃ何が起こってもしかたねぇし、ミスひとつで死ぬこともあるもんな。・・・でも、それは待ってほしい。俺に少し時間をくれないか?あの娘の身を俺に預けてほしいんだ。誰が味方で誰が敵かはっきりしてないなか、仲間を一人減らしたくないし味方内で殺しあいなんかしてほしくない。それはお前さんだって分かるだろ?お前さんは確かに正しいよ、でもその正しさが全て良い方向に向かうとは限らない・・・あの娘が暴走して誰かを襲ったのならその時は躊躇なく殺して良いし俺の事も処分してくれて構わない。だから、今はその物騒なものをしまってくれ頼む」
(サイクスに銃をおろせというジェスチャーをしつつ、微笑みながら始季を見つめ頭を下げる。笑っていたものの、目の奥にはただならない執念のようなものがあり相当な覚悟をもっていることが分かる。)
【洋館/1F大食堂2/スズナ・ヴァレス】
スズナ「…まぁ、私の幼なじみは凄いからね。
って、リリィとデイジー大丈夫?」
(答えるとリリィとデイジーに銃口を向けられることに気づくと駆け寄り声をかけて)
>>サイクス、紗龍、デイジー&リリィ、始季
>スズナさん、サイクスさん、紗龍さん、四季さん
【洋館/1F大食堂2/デイジー・リリィ】
「ウン、大丈夫……紗龍サン、ドウシテ…?」
(スズナへそう返事をしたあと、まるで自分達を庇うような発言をする紗龍にデイジーが暗い目のままそう聞いて。
話を簡単にまとめるなら、自分たちがもし暴走すれば彼も道連れになる約束を自らしている。どうして会ってまもない、しかも人間ではないものに慈悲を向けられるのか、と。)
【洋館/大食堂2/ベンジャミン・サイクス、梓家始季】
始季「……………………」
サイクス「サリュウ!、だがこの女「始季)は危険だ…」
突撃銃の銃口を人形な彼女(リリィ)に向けたまま微動だにしない傭兵風の様相の東洋系の女(始季)、その後の二体(二人)、リリィとデイジーの光を失った瞳の見上げる視線を、同じく…否、違う方向性に光の無い凍える様な虚無と冷たさ混じりの双眸でジッと見つめ返して…
ジャガャッ
そして彼(紗龍)の真摯且つ強い意思のある言葉に対しても――少し、思う所があった様な微かな視線の変化を見せ…不意に構えていたAKコピーのライフルを下ろす。
スリングで吊るしたライフルから手を離した女は、次の瞬間に驚くべき行動を見せる。
シャンッ…ググ■■■
サイクス「!?」
ベストから引き抜いたコンバットナイフを、人形の彼女(リリィ)の目の前で、自分の手の平に深々と切れ込みを入れて、その傷口から血を流させ始める…
ぽたっぽたっぽたぽた
真っ赤な鮮血が床に滴り…当の本人はその様を平然とした様子で構えているが…女(始季)の視線は己の傷ではなく、どういう訳かリリィにのみ向けられている。
まるで目の前で血が流た際の(反応)を見ている様に…
≫紗龍 、スズナ、デイジー&リリィ
>スズナさん、サイクスさん、紗龍さん、四季さん
【洋館/1F大食堂2/デイジー・リリィ】
「…?……!?!?エ、エェ!?オ姉サン!?待ッテ待ッテ、止血スルカラ!」
「チョット!ソノ前ニ肩ノ怪我ハ…」
「ソンナノ後ヨ!」
(暗かった瞳はどこへやら、目の前で血を流す傭兵の彼女に目を見開けば、デイジーの制止も振り切って慌てた様子で駆け寄り、胸のリボンを解いて掌に巻きつけようとするだろう。
自分が傷ついても相手が傷つくのは許さないらしい)
【洋館/1F大食堂2/スズナ・ヴァレス】
スズナ「……」
(目の前で起こったことをじっと眺めながらも、まだ他にゾンビが来ないかと警戒しつつ、バリケードを破られないよう気をつけながら会話を聞いて
>デイジー&リリィ、サイクス、紗龍、始季
>デイジー リリィ 始季
紗龍「・・・ある人との約束のためさ。今は遠くにいってしまったある人とまた再会したとき、胸を張って自分のしてきたことを言えるようになるためかな。あと、お前さん達の詳しい事情とか色んな事は俺にはわかんねぇけど、俺にとってリリィもデイジーも大切な仲間だからさ。仲間を守りたいって思うのは、当然の事だろ?」
(どうして?と問われると、過去の事を思い出したのか少し憂いを帯びた表情を浮かべつつ諭すような口調でそう答え、優しく微笑む)
紗龍「・・・!!・・・ふっ、どうやら答えは出たようだなお前さん。今回はお前さんの正しさは間違ってたみたいだぜ?」
(その後、冷たい目で双子をみる彼女が自分の腕を自分自身で切りつける様子に最初は驚いたものの彼女の意図を察したのか案ずるような目で双子を見つめる。だが、自分が危惧していた事態にならないと分かると表情を和らげ、彼女の事を少し煽りつつ近づいていく)
【洋館/大食堂2/ベンジャミン・サイクス、梓家始季(移動開始)】
左掌にコンバットナイフの切っ先を喰い込ませて血を滴らせる傭兵風の女(始季)
女がこの行動によって彼女(リリィ)に対して“確かめた”事柄は一つだけ。
なにもこの女(始季)は別に彼女(リリィ)が(喋り動く摩訶不思議な人形)であるから手を下そうとした訳では無い。
女(始季)が最初からずっと見ていたのは――人形な彼女(リリィ)の肩に痛々しく残っている(動く死体)の手によって付けられた傷。
――女(始季)は自身の傷など気にせず解いた衣装のリボンで止血しようと近付いて来た彼女(リリィ)に一瞬驚いた様な表情を浮かべながらもやんわりと制して、チェストリグから取り出したファーストエイドキットの止血帯を自身の右掌を捲いて事も無げに応急処置すると、逆に相手(リリィ)のリボンをするりっと手に取り、しゃがんで丁寧で優しい手つきで彼女(リリィ)のドレスに通して元の結びに戻す。
始季「そのリボン、人の血で汚すには…惜しい代物ですよ?」
そうして
始季「“鳥の血に悲しめど、魚の血に悲しまず、声有る者は幸也(さいわいなり)”――貴方(紗龍)の言う通り確かにわたしの(疑念)は杞憂の様です。―この子は“大丈夫”そう…―――血や肉に惑わされる事も無く、寧ろ人よりも人らしい。」
表情は変えぬまま古典の一句を引用し、女はそう答えて立ち上がる。
拳銃を向けていたサイクスは内心ウンザリした様な表情を崩さず銃口を下げて…
サイクス「…お前まさか、そいつ(リリィ)が奴ら(動く死体)に傷つけられて…それが切っ掛けであいつらと同じ様に豹変(ゾンビ化)するとか考えてたのか?リリィには悪いがそいつは“人形”だぞ?」
始季「だから言ったでしょう?“不確定要素”と…別にその子達(リリィ&デイジー)じゃない他の誰かが同じ様な傷を負っていてもわたしは(同じ事)をしましたよ。」
そんな軽く人間性を疑う様な言葉をさらりと口にする傭兵風の女は、再びAKコピーを手にするとそのまま踵を返して館の何処かへ移動を開始する。
サイクス「つまり、人間相手でも同じ様な真似をしたと?」
始季「生きながら化け物に変わる過程は―――生き地獄そのものです―自分の意思を失う前に手を下して欲しいと、わたしなら思いますがね。」
そう言って女(始季)は大食堂を立ち去っていく。
―――
バリケードと、水色髪の魔導士の少女(スズナ)の(氷の城)による侵入経路封鎖が功を成して、一先ず大食堂の脅威は無くなった様だ。
―残っているのは斃された(動く死体)の屍が幾つかと、それらに喰い荒らされていた名も知らぬ黒髪の少女の遺骸のみ。
≫紗龍 、スズナ、デイジー&リリィ
>スズナさん、サイクスさん、紗龍さん、四季さん
【洋館/1F大食堂2/デイジー・リリィ】
「イッチャッタ…ナンダッタノ、アノ人……」
「……ソレヨリモ早ク休メル場所ヲ探ソウヨ。多分皆慣レナイ環境デ疲レテルダロウシ…ツイデニ食料モアレバ万々歳ナンダケドネ…」
(なんだったんだ、とデイジーが不満を漏らしつつも、リリィが行動しようと話す。こんなところに長居していたらきっとおかしくなってしまうだろうから、早く出たかったのだ。)
【洋館/1F大食堂2/スズナ・ヴァレス】
スズナ「…やっとここは終わったね…」
(侵入させずに終わったことで安心した表情になり
スズナ「そうだね…。食べる物あればいいかもしれない」
(リリィの意見に賛成すると黒髪の少女遺骸を見つめて)
>>デイジー&リリィ、サイクス、紗龍
【洋館 1F 中庭→管理小屋】
>エディー、マミ、アデレ
シズナ「っ……本来この"次元"にあってはならないモノ、まぁ…良く言う"時代錯誤の物"とかオーパーツみたいなものかな。この洋館…いや、この場所にはそういう高異次元の気配がするんだ。私達はこれを"幽世(かくりよ)の気配"って呼んだりしてるんだけど……こういう場所は超常現象…人知を超えた不可解な現象が起こり得る……っ、く、身体が……少し喋りすぎちゃったかな。ありがとう、マミ…お兄さんに軍人のお姉さんも……少し、休ませてもらうよ…」
(例えが悪かったかな、と若干の苦笑を浮かべながらかいつまんだ説明をしてこの場所の異常さを伝えて。喋り終わって管理小屋まで入るとここまで無理して気丈に振舞ってきたツケが来たのかぐったりとした様子でベッドに横たえられれば、寝てはいないものの目を閉じてゆっくり精神を休ませ始めて)
シズナ「……ここまで相対してきた存在はゾンビ、と呼ばれる化物に姿が見えない、けたたましい叫び声をあげる触手の異形…何れにしても不可思議な存在達ばかりだ。それに……あの通路だけであれだけの敵と戦ってきたのにこの中庭ではいまだに接敵がない…他の迷い人もいるだろうし心配だ」
(目はつむったまま、此処まで起きた事を声に出して振り返っていく。そしてこの中庭では不気味なほど敵と相対してこなかった事に気づくも気配を辿れるわけではないのでそこは置いとく形にして、今も何処かを彷徨っているだろう自分達と同じ存在を気にかけていて)
>サイクス リリィ デイジー スズナ
(サイクスと始季の問答を聞き、無事にこの場がまとまったと感じると自己紹介もせず一人で消えていった彼女を少し不満そうな目で見送ると、ゾンビ達に食い散らかされてしまった黒髪の少女の生首に近づき顔に触れ瞼を閉ざして上げると、静かに黙祷をする)
紗龍「そうだな・・飯も大事だしなによりこんな広い洋館だ。俺達以外にも迷いこんじまった人達もいるだろ。そいつらの捜索もしてやろうぜ」
【洋館/1F 書斎】
>ベン
地獄…仮に本当に地獄だとしても今の私には関係ない事だがな
(相手の皮肉気な呟きに冷静に告げた。荘園の事は知らない方がいい。今は自分がするべき事だけを考えるのを優先しようと考えつつ告げられた言葉に分かったと頷いて)
調べられるだけ調べて使えそうな物があったら伝えるよ
(廊下の方を見張る相手に一言伝えた後部屋の散策を始めた。とりあえずと小物入れの棚を調べようと近付いて)
【洋館/1F北側廊下/マーフィー・シーカー、????×1(退散?)、?????×1(窓から侵入)】
「(心※そうだ、それでいい…。)」
無念を覚えながらも(一度離れる)と言ってこの場を離れる白髪交じりの何処と無くどこかの組織に所属している様な様子(格好が画一的な雰囲気)な青年(琲世)の姿に、負傷してやや瀕死に近い状態のニット帽を被ったU.B.C.S隊員…嘗ての海兵隊員の傭兵はやや安堵した様な表情を足の傷の苦痛に歪む顔に含ませて…此処(洋館)へ来る前に助けられなかったラクーン市内の生存者の事を脳裏に浮かべて…
「これで後顧の憂いはない、さぁ…来いよ軟体野郎!。」
と片手でサイドアームのSIG Proを構え、もう片手に破砕手榴弾を忍ばせ――襲い掛かってくるであろう(不可視の化け物)に一泡吹かせてやろうとしたが――
クスクスクスクスクス…
そのまま襲い掛かってくる事も無く、ガラスを散らして(不可視の化け物)はその場から姿を消す…元々姿が無いだけに気配でいなくなったのを知りながらも、突然の動きに傭兵は訝しむが…
一際大きな窓ガラスの割れる音――先ほど離れていった青年(琲世)の向かっている方向から聞こえた其れに、まさかと顔を顰めて…
―――
―
アタッシュケース片手に離れた彼(琲世)の眼前に派手にガラスを破って顕れた(異形)、それは先ほどの(不可視の化け物)とは明らかに異なる文字通りの怪物であった。
濃緑色に爬虫類めいた巨躯、強靭で其れ自体も凶器足り得る尾―それでいて二足歩行で獰猛で生え揃った刀の切っ先の様な尋常ではない鋭利さを持つ鉤爪と牙――
■■■■■ッ!!
何より(喰種)と戦って狩って来た彼(琲世)は本能的に理解出来るかも知れない、彼の目の前に立ちはだかるこの濃緑色の化け物が自然に生み出された存在ではなくただただ(闘争)の為に造り出された兇悪な存在であると言う事を…
その頃
声と(イヤな気配)を感じながらも近付いていた魔導士の少女(ルーシィ)の背後から迫る(視えない触手)、其れは彼女の血を吸い尽くさんと捕食器を露出させて首元を狙い襲い掛かり…
≫佐々木琲世、ルーシィ
【※お知らせ】
設定・募集板と、当屋根裏雑談スレに関して引っ越しを行います。来て下さった参加者様には大変ご迷惑をお掛け致しますが新しく建て直しますので以降はそちらでお願いします。色々と至らない主で申し訳無いです。
設定・募集板URL(新※現行板・此方へ投稿下さい。)
https://www.saychat.jp/bbs/thread/683751/
洋館屋根裏にて(Dying Light雑談・相談※再建)
https://www.saychat.jp/bbs/thread/683752/
》参加者の皆様。
【洋館/1F大食堂2/スズナ・ヴァレス、ウェンディ・マーベル】
スズナ「そうだね。私の知り合いもいるかもしれない…」
(幼馴染みのことを気にしながらもどこかにいるかもしれないと思いながらも聞きなれた声に反応して)
ウェンディ「あ、スズナさん!よかったぁ」
(青い髪の女の少女が抱きついて)
>>紗龍、サイクス、デイジー&リリィ
【洋館/1F北側廊下/ルーシィ・ハートフィリア】
ルーシィ「…気の所為かな」
(嫌な気配を感じてたが、気にせずに歩いていて)
>>マーフィー、琲世
>マーフィー、ルーシィ
【洋館/1F北側廊下】
―――――視認はできなかったけど、確かに気配が消えた.....。だからって油断は禁物だ。さっきだってあの人の言葉がなければ僕だってどうなってたか分からない。常に気を抜かないようにしないと..........!!!!!
(ガラスなどを破壊しながら向かってきた『不可視の化け物』の気配がなくなったのを悟ると、一旦安全を得ると共に「この場所は普通ではない」「自分と同じ境遇の人がいた」「あの化け物はなんだったのか」と頭の中に次から次へと出てきて、「何故自分はここにいるのか」と疑問に思い始める。そう考えるのも束の間、急に目の前のガラスが割られた事に気付くと先程の化け物とは別の、『明らかな異形』が現れ)
あれは.......赫者?いや、違う。赫者だとしても、あそこまで異形なのはSSレート以上の喰種だけだ。だけどこいつは喰種どころか、ただの生物な気がしない。どちらにしろ、あの人を助ける為にここで逃げる訳にはいかない!
(異形の見た目は一見すると喰種の中でも共食いを繰り返す事によって凶暴化する「赫者」その中でも異形となるのは自分でも勝てるかどうか分からないSSレート以上。もし目の前の異形がそうなのであれば、致命傷は免れないだろう。しかしその異形からは喰種、ましてや生物にも思えないような気配を感じ取れる。それでも自分を逃がしてくれた声の主に助けると伝えたのを果たす為、ここで逃げてはいられないと感じれば片手に持ったアタッシュケースが刀のような形となり、対抗手段であるクインケの『ユキムラ1/3』をその異形に対し構えて)
>スズナさん、サイクスさん、紗龍さん、四季さん
【洋館/1F大食堂2/デイジー・リリィ】
「「…………」」
(改めて周りを見てゾンビがいないことを確認すれば、安堵し気が抜けたのか2人してしゃがみこむだろう)
【洋館/1F客間/???×1】
―怪現象(ポルターガイスト)の発生源である(異常の原因)…室内に出現した空間の歪みを認識し、氷結し形成された大鎌(デスサイズ)を以って一撃を加える彼(グレイ)
アアアアアアァァァァァ■■■■■!!
