匿名さん 2022-10-04 22:05:25 |
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『!じゃあいいよ』
(悪魔は天使の彼に抱き上げられては嬉しそうに返事をし、相手から金を受け取ると『これ何?』と尋ね)
『よかったね、ネロのお金だよ!』(天使は、不思議そうな様子から、知らないのかと思いつつ言い、お金のことを説明してあげて。天使の兄は、「じゃあ帰るから、何かあれば連絡する」と言い、青年と共に家を出ては天界に戻り)
『お金…これが?』
(悪魔はじっと1000円札を見つめながらもそう呟き、青年は天界の家へ向かいつつ「すぐに効果が出るといいなぁ」と話していて)
『じゃあ、せっかくにぃ兄様から貰ったし、3人でお買い物しようよ!』(天使は、まだ実感が湧かないのだろうと思い、買い物に行こうと提案して、『俺が4000円あげるから、そのお金で買い物する練習しよ!』と言い。一方、天使の兄は、『…レン、アレの事は、ちょっとは整理ついたか?』と歩きつつ尋ねてみて)
『お買い物の練習…』
(悪魔は頭を使わなければならないのかと思いあまり乗り気ではなく、自分は「俺も昔アンにお金の使い方教えてもらったんだよ」と伝えてみて。一方、青年は早く部下に会いたいとしか考えておらず「アレって何のこと?」と首を傾げ)
『ネイは出来たのに、ネロは出来ないの?』(天使は、相手の言葉で、悪魔の相手が知らない事に不思議に思っていたが、ようやく理解しては、悪魔の相手に尋ねてみて。一方、天使の兄は、ため息をついては、「親父のことだ。ルーカスの事で頭いっぱいで考えてなかったのか?」と言い)
『!…いじわる』
(悪魔は天使の彼の言葉にショックを受けたようにそう呟き、青年はハッとすると「…考えてなかった」と目を逸らし)
『俺はネロなら絶対できると思ったんだけどなぁ?』(天使は、悪魔の相手を見つめながら、できると思うと言い。一方、天使の兄は、「今回のことも片付くんだ、考えてみろ」と伝えて、家に着けば中に入り)
『で、できるし!』
(悪魔は天使の彼の言葉にムッとしながらそう伝え、自分は「アンジェロ、あんまりネロのこといじめないでよ?」と言いながら悪魔の頭を撫でて。一方、青年は中に入ると「それはいいけど、これから薬作るんだろ?どうやるの?」と尋ね)
『い、いじめないよ…!』(天使は、相手の言葉に、慌てたように首を横に振って否定して。一方、天使の兄は、「調合して作っていくが、危険だからな、立ち会わせないからな。ルーカスに会うのは扉越しまでだからな」と青年の頭を撫でてやりつつ言えば、隠し部屋へ行き)
でも、ネロ嫌だって顔してるよ?
(自分はそう伝えながらきちんと悪魔の顔を見るように促し、青年は「…わかってる」と言えば隠し部屋に着いていき)
『!…ネロ、ごめんね?』(天使は、悪魔の相手の顔を見ては、悪気がなかったために、しょんぼりしつつ謝り。一方、天使の兄は、「…そうそう起こらねぇかもしれねぇが、念の為俺から離れとけよ」と伝えては、手際よく用意すれば、作り始めて)
『…うん』
(悪魔はそう返事をするもその顔は未だ不満げで、青年は部屋の椅子に座ると遠くから相手が作業している様子を眺めており)
『…!ネロ、指輪買ってあげる!』(天使は、悪魔の相手の様子に、どうしようと困ったが、ふと思いついた様に言い、『まだお金ないから、ジュエリーショップの指輪は難しいけど、雑貨屋さんのなら買えるし、婚約指輪って事でさ…ダメ?』と伝えてみて。一方、天使の兄は、真剣に作業を進めていて、暫くすれば完成し、「とりあえず完成だ。後は、これを2人に渡すだけだ」と言い)
『指輪…』
(悪魔は天使の彼の話を聞けばそう呟き、自分は「そしたら2人で行ってくる?」と提案してみて。一方、青年は「もう出来たの!?」と目を輝かせながら尋ね)
『いいの?でも、ネイひとりぼっちになるよ?』(天使は、相手の言葉に、嬉しくなったが、青年も帰ってしまったため、1人になることを心配していて)
うん、俺まだちょっと眠いし、丁度いいかなって
(自分は心配そうな天使の彼に微笑みながらもそう伝え、悪魔は『ネイがいいって言ってるんだから、早く行こうよ!』と伝え)