読みは当たり、大鎌(デスサイズ)の一撃が直撃した(異常の原因)は反撃する様子も無くけたたましいこの世のモノとは思えない程の絶叫と共に爆散。
ぐしゃりっ…と客間に赤黒い破片が飛び散り、彼(グレイ)を狙って周囲で浮遊したり飛び交っていた家具や本が、ガタガタと空中から床に落ち動きを止める。
騒がしかった客間は一気に静まり返る…一先ず(怪異)を撃退出来た様だ。
》グレイ
【洋館/大食堂2/ベンジャミン・サイクス】
「行っちまったか、結局何なんだあの女(始季)…食料品の確保と(数は力なり)って訳じゃ無いが、他の連中を探して合流するのは賛成だサリュウ。ただ中にはさっきみたいな奴(始季)も居るだろうから用心はした方が良いぜ?」
怪訝そうな表情で(洋館)の何処かへと立ち去って往った傭兵風の東洋人の女(始季)に双子人形(デイジー&リリィ)と同じ様に不満気な様子で赤モヒカンはそう吐き捨てつつも、転がっていた何処かの誰かな黒髪の少女の生首の瞼を閉じさせて黙祷している同行者(紗龍)の後ろをそっと邪魔しない様に通り過ぎ…
転がっているその少女の遺骸…とても見るに堪えない有様の肉片やら血糊だの何やらの中から――使えそうなモノ(遺留品)を集める。
「こんなゴツい銃(R1A1カービン)を扱ってた辺り――其処で死んでたガキも恐らく只者じゃないんだろうぜ。―武器は有効活用させてもらう。出来れば埋めて弔ってやりたいが今の状況じゃな…」
ジャゴッ
(撃った形跡の無い)南アフリカライセンス生産モデルのベルギー製バトルライフル(フラッシュライト・アングルフォアグリップ・ホロサイト装着)を拾い、弾倉(マガジン)を外して慣れた手つきで残弾をチェックしつつ、(動く死体)の馬鹿力で肉ごと引き裂かれた少女が着用してたらしきチェストリグの残骸…ポーチから予備弾倉を何本か頂戴しつつポケットに突っ込み。
…ザザッ
「――通信機?…何か受信しているな。」
――
一方
「またガキ…チッ――オレは保父じゃないんだぜ?―スズナ、お前の知り合いか?」
何時の間にかやって来て水色髪の少女(スズナ)に抱き付くツインテールのまた一回り小さな少女(ウェンディ)にモヒカン囚人な男は目を丸くしてそう尋ねつつ…
シュルルッ
「動くんじゃねぇ、痛かろうが止血と消毒はしとくぞ。…まさか本当に血を流すとはな。」
遺体から入手したファーストエイドキットの止血包帯を、気が抜けた二人の人形の片割れ…負傷した方(リリィ)の深く見える傷に消毒ガーゼを当てながら手際よく赤モヒカンの強面は巻いて応急処置を施す。
≫紗龍 、スズナ、ウェンディ、デイジー&リリィ
【洋館/1F客間(移動開始)/グレイ・フルバスター】
グレイ「はぁ…撃退出来たな。
とりあえず、誰かと合流するか」
(考えると誰かと行動したほうがいいと考え客間を出て)
【洋館/1F大食堂2/スズナ・ヴァレス、ウェンディ・マーベル】
スズナ「あ、うん。私の知り合いだよ。彼女も魔法が使えるんだ。」
(サイクスに聞かれると頷き。
ウェンディ「はい。スズナさんの知り合いです」
(ニコッと微笑み
>>サイクス、デイジー&リリィ、紗龍
【洋館/1F 中庭~管理小屋/エディー・ドンブラウスキー、巴マミ、アデレ・ゲルトルイダ(陸戦ストライカーユニット着装→解装)】
マミ「この"次元"にあってはならないモノ…居る筈が無い存在――在る筈の無いモノ…ね。」
感じ方も人それぞれ…"幽世(かくりよ)の気配"と彼女(シズナ)のいた世界に於けるある種のオカルトめいた概念―その呼称の一つを口にする。そう呼ばれる領域とも空間ともつかない場所では不可思議で得体の知れない超常現象の類が起こり得ると…
半分以上都市伝説とかその辺に足を突っ込んでいる…そもそもそういう非日常側の存在であろう己(魔法少女)がそう思うのだから何だか奇妙にも思えてしまうが――現に実際に起きて自分達に牙を剥いているのだから認めざる得ない。
だがこの悪夢めいた現実感に乏しい状況にはまだまだ不慣れである。
マミ「シズナさん、今はゆっくり休んで……確かに此処(中庭)へ来てからは(そういう存在)に出くわして無いけれど――それはそれで不自然ね。」
アデレ「正確には“元軍人”だね。今はしがないPMSCs(民間軍事会社)所属の傭兵みたいなモンさ。――調子が戻ったらアンタとは是非(手合せ)願いたい位だけど、今は安静にしてなよサムライねーさん(シズナ)…しっかしノイズが酷いね。事前の規定周波数にだーれもヒットしないなんて…!?」
入り口で歩哨を続けるアフリカンな陸戦ウィッチ(アデレ)はそんな言葉を口にしながらヘッドセットと無線機に何やら反応があるのを確認して聴き取ろうと調整している。
一方
エディー「ガツガツムシャムシャ…」
マミ「まぁ…ピザね、でもエディーさん、幾らお腹が空いてるからって不用心過ぎないかしら?」
冷蔵庫を漁っていた小太りの青年(エディー)が何やら貪っているのに気付いた巻き髪の少女(マミ)は其方を見遣って…こんな得体の知れない場所の冷蔵庫に入っていた凍て付いたぺパロニピザを平気で食べている彼(エディー)に内心驚きながらも呆れてつつも…
一先ず落ち着いたら、女剣聖(シズナ)が先程(洋館)各場所で存在を感じたという(他の人達)の探索や救助も考えなきゃね。と考えながら――ふと小屋の窓から外を見遣る…
マミ「…………!!」
其処で彼女は目にしてしまった、闇の中、中庭の広大な敷地の中で大勢の幽霊染みた(ナニカの影)が立ち尽くしてまるでそういう置物の様に此方…小屋側をジッと見ているという光景を…
生気も感情も感じられない無機質な幾多の視線…ソレが何を意味するのかはまだ分からない。
≫シズナ
【洋館/1F北側廊下/マーフィー・シーカー、????×1、?????×1】
“ソレ”は酷く餓えていた。
単に血肉に餓えているのではない、そんなモノは其処らで幾らでも容易く手に入る。
――互いの肉を裂き合いバラバラにする様な激しい暴力のぶつけ合い…そんな(闘争)そのものに、この“ブラール”ととある世界で呼称され恐れられた歪な生体魔導工学の産物。
殺し殺され死なせ死ぬ為に生み出された濃緑色の化け物は、目の前の(ヒト)ともそれ以外(喰種)とも判別し難い相手(琲世)をねめつけて…
■■■■!!
次の瞬間には(消えた)様な速度で一気に距離を詰めて鋭利な刀の様な切っ先の揃った鉤爪を、得物(クインケ※ユキムラ1/3)を展開し構える青年(琲世)の首を刈らんと振う。
一方、交戦を開始した濃緑色の歪な恐竜めいた二足歩行のナニカ(ブラール)と、白髪混じりの青年、その後方からどうにか援護射撃をしようと、這いずって取り落したメインアーム(M4A1)を構え直すニット帽の傭兵(マーフィー)
如何考えても最高とは言い難い自身のコンディションに加え、普段使いのSPR Mk12では無く、治安維持任務という事で携行していた今の得物(M4A1)、照準器も着いていないアサルトライフルでピンポイント狙撃するのは中々至難の業になるだろう…下手をしたら彼(琲世)に弾が当たり兼ねない。
だが、あの化け物(ブラール)もかなり厄介な化け物に違いない――撃ち抜けるタイミングを傭兵はじっくりと伺う。
――
―その頃
ぽたっぽたっ
粘り気のある透明の粘液がモンスターパニック映画の一場面宜しく、一先ず歩く魔導士の少女(ルーシィ)の頭上から落ちて来る…最早(気のせい)で済ませるには明らかな異常だと認識出来るだろう。
(不可視の化け物)の捕食器付きの触手が彼女(ルーシィ)を逃がさない様にシュルシュルと首元に捲き付こうとしてきて…
≫佐々木琲世、ルーシィ
【洋館/1F書斎/ベン】
「………………………」
(荘園)と呼ばれる怪しげなモノに関して言外に“触れない方が良い”と言った様子の相手(ルキノ)の様子に今でも一杯一杯の状況で更なる厄介事を抱え込む気は更々無い黒人系のオフィスワーカーはそれ以上言及する事は止めた。
今は部屋の外…廊下の様子を水平二連式散弾銃を手に見張り伺う事に注力する、時折聴こえてくる銃声や叫び声は近くも感じるし、遠くから聴こえてくる様にも思える。
どういう訳か方向感覚や距離感すら曖昧になりがちだ。
―
小物入れの棚を調べる彼(ルキノ)
一段目は開くと古びたハードカバーの本(内容は推理小説らしい)と年代物の(黄燐マッチ)の小さな箱、本数は7本程だ。
二段目…特に目ぼしいモノは入っていない。
三段目、古いリボルバーの弾(38口径)が2発、弾頭が純銀製の所謂(銀の銃弾)と呼ばれるモノだ。それこそ狼男でも出て来るのなら役に立つだろう…もっとも撃つ為には銃本体が必要だが
四段目、サーモンの缶詰×1(まだ食べられそうだ)、バーボン(まだ封は切られていないアルコール度数強めの酒の小瓶、飲んでも良いが、色々使い道はあるだろう。)×1
五段目…簡単な鍵が掛かっているが錆びついていて鍵無しでも少し叩けば壊して開く事が出来そうだ。
≫ルキノ
>サイクスウ、ェンディ
紗龍「ふっ、確かにな。でも、あいつもきっと悪いやつではないと思うぜ?あの行動だって少し野蛮ではあったが、俺達のことを思ってやってくれてたんだろうしな。きっと対人関係が苦手か・・まぁそんなところか。って、なんだそれ受信機か?とりあえず聞いてみようぜ」
(先程の女性に毒づくサイクスに楽しそうに笑ってそう返すと、立ち上がり物色するサイクスに近づいていく。二回目ともなるとさすがになれたのか、邪険な顔はしなくなり、取り出した受信機に興味津々といった感じになる。だが、スズナに抱きつく女性に気づくとそちらに興味が湧いたのか、柔らかな笑みを浮かべ近づいていく)
紗龍「また一人、こんどは賑やかな訪問者が来たみたいだな。俺は紗龍。お前さんの名前は?あと、どうしてここに?」
>暁巌
【洋館1F/エントランスホール/種子島鉄華】
「りょーかい、んじゃぁ上階を目指すのが俺的にゃアリかな、食料庫やら調理場、物置なんかはこのフロアだろうが、この洋館にまともな食料は期待できないだろ、物置・倉庫を序盤で探索して何かあったら抜け出すのも難しい、んなら寝具やら日用品の揃う居住スペースがある可能性の高い上階を探索するべきだと思うぜ、いざとなりゃ上階から下階なんかにも退避が可能だしな。」
指示を受けて探索するところを上階が良いと意見して理由も述べる。
【洋館1F/エントランスホール/アンチョビ】
「うーん・・・私は二人の意見ついていくけど、拠点にするならやっぱり1Fの強度の高い部屋がいいんじゃないか?逃げ場が多いところもいいが侵入経路もそれだけ増えるということで・・・」
鉄華の意見を聞きつつ少し自らも意見を述べる、女子高生といえど通常ではありえない戦車道を履修し隊長を務めた彼女だ、戦略におけるいくつかの基礎的な考えはあるようで(実戦的な知識は薄いが)
>スズナさん、サイクスさん、紗龍さん、四季さん
【洋館/1F大食堂2/デイジー・リリィ】
「……売リ飛バサナイデネ?」
(まるで珍しがるようなサイクスの発言に双子が顔をあげ、ジト目でリリィがそれだけ話しては。)
【洋館/1F北側廊下/ルーシィ・ハートフィリア】
ルーシィ「…え?上から何か落ちてくる音がするんだけど…」
(ぽたぽたと何かが落ちてくる音が聞こえてきて
ルーシィ「…何かががいるかもだけど、わかんないわね」
(何かの気配がするが見えなくて、戸惑っていて)
>>琲世、マーフィー
【洋館/1F大食堂2/ウェンディ・マーベル】
ウェンディ「あ、えっと。私はウェンディです!
えっと…私、スズナさんと同じ職場(ギルド)に入ってて、依頼が終わって、帰ってる途中でスズナさんとグレイさんが消えちゃって、私達で2人を探してたんです。そしたら、ここに来てしまって…」
(スズナたちを探してたことを話したら、自分までここに来てたことを話して
>>紗龍さん
>マーフィー、ルーシィ
【洋館/1F北側廊下】
..........くッ!やっぱり、今まで戦ってきた相手と比べても圧倒的だ...!
(しばらくの静寂を破り、その巨体からは考えられない程のスピードで向かってきた怪物に動揺する。次の瞬間、此方の首を狙って鉤爪を振ってきたのに対し其れをクインケで防ぐ。此方も喰種である為人間以上の力を持つが、しかし本来の力を発揮してない上、体格差などで正面からは力負けしている状態になっていて、その強さは自身の所属するCCGの上位捜査官でも倒すのが困難な程だと感じ)
【洋館 1F 中庭~管理小屋】
>エディー、マミ、アデレ
シズナ「…まぁ、あくまで私の世界での"次元"の話だからここはこういう事が日常で起きてる世界って事…なのかもしれない。…ははっ、そう言われたの何時ぶりかな…気を付けて。もう少ししたら動けるようになると思うから…」
(ベッドに横になりながら天井を見つめ、苦笑しながら答える。休暇でもない限りゆっくりとは休まないのでなんだか新鮮な気がして、再び目を閉じて)
シズナ「……やっぱり通信機は使えないと踏んだ方がよさそうだ…私のも全く繋がらないからね。軍用設備でも無理ならすっぱり諦めがつくよ…へぇ、それは楽しみだ…早く身体を戻さないとね。食べれる内に食べておいた方が良いよ…食料をめぐって争うなんてしたくないからね」
(無線機をいじる音が聞こえればやっぱりこの場所は通信機の類は使えない、と予測して、対策を頭の中に練り始める。何かを食べているだろうやり取りが聞こえると、大きく息を吐いて)
シズナ「……どうか、したかい?マミ…」
(休んでいても彼女の様子が少し変わった事に気づいたのか、ゆっくりと身体をベッドから起こしてマミを見て。当然シズナの目には何も映っていない…)
【洋館/大食堂2/ベンジャミン・サイクス】
サイクス「“売り飛ばす”ってなぁ…お前ら、大体買い手なんているのかよ?流石に知り合いを競売に掛ける様な趣味の悪い事はしねぇよ。何ならサーカスにでも入って人形漫才でもするか?」
キュッと巻いた人形な彼女(リリィ)の包帯を解き難く固めに結んで傷の応急処置を終えつつジト目でぼそりと言う双子の人形(デイジー&リリィ)の言葉に赤色モヒカンは肩を竦めて可笑しそうにそう答える。
サイクス「“知り合い”…ま、嬢ちゃん(スズナ)の妹分みたいなモンか…“魔法”だがな、使うのは控えた方が良いかもしれねぇぞ?」
仲の良さそうな二人(スズナとウェンディ)、しかし揃ってこんな場所に飛ばされるとは不運極まりない気もするな、と内心思いながら、紗龍と挨拶と自己紹介を交わす様子を傍目に…恐らく先程の死んでいた黒髪の少女の遺物であろう軍用規格の通信装備を弄り回し…
サイクス≪―こちら生存者数名、負傷者もいる…場所は不明だが古びたゴシック建築の洋館の中だ。化け物がそこら中にいるんだ、誰でも良い…聴こえてたら何か返事を頼む。繰り返す…≫
そう言いつつ戦闘で破損したテーブルのシーツを食い散らかされていた少女の遺体の上に被せて余り目に付かない様にしておく(デイジー達は兎も角、ウェンディには刺激が強過ぎると判断して)
―
サイクス「…ああいう奴は前にも何度か見て来たし接する機会もあったが、大抵ロクなモンじゃなかったぜ?サリュウ―-確かにリスク分散って意味での一連の動きだったんだろうが――あぁ、今こいつ(無線)は試してるトコだ。」
そう彼(紗龍)に話しつつ…赤モヒカンの囚人風の強面は通信装置を弄り…
≪…ちら…キ01…オー…チャンネ…かけ…る≫
サイクス「!!、繋がった!?」
≫紗龍 、スズナ、ウェンディ、デイジー&リリィ
【ロケーション追加のお知らせ※以降自由に移動して頂いて大丈夫です。】
≫ALL参加者様。
(洋館2F)
2F客間(2Fの客間)
2F書物保管庫(二層に別れた書物庫、梯子で上層へ移動可能)
2F遊戯室(ビリヤード台やダーツなどの屋内ゲームの設備が置かれている)
2Fダンスホール(かなりの広さを誇るダンスホール、音響設備やグランドピアノが置かれている)
2Fダンスホール控室(B1Fへ通じる食品・飲料用小型エレベーターがある)
2F衣裳部屋(高価そうなドレスやスーツ、装飾品が大量に置かれている、試着・メイク室併設)
2F中央通路(1Fエントランスホール・2Fダンスホール直通)
2F東側廊下
2F西側廊下
2F客室(101~115まで存在している。内装や設備は1Fと変わらない。)
2F北側連絡階段(1F北側廊下と繋がる1F⇔2Fの連絡階段、1F側は鍵が掛かっている)
2F南側連絡階段(1F南側廊下と繋がる1F⇔2Fの連絡階段、1F側は鍵が掛かっている)
(洋館B1F)
B1F調理場(結構な規模の調理場、飲料・料理移動用の小型エレベーターあり、1F大食堂へのエレベーターは故障している。2Fダンスホール控え室とは直通でまだ稼働している)
B1F食糧倉庫(各種食料品が貯蔵された食品倉庫、調理場直通)
B1F冷凍倉庫(主に冷凍・冷蔵保管が必要な生鮮食品を中心に保管している倉庫、かなり広い。調理場直通。)
B1F連絡階段(1F南側廊下と繋がる1F⇔B1Fの連絡階段)
B1Fワイン保管庫(瓶・タル保管の年代物のワインが多数保管されている倉庫、そこそこ広い)
B1F搬入通路(B1F連絡階段と直通、複雑に入り組んだ地下通路)
B1F発電コントロールルーム(洋館内の電力管理を行っている部屋)
B1F倉庫(日用品や燃料などが保管されている保管庫)
B1F射撃部屋(銃器の整備や試射が可能なガンルーム、弾薬や銃器がそこそこ残されている)
B1Fモルグ(相当な広さの遺体安置所、何故こんな設備があるかは不明)
B1F礼拝堂(結構な広さの礼拝堂、何を礼拝していたかは不明)
>スズナさん、サイクスさん、紗龍さん
「………ダッテ本当ダモン。生キテルオ人形ハ珍シイカラ高ク売レルッテ……」
「………」
(可笑しいように言うモヒカンの彼へと、どこか怯えたような顔で実際やられた事があるというような事を匂わせた発言をデイジーがして、リリィは黙ったままで)
【洋館/1F大食堂2/ウェンディ・マーベル、スズナ・ヴァレス】
スズナ「まぁ、ウェンディの方が私たちより年下だからね。妹みたいなものだよ。売り飛ばされたことあったんだ…。デイジーとリリィ…」
(サイクスの言葉に頷き。ウェンディに遺体を見せないように隠しながら、双子の言葉に驚いて)
ウェンディ「魔法を使うのは控えた方がいいってどういうことですか?」
(サイクスの言葉を疑問に思って聞いて)
>>サイクス、デイジー&リリィ
>サイクス ウィンディ リリィ デイジー
紗龍「(俺達とおんなじ感じか・・なにか分かると思ったんだが)そっか。それは災難だったな、ここにいる俺達もウィンディとおんなじ感じで迷いこんじまったんだ。まぁ、これも何かの縁さ。仲良く行こうぜ、ウィンディ」
(簡潔に自己紹介と迷い混んできた経緯を述べる彼女に、内心では新たな情報はないと思いつつ人当たりの良い笑みを浮かべる。そして、ふとサイクスとリリィの方面に目線を向け少し不穏な空気を感じとると、淡々と三人に近づいていく。そして双子の発言を聞き終わると、少し神妙な顔になったあと双子の頭に優しく手をのせ目線を合わせるためにしゃがみこむ)
紗龍「大丈夫。俺達は絶対に二人を売ったりはしない。過去に色んなことがあって、あまり人が信じられないのも分かるぜ?でも、世の中は悪いやつばかりじゃない。ここに来て、スズナとかサイクス達がお前さん達を売ろうとしてたか?・・・なんか、説教くさくなっちまったな。でもこれだけは信じてほしい。俺もサイクスもスズナも二人のことを物珍し人形とはみてない。リリィ、デイジーっていう一人の仲間とてみてるつもりだぜ。まぁ、サイクスなんか口悪いし信じきれないのも分かるけどな」
(真剣な眼差しで二人を見つめ、上記の内容を喋っていく。途中でどこか説教っぽいと感じたのか、最後あたりに冗談を交えたりしたものの自分の思いを伝えあとは二人に任せることにしたのか、立ち上がるとサイクスに近づいていく)
紗龍「お、繋がったのか?これなら助けを呼べるかもな?あー、メーデー!メーデー!」
>スズナさん、サイクスさん、紗龍さん、ウェンディさん
【洋館/1F大食堂2/デイジー・リリィ】
「………コレ、ツカエルカナ?」
「何ソレ、オモチャ?」
ピッピッピッ、ピーピーピー、ピッピッピッ
(立ち上がって通信機へと近づけば、デイジーが懐から出したのはボタンがついた音の出るおもちゃ。
それを通信機へと近づければ、上記のようなどこか規則性のある音を何度か鳴らすだろう)
【洋館 1F エントランスホール→北側通路に向けて移動開始 スウィン&ナーディア】
>ALL
スウィン「………ナーディア、何か分かったか?」
ナーディア「うーん…暗いし血生臭いし良く分かんないよ~、すーちゃん…。立派な作りの洋館で何やら得体の知れない存在がうろついてるって所かなぁ?すーちゃんの方は?」
スウィン「ザッと近場を回ってみたが…客室に中庭、食堂…それに北側と南側を複雑な通路が入り組むようにあるのと…かなり分かりづらい場所にある地下への階段。2階への階段もありそうなんだが1階側からじゃ開かないようだった。それに…人間の気配もするんだがそれ以上に亡者が徘徊している。ステルス機能をフルに使ったからかXiphaとかの調子も悪いな…どうする?」
ナーディア「そうだねぇ…気色悪い場所だし他の人を探すのが先なんじゃないかなぁ?最悪私達の為に利用できるし何より私がサボれるし?」
スウィン「お前な…。じゃあまずは北側から潰していくか。迷わないように目印をつけて…と」
(慣れた手つきでエントランスホールの壁に目印をつける少年と、それを見ながら大きな欠伸をする桃色のツインテールの髪の少女。おそらく何かをしていた際にこの場所に迷い込んだのだろう。歳不相応の落ち着きを見せながら2人で下らないやり取りを混ぜつつ、次の目標を決める。辺りを見渡しながら、ゆっくりと北側通路の方へ向けて歩き始めて…)
【洋館/1F 中庭~管理小屋/エディー・ドンブラウスキー、巴マミ、アデレ・ゲルトルイダ(陸戦ストライカーユニット※解装)】
マミ「ッ!(心※佐倉さん!?美樹さん!?)…………………………いえ、何でもないわ。大丈夫」
暗闇の慣れた視界が捉えた(視線)の主……
―闇の中に浮かんだ人影、容姿も背格好も性別も歳も―そもそも種族すらバラバラであろう老若男女たちの幾多の影――その中に一瞬、見知ったシルエットを見掛けた巻き髪の少女(マミ)は一瞬息を飲んだがその様子に気付いた様子で此方に声を掛けて来た彼女(シズナ)に慌てて振り返ってそう返事する。
そうして次に振り返った時にはそれらの影は何処かに跡形も無く消えて、只々雨に打たれて揺れる群生したクロユリが生い茂っているだけであった。
エディー「あの人(シズナ)もああ言ってるから大丈夫だよ、まだ冷蔵庫にあるから食べる?」
マミ「うーん、そういう意味で言った訳じゃ無かったんだけれど…でも確かに見た目は食べても大丈夫そうね。変な匂いもしないし…そうね。レンジもあるしせめて温めてから食べましょう?。電気も通っている様だし、シズナさん、アデレさんも食べられそうなら用意するわね?」
アデレ「ピザかぁ…意外なモノが有ったね。勿論頂くよ!」
食べ物に関する事になると妙に貪欲になる小太りの青年(エディー)の返事に巻き髪の少女は少し躊躇しながらも一応問題は無さそうかと少し困り気味に納得しつつ、冷蔵庫に仕舞われていた厚紙のピザの箱を取り出すと、やや型の古いレンジに入れて時間設定のボタンを操作する。
(食べられる内に食べる)、確かにひっきりなしに状況が変転し、追われたり襲われたりを繰り返している現状。此処(中庭)もいつ危なくなるか分からない。その為彼女(シズナ)の言葉は確かに的を得ていた。
温め始めて香ばしい溶けたチーズとぺパロニの匂いがしてくると、こんな状況であるのに空腹を覚えてしまう
―-
―
≪メー…デー………ピッピッピッ、ピーピーピー、ピッピッピッ≫
アデレ「…救難信号?――でもこの周波数はノナカ伍長の」
無線機を半分やけくそで操作し、割り振られていた自分の部下達の周波数に弄るアフリカンウィッチは、ほぼ偶然ながらヒットした事に笑顔を浮かべかけたが――同時に少しの違和感を覚える。
―その周波数が割り振られていた伍長…扶桑出身の明るい斥候要員のウィッチであった綺麗な黒髪のあの子。割かし活発であった彼女がわざわざモールス信号で呼び掛けているのは…声が出せない状況なのか、それとも声を出せない程の重傷を負ってしまったのか――あるいは
アデレ「…………マミ、サムライねーさん、エディのアンちゃん、ごめん、少し急用が出来たわ。」
マミ「…アデレさん?――何処へ行くの!?一人は危険よ!」
ショットガンを背に背負い、小屋近くに駐車していたラーテルⅡ陸戦ストライカーを着装しようと小屋の外へ出る陸戦ウィッチを慌てて引き留める巻き髪の少女(マミ)
―降り頻る雨は心なしか、更に強くなり始めていた。
≫シズナ
【洋館/1F北側廊下/マーフィー・シーカー、????×1、?????×1】
ギャリリリリリリィ!
鍔迫り合いに近い様な状態からやや濃緑色の異形(ブラール)が優勢でジリジリと彼(琲世)を押していく。
TATAN!(銃声)
鋼鉄すら容易く引き裂きひしゃげさせ得る鋭利な刀剣の切っ先めいた鉤爪で相手の得物(クインケ※ユキムラ1/3)と火花を散らす中響いた小口径小銃弾特有の甲高い銃声と共に数発の5.56mmNATO弾が異形(ブラール)の腕部と胸部に命中するが、黒っぽい血が多少飛び散った位で致命傷には程遠い。
マーフィー「チィッ……!」
■■■■!!
しかし、多少小突かれた程度には気が逸れたらしき異形(ブラール)、鉤爪に掛かっていた化け物特有の万力めいた怪力が緩み逆攻勢を試みるなら絶好の機会だろう。
一方で漸く異変に気付くが(不可視の化け物)の発見までには至らない魔導士の少女(ルーシィ)
シュルシュルシュルシュル…
ガバッ!
とうとう上半身に巻き付く形で視えない触手が彼女を捕らえんとする。
≫佐々木琲世、ルーシィ
【洋館/1F大食堂/スズナ・ヴァレス、ウェンディ・マーベル】
ウェンディ「はい!よろしくお願いします!」
(紗龍に挨拶をし、双子のを見ると
ウェンディ「私たちはあなたたちを売り飛ばしたりしないです」
(ニコッと微笑むと通信機に近づいて
スズナ「そうだよ。売り飛ばさない。通信機?だね。助け呼べる…」
(こちらも通信機に近づいて
>>紗龍、サイクス、デイジー&リリィ
【洋館/1F北側廊下/ルーシィ・ハートフィリア】
ルーシィ「っ!何かが巻きついてる…。これじゃ星霊呼び出せない」
(鍵を取り出そうとするが、上半身を巻き付けられていることに気づいて必死で抵抗をして
>>マーフィー、琲世
【洋館/1Fエントランスホール→2F中央通路/暁巌】【遅れてしまい申し訳ないです。一応密集を避ける形でエントランスホールから先行して二階へ移動する形に致します。】
「“上階”か…そもそもまだこの建物(洋館)が何階建てかも確認出来ていないな。――(洋館)――護衛の仕事で幾らか似た様な建物を下見したことがあるが…」
凡そ上階は客を出迎えたり持て成す、表向きの何かしらのイベントを会場…勿論そういう邸宅に住む主が暮らす様な場所だ。―大体の館内インフラは揃っているだろうが、凡そそれらの管理設備に関しては地下(B1F)か一階に集中しているだろう。
手近でそれらを掌握出来るのならソレに越した事は無いが…
彼(種子島)の意見も一応理に叶ってはいるが……妙な化け物がうろつき回っている現状――(守り)に徹して安全な場所を確保するのなら、少女(アンチョビ)の言う様に1Fの何処かで防御を固めて過ごした方が堅実ではある。
…しかしそれ以前に、全体の様子を把握も出来ていない、偵察の段階は素通りである。
「先ずは、一先ずお前さん(種子島)の提案通り上階から下見してみるか…先頭はオレが行こう。間に嬢ちゃん(アンチョビ)、後方はお前さん(種子島)が頼む。嬢ちゃん、何か些細な事でも気付いた事が有ったら遠慮なくオレかあの兄ちゃん(種子島)に伝えろよ。」
取り敢えず移動しながらでも話は出来る。
そう言うとAUGを片手に構えつつ…エントランスホールの階段を上りドアを開けて進み始める。
…これは新たな二人組(スウィン&ナーディア)が此処(洋館)に喚ばれる十数分前の事であった。
≫種子島、アンチョビ、(東山コベニ、スウィン&ナーディア)
>マーフィー、ルーシィ
【洋館/1F北側廊下】
―――っ..........!!!
(自分でも徐々に押されていくのが目に見えてわかり、負けじと踏ん張りながら押し始める。しかし状況は一向に変わる事なく、先程「手段はあるはず」と助言をしたのにも関わらず、この状況に対する打開策は思いつかない。そのまま異形の圧倒的な体格や怪力によって後ろに行ってしまうのも時間の問題だろう。しかし―――)
...銃声...力が弱まった...?.....ダメだ...余所見してる暇はない、今ここで...この攻撃で状況を変える!
(後ろからの銃声とともに此方をどんどんと押し続けていた鉤爪の力が弱まるのに気付くも、その銃撃によって怯んだ異形を見ては振り向く暇などない。力が緩んだ鉤爪を強く弾くと、その胴体にクインケを突き刺そうとして)
【洋館/1F 書斎】
>ベン
……食べ物と銃弾、か
(時折廊下を見張っている彼の様子を見ながら棚を調べた。とりあえずと役立ちそうな缶詰と銃弾を取り出した。他に気になるところは鍵がかかっている5段目くらいだろうか。とりあえず開けて見ようと考えつつ無くさないようにと一度自分の傍の床にに缶詰と銃弾を置き鞄から小さなドライバーのような道具を取り出し鍵を叩いて壊そうと試みて)
【洋館 1F 中庭~管理小屋 シズナ】
>エディー、マミ、アデレ
シズナ「……そっか。なら、いいよ…何かあったらすぐに伝えて欲しいな。……うーん、そうは言ったけど厨房の保管庫とかにあったものはともかく、こういう場所のはあまり口には入れたくないなぁ…マミの言う通り、変なにおいとかはないから腐ってはないんだろうけど…」
(大丈夫、と告げたマミを見ればそれ以上は何も言わず、おそらく表情の機微から何かを読み取った素振りを僅かに見せるが、ピザを食べるエディーを見て苦笑を浮かべて)
シズナ「……ここに来て通信が…?でも…。マミの言う通りだ。いくら何でも"タイミングが良すぎる"…っ、軍人と言えど1人は危ないんじゃないかな?」
(どこからか流れてきたSOSとも取れる通信。状況に歴戦の戦士としての勘が働いたのか若干の違和感を覚え何処かへ向かおうとするアデレを自分も引き留めようとして)
【洋館/1F 書斎/蒼井茜】
>ルキノ、ベン
(今日も自分が好きな彼女には、自分の告白を受け入れて貰えなかった…。どよよーんとする暇も無く、明日はどうすれば受け入れて貰えるのだろうか…。と考え、ベットに着いた筈だったのだが…。……なんとなく違う雰囲気に、目を覚ます。そこは見知らぬ場所であった。鼻につく本の香り、蒼井はこの施設には見覚えがある。そう、書斎。つまり、図書室と大体一緒。………はいいが、ここがどこの書斎で、そしてこの館がどんな場所であるのは蒼井には検討がつかない、いやつけないのだ。学園に旧校舎含め、こんな場所があるというのは知らない。有るとするなら、生徒会で、しかも副会長である蒼井が知らないはずないのだ。次に、思われたのはここが忌々しき、怪異どもの境界内ということだ。でも、境界内なら水が靴を湿らせる程ある。だから違う。悩みに悩んでしまった蒼井は、この書斎を調べて見ようと立ち上がり、少し回りを見渡した。なんの変哲もない、ただの書斎。少し歩いて、他にも自分と同じ境遇の人がいるか探してみようと、蒼井は決めた。案外、近くで物音がしたので、身を潜めいる人(ルキノ、ベン)を影から見つめて)
「……あの人、敵じゃないよな。」
(と僅かに心配のこもった独り言と共に慎重に行動する事を第一に考えて、影から身を潜め様子を見る決断をしてはずれていた眼鏡をあげて、二人を見て。)
(/絡み失礼いたします、初回絡み文出させていただきます!これからよろしくおねがいします。(ちょっと厳しい場合は蹴ってもらって大丈夫です。))
__________
【洋館/2F北側連絡階段→1F北側連絡階段前/アルフレット】
>all
(北側廊下の皆さん
(パンパーラッ、とふと昨日見たホラーなテイストの映画の軽やかなBGM、まぁ俗に言うゾンビの映画。昨日、一人で見てた娯楽用のビデオ。怖いのをやっと落ちつけ、眠りにつけたと思った矢先、夢でそのゾンビが追いかける否や!アルフレットは夢でフラッシュバックしてしまって、「トゥ、スキュアリー!こ、怖いんだぞ…!!」と飛び起きてしまった。……そして気づいてしまったのだ、家ではないと。そこからのアルフレットは迅速に頭を切り替え、状況判断を最重要とし、自分のいる場所から特定することとした。階段、しかも何階かは分からないが上の階の方。という基本的な情報しか得られなかった。そして、昨日映画を見た以外何かをしたかと言うと、見に覚えが一切まるでない。これが日本の友人が教えてくれた言葉で「八方塞がり」というのかも知れない。要するに、詰んだのだ。服のなかにある大好物のハンバーガーを食べながら、他に使えるものがあるか確認する。愛用のリボルバーは実弾が入っていて使えそう、携帯は電源がつかないとなったときには「なんて、ことだい!」と叫びたくはなった物だ。ムシャムシャ、とハンバーガーはどんどん減り、アルフレットもため息をついてしまった。せめて、ここに他の仲間…例えばマシューとかアーサー…は無いな。が居てくれれば心強かったのに……。とまたため息をひとつこぼして。…………と、ガサリと階段の下で音がした。なんだろうと思ったアルフレットはどうせなら危険を侵してでも、情報を手に入れたい一心に、階段を下っていく。近づくにつれて、それが人の声、銃、ケンのぶつかりあいだと聞こえてきた。やがて、ひとつのドアの前に辿り着くとアルフレットは開けるのを躊躇った。本当に開けていいのだろうか、と。そこで、アルフレットは声をかけてみるとした。)
「HEY!そこに誰かいるのかい?聴こえるなら返事してほしいんだぞ!」
(と、でかいがかつ聞こえやすいようにドアの外にいる人々に話しかけて。)
(/all文出させていただきます!気持ち、北側廊下に合流するような絡み文になってしまいました。これからよろしくおねがいします。)
>アルフレット
【洋館/1F北側廊下/更木剣八】
激しい戦闘の行われている北側廊下、そこに異形の怪物が大きく袈裟に切り裂かれた死体として吹き飛んでくる。それはアルフレットの眼前の扉を突き破って止まる。
「・・・雑魚じゃねぇか、見たことねぇ形してたからよ強えぇのかと思ったぜ。」
その突き破られた扉の奥から低く少し荒々しい口調の声が聞こえる。突き破られた扉によって舞い上がったホコリや木粉によって遮られた視界から大柄の荒々しい獣のような印象を受ける異様な雰囲気の男が現れる。)
「ああいるぜ、でお前は誰だ。」
恐らく声をかける前から彼(アルフレット)の存在に気付いていたのかアルフレットをギロッと睨んで声をかける。
(/絡ませていただきました。巌さんへの返信は考え中ですのでもう少々お待ちください)
【洋館/大食堂2/ベンジャミン・サイクス】【遅れがちで申し訳ないです。】
サイクス「………確かに物珍しいとは思うがな。」
双子人形の片割れの少女(デイジー)はとても笑い飛ばせる様な様子では無く、怯えを含んだ声色で意味深げな事を口にして…
正確に言えば、そういう(妖しげなモノ・存在)を捕獲して売り買いしたり競売に掛けたりしている連中がいるというのを、例の(財団)で“就労”させられていた際に耳に挟んだ事があった。
何処にでも妙な物好きは居るモノだ――わざわざ大金を払って扱えるかもしれない危うい代物を買って己の身の危険を舞い込ませてるのだから…金持ち共の趣味や酔狂さは良くわからん、と内心思いつつ…
サイクス「安心しろ、サリュウ(紗龍)の言う通りお前ら(デイジー&リリィ)を売り飛ばしたりなんてしねぇよ…そもそもこのままオレたちが娑婆に戻れるかも怪しいしな。」
一方、誰かの遺体をシーツで覆って隠し、意図を読んでくれたらしい少女(スズナ)がその連れの一回り小さい少女(ウェンディ)が見ない様にしつつ…
その小さい連れの少女(ウェンディ)の質問に対して
サイクス「―さっきまで普通にそういう(力)が使える面子が使った途端にかなり消耗してたみたいでな…いざと言う時の為に控えた方が良いと思うぜ。」
と赤モヒカンは答える。
――
―
サイクス≪―おい!、聴こえるか!?―そっちの声は聴こえてる!おい!≫
やたらと入ってくる雑音に紛れて繋がり掛けていた無線通信だが、再び聞き取れない程のノイズに遮られて行き…玩具を使ってモールス信号を流してみる彼女(デイジー)や彼(紗龍)と呼び掛けていた赤モヒカンは落胆した様子を見せて…
サイクス「クソッ…また途切れたか…だが、この通信機の送受信範囲内に無線を持った誰かがいるのは分かったな。」
そう言いつつ、黒髪の少女の遺体から拝借したR1A1カービンの安全装置を外しつつ―――
サイクス「此処で相談なんだが…調べに行くメンバーと此処に残るメンバーに一旦別れないか?」
と慎重派のこの元Dクラスにしては大胆な提案を今いる同行者達に提案する。
≫紗龍 、スズナ、ウェンディ、デイジー&リリィ
【洋館/1F北側廊下/マーフィー・シーカー、????×1、?????×1、???×11(侵入中)】
銃撃でやや怯んだ隙に、その得物(クインケ)を迷いなく濃緑色の化け物(ブラール)の腹腔に刺し込む
白髪交じりの青年(琲世)
ズッという重苦しい刺し込んだ様な音と共に確実に切っ先が入った手応えを恐らく彼(琲世)は覚えただろうが…心なしか、その化け物(ブラール)の感情など感じられない様な頭部が、グニャリと(嗤った)様な様子を見せた。
そうして
ズ…
ズッ■■■…
ズ■■
刺し込んだ(クインケ)を自らに突き刺し貫かせる様にして相手(琲世)を自分の方へと引き寄せて…
グァバッ!!