『うん、わかった』(天使は、相手が言うならと頷いては、『じゃあ、支度してくるね!』と言い、部屋に戻り、服を着替えたりと支度をしていて。一方、天使の兄は、「ああ、ある程度準備は整えてたからな。ロイんとこ行くぞ」と言い、つけていた手袋を外し、ゴミ箱に捨てては、その薬を持ち、部屋を出て)
『俺も支度しないと…』
(悪魔は天使の彼と共に服を着替えたりなど支度を始め、青年は部下の部屋の前に着くと「俺はここで待ってたらいいの?」と尋ね)
『…できた』(天使は、荷物なども用意し終わり、メイクをしようと思い、早速やり始め、完成すれば鏡で確認しつつ嬉しそうにしていて。一方、天使の兄は、中の様子を確認するも、元悪魔の姿がなかったため、「ロイは部屋か…レン、ロイに渡してきてくれ。これはアイツの分だからな」と言いつつ、青年に薬をひとつ渡して)
『準備おわった?』
(悪魔は以前天使の彼に選んでもらった服に着替え終わるとそう尋ね、青年は「ロイも薬飲むの?」と不思議そうにしていて)
『うん、出来たよ!どうかな?』(天使は、化粧道具を片付けては、悪魔の相手に尋ねてみて。一方、天使の兄は、「いや、飲むのはロイじゃねぇ。ルーカスともう1人いたろ、影響を受けて暴走しちまった奴」と言い)
『あ、かっこいい!』
(悪魔は天使の彼の姿を正面から見ては素直にそう褒め、『いいな、俺もメイクしたい!』と伝えてみて。一方、青年は「あ、そっか…わかった、渡してくる」と言えば元悪魔の部屋へ向かい)
『むぅ…可愛くしたのに』(天使は、悪魔の相手にかっこいいと言われ、嬉しくはあるも、可愛いと言ってもらいたいが為に、むっとしつつ言い。一方、天使の兄は、青年を見送ると、部屋に入り部下に薬のことを説明してから飲ませてやり)
『アンジェロは可愛いが良かったの?』
(悪魔は天使の彼の反応を見ては首を傾げつつそう尋ね、青年は元悪魔に薬を渡すと部屋の前に戻り、相手から声がかかるのを待っていて)
『うん…俺、可愛くない?』(天使は、しょんぼりしつつ頷いては、可愛くないのか尋ねて。一方、天使の兄は、少し待って薬が回っただろう頃を見計らい、嫉妬させる目的で何個か適当な事を言って確認してみて、大丈夫そうだと判断し、「レン、いいぞ。入ってこい」と青年を呼び)
『可愛いけど…』
(悪魔は可愛らしい格好をしているなと思ったが、どんな天使の彼でもかっこいいと感じてしまうため眉を下げていて。一方、青年は相手の声に反応するように扉を開けては「…ルー?」と恐る恐る声をかけてみて)
『…俺、可愛い合わないのかな』(天使は、悪魔の相手に可愛いと思われたかったが、悪魔の相手の様子に、しょんぼりしつつ呟いて。一方、部下は天使の兄に拘束を解いてもらっては、「レン、会いたかったよ!」と言い、おいでと言うように青年に手を広げていて)
『似合わないっていうか…俺がどんなアンジェロでもかっこよく見えちゃうから』
(悪魔は落ち込んでいる天使の彼を見ては慌ててそう伝え、青年は「ルー…!」と表情を明るくしては部下に駆け寄り思い切り抱きついて)
『そうなの?』(天使は、悪魔の相手の言葉に、首を傾げつつ尋ねて。一方、部下は、しっかり青年を抱きしめつつ、「レン、俺のために薬頑張って作ってくれてありがとう」と言い、頭を撫でてあげて)
『うん、そう…』
(悪魔は実際口に出すと少し恥ずかしくなってしまい、頬を赤くしつつ目を逸らして。一方、青年は「…ううん、俺のせいだから」と言いながらも涙目になっており)
『そっか…えへへ』(天使は、嬉しさから頬が緩んでいて、悪魔の相手を抱きしめて、ふとお金を知らないという事は財布もないのではと思い、『ネロ、お財布持ってないよね?俺が代わりに持っとこうか?』と尋ねて。一方、部下は、「レンの影響ではあるけど、レンのせいじゃないよ」と言い、宥めてやり。天使の兄は、暫く様子を見ていたが、大丈夫そうだと判断すれば、「じゃあ、俺は出てるからな。何かあれば呼べよ」と伝えて部屋を出て)
『お財布…』
(悪魔は握りしめてくしゃくしゃになってしまった1000円札を見つめながらもそう呟き、『よく分かんないけど、いいよ』と言えばそれを天使の彼に渡して。一方、青年は「ルーが治って、ほんとに良かった…」と泣き続けており)