と剣山の様な牙を口を開いて、彼(琲世)の頭部に喰らい付こうとして…
一方、廊下のドアを一つ破りながら――どこぞの化け物を仕留めて飛び込んで来た妙に和装っぽい荒々しく厳つい眼帯男(剣八)が物足りなそうな様子でぼやきながら出てきたと思えば、そんな眼帯男が今度はハンバーガーを齧りながら何とも言えない雰囲気でやってきた眼鏡を掛けた紳士風の青年(アルフレット)と鉢合わせして誰何し…
マーフィー「何なんだあいつらは…――おい!?」
一方離れた場所の魔導士の少女(ルーシィ)が、傍目から見ると独りでに(不可視の何か)に締め付けられている様な様子で四苦八苦しているのを見て、其方にアサルトライフルの銃口を倒れながら向けるが…
マーフィー「チッ…あの子(ルーシィ)一体何に捕まってるんだ?」
と下手に撃てば少女に当ててしまうという状態に歯噛みしつつ…割れた廊下の窓から生気の無い(動く死体)の群れが入り込んで来ようとしているのを認めて更に舌打ちし
――
と言う混沌とした状況の北側廊下へ向かう二人の男女(ナーディア&スウィン)の眼前で繰り広げられている有様であった。
≫佐々木琲世、ルーシィ、更木剣八、アルフレット、スウェン&ナーディア。
>スズナさん、サイクスさん、紗龍さん、ウェンディさん
【洋館/1F大食堂2/デイジー・リリィ】
「別レル?ナンデ?」
(デイジーがおもちゃを通信機から外しながら、別行動を提案する彼に首をかしげ)
【洋館/1F大食堂2/スズナ・ヴァレス、ウェンディ・マーベル】
ウェンディ「なるほど…分かりました」
(サイクスの話を聞いて納得して、頷き。
スズナ「確かに…別れた方がいいかもね」
(ウェンディの隣で話を聞いていて、サイクスの提案に賛成して
ウェンディ「私も別れた方がいいと思います。何かあるか分かりませんし…」
(こちらも賛成して
>サイクス、デイジー&リリィ、紗龍
【洋館/1F北側廊下/ルーシィ・・ハートフィリア】
ルーシィ「見えないから…何がいるか分かんないけど…」
(光を当てれば見えるんじゃないかとおもい、鍵を取り出し
ルーシィ「開け!獅子宮の扉!レオ!」
(彼女がそう言うと獅子を思わせる長髪と黒スーツの男が現れた)
>琲世、マーフィー、更木剣八、アルフレット、スウェン&ナーディア
【洋館/1F北側連絡階段→1F北側廊下/アルフレット】
>更木剣八(佐々木琲世、ルーシィ、スウェン&ナーディア
(ドン、と目の前から強い音が響いて目の前のドアが破壊された。壊すなら、もっと優しく壊して欲しいんだぞ!とついつい言いそうにはなるが、アルフレットはいつもこんな感じでドアを破壊することが多いが、本人はまるっきり気づいてなかった。舞い上がったほこりがほぼ沈んだころ、アルフレットは目の前の男(更木剣八)と下の……何か得体の知れない怪物を見て。)
「Toooooscary!!!!!!!!What!!What's this!!!!」
(和訳/こ、怖いんだぞ!なんだ、なんだこれ!!!!)
(アメリカなまりの強い英語に、よくハリウッドでありそうな反応をし、それをマシマシと見た。異形の形をしてる……まるで自分が見てたホラー映画に出てきそう……。などと思うと血の気はサッと引いた。なんだか、これ以上気にするとさらに怖そうだから、手にあるハンバーガーを再度一口食べ、目の前の男(更木剣八)に向き合って)
「俺のことかい?勿論、俺はHEROさ☆それで君の名はなんだい?」
(まるでパチンと効果音がなりそうな程の完璧なウインクを相手に向けて。また笑顔も中の心を悟られないようにしっかりと浮かべて。)
【洋館/1F書斎/ベン、????】
パキャッ!
ドライバーで叩かれ呆気ない乾いた金属音を立てて、引き出しの鍵は破損してその機能を失い、5段目の引き出しが開かれる。
中にあったのは古びた回転式拳銃(S&W M10リボルバー 装弾数6発)と年季の入った奇妙な懐中時計(@第五人格)、リボルバーの方は弾が入っていないが対応する弾丸(38口径)があれば使用出来るだろう。先程彼(ルキノ)が拾った銀の弾丸も使用出来る様だ。
懐中時計に関しては…何故見知った道具がこんな場所にあるのか甚だ疑問に思うかもしれないが…
―
「!?…またか!今度は誰だ?」
ジャッ!
と扉越しに廊下の方を警戒していたベンは不意に新たに室内に感じた気配に反応して其方へ水平二連式散弾銃を構える。
銃口の先には眼鏡を掛けた理知的そうな赤味のある髪の少年(茜)が一人、其方へそう声を掛けて誰何する。
―
一方、一瞬廊下の方の監視を外している間に…奇妙な影が一つ、書斎へと歩み寄って来る。
ポタポタと血痕を所々に滴り…長い黒髪を揺らしながら何処かの学生服姿の少女が一人…その尋常では無いほど空虚な気配を漂わせて。
≫ルキノ、蒼井茜
【洋館/1F 書斎】
>ベン、茜
…!これは…
(鍵が壊れたのを確認した後ドライバーをしまい棚を開けた。中に入っていたのは回転式拳銃と見覚えのある懐中時計で少し目を見開いた。以前荘園で聞いた“弁護士の先祖の懐中時計”かはたまた“機械技師の形見の懐中時計”か分からないが持っている価値はあるだろうと考えつつ先程見つけた物と一緒に鞄にしまって。ふと廊下を見張っていた彼が何かに気づいたらしく1度書斎を調べるのを中断しどうしたのかと扉の方に近づいた_と同時に奇妙な気配を感じナイフを懐から取り出し構えながら警戒して)
>サイクス スズナ ウィンディ リリィ
デイジー
紗龍「そうだな・・・こういうときはあんまり別れない方が良いんだがサイクスの事だ。なにか考えがあるんだろ?だったら俺は反対しないぜ。チーム分けはそうだな・・俺、デイジー、リリィ。サイクス、スズナ、ウィンディ・・でどうだ?」
(サイクスからの提案に納得したように頷き、上記を喋る)
>サイクス スズナ ウィンディ リリィ
デイジー
紗龍「そうだな・・・こういうときはあんまり別れない方が良いんだがサイクスの事だ。なにか考えがあるんだろ?だったら俺は反対しないぜ。チーム分けはそうだな・・俺、デイジー、リリィ。サイクス、スズナ、ウィンディ・・でどうだ?」
(サイクスからの提案に納得したように頷き、上記を喋る)
【洋館/1F 中庭~管理小屋/エディー・ドンブラウスキー、巴マミ、アデレ・ゲルトルイダ(陸戦ストライカーユニット※着装・移動開始?)】
マミ「確かに何時から在ったモノかも分からないけれど…もう少し大丈夫そうな物を探すわ(心※下手に口にしてお腹を痛めるのは御免ね…特に今の状況じゃ)」
エディー「なら、貰っていい?」
女剣聖(シズナ)の言葉も尤もなモノであり、一度良い匂いに刺激された巻き髪の少女(マミ)も少し考えて躊躇しつつ…他に食用に耐えそうなモノ(缶詰などの保存食)や使えそうな物が無いか探す事に頭を切り替える。
一方小太りの青年(エディー)は現状を考えるととんでもない食い意地を発揮して、温めたピザにも手を出そうとしており…
―
――その一方
(飛び穿く)形で再び待機状態のラーテルⅡ陸戦ストライカーに両足を突っ込み、同時に自身の(魔力)供給開始…及び、それに伴う普段とは比較にならない消耗する感覚に表情を歪ませるアフリカンウィッチ。
しかし、そんな事など今は些事に過ぎない。
急がなければ
単眼式のHMDにストライカーユニットのコンディションと視覚上の戦術情報や数値のテストパターンの類が幾らか数秒間程踊る中、二人して呼び止めてくる声に対して
アデレ「分かってる、分かってるよ…でもあの通信回線はアタシの(部下)のモノさ、ずっと一緒に戦って来て、さっきまで逸れてたね…小隊長としての義務と役目を果たさないと」
彼女(シズナ)の言う様に“タイミング”が良すぎる…即ち何らかの(罠)の可能性もあるだろう、もしくは既に……しかしそれが如何であれ――行かねばならないとアデレは口にして
≫シズナ
【洋館/1F大食堂2/ベンジャミン・サイクス】
デイジーの疑問、そしてやや悪手な気もするといった様子の紗龍に囚人服赤モヒカンは納得するかは別として説明する。
サイクス「確かに、固まってるべきではあるが、何か知ってる可能性のある奴をむざむざ死なせたくないってのもある。二手に分かれたいってのは、片方は此処(大食堂)の守りを固めて退路と避難場所を確保して置き、もう片方はさっきの通信の(送受信先)を可能な範囲で探すって事さ…」
何ならオレだけで行っても良かったんだがな、と相変わらずやや棘のある言葉を吐く(それでも丸くなりつつあるが)、赤モヒカンはカービンのスリングを肩に吊るして…
サイクス「人選としちゃあまぁオレは別に構わないが、お前ら(デイジー&リリィ、スズナ、ウェンディ)はそれで構わないか?」
彼(紗龍)のチーム分けの提案に別段不満点は無いと答えつつも、残りの双子人形と魔導士の少女らにそう一応訪ねて…
≫紗龍 、スズナ、ウェンディ、デイジー&リリィ
>スズナさん、サイクスさん、紗龍さん、ウェンディさん
【洋館/1F大食堂2/デイジー・リリィ】
「ハイハーイ!ジャア私探シニイキタイ!」
「リリィモ!」
(それで構わないかと問うモヒカンの彼に頷けば、双子は手を挙げてぴょんぴょんと飛んで見せながら、探索担当に立候補し)
【洋館/1F書斎/蒼井茜】
>ルキノ、ベン
(ジャキッ………と脳内で効果音と共に自分の方に向けられた…「銃」を視認する。蒼井にとっては、知識で知ってるだけの物であり、実際に見るのは初めてだ。ぞわっ……と背中から悪寒がした。あれで打たれたら、自分みたいな半ゴキブリみたいな奴でも死んでしまう。そう思うと迂闊には動けなかった。だが、ナイフを取り出した男(ルキノ)の身体にある、まるで魚の鱗、……いやあの子も、魚の鱗はあったけど違う。どちらかというと爬虫類に近い鱗を見た茜は、胸ポケットにある、何やら古そうな懐中時計を出して)
「…………あなた、怪異でしょう?とほけても無駄です。」
(と警戒心を丸出しにルキノに接触して。銃を打たれたとしても、このいまいましい自分の力……つまり、七不思議の怪異の力、具体的には時間を止めるこの力が助けてくれるに違いない。怪異に推測される男性(ルキノ)から見て、恐らく境界内と考えて。キリッと歯を噛み、震える足をどうにか隠し、外側に何かがいるのを感じとるが、いまは目の前に集中して)
【洋館 1F 北側通路 スウィン/ナーディア】
>アルフレット、マーフィー、北側通路にいる方々ALL
スウィン「っ!声と戦闘音…ナーディア!」
ナーディア「行こう、すーちゃん!そんなに遠くないよ…!」
(エントランスホールから北側通路に歩みを進めていると廊下の向こうから大声と、誰かが戦っているであろう音が聞こえて、2人は顔を見合わせる。互いに頷くと小走りで目的の場所へと向かって、すぐに戦闘が始まっている場所にたどり着いて)
スウィン「おい、大丈夫か…!って、なんだあの怪物は!?それに…」
ナーディア「あの女の人は…何かに捕まってる?敵の姿が見えないけど…」
スウィン「加勢に来た!手を貸すぞ…!ナーディアはあっちを頼む!」
(それぞれが得物を構えて状況を把握する。片や異形の怪物と渡り合っている場面。そしてもう片や、何か見えない敵に締め上げられている場面…少年の方は異形の怪物(ブラール)へ向かい。途中で窓から侵入してくる存在に気づくと足を止めて)
スウィン「向こうも増援か…!くそっ、デカブツは任せた、俺はこっちを掃除する!」
(本当なら異形の怪物と戦う排世を援護したかったが、窓の外から侵入してくるゾンビたちに気づくとそちらに刃を向けて)
ナーディア「うん!お姉さん、今助けるからねぇ~?まずはかくれんぼしてる敵さんを見つけないと…!むむむ…!」
(少女の方は何やら不可視の存在と相対している方へと向かって、縛られているルーシィを見るとどうしたものかと何か思案に暮れており…)
(/通路に辿り着いたと言う事で、絡ませていただきました!)
【洋館 1F 中庭 シズナ】
>エディー、マミ、アデレ
シズナ「……機能してるか分からないけど、こういう建物は調理場が何処かにあるはずだ。保管庫なんかも近くにあるはず…そこの物なら、大丈夫なんじゃないかな。問題は何処に調理場があるかだけど…。……ふふっ、良いけど食べ過ぎないようにね、お兄さんは今丸腰だ…守れるのは私かマミしかいない。お兄さんの武器も探さないといけないかな…?」
(息を整えてから、食料についての解決策を述べる。場所はまだ分からないが当てもなく彷徨うよりは目的を持った方が良いと考えたようで。食い意地の張るエディーに対しては苦笑の笑みを零しながらやんわりと釘を刺して)
シズナ「……そうか。止めても無駄、みたいだね…仕方ない。同じ軍人…否、猟兵としてその気持ちは分かるよ。行っておいで……どんな結果であれ次はお互い生きて会える事を願うよ」
(相手から感じる雰囲気で、これ以上問答しても無駄だと悟ったのか諦めた様子で行ってこいと言えば、ゆっくりと身体を起こして…)
>サイクス デイジー リリィ スズナ ウィンディ
紗龍「ふふ、良いぜ。なら俺はこの双子組と行動するよ。こんな時、子守りは絶対必要だろ?」
(サイクスの説明に納得したように優しく微笑みながら頷き、そして双子が探検したいと言うと微笑ましそうに笑い軽口を叩きつつ自分も参加すると名乗り出る)
>スズナさん、サイクスさん、紗龍さん、ウェンディさん
【洋館/1F大食堂2/デイジー・リリィ】
「アー!何ヨ子守リッテ!私達子供ジャナイモン!」
「確カニ見タ目ハ子供ダケド、紗龍サンヨリズット年上ナンダカラネ!正確ナ数ハ忘レタケド!」
(紗龍の、まるで子供扱いするような発言にそう振り返れば、ぷんぷんと腰に手を当てながら抗議し)
【洋館/1F客間(移動開始)/???×?】
怪現象(ポルターガイスト)の元凶を撃退した後、他の誰か――同じく迷い込んだ自分の仲間や、少なくともまともな(人間)との合流を目指して動き始める彼(グレイ)の背後にて…先程(戦闘が始まる前)から“ずっと”見つめていたナニカ。
ゾゾゾゾゾゾ■■■■■…
真っ黒な墨の様などす黒い不形状の存在は、静かに音も立てず姿を消すと移動を開始する青年の後ろについて(憑いて)往く。
現状ではただ後を(憑けて来る)だけで特に害意は無い様だが…
≫グレイ
【洋館/1F大食堂2/ベンジャミン・サイクス】
サイクス「“好奇心は猫をも殺す”ってな…だがコイツは冒しても良いリスクだとオレは考えている。――にしても。」
早速(探索)組に立候補する賑やかな双子人形コンビ(デイジー&リリィ)にそんな楽しいモンでも無いだろうに…と思いながらも、まぁ此処(大食堂)の鬱屈した雰囲気から抜け出したいという気持ちも分からなくは無いとも思いつつ…
サイクス「んじゃ年齢的に孫だか曾孫(この場合、紗龍の事を示す)がしっかり年季の入った御婦人方(デイジー&リリィ)のエスコートしなきゃな?」
紗龍の楽しげな軽口とそれに反応してぷんぷんと不満気に抗議する双子人形のやり取りにそう言いつつも…近くに居たリリィに靴紐を結び直すフリをしながらしゃがみ込み赤モヒカンは密かに彼女達(デイジー&リリィ)に耳打ちする。
サイクス「…あいつ(紗龍)は手練れだが熱くなり過ぎる時が有る、もしマズそうなら手を貸してやってくれよ。」
彼(紗龍)とて相当なプロだが、強力な力を扱う分リスクも大きい――何だかんだで心配性な処のある赤モヒカン(サイクス)は、幼く見えて、年の功というモノかかなり冷静に物事を見てられる双子人形にそう密かに頼んで…
――
―
サイクス「…言いだしっぺのオレが居残り組とは何だか悪い気がするが――嬢ちゃん(スズナ&ウェンディ)達と此処に残って他に通信が来ないか調べて置くぜ。バリケードも補強しないとな。」
そうして紗龍に先程少女の遺体から回収した携帯無線機の予備を一つ渡して
サイクス「正直離れたら役に立たんかも知れんが、さっきみたいに誰かの通信を拾うかもしれん。――声の届く範囲ならオレとも連絡が取り合えるしな。一応持っていけ。」
と言う。
――行き先に関してはこの食堂から離れた場所なら幾らか可能性があるだろう。三人(紗龍、デイジー&リリィ)で相談する形になる。
≫紗龍 、スズナ、ウェンディ、デイジー&リリィ
【洋館/1F書斎/ベン、????】
ベン「…“怪異”?―何を言ってるんだ?」
一触即発
新たに書斎内に現われた東洋系の青年(茜)が彼(ルキノ)に対して発した第一声に、水平二連式散弾銃を構えた黒人のオフィスワーカーな男はまたも困惑した様にぼやくが…どうやら青年はあの学者(ルキノ)に何かしら疑って掛かっているに違いない。
そしてその原因が恐らく先程彼(ルキノ)が見せてくれた(異形)の風体の事ではと思い至り…
ベン「――君が何の事を言ってるかは知らんが、今はそれどころじゃ…」
と弁明を試みた矢先、キィッと書斎のドアを開けて…欧州では珍しい学生服姿の一人の少女(雛沢)――ふらつきながら、恐らく返り血であろうどす黒い乾いた血で肌も着衣も染めた長い黒髪を揺らし―何処か朧ろ気で現実味の無い儚さも感じる様な―そんな有様の彼女は半ば対峙状態の三者の前で…
???「に…げ…て…」
そう言うと共にがくりっと両膝を床に着いて――その場に静かに崩れ落ちる。
≫ルキノ、蒼井茜
【洋館/1F 書斎】
>ベン、茜、???
……私は君の言う怪異ではないよ。信じて貰えないかも知れんがね…と、緊急事態のようだな
(こちらを警戒している様子の青年に落ち着いた調子で弁解した。厄介事は避けたいところだが相手の出方次第でそれ相応の対応をしなければと考えて。ふと書斎の扉が開く音が聞こえ扉の方に視線を移し1度構えを解きながら少女の方に静かに近づいて)
>スズナさん、サイクスさん、紗龍さん、ウェンディさん
【洋館/1F大食堂2/デイジー・リリィ】
「ウン、ワカッタ。先輩トシテ、紗龍サンハ私達ガ絶対守ルカラネ!」
「ソウソウ、ダカラサイクスサンハ、自分ノヤルコトヲ優先ニ考エテ!」
(任せろ、と言わんばかりに胸に手を当てて自信満々にそう返す双子。実際そんなに強い能力を持つ訳では無いが、せめて時間稼ぎくらいにはなれるだろうと踏んでいた。
恐らくこの中じゃかなりの年長者になる故、年下の若い彼らをむざむざ死なせる訳には行かないと半ば決意して)
【洋館/1F大食堂2/スズナ・ヴァレス、ウェンディ・マーベル】
ウェンディ「そうですね。通信機探しましょう」
スズナ「そうだね…。いつアレが現れたら、困るしね」
(ウェンディは頷き、スズナは通信機が落ちてないか探し始めて
>>デイジー&リリィ、サイクス、紗龍
【洋館/1F客間(移動開始)/グレイ・フルバスター】
グレイ「…ん~、誰か居ないか」
(何かが憑くのに気づかないまま、声を出しながら、人を探していて)
>>??
【洋館/1F北側廊下/ルーシィ・ハートフィリア】
ルーシィ「レオ…!」
(ルーシィはレオと呼ばれた星霊に声をかけて
レオ(星霊)「分かってるよ。ルーシィ。獅子光耀(ししこうよう)」
(ルーシィに巻きついてる何かを離れさせようと全身から眩い光を放ち)
>>北側廊下にいる人たち
>サイクス デイジー リリィ スズナ ウィンディ
紗龍「あはは!!そーやってむきになってる姿は子供のまんまだぜ?大人のレディならもう少し余裕をみせてくれよ。」
(子供扱いされて可愛らしく怒る双子組に、自然と笑みがこぼれつつまた軽口を叩く)
紗龍「分かったぜ。姿はどーであれ立派なレディらしいからな。淑女をエスコートするのは紳士の役目だ、俺に任せときな」
(サイクスの発言に楽しそうに笑い、また軽口を叩きつつ胸に手を当て自信ありげにそう呟く。サイクスが靴ひもを直す不利をして双子組に囁いたことは気づいておらず、どこを探検するか思考する)
紗龍「とりあえず二人とも、まずはこの部屋を出てエントランスに戻ってみようぜ。戻って今度は最初に行った道と違う方向を行けばなにか見つかるかもな」
>スズナさん、サイクスさん、紗龍さん、ウェンディさん
【洋館/1F大食堂2/デイジー・リリィ】
「オ、大人ノ余裕……?…コホン。エェ、承リマシタワ紗龍サン…」
「ソレ大人ノ対応ニ入ルノ…?」
(もっと余裕を見せてくれ、と言われたためか咳払いしたあと、探索場所を提案する紗龍に何故かお嬢様口調で返し始めるデイジーにリリィがツッコミを入れ)
【洋館/1F書斎/蒼井茜】
>ルキノ、ベン、(???
(自分は、怪異じゃない___、だと?言い訳苦しいのも程がある。この状況を仮定するなら、あいつ(ルキノ)が怪異であいつ(ベン)が怪異の付き人__だよな?よくよく考えたら、眼鏡をつけている状態でも見える__いやそれはここが境界内という仮定に覆される__。蒼井は、自分の眼鏡を外し彼ら(ルキノ、ベン)を見た。__そこで蒼井は感じた。ぼやけた瞳が徐々にピントがあった時、蒼井は気づいてしまったのだ。彼らが怪異でも、境界でもないことを。まず第一に、あいつ(ルキノ)からはなんかこう、怪異特有の"気配"が感じられない。二つ、境界であるなら、あの妙な水以外にも、きっと雑な怪異や曲者はいるはずだ。それがない、㎜単位でない。蒼井は明らかに顔色を変えて、悶絶した。今、ふと返ると彼(ベン)が持っている銃と彼(ルキノ)が持っている剣は、"今の姿"ではたやすく、死んでしまうに違いない。ふと、違う方向に気配がしたので振り向くと、まるで怪異だが、なにかが違う黒髪の女を見ては、もういま彼ら(ルキノ、ベン)にいう言葉も飛び……)
「_____っ。」
(つい、言葉にする力は出なくて…。あぁ、何てことだ。逃げて、彼女は言っていた。何から、?何から逃げればいいのか、蒼井には解らなかった。……取り敢えず、目の前の二人に振り向き、先程言えなかった言葉を紡ぐ。)
「……仮に、貴方たちが怪異じゃなくても。怪しいのには変わりません。だけど、今は緊急事態です。……蒼井茜です。貴方たちは……?」
(まだ信用はしてないが、自分の自己紹介をして、相手から知ってることを聞き取ろうと勇気を振り絞り聞き。何かあったら時計を使えるようにしっかりと左手に持ちながら。)
>サイクス デイジー リリィ
紗龍「ふふ、少しは素敵なレディになったじゃないか。まぁ、兎に角俺達三人はエントランスに戻ることにしたから、後の事は頼んだぜ?サイクス」
(色々と間違った認識を持つデイジーを微笑ましそうに見つめつつ、サイクス達に後の事を頼むと今いる部屋を出てエントランスへと向かい始める)
紗龍「(それにしても・・・本当にここは何処なんだ?俺がこの館に来る前は魔術とか使えるやつは珍しかったはずなのに、ここだとまるで使えない方が可笑しい感じだ。それに・・・)」
【洋館/1F 中庭~管理小屋/エディー・ドンブラウスキー、巴マミ、アデレ・ゲルトルイダ(陸戦ストライカーユニット※着装・移動開始→移動中)】
マミ「確かにこれだけ大きなお屋敷なら…調理場の一つや二つは有るでしょうね。其処なら量も安全性もそれなりの食料品を確保出来るかも――エディーさん、シズナさんの言う通り今の私達じゃ貴方の事を守り切れるか正直断言出来ないし…何時でも走れる様に今は食べ過ぎは控えた方が良いわよ?」
エディー「…分かった。」
チャッ
消耗、差異はあれど其々の(力)を十全に奮えない状態である巻き髪の少女(マミ)と女剣聖(シズナ)
少なくとも万全とは言えない様な状態で、丸腰とは言え現状それほど体力的に消耗したりはしていない(精神的にはどうかは分からないが…)小太りの青年(エディー)に、流石にそのまま往くのは拙いと考えたのか、せめて自分の身は守れる様にと、ホルスターから抜いた自分のサイドアームである9㎜自動拳銃(ベクターSP1)を予備弾倉二本と一緒に渡すアフリカンウィッチ
アデレ「当場凌ぎだけど貸しとくよ。オートマチックは使える?」
エディー「…つ…使えるけど…いいの?」
アデレ「他の二人(マミ、シズナ)の負担が少しでも減ればと思ってね。それに自分で身を守れる道具が有った方がアンちゃん(エディー)も良いでしょ?」
と、青年に拳銃を押し付けつつ…
アデレ「――ありがと、サムライねーさん…それじゃまた後で必ず…!」
マミ「アデレさん…」
ストライカーを起動させて、雨の中再び中庭から洋館内へと戻って往くアフリカンウィッチを心配げに見送りつつ…巻き髪の少女は管理小屋の周りを不安混じりの視線で一通り眺めて…
マミ「――此処で一先ず落ち着けたら、取り敢えず先ずは調理場を探してみましょうか。」
≫シズナ
【洋館/1F 書斎】
>ベン、茜、???
素性の知らない相手なら怪しむのも仕方ないだろうな。ただ出来れば君とは戦いたくないとだけ言っておく。…と、ルキノ・ドゥルギだ。一応宜しく頼むよ
(未だに警戒している様子の青年にどうしたものかと考えた。とりあえずは共に行動し少女の件が収まったら改めて素性を説明しようと判断し自己紹介をして。倒れている少女に関しては万が一の自体に備えホルダーに装備している緑色の液体(蛇の毒素)の数を確認したりナイフを手に持ち直したりして準備をしながら様子を見て)
>スズナさん、サイクスさん、紗龍さん、ウェンディさん
【洋館/1F大食堂2→エントランス/デイジー・リリィ】
「ウン、イッテキマース!」
「イッテキマース!」
「……ソレニシテモ、ナンダカコノ雰囲気不気味ネ…ソウダ!コウイウトキッテ歌ヲ歌エバ怖クナイッテ聞イタ事ガアルワ!」
「ワー!何歌ウノ?」
(サイクス達に別れを告げるためにそう手を振って言い、紗龍へとついていこうとしながらそう話していて)
【洋館/1F書斎/ベン、????(雛沢・加奈江)、???】
―加奈江視点―
冷たい雨に打たれて――自分のモノでは無い誰かの血の痕を引き摺りながら…朦朧とした意識の中で、自分か(ナニカ)の意志の間で主導権争いをしつつどうにか(人気の無い)場所まで来ることが出来た…そう、出来た筈だった。
逃げて…わたしが“わたし”で居られなくなる前に――
三人の人の気配、…内二つ(蒼井茜、ルキノ)は(人で無くなりつつある)彼女からしても、また特異なモノを感じ取れる…
何れにせよ、自分の手に掛かって誰かが死ぬのはもう嫌だった。
――
―
ベン「!!…おい、大丈夫か!?」
口にした言葉の意図とその雰囲気から唯ならないものを感じて備える彼(ルキノ)とは対照的に、(動く死体)が溢れ返り始めた世界から来たとは言え、少なくともまだ(常識)を信じて疑わない部分を残しているオフィスワーカーは、倒れた少女の元に散弾銃の銃口を逸らして駆け寄り、首元に手をやって生きているか如何かを確かめ…
―
ベン「…良かった、気を失っているだけみたいだ。私はベン――しがない事務員さ。」
“怪異”という言葉と警戒心を隠さない、何故か“時計”を手にした彼(茜)に、ルキノに続けて自分の名を告げながら、倒れて気を失っている少女(加奈江)を抱き上げて書斎の革張りのソファの上に横たえさせる――
と
キィ…
と、廊下の方から何かが小さく軋む音が聴こえた。
≫ルキノ、蒼井茜
【洋館/1F大食堂2/ベンジャミン・サイクス】
サイクス「ああ、気を付けて行けよ!」
――ああ見えてとても肝の据わっている(人形なので内臓まであるかは知らないが)様子の双子人形(リリィ&デイジー)と、二人を引き連れてエントランスホール方面に探索を開始する荒事や命のやり取りに関しても経験豊富な彼(紗龍)、手を振って一時の別れを告げるなんだか探検気分にも見えなくない賑やかな面々を声を掛けて見送った後、残った魔導士の少女(スズナ、ウェンディ)が早速動き出すのを見て…
サイクス「いや、“通信機”自体は今持ってる分で十分なんだ。此処(大食堂2)に残ったオレ達の仕事はまた誰かから連絡が来ないか待つ事と…」
先程スズナが創り出した(氷の城)とバリケードを一瞥して
サイクス「バリケードの補強だな。」
と言って、早速動かし掛けていたテーブルを押して窓際へ移動させその上に椅子を組みあげて行く。
――また破られる可能性が無い訳でもないので、使えるモノを使って補強しておこうと言う事らしい。
≫スズナ、ウェンディ、(紗龍、デイジー&リリィ)
【洋館/エントランスホール/?????×6】
―そうして、賑やかに(なるだけ楽しげに)出発した探索組の双子人形(デイジー&リリィ)と彼(紗龍)、最初に赤モヒカン(サイクス)と遭遇したこのただっ広いエントランスホールだったが…多少気配が残留しているものの、また誰かが居る訳では無い様で、ガラリとしている。
…内心此処へ(喚ばれた者)が凡そ異能や魔法を扱える者が多い事に疑問を覚える彼(紗龍)を余所に、この(洋館)の異様で陰気な雰囲気に景気よく(歌ってしまえば怖くない)、と何か一曲歌おうとする双子人形(デイジー&リリィ)
と
ホールの中頃まで歩いて行った処で
ガシャリッガチャンガチャン
先程まで単なる装飾品だった飾られていた西洋甲冑が、4~6体、独りでに動き出していた。
そしてゆっくりとした動きながら手にしたハルバートや西洋剣を手に構えて近付いてくる。
明らかに三人(紗龍、デイジー&リリィ)を認識している様な動きで…まるで人が着用しているかの様に
…
≫紗龍、デイジー&リリィ
>デイジー リリィ ???