『お財布は、お金を入れるためのケース…かな』(天使は、財布の事も知らないと思い、教えてあげ、受け取れば、少しでも綺麗になるように伸ばしては財布に入れて、『ネロのお財布も買わないとだね。それも一緒に買おっか』と言い。一方、部下は、「…もう大丈夫だから、泣き止んで?かっこいいお顔が台無しだよ」と言いつつ、頭を撫で続けていて)
『うん、買う!』
(悪魔は目を輝かせながらそう返事をし、『早く行こ!』と天使の彼の手を引いて。一方、青年は「だってぇ…」と言いながらも部下に擦り寄っていて)
『うん!じゃあネイ、行ってくるね!』(天使は、引かれるままに玄関の方へ行きつつ、相手にそう伝えて。一方、部下は、青年の顔をあげさせては、キスをして、「…ほら、泣くのはおしまいにして、いっぱいイチャイチャしようよ」と言い)
うん、行ってらっしゃい
(自分は2人を見送ってから玄関の鍵を閉め、悪魔は外に出ると『指輪とかってどこに売ってるの?』と尋ね。一方、青年は「…うん」と言えば言えば目をゴシゴシと擦り)
『ジュエリーショップにもあるけど、今回は雑貨屋さんに行くよ』(天使は、悪魔の相手と手を繋いで歩きつつそう言い、目的の雑貨屋へ向かっていて。一方、部下は、青年の頭を撫でてあげ、「レン、お手紙書いてくれてありがとう。すっごく嬉しくて、つい何回も読み直しちゃった」と言い)
『いいのあるといいね』
(悪魔は楽しそうにそう伝えながらも天使の彼とくっついて歩き、青年は「頑張って書いたんだよ」と言いつつ微笑んで)
『気に入るのがあるといいなぁ』(天使は、悪魔の相手が気に入るものが見つかればいいなと思い、そう呟いて、そうして歩いていれば雑貨屋が見え、『ネロ、あそこだよ』と言い。一方、部下は、「レン、字書くの上手くなったよね。練習頑張ってたもんね」と素直に褒めてやり)
『わ、いっぱい…』
(悪魔は店に入ると指輪が目につき、その種類の多さに興奮したようにそう呟いて。一方、青年は「うん、いっぱい練習した!」と得意げに告げて)
『ネロ、どれがいい?』(天使は、悪魔の相手と指輪を見つつ、どれが気に入ったか尋ねて。一方、部下は、「すごいよ、さすがだね!」と言い、優しく髪を撫でてやりつつ、ご褒美と言うようにキスをしてあげて)
『えっと、これとそれと…後あれもかわいい!』
(悪魔は次々に指輪を指しながらもそう伝えて、青年は部下にキスをされると「…ね、これだけじゃ足りない」と誘うように呟いて)
『ネロ、いっぱい欲しい気持ちはわかるけど、一つだけだよ』(天使は、次々と指を差す悪魔の相手に、言い聞かせるように一つだけだと言い。一方、部下は、「…俺も、レンが欲しいよ」と言い、青年にキスをしては深くして、ゆっくり丁寧に手を出し始めていて)
『!一つだけなんて選べない…』
(悪魔は天使の彼の言葉を聞くとショックを受けたようにそう呟いて、青年は部下に求められると嬉しそうに身を委ねていて)
『うぅ…じゃあ、3個までなら』(天使は、元々我慢してもらっている為、強くダメと言えず、3個まで買っていいと伝えて。一方、部下は、自身の欲を止められず、そのまま襲っていて)
『やったぁ!』
(悪魔は3個までと言われては嬉しそうに厳選し始め、どうにか決め終わると『この3つにする!』と渡して。一方、元悪魔は店主に薬を渡してから家に戻ると天使の兄のいる部屋へ向かって)
『じゃあ、財布見に行こ』(天使は、指輪をしっかりと持つと、そう伝えては財布の売り場に移動し、どれが好きだろうかと考えて。一方、天使の兄は、時間も空いたからと、散らかっている机の上を片付けるも、元より得意ではないために、上手くいっておらず)
『アンジェロは指輪買わないの?』
(悪魔は財布を見ながらもふと気になったことを尋ねてみて、元悪魔は部屋に入ると「…また散らかしてしまったのですか?」と呆れたように呟いて)
『んー、どうするか迷ってるんだよね…』(天使は、指輪について言われると、苦笑しつつ購入するか迷ってると言い、『ネロ、この中で1番好きなのはどれ?』と指輪を見せつつ尋ねて。一方、天使の兄は、「…散らかっちまうんだ、仕方ないだろ。それに、机だけだし、充分マシだろ」と言い)
『えっと…これかなぁ』
(悪魔は指輪をじっと見つめては赤い石が付いたものを指さし、元悪魔は「後は私がやりますから…」と言いながらも机の上を片付け始め)
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