紗龍「あのなぁ・・・いや、何でもない。こういうのは気分の持ちようだって言うもんな。俺はそうだな・・・おばけなんかないさとかどうだ?」
(ピリピリとした雰囲気に合わない発言をし、どこかポアポアとした空気を出す二人に苦言をていそうとするも、邪魔するのは野暮と考え自分の乗り気な発言をする)
紗龍「・・・いや、ちょっと待って。あいつら、俺達に近づいてきてないか?」
(そして意気揚々と歩を進めていると、眼前から近づいてくるまるで意思を持った西洋甲冑に気付き、双子組を庇うように前に立ちつつ上記の言葉を呟く)
>紗龍さん
【洋館/1Fエントランス/デイジー・リリィ】
「エー、何ガー?」
「モシカシタラコノ館ノ事知ッテルカモ!話シカケテミヨウヨ!」
(甲冑が動いた、と話す彼にリリィが意気揚々と近づこうとしながら)
【洋館/1F大食堂2/スズナ・ヴァレス、ウェンディ・マーベル】
スズナ「そうだね。補強しないと」
(氷の城を見るといつ破られるか分からないため頷いて
ウェンディ「そうです」
(物を動かすのを手伝っていて
>>サイクス
【洋館/2F北側廊下/スティング・ユークリフ、ローグ・チェーニ】
スティング「なぁ、ローグ、ここどこだ?」
ローグ「さぁな。適当に歩いて入ればなんとかなるだろう」
(金髪と黒髪の男が周りを見ながら、人がいないか探し始めて
>>all
【洋館/1F大食堂3/ナツ・ドラグニル】
ナツ「ここどこだよ!修行しようと思ったらいきなりここに飛ばされるしよ。腹減った。なんかないかな」
(強くなるために修行しようと思って、気づいたら、ここに来ていて驚き、何か食料とかないか探し始め
>>all
【洋館/1F大食堂2/スズナ・ヴァレス、ウェンディ・マーベル】
スズナ「そうだね。補強しないと」
(氷の城を見るといつ破られるか分からないため頷いて
ウェンディ「そうです」
(物を動かすのを手伝っていて
>>サイクス
【洋館/2F北側廊下/スティング・ユークリフ、ローグ・チェーニ】
スティング「なぁ、ローグ、ここどこだ?」
ローグ「さぁな。適当に歩いて入ればなんとかなるだろう」
(金髪と黒髪の男が周りを見ながら、人がいないか探し始めて
>>all
【洋館/1F大食堂3/ナツ・ドラグニル】
ナツ「ここどこだよ!修行しようと思ったらいきなりここに飛ばされるしよ。腹減った。なんかないかな」
(強くなるために修行しようと思って、気づいたら、ここに来ていて驚き、何か食料とかないか探し始め
>>all
>暁巌
【洋館/1Fエントランスホール→2F廊下/種子島鉄華】
「よっしゃ、なんかあれば遠慮なく話してくれよ?」
(巌に付いて二階に移動しつつ、なにか問題があれば自分にでも気軽に話してくれよと彼女(アンチョビ)に言いつつ、呑気な様子・・・だが、その実異常なほどその感覚を張り巡らせて歩を進ませる。)
【洋館/1Fエントランスホール→2F廊下/アンチョビ】
「・・・わかった、何が出てくるかわからないからな・・・。」
(この館内の雰囲気を感じながら怯えた表情でそうつぶやく)
>マーフィー、ルーシィ、スウィン&ナーディア、その他
【洋館/1F北側廊下】
よし、これは紛れもなく刺さった手応え...まだ安心する時じゃない。姿は見えなかったけど、後ろから射撃してくれた人がいなければ僕はあのまま反撃できずにいた...。ようやく攻撃が当てられたとしても、今の攻撃じゃ大して致命傷にはならないはず。こうしちゃいられない、早く次の攻撃に向け..........ッ!!!
(隙を突いた攻撃が命中したのを確かに感じ、「自分で勝てるのか」という不安は多少薄れる。しかしこの攻撃が命中したのも、後ろにいた者による射撃によってできた隙を狙ったからこそ当てる事ができたもの。マイナスな考えに至ってしまうが、うかうかしてられないと再び攻撃をしようとした矢先、知らぬ間に此方を自分の方へ引き寄せた異形が、その瞬間に此方に喰らおうとする)
――――――っ、攻撃を命中させられたから気が緩んでた...。(.....加勢?声があの人とは違う......いつの間にか人が来てたのか?...目の前の敵に必死で気付かなかった。)手助けありがとうございます!こっちはある程度大丈夫なので、そちらも気をつけてください!
(頭が異形の口に覆われるその前に、その胴体を蹴って後ろに下がる。ひとまず距離を取った後、「加勢に来た」と声を上げる1人の少年が現れ、その方向を見る。「いつの間に人が増えたのか」と思っていると、確かに先程よりも静けさはなくなっていて。しかし此方の場所まで辿り着く前に、新たな『脅威』によって阻まれてしまっている。此方を助けに来たとだけあって、心配をかけさせないように「こっちは大丈夫」だと伝えて。けれども本来の状況は真逆で、距離を取る時にクインケは相手の胴体に刺さったままとなってしまい)
(/お返事がとても遅くなってしまい申し訳ありません...!次からはすぐ返せるようにします!)
>デイジー リリィ ???
紗龍「あ、あぁ・・・でも、あまり気を許しすぎない方がいいぜ。まだ敵か味方か分かんないんだからよ。ある程度距離をおくんだ。・・・あー、はじめまして、お前さん。お前さん達はここの住人かい?俺達はこの洋館に迷い混んじまってさ、助けて欲しいんだ」
(恐れを知らなそうな二人に気圧されつつも、接触を図ることに同意するが、まだ相手の素性が分からないことが引っ掛かるのか小声で二人に囁きつつ、人当たりの良い笑みを浮かべながら西洋甲冑に近づいていく)
>紗龍さん、???
【洋館/1Fエントランスホール/デイジー・リリィ】
「コンバンハ、騎士サン達。素敵ナ鎧ネ!」
「私達、ココカラ出タイノ。何カ知ッテル事ガアッタラ教エテ?」
(この不気味な雰囲気には似つかわしくないワクワクしたような表情で、双子が甲冑へと話しかけるだろう)
【洋館/1Fエントランスホール/?????×6】
ギギギッ…
軋む鎧の関節部分の音を立てながら動く西洋甲冑達に、近付いて取り敢えず話し掛けてみる双子人形(デイジー&リリィ)、そして彼(紗龍)の懸念通り―――ハルバートや西洋剣が大きく振り被られて凄まじい力で彼女達に対して上段で斬りつけかかって来た。
ドガシャンッ(床の大理石を派手に砕く音)
気配からして(人間)の其れとは明らかに異なる上に、人が着装している鎧にしては異様に(動きがぎこちない)
まるで甲冑の中に居る(ナニカ)が内側から甲冑を身体の如く動かしているかの様に…
緩く散開した動く西洋甲冑(アルマデューラ)達は三人にジリジリと近付いてその手の凶刃を閃かせる。
≫紗龍、デイジー&リリィ
【洋館/2F廊下(移動中)→2F中央通路/暁巌】
―上等な大理石の感触から敷き詰められた高価そうなカーペットの柔らかい感触を軍用編上靴越しに感じながら――エントランスホールの階段からドアを経由し、長く広めの2F廊下へ出た三人―ドアを抜けた途端
――妙に(甘い匂い)が鼻につく。
両向かいの壁には古い絵画の類が一定間隔で飾られている。
暁「…嫌な感じがするな。」
不意に、廊下の先に赤いナニカが横切る。
撃ちはしないが瞬時に其方へAUG A3アサルトライフルの照準を向けながら―東洋人の傭兵は後ろを振り返って二人(アンチョビ、種子島)に片手を上げて(止まれ)の合図を無言ですると、その場で膝立ちになって(姿勢を低く)と指示すると…
(廊下の先を何かが横切った)とハンドシグナルで分かり易いボディランゲージを交えて示して、その場で待っていろと二人に伝えつつ、壁伝いに標準射撃姿勢のまま静かにその(赤いナニカ)が横切った曲がり角に近付いて行き…
一方、超人的な感覚で周囲に気を張る彼(種子島)もこの階に来てから異様なモノを感じているかも知れない。
それは感じ取った(ナニカ)の気配が(現れたり消えたり)しているという事だ――それも一つ二つでは無く多数が…点滅する照明の様に、もしくはまるで誘う様に…
―
不意にやや怯えた様子の少女(アンチョビ)の横に――何の前触れも無く、赤い紐付きの風船がフワフワと浮かび漂って来る。
≫種子島、アンチョビ
>紗龍さん、???
【洋館/1Fエントランスホール/デイジー・リリィ】
「キャアッ!?」
「ワアッ!?」
(二人ともかなり近づいていたため気づくのに遅れるが、後ろへ下がり攻撃をかわそうと)
>アルフレット
【洋館/1F北側廊下/更木剣八】
「ヒーロー・・・だ?ハッ!テメェがか、笑える冗談だな。」
自分の目の前に居るメガネの少年がヒーローとは笑える冗談だ、と本当に笑い飛ばしつつその見た目から強いとは思っていないのだろう。
洋館 北側通路 スウィン/ナーディア】
>排世、ルーシィ
スウィン「分かった…!…すぐにそっちに向かわせてもらう!ナーディア!そっちは行けるか!?」
ナーディア「大丈夫!…ここに居る人達でこの状況を打破しよう~!まずは…わぁ!?ツンツン頭のお兄さんから何か眩い光が…!?」
(少年は巨大な怪物と戦う青年から返答を聞くと、状況を見てあまり時間は賭けられないと判断して得物である双剣を構えて、窓から侵入してくるゾンビ達に斬りかかって行く。少女の方は…目の前に突如現れた「レオ」と呼ばれる男から放たれた眩い光を見ると眼を背け、しばしばと瞬きを複数回して、何が起きたのかを探って)
スウィン「見えない敵にデカブツ…そして亡者の軍団か!クソ、厄介だな…!」
【洋館 1F 中庭 シズナ】
>エディー、マミ、アデレ
シズナ「まぁ、最悪私が担いであげるけど自分の身は自分で守らないといけないな。こういう状況の時は…"全てを救えるとは限らない"からさ。私は君たちを見捨てる事だってできる嗜虐を言えば君たちは私を見捨てる事だってできる…ギブアンドテイク、ってわけじゃないけど世の中良い人だけじゃあないよね」
(アデレを見送った後、ゆっくりとベッドから身を起こすと立ち上がりこそ出来ないものの大太刀を杖代わりにして、すっと表情を暗くして言い放つ。成り行きでこうして行動をしているが人の腹の中までは分からないとでも言うような口ぶりで、氷のように冷たい声色になるも…)
シズナ「なーんてね。見捨てるならここに来るまでに何回もチャンスはあったしそうしなかったって事は"そういう事"なんだろうな。変な事言って悪かったね。そろそろ動けそうだしマミの言う通り次の目標を決めようか。選択肢は2つだ。マミの言う通り調理場を探すか…もう1つ、アデレを追いかけるか…。私は前者かな。君たちはどうだい?」
(表情をすぐに戻して、無邪気に笑うと頭を下げて。そして切り替えと言わんばかりに次の目標はどうするかと仕切り始めては2人に問いかけて)
【洋館/1F北側廊下/マーフィー・シーカー、ブラール×1、星の精×1、ゾンビ×7(引き続き続々と窓より侵入中)】
TATATAN!TATAN!TAN!TAN!
更に数発、一度下がった青年(琲世)に援護射撃する形で再び単射と短い連射で小口径高速ライフル弾(5.56mmNATO弾)を濃緑色の怪物(ブラール)に対して倒れたまま立て続けに撃ち込み続けるU.B.C.Sの傭兵(マーフィー)、腹腔にクインケが刺さったままの怪物(ブラール)は無造作に刀剣染みた両腕の鉤爪を閃かせて銃撃を弾き、もしくは幾らか被弾しても気にも留めず…
ブチブチブチッ■■■■
低い唸り声を上げながら、自身の肉を引き裂き流血しつつ彼(琲世)の得物(クインケ)を引き抜き、血濡れの其れ(クインケ)をまるで返す様に相手の方へ放り投げて…
シュウシュウと気体を放出しながら深い傷を急速に再生させて――仕切り直しと言わんばかりに再び凄まじい勢いで飛び掛かり鉤爪を閃かせて彼((琲世)へ切り裂きに掛かる。
一方
侵入する緩慢な動きのゾンビ達は――少なくとも首や頭を狙えば活動を停止するが、それ以外に対する攻撃は足止め位にしかならない様だ。―斬られながら掴み掛ろうと生気の無い腕が何本も、応援に駆け付けた彼(スウィン)に伸びてゆく。
ゲタゲタゲタゲタ!!
クスクスクスという薄気味悪い忍び笑いめいた鳴き声から、轟く様な発狂染みた笑い声めいた鳴き声を上げて、シュルリと魔導士(ルーシィ)の身を縛る様に捲き付いていた視えない触手を解いて離れる(運よく致命的な吸血を行う前だった為、彼女は負傷していない)――星霊(レオ)の放った眩い光は感覚器の塊めいたその不可視の化け物(星の精)に対してかなり有効だった様だ。
―ついでに、閃光の影響で姿は見えずともその名伏し難い空飛ぶ内臓めいた(影)が床に映り込んだ為、それを辿って攻撃すれば上手く攻撃を与えられるだろう。
―無論近接戦闘は相変わらず危険な相手であるが…
そうして、色々と突っ込みどころはあるが少なくとも相当な実力者であろうサムライ男(剣八)と、何だかんだでユーモアは忘れないのがモットーらしい肝の据わった青年(アルフレット)に、足を負傷して倒れながら化け物にM4A1アサルトライフルで銃撃を加えていたU.B.C.S隊員(マーフィー)は声を掛ける。
マーフィー「…アンタらが何者かは知らんが、手が空いてるならアイツらに加勢してくれ、時間を掛ければ掛ける程、あの化け物共は増えるぞ!」
≫佐々木琲世、ルーシィ、更木剣八、アルフレット、スウェン&ナーディア。
>??? デイジー リリィ
紗龍「二人とも!!・・・ふっ、なる程どうやら俺達と戯れる気は無いらしいな。なら答えはひとつだ」
(想像していた通りというか、友好的に関われないと感じていた相手が攻撃してきたことで後ろに飛んで避けつつ、双子組に目線をむける。そして、軽口を一つ叩くとブレスレットに手を伸ばし、紗龍の姿が長髪のどこかクールな雰囲気を漂わせる剣士に変わる)
紗龍→ナバール
紗龍「とりあえず交友の証しに俺の必殺の剣を味あわせてやるよ。さぁ、まずは誰からこの剣の錆となりたい?」
(アーマーキラーという鎧を着たユニット特効武器を携え、笑みを浮かべつつ挑発するように手招きしつつ上記の言葉を呟く)
>紗龍さん、???
【洋館/1Fエントランスホール/デイジー・リリィ】
「何カカッコイイノニ変身シタ…」
「スゴイスゴーイ!ジャア私モカッコツケチャオ……痛ッ!」
(彼の変身した姿に感心するデイジーを他所に、リリィは片手に持つレイピアをくるくる回して見ようとする(イメージ的には某蟲柱が名乗る前にやったあの回し方)。…が、上手くいかず手を切ってしまいレイピアを地面に落とし)
【洋館/1Fエントランスホール/?????×6、????】
ギギギ…
ドガッガシャン!
大振りの武具(ハルバート)による攻撃を躱して下がった双子人形(リリィ&デイジー)に入れ替わる形で何処ぞの美丈夫な流浪の剣士(ナバール)の姿に(変身)した紗龍。
分かりきっていた事とは言え、少々残念そうな様子で重装兵や甲冑騎士相手には最適な鎧壊しの一振り(アーマーキラー)を構え、中々キザな感じで挑発混じりに動く西洋甲冑(アルマデューラ)達を手招きして…
一方の動く甲冑もそれに応える様に手にしたハルバートや西洋剣を振りかぶり襲い掛かる。
一方、彼(紗龍)の口上と様になった動きに其々感心したり、何か別の(キマった)仕草をせんと、手持ちのレイピアをクルクルした際に手を切ったりしている何とも人間くさい双子人形(デイジー&リリィ)だったが、手を切ってレイピアを取り落とした際…
ふと、幾つかあるエントランスホールの石柱の影からジッと自分達を覗く幼い誰かの視線に気付くかもしれない。
≫紗龍、デイジー&リリィ
>紗龍さん、???
【洋館/1Fエントランスホール/デイジー・リリィ】
「…アレ?アソコ誰カイナイ?」
「イタタタ…エ?ドコドコ?」
(ふと石柱を見たデイジーが指をさせば、落としたレイピアを拾ったあと、怪我して出た赤い液体が流れるのを舐めて止めながらリリィがそちらの方を向くだろう)
>マーフィー、ルーシィ、スウィン&ナーディア、その他
【洋館/1F北側廊下】
了解しました...!(自分の体を裂いている.....?...クインケが返ってきた...。今度はあの気体が出てきて...あの刺し傷がなくなっている...!)...要するに、また最初からって事か......。いや、そうだとしたらまた状況が不利になったのかもしれない...。
(近くにまで駆けつけてくれた少年に返答をした後、再び目の前の異形に視線を合わせる。すると手ぶらの此方に襲い掛かってくる訳でもなく、自分の体を引き裂いており。他の方法を使って不意打ちする事もできたのだが、異形の不気味な行動に気が行ってしまい、そんな事は頭に入っておらず。しばらく経つと異形の血が付着したクインケが此方に返ってきて、それをキャッチすると同時に『シュウシュウ』という気体の音が聞こえ、今度は急速に傷が再生していく。喰種ですらそれ程までの再生力は持ち合わせておらず、できたとしても異常な数のRc細胞が必要となる。先程負わせた傷は自分だけで負わせたものではない為、それが治ったとなれば相当不利なものになっていて)
あの傷もすぐに再生する.....だから一撃で致命傷になるような攻撃を当てないと...どうしたらそうする事が出来るんだ...一体どうすれば.........ッぐぅ!?
(攻撃、スピードにおいて自分を圧倒的に上回る異形が脅威の再生力を持ち合わせており、どうにか相手の攻撃を掻い潜って致命傷を負わせるしか方法がない。しかも異形と対峙しているのは現在自分のみで、逃げたり誰かに頼る事も許されない。「どうすればそうする事できるのか」と考え込んでしまい相手に集中出来ておらず、最初に構えた状態でやっと防げていた攻撃が再び此方に向かってきており、咄嗟にクインケで傷は防いだものの、その衝撃で後ろに吹き飛んでしまい)
【洋館/1F 中庭~管理小屋/エディー・ドンブラウスキー、巴マミ】
マミ「…理想に溺れる気が無くとも、全て掬い上げられなくとも、出来るだけの事はしたいわ――甘いと思うかもしれないけど、私が(魔法少女)になって――私が私で在る為に目指したモノだから…」
この無作為に放り込まれた不条理な生存競争めいた悪夢の中で、消耗しきって己の意志に身体がついていけなくなっても、手を差し伸ばせる範囲の助けを求める誰かを救いたい。
彼女(シズナ)の言う通り"全てを救えるとは限らない"それにその個人個人の腹の内だって分かったモノでは無い、この場に居る彼女(シズナ)や彼(エディー)でさえ…大きなリスクが伴う物だ。
とりわけ自分達の身すら危ういこの状況では――しかしそれでも…単純に諦め切れる話でも無い。
―しかしやや感情的に思い詰める巻き髪の少女(マミ)と異なり、言い放った本人である女剣聖(シズナ)は、変な事を言って悪かったと軽く謝ると直ぐに切り替えて次にどう動くかの選択肢を提示する。
鉄火場の地獄を幾度も見て潜り抜けて来た歴戦の猟兵故に――この辺は踏んだ場数の違いなのかも知れない。
マミ「いいえ、寧ろごめんなさい。――変な気を遣わせてしまって……今の処、食糧や安全そうな場所の確保を優先してたけれど…やっぱりあの子(アデレ)の事も気掛かりね。それにまだ私達はこの建物(洋館)の全体像まで把握している訳じゃ無いから―探索も兼て先ずはアデレさんを探しましょう。」
探す当てがあるのか?という疑問もあるが
マミ「アデレさんが移動する前に、彼女が使ってた機械(陸戦ストライカーユニット)に細工をしておいたの…蜘蛛の糸より細い(リボン)を仕込んだのよ。」
それを辿って行けば必然的に彼女(アデレ)とぶつかる形になる、という訳らしい。
説明する巻き髪の少女を余所に、温めて半分ほど食べかけのピザをピザボックスに入れたまま抱えて、移動する際の食糧として持っていく気満々の小太りの青年(エディー)の様子も見える。
≫シズナ
>??? デイジー リリィ
紗龍「へぇ、なかなかやるな。図体がでけぇだけのウスノロかと思ってたのに。・・・いいぜ、かかってこいよ」
(西洋甲冑に身を包んでいる割には俊敏に動く六人を見て、少し驚いた表情を浮かべるも直ぐに真剣な眼差しになり自分も甲冑達に近づいていく。そして、流れるような動きで背後をとり首もとを切りつけたりするなど、囲まれないよう立ち回りつつ戦っていく)
紗龍「(この世界線じゃ、所謂やっつけ敗けは多分ないだろ。それに俺がヘイトを集めてりゃ、あの双子組に危害が及ぶこともないな・・って、あの二人なにしてんだ?)」
【洋館/1Fエントランスホール/?????×6、????(消失)】
ガキンッ!
ジャカンッ!
的確に隙間や可動部を狙って一撃を加えていく彼(紗龍)だったが、一撃一撃は確実に直撃している筈だが、やたら(手応え)が無い事に気付くかもしれない。
そうして激しい斬り合い打ち合いの末に、一体の甲冑のヘルム(兜)部分が弾け飛んだ、フルフェイス式で顔が見えなかったが…
カランッ
――そして、その(甲冑)の中身から出て来たのは、節足類めいた奇妙な蟲の様な多脚とも触手とも表わせられる様なナニカ
わしゃわしゃと蠢くソレ(プラーガ)が甲冑の中に巣食い、自分の身体の様に動かしているらしい。
ソレは蠢きながらそれらの多脚と触手が伸びて変身していた彼(紗龍)に襲い掛かっていく。
―
一方、双子人形に柱の影から視線を向けていたのは…黒衣に身を包んだ一人の少女、それも恐らく外見年齢的には双子人形よりも幼げだった。
その子供は無邪気にニコッと笑っていた。
とその薄暗い蒼の瞳―――吸い込まれそうな不思議な目。
―しかし視線が合った途端に…その姿が消えた――
≫紗龍、デイジー&リリィ
>紗龍さん、???
【洋館/1Fエントランスホール/デイジー・リリィ】
「気ノセイカナ…?……アッ!危ナイ!!」
「ソレッ!」
(消えた彼女に首を傾げたあと、どうやら近くで紗龍が触手に襲われそうになっているのを捉えれば、急いで紗龍の前へと走り、デイジーは赤色の障壁を展開し防御、リリィは防ぎ切れなかった触手をレイピアで切り伏せようとするだろう)
>??? デイジー リリィ
紗龍「っ・・・!!あ、ありがとう。助かったぜデイジー。ちょっと調子に乗りすぎた」
(兜が脱げ中から異形のものが出てくれば、流石に対応しきれなかったのか一瞬反応が遅れ襲われそうになるも、デイジーが展開したバリアに守られ事なき事を得る)
紗龍「なんなんだよあいつ・・・とにかくやるしかねぇのか?」
(また現れた異形の存在に毒つきつつ、また剣を構え間合いをとる。様子見として攻撃を一旦受けようとしているらしい)
>北側廊下の皆様
【洋館/1F北側廊下/更木剣八】
「ハッハハハ!!!準備運動にゃちょうどいいなぁ!楽しめやしねぇが、やるか。」
(続々と現れる化け物の群れを見て大きく笑い、化け物にも負けず劣らない異様な圧力が彼を中心に高まっていく。恐らく彼の死神としての力なのだろう。)
『・・・やっぱりな、霊圧をうまく調節できねぇ。まぁいいぜ、この程度なら・・・』
(元の世界で正に最強とされた彼でさえもその力を抑えられているのだろう。戦いの愉悦に顔を歪ませて彼の苛烈な戦いを物語る刀を握りしめて化け物に歩み寄る。)
>暁巌
【洋館/2F廊下(移動中)→2F中央通路/アンチョビ】
「・・・なっ・・・なんだ?これ」
(怯えた様子で鉄華を後ろに、巌についていく少女。その元にどこからともなく現れた赤い風船、それに気づき、疑問に思いつつ思わず触って確かめようとするが、その腕を後ろの男(鉄華)がつかんで止めて
【洋館/2F廊下(移動中)→2F中央通路/種子島鉄華】
「アンチョビちゃん、これは・・・まぁ触ってみるか。女のコにゃアブねぇことはさせれねぇしな」
(彼女(アンチョビ)を止めた理由、それは彼(鉄華)の勘である。そうでなくとも異様な状況だ、このような洋館とは似合いもしない赤い風船など。そう思って自分が率先して風船に触れる。)
>紗龍さん、???
【洋館/1Fエントランスホール/デイジー・リリィ】
「モウ…本当ニ私ガイナイトダメネ……」
「アァ…何ダカモウ…」
(口ではまるでお姉さんぶるような言葉を返すも、直後その場でへなへなと座り込み、リリィも同じように座り込む。
歳上の意地?故に気丈に振舞っていたが、いくら人形とはいえ生きているから休息を取らなくてはダメなのだろう、そろそろ限界が近いようで)
【洋館/1Fエントランスホール/?????×6、???(転移)】
独りでに動く甲冑から飛び出した蜘蛛めいた節足や触手を咄嗟にレイピアで斬り払い、尚且つ彼(紗龍)に魔力的な障壁(バリア)を張る事で守り、援護した双子人形(デイジー&リリィ)
斬り払われた触手がビタビタと大理石の床に散らばりウネウネしながら蒸発する様に消えていく。だが鎧自体は無力化されておらず、先程よりも更に緩慢になったが兜の代わりに触手や節足を蠢かせながら近付いてくる甲冑が一体、それにまだ無傷の五体の甲冑が相変わらずガシャガシャと重々しい足音を響かせながら、三人(デイジー&リリィ、紗龍)へ剣やハルバートを手に向かってくる。
意地で保っていた空元気も限界に来ているらしき消耗気味の双子人形(デイジー&リリィ)、補い合う
必要性を迫られる訳だが……中身が触手だか何かの化け物であるしぶとい甲冑を効率よく撃破するのは中々骨かもしれない(本体はその“中身”なので堅い甲冑を砕くなり外すなりする必要が有る)
と
――対峙する三人と動く甲冑(アルマデューラ)達とは別に、見える位置に唐突に現れる何者か…
“彼女”は端的に妙な格好…真っ赤な革製のブルゾンに、対丈の薄紺の着物という(交わらない和洋折衷)――中性的に切り揃えられた黒髪のショートヘアの少女――何故か手にはコンビニのビニールが握られており…まさしく買い物帰りに此処(洋館)へ飛ばされてきたらしい様子だが
?「――唐突にも程がある、…が――まぁ…確かに“魔的”だ。」
名乗るわけでもなく何やら意味ありげなそんな溜息交じりの言葉を口にしつつ…その双眸は動く甲冑達と…双子人形(デイジー&リリィ)に向けられており
結果的に動く甲冑(アルマデューラ)達の内二体が、その少女(?)に向かって歩き出す。
≫紗龍、デイジー&リリィ
>紗龍さん、???
【洋館/1Fエントランスホール/デイジー・リリィ】
「…魔的ッテ?」
「悪魔ヲ呼ビ出ス笛ジャナイノ?」
(魔的を何故か魔笛と解釈しながら、現れた彼女を見つめていて)
【洋館/2F中央通路/暁巌、?????×8】
突然出現しフワフワと漂ってきた紐付きの(赤い風船)に、彼女(アンチョビ)が不気味がりながらも触れようとしているのを彼(種子島)が止めて、彼自身の手で改めて確かめる様に(赤い風船)に触れている最中…
一方、角を曲がり向こう側をライフルを構えながら覗き込んだ東洋人の傭兵(暁)の目には次の光景が映っていた。
暁「…………」
―廊下の向こう側から楽しげにくぐもった童謡を歌いながら近付いてくる黄色い人型の――ポンチョのようなものに血で絵文字の様な顔が描かれた良く分からない異形の存在(パーティーゴア)の小集団。
パンッ!(風船の破裂音)
そして、彼(種子島)の指が(赤い風船)に触れた途端、軽い破裂音と共に風船は呆気なく割れて。
それを合図にした様に静まり返った2Fの中央廊下は俄かに騒がしくなり始める…
ドンドンドンドンドンドンドン
廊下のドアというドアが向こう側から激しく叩かれ…
照明がチカチカと点滅し出し…
――何か廊下が揺さぶられる様な振動が起き始めて
≫種子島、アンチョビ
>デイジー リリィ ???
紗龍「デイジー!!リリィ!!くっそ・・・ブレスレットの力が普段通り動けば・・・」
(自分を守るために力を使いそのせいで座り込んだ二人に視線を移すと、悔しそうに表情を浮かべつつ双子の前に立ち愚痴を溢しつつ剣を構える)
紗龍「(一体ずつなら造作もねぇけど、あと五体相手しながら二人を守るのは到底無理だ・・ちくしょう、ここはもう・・)二人とも、まだ走れる体力はあるか?」
(アーマーキラーからサンダーソードに持ち替え、牽制ようにサンダーを降らせつつ自分の背後にいる双子組にそう問いかける)
>紗龍さん、???
【洋館/1Fエントランスホール/デイジー・リリィ】
「ア、ウン…デモマダ五体イル…倒サナイト……」
「紗龍サンノ方ガ疲レテルノニ、座ッテイラレナイ……」
(どうやら意地でも先輩ぶるつもりなのか、どこか虚ろな目をしながらフラフラ立ち上がると、弓とレイピアを構え前に出ようとするだろう)
【洋館/1Fエントランスホール/?????×4、???(転移)】
―降り頻った雷撃(サンダー)を受けてやや動きを鈍らせる動く甲冑(アルマデューラ)三体、その内一体は雷撃が直撃した際に甲冑の片腕が?げて、そこから代わりに触手がヌルリと現れる。
どうやら鎧を破壊したり剥ぐと(中身)が出てくるらしい。
消耗し切りながらも尚も意地を見せようとする双子人形(リリィ&デイジー)と、武器を持ち替えて複数体相手に守りながら戦う状況に危機感を覚えて後退も視野に入れ始める彼(紗龍)
その一方
ブルゾンに着物という奇妙な格好の中性的な黒髪の少女(???)は、双子人形(リリィ&デイジー)の呟きに
?「――悪魔が来りて笛を吹く…って訳じゃ無いだろ。一文字違いだ人形」
というぶっきら棒な突っ込みを気だるげに入れると、懐から慣れた手つきで一振りのナイフを引き抜いて
?「そこのお前(紗龍)、アレ(甲冑)は外身はただの傀儡(くぐつ)、(中身)を殺さないと無駄に力を使うぞ。」
というなり、彼女(?)は自分に近付きハルバートで脳天をかち割ろうとした一体の甲冑――人間離れした力を伴ったその一撃の刃先を逆手に構えたナイフの刃身で(滑らせる)様にして受け流しつつそのまま詰めて懐に入り込むと下唐竹裂き宜しくナイフの刃を甲冑の腹腔部分に突き立てて――そのまま(貫通)させる。
?「蟲(プラーガ)にしちゃ上等な巣だ…けど――そのまま裂かせてもらう。」
ギャッ■■■■■
少女(?)はただのナイフ、を以って――不自然な程の切れ味で西洋甲冑を突き立てた位置からアジの開きの如く縦に(両断)し、中身の蟲(プラーガ)を正確に仕留めつつ、自分に向かってくるもう一体に向き直り、対峙しつつまだ距離がある内に走り始める。
これで数としては残り4体。
≫紗龍、デイジー&リリィ
>紗龍さん、???
【洋館/1Fエントランスホール/デイジー・リリィ】
「ウワ、何カデテキタ!」
「ナルホド、鎧ヲハゲバイイノネ!頑張ルゾー!」
(鎧から触手が見えたことで驚きの声をあげるも、すぐにやり方を覚えたと言わんばかりに構え、囲む残りの甲冑達を見回しながら)
>デイジー リリィ ???
紗龍「いや、ここは撤退しよう。こんな場所で無理に力を使う必要は・・・あ、あぁ。ありがとうお前さん。お陰で俺も無駄に力を使う必要が無くなった」
(虚ろな目で敵を見つめ消費しているのにも関わらず戦おうとする双子組を静止したあと、唐突に現れた少女の姿に困惑しつつなれた手付きで異形を斬り倒す姿に圧倒される)
紗龍「こんな形とはいえ今ので形勢逆転といったところか。なら、反撃開始といこうか?」
(力を取り戻したのか躍起付く双子組をみつめ満足そうにうなずくと、鼓舞するように呟きニヤリと笑いつつ甲冑の一体に近づき、キラーソードに持ち替える。そしてソードマスターの兵種スキルである流星を発動させ五回連続で剣を突き刺しつつ、途中途中必殺の一撃を与える)
【洋館/2F中央通路/アンチョビ】
「なッ・・・なんだ!?なっなぁ!なんなんだぁ・・・。」
(すこし人とは違う経験を積んでいるとは言え普通のJK、周りで起きる明らかに危険で不気味な現象の数々に怯えきって近くにいる鉄華にすがるようにする。おそらくは腰が抜けているのだろう。)
【洋館/2F中央通路/種子島鉄華】
「・・・一体一体は大したこともない・・・か、だいじょーぶアンチョビちゃん、無問題よ。」
(怯えきっているアンチョビとは対象的に、異様なほどテンションが高ぶっている彼(鉄華)はアンチョビを片腕で胸に寄せて抱えると、自分の首元にある人間の部位にしてはやけに金属質ないわゆるトリガーのようなものに指を掛ける。)
「さぁ・・・スリルを感じて楽しもう。」
(楽しげな、少し狂気的な笑みを浮かべて首元のトリガーを思いっきり引く。すると彼(鉄華)の頭は爆ぜる、胸に抱いた彼女(アンチョビ)には被害は行かないものの彼の頭は吹き飛ぶ威力だろう・・・しかし次の瞬間に出てくるのはまるでデザートイーグルのようなシルバーの巨大な銃を型取り牙をむき出しにした銃頭の異形である、そしていつの間にか体には弾帯のようなものが無数に巻き付き、腕に伸び、腕がARやSGのような形状に変化していく。)
「ご生憎さま、化け物やってるのはおめーらの専売特許じゃねぇんだわ。」
(正に銃の化身といった様相となった彼(鉄華)を見て彼女(アンチョビ)は声もなく気絶してしまう。それを見て「やっぱり?」といった反応を示す彼(鉄華)、気絶した彼女を抱えたままの戦闘を行うのか・・・と思った瞬間、彼(鉄華)の背後で空気が大きく爆ぜる。そして一瞬にしてその衝撃により先行していた巌の隣に移動する、恐らくは・・・彼(鉄華)自身が放った空砲による移動なのだろう)
「おっさん、ここはこの子抱えて避難場所探そ。俺も攻撃できるが・・・ここは何かと力が出ねぇ見てぇだ)
>紗龍さん、???
【洋館/1Fエントランスホール/デイジー・リリィ】
「ハーイ!ジャア私コッチネ!」
「私ハコッチ!…ソーレ!」
(背中合わせになるよう2人で立つと、デイジーは弓を構え一矢放ち、リリィは飛び上がれば連続で甲冑を突いて装甲を剥がそうとするだろう)
【返信が遅れがちで申し訳ないです。】
【洋館/2F中央通路→2F衣裳部屋/暁巌、?????×8】
蠢く黄色い良くわからない連中(パーティーゴア)、当然詳細など分かる訳も無いが…少なくとも見た目の不気味さに違わずそれらから感じ取れる露骨な(悪意)に常識を馬鹿にした様な超常の戦場を幾度も潜り抜けてきた(生還者)の異名を持つ東洋人の傭兵は獰猛な笑みを一瞬浮かべて…
「“遺跡”関連の何かって訳では無い様だな…向かってくるなら始末するだけだ。」
TATATAN!
とAUG A3を構えて先頭の一体に狙いを付けると、三点射を撃ち込む。
撃ち込まれた黄色い異形は血飛沫を多少飛ばして怯み、そのまま後方から続いていた数体を巻き込んで転倒するが再び何事も無かった様に起き上がり此方へ向かって来ようとする。
その一方
「――なるほど、ベクトル違いではあるがある種の(化け物)の類か…まさしく“ガンヘッド”だな。」
と火器と弾薬を象った異様で特異な変貌を遂げた彼(種子島)にそうごちつつ、その発砲の反動を利用した移動能力を興味深げに一瞥しながら…
「それが良いかもしれん――連中(パーティーゴア)が来た方向は止しておくか…手近で頑丈そうなドアは…」
と了解の意を示し傍にある厚めで装飾が施された扉を見て、徐に近付きドアノブを捻るとキィ…とそのまま呆気なく開いて…躊躇なく室内に銃を構えながら踏み込んで速やかなルームクリアリングを済ませると…
「クリア、こっちだ!」
と、気を失った少女(アンチョビ)を抱えた変貌した青年(種子島)をドア越しに手招きすると、相変わらず童謡を鼻歌宜しく鳴らしながら近付いてくる黄色い異形(パーティーゴア)の群れにリグから取り出したHE手榴弾を床に転がす様にして送り付けて…
DOGOOOOOOOOOON!
爆発音と共に爆風が吹き荒れ――朦々と煙が立ち込める。
…
逃げ込んだ室内は色々な衣料や装飾品が所狭しと保管された広めの衣裳部屋だった。こういう場所特有の籠もった防虫剤の匂いが鼻につく…
≫種子島、アンチョビ
【洋館/1Fエントランスホール/?????×1、???】
明確な弱点…甲冑の中身の得体の知れない蟲(プラーガ)の部分に対する攻撃へと切り替える三人、果敢且つ的確な連続したいずれも急所狙いの必殺を備えた連続した突きを叩き込む彼(紗龍)に、動く甲冑(アルマデューラ)の一体は鎧部分を破壊されて、更に露出した生体部分に連続で強烈なダメージを受け続けた事からか動きを鈍らせて、ぶしゃぁと体液を散らしながらガシャガシャと崩れ落ちてバラバラの甲冑の残骸と化す。
続けて、レイピアを閃かせてダメージを与えるよりも外見(鎧)を剥がし、破壊する事に集中した攻撃を行うリリィの攻撃に前後して露出した生身(蟲)の部分へ矢を放つデイジーの一連のコンビネーションで着実に一体を仕留めて残骸へと変え、更にもう一体にも無視出来ないダメージを与えて怯ませる。
――そして二体目を相手取っていた謎の和洋折衷な少女(???)は大振りな甲冑の一撃を掻い潜り、懐へ飛び込んで、ナイフを隙間に刺し込み捻り上げて華奢な体躯からは想像も出来ない様な腕力で甲冑(アルマデューラ)を投げ飛ばしながら床に叩き付けつつ、其処に馬乗りになり更に数回ナイフで刺突して止めを刺す。
そうこうしている内に其々が動く甲冑(アルマデューラ)を撃破し、残りは一体となった。
≫紗龍、デイジー&リリィ
>??? デイジー リリィ
紗龍「ふぅ・・・って、二人ともすげぇなあんなにさっきまで疲れてたのに俺よりよっぽど動けてる」
(先程まで虚ろな目を浮かべていたとは思えないほど華麗に戦う双子組に感心する)
紗龍「(それにしても、あいつは何なんだ・・・?華奢な体型してるくせに、どこからあんな力が・・・)
」
(自分よりもあまり優れた体型ではない少女が、鎧などをものともせず戦う姿をみて感激半分疑問半分といった感じで見つめる)
>紗龍さん、???
【洋館/1Fエントランスホール/デイジー・リリィ】
「アノオ姉サンノ戦イ方ガ凄クテ疲レガ吹ッ飛ンダノ!…マア多分終ワッタラスグニブリ返シソウダケド…」
「モシカシテ紗龍サン、モウ動ケナイ?サッキモ疲レタ様子ダッタモンネ。客室カナニカアレバイインダケド…」
(疲れは吹っ飛んだと意気揚々と話すデイジーと、一方でリリィが紗龍を心配し近づこうとしていて)
【洋館/2F中央通路→2F衣裳部屋/種子島鉄華】
「ここは・・・衣装部屋か、クローゼットなんかも多くて立て籠もるにゃいい場所だな。」
後ろに迫る黄色い怪物(パーティーゴア)に対して腕が変化したARやSGなどを通常の銃ではありえないレートと威力で放って応戦しつつ巌の後ろに追従する。
「・・・思ったように力が出せないとなりゃ・・・俺も"不死身"じゃなくなってるかもな。もし俺が行動不能になったら機会を見て血を飲ませてコイツを引いてくれ、どうなるかは分かんねぇが・・・復活できるかもしれん。」
自分の力に大きな違和感を感じるこの状況から武器人間特有の「不死性」が弱体化されているのではないかと考えつつ、自分が行動不能に陥ったときの復帰方法を一応ではあるが彼(巌)に教えておく
【洋館/1F書斎/ベン、????(雛沢・加奈江※気絶)、???】
ふらついて倒れた東洋系の少女(加奈江)をソファに横たえらせつつ――再び静寂が戻りつつあるが…明らかに(別のナニカ)がこの部屋に近付きつつある気配…現に耳障りな音を立てて不自然に開こうとするドアを慌てた様子で半ばタックルする様な勢いで閉めるオフィスワーカー。
ベン「……今のはどう見ても“風”じゃ無いよな?」
と、半分気絶している様な少女(加奈江)の様子を伺っていたらしき学者の彼(ルキノ)に言いつつ――
ベン「動かせる家財(机や椅子など)があれば、近くに持ってきてくれないか?念の為此処にもバリケードを作って置こうと思ったのさ…」
そう背中で入り口のドアを抑えながら黒人系のオフィスワーカーは同行者(ルキノ)にそう頼む。
明らかに此処(洋館)には(動く死体)以外にも恐ろしいナニカが存在すると感じているらしい…
尚ソファに横たわる少女(加奈江)は、目を閉じたまま身動き一つせず…死体の様に微動だにしない…
≫ルキノ、(蒼井茜)
>リリィ
紗龍「ん・・・?あぁ、ちょっと無理しすぎたみたいだぜ。カッコつけたのは良いものの、やっぱ年には勝てねぇわ」
(自身の体調を察し心配したように近づいてくるリリィに少し弱々しい笑みを向けると、緊張がほぐれたのかその場に膝をつき肩で息をする)
紗龍「(っ・・やっぱあまり魔力を使わない筈の姿でも体力の消耗は激しいな。はやくこれになれねぇと・・)心配させちまって悪いなリリィ。俺は大丈夫だから」
【洋館/1F北側廊下/アルフレット】
>更木剣八、マーフィー(佐々木琲世、ルーシィ、スウェン&ナーディア
「キミ、なんかすっこくイギ___いや、知り合いに性格似てるんだぞ。まぁ、俺がヒーローなのは変わらないけどね!」
(yes、I'm HERO!とめげずに自分はヒーローだと宣言して。後知り合いに似ていて妙にアルフレットの気に触る男(更木)には「キミ、性格直した方がいいと思うんだぞ。」と憎たらしく吐いて。ケラケラと笑ってる間に、ここにあの化け物がいる、と。それにまた自覚した時、また叫びそうになったがギリギリで叫びそうになったのを止めて。なにやら怪我をしている__人(マーフィー)が早く倒さなければ、増えるぞ。と言われ、アルフレットの恐怖をそそり)
「NooooooooooooooO!!!!今でも化け物がいるのに更に増えるなんて___!ヒーローは断じて認めない、ヒーローが!華麗に倒してやるんだぞ!」
(いる時点で嫌なのに、これ以上増えるなんて堪ったもんじゃない__!アルフレットは、16口径のリボルバーに実弾をセットして、異形の者(ゾンビ)に突撃しながら、一回で打てる最大の回数を、約四人のゾンビの急所(頭)を狙って打って。)
(/返信が、かなり遅くなり申し訳ないです。)
【洋館/1F 書斎】
>ベン、(茜)、雛沢、???
やはりか…下手に動くのは危険そうだな
(今のところ少女が目覚める様子は無く1度ナイフをしまった後扉の方に視線を移した。先程から感じている妙な気配と不自然に音を立てる扉に危険を感じつつベンの指示に分かったと頷き椅子を取りに机の方に向かって)
【洋館/1F書斎/蒼井茜】
>ベン、ルキノ
「ふーん、そうなんだ。まぁ暫くは一緒に行動を共にさせて貰うよ。」
(と素っ気なく蒼井は以上の事を淡々と述べ、二人(ベン、ルキノ)をチラッと見ると、呆れたように自分の手元にある時計を見て。__ここで蒼井はまた気づかされてしまう。必ず正しい時を示す筈だった時計は、芯がブレブレで何時か蒼井が見る事は困難で顔をしがめてしまう。が、力は時計から放たれている気配で、使えることがわかったので心なしかほっとし。急に現れたか彼女こそが、怪異なのではないか___と考え、ベンが横たわらせたソファを見つめると、ドアの方からキィ___と嫌な音がした。直ぐ様、あの奴(ベン)がタックルの様に止め、バリゲートを作ることを提案したので)
「あぁわかった。机とかでいいよね。」
(と、側にあるなにやら少し趣がある木の机をドアに持っていって。横目でチラリと横たわる彼女を見れば、まるで死体のようで蒼井は「大丈夫だよな」と心配して)
(/返信遅れてすみません。一応、最新の方で合わせましたが、絡みずらい場合は蹴ってもらっても構いません)
【諸事情で返信が遅れがちで申し訳ないです、本日中に其々返信出来ると思います故今暫しお待ちを】≫ALL参加者様。
【洋館/1Fエントランスホール/?????×1、???(直死の魔眼)、????】
其々が襲い掛かってくる動く鎧(アルマデューラ)を撃破した後、残った一体が相変わらず緩慢ながらも確実に4人を狙って来る。
???「――全く、吐き気がする。」
“其れ”の存在に対してか、今己が置かれている状況に対してか――和洋折衷な中性的な少女はうんざりした様子で目の前の化け物(アルマデューラ)を見据えてそんな言葉を吐き捨てると…ナイフを再び逆手に持ち替えて、一度その双眸を瞑ると…
次に開いた際にはいっそおぞましいほど毒々しくも鮮烈な美しさすら憶える様な不吉な蒼い光を瞳に煌めかせて――
一瞬でその鎧の化け物(アルマデューラ)の懐へ入り込み、そのナイフの切っ先を閃かせる。
そんな戦闘を繰り広げている少女(???)を他所に、既に戦闘を終えた双子人形の彼女ら(リリィ&デイジー)と彼(紗龍)の後ろからじっとそんな三人を見つめる黒衣の幼い誰かの視線…を感じるかも知れない。…先ほど双子人形の二人が見つけた(誰か)と同じ其れを…
≫紗龍、デイジー&リリィ
>紗龍さん、???
【洋館/1Fエントランスホール/デイジー・リリィ】
「…?ナンカ視線ガ…?」
「ドコドコ?」
(ふと背後から気配を感じれば辺りを見回し。リリィは肩で息をする紗龍の肩に腕を回し守るように抱きしめようとしながら見回していて)
【洋館/2F衣裳部屋/暁巌】
ガシャンッ!(ドアを閉め切る音)
爆風と、常識外れの(全身銃器・弾薬)の異形と化した彼(種子島)のやはり普通ではない火力と発射速度の凄まじい応射のあと(黄色の妙な化け物は見た限り数体が鉛の雨を喰らって血煙と化したらしい)頑丈そうなドアを閉め切りつつ…相変わらず伸びている少女(アンチョビ)はともかく、やや疲弊しつつある様子の彼(種子島)からの何ともぶっ飛んだ内容の言葉に…
暁「――“仕組み”は理解できんし理解したくもないが、まぁ…了解した。ちなみに“血”っていうのは人間のモノじゃなきゃ駄目か?」
(不死身)という言葉や、(引き金)を引くという行為、そして(血液)を所望するという辺りになんだか悪魔崇拝めいたモノを連想するが…どんな力であれ其れは行使する輩次第で方向性自体が変わるモノだと余計な考えを頭から払い除けつつ頷いてついでに質問もしておく。
その一方
―古くなった防虫剤の独特の匂いがややきつく漂う広い衣裳部屋…確かに隠れる場所は多いが、それは(先客)が居た場合も同じ事が言える。
暁「――ブギーマンが居ない事を祈るとするか。身を落ち着かせられる場所ならいいが…その嬢ちゃん(アンチョビ)を抱えたままじゃお前も動き辛いだろう?―」
≫種子島、アンチョビ
【洋館/1F書斎/ベン、????(雛沢・加奈江※気絶)、???】
椅子と机を其々彼ら(ルキノ、茜)に寄せてもらい、それで簡易的にドアを押さえ付けるバリケードを構築しつつ――今の処場当たり的に色々な事に対処している現状から、一先ず落ち着いたことで洪水の様に押し寄せてくる疑念や理不尽に対する誰に当たり様も無い憤りをどうにか胸の内に抑えつつ…
ベン「協力してくれるなら大いに助かる、私の名前はベン、彼はルキノだ。――気付いたら此処(洋館)に来ていたんだが…君(茜)も同じか?」
と自己紹介がてら、さり気無くそう尋ねて…
一方の学者肌な彼(ルキノ)は、件のソファに死人の如く眠っている少女(加奈江)に警戒してナイフを手にしていたが、一度それを仕舞っている。
――ふと、ドアの方に目をやると…
ベン「…………!!」
その隙間から…まるで意思をもつ様に廊下から流れてくる真紅の液体…誰かの(血)らしいが…
それは磁力に吸い付けられる水銀の如く、血溜まりを形成しながら流れて――部屋の中を流れて往き…ソファに横たわる少女(加奈江)の方へと集まりだしている。
ベン「…何なんだ?これは」
そう、思わず口に出してしまったが答えられる相手がこの場にいる筈も無く。
≫ルキノ、蒼井茜
【洋館/1F 書斎】
>ベン、茜
一先ずはこれで安全、か…?
(バリケードを構築する様子を見た後息を吐いた。とりあえず自分を警戒していた相手はこちらに協力してくれるようで協力者が多い方がいいと考えた。内心早いところ研究室に帰りたいと思いつつ目を伏せ厄介事は好かないのだがな…と呟いて)
…さて、どうする、か…!血…?(ふと扉を見ていて血のようなものが流れているのに気づいた。どうやら先程の少女の方に向かっているようで自分と同じく異変に気づいたベンに視線を向けつつ嫌な予感がすると告げ身構えて)
>リリィ デイジー ???
紗龍「はぁ・・はぁ・・悪いなリリィ。本当は逆の立場だってのに、助かるぜ」
(変身をとき普段の姿に戻ると、かなり体力を消費したのか汗だくのまま弱々しい笑みをリリィに向け、特に抵抗すること無く抱き締められる)
紗龍「・・・そこに隠れてないで、出てこいよお前さん。俺たちはお前さんのかくれんぼなんざに付き合ってる暇はないんだよ」
(リリィの肩越しに視線を感じた方に目線を向けると、口調は穏やかのままに挑発ともとれる発言をする)
>紗龍さん、???
【洋館/1Fエントランスホール/デイジー・リリィ】
「モウ、サッキカラ謝ッテバッカリ!…後モウ少シダケ背ガ高クテ力持チナラ、背負ッテアゲラレタノニ……」
(隠れる謎の少女を挑発する紗龍をよそにリリィはそう指摘するも、すぐにしょんぼりとした顔をしてそう述べ。
自分の体格でも異能でも成人男性を持ち上げることは不可能だろう。もどかしかった)
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